JPWO2014024304A1 - 基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
第1通信装置2は、無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、第1通信装置2への信号が第2通信装置3から第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置2から第2通信装置3へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択する選択部10と、選択部10により選択されたサブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化して得られる符号を生成する結合符号化部11と、結合符号化部11により生成された符号を第1搬送波で第2通信装置3へ送信する符号送信部(12、17、18)と、を備える。
Description
本明細書で論じられる実施態様は、基地局装置、移動局装置、通信システム及び通信方法に関する。
移動体通信において1つの移動局装置が複数のキャリアを並列に送受信する技術が知られている。このような技術の一例にはキャリアアグリゲーションがある。また、TDD(: Time Division Duplex)方式において、無線フレームを分割したサブフレーム毎にアップリンク(UL:Uplink)とダウンリンク(DL:Downlink)が割り当てられる技術が知られている。このような割り当て方式の一例には、3GPP(3rd Generation Partnership Project) TS(Technical Specification) 36.211に定められるUL-DL構成 (Uplink-downlink configuration)がある。
関連する技術として、端末により実行される無線通信システムにおけるHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)を実行する方法が知られている。この方法では、第1のサブフレームでダウンリンク割当を受信し、ダウンリンク割り当ては、論理的にインデックスが付けられたリソース単位であるCCE(Control Channel Element)に基づいて送信される。第1のサブフレームでダウンリンク共有チャネル上にダウンリンクデータを受信し、ダウンリンク共有チャネルは、ダウンリンク割り当てによって割り当てられる。ダウンリンクデータの成功的または非成功的受信を示すACK/NACK信号が生成される。第2のサブフレームのアップリンクリソースを利用してACK/NACK信号または代表ACK/NACK信号を送信する。
関連する技術として、無線通信システムにおける端末により実行されるデータ受信方法が知られている。この方法は、基地局から第1のダウンリンクコンポーネント搬送波を介して物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel: PDCCH)上にダウンリンクスケジューリング情報を受信する段階を含む。この方法は、ダウンリンクスケジューリング情報に基づいて基地局から第2のダウンリンクコンポーネント搬送波を介してデータを受信する段階を含む。PDCCH及びPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)は、同一サブフレームに送信される。
関連する技術として、基地局装置において、CIF(Carrier Indicator Field)でPDSCHが割り当てられるCC(Component Carrier)及び/又はサブフレームを通知する方法が知られている。
3GPP TS 36.211 V10.5.0
3GPP TS 36.212 V10.6.0
3GPP TS 36.213 V10.6.0
移動局装置が並列に送受信する複数キャリアの間でダウンリンクに割り当てられたサブフレームが異なる場合、一方のキャリアでアップリンクに割り当てられたサブフレームが、他方のキャリアではダウンリンクに割り当てられる場合が発生しうる。この場合には、一方のキャリアで他方のデータに対するダウンリンクスケジューリング情報を送ろうとした場合、データが送信されるサブフレームと同じサブフレームでこのデータの無線リソース割当情報を送信することができない。
データが送信されるサブフレームの指定情報をダウンリンク制御情報に加えると、ダウンリンク制御情報の増加を招く。本明細書に開示される装置又は方法は、移動局装置が並列に送受信する複数のキャリアの間でダウンリンクに割り当てられたサブフレームが異なる場合に生じるダウンリンク制御情報の増加の軽減を目的とする。
装置の一観点によれば第1通信装置が与えられる。第1通信装置は、無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、第1通信装置への信号が第2通信装置から第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置から第2通信装置へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択する選択部を備える。第1通信装置は、選択部により選択されたサブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化(ジョイントコーディング)あるいは選択部により選択されたサブフレームの指定情報と第1搬送波で送信される制御信号の組み合わせをビット列に割り当てして得られる符号を生成する結合符号化部と、結合符号化部により生成された前記符号を第1搬送波で第2通信装置へ送信する符号送信部を備える。
他の装置の一観点によれば第2通信装置が与えられる。通信装置は、無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち第1通信装置から第2通信装置への信号が第1搬送波で送信されるサブフレームにおいて、第2通信装置から第1通信装置への信号が第1搬送波で送信されるいずれかのサブフレームの指定情報と制御情報とを結合符号化(ジョイントコーディング)あるいはサブフレームの指定情報と第1搬送波で送信される制御信号の組み合わせをビット列に割り当てして得られる符号を受信する符号受信部を備える。第2通信装置は、指定情報で指定されたサブフレームで第1通信装置から第2搬送波で送信されたデータを受信するデータ受信部を備える。
方法の一観点によれば通信方法が与えられる。通信装置は、無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、第1通信装置への信号が第2通信装置から第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置から第2通信装置へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択することを含む。通信方法は、選択されたサブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化(ジョイントコーディング)あるいは選択されたサブフレームの指定情報と第1搬送波で送信される制御信号の組み合わせをビット列に割り当てして得られる符号を生成し、符号を第1搬送波で第2通信装置へ送信することを含む。
本明細書に開示される装置又は方法によれば、移動局装置が並列に送受信する複数のキャリアの間でダウンリンクに割り当てられたサブフレームが異なる場合に生じるダウンリンク制御情報の増加が軽減される。
本発明の目的及び利点は、特許請求の範囲に示した要素及びその組合せを用いて具現化され達成される。前述の一般的な記述及び以下の詳細な記述の両方は、単なる例示及び説明であり、特許請求の範囲のように本発明を限定するものでないと解するべきである。
<1.第1実施例>
<1.1.通信システムの構成例>
以下、添付される図面を参照して、好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの構成例の説明図である。通信システム1は、第1通信装置2と第2通信装置3を備える。第1通信装置2の一例は基地局装置である。また第2通信装置3の一例は移動局装置である。以下の説明では、第1通信装置2と第2通信装置3が、3GPPにおいて規格化が進められているLTE(Long Term Evolution)-Advancedに準拠する基地局装置及び移動局装置である場合の例示を使用する。但しこの例示は、本明細書に記載される通信装置が、LTE-Advancedに準拠する通信システムのみに限定して適用されることを意図するものではない。本明細書に記載される通信装置は、1つの通信装置が複数のキャリアを並列に送受信し、ダウンリンクデータを送信するキャリア又は自動再送要求におけるプロセスを指定するプロセス番号が制御情報として送信される通信システムに広く適用可能である。
<1.1.通信システムの構成例>
以下、添付される図面を参照して、好ましい実施例について説明する。図1は、通信システムの構成例の説明図である。通信システム1は、第1通信装置2と第2通信装置3を備える。第1通信装置2の一例は基地局装置である。また第2通信装置3の一例は移動局装置である。以下の説明では、第1通信装置2と第2通信装置3が、3GPPにおいて規格化が進められているLTE(Long Term Evolution)-Advancedに準拠する基地局装置及び移動局装置である場合の例示を使用する。但しこの例示は、本明細書に記載される通信装置が、LTE-Advancedに準拠する通信システムのみに限定して適用されることを意図するものではない。本明細書に記載される通信装置は、1つの通信装置が複数のキャリアを並列に送受信し、ダウンリンクデータを送信するキャリア又は自動再送要求におけるプロセスを指定するプロセス番号が制御情報として送信される通信システムに広く適用可能である。
基地局装置2は、移動局装置3と無線接続して無線通信を行う無線通信装置である。また、基地局装置2は、1又は複数のセル範囲内において移動局装置3に対して音声通信や映像配信など種々のサービスを提供できる。以下の説明及び添付する図面において、基地局装置及び移動局装置をそれぞれ「基地局」及び「移動局」と表記することがある。
移動局3は、基地局2と無線接続して無線通信を行う無線通信装置である。移動局3は、例えば携帯電話機や情報携帯端末装置などであってよい。移動局3は、基地局2からデータ信号などを受信し、基地局2へデータ信号などを送信することができる。本明細書において、基地局2から移動局3への通信リンクはダウンリンク(DL: Down Link)と表記し、移動局3から基地局2への通信リンクはアップリンク(UL: Up Link)と表記することがある。
通信システム1では、基地局2と移動局3は、複数のセルをそれぞれ構成する複数のコンポーネントキャリアを用いて複数の物理チャネルで信号を同時かつ並列に送受信できる。移動局3へPDCCH信号が送信されるセルを「スケジューリングセル」と表記する。また、移動局3へPDSCH信号が送信されるセルを「スケジュールドセル」と表記する。また、コンポーネントキャリアを「CC」と表記する。CCはいずれかの周波数バンドに属しており、アップリンク及びダウンリンクへのサブフレームの割り当ては周波数バンド毎あるいはCC毎にUL-DL構成によって定められている。
図2は、UL-DL構成の説明図である。図2において「D」はダウンリンクに割り当てられたサブフレームを示し、「U」はアップリンクに割り当てられたサブフレームを示し、「S」はスペシャルサブフレームを示す。スペシャルサブフレームは、フレーム同期やダウンリンク送信やアップリンク送信に使用される。例えば、UL-DL構成が「0」であるバンドのセルでは、サブフレーム0及び5がダウンリンクに割り当てられ、サブフレーム2〜4及び7〜9がアップリンクに割り当てられ、スペシャルサブフレームはサブフレーム1及び6である。
スケジューリングセルとスケジュールドセルが異なる周波数バンドに属する場合、これらのセルのUL-DL構成が異なる状況が発生しうる。図3は、スケジューリングセル及びスケジュールドセルのUL-DL構成の一例の説明図である。参照符号60及び61は、それぞれスケジューリングセル及びスケジュールドセルのUL-DL構成を示す。図6、図10、図20、図24の(A)、図24の(B)、図25、図27の(A)、図27の(B)、図28の(A)、図28の(B)、図29の(A)、図29の(B)、図30の(A)、図30の(B)及び図31の参照符号の用法も同様である。
図3は、スケジューリングセルとスケジュールドセルのUL-DL構成がそれぞれ1及び2である場合を示す。この場合には、スケジュールドセルではダウンリンクに割り当てられたサブフレーム3及び8に対して、スケジューリングセルではアップリンクが割り当てられる。したがってサブフレーム3及び8ではPDCCH信号とPDSCH信号が同一フレームで送信されない。
このため、基地局2は、スケジューリングセルでアップリンクが割り当てられたサブフレームで送信するPDSCH信号の無線リソース割当を指定するPDCCH信号を、スケジューリングセルでダウンリンクが割り当てられたサブフレームで送信する。なお、以下の説明及び添付図面において無線リソース割当情報を送信することを「スケジューリングする」と表記することがある。
図3の例では、基地局2は、サブフレーム3で送信するPDSCH信号をスケジューリングするためのPDCCH信号を、スケジューリングセルでPDCCH信号が送信できるサブフレーム1で送信する。このようにPDCCH信号が送信されるサブフレームと異なるサブフレームでPDSCH信号を送信することを「クロスサブフレームスケジューリング」と表記する。
また、基地局2は、スケジューリングセルでアップリンクが割り当てられたサブフレームで送信するPDSCH信号を、他のサブフレームのPDSCH信号と合わせて1つのPDCCH信号でスケジューリングすることもできる。図3の例では、基地局2は、サブフレーム3で送信するPDSCH信号をサブフレーム1のPDSCH信号と合わせて、サブフレーム1で送信されるPDCCH信号でスケジューリングしてもよい。このように1つのPDCCH信号で、PDSCH信号が送信されるサブフレームを複数個に指定することを「マルチサブフレームスケジューリング」と表記する。なお以下の説明においてクロスサブフレームスケジューリング及びマルチサブフレームスケジューリングを総称して「クロスサブフレームスケジューリング等」と表記することがある。
基地局2は、クロスサブフレームスケジューリング等を行う場合に、PDSCH信号を送信するサブフレームを指定する情報を、PDCCHで送信される他のダウンリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)と合わせて結合符号化(ジョイントコーディング)あるいはPDSCH信号を送信するサブフレームを指定する情報とPDCCHで送信される他のダウンリンク制御情報の組み合わせをビット列に割り当てする。なお、以下の説明及び添付する図面においてPDSCH信号を送信するサブフレームを指定する情報を「サブフレーム情報」と表記することがある。
<1.2.機能構成>
図4は、基地局2の一例の機能構成図である。基地局2は、スケジューラ10と、L1(Layer 1)/L2(Layer 2)制御情報生成部11と、制御チャネル生成部12と、MAC(Media Access Control)制御信号生成部13を備える。基地局2は、RRC(Radio Resource Control)制御情報生成部14と、ユーザデータ生成部15と、共有チャネル生成部16と、多重部17と、無線処理部18を備える。基地局2は、無線処理部20と、分離部21と、上りデータ処理部22と、割当情報生成部30を備える。
図4は、基地局2の一例の機能構成図である。基地局2は、スケジューラ10と、L1(Layer 1)/L2(Layer 2)制御情報生成部11と、制御チャネル生成部12と、MAC(Media Access Control)制御信号生成部13を備える。基地局2は、RRC(Radio Resource Control)制御情報生成部14と、ユーザデータ生成部15と、共有チャネル生成部16と、多重部17と、無線処理部18を備える。基地局2は、無線処理部20と、分離部21と、上りデータ処理部22と、割当情報生成部30を備える。
スケジューラ10は、移動局3が使用するセルの周波数バンドあるいはCCのUL-DL構成に従って、移動局3のダウンリンク通信や上りリンク通信に対する無線リソースの割り当てを行う。無線リソースは、例えば通信に使用される周波数やタイムスロットである。
L1/L2制御情報生成部11は、物理レイヤ及びMACレイヤ間の制御のためのL1/L2制御情報を生成する。L1/L2制御情報の一例はダウンリンク制御情報である。ダウンリンク制御情報には複数のフォーマットが用いられる。ダウンリンク制御情報のフォーマットをDCIフォーマット(DCI format)と呼ぶ。
例えば、移動局3が使用するCCを指定するCIFの送信にはDCIフォーマット0、1、1A、1B、1D、2、2A、2B、2C及び4が使用される。また、HARQにおけるプロセスを指定するHARQプロセス番号の送信にはDCIフォーマット1、1A、1B、1D、2、2A、2B及び2Cが使用される。制御チャネル生成部12は、L1/L2制御情報生成部11により生成されたL1/L2制御情報を符号化及び変調することによりPDCCH信号を生成し、多重部17へ出力する。
MAC制御信号生成部13は、MAC-CE(Medium Access Control -Control Element)制御情報を生成して共有チャネル生成部16に出力する。RRC制御情報生成部14は、RRC制御情報を生成して共有チャネル生成部16に出力する。ユーザデータ生成部15は、ユーザデータを生成して共有チャネル生成部16に出力する。共有チャネル生成部16は、MAC-CE制御情報、RRC制御情報及びユーザデータのうち少なくともいずれかを含んだデータブロックであるトランスポートブロックを符号化及び変調することによりPDSCH信号を生成し多重部17へ出力する。
多重部17は、制御チャネル生成部12及び共有チャネル生成部16の出力を多重化し、多重化した多重化情報に対して逆高速フーリエ変換処理を行い時間領域の多重化信号に変換し、時間領域の多重化信号を無線処理部18に出力する。無線処理部18は、ベースバンド帯域の多重化信号を無線帯域の無線信号に変換して移動局3へ送信する。
無線処理部20は、移動局3から送信された無線信号を受信する。無線処理部20は、受信した無線帯域の無線信号をベースバンド帯域の受信信号に変換する。分離部21は、受信信号から、データ信号、上り制御情報及び参照信号などを分離する。分離部21は、受信信号から分離したデータ信号を上りデータ処理部22に出力する。上りデータ処理部22は、データ信号を復調及び復号することでユーザデータを抽出する。ユーザデータは、上位制御装置への送信など、他の処理部に出力される。
割当情報生成部30は、サブフレーム情報とダウンリンク制御情報の結合符号化に使用するための割当情報を生成する。割当情報は、ダウンリンク制御情報の各値に対して、PDSCH信号が送信されるサブフレーム番号の割り当てを指定する。
ここでダウンリンク制御情報の一つである3ビットのCIFはPDSCHが送信されるCCを指定するために使用されるが、3ビットのビットパターンが全て使い切られていない。このため、本実施例の基地局2は、CIFによって指定されるコンポーネントキャリアの情報とサブフレーム情報とを結合符号化する。以下の説明においてCIFによって指定されるコンポーネントキャリアの情報を「CI」と表記する。
図5の(A)及び図5の(B)は、割当情報の一例の説明図である。この割当情報は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」であり、スケジュールドセルのUL-DL構成が「2」の場合に使用される。図6は、スケジューリングセル及びスケジュールドセルのUL-DL構成の説明図である。以下、別段の説明がない限り、スケジューリングセルがプライマリセルであり、スケジュールドセルがセカンダリセルである。なお、他の実施例ではスケジューリングセルがセカンダリセルであり、スケジュールドセルがプライマリセルであってもよい。また、本実施例および以降の実施例において、スケジューリングセルは同時にスケジュールドセルでありうる。以下の説明及び添付図面においてプライマリセル及びセカンダリセルをそれぞれ「Pセル」及び「Sセル」と表記する。
サブフレーム0及び5では、Pセル及びSセルの両方がダウンリンクに割り当てられるため、サブフレーム0及び5で送信されるPDSCH信号については、クロスサブフレームスケジューリングやマルチサブフレームスケジューリングは不要である。Pセルにおいてサブフレーム3、4、8及び9がアップリンクに割り当てられ、Sセルにおいてサブフレーム3、4、8及び9がダウンリンクに割り当てられる。Sセルのサブフレーム3及び/又は4で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム1で送信される。また、Sセルのサブフレーム8及び/又は9で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム6で送信される。
このように、Pセルでダウンリンク送信ができるサブフレームのうち、サブフレーム3や4以前の且つサブフレーム3や4により近いサブフレーム1を優先して、サブフレーム3や4のPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号の送信に使用してよい。同様に、Pセルでダウンリンクに割り当てられたサブフレームのうち、サブフレーム8や9以前の且つサブフレーム8や9により近いサブフレーム6を優先して、サブフレーム8や9のPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号の送信に使用してよい。このように、PDSCH信号を送信するサブフレームにより近いサブフレームを優先して、PDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号の送信に使用することにより、PDSCH信号の送信タイミングを早め、信号遅延を低減することができる。また、PDSCH信号を送信するサブフレームにより近いサブフレームでPDCCH信号を送信するようにすることにより、より新しい伝搬路などの状況を反映したスケジューリングが可能になる。
図5の(A)は、PDSCH信号の送信サブフレームをPセルのサブフレーム1で送信されるCIFで指定するための割当情報を示す。3ビットのCIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム1で送信されることを示し、CIF「100」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム1で送信されることを示す。CIF「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム3及び4でそれぞれ送信されることを示す。CIFの値が「010」及び「001」である場合、クロスサブフレームスケジューリングが行われる。
また、CIFが「110」である場合には、PDSCH信号がSセルのサブフレーム1及び3の両方で送信されるマルチサブフレームスケジューリングが行われる。同様にCIF「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム3及び4の両方、1及び4の両方、並びに1及び3及び4の全てでそれぞれ送信されることを示す。
図5の(B)は、PDSCH信号の送信サブフレームをPセルのサブフレーム6で送信されるCIFで指定するための割当情報を示す。CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示し、CIF「100」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム8及び9でそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「110」、「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6及び8の両方、8及び9の両方、6及び9の両方、並びに6及び8及び9の全てでそれぞれ送信されることを示す。
上記例では、サブフレーム3及び4のPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号と、サブフレーム8及び9のPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号の送信を、サブフレーム1及び6でそれぞれ分担する。この場合、サブフレーム1、3及び4が、PDSCH信号の送信サブフレームとしてサブフレーム1のPDCCH信号により指定される。これらサブフレーム1、3及び4からいずれかのサブフレームを選ぶ組合せは1、3、4、1及び3の両方、3及び4の両方、1及び4の両方、並びに1及び3及び4の全てである。これらの組合せは、図5の(A)に示すCIFによって全て識別することができる。サブフレーム6で送信されるCIFについても、同様にサブフレーム6、8及び9からいずれかのサブフレームを選ぶ全ての組合せを識別することができる。
図4を参照する。割当情報生成部30は、移動局3に割り当てられたセルのUL-DL構成に応じて割当情報を生成すると、スケジューラ10、L1/L2制御情報生成部11、MAC制御情報生成部13に割当情報を出力する。他の実施例では、割当情報生成部30は、MAC制御情報生成部13に代えて又はMAC制御情報生成部13に加えて、RRC制御情報生成部14に出力してもよい。
MAC制御情報生成部13が割当情報を受信した場合に、MAC制御情報生成部13は、割当情報をMAC-CE制御情報として共有チャネル生成部16に出力する。この場合に割当情報は、MAC-CE制御情報として移動局3に送信される。RRC制御情報生成部14が割当情報を受信した場合に、RRC制御情報生成部14は、割当情報をRRC制御情報として共有チャネル生成部16に出力する。この場合に割当情報は、RRC制御情報として移動局3に送信される。
スケジューラ10は、PDSCH信号に対する無線リソースの割り当てを行う際に、割当情報によってCIFのいずれかの値に割り当てられたサブフレーム又はその組合せの中から、PDSCH信号に割り当てるサブフレームとセルを選択する。L1/L2制御情報生成部11は、スケジューラ10が選択したサブフレーム及びセルに応じてCIFを生成し、ダウンリンク制御情報として移動局3に送信する。
図7を参照して移動局3の機能構成の一例を説明する。移動局3は、無線処理部40と、分離部41と、制御チャネル処理部42と、共有チャネル処理部43と、分離部44と、割当情報記憶部45と、ユーザデータ処理部46を備える。移動局3は、ユーザデータ生成部50と、共有チャネル生成部51と、多重部52と、無線処理部53を備える。
無線処理部40は、基地局2から送信された無線信号を受信する。無線処理部40は、受信した無線帯域の無線信号をベースバンド帯域の受信信号に変換する。分離部41は、受信信号から、制御チャネルと共有チャネルを分離する。制御チャネルにはPDCCH上で送信されたL1/L2制御情報が含まれる。共有チャネルには、PDSCH上で送信されたMAC-CE制御情報やRRC制御情報やユーザデータが含まれる。
分離部41は、ダウンリンク信号を制御チャネル処理部42及び共有チャネル処理部43へ出力する。制御チャネル処理部42は、ダウンリンク信号からPDCCH信号を検出してPDCCH信号から各種制御情報を抽出する。例えば、制御チャネル処理部42は、PDSCHの無線リソース割当情報、及び上り共有チャネルPUSCH(physical uplink shared channel)の無線リソース割当情報を抽出する。また制御チャネル処理部42は、L1/L2制御情報として送信されたCIFやHARQプロセス番号を抽出する。さらに制御チャネル処理部42は、移動局3から送信されるアップリングデータの長さを指定するサイズ情報を抽出する。制御チャネル処理部42は、下り共有チャネルPDSCHの無線リソース割当情報及びCIFを共有チャネル処理部43に出力する。制御チャネル処理部42は、PUSCHの無線リソース割当情報を共有チャネル生成部51に出力する。制御チャネル処理部42は、サイズ情報をユーザデータ生成部50へ出力する。
共有チャネル処理部43は、PDSCHの無線リソース割当情報及びCIFに基づいて、ダウンリンクリンク信号からPDSCHを検出する。共有チャネル処理部43は、PDSCH信号からデータ信号、MAC-CE制御情報及びRRC制御情報を抽出する。共有チャネル処理部43は、データ信号、MAC-CE制御情報及びRRC制御情報を分離部44へ出力する。
分離部44は、データ信号をユーザデータ処理部46に出力する。割当情報がMAC-CE制御情報として基地局2から与えられる場合に、分離部44は、MAC-CE制御情報から得られる割当情報を割当情報記憶部45に格納する。割当情報がRRC制御情報として基地局2から与えられる場合に、分離部44は、RRC制御情報から得られる割当情報を割当情報記憶部45に格納する。共有チャネル処理部43は、PDSCH信号を検出する際、割当情報記憶部45に記憶された割当情報と制御チャネル処理部42から受信したCIFに基づいて、PDSCH信号が送信されたサブフレームを特定する。共有チャネル処理部43は、特定したサブフレームからPDSCH信号を検出する。
ユーザデータ処理部46は、分離部44から受信したユーザデータに対してアプリケーションレイヤなどの上位レイヤの処理を行う。共有チャネル生成部51は、ユーザデータ生成部50がサイズ情報に応じて生成したユーザデータを符号化及び変調することによりPDSCH信号を生成し、多重部52へ出力する。
多重部52は、共有チャネル生成部51の出力とアップリンク制御情報や参照信号などを多重化する。多重部52は、多重化した多重化情報に対して高速フーリエ変換処理を施して得られる周波数信号を、所定の周波数にマッピングする。多重部52は、所定の周波数にマッピングされた多重化信号に逆高速フーリエ変換処理を施して時間領域の多重化信号を生成する。多重部52は、時間領域の多重化信号を無線処理部53に出力する。無線処理部53は、ベースバンド帯域の多重化信号を無線帯域の無線信号に変換して基地局2へ送信する。
<1.3.動作説明>
続いて、上記の基地局2及び移動局3の動作について説明する。図8は、基地局2の動作の一例の説明図である。オペレーションAAにおいて基地局と移動局の間でコネクションの確立を行う。オペレーションABにおいて割当情報生成部30は、移動局3が使用するセルの周波数バンドのUL-DL構成に基づいて割当情報を生成する。オペレーションACにおいてMAC制御情報生成部13は、割当情報を含んだMAC-CE制御情報を生成し、共有チャネル生成部16、多重部17及び無線処理部18を経由して移動局3に送信する。
続いて、上記の基地局2及び移動局3の動作について説明する。図8は、基地局2の動作の一例の説明図である。オペレーションAAにおいて基地局と移動局の間でコネクションの確立を行う。オペレーションABにおいて割当情報生成部30は、移動局3が使用するセルの周波数バンドのUL-DL構成に基づいて割当情報を生成する。オペレーションACにおいてMAC制御情報生成部13は、割当情報を含んだMAC-CE制御情報を生成し、共有チャネル生成部16、多重部17及び無線処理部18を経由して移動局3に送信する。
オペレーションADにおいてスケジューラ10は、PDSCH信号を送信する無線リソースを決定する。このとき、スケジューラ10は、移動局3が使用するセルの周波数バンドのUL-DL構成と割当情報に基づいて、PDSCH信号を送信するサブフレームとセルを決定する。オペレーションAEにおいてL1/L2制御情報生成部11は、スケジューラ10が決定したサブフレームとセルに応じてCIFを生成する。オペレーションAFにおいてL1/L2制御情報生成部11は、制御チャネル生成部12、多重部17及び無線処理部18を経由して移動局3にCIFを送信する。オペレーションAGにおいて共有チャネル生成部16は、スケジューラ10により割り当てられた無線リソースで送信されるPDSCH信号を生成し、多重部17及び無線処理部18を経由して移動局3へ送信する。オペレーションAHにおいてコネクションを解放するかどうか判定し、解放しない場合はオペレーションADに戻り、スケジューリングを行う。解放する場合にはオペレーションAIに進み、コネクションを解放する。
図9は、移動局3の動作の一例の説明図である。オペレーションBAにおいて基地局と移動局の間でコネクションの確立を行う。オペレーションBBにおいて共有チャネル処理部43は、PDSCH信号からMAC-CE制御信号を取得し、分離部44は、MAC-CE制御情報から得られる割当情報を割当情報記憶部45に格納する。オペレーションBCにおいて、制御チャネル処理部42は、PDCCH信号からPDSCHの無線リソース割当情報及びCIFを抽出し、共有チャネル処理部43に出力する。オペレーションBDにおいて共有チャネル処理部43は、PDSCHの無線リソース割当情報及びCIFと、割当情報記憶部45に格納された割当情報に基づいて、ダウンリンクリンク信号からPDSCHを検出する。オペレーションBEにおいてコネクションを解放するかどうか判定し、解放しない場合はオペレーションBCに戻り、制御チャネルの検出を行う。解放する場合にはオペレーションBFに進み、コネクションを解放する。なお、図8及び図9を参照して説明した上記動作において、MAC-CE制御信号に代えて又はMAC-CE制御信号に加えて、割当情報をRRC制御信号に含めて送信してもよい。
<1.4.割当情報の設定例>
以下、割当情報のいくつかの設定例について説明する。図10は、スケジューリングセル及びスケジュールドセルのUL-DL構成の説明図である。図10の例は、PセルのUL-DL構成が「0」であり、SセルのUL-DL構成が「5」であると想定する。Pセルにおいてサブフレーム3、4、7、8及び9がアップリンクに割り当てられ、Sセルにおいてサブフレーム3、4、7、8及び9がダウンリンクに割り当てられる。サブフレーム3及び/又は4で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム1で送信される。また、サブフレーム7、8及び9のいずれかで送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム6で送信される。
以下、割当情報のいくつかの設定例について説明する。図10は、スケジューリングセル及びスケジュールドセルのUL-DL構成の説明図である。図10の例は、PセルのUL-DL構成が「0」であり、SセルのUL-DL構成が「5」であると想定する。Pセルにおいてサブフレーム3、4、7、8及び9がアップリンクに割り当てられ、Sセルにおいてサブフレーム3、4、7、8及び9がダウンリンクに割り当てられる。サブフレーム3及び/又は4で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム1で送信される。また、サブフレーム7、8及び9のいずれかで送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はスペシャルサブフレーム6で送信される。
図11は、図10のUL-DL構成において使用される割当情報の設定例の説明図である。図11は、PDSCH信号の送信サブフレームをPセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号で指定するための割当情報を示す。PDSCH信号の送信サブフレームをPセルのサブフレーム1で送信する例は、例えば図5の(A)の設定例と同様であってよい。
CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示し、CIF「100」、「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6、7及び8でそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「110」、「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6及び7及び8の全て、7及び8及び9の全て、9、並びに6及び7及び8及び9の全てでそれぞれ送信されることを示す。
サブフレーム6、7、8及び9からいずれかのサブフレームを選ぶ組合せは図12に示す14通りである。本実施例では、14通りの組合せのうち、1個のサブフレーム又は連続する3個又は4個のサブフレームでPDSCHを送信する組合せに制限した。このように、PDSCHを送信するサブフレームの組合せパターンを制限することにより、サブフレーム情報とCIを結合符号化して生成されるCIFのビット数の増加を制限することができる。
図13は、図10のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示し、CIF「100」、「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6、8並びに、6及び7の両方でそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「110」、「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム8及び9の両方、6及び7及び8の全て、7及び8及び9の全て、6及び7及び8及び9の全てでそれぞれ送信されることを示す。
本設定例では、Sセルの1個のサブフレームを指定するCIFは各々「100」及び「010」でその数は2個である。同様にSセルの2個及び3個のサブフレームを指定するCIFは各々2個である。Sセルの4個のサブフレームを指定するCIFは1個である。本実施例では、Sセルの4個のサブフレーム6、7、8及び9から、1個、2個、3個及び4個のサブフレームを指定するCIFのビットパターンの数の差が、最小の2−1=1個になる。
このように、様々な個数のサブフレームの組合せを均等に選択してCIFを割り当てることにより、ユーザに連続して割り当てるサブフレーム数のバリエーションを増やすことができる。この結果、できるだけ多数のユーザに少しずつ無線リソースを割り当てる一方で、あるユーザには一度に多くの無線リソースを割り当ててスループットを最大化させるという2つの要望を両立することが可能となる。
図14は、図10のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示し、CIF「100」、「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6、7及び8でそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「110」、「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6及び7の両方、7及び8の両方、8及び9の両方、並びに9でそれぞれ送信されることを示す。
本設定例では、全CIFのビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数は1+1+1+1+2+2+2+1=11個である。一方で、図13の設定例のビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数は1+1+1+2+2+3+3+4=17個である。このように本実施例では、Sセルの1〜4個の各個数のサブフレームを指定するCIFのビットパターン数の差が最小である図13の割当情報よりも、全ビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数が少ない。
このように、比較的少ない個数のサブフレームの組合せを優先してCIFのビットパターンを割り当てることにより、できるだけ多数のユーザに少しずつ無線リソースを割り当てることが可能となる。
図15は、図10のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示し、CIF「100」及び「010」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6及び7及び8及び9の全て、並びに6及び7及び8の全てでそれぞれ送信されることを示す。CIF「001」、「110」、「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム7及び8及び9の全て、6及び7及び9の全て、6及び8及び9の全て、6及び7の両方、並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。
本設定例では、全CIFのビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数は1+4+3+3+3+3+2+2=21個である。一方で、図13の設定例のビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数は17個である。このように本実施例では、Sセルの1〜4個の各個数のサブフレームを指定するCIFのビットパターン数の差が最小である図13の割当情報よりも、全ビットパターンに割り当てられるサブフレームののべ数が多い。
このように、比較的多い個数のサブフレームの組合せを優先してCIFのビットパターンを割り当てることにより、ある対象のユーザに一度に多くの無線リソースを割り当ててスループットを最大化させることが可能となる。
続いて、他の割当情報の設定例を説明する。移動局3が3個以上のCCを並列に送受信している場合にも、サブフレーム情報を他のダウンリンク制御情報に結合符号化することができる。図16は、移動局3が4つのセルで並列に送受信している場合のUL-DL構成の一例を示す。図16の例では、スケジューリングセルはPセルであり、スケジュールドセルはSセル1〜Sセル3である。またPセルとSセル1は同じ周波数バンド内のCCであり、そのUL-DL構成が「0」である。またSセル2とSセル3は同じ周波数バンド内のCCであり、そのUL-DL構成が「5」である。Pセル及びSセル1の周波数バンドと、Sセル2とSセル3の周波数バンドは異なる。参照符号60〜63は、それぞれPセル、Sセル1〜Sセル3のUL-DL構成を示す。図22においても参照符号の用法は同じである。
いま、Pセルのスペシャルサブフレーム6で送信されるPDCCHに注目すると、Sセル1のサブフレーム6で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はPセルのスペシャルサブフレーム6で送信される。また、Sセル2及び3のサブフレーム7〜9で送信されるPDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号はPセルのスペシャルサブフレーム6で送信される。
図17は、図16のUL-DL構成において使用される割当情報の設定例の説明図である。CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「100」、「010」及び「001」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム6及び7及び8及び9の全て、6及び7及び8の全て、並びに7及び8及び9の全てでそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「110」は、PDSCH信号がSセル1のサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「011」、「101」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム6及び7及び8及び9の全て、6及び7及び8の全て、並びに7及び8及び9の全てでそれぞれ送信されることを示す。なお、Pセルのスペシャルサブフレーム1で送信されるCIFのための割当情報は、図17の設定例とは別個に設定してよい。
スケジューリングセルであるPセルと同じ周波数バンドで、すなわちPセル及びSセル1でPDSCH信号を送信する場合には、UL-DL構成が同じであるから、同じサブフレームでPDCCH信号とPDSCH信号を送信できるため、クロスサブフレームスケジューリング等を行わなくてもよい。このため、Pセルと同じ周波数バンドでPDSCH信号を送信する場合には、CIFはスケジュールドセルの指定に使用すれば足りる。したがって図17のように、スケジューリングセルとスケジュールドセルが同じ周波数バンド内のセルである場合には、複数のCIFのビットパターンを割り当てなくてもよい。このようにサブフレーム情報をCIに結合符号化すると、スケジューリングセルとスケジュールドセルが同じ周波数バンド内のセルである場合のサブフレームの指定を省略することができ、CIFのビットパターンの消費量を節約することができる。
他の実施例では、スケジューリングセルとスケジュールドセルが同じ周波数バンド内のセルである場合には、CCのみを指定してもよい。この場合、同じサブフレームでPDCCH信号とPDSCH信号を送信する。
続いて、他の割当情報の設定例を説明する。本実施例では、PDSCHを送信する連続サブフレーム数を1個に制限する。すなわち、マルチサブフレームスケジューリングを行わない。図18は、図10のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。
Pセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム1で送信されることを示す。CIF「100」、「001」及び「010」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム1、3及び4でそれぞれ送信されることを示す。また、CIF「010」、「011」、「101」及び「111」は使用されない。
Pセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「100」、「010」、「001」及び「110」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム6、7、8及び9でそれぞれ送信されることを示す。CIF「011」、「101」及び「111」は使用されない。
本設定例の様にマルチサブフレームスケジューリングを行わない場合には、サブフレーム情報の結合符号化によるCIFのビットパターンの消費が低減される。
なお、上述の割当情報の設定の例示は、本明細書で記載される通信装置で使用する割当情報を例示された設定のみに限定することを意図するものではない。UL-DL構成に応じて様々な割当情報の設定を使用することが可能であるし、同様のUL-DL構成であっても異なる割当情報の設定を使用することが可能である。以下の第2実施例及び第3実施例においても同様である。
<1.5.効果>
本実施例によれば、ビットパターンが全て使い切られていないダウンリンク制御情報にサブフレーム情報を結合符号化する。これにより、スケジューリングセルとスケジュールドセルが異なる場合におけるクロスサブフレームスケジューリング等のためのダウンリンク制御情報の増加が軽減される。
本実施例によれば、ビットパターンが全て使い切られていないダウンリンク制御情報にサブフレーム情報を結合符号化する。これにより、スケジューリングセルとスケジュールドセルが異なる場合におけるクロスサブフレームスケジューリング等のためのダウンリンク制御情報の増加が軽減される。
また、サブフレーム情報とCIとを結合符号化することにより、スケジューリングセルとスケジュールドセルが同じ周波数バンド内のセルである場合のサブフレームの指定を省略することができ、CIFのビットパターンの消費量を節約することができる。
<1.6.変形例>
基地局2は、1個のトランスポートブロック全体を1個のサブフレームだけで送信してよい。この場合に、L1/L2制御情報生成部11は、同じサブフレームにそれぞれ格納される複数のトランスポートブロックに対して、共通のリソースブロックを割り当て及び/又は同じ変調符号化方式を適用してもよい。一方でL1/L2制御情報生成部11は、トランスポートブロック毎に再送処理が可能になるように、トランスポートブロック毎にHARQプロセス番号、新規データ・インジケータ(New Data Indicator)及び冗長バージョン(Redundancy Version)のうち少なくとも1つを指定してよい。
基地局2は、1個のトランスポートブロック全体を1個のサブフレームだけで送信してよい。この場合に、L1/L2制御情報生成部11は、同じサブフレームにそれぞれ格納される複数のトランスポートブロックに対して、共通のリソースブロックを割り当て及び/又は同じ変調符号化方式を適用してもよい。一方でL1/L2制御情報生成部11は、トランスポートブロック毎に再送処理が可能になるように、トランスポートブロック毎にHARQプロセス番号、新規データ・インジケータ(New Data Indicator)及び冗長バージョン(Redundancy Version)のうち少なくとも1つを指定してよい。
基地局2は、1個のトランスポートブロックを複数のサブフレームに亘って送信してもよい。この場合にはL1/L2制御情報生成部11は、1個のトランスポートブロックが送信される複数のサブフレームに対して、共通のリソースブロックを割り当て及び/又は共通の変調符号化方式を適用してもよい。また、L1/L2制御情報生成部11は、1個のトランスポートブロックに対して、1個のHARQプロセス番号、新規データ・インジケータ及び冗長バージョンを指定してよい。
また、本明細書に記載される通信装置は、スケジューリングセルとスケジュールドセルが異なる周波数バンドに属する場合だけでなく、同じ周波数バンドのスケジューリングセルとスケジュールドセルに異なるUL-DL構成が用いられる場合にも利用可能である。また、本明細書に記載される通信装置は、スケジューリングセルとスケジュールドセルが同じUL-DL構成を用いる場合にも動作可能である。また、アップリンクのデータをスケジューリングする場合にも、上記のダウンリンクのデータをスケジューリングする例と同様に、PUSCHにサブフレームを割り当てる情報を、ダウンリンク制御情報に結合符号化してもよい。
<2.第2実施例>
続いて、サブフレーム情報をダウンリンク制御情報に結合符号化する第2の実施例について説明する。第1実施例では、PDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号が、スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ且つPDSCH信号が送信されるサブフレームの前の最近のサブフレームだけで送信される。この場合は、クロスサブフレームスケジューリング等を行うサブフレームがスペシャルサブフレームに集中する。このため、アグリゲーションされるCCやクロスサブフレームスケジューリングされるサブフレーム数が増加すると、スペシャルサブフレームだけで指定できるCCとサブフレームの組合せの制限が大きくなる。
続いて、サブフレーム情報をダウンリンク制御情報に結合符号化する第2の実施例について説明する。第1実施例では、PDSCH信号をスケジューリングするPDCCH信号が、スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ且つPDSCH信号が送信されるサブフレームの前の最近のサブフレームだけで送信される。この場合は、クロスサブフレームスケジューリング等を行うサブフレームがスペシャルサブフレームに集中する。このため、アグリゲーションされるCCやクロスサブフレームスケジューリングされるサブフレーム数が増加すると、スペシャルサブフレームだけで指定できるCCとサブフレームの組合せの制限が大きくなる。
そこで本実施例では、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するPDCCH信号を次の2種類のサブフレームの両方で送信する。
(1)スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ、且つPDSCH信号が送信されるサブフレームの前の最近のサブフレーム。
(2)スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ、且つ(1)のサブフレームより前の最近のサブフレーム。
例えば(1)のサブフレームの例は、スペシャルサブフレーム1及び6である。(2)のサブフレームの例は、ダウンリンクに割り当てられるサブフレーム0及び5である。これらのサブフレームは、スケジューラ10によって選択される。
(1)スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ、且つPDSCH信号が送信されるサブフレームの前の最近のサブフレーム。
(2)スケジューリングセルでダウンリンク送信ができ、且つ(1)のサブフレームより前の最近のサブフレーム。
例えば(1)のサブフレームの例は、スペシャルサブフレーム1及び6である。(2)のサブフレームの例は、ダウンリンクに割り当てられるサブフレーム0及び5である。これらのサブフレームは、スケジューラ10によって選択される。
このように、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレームを増やすことで、少ないサブフレームが集中的にクロスサブフレームスケジューリング等に使用されるのを軽減することができる。この結果、アグリゲーションされるCCやクロスサブフレームスケジューリングされるサブフレーム数が多くても、CCとサブフレームの組合せの制限が少なくなる。なお、以下の第3実施例においても上記(1)及び(2)のサブフレームの両方をクロスサブフレームスケジューリング等に使用してもよい。
以下、スケジューリングセルとUL-DL構成が異なるスケジュールドセルの3個以上のサブフレームが、スケジューリングセルの1個のサブフレームでスケジューリングされる場合の割当情報の設定例を検討する。1個のサブフレームがスケジューリングするサブフレーム数が2個の場合、このスケジューリングを他のサブフレームに分散させても、今度は他のサブフレームが2個のサブフレームをスケジューリングことになり、分散する効果があまりないからである。検討対象となるUL-DL構成の組合せを図19に示す。
(1)スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「2」〜「5」である場合。
(2)スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「3」〜「5」である場合。
(3)スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「2」又は「5」である場合。
(4)また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「6」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「2」〜「5」である場合。
(2)スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「3」〜「5」である場合。
(3)スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「2」又は「5」である場合。
(4)また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「6」でありスケジュールドセルのUL-DL構成が「2」〜「5」である場合。
まず、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「0」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「2」である場合を想定する。図20にUL-DL構成を示す。
スペシャルサブフレーム1及び6のみでクロスサブフレームスケジューリング等を行う場合には、サブフレーム1及6はSセルの3個のサブフレームのPDSCH信号をスケジューリングする。例えば、サブフレーム1は、サブフレーム1、3及び4のPDSCH信号をスケジューリングする。また、例えば、サブフレーム6は、サブフレーム6、8及び9のPDSCH信号をスケジューリングする。
そこで、Pセルのスペシャルサブフレーム1及び6より前の最近のダウンリンクサブフレーム0及び5でも、それぞれSセルのサブフレーム1及び6のPDSCH信号のクロスサブフレームスケジューリング等を行う。このようなサブフレームでクロスサブフレームスケジューリング等を行うことで、1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレームの最大数が3個から2個に低減される。
図21は、図20のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。Pセルのサブフレーム0で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム0で送信されることを示す。CIF「001」、「010」及び「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム0、1並びに0及び1の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム1で送信されることを示す。CIF「001」、「010」及び「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム3、4並びに3及び4の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム5で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム5で送信されることを示す。CIF「001」、「010」及び「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム5、6並びに5及び6の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「001」、「010」及び「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム8、9並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。なお、CIF「100」、「101」、「110」及び「111」は使用されない。
例えば、Pセルのサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「001」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「010」に指定すればよい。
Pセルのサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム3でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「001」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム4でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「010」に指定すればよい。
Sセルのサブフレーム0及び1の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム8及び9の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム6で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。
CCと前半のサブフレーム0〜4の上記以外の組合せでPDSCH信号を送信する場合も、サブフレーム0及び1で送信されるCIFの値を適宜組み合わせることにより、全てのCC及びサブフレームの組合せの候補を指定することができる。例えば、Sセルのサブフレーム0及び3及び4でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「000」に指定しサブフレーム1で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。
後半のサブフレーム5〜9に関しても同様に、サブフレーム5及び6で送信されるCIFの値を組み合わせて、全てのCC及びサブフレームの組合せの候補を指定することができる。
以上により、図20のような構成であれば、PDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定するには4つのCIFビットパターンで足りることが分かる。
次に検討されるUL-DL構成を図22に示す。移動局3が4つのセルで並列に送受信する。図22の例では、スケジューリングセルはPセルであり、スケジュールドセルはSセル1〜Sセル3である。またPセルとSセル1は同じ周波数バンド内のCCであり、そのUL-DL構成が「0」である。またSセル2とSセル3は同じ周波数バンド内のCCであり、そのUL-DL構成が「2」である。Pセル及びSセル1の周波数バンドと、Sセル2とSセル3の周波数バンドは異なる。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセル2及び3のサブフレーム0及び1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセル2及び3のサブフレーム3及び4のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセル2及び3のサブフレーム5及び6のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセル2及び3のサブフレーム8及び9のPDSCH信号をスケジューリングする。
また、Pセルのサブフレーム0、1、5及び6は、Pセル自身のサブフレーム0、1、5及び6のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。また、Pセルのサブフレーム0、1、5及び6は、Sセル1のサブフレーム0、1、5及び6のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。
図23は、図22のUL-DL構成において使用される割当情報の設定例の説明図である。Pセルのサブフレーム0で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム0で送信されることを示す。CIF「001」は、PDSCH信号がSセル1のサブフレーム0で送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム0、1並びに0及び1の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム0、1並びに0及び1の両方でそれぞれ送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム0、1並びに0及び1の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム0、1並びに0及び1の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム1で送信されることを示す。CIF「001」は、PDSCH信号がSセル1のサブフレーム1で送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム3、4並びに3及び4の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム3、4並びに3及び4の両方でそれぞれ送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム3、4並びに3及び4の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム3、4並びに3及び4の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム5で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム5で送信されることを示す。CIF「001」は、PDSCH信号がSセル1のサブフレーム5で送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム5、6並びに5及び6の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム5、6並びに5及び6の両方でそれぞれ送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム5、6並びに5及び6の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム5、6並びに5及び6の両方でそれぞれ送信されることを示す。
Pセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「001」は、PDSCH信号がSセル1のサブフレーム6で送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム8、9並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム8、9並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。
CIF「010」、「011」及び「100」は、PDSCH信号がSセル2のサブフレーム8、9並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。CIF「101」、「110」及び「111」は、PDSCH信号がSセル3のサブフレーム8、9並びに8及び9の両方でそれぞれ送信されることを示す。
例えば、Pセルのサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、Pセルのサブフレーム0で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Sセル1のサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「001」に指定すればよい。Sセル2のサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「010」に指定すればよい。Sセル2のサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム0でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値をそれぞれ「101」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「110」に指定すればよい。
また、Pセルのサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、Pセルのサブフレーム1で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Sセル1のサブフレーム1でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「001」に指定すればよい。Sセル2のサブフレーム3でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「010」に指定すればよい。Sセル2のサブフレーム4でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム3でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値をそれぞれ「101」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム4でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「110」に指定すればよい。
Sセル2のサブフレーム0及び1の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「100」に指定すればよい。Sセル2のサブフレーム3及び4の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「100」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム0及び1の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「111」に指定すればよい。Sセル3のサブフレーム3及び4の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「111」に指定すればよい。
CCと前半のサブフレーム0〜4の上記以外の組合せでPDSCH信号を送信する場合も、サブフレーム0及び1で送信されるCIFの値を適宜組み合わせることにより、全てのCC及びサブフレームの組合せの候補を指定することができる。例えば、Sセル2のサブフレーム0及び3及び4でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム0で送信されるCIFの値を「010」に指定し、サブフレーム1で送信されるCIFの値を「100」に指定すればよい。
後半のサブフレーム5〜9に関しても同様に、Pセルのサブフレーム5及び6で送信されるCIFの値を組み合わせて、全てのCC及びサブフレームの組合せの候補を指定することができる。
図24の(A)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「0」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「3」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1及び5のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム6及び7のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム8及び9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図24の(A)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図24の(B)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「0」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「4」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム4及び5のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム6及び7のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム8及び9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図24の(B)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図25は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「0」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「5」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム3及び4のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム5及び6のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7、8及び9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図26は、図25のUL-DL構成において使用される割当情報の他の設定例の説明図である。Pセルのサブフレーム0で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム0で送信されることを示す。CIF「001」及び「010」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム0及び1でそれぞれ送信されることを示す。CIF「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム0及び1の両方で送信されることを示す。CIF「100」、「101」、「110」及び「111」は未使用である。
Pセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム1で送信されることを示す。CIF「001」及び「010」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム3及び4でそれぞれ送信されることを示す。CIF「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム3及び4の両方で送信されることを示す。CIF「100」、「101」、「110」及び「111」は未使用である。
Pセルのサブフレーム5で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム5で送信されることを示す。CIF「001」及び「010」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム5及び6でそれぞれ送信されることを示す。CIF「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム5及び6の両方で送信されることを示す。CIF「100」、「101」、「110」及び「111」は未使用である。
Pセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、CIF「000」はPDSCH信号がPセルのサブフレーム6で送信されることを示す。CIF「001」、「010」、「011」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム7、8及び9でそれぞれ送信されることを示す。CIF「100」、「101」及び「110」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム7及び8の両方、8及び9の両方、並びに7及び9の両方で送信されることを示す。CIF「111」は、PDSCH信号がSセルのサブフレーム7、8及び9の全てで送信されることを示す。
前半のサブフレーム0〜4のUL-DL構成は、図20のUL-DL構成と同様である。したがって、図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
Pセルのサブフレーム5でPDSCH信号を送信する場合には、Pセルのサブフレーム5で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Pセルのサブフレーム6でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム6で送信されるCIFの値を「000」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム5及び6でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム5で送信されるCIFの値をそれぞれ「001」及び「010」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム7、8及び9でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム6で送信されるCIFの値をそれぞれ「001」、「010」及び「011」に指定すればよい。
Sセルのサブフレーム5及び6の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム5で送信されるCIFの値を「011」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム7及び8の両方、8及び9の両方並びに7及び9の両方でPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム6で送信されるCIFの値をそれぞれ「100」、「101」及び「110」に指定すればよい。Sセルのサブフレーム7及び8及び9の全てでPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム6で送信されるCIFの値を「111」に指定すればよい。
CC及び後半のサブフレーム5〜9の上記以外の組合せでPDSCH信号を送信する場合も、サブフレーム5及び6で送信されるCIFの値を適宜組み合わせることにより、全てのCC及びサブフレームの組合せの候補を指定することができる。例えば、Sセルのサブフレーム5及び6及び7及び9の全てでPDSCH信号を送信する場合には、サブフレーム5で送信されるCIFの値を「011」に指定し、サブフレーム6で送信されるCIFの値を「110」に指定すればよい。
このように図25のUL-DL構成であっても、ダウンリンクサブフレーム0及び5とスペシャルサブフレーム1及び6でスケジューリングを行うことにより、3ビットのCIFでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図27の(A)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「1」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「3」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。またPセルのダウンリンクサブフレーム9が、Sセルのサブフレーム9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図27の(A)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図27の(B)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「1」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「4」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム4及び9が、Sセルのサブフレーム4及び9のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。
図27の(B)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図28の(A)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「1」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「5」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1及び3の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム4及び9が、Sセルのサブフレーム4及び9のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5が、Sセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。
図28の(A)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図28の(B)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「3」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「2」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム3及び4の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5、6、8及び9が、Sセルのサブフレーム5、6、8及び9のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。
図28の(B)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図29の(A)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「3」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「5」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム3及び4の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5〜9が、Sセルのサブフレーム5〜9のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。
図29の(A)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図29の(B)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「6」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「2」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム3及び4の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5及び9が、Sセルのサブフレーム5及び9のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム6及び7の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。
図29の(B)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図30の(A)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「6」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「3」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5がSセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム9がSセルのサブフレーム9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図30の(A)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図30の(B)は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「6」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「4」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム1及び4の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5がSセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム9がSセルのサブフレーム9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図30の(B)の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
図31は、スケジューリングセルとスケジュールドセルがそれぞれ1つずつであり、スケジューリングセルであるPセルのUL-DL構成が「6」であり、スケジュールドセルであるSセルのUL-DL構成が「5」である場合を示す。
Pセルのダウンリンクサブフレーム0が、Sセルのサブフレーム0及び1の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム1が、Sセルのサブフレーム3及び4の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム5がSセルのサブフレーム5及び6の両方のPDSCH信号をスケジューリングする。Pセルのスペシャルサブフレーム6が、Sセルのサブフレーム7及び8の両方のPDSCH信号をそれぞれスケジューリングする。Pセルのダウンリンクサブフレーム9がSセルのサブフレーム9のPDSCH信号をスケジューリングする。
図31の例では、図20の例と同様に、Pセルと異なるUL-DL構成の1個のSセルのみがスケジュールドセルであり、Pセルの1個当たりのサブフレームがスケジューリングを行うSセルのサブフレーム数が最大2個である。したがって図20のUL-DL構成と同様に4つのCIFビットパターンでPDSCH信号を送信するCC及びサブフレームの組合せの候補を全て指定できる。
このように本実施例によれば、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレーム数を増やすことで、少ないサブフレームが集中的にクロスサブフレームスケジューリング等に使用されるのを軽減することができる。この結果、アグリゲーションされるCCやクロスサブフレームスケジューリング等されるサブフレーム数が多くても、CCとサブフレームの組合せの制限が少なくなる。
<3.第3実施例>
続いて、サブフレーム情報をダウンリンク制御情報に結合符号化する第3の実施例について説明する。本実施例では、ダウンリンクにおけるHARQにおけるプロセスを指定するHARQプロセス番号とサブフレーム情報とを結合する。例えば、LTE-AdvancedにおいてTDD方式で動作する場合に、HARQプロセス番号を指定するHARQプロセス番号フィールドには4ビットが割り当てられ、16個のビットパターンを取り得る。
続いて、サブフレーム情報をダウンリンク制御情報に結合符号化する第3の実施例について説明する。本実施例では、ダウンリンクにおけるHARQにおけるプロセスを指定するHARQプロセス番号とサブフレーム情報とを結合する。例えば、LTE-AdvancedにおいてTDD方式で動作する場合に、HARQプロセス番号を指定するHARQプロセス番号フィールドには4ビットが割り当てられ、16個のビットパターンを取り得る。
HARQプロセス数の最大数はUL-DL構成によって異なり、図32のように指定される。例えばスケジュールドセルのUL-DL構成が「3」の場合にはHARQプロセス数の最大数は9となり、16個のビットパターンが使い切られない。このため、HARQプロセス番号フィールドの余りのビットパターンを使用してサブフレーム情報をPDCCH信号で通知することができる。以下の説明においてHARQプロセス番号フィールドを省略して「HARQフィールド」と表記する。
<3.1.スケジュールドセルのUL-DL構成が「0」の場合>
以下、それぞれのスケジュールドセルのUL-DL構成において、HARQフィールドの値に対して、PDSCH信号が送信されるサブフレーム番号の割り当てる割当情報の例を検討する。図2に示す通り、スケジュールドセルのUL-DL構成が「0」の場合には、ダウンリンク送信が可能なサブフレームは0、1、5及び6のみである。スケジューリングセルのUL-DL構成がどのUL-DL構成であっても、サブフレームは0、1、5及び6でダウンリンク送信が可能であるため、PDCCH信号とPDSCH信号を同一サブフレームで送信することができる。このため、クロスサブフレームスケジューリング等の必要はない。
以下、それぞれのスケジュールドセルのUL-DL構成において、HARQフィールドの値に対して、PDSCH信号が送信されるサブフレーム番号の割り当てる割当情報の例を検討する。図2に示す通り、スケジュールドセルのUL-DL構成が「0」の場合には、ダウンリンク送信が可能なサブフレームは0、1、5及び6のみである。スケジューリングセルのUL-DL構成がどのUL-DL構成であっても、サブフレームは0、1、5及び6でダウンリンク送信が可能であるため、PDCCH信号とPDSCH信号を同一サブフレームで送信することができる。このため、クロスサブフレームスケジューリング等の必要はない。
<3.2.スケジュールドセルのUL-DL構成が「1」の場合>
UL-DL構成が「1」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「7」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム4及び9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」又は「6」の場合に、サブフレーム4がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「3」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
UL-DL構成が「1」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「7」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム4及び9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」又は「6」の場合に、サブフレーム4がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「3」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図33は、スケジュールドセル及びスケジューリングセルのUL-DL構成がそれぞれ「0」及び「1」である場合の割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「0110」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「6」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「0110」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム1で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「0110」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「0111」〜「1101」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「6」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0111」〜「1101」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム4で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0111」〜「1101」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム9で送信されることを示す。
HARQフィールド「1110」及び「1111」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」及び「1」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1110」及び「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム1及び4の両方で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1110」及び「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6及び9の両方で送信されることを示す。
以上のように、組合せ可能なHARQプロセス番号及びサブフレームは一部制限されるが、サブフレーム情報をHARQプロセス番号に結合符号化してPDCCH信号で送信することが可能である。
<3.3.スケジュールドセルのUL-DL構成が「2」の場合>
UL-DL構成が「2」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「10」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム3、4、8及び9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム3及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
UL-DL構成が「2」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「10」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム3、4、8及び9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム3及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」の場合に、サブフレーム3及び4がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「4」の場合に、サブフレーム3がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「6」の場合に、サブフレーム3、4及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「3」、「4」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図34は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」及び「6」のいずれの場合でも使用できる割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「1001」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「9」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1001」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム1で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1001」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「1010」〜「1111」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「5」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1010」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム3で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1010」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム8で送信されることを示す。他の実施例では、HARQフィールド「1010」〜「1111」にマルチサブフレームスケジューリングに使用するサブフレームを割り当ててもよい。
以上のように、一部のHARQプロセス番号に対しては、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレームと結合して符号化することができる。
<3.4.スケジュールドセルのUL-DL構成が「3」の場合>
UL-DL構成が「3」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「9」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」及び「6」の場合に、サブフレーム7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「2」の場合に、サブフレーム7がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「2」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
UL-DL構成が「3」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「9」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」及び「6」の場合に、サブフレーム7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「2」の場合に、サブフレーム7がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「2」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図35は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「2」及び「6」の何れの場合でも使用できる場合の割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「1000」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「8」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1000」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「1001」〜「1111」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「6」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1001」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム7で送信されることを示す。他の実施例では、HARQフィールド「1001」〜「1111」にマルチサブフレームスケジューリングに使用するサブフレームを割り当ててもよい。
以上のように、一部のHARQプロセス番号に対しては、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレームと結合して符号化することができる。
<3.5.スケジュールドセルのUL-DL構成が「4」の場合>
UL-DL構成が「4」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「12」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム4、7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
UL-DL構成が「4」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「12」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム4、7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
スケジューリングセルのUL-DL構成が「2」の場合に、サブフレーム7がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」の場合に、サブフレーム4がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
スケジューリングセルのUL-DL構成が「6」の場合に、サブフレーム4、7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「2」、「3」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図36は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」及び「6」のいずれの場合でも使用でできる割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「1011」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「11」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1011」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム1で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1011」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「1100」〜「1111」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「3」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1100」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム4で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1100」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム7で送信されることを示す。他の実施例では、HARQフィールド「1100」〜「1111」にマルチサブフレームスケジューリングに使用するサブフレームを割り当ててもよい。
以上のように、一部のHARQプロセス番号に対しては、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレームと結合して符号化することができる。
<3.6.スケジュールドセルのUL-DL構成が「5」の場合>
UL-DL構成が「5」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「15」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム3、4、7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム3、7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
UL-DL構成が「5」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「15」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム3、4、7〜9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「1」の場合に、サブフレーム3、7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
スケジューリングセルのUL-DL構成が「2」の場合に、サブフレーム7がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「3」の場合に、サブフレーム3及び4がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。
スケジューリングセルのUL-DL構成が「4」の場合に、サブフレーム3がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。スケジューリングセルのUL-DL構成が「6」の場合に、サブフレーム3、4、7及び8がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」、「2」、「3」、「4」又は「6」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図37は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」、「1」及び「6」のいずれの場合でも使用でできる割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「1110」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「14」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1110」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム1で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「1110」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「1111」は、HARQプロセス番号が「0」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム1で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム3で送信されることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム7で送信されることを示す。他の実施例では、HARQフィールド「1111」にマルチサブフレームスケジューリングに使用するサブフレームを割り当ててもよい。
スケジュールドセルのUL-DL構成が「5」である場合には、1つのHARQプロセス番号に対してのみ、クロスサブフレームスケジューリング等に使用するサブフレームと結合して符号化することができる。
<3.7.スケジュールドセルのUL-DL構成が「6」の場合>
UL-DL構成が「6」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「6」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
UL-DL構成が「6」の場合には、HARQプロセス数の最大数は「6」である。また、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、サブフレーム9がスケジュールドセルでダウンリンクに割り当てられスケジューリングセルでアップリンクが割り当てられる。このためスケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合に、クロスサブフレームスケジューリング等を行う。
図38は、スケジューリングセルのUL-DL構成が「0」の場合の割当情報の一例の説明図である。HARQフィールド「0000」〜「0101」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「5」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0000」〜「0101」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6で送信されることを示す。
HARQフィールド「0110」〜「1011」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「5」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「0110」〜「1011」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム9で送信されることを示す。
HARQフィールド「1100」〜「1111」は、HARQプロセス番号がそれぞれ「0」〜「3」であることを示す。スケジューリングセルのサブフレーム6で送信されるPDCCH信号でPDSCH信号の送信サブフレームを指定する場合、HARQフィールド「1100」〜「1111」は、PDSCH信号がスケジュールドセルのサブフレーム6及び9の両方で送信されることを示す。
以上のように、組合せ可能なHARQプロセス番号及びサブフレームは一部制限されるが、サブフレーム情報をHARQプロセス番号に結合符号化してPDCCH信号で送信することが可能である。
<3.8.効果>
<3.8.効果>
本実施例によれば、HARQプロセス番号フィールドのビットパターンを全て使い切っていないHARQプロセス番号にサブフレーム情報を結合符号化する。これにより、HARQプロセス番号フィールドのビットパターンの余りを用いてクロスサブフレームスケジューリング等に使用されるサブフレームを通知することができる。このため、スケジューリングセルとスケジュールドセルが異なる場合におけるクロスサブフレームスケジューリング等のためのダウンリンク制御情報の増加が軽減される。
<4.ハードウエア構成>
最後に、上記の基地局2及び移動局3を実現するハードウエア構成の一例について説明する。図39は基地局2のハードウエア構成の一例の説明図である。基地局2は、CPU(Central Processing Unit)70と、メモリ71と、LSI(Large Scale Integrated circuit)72と、無線通信回路73及び74を備える。メモリ71は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性メモリや、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)やランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)等を含んでいてよい。LSI(Large Scale Integrated circuit)72は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やDSP(Digital Signal Processor)等を含んでいてよい。無線通信回路73は、デジタル・アナログ変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。無線通信回路74は、アナログ・デジタル変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。
最後に、上記の基地局2及び移動局3を実現するハードウエア構成の一例について説明する。図39は基地局2のハードウエア構成の一例の説明図である。基地局2は、CPU(Central Processing Unit)70と、メモリ71と、LSI(Large Scale Integrated circuit)72と、無線通信回路73及び74を備える。メモリ71は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性メモリや、読み出し専用メモリ(ROM: Read Only Memory)やランダムアクセスメモリ(RAM: Random Access Memory)等を含んでいてよい。LSI(Large Scale Integrated circuit)72は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やDSP(Digital Signal Processor)等を含んでいてよい。無線通信回路73は、デジタル・アナログ変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。無線通信回路74は、アナログ・デジタル変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。
図4に示す基地局2の無線処理部18及び無線処理部20の上記動作は、例えば、無線通信回路73及び74によって実行される。スケジューラ10と、L1/L2制御情報生成部11と、制御チャネル生成部12と、MAC制御信号生成部13と、RRC制御情報生成部14と、ユーザデータ生成部15の上記動作は、CPU70とLSI72とが協働することにより実行される。共有チャネル生成部16と、多重部17と、分離部21と、上りデータ処理部22と、割当情報生成部30の上記動作は、CPU70とLSI72とが協働することにより実行される。
図40は移動局3のハードウエア構成の一例の説明図である。移動局3は、CPU80と、メモリ81と、LSI82と、無線通信回路83及び84を備える。メモリ81は、コンピュータプログラムやデータを記憶するための、不揮発性メモリや、読み出し専用メモリやランダムアクセスメモリを含んでいてよい。LSI82は、FPGA、ASICやDSP等を含んでいてよい。無線通信回路83は、アナログ・デジタル変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。無線通信回路84は、デジタル・アナログ変換回路や、周波数変換回路などを含んでいてよい。
図7の無線処理部40及び無線処理部53の上記動作は、例えば、無線通信回路83及び84によって実行される。分離部41と、制御チャネル処理部42と、共有チャネル処理部43と、分離部44と、割当情報記憶部45と、ユーザデータ処理部46の上記動作は、CPU80とLSI82とが協働することにより実行される。ユーザデータ生成部50と、共有チャネル生成部51と、多重部52の上記動作は、CPU80とLSI82とが協働することにより実行される。
なお、図39及び図40に示すハードウエア構成は実施例の説明のための例示にすぎない。以上に記載される動作を実行するものであれば、本明細書に記載される基地局2及び移動局3は他のどのようなハードウエア構成を採用してもよい。また、図4及び図7の機能構成図は、本明細書において説明される基地局2及び移動局3の機能に関係する構成を中心に示している。基地局2及び移動局3は、図示の構成要素以外の他の構成要素を含んでいてよい。図8及び図9を参照して説明する一連の動作は複数の手順を含む方法と解釈してもよい。この場合に「オペレーション」を「ステップ」と読み替えてもよい。
ここに記載されている全ての例及び条件的な用語は、読者が、本発明と技術の進展のために発明者により与えられる概念とを理解する際の助けとなるように、教育的な目的を意図したものであり、具体的に記載されている上記の例及び条件、並びに本発明の優位性及び劣等性を示すことに関する本明細書における例の構成に限定されることなく解釈されるべきものである。本発明の実施例は詳細に説明されているが、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であると解すべきである。
1 通信システム
2 基地局装置
3 移動局装置
10 スケジューラ
11 L1/L2制御情報生成部
12 制御チャネル生成部
13 MAC制御情報生成部
14 RRC制御情報生成部
16 共有チャネル生成部
30 割当情報生成部
2 基地局装置
3 移動局装置
10 スケジューラ
11 L1/L2制御情報生成部
12 制御チャネル生成部
13 MAC制御情報生成部
14 RRC制御情報生成部
16 共有チャネル生成部
30 割当情報生成部
Claims (13)
- 通信装置であって、
無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、前記通信装置としての第1通信装置への信号が第2通信装置から第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置から第2通信装置へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択する選択部と、
前記選択部により選択されたサブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化して得られる符号を生成する結合符号化部と、
前記結合符号化部により生成された前記符号を第1搬送波で第2通信装置へ送信する符号送信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記データを送信するサブフレームより前に第1通信装置から第2通信装置への送信に割り当てられるサブフレームのうち、前記データを送信するサブフレームにより近いサブフレームを優先して、前記符号を送信するサブフレームとして選択する第2選択部を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記複数のサブフレームのそれぞれがいずれかの送信方向に割り当てられているかに基づいて、データが送信されるサブフレームを前記符号に割り当てる割当情報を生成する割当情報生成部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
- 前記結合符号化部は、前記割当情報に基づいて前記制御信号に前記指定情報を結合符号化することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
- 前記割当情報を第2通信装置に送信する割当情報送信部を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の通信装置。
- 前記指定情報と結合符号化される前記制御情報は、第1通信装置から第2通信装置へデータが送信される搬送波の指定情報であり、
前記選択部は、複数のサブフレームに対する送信方向の割り当てが第1搬送波と等しいいずれかの搬送波を、データを送信する搬送波として選択し、
前記結合符号化部は、前記いずれかの搬送波でデータを送信する場合にデータの送信サブフレームにより変化しない符号を生成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の通信装置。 - 第2選択部は、
前記データを送信するサブフレームより前に第1通信装置から第2通信装置への送信に割り当てられるサブフレームのうち、前記データを送信するサブフレームに最も近い第1サブフレームと、
第1サブフレームより前に第1通信装置から第2通信装置への送信に割り当てられるサブフレームのうち第1サブフレームに最も近い第2サブフレームと、
を前記符号を送信するサブフレームとして選択することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。 - 通信装置であって、
無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち第1通信装置から前記通信装置としての第2通信装置への信号が第1搬送波で送信されるサブフレームにおいて、第2通信装置から第1通信装置への信号が第1搬送波で送信されるいずれかのサブフレームの指定情報と制御情報とを結合符号化して得られる符号を受信する符号受信部と、
前記指定情報で指定されたサブフレームで第1通信装置から第2搬送波で送信されたデータを受信するデータ受信部と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - データが送信されるサブフレームを前記符号に割り当てる割当情報を第1通信装置から受信する割当情報受信部を備えることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
- 前記指定情報と結合符号化される前記制御情報は、第1通信装置から第2通信装置へデータが送信される搬送波の指定情報であることを特徴とする請求項1〜5及び7〜9のいずれか一項に記載の通信装置。
- 前記指定情報と結合符号化される前記制御情報は、第1通信装置から第2通信装置へ送信されるデータの自動再送要求プロセスの識別子であることを特徴とする請求項1〜5及び7〜9のいずれか一項に記載の通信装置。
- 第1通信装置と第2通信装置とを含む通信システムであって、
第1通信装置は、
無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、第2通信装置から第1通信装置への信号が第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置から第2通信装置へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択する選択部と、
前記選択部により選択されたサブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化して得られる符号を生成する結合符号化部と、
前記結合符号化部により生成された前記符号を第1搬送波で第2通信装置へ送信する符号送信部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 無線フレームを形成し且つ時分割複信のいずれかの送信方向にそれぞれ割り当てられる複数のサブフレームのうち、第1通信装置への信号が第2通信装置から第1搬送波で送信されるサブフレームを、第1通信装置から第2通信装置へ第2搬送波でデータを送信するサブフレームとして選択し、
選択された前記サブフレームの指定情報を第1搬送波で送信される制御信号に結合符号化して得られる符号を生成し、
前記符号を第1搬送波で第2通信装置へ送信する、
ことを特徴とする通信方法。
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