JPWO2014097411A1 - 基地局、通信端末及び発信規制制御方法 - Google Patents

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Abstract

通信エリアが互いにオーバラップする一方の基地局への電力の供給が停止したときに、他方の基地局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、他方の基地局が形成する通信エリアにおける輻輳の発生を防止することができる基地局。この基地局において、電力供給監視部(101)は、自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する他の基地局への電力の供給が停止したか否か監視し、無線通信部(104)は、他の基地局への電力の供給が停止したときに、PCHを用いて鍵データ(PCH)を送信し、鍵データ(PCH)の送信後に、BCHを用いて、鍵データ(PCH)と同一の鍵データ(BCH)及び規制通知を送信する。

Description

本発明は、基地局、通信端末及び発信規制制御方法に関する。
現在の移動体通信システムでは、主に、広範囲の通信エリアであるマクロセルを形成する基地局により通信サービスが提供されている。以下では、マクロセルを形成する基地局は「マクロ基地局」と呼ばれることがある。
しかしマクロ基地局からの電波が届きにくい屋内等のエリアは、通信圏外エリア、または、通信が不安定なエリア等の不感知エリアとなることがある。この不感知エリアを救済するために、送信電力が小さい小型基地局をマクロセル内に設置して、この小型基地局により、マクロセルより通信エリアが狭いフェムトセルをマクロセル内に形成するという対策が採られることがある。以下では、フェムトセルを形成する小型の基地局は「フェムト基地局」と呼ばれることがある。
フェムト基地局は屋内に設置されることが一般的であるため、フェムト基地局は、屋内に敷設されているブロードバンド回線等の一般回線を介して移動体通信網に接続される。また、フェムト基地局は、ユーザが使用する通信端末に対してマクロ基地局と同様の通信サービスを提供する。フェムト基地局は一般回線を利用して移動体通信網に接続されるため、フェムト基地局の設置には専用回線の敷設が不要である。よって、移動体通信事業者にとっては、フェムト基地局の設置により、低コストで不感知エリア対策を講ずることが可能になるというメリットがある。また、マクロセル内でのフェムト基地局の設置により、従来マクロ基地局に収容されていた通信端末をフェムト基地局に収容することが可能になる。このため、移動体通信事業者にとっては、フェムト基地局の設置により、マクロセルの通信リソースの効率的運用が可能になるというメリットがある。さらに、屋内に基地局が設置されることにより、通信端末のユーザにとっては、電波状況が良好となり、高品質で大容量な通信が可能になるというメリットがある。
近年、スマートフォンに代表される高機能通信端末の普及に伴いデータ通信量が飛躍的に増加しているため、マクロセルのみでは高機能通信端末を利用するユーザの要求を満たすことが難しくなっている。そこで、近年、上記のような種々のメリットがあるフェムト基地局の設置が積極的に進められている。
特開2010−166272号公報 特開2010−056881号公報 特開2011−250263号公報
ここで、フェムト基地局は、上記のように、マクロセル内の不感知エリア対策としてマクロセル内に設置されることが多いため、フェムトセルはマクロセルとオーバラップする形で運用されることが多い。また、一般的なマクロ基地局には、主電源の停電に備えて、非常用電源としての予備電源が接続されているため、マクロ基地局は、主電源に停電が発生したときでも電源を主電源から予備電源に切り替えることにより通信サービスを継続することができる。
一方で、一般的なフェムト基地局は停電に備えた予備電源を備えていないため、停電等の発生により主電源からフェムト基地局への電力の供給が停止すると、一般的なフェムト基地局は通信サービスを継続することができない。フェムト基地局の通信サービスの停止に伴い、フェムト基地局に収容されていた複数の通信端末が一斉に、マクロ基地局に対して位置登録要求を行うという事態が発生する。よって、フェムト基地局の通信サービスの停止に伴い、マクロセルでは、通信データの輻輳が発生してしまうことがある。マクロセルにおいて通信データの輻輳が発生すると、元々マクロセルに収容されていた通信端末の通信に通信遅延が発生することがある。さらに、マクロセルの上位に位置するコアネットワークが、マクロセルでの輻輳を検知してマクロセル全体に発信規制をかけると、元々マクロセルに収容されていた通信端末にも発信規制がかかってしまう。このように、フェムト基地局の通信サービスの停止は、元々マクロセルに収容されていた通信端末に対し、通信遅延及び発信規制等の悪影響を与える。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、通信エリアが互いにオーバラップする一方の基地局への電力の供給が停止したときに、他方の基地局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、他方の基地局が形成する通信エリアにおける輻輳の発生を防止することを目的とする。
開示の態様の基地局は、自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する第1の他の基地局への電力の供給が停止したか否か監視する監視部と、前記第1の他の基地局への電力の供給が停止したときに、自局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記第1の他の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを送信し、前記第1の鍵データの送信後に、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、自局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を送信する無線通信部と、を具備する。
開示の態様の通信端末は、第1の基地局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記第1の基地局が形成する第1の通信エリアとオーバラップする第2の通信エリアを形成する第2の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを受信可能であるとともに、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、前記第1の基地局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を受信可能な無線通信部と、前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データが、受信された前記第1の鍵データに一致するときは、自端末からの発信を規制せず、前記発信規制通知が受信され、かつ、前記第2の鍵データの受信前に前記第1の鍵データが受信されていないときは、自端末からの発信を規制し、前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データと、受信された前記第1の鍵データとが異なるときは、自端末からの発信を規制する規制部と、を具備する。
開示の態様によれば、通信エリアが互いにオーバラップする一方の基地局への電力の供給が停止したときに、他方の基地局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、他方の基地局が形成する通信エリアにおける輻輳の発生を防止することができる。
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、実施例1の基地局の処理の説明に供するフローチャートである。 図4は、実施例1の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。 図5は、実施例1の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。 図6は、実施例1の発信規制鍵データの一例を示す図である。 図7は、実施例1のページングメッセージの一例を示す図である。 図8は、実施例1のブロードキャストメッセージの一例を示す図である。 図9は、実施例1の発信規制処理の説明に供する図である。 図10は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。 図11は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。 図12は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。 図13は、実施例2の通信システムの一例を示す図である。 図14は、実施例2の基地局の一例を示す機能ブロック図である。 図15は、実施例3の基地局の一例を示す機能ブロック図である。 図16は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。 図17は、通信端末のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する基地局、通信端末及び発信規制制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する基地局、通信端末及び発信規制制御方法が限定されるものではない。また、各実施例において同一の機能を有する構成、及び、同一の処理を行うステップには同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施例1]
<通信システムの構成>
図1は、実施例1の通信システムの一例を示す図である。図1に示すように、基地局BS1は、自局の通信エリアであるセル1を形成し、通信端末UE1−1,UE1−2を収容している。セル1は、マクロセルである。一方、基地局BS2は、セル1内に、自局の通信エリアであるセル2を形成し、通信端末UE2−1,UE2−2を収容している。セル2は、フェムトセルである。また、セル2のすべてがセル1にオーバラップしている。
ここで、「通信端末を収容している基地局」とは、「通信端末が既に位置登録しているセルを形成している基地局」を言う。例えば、図1において、通信端末UE1−1,UE1−2は、セル1に既に位置登録されている。同様に、通信端末UE2−1,UE2−2は、セル2に既に位置登録されている。
<基地局の構成>
図2は、実施例1の基地局の一例を示す機能ブロック図である。図2に示す基地局10は、図1に示す基地局BS1に相当する。
図2において、基地局10は、電力供給監視部101と、規制情報生成部102と、チャネル割当部103と、無線通信部104と、アンテナ105とを有する。
また、基地局10には、電源として、主電源11、及び、主電源11の停電に備えた非常用電源としての予備電源13の双方が接続されている。主電源11は、例えば、電力供給事業者が提供する商用電源である。また、予備電源13は、基地局10の外部、または、基地局10の内部のいずれに設置されてもよい。予備電源13が基地局10の外部に設置されるときは、予備電源13は、例えば、ガスまたは石油を燃料として駆動することにより発電可能な電源設備である。予備電源13が基地局10の内部に設置されるときは、予備電源13は、例えば、大型のバッテリである。なお、予備電源13は、「バックアップ電源」と呼ばれることもある。
電源切替装置12は、主電源11が停電したときに、基地局10へ電力を供給する電源を、主電源11から予備電源13に切り替える。また、電源切替装置12は、主電源11の停電が復旧したときに、基地局10へ電力を供給する電源を、予備電源13から主電源11に切り替える。なお、電源切替装置12は、基地局10の外部、または、基地局10の内部のいずれに設置されてもよい。
電力供給監視部101は、図1に示す基地局BS2への電力の供給が停止したか否か監視する。基地局BS2は、図1に示すように、基地局BS1が形成するセル1とオーバラップするセル2を形成する基地局である。
ここで、基地局BS2は、基地局BS1が形成するセル1内に設置されるため、基地局BS1に電力を供給する主電源11は、基地局BS2にも電力を供給している可能性が高い。つまり、基地局BS1と基地局BS2とは同一の主電源11から電力を供給されている可能が高い。よって、主電源11の停電により主電源11から基地局BS1への電力の供給が停止したときは、同時に、主電源11から基地局BS2への電力の供給も停止した可能性が高い。そこで、電力供給監視部101は、主電源11からの電力供給状態、及び、予備電源13からの電力供給状態を監視する。そして、電力供給監視部101は、自局(基地局BS1)への電力供給源が主電源11から予備電源13へ切り替わったことを、基地局BS2への電力の供給が停止したこととして検知する。なお、電力供給監視部101は、基地局10へ電力を供給する電源が主電源11から予備電源13に切り替わったことを電源切替装置12から通知されることにより、自局への電力供給源が主電源11から予備電源13へ切り替わったことを検知してもよい。電力供給監視部101は、基地局BS2への電力の供給が停止したことを検知したとき、電力供給の停止を検知したことの通知(以下では「検知通知」と省略して呼ばれることがある)を規制情報生成部102に出力する。
規制情報生成部102は、電力供給監視部101から検知通知が入力されたとき、鍵データ、及び、自局(基地局BS1)への発信規制がなされることを示す通知である発信規制通知(以下では「規制通知」と省略して呼ばれることがある)を生成する。規制情報生成部102は、生成した鍵データ、及び、生成した規制通知をチャネル割当部103に出力する。
チャネル割当部103は、鍵データを、自局(基地局BS1)に収容されている通信端末UE1−1,UE1−2が受信可能で、かつ、基地局BS2に収容されている通信端末UE2−1,UE2−2が受信不能な第1のチャネルに割り当てる。第1のチャネルは、例えばPCH(Paging Channel)である。PCHは下り方向の共通チャネルで、ページングメッセージの送信に使用される。つまり、チャネル割当部103は、鍵データをページングメッセージに含める。
また、チャネル割当部103は、鍵データ及び規制通知を、通信端末UE1−1,UE1−2、及び、通信端末UE2−1,UE2−2が受信可能な第2のチャネルに割り当てる。第2のチャネルは、例えばBCH(Broadcast Channel)である。BCHは下り方向の共通チャネルで、システム情報及びセル情報等を含むブロードキャストメッセージの送信に使用される。つまり、チャネル割当部103は、鍵データ及び規制通知をブロードキャストメッセージに含める。ブロードキャストメッセージは、報知メッセージ、または、報知情報と呼ばれることもある。また、ブロードキャストメッセージの到達範囲が基地局10の通信エリアになる。
そして、チャネル割当部103は、鍵データ及び規制通知が生成された後、初回の送信タイミングで、鍵データを含むページングメッセージを、2回目以降の送信タイミングで、鍵データ及び規制通知を含むブロードキャストメッセージを、無線通信部104に出力する。ページングメッセージに含まれる鍵データと、ブロードキャストメッセージに含まれる鍵データとは互いに同一の鍵データである。以下では、ページングメッセージに含まれる鍵データは「鍵データ(PCH)」と呼ばれ、ブロードキャストメッセージに含まれる鍵データは「鍵データ(BCH)」と呼ばれることがある。
無線通信部104は、鍵データ及び規制通知が生成された後、初回の送信タイミングで、鍵データを含むページングメッセージを、2回目以降の送信タイミングで、鍵データ及び規制通知を含むブロードキャストメッセージを、アンテナ105を介して送信する。つまり、無線通信部104は、基地局BS2への電力の供給が停止したときに、通信端末UE1−1,UE1−2が受信可能で、かつ、通信端末UE2−1,UE2−2が受信不能なPCHを用いて、初回の鍵データとして、鍵データ(PCH)を送信する。また、無線通信部104は、基地局BS2への電力の供給が停止したときに、通信端末UE1−1,UE1−2、及び、通信端末UE2−1,UE2−2が受信可能なBCHを用いて、2回目以降の鍵データとして、鍵データ(PCH)と同一の鍵データ(BCH)を送信する。
<基地局の処理>
図3は、実施例1の基地局の処理の説明に供するフローチャートである。
基地局BS1に相当する基地局10において、電力供給監視部101は、基地局BS2での主電源11の停電が発生したか否か、すなわち、基地局BS2への電力の供給が停止したか否か監視する(ステップS21;No)。
電力供給監視部101が基地局BS2での主電源11の停電発生を検知すると(ステップS21;Yes)、規制情報生成部102が、鍵データ及び規制通知を生成する(ステップS22)。
次いで、無線通信部104が、PCHを用いて鍵データ(PCH)を送信し(ステップS23)、鍵データ(PCH)の送信後に、BCHを用いて、鍵データ(BCH)及び規制通知を送信する(ステップS24)。
<通信端末の構成>
図4は、実施例1の通信端末の一例を示す機能ブロック図である。図4に示す通信端末15は、図1に示す通信端末UE1−1,UE1−2、及び、通信端末UE2−1,UE2−2に相当する。
図4において、通信端末15は、アンテナ151と、無線通信部152と、メッセージ抽出部153と、発信規制部154と、記憶部155とを有する。
無線通信部152は、PCH及びBCHを用いて信号を受信可能である。無線通信部152は、アンテナ151を介して受信した受信信号をメッセージ抽出部153に出力する。また、無線通信部152は、発信規制部154の制御の下で、アンテナ151を介して送信信号を送信する。
通信端末UE1−1,UE1−2は基地局BS1に収容されている。このため、通信端末15が通信端末UE1−1,UE1−2に相当するときは、通信端末15には、基地局BS1に相当する基地局10から、ページングメッセージ及びブロードキャストメッセージの双方が受信される。一方で、通信端末UE2−1,UE2−2は基地局BS2に収容されている。このため、通信端末15が通信端末UE2−1,UE2−2に相当するときは、通信端末15には、基地局BS1に相当する基地局10から、ブロードキャストメッセージは受信されるが、ページングメッセージは受信されない。よって、通信端末UE1−1,UE1−2に相当する通信端末15には、基地局BS1に相当する基地局10から、鍵データ(PCH)、鍵データ(BCH)、及び、規制通知が受信される。一方で、通信端末UE2−1,UE2−2に相当する通信端末15には、基地局BS1に相当する基地局10から、鍵データ(BCH)及び規制通知は受信されるが、鍵データ(PCH)は受信されない。
そこで、メッセージ抽出部153は、入力された受信信号にページングメッセージが含まれるか否か、すなわち、ページングメッセージが受信されたか否か判断する。メッセージ抽出部153は、受信信号にページングメッセージが含まれるときは、受信信号からページングメッセージを抽出し、抽出したページングメッセージが鍵データ(PCH)を含むか否か判断する。ページングメッセージが鍵データ(PCH)を含むときは、メッセージ抽出部153は、ページングメッセージから鍵データ(PCH)を抽出して発信規制部154に出力する。
また、メッセージ抽出部153は、入力された受信信号にブロードキャストメッセージが含まれるか否か、すなわち、ブロードキャストメッセージが受信されたか否か判断する。メッセージ抽出部153は、受信信号にブロードキャストが含まれるときは、受信信号からブロードキャストメッセージを抽出し、抽出したブロードキャストメッセージが鍵データ(BCH)及び規制通知を含むか否か判断する。ブロードキャストメッセージが鍵データ(BCH)及び規制通知を含むときは、メッセージ抽出部153は、ブロードキャストメッセージから鍵データ(BCH)及び規制通知を抽出して発信規制部154に出力する。
発信規制部154は、鍵データ(PCH)を入力されたときは、その鍵データ(PCH)を記憶部155に記憶する。また、発信規制部154は、鍵データ(BCH)及び規制通知を入力されたときは、入力された鍵データ(BCH)と、記憶部155に記憶された鍵データ(PCH)とを比較する。そして、発信規制部154は、規制通知を入力されたとき、鍵データ(BCH)と鍵データ(PCH)との比較結果に応じて、以下の<ケース1>〜<ケース3>のようにして、発信規制を行うか否か判断する。そして、発信規制部154は、発信規制を行わないときは無線通信部152に送信信号を送信させる一方で、発信規制を行うときは無線通信部152に送信信号を送信させない。
<ケース1>規制通知が入力されたとき、入力された鍵データ(BCH)が、記憶部155に記憶されている鍵データ(PCH)に一致するとき。このときは、発信規制部154は、規制通知が受信されたにもかかわらず、通信端末15が発信規制の対象外であると判断して、通信端末15の発信規制を行わない。
<ケース2>規制通知が入力されたとき、記憶部155に鍵データ(PCH)が記憶されていないとき。このときは、発信規制部154は、通信端末15が発信規制の対象であると判断して、規制通知に従って通信端末15の発信規制を行う。
<ケース3>規制通知が入力されたとき、入力された鍵データ(BCH)と、発信規制記憶部155に記憶されている鍵データ(PCH)とが異なるとき。このときは、発信規制部154は、通信端末15が発信規制の対象であると判断して、規制通知に従って通信端末15の発信規制を行う。
<通信端末の処理>
図5は、実施例1の通信端末の処理の説明に供するフローチャートである。
通信端末15において、無線通信部152は、ページングメッセージが受信されるまで受信処理を繰り返す(ステップS31;No)。
無線通信部152がページングメッセージを受信したときは(ステップS31;Yes)、メッセージ抽出部153は、ページングメッセージが鍵データ(PCH)を含むか否か判断する(ステップS32)。
ページングメッセージが鍵データ(PCH)を含むときは(ステップS32;Yes)、発信規制部154が、鍵データ(PCH)を記憶部155に記憶する(ステップS33)。
ページングメッセージが鍵データ(PCH)を含まないときは(ステップS32;No)、鍵データ(PCH)は記憶部155に記憶されず、処理はステップS34に進む。
次いで、無線通信部152は、ブロードキャストメッセージが受信されるまで受信処理を繰り返す(ステップS34;No)。
無線通信部152がブロードキャストメッセージを受信したときは(ステップS34;Yes)、メッセージ抽出部153は、ブロードキャストメッセージが規制通知を含むか否か判断する(ステップS35)。
ブロードキャストメッセージが規制通知を含むときは(ステップS35;Yes)、メッセージ抽出部153は、ブロードキャストメッセージが鍵データ(BCH)を含むか否か判断する(ステップS36)。
ブロードキャストメッセージが鍵データ(BCH)を含むときは(ステップS36;Yes)、発信規制部154は、ブロードキャストメッセージに含まれる鍵データ(BCH)が、ステップS33において記憶した鍵データ(PCH)に一致するか否か判断する(ステップS37)。
ステップ37において鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致するときは(ステップS37;Yes)、発信規制部154は、発信規制をしない(ステップS38)。また、ステップS35においてブロードキャストメッセージが規制通知を含まないときは(ステップS35;No)、発信規制部154は、発信規制をしない(ステップS38)。
一方で、ステップS36においてブロードキャストメッセージが鍵データ(BCH)を含まないときは(ステップS36;No)、発信規制部154は、発信規制をする(ステップS39)。また、ステップS37において鍵データ(BCH)と鍵データ(PCH)とが異なるときは(ステップS37;No)、発信規制部154は、発信規制をする(ステップS39)。
なお、ステップS32においてページングメッセージが鍵データ(PCH)を含まないときは、鍵データ(PCH)が記憶部155に記憶されない。このため、鍵データ(BCH)は鍵データ(PCH)に一致せず、ステップS37における判断結果は「No」になる。つまり、鍵データ(BCH)が受信される前に、鍵データ(PCH)が受信されていないときは、ステップS37における判断結果は「No」になり、発信規制部154は、発信規制をする(ステップS39)。
<鍵データの具体例>
図6は、実施例1の鍵データの一例を示す図である。図6に示すように、鍵データは、基地局ごとに固有の鍵データである。例えば、予め、基地局BS1には‘11111111’の鍵データが割り当てられ、基地局BS2には‘22222222’の鍵データが割り当てられ、基地局BS3には‘33333333’の鍵データが割り当てられる。
<ページングメッセージの具体例>
図7は、実施例1のページングメッセージの一例を示す図である。ページングメッセージはメッセージ項目として、“pagingRecordList”と、“systemInfoModification”と、“nonCriticalExtention”とを有する。“pagingRecordList”には、着信先の通信端末を識別するためのIDリストが格納される。“systemInfoModification”には、ブロードキャストメッセージの変更の有無の通知が格納される。“nonCriticalExtention”には、ページング要因の項目と、鍵データの項目とが含まれる。ページング要因の項目には、鍵データの有無の通知が格納される。鍵データの項目には、鍵データ(PCH)が格納される。
<ブロードキャストメッセージの具体例>
図8は、実施例1のブロードキャストメッセージの一例を示す図である。ブロードキャストメッセージはメッセージ項目として、“SIB(System Information Block)Type1”〜“SIB Type#n”の複数のSIB項目を有する。“SIB Type1”には、規制通知と、他のSIB Typeのスケジューリング情報とが格納される。“SIB Type2”には、通信リソースを示す情報として、各チャネルの情報が格納される。“SIB Type#n”には、鍵データの項目と、発信規制解除通知の項目とが含まれる。鍵データの項目には、鍵データ(BCH)が格納される。発信規制解除通知の項目には、ブロードキャストメッセージの送信元の基地局への発信規制が解除されること示す通知である発信規制解除通知(以下では「規制解除通知」と省略して呼ばれることがある)が格納される。
<通信端末における発信規制処理の具体例>
図9は、実施例1の発信規制処理の説明に供する図である。図9では、図1における通信端末UE1−1,UE1−2を「UE1」と表記し、図1における通信端末UE2−1,UE2−2を「UE2」と表記する。
時刻t0の状態は初期状態であり、時刻t0では、通信端末UE1の記憶部155及び通信端末UE2の記憶部155には、鍵データの初期値として“00000000”が記憶されているものとする。また、時刻t0では、通信端末UE1及び通信端末UE2は発信規制をしていない。
時刻t1で、基地局BS1は“11111111”の鍵データ(PCH)を送信する。通信端末UE1は基地局BS1に収容されているため、基地局BS1から送信された“11111111”の鍵データ(PCH)を受信して記憶部155に記憶する。一方で、通信端末UE2は基地局BS1に収容されていないため、基地局BS1から送信された“11111111”の鍵データ(PCH)を受信できない。よって、時刻t1では、通信端末UE1の記憶部155に記憶される鍵データ(PCH)は“00000000”から“11111111”に更新される一方で、通信端末UE2の記憶部155に記憶される鍵データ(PCH)は“00000000”のままである。時刻t1では、通信端末UE1及び通信端末UE2は発信規制をしない。
時刻t2で、基地局BS1は“11111111”の鍵データ(BCH)及び規制通知を送信する。基地局BS1から送信された“11111111”の鍵データ(BCH)は、通信端末UE1及び通信端末UE2の双方に受信される。通信端末UE1では、受信された鍵データ(BCH):“11111111”が、記憶部155に記憶されている鍵データ(PCH):“11111111”に一致するため、上記<ケース1>に該当し、通信端末UE1は、時刻t2では発信規制をしない。一方で、通信端末UE2では、受信された鍵データ(BCH):“11111111”と、記憶部155に記憶されている鍵データ(PCH):“00000000”とが異なるため、上記<ケース3>に該当し、通信端末UE2は、時刻t2では発信規制をする。
なお、タイミングt0の初期状態において、通信端末UE1の記憶部155及び通信端末UE2の記憶部155に、鍵データが記憶されていなくてもよい。時刻t0において鍵データが記憶されていないときは、UE2の時刻t2では上記<ケース2>に該当するため、通信端末UE2は、時刻t2では発信規制をする。
<通信システムの処理>
図10〜図12は、実施例1の通信システムの処理の説明に供するシーケンス図である。図10〜図12では、図1における通信端末UE1−1,UE1−2を「UE1」と表記し、図1における通信端末UE2−1,UE2−2を「UE2」と表記する。
まず、図10を用いて、発信規制が行われる場合のシーケンスを説明する。
図10に示すように、基地局BS2において主電源の停電が発生すると(ステップS41)、基地局BS1は、その停電の発生を検知する(ステップS42)。基地局BS2では、ステップS41以降、主電源が停電中となる。
基地局BS1は、基地局BS2における主電源の停電の発生を検知すると、鍵データ及び規制通知を生成する(ステップS43)。
次いで、基地局BS1は、PCHを用いて鍵データ(PCH)を送信し、この鍵データ(PCH)は通信端末UE1によって受信され、記憶される(ステップS44,ステップS45)。
次いで、基地局BS1は、BCHを用いて鍵データ(BCH)及び規制通知を送信し、鍵データ(BCH)及び規制通知は通信端末UE1及び通信端末UE2によって受信される(ステップS46)。ステップS46において送信される鍵データ(BCH)は、ステップS44において送信された鍵データ(PCH)と同一のものである。
通信端末UE1はステップS44において鍵データ(PCH)を受信しているため、通信端末UE1では、ステップS46において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致する(ステップS47)。そこで、通信端末UE1は、ステップS46において規制通知を受信したにもかかわらず発信規制を行わず、基地局BS1に対して通常通り発信する(ステップS48)。
一方、通信端末UE2はステップS44において鍵データ(PCH)を受信していないため、通信端末UE2では、ステップS46において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致しない(ステップS50)。そこで、通信端末UE2は、ステップS46において受信した規制通知に従って、発信規制を行う(ステップS51)。通信端末UE2では、ステップS51以降、発信規制中となる。
このように、通信端末UE2では発信規制がなされるが、通信端末UE1では発信規制がなされず、よって、通信端末UE1は、通信端末UE2より、基地局BS1と優先的に接続される(ステップS49)。
次いで、図11を用いて、発信規制が解除される場合のシーケンスを説明する。
図11では、図10を用いて説明したように、まず、通信端末UE1は基地局BS1と優先的に接続されている(ステップS49)。また、基地局BS2の主電源は停電中である。また、通信端末UE2は、発信規制中である。
基地局BS1は、第1段階の発信規制の解除の判断を行う(ステップS61)。基地局BS1は、自局に収容中の通信端末の数を監視しており、この通信端末の数が第1の閾値未満になったか否か判断する。基地局BS1は、自局に収容中の通信端末の数が第1の閾値未満になったときに、第1段階の規制解除通知を生成し、BCHを用いて、鍵データ(BCH)及び規制解除通知を送信する(ステップS62)。鍵データ(BCH)及び規制解除通知は通信端末UE1及び通信端末UE2によって受信される(ステップS62)。
ここで、規制解除通知には、発信規制の解除の対象となる通信端末を識別する情報、例えば、発信規制の解除の対象となる通信端末を一意に特定可能な通信端末IDが含まれる。ここでは、ステップS62において送信される規制解除通知には、通信端末UE2の通信端末IDは含まれないものとする。つまり、通信端末UE2は、第1段階の発信規制解除の対象にならなかったものとする。なお、自局に収容中の通信端末の数の監視、発信規制の解除の判断、及び、規制解除通知の生成は、規制情報生成部102によって行われる。
ステップS47と同様に、通信端末UE1では、ステップS62において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致するため、発信規制が行われない(ステップS63)。
一方、通信端末UE2では、ステップS62において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致しない(ステップS64)。さらに、通信端末UE2は、規制解除通知に示された発信規制の解除の対象にも該当しない(ステップS65)。そこで、通信端末UE2は、ステップS62において規制解除通知を受信したにもかかわらず発信規制を継続する。
次いで、基地局BS1は、第2段階の発信規制の解除の判断を行う(ステップS66)。基地局BS1は、自局に収容中の通信端末の数が、第1の閾値より小さい第2の閾値未満になったか否か判断する。基地局BS1は、自局に収容中の通信端末の数が第2の閾値未満になったときに、第2段階の規制解除通知を生成し、BCHを用いて、鍵データ(BCH)及び規制解除通知を送信する(ステップS67)。鍵データ(BCH)及び規制解除通知は通信端末UE1及び通信端末UE2によって受信される(ステップS67)。ここでは、ステップS67において送信される規制解除通知には、通信端末UE2の通信端末IDが含まれるものとする。つまり、通信端末UE2は、第2段階の発信規制解除の対象になったものとする。
ステップS47と同様に、通信端末UE1では、ステップS67において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致するため、発信規制が行われない(ステップS68)。
一方、通信端末UE2では、ステップS67において受信した鍵データ(BCH)が鍵データ(PCH)に一致しない(ステップS69)。しかし、通信端末UE2は、規制解除通知に示された発信規制の解除の対象に該当する(ステップS70)。そこで、通信端末UE2は、テップS67において受信した規制解除通知に従って、発信規制を解除する(ステップS71)。発信規制を解除した通信端末UE2は、自端末の周辺の基地局をセルサーチする。通信端末UE2の最も近くに存在する基地局BS2の主電源は停電中であるため、通信端末UE2のセルサーチの対象外となる。一方で、通信端末UE2は、基地局BS1の形成するセル1内に位置するため、セルサーチによって基地局BS1を検出し、検出した基地局BS1に位置登録要求をする(ステップS72)。
次いで、図12を用いて、基地局BS2の主電源が復旧する場合のシーケンスを説明する。
図12では、図10を用いて説明したように、まず、通信端末UE1は基地局BS1と優先的に接続されている(ステップS49)。また、基地局BS2の主電源は停電中である。また、通信端末UE2は、発信規制中である。
基地局BS2において主電源の停電が復旧して主電源から基地局BS2への電力の供給が再開されると(ステップS81)、基地局BS1は、その停電の復旧を検知する(ステップS82)。基地局BS1による検知は、基地局BS1へ電力を供給する電源が、予備電源から主電源に切り替わったことの検知によってなされる。主電源から予備電源への電源の切替の検知は、電力供給監視部101によって行われる。
主電源の停電の復旧を検知した基地局BS1は、鍵データ(BCH)の送信を停止し、かつ、規制通知の送信を停止する(ステップS83)。
基地局BS2は、主電源の停電が復旧したため、BCHを用いてセル2のセル情報を含むブロードキャストメッセージの送信を再開し、通信端末UE2は、そのブロードキャストメッセージをセルサーチによって検出する(ステップS84)。このブロードキャストメッセージには、基地局BS2の基地局IDが含まれている。つまり、通信端末UE2は、セルサーチによって基地局BS2を検出する。
通信端末UE2は、基地局BS2に収容されているため、記憶部155に基地局BS2の基地局IDを記憶している。よって、通信端末UE2では、ステップS84で検出されたブロードキャストメッセージに含まれる基地局IDと、記憶部155に記憶されている基地局IDとが一致する。また、基地局BS2は通信端末UE2の最も近くに存在する基地局であるため、通信端末UE2では、基地局BS2からのブロードキャストメッセージ受信レベルは、基地局BS1からのブロードキャストメッセージの受信レベルより高い。そこで、基地局BS2を検出した通信端末UE2は、発信規制を解除し(ステップS85)、検出した基地局BS2に位置登録要求をする(ステップS86)。
以上、実施例1について説明した。
[実施例2]
実施例2では、他の基地局への電力の供給が停止したことの検知の方法が実施例1と異なる。
<通信システムの構成>
図13は、実施例2の通信システムの一例を示す図である。図13に示すように、基地局BS1は、実施例1の図1と同様に、自局の通信エリアであるセル1を形成し、通信端末UE1−1,UE1−2を収容している。一方、基地局BS3は、自局の通信エリアであるセル3を形成し、通信端末UE3−1,UE3−2,UE3−3を収容している。セル1及びセル3は、マクロセルである。また、セル1とセル3とのセル境界において、セル1の一部とセル3の一部とが互いにオーバラップしている。通信端末UE3−2,UE3−3は、このオーバラップしている領域に位置する。また、基地局BS1と基地局BS3とは、有線伝送路であるX2インタフェースによって直接接続される。また、各基地局とコアネットワークとは有線伝送路であるS1インタフェースによって接続される。このため、基地局BS1と基地局BS3とは、S1インタフェース及びコアネットワークを介して接続される。
<基地局の構成>
図14は、実施例2の基地局の一例を示す機能ブロック図である。図14に示す基地局20は、図13に示す基地局BS1及び基地局BS3に相当する。
図14において、基地局20は、電力供給監視部201と、有線通信部202と、規制情報生成部102と、チャネル割当部103と、無線通信部104と、アンテナ105とを有する。以下、基地局BS1において停電が発生せず、基地局BS3において停電が発生したときを一例として説明する。
有線通信部202は、S1インタフェース及びX2インタフェースと接続される。
基地局BS3の電力供給監視部201は、主電源11からの自局への電力の供給が停止したか否か監視し、主電源11の停電により自局への電力の供給が停止したことを検知すると、検知通知を自局の基地局IDとともに有線通信部202に出力する。有線通信部202は、電力供給監視部201から入力された検知通知及び基地局IDを、S1インタフェースまたはX2インタフェースを介して基地局BS1に送信する。
また、基地局BS1の電力供給監視部201は、有線通信部202から入力される検知通知及び基地局IDに基づいて、基地局BS3への電力の供給が停止したか否か監視する。すなわち、基地局BS3での主電源11の停電により基地局BS3への電力の供給が停止したときは、基地局BS1の有線通信部202は、基地局BS3から、基地局BS3の検知通知及び基地局BS3の基地局IDを、S1インタフェースまたはX2インタフェースを介して受信する。基地局BS1の有線通信部202は、受信した検知通知及び基地局IDを電力供給監視部201に出力する。基地局BS1の電力供給監視部201は、基地局BS3の検知通知及び基地局BS3の基地局IDが受信されたことを、基地局BS3への電力の供給が停止したこととして検知する。基地局BS1の電力供給監視部201は、基地局BS3への電力の供給が停止したことを検知したとき、検知通知を規制情報生成部102に出力する。
以降の処理は実施例1と同様である。すなわち、基地局BS1は、PCHを用いて鍵データ(PCH)を送信し、鍵データ(PCH)の送信後、BCHを用いて、鍵データ(BCH)及び規制通知を送信する。通信端末UE1−1,1−2は基地局BS1に収容され、通信端末UE3−1,3−2,3−3は基地局BS3に収容されている。このため、鍵データ(PCH)は、セル1内に位置する通信端末UE1−1,UE1−2,UE3−2,UE3−3のうち、通信端末UE1−1,UE1−2には受信される一方で、通信端末UE3−2,UE3−3には受信されない。また、鍵データ(BCH)及び規制通知は、セル1内に位置するすべての通信端末に受信される。よって、セル1内に位置する通信端末UE1−1,UE1−2,UE3−2,UE3−3のうち、通信端末UE1−1,UE1−2からの発信は規制されない一方で、通信端末UE3−2,UE3−3からの発信は規制される。
以上、実施例2について説明した。
以上のように、実施例1及び実施例2によれば、基地局10,20において、電力供給監視部101,201は、自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する他の基地局への電力の供給が停止したか否か監視する。無線通信部104は、他の基地局への電力の供給が停止したときに、PCHを用いて鍵データ(PCH)を送信し、鍵データ(PCH)の送信後に、BCHを用いて、鍵データ(PCH)と同一の鍵データ(BCH)及び規制通知を送信する。
一方、通信端末15において、無線通信部152は、PCHを用いて鍵データ(PCH)を受信可能であるとともに、BCHを用いて、鍵データ(BCH)及び規制通知を受信可能である。そして、発信規制部154は、規制通知が受信され、かつ、受信された鍵データ(BCH)が、受信された鍵データ(PCH)に一致するときは、自端末からの発信を規制しない。また、発信規制部154は、規制通知が受信され、かつ、鍵データ(BCH)の受信前に鍵データ(PCH)が受信されていないときは、自端末からの発信を規制する。また、発信規制部154は、規制通知が受信され、かつ、受信された鍵データ(BCH)と、受信された鍵データ(PCH)とが異なるときは、自端末からの発信を規制する。
こうすることで、基地局10,20は、自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する他の基地局への電力の供給が停止したときに、他の基地局に収容されている通信端末からの自局への発信を規制できる。よって、基地局10,20は、自局が形成する通信エリアにおける輻輳の発生を防止できる。
また、基地局10,20は、鍵データ(PCH)及び鍵データ(BCH)を送信することにより、規制通知によって発信規制がなされる対象を、電力の供給が停止された他の基地局に収容されている通信端末に限定することができる。換言すれば、基地局10,20は、鍵データ(PCH)及び鍵データ(BCH)を送信することにより、規制通知によって発信規制がなされる対象から、電力の供給が停止していない自局に収容されている通信端末を除外することができる。よって、基地局10,20は、自局に収容されている通信端末と自局とを優先的に接続することができるので、自局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、他の基地局に収容されている通信端末からの自局への発信を規制できる。
つまり、実施例1及び実施例2によれば、通信エリアが互いにオーバラップする一方の基地局への電力の供給が停止したときに、他方の基地局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、他方の基地局が形成する通信エリアにおける輻輳の発生を防止することができる。
また、実施例1によれば、基地局10において、電力供給監視部101は、自局への電力供給源が、主電源11から、主電源11の停電に備えて設置された予備電源13へ切り替わったことを、他の基地局への電力の供給が停止したこととして検知する。こうすることで、基地局10は、他の基地局と情報をやり取りしなくても、他の基地局への電力の供給が停止したことを検知できる。つまり、基地局10は、他の基地局への電力の供給が停止したことを自立して検知できる。このため、基地局10は、他の基地局またはコアネットワークからの通知に従って発信規制を行う場合に比べ、より迅速に、他の基地局に収容されている通信端末に対する発信規制を行うことができる。
また、鍵データ(PCH)と鍵データ(BCH)との比較処理の機能を有しない従来の通信端末は、基地局10,20から送信される規制通知に従って、従来通り、発信規制を行うことができる。
[実施例3]
実施例3では、基地局が規制通知を他の基地局にも送信する点が実施例1と相違する。
<基地局の構成>
図15は、実施例3の基地局の一例を示す機能ブロック図である。図15に示す基地局30は、図1に示す基地局BS1及び図13に示す基地局BS3に相当する。また、実施例3では、基地局BS1が、図13のように、マクロセルであるセル3を形成する基地局BS3と、S1インタフェース及びX2インタフェースを介して接続されている。
図15において、基地局30は、電力供給監視部101と、規制情報生成部301と、有線通信部302と、チャネル割当部103と、無線通信部104と、アンテナ105とを有する。
有線通信部302は、S1インタフェース及びX2インタフェースと接続される。
実施例1と同様に、基地局BS1の電力供給監視部101は、図1に示す基地局BS2への電力の供給が停止したことを検知したとき、検知通知を規制情報生成部301に出力する。
基地局BS1の規制情報生成部301は、実施例1の規制情報生成部102での処理に加え、さらに、電源供給監視部101から入力される検知通知に従って生成した規制通知を、有線通信部302に送信する。基地局BS1の有線通信部302は、自局の規制通知をS1インタフェースまたはX2インタフェースを介して基地局BS3に送信する。
基地局BS3の有線通信部302は、基地局BS1から送信された規制通知を受信し、受信した規制通知を規制情報生成部301に出力する。基地局BS3の規制情報生成部301は、基地局BS1から送信された規制通知を有線通信部302から入力されたとき、基地局BS1からの規制通知に従って、鍵データ及び規制通知を生成してチャネル割当部103に出力する。
以降の処理は、実施例1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、実施例3によれば、基地局BS1の有線通信部302は、電力の供給が停止された基地局BS2と異なる基地局BS3に自局の規制通知を送信し、基地局BS3の有線通信部302は、基地局BS1からの規制通知を受信する。こうすることで、基地局BS3では、基地局BS1のセル1において発信規制がなされることにより、基地局BS2に収容されていた複数の通信端末が一斉に自局(BS3)に対して位置登録要求を行う可能性があると判断することができる。つまり、基地局BS3は、基地局BS1からの規制通知に基づいて、自局が形成するセル3においても通信データの輻輳が発生する可能性があると判断することができる。そして、基地局BS3は、実施例1の基地局BS1と同様にして発信規制の制御を行うことにより、自局に収容されている通信端末との通信に悪影響を与えることなく、セル3における輻輳の発生を防止できる。
以上、実施例3について説明した。
[他の実施例]
[1]上記の各実施例では、予備電源に接続されていないフェムト基地局を一例として説明した。しかし、互いに一部がオーバラップしている2つのフェムトセルをそれぞれ形成する2つのフェムト基地局のうち、一方のフェムト基地局が予備電源に接続されており、他方のフェムト基地局が予備電源に接続されていない場合も想定される。この場合には、予備電源に接続されている一方のフェムト基地局を実施例1における基地局BS1とみなし、予備電源に接続されていない他方のフェムト基地局を実施例1における基地局BS2とみなすとよい。このようにみなすことにより、予備電源に接続されているフェムト基地局と、予備電源に接続されていないフェムト基地局との双方が通信システム内に存在する場合でも、実施例1と同様にして、開示の技術を実施することができる。
[2]上記の基地局10,20,30は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図16は、基地局のハードウェア構成例を示す図である。図16に示すように、基地局10,20,30は、ハードウェアの構成要素として、アンテナ10aと、RF(Radio Frequency)回路10bと、プロセッサ10cと、メモリ10eと、インタフェース回路10dとを有する。プロセッサ10cの一例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、基地局10,20,30は、プロセッサ10cと周辺回路とを含むLSI(Large Scale Integrated circuit)を有してもよい。メモリ10eの一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。アンテナ105は、アンテナ10aにより実現される。電力供給監視部101,201と、規制情報生成部102,301と、チャネル割当部103とは、プロセッサ10cにより実現される。無線通信部104は、RF回路10bにより実現される。有線通信部202,302は、インタフェース回路10dにより実現される。
[3]上記の通信端末15は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。図17は、通信端末のハードウェア構成例を示す図である。図17に示すように、通信端末15は、ハードウェアの構成要素として、アンテナ15aと、RF回路15bと、プロセッサ15cと、メモリ15dとを有する。プロセッサ15cの一例として、CPU、DSP、FPGA等が挙げられる。また、通信端末15は、プロセッサ15cと周辺回路とを含むLSIを有してもよい。メモリ15dの一例として、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリ等が挙げられる。アンテナ151は、アンテナ15aにより実現される。無線通信部152は、RF回路15bにより実現される。メッセージ抽出部153と、発信規制部154とは、プロセッサ15cにより実現される。記憶部155は、メモリ15dにより実現される。
[4]上記説明における各種の処理は、予め用意されたプログラムをCPUに実行させることによっても実現できる。例えば、電力供給監視部101,201と、規制情報生成部102,301と、チャネル割当部103と、メッセージ抽出部153と、発信規制部154とによって実行される各処理に対応するプログラムが予めメモリに記憶され、各プログラムがメモリからCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また、各プログラムは、必ずしも予めメモリに記憶される必要はない。すなわち、例えば、基地局10,20,30、または、通信端末15に接続可能なフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード、メモリカード等の可搬の記録媒体に各プログラムが予め記録され、各プログラムが記録媒体からCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。また例えば、インターネット、LAN、WAN等を介して無線または有線により基地局10,20,30、または、通信端末15に接続されるコンピュータまたはサーバ等に各プログラムが予め記憶され、各プログラムがコンピュータまたはサーバ等からCPUへ読み出されてプロセスとして機能してもよい。
[5]上記の「通信エリア」の具体的な呼称は、「マクロセル」及び「フェムトセル」に限定されない。
10,20,30 基地局
11 主電源
12 電源切替装置
13 予備電源
15 通信端末
101,201 電力供給監視部
102,301 規制情報生成部
103 チャネル割当部
104,152 無線通信部
153 メッセージ抽出部
154 発信規制部
155 記憶部
202,302 有線通信部

Claims (6)

  1. 自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する第1の他の基地局への電力の供給が停止したか否か監視する監視部と、
    前記第1の他の基地局への電力の供給が停止したときに、
    自局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記第1の他の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを送信し、
    前記第1の鍵データの送信後に、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、自局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を送信する無線通信部と、
    を具備する基地局。
  2. 前記監視部は、自局への電力供給源が、主電源から、前記主電源の停電に備えて設置された予備電源へ切り替わったことを、前記第1の他の基地局への電力の供給が停止したこととして検知する、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記発信規制通知を、電力の供給が停止された前記第1の他の基地局と異なる第2の他の基地局に送信する有線通信部、をさらに具備する、
    請求項1または2に記載の基地局。
  4. 第1の基地局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記第1の基地局が形成する第1の通信エリアとオーバラップする第2の通信エリアを形成する第2の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを受信可能であるとともに、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、前記第1の基地局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を受信可能な無線通信部と、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データが、受信された前記第1の鍵データに一致するときは、自端末からの発信を規制せず、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、前記第2の鍵データの受信前に前記第1の鍵データが受信されていないときは、自端末からの発信を規制し、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データと、受信された前記第1の鍵データとが異なるときは、自端末からの発信を規制する規制部と、
    を具備する通信端末。
  5. 自局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を送信する基地局における発信規制制御方法であって、
    自局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する他の基地局への電力の供給が停止したときに、自局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記他の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを送信する第1の送信を行い、
    前記第1の送信を行った後に、前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、前記発信規制通知を送信する第2の送信を行う、
    発信規制制御方法。
  6. 基地局への発信規制がなされることを示す発信規制通知を受信可能な通信端末における発信規制制御方法であって、
    第1の基地局に収容されている第1の通信端末が受信可能で、かつ、前記第1の基地局が形成する通信エリアとオーバラップする他の通信エリアを形成する第2の基地局に収容されている第2の通信端末が受信不能な第1のチャネルを用いて、第1の鍵データを受信したか否かの第1の判断を行い、
    前記第1の通信端末及び前記第2の通信端末の双方が受信可能な第2のチャネルを用いて、前記第1の鍵データと同一の第2の鍵データ、及び、前記発信規制通知を受信したか否かの第2の判断を行い、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データが、受信された前記第1の鍵データに一致するときは、自端末からの発信を規制せず、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、前記第2の鍵データの受信前に前記第1の鍵データが受信されていないときは、自端末からの発信を規制し、
    前記発信規制通知が受信され、かつ、受信された前記第2の鍵データと、受信された前記第1の鍵データとが異なるときは、自端末からの発信を規制する、
    発信規制制御方法。
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