JPWO2014013646A1 - 移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラム - Google Patents

移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014013646A1
JPWO2014013646A1 JP2014525684A JP2014525684A JPWO2014013646A1 JP WO2014013646 A1 JPWO2014013646 A1 JP WO2014013646A1 JP 2014525684 A JP2014525684 A JP 2014525684A JP 2014525684 A JP2014525684 A JP 2014525684A JP WO2014013646 A1 JPWO2014013646 A1 JP WO2014013646A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
base station
radio base
mobile terminal
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014525684A
Other languages
English (en)
Inventor
智之 佐伯
智之 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2014013646A1 publication Critical patent/JPWO2014013646A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/22Performing reselection for specific purposes for handling the traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/34Reselection control
    • H04W36/36Reselection control by user or terminal equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本発明にかかる移動通信システム(9)は、マクロセルを管理する第1の無線基地局(91)と、マクロセルに含まれるスモールセルを管理する第2の無線基地局(92)と、移動端末からのサービスの確立要求に応じて、マクロセルにおいて、移動端末と第1の無線基地局(91)との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御部(93)を備える。サービス確立制御部(93)は、移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、移動端末の第1の無線基地局(91)から第2の無線基地局(92)へのハンドオーバ制御を行ってから、スモールセルにおいて、移動端末と第2の無線基地局(92)との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う。

Description

本発明は、移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体に関し、特に、マクロセルからスモールセルへとハンドオーバさせる技術に関する。
近年、通常の無線基地局が管理するマクロセルにオーバーレイする形で、小型の無線基地局が管理するセルが配置されるように、異種サイズのセルが混在するネットワーク構成の無線通信ネットワーク(「ヘテロジニアスネットワーク」と呼ばれる)についての検討が進められている(例えば、特許文献1)。
特開2011−91629号公報
ここで、移動端末と無線基地局の間で確立するサービスとして、特定の移動端末に対しては、その移動端末から無線基地局に、広帯域を占有したベアラ(通信チャネル)を確立する特定サービスを提供することも考えられる。しかしながら、このような広帯域を占有する特定サービスを提供する場合、特定サービスの確立によってセルの容量を圧迫してしまい、他の移動端末がサービスを確立しにくくなってしまう等の影響を与えてしまうことがあるという課題がある。
本発明の目的は、上述したような課題を解決するために、移動端末による特定サービスの確立によって、他の移動端末に対して影響を与えないようにすることができる移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラムを提供することである。
本発明の第1の態様にかかる移動通信システムは、第1のセルを管理する第1の無線基地局と、前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、移動端末からのサービスの確立要求に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御部と、を備え、前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うものである。
本発明の第2の態様にかかる無線局は、移動端末からのサービスの確立要求に応じて、第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御部を備え、前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うものである。
本発明の第3の態様にかかる移動通信制御方法は、移動端末からのサービスの確立要求を受け、第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行い、前記サービス確立制御を行うときに、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うものである。
本発明の第4の態様にかかる移動通信制御プログラムは、移動端末からのサービスの確立要求を受ける処理と、第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う処理と、をコンピュータに実行させ、前記サービス確立制御を行う処理では、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うものである。
上述した本発明の各態様によれば、移動端末による特定サービスの確立によって、他の移動端末に対して影響を与えないようにすることができる移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの構成を示す概念図である。 本発明の実施の形態1にかかるマクロセルを管理する無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるスモールセルを管理する無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるコアネットワークノードの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの動作(特定サービスである場合)を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの動作(特定サービスである場合)時の概念図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの動作(特定サービスでない場合)を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかるコアネットワークノードに関する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる無線基地局に関する処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる移動通信システムの動作(特定サービスである場合)を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる移動通信システムの動作(特定サービスでない場合)を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムの概要構成を示すブロック図である。
<発明の実施の形態1>
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の構成を示す概念図である。
移動通信システム1は、移動端末2、無線基地局3、無線基地局4、及びコアネットワークノード5を有する。移動通信システム1における各構成要素2〜5を接続する移動通信ネットワークは、マクロセル6と、マクロセル6にオーバーレイする形で配置されるスモールセル7とを含むヘテロジニアスネットワークを構成する。なお、図1では、各構成要素2〜7を1つだけ図示しているが、それぞれの構成要素の数は、これに限られない。
移動端末2は、他の端末との間でデータを送受信するために、移動端末ネットワークにおいてサービス(サービスに対応するベアラ)を確立する場合、無線基地局3又は無線基地局4を介して、コアネットワークノード5に対してサービスの確立を要求する。ここで、「他の端末」とは、例えば、他の移動端末2又は情報処理端末(サーバ及びパーソナルコンピュータ等)等である。
無線基地局3は、マクロセル6を管理する。すなわち、無線基地局3は、自局3と、自局が管理するマクロセル6に在圏する移動端末2との間でサービスを確立する制御を行う。無線基地局3は、サービスとして確立したベアラを介して、移動端末2と他の端末との間で送受信されるデータを転送する。
ここで、本実施の形態では、無線基地局3は、移動端末2から確立が要求されるサービスが、特定サービスである場合、移動端末2をマクロセル6(無線基地局3)からスモールセル7(無線基地局4)にハンドオーバさせる制御を行う。このように、特定サービスに対応するベアラを確立するときには、その特定サービスに対応するスモールセル7へのハンドオーバ制御を実行し、移動端末2の管理を無線基地局4へと移すことで、マクロセス6に在圏する他の移動端末2に対して影響を及ぼすことなく、特定サービスにおける通信を行うことを可能とする。
ここで、「特定サービス」とは、例えば、以下の(1)及び(2)が挙げられる。
(1)広帯域を占有するサービス(例えば、高解像度の映像ストリーミングを送受信するサービス等)
(2)特定のセル内でのみ提供されるサービス(例えば、複数の移動端末2が同一のセル内でのみ相互に通信を行えるゲーム、又は、特定のセルのみからアクセスでき、ユーザ認証が必要となるサーバからの情報提供サービス等)
無線基地局4は、スモールセル7を管理する。無線基地局4は、自局4と、自局4が管理するスモールセル7に在圏する移動端末2との間でサービスを確立する制御を行う。無線基地局4は、サービスとして確立したベアラを介して、移動端末2と他の端末との間で送受信されるデータを転送する。なお、無線基地局4は、マクロセル6よりも小さいスモールセル7が管理可能な程度に、無線基地局3よりも小型の無線基地局となる。
コアネットワークノード5は、移動端末2からのサービスの確立の要求に応じて、そのサービスの確立するように、無線基地局3又は無線基地局4を制御する。コアネットワークノード5は、例えば、SGSN(Serving GPRS Support Node)及びMME(Mobility Management Entity)等である。
続いて、図2を参照して、本発明の実施の形態1にかかる無線基地局3の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる無線基地局3の構成を示すブロック図である。
無線基地局3は、制御部31、記憶部32、及び通信部33を有する。
制御部31は、無線基地局3を統括的に制御する。具体的には、制御部31は、無線基地局3を統括的に制御する処理をCPU(Central Processing Unit)に実行させるプログラムを、制御部31が有するCPUが実行することによって実現される。
記憶部32は、制御部31によって使用される各種データ、及び、制御部31によって実行されるプログラム等が格納される。記憶部32は、これらのデータ及びプログラム等を格納可能な、1つ以上の任意の記憶装置を含んで構成される。記憶装置は、例えば、メモリ及びハードディスク等である。
ここで、本実施の形態1では、記憶部32は、上記各種データの1つとして、テーブル情報が格納される。テーブル情報は、特定サービスのサービス種別を示すサービス種別情報と、その特定サービスが提供されるスモールセル7を示すスモールセル情報とが関連付けられて含まれる情報である。すなわち、制御部31は、テーブル情報を参照することで、無線基地局3が管理するマクロセルに含まれるスモールセル7のうち、移動端末2から確立を要求された特定サービスが提供されるスモールセル7を特定することが可能となる。これによって、制御部31は、その特定したスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定することで、特定サービスの確立を要求した移動端末2をスモールセル7にハンドオーバして、特定サービスを確立することが可能であるか否かを判定することが可能となる。なお、記憶部32は、無線基地局3が管理するマクロセル6に含まれるスモールセル7のスモールセル情報と、そのスモールセル7で提供される特定サービスのサービス種別情報とがテーブル情報として管理される。
ここで、テーブル情報は、以下の(1)及び(2)の方法のうち、いずれか、もしくは、組み合わせにより、無線基地局3の記憶部32に保持される。
(1)人手で、適切な内容となるように作成して、無線基地局3の記憶部32に格納する。
(2)無線基地局3と無線基地局4との間のインタフェース(例えば、LTEの場合は、X2 Interface)上のメッセージによって、無線基地局4が、所定のタイミング(自局4の設置時、又は、自局4の管理者からの入力指示時等)で、自局4が管理するスモールセル7にてサポートする特定サービスのサービス種別を示すサービス種別情報と、自局4が管理するスモールセルを示すスモールセル情報との組み合わせを無線基地局3に送信する。そして、無線基地局3は、無線基地局4から受信したサービス種別情報とスモールセル情報とを関連付けて、テーブル情報として記憶部32に格納・更新する。
通信部33は、制御部31から出力された各種データを、移動端末2、無線基地局4、及びコアネットワークノード5等に対して送信する。また、通信部33は、移動端末2、無線基地局4、及びコアネットワークノード5等から送信された各種データを受信して、制御部31に出力する。すなわち、具体的には、通信部33は、無線基地局3内部と、無線基地局3外部の移動通信ネットワーク側との間で、それぞれで処理し得る形式にデータを変換しつつ、データを送受信する通信デバイスである。
続いて、図3を参照して、本発明の実施の形態1にかかる無線基地局4の構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる無線基地局4の構成を示すブロック図である。
無線基地局4は、制御部41、記憶部42、及び通信部43を有する。
制御部41は、無線基地局4を統括的に制御する。具体的には、制御部41は、無線基地局4を統括的に制御する処理をCPUに実行させるプログラムを、制御部41が有するCPUが実行することによって実現される。
記憶部42は、制御部41によって使用される各種データ、及び、制御部41によって実行されるプログラム等が格納される。記憶部42は、これらのデータ及びプログラム等を格納可能な、1つ以上の任意の記憶装置を含んで構成される。
通信部43は、制御部41から出力された各種データを、移動端末2、無線基地局3、及びコアネットワークノード5等に対して送信する。また、通信部43は、移動端末2、無線基地局3、及びコアネットワークノード5等から送信された各種データを受信して、制御部41に出力する。すなわち、具体的には、通信部43は、無線基地局4内部と、無線基地局4外部の移動通信ネットワーク側との間で、それぞれで処理し得る形式にデータを変換しつつ、データを送受信する通信デバイスである。
続いて、図4を参照して、本発明の実施の形態1にかかるコアネットワークノード5の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態1にかかるコアネットワークノード5の構成を示すブロック図である。
コアネットワークノード5は、制御部51、記憶部52、及び通信部53を有する。
制御部51は、コアネットワークノード5を統括的に制御する。具体的には、制御部51は、コアネットワークノード5を統括的に制御する処理をCPUに実行させるプログラムを、制御部51が有するCPUが実行することによって実現される。
記憶部52は、制御部51によって使用される各種データ、及び、制御部41によって実行されるプログラム等が格納される。記憶部52は、これらのデータ及びプログラム等を格納可能な、1つ以上の任意の記憶装置を含んで構成される。
通信部53は、制御部51から出力された各種データを、移動端末2、及び無線基地局3、4等に対して送信する。また、通信部53は、移動端末2、及び無線基地局3、4等から送信された各種データを受信して、制御部51に出力する。すなわち、具体的には、通信部53は、コアネットワークノード5内部と、コアネットワークノード5外部の移動通信ネットワーク側との間で、それぞれで処理し得る形式にデータを変換しつつ、データを送受信する通信デバイスである。
続いて、図5を参照して、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の処理について説明する。図5は、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の処理を示すフローチャートである。
以下、最初に、移動端末2が、マクロセル6に在圏し、スモールセル7にハンドオーバ可能な状態で、サービスにおけるベアラの確立先が無線基地局3となっているものとして説明する。
移動端末2は、あるサービスにおけるベアラを確立するときに、そのサービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、無線基地局3を介してコアネットワークノード5に送信する。コアネットワークノード5の制御部51は、移動端末2から送信されたサービス確立要求情報を、通信部53を介して受信する。制御部51は、移動端末2からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、通信部53を介して無線基地局3に送信する。無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5から送信されたサービス確立要求情報を、通信部33を介して受信する(S1)。
無線基地局3の制御部31は、記憶部32に格納されたテーブル情報において、受信したサービス確立要求情報で要求されたサービスに対応付けて示されているスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する(S2)。具体的には、制御部31は、記憶部32のテーブル情報において、サービス確立要求情報で要求されたサービスを示すサービス種別情報が存在し、かつ、そのサービス種別情報に対応するスモールセル情報が示すスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する。すなわち、記憶部32のテーブル情報において、要求されたサービスを示すサービス種別情報が存在する場合、移動端末2から要求されたサービスが、特定サービスであることになる。また、そのサービス種別情報に対応するスモールセル情報で示されるスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能である場合、移動端末2を、要求された特定サービスが提供されるスモールセル7にハンドオーバして、そのスモールセル7で特定サービスを確立することが可能であることになる。
なお、移動端末2がスモールセル7にハンドオーバ可能か否かは、例えば、無線基地局3に移動端末2から所定の強度以上の電波が届いているか否かによって判断する等すればよい。これによって、移動端末2から確立が要求されたサービスが、現在の移動端末2の位置で確立可能な特定サービスであるか否かが判定可能となる。
要求されたサービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能と判定した場合(S2:Yes)、制御部31は、そのスモールセル7へのハンドオーバ制御を実施するため、サービスの確立に失敗した旨を応答するサービス確立応答情報を、通信部33を介してコアネットワークノード5に送信する。
ここで、記憶部32のテーブル情報において、要求されたサービスを示すサービス種別情報に、複数のスモールセル情報が関連付けられている場合、以下の方法により、それらのスモールセル情報が示す複数のスモールセル7の中から、ハンドオーバ先のスモールセル7を選択するものとする。
まず、複数のスモールセル7から、無線品質が所定品質以上となるスモールセル7を選択する。すなわち、無線品質が所定の品質よりも良いスモールセル7を選択する。そして、選択したスモールセルから、さらに、以下の(1)〜(3)の方法のうち、いずれか1つ、もしくは、いずれか2つ以上の組み合わせによって、最終的なハンドオーバ先のスモールセル7を1つ選択する。
(1)各スモールセル7に予め優先度を設定しておき、最も優先度の高いスモールセル7を選択
(2)各スモールセル7の負荷状況を確認し、負荷が最も低いスモールセル7を選択
(3)ランダムに1つのスモールセル7を選択
ここで、(1)の方法を実施する場合は、各スモールセル7について、スモールセル7の優先度を示す情報を記憶部32に予め格納しておき、制御部31がその情報を参照することで、最も優先度の高いスモールセル7を判定可能とする。また、(2)の方法を実施する場合は、無線基地局3の制御部31が、各スモールセル7を管理する無線基地局4からスモールセル7の負荷状況を通知する情報を受信して、受信した情報に基づいてスモールセル7の負荷状況を示す情報を記憶部32に格納する。これによって、制御部31が、記憶部32に格納された負荷状況を示す情報を参照することで、負荷が最も低いスモールセル7を判定可能とする。なお、このスモールセル7の負荷状況の通知は、例えば、3GPP(TS36.423等)で規定されているResource Status Reporting procedureを利用して実現するようにすればよい。また、各スモールセル7の無線品質は、各スモールセル7に在圏する移動端末2に測定させるようにして、無線基地局3に通知するようにすることで、制御部31が各スモールセル7の無線品質を特定可能とすればよい。なお、各移動端末2における無線品質の測定方法は、任意の一般的な方法を利用するようにすればよい。
また、(1)の方法と(2)の方法とを組み合わせて実施する場合には、例えば、各スモールセル7について、優先度が高くなるに従って高くなり、かつ、負荷状況が低くなるに従って高くなる評価値を算出して、算出した評価値が最も高いスモールセル7を選択する等すればよい。
無線基地局3の制御部31は、移動端末2をマクロセル6からハンドオーバ先のスモールセル7へハンドオーバさせるハンドオーバ制御を実行する。具体的には、無線基地局3が、移動端末2にハンドオーバを要求する情報を送信し、移動端末2が、その情報の受信に応じて、ハンドオーバ先のスモールセル7に対するハンドオーバを実施し、無線基地局4にハンドオーバ成功を通知し、無線基地局4はコアネットワークノード5に(ハンドオーバ先セル情報を含む)ハンドオーバ完了を通知する等の処理を実施する。
また、コアネットワークノード5の制御部51は、無線基地局3から送信されたサービス確立応答情報を、通信部53を介して受信する。制御部51は、サービスの確立に失敗した旨を応答するサービス確立応答情報を受信した場合、ハンドオーバの終了後に、移動端末2のハンドオーバ先のスモールセル7を管理する無線基地局4に、通信部53を介してサービス確立要求情報を送信する。
無線基地局4の制御部41は、コアネットワークノード5から送信されたサービス確立要求情報を、通信部43を介して受信する。制御部41は、サービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立処理を実行する(S4)。すなわち、制御部41は、サービス確立要求情報で要求される特定サービスに対応するベアラを、自局4が管理するスモールセル7において、移動端末2との間で確立する。
一方、要求されたサービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能でないと判定した場合(S2:No)、制御部31は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立処理を実行する(S5)。すなわち、制御部31は、サービス確立要求情報で要求されるサービスに対応するベアラを、自局3が管理するマクロセル6において、移動端末2との間で確立する。
続いて、図6を参照して、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスである場合)について説明する。図6は、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスである場合)を示すシーケンス図である。図6では、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスである場合について例示する。
移動端末2は、特定サービスにおけるベアラを確立するときに、特定サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、無線基地局3を介してコアネットワークノード5に送信する(S11)。コアネットワークノード5の制御部51は、移動端末2からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を無線基地局3に送信する(S12)。
無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求されたサービスが特定サービスであり、かつ、その特定サービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する(S13)。ここでは、移動端末2から確立を要求するサービスが特定サービスであり、かつ、その特定サービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能であるため、制御部31は、サービスの確立に失敗した旨を応答するサービス確立応答情報をネットワークノード5に送信する(S14)。
無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5からのサービス確立応答情報の受信に応じて、移動端末2をマクロセル6からハンドオーバ先のスモールセル7へハンドオーバさせるハンドオーバ制御を実行する(S15)。コアネットワークノード5の制御部51は、ハンドオーバの終了後に、移動端末2からのサービス確立要求情報で要求された特定サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、ハンドオーバ先のスモールセル7を管理する無線基地局4に送信する(S16)。
無線基地局4の制御部41は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立処理を実行する(S17)。無線基地局4の制御部41は、特定サービスの確立処理の終了後に、サービスの確立に成功した旨を応答するサービス確立応答情報をコアネットワークノード5に送信する(S18)。
これによって、図7に示すように、スモールセル7において、移動端末2と無線基地局4との間で、特定サービスに対応するベアラが確立される。そして、移動端末2は、確立されたベアラを介して、他の端末との間でデータを送受信することが可能となる。
続いて、図8を参照して、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスでない場合)について説明する。図8は、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスでない場合)を示すシーケンス図である。図8では、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスでない場合について例示する。なお、図6と同様の動作については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示す場合には、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスでないため、無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立処理を実行する(S19)。制御部31は、サービスの確立処理の終了後に、サービスの確立に成功した旨を応答するサービス確立応答情報をコアネットワークノード5に送信する(S20)。
これによって、マクロセル6において、移動端末2と無線基地局4との間で、サービスに対応するベアラが確立される。そして、移動端末2は、確立されたベアラを介して、他の端末との間でデータを送受信することが可能となる。
以上に説明したように、本実施の形態では、特定サービスを確立する移動端末2をマクロセル6から、その特定サービスに対応するスモールセル7へとハンドオーバさせるようにしている。これによれば、広帯域を占有し、他のマクロセル6に在圏する移動端末2に影響を与えてしまうような特定サービス(上述の(1)の特定サービス)を確立した移動端末2をスモールセル7に退避することで、他の移動端末2に影響を与えないようにすることができる。
また、特定のスモールセル7内でのみで提供される特別なサービス(例えば、複数の移動端末2が同一のスモールセル7内に在圏する場合にのみ直接的に通信可能となるサービス、又は、移動端末2が特定のスモールセル7に在圏する場合にのみアクセスしてデータの提供を受けることができるサービス等)(上述の(2)の特定サービス)が実現可能となる。
なお、無線基地局3の制御部31は、要求されるサービスが、このサービス(上述の(2)の特定サービス)であるときには、テーブル情報において、要求されたサービスを示すサービス種別情報が存在する場合(すなわち、要求されたサービスが特定サービスである場合)が、移動端末2が、その特定サービスに対応するスモールセル7にハンドオーバ可能でないと判定した場合には、マクロセル6でサービスを確立せずに、サービスの確立を抑止するようにしてもよい。
<発明の実施の形態2>
実施の形態1では、無線基地局3において、特定サービスに対応したスモールセル7へのハンドオーバの実施の要否を判定するようにしているが、本実施の形態2では、コアネットワークノード5において判定する場合について説明する。例えば、移動端末2から要求されるサービスが、スモールセル7へのハンドオーバが必要な「特定サービス」であるか否かを、移動通信システム1において採用する移動通信方式では、コアネットワークノード5から無線基地局3に送ることができる情報のみから判定することができないような場合に有効である。
なお、移動通信システム1及びその構成要素3〜5の構成については、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。ただし、本実施の形態2では、実施の形態1において、無線基地局3の記憶部32に格納されていたテーブル情報が、コアネットワークノード5の記憶部52に格納されることになる。なお、本実施の形態2では、コアネットワークノード5の下位の無線基地局3のそれぞれについてのテーブル情報が格納される。
ここで、テーブル情報は、以下の(1)及び(2)の方法のうち、いずれか、もしくは、組み合わせにより、コアネットワークノード5の記憶部52に保持される。
(1)人手で、適切な内容となるように作成して、無線基地局3の記憶部32に格納する。
(2)コアネットワークノード5と無線基地局4との間のインタフェース(例えば、LTEの場合は、S1 Interface)上のメッセージによって、無線基地局4が、所定のタイミング(自局4の設置時、又は、自局4の管理者からの入力指示時等)で、自局4が管理するスモールセル7にてサポートする特定サービスのサービス種別を示すサービス種別情報と、自局4が管理するスモールセルを示すスモールセル情報との組み合わせをコアネットワークノード5に送信する。そして、コアネットワークノード5は、無線基地局4から受信したサービス種別情報とスモールセル情報とを関連付けて、テーブル情報として記憶部51に格納・更新する。
続いて、図9を参照して、本発明の実施の形態2にかかるコアネットワークノード5に関する処理について説明する。図9は、本発明の実施の形態2にかかるコアネットワークノード5に関する処理を示すフローチャートである。
以下、最初に、移動端末2が、マクロセル6に在圏し、スモールセル7にハンドオーバ可能な状態で、サービスにおけるベアラの確立先が無線基地局3となっているものとして説明する。
移動端末2は、あるサービスにおけるベアラを確立するときに、そのサービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、無線基地局3を介してコアネットワークノード5に送信する。コアネットワークノード5の制御部51は、移動端末2から送信されたサービス確立要求情報を、通信部53を介して受信する(S21)。
制御部51は、記憶部52に格納されたテーブル情報において、受信したサービス確立要求情報で要求されたサービスに対応付けて示されているスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する(S22)。具体的には、制御部51は、記憶部52のテーブル情報において、サービス確立要求情報で要求されたサービスを示すサービス種別情報が存在し、かつ、そのサービス種別情報に対応するスモールセル情報が存在し、そのスモールセル情報が示すスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する。なお、ここでの判定では、記憶部52に格納されるテーブル情報のうち、サービスの確立を要求した移動端末2が在圏しているマクロセル6を管理する無線基地局3に対応するテーブル情報が使用される。
また、移動端末2がスモールセル7にハンドオーバ可能か否かは、実施の形態1と同様に、無線基地局3に移動端末2から所定の強度以上の電波が届いているか否かによって判断する等すればよい。これによって、移動端末2から確立が要求されたサービスが、現在の移動端末2の位置で確立可能な特定サービスであるか否かが判定可能となる。
要求されたサービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能と判定した場合(S22:Yes)、制御部51は、そのスモールセル7へのハンドオーバの実施を要求するハンドオーバ実施要求情報を、通信部53を介して無線基地局3に送信する(S23)。なお、要求されたサービスを示すサービス種別情報に、複数のスモールセル情報が関連付けられている場合、実施の形態1における説明と同様に、ハンドオーバ先のスモールセル7を選択するようにすればよい。
制御部51は、無線基地局3からハンドオーバ実施要求情報に応じて送信されたハンドオーバ実施応答情報を、通信部53を介して受信する。制御部51は、ハンドオーバを正常実施する旨を応答するハンドオーバ実施応答情報を受信した場合、ハンドオーバの終了後に、移動端末2のハンドオーバ先のスモールセル7を管理する無線基地局4に、通信部53を介してサービス確立要求情報を送信する。
無線基地局4の制御部41は、コアネットワークノード5から送信されたサービス確立要求情報を、通信部43を介して受信する。制御部41は、サービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立処理を実行する(S24)。すなわち、制御部41は、サービス確立要求情報で要求される特定サービスに対応するベアラを、自局4が管理するスモールセル7において、移動端末2との間で確立する。
一方、要求されたサービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能でないと判定した場合(S22:No)、制御部51は、移動端末2からのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、通信部53を介して無線基地局3に送信する。無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5から送信されたサービス確立要求情報を、通信部33を介して受信する。制御部31は、サービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立処理を実行する(S25)。すなわち、制御部31は、サービス確立要求情報で要求されるサービスに対応するベアラを、自局3が管理するマクロセル6において、移動端末2との間で確立する。
続いて、図10を参照して、本発明の実施の形態2にかかる無線基地局3、4に関する処理について説明する。図10は、本発明の実施の形態2にかかる無線基地局3、4に関する処理を示すフローチャートである。
無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5から送信された、スモールセル7へのハンドオーバの実施を要求するハンドオーバ実施要求情報を、通信部33を介して受信する(S31)。
制御部31は、ハンドオーバ実施要求情報の受信に応じて、そのハンドオーバ実施要求情報で要求されるハンドオーバ先のスモールセル7へのハンドオーバが実施可能か否かを判定する(S32)。ここで、ハンドオーバが実施可能であるか否かは、ハンドオーバ先のスモールセル7の無線品質が所定品質以上であるか否かによって判定する。なお、無線品質は、実施の形態1で述べたように、各スモールセル7に在圏する移動端末2に測定させるようにして、無線基地局3に通知するようにすることで、制御部31が各スモールセル7の無線品質を特定可能とすればよい。
また、ハンドオーバ先のスモールセル7は、コアネットワークノード5がハンドオーバ実施要求情報に、ハンドオーバ先のスモールセル7を一意に特定する情報を含めることで、制御部31が、その情報を参照することで特定可能とする。また、ハンドオーバ先のスモールセル7は、コアネットワークノード5がハンドオーバ実施要求情報に、特定サービスに対応するスモールセル7の全てを示す情報を含めることで、制御部31が、それらのスモールセル7の無線品質に基づいて決定可能としてもよい。例えば、最も無線品質の良いスモールセル7を選択するようにしてもよい。
ハンドオーバ先のスモールセル7へのハンドオーバが実施可能であると判定した場合(S32:Yes)、制御部31は、ハンドオーバを正常実施する旨を応答するハンドオーバ実施応答情報を、通信部33を介してコアネットワークノード5に送信するとともに、移動端末2をマクロセル6からハンドオーバ先のスモールセル7へハンドオーバさせるハンドオーバ制御を実行する(S33)。
無線基地局4の制御部41は、コアネットワークノード5からハンドオーバ実施応答情報に応じて送信されたサービス確立要求情報を、通信部43を介して受信する(S34)。制御部41は、サービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立処理を実行する(S35)。すなわち、制御部41は、サービス確立要求情報で要求される特定サービスに対応するベアラを、自局4が管理するスモールセル7において、移動端末2との間で確立する。
一方、ハンドオーバ先のスモールセル7へのハンドオーバが実施可能でないと判定した場合(S32:No)、制御部31は、ハンドオーバに失敗した旨を応答するハンドオーバ実施応答情報を、通信部33を介してコアネットワークノード5に送信する。この場合、コアネットワークノード5の制御部51は、無線基地局3からのハンドオーバ実施応答情報の受信に応じて、サービス確立要求情報を無線基地局3に送信して、マクロセル6において、無線基地局3と移動端末2との間でサービスを確立するようにしてもよく、サービスの確立を抑止するようにしてもよい。
続いて、図11を参照して、本発明の実施の形態2にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスである場合)について説明する。図11は、本発明の実施の形態2にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスである場合)を示すシーケンス図である。図11では、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスである場合について例示する。
移動端末2は、特定サービスにおけるベアラを確立するときに、特定サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を、無線基地局3を介してコアネットワークノード5に送信する(S41)。コアネットワークノード5の制御部51は、移動端末2からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求されたサービスが特定サービスであり、かつ、その特定サービスに対応するスモールセル7に、移動端末2がハンドオーバ可能か否かを判定する(S42)。ここでは、移動端末2から確立を要求するサービスが特定サービスであり、かつ、その特定サービスに対応するスモールセル7に移動端末2がハンドオーバ可能であるため、制御部51は、ハンドオーバ実施要求情報を無線基地局3に送信する(S43)。
無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5からハンドオーバ実施要求情報の受信に応じて、ハンドオーバ実施要求情報で指定されたスモールセル7へのハンドオーバが実施可能か否かを判定する(S44)。ここでは、指定されたスモールセル7へのハンドオーバが実施可能であるものとする。この場合、制御部31は、ハンドオーバを正常実施する旨を応答するハンドオーバ実施応答情報をコアネットワークノード5に送信する(S45)。
また、制御部31は、移動端末2をマクロセル6からハンドオーバ先として指定されたスモールセル7へハンドオーバさせるハンドオーバ制御を実行する(S46)。コアネットワークノード5の制御部51は、ハンドオーバの終了後に、移動端末2からのサービス確立要求情報で要求されたサービス確立要求情報を、ハンドオーバ先のスモールセル7を管理する無線基地局4に送信する(S47)。
無線基地局4の制御部41は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求される特定サービスの確立処理を実行する(S48)。無線基地局4の制御部41は、特定サービスの確立処理の終了後に、サービスの確立に成功した旨を応答するサービス確立応答情報をコアネットワークノード5に送信する(S49)。
これによって、図7に示すように、スモールセル7において、移動端末2と無線基地局4との間で、特定サービスに対応するベアラが確立される。そして、移動端末2は、確立されたベアラを介して、他の端末との間でデータを送受信することが可能となる。
続いて、図12を参照して、本発明の実施の形態2にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスでない場合)について説明する。図12は、本発明の実施の形態2にかかる移動通信システム1の動作(特定サービスでない場合)を示すシーケンス図である。図12では、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスでない場合について例示する。なお、図11と同様の動作については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12に示す場合には、移動端末2から確立を要求するサービスが、特定サービスでないため、無線基地局5の制御部51は、移動端末2からのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立を要求するサービス確立要求情報を無線基地局3に送信する(S50)。無線基地局3の制御部31は、コアネットワークノード5からのサービス確立要求情報の受信に応じて、そのサービス確立要求情報で要求されるサービスの確立処理を実行する(S51)。制御部31は、サービスの確立処理の終了後に、サービスの確立に成功した旨を応答するサービス確立応答情報をコアネットワークノード5に送信する(S52)。
これによって、マクロセル6において、移動端末2と無線基地局4との間で、サービスに対応するベアラが確立される。そして、移動端末2は、確立されたベアラを介して、他の端末との間でデータを送受信することが可能となる。
以上に説明したように、移動端末2から特定サービスの確立が要求されており、その特定サービスに対応するスモールセル7にハンドオーバしての特定サービスの確立が可能か否かを判定することもできる。
<発明の実施の形態3>
上述した実施の形態1、2では、同一のRAT(Radio Access Technology)内でのハンドオーバを意図して説明していたが、ハンドオーバ先が異なるRATのセルでもよい。すなわち、いわゆる、インターラットハンドオーバ(Inter−RAT Handover)を実施するようにしてもよい。また、その際に、移動端末2やコアネットワーク側においてインターラットハンドオーバ機能をサポートしていない場合は、移動端末2のRATへのリダイレクション(Redirection)を実施するようにしてもよい。なお、インターラットハンドオーバ及びリダイレクションは、既存技術であるため、詳細は省略する。
<発明の実施の形態の概要>
続いて、図13を参照して、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の概要構成について説明する。図13は、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システム1の概要構成となる移動通信システム9を示すブロック図である。
移動通信システム9は、第1の無線基地局91、第2の無線基地局92、及びサービス確立制御部93を有する。
第1の無線基地局91は、マクロセルを管理する。第1の無線基地局91は、無線基地局3に対応する。
第2の無線基地局92は、マクロセルに含まれるスモールセルを管理する。第2の無線基地局92は、無線基地局4に対応する。
サービス確立制御部93は、移動端末からのサービスの確立要求に応じて、マクロセルにおいて、移動端末と第1の無線基地局91との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う。また、サービス確立制御部93は、移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、移動端末の第1の無線基地局91から第2の無線基地局92へのハンドオーバ制御を行ってから、スモールセルにおいて、移動端末と第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う。サービス確立制御部93は、実施の形態1における無線基地局3の制御部31、及び、実施の形態2におけるコアネットワークノード5の制御部51に対応する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
また、上述した実施の形態は、無線基地局3が管理するセルとしてマクロセル、無線基地局4が管理するセルとしてスモールセルを用いているがこれに限らない。例えば、無線基地局3が管理するセルはマクロセルの代わりにマイクロセルであってもよいし、無線基地局4が管理するセルは、マイクロセルより小さいピコセルやフェムトセルであってもよい。無線基地局4が管理するセルは、無線基地局3が管理するセルより小さければよい。
また、上述した無線基地局3、4及びコアネットワークノード5のそれぞれにおいて実行されるプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、無線基地局3、4及びコアネットワークノード5(コンピュータ)に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1のセルを管理する第1の無線基地局と、
前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、
移動端末からのサービスの確立要求に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御部と、
を備え、
前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
移動通信システム。
(付記2)
前記移動通信システムは、さらに、前記特定サービスを示す特定サービス情報が格納される記憶部を備え、
前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスであるか否かを、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す特定サービス情報が前記記憶部に格納されているか否かによって判定する、
付記1に記載の移動通信システム。
(付記3)
前記記憶部は、さらに、前記特定サービスを示す前記特定サービス情報と関連付けられ、当該特定サービスの提供エリアである前記第2のセルを示すセル情報が格納され、
前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す前記特定サービス情報が前記記憶部に格納されており、かつ、当該特定サービス情報に関連付けられた前記セル情報が示す第2のセルに、前記移動端末がハンドオーバ可能である場合、前記ハンドオーバ制御を行ってから、前記サービス確立制御を行う、
付記2に記載の移動通信システム。
(付記4)
前記第1のセルは、前記第2のセルが複数含まれ、
前記移動通信システムは、それぞれが、前記複数の第2のセルのそれぞれを管理するように、前記第2の無線基地局を複数備え、
前記記憶部は、それぞれが、前記複数の第2のセルのそれぞれを示すように、前記セル情報が複数格納され、
前記特定サービス情報は、1つ以上の前記セル情報と関連付けられ、
前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す特定サービス情報に関連付けられた前記セル情報が複数ある場合、当該複数の前記セル情報が示す前記複数の第2のセルのうち、無線品質が所定品質以上である前記第2のセルを管理する第2の無線基地局から、前記ハンドオーバ制御におけるハンドオーバ先の第2の無線基地局を決定する、
付記3項に記載の移動通信システム。
(付記5)
前記サービス確立制御部は、前記無線品質が所定品質以上である前記第2のセルのうち、予め定められた優先度の最も高い前記第2のセル、負荷状況の最も低い前記第2のセル、又は、ランダムに決定した前記第2のセルによって管理される第2の無線基地局を、前記ハンドオーバ先の第2の無線基地局として決定する、
付記4に記載の移動通信システム。
(付記6)
前記移動通信システムは、さらに、前記記憶部及び前記サービス確立制御部を有するコアネットワークノードを備え、
前記サービス確立制御部は、前記サービス確立制御として、前記サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を前記第1の無線基地局に送信するとともに、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記サービス確立制御として、前記サービス確立要求情報を前記第2の無線基地局に送信し、
前記第1の無線基地局は、前記サービス確立制御部からのサービス確立要求情報に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立し、
前記第2の無線基地局は、前記サービス確立制御部からのサービス確立要求情報に応じて、前記第2のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立する、
付記2乃至5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記7)
前記第1の無線基地局は、前記記憶部及び前記サービス確立制御部を有し、
前記サービス確立制御部は、前記サービス確立制御として、前記第1のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立するとともに、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記サービス確立制御として、前記第2の無線基地局に対して前記サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を送信させるためのサービス未確立通知情報をコアネットワークノードに送信し、
前記第2の無線基地局は、前記コアネットワークノードからのサービス確立要求情報に応じて、前記第2のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立する、
付記2乃至5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記8)
第1のセルを管理する第1の無線基地局又は前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、移動端末との間でサービスを確立する制御を行う無線局であって、
前記移動端末からのサービスの確立要求に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御部を備え、
前記サービス確立制御部は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
無線局。
(付記9)
第1のセルを管理する第1の無線基地局又は前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、移動端末との間でサービスを確立する制御を行う移動通信制御方法であって、
前記移動端末からのサービスの確立要求を受けるステップと、
前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うステップと、を備え、
前記サービス確立制御を行うステップでは、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
移動通信制御方法。
(付記10)
第1のセルを管理する第1の無線基地局又は前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、移動端末との間でサービスを確立する制御を行うための移動通信制御プログラムであって、
前記移動端末からのサービスの確立要求を受ける処理と、
前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う処理と、をコンピュータに実行させ、
前記サービス確立制御を行う処理では、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
移動通信制御プログラム。
(付記11)
第1のセルは、マクロセルである、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記12)
第2のセルは、スモールセルである、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の移動通信システム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年7月17日に出願された日本出願特願2012−158616を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、9 移動通信システム
2 移動端末
3、4 無線基地局
5 コアネットワークシステム
6 マクロセル
7 スモールセル
31、41、51 制御部
32、42、52 記憶部
33、43、53 通信部
91 第1の無線基地局
92 第2の無線基地局
93 サービス確立制御部

Claims (10)

  1. 第1のセルを管理する第1の無線基地局と、
    前記第1のセルに含まれる第2のセルを管理する第2の無線基地局と、
    移動端末からのサービスの確立要求に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御手段と、
    を備え、
    前記サービス確立制御手段は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から前記第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
    移動通信システム。
  2. 前記移動通信システムは、さらに、前記特定サービスを示す特定サービス情報が格納される記憶手段を備え、
    前記サービス確立制御手段は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスであるか否かを、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す特定サービス情報が前記記憶手段に格納されているか否かによって判定する、
    請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記記憶手段は、さらに、前記特定サービスを示す前記特定サービス情報と関連付けられ、当該特定サービスの提供エリアである前記第2のセルを示すセル情報が格納され、
    前記サービス確立制御手段は、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す前記特定サービス情報が前記記憶手段に格納されており、かつ、当該特定サービス情報に関連付けられた前記セル情報が示す第2のセルに、前記移動端末がハンドオーバ可能である場合、前記ハンドオーバ制御を行ってから、前記サービス確立制御を行う、
    請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記第1のセルは、前記第2のセルが複数含まれ、
    前記移動通信システムは、それぞれが、前記複数の第2のセルのそれぞれを管理するように、前記第2の無線基地局を複数備え、
    前記記憶手段は、それぞれが、前記複数の第2のセルのそれぞれを示すように、前記セル情報が複数格納され、
    前記特定サービス情報は、1つ以上の前記セル情報と関連付けられ、
    前記サービス確立制御手段は、前記移動端末から確立要求されたサービスを示す特定サービス情報に関連付けられた前記セル情報が複数ある場合、当該複数の前記セル情報が示す前記複数の第2のセルのうち、無線品質が所定品質以上である前記第2のセルを管理する第2の無線基地局から、前記ハンドオーバ制御におけるハンドオーバ先の第2の無線基地局を決定する、
    請求項3項に記載の移動通信システム。
  5. 前記サービス確立制御手段は、前記無線品質が所定品質以上である前記第2のセルのうち、予め定められた優先度の最も高い前記第2のセル、負荷状況の最も低い前記第2のセル、又は、ランダムに決定した前記第2のセルによって管理される第2の無線基地局を、前記ハンドオーバ先の第2の無線基地局として決定する、
    請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 前記移動通信システムは、さらに、前記記憶手段及び前記サービス確立制御手段を有するコアネットワークノードを備え、
    前記サービス確立制御手段は、前記サービス確立制御として、前記サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を前記第1の無線基地局に送信するとともに、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記サービス確立制御として、前記サービス確立要求情報を前記第2の無線基地局に送信し、
    前記第1の無線基地局は、前記サービス確立制御手段からのサービス確立要求情報に応じて、前記第1のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立し、
    前記第2の無線基地局は、前記サービス確立制御手段からのサービス確立要求情報に応じて、前記第2のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立する、
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  7. 前記第1の無線基地局は、前記記憶手段及び前記サービス確立制御手段を有し、
    前記サービス確立制御手段は、前記サービス確立制御として、前記第1のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立するとともに、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記サービス確立制御として、前記第2の無線基地局に対して前記サービスの確立を要求するサービス確立要求情報を送信させるためのサービス未確立通知情報をコアネットワークノードに送信し、
    前記第2の無線基地局は、前記コアネットワークノードからのサービス確立要求情報に応じて、前記第2のセルにおいて、前記移動端末との間でサービスを確立する、
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  8. 移動端末からのサービスの確立要求に応じて、第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行うサービス確立制御手段を備え、
    前記サービス確立制御手段は、前記移動端末から確立要求されたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
    無線局。
  9. 移動端末からのサービスの確立要求を受け、
    第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行い、
    前記サービス確立制御を行うときに、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
    移動通信制御方法。
  10. 移動端末からのサービスの確立要求を受ける処理と、
    第1の無線基地局によって管理される第1のセルにおいて、前記移動端末と前記第1の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記サービス確立制御を行う処理では、前記移動端末から確立要求を受けたサービスが特定サービスである場合には、前記移動端末の前記第1の無線基地局から第2の無線基地局へのハンドオーバ制御を行ってから、前記第1のセルに含まれて前記第2の無線基地局によって管理される第2のセルにおいて、前記移動端末と前記第2の無線基地局との間でサービスを確立するサービス確立制御を行う、
    移動通信制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
JP2014525684A 2012-07-17 2013-04-10 移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラム Pending JPWO2014013646A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012158616 2012-07-17
JP2012158616 2012-07-17
PCT/JP2013/002429 WO2014013646A1 (ja) 2012-07-17 2013-04-10 移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2014013646A1 true JPWO2014013646A1 (ja) 2016-06-30

Family

ID=49948490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014525684A Pending JPWO2014013646A1 (ja) 2012-07-17 2013-04-10 移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9398504B2 (ja)
EP (1) EP2876919B1 (ja)
JP (1) JPWO2014013646A1 (ja)
WO (1) WO2014013646A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017035697A1 (zh) * 2015-08-28 2017-03-09 华为技术有限公司 语音承载的建立方法及接入网设备
JP2021175108A (ja) 2020-04-27 2021-11-01 日本電気株式会社 Pcf装置、af装置、nef装置、及びこれらの方法
JP2021175109A (ja) 2020-04-27 2021-11-01 日本電気株式会社 Ue、af装置、smf装置、及びこれらの方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09512141A (ja) * 1994-04-15 1997-12-02 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア ハンドオーバー方法及びその構成体
JP2004260824A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Samsung Electronics Co Ltd 階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法
JP2004349976A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システム、無線リソース管理装置および無線通信端末
WO2009133767A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 シャープ株式会社 移動通信システム、移動局装置、基地局装置及び移動通信方法
WO2011018639A1 (en) * 2009-08-11 2011-02-17 Ubiquisys Limited Load balancing in a mobile communication network

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1123273C (zh) * 1999-01-25 2003-10-01 诺基亚网络有限公司 无线接入网之间的互通
EP1300040B1 (en) 2000-06-29 2013-03-20 Nokia Corporation Operator forced inter-system handover
US7433929B2 (en) * 2000-12-29 2008-10-07 At&T Mobility Ii Llc Intelligent network selection based on quality of service and applications over different wireless networks
FI20040941A (fi) 2003-07-07 2005-01-08 Hannu Pirilae Geneerinen palvelupyyntömenettely monimuotojärjestelmässä
CN101548574B (zh) 2006-11-16 2012-07-18 株式会社Ntt都科摩 通信控制装置和通信控制方法
JP5162208B2 (ja) 2007-11-13 2013-03-13 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び移動局
US9037134B2 (en) * 2008-06-13 2015-05-19 Qualcomm Incorporated Mobile devices with femto cell functionality
US8498267B2 (en) * 2009-05-01 2013-07-30 At&T Mobility Ii Llc Access control for macrocell to femtocell handover
JP5353420B2 (ja) 2009-05-08 2013-11-27 日本電気株式会社 移動通信システム、基地局、移動局、基地局の制御方法、移動局の制御方法、及びプログラム
JP2011091629A (ja) 2009-10-22 2011-05-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信システム、制御装置、管理サーバ、プログラム、及び通信方法
CN102056256B (zh) * 2009-11-05 2015-05-13 中兴通讯股份有限公司 切换能力处理方法、装置和系统
US8886198B2 (en) * 2010-09-28 2014-11-11 Qualcomm Incorporated Active hang-in for multi-FEMTO deployments
KR101391838B1 (ko) * 2011-02-17 2014-05-07 주식회사 케이티 펨토셀 간섭을 고려한 핸드오버 제어 방법 및 장치

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09512141A (ja) * 1994-04-15 1997-12-02 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア ハンドオーバー方法及びその構成体
JP2004260824A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Samsung Electronics Co Ltd 階層セル構造における信号対雑音比を利用したマルチキャストサービス方法
JP2004349976A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システム、無線リソース管理装置および無線通信端末
WO2009133767A1 (ja) * 2008-04-28 2009-11-05 シャープ株式会社 移動通信システム、移動局装置、基地局装置及び移動通信方法
WO2011018639A1 (en) * 2009-08-11 2011-02-17 Ubiquisys Limited Load balancing in a mobile communication network

Also Published As

Publication number Publication date
US20150189562A1 (en) 2015-07-02
US9398504B2 (en) 2016-07-19
EP2876919A1 (en) 2015-05-27
WO2014013646A1 (ja) 2014-01-23
EP2876919A4 (en) 2016-03-16
EP2876919B1 (en) 2019-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11057799B2 (en) Devices and methods for slice-compliant handover control
US10477447B2 (en) Connection management method for mobile device group
US8213381B2 (en) Mobile communication system, core network node selection method, and base station and mobile station used therefor
CN104854933B (zh) 通信系统、基站、上位节点和通信方法
JP5655710B2 (ja) 基地局装置、通信システム及び通信方法
WO2015025548A1 (ja) 通信制御装置、通信制御方法およびプログラム
EP2938121B1 (en) Shunting processing method, and control unit and system
US20200196208A1 (en) Method and Apparatus for Selecting Radio Access Network Device
CN108282837B (zh) 一种小区切换方法、相关设备和系统
WO2018169070A1 (ja) 通信端末、ネットワーク装置、通信方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
US9774666B2 (en) Methods and system for dynamic spectrum arbitrage with a mobility load balancer gateway
WO2016147602A1 (ja) 移動通信端末、通信制御装置、通信制御方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
JP2016529810A (ja) 測定配置処理方法及び装置
WO2015141187A1 (ja) 基地局及び基地局の制御方法
JP2015146541A (ja) 移動無線装置、移動通信システム、及びセル選択制御プログラム
RU2732736C1 (ru) Способ связи, вторичный узел сети и терминал
WO2014013646A1 (ja) 移動通信システム、無線局、移動通信制御方法、及び移動通信制御プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JPWO2019102993A1 (ja) 移動通信システム及び装置
JP5995758B2 (ja) 移動通信ネットワーク、無線基地局、制御局および負荷分散制御方法
WO2018152931A1 (zh) 切换方法、设备及系统
JP6256614B2 (ja) 通信装置、通信システム、制御方法及び通信プログラム
WO2014002749A1 (ja) 移動局装置、基地局装置、通信方法およびプログラム
JPWO2016139900A1 (ja) 通信制御装置、通信システム、通信制御方法及びプログラム
WO2024131512A1 (zh) 一种小区切换方法以及装置
JP2012050039A (ja) 無線通信システム、基地局装置、無線通信方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110