JPWO2013140454A1 - Ponシステム、oltおよびonu - Google Patents

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Abstract

OLT1は、各ONU2の登録状態を監視するONUリンク状態監視部13と、ONUリンク状態監視部13による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONU2を特定し、当該ONU2に対して、光シャットダウンを指示する常時発光監視制御部14とを備え、ONU2は、OLT1との間で光信号の送受信を行う光送受信器21と、常時発光監視制御部14からの指示に応じ、光送受信器21の光シャットダウンを行う光出力制御部23とを備えた。

Description

この発明は、複数の加入者装置(ONU:Optical Network Unit)が光ファイバを共有して局装置(OLT:Optical Line Terminal)に対してデータの伝送を行う多分岐通信システム(PONシステム:Passive Optical Networkシステム)に関するものであり、特にOLTにてONUの異常を検出するPONシステム、OLTおよびONUに関するものである。
PONシステムは、1本の光ファイバ回線を複数の加入者(ユーザ)で共有する加入者系アクセスシステムであり、特に通信事業者と複数ユーザとの間でギガビットの通信速度を有するGE−PONシステムの普及が進んでいる。GE−PONシステムは、OLTに実装されたインタフェース盤に接続される光伝送路(光ファイバ)を光分岐器(スターカプラ)によって複数に分岐し、各分岐光ファイバにONUを接続した構成である。これにより、OLTと複数のONUとが光分岐器を介して1本の光ファイバで双方向通信が可能である。ONUからOLTへのアクセスは、各ONUが1本の光ファイバ回線のタイムスロットをシェアするバースト送受信を行う方法が採用される。この方法によって、例えば、1台のOLTと32台のONUと間のポイント・ツー・マルチポイント接続を可能としている。
このPONシステムにおいて、ONUが故障し、上りフレームのバースト送信が制御不能となり常時発光になった場合、他ONUからの上りフレームと干渉し、他ONUが通信不能となる。そこで、このような場合に、故障したONUを判別し、常時発光を解消して、システム動作を安定させる技術が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特許文献1では、OLTにて、常時発光の受光電力として、全てのONUの帯域割り当てをなくしたときの受光電力を測定し、この受光電力とONU毎の受光電力測定結果とを順次比較することによって、障害が発生している子局を特定している。
また、特許文献2では、各ONU自体が、OLTからの光信号を検出し、かつOLTとのリンク状態が切断されている状態で自己の光信号出力を遮断する機構を備えている。そして、OLTでは、常時発光の子局が光出力遮断状態の際に他のONUのリンク状態が回復することを検出することで障害が発生している子局を特定している。
特開2002−359596号公報 特開2011−55264号公報
しかしながら、特許文献1は、主に障害が発生したONUの特定を主眼とした発明である。そして、障害箇所(常時発光しているONU)を特定するためにOLTがONU1台ずつからの光受信電力を測定する必要があり、接続台数が多い場合に特定までに時間がかかってしまうという課題があった。また、常時発光の光受信電力と各ONUからの光受信電力を比較するため、ONUからの光受信電力測定結果に差違がない場合は、障害箇所を特定できないという課題があった。
また、特許文献2では、ONU側に常時発光状態を検出する機能を付加しているため、コストアップしてしまうという課題があった。また、OLTが異なる製造メーカのONUを収容するシステムでは、接続される全てのONUで検出機能をサポートする必要があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、OLTおよびONUに特別な検出回路(機能)を設けることなく、常時発光しているONUを特定可能なPONシステム、OLTおよびONUを提供することを目的としている。
この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備え、OLTは、各ONUの登録状態を監視するONUリンク状態監視部と、ONUリンク状態監視部による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONUを特定する常時発光監視部と、常時発光監視部により特定されたONUに対して、光シャットダウンを指示する光シャットダウン指示部とを備え、ONUは、OLTとの間で光信号の送受信を行う光送受信器と、光シャットダウン指示部からの指示に応じ、光送受信器の光シャットダウンを行う光出力制御部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、OLTおよびONUに特別な検出回路(機能)を用いず、常時発光しているONUを特定する方式としたので、コストアップせず廉価な構成にすることができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの上り信号正常時での動作を示す概要図である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの上り信号異常時での動作を示す概要図である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの上り信号異常状態復旧後の状態を示す概要図である。 この発明の実施の形態1における常時発光監視制御部の動作を示すフローチャート例である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの上り信号正常時でのリンク状態管理テーブルの状態例である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの上り信号異常時でのリンク状態管理テーブルの状態例である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムのONU電源断発生時でのリンク状態管理テーブルの状態例である。 この発明の実施の形態1に係るPONシステムの光ファイバ断時でのリンク状態管理テーブルの状態例である。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの上り信号異常時での動作を示す概要図である。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの上り信号異常時でのリンク状態管理テーブルの状態例である。 この発明の実施の形態2における常時発光監視制御部の動作を示すフローチャート例である。 この発明の実施の形態3に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るPONシステムの上り信号正常時での動作を示す概要図である。 この発明の実施の形態3に係るPONシステムの上り信号異常時での動作を示す概要図である。 この発明の実施の形態3における光バースト監視部の動作を示すフローチャート例である。 この発明の実施の形態3における常時発光監視制御部の動作を示すフローチャート例である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示す図である。
PONシステムは、図1に示すように、局装置(OLT)1および複数の加入者装置(ONU)2から構成されている。このOLT1は、光ファイバ3および光スプリッタ4を介して各ONU2と接続することが可能である。なお、図1では、n台のONU2(ONU♯1〜♯n)を示している。
OLT1は、光送受信器(TRX:Transceiver)11、PON制御部12、ONUリンク状態監視部13および常時発光監視制御部14から構成されている。
光送受信器11は、各ONU2の後述する光送受信器21との間で光信号の送受信を行うものである。
PON制御部12は、各ONU2との間でPONシステムに準拠したアクセス制御を行うものである。また、PON制御部12は、常時発光監視制御部14からの警報通知および光シャットダウン指示に応じて、該当するONU2に対して当該指示を通知するよう光送受信器11を制御する。
ONUリンク状態監視部13は、各ONU2のリンク状態を監視するものである。このONUリンク状態監視部13では、各ONU2のリンク状態として、各ONU2の登録状態(登録/未登録)を監視する。
常時発光監視制御部14は、ONUリンク状態監視部13による監視結果に基づいて、常時発光状態(異常発光状態)を検出し、常時発光しているONU2を特定する機能(常時発光監視部)を有するものである。そして、常時発光監視制御部14は、PON制御部12に対して警報通知および該当ONU2への光シャットダウン通知を指示する機能(光シャットダウン指示部)も有している。
この常時発光監視制御部14は、例えば図6に示すようなリンク状態管理テーブルを保持している。このリンク状態管理テーブルには、各ONU2のID(ONU ID)と、リンク状態(登録(Registered)/未登録(DR:Deregistered))と、リンク状態が変化した時間(状態変化時間)と、状態フラグ(Normal/Suspect)と、常時発光状態判定と、常時発光の疑いのあるONU2(被疑ONU)とが関連付けられて記されている。
ONU2は、光送受信器(TRX:Transceiver)21、PON制御部22および光出力制御部23から構成されている。
光送受信器21は、OLT1の光送受信器11との間で光信号の送受信を行うものである。
PON制御部22は、OLT1との間でPONシステムに準拠したアクセス制御を行うものである。
光出力制御部23は、OLT1からの指示を受け、光送受信器21の光シャットダウン等の光出力制御を行うものである。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作概要について、図2〜4を参照しながら説明する。なお、図2〜4では、3台のONU2(ONU♯1〜♯3)を接続した場合について示している。
図2は各ONU2の正常時での動作概要を示す図である。図2に示すように、下位端末(不図示)から各ONU2に入力された上りフレーム(パケット)は、時分割制御されたタイミングでOLT1に送信される。この際、正常時では、OLT1にて受信されるフレームは衝突せず時分割多重されて転送されるため、OLT1では各ONU2を正常に登録(Registered)した状態となる。
一方、図3は、ONU#1で障害が発生し、ONU#1の光出力が常時発光になった場合での動作概要を示す図である。図3に示すように、ONU#1が常時発光となると、OLT1により受信される信号はフレーム1とフレーム2,3とが衝突した状態となり、フレーム2,3を正確に受信できない状態となる。このため、OLT1では、ONU#1のみ登録した状態となり、ONU#2,♯3とは通信できず、未登録状態(Deregistered)となる。
一方、図4は常時発光のONU♯1を検出した場合での動作概要を示す図である。図4に示すように、OLT1は、常時発光状態を検出し、常時発光しているONU♯1を特定した後、ONU#1に対して光出力シャットダウン指示を行う。これにより、フレーム2,3と衝突していたフレーム1がなくなり、OLT1はフレーム2,3を受信できる状態に復旧し、ONU♯2,♯3は再度登録状態(Registered)となる。
次に、OLT1の常時発光監視制御部14による具体的な動作(常時発光状態の検出、常時発光しているONU2の特定、当該ONU2に対する光出力シャットダウン指示)について、図5〜9を参照しながら説明する。
全ONU2が正常な場合には、図6に示すように、常時発光監視制御部14が保持するリンク状態管理テーブルは、全ONU2が登録状態(Registered)となっている。なお、状態変化時間は、未発生であるか、ONU2毎に別々の時間が保持された状態となっている。
一方、あるONU2の光出力が常時発光となった場合、OLT1では、ONUリンク状態監視部13がONU2が登録状態から未登録状態になったことを検出し、常時発光監視制御部14に通知する(例えば、複数のONU2のうちONU♯1が常時発光した場合、まずONU♯2が未登録状態になる)。
そして、常時発光監視制御部14は、図5に示すように、任意のONU2がDR(未登録状態)になったことを検出すると(ステップST501‘YES’)、リンク状態管理テーブルの該当するリンク状態および状態変化時間を更新する(ステップST502)。例えば、ONU♯2が未登録状態となった場合、図7(a)に示すように、ONU♯2のリンク状態を“Registered”から“Deregistered”に変更し、その際の時間を状態変化時間に記録する。
次いで、常時発光監視制御部14は、ステップST502で対象としたONU2の状態変化時間に対して、状態変化時間がN秒以内であるONU2のONU IDを走査する(ステップST503)。なお、N秒は、常時発光になった場合に他の全てのONU2が未登録状態に遷移するまでの時間を見越して設定する定数であり、システムに応じて設定値を決定する。
このステップST503において走査した結果、N秒以内に未登録状態に変化したONU2がない場合には、処理を終了し、ステップST501のDR検出待ちに遷移する(ステップST504‘NO’)。例えば、図7(a)はONU#1が常時発光し、まずONU#2だけが未登録状態に変化した場合を示しており、この場合にはステップST504においてN秒以内の未登録状態に変化したONU2がないとみなし、処理を一旦終了することになる。ただし、常時発光状態では、例えば図7(b)に示すように、すぐにONU#3が未登録状態に遷移し、ステップST501において処理が再度動作する。その後、ONU#3に対するステップST503において、N秒以内に未登録状態に変化したONU#2を検出し、シーケンスはステップST505に進むことになる(ステップST504‘YES’)。
次いで、N秒以内に未登録状態に変化したONU2の状態フラグをNormal状態に設定し、それ以外のONU2をSuspect状態に設定する(ステップST505)。例えば図7(b)では、ONU♯2,♯3の状態フラグはNormal状態のままとし、それ以外のONU♯1,♯4〜♯nの状態フラグはSuspect状態にする。
次いで、リンク状態管理テーブルにおいて、状態フラグがSuspect状態であるONU2の台数を計数する(ステップST506)。
このステップST506において、状態フラグがSuspect状態であるONU2が0台または2台以上であった場合には、処理を終了してシーケンスはステップST501に戻る(ステップST507‘NO’)。例えば図7(b)はONU#2に続きONU#3が未登録状態に変化した場合を示しており、この場合はSuspect状態のONU2が2台以上存在するため、処理が一旦終了することになる。ただし、常時発光状態では、その後、最終的にONU#nまで未登録状態に変化し、ステップST501〜ST507の処理が実行される。その結果、図7(c)に示すようにONU♯2〜#nまでの状態フラグがNormal状態となり、ステップST506においてSuspect状態かつ登録状態のONU2は1台と判定され、シーケンスはステップST508に進む(ステップST507‘YES’)。
次いで、PONシステムの常時発光状態を認識し、Suspect状態であるONU2(図ではONU#1)が常時発光しているONU2であると特定する(ステップST508)。
次いで、PON制御部102に対して、常時発光状態であることを警報通知し、常時発光しているONU2への光シャットダウン指示の通知を指示する(ステップST509)。そして、警報通知を受けたPON制御部12は、この光シャットダウン指示をPON区間を通じ該当するONU2に伝達する。ONU2ではPON制御部22にてOLT1からの光シャットダウン指示を認識して光出力制御部23に通知し、光出力制御部23にて光送受信器21の光出力シャットダウンを制御する。なお、光出力シャットダウンは、光送受信器21の駆動電源をカットする場合や、LD電流をカットする場合等がある。
ここで、例えば図8に示すように、1台のONU2(ONU♯1)だけが電源断となり未登録状態となった場合には、N秒以内に他のONU2(ONU♯2〜♯n)が未登録状態に遷移する確率は低い。そのため、常時発光監視制御部14が、常時発光状態であると誤検出することはない。
また、例えば図9に示すように、光ファイバ断等により、OLT1に接続される全てのONU2が未登録状態となった場合には、Suspect状態になるONU2が0台となる。そのため、常時発光監視制御部14が、常時発光状態であると誤検出することはない。
なお、本方式は複数ONU2の登録状態を基に常時発光を監視するため、OLT1に接続されているONU2の台数が3台以上である場合に有効である。
以上のように、この実施の形態1によれば、OLT1にて、N秒以内に1台のONU2以外の全てのONU2が未登録状態となった場合に、常時発光状態を検出し、当該1台のONU2を常時発光しているONU2であると特定し、特定したONU2に対して、光シャットダウンを指示するように構成したので、OLT1およびONU2に特別な検出回路を用いずに常時発光しているONU2を特定可能となり、コストアップせずに廉価に構成することができる。また、他社ONUとの相互接続時にも有効である。また、常時発光を自動で検出、特定、復旧することが可能であるため、システムのアウテージ(通信断時間)を短縮することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、あるONU2が常時発光した場合に、他のONU2が未登録状態に遷移することを前提として説明を行った。それに対して、例えば図10に示すように、常時発光しているONU#1からの光出力レベルが低い場合等では、他のONU♯2,♯3のフレーム2,3にフレーム1が干渉するものの、完全に通信できない状態までには陥らず、フレームロス等の信号劣化状態になる場合も考えられる。そこで、実施の形態2では、上記のような場合に対応したPONシステムについて示す。
図11はこの発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示す図である。図11に示す実施の形態2に係るPONシステムは、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムのONUリンク状態監視部13および常時発光監視制御部14をONUリンク状態監視部13bおよび常時発光監視制御部14bに変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
ONUリンク状態監視部13bは、図1に示す実施の形態1におけるONUリンク状態監視部13の機能に加えて、各ONU2のリンク状態として、各ONU2の伝送品質状態を監視する機能も有するものである。
常時発光監視制御部14bは、ONUリンク状態監視部13bによる監視結果に基づいて常時発光状態(異常発光状態)を検出し、常時発光しているONU2を特定する機能(常時発光監視部)を有するものである。そして、常時発光監視制御部14bは、PON制御部12に対して警報通知および該当ONU2への光シャットダウン通知を指示する機能(光シャットダウン指示部)も有している。
この常時発光監視制御部14は、例えば図12に示すようなリンク状態管理テーブルを保持している。この図12に示すリンク状態管理テーブルでは、図6に示すリンク状態管理テーブルと異なり、リンク状態として、登録状態(Registered/Deregistered)だけでなく、伝送品質状態(品質劣化状態(SD:Signal Degrade))も管理している。また、状態変化時間には、登録状態が変化した時間だけでなく、伝送品質状態が変化した時間も記録する。
この実施の形態2に係る常時発光監視制御部14bの具体的な動作は図13に示す通りである。すなわち、図13に示すフローチャートでは、図5に示すフローチャートのステップST501,ST503,ST505において、未登録状態(DR)に加えて品質劣化状態(SD)も考慮するようにしている(ステップST1301,1303,1305)。その他は同様であり、その説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、ONU2のリンク状態として、登録状態だけでなく、伝送品質状態(品質劣化状態)も監視するように構成したので、実施の形態1と比較して、常時発光から救済できる状況を拡大することが可能となる。
実施の形態3.
図14はこの発明の実施の形態3に係るPONシステムの構成を示す図である。図14に示す実施の形態3に係るPONシステムの構成は、図11に示す実施の形態2に係るPONシステムの光送受信器11および常時発光監視制御部14bを光送受信器11bおよび常時発光監視制御部14cに変更し、光バースト監視部15を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
光送受信器11bは、図1に示す実施の形態1における光送受信器11の機能に加えて、ONU2からの受信光の検出状態を通知する機能を有するものである。
光バースト監視部15は、光送受信器11bからの受信光検出状態に基づいて、受信光がバースト状態であるか、すなわち常時発光状態であるかを監視するものである。
常時発光監視制御部14cは、光バースト監視部15による監視結果およびONUリンク状態監視部13bによる監視結果に基づいて、常時発光状態(異常発光状態)を検出し、常時発光しているONU2を特定する機能(常時発光監視部)を有するものである。そして、常時発光監視制御部14bは、PON制御部12に対して警報通知および該当ONU2への光シャットダウン通知を指示する機能(光シャットダウン指示部)も有している。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作概要について、図15,16を参照しながら説明する。なお、図15,16は、図2,3に通信フレームのガードタイム(GT)を加えたものである。
図15において、下位端末から各ONU2に入力された上りフレーム(パケット)は、時分割制御されたタイミングでOLT1に送信される。ここで、本信号は光バースト信号であり、フレーム間にはガードタイム(GT)と呼ばれる全ONU2が無発光状態となる区間が設けられている。そして、図15に示す正常時では、OLT1の光送受信器11bにて、GT毎に受信光がLOS状態になることを検出する。
一方、図16に示す常時発光では、例えばONU#1が常時発光することで、本来GTの区間であってもONU#1が発光したままとなる。そのため、OLT1の光送受信器11bでは、無発光状態を検出できず受信光が継続されている状態となる。よって、この光バースト状態を検出することで常時発光状態を検出することができる。
次に、OLT1による具体的な動作について、図17,18を参照しながら説明する。
図17は光バースト監視部15による監視動作を示すフローチャート例であり、図18は常時発光監視制御部14cによる監視動作を示すフローチャート例である。
ONU2からの上り信号を受信した光送受信器11bは、受信光の検出状態を光バースト監視部15に通知する。例えば、発光状態を検出した場合には“1”レベルとして、無発光状態を検出した場合には“0”レベルとして通知する。そして、光バースト監視部15は、図17のフローチャート例に基づいて動作する。すなわち、まず、初期動作時に、受信光検出の継続時間(回数)をカウントする変数Xを初期化する(ステップST1701)。
次いで、所定のサンプリング周期で、光送受信器11からの受信光検出状態通知をモニタする(ステップST1702)。
次いで、受信光検出状態通知が発光状態を示している場合にはシーケンスはステップST1704に遷移し、無発光状態を示している場合にはシーケンスはステップST1701に遷移する(ステップST1703)。
次いで、受信光検出状態通知が発光状態を示している場合には、その受信光検出継続時間(X)をカウントアップする(ステップST1704)。
次いで、受信光検出継続時間(X)が予め決められた数値M以下の場合にはシーケンスはステップST1702に遷移し、数値Mを超える場合にはシーケンスはステップST1706に遷移する(ステップST1705)。なお、数値Mは、上りフレームの最大フレーム長を考慮して決定する。当然、PON区間で付与されるプリアンブル、Laser−ON/OFF Time等も考慮する。
ここで、図15に示す正常時では、ステップST1702〜ST1705を転送フレーム長分だけ繰り返し、フレーム転送終了後、無発光状態となる。すなわち、ステップST1705における数値Mは最大フレーム長を元に決定されるため、正常時ではステップST1705の判定では必ずステップST1702に遷移し、ステップST1703にてフレーム転送終了後にステップST1701に遷移する。
一方、図16に示すような常時発光の場合、ステップST1705にて数値Mを超える状態となり、ステップST1706へ遷移する。そして、ステップST1706にて常時発光状態の検出を常時発光監視制御部14cに通知する。
そして、常時発光監視制御部14cは、図18のフローチャート例に基づいて動作する。すなわち、まず、光バースト監視部15からの常時発光状態検出通知を検出すると(ステップST1801‘YES’)、ONU2のリンク状態(登録状態)のモニタ時間の計数を開始する(ステップST1802)。この計数Yは、光バースト監視部15にて常時発光状態を検出した時点から常時発光のONU2以外のONU2が未登録状態になるまでの遅延時間(ステップST1809の数値M)を見越して設定する。
次いで、ONUリンク状態監視部13による監視結果に基づいて、リンク状態管理テーブルを更新する(ステップST1803)。すなわち、図13に示すステップST1302と同様の処理を行う。
次いで、更新したリンク状態管理テーブルにおいて、状態フラグが未登録状態または品質劣化状態になったONU2をNormal状態に設定し、それ以外をSuspect状態に設定する(ステップST1804)。
次いで、状態フラグがSuspect状態であり、かつリンク状態が登録状態であるONU2の台数を確認する(ステップST1805)。
次いで、ステップST1805においてカウントした台数が1台の場合にはシーケンスはステップST1807に遷移し、0台または2台以上の場合にはシーケンスはステップST1809へ遷移する(ステップST1806)。
ここで、光バースト監視部15で常時発光状態を検出しても、まだONU2が登録状態の場合には、Suspect状態かつ登録状態のONU2が複数台存在することになるため、ステップST1809へ遷移する。そして、1台しかカウントされていない状態になった時点でシーケンスはステップST1807へ遷移し、常時発光しているONU2を特定する。その後、ステップST1808にて、常時発光状態であることを警報通知し、該当ONU2への光シャットダウン指示の通知を指示する。なお、その後のONU2への光シャットダウン指示方法や、ONU2の動作は実施の形態1と同じであり、その説明を省略する。
一方、ステップST1806からステップST1809に遷移した場合において、ステップST1803においてカウントした計数Yが設定した最大遅延時間M秒未満の場合には、まだONU2のリンク状態が変化する可能性があるため、ステップST1803に遷移しリンク状態管理テーブルの更新に戻る。
一方、ステップST1809において、計数Yが最大遅延時間M秒に達した場合、常時発光状態ではあるものの、被疑ONUが特定できない状態であると認識する(ステップST1810)。すなわち、被疑ONUが常時発光状態でありながらPON制御部22も故障し登録状態を維持できない場合、もしくはONU2以外の光送信器が故意に接続された場合が考えられる。このような場合は、復旧不可能であるため、ステップST1811において警報(Fatal)状態であることを示す警報をオペレータに通知する。
以上のように、この実施の形態3によれば、ONU2からの受信光の検出状態に基づいて光バースト状態を監視し、所定時間以上光バースト状態が継続した場合に、常時発光状態を検出するように構成したので、OLT1へのONU2の登録台数が2台以下でも常時発光を検出することができる。よって、実施の形態1,2と比較して、常時発光から救済できる状況を拡大することが可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るPONシステムは、OLTおよびONUに特別な検出回路(機能)を用いず、常時発光しているONUを特定する方式としたので、コストアップせず廉価な構成にすることができ、OLTにてONUの異常を検出するPONシステム等に用いるのに適している。
1 局装置(OLT)、2 加入者装置(ONU)、3 光ファイバ、4 光スプリッタ、11,11b 光送受信器、12 PON制御部、13,13b ONUリンク状態監視部、14,14b,14c 常時発光監視制御部(常時発光監視部、光シャットダウン指示部)、15 光バースト監視部、21 光送受信器、22 PON制御部、23 光出力制御部。
この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備え、OLTは、各ONUの登録状態及び伝送品質状態を監視するONUリンク状態監視部と、ONUリンク状態監視部による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONUを特定する常時発光監視部と、常時発光監視部により特定されたONUに対して、光シャットダウンを指示する光シャットダウン指示部とを備え、ONUは、OLTとの間で光信号の送受信を行う光送受信器と、光シャットダウン指示部からの指示に応じ、光送受信器の光シャットダウンを行う光出力制御部とを備えたものである。

Claims (8)

  1. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、
    前記OLTは、
    前記各ONUの登録状態を監視するONUリンク状態監視部と、
    前記ONUリンク状態監視部による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONUを特定する常時発光監視部と、
    前記常時発光監視部により特定されたONUに対して、光シャットダウンを指示する光シャットダウン指示部とを備え、
    前記ONUは、
    前記OLTとの間で光信号の送受信を行う光送受信器と、
    前記光シャットダウン指示部からの指示に応じ、前記光送受信器の光シャットダウンを行う光出力制御部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. 前記常時発光監視部は、所定時間内に1台のONU以外の全てのONUが未登録状態となった場合に、常時発光状態を検出し、当該1台のONUを常時発光しているONUであると特定する
    ことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  3. 前記ONUリンク状態監視部は、前記各ONUの伝送品質状態も監視する
    ことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  4. 前記常時発光監視部は、所定時間内に1台のONU以外の全てのONUが未登録状態または信号劣化状態となった場合に、常時発光状態を検出し、当該1台のONUを常時発光しているONUであると特定する
    ことを特徴とする請求項3記載のPONシステム。
  5. 前記OLTは、
    前記ONUからの受信光の検出状態に基づいて光バースト状態を監視する光バースト監視部を備え、
    前記常時発光監視部は、前記光バースト監視部による監視結果および前記ONUリンク状態監視部による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONUを特定する
    ことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  6. 前記常時発光監視部は、所定時間以上光バースト状態が継続した場合に、常時発光状態を検出する
    ことを特徴とする請求項5記載のPONシステム。
  7. 複数のONUが接続されたOLTにおいて、
    前記各ONUの登録状態を監視するONUリンク状態監視部と、
    前記ONUリンク状態監視部による監視結果に基づいて、常時発光状態を検出し、常時発光しているONUを特定する常時発光監視部と、
    前記常時発光監視部により特定された常時発光のONUに対して、光シャットダウンを指示する光シャットダウン指示部と
    を備えたことを特徴とするOLT。
  8. OLTに接続されたONUにおいて、
    前記OLTとの間で光信号の送受信を行う光送受信器と、
    前記OLTからの自機の登録状態に基づく常時発光の検出・特定による指示に応じ、前記光送受信器の光シャットダウンを行う光出力制御部と
    を備えたことを特徴とするONU。
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