JPWO2013146582A1 - 位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置 - Google Patents

位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013146582A1
JPWO2013146582A1 JP2014507818A JP2014507818A JPWO2013146582A1 JP WO2013146582 A1 JPWO2013146582 A1 JP WO2013146582A1 JP 2014507818 A JP2014507818 A JP 2014507818A JP 2014507818 A JP2014507818 A JP 2014507818A JP WO2013146582 A1 JPWO2013146582 A1 JP WO2013146582A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
feature amount
position determination
history
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014507818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5910729B2 (ja
Inventor
茂和 福澤
茂和 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2013146582A1 publication Critical patent/JPWO2013146582A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5910729B2 publication Critical patent/JP5910729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/70Determining position or orientation of objects or cameras
    • G06T7/73Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
    • G06T7/74Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving reference images or patches
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/0962Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages
    • G08G1/09626Arrangements for giving variable traffic instructions having an indicator mounted inside the vehicle, e.g. giving voice messages where the origin of the information is within the own vehicle, e.g. a local storage device, digital map

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

位置判定システムは、予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報を予め記憶する位置情報記憶部と、撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得する特徴量取得部と、前記撮像装置の位置の履歴を記憶する履歴記憶部と、前記位置情報記憶部が記憶する情報と、前記履歴記憶部が記憶する履歴と、に基づいて、前記特徴量取得部によって取得された特徴量に対応する位置を判定する位置判定部とを備える。

Description

本発明は、撮影された画像に基づいて位置を判定する技術に関する。
撮影された画像に基づいて位置を判定する技術として、例えば、撮影された画像に基づいて駐車場内の位置を判定することを可能とする技術が存在する(特許文献1参照)。特許文献1に開示された技術の具体的な処理は以下の通りである。
車両が駐車場に駐車すると、車両に搭載されている車載カメラが駐車位置情報表示体の2次元バーコードを撮像する。2次元バーコードがデコードされ、駐車位置を特定するための駐車位置特定情報が、車両のユーザが携帯する携帯端末に表示される。
日本国特開2010−140420号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、位置に対応づけて生成した2次元バーコードを、予め各位置に配置しなければならない。そのため、この技術は、2次元バーコードを配置するスペースのない場所には適用することができない。また、判定する位置の数に応じて2次元バーコードを用意する必要がある。そのため、この技術は、例えば道路上の位置を判定するように、不特定多数の位置を判定するシステムに適用することはできない。
本発明の目的の一例は、2次元バーコード等の位置を示す情報を配置することなく、画像に基づいて位置を判定することを可能とする技術を提供することである。
本発明の一実施態様に係る位置判定システムは、予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報を予め記憶する位置情報記憶部と、撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得する特徴量取得部と、前記撮像装置の位置の履歴を記憶する履歴記憶部と、前記位置情報記憶部が記憶する情報と、前記履歴記憶部が記憶する履歴と、に基づいて、前記特徴量取得部によって取得された特徴量に対応する位置を判定する位置判定部と、を備える。
本発明の一実施態様に係る位置判定方法は、撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得し、前記撮像装置の位置の履歴を記憶し、予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記記憶された履歴と、に基づいて、前記取得された特徴量に対応する位置を判定する、ことを有する。
本発明の一実施態様に係るコンピュータプログラムは、撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得し、前記撮像装置の位置の履歴を記憶し、予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記記憶された履歴と、に基づいて、前記取得された特徴量に対応する位置を判定する、ことをコンピュータに実行させる。
本発明の一実施態様に係る位置判定装置は、撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得する特徴量取得部と、前記撮像装置の位置の履歴を履歴記憶部に記憶する履歴記憶部と、予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記履歴記憶部が記憶する履歴と、に基づいて、前記特徴量取得部において取得された特徴量に対応する位置を判定する位置判定部と、を備える。
本発明により、2次元バーコード等の位置を示す情報を配置することなく、画像に基づいて位置を判定することが可能となる。
本発明の第一実施形態の位置判定システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 第一実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第一実施形態の位置判定システムの変形例のシステム構成を示すシステム構成図である。 本発明の第二実施形態の位置判定システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 第二実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態の位置判定システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 第三実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。
[概略]
本発明の一実施形態の位置判定システムは、位置情報記憶部、特徴量取得部、履歴記憶部及び位置判定部を備える。
位置情報記憶部は、予め撮影された画像の特徴量と、画像が撮影された位置の情報(位置情報)と、が対応づけられた情報を予め記憶する。位置情報記憶部が記憶する特徴量と位置情報とが対応づけられた情報は、位置判定部が位置判定の対象とする領域をカバーするように予め生成される。
特徴量取得部は、位置判定しようとする位置でカメラ(撮像装置)によって撮影された画像から特徴量を取得する。カメラは、例えばユーザが携帯しても良い。カメラは、車両の特定方向(例えば前方)を撮影するように車両に設置されても良い。カメラは、他の態様で設けられても良い。
履歴記憶部は、カメラの位置情報の履歴を記憶する。履歴記憶部に記憶される履歴は、後述する位置判定部によって判定された位置情報であっても良い。履歴は、カメラによって撮影された画像を用いることなく位置情報を取得する位置取得部(例えば衛星測位システム)によって取得された位置情報であっても良い。
位置判定部は、位置情報記憶部が記憶する情報と履歴記憶部が記憶する情報とに基づいて、特徴量取得部によって取得された特徴量に対応する位置(すなわちカメラの位置)を判定する。
このように構成された位置判定システムでは、画像に基づいて位置情報が判定される。
位置判定システムに用いられる画像は、2次元バーコード等の予め用意された人工物を撮影した画像ではなく、各地点から見える景色の画像である。そのため、2次元バーコード等の位置を示す情報を配置することなく、画像に基づいて位置情報を判定することが可能となる。
また、位置情報の履歴に基づいて現在の位置情報が判定される。このため、2次元バーコード等の予め用意された人工物を用いることなく、精度良く画像から位置情報を判定することが可能となる。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態の位置判定システムのシステム構成を示す。第一実施形態の位置判定システムは、画像学習装置10、位置テーブル提供装置20及び位置判定装置30を備える。位置テーブル提供装置20と位置判定装置30とは、ネットワークを介して通信可能である。各装置は複数あっても良い。例えば、1台の位置テーブル提供装置20に対して、複数台の位置判定装置30が通信可能に接続されても良い。
画像学習装置10は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備える。画像学習装置10は、画像学習プログラムを実行することによって、特徴量取得部101、位置テーブル作成部102を備える装置として機能する。画像学習装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現しても良い。上述した画像学習プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含んでも良い。画像学習プログラムは、電気通信回線を介して送受信しても良い。
特徴量取得部101は、位置判定装置30が位置情報を判定する対象としている領域の各地点における画像データと位置情報とのセットの入力を受け付ける。画像データは、予め撮影された画像のデータである。位置情報は、その画像データが撮影された位置を表す情報である。位置情報の具体例は、緯度及び経度、駐車場の駐車枠の位置、道路の位置(車線を含む)であっても良い。特徴量取得部101には、可能な限り多くの画像データ及び位置情報のセットが入力されることが望ましい。また、1つの位置情報について、複数の画像データが入力されても良い。例えば、1つの位置情報が示す位置から、複数の異なる方向を撮影することによって複数の画像データを取得することができる。
特徴量取得部101は、受け取った各画像データから、特徴量を取得する。特徴量取得部101が画像データから特徴量を取得する処理には、既存のどのような技術が適用されても良い。
位置テーブル作成部102は、特徴量取得部101によって取得された画像データの特徴量と、その画像データが撮影された位置を表す位置情報とを対応づけて1つのレコードを生成する。位置テーブル作成部102は、生成したレコードを複数組み合わせることによって、位置テーブルを生成する。位置テーブルは、画像データの特徴量と、その画像データが撮影された位置を表す位置情報とを対応づけたレコードを複数有する。
位置テーブル提供装置20は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。位置テーブル提供装置20は、位置テーブル提供プログラムを実行することによって、位置テーブル記憶部(位置情報記憶部)201及び通信部202を備える装置として機能する。位置テーブル提供装置20の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上述した位置テーブル提供プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含んでも良い。位置テーブル提供プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
位置テーブル記憶部201は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。位置テーブル記憶部201は、画像学習装置10の位置テーブル作成部102によって作成された位置テーブルを記憶する。
通信部202は、ネットワークを介して位置判定装置30と通信する。通信部202は、位置テーブル記憶部201に記憶されている情報を、ネットワークを介して位置判定装置30に対して公開する。
位置判定装置30は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。
位置判定装置30は、位置判定プログラムを実行することによって、入力部301、表示部302、通信部303、位置取得部304、画像取得部305、特徴量取得部(特徴量取得部)306、履歴記憶部307、位置判定部308及び位置記憶部309を備える装置として機能する。位置判定装置30の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上述した位置判定プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含んでも良い。位置判定プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
入力部301は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部301は、ユーザの指示を位置判定装置30に入力する際にユーザによって操作される。入力部301は、入力装置を位置判定装置30に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、入力部301は、入力装置においてユーザの入力に応じ生成された入力信号を位置判定装置30に入力する。
表示部302は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部302は、位置情報などを表示する。表示部302は、画像表示装置を位置判定装置30に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、表示部302は、位置情報などを表示するための映像信号を生成し、表示部302自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
通信部303は、ネットワークを介して位置テーブル提供装置20と通信する。通信部303は、位置テーブル記憶部201に記憶されている情報を、ネットワークを介して位置テーブル提供装置20から取得する。
位置取得部304は、位置取得部304の現在位置の位置情報を取得する。位置取得部304は、例えば衛星測位システムや携帯電話網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。衛星測位システムの具体例は、GPS(Global Positioning System)やGalileoであっても良い。位置取得部304は、取得した位置情報を位置判定部308へ出力する。位置取得部304は、例えば衛星からの信号を受信できない等の理由によって現在位置の位置情報を取得できない場合がある。位置取得部304は、現在位置の位置情報を取得できない場合、エラー情報を位置判定部308へ出力する。位置取得部304は、位置情報取得装置(例えば衛星測位システムの受信機)を位置判定装置30に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、位置取得部304は、位置判定装置30に接続された位置情報取得装置によって生成される位置情報を表す信号を位置判定装置30に入力する。
画像取得部305は、カメラ(撮像装置)305aを備えて構成される。画像取得部305は、景色を撮影し画像データを生成する。
画像取得部305は、カメラを位置判定装置30に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、画像取得部305は、位置判定装置30に接続されたカメラが撮影した画像データを位置判定装置30に入力する。
特徴量取得部306は、画像取得部305によって取得された画像から特徴量を取得する。特徴量取得部306は、画像学習装置10の特徴量取得部101と同種の処理によって特徴量を取得する。そのため、処理対象が同一の画像であれば、特徴量取得部101が取得する特徴量と特徴量取得部306が取得する特徴量とは、それらが同一の画像から取得された特徴量であると評価できる程度に一致する。
履歴記憶部307は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。履歴記憶部307は、位置判定部308によって判定された位置情報の履歴を記憶する。例えば、履歴記憶部307は、現時点から遡った所定時刻から現時点までの所定期間(例えば1分、10分、1時間など)の位置情報を履歴として記憶する。
位置判定部308は、位置取得部304が位置情報を取得している場合には、位置取得部304によって取得された位置情報を現在の位置情報として判定する。位置判定部308は、位置取得部304が位置情報を取得できてない場合(エラー情報を出力している場合)には、特徴量取得部306によって取得された特徴量と、履歴記憶部307に記憶されている履歴と、位置テーブル記憶部201に記憶されている位置テーブルと、に基づいて現在位置の位置情報を判定する。
位置記憶部309は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。位置記憶部309は、所定の条件が満たされたと位置判定部308が判定した時点の位置情報を記憶する。
以上が、第一実施形態の位置判定システムの各構成の説明である。画像取得部305及び位置取得部304はいずれも位置判定装置30に備えられている。この構成のため、位置取得部304によって取得される位置は、画像取得部305のカメラ305aの位置としても、位置判定装置30の位置としても取り扱うことが可能である。同様に、画像取得部305の画像に基づいて判定された位置は、位置判定装置30の現在位置として取り扱うことが可能である。
図2は、第一実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。
位置取得部304は、継続的に現在の位置情報を取得し、取得した位置情報を位置判定部308に対して出力する。位置取得部304は、現在の位置情報を取得できなかった場合には、エラー情報を位置判定部308に対して出力する。位置判定部308は、位置取得部304による位置情報の取得が可能である場合(ステップS101−YES)、位置取得部304によって取得された位置情報を、現在位置の位置情報として判定する(ステップS102)。そして、位置判定部308は、現在位置の位置情報を履歴記憶部307に記録する(ステップS107)。
位置取得部304による位置情報の取得ができない場合(ステップS101−NO)、位置判定部308は、画像取得部305に画像の取得を指示する。画像取得部305は、位置判定部308からの指示に応じて画像を取得する(ステップS103)。特徴量取得部306は、画像取得部305によって取得された画像から特徴量を取得する(ステップS104)。位置判定部308は、履歴記憶部307に記憶されている履歴に基づいて、現在領域を推定する(ステップS105)。現在領域とは、現在位置が含まれると推定される領域である。例えば、過去の履歴を時系列に参照することによって、その後に続く現在の位置をある程度の範囲で推定する技術を用いることによって現在領域を推定することが可能である。この場合、推定された範囲が現在領域を示す。
位置判定部308は、推定された現在領域に含まれる位置情報に関するレコードを、位置テーブル記憶部201からネットワークを介して取得する。位置判定部308は、取得した各レコードの特徴量と、特徴量取得部306によって取得された特徴量とを比較し、最も近似する特徴量のレコードを最適レコードとして判定する。そして、位置判定部308は、最適レコードの位置情報を、現在位置の位置情報として判定する(ステップS106)。そして、位置判定部308は、現在位置の位置情報を履歴記憶部307に記録する(ステップS107)。
ステップS107の処理の後、位置判定部308は、所定の条件が満たされたか否か判定する(ステップS108)。所定の条件が満たされていない場合(ステップS108−NO)、位置判定部308は、ステップS101に戻って、ステップS101以降の処理を実行する。
所定の条件が満たされた場合(ステップS108−YES)、位置判定部308は、現在の位置情報(最も新しい位置情報)を位置記憶部309に記録する(ステップS109)。所定の条件とは、ユーザがその条件が満たされた時点での位置情報を将来必要とするような条件であれば、どのような条件であっても良い。所定の条件は、例えば、入力部101を介してユーザから現在位置を記憶することについて指示が入力された事であっても良い。所定の条件は、位置判定装置30が所定の接続機器(例えば保持装置(クレードル))から外された事であっても良い。所定の条件は、位置判定装置30が設置された車両のエンジンが停止した事であっても良い。所定の条件がいずれの場合であっても、位置判定装置30は、所定の条件を判定するために必要となるセンサを備える。
ステップS109の処理の後、位置情報表示指示の入力を受け付けると(ステップS110−YES)、位置判定部308は位置記憶部309に記憶されている位置情報を読み出し、表示部302に表示する(ステップS111)。位置情報表示指示は、ユーザが入力部101を操作することによって入力される。
位置判定装置30は、ステップS101〜S108の処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。所定のタイミングは、例えば、1秒毎、10秒毎、または、位置判定装置30が設置された車両が所定距離走行する度であっても良い。
以上のように構成された第一実施形態の位置判定システムは、画像に基づいて位置情報を判定する。位置判定システムに用いられる画像は、2次元バーコード等の予め用意された人工物を撮影した画像ではなく、各地点から見える景色の画像である。より具体的には、位置判定システムに用いられる画像は、道路の各車線から前方を撮影した画像や、駐車場の各駐車位置から前方や後方を撮影した画像である。この場合、例えば車道に引かれた車線のパターンや、道路の周囲の風景のパターンや、駐車場の壁面のパターン等が特徴量として取得されても良い。このような画像を用いた位置判定が行われるため、2次元バーコード等の位置を示す情報を配置する必要がない。
第一実施形態の位置判定システムは、位置情報の履歴に基づいて現在のおおよその範囲(現在領域)を推定し、現在領域に応じたレコードに基づいて現在の位置情報を判定する。そのため、たとえ複数の異なる位置に、類似した特徴量が対応づけられていたとしても、誤った位置を現在位置として判定する可能性を低減し、より精度良く画像から位置情報を判定することが可能となる。
第一実施形態の位置判定システムは、所定の条件を満たした時点の位置を、その後に表示させることができる。そのため、位置判定装置30のユーザは、所定の条件を満たした位置をその後に忘れてしまったとしても、その時点の位置を確認することが可能となる。例えば、ユーザは、駐車場で車両を停車した位置で所定の条件を満たすように操作を行う。この操作によって、ユーザは、その後に車両の位置に戻りたい際に、容易に停車位置を判断することが可能となる。
<変形例>
図3は、第一実施形態の位置判定システムの変形例のシステム構成を示す。変形例では、位置判定装置30がさらにセンサ311を備える。センサ311は、位置判定装置30の現在領域を推定するための情報を取得する。
例えば、センサ311は、方位センサであっても良い。この場合、センサ311は、位置判定装置30の向いている方向を検出する。位置テーブルには、各レコードに対して撮影方向もさらに対応づけて登録されている。位置判定部308は、検出された方向で撮影された画像のレコードのみに基づいて位置を判定しても良い。
位置判定部308は、センサ311の方位センサの出力履歴を記録し、方位が一回転した場合に、立体的な駐車場においてフロアが1つ上がった(又は下がった)と判定しても良い。この場合、位置判定部308は、現在のフロアに対応するレコードのみに基づいて位置を判定しても良い。方位が一回転した場合にフロアが上がったと判定すべきか下ったと判定すべきかの判断は、駐車場毎に予めデータベースを作成しておき、このデータベースを参照することによって行われても良い。
センサ311は、ジャイロであっても良い。位置判定部308は、センサ311のジャイロの出力履歴を記録し、位置判定装置30が一回転した場合に、立体的な駐車場においてフロアが1つ上がった(又は下がった)と判定しても良い。この場合、位置判定部308は、現在のフロアに対応するレコードのみに基づいて位置を判定しても良い。
位置判定装置30は、予め位置テーブル記憶部201を備えるように構成されても良い。例えば、位置判定装置30は、図2に示されるフローチャートの処理を実行する前に、位置テーブル提供装置20から位置テーブル記憶部201のデータを位置判定装置30自身の記憶装置にダウンロードしても良い。この場合、位置判定装置30は、その時点に位置取得部304によって取得された位置情報に応じた所定領域に対応するレコードのみをダウンロードしても良い。このように構成されることによって、位置判定装置30は、位置テーブル提供装置20との通信が困難な状態であっても、位置を判定することが可能となる。
画像取得部305は、位置判定部308からの指示の有無にかかわらず(すなわち位置取得部304が位置情報を取得できるか否かにかかわらず)、常に画像を取得するように構成されても良い。
[第二実施形態]
図4は、本発明の第二実施形態の位置判定システムのシステム構成を示す。図4に示される第二実施形態の位置判定システム構成のうち、図1に示される第一実施形態の位置判定システムと同じ構成については、図1と同じ符号を付して示す。すなわち、図4に示される特徴量取得部101、位置テーブル作成部102、位置テーブル記憶部201、入力部301、表示部302、位置取得部304、画像取得部305、特徴量取得部306、履歴記憶部307、位置記憶部309は、第一実施形態の同符号の構成と同じである。以下、第二実施形態の構成について説明する。
第二実施形態の位置テーブル提供装置20aは、通信部202に代えて通信部202aを備える点と、位置判定部211を更に備える点とで、第一実施形態の位置テーブル提供装置20と異なる。
通信部202aは、位置テーブル記憶部201に記憶されている情報を公開するのではなく、位置判定装置30aからネットワークを介して位置判定要求を受信する。位置判定要求には、画像から取得された特徴量と、現在領域を表す情報とが含まれる。また、通信部202aは、位置判定部211による判定結果(位置情報)を位置判定装置30aに送信する。
位置判定部211は、位置判定装置30aから送信された位置判定要求に応じて位置判定装置30aの位置を判定する。
第二実施形態の位置判定装置30aは、通信部303に代えて通信部303aを備える点と、位置判定部308に代えて位置判定部308aを備える点とで、第一実施形態の位置判定装置30と異なる。
通信部303aは、ネットワークを介して位置テーブル提供装置20aと通信する。通信部303aは、位置判定部308aによって生成された位置判定要求を位置テーブル提供装置20aに送信する。また、通信部303aは、位置テーブル提供装置20aから位置情報を受信する。
位置判定部308aは、位置取得部304が位置情報を取得している場合には、位置取得部304によって取得された位置情報を現在の位置情報として判定する。位置判定部308aは、位置取得部304が位置情報を取得できてない場合(エラー情報を出力している場合)には、特徴量取得部306によって取得された特徴量と、履歴記憶部307に記憶されている履歴と、に基づいて位置判定要求を生成する。具体的には、位置判定部308aは、履歴記憶部307に記憶されている履歴に基づいて現在領域を推定する。
そして、位置判定部308aは、特徴量取得部306によって画像から取得された特徴量と、現在領域を表す情報と、を含む位置判定要求を生成する。
位置判定部308aは、位置テーブル提供装置20aから位置情報が受信されると、受信された位置情報を履歴記憶部307に記録する。
図5は、第二実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図5において、縦に伸びる破線の左側のフローチャートは位置判定装置30aの処理の流れを示す。破線の右側のフローチャートは位置テーブル提供装置20aの処理の流れを示す。
位置取得部304は、継続的に現在の位置情報を取得し、取得した位置情報を位置判定部308aに対して出力する。位置取得部304は、現在の位置情報を取得できなかった場合には、エラー情報を位置判定部308aに対して出力する。位置判定部308aは、位置取得部304による位置情報の取得が可能である場合(ステップS201−YES)、位置取得部304によって取得された位置情報を、現在位置の位置情報として判定する(ステップS202)。そして、位置判定部308aは、現在位置の位置情報を履歴記憶部307に記録する(ステップS208)。
位置取得部304による位置情報の取得ができない場合(ステップS201−NO)、位置判定部308aは、画像取得部305に画像の取得を指示する。画像取得部305は、位置判定部308aからの指示に応じて画像を取得する(ステップS203)。
特徴量取得部306は、画像取得部305によって取得された画像から特徴量を取得する(ステップS204)。位置判定部308aは、履歴記憶部307に記憶されている履歴に基づいて、現在領域を推定する(ステップS205)。位置判定部308aは、画像の特徴量と現在領域の情報とを含む位置判定要求を生成する。通信部303aは、画像の特徴量と現在領域の情報とを含む位置判定要求を位置テーブル提供装置20aへ送信する(ステップS206)。
位置テーブル提供装置20aの通信部202aは、画像の特徴量と現在領域の情報とを含む位置判定要求を、位置判定装置30aから受信する(ステップS301)。位置テーブル提供装置20aの位置判定部211は、位置判定要求に含まれる現在領域の情報に基づいて、現在領域に含まれる位置情報に関するレコードを位置テーブル記憶部201から取得する。位置判定部211は、取得した各レコードの特徴量と、位置判定要求に含まれる特徴量とを比較し、最も近似する特徴量を有するレコードを最適レコードとして判定する。そして、位置判定部211は、最適レコードの位置情報を、現在位置の位置情報として判定する(ステップS302)。通信部202aは、現在位置の位置情報を、位置判定要求の送信元である位置判定装置30aへ送信する(ステップS303)。
位置判定装置30aの通信部303aは、位置テーブル提供装置20aから位置情報を受信する(ステップS207)。位置判定部308aは、位置テーブル提供装置20aから受信された位置情報を現在位置の位置情報と判定し、履歴記憶部307に記録する(ステップS208)。
ステップS208の処理の後、位置判定部308aは、所定の条件が満たされたか否か判定する(ステップS209)。所定の条件が満たされていない場合(ステップS209−NO)、位置判定部308aは、ステップS201に戻って、S201以降の処理を実行する。
所定の条件が満たされた場合(ステップS209−YES)、位置判定部308aは、現在の位置情報(最も新しい位置情報)を位置記憶部309に記録する(ステップS210)。ステップS210の処理の後、位置情報表示指示の入力を受け付けると(ステップS211−YES)、位置判定部308aは位置記憶部309に記憶されている位置情報を読み出し、表示部302に表示する(ステップS212)。
位置判定装置30aは、ステップS201〜S209の処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。所定のタイミングは、例えば、1秒毎、10秒毎、位置判定装置30aが設置された車両が所定距離走行する度であっても良い。
このように構成された第二実施形態の位置判定システムでも、第一実施形態の位置判定システムと同様の効果を得ることができる。
第二実施形態の位置判定システムでは、位置テーブル記憶部201に記憶されている位置テーブルをネットワークで公開する必要がない。そのため、位置テーブルのセキュリティを高く維持することが可能となる。
第二実施形態の位置判定システムでは、特徴量取得部306によって取得された特徴量と各レコードの特徴量との比較が、位置判定装置30aではなく位置テーブル提供装置20aにおいて実行される。そのため、処理能力が低いハードウェアを用いて位置判定装置30aを構成することが可能となる。また、位置判定装置30aと位置テーブル提供装置20aとの間の通信量を削減することも可能となる。
第二実施形態の位置判定システムは、第一実施形態の位置判定システムと同様に変形して構成されても良い。
[第三実施形態]
図6は、本発明の第三実施形態の位置判定システムのシステム構成を示す。図6に示される第三実施形態の位置判定システム構成のうち、図1に示される第一実施形態の位置判定システムと同じ構成については、図1と同じ符号を付して示す。すなわち、図6に示される特徴量取得部101、位置テーブル作成部102は、第一実施形態の同符号の構成と同じである。以下、第三実施形態の構成について説明する。
第三実施形態の位置判定システムは、画像学習装置10、位置取得装置40及び位置判定装置50を備える。位置取得装置40と位置判定装置50とは、ネットワークを介して通信可能である。各装置は複数あっても良い。例えば、1台の位置判定装置50に対して、複数台の位置取得装置40が通信可能に接続されても良い。
位置取得装置40は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。
位置取得装置40は、位置取得プログラムを実行することによって、入力部401、表示部402、通信部403、位置取得部404、画像取得部405、制御部406及び位置記憶部407を備える装置として機能する。位置取得装置40の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上述した位置取得プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。
コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含んでも良い。位置取得プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
入力部401は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部401は、ユーザの指示を位置取得装置40に入力する際にユーザによって操作される。入力部401は、入力装置を位置取得装置40に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、入力部401は、入力装置においてユーザの入力に応じ生成された入力信号を位置取得装置40に入力する。
表示部402は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。表示部402は、位置情報などを表示する。表示部402は、画像表示装置を位置取得装置40に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、表示部402は、位置情報などを表示するための映像信号を生成し、表示部402自身に接続されている画像表示装置に映像信号を出力する。
通信部403は、ネットワークを介して位置判定装置50と通信する。通信部403は、制御部406によって生成された履歴登録要求を位置判定装置50に送信する。通信部403は、制御部406によって生成された位置情報要求を位置判定装置50に送信し、位置判定装置50から位置情報応答を受信する。
位置取得部404は、位置取得部404の現在位置の位置情報を取得する。位置取得部404は、例えば衛星測位システムや携帯電話網の基地局との通信などによって現在位置の位置情報を取得する。位置取得部404は、取得した位置情報を制御部406へ出力する。位置取得部404は、例えば衛星からの信号を受信できない等の理由によって現在位置の位置情報を取得できない場合がある。位置取得部404は、現在位置の位置情報を取得できない場合、エラー情報を制御部406へ出力する。位置取得部404は、位置情報取得装置(例えば衛星測位システムの受信機)を位置取得装置40に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、位置取得部404は、位置取得装置40に接続された位置情報取得装置によって生成される位置情報を表す信号を位置取得装置40に入力する。
画像取得部405は、カメラ405aを備えて構成される。画像取得部405は、景色を撮影し画像データを生成する。
画像取得部405は、カメラを位置取得装置40に接続するためのインタフェースであっても良い。この場合、画像取得部405は、位置取得装置40に接続されたカメラが撮影した画像データを位置取得装置40に入力する。
制御部406は、位置取得部404が位置情報を取得している場合には、位置取得部404によって取得された位置情報を含む履歴登録要求を生成する。制御部406は、位置取得部404が位置情報を取得できてない場合(エラー情報を出力している場合)には、画像取得部405によって取得された画像データを用いて履歴登録要求を生成する。
制御部406は、所定の条件が満たされたと判定した場合、位置情報要求を生成し、位置情報要求に応じた位置情報を位置判定装置50から取得する。そして、制御部406は、取得した位置情報を位置記憶部407に記録する。
位置記憶部407は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。位置記憶部407は、所定の条件が満たされたと制御部406が判定した時点の位置情報を記憶する。
位置判定装置50は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備える。
位置判定装置50は、位置判定プログラムを実行することによって、位置テーブル記憶部501、通信部502、特徴量取得部503、履歴記憶部504及び位置判定部505を備える装置として機能する。位置判定装置50の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上述した位置判定プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置を含んでも良い。位置判定プログラムは、電気通信回線を介して送受信されても良い。
位置テーブル記憶部501は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。位置テーブル記憶部501は、画像学習装置10の位置テーブル作成部102によって作成された位置テーブルを記憶する。
通信部502は、ネットワークを介して位置取得装置40と通信する。通信部502は、位置取得装置40から履歴登録要求を受信する。通信部502は、位置取得装置40から位置情報要求を受信し、位置判定部505によって取得された位置情報を位置取得装置40に送信する。
特徴量取得部503は、通信部502によって受信された履歴登録要求に含まれる画像から特徴量を取得する。特徴量取得部503は、画像学習装置10の特徴量取得部101と同種の処理によって特徴量を取得する。そのため、処理対象が同一の画像であれば、特徴量取得部101が取得する特徴量と特徴量取得部503が取得する特徴量とは、それらが同一の画像から取得された特徴量であると評価できる程度に一致する。
履歴記憶部504は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。履歴記憶部504は、位置判定部505によって判定された位置情報の履歴を、位置取得装置40毎に記憶する。例えば、履歴記憶部504は、現時点から遡った所定刻間から現時点までの所定期間(例えば1分、10分、1時間など)の位置情報を履歴として位置取得装置40毎に記憶する。
位置判定部505は、受信された履歴登録要求に位置情報が含まれている場合には、履歴登録要求に含まれている位置情報を現在の位置情報として判定する。位置判定部505は、受信された履歴登録要求に位置情報が含まれておらず、画像データが含まれている場合には、特徴量取得部503によって取得された特徴量と、履歴記憶部504に記憶されている履歴と、位置テーブル記憶部501に記憶されている位置テーブルと、に基づいて現在位置の位置情報を判定する。
以上が、第三実施形態の位置判定システムの各構成の説明である。画像取得部405及び位置取得部404はいずれも位置取得装置40に備えられている。この構成のため、位置取得部404によって取得される位置は、画像取得部405のカメラ405aの位置としても、位置取得装置40の位置としても取り扱うことが可能である。同様に、画像取得部405の画像に基づいて判定された位置は、位置取得装置40の現在位置として取り扱うことが可能である。
図7は、第三実施形態の位置判定システムの処理の流れを示すフローチャートである。
図7において、縦に伸びる破線の左側のフローチャートは位置取得装置40の処理の流れを示す。破線の右側のフローチャートは位置判定装置50の処理の流れを示す。
位置取得部404は、継続的に現在の位置情報を取得し、取得した位置情報を制御部406に対して出力する。位置取得部404は、現在の位置情報を取得できなかった場合には、エラー情報を制御部406に対して出力する。制御部406は、位置取得部404による位置情報の取得が可能である場合(ステップS501−YES)、位置取得部404によって取得された位置情報を受け(ステップS502)、この位置情報及び位置取得装置40の装置識別情報(例えば、ユーザID、装置ID、MACアドレス等)を含む履歴登録要求を生成する。そして、通信部403は、位置情報を含む履歴登録要求を位置判定装置50に送信する(ステップS503)。
位置判定装置50の通信部502は、位置取得装置40から位置情報を含む履歴登録要求を受信する(ステップS601)。位置判定部505は、履歴登録要求に含まれている位置情報及び装置識別情報を互いに対応づけて、履歴記憶部504に記録する(ステップS602)。
位置取得部404による位置情報の取得ができない場合(ステップS501−NO)、制御部406は、画像取得部405に画像の取得を指示する。画像取得部405は、制御部406からの指示に応じて画像を取得する(ステップS504)。制御部406は、画像取得部405によって取得された画像データ及び位置取得装置40の装置識別情報を含む履歴登録要求を生成する。そして、通信部403は、画像データを含む履歴登録要求を位置判定装置50に送信する(ステップS505)。
位置判定装置50の通信部502は、位置取得装置40から画像データを含む履歴登録要求を受信する(ステップS603)。特徴量取得部503は、履歴登録要求に含まれている画像データから特徴量を取得する(ステップS604)。位置判定部505は、履歴記憶部504に記憶されている履歴のうち、受信された履歴登録要求に含まれている装置識別情報に対応する履歴を読み出す。そして、位置判定部505は、読み出した履歴に基づいて現在領域を推定する(ステップS605)。
位置判定部505は、推定された現在領域に含まれる位置情報に関するレコードを、位置テーブル記憶部501から取得する。位置判定部505は、取得した各レコードの特徴量と、特徴量取得部503によって取得された特徴量とを比較し、最も近似する特徴量を有するレコードを最適レコードとして判定する。そして、位置判定部505は、最適レコードの位置情報を、現在位置の位置情報として判定する(ステップS606)。そして、位置判定部505は、現在位置の位置情報と装置識別情報とを互いに対応付けて履歴記憶部504に記録する(ステップS607)。
制御部406は、所定の条件が満たされたか否か判定する(ステップS506)。所定の条件が満たされていない場合(ステップS506−NO)、制御部406は、ステップS501に戻って、ステップS501以降の処理を実行する。
所定の条件が満たされた場合(ステップS506−YES)、制御部406は、位置取得装置40の装置識別情報を含む位置情報要求を生成する。通信部403は、生成された位置情報要求を位置判定装置50に送信する(ステップS507)。
位置判定装置50の通信部502は、位置取得装置40から位置情報要求を受信する(ステップS608)。位置判定部505は、受信された位置情報要求に含まれる装置識別情報に対応した最新の位置情報を履歴記憶部504から検索する(ステップS609)。
位置判定部505は、検索によって得られた位置情報を含む位置情報応答を生成する。通信部502は、位置情報を含む位置情報応答を、位置情報要求の送信元である位置取得装置40に対して送信する(ステップS610)。
位置取得装置40の通信部403は、位置情報を含む位置情報応答を位置判定装置50から受信する(ステップS508)。制御部406は、受信した位置情報応答に含まれる位置情報を、位置記憶部407に記録する(ステップS509)。所定の条件とは、ユーザがその条件が満たされた時点での位置情報を将来必要とするような条件であれば、どのような条件であっても良い。所定の条件は、例えば、入力部401を介してユーザから現在位置を記憶することについて指示が入力され事であっても良い。所定の条件は、位置取得装置40が所定の接続機器(例えば保持装置(クレードル))から外された事であっても良い。所定の条件は、位置取得装置40が設置された車両のエンジンが停止した事であっても良い。いずれの所定の条件の場合であっても、位置取得装置40は、所定の条件を判定するために必要となるセンサを備える。
ステップS509の処理の後、位置情報表示指示が入力されると(ステップS510−YES)、制御部406は位置記憶部407に記憶されている位置情報を読み出し、表示部402に表示する(ステップS511)。位置情報表示指示は、ユーザが入力部401を操作することによって入力される。
位置取得装置40は、ステップS501〜S506の処理を所定のタイミングで繰り返し実行する。所定のタイミングは、例えば、1秒毎、10秒毎、位置取得装置40が設置された車両が所定距離走行する度であっても良い。
このように構成された第三実施形態の位置判定システムでも、第一実施形態の位置判定システムと同様の効果を得ることができる。
第三実施形態の位置判定システムでは、位置テーブル記憶部501に記憶されている位置テーブルをネットワークで公開する必要がない。そのため、位置テーブルのセキュリティを高く維持することが可能となる。
第三実施形態の位置判定システムでは、特徴量を取得する処理と、特徴量と各レコードの特徴量とを比較する処理とが、位置取得装置40ではなく位置判定装置50において実行される。そのため、処理能力が低いハードウェアを用いて位置取得装置40を構成することが可能となる。
第三実施形態の位置判定システムは、第一実施形態の位置判定システムと同様に変形して構成されても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、位置判定システムとして3つの構成の具体例を示したが、各機能部を備える装置は上述した例に限定されない。例えば、第一実施形態において、位置記憶部309は位置テーブル提供装置20に備えられても良いし、不図示の他の装置(例えば、位置判定装置30aが設置された車両)に備えられても良い。第二実施形態の位置テーブル提供装置20aは、位置テーブル記憶部201を備える装置と、位置判定部211及び通信部202aを備える装置とに分割して構成されても良い。第三実施形態の位置判定装置50は、位置テーブル記憶部501を備える装置と、通信部502、特徴量取得部503及び位置判定部505を備える装置と、履歴記憶部504を備える装置とに分割して構成されても良い。第三実施形態において、履歴記憶部504は位置取得装置40に備えられても良い。
この出願は、2012年3月29日に出願された日本国特願2012−075305を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置に適用することができる。本発明を適用することにより、位置を示す情報を配置することなく、画像に基づいて位置を判定することが可能となる。
10 画像学習装置
101 特徴量取得部
102 位置テーブル作成部
20,20a 位置テーブル提供装置
201 位置テーブル記憶部(位置情報記憶部)
202,202a 通信部
211 位置判定部
30,30a 位置判定装置
301 入力部
302 表示部
303,303a 通信部
304 位置取得部
305 画像取得部
306 特徴量取得部(特徴量取得部)
307 履歴記憶部
308,308a 位置判定部
309 位置記憶部
311 センサ
40 位置取得装置
401 入力部
402 表示部
403 通信部
404 位置取得部
405 画像取得部
406 制御部
407 位置記憶部
50 位置判定装置
501 位置テーブル記憶部
502 通信部
503 特徴量取得部(特徴量取得部)
504 履歴記憶部
505 位置判定部

Claims (11)

  1. 予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報を予め記憶する位置情報記憶部と、
    撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得する特徴量取得部と、
    前記撮像装置の位置の履歴を記憶する履歴記憶部と、
    前記位置情報記憶部が記憶する情報と、前記履歴記憶部が記憶する履歴と、に基づいて、前記特徴量取得部によって取得された特徴量に対応する位置を判定する位置判定部と、
    を備える位置判定システム。
  2. 前記履歴記憶部は、前記位置判定部によって過去に判定された位置を履歴として記憶する、請求項1に記載の位置判定システム。
  3. 前記履歴記憶部は、前記位置判定部によって過去に判定された位置と、撮像装置によって撮影された画像を用いることなく前記撮像装置の位置を取得する位置取得部によって取得された位置と、を履歴として記憶する、請求項1に記載の位置判定システム。
  4. 前記位置判定部は、前記位置取得部が前記位置を取得できない場合に前記判定を行う請求項3に記載の位置判定システム。
  5. 前記位置判定部は、前記履歴に基づいて前記撮像装置の現在位置を含む領域を推定し、前記位置情報記憶部が記憶する情報のうち前記領域に含まれる位置の情報に基づいて前記特徴量に対応する位置を判定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置判定システム。
  6. 位置を記憶する位置記憶部を更に備え、
    前記位置判定部は、所定の条件が満たされた時点の位置を前記位置記憶部に記録する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の位置判定システム。
  7. 前記位置記憶部に記録されている位置を表示することについてユーザから指示がなされた場合に、前記位置記憶部から位置を読み出し、ユーザに提示する提示部を更に備える、請求項6に記載の位置判定システム。
  8. 前記位置情報記憶部は、画像の特徴量と、前記画像が撮影された撮影位置とを各々含む複数のレコードを記憶し、
    前記位置判定部は、前記履歴記憶部に記憶されている履歴に基づいて、前記撮像装置の位置が含まれる領域を推定し、
    前記位置判定部は、前記複数のレコードのうち、前記推定された領域に含まれる撮影位置を含む複数のレコードを取得し、
    前記位置判定部は、前記取得した複数のレコード各々が含む画像の特徴量と、前記特徴量取得部によって取得された特徴量とを比較し、前記特徴量取得部によって取得された特徴量と最も近似する画像の特徴量を有するレコードを最適レコードとして判定し、
    前記位置判定部は、前記最適レコードに含まれる撮影位置を前記撮像装置の位置として判定する、請求項1に記載の位置判定システム。
  9. 撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得し、
    前記撮像装置の位置の履歴を記憶し、
    予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記記憶された履歴と、に基づいて、前記取得された特徴量に対応する位置を判定する、
    ことを有する位置判定方法。
  10. 撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得し、
    前記撮像装置の位置の履歴を記憶し、
    予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記記憶された履歴と、に基づいて、前記取得された特徴量に対応する位置を判定する、
    ことをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  11. 撮像装置によって撮影された画像から特徴量を取得する特徴量取得部と、
    前記撮像装置の位置の履歴を履歴記憶部に記憶する履歴記憶部と、
    予め撮影された画像の特徴量と、前記画像が撮影された位置と、が対応づけられた情報と、前記履歴記憶部が記憶する履歴と、に基づいて、前記特徴量取得部において取得された特徴量に対応する位置を判定する位置判定部と、
    を備える位置判定装置。
JP2014507818A 2012-03-29 2013-03-22 位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置 Active JP5910729B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075305 2012-03-29
JP2012075305 2012-03-29
PCT/JP2013/058270 WO2013146582A1 (ja) 2012-03-29 2013-03-22 位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013146582A1 true JPWO2013146582A1 (ja) 2015-12-14
JP5910729B2 JP5910729B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=49259837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014507818A Active JP5910729B2 (ja) 2012-03-29 2013-03-22 位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5910729B2 (ja)
WO (1) WO2013146582A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190362517A1 (en) * 2017-02-16 2019-11-28 Mitsubishi Electric Corporation Image database creation device, location and inclination estimation device, and image database creation method
JP7273457B2 (ja) * 2018-01-04 2023-05-15 株式会社Subaru 車載装置
JP2019139642A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 清水建設株式会社 位置検出装置、位置検出システム、及び位置検出方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191339A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Sharp Corp 位置情報検索方法、位置情報検索装置、位置情報検索端末、及び、位置情報検索システム
JP2011075437A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Denso It Laboratory Inc 車両周辺表示装置、車両周辺表示方法およびプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004191339A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Sharp Corp 位置情報検索方法、位置情報検索装置、位置情報検索端末、及び、位置情報検索システム
JP2011075437A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Denso It Laboratory Inc 車両周辺表示装置、車両周辺表示方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5910729B2 (ja) 2016-04-27
WO2013146582A1 (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5255595B2 (ja) 端末位置特定システム、及び端末位置特定方法
US8103126B2 (en) Information presentation apparatus, information presentation method, imaging apparatus, and computer program
CN109186602B (zh) 一种用于停车场的导航方法、装置及终端设备
JP6950832B2 (ja) 位置座標推定装置、位置座標推定方法およびプログラム
US9335176B2 (en) Information processing device, processing method, and medium
CN104350524A (zh) 基于外围信息的姿势估计
US20150350846A1 (en) Methods and apparatus for position estimation
JP2003111128A (ja) 現在位置特定方法、現在位置情報提供方法、移動経路案内方法、位置情報管理システム及び情報通信端末
WO2019015150A1 (en) METHOD AND SYSTEM FOR VEHICLE LOCATION
KR101413605B1 (ko) 네비게이션 시스템 및 방법
US20130314443A1 (en) Methods, mobile device and server for support of augmented reality on the mobile device
JP5274192B2 (ja) 位置推定システム、位置推定サーバおよび位置推定方法
KR102622585B1 (ko) 실내 길안내 장치 및 그 방법
JP5910729B2 (ja) 位置判定システム、位置判定方法、コンピュータプログラム及び位置判定装置
KR20100060472A (ko) 위치 측정 방법 및 이를 이용한 휴대 단말기
KR100878781B1 (ko) 휴대 단말기를 이용하여 구조물의 크기 및 좌표를 측정하는측량 방법
JP2012019374A (ja) 電子アルバム作成サーバー、情報処理装置、電子アルバム作成システム、及び、電子アルバム作成サーバーの制御方法
JP2013142956A (ja) 撮影対象検索システム
KR20090132485A (ko) 지리정보 확인시스템의 제어방법 및 이동단말기
US20220390250A1 (en) User Equipment and Control Method Thereof
JP2010171664A (ja) 携帯情報端末、情報表示制御方法、及び、情報表示制御プログラム
JP6208977B2 (ja) 情報処理装置、通信端末およびデータ取得方法
KR102276082B1 (ko) 내비게이션 장치, 블랙 박스 및 그들의 제어 방법
KR101298071B1 (ko) 목적지 경로안내방법 및 시스템
WO2020045092A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151215

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20151224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5910729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150