JPWO2013088827A1 - 動画像解析装置、動画像解析方法、動画像解析プログラム - Google Patents

動画像解析装置、動画像解析方法、動画像解析プログラム Download PDF

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Abstract

複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定する動画像解析装置であって、同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する差分データ生成手段と、前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する観察対象物判定手段と、を備える動画像解析装置。

Description

本発明は、動画データを解析する動画像解析装置及び方法、並びにプログラムに関し、特にガラス製造工程における溶融ガラス等の状態の解析に関する。
従来、動画データを解析して、画像に含まれる物体を特定したり、撮像されている観察対象の状態を判定したりする技術について研究が進められている。
特許文献1には、三次元データすなわち動画データのフレーム間差分又はエッジ差分を算出し、これを二値化した上で、立体高次局所自己相関特徴抽出処理を行って更に係数行列を乗じた新特徴データを登録データと比較することによって、物体を認識することについて記載されている。
特開2005−92346号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、二値化画像に対して処理を行っているため、比較的輪郭がはっきりした画像に対しては有効であるが、ガラスの製造工程のように、輪郭があいまいで形状変化が大きい動画に対しては適切な解析を行うことができない場合がある。
本発明は、1側面によれば、より適切に動画を解析することが可能な動画像解析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、
複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定する動画像解析装置であって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する差分データ生成手段と、
前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する観察対象物判定手段と、
を備える動画像解析装置である。
本発明の第2の態様は、
観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断する動画像解析装置であって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する差分データ生成手段と、
前記画像中の評価領域における、前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定手段と、
を備える動画像解析装置である。
本発明の第3の態様は、
コンピュータが、複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定する動画像解析方法であって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する処理と、
をコンピュータが実行する動画像解析方法である。
本発明の第4の態様は、
コンピュータが、観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断する動画像解析方法であって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する処理と、
をコンピュータが実行する動画像解析方法である。
本発明の第5の態様は、
コンピュータに、複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定させる動画像解析プログラムであって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する処理と、
をコンピュータに実行させる動画像解析プログラムである。
本発明の第6の態様は、
コンピュータに、観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断させる動画像解析プログラムであって、
同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する処理と、
をコンピュータに実行させる動画像解析プログラムである。
本発明は、1側面によれば、より適切に動画を解析することが可能な動画像解析装置を提供することができる。
本発明は、ガラス製造工程の溶解槽における溶融ガラス上のガラス原料の浮遊状態、溶融ガラス上のバブラー泡や泡層の状態、前記清澄槽における泡や泡層の状態、またはフロート法成形装置における溶融錫上の異物等の状態を把握するのに好ましく、前記溶解槽における溶融ガラス上のガラス原料の浮遊状態、溶融ガラス上のバブラー泡や泡層の状態を把握するのにより好ましく、前記溶解槽における溶融ガラス上のガラス原料の浮遊状態を把握するのにさらに好ましい。
ガラスを製造するための製造装置100の構成を簡略に示す図である。 本発明の一実施例に係る動画像解析装置1のハードウエア構成例である。 動画像解析装置1の機能構成例である。 差分データF*を示す図である。 第1実施例の動画像解析装置1が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。 溶解槽110内を撮像した原画像である。 観察対象物判定部42による判定結果を示す疑似画像である。 清澄槽120内を撮像した原画像である。 観察対象物判定部42による判定結果を示す疑似画像である。 動画像解析装置2の機能構成例である。 差分データF*に含まれる特徴量に乗算される係数を例示した図である。 係数列を差分データF*に乗算し、得られた全画素についての乗算結果を集計した指標値の推移を示す図である。 第2実施例の動画像解析装置2が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
ここで、動画像解析装置自体の説明に先立って、本発明の動画像解析装置が好適に適用されるガラスの製造工程について説明する。
図1は、ガラスを製造するための製造装置100の構成を簡略に示す図である。製造装置100は、原料が導入される上流側から順に、例えば溶解槽110と、清澄槽120と、成形装置130と、徐冷装置140と、を備える。
溶解槽110には、粉状のSiO、Al、B、MgO、CaO、SrO、BaO等のガラス原料が導入され、複数のバーナー112によって加熱されることにより溶融ガラスAが生成される。溶融ガラスAは、例えば1500〜1600℃程度に加熱される。
また、溶解槽110には、底部にバブラー114が取り付けられる。バブラー114は、エアー、窒素ガス等の泡Bを発生させて溶融ガラスを循環させる。これによって、溶融ガラスを均質化させ、液晶ディスプレイ用のガラス等、均質化が難しいガラスの品質を一定に保つことができる。
溶解槽110では、溶融ガラスAの液面上に、溶ける前の粉状のガラス原料が浮遊した状態となっている。以下、係る浮遊したガラス原料をバッチ山Cと称する。
溶解槽110で生成された溶融ガラスAは、清澄槽120に送られ、減圧することにより、或いは温度を更に上昇させることにより、溶融ガラスAに含まれる泡が除去される。
清澄槽120で泡が除去された溶融ガラスAは、成形装置130に送られ、平板状に成形される。成形装置130では、例えば底部に溶融スズDが張られ、溶融スズDの上に溶融ガラスが載置されることによって平らな平面が形成される(フロート法)。溶融ガラスAは、成形装置130に導入された時には例えば1200℃程度の温度であるが、成形装置130からの退出時には800℃程度の板ガラスの状態となる。
成形装置130から退出した板ガラスは、徐冷装置140でローラーによって送られながら常温まで温度が低下する。成形装置130では、幅方向に板ガラスが引き延ばされ、所望の厚さ(例えば0.1〜5mm、好ましくは0.1〜2mm、より好ましくは0.1〜1.3mm、さらに好ましくは0.1〜0.7mm)に調整される。
従来、このようなガラスの製造工程に関し、溶解槽110におけるバッチ山Cの状態を監視するために、これらに監視カメラを取り付けて人が目視で監視を行っていた。
そのため、作業性や正確性の問題があったが、本発明により、容易にかつ正確に、バッチ山の状態(溶融ガラス上のガラス原料の浮遊状態)を把握することができ、必要に応じて迅速に製造条件(原料投入タイミングまたは原料溶解加熱量等)の調整を行なうことが可能になる。
なお、本発明は、前記バッチ山の状態のほか、溶解槽内の溶融ガラス上のバブラー泡や泡層の状態や、清澄槽における泡や泡層の状態や、フロートバス内の溶融錫上の異物の浮遊状態や溶融ガラスの位置状態を容易にかつ正確に把握することも可能である。ただし、輪郭があいまいで形状変化の大きい前記バッチ山の状態の把握に特に有効である。
<第1実施例>
以下、図面を参照し、本発明の第1実施例に係る動画像解析装置1について説明する。
[ハードウエア構成]
図2は、本発明の一実施例に係る動画像解析装置1のハードウエア構成例である。動画像解析装置1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)10と、ドライブ装置12と、補助記憶装置16と、メモリ装置18と、インターフェース装置20と、入力装置22と、表示装置24と、を備える。これらの構成要素は、バスやシリアル回線等を介して接続されている。
CPU10は、例えば、プログラムカウンタや命令デコーダ、各種演算器、LSU(Load Store Unit)、汎用レジスタ等を有するプロセッサである。
ドライブ装置12は、記憶媒体14からプログラムやデータを読み込み可能な装置である。プログラムを記録した記憶媒体14がドライブ装置12に装着されると、プログラムが記憶媒体14からドライブ装置12を介して補助記憶装置16にインストールされる。記憶媒体14は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型の記憶媒体である。また、補助記憶装置16は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリである。
プログラムのインストールは、上記のように記憶媒体14を用いる他、インターフェース装置20がネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードし、補助記憶装置16にインストールすることによって行うこともできる。ネットワークは、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線ネットワーク等である。また、プログラムは、動画像解析装置1の出荷時に、予め補助記憶装置16やROM(Read Only Memory)等に格納されていてもよい。
このようにしてインストール又は予め格納されたプログラムをCPU10が実行することにより、図2に示す態様の情報処理装置が、本実施例の動画像解析装置1として機能することができる。
メモリ装置18は、例えば、RAM(Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)である。インターフェース装置20は、上記ネットワークとの接続等を制御する。
入力装置22は、例えば、キーボード、マウス、ボタン、タッチパッド、タッチパネル、マイク等である。また、表示装置24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置である。動画像解析装置1は、表示装置24の他、プリンタ、スピーカ等の他の種類の出力装置を備えてもよい。
動画像解析装置1は、インターフェース装置20を介してビデオカメラ30と接続される。ビデオカメラ30は、前述したように、ガラスの製造工程における清澄槽120内を撮像可能な位置に取り付けられる。ビデオカメラ30の撮像した動画データは、例えばフレーム毎に動画像解析装置1に送信され、一定期間、メモリ装置18に格納される。以下、各フレームの画像を画像データと称する。
[機能構成]
図3は、動画像解析装置1の機能構成例である。動画像解析装置1は、差分データ生成部40と、観察対象物判定部42と、異常状態判定部44と、を備える。
(差分データ生成)
差分データ生成部40は、あるタイミング「t」で撮像された画像データfに含まれる画素(x,y,t)と、当該画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出する。なおこれらの差分データの算出は、画像データ全体について行うのに限らず、画像データ中の一又は複数の評価領域について行ってよい。以下、画素(x,y,t)と、当該画素を中心とした上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分を表すマトリクスデータf*を、次式(1)で定義する。なお、マトリクスデータf*のうち中央の値は、他画素との差分ではなく、画素(x,y)の画素値そのものである。式中、I(x,y,t)は、画素(x,y,t)の画素値を示している。
Figure 2013088827
また、差分データ生成部40は、画像データfに時間軸方向に前後する(例えば1フレーム前と1フレーム後の)画像データf−1、f+1について、画素(x,y,t)と、当該画素の上下左右斜めに存在する他画素との差分のうち少なくとも一部を算出する。以下、画素(x,y,t)と、当該画素の上下左右斜めに存在する他画素との差分を表すマトリクスデータf−1*、f+1*を、次式(2)、(3)で定義する。
Figure 2013088827
なお、画像のサンプリング時間が最適であれば1フレーム前と1フレーム後の画像データを上記画像データf−1、f+1としてよいが、サンプリング時間が短い場合には、数フレーム前(或いは数十フレーム前)と数フレーム後(或いは数十フレーム後)の画像データを上記画像データf−1、f+1としてよい。
「画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分」についても同様であり、画像の分解能が高い場合、複数画素(例えば隣接する4画素)を統合して1画素とするような前処理を行ってもよい。また、各画素について、空間分解能、時間的サンプリング周期を変えた複数の条件で差分データを算出してもよい。
マトリクスデータf−1*、f*、f+1*を合わせると、27要素の差分データF*{f−1*、f*、f+1*}となる。差分データF*は、メモリ装置18に格納される。図4は、差分データF*を示す図である。
ここで、差分データ生成部40は、差分データF*の全ての差分要素(又は画素値)を算出するのではなく、一部の差分要素(又は画素値)の算出を省略、或いはフィルタリングによって除去してもよい。以下、f−1*、f*、f+1*のうち算出する差分要素(又は画素値)を1、省略する差分要素を0で表す。また、差分要素と中央の画素値を合わせて「特徴量」と称する。
全ての特徴量を算出する場合、差分データF*は以下のように表される。
Figure 2013088827
また、同じベクトル上の重複する特徴量を省略した場合、差分データF*は以下のように表される。この差分データF*は、鋭いエッジや急な方向転換等の動きが無い動画に対して好適に適用される。
Figure 2013088827
また、主に観察対象物が上下方向(y軸方向)に動くことが想定される動画に対して好適に適用される差分データF*として、以下のものが用いられる。
Figure 2013088827
また、主に観察対象物が上下方向(y軸方向)に動くことが想定され、且つ鋭いエッジや急な方向転換等の動きが無い動画に対して好適に適用される差分データF*として、以下のものが用いられる。
Figure 2013088827
また、主に観察対象物が左右方向(x軸方向)に動くことが想定される動画に対して好適に適用される差分データF*として、以下のものが用いられる。
Figure 2013088827
また、主に観察対象物が左右方向(x軸方向)に動くことが想定され、且つ鋭いエッジや急な方向転換等の動きが無い動画に対して好適に適用される差分データF*として、以下のものが用いられる。
Figure 2013088827
このような差分データF*の選択は、人の判断によって行ってもよいし、自動的に行うこともできる。後者の場合、例えば後述する観察対象物判定を有効に行うことができる差分データF*を網羅的に探索してもよいし、効果が低い特徴量を減らしながら最適な差分データF*に至るようにしてもよいし、単体で最も有効な特徴量から一つずつ特徴量を増加させながら最適な差分データF*に至るようにしてもよい。
(観察対象物判定)
観察対象物判定部42は、上記のように最大27個の特徴量を含む差分データF*と、予め定められた比較データFrefとを比較することにより、各画素が観察対象物(例えば泡E)に属するか否かを判定する。
観察対象物の判定は、例えば、比較データFrefに含まれる複数の比較データFref1、Fref2、…を母集団とする差分データF*のマハラノビス距離を算出し、マハラノビス距離の大小によっていずれの母集団のクラスタに属するか否かを判定するクラスタリング分析を用いて行う。マハラノビス距離は、マハラノビス平方距離(Mahalanobis Squared Distance)MHDから算出する。マハラノビス平方距離MHDは、次式(4)により求められる。式(4)における行列Vにおける各要素V(i)は、未知データの多次元の特徴量v(i)に対して、該当クラスタ内の学習データの特徴量の平均値avg.(i)と標準偏差std.(i)により、次式(5)により求めた特徴量である。nは自由度である。マハラノビス平方距離MHDは、n個の変換された特徴量の差分を加算した数値であり、(マハラノビス平方距離MHD)/nにより母集団平均の単位距離が1となる。また、Vは特徴量v(i)を要素とする行列Vの転置行列であり、R−1はクラスタ内の学習データにおける各特徴量間の相関行列(Correlation Matrix)Rの逆行列である。
MHD=(1/n)・(V−1V) …(4)
V(i)=(v(i)−avg.(i))/std.(i) …(5)
なお、観察対象物は一種類である必要はなく、複数の観察対象物について判定を行うことが可能である。
(異常状態判定)
異常状態判定部44は、観察対象物判定手段42による判定結果に基づき得られる画像に含まれる観察対象物(例えば泡E)の割合に基づいて、観察対象物を生じさせる観察対象、すなわち清澄槽120における泡除去工程が異常状態であるか否かを判定する。より具体的には、観察対象物判定手段42により泡Eに属すると判定された画素の数と、その他の画素の数との比が一定範囲内であれば清澄槽120における泡除去工程は正常状態であり、一定範囲外であれば異常状態であると判定する。
[処理フロー]
以下、本実施例の動画像解析装置1が観察対象の監視のための動画像解析を行う際の動作について説明する。図5は、第1実施例の動画像解析装置1が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば1フレーム分の画像データがビデオカメラ30から入力される度に実行される。
まず、差分データ生成部40が、直近の3フレーム分の画像データをメモリ装置18から読み込む(S200)
差分データ生成部40は、画素を一つ取り出し、当該画素について差分データF*を生成する(S202)。
次に、観察対象物判定部42が、当該画素についてマハラノビス距離によるクラスタリング分析を行い、当該画素が観察対象物に属するか否かを判定する(S204)。判定結果は、メモリ装置18に格納される。
そして、動画像解析装置1の図示しない制御部は、全ての画素についてS202、S204の処理を行ったか否かを判定する(S206)。全ての画素についてS202、S204の処理を行っていない場合、S202に戻り、次の画素を取り出して処理を行う。画素の取り出しは、例えば左上から右方向に順次走査し、右端まで到達すると下段に移動するという順序で行われる。
全ての画素についてS202、S204の処理を行うと、異常状態判定部44は、観察対象物に属すると判定された画素の数を集計し(S208)、観察対象物に属すると判定された画素の数が一定範囲内に収まっているか否かを判定する(S210)。
異常状態判定部44は、観察対象物に属すると判定された画素の数が一定範囲内に収まっている場合は、観察対象が正常状態であると判定し(S212)、一定範囲内に収まっていない場合は、観察対象が異常状態であると判定する(S214)。
前述したように、観察対象物が複数存在する場合、S210の判定処理は、異なるものとなる。この場合、「各」観察対象物に属すると判定された画素の数が、「それぞれ」一定範囲内に収まっているか否かを判定する等と変更する。
[実験結果]
本出願の発明者は、溶解槽110内を撮像した動画像に対して、実際に上記説明した処理を実行し、各画素が対象物(バッチ山C)に属するか否かを判定する処理を行った。図6は、溶解槽110内を撮像した原画像であり、バッチ山Cに相当する箇所を囲い線で示したものである。図7は、観察対象物判定部42による判定結果を示す疑似画像である。図7における白い部分が、バッチ山Cに属すると判定された画素を示しており、黒い部分がバッチ山C以外の部分(溶融ガラス面)に属すると判定された画素を示している。図示するように、光の具合による過剰検出が点状に見られるものの、ほぼ全てのバッチ山Cを検出することができた。
また、本出願の発明者は、清澄槽120内を撮像した動画像に対して、実際に上記説明した処理を実行し、各画素が対象物(泡E)に属するか否かを判定する処理を行った。図8は、清澄槽120内を撮像した原画像であり、図9は、観察対象物判定部42による判定結果を示す疑似画像である。図9における白い部分が、泡Eに属すると判定された画素を示しており、黒い部分が泡E以外の部分(ガラス面)に属すると判定された画素を示している。図示するように、画像下端部において光の具合による過剰検出が見られるものの、ほぼ全ての泡Eを検出することができた。
[まとめ]
以上説明した本実施例の動画像解析装置1によれば、二値化処理等を行うことなく、画素値の差分に対して直接的に観察対象物に属するか否かを判定するため、特に輪郭があいまいで形状変化が大きい動画に対して、より適切に解析を行うことができる。
また、図5のフローに示すように、1フレームの入力毎に判定結果を出力することができるため、リアルタイムに観察対象を監視することができる。
従って、より迅速且つ適切に動画を解析することができる。
<第2実施例>
以下、図面を参照し、本発明の第2実施例に係る動画像解析装置2について説明する。
[ハードウエア構成]
第1実施例と共通するため、説明を省略する。
[機能構成]
図10は、動画像解析装置2の機能構成例である。動画像解析装置2は、差分データ生成部40と、異常状態判定部46と、を備える。
(差分データ生成)
第1実施例と共通するため、説明を省略する。
(異常状態判定)
異常状態判定部46は、メモリ装置18に格納された差分データF*に対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、観察対象が異常状態であるか否かを判定する。
図11は、差分データF*に含まれる特徴量に乗算される係数を例示した図である。図中、p1〜p27は、差分データF*に含まれる特徴量であり、p1〜p9がf+1*に含まれる特徴量を、p10〜18がf*に含まれる特徴量を、p19〜27がf*−1に含まれる特徴量を、それぞれ示している。
また、図中、PC1〜PC9は、各特徴量に乗算される係数列を示しており、それぞれが抽出すべき画像の変化に応じた値となっている。例えば、PC2ではp1〜p9に乗算される係数が負の値であると共にp19〜27に乗算される係数が正の値であるため、PC2が乗算された差分データF*は、画像が暗くなっていくタイミングで大きい値を示すことになる。また、PC3ではp4〜6とp22〜24の絶対値が大きいため、動画に含まれる物体が左右に広がったり狭まったりするタイミングで大きい値を示すことになる。また、PC4ではp14が大きいため、全体の明るさを反映した値を示す。また、PC5ではp13〜15の値が大きいため、物体の動きとは関係なく縦の線要素を反映した値を示す。また、PC6ではp1〜3が正、p25〜27が負の値であるため、物体が上方向に移動しているタイミングで大きい値を示すことになる。
異常状態判定部46は、上記PC1〜PC9のように目的に応じて決定される係数列を、画像に含まれる全ての画素の差分データF*に乗算し、得られた全画素についての乗算結果を集計する。そして、集計結果=指標値Hを時系列に観察し、比較データHrefを母集団とした指標値Hのマハラノビス平方距離MHDを算出し、マハラノビス平方距離MHDが例えば正規分布における5σ等の閾値を超えた場合に、観察対象が異常状態であると判定する。図12は、適切に選択された係数列を画像に含まれる全ての画素の差分データF*に乗算し、得られた全画素についての乗算結果を集計した指標値の推移を示す図である。図示するように、数箇所において異常な指標値の上昇が見られ、観察対象の異常状態を適切に検出することができる。
[処理フロー]
以下、本実施例の動画像解析装置2が観察対象の監視のための動画像解析を行う際の動作について説明する。図13は、第2実施例の動画像解析装置2が実行する特徴的な処理の流れを示すフローチャートである。本フローは、例えば1フレーム分の画像データがビデオカメラ30から入力される度に実行される。
まず、差分データ生成部40が、直近の3フレーム分の画像データをメモリ装置18から読み込む(S300)。
差分データ生成部40は、画素を一つ取り出し、当該画素について差分データF*を生成する(S302)。
次に、異常状態判定部46が、S302で生成された差分データF*の各特徴量に対して係数列を乗算し、当該画素についての部分指標値Hpを算出する(S304)。
そして、動画像解析装置1の図示しない制御部は、全ての画素についてS302、S304の処理を行ったか否かを判定する(S306)。全ての画素についてS302、S304の処理を行っていない場合、S302に戻り、次の画素を取り出して処理を行う。画素の取り出しは、例えば左上から右方向に順次走査し、右端まで到達すると下段に移動するという順序で行われる。
全ての画素についてS302、S304の処理を行うと、異常状態判定部46は、算出した部分指標値Hpを集計し、指標値合計H及びマハラノビス平方距離MHDを算出する(S308)。
そして、異常状態判定部46は、算出したマハラノビス平方距離MHDが統計的に異常値であるか否かを判定する(S310)。
異常状態判定部46は、算出したマハラノビス平方距離MHDが統計的に異常値でない場合は、観察対象が正常状態であると判定し(S312)、算出したマハラノビス平方距離MHDが統計的に異常値である場合は、観察対象が異常状態であると判定する(S314)。
[まとめ]
以上説明した本実施例の動画像解析装置2によれば、二値化処理等を行うことなく、画素値の差分を用いて直接的に観察対象が異常であるか否かを判定するため、特に輪郭があいまいで形状変化が大きい動画に対して、より適切に解析を行うことができる。
また、図13のフローに示すように、1フレームの入力毎に判定結果を出力することができるため、リアルタイムに観察対象を監視することができる。
従って、より迅速且つ適切に動画を解析することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本発明に係る動画像解析装置は、ガラスの製造工程以外にも適用可能である。
また、上記実施例は、単色画像を前提として説明したが、カラー画像に対しても適用可能である。カラー画像の場合、R、G、Bそれぞれの要素について同一の処理を行うものとすればよい。この場合、観察対象物判定部42の処理は、例えばR、G、Bそれぞれについてのクラスタリング分析を行った後に、R、G、B全てについて該当すれば観察対象物に属すると判定し、一部についてのみ該当すれば不明であると判定する、等が考えられる。
また、カラー画像の場合、上記の他、RGBそれぞれの差分データを算出し、それらを統合してクラスタリング分析を行ってもよいし、(x,y,t)の三次元に加えて四次元で差分を求めて特徴量を算出し、クラスタリング分析を行ってもよい。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本国際出願は、2011年12月16日に出願した日本国特許出願2011−276435号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願2011−276435号の全内容をここに本国際出願に援用する。
1、2 動画像解析装置
10 CPU
12 ドライブ装置
14 記憶媒体
16 補助記憶装置
18 メモリ装置
20 インターフェース装置
22 入力装置
24 表示装置
30 ビデオカメラ
40 差分データ生成部
42 観察対象物判定部
44、46 異常状態判定

Claims (14)

  1. 複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定する動画像解析装置であって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する差分データ生成手段と、
    前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する観察対象物判定手段と、
    を備える動画像解析装置。
  2. 請求項1に記載の動画像解析装置であって、
    前記観察対象物判定手段は、前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データを母集団としたマハラノビス距離の大小によって、前記差分データがいずれの母集団のクラスタに属するか否かを判定するクラスタリング分析を用いて各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する手段である、
    動画像解析装置。
  3. 請求項1又は2に記載の動画像解析装置であって、
    前記観察対象物判定手段による判定結果に基づき得られる前記画像中の評価領域に含まれる前記観察対象物の割合に基づいて、前記観察対象物を生じさせる観察対象が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定手段を備える動画像解析装置。
  4. 観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断する動画像解析装置であって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する差分データ生成手段と、
    前記画像中の評価領域における、前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する異常状態判定手段と、
    を備える動画像解析装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画像解析装置であって、
    前記差分データ生成手段は、前記着目画素と、同一画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf*、該画像の前後に撮像された画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf−1*、f+1*とした場合、
    Figure 2013088827
    において1で表された差分要素のみを算出する手段である、
    動画像解析装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画像解析装置であって、
    前記差分データ生成手段は、前記着目画素と、同一画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf*、該画像の前後に撮像された画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf−1*、f+1*とした場合、
    Figure 2013088827
    において1で表された差分要素のみを算出する手段である、
    動画像解析装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画像解析装置であって、
    前記差分データ生成手段は、前記着目画素と、同一画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf*、該画像の前後に撮像された画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf−1*、f+1*とした場合、
    Figure 2013088827
    において1で表された差分要素のみを算出する手段である、
    動画像解析装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画像解析装置であって、
    前記差分データ生成手段は、前記着目画素と、同一画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf*、該画像の前後に撮像された画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf−1*、f+1*とした場合、
    Figure 2013088827
    において1で表された差分要素のみを算出する手段である、
    動画像解析装置。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の動画像解析装置であって、
    前記差分データ生成手段は、前記着目画素と、同一画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf*、該画像の前後に撮像された画像について上下左右斜めに存在する他画素との差分をf−1*、f+1*とした場合、
    Figure 2013088827
    において1で表された差分要素のみを算出する手段である、
    動画像解析装置。
  10. ガラスの製造工程において溶融ガラスの状態を監視する監視カメラによる動画を解析するのに用いられる、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の動画像解析装置。
  11. コンピュータが、複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定する動画像解析方法であって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
    前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する処理と、
    をコンピュータが実行する動画像解析方法。
  12. コンピュータが、観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断する動画像解析方法であって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
    前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する処理と、
    をコンピュータが実行する動画像解析方法。
  13. コンピュータに、複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記画像に含まれる観察対象物を特定させる動画像解析プログラムであって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
    前記記憶手段に格納された差分データと、予め定められた比較データとを比較することにより、各画素が前記観察対象物に属するか否かを判定する処理と、
    をコンピュータに実行させる動画像解析プログラム。
  14. コンピュータに、観察対象を撮像した複数の画像が時系列に並ぶ動画データを解析して、前記観察対象の状態を判断させる動画像解析プログラムであって、
    同一画像について着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出し、時間軸方向に前後する画像について前記着目画素の上下左右斜めに存在する他画素との画素値の差分のうち少なくとも一部を算出することにより、差分データを生成して記憶手段に格納する処理と、
    前記記憶手段に格納された差分データに対して所定の係数を乗じて集計した指標値に基づいて、前記観察対象が異常状態であるか否かを判定する処理と、
    をコンピュータに実行させる動画像解析プログラム。
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