JPWO2013046922A1 - マルチプロジェクションシステムおよび制御方法 - Google Patents

マルチプロジェクションシステムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明の課題は、境界が観察者に視認されることを抑制しつつ、光パルスを適切な位置に投射することが可能なマルチプロジェクションシステムを提供することにある。そこで、光取得部(23)は、スクリーン(10)からの光を検出する。制御部(25)は、光取得部(23)の検出結果と、入力された映像信号とに基づいて、レーザ光として光パルスが各カラーストライプに入射され、各光パルスの光強度およびパルス幅の積が前記映像信号に応じて変化し、かつ、各光パルスのうち前記走査部にて走査される前記スクリーン上の全走査領域内の所定の走査領域に入射される特定光パルスの光強度が閾値未満となるように、光源部(21)からレーザ光を出射させる。

Description

本発明は、複数のプロジェクタユニットにて形成された形成画像を並べて1枚の表示画像として表示するマルチプロジェクションシステムに関する。
スクリーンに背面から光を投射して画像をスクリーン上に形成するリアプロジェクション型のプロジェクタユニットを複数備え、各プロジェクタユニットにて形成された形成画像を並べて1枚の表示画像として表示するマルチプロジェクションシステムが知られている。
また、プロジェクタユニットとしては、光ビームで蛍光スクリーンを走査することで画像を表示する走査型のプロジェクタユニットが注目されている。このような走査型のプロジェクタでは、蛍光スクリーンを走査する走査手段として、共振走査素子が使用されることが多い。共振走査素子は、高速な走査を行うことができるという利点があるが、その一方で、周囲の温度などによって走査速度や走査振幅が変化しやすいため、スクリーン上の適切な投射位置に光ビームを投射することは容易ではない。
これに対して、スクリーン上の光ビームの投射位置を調整することが可能な表示システムが特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の表示システムは、複数の光パルスからなる光ビームを光源から出射させ、その光ビームで蛍光スクリーンをカラーストライプと交差する方向に走査し、各カラーストライプの蛍光体を発光させることで画像を表示する。このとき、表示システムは、スクリーン上のカラーストライプからの蛍光を検出し、その検出結果に基づいて、光源から光ビームが出射される出射タイミングを調整することで、光パルスがカラーストライプに入射するように、光パルスの投射位置を調整している。
特表2008−538145号公報
マルチプロジェクションシステムの各プロジェクタユニットに対して、走査型のプロジェクタユニットが使用される場合、走査速度や走査振幅がどのように変化するかはプロジェクタユニットごとに異なるため、各プロジェクタユニットが個別に光源の出射タイミングを調整して、光パルスの投射位置を調整することが望ましい。この場合、各プロジェクタユニットが光センサを備え、その光センサを用いて、光パルスの入射位置を調整することが考えられる。
しかしながら、マルチプロジェクションシステムでは、複数のプロジェクタユニットが並んで配置されるため、各プロジェクタユニットの光センサに、他のプロジェクタユニットがスクリーンに投射した光ビームによって発生した蛍光が入射されてしまい、出射タイミングを正確に調整できず、表示画像の画質が低下することがある。特に、各プロジェクタユニットにて形成される形成画像の境界付近で発生した光は、隣のプロジェクタユニットの光センサに入射されやすい。
なお、各プロジェクタユニットの境界に光を遮蔽する遮蔽板を設置することで、隣接するプロジェクタユニットからの光を遮蔽することはできる。しかしながら、遮蔽板が設置されると、各プロジェクタユニットによる形成画像の境界に遮蔽板の影が映り、境界が観察者によって視認されてしまう可能性がある。
本発明の目的は、境界が観察者に視認されることを抑制しつつ、表示画像の画質の低下を抑制することが可能なプロジェクタ、マルチプロジェクションシステムおよび制御方法を提供することである。
本発明によるマルチプロジェクションシステムは、入射光に応じた可視光を発生させるカラーストライプが周期的に配置されたスクリーンを光ビームで走査することで、スクリーン上に画像を形成する複数のプロジェクタユニットを備え、各プロジェクタユニットが投射した投射画像をつなぎ合わせて1枚の画像として表示するマルチプロジェクションシステムであって、各プロジェクタユニットは、光ビームを出射する光源と、スクリーンにおけるカラーストライプが配置された領域を、各カラーストライプと交差する方向に光ビームで走査する走査部と、映像信号に基づいて、光強度およびパルス幅の積が映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスが光ビームとして光源から出射され、かつ、走査部にて走査される所定の走査期間に光源から出射される光パルスの光強度が閾値未満となるように、光源が光ビームを出射する出射期間および出射強度を調整する駆動部と、を有する。
また、本発明の制御方法は、入射光に応じた可視光を発生させるカラーストライプが周期的に配置されたスクリーンを光ビームで走査することで、スクリーン上に画像を形成する複数のプロジェクタユニットを備え、各プロジェクタユニットが投射した投射画像をつなぎ合わせて1枚の画像として表示するマルチプロジェクションシステムの制御方法であって、各プロジェクタユニットは、光ビームを出射する光源と、スクリーンにおけるカラーストライプが配置された領域を、各カラーストライプと交差する方向に光ビームで走査する走査部と、を有し、各プロジェクタユニットが、映像信号に基づいて、光強度およびパルス幅の積が前記映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスが光ビームとして光源から出射され、かつ、走査部にて走査される所定の走査期間に光源から出射される光パルスの光強度が閾値未満となるように、光源が前記光ビームを出射する出射期間および出射強度を調整する。
本発明によれば、境界が観察者に視認されることを抑制しつつ、表示画像の画質の低下を抑制することが可能になる。
本発明の一実施形態のマルチプロジェクションシステムの一例を示す図である。 スクリーンの一部の具体的な構成を示す図である。 プロジェクタユニットの機能的な構成を示すブロック図である。 レーザ光の出射期間および出射強度の一例を示す図である。 スクリーンを走査する様子を示す図である。 所定の走査領域を説明するための図である。 プロジェクタユニットの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態のマルチプロジェクションシステムの一例を示す図である。図1において、マルチプロジェクションシステム100は、複数のプロジェクタユニット1を有する。
プロジェクタユニット1は、スクリーン10を有し、そのスクリーン10の背面を光ビームであるレーザ光で走査して、スクリーン10に画面を形成する走査型リアプロジェクタである。なお、スクリーン10の背面とは、観察者が視認する観察者側の面である前面とは反対の面のことである。なお、スクリーン10は、複数のプロジェクタユニット1にて共有される大きなものでもよい。
また、各プロジェクタユニット1は、各プロジェクタユニット1が形成する形成画像が並んで表示され、各形成画像がつなぎ合わされて1枚の表示画像として表示されるように配置される。図1の例では、プロジェクタユニット1は、縦横それぞれに3つずつ並んで配置されているが、プロジェクタユニット1の数や並び方は、この例に限らず、適宜変更可能である。
スクリーン10では、入射光に応じた可視光を発生させるカラーストライプが面内方向に周期的に配置されている。より具体的には、各カラーストライプは、入射光の輝度に応じた輝度の可視光を発生させる。
図2は、スクリーン10の一部の具体的な構成を示す図である。図2に示すように、スクリーン10では、カラーストライプ11が周期的に配置され、各カラーストライプの間にはブラックストライプ12が配置されている。
カラーストライプ11は、蛍光体で形成された蛍光体領域であり、入射光に応じて蛍光を発生し、その蛍光の一部をスクリーン10の前面に出射し、蛍光の残りをスクリーンの背面に出射する。なお、蛍光の波長は、可視光領域にあるものとする。
また、図2では、カラーストライプ11として、蛍光の波長がそれぞれ異なる3つのサブカラーストライプであるカラーストライプ11A、11Bおよび11Cとが、この順番で特定の方向に並んでいる。例えば、カラーストライプ11Aは、赤色の蛍光を発生させ、カラーストライプ11Bは、緑色の蛍光を発生させ、カラーストライプ11Cは、青色の蛍光を発生させる。また、各カラーストライプ11は、投射部13による走査の水平走査方向がカラーストライプ11の長手方向と交差するように、略水平方向に並んでいるものとする。
なお、スクリーン10に照射されるレーザ光が可視光線(波長:380nm〜730nm程度)の場合、カラーストライプ11は、蛍光体の代わりに光拡散材で形成されてもよい。この場合、カラーストライプ11は、レーザ光を拡散させることで、表示用の可視光を発生させ、スクリーン10の前面および背面に出射する。
ブラックストライプ12は、例えば、レーザ光を吸収させることにより、レーザ光をスクリーン10の前面に透過させないように遮光する遮光領域である。なお、スクリーン10は、ブラックストライプ12の代わりに、遮光領域がマトリックス状に配置されているものでもよい。
図3は、プロジェクタユニット1の機能的な構成を示すブロック図である。図3において、プロジェクタユニット1は、光源部21と、走査部22と、光取得部23と、駆動部24と、サーボ制御部25とを有する。
光源部21は、例えば、LD(Laser Diode)などで構成される。
光源部21は、光源部21を駆動するための光源駆動信号が駆動部24から入力され、その光源駆動信号に応じて駆動して、光ビームであるレーザ光を出射する光源である。本実施形態では、光源駆動信号によって、各カラーストライプ11に対応する複数の光パルスをレーザ光として出射するように駆動される。このとき、光源駆動信号は、光源部21から出射されるレーザ光の出射期間および出射強度を示す。
図4は、レーザ光の出射期間および出射強度の一例を示す図である。図4では、横軸が時間を示し、縦軸が出射強度を示している。図4に示されたようにレーザ光は、1出射期間ごとに、断続的に光源部21から出射される。このため、レーザ光の出射期間は、光パルスのパルス幅となり、出射強度が光パルスの光強度となる。なお、出射期間および出射強度は、後述するように、映像信号や、走査部22による走査の走査期間に応じて変化する。
図3の説明に戻る。走査部22は、光源部21から出射されたレーザ光を2次元方向に振ってスクリーン10に投射することで、スクリーン10におけるカラーストライプ11が配置された領域を、各カラーストライプと交差する方向に走査して、そのカラーストライプ11で発生した蛍光を用いてスクリーン10上に画像を形成する。
なお、走査部22は、少なくとも、各カラーストライプの長手方向と交差する方向である水平走査方向にスクリーン10を走査すればよく、画像の垂直方向の描画はガルバノミラーや1次元SLM(spatial light modulator:空間光変調器)などで行われてもよい。また、スクリーン10を走査するための走査素子としては、高速な走査が可能な共振走査素子が望ましい。
光取得部23は、スクリーン10からの光を検出し、その検出結果である光強度を示す検出信号を出力する検出部である。より具体的には、光取得部23は、スクリーン10内の特定の画素位置(カラーストライプ11)または画素領域で発生した蛍光を検出する。本実施形態では、光取得部23は、スクリーン10の背面側に設置され、スクリーン10で発生した蛍光のうちスクリーン10の背面側に出射された蛍光の一部を検出するものとしている。
なお、光取得部23は、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサのような撮像素子や、APD(avalanche photodiode)を含むPD(Photodiode)のような光検出素子などの光センサで構成される。
駆動部24は、マルチプロジェクションシステム100全体を制御する全体制御部101から入力された映像信号に基づいて、走査部22を駆動するための走査駆動信号を生成して走査部22に出力して、走査部22を駆動する。
また、駆動部24は、入力された映像信号に基づいて、光源部21を駆動するための光源駆動信号を生成して光源部21に出力して、光源部21を駆動する。
より具体的には、駆動部24は、光強度およびパルス幅の積が映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスがレーザ光として光源部21から出射されるような、光源部21の出射期間および出射強度を示す光源駆動信号を生成する。このとき、駆動部24は、光強度およびパルス幅の積が輝度値ごとに一定となるように、出射期間および出射強度を調整する。
さらに詳細に説明すれば、駆動部24は、先ず、各画素信号が示す各画素の各色(RGB)の輝度値ごとに、その輝度値に応じた光強度を出射強度として算出する。
そして、駆動部24は、映像信号の同期信号に基づいて、光源駆動信号による光パルスが走査部22にて走査される全走査期間内の所定の走査期間に光源部21から出射されるか否かを判断する。
光パルスが所定の走査期間以外に出射される場合、駆動部24は、出射期間として予め定められた第1出射期間を示し、さらに上記算出した出射強度を示す光源駆動信号を生成する。
一方、光パルスが所定の走査期間に出射される場合、駆動部24は、出射期間として、第1出射期間よりも長い第2出射期間を示し、さらに上記算出した出射強度を第1出射期間および第2出射期間で補正した出射強度を示す光源駆動信号を生成する。
このとき、駆動部24は、補正された出射強度である補正後強度が閾値未満であり、元も出射強度である補正前強度と第1出射期間との積と、補正後強度と第2出射期間との積が一致するように、出射強度を補正する。例えば、駆動部24は、出射期間の増減率(第2出射期間/第1出射期間)と、出射強度の増減率(補正後強度/補正前強度)の積が等しくなるように出射強度を補正する。
出射強度が光パルスの光強度となり、出射期間が光パルスのパルス幅となるので、駆動部24は、光強度およびパルス幅の積が映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスがレーザ光として光源部21から出射され、かつ、走査部22にて走査される所定の走査期間に光源部21から出射される光パルスの光強度が閾値未満となるように、光源部21がレーザ光を出射する出射期間および出射強度を調整することになる。
サーボ制御部25は、調整部の一例である。サーボ制御部25には、光取得部23から検出信号が入力され、駆動部24から光源駆動信号が入力される。サーボ制御部25は、入力された検出信号および光源駆動信号に基づいて、光源部21の出射タイミングを調整するためのタイミング制御信号を生成して駆動部24に出力する。
例えば、サーボ制御部25は、先ず、検出結果が示す光強度が所定の強度以上となる検出期間の長さを求め、その長さが所定の検出長以上か否かを判断する。所定の検出長は、光源部21によるレーザ光の出射期間の長さと同じかそれよりも少し短い長さであり、サーボ制御部25に予め設定されている。
検出期間の長さが所定の検出長以上の場合、サーボ制御部25は、光パルスのスクリーン10上の投射領域がカラーストライプ11に収まっているため、調整なしを示すタイミング制御信号を生成して駆動部24に出力する。
一方、検出期間の長さが所定の検出長未満の場合、サーボ制御部25は、光パルスの投射領域がカラーストライプ11からはみ出ているため、光源部21の出射タイミングを補正する必要があると判断して、以下の処理を行う。
つまり、サーボ制御部25は、検出結果が示す光強度が所定の強度以上となった検出タイミングと、光源信号が示す出射タイミングとの差分が所定の差分値以上か否かを判断する。
各タイミングの差分が所定の差分値未満の場合、サーボ制御部25は、光源部21の出射タイミングが遅すぎると判断して、出射タイミングを早めることを示すタイミング制御信号を生成して駆動部24に出力する。一方、各タイミングの差分が所定の差分値以上の場合、サーボ制御部25は、各タイミングがずれているので、光源部21の出射タイミングが早すぎると判断して、出射タイミングを遅くすることを示すタイミング制御信号を生成して駆動部24に出力する。
図5は、レーザ光でスクリーン10を走査する様子を示す図である。
図5で示す例では、画像の描画開始位置は、走査部22にて走査される走査領域31の左上とされている。走査部22は、レーザ光をスクリーン10の1水平走査ごとに折り返しながら、画像を一行ずつ形成していく。これにより、スクリーン10に投射されたレーザ光は、スクリーン10上をカラーストライプ11の長手方向と交差する方向に移動する。スクリーン10上のレーザ光の入射位置は、軌跡32のように、表示領域内を左端から右端へ移動し、右端に達すると、そこで折り返され、左端へ移動する。そして、レーザ光の入射位置は、左端で折り返され、再度右端へと移動する。このような走査が上側から下側に向かって連続して行われる。
このとき、カラーストライプ11に入射された光パルスによって蛍光が生じる。蛍光の一部はスクリーン10の前面に拡散されて出射され画像を形成し、また、蛍光の一部は、スクリーン10の背面に拡散されて出射される。このとき、スクリーン10上の特定のカラーストライプで発生した蛍光のうちスクリーン10の背面に出射された光の一部は、光取得部23にて検出される。
また、スクリーン10における各プロジェクタユニット1にて形成される形成画像の境界付近の境域で発生した蛍光の一部が、隣のプロジェクタユニット1に入射されることがある。その蛍光の一部が隣のプロジェクタユニット1の光取得部23に入射されると、他のプロジェクタユニット1の出射タイミングに影響を与える可能性がある。
このため、スクリーン10に投射するレーザ光の光強度を閾値未満とする所定の走査期間を、図6に示すように、走査部22による全走査領域41の端部42を含み、その端部42から所定の距離dまでの領域40に光パルスが入射されるような期間とし、閾値を、他のプロジェクタユニット1の光取得部23に入射される蛍光が所定の光強度未満となるような値に設定することが望ましい。所定の光強度は、例えば、光取得部23にて検出可能な最小の光強度である。
この場合、蛍光の一部が出射タイミングに影響を与えなくなる。このとき、光パルスの光強度が低くなっても、光パルスの光強度およびパルス幅の積が一定であるので、カラーストライプ11に入射される光パルスの光量は変化しない。このため、表示画像の輝度の変化を抑制することもできる。
なお、距離dは、走査部22による走査の走査範囲のようなマルチプロジェクションシステムの構成に応じて適宜設定される。走査距離dは、例えば、全走査領域の幅の1/20から1/10である。
なお、所定の走査期間以外では、光パルスの光強度が閾値以上であることが望ましい。これは、プロジェクタユニット1が自身の光源部21の出射タイミングを調整するためである。
また、図1で示されているように、各プロジェクタユニット1には、隣接するプロジェクタユニットが2〜4個ある。このため、それらの隣接するプロジェクタユニットのそれぞれから光が入射されても出射タイミングに影響を与えないようにするために、第2出射期間は、第1出射期間の2倍以上であることが望ましく、第1出射期間の4倍以上であることがさらに望ましい。
次にプロジェクタユニット1の動作について説明する。
図7は、プロジェクタユニット1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
先ず、駆動部24は、全体制御部101から映像信号を受け付け、その映像信号が示す輝度値に応じた光強度を出射強度として算出する(ステップS601)。
続いて、駆動部24は、映像信号の同期信号に基づいて、パルス制御信号に応じた光パルスが所定の走査期間内にスクリーン10に投射されるか否かを判断する(ステップS602)。
光パルスが所定の走査期間以外に投射される場合、駆動部24は、算出した光強度を出射強度と、第1出射期間とを示す光源駆動信号を生成する(ステップS603)。
一方、光パルスが所定の走査期間に投射される場合、駆動部24は、算出した出射強度を閾値未満に補正し(ステップS604)、その補正した出射強度と、第2出射期間とを示す光源駆動信号を生成する(ステップS605)。
ステップS603またはステップS605で光源駆動信号が生成されると、駆動部24は、設定されている出射タイミングで光源駆動信号として光源部21およびサーボ制御部25に出力する。これにより、光源部21から光パルスが出射され、その光パルスが走査部22によってスクリーン10に投射される(ステップS606)。
なお、出射タイミングの初期値としては、例えば、特許文献1に記載のように、走査部22とスクリーン10との相対的な位置関係および方位に応じて、光パルスがカラーストライプ11に入射されるように設定されてもよいし、映像信号に応じた画像の形成の前に、出射タイミングを較正するためのキャリブレーション処理を行うことで設定されてもよい。キャリブレーション処理は、例えば、連続光を光源部21から出射させ、そのときの検出信号に応じて出射タイミングを設定する処理などが挙げられる。
その後、光取得部23がスクリーン10で生じた蛍光の一部を検出し、その検出結果を示す検出信号をサーボ制御部25に出力する(ステップS607)。
サーボ制御部25は、駆動部24から光駆動信号を受け付け、光取得部23から検出信号を受け付け、その光駆動信号および検出信号に基づいてタイミング調整信号を生成して駆動部24に出力する。駆動部24は、タイミング調整信号を受け付けると、そのタイミング調整信号に応じて、設定されている出射タイミングを調整する(ステップS608)。以上のような動作が繰り返されることにより、スクリーン10に画像が形成されていく。
以上説明したように本実施形態によれば、所定の走査期間に出射される光パルスの光強度が閾値未満となるので、その光パルスによってスクリーン10で生じた光が他のプロジェクタユニット1の光取得部23に入射されても、他のプロジェクタユニットの出射タイミングへの影響を抑制することができる。また、各プロジェクタユニットの境界に光を遮蔽する遮蔽板を設置する必要がない。このため、境界が観察者に視認されることを抑制しつつ、表示画像の画質の低下を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、所定の走査期間は、スクリーン10における全走査領域の端部を含む領域に光ビームが入射される期間であるので、他のプロジェクタユニットの出射タイミングへの影響をより正確に抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、第2出射期間は第1出射期間の2倍以上であるので、他のプロジェクタユニットの出射タイミングへの影響をより正確に抑制することが可能になる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されたものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
この出願は、2011年9月27日に出願された日本出願特願2011−211134号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 プロジェクタユニット
10 スクリーン
11 カラーストライプ
12 ブラックストライプ
21 光源部
22 走査部
23 光取得部
24 駆動部
25 サーボ制御部
100 マルチプロジェクションシステム

Claims (10)

  1. 入射光に応じた可視光を発生させるカラーストライプが周期的に配置されたスクリーンを光ビームで走査することで、前記スクリーン上に画像を形成する複数のプロジェクタユニットを備え、各プロジェクタユニットが投射した投射画像をつなぎ合わせて1枚の画像として表示するマルチプロジェクションシステムであって、
    各プロジェクタユニットは、
    光ビームを出射する光源と、
    前記スクリーンにおける前記カラーストライプが配置された領域を、各カラーストライプと交差する方向に前記光ビームで走査する走査部と、
    映像信号に基づいて、光強度およびパルス幅の積が前記映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスが前記光ビームとして前記光源から出射され、かつ、前記走査部にて走査される所定の走査期間に前記光源から出射される光パルスの光強度が閾値未満となるように、前記光源が前記光ビームを出射する出射期間および出射強度を調整する駆動部と、を有する、マルチプロジェクションシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記駆動部は、前記光強度および前記パルス幅の積が前記輝度値ごとに一定となるように、前記出射期間および前記出射強度を調整する、マルチプロジェクションシステム。
  3. 請求項1または2に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記スクリーンからの光を検出する検出部と、
    各光パルスが各カラーストライプに入射されるように、前記光源から光ビームが出射される出射タイミングを調整する調整部と、を有するマルチプロジェクションシステム。
  4. 請求項1ないし3に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記所定の走査期間は、前記スクリーンにおける前記走査部にて走査される全走査領域の端部を含む所定領域に前記光ビームが入射される期間である、マルチプロジェクションシステム。
  5. 請求項4に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記所定領域は、前記端部から所定の距離までの領域である、マルチプロジェクションシステム。
  6. 請求項5に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記所定の距離は、前記全走査領域の幅の1/20から1/10である、マルチプロジェクションシステム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記駆動部は、前記所定の走査期間以外に前記光源から出射される光パルスのパルス幅が予め定められた第1パルス幅となり、前記所定の走査期間に前記光源から出射される光パルスのパルス幅が前記第1パルス幅より長い第2パルス幅となるように、前記出射期間を調整する、マルチプロジェクションシステム。
  8. 請求項7に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    前記第2パルス幅は、前記第1パルス幅の2倍以上である、マルチプロジェクションシステム。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のマルチプロジェクションシステムにおいて、
    各プロジェクタユニットは、前記スクリーンからの光を検出する光取得部をさらに有し、
    前記閾値は、他のプロジェクタユニットの光取得部に入射される光が、当該取得部にて検出可能な最小の光強度となる値である、マルチプロジェクションシステム。
  10. 入射光に応じた可視光を発生させるカラーストライプが周期的に配置されたスクリーンを光ビームで走査することで、前記スクリーン上に画像を形成する複数のプロジェクタユニットを備え、各プロジェクタユニットが投射した投射画像をつなぎ合わせて1枚の画像として表示するマルチプロジェクションシステムの制御方法であって、
    各プロジェクタユニットは、光ビームを出射する光源と、前記スクリーンにおける前記カラーストライプが配置された領域を、各カラーストライプと交差する方向に前記光ビームで走査する走査部と、を有し、
    各プロジェクタユニットが、映像信号に基づいて、光強度およびパルス幅の積が前記映像信号の各画素信号の輝度値に応じて変化する複数の光パルスが前記光ビームとして前記光源から出射され、かつ、前記走査部にて走査される所定の走査期間に前記光源から出射される光パルスの光強度が閾値未満となるように、前記光源が前記光ビームを出射する出射期間および出射強度を調整する、制御方法。
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