JPWO2013080476A1 - 通信シート、スマートシェルフ - Google Patents

通信シート、スマートシェルフ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013080476A1
JPWO2013080476A1 JP2013546976A JP2013546976A JPWO2013080476A1 JP WO2013080476 A1 JPWO2013080476 A1 JP WO2013080476A1 JP 2013546976 A JP2013546976 A JP 2013546976A JP 2013546976 A JP2013546976 A JP 2013546976A JP WO2013080476 A1 JPWO2013080476 A1 JP WO2013080476A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
communication
length
opening
dielectric substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013546976A
Other languages
English (en)
Inventor
明 宮田
明 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2013546976A priority Critical patent/JPWO2013080476A1/ja
Publication of JPWO2013080476A1 publication Critical patent/JPWO2013080476A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
    • G06K19/077Constructional details, e.g. mounting of circuits in the carrier
    • G06K19/0772Physical layout of the record carrier
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/10009Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves
    • G06K7/10158Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves methods and means used by the interrogation device for reliably powering the wireless record carriers using an electromagnetic interrogation field
    • G06K7/10178Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves methods and means used by the interrogation device for reliably powering the wireless record carriers using an electromagnetic interrogation field including auxiliary means for focusing, repeating or boosting the electromagnetic interrogation field
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/02Waveguides; Transmission lines of the waveguide type with two longitudinal conductors
    • H01P3/08Microstrips; Strip lines
    • H01P3/081Microstriplines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
    • H01Q1/2208Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles associated with components used in interrogation type services, i.e. in systems for information exchange between an interrogator/reader and a tag/transponder, e.g. in Radio Frequency Identification [RFID] systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

偏波特性を改善することでRFIDタグの位置ずれに対する耐性を備える通信シートを提供することを課題とする。本発明の通信シート(100)は、通信用電磁波を伝達する通信シートであって、誘電体基板で構成される誘電体層(120)と、誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層(110)と、誘電体基板の一面であって第1導電体層(110)に対向する面に配置されたシート状の導体で構成される第2導電体層(130)と、を備える。そして、本発明の通信シート(100)は、第1導電体層(110)から第2導電体層(130)へ貫通する開孔であって、誘電体層(120)を進行する通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが誘電体基板の前記垂直な方向の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さである開孔(150)を有する。

Description

本発明は通信シート及び通信シートを用いたスマートシェルフに関し、特に偏波特性を改善した通信シートに関する。
近年、メッシュ状の導電体層とシート状の導電体層とに挟まれる狭間領域を伝送路として電磁波を進行させ、メッシュ状の導電体層より漏れ出した滲出領域の電磁波と結合させることで装置間の通信を可能とさせる通信シートの開発が進められている(例えば特許文献1)。
このような通信シートの利用形態としては、その2次元性の特徴を活かした様々な用途が検討されている。例えば、机などの天板上に通信シートを配置し、その上に置かれたパソコンなどの情報処理端末が当該通信シートを介して通信を行うといった利用形態が考えられている。
この場合、机で一般的な作業をする際の利便性を損なわないよう、通信シート自体に平面性が要求される。そこで特許文献2〜4では、切り欠きや開孔を有する天板の当該切り欠き又は開孔部分に合わせて通信用インタフェース装置を配置し、下方から通信シートに電磁波を供給する方法が開示されている。
当該特許文献2〜4に開示されている通信シートは、下方に配置された通信用インタフェース装置と接続できるように、通信シートの一部領域について下側にメッシュ導電体面を備える構成となっている。このような通信シートとしては、例えば通信シートの中央部に開孔を設けるように切断し、切断部分を表裏逆にして残余部分に嵌め込むことで当該中央部においてメッシュ導電体面が下側に配置される構成とすることが開示されている。また、通信シートの端部を切り欠き状に切断し、切断部分を表裏逆にして残余部分に嵌め込むことで当該端部においてメッシュ導電体面が下側に配置される構成とすることが開示されている。
また、通信シートのその他の利用形態として、特許文献5には、電磁波伝達シート(通信シート)を用いてRFID(無線識別)タグを取り付けた書籍等を管理装置で管理するRFIDタグシステムが開示されている。特許文献5の電磁波伝達シートは、伝達する電磁波の進行方向に垂直方向の幅の長さを、伝達する電磁波の半波長の自然数倍に略等しいものとすることで共振状態となるように設定し、漏洩電波の軽減を図っている。当該電磁波伝達シートへの信号送受信及び電力給電は、電磁波伝達シートの一方の短辺に配置されたインタフェースや電磁波伝達シート内部に設けられたスルーホールに配置されたインタフェースを介して行われる。当該電磁波伝達シートによれば、シート端部に電磁波漏洩等防止用の電磁波吸収部材を配置する構成と比べて電磁波利用効率を向上させることができる。
その他、特許文献6には、大きな面積を有する電磁波伝達媒体(通信シート)の重量を軽減して運搬を容易とするために、複数の電磁波伝達媒体をお互い接続して組み合わせることで電磁波伝送媒体システムを構成する技術が開示されている。ここで、複数の電磁波伝達媒体の接続方法としては、片方の電磁波伝達媒体と他方の電磁波伝達媒体を表裏から挟むように覆う一対の導体板で接続する方法や、片方の電磁波伝達媒体の一部をくり抜き、くり抜いた箇所に他方の電磁波伝達媒体を嵌め込んで接続する方法が開示されている。
国際公開第2007/032049号 特開2009−105598号公報 特開2009−105599号公報 特開2009−105600号公報 特開2010−114696号公報 特開2010−56952号公報
特許文献5のように通信シートを用いてRFIDタグシステムを構築する場合には、RFIDタグの偏波特性が問題となることがある。すなわち、書類等に取り付けられるRFIDタグは、その用途から小型化が必然的に求められるため、アンテナの形状等に制約が課せられる。その結果、円偏波や楕円偏波といったモードを用いることができず、その偏波特性は直線偏波に近いモードとなる。
ここで、特許文献5の通信シートでは、図13A及び図13Bに示すように通信シートに垂直な方向(z方向)の電界成分Ezは、通信シートの上方にほぼ一様に広がっているのに対し、電磁波の進行方向に垂直な方向(y方向)の電界成分Eyは通信シート中央の上方でヌルとなっている。
従って、通信シート中央の上方に位置するRFIDタグの偏波方向がz方向であれば、RFIDタグを認識できるものの、RFIDタグの向きがz方向からずれている場合は、急激に認識率が低下してしまうという問題がある。このことは、RFIDタグの取り付け方向が限定されてしまい、使用上大きな不便となるといった課題やRFIDタグが何らかの拍子でずれてしまった場合に認識できなくなる可能性があるといった課題を抱えていた。
本発明は、上記課題を鑑み、メッシュシート状の導電体層とシート状の導電体層とに挟まれる狭間領域とメッシュ状の導電体層側外側の滲出領域とにおいて電磁場を変化させて信号を伝送する通信シートであって、偏波特性を改善した通信シート及び当該通信シートを利用したスマートシェルフを提供することを目的とする。
本発明の通信シートは、通信用電磁波を伝達する通信シートであって、誘電体基板で構成される誘電体層と、前記誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層と、前記誘電体基板の一面であって前記第1導電体層に対向する面に配置されたシート状の導体で構成される第2導電体層と、を備え、前記第1導電体層から前記第2導電体層へ貫通する開孔であって、前記誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが前記誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さである開孔が設けられている。
また、本発明のスマートシェルフは、通信用電磁波を伝達する通信シートであって、誘電体基板で構成される誘電体層と、前記誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層と、前記誘電体基板の一面であって前記第1導電体層に対向する面に配置されたシート状の導体で構成される第2導電体層と、を備え、前記第1導電体層から前記第2導電体層へ貫通する開孔であって、前記誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが前記誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さである開孔が設けられている通信シートを備える。
本発明によれば、メッシュ状の導電体層とシート状の導電体層とに挟まれる狭間領域とメッシュ状の導電体層側外側の滲出領域とにおいて電磁場を変化させて信号を伝送する通信シートであって、偏波特性を改善した通信シート及び当該通信シートを利用したスマートシェルフを提供することができる。
実施の形態1に係る通信シートの外観図である。 実施の形態1に係る通信シート中央部分のxz断面図である。 実施の形態1に係る通信シート周辺部分のxz断面図である。 実施の形態1に係る通信シート周辺における電界成分Ezの分布図である。 実施の形態1に係る通信シート周辺における電界成分Eyの分布図である。 開孔のシート幅方向の長さを変化させた場合の通信シート上方の電界成分Eyの平均強度を示すグラフである。 比較例として開孔ではなく第1導電体層のみに開口領域が設けられた場合の当該開口領域のシート幅方向の長さを変化させた場合の通信シート上方の電界成分Eyの平均強度を示すグラフである。 実施の形態1に係るスマートシェルフの外観図である。 実施の形態2に係る通信シートの外観図である。 実施の形態2に係る別形態の通信シートの外観図である。 実施の形態3に係る通信シートの平面図である。 実施の形態3に係る別形態の通信シートの平面図である。 実施の形態4に係る通信シートの平面図である。 通信シートの形成方法の一例を示す図である。 背景技術に係る通信シート周辺における電界成分Ezの分布図である。 背景技術に係る通信シート周辺における電界成分Eyの分布図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものは実質的に同様の内容を示している。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1に係る通信シート100の外観図である。また、図2Aは、通信シート100のy方向のシート中央付近のxz断面図であり、図2Bは、通信シート100のy方向のシート端付近のxz断面図である。
ここで、通信シート100内を伝搬する電磁波の進行方向をx方向、通信シート100内を伝搬する電磁波の進行方向に垂直な方向をy方向、通信シート100に垂直な方向をz方向とそれぞれ定義する。通信シート100は、長方形の形状を有する薄いシートであり、短手方向に配置されたインタフェース装置より通信用の電磁波が供給され、長手方向に沿って電磁波が進行する。従って、通信シート100の長手方向がx方向に、短手方向がy方向となる。以下の説明では、短手方向、すなわちy方向をシート幅方向と呼び、通信シートの短手方向の長さをシート幅と呼ぶことがある。
通信シート100は、第1導電体層110、誘電体層120、第2導電体層130、の3つの層が積層されて構成される。誘電体層120は、基板となる層であり、電磁波が伝搬する層である。誘電体層120を構成する誘電体基板121の1面に第1導電体層110が形成され、第1導電体層110に対向する誘電体基板の他の1面に第2導電体層130が形成されることで、第1導電体層110より電磁波が一部滲出した状態で2つの導電体層によって挟まれる狭間領域である誘電体層120を電磁波が進行する。第1導電体層110及び第2導電体層130は、それぞれ絶縁体である保護膜140で覆われている。なお、以下の各図では保護膜が適宜省略されている。
各層はそれぞれ略同一のシート幅を持つ略同形の帯状の長方形形状を有する。但し、通信シート100は、第1導電体層110から第2導電体層130にかけて貫通した開孔150が設けられている。従って、各層は内部が切り抜かれた長方形形状となる。
通信シート100において、長方形形状を有する薄いシート状の誘電体基板121の1面にメッシュシート状のメッシュ導体が第1導電体層110として配置され、対向する1面にシート状のシート導体が第2導電体層130として配置される。そして、所定の領域に対して貫通した開孔を設けることで通信シート100が形成される。
通信シート100の大きさとしては、例えば短手方向の長さが数cm〜数十cm、長手方向の長さが数十cm〜数mの大きさとすることができる。但し、当該形状及び大きさは通信シート100の一例であり、これに限定されるものではない。
次に、通信シート100を構成する各層について詳しく説明する。
第1導電体層110は、メッシュシート状の導体であって、所定の領域のメッシュ導体が取り除かれて開孔が設けられている導電体層である。ここで、「シート状」とは、面としての広がりを持ち、厚さが薄い状態をいう。また、「メッシュシート状」とは、所定のメッシュ周期でメッシュ導体が面としての広がりを持って2次元に配置されている状態を指す。「メッシュ導体」とは、メッシュシートを構成する導体である。
第1導電体層110がメッシュシート状の導体で形成されることにより、電磁波の一部は当該メッシュ導体111より滲出しながら伝搬するため、第1導電体層110の上方に電磁波滲出領域が形成される。
メッシュシート状のメッシュ導体は、シート状のシート導体に小さな開口を周期的に作ることで形成することができる。第1導電体層110のメッシュシートのメッシュ周期としては、対向する2枚の導電性シートである第1導電体層110と第2導電体層130の狭間領域を伝搬する通信用電磁波の実効波長λと比べて十分小さい長さとすることが好ましい。具体的に第1導電体層110のメッシュシートは、一例としてメッシュ周期が数mm〜数cmの周期間隔のメッシュ構造とすることができる。
なお、通信用の電磁波として900MHz帯域の電磁波を用いる場合には、自由空間における波長λは約33.3cmである。ここで、第1導電体層110と第2導電体層130の狭間領域である誘電体層120を進行する電磁波の実効波長λは、λに実効誘電率が加味されるため、λと比較して短くなる。メッシュ周期は、電磁波を狭間領域に効率良く閉じ込めておくために、実行波長λの1/10以下の長さとすることが望ましい。
誘電体層120は、数mm程度の厚みを持つシート状の誘電体である誘電体基板121で構成され、第1導電体層110と第2導電体層130の間に位置する。なお、第1導電体層110のメッシュ導体111と同様、誘電他基板121の一部は取り除かれて開孔が設けられている。通信用のインタフェース装置を介して外部より供給された通信用電磁波は、第1導電体層110上方に一部が滲出した状態で第1導電体層110と第2導電体層130の狭間領域である誘電体層120を伝搬する。誘電体基板121としては、シート状の樹脂、ゴム、発泡体、ゲル材等を用いることができる。
誘電体基板121(通信シート100)は、短手方向の長さ(シート幅)が誘電体基板内を進行する通信用電磁波の実効波長λの1/3以上1/2以下の長さを有する。誘電体基板121のシート幅が上記電磁波の実効波長λの半波長を超えると、通信の主モードとなる電界成分Ezに斑が生じ始める。従って、RFIDタグの受信偏波が通信シートと垂直になるように正しく設置していても通信精度の低下を招くためである。なお、ここで言う電磁波の実効波長λは、自由空間を伝搬する電磁波の波長λに対して誘電体基板121を構成する誘電体の実効誘電率を加味した長さである。
第2導電体層130は、第1導電体層110と対向して配置されたシート状のシート導体であって所定の領域のシート導体が取り除かれて開孔が設けられている導電体層である。第2導電体層130は、いわゆる導電性シートであり、厚さが薄い金属などで構成される。
次に通信シート100に設けられた開孔150の機能について詳しく説明する。
図1に示すように、通信シート100において、第1導電体層110から第2導電体層130にかけて各層を貫通する略長方形の形状の開孔150が中心付近に設けられている。
ここで開孔150として、通信シート100のシート幅、すなわち誘電体基板121の短手方向の長さの1/20以上2/5以下の長さを短手方向の長さとする略長方形型の開孔が設けられている。開孔150の短手方向の長さを当該長さに設定することで、開孔150のエッジからの電磁波放射が促進され、通信シート上方のヌル領域を縮小することができる。
図3Aは、当該通信シート100の長手方向(x方向)中央のyz平面におけるz方向の電界成分Ezの電界分布のシミュレーション結果を示す図である。また、図3Bは、当該通信シート100の長手方向(x方向)中央のyz平面におけるy方向の電界成分Eyの電界分布のシミュレーション結果を示す図である。図3A、図3Bにおいて、白い場所ほど電界強度が強く、黒くなるほど電界強度が弱いことを示している。真っ黒な場所は、電界強度が非常に弱いか、又は存在しないことを示している。
シミュレーションの条件として、通信シート100のサイズを800mm×100mm、第1導電体層110を構成するメッシュ導体111(メッシュ電極)及び第2導電体層130を構成するシート導体131(裏面電極)の材質をアルミニウム、誘電体層120を構成するシート状誘電体基板121の材質を被誘電率1.4の厚さ2mmの発泡ポリエチレンとした。また、第1導電体層110のメッシュサイズを電極幅1mm、ピッチ7mmとし、第1導電体層110から第2導電体層120に渡って設けられた開孔150のサイズを600mm×30mmとし、シート中心と開孔中心が同一となるように開孔150を配置した。また、解析周波数は950MHzであり、通信シート100の実効誘電率は2.3であるため、通信シート100のシート幅(100mm)は実行波長λに対して0.48λの関係を有する。
図3Bから読み取れるように背景技術である図13Bの場合と比べて、通信シートの中央付近をくり抜いた開孔150を設けたことにより、通信シート100中央上方における電界成分Eyのヌルとなるエリアが低減され、RFタグの回転による位置ずれに対して耐性を生じていることがわかる。
図4は、開孔150のシート幅方向の長さWを変化させた時のシート幅方向中央付近(−10mm〜+10mm)における6mm上方位置におけるEy電界強度の平均値を示している。図からわかるように、開孔150のシート幅方向の長さWが通信シート100(誘電体基板121)のシート幅の1/20の長さを超えた辺りから、通信が可能な電界強度が得られ始め、3/5辺りの長さまでこの傾向が続く。ここで、特に最適値から5dBの範囲となる1/10以上1/3以下の長さは顕著な効果があり、1/7以上1/4以下の長さはほぼ最適値と同一となる。
ここで、開孔150の代わりに第1導電体層110から当該開孔150と同じ範囲のメッシュ導体111を取り除くことで開口領域を設けた場合における同一位置でのEy電界強度の平均値を比較例として図5に示す。図4と図5を比較すると、開孔150を設けた場合の方が、幅広い開口幅の領域においてEyの特性が改善されていることがわかる。すなわち、通信シート100の1/20の長さを短手方向の長さとする開孔150を設けた場合の方が、同一の長さを短手方向の長さとする開口領域を第1導電体層に設けた場合と比べてEyの特性が改善されている。また、上記開口領域を設ける場合は、短手方向の長さが通信シートの短手方向の長さの2/5を超えた辺りから電界強度が減衰するのに対し、開孔150を設けた場合には、通信シートの短手方向の長さの3/5程度まで電界強度が維持されていることが分かる。
次に、通信シート100を利用した通信システムの一例を示す。図6は、通信シート100を用いたスマートシェルフ10の一例を示す図である。スマートシェルフ10は、書籍やCDなどの商品を管理する機能を備える陳列棚である。スマートシェルフ10は、天板11と底板12と側板13と複数の仕切り板である棚板14及び背面に設けられた背面板15によって構成され、棚板14によって仕切られた複数の空間に対してそれぞれ通信シート100が配置されている。図6に示すように、通信シート100は、天板11、底板12、側板13、棚板14、及び背面板15に適宜配置されており、各空間に置かれるRFIDタグ付の書籍等と通信シート100を介して読み取りが行えることで、商品管理等を行うことが可能となる。
なお、スマートシェルフ10は、図6に示すように2枚の通信シート100が対向するように配置すると、RFIDタグ認識精度を更に向上させることが期待できる。また、通信シート100が折り曲げ可能な構成であれば、スマートシェルフ10は、側板13と棚板14とに沿うように通信シート100を配置したり、側板13と背面板15とに沿うように通信シート100を配置したりすると1枚の通信シートでカバーできる範囲が増加するため好ましい。このような折り曲げ可能な通信シートとしては、各層を構成する材料として柔軟性を有する材料を用いることで実現できる。
以上のように本実施の形態1に係る通信シート100は、通信用電磁波の実効波長の1/3以上1/2以下の長さを通信用電磁波の進行方向に対して垂直な方向の幅の長さとする誘電体基板で構成される誘電体層と、誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層と、誘電体基板の一面であって第1導電体層に対向する面に配置されたシート状の導体で構成される第2導電体層と、を備える。ここで、当該通信シート100には、第1導電体層から第2導電体層へ貫通する開孔であって、誘電体基板の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さを通信用電磁波の進行方向に対して垂直な方向の幅の長さとする開孔が設けられている。
当該構成とすることで、通信シート上方のEy成分のヌル領域を縮小化することでRFIDタグの回転等による位置ずれに耐性を持たせることができる。また、通信シート100を構成する第1導電体層と誘電体層と第2導電体層を纏めて切り抜く形で貫通孔を設ける事により通信シート100を形成することができるため、加工が容易であり、製造コストを下げることが可能となる。
また、上記説明では、開孔150の短手方向の中心軸と通信シート100(誘電体基板121)の短手方向の中心軸が一致することにより、開孔150が通信シート100の中央に設けられる場合について説明したがこれに限るものではない。通信シート100の中央から短手方向に所定の距離ずれる形で開孔150が設けられていても良い。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。但し、実施の形態1で既に説明した部分については発明の明確化のために一部説明を省略する。
図7は、本実施の形態2に係る通信シート200の外観図である。通信シート200は、通信シート100と同様、第1導電体層110と、誘電体層120と、第2導電体層130とが積層されて構成される。
ここで、通信シート200は、通信シート100と比べて複数の開孔250を有することを特徴とする。具体的には、通信シート200には、短手方向の幅の長さが通信シート200(誘電体基板121)の短手方向の長さの1/20以上1/2未満の長さを有する2つの開孔250A及び開孔250Bが通信シート200の短手方向に並列に配置されている。ここで、通信シート200には2つの開孔が短手方向に並列に設けられるため、開孔250の短手方向の長さは1/2未満となる。このように略長方形型の2つの開孔250が短手方向に並べて配置されることで、通信シート200上における開孔250のエッジ数が実施の形態1の通信シート100と比べて増えている。従って、当該エッジから放射される電磁波の放射によりカバーされる範囲が広がり、ヌル領域をさらに削減することが可能となる。
このように、通信シート200には、誘電体基板121の短手方向の長さの1/20以上1/2未満の長さを短手方向の長さとする略長方形形状である複数の開孔250が誘電体基板121の短手方向に並列に配置されている。当該構成とすることで、ヌルとなるエリアを更に低減することができる。
なお、上記通信シート200では、2つの開孔250が並列に配置される場合について説明したが、これに限るものではない。図8に示すように、更に多くの開孔250A〜250Cが通信シート200の短手方向(すなわち電磁波の進行方向に垂直な方向)に並列に配置されていてもよい。この場合、各開孔250A〜Cの短手方向の長さはシート幅の1/3未満であっても良い。但し、ヌル抑制効果を生じる開孔250の大きさは、1/20からであるため、短手方向に並列配置される開孔の数の最大値は19個となる。
なお、並列に配置された複数の略長方形型の開孔において、短手方向の幅の長さは、開孔毎に異なるように第1導電体層110から第2導電体層130にかけて貫通する状態でくり抜かれていても良いし、同一の幅の長さの開孔が設けられていてもよい。
ここで、並列に配置される当該開孔250の数が2つである場合は、各開孔250の短手方向の長さは、通信シート200のシート幅の長さの1/10以上1/3以下であることが好ましく、3つの開孔250が設けられる場合は、各開孔250の短手方向の長さは、通信シート200のシート幅の長さの1/7以上1/4以下であることが好ましい。
(実施の形態3)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。但し、実施の形態1及び2において既に説明した部分については発明の明確化のために一部説明を省略する。
図9は、本実施の形態3に係る通信シート300の平面図である。図11に示すように、通信シート300には、メアンダ状の開孔350が通信シート300をくり抜く形で設けられている。
図3Bの電界分布からもわかるように、通信シート中央付近に開孔を設けても、当該開孔の中心には僅かにヌルとなる領域が残存する。そこで開孔の形状をメアンダ状とすることで更にヌルとなるエリアを低減することができる。
なお、通信シート300に設けられるメアンダ状の開孔350の形状は図9に示すものに限られるものではなく、図10に示すようにW型(ジグザグ状)のくり抜き構造を連続して通信シートの長手方向に配置したメアンダ状の開孔350を設けても良い。また、メアンダ状の開孔は1つに限るものではなく、実施の形態2のように複数のメアンダ状の開孔が並列して設けられていても良い。その他、開孔の形状としてはS字型(波型)のメアンダ形状とすることも可能である。
また、当該メアンダ状の開孔についてもシート幅方向の長さが通信シート300のシート幅方向の長さの1/20以上3/5以下であることが好ましく、1/10以上1/3以下の長さは顕著な効果があり、1/7以上1/4以下の長さが最適値とほぼ同一となって特に好ましい。
(実施の形態4)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態4について説明する。但し、実施の形態1〜3において既に説明した部分については発明の明確化のために一部説明を省略する。
図11は、本実施の形態4に係る通信シート400の平面図である。図11に示すように、通信シート400において、複数の開孔450が通信シート400をくり抜く形で設けられている。
ここで、開孔450は、通信シート400(誘電体基板121)の短手方向に対して長手方向を有する略長方形形状のくり抜き構造であることを特徴とする。各開孔450の長手方向の長さは、誘電体基板121の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の間で選択される。そして、このような形状を有する複数の開孔が通信シート400の長手方向に並列配置されている。
このように、通信シート400は、誘電体基板121(通信シート400)の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の長さを長手方向の長さとする略長方形形状である複数の開孔が誘電体基板121の長手方向に並列に配置されている。当該構成とすることでも、通信シート400上方におけるヌルのエリアが低減されている。なお、この場合も誘電体基板121の短手方向の長さの1/10以上1/3以下、更に好ましくは1/7以上1/4以下の長さを長手方向の長さとする略長方形形状である複数の開孔が誘電体基板121の長手方向に並列に所定の間隔で周期配置されていることが好ましい。開孔の短手方向の長さ及び周期間隔は、管理する書籍やCD等の幅を考慮して数mm〜数cmの範囲であることが好ましい。
以上各実施の形態で説明したように、本発明の通信シートによれば、不要電磁波の放射を抑えつつ偏波特性を改善することでRFIDタグの認識率向上を図ることができる。
なお、上記説明では、本発明の通信シートの利用形態としてスマートシェルフについて説明したがこれに限るものではなく、他の製品やシステムに適用することが可能である。
また、上記説明では、誘電体基板の対向する面にそれぞれメッシュ導体で構成される第1導電体層とシート導体で構成される第2導電体層を形成した後、第1導電体層から第2導電体層へかけて所定の領域をくり抜くことで開孔が設けられる場合について説明したがこれに限定されるではない。例えば、図12に示すように、予め内部がくり抜かれて開孔550が設けられた誘電体基板120に4分割されたメッシュシート状のメッシュ導体511A〜511Dを誘電体基板上に並べて配置することで第1導電体層110が形成されるようにしても良い。同様に、予め内部がくり抜かれて開孔550が設けられたシート状のシート導体531を誘電体基板521の背面に配置することで第2導電体層130が形成されるようにしても良い。このような形成方法によっても、通信シートに第1導電体層から第2導電体層へ貫通する開孔が設けられることになる。
また、上記説明では通信シートがくり抜かれて開孔が設けられる場合について説明したが、通信シートの強度を保つ関係で誘電体基板は残す構成としても良い。すなわち、第1導電体層より一部のメッシュ導体を取り除くことにより誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さ(シート幅)の1/20以上3/5以下の長さである第1開口領域が形成されていても良い。同様に、第2導電体層より上記第1開口領域に対向する位置のシート導体を取り除くことにより、誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さ(シート幅)の1/20以上3/5以下の長さである第2開口領域が形成されていても良い。ここで、上記第1開口領域および第2開口領域のシート幅方向の幅の長さは、好ましくは、誘電体基板のシート幅の1/10以上1/3以下、更に好ましくは、1/7以上1/4以下であるとヌルエリアの削減効果が高いため良好である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本発明は、以下の形態をとることが可能である。
(付記1)
通信用電磁波を伝達する通信シートであって、誘電体基板で構成される誘電体層と、前記誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層と、前記誘電体基板の一面であって前記第1導電体層に対向する面に配置されたシート状のシート導体で構成される第2導電体層と、を備え、前記第1導電体層から前記第2導電体層へ貫通する開孔であって、前記誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが前記誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さである開孔が設けられている通信シート。
(付記2)
前記誘電体基板は前記開孔が設けられた略長方形のシート状基板であり、前記誘電体基板の短手方向の長さが前記通信用電磁波の実効波長の1/3以上1/2以下の長さであることを特徴とする、付記1に記載の通信シート。
(付記3)
前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の長さを短手方向の長さとする略長方形形状である開孔が前記誘電体基板の短手方向の中央に設けられていることを特徴とする、付記2に記載の通信シート。
(付記4)
前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上1/2未満の長さを短手方向の長さとする長方形形状である複数の開孔が前記誘電体基板の短手方向に並列に設けられていることを特徴とする、付記2に記載の通信シート。
(付記5)
前記開孔の短手方向の長さが前記誘電体基板の短手方向の長さの1/10以上1/3以下の長さであることを特徴とする、付記3又は4に記載の通信シート。
(付記6)
前記開孔の短手方向の長さが前記誘電体基板の短手方向の長さの1/7以上1/4以下の長さであることを特徴とする、付記5に記載の通信シート。
(付記7)
前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の長さを長手方向の長さとする長方形形状である複数の開孔が前記誘電体基板の長手方向に並列に設けられていることを特徴とする、付記2に記載の通信シート。
(付記8)
前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上2/5以下の長さを幅の長さとするメアンダ形状である開孔が設けられていることを特徴とする、付記2に記載の通信シート。
(付記9)
付記1〜付記8のいずれか1項に記載の通信シートを備えるスマートシェルフ。
(付記10)
付記1〜付記8のいずれか1項に記載の折り曲げ可能な通信シートを棚板と側板に沿うように配置したスマートシェルフ。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年12月2日に出願された日本出願特願2011−265157を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 スマートシェルフ 11 天板
12 底板 13 側板
14 棚板 15 背面板
100 通信シート
110 第1導電体層 111 メッシュ導体
120 誘電体層 121 誘電体基板
130 第2導電体層 131 シート導体
140 保護膜 150 開孔
250 開孔 350 開孔
450 開孔 511 メッシュ導体
521 誘電体基板 531 シート導体
550 開孔

Claims (9)

  1. 通信用電磁波を伝達する通信シートであって、
    誘電体基板で構成される誘電体層と、
    前記誘電体基板の一面に配置されたメッシュシート状のメッシュ導体で構成される第1導電体層と、
    前記誘電体基板の一面であって前記第1導電体層に対向する面に配置されたシート状のシート導体で構成される第2導電体層と、
    を備え、
    前記第1導電体層から前記第2導電体層へ貫通する開孔であって、前記誘電体層を進行する前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さが前記誘電体基板の前記通信用電磁波の進行方向に垂直な方向の幅の長さの1/20以上3/5以下の長さである開孔が設けられている通信シート。
  2. 前記誘電体基板は前記開孔が設けられた略長方形のシート状基板であり、
    前記誘電体基板の短手方向の長さが前記誘電体層を進行する前記通信用電磁波の実効波長の1/3以上1/2以下の長さであることを特徴とする、
    請求項1に記載の通信シート。
  3. 前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の長さを短手方向の長さとする略長方形形状である開孔が前記誘電体基板の短手方向の中央に設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の通信シート。
  4. 前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上1/2未満の長さを短手方向の長さとする長方形形状である複数の開孔が前記誘電体基板の短手方向に並列に設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の通信シート。
  5. 前記開孔の短手方向の長さが前記誘電体基板の短手方向の長さの1/10以上1/3以下の長さであることを特徴とする、請求項3又は4に記載の通信シート。
  6. 前記開孔の短手方向の長さが前記誘電体基板の短手方向の長さの1/7以上1/4以下の長さであることを特徴とする、請求項5に記載の通信シート。
  7. 前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上3/5以下の長さを長手方向の長さとする長方形形状である複数の開孔が前記誘電体基板の長手方向に並列に設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の通信シート。
  8. 前記開孔として、前記誘電体基板の短手方向の長さの1/20以上2/5以下の長さを幅の長さとするメアンダ形状である開孔が設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の通信シート。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信シートを備えるスマートシェルフ。
JP2013546976A 2011-12-02 2012-11-16 通信シート、スマートシェルフ Pending JPWO2013080476A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013546976A JPWO2013080476A1 (ja) 2011-12-02 2012-11-16 通信シート、スマートシェルフ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011265157 2011-12-02
JP2011265157 2011-12-02
JP2013546976A JPWO2013080476A1 (ja) 2011-12-02 2012-11-16 通信シート、スマートシェルフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2013080476A1 true JPWO2013080476A1 (ja) 2015-04-27

Family

ID=48534975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013546976A Pending JPWO2013080476A1 (ja) 2011-12-02 2012-11-16 通信シート、スマートシェルフ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9246203B2 (ja)
JP (1) JPWO2013080476A1 (ja)
WO (1) WO2013080476A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101810737B1 (ko) * 2015-07-31 2017-12-19 울산과학기술원 무선전력전송 시스템 및 통신 시스템
USD878114S1 (en) * 2017-12-21 2020-03-17 Google Llc Shelf structure for a retail modular fixture
KR20220125046A (ko) * 2021-03-04 2022-09-14 삼성전자주식회사 연성회로기판 및 이를 포함하는 전자 장치
US20220380119A1 (en) * 2021-05-26 2022-12-01 Rebound International, LLC Shelving Unit for a Shipping Container

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7084769B2 (en) * 2002-01-09 2006-08-01 Vue Technology, Inc. Intelligent station using multiple RF antennae and inventory control system and method incorporating same
US7209039B2 (en) * 2003-05-08 2007-04-24 Illinois Tool Works Inc. Decorative surface covering with embedded RF antenna and RF shield and method for making the same
US7626561B2 (en) * 2005-09-12 2009-12-01 Cell Cross Corporation Signal carrying apparatus
JP2007323277A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Dainippon Printing Co Ltd 磁性シート内張収納棚
JP4986697B2 (ja) 2007-04-27 2012-07-25 富士通エフ・アイ・ピー株式会社 Rfidリーダ用アンテナ
JP4667438B2 (ja) 2007-10-23 2011-04-13 株式会社イトーキ 信号伝達天板
JP2009105600A (ja) 2007-10-23 2009-05-14 Itoki Corp 位置推定装置
JP4734309B2 (ja) 2007-10-23 2011-07-27 株式会社イトーキ 信号伝達装置、ならびに、信号伝達天板
JP2009119045A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Sanden Corp 商品陳列棚
JP2010056952A (ja) 2008-08-28 2010-03-11 Serukurosu:Kk 電磁波伝達媒体システムと電磁波伝達媒体を接続する方法
JP2010074792A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Murata Mfg Co Ltd 通信体及びカプラ
JP5399686B2 (ja) 2008-11-06 2014-01-29 株式会社セルクロス 電磁波伝達シートと無線lanシステムとrfidシステム及び電磁波伝達方法
US8847697B2 (en) * 2009-09-01 2014-09-30 Nec Corporation Communication system
JP5589630B2 (ja) * 2010-07-14 2014-09-17 富士通株式会社 アンテナ装置、rfidシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20140361855A1 (en) 2014-12-11
WO2013080476A1 (ja) 2013-06-06
US9246203B2 (en) 2016-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11735821B2 (en) Electronic devices with probe-fed dielectric resonator antennas
KR101196177B1 (ko) 안테나 장치, rfid 시스템
US10998607B2 (en) Heat dissipating sheet having antenna function, and portable terminal including the same
WO2013080507A1 (ja) 通信シート、スマートシェルフ
WO2013080476A1 (ja) 通信シート、スマートシェルフ
JPWO2013105168A1 (ja) インタフェース装置
Anbarasu et al. Performance analysis of highly efficient two-port MIMO antenna for 5G wearable applications
CN105591191B (zh) 寄生辐射体及其双极化基站天线
JP6079520B2 (ja) 非接触icラベル
JP2006309324A (ja) 無線タグ
JP2002299949A (ja) 平面アレーアンテナ
JP4102778B2 (ja) アンテナ構造および通信装置
CN210182564U (zh) 一种超薄型高增益窄波束天线
JP5720271B2 (ja) 光記録媒体用ケース、ブーストアンテナ、および、管理システム
JP2008217522A (ja) 無線タグ
JP5886100B2 (ja) 無線icタグ
JP2011015099A (ja) 無線通信改善シート体、無線通信用icタグ、情報伝達媒体および無線通信システム
JP7495520B2 (ja) 再帰性反射構造を含む通信デバイス
JP7133232B2 (ja) 部品管理用カードおよび部品管理装置
WO2019225526A1 (ja) Rfタグアンテナ、rfタグおよび導電体付きrfタグ
WO2014045486A1 (ja) シート伝送システム、電磁波伝播シート及び近接カプラ
CN117767010A (zh) 具有寄生元件的多层电介质谐振器天线
JP2012162291A (ja) 光記録媒体用ケース、ブーストアンテナ、および、管理システム
JPH0666120U (ja) トリプレート型平面アンテナ
JP2012060196A (ja) アンテナ、物品管理システム