JPWO2013145119A1 - 浴槽用手摺り - Google Patents

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Abstract

浴槽の側壁の厚みに合わせて固定することが容易であって、浴槽の側壁への取付け取外し作業と使用とを安全に、容易に行うことが可能な浴槽用手摺りを提供する。浴槽用手摺り1の補強リブ151と固定プレート152は、可動フレーム120のスライド方向と平行に、可動フレーム120と摺接するように配置され、可動フレーム120のスライド方向を一方向に規制する。帯歯130は可動フレーム120の表面123に形成されている。スライド係止/解除手段140の係合部材141は帯歯130と対向する位置に配置される。操作部143は可動フレーム120の表面123側に配置される。連結部144は、係合部材141と操作部143とを連結する。バネ145は、係合部材141を帯歯130へ係合させるように付勢する。操作部143がバネ145による付勢に抗して引かれることにより、係合部材141は帯歯130から離間されて室170に収容される。

Description

本発明は、一般的には浴槽用手摺りに関し、特定的には、浴槽に着脱可能に取り付けられる浴槽用手摺りに関する。
従来、浴槽の側壁に着脱可能に取り付けられる浴槽用手摺りがある。例えば、特開2011−189069号公報(特許文献1)には、浴槽の側壁の上端部に取り付けて使用される浴槽用手摺りが記載されている。この浴槽用手摺りは、浴槽の側壁の上端面と一方の側壁にそれぞれ対向するように配置される上片と縦片を設けて形成されており、手摺りを取り付けた本体具と、操作ハンドルの操作で浴槽の側壁の一方の側面に近接離反する方向で移動する押圧板を設けて形成される押圧受け具とを含む。押圧受け具の上端部には、水平方向に突出するスライドバーが設けられている。手摺りを取り付けた本体具の上面には、押圧板の移動方向と平行な方向に長い複数の補強リブが設けられている。補強リブの間において上辺の上面にはスライド溝が形成されている。スライド溝にスライドバーをスライド自在に差し込むと共に上片にスライドバーをビス止め固定することによって、本体具に押圧受け具を結合する。
また、例えば、特開2010−246691号公報(特許文献2)にも、浴槽の側壁の上端部に取り付けて使用される浴槽用手摺りが記載されている。この浴槽用手摺りを使用するときには、まず、側片が浴槽の外側に位置するように本体具を側壁の上端部に被せて配置し、押圧具の押圧板を側壁の浴槽外の面に、押圧受け具の押圧受け板を側壁の浴槽内の面に、それぞれ対向させる。そして一対の押圧受け具のスライド片を本体具の差込穴の奥へとスライドさせることによって、各押圧受け具の押圧受け板を移動させ、側壁の浴槽内の面に押圧受け板の滑り止めシートを貼った外面を当接させるものである。
特許文献2の浴槽用手摺りでは、押圧受け具のスライド片には係合溝が設けられ、本体具にはラッチ爪が設けられている。ラッチ爪は、スライド片に向かって付勢されて、係合溝と係合している。ラッチ爪にはスライド傾斜面が形成され、係合溝には傾斜面が形成されている。ラッチ爪のスライド傾斜面と係合溝の傾斜面とは、スライド片を差込穴の奥へスライドさせる方向で対面している。スライド片を差込穴の奥へ押し込む力をかけることによって、係合溝の傾斜面でラッチ爪のスライド傾斜面が押され、ラッチ爪が係合溝から抜ける。このためスライド片を差込穴の奥へ押し込む方向に力をかけることによって、大きな抵抗なく押圧受け具をスライドさせることができる。
特開2011−189069号公報 特開2010−246691号公報
しかしながら、特許文献1に記載の浴槽用手摺りでは、本体具の上面に押圧受け具を固定するときには、押圧受け具のスライドバーをビス止め固定しなくてはならず、浴槽用手摺りを浴槽の側壁の厚みに合わせて固定する作業が煩雑になる。
また、特許文献2に記載の浴槽用手摺りでは、スライド片の係合溝と係合しているのは、1本のラッチ爪である。そのため、1本のラッチ爪が欠けたり、折れたり、変形したりすると、浴槽用手摺りを使用できなくなったり、そのまま使用し続けることが危険になったりする場合がある。
そこで、この発明の目的は、浴槽の側壁の厚みに合わせて固定することが容易であって、浴槽の側壁への取り付け作業と浴槽の側壁からの取り外し作業と使用とを安全に、容易に行うことが可能な浴槽用手摺りを提供することである。
本発明の浴槽用手摺りは、固定フレームと、可動フレームと、案内手段と、第1の係合部と、スライド係止/解除手段と、室とを備える。
固定フレームは、浴槽の側壁に配置される。可動フレームは、固定フレームへスライド可能に取り付けられ、そして固定フレームと反対側の浴槽の側壁に配置される。案内手段は、可動フレームのスライド方向と平行に、且つ、可動フレームと摺接するように配置され、そして可動フレームのスライド方向を一方向に規制するためのものである。第1の係合部は、複数の凹部又は凸部を含み、可動フレームの表面に形成されている。
スライド係止/解除手段は、第2の係合部と、操作部と、連結部と、付勢手段とを含む。第2の係合部は、複数の凸部又は凹部を含み、第1の係合部と対向する位置に配置される。操作部は、可動フレームの表面側に配置されて使用者が操作するためのものである。連結部は、第2の係合部と操作部とを連結する。付勢手段は、第2の係合部を第1の係合部へ係合させるように付勢する。
スライド係止/解除手段は、操作部が付勢手段による付勢に抗して可動フレームから遠ざけるように引かれることにより第2の係合部が第1の係合部から離間されるように構成されている。
室は、少なくとも、操作部が付勢手段に抗して引かれることにより第1の係合部から離間された第2の係合部が収容される空間である。
以下、可動フレームの表面とは、可動フレームと固定フレームとを組み付けたときに外部に露出し、一般的に使用者が接触し得る面、すなわち、可動フレームのうち、上述の室の境界面を形成する面をいう。可動フレームの裏面とは、可動フレームの厚み方向において可動フレームの表面と反対側の位置に形成されている面をいい、可動フレームと固定フレームとを組み付けたときに外部に露出せず一般的に使用者が接触しない面である。また、可動フレームが浴槽壁面に近付く方向に移動することを、可動フレームの前進といい、可動フレームが浴槽壁面から遠ざかる方向に移動することを、可動フレームの後退という。
上述のように、可動フレームの表面には、複数の凹部又は凸部を含む第1の係合部が形成されている。第1の係合部は、固定フレームに取り付けられるスライド係止/解除手段の第2の係合部に対向する。第2の係合部には複数の凸部又は凹部が形成されている。
第2の係合部は、付勢手段によって、第1の係合部へ係合されるように付勢されている。使用者が、可動フレームの表面側に配置されている操作部を操作して、付勢手段による付勢に抗して操作部を引くと、第2の係合部が第1の係合部から離間される。第1の係合部から離間された第2の係合部は、室内に収容される。
スライド係止/解除手段の第2の係合部は、可動フレームの表面側に配置されている。第2の係合部は、連結部によって可動フレームの表面側に配置された操作部と連結されているので、使用者は可動フレームの表面側から操作部を操作して、可動フレームの表面側の第2の係合部を第1の係合部から離間することができる。
第1の係合部の凹部又は凸部、および第2の係合部の凸部又は凹部は、帯歯であることが好ましい
第1の係合部の凹部および第2の係合部の凹部は、表面からくぼんだ底のない孔部により形成されていることが好ましい。
案内手段は、案内手段の内部に可動フレームの表面と摺接する案内通路を備える筒体であることが好ましい。
また、案内手段は、固定フレームの上面に沿って延びた補強リブを形成していることが好ましい。
また、案内手段は、可動フレームをその両側面から挟み込むように少なくとも2以上配置されていることが好ましい。
また、案内手段は、可動フレームと固定フレームとの摺接面において、可動フレームと固定フレームとの一方に形成される受容部と、他方に形成される被受容部とを含むことが好ましい。
また、案内手段は、固定フレームとの間で可動フレームを挟み込む固定部を含むことが好ましい。
スライド係止/解除手段は、第2の係合部と摺接して第2の係合部の移動方向を規制する案内部材を備えることが好ましい。
可動フレームは、表裏面を貫通してスライド方向に延びたスリットを備え、案内部材は、スリットを通って固定フレームに取り付けられていることが好ましい。
スリットは、その周縁が閉じている開口であることが好ましい。
可動フレームは、可動フレームの表面の後端領域に第2の係合部と係合しない平面部を含むことが好ましい。
第1の係合部の凹部又は凸部、または第2の係合部の凸部又は凹部の少なくとも一方には、可動フレームの前進を許可する傾斜面が形成されていることが好ましい。
また、第1の係合部の凹部又は凸部、および第2の係合部の凸部又は凹部には、可動フレームの後退を不可能にする鉛直面が形成されていることが好ましい。
以上のように、この発明によれば、浴槽の側壁の厚みに合わせて固定することが容易であって、浴槽の側壁への取り付け作業と浴槽の側壁からの取り外し作業と使用とを安全に、容易に行うことが可能な浴槽用手摺りを提供することができる。
本発明の第1実施形態の浴槽用手摺りの全体を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の浴槽用手摺りの本体カバーを外したときの固定フレームと可動フレームとスライド係止/解除手段の全体を示す斜視図である。 図2に示す固定フレームと可動フレームとスライド係止/解除手段の構成部材を示す分解斜視図である。 第1実施形態の浴槽用手摺りの全体の断面を示す図である。 第1実施形態の浴槽用手摺りのスライド係止/解除手段の周辺の断面を拡大して示す図である。 第1実施形態の浴槽用手摺りを図2に示すVI−VI線の方向から見た断面図である。 図5に示すスライド係止/解除手段において、係止を解除したときの状態を示す図である。 図5に示すスライド係止/解除手段において、係止を解除したときの状態について、図6と同様の断面を示す図である。 本発明の第2実施形態の浴槽用手摺りについて、図6と同様の断面を示す図である。 本発明の第3実施形態の浴槽用手摺りについて、図6と同様の断面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態の浴槽用手摺り1は、主に、本体100と、本体100に支持される上部グリップ102とを備える。本体100はカバー101に覆われている。カバー101の上面には、後に詳述する操作部143が露出している。本体100は、固定フレーム110と可動フレーム120と、後述するスライド係止/解除手段とを含む。固定フレーム110には固定押圧板104とハンドルノブ107が取り付けられている。可動フレーム120には可動押圧板105と側部グリップ160が取り付けられている。固定押圧板104と可動押圧板105は、それぞれ、浴槽用手摺り1が浴槽の側壁に設置されたとき、浴槽の側壁に対向するように配置される。上部グリップ102は支柱103に固着されている。上部グリップ102は、支柱103の一部が本体100内に収容されることによって、本体100によって支持される。
図1から図3に示すように、固定フレーム110はL字形状に形成されており、水平部111と鉛直部112とを含む。本体100が浴槽の側壁に取り付けられた状態で、水平部111は水平面内に延在し、鉛直部112は水平部111の端部から下向きに延びて、鉛直面内に延在する。フレーム支持部材106は、固定フレーム110の鉛直部112の外側面を覆うように取り付けられている。フレーム支持部材106には、上部グリップ102を収容する貫通孔が形成されている。固定押圧板104は、固定フレーム110の鉛直部112の内側面112aから突出するように取り付けられている。ハンドルノブ107は、フレーム支持部材106に取り付けられている。ハンドルノブ107と固定押圧板104とはボルト軸によって連結されている。ハンドルノブ107を回動させることによって、ハンドルノブ107からボルト軸に回動力が伝達され、固定押圧板104平面に直交する方向に沿って、固定押圧板104が前進後退される。
固定フレーム110の水平部111の上面には補強リブ151が形成されている。補強リブ151の上面には、固定プレート152が取り付けられている。
補強リブ151は、固定押圧板104平面に直交する方向に沿って延びている。この実施形態においては、補強リブ151は4本、互いに平行に形成されている。固定プレート152は、板状に形成されており、4本の補強リブ151のうち、内側の2本の補強リブ151の間にわたされて、補強リブ151上に固定されている。補強リブ151によって、固定プレート152の下面と水平部111の上面とは離間されている。固定プレート152には、固定プレート152の上面と下面とを貫通する貫通孔153が形成されている。内側の2本の補強リブ151と固定プレート152は案内手段の一例である。
可動フレーム120はL字形状に形成されており、水平部121と鉛直部122とを含む。本体100が浴槽の側壁に取り付けられた状態で、水平部121は水平面内に延在し、鉛直部122は水平部121の端部から下向きに延びて、鉛直面内に延在する。可動押圧板105は、可動フレーム120の鉛直部122の内側面122aから突出するように可動フレーム120に取り付けられている。側部グリップ160は、可動フレーム120の鉛直部122の外側面122bから突出するように可動フレーム120に取り付けられている。可動フレーム120の水平部121には、水平部121の相対的に前方側と相対的に後方側の2か所にスリット125が形成されている。スリット125は、水平部121の表面123と裏面124とを貫通する。
可動フレーム120の水平部121の表面123には、第1の係合部として帯歯130が形成されている。帯歯130の表面上には、複数の凹部と凸部として平行に並んだ多数の歯が形成されている。それぞれの歯は、可動フレーム120が延びる方向に直交する方向に沿って延びている。複数の歯は、可動フレーム120が延びる方向に沿って並べられている。帯歯130は、可動フレーム120の水平部121に直接、形成された凹凸や歯であってもよいし、可動フレーム120とは別個に形成され、水平部121の表面123に取り付けられたものであってもよい。また、帯歯130は、可動フレーム120の水平部121の上面の全体に形成されていてもよいし、一部のみに形成されていてもよい。この実施形態においては、帯歯130は、水平部121の前方側端部、すなわち、鉛直部122側の端部とは反対側の端部から長さLの範囲にのみ形成され、水平部121の後方側の端部には帯歯130のない平面部121aが形成されている。なお、複数の歯が並べられる間隔は特に限定されない。また、歯の幅(水平方向の長さや垂直方向の厚み)も特に限定されない。
可動フレーム120の水平部121の表面123からは肩部として2つの可動側脚部126が上向きに突出している。可動側脚部126は、水平部121において、鉛直部122の平面に直交する方向に沿って延びる端部を上向きに折り返したような形状に形成されている。2つの可動側脚部126は間隔を空けて形成され、それぞれ、鉛直部122に直交する方向に沿って、すなわち、水平部121が延びる方向に沿って延びている。
固定フレーム110と可動フレーム120は、固定押圧板104と可動押圧板105が浴槽の側壁(図示しない)を挟んで対向し、固定フレーム110の水平部111と可動フレーム120の水平部121が対向するように配置される。可動フレーム120の水平部121は、固定フレーム110の水平部111と固定プレート152との間に挿入されて、固定フレーム110の2本の補強リブ151の間でスライド可能に配置される。
スライド係止/解除手段140は、固定フレーム110の水平部111上に取り付けられている。スライド係止/解除手段140は、第2の係合部として複数の突起が形成された係合部材141と、係合部材141に連結される棒形状の連結部144と、連結部144において係合部材141の反対側に連結される操作部143と、係合部材141を付勢する付勢部材としてバネ145と、固定プレート152に取り付けられる案内部材としてガイド棒147を含む。
スライド係止/解除手段140を構成する部材は次のような位置関係に配置される。係合部材141が可動フレーム120の水平部121の表面123上に配置され、連結部144の下端が係合部材141に連結され、連結部144の上端が操作部143に連結される。操作部143は固定プレート152の上面上に配置される。連結部144は固定プレート152の貫通孔153を通っている。
係合部材141は、水平部111上の2本の補強リブ151の間において、可動フレーム120の帯歯130と対向する位置に配置される。係合部材141の下面、すなわち、帯歯130と対向する面には、この実施形態においては平面上に配置された複数の突起が形成されているが、複数の凹部と凸部とが平行に並んだ多数の歯が形成されていてもよく、この場合も帯歯130と同様に、歯の並べられる間隔や歯の幅は特に限定されない。それぞれの突起は、可動フレーム120が延びる方向に直交する方向に沿って延びている。複数の突起は、可動フレーム120が延びる方向に沿って並べられている。係合部材141には2つの案内孔142が形成されている。案内孔142には後述するガイド棒147が通されている。案内孔142の径はガイド棒147の径とほぼ等しく、ガイド棒147は案内孔142の周壁面に摺接する。
操作部143は可動フレーム120の水平部121の表面123側として固定プレート152の上面の上方において後述するバネ保持体146の上面上に配置される。操作部143は板状に形成されており、使用者は操作部143を指でつまんで引き上げることができる。
係合部材141に連結されている連結部144は、固定プレート152の貫通孔153と、後述するバネ保持体146の内部とバネ保持体146の上面の貫通孔を通る。連結部144の上端は、操作部143の下面に連結される。
バネ145はバネ保持体146の内部において係合部材141の上方に配置され、係合部材141を下向きに付勢している。バネ保持体146は、板状の部材を略C字形状に屈曲して形成された形状である。バネ保持体146は固定プレート152の上面から上方に向かって突出し、固定プレート152の貫通孔153を上方から覆うようにして固定プレート152に取り付けられている。バネ保持体146の上面には貫通孔が形成されており、連結部144が通されている。連結部144の上端に取り付けられる操作部143は、バネ保持体146の上面上に載せられている。このように、スライド係止/解除手段140のバネ保持体146は、固定フレーム110に固着されている固定プレート152に取り付けられることによって固定フレーム110に取り付けられている。
バネ保持体146は操作部143を下から支持している。操作部143には連結部144を介して係合部材141が連結され、係合部材141はバネ145によって下向きに付勢されている。なお、バネ保持体146を備えず、バネ145は固定プレート152の下面と係合部材141との間に配置されていてもよい。
ガイド棒147は固定プレート152から下方向に延びている。ガイド棒147は、係合部材141の案内孔142と可動フレーム120のスリット125を通っている。ガイド棒147の下端は固定フレーム110の水平部111に取り付けられている。
なお、ガイド棒147は、少なくとも一部が案内孔142内に収容される長さであればよい。ガイド棒147は、例えば、固定プレート152の下面から可動フレーム120の上面までの長さがあればよく、可動フレーム120の上面に接触しない長さに調整されていてもよい。ガイド棒147の下端が可動フレーム120の上面よりも上方に配置される場合には、可動フレーム120の水平部121にはスリット125が形成される必要はない。
図4と図5に示すように、固定フレーム110の水平部111上には可動フレーム120の水平部121がスライド可能に載せられている。可動フレーム120の上面の一部は固定プレート152によって覆われている。可動フレーム120は、固定プレート152と水平部111との間において、水平部121が延びる方向に沿ってスライド可能である。この実施形態では、可動フレーム120の水平部121の裏面124は、固定フレーム110の水平部111の上面に接触している。
可動フレーム120の帯歯130のそれぞれの歯には、固定フレーム110の鉛直部112に近い側に傾斜面130aが形成され、鉛直部112から遠い側に鉛直面130bが形成されている。係合部材141の突起には、可動フレーム120の鉛直部122に近い側に傾斜面141aが形成され、鉛直部122から遠い側に鉛直面141bが形成されている。帯歯130の傾斜面130aと係合部材141の突起の傾斜面141aとが対向し、鉛直面130bと鉛直面141bとが対向している。
上述のように、帯歯130は水平部121の上面において、可動フレーム120の前方側の端部から長さLの範囲にのみ形成されている。水平部121の上面において可動フレーム120の後方側の端部には平面部121aが形成されている。また、ガイド棒147は、この実施形態においては、固定プレート152において、操作部143の前方側と後方側とに配置されている。しかし、ガイド棒147は、例えば、固定プレート152において、後方側の端部側に1本のみ配置されていてもよい。
後方側のガイド棒147が通されている後方側のスリット125は周縁が閉じた開口として形成されている。後方側のスリット125の前端から可動フレーム120の前端までの距離を距離Lとし、固定プレート152の後端から後方側のガイド棒147の前端までの距離を距離Lとすると、距離Lと距離Lとの合計の距離は、可動フレーム120のスライド方向に沿って帯歯130が形成されている範囲の長さLよりも大きくなるように設計されている。このようにすることによって、可動フレーム120を、後方側のスリット125の周縁によってスライドが規制されるまで後方側に引き出した状態でも、係合部材141と係合していない帯歯130の凹部又は凸部が可動フレーム120の後端側の表面123に露出しないようにすることができる。
図6に示すように、補強リブ151と固定プレート152と固定フレーム110の水平部111とによって囲まれる空間内に可動フレーム120が配置されている。また、可動フレーム120の表面123(水平部121の表面と可動側脚部126の表面とを含む)と固定プレート152の下面とによって室170が形成されている。なお、室170の内部と外部とは連通されていてもよく、例えば、固定プレート152のうち係合部材141と対向する部分が開放されていてもよい。すなわち、室170としては、係合部材141が移動する側に空間があればよい。この実施形態においては、係合部材141の上面と固定プレート152の下面との間には間隔が空けられている。
図5と図6に示すように、使用者によって操作部143が操作されていないときには、バネ145が係合部材141を上から下に向かって付勢する。すなわち、係合部材141は、上から可動フレーム120の水平部121の表面123の帯歯130に向かって付勢され、係合部材141と帯歯130とが係合する。係合部材141には連結部144を介して操作部143が連結されているので、操作部143も上から下方向に向かって付勢されている。係合部材141と帯歯130とが係合している状態では、可動フレーム120は、固定フレーム110から遠ざかる方向にスライドされないように固定フレーム110上に係止される。
図7と図8に示すように、使用者が、バネ145の付勢に抗して操作部143を下から上に向かって引き上げると、操作部143に連結されている係合部材141も上方向に移動し、係合部材141と帯歯130との係合が解除される。室170は、上方向に移動した係合部材141を収容することができるだけの広さを有する空間として形成されている。なお、操作部143は可動側脚部126の側面上に配置されてもよく、スライド係止/解除手段140は、操作部143を水平方向に沿って引くことにより係合部材141が水平方向に沿って移動するように構成されていてもよい。
係合部材141の案内孔142にはガイド棒147が通されており、ガイド棒147は案内孔142の周壁面に摺接しているので、操作部143が引き上げられて係合部材141が上方向に移動するとき、係合部材141はがたつきにくい。また、ガイド棒147には、固定プレート152と係合部材141との間において、係合部材141を下向きに付勢するためのバネが取り付けられていてもよい。このようにすることにより、係合部材141をより滑らかに移動させることができる。
以上のように構成される浴槽用手摺り1の使用方法について説明する。
浴槽の側壁に浴槽用手摺り1を取り付けるときには、まず、固定フレーム110と可動フレーム120が組み合され、固定押圧板104と可動押圧板105との間隔が浴槽の側壁の厚みよりも広くされた状態で、本体100が浴槽の側壁上に配置される。本体100は、固定フレーム110の水平部111の下面が浴槽の側壁の上面に接触し、固定押圧板104が浴槽の外側の側壁面(浴槽の側壁の外側面)に対向するように配置される。本体100は、可動押圧板105が浴槽の内側の側壁面(浴槽の側壁の内側面)に対向するように配置される。
次に、使用者が本体100の側部グリップ160を保持して、可動フレーム120の水平部121を、固定フレーム110の水平部111上で、浴槽の側壁面に直交する方向に沿ってスライドさせる。このとき、可動フレーム120の帯歯130の傾斜面130aが係合部材141の傾斜面141a上を滑るので、使用者は、帯歯130と係合部材141の係合を解除するためにスライド係止/解除手段140の操作部143を操作する必要はない。このようにして、固定押圧板104が浴槽の側壁の外側面に接触し、可動押圧板105が浴槽の側壁の内側面に接触するように、固定フレーム110と可動フレーム120の位置を調整する。
帯歯130と係合部材141には、それぞれ、多数の歯または突起が形成されている。係合部材141のどの突起と、帯歯130のどの歯とを嵌合させるのかを変更することによって、係合部材141と帯歯130とが嵌合する長さを調節することができる。
使用者は、必要があれば、ハンドルノブ107を回して、固定押圧板104と可動押圧板105とが浴槽の側壁に完全に接触するように、微調整することができる。このようにすることにより、浴槽用手摺り1を浴槽の側壁上に強固に固定することができる。
操作部143が使用者によって引き上げられていない状態では、上述のように、係合部材141の突起と帯歯130とが係合している。このとき、帯歯130の傾斜面130aと係合部材141の傾斜面141aとが対向し、帯歯130の鉛直面130bと係合部材141の鉛直面141bとが対向している。そのため、使用者が、可動押圧板105を浴槽の側壁から遠ざけるように可動フレーム120に力を加えても、鉛直面130bと鉛直面141bとが互いに押しつけられるので、可動フレーム120はスライドされない。
浴槽から浴槽用手摺り1を取り外すときには、使用者は、まず、本体100のカバー101上面に露出している操作部143を上向きに引き上げながら、側部グリップ160を保持して可動フレーム120を本体100から引き出すようにスライドさせる。操作部143が上向きに引き上げられることによって、係合部材141が室170内で帯歯130から離れる方向に移動する。このようにして、帯歯130と係合部材141の係合が解除され、可動フレーム120が容易にスライドされる。固定押圧板104と可動押圧板105との間隔が浴槽の側壁の厚みよりも広くなると、浴槽用手摺り1は浴槽の側壁から取り外される。
以上のように、浴槽用手摺り1は、固定フレーム110と、可動フレーム120と、補強リブ151と固定プレート152と、帯歯130と、スライド係止/解除手段140と、室170とを備える。
固定フレーム110は、浴槽の側壁に配置される。可動フレーム120は、固定フレーム110へスライド可能に取り付けられ、そして固定フレーム110と反対側の浴槽の側壁に配置される。補強リブ151と固定プレート152は、可動フレーム120のスライド方向と平行に、且つ、可動フレーム120と摺接するように配置され、そして可動フレーム120のスライド方向を一方向に規制するためのものである。帯歯130は、複数の凹部又は凸部を含み、可動フレーム120の水平部121の表面123に形成されている。
スライド係止/解除手段140は、係合部材141と、操作部143と、連結部144と、バネ145とを含む。係合部材141は、複数の突起を含み、帯歯130と対向する位置に配置される。操作部143は、可動フレーム120の表面123側に配置されて使用者が操作するためのものである。連結部144は、係合部材141と操作部143とを連結する。バネ145は、係合部材141を帯歯130へ係合させるように付勢する。
スライド係止/解除手段140は、操作部143がバネ145による付勢に抗して引かれることにより係合部材141が帯歯130から離間されるように構成されている。スライド係止/解除手段140は、固定フレーム110に取り付けられている。
室170は、少なくとも、操作部143がバネ145に抗して引かれることにより帯歯130から離間された係合部材141が収容される空間である。なお、この実施形態においては、室170は、係合部材141が帯歯130から離間されるときだけでなく、係合部材141が帯歯130に係合されているときにおいても、係合部材141を収容する。
上述のように、可動フレーム120の表面123には、複数の凹部又は凸部を含む帯歯130が形成されている。帯歯130は、固定フレーム110に取り付けられるスライド係止/解除手段140の係合部材141に対向する。係合部材141には複数の突起が形成されている。
係合部材141は、バネ145によって、帯歯130へ係合されるように付勢されている。使用者が、可動フレーム120の表面123側に配置されている操作部143を操作して、バネ145による付勢に抗して操作部143を引くと、係合部材141が帯歯130から離間される。上述のように、係合部材141は、帯歯130から離間されたときにも室170内に収容されている。
スライド係止/解除手段140の係合部材141は、可動フレーム120の表面123側に配置されている。係合部材141は、連結部144によって可動フレーム120の表面123側に配置された操作部143と連結されているので、使用者は可動フレーム120の表面123側から操作部143を操作して、可動フレーム120の表面123側の係合部材141を帯歯130から離間することができる。
このようにすることにより、浴槽の側壁の厚みに合わせて固定することが容易であって、浴槽の側壁への取り付け作業と浴槽の側壁からの取り外し作業と使用とを安全に、容易に行うことが可能な浴槽用手摺り1を提供することができる。
また、浴槽用手摺り1においては、第1の係合部の凹部又は凸部は帯歯である。
このようにすることにより、帯歯130と係合部材141とを細かいピッチで係合させることができ、浴槽の側壁の厚みに合わせてより正確に幅調整することができる。このようにすることにより、固定押圧板104と可動押圧板105とが浴槽の側壁に完全に接触するようにハンドルノブ107を回して微調整することが不要になったり、ハンドルノブ107を回す操作を少なくしたりすることができる。
また、浴槽用手摺り1においては、案内手段は、固定フレーム110の上面に沿って延びた補強リブ151を形成している。補強リブ151は、可動フレーム120をその両側面から挟み込むように少なくとも2以上配置されている。
このようにすることにより、簡単な構成で、固定フレーム110上における可動フレーム120の位置を容易に決めることができるとともに、可動フレーム120の左右方向の荷重に対する強度が向上する。
また、浴槽用手摺り1においては、案内手段は、固定フレーム110との間で可動フレーム120を挟み込む固定プレート152を含む。また、浴槽用手摺り1においては、可動フレーム120は、固定プレート152と摺接する肩部を含む。浴槽用手摺り1においては、肩部は、スライド方向に直交する方向に沿って、帯歯130を挟んで配置される可動側脚部126である。
このようにすることにより、簡単な構成で、可動フレーム120が固定フレーム110上で浮きにくいようにすることができる。また、可動フレーム120を、固定フレーム110上に強固に固定して、使用者が浴槽用手摺り1を保持するときに安定感を高めることができる。
スライド係止/解除手段140は、係合部材141と摺接して係合部材141の移動方向を規制するガイド棒147を備える。ガイド棒147は、固定プレート152を介して固定フレーム110へ取り付けられている。
このようにすることにより、係合部材141のがたつきを防ぐことができる。
可動フレーム120は、表面123と裏面124を貫通してスライド方向に延びたスリット125を備え、ガイド棒147は、スリット125を通って固定フレーム110に取り付けられている。スリット125は、その周縁が閉じている開口である。
このようにすることにより、可動フレーム120をスライドさせると、ガイド棒147は相対的に、スリット125の周縁の内側で移動することになり、固定フレーム110上における可動フレーム120のスライド範囲を規制することができる。
また、可動フレーム120は、可動フレーム120の表面123の後端領域に係合部材141と係合しない平面部121aを含む。
可動フレーム120の表面123に形成される帯歯130には、可動フレーム120の表面123側から係合部材141が係合される。帯歯130は複数の凹部又は凸部を含むので、帯歯130と係合部材141の係合状態によっては、帯歯130には、係合部材141と係合している凹部又は凸部と、係合部材141と係合していない凹部又は凸部とが生じることがある。帯歯130のうち、係合部材141と係合していない凹部又は凸部は可動フレーム120の表面123に露出し、可動フレーム120が前進される際に使用者が手をひっかけたり、手をつめてしまったりする場合がある。
そこで、可動フレーム120が前進するときに可動フレーム120のスライド方向において後端側に位置する領域に平面部121aを含むことにより、例えば浴槽の側壁の厚みが比較的大きく、帯歯130の全体が係合部材141と係合していない場合であっても、可動フレーム120の表面123に帯歯130が露出することを防ぐことができる。
また、浴槽用手摺り1においては、帯歯130の凹部又は凸部には傾斜面130aが形成され、係合部材141の凸部又は凹部には傾斜面141aが形成されている。傾斜面130aと傾斜面141aは、可動フレーム120の前進を許可するものである。
このようにすることにより、可動フレーム120を容易に浴槽壁面に近付けることができる。
帯歯130には鉛直面130bが形成され、係合部材141には鉛直面141bが形成されており、鉛直面130bと鉛直面141bとが係合することにより、可動フレーム120の後退を不可能にする。
このようにすることにより、可動フレーム120を前進させた状態を維持することができ、浴槽用手摺り1を確実に浴槽の側壁に固定することができる。
また、浴槽用手摺り1においては、第1の係合部および第2の係合部の凹部は、帯歯130や係合部材141の断面略台形状の凹部として形成される代わりに、底のないくぼんだ孔部として形成されていてもよい。
なお、第1実施形態の浴槽用手摺り1においては、案内手段は補強リブ151と固定プレート152とを含むが、案内手段は、補強リブ151と固定プレート152とを含まず、例えば筒体によって形成されていてもよい。案内手段を筒体として形成する場合には、筒体の内部に可動フレーム120の表面123と摺接する案内通路を形成する。可動フレーム120は筒体の内部でスライドされる。このようにすることにより、簡単な構成で、固定フレーム110上における可動フレーム120の位置を容易に決めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の浴槽用手摺りの主な構成は、第1実施形態の浴槽用手摺りと同様である。第2実施形態の浴槽用手摺りは、第1実施形態の浴槽用手摺りとは、可動フレームの水平部の形状と補強リブの形状が異なる。
図9に示すように、第2実施形態の可動フレームの水平部221には、可動側脚部126(図6)が形成されていない。水平部221は、ほぼ平坦な板状に形成されている。また、補強リブ251において水平部221の側面と摺接する面には、受容部として溝252が形成されている。可動フレームの水平部221においてスライド方向に平行な方向に沿って延びる端部221aは、補強リブ251の溝252内に収容される。端部221aは被受容部の一例である。水平部221の端部221aの周囲は、溝252の内壁面に摺接する。可動フレームがスライドさせられると、水平部221の端部221aが溝252に沿って移動する。このようにすることにより、補強リブ251によって可動フレームのスライド方向を一方向に規制することが容易になる。
第2実施形態では、室270は、可動フレームの水平部221の表面223と、補強リブ251と、固定プレート152の下面とによって形成されている。
以上のように、第2実施形態の浴槽用手摺りにおいては、案内手段は、可動フレームと固定フレームとの摺接面において、固定フレームの補強リブ251に形成される溝252と、可動フレームの水平部221の端部221aとを含む。
このようにすることにより、可動フレームの水平部221が固定フレームの水平部111上で浮きにくいようにすることができ、可動フレームへの上下方向の荷重に対する強度が向上する。なお、この実施形態において、固定プレート152はなくてもよい。
第2実施形態の浴槽用手摺りのその他の構成と効果は第1実施形態の浴槽用手摺りと同様である。
(第3実施形態)
第3実施形態の浴槽用手摺りの主な構成は、第1実施形態の浴槽用手摺りと同様である。第3実施形態の浴槽用手摺りは、第1実施形態の浴槽用手摺りとは、可動フレームの水平部の形状と固定プレートの形状が異なる。
図10に示すように、第3実施形態の可動フレームの水平部321には、可動側脚部126(図6)が形成されていない。水平部321は、ほぼ平坦な板状に形成されている。一方、固定プレート352の下面には、肩部として下向きに突出する固定プレート側脚部354が形成されている。
可動フレームの水平部321は、上下方向には固定プレート側脚部354と固定フレームの水平部111との間に挟まれ、水平方向には2本の補強リブ151の間に挟まれる。このようにすることにより、簡単な構成で可動フレームのスライド方向を一方向に規制することが容易になる。
以上のように、第3実施形態の浴槽用手摺りにおいては、固定プレート352は固定プレート側脚部354を含む。固定プレート側脚部354は、スライド方向に直交する方向に沿って、可動フレームの水平部321の表面323に形成される帯歯を挟んで配置される。
室370は、可動フレームにおいて帯歯が形成されている面と、固定プレート側脚部354と、固定プレート352の下面とによって囲まれている。このようにすることにより、簡単な構成で室370を形成することができる。
第3実施形態の浴槽用手摺りのその他の構成と効果は第1実施形態の浴槽用手摺りと同様である。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変形を含むものである。
1:浴槽用手摺り、110:固定フレーム、111,311:水平部、112:鉛直部、120:可動フレーム、121,221:水平部、121a:平面部、221a:端部、122:鉛直部、123,223,323:表面、124:裏面、125:スリット、126:可動側脚部、130:帯歯、130a:傾斜面、140:スライド係止/解除手段、141:係合部材、141a:傾斜面、142:案内孔、143:操作部、144:連結部、145:バネ、147:ガイド棒、151,251:補強リブ、152,352:固定プレート、160:側部グリップ、170,270,370:室、252:溝、354:固定プレート側脚部。

Claims (14)

  1. 浴槽の側壁に配置される固定フレームと、
    前記固定フレームへスライド可能に取り付けられ、そして前記固定フレームと反対側の浴槽の側壁に配置される可動フレームと、
    前記可動フレームのスライド方向と平行に、且つ、前記可動フレームと摺接するように配置され、そして前記可動フレームのスライド方向を一方向に規制するための案内手段と、
    複数の凹部又は凸部を含み、前記可動フレームの表面に形成された第1の係合部と、そして、
    複数の凸部又は凹部を含み、前記第1の係合部と対向する位置に配置される第2の係合部と、
    前記可動フレームの表面側に配置されて使用者が操作するための操作部と、
    前記第2の係合部と前記操作部とを連結する連結部と、そして
    前記第2の係合部を前記第1の係合部へ係合させるように付勢する付勢手段とを含み、
    前記操作部が前記付勢手段による付勢に抗して前記可動フレームから遠ざけるように引かれることにより前記第2の係合部が前記第1の係合部から離間されるように構成された、前記固定フレームへ取り付けられたスライド係止/解除手段と、
    少なくとも前記操作部が前記付勢手段に抗して引かれるときに前記第2の係合部が収容される室とを備えることを特徴とする浴槽用手摺り。
  2. 前記第1の係合部の凹部又は凸部、および前記第2の係合部の凸部又は凹部は、帯歯であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  3. 前記第1の係合部の凹部および前記第2の係合部の凹部は、表面からくぼんだ底のない孔部により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  4. 前記案内手段は、前記案内手段の内部に前記可動フレームの表面と摺接する案内通路を備える筒体であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  5. 前記案内手段は、前記固定フレームの上面に沿って延びた補強リブを形成していることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  6. 前記案内手段は、前記可動フレームをその両側面から挟み込むように少なくとも2以上配置されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  7. 前記案内手段は、可動フレームと固定フレームとの摺接面において、前記可動フレームと前記固定フレームとの一方に形成される受容部と、他方に形成される被受容部とを含む、請求項6に記載の浴槽用手摺り。
  8. 前記案内手段は、前記固定フレームとの間で前記可動フレームを挟み込む固定部を含むことを特徴とする請求項6に記載の浴槽用手摺り。
  9. 前記スライド係止/解除手段は、前記第2の係合部と摺接して第2の係合部の移動方向を規制する案内部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  10. 前記可動フレームは、表裏面を貫通してスライド方向に延びたスリットを備え、前記案内部材は、前記スリットを通って前記固定フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項9に記載の浴槽用手摺り。
  11. 前記スリットは、その周縁が閉じている開口であることを特徴とする請求項10に記載の浴槽用手摺り。
  12. 前記可動フレームは、前記可動フレームの表面の後端領域に前記第2の係合部と係合しない平面部を含むことを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  13. 前記第1の係合部の凹部又は凸部、または前記第2の係合部の凸部又は凹部の少なくとも一方には、前記可動フレームの前進を許可する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用手摺り。
  14. 前記第1の係合部の凹部又は凸部、および前記第2の係合部の凸部又は凹部には、前記可動フレームの後退を不可能にする鉛直面が形成されていることを特徴とする請求項13に記載の浴槽用手摺り。
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