JPWO2014013570A1 - 動物用の連結具 - Google Patents

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達 戸澤
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Abstract

連結、連結解除の作業がしやすく、しかも、拗れに起因して、また拗れに起因しないで、操作部に不用意な連結解除が働く確率を低く抑えられる動物用の連結具を提供する。連結具200は、基部環1が連結された基部2から延びた先端部10側に二股部3を形成している本体4と、二股部3の開放部5を開閉し二股部と協働して連結対象6を連結、連結解除する開閉機構7とを備え、開閉機構7は、開放部5を一方側3aと他方側3bとの間で進退して開閉する開閉部材8、開閉部材8を閉じるように付勢するばね9、および、本体の二股部3が並ぶ並び面4aに臨出して、開閉部材8の二股部3の一方側3aから他方側3bに進出する閉じ動作に応動して二股部3の並び方向の他方側3bから一方側3aに移動され、一方側3aから他方側3bに操作されて開閉部材8をばね9に抗し後退させて開く操作部21、を有して、上記の目的を達成する。

Description

本発明は、例えば、犬や猫などの動物への装着帯、装着衣に設けられた連結環に、引き紐や係留紐側を連結するのに用いられる動物用の連結具に関する。
このような連結具は、一般にナス環と称され動物用のほか、カバン類用などとして広く知られている。従来、動物用では、引き紐や係留紐側の連結具としてそれらの先端に連結され、動物への装着帯や装着衣に起伏できるように設けられた通常D環といわれる連結環(下記特許文献1の図9参照)に連結して用いられる。この連結のために連結具(以下ナス環という)は、一般に、下記特許文献1が開示するように、軸部からフック部が延び、このフック部の先端が前記軸部に対向してフック部の開放部を形成している。この開放部は、前記軸部にフック部の先端側から収容されてフック部の先端側にばねで付勢係止ピンがフック部の先端に当接することで常閉とし、係止ピンから軸部に設けた軸線方向のスライド溝を通じ外部に突出した操作部による操作で、係止ピンを後退させて前記開放部を開き、D環などに連結したり、連結を解除したりできるようにしている。
しかし、特許文献1に開示のように、動物の引き連れ中や係留中、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをする際にナス環とD環とが拗れ、D環がナス環の操作部を押動し係止ピンを後退させてしまい、フック部の開放部が開いてD環との連結が不用意に外れる問題がある。これに対応するのに特許文献1は、ナス環とD環との間に仲介リングを連結することで、ナス環とD環との間の自由度を高めて相互が拗れにくくして、ナス環が不用意に開放されるのを防止する技術を開示している。
一方、下記の特許文献2は、係止ピンの開放部に対する半開位置にてスライド溝の途中から分岐したスライド溝に平行なロック溝を設け、係止ピンの回動を伴い操作部をスライド溝からロック溝に導き、ロック溝に沿った操作部の移動を伴い係止ピンがフック部の先端に当接する閉じ位置となるようにした技術を開示している。これにより、操作部が閉じ位置から押し戻されても半開位置までであり、D環などとの連結が不用意にはずれにくくなる。
ところが、特許文献1が開示する技術は、ナス環とD環との間に仲介リングを連結するだけの構造で、相互間の捻じれ量によっては拗れが生じ、ナス環が不用意に開かれるのを回避しきれる確証はない。また、特許文献2が開示する技術も、ナス環が半開状態になった状態で、操作部をロック溝からスライド溝に戻して前回位置まで押し戻されることは回避しきれるとはいえない。
これに対応するのに、本出願人は、下記特許文献3に開示する連結具の改良版を先に提案している。この改良版の連結具は、基部環が回転自在に連結された基部から延びた先端部側に寄って二股部を形成した扁平な本体、本体内に往復旋回動できるように収容されて、連結端部が二股部の開放部にその一方側から連結対象と連結されるように進出して開放部を閉じ、また二股部から後退して開放部を開き連結対象との連結を解除できるC型の連結リング、連結リングを連結位置に保持するように付勢するばね、を備え、連結リングは、本体の側部に臨んでばねに抗し連結解除位置に後退操作される、つまり先端部側から押し戻し操作される操作部を有して、D環等の連結対象の移動範囲を規制して、外まわりに臨む操作部に連結対象による押し戻し力が及ぶのを防止できるようにしている。
これにより、引き紐類と動物への首輪などの装着帯や装着衣側のD環などの連結対象との間で、本体をその連結リングにて連結対象に連結し、動物を引き連れたり係留したりするのに、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをする際、相互間に張力が働いている条件下で本体と連結対象とが拗れて、本体側に強制的な外力を及ぼすにしても、連結対象の本体側への移動域を本体の先端部側中央部に寄った二股部により制限して、連結対象側の強制的な外力が操作部に及んで連結リングを連結解除位置に後退させるのを防止するので、連結が不用意に外れにくいものとなる。
特開2006−141205号公報 特開2009−72080号公報 特開2012−23976号公報
特許文献3において提案された連結具の改良は、連結具と動物側のD環などの連結対象との間の動物の異常な動きによる拗れから連結対象側から連結具の操作部に連結解除の外力が及ぶものとの認識に基づいてなされた。しかし、本発明者は、この改良版の連結具につき、その改良にかかわらず連結が不用意に解除されることがあるのをその後の使用実験などで判明した。このような不用意な連結の解除は、本体側操作部とD環などの連結対象との間でなく、例えば、本体が緊張した連結状態のもと動物の装着帯や装着衣と輪郭部、側部で擦れる際に、側部の操作部に押し戻し力を受けることで生じた。
一方、動物は引き紐を緊張させながら行動し、突き進むことが多々ある。このような動物の行動は、連結具の操作部が何らかに当たったり、引っかかったり、擦れたりする原因となるので、操作部に連結解除の外力、つまり押し戻し外力が働きやすいことが懸念される。このような懸念は、特許文献3が開示する改良版の連結具に限らず、押し戻し操作方式である既存のナス環一般に共通している。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、連結、連結解除の作業がしやすく、しかも、拗れに起因して、また拗れに起因しないで、操作部に不用意な連結解除が働く確率を低く抑えられる安全な動物用の連結具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の動物用の連結具は、基部環が回転自在に連結された基部から延びた先端部側に寄って二股部を形成している本体と、この本体の二股部の開放部を開閉し二股部と協働して連結対象を連結、連結解除する開閉機構と、を備え、この開閉機構は、前記本体に前記二股部の開放部をその一方側と他方側との間で進退して開閉するように保持された開閉部材、この開閉部材を常時閉じるように付勢するばね、および、本体の二股部が並ぶ並び面に臨出して、前記開閉部材の前記本体二股部の一方側から他方側に進出する閉じ動作に応動して二股部の並び方向の他方側から一方側に移動され、前記一方側から前記他方側に操作されて開閉部材をばねに抗し後退させて開く操作部、を有したことを特徴としている。
このような構成では、本体は基部環によって引き紐や係留紐に接続され、首輪や胴輪等の動物への装着帯、あるいは胴衣などの装着衣に設けられる主としてD環といった連結対象に二股部を開閉部材の開閉動作を伴い連結することにより、動物の引き連れや係留に用いられる。本体二股部の連結対象への連結は、本体を操作部へ当てがった親指とこれに対向する人差し指ないしは薬指との間で基部側から掴み持ちながら、親指で操作部を本体の二股部の並び方向一方側から他方側に操作することにより、開閉部材を後退させて二股部の開放部を開き、連結対象の連結部を二股部に受け入れることと、この受け入れ状態で操作部を操作から解放することにより、開閉部材がばねの付勢によって進出して二股部の開放部を自動的に閉じ、連結対象の連結部を二股部と開閉部材8とによって規定される空間内に閉じ込めることとで達成する。
この連結状態で、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをするなどにより、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている条件下で過剰な捻りが生じ本体と連結対象とが拗れ、連結対象側から操作部に本体基部側への押し戻し外力を及ぼすことがあったり、動物の通常な引き回し時を含む引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている条件下で動物の通常進行や突進に伴い、連結部の拗れに起因してはもとより、拗れに起因しないで、操作部が動物の装着帯や装着衣、その他と擦れ違ったり行き違ったりする際に引っ掛かったり、当たったりして本体基部側への押し戻し外力を受けることがあったりしても、それらの外力は、操作部の移動とは相違するので開閉部材の閉じ側にはもとより、開き側にも移動させられることはなく連結対象との連結が解除されるのを確実に防止することができる。さらに、本体の二股部が並ぶことによる扁平化は、閉じた開閉部材に連結している連結対象との連結に拗れが生じた場合でも、二股部の並び面に位置する操作部に及びにくくするので、連結対象との間での不用意な連結解除を回避しやすくなる。
上記において、さらに、開閉部材は、C型で二股部が並ぶ平面上での往復旋回動により一端部が二股部の一方側と他方側との間で進退して開放部を開閉し、他端部側が操作部に繋がっているものとすることができる。
このような構成では、上記に加え、さらに、二股部、操作部、C型の開閉部材が同一平面上の小スペースに収まって操作部に連結対象が及びにくくする本体の扁平化、小型化に寄与しながら、開閉部材の開閉ストロークを大きくとれる。また、二股部が本体の先端部に位置して連結対象の本体に対する移動範囲を先端側に小さく制限して、しかも、連結対象が連結部の拗れに起因して基部側の操作部により及びにくくする操作部の位置選択自由度を高められる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の特徴は、それ単独で、あるいは可能な限り種々に複合して採用することができる。
本発明の動物用の連結具によれば、本体を掴んだ手の親指で操作部を操作して二股部の開放部を開閉し、連結対象の連結部を二股部に受け入れて連結し、また受け入れから解放して連結を解除できるようにしながら、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている連結状態で、過剰な捻りが生じ本体と連結対象とが拗れた時の連結対象や、動物の通常進行や突進に伴い、動物の装着帯や装着衣、その他が操作部に対し動物側から引き紐側に擦れ違い、行き違う際に引っ掛かったり、当たったりして、本体基部側への押し戻し外力を受けることがあっても、その外力は操作部の移動方向とは相違し、開閉部材は開かれず、連結が解除されるのを確実に防止するので、連結の安全が高い確率で図れる。このことは、前記擦れ違いや引違による外力が、万一、本体の基部側から先端側に働く場合にも同様に有効である。
本発明の実施の形態1に係る動物用の連結具を閉じ状態で示す一部を取り除いて見た斜視図である。 図1に示す連結具を開き状態で示す一部を取り除いて見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る動物用の連結具を閉じ状態で示す分解して見た斜視図である。 図3に示す連結具の全体を見た側面図である。 図3に示す連結具を閉じ状態で示す分解して見た正面図である。 図3に示す連結具を開き状態で示す分解して見た正面図である。 本発明の実施の形態3に係る動物用の連結具を閉じ状態で示す分解して見た正面図である。 図7に示す連結具を開き状態で示す分解して見た正面図である。
本発明に係る動物用の連結具、具体的には、引き紐や係留紐類の先端に接続して用いられ、猫や犬など小動物の首輪などの装着帯や胴衣などの装着衣に備えるよく知られるD環といった各種の連結対象に連結し、動物の引き回しや係留を行う動物用の連結具に関し、幾つかの実施の形態につき図1〜図8を参照して説明し、本発明の理解に供する。なお、以下に示す各実施の形態は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載事項を限定するものではない。
(実施の形態1)
以下に図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1に係る動物用の連結具について説明する。本実施の形態に係る連結具100は、上記目的を達成するために、最初に開発するに至った形態である。この連結具100は、基部環1が回転自在に連結された基部2から延びた先端部10側に寄って二股部3を形成した本体4を有している。この本体4は、二股部3の開放部5を開閉し二股部3と協働して連結対象6を連結、連結解除する開閉機構7を内蔵している。この内蔵のために本体4は2分割体間に開閉機構7を挟み込んでいる。しかし、これに限られることはない。開閉機構7は、前記本体4に前記二股部3の開放部5をその一方側3aと他方側3bとの間で進退して開閉するように保持された開閉部材8、この開閉部材8を図1に示す状態に常時閉じるよう付勢するばね9、および、前記開閉部材8の前記二股部3の一方側3aから他方側3bに進出する閉じ動作に応動して本体4の先端部10側から基部2側に移動され、図1に示す本体4の基部2側から図2に示す先端部10側への押し出し操作を受けて開閉部材8をばね9に抗し後退させて開放部5を開く操作部11を有している。
このような連結具100は、基部環1によって図示しない引き紐や係留紐に接続され、図示しない首輪や胴輪等の動物への装着帯、あるいは胴衣などの装着衣に設けられる主としてD環といった連結対象6に二股部3を開閉部材8と協働して連結することにより、動物の引き連れや係留に用いられる。二股部3の連結対象6への連結は、本体4を操作部11への親指の当てがいを伴い基部2側から掴み持ちながら、親指で操作部11を図1に示す本体4の基部2側から図2に示す本体4の先端部10側にばね9に抗し押し出し操作することにより、開閉部材8を後退させて二股部3の開放部5を開き、連結対象6の連結部6aを二股部3に受け入れることと、この受け入れ状態で操作部11を押し出し操作から解放することにより、開閉部材8がばね9の付勢によって進出されて二股部3の開放部5を自動的に閉じさせ、連結対象6の連結部6aを、二股部3と開閉部材8とによって規定される空間内に閉じ込め係止することとで達成される。
この連結状態では、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをするなどにより、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で過剰な捻りが生じ本体4と連結対象6とが拗れ、連結対象6側から操作部11に基部2側への押し戻し外力を及ぼすことがあったり、動物の通常な引き回し時を含む引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で動物の通常進行や突進に伴い、連結部の拗れに起因してはもとより、拗れに起因しないで、操作部11が動物側から引き紐側に本体4に装着帯や装着衣、その他が擦れ違ったり行き違ったりする相対移動体に引っ掛かったり、当たったりして基部2側への押し戻し外力を受けることがあったりしても、その時の押し戻しは操作部11の閉じ側に働いて開閉部材8を閉じ位置により強く押し付けられることになるので、開閉部材8が開かれることはなく連結対象6との連結が不用意に解除されるのを確実に防止することができる。
本連結具100の操作部11は、基本的に本体4のどの箇所にあってもよいが、図示例では、本体4の基部2側と先端部10側との間の途中側部外方への膨らみ部12よりも基部2側位置で、開閉部材8の閉じ位置に対応したものとしている。このような構成により、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で、引き紐側から動物側に装着帯や装着衣、その他が擦れ違い、行き違って移動する相対環境に曝された万一の場合でも、本体4の膨らみ部12が相対移動物を受け止め操作部11に対しては掠める程度か掠めないようにして通過させて操作部11には引っ掛かりにくく、つまり、押し出し側に作用しにくくするので、不用意な解除に至るのをより回避しやすくなる。
(実施の形態2)
以下に図3、図4、図5、及び図6を参照して、本発明の実施の形態2に係る動物用の連結具について説明する。本実施の形態の連結具200は、上述の連結具100(実施の形態1)をさらに改良している。しかし、基本的な構成は連結具100と共通しており、同一の部材および箇所には同一の符合を付す。この連結具200は、基部環1が回転自在に連結された基部2から延びた先端部10側に寄って二股部3を形成した本体4を有している。この本体4は、二股部3の開放部5を開閉し二股部3と協働して連結対象6を連結、連結解除する開閉機構7を内蔵している。開閉機構7は、前記本体4に前記二股部3の開放部5をその一方側3aと他方側3bとの間で進退して開閉するように保持された開閉部材8、この開閉部材8を図3に示す状態に常時閉じるよう付勢するばね9、および、本体4の二股部3が並ぶ並び面4aに操作窓20を通じ臨出する操作部21を有している。操作部21は、前記開閉部材8の前記二股部3の図6に示す一方側3a位置から図5に示す他方側3b位置に進出する閉じ動作に応動して二股部3の並び方向の図6に示す他方側3b位置から図5に示す一方側3a位置に移動される。また操作部21は、前記図5に示す一方側3a位置から前記図6に示す他方側3b位置に操作されて、開閉部材8をばね9に抗し後退させて開く。
このような連結具200は、基部環1によって引き紐や係留紐に接続され、首輪や胴輪等の動物への装着帯、あるいは胴衣などの装着衣に設けられる主としてD環といった連結対象6に二股部3を開閉部材8の開閉動作を伴い連結することにより、動物の引き連れや係留に用いられる。本体二股部3の連結対象6への連結は、本体4を操作部21へ当てがった親指とこれに対向する人差し指や薬指などとの間で基部2側から掴み持ちながら、親指で操作部21を本体4の二股部3の並び方向一方側3a位置から他方側3b位置に操作することにより、開閉部材8を図5に示す閉じ位置から図6に示す位置に後退させて二股部3の開放部5を開き、連結対象6の連結部6aを二股部3に受け入れることと、この受け入れ状態で操作部21を操作から解放することにより、開閉部材8がばね9の付勢によって進出して二股部3の開放部5を図5に示すように自動的に閉じ、連結対象6の連結部6aを二股部3と開閉部材8とによって規定される空間内に閉じ込めることとで達成する。
この連結状態では、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをするなどにより、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で過剰な捻りが生じ本体4と連結対象6とが拗れ、連結対象6側から操作部21に本体基部2側への押し戻し外力を及ぼすことがあったり、動物の通常な引き回し時を含む引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で動物の通常進行や突進に伴い、連結部の拗れに起因してはもとより、拗れに起因しないで、操作部21が動物の装着帯や装着衣、その他と擦れ違ったり行き違ったりする際に引っ掛かったり、当たったりして本体基部2側への押し戻し外力を受けることがあったりしても、それらの外力は、操作部21の移動方向とは相違するので操作部21は開閉部材8の閉じ側にはもとより、開き側にも移動させられることはなく連結対象6との連結が解除されるのを確実に防止することができる。
さらに、本体4の二股部3が並ぶことによる扁平化は、閉じた開閉部材8に連結している連結対象6との連結に拗れが生じた場合でも、二股部3の並び面に位置する操作部21に連結対象6が及びにくくなるので、連結対象6との間での不用意な連結解除を回避しやすくなる。
同時に、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをするなどにより、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で過剰な捻りが生じ本体4と連結対象6とが拗れ、連結対象6側から操作部21に本体先端部10側への押し戻し外力を及ぼすことがあったり、動物の通常な引き回し時を含む引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている状態で動物の通常進行や突進に伴い、連結部の拗れに起因してはもとより、拗れに起因しないで、操作部21が動物の装着帯や装着衣、その他と擦れ違ったり行き違ったりする際に引っ掛かったり、当たったりして本体先端部10側への押し戻し外力を受けることがあったりすると、上述の連結具100(実施の形態1)は不用意な連結解除につながる恐れがある。しかしながら、それらの外力は、本連結具200では、操作部21の移動方向とは相違するので開閉部材8の閉じ側にはもとより、開き側にも移動させられることはなく連結対象6との連結が解除されるのを確実に防止することができる。従って、連結具100に比し連結の安全が格段に向上する。
開閉部材8は図3、図5、図6に示すように、C型で二股部3の並び面4aに平行な平面上での往復旋回動により一端部が二股部3の一方側3aと他方側3bとの間で進退して開放部5を開閉し、他端部側が操作部21に繋がっているものとしている。これにより、二股部3、操作部21、C型の開閉部材8が同一平面上の小スペースに収まって操作部21に連結対象6が及びにくくする本体4の扁平化、小型化に寄与しながら、開閉部材8の開閉ストロークを大きくとれる。また、二股部3が本体の4先端部10に位置して連結対象6の本体4に対する移動範囲を先端側に小さく制限して、しかも、連結対象6が連結部の拗れに起因して基部2側の操作部21により及びにくくする操作部21の位置選択自由度を高められる。
本連結具200の操作部21は、以上のように不用意な連結解除の外力を受けにくいことから、本体4の二股部3の並び面4aからの突出量、露出高さを大きくして操作しやすくできる。しかし、図示例では操作部21の操作面には、いわゆるノッチやローレットの加工で代表される刻み目といった凹凸を形成することで、手指の弾力的な馴染みによる滑りにくいタッチを実現しているので、操作部21の必要突出量、露出高さを抑えられるようにしている。これにより、操作部21に不用意な連結解除力が働きにくくなる。また、凹凸はそのピッチが小さいほど手指のような弾力性のない他物による外力が働きにくくなる。
開閉部材8は、連結対象6と実質的な連結を行う一部開放の連結リングである。開閉部材8は、図3及び図4から見て取れるように、本体4の基部環1との連結部22を有した半殻体31(シェル)と、連結部22を持たない半殻体32(シェル)との間に形成した真円に倣う旋回凹部33内にばね9と共に収容して往復旋回動されて開閉動作できるようにされている。各半殻体31、32の一体化は、図3に示すように、その一方に一体成形した複数のピン34を他方に形成した連結孔35に内面側から外面側に貫通させて貫通端部を塑性変形させる(いわゆる「かしめる」)ことにより行い、複雑な加工や作業なしに開閉部材8およびばね9を内蔵して機能させられる。従って、安価なものとなる。しかし、これに限られることはない。各半殻体31、32の一体化は、場合によっては接着することもできるし、ねじ止めにすれば分解によりばね9などを取り換えるといったメンテナンスが簡単にできる。
なお、ピン34による連結は本体4の開放部5に対応するほぼ中央部でなし、二股部3の一方側3a、他方側3bに対応する部分間では、半殻体31、32の一方に形成したピン36を他方に形成した凹部36aに嵌め合わせることで、各半殻体31、32の二股部3の対応箇所どうしが合わせ面間で位置ずれするのを防止している。また、本体4の連結孔35は本体4の並び面4aに形成した凹部38内に開口させ、凹部38の開口に形成した段部38aに蓋板39を嵌めて接着や無理嵌めし、かしめ部が露出して外観を損なったり、不要な外力が及ぶのを防止している。
また、開閉部材8の閉じ位置は、図3に示すように連結側端部8aが二股部3の一方側3aから他方側3bに進出して、他方側3bの受穴37に嵌り合う位置としてある。これにより、開閉部材8の連結対象6と連結する連結側端部8aは、本体4の二股部3の一方側3aから他方側3bに進出して連結対象6と連結されるのに、連結側端部8が二股部3の他方側3bにある受穴37に嵌り合い、連結対象6と連結される連結域を挟んで本体4に両持ちされるので、引っ張り力に対抗しやすい。従って、開閉部材8に必要な横断面積を小さくできる。しかも、開閉部材8に連結対象6との間に働く張力方向は二股部3の開放部5側にほぼ限られるので、図示例では開閉部材8を張力方向に長い扁平な長方形横断面を持つものとして、総ボリュームを低減している。
さらに、連結具200は、特に、図3に示すように、操作部21は、本体4を掴むのに当てがった親指により、図5に示す左側閉じ位置から図6に示す右側開き位置に操作することにより、開閉部材8をばね9に抗して開き操作するタイプのものとしてある。
(実施の形態3)
以下に図7及び図8を参照して、本発明の実施の形態3に係る動物用の連結具について説明する。本実施の形態の連結具300は、上述の連結具200(実施の形態2)と基本的な相違はなく、開閉部材8の開閉動作方向、操作部21の操作方向を連結具200の場合に対して左右反転させ、適宜選択使用されるようにしている。つまり、本連結具300は、特に、操作部21は、本体4を掴むのに当てがった親指により、図7に示す右側閉じ位置から図8に示す左側開き位置に操作することにより、開閉部材8をばね9に抗して開き操作するタイプのものとしてある。他の構成は連結具200と特に変わるところはなく、奏する作用効果において相違しない。
本発明は、動物への装着帯や装着衣に設けられる連結具において、フックと係止ピンに代わる本体の先端側に寄った二股部と二股部の開放部を閉じてD環などの連結対象と連結する開閉部材を設けて、本体の二股部の並び面に臨出して二股部一方側から他方側に移動する操作部により操作することで、連結対象との連結が不用意に外れるのを防止できる技術である。
1 基部環
2 基部
3 二股部
3a 一方側
3b 他方側
4 本体
4a ならび面
5 開放部
6 連結対象
7 開閉機構
8 開閉部材
9 ばね
10 先端部
11、21 操作部
20 操作窓
100、200、300 連結具
上記の目的を達成するために、本発明の動物用の連結具は、基部環が回転自在に連結された基部から延びた先端部側に寄って二股部を形成している本体と、この本体の二股部の開放部を開閉し二股部と協働して連結対象を連結、連結解除する開閉機構と、を備え、この開閉機構は、側面の一方に本体の二股部が並ぶ並び面に臨出する操作部を有すると共に、一部が開放されたリング状に形成され、往復旋回動されることによって、開放端の一方を前記二股部の開放部の一方側と他方側との間で進退して開閉するように前記本体に保持された開閉部材、この開閉部材を常時閉じるように付勢するばねとを有し前記操作部は前記開閉部材の前記本体二股部の一方側から他方側に進出する閉じ動作に応動して二股部の並び方向の他方側から一方側に旋回移動され、前記一方側から前記他方側に旋回動されて開閉部材をばねに抗し後退させて開くことを特徴としている。
この連結状態で、動物が何かに驚いたり、興味を示して異常な動きをするなどにより、引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている条件下で過剰な捻りが生じ本体と連結対象とが拗れ、連結対象側から操作部に本体基部側への押し戻し外力を及ぼすことがあったり、動物の通常な引き回し時を含む引き紐類と装着帯や装着衣との間に張力が働いている条件下で動物の通常進行や突進に伴い、連結部の拗れに起因してはもとより、拗れに起因しないで、操作部が動物の装着帯や装着衣、その他と擦れ違ったり行き違ったりする際に引っ掛かったり、当たったりして本体基部側への押し戻し外力を受けることがあったりしても、それらの外力は、操作部の移動とは相違するので開閉部材の閉じ側にはもとより、開き側にも移動させられることはなく連結対象との連結が解除されるのを確実に防止することができる。さらに、本体の二股部が並ぶことによる扁平化は、閉じた開閉部材に連結している連結対象との連結に拗れが生じた場合でも、二股部の並び面に位置する操作部に及びにくくするので、連結対象との間での不用意な連結解除を回避しやすくなる。さらに、二股部、操作部、開閉部材が同一平面上の小スペースに収まって操作部に連結対象が及びにくくする本体の扁平化、小型化に寄与しながら、開閉部材の開閉ストロークを大きくとれる。
上記において、さらに、開閉部材他端部側が操作部に繋がっているものとすることができる。
このような構成では、上記に加え、二股部が本体の先端部に位置して連結対象の本体に対する移動範囲を先端側に小さく制限して、しかも、連結対象が連結部の拗れに起因して基部側の操作部により及びにくくする操作部の位置選択自由度を高められる。

Claims (2)

  1. 基部環が回転自在に連結された基部から延びた先端部側に寄って二股部を形成している本体と、この本体の二股部の開放部を開閉し二股部と協働して連結対象を連結、連結解除する開閉機構とを備え、
    この開閉機構は、前記本体に前記二股部の開放部をその一方側と他方側との間で進退して開閉するように保持された開閉部材、この開閉部材を常時閉じるように付勢するばね、および、本体の二股部が並ぶ並び面に臨出して、前記開閉部材の前記本体二股部の一方側から他方側に進出する閉じ動作に応動して二股部の並び方向の他方側から一方側に移動され、前記一方側から前記他方側に操作されて開閉部材をばねに抗し後退させて開く操作部、を有したことを特徴とする動物用の連結具。
  2. 前記開閉部材は、C型で二股部が並ぶ平面上での往復旋回動により一端部が二股部の一方側と他方側との間で進退して開放部を開閉し、他端部側が操作部に繋がっている請求項1に記載の動物用の連結具。
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