JPWO2014030317A1 - 人体通信装置、通信機器及び通信方法 - Google Patents

人体通信装置、通信機器及び通信方法 Download PDF

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Abstract

磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器からの磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続される人体用電極と、前記アンテナコイル及び前記人体用電極を含み前記磁気誘導信号の搬送波周波数に共振する共振回路とを備えた人体通信装置であって、人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が前記通信機器内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と等しい周波数で、前記通信機器から前記人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送する。

Description

本開示は、磁気誘導を用いた小電力近距離無線通信技術において、人体通信を利用した人体通信装置及び通信機器に関する。
近年、NFC(Near Field Communication)規格に代表されるように、磁気誘導を用いた近距離無線通信技術を採用した通信機器間での双方向通信が注目されている。
磁気誘導を用いた通信においては、通信機器を互いにかざすだけで簡単にデータのやり取りができるという利点はあるが、その通信距離は数cmから10cm程度であり、また、各々の通信機器に搭載されたアンテナコイル相対位置関係がずれると、通信ができなくなってしまう問題がある。磁気誘導を用いた通信において、通信距離を延長する手段として、ブースターアンテナコイルや、伝送媒体として人体を用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、例えば特許文献1の図1で開示された、従来技術に係る人体通信システムの構成例を示すブロック図である。この通信システムは、非接触ICカード通信用のリーダライタ11と、通信端末装置12と、通信端末装置13と、非接触ICカード14と、ユーザである人体15とを備えて構成される。例えば、通信システムにおいては、リーダライタ11及び通信端末装置12は、所定の位置に固定されて配置され、通信端末装置13及び非接触ICカード14は、ユーザとしての人体15に所持されている。
リーダライタ11には、非接触で無線通信するためのループアンテナ21が設けられており、リーダライタ11は、ループアンテナ21に電流を流して磁界を発生させ、通信端末装置12と非接触ICカード通信用の信号の送受信を行う。通信端末装置12は、リーダライタ11と非接触ICカード通信を行うとともに、人体15を通信媒体として、通信端末装置13と人体通信を行う。通信端末装置12には、無線通信するためのループアンテナ22、非接触IC通信送受信回路23、人体通信送受信回路24、及び通信電極25が設けられている。ループアンテナ22は、ループアンテナ21から発生した磁界を受信することで、リーダライタ11から送信されてきた信号を受信する。また、ループアンテナ22は、非接触ICカード通信用の信号をリーダライタ11に送信する。
非接触IC通信送受信回路23は、ループアンテナ22により受信された信号を取得して人体通信送受信回路24に供給する。また、非接触IC通信送受信回路23は、人体通信送受信回路24から信号が供給されると、ループアンテナ22にその信号を送信させる。人体通信送受信回路24は、非接触IC通信送受信回路23から供給された非接触ICカード通信用の信号を、人体通信用の信号に変換するとともに、変換により得られた信号を通信電極25から通信端末装置13に送信する。また、人体通信送受信回路24は、グランドと通信電極25との間に生じた電位差を検出することにより、人体15を介して通信端末装置13から送信されてきた人体通信用の信号を受信し、受信した信号を非接触ICカード通信用の信号に変換して非接触IC通信送受信回路23に供給する。
通信電極25は人体15と静電結合する。そして、通信電極25は、グランドを基準点として、基準点との電位差を利用して人体通信用の信号の送受信を行う。通信端末装置13は、人体15を通信媒体として通信端末装置12と人体通信を行うとともに、非接触ICカード14と非接触での無線通信、すなわち非接触ICカード通信を行う。通信端末装置13には、通信電極26、人体通信送受信回路27、非接触IC通信送受信回路28、及びループアンテナ29が設けられている。また、通信電極26は人体15と静電結合し、人体通信送受信回路27に設けられた図示せぬグランドを基準点として、基準点との電位差を利用して人体通信用の信号の送受信を行う。
人体通信送受信回路27は、通信電極26において受信された人体通信用の信号を、非接触ICカード通信用の信号に変換して非接触IC通信送受信回路28に供給する。また、人体通信送受信回路27は、非接触IC通信送受信回路28から供給された非接触ICカード通信用の信号を、人体通信用の信号に変換し、変換により得られた信号を通信電極26から通信端末装置12に送信する。また、人体通信送受信回路27は、これから送信しようとする人体通信用の信号(データ)に応じて、グランドと通信電極26との間に電位差を生じさせることにより、人体15を介して通信端末装置12に信号を送信する。さらに、非接触IC通信送受信回路28は、人体通信送受信回路27から供給された信号に応じてループアンテナ29に電流を流して磁界を発生させ、非接触ICカード14に信号を送信する。また、非接触IC通信送受信回路28は、ループアンテナ29において受信された非接触ICカード14からの信号を取得して人体通信送受信回路27に供給する。
ループアンテナ29は、非接触IC通信送受信回路28の制御に応じて磁界を発生させることにより、非接触ICカード14に非接触ICカード通信用の信号を送信し、非接触ICカード14の負荷の変動を受信することにより、非接触ICカード14から送信されてきた信号を受信する。非接触ICカード14は、非接触で無線通信するためのループアンテナ30を備えており、ループアンテナ30の負荷を変動させたり、ループアンテナ30において磁界を受信したりすることにより、通信端末装置13と非接触ICカード通信を行う。また、非接触ICカード14は、送信しようとするデータに応じて、ループアンテナ30に対する負荷を変動させて、ループアンテナ30にデータに応じた磁界を発生させることにより、ループアンテナ30に非接触ICカード通信用の信号を送信させる。
特開2009−81771号公報
しかしながら、各通信端末装置12,13にはそれぞれ、人体通信送受信回路24,27を備えているので、構成が複雑になり、消費電力も増大するという問題点があった。
本開示の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して構成が簡単であって、消費電力を大幅に軽減できる人体通信装置及び通信機器を提供することにある。
第1の開示に係る人体通信装置は、
磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器からの磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
前記アンテナコイルに接続される人体用電極と、
前記アンテナコイルと前記人体用電極を含み前記磁気誘導信号の搬送波周波数に共振する共振回路とを備えた人体通信装置であって、
人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が前記通信機器内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と等しい周波数で、前記通信機器から前記人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送することを特徴とする。
前記人体通信装置において、前記共振回路は、前記アンテナコイルと受動素子のみとにより構成されたことを特徴とする。
また、前記人体通信装置において、前記受動素子はキャパシタであることを特徴とする。
さらに、前記人体通信装置において、前記人体通信装置は、前記通信機器とは異なる筺体にて構成されることを特徴とする。
またさらに、前記人体通信装置において、前記人体通信装置は、前記通信機器に着脱可能に配置されたことを特徴とする。
またさらに、前記人体通信装置において、前記アンテナコイルと前記人体用電極との間に、前記磁気誘導信号を遮断するスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、前記人体通信装置において、前記人体用電極を複数備え、
前記複数の人体用電極のうち少なくとも1つの電極が人体に接触することなく、前記人体周辺の空間と結合して磁気誘導信号を伝送することを特徴とする。
さらに、前記人体通信装置において、前記人体用電極の表面は樹脂層により被覆され、人体の体表面と前記電極と間に形成される容量を介して前記磁気誘導信号を伝送することを特徴とする。
第2の開示に係る通信機器は、磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器であって、
磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
人体用電極と、
前記磁気誘導無線通信回路と、前記アンテナコイル及び人体用電極との間に挿入されたスイッチ手段とを備え、
前記スイッチ手段は、前記磁気誘導無線通信回路と前記アンテナコイルとの間の接続と、前記磁気誘導無線通信回路と前記人体用電極との間の接続を選択的に切り替え、前記スイッチ手段が前記磁気誘導無線通信回路を人体用電極と接続しているときに、前記通信機器から人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送し、
前記人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と前記磁気誘導無線通信回路内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が等しいことを特徴とする。
第3の開示に係る通信機器は、磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器であって、
磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
前記アンテナコイルに接続された人体用電極と、
前記磁気誘導無線通信回路及び前記アンテナコイルと、人体用電極との間に挿入されたスイッチ手段とを備え、
前記スイッチ手段は、前記磁気誘導無線通信回路及び前記アンテナコイルと、前記人体用電極との間の接続をオン又はオフし、当該接続をオンしているときに、前記通信機器から人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送し、
前記人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と前記磁気誘導無線通信回路内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が等しいことを特徴とする。
本開示に係る人体通信装置及び通信機器によれば、磁気誘導を用いた近距離無線通信装置において、別の送受信回路を追加することなく、人体を伝送路として用いて、従来技術に比較して簡単な構成で安定した通信を行うことができる。また、消費電力を大幅に軽減できる。
本開示の第1の実施形態に係る、人体103を介して接続された人体通信装置104,105を備えた人体通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1の人体通信装置104の具体的な構成例を示す斜視図である。 図2Aの人体通信装置104の回路例を示す回路図である。 第1の実施形態の変形例に係る人体通信装置104Aの構成例を示すブロック図である。 図3Aの人体通信装置104Aの回路例を示す回路図である。 図3Aの人体通信装置104Aの別の回路例を示す回路図である。 本開示の第2の実施形態に係る通信機器101A内の人体通信装置104Bの構成例を示すブロック図である。 図4Aの通信機器101A内の人体通信装置104Bの回路例を示す回路図である。 本開示の第2の実施形態の変形例に係る通信機器101B内の人体通信装置104Cの構成例を示すブロック図である。 図5Aの通信機器101B内の人体通信装置104Cの回路例を示す回路図である。 本開示の第3の実施形態に係る人体通信装置104における人体用電極107a,107bの第1の配置例を示す斜視図である。 本開示の第3の実施形態の変形例に係る人体通信装置104における人体用電極107a,107bの第2の配置例を示す斜視図である。 本開示の第4の実施形態に係る、二人の人体103A,103Bを介して接続された人体通信装置104,105を備えた人体通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1の人体通信システムでの実施例であって、受信側の通信機器102における受信強度の周波数特性を示す図である。 従来技術に係る人体通信システムの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
本実施形態では、人体通信装置と、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する通信機器の実施形態について以下に詳細に説明する。なお、各実施形態は、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する通信機器と共に適用される人体通信装置であるが、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する通信機器の具体的な構造については、特定のものに限定されず公知なので、その説明は省略する。
第1の実施形態.
図1は本開示の第1の実施形態に係る、人体103を介して接続された人体通信装置104,105を備えた人体通信システムの構成例を示すブロック図である。
図1において、101,102はNFC規格等の磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器、103は伝送媒体となる人体、104,105は本実施形態に係る人体通信装置を示す。本実施形態に係る人体通信装置104は共振回路109aを含み、共振回路109aは、磁気誘導を用いて磁気誘導信号を送受信する近距離無線通信用のアンテナコイル106aと、人体用電極107a,107bと、例えばキャパシタを含み前記人体用電極が人体通信を行う使用状態にあるときに磁気誘導を用いた近距離無線通信で使われる搬送波周波数に共振する共振素子108aとを備えて構成される。また、本実施形態に係る人体通信装置105は共振回路109bを含み、共振回路109bは、磁気誘導を用いた近距離無線通信用のアンテナコイル106bと、人体用電極107c,107dと、例えばキャパシタを含み前記人体用電極が人体通信を行う使用状態にあるときに磁気誘導を用いた近距離無線通信で使われる搬送波周波数に共振する共振素子108bとを備えて構成される。なお、共振素子108a,108bはキャパシタのみならず、インダクタを含み構成してもよい。
次いで、図1を参照して、本開示の実施形態に係る人体通信装置104,105により信号を送受信する方法について説明する。
図1において、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器101から送信された磁気誘導信号は、人体通信装置104に配置されるアンテナコイル106aによって受信された後、その磁気誘導信号の搬送波周波数と実質的に同一の共振周波数を有する共振回路109aを介して、その磁気誘導信号の搬送波周波数において最も効率の良い状態で人体用電極107a,107bに伝達される。人体用電極107a,107bは人体103を介して人体用電極107c,107dに連結され、電気的に接続されており、人体用電極107a,107bから人体103に伝達された信号は、その人体103を介して別の人体通信装置105の人体用電極107c,107dにさらに伝達される。伝達された信号は、その磁気誘導信号の搬送波周波数と実質的に同一の共振周波数を有する共振回路109bを介して、その磁気誘導信号の搬送波周波数において最も効率の良い状態で、人体通信装置105に配置されるアンテナコイル106bから送信され、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器102により受信される。
また、本実施形態に係る人体通信システムの信号の流れは、可逆性があるので、通信機器102から人体通信装置105、人体103及び人体通信装置104を介して通信機器101に信号を伝送してもよい。
以上のように構成された人体通信システムにおいては、通信機器101と通信機器102との間で信号の送受信が行われる。従って、磁気誘導通信とは別の送受信回路(図10の23,28)が不要であり、構成が簡易な人体通信装置104,105のみで可能であるので小型化や低消費電力化が容易である。
図2Aは図1の人体通信装置104の具体的な構成例を示す斜視図である。なお、図1の人体通信装置105も図2Aの人体通信装置104と同様に構成される。図2Aにおいて、人体通信装置104の筺体104h内に磁気誘導を用いた近距離無線通信用のアンテナコイル106aを配置し、当該アンテナコイル106aは共振素子108aに接続される。さらに、共振素子108aは、人体通信装置104の筐体104h上に配置された人体用電極107a,107bに接続される。人体通信装置104は、通信機器101に対して着脱可能な構造となっている。
図2Bは図2Aの人体通信装置104の回路例を示す回路図である。なお、図1の人体通信装置105も図2Bの人体通信装置104と同様に構成される。図2Bにおいて、磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器101のアンテナコイル101cは人体通信装置104のアンテナコイル106aと誘導結合Mして接続される。アンテナコイル106aには、人体用電極107a、107b間に、並列に例えばキャパシタCである共振素子108aが接続される。当該共振素子108aのキャパシタCの容量は、人体通信用電極107a,107bが人体に対して人体通信を行う状態にあるときに、共振素子108aが、通信機器101のアンテナコイル101cから送信される磁気誘導信号の搬送波周波数と実質的に同一の共振周波数を有する共振回路109aを構成するように決定される。アンテナコイル106aの一端は人体用電極107aに接続され、その他端は人体用電極107bに接続される。ここで、共振回路109aは例えばLCの受動素子のみで構成され、能動素子を備えていないことを特徴としている。
以上のように構成された図2Bの人体通信装置104において、通信機器101のアンテナコイル101cから送信された磁気誘導信号はアンテナコイル106によって受信された後、共振回路109aにより帯域通過ろ波され、人体用電極107a,107bに伝達される。
以上のように構成された人体通信装置104は、磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器101とは別々の筐体で構成されている。従って、人体通信装置104と通信機器101を同一筺体で構成する必要がなく、通信機器101に新たに機能を追加することなく、容易に人体通信機能を実現できる。また、人体通信装置104は、通信機器101に対して着脱可能な構造となっているため、人体通信装置104と通信機器101を離隔することにより、前記通信機器101が有している磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能を何ら損なうことがない。
また、磁気誘導を用いた近距離無線通信を利用した人体通信システムにおいて、別の送受信回路(図10の23,28)を追加することなく、かつ通信機器101,102の構成に何らの追加をすることなく磁気誘導を用いた近距離無線通信技術を搭載している通信機器101,102間での双方向通信の通信距離を延長することができる。
さらに、共振回路109aを例えばキャパシタなどの受動素子のみで構成することにより、人体通信装置104には電源を供給する必要がなく通信機器101の消費電力に何らの影響を与えることがない。
またさらに、通信機器101と人体通信装置104は図2Aに示すように一体型の構造である必要がないので、容易に分離することが可能であり、前記通信機器101が有している磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能(磁気誘導無線通信回路の機能)を何ら損なうことがない。
以上説明したように、本実施形態によれば、電源を供給することなく取り外し可能な構造で、磁気誘導を用いた近距離無線通信の通信距離を、人体103を伝送路として使用することで、安定した通信を行うことができ、従来技術に係る磁気誘導を用いた近距離無線通信の通信距離の制約を解消できる。従って、前記通信機器101,102同士の位置と向きに制約がなく、さらに容易に分離することで前記通信機器101,102の磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能を何ら損なうことがない人体通信装置104,105が実現できる。
第1の実施形態の変形例.
図3Aは第1の実施形態の変形例に係る人体通信装置104Aの構成例を示すブロック図である。なお、図1の人体通信装置105も図3Aの人体通信装置104と同様に構成される。図3Aの人体通信装置104Aは図1の人体通信装置104に比較して、人体通信装置104A内にスイッチSW1を設けたことを特徴としている。図3Aにおいて、人体通信装置104Aは共振回路109aを含み、共振回路109aは、磁気誘導を用いた近距離無線通信用のアンテナコイル106aと、当該アンテナコイル106aと共振素子108aの間に設けられ電気的信号をオン/オフするスイッチSW1と、例えばキャパシタである共振素子108aと、人体用電極107aとを備えて構成される。
以上のように構成された人体通信装置104Aにおいて、人体通信を使用する場合にはスイッチSW1をオンして第1の実施形態と同様に動作する一方、人体通信を使用しない場合には、スイッチSW1をオフすることで、共振素子108aが近距離無線通信用のアンテナコイル106aと分離され、近距離無線通信用のアンテナコイル106aの共振周波数は磁気誘導を用いた近距離無線通信で使われる搬送波周波数ではなくなる。したがって、スイッチSW1をオフすることで、人体通信装置104Aが通信機器101に接続された状態でも、人体通信ではなく電磁誘導を用いた従来の近距離無線通信を行うことができる。すなわち、スイッチSW1をオン/オフすることにより、前記通信機器101が有している磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能を何ら損なうことがなく人体通信機能を実現できる。
図3Bは図3Aの人体通信装置104Aの回路例を示す回路図である。図3Bの人体通信装置104Aは、図2Bの人体通信装置104と比較して、アンテナコイル106とキャパシタCとの間にスイッチSW1を挿入したことを特徴としている。その他の構成は図2Bと同様である。
図3Cは図3Aの人体通信装置104Aの別の回路例を示す回路図である。図3Cの人体通信装置104Aは、図3Cの人体通信装置104Aと比較して、人体用電極107aとキャパシタCとの間にスイッチSW1を挿入したことを特徴としている。その他の構成は図3Bと同様である。このように構成しても、スイッチSW1をオフにすることにより人体通信用電極107a,108bが分離され、近距離無線通信用のアンテナコイル106aの共振周波数は磁気誘導を用いた近距離無線通信で使われる搬送波周波数ではなくなる。すなわち、図3Bの人体通信装置104Aと同様の作用効果を有する。
第2の実施形態.
図4Aは本開示の第2の実施形態に係る通信機器101A内の人体通信装置104Bの構成例を示すブロック図である。図4Aの人体通信装置104Bは、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する通信機器101A内にスイッチSW2,SW3を設けたことを特徴としている。人体通信装置104Bは、磁気誘導無線通信回路101aと、アンテナコイル101cと、人体用電極107a,107bと、磁気誘導無線通信回路101aと、アンテナコイル101c及び人体用電極107a,107bとの間に信号の経路を切り換えるスイッチSW2,SW3とを備えて構成される。
図4Aの人体通信装置104Bにおいて、人体通信を使用する場合には、スイッチSW2,SW3を、磁気誘導無線通信回路101aから人体用電極107a,107bに接続する経路に切り換える一方、人体通信を使用しない場合にはスイッチSW2,SW3を、磁気誘導無線通信回路101aからアンテナコイル101cに接続する経路に切り換える。
図4Bは図4Aの通信機器101A内の人体通信装置104Bの回路例を示す回路図である。図4Bにおいて、人体通信を使用する場合には、スイッチSW2,SW3は連動して各接点a側に切り替えられ、磁気誘導無線通信回路101aから人体用電極107a,107bに接続する経路に切り換える一方、人体通信を使用しない場合には、スイッチSW2,SW3を連動して各接点b側に切り替え、磁気誘導無線通信回路101aからアンテナコイル101cに接続する経路に切り換える。
以上のように構成された本実施形態では、スイッチSW2,SW3を選択的に切り換えることにより、前記通信機器101Aが有している磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能を何ら損なうことがなく人体通信機能を実現できる。
第2の実施形態の変形例.
図5Aは本開示の第2の実施形態の変形例に係る通信機器101B内の人体通信装置104Cの構成例を示すブロック図である。図5Aの人体通信装置104Cは、図4Aの人体通信装置104Bと比較して、スイッチSW2,SW3に代えて、スイッチSW4,SW5を備えたことを特徴としている。図5Aの人体通信装置104Cは、磁気誘導無線通信回路101aと、アンテナコイル101cと、人体用電極107a,107bと、磁気誘導無線通信回路101a及びアンテナコイル101cと人体用電極107a,107bとの間に設けられ信号伝送をオン/オフするスイッチSW4,SW5とを備えて構成される。
以上のように構成された人体通信装置104Cにおいて、人体通信を使用する場合にはスイッチSW4,SW5をオンし、人体通信を使用しない場合には、スイッチSW4,SW5をオフすることで、人体用電極107a,107bを、磁気誘導無線通信回路101a及びアンテナコイル101cから分離される。
図5Bは図5Aの通信機器101B内の人体通信装置104Cの回路例を示す回路図である。図5Bにおいて、磁気誘導無線通信回路101aは常時アンテナコイル101cに接続されテイル。磁気誘導無線通信回路101aはさらに、スイッチSW4,SW5を介して人体用電極107a,107bに接続される。
以上説明したように、スイッチSW4,SW5をオン/オフすることにより、人体通信の伝送を行うか否かを選択的に切り替えることができ、前記通信機器101Bが有している磁気誘導を用いた近距離無線通信の機能を何ら損なうことがなく人体通信機能を実現できる。
第3の実施形態.
図6は本開示の第3の実施形態に係る人体通信装置104における人体用電極107a,107bの第1の配置例を示す斜視図である。人体通信装置104における他の構成については上述の実施形態の通りであり、また、本実施形態は人体通信装置105にも適用できる。図6において、人体用電極107a,107bは、人体通信装置104の左右側面に形成され、人体用電極107a,107bはともに伝送媒体となる人体の手103Hに接触し、信号を人体を介して伝送することを特徴としている。
なお、前記人体通信用電極107a,107bの表面は薄い樹脂層で被覆され、人体体表面と前記電極107a,107bとの間の容量を介して信号を伝送してもよい。また、図6において、2つの人体用電極107a,107bの場合について説明しているが、本開示はこれに限らず、3つ以上の人体用電極を形成してもよい。さらに、図6において、人体通信装置104を人体の手103Hで持った場合の例を示したが、人体用電極107a,107bが接する人体の部位はこれに限らず、人体の他の部位であってもよい。またさらに、図中の人体用電極107a,107bの位置は、人体通信装置104のうちの配置の一例を示すものであり、他の位置に形成してもよい。また、ここでは人体通信装置104について説明したが人体通信装置104B、人体通信装置104Cにおいても同様である。
第3の実施形態の変形例.
図7は本開示の第3の実施形態の変形例に係る人体通信装置104における人体用電極107a,107bの第2の配置例を示す斜視図である。人体通信装置104における他の構成については上述の実施形態の通りであり、また、本実施形態は人体通信装置105にも適用できる。図7において、人体用電極107a,107bは、人体通信装置104の上面と、右側面に形成され、人体用電極107bは伝送媒体となる人体の手103Hに接触するが、人体用電極107aは伝送媒体となる人体の手103Hに接触せず、その周辺の自由空間を基準電位として、信号を人体を介して伝送することを特徴としている。ここで、接触しない人体用電極は複数のうちの少なくとも1つであってもよい。
なお、前記人体通信用電極107a,107bの表面は薄い樹脂層で被覆され、人体体表面と前記電極107a,107bとの間の樹脂層の静電容量を介して信号を伝送してもよい。また、図7において、2つの人体用電極107a,107bの場合について説明しているが、本開示はこれに限らず、3つ以上の人体用電極を形成してもよい。さらに、図7において、人体通信装置104を人体の手103Hで持った場合の例を示したが、人体用電極107a,107bが接する人体の部位はこれに限らず、人体の他の部位であってもよい。またさらに、図中の人体用電極107a,107bの位置は、人体通信装置104のうちの配置の一例を示すものであり、他の位置に形成してもよい。また、ここでは人体通信装置104について説明したが人体通信装置104B、人体通信装置104Cにおいても同様である。
第4の実施形態.
図8は本開示の第4の実施形態に係る、二人の人体103A,103Bを介して接続された人体通信装置104,105を備えた人体通信システムの構成例を示すブロック図である。図8において、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路101から、人体通信装置104と、人体通信装置104を所持する伝送媒体となる人体103Aの手103A1、その人体本体、人体の手103A2と、他の人体103Bの手103B2、その人体本体、人体の手103B1と、伝送媒体となる人体103Bが所持する人体通信装置105を介して、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路102を備えた通信機器102に信号が伝送される。従って、通信機器101と通信機器102の間で信号の伝送が可能となる。
図8の人体通信システムにおいて、人体通信装置104を用いているが、本開示はこれに限らず、人体通信装置104A,104B,104Cを用いてもよい。また、人体通信装置105を用いているが、本開示はこれに限らず、人体通信装置105A,105B,105Cを用いてもよい。
以上の第4の実施形態では、二人の人体103A,103Bの場合を示したが、本開示はこれに限らず、三人以上の人体を介して信号を伝送してもよい。
以上の各実施形態では、磁気誘導を用いた近距離無線通信技術を利用する磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器101、102間の信号伝送の例を示したが、本開示はこれに限らず、通信機器101、102のうちのいずれか一方は人体通信用の機能しか持たない通信用の端末であってもよい。
図9は図1の人体通信システムでの実施例であって、受信側の通信機器102における受信強度の周波数特性を示す図である。図9において、人体通信装置があるときの周波数特性801(実線)は、人体通信装置がないときの周波数特性802(点線)に比較して、磁気誘導信号の搬送波周波数(本実施例では13.56MHzに設定)において約17dBの利得の向上が確認できた。このように利得が向上することで信号伝送を安定して行うことができ、通信距離を延長できる。なお、図中に示される数値は特性の一例を示すものであり、本開示の実施形態や利得を向上させる周波数を制限するものではない。
本開示に係る人体通信装置は、磁気誘導を用いた近距離無線通信を有する通信機器を簡易な人体通信装置を取り付けるのみで、人体を伝送媒体として通信を行うことで、磁気誘導を用いた近距離無線通信を行う際の通信機器同士の位置関係の制約がなく、また通信機器の機能を損なうことなく使用できるという特徴を有し、磁気誘導を用いた近距離無線通信の利便性を向上する人体通信装置として有用である。
101,102,101A,101B…磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器、
101a…磁気誘導無線通信回路、
101c…アンテナコイル、
103…人体、
103H,103A1,103A2,103B1,103B2…人体の手、
104,105,104A,104B,104C…人体通信装置、
104h…筐体、
106a,106b…アンテナコイル、
107a,107b,107c,107d…人体用電極、
108a,108b…共振素子、
109a,109b…共振回路、
C…キャパシタ、
SW1,SW2,SW3,SW4,SW5…スイッチ。
図3Cは図3Aの人体通信装置104Aの別の回路例を示す回路図である。図3Cの人体通信装置104Aは、図3の人体通信装置104Aと比較して、人体用電極107aとキャパシタCとの間にスイッチSW1を挿入したことを特徴としている。その他の構成は図3Bと同様である。このように構成しても、スイッチSW1をオフにすることにより人体通信用電極107a,10bが分離され、近距離無線通信用のアンテナコイル106aの共振周波数は磁気誘導を用いた近距離無線通信で使われる搬送波周波数ではなくなる。すなわち、図3Bの人体通信装置104Aと同様の作用効果を有する。
図5Bは図5Aの通信機器101B内の人体通信装置104Cの回路例を示す回路図である。図5Bにおいて、磁気誘導無線通信回路101aは常時アンテナコイル101cに接続されている。磁気誘導無線通信回路101aはさらに、スイッチSW4,SW5を介して人体用電極107a,107bに接続される。
第4の実施形態.
図8は本開示の第4の実施形態に係る、二人の人体103A,103Bを介して接続された人体通信装置104,105を備えた人体通信システムの構成例を示すブロック図である。図8において、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路101から、人体通信装置104と、人体通信装置104を所持する伝送媒体となる人体103Aの手103A1、その人体本体、人体の手103A2と、他の人体103Bの手103B2、その人体本体、人体の手103B1と、伝送媒体となる人体103Bが所持する人体通信装置105を介して、磁気誘導を用いた近距離無線通信機能を有する磁気誘導無線通信回路備えた通信機器102に信号が伝送される。従って、通信機器101と通信機器102の間で信号の伝送が可能となる。

Claims (11)

  1. 磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器からの磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルに接続される人体用電極と、
    前記アンテナコイルと前記人体用電極を含み前記磁気誘導信号の搬送波周波数に共振する共振回路とを備えた人体通信装置であって、
    人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が前記通信機器内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と等しい周波数で、前記通信機器から前記人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送することを特徴とする人体通信装置。
  2. 前記共振回路は、前記アンテナコイルと受動素子のみとにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の人体通信装置。
  3. 前記受動素子はキャパシタであることを特徴とする請求項2に記載の人体通信装置。
  4. 前記人体通信装置は、前記通信機器とは異なる筺体にて構成されることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の人体通信装置。
  5. 前記人体通信装置は、前記通信機器に着脱可能に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の人体通信装置。
  6. 前記アンテナコイルと前記人体用電極との間に、前記磁気誘導信号を遮断するスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の人体通信装置。
  7. 前記人体用電極を複数備え、
    前記複数の人体用電極のうち少なくとも1つの電極が人体に接触することなく、前記人体周辺の空間と結合して磁気誘導信号を伝送することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の人体通信装置。
  8. 前記人体用電極の表面は樹脂層により被覆され、人体の体表面と前記電極と間に形成される容量を介して前記磁気誘導信号を伝送することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の人体通信装置。
  9. 磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器であって、
    磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
    人体用電極と、
    前記磁気誘導無線通信回路と、前記アンテナコイル及び人体用電極との間に挿入されたスイッチ手段とを備え、
    前記スイッチ手段は、前記磁気誘導無線通信回路と前記アンテナコイルとの間の接続と、前記磁気誘導無線通信回路と前記人体用電極との間の接続を選択的に切り替え、前記スイッチ手段が前記磁気誘導無線通信回路を人体用電極と接続しているときに、前記通信機器から人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送し、
    前記人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と前記磁気誘導無線通信回路内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が等しいことを特徴とする通信機器。
  10. 磁気誘導を用いて無線通信を行う磁気誘導無線通信回路を備えた通信機器であって、
    磁気誘導信号を送受信するアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルに接続された人体用電極と、
    前記磁気誘導無線通信回路及び前記アンテナコイルと、人体用電極との間に挿入されたスイッチ手段とを備え、
    前記スイッチ手段は、前記磁気誘導無線通信回路及び前記アンテナコイルと、前記人体用電極との間の接続をオン又はオフし、当該接続をオンしているときに、前記通信機器から人体を介して相手方の通信機器に前記磁気誘導信号を伝送し、
    前記人体内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数と前記磁気誘導無線通信回路内を伝播する前記磁気誘導信号の搬送波周波数が等しいことを特徴とする通信機器。
  11. 前記搬送波周波数は、13.56MHzであることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の人体通信装置。
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