JPWO2012172996A1 - マルチコア増幅光ファイバ - Google Patents

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Abstract

希土類元素が添加された複数のコア部と、前記複数のコア部の外周に位置し、該複数のコア部の屈折率よりも低い屈折率を有する内部クラッド部と、前記内部クラッド部の外周に位置し、該内部クラッド部の屈折率よりも低い屈折率を有する外部クラッド層と、を備え、前記内部クラッド部は、前記複数のコア部のうちの少なくとも一つのコア部を含む領域を有し、該領域は、前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布形状を有するマルチコア増幅光ファイバ。これによって、各コア部の光増幅特性のばらつきが抑制される。

Description

本発明は、マルチコア増幅光ファイバに関するものである。
近年の急速な伝送容量の増大に対応する為に、一本の光ファイバのクラッド内に複数のコア部を配置した、いわゆるマルチコア光ファイバを用いたマルチコア光伝送路の開発が活発に行われている。これに伴い、マルチコア光伝送路中を伝搬した信号光を増幅するための希土類添加光ファイバ増幅器の開発が求められている。
たとえば、特許文献1には、クラッド内に複数の希土類添加コア部を配置した、光ファイバレーザ用のマルチコア増幅光ファイバが開示されている。また、特許文献2には、マルチコア光伝送路を伝搬してきた信号光を一括して増幅するためのマルチコア光ファイバ増幅器が開示されている。
ところで、光ファイバの中心軸付近にコア部が1つ配置された従来の希土類添加増幅光ファイバにおいては、ダブルクラッド構造を採用したものがある。ダブルクラッド構造において、内部クラッドの断面形状を円形にした場合は、励起光のうち、コア部に到達しないために励起に寄与しない成分(スキュー成分)が発生するため、励起効率が悪いことが知られている。そこで、スキュー成分を乱し、これをコア部に効率よく吸収させる目的で、内部クラッドの断面形状を花形や、多角形や、D型とする方法が用いられている(特許文献3参照)。
特許2005−19539号公報 特開平10−125988号公報 特開2003−226540号公報
マルチコア増幅光ファイバにおいては、スキュー成分等の影響によって、複数存在する各コア部を励起する光の量にばらつきが生じるため、各コア部の光増幅特性にもばらつきが生じるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各コア部の光増幅特性のばらつきが抑制されたマルチコア増幅光ファイバを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、希土類元素が添加された複数のコア部と、前記複数のコア部の外周に位置し、該複数のコア部の屈折率よりも低い屈折率を有する内部クラッド部と、前記内部クラッド部の外周に位置し、該内部クラッド部の屈折率よりも低い屈折率を有する外部クラッド層と、を備え、前記内部クラッド部は、前記複数のコア部のうちの少なくとも一つのコア部を含む領域を有し、該領域は、前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布形状を有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、希土類元素が添加された複数のコア部と、前記複数のコア部の外周に位置し、該複数のコア部の屈折率よりも低い屈折率を有し、前記複数のコア部を囲むように配置された複数の空孔と、が形成されたクラッド部と、を備え、前記内部クラッド部は、前記複数のコア部のうちの少なくとも一つのコア部を含む領域を有し、該領域は、前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布形状を有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、上記の発明において、前記少なくとも一つのコア部は、当該マルチコア増幅光ファイバの断面において中心軸付近に位置することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、上記の発明において、前記内部クラッド部は、外周側から前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布を有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、上記の発明において、前記内部クラッド部は、前記領域を二つ以上有することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、上記の発明において、前記複数のコア部は、当該マルチコア増幅光ファイバの断面において、三角格子の格子点からずれた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、各コア部の光増幅特性のばらつきが抑制されたマルチコア増幅光ファイバを実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面および屈折率分布を示す図である。 図2は、従来のマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面、屈折率分布、および励起光のスキュー成分の様子を示す図である。 図3は、図1に示すマルチコア増幅光ファイバにおける励起光のスキュー成分の様子を示す図である。 図4は、実施の形態2に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面および屈折率分布を示す図である。 図5は、実施の形態3に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。 図6は、実施の形態4に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。
以下に、図面を参照して本発明に係るマルチコア増幅光ファイバの実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、本明細書で特に定義しない用語についてはITU−T(国際電気通信連合)G.650.1における定義、測定方法に従うものとする。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。図1に示すように、マルチコア増幅光ファイバ10は、中心軸付近および中心軸を囲むように略正六角形を形成するように配置された合計7つのコア部11と、コア部11の外周に位置する内部クラッド部12と、内部クラッド部12の外周に位置する外部クラッド層13とを備えている。
内部クラッド部12は、コア部11の屈折率よりも低い屈折率を有している。外部クラッド層13は、内部クラッド部12の屈折率よりも低い屈折率を有している。コア部11は、たとえばゲルマニウム(Ge)等の屈折率を高めるドーパントを添加した石英系ガラスからなる。外部クラッド層13は、たとえば光学樹脂からなる。光学樹脂の屈折率はたとえば1.1〜1.42である。
また、図1では、A−A線断面における屈折率分布を示している。分布P1はコア部11の屈折率分布であり、分布P2は内部クラッド部12の屈折率分布である。分布P2が示すように、内部クラッド部12は、断面の領域全体において、中心軸付近に位置するコア部11に向かって屈折率が増加する、いわゆるグレーデッドインデックス型の屈折率分布を有する。このような屈折率分布は、内部クラッド部12を、屈折率を高めるドーパントを屈折率分布に対応した濃度分布で含む石英系ガラスで構成することによって実現できる。
コア部11は、希土類元素が添加されている。添加される希土類元素は、エルビウム(Er)、イッテルビウム(Yb)、ネオジウム(Nd)、ツリウム(Tm)等である。希土類元素の添加量は、たとえばErの場合は50ppm〜2000ppmである。また、コア部11は、コア径が1μm〜5μmであり、コア部11に隣接している領域の内部クラッド部12に対する比屈折率差が0.5%〜2.0%である。コア部11のコア径や比屈折率差は互いに等しくてもよいし、異なっていてもよい。
また、コア部11は三角格子の格子点上に配置されている。コア部11のうち隣接するコア間の距離は、コア間の光のクロストークがコア部11の光学特性に悪影響を及ぼさない程度の距離であり、たとえば消光比が−30dB以下となるようなコア間距離に設定されている。コア部11が、上述したようにコア径1μm〜5μmであり、内部クラッド部12に対する比屈折率差が0.5%〜2.0%である場合は、コア間距離は30μm以上が好ましい。また、コア間距離が60μm以下であれば、ファイバ外径があまり大きくならず、内部クラッド部12の外径として、125μm〜250μm程度にできるので好ましい。
このマルチコア増幅光ファイバ10は、ダブルクラッド構造を有しており、コア部11に希土類元素の光増幅帯域(たとえばErの場合は1.5μm帯)の波長の信号光を伝搬させながら、内部クラッド部12に希土類元素の励起帯域(たとえばErの場合は0.98μm帯や1.48μm帯)の波長の励起光を入力すると、励起光は内部クラッド部12に閉じ込められて伝搬しながらコア部11に添加された希土類元素を励起する。これによって希土類元素は光増幅作用を発揮し、コア部11を伝搬する光を増幅する。
このマルチコア増幅光ファイバ10では、内部クラッド部12が、中心軸付近に位置するコア部11に向かって屈折率が増加する屈折率分布を有するので、各コア部11を励起する光の量のばらつきが抑制されている。
以下、具体的に説明する。図2は、従来のマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面、屈折率分布、および励起光のスキュー成分の様子を示す図である。マルチコア増幅光ファイバ10Aは、中心軸付近および中心軸を囲むように略正六角形を形成するように配置された合計7つのコア部11Aと、コア部11Aの外周に位置する内部クラッド部12Aと、内部クラッド部12Aの外周に位置する外部クラッド層(不図示)とを備えている点で、図1に示すマルチコア増幅光ファイバ10と同様である。
ここで、図2では、B−B線断面における屈折率分布を示している。分布P3はコア部11Aの屈折率分布であり、分布P4は内部クラッド部12Aの屈折率分布である。分布P4が示すように、内部クラッド部12Aは、断面内で一様の屈折率を有する点が、マルチコア増幅光ファイバ10の内部クラッド部12とは異なる。
図2のマルチコア増幅光ファイバ10Aにおいて、内部クラッド部12Aを伝搬する励起光に含まれるスキュー成分SL1は、いくつかのコア部11Aには到達しない光路を進行している。
これに対して、図3は、図1に示すマルチコア増幅光ファイバ10における励起光のスキュー成分の様子を示す図である。図3に示すように、マルチコア増幅光ファイバ10では、内部クラッド部12が、中心軸付近に位置するコア部11に向かって屈折率が増加する屈折率分布を有する。これによって、励起光に含まれるスキュー成分SL2がマルチコア増幅光ファイバ10の中心に集まり、各コア部11を励起する励起光の量のばらつきが抑制される。特に、従来スキュー成分が到達しにくかった中心軸付近のコア部11も十分に励起される。これによって、マルチコア増幅光ファイバ10では、各コア部11の光増幅特性のばらつきが抑制される。その結果、各コア部11の光増幅特性がより均一化される。
なお、内部クラッド部12の屈折率分布は、内部クラッド部12の最外周側に対する内部クラッド部12の中心部の比屈折率差が、0.5%より大きく3.5%以下であり、αが1〜10であることが好ましい。ここで、αとは、グレーデッドインデックス型屈折率分布の形状を表すα値と呼ばれる周知のパラメータである。
なお、上記実施の形態1では、内部クラッド部12の断面の領域全体がグレーデッドインデックス型の屈折率分布であったが、内部クラッド部12のうち、7つのコア部11を含む領域が、中心軸付近に位置するコア部11に向かって屈折率が増加するグレーデッドインデックス型の屈折率分布形状であればよく、その領域の外周側には屈折率が均一な領域があってもよい。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。図4に示すように、マルチコア増幅光ファイバ20は、マルチコア増幅光ファイバ10と同様に、中心軸付近および中心軸を囲むように略正六角形を形成するように配置された合計7つのコア部21と、コア部21の外周に位置する内部クラッド部22と、内部クラッド部22の外周に位置する外部クラッド層23とを備えている。
コア部21および外部クラッド層23の各特性、たとえば構成材料、サイズ、コア間距離または屈折率の関係等は、実施の形態1の対応する要素と同様である。
ここで、図4では、C−C線断面における屈折率分布を示している。分布P5はコア部21の屈折率分布であり、分布P6は内部クラッド部22の屈折率分布である。分布P6が示すように、内部クラッド部22は、C−C断面に含まれる各コア部21を中心に含む各領域が、各コア部21に向かって屈折率が増加するグレーデッドインデックス型の屈折率分布形状を有する。さらに、C−C断面に含まれない各コア部21についても、これを中心に含む各領域が、各コア部21に向かって屈折率が増加するグレーデッドインデックス型の屈折率分布形状を有する。
これによって、励起光に含まれるスキュー成分がマルチコア増幅光ファイバ20の各コア部21に集まり、各コア部21を励起する励起光の量のばらつきが抑制される。その結果、各コア部21の光増幅特性がより均一化される。
各コア部21を含む各領域における屈折率分布形状は、各コア部21の光増幅特性のばらつきが抑制されるようにスキュー成分の集中を生じさせるように、各領域ごとにα値や比屈折率差を適宜設定することが好ましい。また、グレーデッドインデックス型の屈折率分布形状を設ける領域は、マルチコア増幅光ファイバに含まれるコア部のすべてに対してでなくてもよく、少なくとも一つのコア部に対して設けることが好ましい。
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。図5に示すように、マルチコア増幅光ファイバ30は、7つのコア部31と、コア部31の外周に位置する内部クラッド部32と、内部クラッド部32の外周に位置する外部クラッド層33とを備えている。
コア部31、内部クラッド部32、および外部クラッド層33の各特性、たとえば構成材料、サイズ、コア間距離、屈折率分布形状または屈折率の関係等は、実施の形態1の対応する要素と同様である。
ここで、7つのコア部31は、三角格子Lの格子点LPからずれた位置に配置されている。このように、コア部は、必ずしも三角格子の格子点上に配置されていなくてもよく、ずれていてもよい。コア部の配置を、対称性が低い配置にすることによって、内部クラッド部の屈折率分布形状によるスキュー成分を集める効果との相乗効果で、各コア部の光増幅特性のばらつきを抑制することができる。
なお、コア部を三角格子点からずらす場合は、たとえば、少なくとも一組の近接するコア部同士の距離が、他のコア部同士の距離と異なるように、7つのコア部を配置してもよい。この場合、コア部同士の距離の差は0.5μm〜10μmが好ましい。
このようにコア部の位置が三角格子点からずれたマルチコア増幅光ファイバを製造する方法としては、たとえば、公知のスタックアンドドロー法におけるスタックするガラスロッドやガラス管の遊びを利用する方法や、外径の異なるガラスロッドやガラス管を用いる方法などがある。
(実施の形態4)
図6は、実施の形態4に係るマルチコア増幅光ファイバの模式的な断面図である。図6に示すように、マルチコア増幅光ファイバ40は、コア部41と、コア部41の外周に位置するクラッド部42とを備えている。
クラッド部42には、コア部41を囲むように配置された複数の空孔44が形成されている。空孔44は楕円形であり、円弧状に曲がっている。
このマルチコア増幅光ファイバ40では、励起光は、エアークラッドとして機能する複数の空孔44によって、空孔44に囲まれたクラッド部42の内部領域42aに閉じ込められて伝搬する。
なお、コア部41、クラッド部42の各特性、たとえば構成材料、サイズ、コア間距離または屈折率の関係等は、実施の形態1の対応する要素と同様である。たとえば、クラッド部42は、図1の屈折率分布と同様に、空孔44を除く断面の全領域において、中心軸付近に位置するコア部41に向かって屈折率が増加するグレーデッドインデックス型の屈折率分布を有する。
このマルチコア増幅光ファイバ40では、内部領域42aにおいて発生した励起光のスキュー成分が、クラッド部42の屈折率分布によって中心に集められることによって、各コア部41の光増幅特性がより均一化される。
なお、上記実施の形態では、マルチコア増幅光ファイバに含まれるコア部の数が7つであるが、コア部の数は複数であれば特に限定されず、たとえば3でもよい。また、内部クラッド部については、断面形状を花形や、多角形や、D型としてもよい。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。たとえば、実施の形態5において、実施の形態2と同様に各コア部に対してグレーデッドインデックス型の屈折率分布形状を有する領域をそれぞれ設けてもよい。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
以上のように、本発明に係るマルチコア増幅光ファイバは、主に光通信の用途に利用して好適なものである。
10、20、30、40 マルチコア増幅光ファイバ
11、21、31、41 コア部
12、22、32 内部クラッド部
13、23、33 外部クラッド層
42 クラッド部
42a 内部領域
44 空孔
L 三角格子
LP 格子点
P1、P2、P3、P4、P5、P6 分布
SL1、SL2 スキュー成分

Claims (6)

  1. 希土類元素が添加された複数のコア部と、
    前記複数のコア部の外周に位置し、該複数のコア部の屈折率よりも低い屈折率を有する内部クラッド部と、
    前記内部クラッド部の外周に位置し、該内部クラッド部の屈折率よりも低い屈折率を有する外部クラッド層と、
    を備え、前記内部クラッド部は、前記複数のコア部のうちの少なくとも一つのコア部を含む領域を有し、該領域は、前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布形状を有することを特徴とするマルチコア増幅光ファイバ。
  2. 希土類元素が添加された複数のコア部と、
    前記複数のコア部の外周に位置し、該複数のコア部の屈折率よりも低い屈折率を有し、前記複数のコア部を囲むように配置された複数の空孔と、が形成されたクラッド部と、
    を備え、前記内部クラッド部は、前記複数のコア部のうちの少なくとも一つのコア部を含む領域を有し、該領域は、前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布形状を有することを特徴とするマルチコア増幅光ファイバ。
  3. 前記少なくとも一つのコア部は、当該マルチコア増幅光ファイバの断面において中心軸付近に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコア増幅光ファイバ。
  4. 前記内部クラッド部は、外周側から前記少なくとも一つのコア部に向かって屈折率が増加する屈折率分布を有することを特徴とする請求項3に記載のマルチコア増幅光ファイバ。
  5. 前記内部クラッド部は、前記領域を二つ以上有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のマルチコア増幅光ファイバ。
  6. 前記複数のコア部は、当該マルチコア増幅光ファイバの断面において、三角格子の格子点からずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のマルチコア増幅光ファイバ。
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