JPWO2013118429A1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイス2と、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2に増幅された音声信号を供給する増幅部3と、ハンズフリー通話時に用いられる電力を増幅部3に供給する第1の電源部4と、通常通話時に用いられる電力を増幅部3に供給する、第1の電源部4より供給能力の低い第2の電源部5と、ハンズフリー通話時には第1の電源部4を増幅部3に接続し、通常通話時には第2の電源部5を増幅部3に接続する電源切替部6と、を備え、電源切替部6が制御されない異常状態では、第2の電源部5が増幅部3に接続されている。

Description

本発明は、携帯電話機等の通話機能を有する電子機器に関し、特に通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体となったレシーバ/スピーカ兼用デバイスを備えた電子機器に関する。
本発明に関連する技術として、特許文献1に記載の携帯電話機がある。この特許文献1に記載された携帯電話機は、表示窓の左右方向又は上下方向に所定の間隔で赤外線発光素子及び赤外線受光素子を配置し、電話機本体への顔や耳等の接近あるいは接触を検知することで、ハンズフリー通話から通常通話に切り替えて、通常通話時に大音量を出力しないようにしている。電話機本体を顔に当てて使用する通常通話時に大音量を出力しないようにすることで、ユーザの聴覚に障害を与えることがない。
日本国特開平10−028169号公報
しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話機は、人体の接近又は接触を検知することで音量の切り替えを行っているものの、それは正常時の措置であり、異常時に音量切り替えができなくなった場合、大音量を発生させてしまう虞がある。通常通話状態で大音量を発生させると、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがあり得る。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、異常時に音量の切り替えができなくなっても、大音量を発生させることがない電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、ハンズフリー通話時に用いられる電力を前記増幅部に供給する第1の電源部と、通常通話時に用いられる電力を前記増幅部に供給する、前記第1の電源部より供給能力の低い第2の電源部と、ハンズフリー通話時には前記第1の電源部を前記増幅部に接続し、通常通話時には前記第2の電源部を前記増幅部に接続する電源切替部と、を備え、前記電源切替部が制御されない異常状態では、前記第2の電源部が前記増幅部に接続されていることを特徴とする。
上記構成によれば、電源切替部が制御されない異常状態では、第1の電源部より供給能力の低い第2の電源部が増幅部に接続されているので、大音量が発生することがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
本発明の電子機器は、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、前記増幅部に電力を供給する電源部と、通常通話時に前記増幅部に流れる電流を、ハンズフリー通話時に前記増幅部に流れる電流より小さな電流値に制限する電流制限部と、ハンズフリー通話時には前記増幅部のグランドを接地し、通常通話時には前記増幅部のグランドを前記電流制限部を介して接地する電流制限切替部と、を備え、前記電流制限切替部が制御されない異常状態では、前記増幅部のグランドが前記電流制限部を介して接地されていることを特徴とする。
上記構成によれば、電流制限切替部が制御されない異常状態では、増幅部のグランドが電流制限部を介して接地されているので、大音量が発生することがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
本発明の電子機器は、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、前記増幅部から前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する振幅レベル検出部と、通常通話時には、前記振幅レベル検出部の検出出力に応じて、前記増幅部から前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号を遮断する音声信号遮断部と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、通常通話時には、レシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する振幅レベル検出部の検出出力に応じて、増幅部からレシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号を遮断するので、大音量が発生することがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
本発明によれば、通常通話時にCPU等の音量を制御するデバイスが故障して通常通話とハンズフリー通話の切り替えができなくなっても、通常通話時に大音量を発生することがないため、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
本発明の実施の形態1に係る電子機器の概略構成を示すブロック図 図1の電子機器の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態2に係る電子機器の概略構成を示すブロック図 図3の電子機器の動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施の形態3に係る電子機器の概略構成を示すブロック図 図5の電子機器の動作を説明するためのフローチャート
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電子機器1は、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイス2を有する携帯無線機である。
図1において、本実施の形態に係る電子機器1は、前述したレシーバ/スピーカ兼用デバイス2の他に、増幅部3と、第1の電源部4と、第2の電源部5と、電源切替部6と、CPU7とを備える。増幅部3は、CPU(Central Processing Unit)7から出力される音声信号を増幅し、増幅した音声信号をレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給する。第1の電源部4は、ハンズフリー通話時に用いられる電力を増幅部3に供給するものであり、起動・停止(即ち、オン・オフ)がCPU7によって制御される。第1の電源部4の供給能力は例えば1Aである。第2の電源部5は、通常通話時に用いられる電力を増幅部3に供給するものであり、起動・停止(即ち、オン・オフ)がCPU7によって制御される。第2の電源部5は、第1の電源部4より供給能力の低い電源であり、その供給能力は例えば100mA未満である。
電源切替部6は、2つの固定接点a,bと、1つの可動接点cを有する切り替えスイッチであり、固定接点aが第2の電源部5の電源出力端(図示略)と接続され、固定接点bが第1の電源部4の電源出力端(図示略)と接続され、可動接点cが増幅部3の電源入力端(図示略)と接続される。電源切替部6の可動接点cは、デフォルト状態で固定接点aと接続されており、CPU7から切替信号が来ることで、固定接点b側に切り替わる。可動接点cが固定接点b側に切り替わることで、第1の電源部4と増幅部3が接続される。
CPU7は、第1,第2の電源部4,5の起動・停止(オン・オフ)の制御、電源切替部6の切り替え制御、及び増幅部3の起動・停止(オン・オフ)の制御を行う。この場合、CPU7は、電源切替部6に切替信号を出力し、増幅部3に音声信号を含む制御信号(増幅部3をオン・オフ制御する制御信号)を出力する。CPU7は、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をスピーカとして使用するハンズフリー通話時には、電源切替部6の可動接点cを固定接点b側に切り替えて、第1の電源部4を増幅部3に接続する。即ち、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をスピーカとして使用する場合は大音量で良いので、大電流を流せる第1の電源部4を選択する。これに対して、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をレシーバとして使用する通常通話時には、電源切替部6の可動接点cを固定接点a側に切り替えて、第2の電源部5を増幅部3に接続する。即ち、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をレシーバとして使用する場合は大音量を必要としないので、小電流を流す第2の電源部5を選択する。
なお、上述したように、電源切替部6の可動接点cはデフォルト状態で固定接点aと接続されるので、ハンズフリー通話時以外は、電源切替部6の可動接点cは固定接点aに接続されている。したがって、実際には、通常通話時に可動接点cを固定接点a側に切り替える制御を行うのではなく、ハンズフリー通話時の制御を解除するだけで、可動接点cが固定接点a側に切り替わることになる。このように電源切替部6の可動接点cをデフォルト状態で固定接点aに接続することで、静電気や外的要因によってCPU7が動作しなくなっても、電源切替部6の可動接点cが固定接点b側に切り替わることがないため(即ち、増幅部3に第1の電源部4が接続されることがないため)、異常時に大音量が発生することがない。これにより、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
次に、本実施の形態に係る電子機器1の動作を説明する。
図2は、本実施の形態に係る電子機器1の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、CPU7は、報知イベントを発生させ(ステップS1)、続いて音声パス初期設定を行う(ステップS2)。音声パス初期設定では、CPU7が増幅部3に対して音を出すための設定を行う。音声パス初期設定後、CPU7は、音声出力パスがスピーカかどうか判定する(ステップS3)。即ち、ハンズフリー設定されたかどうか判定する。音声出力パスがスピーカであると判断した場合(即ち、ステップS3の判定で「Yes」と判断した場合)、電源切替部6をスピーカ側に設定する(ステップS4)。即ち、CPU7は、電源切替部6の可動接点cを固定接点b側に切り替える切替信号を出力する。これにより、電源切替部6の可動接点cが固定接点b側に切り替わり、増幅部3に第1の電源部4が接続される。CPU7は、増幅部3に第1の電源部4を接続した後、増幅部3に音声信号を含む制御信号を出力し、鳴動を開始させる(ステップS5)。
一方、上記ステップS3の判定において、音声出力パスがスピーカではないと判断した場合(即ち、ステップS3の判定で「No」と判断した場合)、電源切替部6をレシーバ側に設定する(ステップS6)。この場合、現時点で電源切替部6に切替信号を出力していれば、切替信号の出力を停止する。これに対して、現時点で電源切替部6に切替信号を出力していなければ、切替えに関する処理を何も行わない。即ち、電源切替部6の可動接点cをデフォルト状態のままにする。電源切替部6に対して切替信号の出力を停止した場合は、電源切替部6の可動接点cが固定接点a側に切り替わり、増幅部3に第2の電源部5が接続される。CPU7は、増幅部3に第2の電源部5を接続した後、増幅部3に音声信号を含む制御信号を出力し、鳴動を開始させる(ステップS5)。この場合、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2はレシーバとして使用されるので、小音量で鳴動する。
このように本実施の形態に係る電子機器1によれば、CPU7によって電源切替部6が制御されない異常状態では、第1の電源部4より供給能力の低い第2の電源部5が増幅部3に接続された状態にあるので、大音量が発生することがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電子機器10は、前述した実施の形態1に係る電子機器1と同様に、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイス2を有する携帯無線機である。
図3において、本実施の形態に係る電子機器10は、前述した実施の形態1に係る電子機器1の第1の電源部4と同様の供給能力(例えば、1A)を持つ電源部11と、電流制限切替部12と、電流制限部(所謂、カレントリミッタ)13と、接地線14とを有している。電源部11は、ハンズフリー通話時、通常通話時を問わず、一定値の電流を増幅部3に供給する。電源部11の起動・停止(即ち、オン・オフ)の制御はCPU7によって行われる。電流制限切替部12は、2つの固定接点a,bと、1つの可動接点cを有する切り替えスイッチであり、固定接点aが電流制限部13を介して接地され、固定接点bが接地線14を介して接地され、可動接点cが増幅部3のグランド(図示略)と接続される。電流制限切替部12の可動接点cは、デフォルト状態で固定接点aと接続されており、CPU7から切替信号が来ることで、固定接点b側に切り替わる。可動接点cが固定接点a側に切り替わることで、増幅部3のグランドが電流制限部13を介して接地される。また、可動接点cが固定接点b側に切り替わることで、増幅部3のグランドが接地線14によって接地される。電流制限部13は、増幅部3に流れる電流を小さな値の電流値に制限する。
CPU7は、電源部11の起動・停止(オン・オフ)の制御、増幅部3の起動・停止(オン・オフ)の制御及び電流制限切替部12の切り替え制御を行う。この場合、CPU7は、増幅部3に音声信号を含む制御信号(増幅部3をオン・オフ制御する制御信号)を出力し、電流制限切替部12に切替信号を出力する。CPU7は、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をスピーカとして使用するハンズフリー通話時には、電流制限切替部12の可動接点cを固定接点b側に切り替えて、増幅部3のグランド端を接地線14を介して接地する。即ち、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をスピーカとして使用する場合は大音量で良いので、増幅部3には電流を制限する必要がなく、増幅部3のグランドをそのまま接地する。
これに対し、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をレシーバとして使用する通常通話時には、電流制限切替部12の可動接点cを固定接点a側に切り替えて、増幅部3のグランドを電流制限部13を介して接地する。即ち、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2をレシーバとして使用する場合は大音量を必要としないので、増幅部3には電流を制限する必要があり、増幅部3のグランド端を電流制限部13を介して接地する。増幅部3のグランドと接地との間に電流制限部13を介在させることよって、通常通話時に増幅部3に流れる電流がハンズフリー通話時に増幅部3に流れる電流より小さな電流値に制限される。
なお、上述したように、電流制限切替部12の可動接点cはデフォルト状態で固定接点aと接続されるので、ハンズフリー通話時以外は、電流制限切替部12の可動接点cは固定接点aに接続されている。したがって、実際には、通常通話時に可動接点cを固定接点a側に切り替える制御を行うのではなく、ハンズフリー通話時の制御を解除するだけで、可動接点cが固定接点a側に切り替わることになる。このように、電流制限切替部12の可動接点cがデフォルト状態で固定接点aに接続することで、静電気や外的要因によってCPU7が動作しなくなっても、電流制限切替部12の可動接点cが固定接点b側に切り替わることがないため(即ち、増幅部3のグランド端が接地されることがないため)、異常時に大音量が発生することがない。これにより、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
次に、本実施の形態に係る電子機器10の動作を説明する。
図4は、本実施の形態に係る電子機器10の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、CPU7は、報知イベントを発生させ(ステップS10)、続いて音声パス初期設定を行う(ステップS11)。音声パス初期設定では、CPU7が増幅部3に対して音を出すための設定を行う。音声パス初期設定後、音声出力パスがスピーカかどうか判定する(ステップS12)。即ち、ハンズフリー設定されたかどうか判定する。音声出力パスがスピーカであると判断した場合(即ち、ステップS12の判定で「Yes」と判断した場合)、電流制限切替部12をスピーカ側に設定する(ステップS13)。即ち、電流制限切替部12の可動接点cを固定接点b側に切り替える切替信号を出力する。これにより、電流制限切替部12の可動接点cが固定接点b側に切り替わり、増幅部3のグランドが接地線14を介して接地される。CPU7は、増幅部3のグランドを接地した後、増幅部3に音声信号を含む制御信号を出力し、鳴動を開始させる(ステップS14)。
一方、上記ステップS12の判定において、音声出力パスがスピーカではないと判断した場合(即ち、ステップS12の判定で「No」と判断した場合)、電流制限切替部12をレシーバ側に設定する(ステップS15)。この場合、現時点で電流制限切替部12に切替信号を出力していれば、切替信号の出力を停止する。これに対して、現時点で電流制限切替部12に切替信号を出力していなければ、切替えに関する処理を何も行わない。即ち、電流制限切替部12の可動接点cをデフォルト状態のままにする。電流制限切替部12に対して切替信号の出力を停止した場合は、電流制限切替部12の可動接点cが固定接点a側に切り替わり、増幅部3のグランドが電流制限部13を介して接地される。CPU7は、増幅部3のグランドを電流制限部13を介して接地させた後、増幅部3に音声信号を含む制御信号を出力し、鳴動を開始させる(ステップS14)。この場合、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2はレシーバとして使用されるので、小音量で鳴動する。
このように本実施の形態に係る電子機器10によれば、CPU7によって電流制限切替部12が制御されない異常状態では、増幅部3のグランドが電流制限部13を介して接地されているので、大音量が発生することがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る電子機器の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電子機器20は、前述した実施の形態1に係る電子機器1と同様に、通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイス2を有する携帯無線機である。
図5において、本実施の形態に係る電子機器20は、前述した実施の形態1に係る電子機器1の第1の電源部4と同様の供給能力(例えば、1A)を持つ電源部21と、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する振幅レベル検出部22と、通常通話時に、振幅レベル検出部22の検出出力に応じて、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号を遮断する音声信号遮断部23とを有している。電源部21は、ハンズフリー通話時、通常通話時を問わず、一定値の電流を増幅部3に供給する。電源部21の起動・停止(即ち、オン・オフ)の制御はCPU7によって行われる。
音声信号遮断部23は、1つの固定接点aと1つの可動接点cを有する開閉方式のスイッチを有し、固定接点aがレシーバ/スピーカ兼用デバイス2の2つの入力端の一方に接続され、可動接点cが振幅レベル検出部22の信号側出力端に接続される。レシーバ/スピーカ兼用デバイス2の2つの入力端の他方は振幅レベル検出部22のグランド側出力端に接続される。
CPU7は、電源部21の起動・停止(オン・オフ)の制御、増幅部3の起動・停止(オン・オフ)の制御及び振幅レベル検出部22の設定を行う。この場合、CPU7は、増幅部3には、音声信号を含む制御信号(増幅部3をオン・オフ制御する制御信号)を出力する。また、CPU7は、振幅レベル検出部22に、通常通話時における増幅部3から出力される音声信号の振幅レベルを超える大きさの所定の値を設定する。この設定値は、ハンズフリー通話時における増幅部3から出力される音声信号の振幅レベルを下回る値である。また、CPU7は、振幅レベル検出部22に、通常通話時であるか、ハンズフリー通話時であるかを知らせる信号を出力する。
振幅レベル検出部22は、CPU7から通常通話時である旨の通知を受けた場合には、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号の振幅レベルを監視し、該振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する。また、振幅レベル検出部22は、CPU7からハンズフリー通話時である旨の通知を受けた場合には、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号の振幅レベルの監視は行わない。即ち、増幅部3で増幅された音声信号の振幅レベルに対する検出は行わない。
音声信号遮断部23は、振幅レベル検出部22の検出出力に応じて、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号を遮断する。このように、通常通話時に、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えた場合に、音声信号が遮断されて、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給されることがない。つまり、通常通話時に、異常が生じて増幅部3から通常通話時の振幅レベルを超える振幅レベルの音声信号が出力された場合に、その音声信号を遮断し、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2から音声が出力されないようにする。このようにすることで、静電気や外的要因によってCPU7が動作しなくなって、増幅部3から振幅レベルの大きな音声信号が出力されても、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2から大音量が出力されることがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
次に、本実施の形態に係る電子機器20の動作を説明する。
図6は、本実施の形態に係る電子機器20の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、CPU7は、報知イベントを発生させ(ステップS20)、続いて音声パス初期設定を行う(ステップS21)。音声パス初期設定では、CPU7が増幅部3に対して音を出すための設定を行う。CPU7によって音声パス初期設定が行われた後、振幅レベル検出部22が、増幅部3で増幅された音声信号の振幅レベルを監視し、所定の値を超えたことを検出する(ステップS22)。振幅レベル検出部22は、現在の音声出力パスがレシーバ設定かどうか判定し(ステップS23)、音声出力パスがレシーバ設定の場合(即ち、振幅レベル検出部22がステップS23の判定で「Yes」と判断した場合)、音声信号遮断部23が振幅レベル検出部22の検出出力に応じて増幅部3で増幅された音声信号を遮断する(ステップS24)。
一方、上記ステップS23の判定において、振幅レベル検出部22が、現在の音声出力パスがレシーバ設定でないと判断した場合(即ち、ステップS23の判定で「No」と判断した場合)、音声信号遮断部23が増幅部3で増幅された音声信号を遮断せず、鳴動を継続させる(ステップS25)。
このように本実施の形態に係る電子機器20によれば、通常通話時には、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する振幅レベル検出部22の検出出力に応じて、増幅部3からレシーバ/スピーカ兼用デバイス2に供給される増幅された音声信号を遮断するので、レシーバ/スピーカ兼用デバイス2からは大音量が出力されることがなく、ユーザの聴覚に障害を与えてしまうことがない。
なお、上記各実施の形態に係る電子機器1,10,20それぞれの機能を記述したプログラムを、磁気ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもできる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2012年2月10日出願の日本特許出願(特願2012−027576)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、異常時に音量の切り替えができなくなっても、大音量を発生させることがないといった効果を有し、携帯電話やスマートフォン等の携帯無線機への適用が可能である。
1,10,20 電子機器
2 レシーバ/スピーカ兼用デバイス
3 増幅部
4 第1の電源部
5 第2の電源部
6 電源切替部
7 CPU
11,21 電源部
12 電流制限切替部
13 電流制限部
14 接地線
22 振幅レベル検出部
23 音声信号遮断部

Claims (3)

  1. 通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、
    前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、
    ハンズフリー通話時に用いられる電力を前記増幅部に供給する第1の電源部と、
    通常通話時に用いられる電力を前記増幅部に供給する、前記第1の電源部より供給能力の低い第2の電源部と、
    ハンズフリー通話時には前記第1の電源部を前記増幅部に接続し、通常通話時には前記第2の電源部を前記増幅部に接続する電源切替部と、を備え、
    前記電源切替部が制御されない異常状態では、前記第2の電源部が前記増幅部に接続されていることを特徴とする電子機器。
  2. 通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、
    前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、
    前記増幅部に電力を供給する電源部と、
    通常通話時に前記増幅部に流れる電流を、ハンズフリー通話時に前記増幅部に流れる電流より小さな電流値に制限する電流制限部と、
    ハンズフリー通話時には前記増幅部のグランドを接地し、通常通話時には前記増幅部のグランドを前記電流制限部を介して接地する電流制限切替部と、を備え、
    前記電流制限切替部が制御されない異常状態では、前記増幅部のグランドが前記電流制限部を介して接地されていることを特徴とする電子機器。
  3. 通常通話時に用いられるレシーバとハンズフリー通話時に用いられるスピーカが一体化されたレシーバ/スピーカ兼用デバイスと、
    前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに増幅された音声信号を供給する増幅部と、
    前記増幅部から前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号の振幅レベルが所定の値を超えたことを検出する振幅レベル検出部と、
    通常通話時には、前記振幅レベル検出部の検出出力に応じて、前記増幅部から前記レシーバ/スピーカ兼用デバイスに供給される増幅された音声信号を遮断する音声信号遮断部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
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