JPWO2013073126A1 - パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステム及びパワーコンディショナシステムの制御方法 - Google Patents

パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステム及びパワーコンディショナシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明に係るパワーコンディショナシステム101は、自立運転を行う第1のパワーコンディショナ111aと、第1のパワーコンディショナ111aから負荷115に出力される交流電力を補う第2のパワーコンディショナ111bとを備え、第1のパワーコンディショナ111aと第2のパワーコンディショナ111bとは負荷115に対して並列に接続される。第1のパワーコンディショナ111aは、第1のパワーコンディショナ111aから負荷115に供給される供給電力が、負荷115が必要とする必要電力以上である場合、第1のパワーコンディショナ111aの出力電圧を制御し、供給電力が必要電力未満である場合、第1のパワーコンディショナ111aの出力電流を制御する第1の制御部を備え、第2のパワーコンディショナ111bは、供給電力が必要電力以上である場合、第2のパワーコンディショナ111bからの電力の供給を停止し、供給電力が必要電力未満である場合、第2のパワーコンディショナ111bの出力電圧を制御する第2の制御部を備える。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、日本国特許出願2011−249374号(2011年11月15日出願)の優先権を主張するものであり、当該出願の開示全体を、ここに参照のために取り込む。
本発明は、パワーコンディショナ、パワーコンディショナシステム及びパワーコンディショナシステムの制御方法に関するものである。
パワーコンディショナには、例えば、自然エネルギーによる電力を系統電力に変換するパワーコンディショナ(以下、自然エネルギー型パワーコンディショナと称す)や、自然エネルギー以外のエネルギーによる電力を系統電力に変換するパワーコンディショナ(以下、非自然エネルギー型パワーコンディショナと称す)がある。
自然エネルギー型パワーコンディショナは、例えば、太陽電池(太陽光パネル)からの出力を変換する太陽光パワーコンディショナである。太陽光パワーコンディショナとして、商用電源系統(以下、適宜、系統と略記する)に連系して交流電力を出力する系統連系運転と、系統と関わりなく交流電力を出力する自立運転とを可能としたものが知られている。
また、非自然エネルギー型パワーコンディショナは、例えば、燃料電池パワーコンディショナや蓄電池パワーコンディショナである。非自然エネルギー型パワーコンディショナも、上記の自然エネルギー型パワーコンディショナと同様、系統連系運転及び自立運転を可能とする。自立運転時における最大発電電力は一定であり、非自然エネルギー型パワーコンディショナは、時間によってほとんど変化しない電力を出力することが可能である。更に、燃料電池パワーコンディショナについては、複数の燃料電池パワーコンディショナを並列に接続することにより、負荷が変動した場合にも、燃料電池全体としての発電効率を高めることが可能な燃料電池システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−287567号公報
しかし、特許文献1では、燃料電池パワーコンディショナのみが並列接続され、種別の異なる自然エネルギー型パワーコンディショナと非自然エネルギー型パワーコンディショナとを並列接続することについては想定されていない。自然エネルギー型パワーコンディショナの使用は、枯渇性燃料が持つ有限性への対策や地球温暖化の緩和策として望まれるものの、最大発電電力は日射量や風量等に影響してしまう。よって、自然エネルギー型パワーコンディショナの出力電力は、時間とともに変化してしまう。
そのため、自然エネルギー型パワーコンディショナが用いられたシステムの出力電力の安定化を目指し、自然エネルギー型パワーコンディショナと、安定した電力出力が可能な非自然エネルギー型パワーコンディショナとを組み合わせることが想定される。しかし、種別の異なるパワーコンディショナをどのように使い分けるかといった制御方法については、従来検討されていない。そのため、種別の異なるパワーコンディショナにより構成されるパワーコンディショナシステム全体として安定した電力を負荷に供給することは依然として困難である。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、種別の異なるパワーコンディショナ全体により安定した電力を負荷に供給できるパワーコンディショナ、パワーコンディショナシステム及びパワーコンディショナシステムの制御方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の観点に係るパワーコンディショナシステムの発明は、
自立運転を行う第1のパワーコンディショナと、前記第1のパワーコンディショナから負荷に出力される交流電力を補うための第2のパワーコンディショナとを備え、前記第1のパワーコンディショナと前記第2のパワーコンディショナとが前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナシステムであって、
前記第1のパワーコンディショナは、
当該第1のパワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電圧を制御し、前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御する第1の制御部
を備え、
前記第2のパワーコンディショナは、
前記供給電力が前記必要電力以上である場合、前記第2のパワーコンディショナからの電力の供給を停止し、前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第2のパワーコンディショナの出力電圧を制御する第2の制御部
を備える
パワーコンディショナシステムである。
また、第2の観点に係る発明は、第1の観点に係るパワーコンディショナシステムにおいて、
前記第1のパワーコンディショナは、直流電力を交流電力に変換して、前記負荷に供給するインバータを更に備え、
前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満であることを、前記インバータへの入力電圧が所定電圧未満になったことにより判断する
ことを特徴とするものである。
また、第3の観点に係る発明は、第1又は第2の観点に係るパワーコンディショナシステムにおいて、
前記第1のパワーコンディショナは、前記第2のパワーコンディショナと信号を送受信するための第1の通信インタフェースを更に備え、
前記第2のパワーコンディショナは、前記第1のパワーコンディショナと信号を送受信するために前記第1の通信インタフェースと接続される第2の通信インタフェースを更に備え、
前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、前記第1の通信インタフェースを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を前記第2のパワーコンディショナに送信し、
前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、前記第2の通信インタフェースを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を前記第1のパワーコンディショナに送信する
ことを特徴とするものである。
また、第4の観点に係る発明は、第1又は第2の観点に係るパワーコンディショナシステムにおいて、
前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、第1の実効値条件を満たすように第1のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させ、
前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、第2の実効値条件を満たすように第2のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させる
ことを特徴とするものである。
また、第5の観点に係る発明は、第1又は第2の観点に係るパワーコンディショナシステムにおいて、
前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、第1の周波数条件を満たすように第1のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させ、
前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、第2の周波数条件を満たすように第2のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させる
ことを特徴とするものである。
また、第6の観点に係る発明は、第1の観点に係るパワーコンディショナシステムにおいて、
前記第1のパワーコンディショナは、自然エネルギーから電力を出力するものであり、
前記第1の制御部は、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御している場合、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御による最大出力動作電圧を前記インバータに入力する
ことを特徴とするものである。
また、第7の観点に係るパワーコンディショナの発明は、
自立運転を行うパワーコンディショナであって、前記パワーコンディショナから負荷に出力される電力を補うための他のパワーコンディショナと前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナで、
当該パワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記パワーコンディショナの出力電圧を制御し、
前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記パワーコンディショナの出力電流を制御し、且つ前記他のパワーコンディショナからの出力電圧を制御するように前記他のパワーコンディショナに指示する
制御部
を備えるパワーコンディショナである。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた第8の観点に係るパワーコンディショナシステムの制御方法の発明は、
自立運転を行う第1のパワーコンディショナと、前記第1のパワーコンディショナから負荷に出力される交流電力を補うための第2のパワーコンディショナとを備え、前記第1のパワーコンディショナと前記第2のパワーコンディショナとが前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナシステムの制御方法であって、
前記第1のパワーコンディショナが、
当該第1のパワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電圧を制御するステップと、
前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御するステップと、
前記第2のパワーコンディショナが、
前記供給電力が前記必要電力以上である場合、前記第2のパワーコンディショナからの電力の供給を停止するステップと、
前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第2のパワーコンディショナの出力電圧を制御するステップと
を含むパワーコンディショナシステムの制御方法である。
上記のように構成された本発明に係るパワーコンディショナシステム、パワーコンディショナ及びパワーコンディショナシステムの制御方法によれば、種別の異なるパワーコンディショナ全体により安定した電力を負荷に供給することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るパワーコンディショナシステムの概略的な構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るパワーコンディショナの概略構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る太陽電池の出力特性を示すグラフである。 図5は、本発明の第2実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係るパワーコンディショナの出力電圧の実効値を示すグラフである。 図7は、本発明の第3実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係るパワーコンディショナの出力電圧の周波数を示すグラフである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るパワーコンディショナシステムの概略的な構成図である。パワーコンディショナシステム101は、自立運転を行う第1のパワーコンディショナ111aと、第1のパワーコンディショナ111aと種別が異なり、第1のパワーコンディショナ111aから負荷115に出力される交流電力を補うための第2のパワーコンディショナ111bとを備える。第1のパワーコンディショナ111aは、第1の電源117からの電力を交流電力に変換するものである。第1のパワーコンディショナ111bは、第2の電源119からの電力を交流電力に変換するものである。種別が異なるパワーコンディショナとは、対象とする電源の種類が異なることを意味する。なお、負荷115は、例えば、TV(テレビジョン受像機)や冷蔵庫等の家庭用電気製品である。負荷115と、第1のパワーコンディショナ111a及び第2のパワーコンディショナ111bとの間には交流電流が流れ、第1のパワーコンディショナ111a及び第1の電源117の間と、第2のパワーコンディショナ111b及び第2の電源119の間とには直流電流が流れる。
また、図1のように、第1のパワーコンディショナ111a及び第2のパワーコンディショナ111bを、商用電源系統120に接続することができる。そして、第1のパワーコンディショナ111a及び第2のパワーコンディショナ111bは、商用電源系統120と連系運転し、負荷115に交流電力を供給することができる。
以下、本実施形態では、第1のパワーコンディショナ111aは、自然エネルギーから電力を出力するパワーコンディショナの1つである太陽光パワーコンディショナであるとする。よって、第1の電源117は、太陽電池である。自然エネルギーから電力を出力するパワーコンディショナとしては他に、風力発電用のパワーコンディショナや波力発電用のパワーコンディショナなどである。また、太陽光パワーコンディショナ111aと種別が異なる第2のパワーコンディショナとしては、例えば蓄電池パワーコンディショナや燃料電池パワーコンディショナである。本実施形態では、第2のパワーコンディショナ111bは、燃料電池パワーコンディショナであるとする。よって、第2の電源119は、燃料電池である。
図2は、本発明の第1実施形態に係るパワーコンディショナの概略構成を示す機能ブロック図である。太陽光パワーコンディショナ111a及び燃料電池パワーコンディショナ111bは、接続される電源が異なるのみで、双方とも図2に示されるパワーコンディショナ111の機能ブロックを有する。以下、太陽光パワーコンディショナ111aに関する機能ブロックの参照符号にはaを、燃料電池パワーコンディショナ111bに関する機能ブロックの参照符号にはbを付して説明する。
パワーコンディショナ111(111a及び111b)は、電源用端子121と、コンバータ123と、インバータ125と、負荷用端子127と、系統用端子128と、電流センサ129−1及び129−2と、電圧センサ131−1、131−2及び131−3と、自立出力スイッチ132と、系統連系スイッチ133と、通信インタフェース134と、制御部135とを有している。電源用端子121は、コンバータ123に接続され、コンバータ123は、インバータ125に接続され、インバータ125は、自立出力スイッチ132を介して負荷用端子127に、また系統連系スイッチ133を介して系統用端子128に接続されている。
電源用端子121とコンバータ123との間には、電流センサ129−1及び電圧センサ131−1が設けられている。コンバータ123とインバータ125との間には、電圧センサ131−2が設けられている。インバータ125と負荷用端子127との間には、電流センサ129−2及び電圧センサ131−3が設けられている。制御部135は、コンバータ123と、インバータ125と、電流センサ129−1及び129−2と、電圧センサ131−1、131−2及び131−3と、通信インタフェース134とに接続されている。
電源用端子121は、太陽電池117又は燃料電池119とパワーコンディショナ111とを接続するためのものである。電源用端子121は、コンバータ123に接続されている。
コンバータ123は、太陽電池117又は燃料電池119から発生される直流電圧(直流電力)を昇圧又は降圧して、その昇圧又は降圧された直流電圧(直流電力)をインバータ125に供給するもので、例えば単方向コンバータである。
インバータ125は、コンバータ123により昇圧又は降圧された直流電圧(直流電力)を標準電圧の交流電圧(交流電力)に変換し、負荷用端子127を介して負荷115に、また系統用端子128を介して商用電源系統120に供給するもので、例えば単方向インバータである。標準電圧とは、例えば、商用電源系統における交流電圧である。商用電源系統における交流電圧は、例えば日本では、実効値が100Vで、周波数が50Hz又は60Hzの電圧である。
負荷用端子127は、負荷115とパワーコンディショナ111とを接続するためのものである。
系統用端子128は、商用電源系統120とパワーコンディショナ111とを接続するためのものである。
電流センサ129−1は、太陽電池117又は燃料電池119からの直流電流を、電流センサ129−2は、インバータ125からの交流電流をそれぞれ測定する。そして、電流センサ129−1及び129−2は、測定結果を制御部135に送る。
電圧センサ131−1は、太陽電池117又は燃料電池119からの直流電圧を、電圧センサ131−2は、コンバータ123からの直流電圧を、電圧センサ131−3は、インバータ125からの交流電圧をそれぞれ測定する。そして、電圧センサ131−1、131−2及び131−3は、測定結果を制御部135に送る。
自立出力スイッチ132及び系統連系スイッチ133は、それぞれ独立したリレーによりオン/オフ制御される。自立出力スイッチ132は、インバータ125と負荷115との接続/非接続をオン/オフする。自立出力スイッチ132がオンである場合、インバータ125から出力される交流電力は負荷115に供給される。系統連系スイッチ133は、インバータ125と商用電源系統120との接続/非接続をオン/オフする。系統連系スイッチ133がオンである場合、インバータ125から出力される交流電力は商用電源系統120に逆潮流されうる。また、自立出力スイッチ132及び系統連系スイッチ133が双方ともオンである場合、パワーコンディショナ111及び商用電源系統120は連系運転し、負荷115に交流電力を供給することができる。本実施形態では、商用電源系統120の停電により、自立出力スイッチ132がオンに、系統連系スイッチ133がオフに設定され、パワーコンディショナ111が自立運転するとする。
通信インタフェース134は、複数のパワーコンディショナ111間の信号の送受信を可能にするためのものである。つまり、太陽光パワーコンディショナ111aと、燃料電池パワーコンディショナ111bとは、通信インタフェース134a及び134bを介して、信号を送受信できる。なお、通信インタフェース134は、パワーコンディショナ111にとって必須の機能ブロックではない点に留意すべきである。
制御部135は、電流センサ129−1及び129−2や電圧センサ131−1、131−2及び131−3の測定結果及び通信インタフェース134を介した他のパワーコンディショナからの信号等に基づいて、パワーコンディショナ111の各機能ブロックをはじめとしてパワーコンディショナ111の全体を制御及び管理している。制御部135は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。制御部135が行う処理については、後述の図3の説明にて詳述する。
続いて、パワーコンディショナシステム101の負荷105への供給電力制御方法について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。
まず、太陽電池117からは、負荷115にとって十分な電力が得られているとする。つまり、太陽光パワーコンディショナ111aから負荷115に供給される供給電力が、負荷115が必要とする必要電力以上であるとする。このとき、制御部135b(請求項における第2の制御部)は、インバータ125bを止め、燃料電池パワーコンディショナ111bから負荷115への電力供給を停止している。
太陽光パワーコンディショナ111aからの供給電力が負荷115の必要電力以上である場合、制御部135a(請求項における第1の制御部)は、電圧センサ131a−3の測定値を基に、電圧センサ131a−3における電圧が標準電圧になるように、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電圧を制御する(図3の1)。具体的には、制御部135aは、標準電圧を出力するようにインバータ125aを制御する。また、制御部135aは、インバータ125aが標準電圧を出力するために必要な所定電圧をコンバータ123aが出力するように、電圧センサ131a−1の測定値を基に、コンバータ123aを制御する。
ここで、太陽電池117からの電力が負荷115にとって十分ではなくなったとする。つまり、太陽光パワーコンディショナ111aからの供給電力が負荷115の必要電力未満になったとする。この場合、コンバータ123aは、所定電圧を出力することができなくなる。つまり、インバータ125aへの入力電圧が所定電圧未満になる。制御部135aは、電圧センサ131a−2の測定値を基に、インバータ125aへの入力電圧が所定電圧未満になったことを検出する。そして、制御部135aは、太陽電池117からの電力が負荷115にとって不足していると判断する(図3の2)。なお、本発明は、太陽電池117からの電力の不足は、電圧センサ131a−2の測定値により判断されることに限定されるわけではない。コンバータ123aから所定電圧が出力されなくなると、インバータ125aも標準電圧を出力できなくなる。よって、制御部135aは、電圧センサ131a−3の測定値を基に、太陽電池117からの電力が負荷115にとって不足していることを検出することもできる。
続いて、制御部135aは、通信インタフェース134a(請求項における第1の通信インタフェース)を介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を燃料電池パワーコンディショナ111bに送る(図3の3)。燃料電池パワーコンディショナ111bの制御部135bは、通信インタフェース134b(請求項における第2の通信インタフェース)を介して同期信号を受信したタイミングで、燃料電池パワーコンディショナ111bの出力電圧の制御を開始する(図3の4)。つまり、制御部135bは、電圧センサ131b−3の測定値を基に、電圧センサ131b−3における電圧が標準電圧になるように、コンバータ123b及びインバータ125bを制御する。
太陽光パワーコンディショナ111aの制御部135aは、同期信号を送信したタイミングで、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電流の制御を開始する(図3の5)。具体的には、制御部135aは、電圧センサ131a−3及び電流センサ129a−2の測定値を基に、インバータ125aの出力電流が、インバータ125aの出力電圧に対して力率が1となるように、インバータ125aを制御する。
太陽光パワーコンディショナ111aの制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電圧を制御しなくなるが、太陽光パワーコンディショナ111aと並列に接続されている燃料電池パワーコンディショナ111bが標準電圧を出力するため、パワーコンディショナシステム101全体としては、標準電圧が負荷115に供給されることになる。
制御部135aが太陽光パワーコンディショナ111aを電流制御している間は、コンバータ123aからの出力電力をMPPT(Max Power Point Tracking:最大電力点追従)制御により最大化することにより、インバータ125aの出力電力を最大化することもできる。太陽電池117の出力電圧に対する出力電力の特性を図4に示す。太陽電池117の出力電力は、入射する光の入射量毎に、出力電力が最大となる最大出力動作電圧Vαが存在する。MPPT制御では、制御部135aは、電圧センサ131a−1の示す電圧値と電流センサ129a−1の示す電流値との積により太陽電池117の出力電力を求める。制御部135aは、太陽電池117の出力電力を消費する負荷の量(コンバータ123aのインピーダンス又は入力電流)を制御することにより、入射する光の量が変化してもコンバータ123aからの出力電力を最大出力動作電圧Vαに追従させることができる。これにより、制御部135aは、最大出力動作電圧Vαをインバータ125aに入力することができる。なお、MPPT制御は、第1の電源117が太陽電池である場合にのみ実行可能なものではなく、自然エネルギーから電力を出力する第1のパワーコンディショナにおいて可能である点に留意すべきである。例えば、制御部135aは、第1の電源117が風力発電や水力発電などである場合に、MPPT制御を行うことができる。
ここで、太陽電池117における発電量が増えたり、負荷115の消費電力が小さくなることにより、負荷115に供給される電力が過多になったとする。つまり、太陽光パワーコンディショナ111aからの供給電力が負荷115の必要電力以上になったとする。すると、出力電圧を制御している燃料電池パワーコンディショナ111bの出力電流は小さくなる。よって、電流センサ129b−2が測定する電流の実効値が、負荷115に供給される電力が過多であることを示す所定の閾値未満になった場合に、制御部135bは、負荷115に供給される電力は過多であることを検出する(図3の6)。そして、制御部135bは、通信インタフェース134bを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を太陽光パワーコンディショナ111aに送る(図3の7)。
太陽光パワーコンディショナ111aの制御部135aは、通信インタフェース134aを介して同期信号を受信したタイミングで、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電流の制御を停止し、出力電圧の制御を開始する(図3の8)。
制御部135bは、同期信号を送信したタイミングで、インバータ125bを止め、燃料電池パワーコンディショナ111bからの電力の供給を停止する(図3の9)。なお、燃料電池パワーコンディショナ111bは、電力供給の停止中、太陽光パワーコンディショナ111aから出力される電力を充電することができる。
このように本実施形態では、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aから負荷115に供給される供給電力が、負荷115が必要とする必要電力以上である場合、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電圧を制御し、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力未満である場合、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電流を制御する。また、制御部135bは、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力以上である場合、燃料電池パワーコンディショナ111bからの電力の供給を停止し、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力未満である場合、燃料電池パワーコンディショナ111bの出力電圧を制御する。つまり、太陽電池117の発電量が多い場合は、太陽光パワーコンディショナ111aのみで安定した電力を負荷115に供給できるので、燃料電池119は使用されない。つまり、自然エネルギーである太陽電池117が燃料電池119よりも積極的に利用されることになる。また、太陽電池117の発電量が少ない場合は、燃料電池パワーコンディショナ111bが機能し、制御部135bが燃料電池パワーコンディショナ111bの出力電圧を制御する。よって、太陽電池117の発電量が少ない場合にも、負荷115に安定した標準電圧を供給することが可能である。更に、太陽光パワーコンディショナ111aと燃料電池パワーコンディショナ111bとは並列に接続されているため、燃料電池パワーコンディショナ111bが出力電圧を制御している間は、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電流を制御することができる。例えば、制御部135aは、太陽電池117の発電量が相対的に負荷の電力量より少ない場合、MPPT制御による最大出力動作電圧で太陽電池117を動作させることができる。これにより、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電力を最大化することができる。よって、太陽光を最大限利用することが可能になる。
また、本実施形態では、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力未満であることを、インバータ125aへの入力電圧が所定電圧未満になったことにより判断することができる。制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力の不足を判断する上で、インバータ125aの出力電圧ではなく、インバータ125aの入力電圧を用いることにより、太陽電池117の発電量の低下を早い段階で認識することができる。
また、本実施形態では、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力未満になると、通信インタフェース134aを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を燃料電池パワーコンディショナ111bに送信することができる。これにより、制御部135bは、燃料電池パワーコンディショナ111bの出力電圧を制御するタイミングを認識することができる。また、制御部135aは、同期信号を送信したタイミングで、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電流の制御を開始することにより、太陽光パワーコンディショナ111aの電流制御の開始タイミングと、燃料電池パワーコンディショナ111bの電圧制御の開始タイミングとを揃えることができる。また、制御部135bは、太陽光パワーコンディショナ111aの供給電力が必要電力以上になると、通信インタフェース134bを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を太陽光パワーコンディショナ111aに送信することができる。これにより、制御部135aは、太陽光パワーコンディショナ111aの出力電圧を制御するタイミングを認識することができる。また、制御部135bは、同期信号を送信したタイミングで、燃料電池パワーコンディショナ111bの電力供給を停止することにより、太陽光パワーコンディショナ111aの電圧制御の開始タイミングと、燃料電池パワーコンディショナ111bの電流制御の開始タイミングとを揃えることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、通信インタフェースを介した同期信号の送受信によって、パワーコンディショナにおける制御方式(電流制御、電圧制御及び電力供給停止)の切り替えを実現する場合について説明したが、第2実施形態では、パワーコンディショナの出力電圧の実効値の変化により、パワーコンディショナにおける制御方式の切り替えを実現する場合について説明する。なお、第2実施形態に係るパワーコンディショナシステム201の構成要素は、第1実施形態に係るパワーコンディショナシステム101の構成要素と同一であり、第1のパワーコンディショナ(太陽光パワーコンディショナ)211a及び第2のパワーコンディショナ(燃料電池パワーコンディショナ)211bである。第1のパワーコンディショナ211a及び第2のパワーコンディショナ211bは、第1実施形態と同様、負荷215に対して並列に接続され、第1のパワーコンディショナ211aには、第1の電源(太陽電池)217が、第2のパワーコンディショナ211bには、第2の電源(燃料電池)219がそれぞれ接続されている。また、第1のパワーコンディショナ211a及び第2のパワーコンディショナ211bを、商用電源系統220に接続することもできる。
また、第2実施形態に係るパワーコンディショナ211(211a及び211b)の構成要素は、第1実施形態に係るパワーコンディショナ111の通信インタフェース134以外と同様であり、電源用端子221と、コンバータ223と、インバータ225と、負荷用端子227と、系統用端子228と、電流センサ229−1及び229−2と、電圧センサ231−1、231−2及び231−3と、自立出力スイッチ232と、系統連系スイッチ233と、制御部235とである。電源用端子221と、コンバータ223と、インバータ225と、負荷用端子227と、系統用端子228と、電流センサ229−1及び229−2と、電圧センサ231−1、231−2及び231−3と、自立出力スイッチ232と、系統連系スイッチ233との機能は、第1実施形態の電源用端子121と、コンバータ123と、インバータ125と、負荷用端子127と、系統用端子128と、電流センサ129−1及び129−2と、電圧センサ131−1、131−2及び131−3と、自立出力スイッチ132と、系統連系スイッチ133と同一であるため、説明は省略する。
なお、第1実施形態と同様、太陽光パワーコンディショナ211aに関する機能ブロックの参照符号にはaを、燃料電池パワーコンディショナ211bに関する機能ブロックの参照符号にはbを付して説明する。
パワーコンディショナシステム201の負荷205への供給電力制御方法について、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。なお、図5の11、12、16、17、18、22、23は、図3の1、2、4、5、6、8、9とそれぞれ同様であるため、説明は省略する。
まず、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力未満になる、つまり、供給電力が負荷215にとって不足するとする(図5の12)、このとき、制御部235aは、燃料電池パワーコンディショナ211bからの出力電圧を制御するように制御部235cに指示するために、第1の実効値条件を満たすように太陽光パワーコンディショナ211aから出力される電圧を変化させる。第1の実効値条件は、例えば、太陽光パワーコンディショナ211aからの出力電圧の実効値が閾値A1(閾値A1<標準電圧の実効値)未満になることや、当該実効値が閾値A2(閾値A2>標準電圧の実効値)以上になることなどである。また、負荷215のスイッチの切り替えにより、一時的に実効値が閾値A1未満又は閾値A2以上になることもあるため、制御部235aは、ある一定期間の実効値が閾値A1未満又は閾値A2以上になった場合に、第1の実効値条件が満たされたと判断することもできる。以下、本実施形態では、第1の実効値条件は、太陽光パワーコンディショナ211aからの出力電圧の実効値が閾値A1未満になることとする。よって、制御部235aは、インバータ225aを制御して、出力電圧の実効値を閾値A1未満になるまで引き下げる(図5の13及び図6の時刻t1)。なお、閾値A1を、例えば、商用電源系統220の交流電圧の実効値の許容範囲内に設定することにより、負荷215に悪影響を及ぼすことなく、当該方法を実行することができる。また、閾値A1を、負荷215にフリッカの影響が表れないように設定することもできる。更に、制御部235aは、高調波の発生を抑制するために、太陽光パワーコンディショナ211aから出力される電圧のゼロクロス点付近で当該電圧を変化させることもできる。
太陽光パワーコンディショナ211aのインバータ225aの出力電圧の実効値が下がると、太陽光パワーコンディショナ211aと並列接続されている燃料電池パワーコンディショナ211bの出力電圧の実効値も同様に下がる(図5の14)。よって、電圧センサ231b−3の測定値から、制御部235bは、電圧センサ231b−3における電圧の実効値が閾値A1未満になったことを検出する(図5の15)。そして、制御部235bは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力未満になったことを認識する。
電圧センサ231b−3における電圧の実効値が閾値A1未満になったタイミングで、制御部235bは、燃料電池パワーコンディショナ211bの出力電圧の制御を開始する(図5の16)。また、制御部235aは、インバータ225aの出力電圧の実効値を閾値A1未満にまで下げたタイミングで、太陽光パワーコンディショナ211aの出力電流の制御を開始する(図5の17)。
続いて、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力以上になる、つまり、供給電力が過多になるとする(図5の18)。制御部235bは、第2の実効値条件を満たすように燃料電池パワーコンディショナ211bから出力される電圧を変化させる。第2の実効値条件は、例えば、燃料電池パワーコンディショナ211bからの出力電圧の実効値が閾値B1(閾値B1>標準電圧の実効値)以上になることや、当該実効値が閾値B2(閾値B2<標準電圧の実効値)未満になることなどである。また、負荷215のスイッチの切り替えにより、一時的に実効値が閾値B1以上又は閾値B2未満になることもあるため、制御部235bは、ある一定期間の実効値が閾値B1以上又は閾値B2未満になった場合に、第2の実効値条件が満たされたと判断することもできる。以下、本実施形態では、第2の実効値条件は、燃料電池パワーコンディショナ211bからの出力電圧の実効値が閾値B1以上になることとする。よって、制御部235bは、インバータ225bを制御して、出力電圧の実効値を閾値B1以上になるまで引き上げる(図5の19及び図6の時刻t2)。なお、閾値B1を、例えば、商用電源系統220の交流電圧の実効値の許容範囲内に設定することにより、負荷215に悪影響を及ぼすことなく、当該方法を実行することができる。また、閾値B1を、負荷215にフリッカの影響が表れないように設定することもできる。また、制御部235bは、高調波の発生を抑制するために、燃料電池パワーコンディショナ211bから出力される電圧のゼロクロス点付近で当該電圧を変化させることもできる。
燃料電池パワーコンディショナ211bのインバータ225bの出力電圧の実効値が上昇すると、燃料電池パワーコンディショナ211bと並列接続されている太陽光パワーコンディショナ211aの出力電圧の実効値も同様に上昇する(図5の20)。よって、電圧センサ231a−3の測定値から、制御部235aは、電圧センサ231a−3における電圧の実効値が閾値B1以上になったことを検出する(図5の21)。そして、制御部235aは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力以上になったことを認識する。
電圧センサ231a−3における電圧の実効値が閾値B1以上になったタイミングで、制御部235aは、太陽光パワーコンディショナ211aの出力電流の制御を停止し、出力電圧の制御を開始する(図5の22)。また、制御部235bは、インバータ225bの出力電圧の実効値を閾値B1以上にまで上げたタイミングで、燃料電池パワーコンディショナ211bの電力供給を停止する(図5の23)。
なお、制御部235bは、燃料電池パワーコンディショナ211bの出力電圧を制御している間(図6の時刻t1から時刻t2までの間)、図6のように、出力電圧の実効値が閾値A1未満となるようにインバータ225bを制御することができる。また、制御部235bは、出力電圧の実効値が閾値A1未満になった後は、インバータ225bから出力される電圧の実効値を標準電圧の実効値に戻すこともできる。
また、制御部235aは、太陽光パワーコンディショナ211aの出力電圧の実効値が閾値B1以上になった後(図6の時刻t2以降)、図6のように、出力電圧の実効値が閾値B1以上となるようにインバータ225aを制御することができる。また、制御部235aは、出力電圧の実効値が閾値B1以上になった後は、インバータ225aから出力される電圧の実効値を標準電圧の実効値に戻すこともできる。
このように本実施形態では、制御部235aは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力未満になると、実効値が閾値A1未満になるように太陽光パワーコンディショナ211aから出力される電圧を変化させる。これにより、制御部235bは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が不足していることを認識でき、燃料電池パワーコンディショナ211bからの出力電圧を制御することができる。また、制御部235bは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が必要電力以上になると、実効値が閾値B1以上になるように燃料電池パワーコンディショナ211bから出力される電圧を変化させる。これにより、制御部235aは、太陽光パワーコンディショナ211aからの供給電力が十分であることを認識でき、太陽光パワーコンディショナ211aからの出力電圧を制御することができる。また、第2実施形態に係るパワーコンディショナ211a及び211bは、制御方式の切り替えを他のパワーコンディショナに指示するために出力電圧を変化させる。よって、パワーコンディショナ211a及び211bは、第1実施形態のように、通信インタフェースを備える必要がないため、回路規模を小さくすることができる。また、制御部235a及び235bは、通信の輻輳やEMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)の影響による通信エラーにより、制御方式の切り替えの指示に失敗することもない。
(第3実施形態)
第2実施形態では、パワーコンディショナ211の出力電圧の実効値の変化により、パワーコンディショナ211における制御方式の切り替えを実現する場合について説明したが、第3実施形態では、パワーコンディショナの出力電圧の周波数の変化により、パワーコンディショナにおける制御方式の切り替えを実現する場合について説明する。なお、第3実施形態に係るパワーコンディショナシステム301の構成要素は、第2実施形態に係るパワーコンディショナシステム201の構成要素と同一であり、第1のパワーコンディショナ(太陽光パワーコンディショナ)311a及び第2のパワーコンディショナ(燃料電池パワーコンディショナ)311bである。第1のパワーコンディショナ311a及び第2のパワーコンディショナ311bは、第2実施形態と同様、負荷315に対して並列に接続され、第1のパワーコンディショナ311aには、第1の電源(太陽電池)317が、第2のパワーコンディショナ311bには、第2の電源(燃料電池)319がそれぞれ接続されている。また、第1のパワーコンディショナ311a及び第2のパワーコンディショナ311bを、商用電源系統320に接続することもできる。
また、第3実施形態に係るパワーコンディショナ311(311a及び311b)の構成要素は、第2実施形態に係るパワーコンディショナ211と同様であり、電源用端子321と、コンバータ323と、インバータ325と、負荷用端子327と、系統用端子328と、電流センサ329−1及び329−2と、電圧センサ331−1、331−2及び331−3と、自立出力スイッチ332と、系統連系スイッチ333と、制御部335とである。電源用端子321と、コンバータ323と、インバータ325と、負荷用端子327と、系統用端子328と、電流センサ329−1及び329−2と、電圧センサ331−1、331−2及び331−3と、自立出力スイッチ332と、系統連系スイッチ333との機能は、第2実施形態の電源用端子221と、コンバータ223と、インバータ225と、負荷用端子227と、系統用端子228と、電流センサ229−1及び229−2と、電圧センサ231−1、231−2及び231−3と、自立出力スイッチ232と、系統連系スイッチ233と同一であるため、説明は省略する。
なお、第2実施形態と同様、太陽光パワーコンディショナ311aに関する機能ブロックの参照符号にはaを、燃料電池パワーコンディショナ311bに関する機能ブロックの参照符号にはbを付して説明する。
パワーコンディショナシステム301の負荷305への供給電力制御方法について、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第3実施形態に係る2つのパワーコンディショナの処理を示すシーケンス図である。なお、図7の31、32、36、37、38、42、43は、図5の11、12、16、17、18、22、23とそれぞれ同様であるため、説明は省略する。
まず、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力未満になる、つまり、供給電力が負荷315にとって不足するとする(図7の32)、このとき、制御部335aは、燃料電池パワーコンディショナ311bからの出力電圧を制御するように制御部335cに指示するために、第1の周波数条件を満たすように太陽光パワーコンディショナ311aから出力される電圧を変化させる。第1の周波数条件は、例えば、太陽光パワーコンディショナ311aからの出力電圧の周波数が閾値C1(閾値C1<標準電圧の周波数(50Hzとする))未満になることや、当該周波数が閾値C2(閾値C2>標準電圧の周波数)以上になることなどである。また、負荷315のスイッチの切り替えにより、一時的に周波数が閾値C1未満又は閾値C2以上になることもあるため、制御部335aは、ある一定期間の周波数が閾値C1未満又は閾値C2以上になった場合に、第1の周波数条件が満たされたと判断することもできる。以下、本実施形態では、第1の周波数条件は、太陽光パワーコンディショナ311aからの出力電圧の周波数が閾値C1未満になることとする。よって、制御部335aは、インバータ325aを制御して、出力電圧の周波数を閾値C1未満になるまで引き下げる(図7の33及び図8の時刻t3)。なお、閾値C1を、例えば、商用電源系統320の交流電圧の周波数の許容範囲内に設定することにより、負荷315に悪影響を及ぼすことなく、当該方法を実行することができる。また、閾値C1を、負荷315にフリッカの影響が表れないように設定することもできる。更に、制御部335aは、高調波の発生を抑制するために、太陽光パワーコンディショナ311aから出力される電圧のゼロクロス点付近で当該電圧の周波数を変化させることもできる。
太陽光パワーコンディショナ311aのインバータ325aの出力電圧の周波数が下がると、太陽光パワーコンディショナ311aと並列接続されている燃料電池パワーコンディショナ311bの出力電圧の周波数も同様に下がる(図7の34)。よって、電圧センサ331b−3の測定値から、制御部335bは、電圧センサ331b−3における電圧の周波数が閾値C1未満になったことを検出する(図7の35)。そして、制御部335bは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力未満になったことを認識する。
電圧センサ331b−3における電圧の周波数が閾値C1未満になったタイミングで、制御部335bは、燃料電池パワーコンディショナ311bの出力電圧の制御を開始する(図7の36)。また、制御部335aは、インバータ325aの出力電圧の周波数を閾値C1未満にまで下げたタイミングで、太陽光パワーコンディショナ311aの出力電流の制御を開始する(図7の37)。
続いて、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力以上になる、つまり、供給電力が過多になるとする(図7の38)。制御部335bは、第2の周波数条件を満たすように燃料電池パワーコンディショナ311bから出力される電圧を変化させる。第2の周波数条件は、例えば、燃料電池パワーコンディショナ311bからの出力電圧の周波数が閾値D1(閾値D1>標準電圧の周波数)以上になることや、当該周波数が閾値D2(閾値D2<標準電圧の周波数)未満になることなどである。また、負荷315のスイッチの切り替えにより、一時的に周波数が閾値D1以上又は閾値D2未満になることもあるため、制御部335bは、ある一定期間の周波数が閾値D1以上又は閾値D2未満になった場合に、第2の周波数条件が満たされたと判断することもできる。以下、本実施形態では、第2の周波数条件は、燃料電池パワーコンディショナ311bからの出力電圧の周波数が閾値D1以上になることとする。よって、制御部335bは、インバータ325bを制御して、出力電圧の周波数を閾値D1以上になるまで引き上げる(図7の39及び図7の時刻t4)。なお、閾値D1を、例えば、商用電源系統320の交流電圧の周波数の許容範囲内に設定することにより、負荷315に悪影響を及ぼすことなく、当該方法を実行することができる。また、閾値D1を、負荷315にフリッカの影響が表れないように設定することもできる。また、制御部335bは、高調波の発生を抑制するために、燃料電池パワーコンディショナ311bから出力される電圧のゼロクロス点付近で当該電圧を変化させることもできる。
燃料電池パワーコンディショナ311bのインバータ325bの出力電圧の周波数が上昇すると、燃料電池パワーコンディショナ311bと並列接続されている太陽光パワーコンディショナ311aの出力電圧の周波数も同様に上昇する(図7の40)。よって、電圧センサ331a−3の測定値から、制御部335aは、電圧センサ331a−3における電圧の周波数が閾値D1以上になったことを検出する(図7の41)。そして、制御部335aは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力以上になったことを認識する。
電圧センサ331a−3における電圧の周波数が閾値D1以上になったタイミングで、制御部335aは、太陽光パワーコンディショナ311aの出力電流の制御を停止し、出力電圧の制御を開始する(図7の42)。また、制御部335bは、インバータ325bの出力電圧の周波数を閾値D1以上にまで上げたタイミングで、燃料電池パワーコンディショナ311bの電力供給を停止する(図7の43)。
なお、制御部335bは、燃料電池パワーコンディショナ311bの出力電圧を制御している間(図8の時刻t3から時刻t4までの間)、図8のように、出力電圧の周波数が閾値C1未満となるようにインバータ325bを制御することができる。また、制御部335bは、出力電圧の周波数が閾値C1未満になった後は、インバータ225bから出力される電圧の周波数を標準電圧の周波数に戻すこともできる。
また、制御部335aは、太陽光パワーコンディショナ311aの出力電圧の周波数が閾値D1以上になった後(図8の時刻t4以降)、図8のように、出力電圧の周波数が閾値D1以上となるようにインバータ325aを制御することができる。また、制御部335aは、出力電圧の周波数が閾値D1以上になった後は、インバータ325aから出力される電圧の周波数を標準電圧の周波数に戻すこともできる。
このように本実施形態では、制御部335aは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力未満になると、周波数が閾値C1未満になるように太陽光パワーコンディショナ311aから出力される電圧を変化させる。これにより、制御部335bは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が不足していることを認識でき、燃料電池パワーコンディショナ311bからの出力電圧を制御することができる。また、制御部335bは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が必要電力以上になると、周波数が閾値D1以上になるように燃料電池パワーコンディショナ311bから出力される電圧を変化させる。これにより、制御部335aは、太陽光パワーコンディショナ311aからの供給電力が十分であることを認識でき、太陽光パワーコンディショナ311aからの出力電圧を制御することができる。また、第3実施形態に係るパワーコンディショナ311a及び311bは、制御方式の切り替えを他のパワーコンディショナに指示するために出力電圧を変化させる。よって、パワーコンディショナ311a及び311bは、第1実施形態のように、通信インタフェースを備える必要がないため、回路規模を小さくすることができる。また、制御部335a及び335bは、通信の輻輳やEMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁両立性)の影響による通信エラーにより、制御方式の切り替えの指示に失敗することもない。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
上述の本発明の実施形態の説明において、第1のパワーコンディショナは太陽光パワーコンディショナであり、第2のパワーコンディショナは燃料電池パワーコンディショナであるとして説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、第1のパワーコンディショナを水力発電パワーコンディショナとし、第2のパワーコンディショナを蓄電池パワーコンディショナとすることもできる。また、第1のパワーコンディショナを蓄電池パワーコンディショナとし、第2のパワーコンディショナを燃料電池パワーコンディショナとすることもできる。なお、パワーコンディショナが蓄電池パワーコンディショナである場合、コンバータ及びインバータをそれぞれ、双方向コンバータ及び双方向インバータにより実現することができる。双方向インバータは、商用電源系統又は並列接続されている他のパワーコンディショナからの交流電圧を直流電圧に変換して、双方向コンバータに供給することができる。双方向コンバータは、双方向インバータからの直流電圧を降圧又は昇圧し、蓄電池パワーコンディショナの電源である蓄電池に供給することができる。これにより、蓄電池は充電される。
また、上述の本発明の実施形態の説明において、パワーコンディショナシステムは、並列する2つのパワーコンディショナを備えるとして説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、第1のパワーコンディショナを2つのパワーコンディショナが並列に接続されたもので実現し、パワーコンディショナシステムを3つのパワーコンディショナにより構成することもできる。
また、上述の本発明の実施形態の説明において、パワーコンディショナにおける制御方式(電流制御、電圧制御及び電力供給停止)の切り替えを同期信号の送受信、パワーコンディショナからの出力電圧の実効値の変化又は当該出力電圧の周波数の変化により実現するとして説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、制御方式の切り替えを、同期信号の送受信、実効値の変化及び周波数の変化の組み合わせにより実現することもできる。パワーコンディショナの制御部は、制御方式の切り替えをまず同期信号の送受信により行い、同期信号の送受信が通信エラーにより失敗した場合に、出力電圧を変化させることができる。これにより、制御方式の切り替えの確実性を上げることができる。
また、上述の本発明の実施形態の説明において、第1のパワーコンディショナの出力電力及び出力電流が第1のパワーコンディショナ内部の制御部により制御されるとして説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、第1のパワーコンディショナ外部のHEMS(Home Energy Management System:エネルギー管理装置)の判断及び指示により、第1のパワーコンディショナから負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、第1のパワーコンディショナの出力電圧が制御され、供給電力が必要電力未満である場合、第1のパワーコンディショナの出力電流が制御されてもよい。なお、第1のパワーコンディショナとHEMSとの間では、エコーネットライト、ZigBee(登録商標)、KNXのような、規格団体で定められた通信プロトコルに準拠したフォーマットの信号が送受信されることが望ましい。
101 パワーコンディショナシステム
111 パワーコンディショナ
111a、211a、311a 第1のパワーコンディショナ(太陽光パワーコンディショナ)
111b、211b、311b 第2のパワーコンディショナ(燃料電池パワーコンディショナ)
115 負荷
117 第1の電源(太陽電池)
119 第2の電源(燃料電池)
120 商用電源系統
121 電源用端子
123 コンバータ
125 インバータ
127 負荷用端子
128 系統用端子
129−1、129−2 電流センサ
131−1、131−2、131−3 電圧センサ
132 自立出力スイッチ
133 系統連系スイッチ
134 通信インタフェース
135 制御部

Claims (8)

  1. 自立運転を行う第1のパワーコンディショナと、前記第1のパワーコンディショナから負荷に出力される交流電力を補うための第2のパワーコンディショナとを備え、前記第1のパワーコンディショナと前記第2のパワーコンディショナとが前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナシステムであって、
    前記第1のパワーコンディショナは、
    当該第1のパワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電圧を制御し、前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御する第1の制御部
    を備え、
    前記第2のパワーコンディショナは、
    前記供給電力が前記必要電力以上である場合、前記第2のパワーコンディショナからの電力の供給を停止し、前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第2のパワーコンディショナの出力電圧を制御する第2の制御部
    を備える
    パワーコンディショナシステム。
  2. 請求項1に記載のパワーコンディショナシステムにおいて、
    前記第1のパワーコンディショナは、直流電力を交流電力に変換して、前記負荷に供給するインバータを更に備え、
    前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満であることを、前記インバータへの入力電圧が所定電圧未満になったことにより判断する
    ことを特徴とするパワーコンディショナシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のパワーコンディショナシステムにおいて、
    前記第1のパワーコンディショナは、前記第2のパワーコンディショナと信号を送受信するための第1の通信インタフェースを更に備え、
    前記第2のパワーコンディショナは、前記第1のパワーコンディショナと信号を送受信するために前記第1の通信インタフェースと接続される第2の通信インタフェースを更に備え、
    前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、前記第1の通信インタフェースを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を前記第2のパワーコンディショナに送信し、
    前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、前記第2の通信インタフェースを介して出力電圧の制御の開始を指示する同期信号を前記第1のパワーコンディショナに送信する
    ことを特徴とするパワーコンディショナシステム。
  4. 請求項1又は2に記載のパワーコンディショナシステムにおいて、
    前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、第1の実効値条件を満たすように第1のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させ、
    前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、第2の実効値条件を満たすように第2のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させる
    ことを特徴とするパワーコンディショナシステム。
  5. 請求項1又は2に記載のパワーコンディショナシステムにおいて、
    前記第1の制御部は、前記供給電力が前記必要電力未満になると、第1の周波数条件を満たすように第1のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させ、
    前記第2の制御部は、前記供給電力が前記必要電力以上になると、第2の周波数条件を満たすように第2のパワーコンディショナから出力される電圧を変化させる
    ことを特徴とするパワーコンディショナシステム。
  6. 請求項1に記載のパワーコンディショナシステムにおいて、
    前記第1のパワーコンディショナは、自然エネルギーから電力を出力するものであり、
    前記第1の制御部は、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御している場合、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御による最大出力動作電圧を前記インバータに入力する
    ことを特徴とするパワーコンディショナシステム。
  7. 自立運転を行うパワーコンディショナであって、前記パワーコンディショナから負荷に出力される電力を補うための他のパワーコンディショナと前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナで、
    当該パワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記パワーコンディショナの出力電圧を制御し、
    前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記パワーコンディショナの出力電流を制御し、且つ前記他のパワーコンディショナからの出力電圧を制御するように前記他のパワーコンディショナに指示する
    制御部
    を備えるパワーコンディショナ。
  8. 自立運転を行う第1のパワーコンディショナと、前記第1のパワーコンディショナから負荷に出力される交流電力を補うための第2のパワーコンディショナとを備え、前記第1のパワーコンディショナと前記第2のパワーコンディショナとが前記負荷に対して並列に接続されているパワーコンディショナシステムの制御方法であって、
    前記第1のパワーコンディショナが、
    当該第1のパワーコンディショナから前記負荷に供給される供給電力が、当該負荷が必要とする必要電力以上である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電圧を制御するステップと、
    前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第1のパワーコンディショナの出力電流を制御するステップと、
    前記第2のパワーコンディショナが、
    前記供給電力が前記必要電力以上である場合、前記第2のパワーコンディショナからの電力の供給を停止するステップと、
    前記供給電力が前記必要電力未満である場合、前記第2のパワーコンディショナの出力電圧を制御するステップと
    を含むパワーコンディショナシステムの制御方法。
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