JPWO2014006917A1 - 膝関節用装具 - Google Patents

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Abstract

本発明の膝関節用装具は、脹脛の最大膨れ部より上方の脹脛側に配置される第1カフ(44)と、脛骨側に配置される第1カフバンド(45)とを有し、第1カフ(44)及び第1カフバンド(45)を、内側下アーム(20b)と外側下アーム(20a)とに設ける。よって支持力・矯正力を落とさない、装具がずれなく、装着に対する違和感もないフィッティング性が改善された、長時間装着が可能な膝関節用装具であり、膝関節障害者であっても、健常者同様の日常生活が営める膝関節用装具を提供する。

Description

本発明は、膝関節に装着して歩行補助を行える膝関節用装具に関する。
膝関節用装具は、副木の原理を応用して、障害部である膝関節を副木に固定し、膝の変形を矯正し加えて障害部位を保護するものであると考えられてきた。膝装具のカフは患者の障害レベルに応じて、カフ数を調整して適用するのが一般的である。従来の複数カフ構造の装具は、1本カフ装具よりも支持力・矯正力を強化することで、障害部位を保護する。すなわち、膝関節の動揺を抑制することを目的とするため、第1カフ及びその他のカフは、装具アームに結合しており、カフが装具アームに対して回動することはない。したがって、患者は障害のある脚を頑丈な箱状の装具に入れて固定することで、膝の変形を矯正して膝痛を減少する。しかし、装具の骨組みが強固であるために、歩行動作(膝の屈伸運動)に伴い装具がずれる。更に、装具から受ける束縛感が装着に対する違和感が大きいために、長時間装着の妨げになっていた。
装具のずれ防止としては、特許文献1にも見られるように、大腿骨内側上顆の上部の窪んだ部分に懸垂パッドを当て懸垂ベルトで抑え、さらに下腿の脹脛上部にアシストベルトを巻きつけて止める方法がある。特許文献1は、連結部材を有する装具に懸垂装置(懸垂アーム、懸垂パッド及び懸垂ベルト)を採用している。
特許文献1で採用する方法は、装具のずれ防止に関しては従来の複数カフ構造の膝関節用装具においても有効である。
特開2011−167369号公報
しかし、大腿が肥大した患者の場合では、大腿骨内側上顆の上部に窪みがないため、特許文献1による懸垂装置を用いても、装具のずれを防止する機能が弱くなる。
そのため、特許文献1では、腓骨筋の上部、すなわち脹脛の最大膨れ部よりも上方に下腿下部バンドを配置することを提案している。
しかし、懸垂装置が十分に機能せずに下腿下部バンドだけで装具のずれ落ちを防止する場合、下腿下部バンドを強く締める必要がある。そのため、腓骨神経を過度に締め付けることになってしまい、圧迫感で装着感が悪くなる上に、装具のずれ落ち防止の効果も十分ではない。
また、下腿下部バンドのベルト幅を広げて締め付け力を緩和すると、下腿下部バンドが脹脛の最大膨れ部よりも下部に至ってしまい、脹脛の伸縮に伴って装具がずれる。よって、装具の装着に対する違和感なく、装具がずれなく長時間装着可能な膝関節用装具が求められていた。
一方、膝関節に障害を持つ患者にとって、装具を装着時の外見的被視認性(装具装着を他人に認知されること)は気になることである。装具は、脚線に沿ったアームの形状の調整で多少のフィッティング性の改善は可能である。しかし、特に複数カフ構造の膝装具の場合、支持力・矯正力が強くなる分アームの形状の調整が難しくなっている。ズボンやスカートの着衣により他人に認知されないような脚線に沿った調整を、アームの形状調整だけで実現するのは難しかった。
そこで本発明は、支持力・矯正力を落とさないで、装具がずれなく、装着に対する違和感もないフィッティング性が改善された、長時間装着が可能な膝関節用装具であり、膝関節障害者であっても、健常者同様の日常生活が営める膝関節用装具を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の膝関節用装具は、膝関節の内側に配置される内側支持板と、前記膝関節の外側に配置される外側支持板と、前記内側支持板の上端側に回動自在に設けた内側上アームと、前記内側支持板の下端側に回動自在に設けた内側下アームと、前記外側支持板の上端側に回動自在に設けた外側上アームと、前記外側支持板の下端側に回動自在に設けた外側下アームと、前記内側支持板と前記外側支持板とを後膝部側で連結する連結部材と、前記内側上アームの端部と前記外側上アームの端部に取付ける大腿バンドと、前記内側下アームの端部と前記外側下アームの端部に取付ける下腿下部バンドと、前記内側上アームの内側上端側に接続した懸垂アームと、前記懸垂アームの他端に取付けた懸垂パッドと、前記懸垂パッドに組付けた懸垂ベルトとを備えた膝関節用装具であって、脹脛の最大膨れ部より上方の前記脹脛側に配置される第1カフと、脛骨側に配置される第1カフバンドとを有し、前記第1カフ及び前記第1カフバンドを、前記内側下アームと前記外側下アームとに設けたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の膝関節用装具において、前記内側下アーム及び前記外側下アームに対する前記第1カフ及び前記第1カフバンドの取り付け位置を、前記内側支持板及び前記外側支持板に対する前記連結部材の取り付け位置よりも7cm〜11cm下方としたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の膝関節用装具において、前記第1カフ及び前記第1カフバンドを、前記内側下アームと前記外側下アームとに回動自在に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の膝関節用装具において、前記大腿バンドを、後大腿部に配置される第2カフと、前大腿部に配置される第2カフバンドとで構成し、前記第2カフ及び前記第2カフバンドを、前記内側上アームと前記外側上アームとに回動自在に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、支持力・矯正力を落とさないで、装具がずれなく、装着に対する違和感もないフィッティング性が改善された、長時間装着が可能な膝関節用装具であり、膝関節障害者であっても、健常者同様の日常生活が営める膝関節用装具を提供することができる。
本発明の実施例1による膝関節用装具の斜視図 同装置の他方から見た斜視図 本発明の実施例2による膝関節用装具の斜視図 同装置の他方から見た斜視図
1a 外側支持板
1b 内側支持板
10a 外側上アーム
10b 内側上アーム
20a 外側下アーム
20b 内側下アーム
30 連結部材
41 大腿バンド
42 下腿下部バンド
43 懸垂ベルト
44 第1カフ
45 第1カフバンド
46 第2カフ
47 第2カフバンド
50a 外側パッド
50b 懸垂パッド
50c 下腿内側パッド
50d 大腿内側パッド
本発明の第1の実施の形態による膝関節用装具は、脹脛の最大膨れ部より上方の脹脛側に配置される第1カフと、脛骨側に配置される第1カフバンドとを有し、第1カフ及び第1カフバンドを、内側下アームと外側下アームとに設けたものである。本実施の形態によれば、懸垂ベルトとともに、第1カフと第1カフバンドによって装具のずれの防止効果が大きい。また、第1カフに幅の広い第1カフ当てを設けることができ、この第1カフ当て及び第1カフバンドによって柔らかく脹脛部をホールドする。よって、装着に対する違和感を軽減して長時間装着が可能である。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による膝関節用装具において、内側下アーム及び外側下アームに対する第1カフ及び第1カフバンドの取り付け位置を、内側支持板及び外側支持板に対する連結部材の取り付け位置よりも7cm〜11cm下方としたものである。本実施の形態によれば、第1カフによる脚部の拘束や装着に対する違和感を和らげ、支持力・矯正力を低下することなく装具のずれを防ぐ。よって、フィッティング性を改善できるので長時間装着が可能である。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による膝関節用装具において、第1カフ及び第1カフバンドを、内側下アームと外側下アームとに回動自在に設けたものである。本実施の形態によれば、歩行動作など膝の屈伸運動などにより生じる脹脛の伸縮を吸収でき、装具のずれを生じることがない。よって、装着に対する違和感・束縛感なく長時間装着が可能である。
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3の実施の形態による膝関節用装具において、大腿バンドを、後大腿部に配置される第2カフと、前大腿部に配置される第2カフバンドとで構成し、第2カフ及び第2カフバンドを、内側上アームと外側上アームとに回動自在に設けたものである。本実施の形態によれば、装具の支持力・矯正力を増強される。よって、装具のずれがなく、長時間装着が可能で、健常者同様の日常生活が可能である。これは、装具の寸法サイズによる系列の簡略化ができ外見的被視認性の改善に繋がる。
以下、本発明の一実施例による膝関節用装具について図面を用いて説明する。
図1は実施例1による膝関節用装具の斜視図、図2は同装置の他方から見た斜視図である。
実施例1による膝関節用装具は、外側支持板1aと内側支持板1bと連結部材30とを備えている。外側支持板1aは膝関節の外側に配置される。内側支持板1bは膝関節の内側に配置される。連結部材30は外側支持板1aと内側支持板1bとを後膝部側で連結する。外側支持板1aの内側には外側パッド50aが設けられている。
外側支持板1aには上端側回動支点11aと下端側回動支点21aが設けられている。上端側回動支点11aには外側上アーム10aの一端が回動自在に設けられている。下端側回動支点21aには外側下アーム20aの一端が回動自在に設けられている。
また、内側支持板1bには、上端側回動支点11bと下端側回動支点21bが設けられている。上端側回動支点11bには内側上アーム10bの一端が回動自在に設けられている。下端側回動支点21bには内側下アーム20bの一端が回動自在に設けられている。
外側下アーム20aは外側上アーム10aよりも長く、内側下アーム20bは内側上アーム10bよりも長い。
ここで、内側支持板1bと内側上アーム10bと内側下アーム20bとは、内側アームブロックを構成する。内側上アーム10bは、内側支持板1bの上端側に回動自在に設けられている。内側下アーム20bは、内側支持板1bの下端側に回動自在に設けられている。また、外側支持板1aと外側上アーム10aと外側下アーム20aとは外側アームブロックを構成する。外側上アーム10aは、外側支持板1aの上端側に回動自在に設けられている。外側下アーム20aは、外側支持板1aの下端側に回動自在に設けられている。
大腿部に巻き付ける大腿バンド41は、内側上アーム10bの端部及び外側上アーム10aの端部に取り付けられている。また、下腿部に巻き付ける下腿下部バンド42は、内側下アーム20bの端部及び外側下アーム20aの端部に取り付けられている。
外側上アーム10aの他端側にはピン12aを有し、内側上アーム10bの他端側にはピン12bを有している。大腿バンド41の一端は、ピン12aで外側上アーム10aに取り付けられ、大腿バンド41の他端は、ピン12bで内側上アーム10bに取り付けられる。また、外側下アーム20aの他端側にはピン22aを有し、内側下アーム20bの他端側にはピン22bを有している。下腿下部バンド42の一端はピン22aで外側下アーム20aに取り付けられ、下腿下部バンド42の他端はピン22bで内側下アーム20bに取り付けられる。
大腿バンド41は、ピン12a、12bによって回動可能に設けられている。また、下腿下部バンド42は、ピン22a、22bによって回動可能に設けられている。
内側下アーム20bの端部には、腓骨筋の内側に配置される下腿内側パッド50cを設けている。下腿内側パッド50cはピン22bによって取り付けられている。
懸垂ベルト43は、大腿バンド41と膝関節との間に巻き付けられるように配置される。懸垂アーム60bの一端は、ピン12bにより内側上アーム10bに取り付けられる。懸垂アーム60bの一端には、大腿内側パッド50dが配置される。懸垂アーム60bの他端には、懸垂ベルト43が取り付けられるとともに、懸垂パッド50bを配置している。懸垂アーム60bは、板ばねなどのばね材で構成され、内側上アーム10bと身体との間で弾性して変形する。
また、懸垂ベルト43は、膝関節の外側に位置し、接続部60aを介して外側上アーム10aに接続されている。
第1カフ44は、脹脛の最大膨れ部より上方の脹脛側に配置される。第1カフ44の一端は内側下アーム20bに設け、第1カフ44の他端は外側下アーム20aに設けている。また、第1カフバンド45は、脛骨側に配置される。第1カフバンド45の一端は内側下アーム20bに設け、第1カフバンド45の他端は外側下アーム20aに設けている。
外側下アーム20aは、ピン22aよりも上方にピン23aを有し、内側下アーム20bは、ピン22bよりも上方にピン23bを有している。ピン23a及びピン23bは共に、第1カフ44及び第1カフバンド45を取り付ける。
第1カフ44及び第1カフバンド45はピン23a、23bによって回動自在に設けられている。
内側下アーム20b及び外側下アーム20aに対する第1カフ44及び第1カフバンド45の取り付け位置、すなわちピン23a、23bの位置は、内側支持板1b及び外側支持板1aに対する連結部材30の取り付け位置30a、30bよりも7cm〜11cm下方としている。
第1カフ44は、所定幅の金属又は樹脂からなり、容易に変形しない剛性を有する。第1カフ44の身体側には、第1カフ当て44aを設けることが好ましい。第1カフ当て44aは、第1カフバンド45と同幅で第1カフ44よりも幅が広い。特に、第1カフ44は腓腹筋の上部に配置されるように外側下アーム20a及び内側下アーム20bの長さやピン23a、23bの位置が設定されていることが好ましい。
なお、第1カフ44及び第1カフバンド45はピン23a、23bによって回動自在に設けられているため、脹脛の最大膨れ部に対する位置調整が可能である。
また、第1カフバンド45は、脛骨と脹脛との間で締め付けられ、脹脛の側部同士は第1カフ44の剛性によって間隔が保持される。そのため、腓骨神経を締め付けることがなく、長期装着が可能となる。
実施例1による膝関節用装具は、3点支持によって、膝関節を適正な位置に規制する。3点支持による規制は、外側パッド50aによる膝関節の外側からの規制、大腿バンド41による膝関節の大腿内側パッド50dからの規制、及び下腿内側パッド50cによる膝関節の内側下部からの規制である。これらの規制によって、特に変形性膝関節症の痛みを緩和して、膝関節を拘束することなく歩行ができる。その結果、適切な筋肉が付くことで、装具無しでも歩行が可能になる。
また、実施例1による膝関節用装具は、第1カフ44及び第1カフバンド45を、内側下アーム20bと外側下アーム20aとに設けたことで、懸垂ベルト43とともに、装具のずれの防止効果が大きい。また、第1カフ44に幅の広い第1カフ当て44aを設けることができ、この第1カフ当て44a及び第1カフバンド45によって柔らかく脹脛部をホールドする。よって、装着に対する違和感を軽減して長時間装着が可能である。
また、実施例1による膝関節用装具は、第1カフ44及び第1カフバンド45を、内側下アーム20bと外側下アーム20aとに回動自在に設けているので、歩行動作など膝の屈伸運動などにより生じる脹脛の伸縮を吸収でき、装具のずれを生じることがない。よって、装着に対する違和感・束縛感なく長時間装着が可能である。
図3は実施例2による膝関節用装具の斜視図、図4は同装置の他方から見た斜視図である。なお、実施例1と同一機能部品には同一符号を付して説明を省略する。
実施例2では、実施例1における大腿バンド41を、後大腿部に配置される第2カフ46と、前大腿部に配置される第2カフバンド47とで構成している。第2カフ46及び第2カフバンド47は、内側上アーム10bと外側上アーム10aとの端部に設けられている。第2カフ46及び第2カフバンド47は、ピン12a、12bによって回動自在に設けられている。
第2カフ46は、所定幅の金属又は樹脂からなり、容易に変形しない剛性を有する。第2カフ46の身体側には、第2カフ当て46aを設けることが好ましい。第2カフ当て46aは、第2カフバンド47と同幅で第2カフ46よりも幅が広い。
なお、第2カフ46及び第2カフバンド47はピン12a、12bによって回動自在に設けられているため、大腿部に対する位置調整が可能である。
実施例2による膝関節用装具は、第2カフ46及び第2カフバンド47を、内側上アーム10bと外側上アーム10aとに回動自在に設けているので、装具の支持力・矯正力が増強される。よって、装具がずれなく、長時間装着が可能で、健常者同様の日常生活が可能である。
本発明は、半身麻痺のリハビリやポリオなどの反張膝用、O脚、X脚や関節リュウマチなどの変形性関節用、靱帯損傷や半月板損傷などのスポーツ用としてだけでなく、膝に負担のかかる作業者にも広く用いることができる。

Claims (4)

  1. 膝関節の内側に配置される内側支持板と、
    前記膝関節の外側に配置される外側支持板と、
    前記内側支持板の上端側に回動自在に設けた内側上アームと、
    前記内側支持板の下端側に回動自在に設けた内側下アームと、
    前記外側支持板の上端側に回動自在に設けた外側上アームと、
    前記外側支持板の下端側に回動自在に設けた外側下アームと、
    前記内側支持板と前記外側支持板とを後膝部側で連結する連結部材と、
    前記内側上アームの端部と前記外側上アームの端部に取付ける大腿バンドと、
    前記内側下アームの端部と前記外側下アームの端部に取付ける下腿下部バンドと、
    前記内側上アームの内側上端側に接続した懸垂アームと、
    前記懸垂アームの他端に取付けた懸垂パッドと、
    前記懸垂パッドに組付けた懸垂ベルトと
    を備えた膝関節用装具であって、
    脹脛の最大膨れ部より上方の前記脹脛側に配置される第1カフと、脛骨側に配置される第1カフバンドとを有し、
    前記第1カフ及び前記第1カフバンドを、前記内側下アームと前記外側下アームとに設けたことを特徴とする膝関節用装具。
  2. 前記内側下アーム及び前記外側下アームに対する前記第1カフ及び前記第1カフバンドの取り付け位置を、前記内側支持板及び前記外側支持板に対する前記連結部材の取り付け位置よりも7cm〜11cm下方としたことを特徴とする請求項1に記載の膝関節用装具。
  3. 前記第1カフ及び前記第1カフバンドを、前記内側下アームと前記外側下アームとに回動自在に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の膝関節用装具。
  4. 前記大腿バンドを、後大腿部に配置される第2カフと、前大腿部に配置される第2カフバンドとで構成し、前記第2カフ及び前記第2カフバンドを、前記内側上アームと前記外側上アームとに回動自在に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の膝関節用装具。
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