JPWO2012172669A1 - 射出成形用型装置および射出成形機 - Google Patents

射出成形用型装置および射出成形機 Download PDF

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Abstract

第1接合面11および凹状の第1嵌合面12を固定型1に形成するともに、型締したときに第1接合面11と接合する第2接合面21および第1嵌合面12と嵌合する凸状の第2嵌合面22を可動型2に形成し、第1嵌合面12の底面に対して凹部を設けることによりキャビティ3を形成する。これにより、固定型1と可動型2との位置決めを、第1接合面11と第2接合面21との接合および第1嵌合面12と第2嵌合面22との嵌合によって行われるようにして、当該位置決めのためにガイドピンを設ける必要をなくし、その分だけ装置を小型化できるようにする。また、小型化により固定型1および可動型2の熱容量を小さくし、温度コントロールに要する消費電力を削減できるようにする。

Description

本発明は射出成形用型装置および射出成形機に関し、特に、固定型と可動型とを用いて樹脂製品を製造する射出成形用型装置およびこれを用いた射出成形機に関するものである。
従来、樹脂製品の数ある成形法のうち、最も広範囲に利用されているものとして、射出成形法が知られている。射出成形法で樹脂製品を製造するには、射出成形機を用いる。その射出成形機の心臓部にあたるところに取り付けられるのが、射出成形用金型である。この射出成形用金型のキャビティを所望の形状に形成することにより、所望の形状の樹脂製品(成形品)が形づくられるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−135724号公報 特開2007−30441号公報
射出成形用金型は、その基本構造に応じて、ツープレート金型(1段スプルー金型)とスリープレート金型(2段スプルー金型)とホットランナー金型(スプルーレス金型)とに分類される。
ツープレート金型は、可動型(雄型)と固定型(雌型)との2枚のプレートを備え、雄型の凸面と雌型の凹面とにより、成形品と同一形状の空間部であるキャビティが形成される。スプルーは1段目(固定型側)だけにあり、溶融樹脂は、成形機のノズルからスプルー、ランナー、ゲートを辿り、キャビティに達する。ツープレート金型は構造が最も簡単であるが、成形品(キャビティ内の樹脂により形づくられる製品)とランナー部分(スプルー・ランナー・ゲートに残った樹脂により形づくられる部分)とが金型から一体的に取り出されるので、取り出し後にランナー部分を切り取り処理しなければならないというデメリットがある。
スリープレート金型は、可動型(雄型)と固定型(雌型)とランナーストリッパープレートとの3枚のプレートを備える。スリープレート金型も、雄型の凸面と雌型の凹面とによりキャビティが形成される。スプルーは1段目(固定型側)および2段目(可動型側)にあり、成形機のノズルから射出された溶融樹脂は、1段目のスプルーを通った後、ランナーを経由して2段目のスプルーを通りキャビティに達するようになっている。スリープレート金型は、ツープレート型に比べて構造が複雑であるが、成形品とランナー部分とを別々に取り出せるというメリットがある。
ホットランナー金型は、溶融樹脂の流路であるスプルー部分を常時加熱しておき、スプルー部分に残った樹脂が冷えて固まらないようにしたものである。このホットランナー金型は、構造が複雑であるものの、ランナー部分が発生しないため、成形の都度ランナー部分を取り出す手間をなくすことができるというメリットがある。
図1は、構造が最も簡単なツープレート金型の構成例を示す図である。図1において、101は固定型、102は可動型であり、共に断面が四角形の厚いプレートで構成されている。固定型101の一部に形成された凹面と可動型102の一部に形成された凸面とにより、成形品と同一形状の空間部であるキャビティ103が形成される。104はガイドピンであり、固定型101と可動型102との位置決めに用いる。通常、ガイドピン104は、固定型101および可動型102の四隅付近に4つ設けられる。
105は固定側取付板であり、成形機(図示せず。以下同様)に対して固体型101を取り付けるためのものである。106はスプルー、107はランナー、108はゲートであり、これらによって溶融樹脂の流路が形成される。スプルー106は、成形機のノズル100からランナー107までの樹脂流路を指す。ランナー107は、スプルー106からゲート108までの樹脂流路を指す。ゲート108は、溶融樹脂をキャビティ103に注入する注入口を指す。
109は受板であり、可動型102の肉厚を薄く済ませる用途に用いる。110はスペーサブロックであり、キャビティ103から成形品を取り出すための突き出し作動に必要な空間を確保するための板である。111は突き出しピンであり、キャビティ103から成形品を取り出すために用いる。112はリターンピンであり、突き出しピン111よりも強度を出すために太く構成されている。キャビティ103から成形品を取り出した後、リターンピン112を固定型101に当てることにより突き出しピン111を元の位置に押し戻す。
113はエジェクタプレートであり、突き出しピン111が取り付けられている。突き出しピン111が取り付けられたエジェクタプレート113を成形機のエジェクタ機構(図示せず)で押し出すことにより、突き出しピン111によってキャビティ103から成形品を取り出すようになっている。114は可動側取付板であり、成形機に対して可動型102を取り付けるためのものである。115は冷却水孔であり、金型を冷却するための冷却水が流れる流路である。
上記のように構成したツープレート金型による射出成形は、型締、射出、保圧、冷却、型開き、離型の工程順で行われる。型締工程では、成形機の型締機構(図示せず)を作動させることにより、固定側取付板105に取り付けられた固定型101および可動側取付板114に取り付けられた可動型102の両方を、所定圧の締め付け力で押さえつける。
射出工程では、高圧・高温で溶融した樹脂を金型内に流し込み、キャビティ103内に溶融樹脂を充填させる。保圧工程では、溶融樹脂がしっかり金型内に行き渡るように、溶融樹脂を追加充填しながら金型に圧力をかけ続ける。なお、保圧の際にかける圧力は、樹脂充填中に比べて小さな圧力でよい。
冷却工程は、保圧工程とほぼ同時進行で進む。冷却工程では、金型表面から一定深さのところに開けられた冷却水孔115に冷却水を流すことにより、金型を一定温度以下となるように冷却する。この冷却によって成形品が冷やされ十分に固まった後、型開き工程で可動型102を開き、離型工程で可動型102に抱き付いている成形品を突き出しピン111で突き出すことにより、成形品を取り出す。
上述のように、従来の射出成形用金型で成形品を製造する際には、高圧・高温で溶融した樹脂を金型内に流し込み、圧力を一定に保ちながら冷却していく。溶融樹脂を流し込む流路(スプルー106、ランナー107、ゲート108)は細く、この流路を流れる際に溶融樹脂は少しずつ冷やされて固化していく。その樹脂固化を少しでも抑制するために、高温に熱した溶融樹脂を、大きな圧力をかけて短時間のうちにキャビティ103まで流し込み充填させる必要がある。
このとき金型に射出される溶融樹脂の圧力は、樹脂の粘度にもよるが、200〜500kgf/cmにも及ぶ極めて大きなものとなる。この大きな射出圧力が溶融樹脂にかけられても型開きが起こらないようにするため、型締にも大きな圧力が必要となる。例えば、溶融樹脂の射出圧力が300kgf/cmであり、成形品の型締方向の投影面積が1,200cmであったとすると、射出圧力が加えられた溶融樹脂は360Tonもの大きな力で金型を開こうとすることになる。すなわち、型締の締め付け力にも360Ton以上のものが必要となる。そのため、溶融樹脂の射出圧力および金型の型締圧力を得るために、大量の電力を消費するという問題があった。
また、流路を流れる溶融樹脂が固化すると、より大きな射出圧力が必要となることから、樹脂固化が起こりにくくなるようにするために、金型を高温に加熱しておく必要がある。そのため、金型への加熱でも大量の電力を消費するという問題があった。しかも、金型が大きく熱容量が大きいため、樹脂の融点ほどまでは金型を加熱することができず、樹脂固化を完全には防げない。そのため、金型を加熱した場合でも依然として大きな射出圧力が必要であり、そのために大量の電力を消費する。また、キャビティ103に溶融樹脂が充填された後は、冷却水孔115に冷却水を流して金型を一定温度まで冷却する必要がある。この冷却の際にも多くの電力を消費するという問題があった。
さらに、数百Tonにも及ぶ大きな圧力に耐え得る剛性を出すために、固定型101および可動型102の材質は鉄鋼材料を用いた合金とし、肉厚も大きくする必要がある。それに伴い、固定側取付板105および可動側取付板114も大きなものが必要となる。また、固定型101と可動型102との位置決めのためにガイドピン104を設ける必要があり、成形品の取り出しのためにスペーサブロック110、突き出しピン111、リターンピン112およびエジェクタプレート113を設ける必要がある。これらを装備するために、固定型101および可動型102の幅も大きくする必要がある。
そのため、金型は全体として、成形品と比べて極めて大きなものとなり、設置のために大きなスペースが必要になるという問題があった。一般に、金型の成形品に対する体積比は300〜2,000倍程度、重量比は2,000〜10,000倍程度にもなる。このように従来は、成形品を作るのに数百から数千倍もの大きな金型を使う必要があり、設置スペースのムダは極めて大きいと言わざるを得ない。また、それだけ大きくて重い金型に対して圧力コントロールおよび温度コントロールをしなければならないので、消費電力のムダも計り知れないものがある。
なお、金型の消費電力や設置スペースなどのムダを少なくするための工夫を施した特許出願も数多く存在する。しかしながら、それらの特許出願で見られる殆どの工夫が、図1に示した金型の基本構造を踏襲した上での改良程度のものであり、ムダの改善の程度は不十分である。上記のムダを大幅に減らすためには、金型構造の根本的な見直しが必要となる。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、射出成形用型装置を大幅に小型化できるようにし、一連の射出成形にかかる消費電力を大幅に減らすことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の射出成形用型装置は、第1接合面および凹状または凸状の第1嵌合面を固定型に形成するともに、第1接合面に対向する第2接合面および第1嵌合面に対向する凸状または凹状の第2嵌合面を可動型に形成する。また、第1嵌合面および第2嵌合面の少なくとも一方に対して少なくとも凹部を設けることによりキャビティを形成する。そして、固定型および可動型を型締したときに、第1接合面と第2接合面とが接合し、第1嵌合面と第2嵌合面とが嵌合するようになっている。
このように構成した本発明によれば、固定型と可動型との位置決めが、第1接合面と第2接合面との接合および第1嵌合面と第2嵌合面との嵌合によって行われるので、当該位置決めのためにガイドピンを設ける必要がなくなる。これにより、ガイドピンを設けなくても良い分、固定型および可動型の幅を小さくすることができる。その結果、射出成形用型装置を全体として小型化することができる。
また、固定型および可動型を小型化すると、熱容量が小さくなるので、射出工程時に樹脂固化が起こりにくくなるようにするために行う固定型および可動型に対する加熱と、冷却工程時に行う固定型および可動型に対する冷却とを従来に比べて少ないエネルギーで実現することができる。これにより、射出工程および冷却工程における温度コントロールに要する消費電力を削減することができる。
本発明の他の態様では、溶融樹脂の流路として、成形機のノズルからキャビティまでのスプルーを固定型に形成している。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、成形機のノズルからキャビティに至るまでの流路上にランナーがなくなり、従来に比べて流路を短くすることができる。このため、流路上での溶融樹脂の固化が起こりにくくなるようにすることができ、それに伴い、溶融樹脂に対して加圧すべき射出圧力を低減することができる。
これにより、射出工程時に行う溶融樹脂に対する加圧を従来に比べて少ないエネルギーで実現することができ、射出工程における圧力コントロールに要する消費電力を削減することができる。また、射出圧力を低減することができると、型締に要する圧力も低減することができるので、型締圧力を得るために要する消費電力も削減することができる。
さらに、射出圧力を低減できると、耐圧を目的とした固定型および可動型の肉厚を薄くすることが可能となる。すなわち、上述のようにガイドピンを省略することにより固定型および可動型の幅を小さくすることができることに加え、肉厚も薄くすることができる。その結果、固定型および可動型の熱容量が更に小さくなるので、射出工程時の加熱と冷却工程時の冷却とを更に少ないエネルギーで実現することができる。これにより、固定型および可動型の肉厚を薄くすることによって射出成形用型装置を全体として小型化することができることに加えて、温度コントロールに要する消費電力を更に削減することができる。
本発明の他の態様では、固定型の第1嵌合面を凹状に形成するとともに、可動型の第2嵌合面を凸状に形成している。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、成形機のノズルからキャビティまでのスプルーの長さを短くすることができる。このため、スプルー上での溶融樹脂の固化がより起こりにくくなるようにすることができ、それに伴い、溶融樹脂に対して加圧すべき射出圧力を更に低減することができる。
本発明の他の態様では、固定型および可動型を高熱伝導度材料により構成する一方、固定型にはスプルーの周囲にブッシュを備え、当該ブッシュを低熱伝導度材料により構成している。
また、本発明の他の態様では、固定型および可動型を低熱伝導度材料により構成する一方、キャビティの周囲に冷却水孔を備え、キャビティおよび冷却水孔の周囲を高熱伝導度材料により構成している。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、溶融樹脂がスプルーを流れているときに、その周囲に形成された低熱伝導度材料によって熱が奪われにくくなり、樹脂固化の進行を遅らせることができる。これにより、射出圧力を更に低減することができるため、射出工程における圧力コントロールに要する消費電力を更に削減することができる。これに伴い、型締に要する圧力も更に低減することができるので、型締圧力を得るために要する消費電力も更に削減することができる。
さらに、射出圧力を更に低減できる分、耐圧を目的とした固定型および可動型の肉厚を更に薄くすることが可能となる。その結果、固定型および可動型の熱容量が更に小さくなるので、射出工程時の加熱と冷却工程時の冷却とを更に少ないエネルギーで実現することができる。これにより、固定型および可動型の肉厚を更に薄くすることによって射出成形用型装置を全体として更に小型化することができることに加えて、温度コントロールに要する消費電力も更に削減することができる。
本発明の他の態様では、固定型のキャビティに抱き付いている成形品を吸着により取り出す取出機構を備えている。
また、本発明の他の特徴によれば、固定型を固定側取付板に直接取り付けるとともに、可動型を可動側取付板に直接取り付けている。あるいは、固定型を固定側取付板に直接取り付けるとともに、取付台として機能するアダプタを介して可動型を可動側取付板に取り付けている。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、突き出しではない手段で成形品を取り出す構成を有しているので、従来のように可動型に抱き付いている成形品を取り出すための突き出しピンや、その関連部材であるリターンピン、エジェクタプレート、スペーサブロックなどを設ける必要がなくなる。これらの部材を設けなくても良い分、固定型および可動型の幅を更に小さくすることができ、射出成形用型装置も全体として更に小型化することができる。
また、固定型および可動型を更に小型化すると、熱容量が更に小さくなるので、射出工程時の加熱と冷却工程時の冷却とを更に少ないエネルギーで実現することができる。これにより、射出工程および冷却工程における温度コントロールに要する消費電力を更に削減することができる。
従来のツープレート金型の構成例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置の構成例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置を用いた射出成形機の構成例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置に形成されるキャビティの変形例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置を用いた射出成形機の変形例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置に用いられる取出機構の変形例を示す図である。 本実施形態による射出成形用型装置に用いられる樹脂流路の変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図2は、本実施形態による射出成形用型装置10の構成例を示す図である。図2(a)は型開きした状態、図2(b)は型締した状態を示している。
図2において、1は固定型である。この固定型1は、断面が例えば四角形のプレートであり、その一面には、平坦な第1接合面11と、凹状の第1嵌合面12とを有している。第1嵌合面12は、底面の形状が例えば四角形であり、側面はテーパ状に傾斜している。すなわち、第1嵌合面12で形成される凹状の空間形状は、ほぼ四角錐台となっている。
2は可動型である。この可動型2も、断面が例えば四角形のプレートであり、その一面には、第1接合面11に対向する平坦な第2接合面21と、第1嵌合面12に対向する凸状の第2嵌合面22とを有している。第2嵌合面22も側面がテーパ状に傾斜している。その傾斜の角度および深さは、第1嵌合面12の傾斜の角度および深さと同じである。また、第2嵌合面22の頂面の形状は、第1嵌合面12の底面と同じ大きさの四角形となっている。すなわち、第2嵌合面22で形成される凸状の立体形状も、第1嵌合面12で形成される凹状の空間形状とほぼ同じ大きさの四角錐台となっている。
図2(b)に示すように、第1接合面11と第2接合面21および第1嵌合面12と第2嵌合面22は、固定型1および可動型2を型締したときに、第1接合面11と第2接合面21とが全面にわたって接合するとともに、第1嵌合面12と第2嵌合面22とが全面にわたって嵌合するように形成されている。
3はキャビティであり、第1嵌合面11の底面に対して凹部を設けることにより形成される。図2の例の場合、凹部の空間形状そのものがキャビティ3の形状であり、成形品の形状となる。したがって、キャビティ3を構成する凹部の空間形状は、成形品の形状に合わせて所望の形状とすることができる。
4は固定型1に設けられたスプルーであり、これによって成形機(図示せず。以下同様)のノズル200からキャビティ3までの溶融樹脂の流路が形成される。スプルー4のキャビティ3側の先端にはゲートが設けられている。本実施形態では、スプルー4とキャビティ3との間にランナーは設けていない。すなわち、成形機のノズル200から射出された溶融樹脂は、スプルー4を通ってダイレクトにキャビティ3に到達する。
5は冷却水孔であり、固定型1および可動型2の両方に設けられている。この冷却水孔5は、固定型1および可動型2を冷却するための冷却水が流れる流路である。固定型1および可動型2を冷却するのは、キャビティ3に充填された溶融樹脂を冷やして固めるためである。よって、この冷却効果を高めるために、固定型1においてはキャビティ3の周辺に冷却水孔5を設けるのが好ましい。また、可動型2においては、図2(b)のように型締されたときにキャビティ3に最も近づく凸部に冷却水孔5を設けるのが好ましい。また、冷却水孔5からキャビティ3までの熱伝導を良くするために、固定型1および可動型2は熱伝導度の高い鉄鋼材料などで構成するのが好ましい。
6はスプルー4の周囲に形成されたブッシュであり、鉄鋼材料に比べて熱伝導度が低い材料(例えば、セラミック)により構成されている。本実施形態では、ブッシュ6はスプルー4の周囲を覆うように形成されている。なお、固定型1および可動型2に用いられる鉄鋼材料と比べて熱伝導度が低い材料であれば、セラミック以外のものを用いてもよい。
このようにブッシュ6を構成した場合、ブッシュ6の熱伝導度が低いので、射出工程の際にスプルー4を流れる溶融樹脂からブッシュ6に対して熱が奪われにくくなり、スプルー4内での樹脂固化の進行を遅らせることができる。また、冷却工程の際にも冷却水による冷温がブッシュ6に対して伝わりにくくなり、スプルー4内に残った溶融樹脂を比較的高温のまま保つことができる。
7は固定側取付板であり、成形機に対して固体型1を取り付けるためのものである。8は可動側取付板であり、成形機に対して可動型2を取り付けるためのものである。本実施形態では、受板やスペーサブロックを介して可動型2を可動側取付板8に取り付ける構造ではなく、可動型2を可動側取付板8に対して直接取り付ける構造としている。
図3は、上記のように構成した射出成形用型装置10を用いた射出成形機の構成例を示す図である。なお、この図3において、図2に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。また、射出成形用型装置10の構成については既に詳しく説明したので、一部図示を省略して簡略的に示している。
図3において、9は取出機構であり、固定型1のキャビティ3に抱き付いている成形品を吸着により取り出すためのものである。本実施形態では、取出機構9は、複数の関節を有するアーム9aと、アーム9aの先端に設けられた吸着パッド9bとにより構成され、例えば真空吸着により成形品をキャビティ3から取り出す。
30はタイバーであり、その一端側は固定側取付板7に固定され、他端側は可動側取付板8に設けた孔に挿入されている。このタイバー30は、可動型2が可動側取付板8と共に移動するときに、その移動の経路を案内するガイドとしての役割を持つ。300は油圧シリンダであり、可動側取付板8(およびこれに取り付けられた可動型2)の移動を制御する。
201は成形機のシリンダ、202はスクリュー、203はホッパー、204は油圧モータ、205は加熱ヒータである。ホッパー203から投入された原料樹脂は、シリンダ201内で加熱ヒータ205により加熱されるとともにスクリュー202により混練され、シリンダ201の先端にあるノズル200から射出成形用型装置10に向けて射出される。
次に、上記のように構成した本実施形態による射出成形用型装置10の動作を説明する。本実施形態の射出成形用型装置10による射出成形も、従来と同様、型締、射出、保圧、冷却、型開き、離型の工程順で行われる。
最初の型締工程では、成形機の油圧シリンダ300を作動させて、可動側取付板8およびこれに取り付けられた可動型2を固定型1の方向に移動させることにより、固定型1および可動型2の両方を所定圧で型締する。このとき、取出機構9は退避している。固定型1および可動型2を型締したときに、図2(b)に示すように、第1接合面11と第2接合面21とが接合するとともに、第1嵌合面12と第2嵌合面22とが嵌合することにより、固定型1および可動型2の位置決めが行われる。
射出工程では、成形機のシリンダ201内で溶融した樹脂を射出成形用型装置10内に流し込み、キャビティ3内に溶融樹脂を充填させる。保圧工程では、溶融樹脂がしっかりキャビティ3内に充填されるように、溶融樹脂を追加充填しながら射出成形用型装置10に圧力をかけ続ける。なお、保圧の際にかける圧力は、樹脂充填中に比べて小さな圧力でよい。冷却工程は、保圧工程とほぼ同時進行で進む。冷却工程では、冷却水孔5に冷却水を流すことにより、固定型1および可動型2を一定温度以下となるように冷却する。
キャビティ3内で溶融樹脂が冷やされ成形品として十分に固まった後、型開き工程では、油圧シリンダ300を逆方向に作動させて可動型2を固定型1から離れる方向に移動させる。そして、離型工程では、固定型1と可動型2との間にできた空間に取出機構9のアーム9aを移動させて、固定型1に抱き付いている成形品を吸着パッド9bに吸着させて取り出す。ここで、キャビティ3内の樹脂(成形品)は冷却により十分に固まっているが、スプルー4内に残った溶融樹脂は比較的高温のまま保たれている。また、スプルー4の先端はゲート構造になっている。そのため、キャビティ3内の成形品だけをスプルー4内の樹脂から切り離して取り出すことが可能である。
以上詳しく説明したように、本実施形態の射出成形用型装置10では、平坦な第1接合面11と凹状の第1嵌合面12とを固定型1に形成している。一方、型締したときに第1接合面11と接合する平坦な第2接合面21と第1嵌合面12と嵌合する凸状の第2嵌合面22とを可動型2に形成している。そして、第1嵌合面12の底面に対して凹部を設けることによりキャビティ3を形成している。
このように構成した本実施形態の射出成形用型装置10によれば、固定型1と可動型2との位置決めが、第1接合面11と第2接合面21との接合および第1嵌合面12と第2嵌合面22との嵌合によって行われるので、当該位置決めのためにガイドピンを設ける必要がなくなる。ガイドピンを設けなくても良い分、固定型1および可動型2の幅を小さくすることができる。
また、本実施形態の射出成形用型装置10では、固定型1のキャビティ3に抱き付いている成形品を、取出機構9を用いて吸着により取り出すようにしている。従来は可動型側に設けられた突き出しピンを用いて成形品を金型から取り出すために、例えば固定型よりも可動型に対する抱き付き力が大きくなるような構造を採ることにより、成形品が可動型に抱き付くようにしていた。これに対して、本実施形態では、成形品を可動型に抱き付かせるための構造をあえて採用せず、成形品を固定型1に抱き付かせるようにしている。そして、固定型1に抱き付いている成形品を吸着により取り出すようにしている。
そのため、図1に示した従来例のように可動型102に抱き付いている成形品を取り出すための突き出しピン111や、その関連部材であるリターンピン112、エジェクタプレート113、スペーサブロック110などを設ける必要がなくなる。よって、これらの部材を設けなくても良い分、固定型1および可動型2の幅を小さくすることができる。以上により、射出成形用型装置10も全体として小型化および軽量化することができる。
固定型1および可動型2を小型化できると、熱容量が小さくなるので、射出工程時に樹脂固化が起こりにくくなるようにするために行う固定型1および可動型2に対する加熱と、冷却工程時に行う固定型1および可動型2に対する冷却とを従来に比べて少ないエネルギーで実現することができる。これにより、射出工程および冷却工程における温度コントロールに要する消費電力を削減することができる。
また、本実施形態の射出成形用型装置10では、成形機のノズル200から射出された溶融樹脂がキャビティ3に至るまでの流路として、スプルー4を固定型1に形成している。この構成によれば、成形機のノズル200からキャビティ3に至るまでの流路上にランナーがなくなり、従来に比べて流路を短くすることができる。このため、流路上での溶融樹脂の固化が起こりにくくなるようにすることができ、それに伴い、溶融樹脂に対して加圧すべき射出圧力を低減することができる。
さらに、本実施形態の射出成形用型装置10では、スプルー4の周囲にブッシュ6を設け、当該ブッシュ6をセラミック等の低熱伝導度材料により構成している。そのため、溶融樹脂がスプルー4を流れているときに、その周囲に形成されたブッシュ6によって熱が奪われにくくなり、樹脂固化の進行を遅らせることができる。これにより、溶融樹脂に対して加圧すべき射出圧力を更に低減することができる。
これにより、射出工程時に行う溶融樹脂に対する加圧を従来に比べて少ないエネルギーで実現することができ、射出工程における圧力コントロールに要する消費電力を削減することができる。また、射出圧力を低減することができると、型締に要する圧力も低減することができるので、型締圧力を得るために要する消費電力も削減することができる。
また、射出圧力を低減できると、耐圧を目的とした固定型1および可動型2の肉厚を薄くすることが可能となる。すなわち、上述のようにガイドピンや突き出しピンなどを省略することにより固定型1および可動型2の幅を小さくすることができることに加え、肉厚も薄くすることができる。その結果、固定型1および可動型2の熱容量が更に小さくなるので、射出工程時の加熱と冷却工程時の冷却とを更に少ないエネルギーで実現することができる。これにより、固定型1および可動型2の肉厚を薄くすることによって射出成形用型装置10を全体として小型化および軽量化することができることに加えて、温度コントロールに要する消費電力を更に削減することができる。
上記のように構成した本実施形態の射出成形用型装置10によれば、従来の金型に比べて、体積および重量で数十分の1以下に小型化することができる。射出成形用型装置10を小型化することに伴い、それを心臓部として用いる射出成形機全体の小型化も図ることができる。これにより、工場における設置スペースのムダを大幅に削減して工場面積を縮小化することができる。
また、本実施形態の射出成形用型装置10によれば、従来の金型に比べて、圧力コントロールおよび温度コントロールに要する消費電力を数十分の1以下に低減することができる。これにより、消費電力のムダを大幅に削減してCO排出量も格段に低減することができる。
なお、上記実施形態では、固定型1の第1接合面11および可動型2の第2接合面21を平坦な形状としたが、本発明はこれに限定されない。型締をしたときに第1接合面11と第2接合面21とがきちんと接合すれば、形状は任意である。ただ、加工の容易さ等を考慮すれば、平坦な形状とするのが好ましい。
また、上記実施形態では、固定型1の第1嵌合面12を凹状に形成する一方、可動型2の第2嵌合面22を凸状に形成する例について説明したが、その逆であってもよい。なお、固定型1の第1嵌合面12を凹状に形成した方が、成形機のノズル200からキャビティ3までの樹脂流路であるスプルー4の長さを短くすることができる点で好ましい。
また、上記実施形態では、固定型1の第1嵌合面12に対して凹部を設けることによってキャビティ3を形成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図4(a)のように可動型2の第2嵌合面22に対して凹部を設けることによってキャビティ3を形成するようにしてもよいし、図4(b)のように第1嵌合面12および第2嵌合面22の両方に凹部を設けることによってキャビティ3を形成するようにしてもよい。あるいは、図4(c)のように、第1嵌合面12に対して凹部を設けるとともに、第2嵌合面22に対して凸部を設けることにより、型締によって凹部と凸部との間にできる空間によりキャビティ3を形成するようにしてもよい。なお、図4においても射出成形用型装置10の構成に関して一部図示を省略して簡略的に示している。
また、上記実施形態では、第1嵌合面12で形成される凹部の空間形状および第2嵌合面22で形成される凸部の立体形状を四角錐台とする例について説明したが、円錐台など他の形状であってもよい。型締をしたときに第1嵌合面12と第2嵌合面22とがきちんと嵌合すれば、第1嵌合面12および第2嵌合面22の形状は任意である。
また、上記実施形態では、固定型1および可動型2を、断面が四角形のプレートにより構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、固定型1および可動型2を、断面が円形のプレートにより構成してもよい。大きな板材から断面四角形のプレートを切り出すには6面加工が必要であるのに対し、円柱状の丸材から断面円形のプレートを切り出すには3面加工でよく、加工が容易でコストも安く済むというメリットがある。
また、上記実施形態では、小型化した射出成形用型装置10を小型化した成形機に用いる例(図3)について説明したが、本発明はこれに限定されない。現在ではどこの工場でも、大型の射出成形用金型を大型の成形機に用いているが、大型の金型を小型の射出成形用型装置10に交換すると同時に、大型の成形機を小型の成形機に交換するのは、コスト負担の関係上、難しいかもしれない。
そこで、大型の金型を小型の射出成形用型装置10に交換するだけで、成形機については従来の大型のものをそのまま使えるように、成形機に射出成形用型装置10を取り付けるためのアダプタを設けてもよい。図5は、本実施形態の射出成形用型装置10を、従来の大型の成形機に対してアダプタにより取り付ける構造の例を示す図である。
図5において、図3に示した構成要素と同一の機能を有するが図3よりも大型の構成要素には、同一の符号に「’」の記号を付して示している。31は成形機の固定盤(固定側取付板を取り付けるための板)であり、32は成形機の可動盤(可動側取付板を取り付けるための板)である。図5では図示を省略しているが、アーム9aの取り付け位置は固定盤31となる。
図5に示すタイバー30’は、その一端側が固定盤31に固定され、他端側が可動盤32に設けた孔に挿入されている。このタイバー30’は、可動型2が可動側取付板8および可動盤32と共に移動するときに、その移動の経路を案内するガイドとしての役割を持つ。油圧シリンダ300’は、可動盤32(およびこれに取り付けられた可動側取付板8および可動型2)の移動を制御する。
50はアダプタであり、成形機の可動盤32に対して取り付けられている。可動側取付板8は、このアダプタ50上に固定されている。このアダプタ50は、固定型1と可動型2との空間距離を縮めるために用いる取付台であり、可動側取付板8を取り付ける面が可動盤32と平行になっていれば、アダプタ50の形状は任意である。
図5のように大型の成形機を用いる場合、可動盤32の可動範囲には制限がある。すなわち、大型の成形機に大型の金型を取り付ける場合、可動盤32の可動範囲は少なくてよい。その関係上、可動盤32に対して可動側取付板8を直接取り付けると、固定型1の方向に可動盤32を最大限移動させても、可動型2が固定型1まで届かず、型締できない状態となってしまう。これに対して、アダプタ50を用いて可動側取付板8を取り付ければ、大型の成形機を用いた場合であっても、固定型1と可動型2の型締を確実に行うことができる。
また、上記実施形態では、取出機構9をアーム9aおよび吸着パッド9bにより構成し、真空吸着により成形品を取り出す例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、固定型1および固定側取付板7に対して成形機側からキャビティ3側まで貫通する通気孔60を設け、この通気孔60を通じて固定側取付板7側からキャビティ3に向けて空気を吹き付けることにより、その空気圧で成形品を取り出すようにしてもよい。なお、溶融樹脂が通気孔60に逆流しないように、通気孔60の先端に逆流防止弁61を設けるのが好ましい。
また、上記実施形態では、固定型1および可動型2を鉄鋼材料等の高熱伝導度材料により構成する一方、スプルー4の周囲にブッシュ6を設け、当該ブッシュ6をセラミック等の低熱伝導度材料により構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、固定型1および可動型2をセラミック等の低熱伝導度材料により構成する一方、スプルー4の周囲にブッシュ6を設ける代わりに、キャビティ3および冷却水孔5の周囲を鉄鋼材料等の高熱伝導度材料により構成するようにしてもよい。このようにすれば、射出成形用型装置10を更に軽量化することができる。
また、上記実施形態では、溶融樹脂がキャビティ3に至るまでの流路としてスプルー4を固定型1に形成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示すように、成形機のノズル200の形状に合わせた凹部を固定型1に形成し、当該ノズル200の先端をキャビティ3に当接させることにより、当該ノズル200自体を樹脂流路としてもよい。ノズル200の先端穴はゲートのように細くする。この場合、ノズル200はヒータ205により加熱されているので、セラミック製のブッシュをノズル200の周囲に設ける必要はない。なお、ノズル200の近辺にもヒータ205を設けるのが好ましい。
また、上記実施形態では、射出成形用型装置10が固定側取付板7および可動側取付板8を備える例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、固定側取付板7および可動側取付板8は必須の構成ではない。例えば、図3の変形例として、固定側取付板7および可動側取付板8の代わりに成形機の固定盤および可動盤を設け、固定型1を固定盤に、可動型2を可動盤に直接取り付けてもよい。また、図5の変形例として、固定型1を成形機の固定盤31に、可動型2をアダプタ50に直接取り付けてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

Claims (8)

  1. 第1接合面および凹状または凸状の第1嵌合面を有する固定型と、
    上記第1接合面に対向する第2接合面および上記第1嵌合面に対向する凸状または凹状の第2嵌合面を有する可動型と、
    上記第1嵌合面および上記第2嵌合面の少なくとも一方に対して少なくとも凹部を設けることにより形成されるキャビティとを備え、
    上記第1接合面と上記第2接合面および上記第1嵌合面と上記第2嵌合面は、上記固定型および上記可動型を型締したときに、上記第1接合面と上記第2接合面とが接合するとともに上記第1嵌合面と上記第2嵌合面とが嵌合するように形成されていることを特徴とする射出成形用型装置。
  2. 上記固定型には、溶融樹脂の流路として、成形機のノズルから上記キャビティまでのスプルーが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形用型装置。
  3. 上記固定型には、成形機のノズルの先端を上記キャビティに当接させるための凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形用型装置。
  4. 上記第1嵌合面が凹状に形成されるとともに、上記第2嵌合面が凸状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の射出成形用型装置。
  5. 上記固定型および上記可動型を高熱伝導度材料により構成する一方、上記固定型は上記スプルーの周囲にブッシュを備え、当該ブッシュを低熱伝導度材料により構成したことを特徴とする請求項2に記載の射出成形用型装置。
  6. 上記固定型および上記可動型を低熱伝導度材料により構成する一方、上記固定型は上記キャビティの周囲に冷却水孔を備え、上記キャビティおよび上記冷却水孔の周囲を高熱伝導度材料により構成したことを特徴とする請求項2に記載の射出成形用型装置。
  7. 上記固定型の上記キャビティに抱き付いている成形品を吸着により取り出す取出機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の射出成形用型装置。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の射出成形用型装置を成形機に取り付けて成る射出成形機であって、
    上記固定型または当該固定型を取り付けた固定側取付板を、上記成形機の固定盤に直接取り付けるとともに、上記可動型または当該可動型を取り付けた可動側取付板を、取付台として機能するアダプタを介して上記成形機の可動盤に取り付けたことを特徴とする射出成形機。
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