JPWO2013047833A1 - 無線通信システム、無線端末、無線局、ネットワーク装置、及び情報収集方法 - Google Patents

無線通信システム、無線端末、無線局、ネットワーク装置、及び情報収集方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムであって、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局は、第1のセルにおいて、前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記無線端末に要求する要求手段と、を有する無線通信システムである。

Description

本発明は、無線通信システム、無線端末、無線局、ネットワーク装置、及び情報収集方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、オペレータによる走行試験(Drive-Test)にかかるオペレーションコスト(OPEX)を削減するため、走行試験で収集していた情報又はそれに類似した情報を無線端末に測定・報告させることが検討されている(非特許文献1)。この検討の最終目的は走行試験の実行を最小化することであり、これに関連する技術は総称してMDT(Minimization of Drive Test)と呼ばれている。MDTは、3GPPで規定されるセルラシステムであるUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)およびLTE(Long Term Evolution)の両方を適用対象としている。尚、ここで言う「測定」には、ある状況を「検出」する動作も含む。
MDTでは、無線端末による測定情報の取得(つまり、測定及び、当該測定結果の記録)・報告方法について、以下の2つの方式が規定されている(非特許文献1)。
1.即時MDT(Immediate MDT): 無線端末がアクティブ状態の間に測定情報の取得および報告をさせる方式。
2.ログMDT(Logged MDT): 無線端末がアイドル状態の間に測定情報の取得をさせ、取得した測定情報をアクティブ状態の間に報告させる方式。
また、MDTの検討では、ネットワーク側で、どの無線端末に測定情報を取得・報告させるかを決定する事、つまりネットワーク主導の無線端末による測定情報取得・報告の制御を基本方針とし、非特許文献2では以下2つの方式が規定されている。
A.マネジメントベース方式(Management based MDT): まずMDTの測定情報の収集の対象となるエリアを指定し、当該エリアに滞在する無線端末から任意に選択する方式。エリアベース方式(Area based MDT)とも呼ばれる。
B.シグナリングベース方式(Signaling based MDT): 特定の無線端末を当該無線端末の個別識別子ID(Identity)を基に選択する方式。
次に、図1を参照して、3GPPで検討されているLTEにおけるマネジメントベース方式を用いた、ログMDTについて簡単に説明する。図1に示すように、ここで想定するLTEのシステムは、無線端末UE(User Equipment)、無線基地局eNB(evolved NodeB)、無線端末の移動管理装置MME(Mobility Management Entity)/ホーム加入者管理サーバHSS(Home Subscriber Server)などを含むネットワーク装置EPC(Evolved Packet Core)、ネットワーク運用管理装置EM(Element Manager)(EMS: Element Management Systemとも呼ぶ)、及びトレース情報収集装置TCE(Trace Collection Entity)から構成される。そして、図1においてマネジメントベース方式を用いたログMDTは、以下のステップにより実行される。尚、図1において、UEは、RRC(Radio Resource Control)_Connected状態(アクティブモード)であるものとする。
ステップS1001:UEは、無線アクセスに関する端末能力情報(UE Capability Information)を接続中のeNBに通知する。このとき、ログMDTの機能をサポートしていること(logged Measurements Idle)も一緒に通知する。
ステップS1002:EM(S)は、マネジメントベースのログMDTを実行するようにeNBに要求(Trace Activation Request)を行う。当該指示には、ログMDTを実行する為に必要な設定情報も含まれる。
ステップS1003:eNBは、EM(S)からの要求と、UEの端末能力情報を基にログMDTを実行させるUEを選択する(UE selection)。尚、図示していないが、eNBは事前に当該UEの詳細位置情報(例えばGPS位置情報)の報告に関する同意情報(user consent)をEPC(に含まれるMME)から取得しておく。詳細位置情報の報告が必要な場合には、同意している(consent)UEを選択し、必要でない場合には同意していない(unconsent)UEを選択しても良い。
ステップS1004:eNBは、当該UEに対し、ログMDTの実行に必要な設定情報を通知する(Logged Measurement Configuration)。尚、この通知が、ログMDTの実行の指示にもなる。
ステップS1005:eNBは、当該UEをRRC_Idle状態(アイドルモード)に遷移させる(RRC Connection Release)。
ステップS1006:UEは、RRC_Idle状態へと遷移する(RRC Connection Release)。
ステップS1007:UEは、所定タイミングで自セル(serving cell)や隣接セル(neighbouring cell)の信号に対する測定(Measurement)を行う。ここで、測定項目としては、既知信号(Reference Signal: RS)の受信電力(Reference Signal Received Power: RSRP)や受信品質(Reference Signal Received Quality: RSRQ)が考えられる。尚、当該測定は、ログMDTの為の付加的なものではなく、セル再選択などの為に行われるものである。
ステップS1008:UEは、ログMDTの設定情報で指定される記録タイミングで測定結果(RSRPやRSRQ)などを記録(log)する。尚、本明細書では特に断りが無い限り、簡単の為、ステップS1007とS1008の動作を合わせて(或は、少なくともこれら2つの動作を含むものを)単に「測定結果の記録(Log measurement results)」と呼ぶ。
ステップS1009:UEは、所定のトリガに応じてRRC_Connected状態になる為、RRC接続要求(RRC Connection Request)を行う。
ステップS1010:eNBは、RRC接続要求を受け入れ、必要な情報を通知する(RRC Connection Setup)。
ステップS1011:UEは、RRC接続確立の確認メッセージを送信する(RRC Connection Setup Complete)。ステップS1009〜S1011までの一連の動作により、RRC接続が確立される(RRC Connection Establishment)。ここで、ログMDTで測定結果の記録(ログ)を保有しているUEは、当該ログを保有していることを示す情報(logMeasAvailable)を付加してメッセージを送信する。
ステップS1012:eNBは、ログを保有していることを通知された場合、ログ報告の要求を行う(UE Information Request (logMeasReportReq))。
ステップS1013:UEは、ログ報告の要求に応じて、ログを報告する(UE Information Response (LogMeasReport))。
ステップS1014:eNBは、報告されたログを、TCEへ転送する(Trace Recording Report)。
以上の動作により、マネジメントベース方式のログMDTが実現される。
尚、ログMDTでは、UEが、ログMDTの設定情報を受信した(すなわち、ログMDTの実行を要求された)セルから、別のセルに移動した場合でも、移動先のセルが所定条件を満たす場合には継続される。ここで言う所定条件とは、ログMDTの設定情報を受信したセルと同じ無線アクセス技術(Radio Access Technology: RAT)のセルである、ログMDTの設定情報を受信したセルと同じPLMN Id(Public Land Mobile Network Identity)に属するセルである、設定情報で指定されたグローバルセルId(EUTRAN Cell Global Identifier: ECGI)やトラッキングエリア(Tracking Area: TA)に属するセルである、などがある。
一方、移動先のセルがこれら所定条件を満たさない場合、例えば図2に示すように異なるRAT、つまり異種システムのセルに移動した場合(S1105: Cell reselection to UMTS cell)、UEはログMDTを中断する(S1106: Stop logging measurement results)。このとき、当該セルにおいて位置登録の更新などの為(S1110: Location Update)にRRC_Connected状態になったとしても(S1109: RRC Connection Setup Complete)、ログ報告は行わない。一方、再び所定条件を満たすセルに移動した場合、UEはログMDTを再開する。尚、所定条件を満たさないセルに移動後、当該セルにおいてログMDTの設定情報を新たに受信した(つまり、ログMDTの実行を要求された)場合、保持していたログMDTの設定情報やログは上書き(或は、破棄)される。
3GPP TS37.320v10.0.0 (<URL> http:www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/37320.htm) 3GPP TS32.422v10.4.0 (<URL> http:www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/32422.htm) NTT DOCOMOテクニカル・ジャーナルVol.17 No.3(<URL> http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol17_3/vol17_3_006jp.pdf)
以下に本発明による関連技術の分析を与える。
上述したログMDTにおいて、あるUEがRAT−AのセルにおいてログMDTの設定情報を受信し(つまり、ログMDTの実行を要求され)、RAT−Aのセルにおいてログを取得した後、異なるRAT−Bのセルに移動する場合を考える。
当該UEは、RAT−Bのセルに移動すると、位置登録を行う為にRRC_Connected状態(アクティブモード)になり、ログMDTを中断する。このとき、当該UEにRAT−Bのセルに移動した直後(例えば、位置登録手順終了後)から、継続してログMDTで測定情報を取得させるために、RAT−BにおけるログMDTの設定情報をUEに新たに通知することが考えられる。しかし、これを実現するには、新たにログMDTの設定情報を通知する事になり、RAT−Aのセルにおいて受信した設定情報や取得したログは上書き(或は、破棄)されてしまう。さらに、RRC_Idle状態(アイドルモード)のUEが、LTEとUMTSの異種RAT間でセルの移動(すなわち、異種RAT間セル再選択:Inter-RAT Cell Reselection)を行う際、LTE及びUMTSで以前に登録した位置登録エリアから変更が無い限り、位置登録手順を省略することができる機能であるISR(Idle mode Signaling Reduction(非特許文献3))を適用した場合、RAT−Bのセルに移動した直後からのログMDTによる測定情報の取得も行うことができない。
例えば、RRC_Idle状態(アイドルモード)のUEがRAT−AからRAT−Bに移動すると、RAT−Bの測定情報の取得は中断される。ここで、ISRが適用される状況にあり、RAT−AからRAT−Bへの移動に際して位置登録エリアの変更が必要ない場合、RRC_Connected状態(アクティブモード)にはならない。ISRによって位置登録手順が省略されると、当該位置登録手順を介して通知される新たな設定情報を受信することもなく、UEは測定情報の取得を中断させたままの状態となり、RAT−Bの測定情報を継続して取得させることはできなかった。このように、ログMDTでは、異種RAT間セル再選択時に、セル再選択後も測定情報を継続的に取得することができない。しかし、走行試験において、UEが異なるRAT間を移動する地点の情報(例えば、受信品質など)は、異なるRATを考慮したセルのカバレッジ最適化などに重要な測定情報であり、ログMDTでもUEが異種RAT間セル再選択を行う際に継続的に測定情報を取得する機能は必要と考えられる。
従って、解決すべき課題は、無線端末が異なるRATのセル間を移動する場合に、継続的な測定情報の取得を実現することである。
本発明は、無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムであって、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局は、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する要求手段と、を有する無線通信システムである。
本発明は、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線端末であって、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局から、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を受信し、前記無線局から、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記測定情報の取得を行う要求を受ける手段と、前記要求に基づいて、前記測定情報を取得する測定情報取得手段とを有する無線端末である。
本発明は、無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムにおける無線局であって、前記無線局は、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局であり、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する要求手段とを有する無線局である。
本発明は、無線端末に、アイドル状態の間に測定情報を取得させ、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告させるネットワーク装置であって、前記無線端末が滞在する第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局に、前記無線端末による前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、前記無線端末に前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行わせるように、前記無線局に対して指示する指示手段と、を有するネットワーク装置である。
本発明は、無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する情報収集方法であって、第1の無線アクセス技術の第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知し、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する情報収集方法である。
本発明は、無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する情報収集方法であって、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局から、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を受信し、前記無線局から、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記測定情報の取得を行う要求を受け、前記要求に基づいて、前記測定情報を取得する情報収集方法である。
本発明によれば、異種RAT間セル再選択を行う場合でも、継続的な測定情報の取得を実現することができる。
図1は本発明に関連するログMDTの無線ネットワーク及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図2は本発明に関連するログMDTの無線ネットワーク及び無線端末の動作を示す別のシーケンス図である。 図3は本発明の第1の実施形態の無線通信システムの構成を示す図である。 図4は本発明の無線局のブロック図である。 図5は本発明の無線端末のブロック図である。 図6は本発明の第1の実施例の無線局及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図7は本発明の第2の実施例の無線局及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図8は本発明の第2の実施形態の無線通信システムの構成を示す図である。 図9はLTEのセルで報告する場合のフォーマットの一例を示した図である。 図10は本発明の第3の実施例の無線局及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図11は本発明の第3の実施例の無線端末の動作を示すフローチャートである。 図12は本発明の第3の実施例の変形例の無線局及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図13は本発明の第4の実施例の無線局及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図14は本発明の第5の実施例の無線ネットワーク及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図15は本発明の第5の実施例の変形例の無線ネットワーク及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。 図16は本発明の第6の実施例の無線ネットワーク及び無線端末の動作を示すシーケンス図である。
<発明の原理>
本発明の基本原理は、第1の無線アクセス技術(Radio Access Technology: RAT)の第1のセルを運用する無線局が、第1のセルにおいて、無線端末に、アイドル状態(アイドルモード、非通信状態、或は、非接続状態とも呼ぶ)の間の第1のセルにおける測定情報(第1の測定情報)の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)に関する第1の設定情報を通知し、さらに、第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後、アイドル状態の間に測定情報(第2の測定情報)の取得を行うよう要求することである。尚、本発明の理解を容易にするため、以下の説明において、無線局を第1の無線局と記載する。
当該要求を受けた無線端末は、第1のセルから第2のセルに移動した場合、アイドル状態の間に第2のセルにおいて第2の測定情報の取得を行う。さらに、第2のセルから再び第1のセルに移動した後に、アイドル状態の間に再び第1のセルにおいて第1の測定情報の取得を行うようにしても良い。
尚、無線端末による第2のセルにおける第2の測定情報の取得は、当該無線端末が自律的に開始するようにしても良いし、第2の無線局から所定の信号(或は、情報)を受信した時点から開始するようにしても良い。後者の場合は、例えば報知情報で当該第2のセルに無線端末自身が滞在することが可能であること、或は、当該第2のセルが測定情報の取得の対象となっていることを検知した時点から開始することが考えられる。
同様に、無線端末による第2のセルから再び第1のセルに移動した後の第1のセルにおける第1の測定情報の取得も、当該無線端末が自律的に開始するようにしても良いし、第1の無線局から所定の信号(或は、情報)を受信した時点から開始するようにしても良い。
また、ここで言う移動とは、無線端末が物理的に自身の位置を移動するか否かによらず、第1(又は、第2)のセルから第2(又は、第1)のセルへと滞在するセルを変更することを意味する。さらに、第1の測定情報と第2の測定情報に含まれる情報の要素(つまり、測定項目)は同じであっても良いし、一部、或は、全て異なっても良い。
一方、測定情報の報告は、無線端末がアクティブ状態(アクティブモード、通信状態、或は、接続状態とも呼ぶ)の間に行う。本発明では、第2のセルにおいて第1のセル及び第2のセルにおいて取得した第1の測定情報及び第2の測定情報を報告するようにしても良いし、測定情報を取得したセルと同種のセルにおいて当該測定情報を報告するようにしても良いし、測定情報の取得の指示を受けた第1のセルおいて第1及び第2の測定情報を報告するようにしても良い。
ここで、測定情報の項目としては、例えば以下のものが考えられる。
・滞在セル及び隣接セルの既知信号の受信電力
・滞在セル及び隣接セルの既知信号の受信品質
・共通制御信号の受信失敗情報
・アクセス信号の送信失敗情報
・無線リンク失敗情報
・位置情報
尚、滞在セルは、サービングセル(Serving cell)又はキャンピングセル(Camping cell)とも呼ばれ、既知信号は、パイロット信号やリファレンス信号とも呼ばれる。また、受信品質としては、希望波(或は、希望信号)の信号電力対干渉信号電力比(Signal power to Interference power Ratio: SIR)や、信号電力対干渉及び雑音電力比(Signal power to Interference and Noise power Ratio: SINR)などがあるが、これに限定されない。また、共通制御信号の受信失敗情報は、報知されるシステム情報や、ページング情報の受信失敗に関する情報で、アクセス信号の失敗情報は、無線端末が無線局との無線リンク確立の為などに使用するランダムアクセス信号などの送信に失敗した情報に相当する。無線リンク失敗情報は、無線端末が無線局との間で確立していた無線リンクが意図せず切断された(つまり、無線リンクが保てない状態になった)ことに関する情報であり、この状況を一般にRLF(Radio Link Failure)と呼ぶ。さらに、位置情報は、無線端末が当該測定情報の記録を行う時点で保有している無線端末自身の滞在場所に関する情報で、例えばGPS(Global Positioning System)に代表されるGNSS(Global Navigation Satellite System)で取得した位置情報や、無線基地局等の複数の無線局からの信号の受信タイミングの差で位置を特定するOTDOA(Observation Time Difference Of Arrival)方式で算出した位置情報などが考えられる。
また、設定情報としては、例えば以下のものが考えられる。
・測定情報の記録開始の基準となる絶対時刻
・測定情報の記録期間
・測定情報の記録周期
・測定情報の記録対象エリア
・トレース関連情報
尚、測定項目情報は、上述の測定情報の項目を示す情報である。記録期間及び記録周期は、測定結果を記録すべき期間及び測定結果を記録する周期である。
一方、第1の無線局による、無線端末が第1のセルから第2のセルに移動した後に測定情報の取得を行う要求としては、例えば以下の3つの方法が考えられる。
・第2のセルにおける測定情報の取得のみを要求する方法
・第2のセルにおいて第1のセルにおいて取得した測定情報の報告と測定情報の取得及び報告を要求する方法
・第2のセルにおける測定情報の取得、及び第2のセルにおいて取得した測定情報の報告を要求する方法
当該要求を行う方法としては、例えば以下の2つの手段が考えられる。
a) 上記いずれかの方法により第2のセルにおける測定情報の取得を指示する情報(例えば、フラグなど)のみを通知する
b) 第2のセルにおける第2の設定情報を通知する
なお、第2の設定情報を、第1のセルにおける第1の設定情報と併せて通知してもよい。
また、第2の設定情報は、第1の設定情報と同様の項目(又は、情報)を含んでいても良いし、第1の設定情報に含まれる項目(又は、情報)のうちの一部のみに対応する部分的なものでも良い。尚、第2の設定情報が無い場合、或は、第1の設定情報に比べ情報量が不足している(例えば、第1の設定情報の部分的なものである)場合、無線端末は、第2の設定情報で不足している(例えば、第1の設定情報に比べ不足している)部分については、第1の設定情報のものを再利用する。ここで言う再利用とは、
・設定値等をそのまま引き継ぐ(又は、使用する)こと、
・タイマやカウンタ等の値を継続すること、
・測定項目情報等を第1のRATのものから第2のRATのものへと読み替える(又は、変換する)こと、
などの処理を指すことが考えられるが、これらに限定はされない。
さらに、無線端末が、測定情報の取得に関する情報の一部、例えば対象となる測定情報の項目(つまり、測定項目)などを予め保有している(或は、仕様で規定されている)場合においては、無線アクセス技術(RAT)を切り替える際に、これらの情報を対応するRATのものへと切り替えることも考えられる。
以上に示した本発明を実施することで、異なる無線アクセス技術(RAT)のセル間を移動する際にも、無線端末が継続的に測定情報を取得することができ、無線局及び無線局を管理する上位のネットワーク(又は、ネットワーク装置)において当該測定情報を収集することができる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境(例えば、各RATの受信電力や受信品質、RAT間のセルの重なり度合いなどの相対関係等)を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
尚、第1の無線局と第2の無線局を区別して説明を行ったが、ある無線局が第1の無線アクセス技術(RAT)と第2の無線アクセス技術(RAT)の両方の機能を有していても良い。
また、無線局による無線端末への測定情報の取得に関する設定情報の通知(つまり、測定情報の取得の指示)は、無線局を管理する上位のネットワーク装置やネットワーク運用管理装置が当該無線局へ指示することにより行われることも考えられる。例えば、より具体的には、ネットワーク運用管理装置がネットワーク装置を介して、或は、直接に無線局に設定情報の通知を行うことが考えられる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<第1の実施形態>
図3から図5を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態における無線通信システムを示す図である。第1の実施形態における無線通信システムは、第1の無線アクセス技術RAT1(Radio Access Technology 1)の機能を有する第1の無線局1、第1の無線局が提供する第1のセル2、第2の無線アクセス技術RAT2の機能を有する第2の無線局3、第2の無線局3が提供する第2のセル4、及び、RAT1とRAT2の両方の機能を有する無線端末5から構成される。尚、以下の説明において、第1の無線局1と第2の無線局3とを区別して説明するが、第1の無線局1又は第2の無線局3が第1の無線アクセス技術(RAT)と第2の無線アクセス技術(RAT)の両方の機能を有していても良い。さらに、第1の無線局1と第2の無線局3が同一の無線局であっても良い。
無線局1,3、無線端末5の機能ブロック図をそれぞれ図4、図5に示す。
図4において、無線局1,3は、無線端末からの無線信号を受信する受信部10(Receiver)、無線端末や他のネットワークノード(Other Network Node)から受信した信号を復調する復調部11(Demodulator)、無線端末毎に受信信号の品質等の測定を指示する測定制御部12(Measurement control unit)、無線端末や他のネットワークへの信号を生成する信号生成部13(Tx signal generator)、無線端末へ無線信号を送信する送信部14(Transmitter)、から構成される。
測定制御部12は、さらに、RAT1における測定制御を行う部分(RAT1 control part)121と、RAT2における測定制御を行う部分(RAT2 control part)122に分けられる。尚、無線局の例としては、無線基地局や、当該無線基地局を管理する基地局制御局などが考えられる。
図5において、無線端末5は、無線局1,3からの無線信号を受信する受信部20(Receiver)、受信した信号を復調する復調部21(Demodulator)、受信信号の品質等の測定を行う測定部22(Measurement unit)、無線局1,3への信号を生成する信号生成部23(Tx signal generator)、無線局1,3へ無線信号を送信する送信部24(Transmitter)、から構成される。測定部22は、さらに、測定に関する制御情報を保持する部分(Measurement configuration store part)221と、RAT1における測定を行う部分(RAT1 measurement part)222と、RAT2における測定を行う部分(RAT2 measurement part)223に分けられる。尚、図4、図5に示した機能ブロックの構成は一例であり、本発明の適用は、これらの構成に限定はされない。
以下に、第1の実施形態における具体的な実施例1を説明する。
<実施例1>
本発明の第1の実施例について説明する。図6は、第1の実施例における無線局と無線端末の動作を示すシーケンス図である。第1の実施例では、第1の無線局1が、無線端末5に、第1のセル2における測定情報の取得(つまり、測定及び測定結果の記録)及び報告の指示と、第2のセル4における測定情報の取得及び報告の指示を行う。
ステップS101: 第1の無線局1は、無線端末5に、第1のセル2における測定情報取得・報告の指示を行う。また、第1の無線局は、第2のセル4における測定情報取得・報告の指示を行う。このとき、第1の無線局1は、少なくとも第1の設定情報を無線端末5に通知する。
ステップS102: 無線端末5は、第1のセル2で測定情報(つまり、第1の測定情報)の取得を行う。
ステップS103: 無線端末5は、第2のセル4へ移動する。ここで言う移動とは、無線端末5が物理的に自身の位置を移動するか否かによらず、第1のセル2から第2のセル4へと滞在するセルを変更することを意味する。尚、このとき、無線端末5は、第2の設定情報を事前に受信していない場合、或は、第2の設定情報が第1の設定情報に比べ部分的である(つまり、情報が不足している)場合、第1の設定情報を再利用する処理を実行する。
ステップS104: 無線端末5は、第2のセル4で測定情報(つまり、第2の測定情報)の取得を行う。
ステップS105: 無線端末5は、第2のセル4で、第1の測定情報のログと第2の測定情報のログとを第2の無線局3へ報告する。ここで、無線端末5は、第1の測定情報のログと第2の測定情報のログを識別できるように報告を行っても良い。例えば、第1と第2の測定情報のログそれぞれの先頭に対応する無線アクセス技術(RAT)を示す情報を付加する、第1の測定情報のログの最後に第1のRATを示す情報を付加する、或は、第2の測定情報のログの先頭に第2のRATを示す情報を付加する、などの方法が考えられる。尚、これらのRATを識別する為の情報の付加は、測定情報を取得する際に行うようにしても良い。
以上のステップにより、無線端末が異なる無線アクセス技術(RAT)間を移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
<実施例2>
本発明の第2の実施例について説明する。
図7は、第2の実施例における無線局と無線端末の動作を示すシーケンス図である。第2の実施例では、第1の無線局1が、無線端末5に、第1のセル2における測定情報の取得(つまり、測定及び測定結果の記録)及び報告の指示と、第2のセル4における測定情報の取得の指示を行う。つまり、当該無線端末5は、第2のセル4において測定情報の報告は行わない。
ステップS201: 第1の無線局1は、無線端末5に、第1のセル2における測定情報取得・報告の指示を行う。また、第1の無線局1は、第2のセル4における測定情報取得の指示を行う。このとき、第1の無線局1は、少なくとも第1の設定情報を無線端末5に通知する。
ステップS202: 無線端末5は、第1のセル2で測定情報(つまり、第1の測定情報)の取得を行う。
ステップS203: 無線端末5は、第2のセル4へ移動する。ここで言う移動とは、無線端末が物理的に自身の位置を移動するか否かによらず、第1のセル2から第2のセル4へと滞在するセルを変更することを意味する。尚、このとき、無線端末5は、第2の設定情報を事前に受信していない場合、或は、第2の設定情報が第1の設定情報に比べ部分的である(つまり、情報が不足している)場合、第1の設定情報を再利用する処理を実行する。
ステップS204: 無線端末5は、第2のセル4で測定情報(つまり、第2の測定情報)の取得を行う。ここで、S201において、第2のセル4で測定情報の報告を行う指示を受けていないので、当該無線端末が第2のセル4でアクティブ状態になったとしても、取得した測定情報の報告は行わない。
ステップS205: 無線端末5は、再び第1のセル2へ移動する。
ステップS206: 無線端末5は、再び第1のセル2で第1の測定情報を取得する。
ステップS207: 無線端末5は、第1のセル2で、第1の測定情報のログと第2の測定情報のログを第1の無線局1へ報告する。ここで、無線端末5は、第1の実施例と同様に、第1の測定情報のログと第2の測定情報のログを識別できるように報告を行うようにしても良い。
以上のステップにより、無線端末が異なる無線アクセス技術(RAT)間を移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
<第2の実施形態>
図8を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。ここでは、3GPP LTE(Long Term Evolution)及びUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)のシステムを想定する。
第2の実施形態における無線通信システムは、ネットワーク運用管理装置30(Element Manager: EM。Element Management System: EMSとも呼ぶ)、トレース情報収集装置31(Trace Collection Entity: TCE)、第1の無線アクセス技術(RAT)のLTEの機能を有する第1の無線基地局32(evolved Node B: eNB)、第1の無線基地局eNBが提供する第1のセル33(LTE cell)、第2の無線アクセス技術のUMTSの機能を有する第2の基地局制御局(Radio Network Controller: RNC)/無線基地局(Node B: NB)34、第2の基地局制御局RNC/無線基地局NB34が提供する第2のセル35(UMTS cell)、及び、LTEとUMTSの両方の機能を有する無線端末36(User Equipment: UE)から構成される。
尚、基地局制御局RNCと基地局NB34は、実際には異なるノードであり、所定のインタフェースを介して互いに接続されているが、本発明の実施形態においては簡単の為にまとめて記載する。また、図示していないが、LTEの無線ネットワーク構成としては、他に、無線端末UEの移動管理装置 (Mobility Management Entity: MME)、サービングゲートウェイ(Serving Gateway: S-GW)、などのネットワーク装置を含むパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core: EPC)から構成される。同様に、UMTSの無線ネットワーク構成としては、他に、サービングGPRS(General Packet Radio Service)サポートノード(Serving GPRS Support Node: SGSN)、移動交換局(又は、移動通信交換局)(Mobile Switching Centre: MSC)、などのネットワーク装置を含むコアネットワーク(Core Network: CN)から構成される。
また、複数RAT間に共通のネットワーク装置として、ホーム加入者管理サーバ (Home Subscriber Server: HSS)もある。さらに、本発明が、第1のRATがUMTSで、第2のRATがLTEの場合でも適用できることは言うまでもない。尚、以下の説明において、無線基地局eNBと、基地局制御局RNC/基地局NBを区別して説明するが、ある1つの無線局が、無線基地局eNBの機能と基地局RNC/基地局NBの機能の両方を有していても良い。さらに、無線基地局eNBと基地局制御局RNC/基地局NBが、ある1つの無線局であっても良い。
また、無線端末UE36による測定情報の取得及び報告の機能としては、3GPP LTE及びUMTSで規定されている走行試験最小化機能(Minimization of Drive Test: MDT)の一つであるログMDT(Logged MDT)を想定する。Logged MDTでは、無線端末UE36が、無線局(例えば、LTEの無線基地局eNBやUMTSの基地局制御局RNC/基地局NB)から通知された設定情報(Logged Measurement Configuration)に従って、LTEのRRC(Radio Resource Control)_Idle状態、UMTSのUMTS_Idle状態、CELL_PCH(Paging CHannel)状態、URA(UTRAN Registration Area)_PCH状態、のいずれかの状態において、測定情報の取得(つまり、測定、及び当該測定結果の記録)を行う。ここで、測定結果を記録したものをログと呼ぶ。尚、ログには、記録した時刻(又は、タイミング)を示す情報なども含まれる。
一方、Logged MDTにおける測定情報の項目としては、例えば以下のものがある。
LTEの場合;
・サービングセル(serving cell)及び隣接セル(neighbouring cell)のリファレンス信号(Reference Signal: RS)の受信電力(RS Received Power: RSRP)
・サービングセル(serving cell)及び隣接セル(neighbouring cell)のリファレンス信号(RS)の受信品質(RS Received Quality: RSRQ)
・共通制御信号(又は、共通制御チャネル)の受信失敗情報(Paging Channel Failure、Broadcast Channel Failure)
・ランダムアクセス信号の送信失敗情報(Random Access Failure)
・無線リンク失敗RLF(Radio Link Failure)情報
・位置情報
ここで、位置情報としては、GPSに代表されるGNSSで取得した詳細な位置情報や、OTDOA等のネットワークベースの位置情報取得サービス(Location Service: LCS)で取得した詳細な位置情報がある。尚、詳細な位置情報が取得できなかった(又は、保有していない)場合には、同一周波数の複数の隣接セルの物理セルID(Physical Cell Identity: PCI)と、当該隣接セルのリファレンス信号の受信電力(RSRP)を位置情報として記録する。これをRF(Radio Frequency) fingerprintとも呼ぶ。
同様に、UMTSの場合;
・サービングセル(serving cell)及び隣接セル(neighbouring cell)のパイロット信号(Common Pilot Channel: CPICH)の受信電力(Received Signal Code Power: RSCP)
・サービングセル(serving cell)及び隣接セル(neighbouring cell)のパイロット信号(CPICH)の受信品質(Ratio of energy per modulating bit to the noise spectral density: Ec/No)
・共通制御信号(又は、共通制御チャネル)の受信失敗情報(Paging Channel Failure、Broadcast Channel Failure)
・ランダムアクセス信号の送信失敗情報(Random Access Failure)
・無線リンク失敗RLF(Radio Link Failure)情報
・位置情報
ここで、位置情報としては、LTEの場合と同じくGNSSやLCSで取得した詳細な位置情報がある。また、詳細な位置情報が取得できなかった(又は、保有していない)場合には、同一周波数の複数の隣接セルの物理セルID(Primary Synchronization Code: PSC)と、当該隣接セルのパイロット信号の受信電力(RSCP)を位置情報として記録する。
また、Logged MDTの設定情報(Logged Measurement Configuration)には、例えば以下のものが含まれる。
・測定情報(例えば、測定結果)の記録開始の基準となる絶対時刻(Absolute Time Info)、
・測定情報(例えば、測定結果)の記録期間(Logging Duration)
・測定情報(例えば、測定結果)の記録周期(Logging Interval)
・測定情報(例えば、測定結果)の記録対象エリア(Area Configuration)
・トレース関連情報(Trace Information)
ここで、記録対象エリアは、LTEの場合、グローバルセルID(EUTRAN Cell Global Identity: ECGI)又はトラッキングエリア(Tracking Area: TA)で示され、UMTSの場合、グローバルセルID(Cell Global Identity: CGI)、ルーティングエリア(Routing Area: RA)、ロケーションエリア(Location Area: LA)のいずれかで示される。記録対象エリア(Area Configuration)が設定情報に含まれない場合には、当該設定情報を受信した際の公衆陸上移動通信網(Public Land Mobile Network: PLMN)のエリアに滞在している間に、記録を行う。尚、当該PLMNと等価なPLMN(equivalent PLMN: ePLMN)に滞在している間にも記録を行うようにしても良い。
また、トレース関連情報は、無線端末UEが測定情報を取得、報告するMDTの実行を無線ネットワーク側で管理する為の情報で、Logged MDTの際には無線端末UEがログを報告する際に一緒に無線ネットワークに報告される。より具体的には、どの無線端末UEによる、無線ネットワークがいつ指定したMDTかを識別する為の所定の識別子(トレースリファレンスID: Trace Reference ID)や、無線端末UEから報告されたログを収集するTCEの情報(TCE IP AddressやTCE ID)などが含まれる。
一方、第1のRAT(LTE)の無線基地局eNB32が、無線端末UE36に、第2のRAT(UMTS)のセル35に移動(例えば、セル再選択: Cell Reselectionやハンドオーバ: Handover)後に継続して測定情報の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)を行う要求(又は、指示)としては、例えば以下の3つの方法が考えられる。
・第2のRATのセルにおける測定情報の取得(つまり、ログ生成)を要求する方法
・第2のRATのセルにおける測定情報の取得(つまり、ログ生成)と、第1及び第2のRATのセルにおいて取得したログの報告とを要求する方法
・第2のRATのセルにおける測定情報の取得(つまり、ログ生成)と、第2のRATのセルにおいて取得したログの報告を要求する方法
また、当該要求を行う方法としては、例えば以下の2つの手段が考えられる。
a) 第2のRATのセルにおいて、上記いずれかの方法の実行を要求する情報(例えば、フラグ等)を通知する
b) 第2のRATのセルにおけるLogged MDTの設定情報を含むメッセージを通知する
尚、なお、第1のRAT(LTE)の無線基地局eNB32は、第2のRATのセルにおけるLogged MDTの設定情報を、第1のRATのセルにおけるLogged MDTの設定情報と併せて通知してもよい。また、手段b)は、無線端末UE36が当該メッセージを受信した際、上記3つの方法のいずれを実行する指示を受けたかを認識できるように、予め仕様に規定する、或は、無線ネットワーク側と無線端末側で予め共有しておくことで容易に実現できる。そうでなければ、例えば手段a)とb)を併用することが考えられる。
さらに、第2のRATのセルにおけるLogged MDTの設定情報(つまり、第2の設定情報)は、第1のRATのセルにおけるLogged MDTの設定情報(つまり、第1の設定情報)と同様の項目(又は、情報)を含んでいても良いし、第1の設定情報に含まれる項目(又は、情報)のうちの一部のみに対応する部分的なものでも良い。尚、第2の設定情報が無い場合、或は、第1の設定情報に比べ情報量が不足している(例えば、第1の設定情報の部分的なものである)場合、無線端末は、第2の設定情報で不足している(例えば、第1の設定情報に比べ不足している)部分については、第1の設定情報のものを再利用する。ここで言う再利用とは、
・絶対時刻、記録期間、記録周期、トレース関連情報等をそのまま引き継ぐ(又は、使用する)こと、
・記録期間や記録周期等を計測するタイマやカウンタ等の値を継続すること、
などの処理を指すことが考えられるが、これらに限定はされない。
尚、3GPPのLogged MDTでは、対象となる測定情報の項目(つまり、測定項目)がRAT毎に仕様に規定されている(LTEはRSRPとRSRQ、UMTSはRSCPとEc/No)。そこで、無線端末UE36は、異種RAT間のセルの移動(セル再選択やハンドオーバ)を行ってRATを切り替える際に、当該測定情報の項目(測定項目)を切り替える処理も行う。
ここで、異なるRATのセルへ移動した後のLogged MDTの開始(つまり、ログ取得の開始)は、移動先のセルがLogged MDTの対象エリアであることを認識(又は、検知)した後で行っても良いし、当該認識(又は、検知)をする前に行っても良い。Logged MDTの対象エリアであるか否かの判定は、例えば移動先のセルにおいて報知されるシステム情報(System Information)を受信し、当該セルがLogged MDTの対象PLMNであるか否かを判定する方法が考えられる。同様に、LTEの場合にはグローバルセルIDやTA、UMTSの場合にはグローバルセルIDやRAやLAで判定をしても良い。
一方、無線端末UE36が異なるRATのセルにおいてログを取得する場合、第1のRATのセルにおけるログと、第2のRATのセルにおけるログを識別できるように報告を行っても良い。例えば、以下のような方法が考えられる。
・ある時点で無線ネットワークから指示された一連のLogged MDTの実行において、各RATそれぞれでログを取得する際に当該RATを示す情報(例えば、フラグや識別子)を付加する方法(例えば、各RATで取得した最初のログに当該RATを示す情報を付加する)
・Logged MDTの実行の指示を受けたRATから他のRATへ移動した際に移動先のRATにおける最初のログを取得する際に当該RATを示す情報を付加する方法(さらに、RAT変更毎に繰り返す)
・RAT毎に別の情報要素(Information Element)を規定する方法(図9に、LTEのセルで報告する場合のフォーマットの一例を示す)
・RAT毎に別のメモリを用意し、各メモリに保存されたログの中にRATを示す情報を付加する方法
また、RATを示す情報を付加する場合には、ログ取得時の代わりに、報告時に行うようにしても良い。
以下に、上述の第2の実施形態を前提とした場合の本発明のさらなる実施例について説明する。
<実施例3>
本発明の第3の実施例について説明する。
図10は、第3の実施例における無線局と無線端末の動作を示すシーケンス図である。図10では、第1の無線アクセス技術(RAT)の第1の無線局としてLTEの無線基地局eNB32を、第2の無線アクセス技術(RAT)の第2の無線局としてUMTSの基地局制御局RNC/基地局NB34を想定し、無線端末UE36が、LTEのセル33にRRC_Connected状態で滞在している(つまり、当該セルを管理する無線基地局eNBに帰属している)ものとする。
第3の実施例では、LTEの無線基地局eNB32が、無線端末UE36に、LTEのセル33及びUMTSのセル35におけるLogged MDTの実行、つまり測定情報の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)及び報告の指示を行う。尚、ここではRRC_Idle状態の無線端末UE36が、LTEとUMTSの異種RAT間で異種RAT間セル再選択(Inter-RAT Cell Reselection)を行う際、LTE及びUMTSで以前に登録した位置登録エリアから変更が無い限り、位置登録手順を省略することができる機能であるISR(Idle mode Signaling Reduction)を適用した場合を想定する。
ステップS301: 無線基地局eNB32は、無線端末UE36に、LTEのセル33におけるLogged MDT実行の指示となる第1の設定情報であるLogged MDT設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for LTE)と、UMTSのセル35におけるLogged MDT実行の指示を行う。尚、UMTSのセル35におけるLogged MDT実行の指示は、a) UMTSのセル35においてLogged MDTを継続する要求(Logging continuation request for UMTS)の送信、或は、b) UMTSのセル35のおけるLogged MDTの実行に必要な第2の設定情報であるLogged MDT設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for UMTS)、のいずれかの方法にて行う。
ステップS302: 無線基地局eNB32は、所定タイミングで、当該無線端末UE36をアイドル状態(RRC_Idle)へと遷す指示を行う(RRC Connection Release)。
ステップS303: 無線端末UE36は、RRC接続を開放し、アイドル状態へと遷移する(RRC connection release (go to RRC_IDLE))。
ステップS304: 無線端末UE36は、LTEのセル33において測定情報の取得を行う(Log measurement results in LTE cell)。
ステップS305: 無線端末UE36は、所定のセル再選択トリガがかかると、LTEのセル33からUMTSのセルへ35とセル再選択を行う(Cell reselection to UMTS cell)。
ステップS306: 無線端末UE36は、第1の設定情報のみを通知された場合(つまり、オプション a)の場合)、第1の設定情報の引き継ぎ、及び、第1の設定情報を基にした処理(例えば、タイマやカウンタによる計測)の継続を行う(Measurement configuration swapping)。
ステップS307: 無線端末UE36は、測定情報の項目(つまり、測定項目)をLTEのもの(RSRP、RSRQ)からUMTSのもの(RSCP、Ec/No)へと切り替えを行い、測定情報の取得を行う(Log measurement results in UMTS cell)。
ステップS308: 無線端末UE36は、所定のRRC接続確立トリガがかかると、基地局制御局RNC/基地局NB34とRRC接続を確立し、保有しているログを報告する(RRC Connection Establishment and Log Retrieval)。このとき、無線端末UE36は、LTEのセル33において取得したログと、UMTSのセル35において取得したログを識別できる情報を付加して報告する。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
図11に、第3の実施例における無線端末UE36の動作のフローチャートを示す。ここでは、初期状態として、無線端末UE36がLTEのセル33にRRC_Connected状態で滞在している(つまり、サービングセルがLTEセル)ものとする。
無線端末UE36は、無線基地局eNB32からRRC接続開放の指示を受信したかを判定する(F301:Receive RRC Connection Release msg?)。RRC接続開放の指示を受信した場合(F301Yes)、RRC接続を開放し(F302: RRC Connection Release)、LTEセル33においてLogged MDTを実行する(F303: Execute Logged MDT in LTE cell)。無線端末UE36は、所定タイミングでセル再選択を行う必要があるか否かを判定し(F304: Trigger Inter-RAT Cell Reselection?)、必要出ない場合(F304 No)、Logged MDTを継続する。セル再選択を行う必要がある場合(F304 Yes)、第3の実施例ではUMTSのセルにセル再選択を実行する(F305: Perform Inter-RAT Cell Reselection)。
無線端末UE36は、新規セルがLogged MDTの対象エリアか否かを判定する(F306: Still in MDT valid area?)し、対象エリアでない場合(F306 No)には、Logged MDTを終了(或は、中断)する(End)。一方、対象エリアである場合(F306 Yes)、UMTSセル35におけるLogged MDTの継続が要求されていたか否かを判定する(F307: Have MDT Continuation Request in UMTS?)。Logged MDTの継続が要求されていた場合(F307 Yes)、UMTSに対するLogged MDTの設定情報を保持しているか(或は、受信したか)否かを判定する(F308: Keep Logged Measurement Configuration for UMTS?)。
保持している場合(F308 Yes)、当該設定情報を用いてUMTSセル35においてLogged MDTを実行する(F310: Execute Logged MDT in UMTS cell)。保持していない場合(F308 No)(例えば、図10のS301a)の場合に相当)、LTEのLogged MDTの設定情報を再利用し(F309: Measurement Configuration Swapping)(例えば、図10のS306に相当)、Logged MDTを実行する(F310: Execute Logged MDT in UMTS cell)。そして、ある時刻において、RRC接続確立の要否を判定し(F311: Trigger RRC Connection Request?)、RRC接続確立が必要である(或は、トリガがかかった)場合(F311 Yes)、RRC接続を確立する(F312: RRC Connection Establishment)。そして、LTE及びUMTSのセルにおいて取得したログを報告する(F313: Log Report)。
以上の動作により、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。
尚、図11では、ログ報告の要求をUMTSの基地局制御局RNC/基地局NBから受信したか否かの判定ステップを省略し、要求があったことを前提としている。また、UMTSのセルから再びLTEのセルに移った場合にも、LTEのセル33からUMTSのセル35に移った場合と同様の動作を行うことで、継続的な測定情報の取得が実現できることは言うまでもない。
また、F306におけるMDT対象エリアか否かの判定は、例えば移動した先のUMTSのセルにおいて、システム情報を受信し、対象となるPLMNか否かで判定する方法が考えられる。同様に、対象エリアの情報(例えば、LTではグローバルセルIDやTA、UMTSではグローバルセルIDやRAやLA)に合致しているか否かを判定する方法でも良い。さらに、当該エリア判定ステップを行わない、或は、行う前に、Logged MDTのログ取得を行うようにしても良い。
<実施例3の変形例>
図12に、第3の実施例の変形例を示す。
図12において、図10に示すステップS301からS307までが行われているものとし、所定のタイミングで無線端末UE36がRRC接続要求を行う場合を想定する。
ステップS311: 無線端末UE36は、RRC接続を確立する要求を基地局制御局RNC/基地局NB34に行う(RRC Connection Request)。
ステップS312: 基地局制御局RNC/基地局NB34は、RRC接続を確立する為の制御情報を無線端末UE36に通知する(RRC Connection Setup)。
ステップS313: 無線端末UE36は、当該制御情報を基に、RRC接続確立に必要な設定が完了したことを基地局制御局RNC/基地局NB34に報告する(RRC Connection Setup Complete)。このとき、LTE及びUMTSのセル(或は少なくともLTEのセル)において取得したログを保有していること(つまり、利用可能であること)(logMeasAvailable-interRAT)も報告する。尚、LTE及びUMTSのセルにおいて取得したログを保有していることを、それぞれ別の情報で示しても良い。例えば、logMeasAvailable-interRATの代わりに、無線端末UEが滞在しているRATのセルにおいて取得したログを保有していること(logMeasAvailable)と異なるRATのセルにおいて取得したログを保有していること(logMeasAvailable-LTE)を示す、又は、どのRATのセルにおいて取得したログかをそれぞれ示す(logMeasAvailable-UMTSとlogMeasAvailable-LTE)方法がある。
ステップS314: 基地局制御局RNC/基地局NB34は、当該ログ保有の報告などを基に、当該無線端末UEにLTE及びUMTSのセルにおいて取得したログを報告させるか否かを判定する(Decision on inter-RAT log retrieval)。尚、図12では報告させると判定した場合を示す。ここで、報告させるか否かの判定に用いる他の情報としては、無線端末UEの端末能力情報、上位ネットワーク(例えばEM(S)やCN)から異種RAT間にまたがるLogged MDTの実行の指示があるか(或は、指示があったか)否か、などが考えられる。
ステップS315: 基地局制御局RNC/基地局NB34は、無線端末UE36に、LTE及びUMTSのセルにおいて取得したログ報告の要求を行う(UE Information Request (logMeasReportReq-interRAT))。尚、S314にて、同一RATつまりUMTSのセルにおいて取得したログのみを報告させる場合には、従来のログ報告の要求を行う(UE Information Request (logMeasReportReq))ことが考えられる。
ステップS316: 無線端末UE36は、ログ報告の要求に応じて、ログを報告する(UE Information Response (LogMeasReport))。ここで、ログ報告のフォーマットは、例えば図9に示すフォーマットを用いて報告する方法が考えられる。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動しながら継続的な測定情報の取得を行うシステムにおいて、取得した測定情報のログを報告するか否かを無線ネットワーク側の状況やサポートしている機能に応じて判断することができる。
<実施例4>
本発明の第4の実施例について説明する。
図13は、第4の実施例における無線局と無線端末の動作を示すシーケンス図である。図13では、図10と同様に、第1の無線アクセス技術(RAT)の第1の無線局としてLTEの無線基地局eNB32を、第2の無線アクセス技術(RAT)の第2の無線局としてUMTSの基地局制御局RNC/基地局NB34を想定し、無線端末UE36がLTEのセル33に滞在しているものとする。
第4実施例では、LTEの無線基地局eNB32が、無線端末UE36に、LTEのセル33における測定情報の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)及び報告の指示と、UMTSのセル35における測定情報の取得の指示を行う。第3の実施例との違いは、第2のセルであるUMTSのセル35においては、測定情報の取得のみを継続して行い、報告は行わせないことである。尚、ここでは第3の実施例と同様に、ISRを適用した場合を想定する。
ステップS401: 無線基地局eNB32は、無線端末UE36に、LTEのセル33における測定情報の取得・報告の指示となる第1の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for LTE)と、UMTSのセル35における測定情報の取得の指示を行う。尚、UMTSのセル35における測定情報の取得の指示は、a) UMTSのセル35において測定情報の取得を行う要求(Logging continuation request for UMTS)の送信、或は、b) UMTSのセル35のおける測定情報の取得に必要な第2の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for UMTS)、のいずれかの方法にて行う。
ステップS402: 無線基地局eNB32は、所定タイミングで、当該無線端末UE36をアイドル状態(RRC_Idle)へと遷す指示を行う(RRC Connection Release)。
ステップS403: 無線端末UE36は、RRC接続を開放し、アイドル状態へと遷移する(RRC connection release (go to RRC_IDLE))。
ステップS404: 無線端末UE36は、LTEのセル33において測定情報の取得を行う(Log measurement results in LTE cell)。
ステップS405: 無線端末UE36は、所定のセル再選択トリガがかかると、LTEのセル33からUMTSのセル35へとセル再選択を行う(Cell reselection to UMTS cell)。
ステップS406: 無線端末UE36は、第1の設定情報のみを通知された場合(つまり、オプション a)の場合)、第1の設定情報の引き継ぎ、及び第1の設定情報を基にした処理(例えば、タイマやカウンタによる計測)の継続を行う(Measurement configuration swapping)。
ステップS407: 無線端末UE36は、測定情報の項目(つまり、測定項目)をLTEのものからUMTSのものへと切り替えを行い、測定情報の取得を行う(Log measurement results in UMTS cell)。
ステップS408: 無線端末UE36は、所定のRRC接続確立のトリガがかかると、基地局制御局RNC/基地局NB32とRRC接続を確立する(RRC Connection Establishment)。但し、ここでは保有しているログの報告を行わない(no Log Retrieval)。
ステップS409: 基地局制御局RNC/基地局NB32は、所定タイミングで、無線端末UE36をアイドル状態へと遷す指示を行う(RRC Connection Release)。
ステップS410: 無線端末UE36は、RRC接続を開放し、アイドル状態へと遷移する(RRC connection release)。
ステップS411; 無線端末UE36は、UMTSのセルにおいて再び測定情報の取得を行う(Log measurement results in UMTS cell)。
ここで、図示していないが、無線端末UE36は、再びLTEのセル33にセル再選択を行い移動した場合、測定情報の取得を再開する。そして、LTEのセル33においてRRC接続確立のトリガがかかった場合、RRC接続確立完了後に保有しているLTEのセル33及びUMTSのセル35において取得したログを報告する。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
<実施例5>
本発明の第5の実施例について説明する。
図14は、第5の実施例における無線ネットワークと無線端末の動作を示すシーケンス図である。図14では、ネットワーク運用管理装置EM(S)40、ホーム加入者管理サーバHSS41、第1の無線アクセス技術(RAT)のLTEのパケットコアネットワークEPC42、無線基地局eNB43、第2のRATのUMTSのコアネットワークCN44、基地局制御局RNC/基地局NB45、無線端末UE46、トレース情報収集装置TCE47から構成される無線通信システムを想定する。また、MDTの方式としては、マネジメントベース方式(Management based)(エリアベース方式(Area based)とも呼ばれる)のLogged MDTを用いる。
第5の実施例では、第3の実施例と同様に、LTEの無線基地局eNB43が、無線端末UE46に、LTEのセル及びUMTSのセルにおける測定情報の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)及び報告の指示を行う。尚、ここではRRC_Idle状態の無線端末UE46が、LTEとUMTSの異種RAT間で異種RAT間セル再選択(Inter-RAT Cell Reselection)を行う際、LTE及びUMTSで以前に登録した位置登録エリアから変更が無い限り、位置登録手順を省略することができる機能であるISR(Idle mode Signaling Reduction)を適用した場合を想定する。
ステップS501: 無線端末UE46は、無線基地局eNB43に自身の無線アクセスに関連する端末能力情報(UE Capability Information)で、Logged MDTの機能(loggedMeasurementsIdle)をサポートしていることを通知する。尚、端末能力情報に、異なるRATのセルにまたがるLogged MDTの実行(つまり、RAT変更後の継続的なLogged MDTの実行)を行う能力があること(或は、あるか否か)を示す情報(例えば、loggedMeasurementsIdle-InterRAT)を新たに規定しても良い。
ステップS502: ネットワーク運用管理装置EM(S)40は、LTEの無線基地局eNB43、UMTSの基地局制御局RNC/基地局NB44に、Logged MDTによる複数RATにまたがる端末測定情報収集(Inter−RAT Logged MDT)の開始要求を出す(Trace Activation Request for Inter-RAT)。
ステップS503: ホーム加入者管理サーバHSS41は、LTEのパケットコアネットワークEPC42及びUMTSのコアネットワークCN44を介し、それぞれの配下の無線基地局eNB43及び基地局制御局RNC/基地局NB45に、無線端末UE46のLogged MDTにおけるGPS等の詳細位置情報報告に関するユーザ同意情報(User Consent Information)を通知する。ここで、ユーザ同意情報は、例えば無線端末UEが詳細位置情報報告に同意している場合には同意“Consent”、 同意していない場合には“Unconsent”、などの情報が含まれる。
ステップS504: 無線基地局eNB43は、ネットワーク運用管理装置EM(S)40からの当該開始要求、無線端末UE46の端末能力情報、ユーザ同意情報などを基に、Logged MDTを実行させる無線端末UE46を選択する(UE selection)。例えば、同意している(つまり、“Consent”)無線端末UEを選択する。
ステップS505: 無線基地局eNB43は、選択した無線端末UE46に対して、LTEのセルにおける測定情報の取得・報告、及び、UMTSのセルにおける測定情報の取得・報告の指示となるメッセージの送信を行う(Logged Measurement Configuration for Inter-RAT)。ここで、当該メッセージは、LTEのセルにおける測定情報の取得・報告の指示となる第1の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for LTE)に加え、下記2つの方法のいずれかで行う。
a) UMTSのセルにおいて測定情報の取得・報告を行う要求(Logging continuation request for UMTS)の送信
b) UMTSのセルのおける測定情報の取得に必要な第2の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for UMTS)
ステップS506: 無線基地局eNB43は、所定タイミングで、当該無線端末UE46をアイドル状態(RRC_Idle)へと遷す指示を行う(RRC Connection Release)。
ステップS507: 無線端末UE46は、RRC接続を開放し、アイドル状態へと遷移する(RRC connection release)。
ステップS508: 無線端末UE46は、LTEのセルにおいて測定情報の取得を行う(Log measurement results)。
ステップS509: 無線端末UE46は、所定のセル再選択トリガがかかると、LTEのセルからUMTSのセルへとセル再選択を行う(Cell reselection to UMTS cell)。
ステップS510: 無線端末UE46は、UMTSのセルにおいて測定情報の取得・報告を行う要求を通知された場合(つまり、S505 a)の場合)、第1の設定情報の引き継ぎ、及び、第1の設定情報を基にした処理(例えば、タイマやカウンタによる計測)の継続を行う(Measurement configuration swapping)。
ステップS511: 無線端末UE46は、UMTSのセルにおいて測定情報の取得を行う(Log measurement results in UMTS cell)。
ステップS512: 無線端末UE46は、所定のRRC接続確立トリガがかかると、基地局制御局RNC/基地局NB45とRRC接続を確立し、保有しているログを報告する(RRC Connection Establishment and Log Retrieval)。このとき、無線端末UE46は、LTEのセルにおいて取得したログと、UMTSのセルにおいて取得したログを識別できる情報を付加して報告する。
ステップS513: 基地局制御局RNC/基地局NB45は、無線端末UE46から収集したログをトレース情報収集装置TCE47へ転送する(Trace Record Reporting)。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
<実施例5の変形例>
図15に、第5の実施例の変形例を示す。
図15において、図14に示すステップS501からS511までが行われているものとし、所定のタイミングで無線端末UEがRRC接続要求を行う場合を想定する。
ステップS521: 無線端末UE46は、RRC接続を確立する要求を基地局制御局RNC/基地局NB45に行う(RRC Connection Request)。
ステップS522: 基地局制御局RNC/基地局NB45は、RRC接続を確立する為の制御情報を無線端末UE46に通知する(RRC Connection Setup)。
ステップS523: 無線端末UE46は、当該制御情報を基に、RRC接続確立に必要な設定が完了したことを基地局制御局RNC/基地局NB45に報告する(RRC Connection Setup Complete)。このとき、LTE及びUMTSのセル(或は少なくともLTEのセル)において取得したログを保有していること(つまり、利用可能であること)(logMeasAvailable-interRAT)も報告する。
ステップS524: 基地局制御局RNC/基地局NB45は、異なるRATのログを保有している報告を受けたことをネットワーク運用管理装置EM(S)40に通知する(Inter-RAT Log Availability Indication)。
ステップS525: ネットワーク運用管理装置EM(S)40は、無線端末UE46にLTE及びUMTSのセルにおいて取得したログを報告させるか否かを判定する(Decision on inter-RAT log retrieval)。ここで、判定方法としては、例えば、事前に異なるRATのセルにまたがるLogged MDTの実行(つまり、測定情報の取得)を指示していたか否か、或は、異なるRATのセルにまたがるLogged MDTの実行が必要か否か、などに基づいて判定する方法が考えられる。
ステップS526: ネットワーク運用管理装置EM(S)40は、異なるRATのログ保有報告への応答を基地局制御局RNC/基地局NB45に通知する(Inter-RAT Log Retrieval Response)。図15では、異なるRATのログを報告させる場合(Request)を示す。尚、EM(S)40の応答は、事前にオペレータによって設定されたポリシーに基づいて行われることが考えられるが、これに限定はされない。
ステップS527: 基地局制御局RNC/基地局NB45は、無線端末UE46に、LTE及びUMTSのセルにおいて取得したログ報告の要求を行う(UE Information Request (logMeasReportReq-interRAT))。
ステップS528: 無線端末UE46は、ログ報告の要求に応じて、ログを報告する(UE Information Response (LogMeasReport))。
ステップS529: 基地局制御局RNC/基地局NB45は、無線端末UE46から収集したログをトレース情報収集装置TCE47へ転送する(Trace Record Reporting)。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動しながら継続的な測定情報の取得を行うシステムにおいて、取得した測定情報のログを報告するか否かを無線ネットワーク側の状況やサポートしている機能に応じて判断することができる。尚、ステップS524、S525は省略しても良いし、ネットワーク運用管理装置EM(S)の代わりにコアネットワークCN(一方、LTEの場合にはパケットコアネットワークEPC)が行うようにしても良い。
<実施例6>
本発明の第6の実施例について説明する。
図16は、第6の実施例における無線ネットワークと無線端末の動作を示すシーケンス図である。図16では、ネットワーク運用管理装置EM(S)50、ホーム加入者管理サーバHSS51、第1の無線アクセス技術(RAT)のLTEのパケットコアネットワークEPC52、無線基地局eNB53、第2のRATのUMTSのコアネットワークCN54、基地局制御局RNC/基地局NB55、無線端末UE56、トレース情報収集装置TCE57から構成される無線通信システムを想定する。また、MDTの方式としては、シグナリングベース方式(Signaling based)のLogged MDTを用いる。第6の実施例では、第5の実施例と同様に、LTEの無線基地局eNBが、無線端末UEに、LTEのセル及びUMTSのセルにおける測定情報の取得(つまり、測定、及び測定結果の記録)及び報告の指示を行う。尚、ここではRRC_Idle状態の無線端末UEが、LTEとUMTSの異種RAT間で異種RAT間セル再選択(Inter-RAT Cell Reselection)を行う際、LTE及びUMTSで以前に登録した位置登録エリアから変更が無い限り、位置登録手順を省略することができる機能であるISR(Idle mode Signaling Reduction)を適用した場合を想定する。
ステップS601: ネットワーク運用管理装置EM(S)50は、ホーム加入者サーバHSS51へ、特定の無線端末UE56へのLogged MDTによる複数RATにまたがる端末測定情報収集(Inter−RAT Logged MDT)の要求を行う(Trace Activation Request for Inter-RAT)。ここで、無線端末UEの特定方法としては、端末個別IDであるIMSI(International Mobile Subscriber Identity)やIMEI(International Mobile Equipment Identity)などがある。尚、無線端末UEを保有するユーザの、GPSなどの詳細位置情報の報告に関するユーザ同意情報(User Consent Information)を考慮して、無線端末UEを選択する方法なども考えられる。
ステップS602: ホーム加入者管理サーバHSS51は、Logged MDTの対象となる無線端末UE56が位置登録しているエリアを管理するLTEのパケットコアネットワークEPC52、及び、UMTSのコアネットワークCN54へ、Inter−RAT Logged MDTの指示を転送する(MDT Activation for Inter-RAT)。
ステップS603: LTEのパケットコアネットワークEPC52は、対象となる無線端末UE56が配下に存在する可能性のある無線基地局eNB53へ、Inter−RAT Logged MDTの指示を転送する(MDT Activation for Inter-RAT)。
ステップS604: 対象となる無線端末UE56が存在する無線基地局eNB53は、当該無線端末UE56へ、LTEのセルにおける測定情報の取得・報告、及び、UMTSのセルにおける測定情報の取得・報告の指示となるメッセージの送信を行う(Logged Measurement Configuration for Inter-RAT)。ここで、当該メッセージは、LTEのセルにおける測定情報の取得・報告の指示となる第1の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for LTE)に加え、下記2つの方法のいずれかで行う。
a) UMTSのセルにおいて測定情報の取得・報告を行う要求(Logging continuation request for UMTS)の送信
b) UMTSのセルのおける測定情報の取得に必要な第2の設定情報の送信(Logged Measurement Configuration for UMTS)
ステップS605: 無線基地局eNB53は、所定タイミングで、当該無線端末UE56をアイドル状態(RRC_Idle)へと遷す指示を行う(RRC Connection Release)。
ステップS606: 無線端末UE56は、RRC接続を開放し、アイドル状態へと遷移する(RRC connection release)。
ステップS607: 無線端末UE56は、LTEのセルにおいて測定情報の取得を行う(Log measurement results)。
ステップS608: 無線端末UE56は、所定のセル再選択トリガがかかると、LTEのセルからUMTSのセルへとセル再選択を行う(Cell reselection to UMTS cell)。
ステップS609: 無線端末UE56は、UMTSのセルにおいて測定情報の取得・報告を行う要求を通知された場合(つまり、S604におけるaの方法の場合)、第1の設定情報の引き継ぎ、及び第1の設定情報を基にした処理(例えば、タイマやカウンタによる計測)の継続を行う(Measurement configuration swapping)。
ステップS610: 無線端末UE56は、UMTSのセルにおいて測定情報の取得を行う(Log measurement results in UMTS cell)。
ステップS611: 無線端末UE56は、所定のRRC接続確立トリガがかかると、基地局制御局RNC/基地局NB55とRRC接続を確立し、保有しているログを報告する(RRC Connection Establishment and Log Retrieval)。このとき、無線端末UE56は、LTEのセルにおいて取得したログと、UMTSのセルにおいて取得したログを識別できる情報を付加して報告する。
ステップS612: 基地局制御局RNC/基地局NB55は、無線端末UE56から収集したログをトレース情報収集装置TCE57へ転送する(Trace Record Reporting)。
以上のステップにより、無線端末UEが異なる無線アクセス技術(RAT)間でセル再選択を行って移動する際にも、継続的な測定情報の取得が実現できる。これにより、異なるRATのセル間を無線端末が移動する地点或はその付近における電波環境を把握することができ、複数のRATのセルを考慮したカバレッジ最適化やモビリティ最適化などを実現することができる。
以上に示した本発明の実施例では、基本的に、ネットワーク運用管理装置EM(S)やトレース情報収集装置TCEが無線アクセス技術RAT間で共通であることを前提として説明を行った。しかし、本発明は、EM(S)やTCEがRAT毎に異なる場合でも適用できる。例えば、EM(S)がRAT毎に異なる場合、EM(S)は第1のRATにおける測定情報の取得(Logged MDT)に関する第1の設定情報を通知すると共に、第2のRATにおける測定情報の取得(Logged MDT)の要求を通知する方法を用いることができる。一方、TCEがRAT毎に異なる場合、例えば、EM(S)がトレース関連情報で指定するTCEの情報(TCE IP AddressやTCE ID)を第1のRATのみを指定し、第2のRATの無線局(例えば、無線基地局eNBや基地局制御局RNC/基地局NB)における無線端末UEからの測定情報の収集時にも第1のRATのTCEの情報を基にTCEを特定し、報告する方法を用いることができる。また、第2のRATの無線局がもし第1のRATのTCEの情報からTCEを特定できない場合には、当該測定情報の収集は行わない、或は、収集しても破棄するなどの処理も考えられる。さらに、第2のRATの無線局が、上位ネットワーク装置、例えばEM(S)やEPC/CNにTCEについて、或は、当該異種RATの測定情報の収集の要否自体を問い合わせる処理も考えられる。
これまで述べた実施形態では、無線通信システムとして3GPP LTEとUMTSを想定して説明したが、本発明の対象はそれらに限定されることはなく、GSM(Global System for Mobile communications)、WiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)などにも適用可能である。
以上で本発明の実施の形態及び実施例の説明を終わるが、上述した説明からも明らかなように、各部をハードウェアで構成してもよいし、コンピュータプログラムにより実現してもよい。この場合、プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した各実施の形態又は実施例と同様の機能、動作を実現させる。また、上述した実施の形態又は実施例の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現してもよい。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムであって、
第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局は、第1のセルにおいて、
前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記無線端末に要求する要求手段と、
を有する無線通信システム。
(付記2) 前記無線端末が、アイドル状態で前記第1のセルから前記第2のセルにセル再選択を行った後、
前記測定情報の取得を自律的に行う付記1に記載の無線通信システム。
(付記3) 前記無線端末が、第2のセルが前記測定情報の取得の対象エリアであるか否かを判定し、
対象エリアである場合に、前記測定情報の取得を行う付記1又は付記2の無線通信システム。
(付記4) 前記ネットワークが、前記無線局、前記無線局を管理するネットワーク装置、ネットワーク運用管理装置の1つ以上から構成される付記1から付記3のいずれかに記載の無線通信システム。
(付記5) 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムにおける無線局であって、
第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する第1の無線局が、
前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する要求手段と
を有し、
前記第2のセルを運用する第2の無線局が、
前記第2のセルにおいて、前記無線端末から、前記第1のセルにおいて取得した第1の測定情報を保有していることの報告を受信する受信手段と、
前記無線端末に、前記第1の測定情報を報告させる収集手段と、
を有する無線局。
(付記6) 前記第2の無線局が、前記第1の測定情報を保有していることの報告を受信した場合、
上位のネットワーク装置、又は、ネットワーク運用管理装置へ、前記第1の測定情報を収集するか否かを問い合わせ、
前記ネットワーク装置、又は、前記ネットワーク運用管理装置からの前記問い合わせに対する応答を受信し、前記応答を基に前記第1の測定情報を報告させるか否かを決定する
付記5に記載の無線局。
(付記6) 無線端末に、アイドル状態の間に測定情報を取得させ、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告させるネットワーク装置であって、
前記無線端末が滞在する第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局に、前記無線端末による前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
前記無線端末に前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行わせるように、前記無線局に対して指示する指示手段と、
を有するネットワーク装置。
(付記7) ネットワーク運用管理装置から前記無線局に対する前記通知や前記指示の要求を受け、実行する付記6に記載のネットワーク装置。
(付記8) 前記第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける測定情報の取得を行わせる対象となる無線端末の選択を行う端末選択手段を有し、
前記選択した無線端末を配下に持つ前記無線局へ当該指示を行う付記6又は付記7に記載のネットワーク装置。
(付記9) 前記端末選択手段において、
前記無線端末の位置情報の報告に関する同意情報を基に、前記無線端末の選択を行う付記8に記載のネットワーク装置。
以上、実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施してもよい。また、各実施の形態又は実施例を適宜組み合わせて実施してもよい。
本出願は、2011年9月30日に出願された日本出願特願2011−218704号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 第1の無線局
2 第1のセル
3 第2の無線局
4 第2のセル
5 無線端末
10 受信部
11 復調部
12 測定制御部
13 信号生成部
14 送信部
20 受信部
21 復調部
22 測定部
23 信号生成部
24 送信部
また、複数RAT間に共通のネットワーク装置として、ホーム加入者管理サーバ (Home Subscriber Server: HSS)もある。さらに、本発明が、第1のRATがUMTSで、第2のRATがLTEの場合でも適用できることは言うまでもない。尚、以下の説明において、無線基地局eNBと、基地局制御局RNC/基地局NBを区別して説明するが、ある1つの無線局が、無線基地局eNBの機能と基地局制御局RNC/基地局NBの機能の両方を有していても良い。さらに、無線基地局eNBと基地局制御局RNC/基地局NBが、ある1つの無線局であっても良い。
(付記7) 無線端末に、アイドル状態の間に測定情報を取得させ、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告させるネットワーク装置であって、
前記無線端末が滞在する第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局に、前記無線端末による前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
前記無線端末に前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行わせるように、前記無線局に対して指示する指示手段と、
を有するネットワーク装置。
(付記8) ネットワーク運用管理装置から前記無線局に対する前記通知や前記指示の要求を受け、実行する付記7に記載のネットワーク装置。
(付記9) 前記第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける測定情報の取得を行わせる対象となる無線端末の選択を行う端末選択手段を有し、
前記選択した無線端末を配下に持つ前記無線局へ当該指示を行う付記7又は付記8に記載のネットワーク装置。
(付記10) 前記端末選択手段において、
前記無線端末の位置情報の報告に関する同意情報を基に、前記無線端末の選択を行う付記9に記載のネットワーク装置。

Claims (30)

  1. 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムであって、
    第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局は、第1のセルにおいて、
    前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
    前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記無線端末に要求する要求手段と、
    を有する無線通信システム。
  2. 前記無線端末が、前記第1のセルから前記第2のセルに移動後、当該第2のセルにおいて前記測定情報の取得を行う
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線端末が、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれにおける前記測定情報の取得対象となる第1の測定項目及び第2の測定項目の情報を予め保有し、
    前記第1のセルから第2のセルへ移動後に、前記第1の測定項目から前記第2の測定項目へと取得の対象を切り替える請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線端末が、
    前記第2のセルに移動後、前記第1の設定情報の少なくとも一部を再利用して、前記第2のセルにおける第2の測定情報の取得を行う
    前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行う
    請求項2又は請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の設定情報が、
    前記測定情報の記録開始の基準となる絶対時刻、
    前記測定情報の記録期間、
    前記測定情報の記録周期、
    前記測定情報の記録対象エリア、
    トレース関連情報、
    の少なくともいずれかを含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記無線端末が、
    前記絶対時刻、前記記録期間、前記記録周期、前記トレース関連情報、の少なくともいずれかを引き継ぐ
    請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記無線端末が、
    前記記録期間、前記記録周期、の少なくとも一方をタイマで計測し、
    前記記録期間を計測するタイマ値、前記記録周期を計測するタイマ値、の少なくとも一方を継続する、
    請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記無線局が、前記無線端末に、前記第2のセルにおける前記測定情報の取得に関する第2の設定情報を通知し、
    前記無線端末が、前記第2のセルにおいて前記第2の設定情報を基に前記測定情報を取得する
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信システム。
  9. 前記無線端末が、前記第1のセルにおいて取得した第1の測定情報と、前記第2のセルにおいて取得した第2の測定情報とを区別する
    請求項1から請求項8のいずれかに記載の無線通信システム。
  10. 前記無線端末が、前記第1の測定情報または前記第2の測定情報の報告時に、測定情報を取得したセルに対応する無線アクセス技術を示す情報を付加する
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 前記無線端末が、前記第2の測定情報の取得開始時に前記第2の無線アクセス技術を示す情報を付加することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記無線端末が、前記第2のセルから前記第1のセルに移動後に、前記第1の測定情報の取得を行う
    請求項1から請求項11のいずれかに記載の無線通信システム。
  13. ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線端末であって、
    第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局から、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を受信し、
    前記無線局から、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記測定情報の取得を行う要求を受ける手段と、
    前記要求に基づいて、前記測定情報を取得する測定情報取得手段と
    を有する無線端末。
  14. 前記測定情報取得手段は、前記第1のセルから前記第2のセルに移動後、当該第2のセルにおいて前記測定情報の取得を行う
    請求項13に記載の無線端末。
  15. 前記測定情報取得手段は、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれにおける前記測定情報の取得対象となる第1の測定項目及び第2の測定項目の情報を予め保有し、
    前記第1のセルから第2のセルへ移動後に、前記第1の測定項目から前記第2の測定項目へと取得の対象を切り替える
    請求項14に記載の無線端末。
  16. 前記測定情報取得手段は、
    前記第2のセルに移動後、前記第1の設定情報の少なくとも一部を再利用して、前記第2のセルにおける第2の測定情報の取得を行う
    請求項14又は請求項15に記載の無線端末。
  17. 前記第1の設定情報が、
    前記測定情報の記録開始の基準となる絶対時刻、
    前記測定情報の記録期間、
    前記測定情報の記録周期、
    前記測定情報の記録対象エリア、
    トレース関連情報、
    の少なくともいずれかを含む
    請求項13から請求項16のいずれかに記載の無線端末。
  18. 前記測定情報取得手段は、
    前記絶対時刻、前記記録期間、前記記録周期、前記トレース関連情報、の少なくともいずれかを引き継ぐ
    請求項17に記載の無線端末。
  19. 前記測定情報取得手段は、
    前記記録期間、前記記録周期、の少なくとも一方をタイマで計測し、
    前記記録期間を計測するタイマ値、前記記録周期を計測するタイマ値、の少なくとも一方を継続する、
    請求項18に記載の無線端末。
  20. 前記測定情報取得手段は、
    前記無線局から通知された、前記第2のセルにおける前記測定情報の取得に関する第2の設定情報に基づいて、前記第2のセルにおいて前記測定情報を取得する
    請求項13から請求項19のいずれかに記載の無線端末。
  21. 前記測定情報取得手段は、
    前記第1のセルにおいて取得した第1の測定情報と、前記第2のセルにおいて取得した第2の測定情報とを区別する
    請求項13から請求項20のいずれかに記載の無線端末。
  22. 前記測定情報取得手段は、
    前記第1の測定情報または前記第2の測定情報の報告時に、取得した測定情報に対応する無線アクセス技術を示す情報を付加する
    ことを特徴とする請求項21に記載の無線端末。
  23. 前記測定情報取得手段は、
    前記第2の測定情報の取得開始時に前記第2の無線アクセス技術を示す情報を付加することを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の無線端末。
  24. 前記測定情報取得手段は、
    前記第2のセルから前記第1のセルに移動後に、前記第1の測定情報の取得を行う
    請求項13から請求項23に記載の無線端末。
  25. 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する無線通信システムにおける無線局であって、
    前記無線局は、第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局であり、
    前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
    前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する要求手段と
    を有する無線局。
  26. 前記第1の設定情報が、
    前記測定情報の記録開始の基準となる絶対時刻、
    前記測定情報の記録期間、
    前記測定情報の記録周期、
    前記測定情報の記録対象エリア、
    トレース関連情報、
    の少なくともいずれかを含む
    請求項25に記載の無線局。
  27. 前記通知手段は、前記第2のセルにおける前記測定情報の取得に関する第2の設定情報を、前記無線端末に通知する
    請求項25又は請求項26に記載の無線局。
  28. 無線端末に、アイドル状態の間に測定情報を取得させ、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告させるネットワーク装置であって、
    前記無線端末が滞在する第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局に、前記無線端末による前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知する通知手段と、
    前記無線端末に前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行わせるように、前記無線局に対して指示する指示手段と、
    を有するネットワーク装置。
  29. 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する情報収集方法であって、
    第1の無線アクセス技術の第1のセルに滞在中の前記無線端末に、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を通知し、
    前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記第2のセルにおける前記測定情報の取得を行うように、前記第1のセルに滞在中の前記無線端末に要求する
    情報収集方法。
  30. 無線端末が、ネットワークが指定する測定情報を、アイドル状態の間に取得し、アクティブ状態の間に当該取得した測定情報を報告する情報収集方法であって、
    第1の無線アクセス技術の第1のセルを運用する無線局から、前記第1のセルにおける前記測定情報の取得に関する第1の設定情報を受信し、
    前記無線局から、前記第1の無線アクセス技術とは異なる第2の無線アクセス技術の第2のセルに移動後に前記測定情報の取得を行う要求を受け、
    前記要求に基づいて、前記測定情報を取得する
    情報収集方法。
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