JPWO2014050474A1 - 補助動力付き自転車 - Google Patents

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Abstract

補助動力付き自転車における回生状態への切り替えを、複数のブレーキセンサを用いることなく実現することを可能とする補助動力付き自転車を提供する。この発明にかかる補助動力付き自転車10は、補助動力付き自転車の進行方向の加速度を算出するために速度を検出する速度センサ52cと、補助動力付き自転車10の重力方向の加速度を検出する加速度センサ28dと、速度センサ52cにより検出された速度に基づき算出された加速度、および加速度センサ28dにより検出された加速度に基づきブレーキ状態を検知し、モータ52aおよびバッテリ28bを回生状態に切り替える回生制動制御部と、を備える。

Description

本発明は、ブレーキ状態を検知することで、回生状態に切り替える制御機能を備えた補助動力付き自転車に関する。
従来、補助動力付き自転車の回生制動制御装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この補助動力付き自転車の回生制動制御装置は、ブレーキセンサによってブレーキ状態を検知し、ブレーキ状態と検知された場合に回生状態となるように制御されている。回生制動制御装置には、右ブレーキセンサと左ブレーキセンサとを含み、それらのブレーキセンサを用いてブレーキ状態を示す信号が検出される。
特開2012−50304号公報
しかしながら、従来の補助動力付き自転車の回生制動制御装置で用いられるブレーキセンサを使用する方式は、フロント、リア両ブレーキを監視するためのブレーキセンサおよびその配線が必要となる。その結果、複数のセンサが必要となり、コストが増加するとともに、センサやその配線を設置するため、スペースの制約も生ずるという問題があった。さらに、配線の取り回しによって補助動力付き自転車の外観が損なわれる等の弊害も生ずるという問題があった。
それゆえに、本発明の目的は、補助動力付き自転車における回生状態への切り替えを、複数のブレーキセンサを用いることなく実現することを可能とする補助動力付き自転車を提供することである。
この発明にかかる補助動力付き自転車は、補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、補助動力付き自転車の重力方向の加速度を検出する重力方向用加速度検出手段と、加速度算出手段が算出した加速度および重力方向用加速度検出手段が検出した加速度に基づき、補助動力付き自転車におけるブレーキ状態を検知し、モータおよびバッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、を備える、補助動力付き自転車である。
また、この発明にかかる補助動力付き自転車は、補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、補助動力付き自転車の仰俯角を検出する仰俯角検出手段と、加速度算出手段が算出した加速度および仰俯角検出手段が検出した角度に基づき、補助動力付き自転車におけるブレーキ状態を検知し、モータおよびバッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、を備える、補助動力付き自転車である。
この発明にかかる補助動力付き自転車によれば、補助動力付き自転車のブレーキ状態を補助動力付き自転車の進行方向の加速度および重力方向の加速度に基づいて検知することができ、あるいは、補助動力付き自転車の進行方向の加速度および仰俯角に基づいて検出することで、回生状態に切り替えることができる。また、進行方向の加速度は、速度センサにより検出される速度に基づいて算出される。したがって、従来のようにブレーキ状態を、少なくとも2個のブレーキセンサによる検知により回生状態に切り替えるのではないことから、センサの数を減らしながら、ブレーキ状態において回生による充電を行うことができる。また、センサの数を減らすことで、補助動力付き自転車において制御機器等を設置するための設置場所の選定の制約も低減され、配線も少なくなることから、補助動力付き自転車の外観が損なわれることも回避することができる。
本発明によれば、補助動力付き自転車における回生状態への切り替えを、複数のブレーキセンサを用いることなく実現することを可能とする補助動力付き自転車を得ることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明にかかる補助動力付き自転車の一例を示す側面図である。 本発明にかかる補助動力付き自転車の第1の実施の形態による制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる補助動力付き自転車の第2の実施の形態による制御システムの構成を示すブロック図である。
(補助動力付き自転車)
図1は、本発明にかかる補助動力付き自転車の一例を示す側面図である。なお、以下の説明において、補助動力付き自転車の左右は、通常、自転車を後方から見たときに右にあるものを右とし、左にあるものを左と規定している。
補助動力付き自転車10は、概略、フレーム20と、駆動部30と、ハンドル部40と、前輪50と、後輪60と、ブレーキ部70と、ハンガー部80と、を備えている。
フレーム20は、フレーム本体22およびフロントフォーク24を有する。フロントフォーク24は、フレーム本体22の前部に斜めの軸回りに揺動自在に装着されている。フレーム20には、さらに、サドル25、ハンドル部40およびハンガー部80を含む各部が取り付けられている。
また、フレーム本体22の後上部には、リアキャリア26が取り付けられている。リアキャリア26には、リアキャリアユニット28が装着されている。リアキャリアユニット28は、後述するモータユニット52、全体制御部28aおよび前照灯48等の電源となるバッテリ28bを着脱可能に搭載している。そして、バッテリ28bに尾灯28cが一体で取り付けられている。さらに、リアキャリアユニット28は、回生回路(図示せず)を有する。
全体制御部28aは、マイクロコンピュータを有し、後述する制御システム100,200を制御する機能を有する。また、全体制御部28aは、補助動力付き自転車10における回生制動制御手段として回生制動制御部を含む。さらに、全体制御部28aは、加速度算出部を含む。回生制動制御部は、後述する制御条件に基づいて、少なくとも、アシスト状態から回生状態に切り替えるための制御を指示する機能を有する。また、加速度算出部は、後述する速度センサ52cにより検出された速度に基づき、進行方向の加速度を算出する機能を有する。バッテリ28bは、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の蓄電池を含んでいる。回生回路は、回生制動制御部において回生状態に切り替えられた場合に、モータ52aで発電した電力を、バッテリ28bに回生させるために設けられる。回生状態には、回生回路が備える回生スイッチがONにされることで行われる。
さらに、リアキャリアユニット28は、加速度センサ28dを搭載している(図2を参照)。加速度センサ28dは、補助動力付き自転車10の重力方向の加速度を検出するために設けられている。加速度センサ28dは、主に、補助動力付き自転車10が、上り坂あるいは下り坂を走行している状態においてブレーキ状態であるか否かを検出するために利用される。なお、加速度センサ28dに替えて、角度センサ28eを用いてもよい(図3を参照)。角度センサ28eを用いると、補助動力付き自転車10の仰俯角を検出することができる。
駆動部30は、フレーム本体22のハンガー部80に回転自在に支持されたクランク軸32aと、クランク軸32aの両端に取り付けられたギアクランク32bおよび左クランク(図示せず)と、ギアクランク32bおよび左クランクの先端に回転自在に取り付けられたペダル32cと、を有している。さらに、駆動部30は、ギアクランク32bに掛け渡されたチェーン33と、後輪60のリアハブ62に装着されたギア34と、フロントディレーラ36と、リアディレーラ38と、を有している。
フロントディレーラ36は、ギアクランク32bに装着された、たとえば3枚のスプロケットのいずれかにチェーン33を架け渡すものである。リアディレーラ38は、リアハブ62に取り付けられた、ギア34を構成する、複数枚のスプロケットのいずれかにチェーン33を架け渡すものである。
ハンドル部40は、フロントフォーク24の上部に固定されたハンドルステム42と、ハンドルステム42に固定されたバーハンドル型のハンドルバー44とを有している。ハンドルバー44の両端には、右ブレーキレバー44aおよび左ブレーキレバー44bと、グリップ44cと、が装着されている。ハンドルバー44の中央部には、ハンドルステム42を跨いで表示装置46が固定され、また、ハンドルステム44の中央部の前面には、前照灯48が固定されている。
前輪50の中心には、前輪50の駆動補助用のモータユニット52が装着されている。モータユニット52の内部には、図2に示すように、モータ52aと、インバータ52bと、速度センサ52cとが設けられている。モータ52aは、たとえば3相ブラシレスDCモータまたは交流モータである。インバータ52bは、バッテリ28bから直流出力された電流をモータ52aのアシストモードに応じたアシスト力を発生する交流電流に変換する。また、モータ52aの回生制動力を変化させる。インバータ52bは、デューティ比によりモータ52aの出力電流を変化させることによりアシスト力および回生制動力を変化させる。速度センサ52cは、モータ52aの回転速度つまり、自転車の速度を検出するために設けられている。
ブレーキ部70は、フロントブレーキ装置72およびリアブレーキ装置74を有する。フロントブレーキ装置72は、前輪50のフロントリム54に接触して制動するように作用する機能を有する。また、リアブレーキ装置74は、後輪60のリアリム64に接触して制動するように作用する機能を有する。
また、ハンガー部80は、ハンガーユニット82が設けられている。ハンガーユニット82は、図2に示すように、トルクセンサ82aおよび角度センサ82bを有している。トルクセンサ82aは、クランク軸32aに作用する踏力を検出するために設けられている。また、角度センサ82bは、クランク軸32aの回転角度を検出するために設けられている。したがって、この角度センサ82bによって補助動力付き自転車10の仰俯角を検出することはできない。
(制御システムの構成)
次に、本発明にかかる補助動力付き自転車10に搭載される制御システムの構成について説明する。図2は、本発明にかかる補助動力付き自転車の第1の実施の形態による制御システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、補助動力付き自転車10に搭載される制御システム100は、制御ユニットとしてのリアキャリアユニット28と、モータユニット52と、ハンガーユニット82と、フロントディレーラ36およびリアディレーラ38と、前照灯48と、表示装置46と、右ブレーキレバー44aおよび左ブレーキレバー44bとを備えている。これらの制御ユニットが通信可能な第1電力線90a〜90gおよび第2電力線92により接続されている。図2において第1電力線90a〜90gを実線で示し、第2電力線92は第1電力線90a〜90gを示す線よりも太い線で示す。第1電力線90a〜90gおよび第2電力線92は、2本の導線を含んで構成される。2本のうちの一方はグランドラインである。
リアキャリアユニット28は、制御システム100の制御ユニットを制御する全体制御部28aと、バッテリ28bと、尾灯28cと、加速度センサ28dと、を有している。リアキャリアユニット28は、リアキャリア26に装着されている。全体制御部28aは、マイクロコンピュータを有するものである。全体制御部28aには、制御システム100の電源としてのバッテリ28bが着脱自在に装着されている。尾灯28cは、バッテリ28bに一体で取り付けられている。
リアキャリアユニット28には、モータユニット52が第2電力線92を介して接続されている。第2電力線92は、電圧源からの電源電流を流せる電力線である。第1電力線90a〜90gは、電圧源からの電源電流を流せる電力線である。
第1電力線90a〜90gおよび第2電力線92には、それぞれの制御ユニットを制御する制御信号が重畳された電源電流が流れている。
また、リアキャリアユニット28には、ハンガーユニット82が第1電力線90aを介して接続されている。ハンガーユニット82は、前述したようにトルクセンサ82aと、角度センサ82bと、を有している。
ハンガーユニット82には、前照灯48、フロントディレーラ36、およびリアディレーラ38が第1電力線90b、第1電力線90gおよび第1電力線90cを介して各別に接続されている。前照灯48は、例えばLED(発光素子)を用いた省電力形のものであり、ハンドルバー44の中央部の前面に装着されている。
フロントディレーラ36は、フロント変速モータ36aおよびフロント段数センサ36bを有している。また、フロントディレーラ36は、フロント変速モータ36aを制御するフロント制御部(図示せず)を有している。リアディレーラ38は、リア変速モータ38aおよびリア段数センサ38bを有している。また、リアディレーラ38は、リア変速モータ38aを制御するリア制御部(図示せず)を有している。このフロント段数センサ36bおよびリア段数センサ38bの出力により表示装置46にフロントディレーラ36およびリアディレーラ38の段数が各別に表示される。前照灯48には、表示装置46が第1電力線90dを介して接続されている。
表示装置46には、右ブレーキレバー44aおよび左ブレーキレバー44bが第1電力線90eおよび第1電力線90fを介して各別に接続されている。
次に、制御システム100を用いた回生制動制御部における制御動作について説明する。
全体制御部28aが回生制動制御手段として機能するとき、全体制御部28aにおける加速度算出部は、速度センサ52cにより検出された速度に基づいて進行方向の加速度を算出し、この算出された速度と重力方向の加速度を検出する加速度センサ28dからの入力信号に基づいて、モータ52aおよびバッテリ28bを、回生状態とするか否かのいずれかの状態に切り替える。したがって、進行方向の加速度は、速度センサ52cに基づいて算出されるので、進行方向の加速度を検出するためのセンサを別途設ける必要はない。
全体制御部28aにおける回生制動制御部には、補助動力付き自転車10の進行方向の加速度の値および重力方向の加速度の値に応じて、回生状態に切り替えるための補助動力付き自転車10の各加速度に対する閾値が予め記憶されている。
進行方向の加速度が、閾値として所定の加速度以下となり、かつ重力方向の加速度が、所定の時間以上連続して、閾値として重力方向を正とする所定の加速度以下の場合は、回生制動制御部によりブレーキ状態であると判定されることで、回生制動制御部は、モータ52aおよびバッテリ28bを回生状態に切り替える。そして、回生制動制御部は、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。なお、この所定の時間の設定は、補助動力付き自転車10がブレーキをかけたときに停止するまでの時間や凹凸のある路面を走行している状態を考慮して決定される。たとえば、時速12km/hで走行中の補助動力付き自転車10の使用者が止まる目的でブレーキをかけた場合、補助動力付き自転車10が停止するまで約0.4secかかることから、所定の時間は、その時間の半分である0.2secとして決定するように考慮される。
一方、回生制動制御部は、速度センサ52cにおいて検出される速度に基づいて算出される加速度と加速度センサ28dの加速度の少なくともいずれか一方が、所定の閾値より大きい値である場合は、回生制動制御部によりブレーキ状態でないと判定されるので、回生状態は動作しない。
たとえば、速度センサ52cにおいて検出される速度に基づいて算出される加速度と加速度センサ28dおいて検出される加速度に対して設定される各閾値としては、たとえば、以下のように設定される。
ブレーキ時における回生状態の開始の条件として、進行方向の加速度が−3m/s2以下とし、かつ、0.2sec以上連続して重力方向の加速度が0以下とする。なお、この0.2secは、補助動力付き自転車10がブレーキをかけたときに停止するまでの時間を考慮して決定される。また、重力方向を正方向とする。
平地でブレーキした場合、たとえば、進行方向の加速度が−5m/s2となり、かつ、0.2sec以上連続して重力方向の加速度が0となるため、回生状態が動作し、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。
また、下り坂でブレーキした場合、たとえば、進行方向の加速度が−5m/s2となり、かつ、0.2sec以上連続して重力方向の加速度が−1m/s2となるため、回生状態が動作し、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。
一方、上り坂では、たとえば、進行方向の加速度が−3m/s2となっても、重力方向の加速度が1m/s2となるため、回生状態は動作しない。
以上の構成からなる補助動力付き自転車10は、従来のようにブレーキ状態を、少なくとも2個のブレーキセンサによる検知により回生状態に切り替えるのではなく、進行方向の加速度および重力方向の加速度のそれぞれの値に基づいて判定を行う。したがって、センサの数を減らしながら、ブレーキ状態において回生による充電を行うことができる。また、センサの数を減らすことで、補助動力付き自転車10において制御機器等を設置するための設置場所の選定の制約も低減され、配線も少なくなることから、補助動力付き自転車10の外観が損なわれることも回避することができる。
また、図3は、本発明にかかる補助動力付き自転車の第2の実施の形態による制御システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、補助動力付き自転車10に搭載される制御システム200は、リアキャリアユニット28´と、モータユニット52と、ハンガーユニット82と、フロントディレーラ36およびリアディレーラ38と、前照灯48と、表示装置46と、右ブレーキレバー44aおよび左ブレーキレバー44bとを備えている。なお、第2の実施の形態にかかる制御システム200は、リアキャリアユニット28´の構成を除き、図2に示す第1の実施の形態の制御システム100と構成が共通しているので、それらの共通している構成についての説明を省略する。
制御システム200に備えられる制御ユニットとしてのリアキャリアユニット28´は、制御システム200の制御ユニットを制御する全体制御部28aと、バッテリ28bと、尾灯28cと、角度センサ28eと、を有している。リアキャリアユニット28´は、リアキャリア26に装着されている。全体制御部28aは、マイクロコンピュータを有するものである。全体制御部28aには、制御システム200の電源としてのバッテリ28bが着脱自在に装着されている。尾灯28cは、バッテリ28bに一体で取り付けられている。
次に、制御システム200を用いた回生制動制御部における制御動作について説明する。
全体制御部28aが回生制動制御手段として機能するとき、全体制御部28aにおける加速度算出部は、速度センサ52cにより検出された速度に基づいて進行方向(重力方向に対して垂直な方向)の加速度を算出し、この算出された速度と仰俯角を検出する角度センサ28eからの入力信号に基づいて、モータ52aおよびバッテリ28bを、回生状態とするか否かのいずれかの状態に切り替える。したがって、進行方向の加速度は、速度センサ52cに基づいて算出されるので、進行方向の加速度を検出するためのセンサを別途設ける必要はない。
全体制御部28aにおける回生制動制御部には、補助動力付き自転車10の進行方向の加速度の値および仰俯角の値に応じて、回生状態に切り替えるための補助動力付き自転車10の加速度および仰俯角の角度に対する閾値が予め記憶されている。
進行方向の加速度が、閾値として所定の加速度以下となり、かつ仰俯角の角度が、所定の時間以上連続して、閾値として所定の角度以下の場合は、回生制動制御部によりブレーキ状態であると判定されることで、回生制動制御部は、モータ52aおよびバッテリ28bを回生状態に切り替える。そして、回生制動制御部は、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。なお、この所定の時間の設定は、補助動力付き自転車10がブレーキをかけたときに停止するまでの時間や凹凸のある路面を走行している状態を考慮して決定される。たとえば、時速12km/hで走行中の補助動力付き自転車10の使用者が止まる目的でブレーキをかけた場合、補助動力付き自転車10が停止するまで約0.4secかかることから、所定の時間は、その時間の半分である0.2secとして決定するように考慮される。
一方、回生制動制御部は、速度センサ52cにおいて検出される速度に基づいて算出される加速度と角度センサ28eの角度の少なくともいずれか一方が、所定の閾値より大きい値である場合は、回生制動制御部によりブレーキ状態でないと判定されるので、回生状態は動作しない。
たとえば、速度センサ52cにおいて検出される速度に基づいて算出される加速度と角度センサ28eにおいて検出される角度に対して設定される各閾値としては、たとえば、以下のように設定される。
ブレーキ時における回生状態の開始の条件として、進行方向の加速度が−3m/s2以下とし、かつ、0.2sec以上連続して仰俯角を実質0°以下とした。なお、仰俯角は、進行方向が上になる方向を正とする。
平地でブレーキした場合、たとえば、進行方向の加速度が−5m/s2となり、かつ、0.2sec以上連続して仰俯角が実質0°となるため、回生状態が動作し、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。
また、下り坂でブレーキした場合、たとえば、進行方向の加速度が−5m/s2となり、かつ、0.2sec以上連続して仰俯角が−5°となるため、回生状態が動作し、モータ52aで発電した電力を、回生回路を介してバッテリ28bに回生させる。
一方、上り坂では、たとえば、進行方向の加速度が−3m/s2となり、かつ、0.2sec以上連続して仰俯角が5°となるため、回生状態は動作しない。
以上の構成からなる補助動力付き自転車10は、従来のようにブレーキ状態を、少なくとも2個のブレーキセンサによる検知により回生状態に切り替えるのではなく、進行方向の加速度および仰俯角のそれぞれの値に基づいて判定を行う。したがって、センサの数を減らしながら、ブレーキ状態において回生による充電を行うことができる。また、センサの数を減らすことで、補助動力付き自転車10において制御機器等を設置するための設置場所の選定の制約も低減され、配線も少なくなることから、補助動力付き自転車10の外観が損なわれることも回避することができる。
なお、本実施の形態にかかる補助動力付き自転車では、モータユニットを前輪に装着されているが、これに限るものではなく、ハンガー部や後輪に装着されていてもよい。
その他、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。
10 補助動力付き自転車
20 フレーム
22 フレーム本体
24 フロントフォーク
25 サドル
26 リアキャリア
28、28´ リアキャリアユニット
28a 全体制御部
28b バッテリ
28c 尾灯
28d 加速度センサ
28e 角度センサ
30 駆動部
32a クランク軸
32b ギアクランク
32c ペダル
33 チェーン
34 ギア
36 フロントディレーラ
38 リアディレーラ
40 ハンドル部
42 ハンドルステム
44 ハンドルバー
44a 右ブレーキレバー
44b 左ブレーキレバー
44c グリップ
46 表示装置
48 前照灯
50 前輪
52 モータユニット
52a モータ
52b インバータ
52c 速度センサ
54 フロントリム
60 後輪
62 リアハブ
64 リアリム
70 ブレーキ部
72 フロントブレーキ装置
74 リアブレーキ装置
80 ハンガー部
82 ハンバーユニット
82a トルクセンサ
82b 角度センサ
90a〜90g 第1電力線
92 第2電力線
100、200 制御システム
この発明にかかる補助動力付き自転車は、補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、補助動力付き自転車の重力方向の加速度を検出する重力方向用加速度検出手段と、加速度算出手段が算出した加速度が、あらかじめ記憶された閾値以下であり、重力方向用加速度検出手段が検出した重力方向を正とする所定の加速度が、所定の時間以上連続してあらかじめ記憶された閾値以下の場合、補助動力付き自転車ブレーキ状態であると判定し、モータおよびバッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、を備える、補助動力付き自転車である。
また、この発明にかかる補助動力付き自転車は、補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、補助動力付き自転車の仰俯角を検出する仰俯角検出手段と、加速度算出手段が算出した加速度が、あらかじめ記憶された閾値以下であり、仰俯角検出手段が検出した角度が、所定の時間以上連続してあらかじめ記憶された閾値以下の場合、補助動力付き自転車ブレーキ状態であると判定し、モータおよびバッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、を備える、補助動力付き自転車である。

Claims (2)

  1. 補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、
    前記補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、前記検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、
    前記補助動力付き自転車の重力方向の加速度を検出する重力方向用加速度検出手段と、
    前記加速度算出手段が算出した加速度および前記重力方向用加速度検出手段が検出した加速度に基づき、前記補助動力付き自転車におけるブレーキ状態を検知し、前記モータおよび前記バッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、
    を備える、補助動力付き自転車。
  2. 補助力を発生するためのモータとバッテリとを備えた補助動力付き自転車であって、
    前記補助動力付き自転車の進行方向の速度を検出するため機能を有し、前記検出された速度に基づいて加速度を算出する加速度算出手段と、
    前記補助動力付き自転車の仰俯角を検出する仰俯角検出手段と、
    前記加速度算出手段が算出した加速度および前記仰俯角検出手段が検出した角度に基づき、前記補助動力付き自転車におけるブレーキ状態を検知し、前記モータおよび前記バッテリを、少なくともアシスト状態から回生状態に切り替える機能を有する回生制動制御手段と、
    を備える、補助動力付き自転車。
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