JPWO2012160626A1 - 画像圧縮装置、画像復元装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
圧縮対象画像に対してできるだけロスレス圧縮を適用することで、画質劣化を防止する。予測器411は、圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を出力する。ライン判定部413は、圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、ロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する。圧縮部412は、ロスレス圧縮を適用すると判定された圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差をロスレス圧縮により圧縮して、圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する。受信部421は、圧縮符号と、判定結果を示す圧縮情報とを受信する。判定部423は、圧縮情報がロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを示すかを判定する。復元部422は、圧縮情報がロスレス圧縮を示す場合に、圧縮符号からロスレス復元により圧縮対象ラインの画像を復元する。
Description
本発明は、予測符号化方式(Differential Pulse Code Modulation,DPCM)を利用した画像圧縮装置、画像復元装置、及びプログラムに関する。
画像データを圧縮してデータ量を削減する画像圧縮技術は、様々な分野の機器に用いられており、その分野の1つとして車載装置が挙げられる。車載装置に表示される動画像に画像圧縮技術を適用するには、以下の条件を満たす必要がある。
(1)高画質
自然画とComputer Graphics (CG)画像の双方で高画質であることが求められる。車載装置で扱う画像情報としては、一般のテレビ画像や映画等に代表される自然画と、カーナビゲーションの地図等に代表されるCG画像(デジタル画像)が知られている。これらは画像の性質としては大きく異なり、自然画では低周波成分が、またデジタル画像では高周波成分が多く含まれている。最近の車載装置や携帯電話機を含む携帯端末では、地図等のデジタル画像と、テレビ画像や映画等の自然画像との両方を扱うようになってきており、これらのように特性の異なる画像についても効果的な画像圧縮技術が望まれている。
(2)低遅延
映像情報は、通常、車載Local Area Network(LAN)により伝送される。このとき、車中の前部座席と後部座席の双方において画面のズレがないように同等の映像を表示するためには、圧縮、伝送、及び復元処理に時間がかからず低遅延であることが求められる。
(3)軽量
多重伝送を行う場合、LAN端末毎に圧縮装置及び復元装置が必要になるため、個々の装置の回路規模が小さく、かつ、軽量であることが求められる。
(1)高画質
自然画とComputer Graphics (CG)画像の双方で高画質であることが求められる。車載装置で扱う画像情報としては、一般のテレビ画像や映画等に代表される自然画と、カーナビゲーションの地図等に代表されるCG画像(デジタル画像)が知られている。これらは画像の性質としては大きく異なり、自然画では低周波成分が、またデジタル画像では高周波成分が多く含まれている。最近の車載装置や携帯電話機を含む携帯端末では、地図等のデジタル画像と、テレビ画像や映画等の自然画像との両方を扱うようになってきており、これらのように特性の異なる画像についても効果的な画像圧縮技術が望まれている。
(2)低遅延
映像情報は、通常、車載Local Area Network(LAN)により伝送される。このとき、車中の前部座席と後部座席の双方において画面のズレがないように同等の映像を表示するためには、圧縮、伝送、及び復元処理に時間がかからず低遅延であることが求められる。
(3)軽量
多重伝送を行う場合、LAN端末毎に圧縮装置及び復元装置が必要になるため、個々の装置の回路規模が小さく、かつ、軽量であることが求められる。
画像圧縮技術の1つとして、画素単位で画素値を予測する予測符号化方式が知られている。予測符号化方式を利用した画像圧縮技術では、量子化ステップの幅を変化させることで、自然画とCG画像のように特性の異なる画像の双方に対して、精密に発生符号量を調整することができる。
図1は、従来の予測符号化方式を利用した画像圧縮処理を示している。予測器102は、圧縮対象の画像データ101が入力されると、周辺画素の画素値から対象画素の画素値を予測し、実際の画素値と予測値の差を予測誤差として出力する。
例えば、平面予測では、図2に示すように、注目ライン202上の対象画素214の画素値Xが、注目ライン202上の隣接画素213と直前ライン201上の隣接画素211及び212の画素値を用いて予測される。画素213、211、及び212の画素値をそれぞれA、B、及びCとすると、対象画素214の予測値X’は次式により求められる。
X’=A+C−B (1)
X’=A+C−B (1)
この場合、画像は概ね平坦であり、隣接画素の画素値は概ね近い値である、という前提で予測が行われる。
次に、量子化器103は、予測誤差X−X’を量子化して代表値に変換する。量子化器103が使用する量子化ステップ幅の大小によって、同じ画像データ101に対する代表値は異なってくる。
次に、可変長符号器104は、その代表値の出現頻度に応じた可変長符号を割り当てて、圧縮符号を生成する。通常、可変長符号の符号長は出現頻度に反比例した長さになるため、代表値が異なれば符号長も異なる。このため、量子化ステップ幅の大小によって、同じ画像データ101に対する圧縮効率が変化する。
量子化ステップ幅が小さい量子化器を用いた場合、量子化誤差が小さくなるため、画質は良くなるが、圧縮効率は低下する。一方、量子化ステップ幅が大きい量子化器を用いた場合、符号長の総和が短くなるので圧縮効率は向上するが、量子化誤差が大きくなるため、画質は悪くなる。
また、予測器が使用する予測アルゴリズムによって符号化効率が異なるため、異なる種類の複数の予測器を切り替えることで、特性の異なる画像に対しても圧縮率の向上が期待できる。ただし、予測器の種類によって、発生する符号量は異なる。
このような予測器及び量子化器の性質に基づき、高画質、低遅延、及び軽量という条件を満たすべく、複数種類の予測器と複数種類の量子化器をそれぞれ切り替える画像圧縮装置が知られている。この画像圧縮装置は、ライン方向の予測符号化方式を適用する際に、自然画向け及びCG画像向けにそれぞれ異なる予測器を選択的に切り替える。そして、予測器を切り替えた場合の予測誤差を圧縮前に広域的に(ライン単位で)推定し、推定結果をもとに使用する量子化器を決定する。これにより、局所的な画像劣化を起こさずに圧縮符号の符号量を調整することができる。
上述した従来の画像圧縮装置には、以下のような問題がある。
車載装置に表示されるナビゲーション画像として、地図のグラデーションを表現するために、幾何学的な模様が使用されることがある。このような幾何学的な模様には、図3に示すような、画素間における画素値の差が小さい市松模様も含まれる。
車載装置に表示されるナビゲーション画像として、地図のグラデーションを表現するために、幾何学的な模様が使用されることがある。このような幾何学的な模様には、図3に示すような、画素間における画素値の差が小さい市松模様も含まれる。
このようなナビゲーション画像の場合、圧縮符号の符号量は少なくなることが多い。しかし、符号量が少ない分だけ、量子化ステップ幅の小さい量子化器を選択したとしても、元々の幾何学的模様が乱れて僅かな画質劣化が非常に目立つ場合がある。この場合、量子化を伴うロッシー圧縮ではなく、ロスレス圧縮を適用することが望ましい。
また、ナビゲーション画像に限らず、圧縮符号から復元される画像の画質劣化を防止するには、圧縮対象画像内のできるだけ多くの領域に対してロスレス圧縮を適用することが望ましい。
本発明の課題は、圧縮対象画像に対してできるだけロスレス圧縮を適用することで、画質劣化を防止することである。
第1の態様において、予測符号化方式を利用した画像圧縮装置は、予測器、ライン判定部、及び圧縮部を含む。
予測器は、圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を出力する。ライン判定部は、圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する。圧縮部は、ライン判定部がロスレス圧縮を適用すると判定した場合、圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差をロスレス圧縮により圧縮して、圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する。
予測器は、圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を出力する。ライン判定部は、圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する。圧縮部は、ライン判定部がロスレス圧縮を適用すると判定した場合、圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差をロスレス圧縮により圧縮して、圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する。
第2の態様において、予測符号化方式を利用した画像復元装置は、受信部、判定部、及び復元部を含む。受信部は、圧縮対象ラインに対する圧縮符号と、ロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかの判定結果を示す圧縮情報とを受信する。判定部は、圧縮情報がロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを示すかを判定する。復元部は、圧縮情報がロスレス圧縮を示す場合に、圧縮対象ラインに対する圧縮符号からロスレス復元により圧縮対象ラインの画像を復元する。
第1又は第2の態様によれば、圧縮対象画像内の発生符号量が少ないと予測される圧縮対象ラインに対して、ロスレス圧縮を適用することが可能になり、その圧縮対象ラインに対する復元画像の画質劣化が防止される。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
図4は、実施形態の画像処理システムの機能的構成例を示している。図4の画像処理システムは、画像圧縮装置401及び画像復元装置402を含む。画像圧縮装置401は、予測器411、圧縮部412、及びライン判定部413を含み、画像復元装置402は、受信部421、復元部422、及び判定部423を含む。
図4は、実施形態の画像処理システムの機能的構成例を示している。図4の画像処理システムは、画像圧縮装置401及び画像復元装置402を含む。画像圧縮装置401は、予測器411、圧縮部412、及びライン判定部413を含み、画像復元装置402は、受信部421、復元部422、及び判定部423を含む。
予測器411は、圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を出力する。ライン判定部413は、圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測する。そして、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する。圧縮部412は、ライン判定部413がロスレス圧縮を適用すると判定した場合、圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差をロスレス圧縮により圧縮して、圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する。
受信部421は、圧縮対象ラインに対する圧縮符号と、ロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかの判定結果を示す圧縮情報とを受信する。判定部423は、圧縮情報がロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを示すかを判定する。復元部422は、圧縮情報がロスレス圧縮を示す場合に、圧縮対象ラインに対する圧縮符号からロスレス復元により圧縮対象ラインの画像を復元する。
このような画像処理システムによれば、圧縮対象画像内の発生符号量が少ないと予測される圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮を適用することが可能になり、その圧縮対象ラインに対する復元画像の画質劣化が防止される。
図5は、画像圧縮装置の別の機能的構成例を示している。図5の画像圧縮装置は、ラインバッファ501、画素ブロックバッファ502、予測器503、圧縮部504、ライン判定部505、画素ブロック判定部506、及びカウンタ507を含む。
圧縮部504は、選択部511、514、量子化器512、非量子化パス513、及び可変長符号化器515を含む。ライン判定部505は、ライン符号量予測部521及び広域モード判定部522を含み、画素ブロック判定部506は、画素値比較部531及び局所モード判定部532を含む。
入力される圧縮対象画像は画素の集合であり、画面内のライン方向の順序に従って、画素がラインバッファ501及びライン判定部505に入力される。
ラインバッファ501は、入力される圧縮対象画像のうち1ライン分の画素の画素値を、圧縮対象ラインとして格納する。1ラインは複数個の画素ブロックを含む。画素ブロックバッファ502は、ラインバッファ501に格納された圧縮対象ラインのうち、1ブロック分の画素の画素値を圧縮対象画素ブロックとして格納する。1ブロックは1個以上の所定数の画素を含む。
ラインバッファ501は、入力される圧縮対象画像のうち1ライン分の画素の画素値を、圧縮対象ラインとして格納する。1ラインは複数個の画素ブロックを含む。画素ブロックバッファ502は、ラインバッファ501に格納された圧縮対象ラインのうち、1ブロック分の画素の画素値を圧縮対象画素ブロックとして格納する。1ブロックは1個以上の所定数の画素を含む。
例えば、8個の画素からなる画素ブロックは、縦1画素×横8画素の領域に対応し、16個の画素からなる画素ブロックは、縦1画素×横16画素の領域に対応する。1個の画素からなる画素ブロックは、画素そのものに一致する。
予測器503は、画素ブロックバッファ502に格納された圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、所定の予測アルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値を予測し、予測誤差を出力する。予測アルゴリズムとしては、例えば、図2に示した平面予測、4画素前予測、又は8画素前予測を用いることができ、それ以外の他の予測アルゴリズムを用いてもよい。
選択部511及び514は、広域モード判定部522及び局所モード判定部532の判定結果に基づいて、量子化器512又は非量子化パス513の一方を選択する。量子化器512は、予測誤差を量子化して量子化結果を出力し、非量子化パス513は、予測誤差をそのまま出力する。可変長符号化器515は、量子化結果又は予測誤差を可変長符号に変換して圧縮符号を生成する。
カウンタ507は、圧縮対象画像の圧縮開始から現在までに可変長符号化器515から出力された圧縮符号の符号量をカウントし、発生符号量としてライン判定部505及び画素ブロック判定部506に出力する。
ライン判定部505のライン符号量予測部521は、入力される圧縮対象画像のうち1ライン(圧縮対象ライン)から生成される圧縮符号の符号量を予測し、予測発生符号量を広域モード判定部522に出力する。広域モード判定部522は、予測発生符号量と、カウンタ507から出力される発生符号量とに基づき、圧縮対象ラインの圧縮モードを判定する。
ラインバッファ501を設けることで、ライン判定部505が圧縮対象ラインの圧縮モードを判定するまで、そのラインの圧縮処理を遅延させることができる。
画素ブロック判定部506の画素値比較部531は、画素ブロックバッファ502に格納された圧縮対象画素ブロックの各画素の画素値と、その画素の周辺に存在する画素の画素値とを比較する。そして、圧縮対象画素ブロックの全画素についての比較結果の累計を示す累計値を、局所モード判定部532に出力する。局所モード判定部532は、累計値と、カウンタ507から出力される発生符号量とに基づき、圧縮対象画素ブロックの圧縮モードを判定する。
画素ブロック判定部506の画素値比較部531は、画素ブロックバッファ502に格納された圧縮対象画素ブロックの各画素の画素値と、その画素の周辺に存在する画素の画素値とを比較する。そして、圧縮対象画素ブロックの全画素についての比較結果の累計を示す累計値を、局所モード判定部532に出力する。局所モード判定部532は、累計値と、カウンタ507から出力される発生符号量とに基づき、圧縮対象画素ブロックの圧縮モードを判定する。
画素ブロックバッファ502を設けることで、画素ブロック判定部506が圧縮対象画素ブロックの圧縮モードを判定するまで、その画素ブロックの圧縮処理を遅延させることができる。
このような画像圧縮装置によれば、ロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかをライン単位で判定するだけでなく、画素ブロック単位でも判定することができる。
このような画像圧縮装置によれば、ロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかをライン単位で判定するだけでなく、画素ブロック単位でも判定することができる。
図6は、量子化器512が量子化に用いる量子化テーブルの例を示している。量子化器512は、量子化テーブルに設定された量子化ステップ幅に基づいて、予測誤差を対応する量子化値と量子化番号に変換する。予測誤差の量子化ステップ幅、量子化値、及び量子化番号としては、図6以外の数値を用いてもよい。
図7は、図5の画像圧縮装置による画像圧縮処理の例を示すフローチャートである。まず、ライン判定部505は、入力画素が1ラインの開始画素か否かを判定する(ステップ701)。入力画素が1ラインの開始画素であれば(ステップ701,Yes)、広域モード判定を行い、判定結果を出力する(ステップ702)。広域モード判定の判定結果は、ロッシーモード1、ロッシーモード2、又はロスレスモードのいずれかを示す。
次に、画素ブロック判定部506は、広域モード判定の判定結果がロッシーモード2であるか否かを判定する(ステップ703)。判定結果がロッシーモード2であれば(ステップ703,Yes)、そのラインに含まれる各画素ブロックについて局所モード判定を行い、判定結果を出力する(ステップ704)。局所モード判定の判定結果は、ロッシーモード又はロスレスモードのいずれかを示す。
次に、予測器503は予測誤差を出力し(ステップ705)、圧縮部504は、広域モード判定及び局所モード判定の判定結果に基づいて、予測誤差をロッシー圧縮又はロスレス圧縮のいずれかにより圧縮する(ステップ706)。そして、カウンタ507は、発生符号量をカウントする(ステップ707)。
次に、ライン判定部505は、未処理の圧縮対象画素が残っているか否かを判定し(ステップ708)、未処理の圧縮対象画素が残っていれば(ステップ708,No)、ステップ701以降の処理を繰り返す。
ステップ701において入力画素が1ラインの開始画素でなければ(ステップ701,No)、ステップ703以降の処理が行われ、ステップ703において判定結果がロッシーモード2でなければ(ステップ703,No)、ステップ705以降の処理が行われる。そして、ステップ708において未処理の圧縮対象画素が残っていなければ(ステップ708,Yes)、処理を終了する。
図8は、図7のステップ702における広域モード判定の例を示すフローチャートである。まず、広域モード判定部522は、カウンタ507から出力される発生符号量を閾値T1と比較する(ステップ801)。発生符号量がT1より大きければ(ステップ801,No)、圧縮対象ラインの圧縮モードをロッシーモード1と判定する(ステップ806)。
発生符号量がT1以下であれば(ステップ801,Yes)、次に、ライン符号量予測部521は、圧縮対象ラインの画素値に基づいて予測発生符号量を算出する(ステップ802)。
そして、広域モード判定部522は、カウンタ507から出力される発生符号量と予測発生符号量の和の符号量を閾値T2と比較する(ステップ803)。符号量がT2より大きければ(ステップ803,No)、圧縮対象ラインの圧縮モードをロッシーモード2と判定する(ステップ804)。一方、符号量がT2以下であれば(ステップ803,Yes)、圧縮対象ラインの圧縮モードをロスレスモードと判定する(ステップ805)。
ロスレスモードと判定されたラインにはロスレス圧縮が適用され、ロッシーモード1と判定されたラインにはロッシー圧縮が適用される。ロッシーモード2と判定されたラインは、部分的にロスレス圧縮を適用できる余地があるため、局所モード判定により、改めて圧縮モードが判定される。
T1としては、圧縮対象画像の全ラインのうち、圧縮済みラインに含まれる全画素の画素値のビット数の総和を所定の圧縮率で圧縮符号のビット数に換算した値を用いることができる。また、T2としては、圧縮済みライン及び圧縮対象ラインに含まれる全画素の画素値のビット数の総和を所定の圧縮率で圧縮符号のビット数に換算した値を用いることができる。この場合、各画素の画素値のビット数をkビットとし、圧縮率をRとし、1ライン当たりの横画素数をHとすると、T1及びT2は、それぞれ次式で与えられる。
T1=RkH×圧縮済みライン数 (11)
T2=RkH×(圧縮済みライン数+1) (12)
T1=RkH×圧縮済みライン数 (11)
T2=RkH×(圧縮済みライン数+1) (12)
図9は、図5のライン符号量予測部521の第1の機能的構成例を示している。図9のライン符号量予測部521は、予測器901、頻度算出器902、及び符号量算出器903を含む。
予測器901は、入力される圧縮対象ラインの各画素を予測対象画素として、所定の予測アルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値を予測し、予測誤差を出力する。予測アルゴリズムとしては、例えば、図2に示した平面予測、4画素前予測、又は8画素前予測を用いることができ、それ以外の他の予測アルゴリズムを用いてもよい。
頻度算出器902は、予測器901から出力される各予測対象画素の予測誤差に基づいて、圧縮対象ラインにおける各予測誤差の出現頻度を算出する。符号量算出器903は、得られた出現頻度に基づいて、圧縮対象ラインから生成される予測発生符号量を算出する。
例えば、N通りの予測誤差が想定され、i番目(i=1,...,N)の予測誤差の出現頻度をErr(i)とすると、圧縮対象ラインの予測発生符号量(ビット数)は、次式により算出される。
図10は、図5のライン符号量予測部521の第2の機能的構成例を示している。図10のライン符号量予測部521は、分散値算出器1001、頻度算出器1002、及び符号量算出器1003を含む。
分散値算出器1001は、入力される圧縮対象ラインの各画素を予測対象画素として、予測対象画素の画素値と、その画素の周囲に存在する8個の画素それぞれの画素値の差分を算出し、得られた差分の分散値を算出する。
頻度算出器1002は、分散値算出器1001から出力される各予測対象画素の分散値に基づいて、圧縮対象ラインにおける各分散値の出現頻度を算出する。符号量算出器1003は、得られた出現頻度に基づいて、圧縮対象ラインから生成される予測発生符号量を算出する。
例えば、N通りの分散値が想定され、i番目(i=1,...,N)の分散値の出現頻度をStdev(i)とすると、圧縮対象ラインの予測発生符号量(ビット数)は、次式により算出される。
図11は、図5のライン符号量予測部521の第3の機能的構成例を示している。図11のライン符号量予測部521は、フィルタ1101、頻度算出器1102、及び符号量算出器1103を含む。
フィルタ1101は、入力される圧縮対象ラインの各画素を予測対象画素として、所定のフィルタリングアルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値をフィルタリングし、フィルタリング結果を出力する。フィルタリングアルゴリズムとしては、例えば、ラプラシアンフィルタを用いることができ、それ以外の他のフィルタリングアルゴリズムを用いてもよい。
頻度算出器1102は、フィルタ1101から出力される各予測対象画素のフィルタリング結果に基づいて、圧縮対象ラインにおける各フィルタリング結果の出現頻度を算出する。符号量算出器1103は、得られた出現頻度に基づいて、圧縮対象ラインから生成される予測発生符号量を算出する。
例えば、N通りのフィルタリング結果が想定され、i番目(i=1,...,N)のフィルタリング結果の出現頻度をFilt(i)とすると、圧縮対象ラインの予測発生符号量(ビット数)は、次式により算出される。
なお、ライン符号量予測部521の構成は、図9〜図11に示した構成に限られるものではなく、1ラインから生成される圧縮符号の符号量を予測する他の構成を用いてもよい。
図12は、図7のステップ704における局所モード判定の例を示すフローチャートである。まず、局所モード判定部532は、カウンタ507から出力される発生符号量を閾値T3と比較する(ステップ1201)。発生符号量がT3以下であれば(ステップ1201,Yes)、圧縮対象画素ブロックの圧縮モードをロスレスモードと判定する(ステップ1203)。
発生符号量がT3より大きければ(ステップ1201,No)、次に、画素値比較部531から出力される累計値を閾値T4と比較する(ステップ1202)。累計値がT4より大きければ(ステップ1202,No)、圧縮対象画素ブロックの圧縮モードをロッシーモードと判定する(ステップ1204)。一方、累計値がT4以下であれば(ステップ1202,Yes)、圧縮対象画素ブロックの圧縮モードをロスレスモードと判定する(ステップ1203)。
ロスレスモードと判定された画素ブロックにはロスレス圧縮が適用され、ロッシーモードと判定された画素ブロックにはロッシー圧縮が適用される。
T3としては、圧縮対象画像の全画素ブロックのうち、圧縮済み画素ブロックに含まれる全画素の画素値のビット数の総和を所定の圧縮率で圧縮符号のビット数に換算した値を用いることができる。この場合、1ライン当たりの画素ブロック数をBとすると、T3は次式で与えられる。
T3=RkH×総ライン数−Rk(H/B)×残画素ブロック数 (16)
T3としては、圧縮対象画像の全画素ブロックのうち、圧縮済み画素ブロックに含まれる全画素の画素値のビット数の総和を所定の圧縮率で圧縮符号のビット数に換算した値を用いることができる。この場合、1ライン当たりの画素ブロック数をBとすると、T3は次式で与えられる。
T3=RkH×総ライン数−Rk(H/B)×残画素ブロック数 (16)
総ライン数は、圧縮対象画像に含まれるラインの総数を表し、残画素ブロック数は、未圧縮の画素ブロックの数を表す。T4としては、画素値比較部531から出力される累計値の種類に応じて異なる値が用いられる。
図13は、図5の画素値比較部531の第1の機能的構成例を示している。図13の画素値比較部531は、予測器1301及び累計部1302を含む。
予測器1301は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、所定の予測アルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値を予測し、予測誤差を出力する。予測アルゴリズムとしては、例えば、図2に示した平面予測、4画素前予測、又は8画素前予測を用いることができ、それ以外の他の予測アルゴリズムを用いてもよい。累計部1302は、予測器1301から出力される各予測対象画素の予測誤差の累計値を算出する。
予測器1301は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、所定の予測アルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値を予測し、予測誤差を出力する。予測アルゴリズムとしては、例えば、図2に示した平面予測、4画素前予測、又は8画素前予測を用いることができ、それ以外の他の予測アルゴリズムを用いてもよい。累計部1302は、予測器1301から出力される各予測対象画素の予測誤差の累計値を算出する。
この場合、T4としては、量子化器512で用いられる予測誤差の量子化ステップ幅に基づく値を用いることができる。例えば、量子化ステップ幅の最小単位に1画素ブロック当たりの画素数を乗算した値を用いてもよい。図6の量子化テーブルでは、量子化ステップ幅の最小単位は“2”であり、この最小単位に対応する予測誤差量子化値には、最小の可変長符号が割り当てられる。したがって、このようなT4を用いて、予測誤差の累計値がT4以下の場合にロスレス圧縮を適用することで、画素間における画素値の差が小さく発生符号量が少ない領域を、画質劣化を伴わずに圧縮することができる。
図14は、図5の画素値比較部531の第2の機能的構成例を示している。図14の画素値比較部531は、分散値算出器1401及び累計部1402を含む。
分散値算出器1401は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、予測対象画素の画素値と、その画素の周囲に存在する8個の画素それぞれの画素値の差分を算出し、得られた差分の分散値を算出する。累計部1402は、分散値算出器1401から出力される各予測対象画素の分散値の累計値を算出する。
分散値算出器1401は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、予測対象画素の画素値と、その画素の周囲に存在する8個の画素それぞれの画素値の差分を算出し、得られた差分の分散値を算出する。累計部1402は、分散値算出器1401から出力される各予測対象画素の分散値の累計値を算出する。
この場合、T4としては、画素の分散値に基づく値を用いることができる。例えば、量子化ステップ幅の最小単位に対応する分散値に、1画素ブロック当たりの画素数を乗算した値を用いてもよい。
図15は、図5の画素値比較部531の第3の機能的構成例を示している。図15の画素値比較部531は、フィルタ1501及び累計部1502を含む。
フィルタ1501は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、所定のフィルタリングアルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値をフィルタリングし、フィルタリング結果を出力する。フィルタリングアルゴリズムとしては、例えば、ラプラシアンフィルタを用いることができ、それ以外の他のフィルタリングアルゴリズムを用いてもよい。累計部1502は、フィルタ1501から出力される各予測対象画素のフィルタリング結果の累計値を算出する。
フィルタ1501は、入力される圧縮対象画素ブロックの各画素を予測対象画素として、所定のフィルタリングアルゴリズムに基づき予測対象画素の画素値をフィルタリングし、フィルタリング結果を出力する。フィルタリングアルゴリズムとしては、例えば、ラプラシアンフィルタを用いることができ、それ以外の他のフィルタリングアルゴリズムを用いてもよい。累計部1502は、フィルタ1501から出力される各予測対象画素のフィルタリング結果の累計値を算出する。
この場合、T4としては、画素のフィルタリング結果に基づく値を用いることができる。例えば、量子化ステップ幅の最小単位に対応するフィルタリング結果に、1画素ブロック当たりの画素数を乗算した値を用いてもよい。
なお、画素値比較部531の構成は、図13〜図15に示した構成に限られるものではなく、各画素の画素値と、その画素の周辺に存在する画素の画素値とを比較して、1画素ブロック分の比較結果の累計値を算出する他の構成を用いてもよい。
図7のステップ706において、選択部511及び514は、ロッシーモード1(ステップ806)又はロッシーモード(ステップ1204)と判定された画素に対して量子化器512を選択する。一方、ロスレスモード(ステップ1203)と判定された画素に対しては、非量子化パス513を選択する。
可変長符号化器905は、広域モード判定の判定結果、局所モード判定の判定結果、及び量子化器512又は非量子化パス513の出力をそれぞれ判別可能な形式で、圧縮符号を生成する。このとき、広域モード判定の判定結果及び局所モード判定の判定結果は、それぞれ広域モードフラグ及び局所モードフラグに変換される。
広域モードフラグは、ライン毎にライン先頭の画素が圧縮されたときに出力され、ロッシーモード1、ロッシーモード2、又はロスレスモードのいずれかを表す。ロッシーモード1の場合は、例えば、固定長ビット“00”が出力され、ロッシーモード2の場合は、例えば、固定長ビット“01”が出力され、ロスレスモードの場合は、例えば、固定長ビット“10”が出力される。
局所モードフラグは、広域モード判定によりロッシーモード2と判定されたラインの画素ブロック毎に、画素ブロック先頭の画素が圧縮されたときに出力され、ロッシーモード又はロスレスモードのいずれかを表す。ロッシーモードの場合は、例えば、固定長ビット“0”が出力され、ロスレスモードの場合は、例えば、固定長ビット“1”が出力される。
図16は、圧縮対象画像の圧縮開始から経過した時間に対する発生符号量の変化を示している。直線1601は、常に所定の圧縮率を維持しながら圧縮する場合の発生符号量の変化を表し、破線1602は、図8のステップ801における閾値T1の変化を表し、曲線1603は、カウンタ507から出力される発生符号量を表している。
発生符号量1603が閾値1602以下になれば、圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮を適用できる可能性が生じるため、ステップ803の判定が行われ、ロッシーモード2又はロスレスモードのいずれかが、広域モード判定の判定結果として出力される。ここで、ロスレスモードと判定されれば、圧縮対象ライン全体に対してロスレス圧縮が適用されるため、圧縮率の条件を満たしながら、ライン単位で画質劣化のない領域を増やすことができる。
一方、図17に示すように、発生符号量1701が閾値1602を超えれば、圧縮対象ラインに対してロッシー圧縮が適用され、ロッシーモード1が広域モード判定の判定結果として出力される。
図18は、ステップ803においてロッシーモード2と判定された後の発生符号量の変化を示している。破線1801は、図12のステップ1201における閾値T3の変化を表している。カウンタ507から出力される発生符号量1802が閾値1801以下になれば、圧縮対象画素ブロックに対してロスレス圧縮が適用できるため、ロスレスモードが局所モード判定の判定結果として出力される。この場合、圧縮対象画素ブロック全体に対してロスレス圧縮が適用されるため、圧縮率の条件を満たしながら、画素ブロック単位で画質劣化のない領域を増やすことができる。
なお、図5の構成によれば、ラインバッファ501及び画素ブロックバッファ502を設けるだけで、広域モード判定及び局所モード判定を実現できるため、高画質、低遅延、及び軽量という条件が満たされる。
次に、図19から図21までを参照しながら、圧縮符号から元の画像を復元する画像復元装置の構成と動作について説明する。
図19は、画像復元装置の機能的構成例を示している。図17の画像復元装置は、受信復元部1901及び判定部1902を含む。受信復元部1901は、図4の受信部421及び復元部422に対応し、可変長復号器1911、選択部1912、1915、逆量子化器1913、非量子化パス1914、復元画素バッファ1916、予測器1917、及び加算器1918を含む。
図19は、画像復元装置の機能的構成例を示している。図17の画像復元装置は、受信復元部1901及び判定部1902を含む。受信復元部1901は、図4の受信部421及び復元部422に対応し、可変長復号器1911、選択部1912、1915、逆量子化器1913、非量子化パス1914、復元画素バッファ1916、予測器1917、及び加算器1918を含む。
可変長復号器1911は、画像圧縮装置から出力された圧縮符号を受信し、圧縮符号から広域モードフラグ、局所モードフラグ、及び符号部を抽出する。そして、広域モードフラグ及び局所モードフラグを圧縮情報として判定部1902に出力し、符号部を可変長復号して復号結果を選択部1912に出力する。広域モードフラグは、各ラインの先頭から抽出され、局所モードフラグは、各画素ブロックの先頭から抽出される。
判定部1902は、広域モードフラグ及び局所モードフラグの値に基づいて、符号部の圧縮モードを判定し、判定結果を選択部1912及び1915に出力する。選択部1912及び1915は、判定部1902の判定結果に基づいて、逆量子化器1913又は非量子化パス1914の一方を選択する。逆量子化器1913は、復号結果を逆量子化して予測誤差を出力し、非量子化パス1914は、復号結果である予測誤差をそのまま出力する。
加算器1918は、予測器1917から出力される予測値と選択部1915から出力される予測誤差を加算して、復元対象画素の画素値を出力する。復元画素バッファ1916は、加算器1918から出力される画素値を、周辺復元画素の画素値として格納する。予測器1917は、周辺復元画素の画素値を用いて、図5の予測器503に対応する予測アルゴリズムに基づき復元対象画素の画素値を予測し、予測値を出力する。
図20は、逆量子化器1913が逆量子化に用いる逆量子化テーブルの例を示している。逆量子化器1913は、選択部1912から出力される復号結果である量子化番号を、対応する予測誤差の量子化値に変換する。逆量子化テーブルの量子化番号及び量子化値としては、図5の量子化器512が用いる量子化テーブルに対応する数値が用いられる。
逆量子化器1913から出力される予測誤差を用いた画像復元処理は、ロッシー復元に対応し、非量子化パス1914出力される予測誤差を用いた画像復元処理は、ロスレス復元に対応する。
図21は、図19の画像復元装置による画像復元処理の例を示すフローチャートである。まず、可変長復号器1911は、入力圧縮符号が1ラインの開始位置に対応するか否かを判定する(ステップ2101)。入力圧縮符号が1ラインの開始位置に対応すれば(ステップ2101,Yes)、広域モードフラグを抽出して判定部1902に出力する。
判定部1902は、広域モード判定を行い、広域モードフラグがロッシーモード1、ロッシーモード2、又はロスレスモードのいずれを示すかを判定する(ステップ2102)。広域モード判定の判定結果がロッシーモード2であれば(ステップ2103,Yes)、局所モード判定を行い、そのラインに含まれる各局所モードフラグがロッシーモード又はロスレスモードのいずれを示すかを判定する(ステップ2104)。
次に、可変長復号器1911は、各画素に対応する符号部を復号して復号結果を出力する。そして、選択部1912、1915、逆量子化器1913、及び非量子化パス1914は、広域モード判定及び局所モード判定の判定結果に基づいて、復号結果に対応する予測誤差を出力する(ステップ2105)。
選択部1912及び1915は、広域モード判定の判定結果がロッシーモード1である場合又は局所モード判定の判定結果がロッシーモードである場合に、逆量子化器1913を選択する。この場合、逆量子化器1913の予測誤差が加算器1918に出力される。
一方、選択部1912及び1915は、広域モード判定又は局所モード判定の判定結果がロスレスモードである場合に、非量子化パス1914を選択する。この場合、非量子化パス1914の予測誤差が加算器1918に出力される。
次に、予測器1917は予測値を出力し(ステップ2106)、加算器1918は、予測値に予測誤差を加算して、復元対象画素の画素値を算出する(ステップ2107)。
次に、可変長復号器1911は、未処理の圧縮符号が残っているか否かを判定し(ステップ2108)、未処理の圧縮符号が残っていれば(ステップ2108,No)、ステップ2101以降の処理を繰り返す。
次に、可変長復号器1911は、未処理の圧縮符号が残っているか否かを判定し(ステップ2108)、未処理の圧縮符号が残っていれば(ステップ2108,No)、ステップ2101以降の処理を繰り返す。
ステップ2101において入力圧縮符号が1ラインの開始位置に対応しなければ(ステップ2101,No)、ステップ2103以降の処理が行われる。また、ステップ2103において判定結果がロッシーモード2でなければ(ステップ2103,No)、ステップ2105以降の処理が行われる。そして、ステップ2108において未処理の圧縮符号が残っていなければ(ステップ2108,Yes)、処理を終了する。
図4の画像圧縮装置401及び画像復元装置402、図5の画像圧縮装置、及び図19の画像復元装置は、例えば、図22に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現可能である。
図22の情報処理装置は、Central Processing Unit (CPU)2201、メモリ2202、入力装置2203、出力装置2204、外部記憶装置2205、媒体駆動装置2206、及びネットワーク接続装置2207を備える。これらはバス2208により互いに接続されている。
メモリ2202は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、画像圧縮処理又は画像復元処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。例えば、CPU2201は、メモリ2202を利用してプログラムを実行することにより、画像圧縮処理又は画像復元処理を行う。メモリ2202は、図5のラインバッファ501、画素ブロックバッファ502、又は図19の復元画素バッファ1916としても使用できる。
入力装置2203は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、利用者又はオペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置2204は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、利用者又はオペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。この処理結果には、復元画像が含まれる。
外部記憶装置2205は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。この外部記憶装置2205には、ハードディスクドライブも含まれる。情報処理装置は、この外部記憶装置2205にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2202にロードして使用することができる。
媒体駆動装置2206は、可搬型記録媒体2209を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体2209は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。この可搬型記録媒体2209には、Compact Disk Read Only Memory (CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等も含まれる。利用者又はオペレータは、この可搬型記録媒体2209にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2202にロードして使用することができる。
このように、画像圧縮処理又は画像復元処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、メモリ2202、外部記憶装置2205、及び可搬型記録媒体2209のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
ネットワーク接続装置2207は、Local Area Network(LAN)等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。ネットワーク接続装置2207は、生成された圧縮符号を画像復元装置に送信したり、画像圧縮装置から圧縮符号を受信したりする。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置2207を介して受け取り、それらをメモリ2202にロードして使用することもできる。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
次に、図19から図21までを参照しながら、圧縮符号から元の画像を復元する画像復元装置の構成と動作について説明する。
図19は、画像復元装置の構成例を示している。図19の画像復元装置は、受信復元部1901及び判定部1902を含む。受信復元部1901は、図4の受信部421及び復元部422に対応し、可変長復号器1911、選択部1912、1915、逆量子化器1913、非量子化パス1914、復元画素バッファ1916、予測器1917、及び加算器1918を含む。
図19は、画像復元装置の構成例を示している。図19の画像復元装置は、受信復元部1901及び判定部1902を含む。受信復元部1901は、図4の受信部421及び復元部422に対応し、可変長復号器1911、選択部1912、1915、逆量子化器1913、非量子化パス1914、復元画素バッファ1916、予測器1917、及び加算器1918を含む。
Claims (12)
- 予測符号化方式を利用した画像圧縮装置であって、
圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を出力する予測器と、
前記圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、該圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定するライン判定部と、
前記ライン判定部が前記ロスレス圧縮を適用すると判定した場合、前記圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮して、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する圧縮部と
を有することを特徴とする画像圧縮装置。 - 前記ライン判定部が前記ロッシー圧縮を適用すると判定した場合、前記圧縮対象ライン内の圧縮対象画素ブロックに含まれる予測対象画素の第1の画素値と、該圧縮対象画素ブロックに含まれる該予測対象画素の周辺に存在する画素の第2の画素値との比較結果に基づいて、該圧縮対象画素ブロックに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する画素ブロック判定部をさらに備え、前記圧縮部は、前記画素ブロック判定部が前記ロスレス圧縮を適用すると判定した場合、該圧縮対象画素ブロックの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮し、前記画素ブロック判定部が前記ロッシー圧縮を適用すると判定した場合、該圧縮対象画素ブロックの各予測対象画素の予測誤差を該ロッシー圧縮により圧縮して、該圧縮対象画素ブロックに対する圧縮符号を生成することを特徴とする請求項1記載の画像圧縮装置。
- 前記圧縮対象ラインの各予測対象画素の画素値を格納するラインバッファをさらに備え、前記ライン判定部は、該ラインバッファに入力される画素値を用いて該圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、前記画素ブロック判定部は、該ラインバッファから出力される画素値を用いて前記比較結果を生成することを特徴とする請求項2記載の画像圧縮装置。
- 前記ライン判定部は、前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素に対する予測誤差、前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素の第3の画素値と周辺に存在する画素の第4の画素値との差分の分散値、又は前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素に対するフィルタリング結果に基づいて、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
- 前記画素ブロック判定部は、前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対する予測誤差、前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対する前記第1の画素値と前記第2の画素値との差分の分散値、又は前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対するフィルタリング結果に基づいて、前記比較結果を生成することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
- 予測符号化方式を利用した画像復元装置であって、
圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を生成し、該圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、該圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定し、該ロスレス圧縮を適用すると判定した場合に、該圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮することで生成された、該圧縮対象ラインに対する圧縮符号と、該ロスレス圧縮又は該ロッシー圧縮のいずれを適用するかの判定結果を示す圧縮情報とを受信する受信部と、
前記圧縮情報が前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを示すかを判定する判定部と、
前記圧縮情報が前記ロスレス圧縮を示す場合に、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号からロスレス復元により前記圧縮対象ラインの画像を復元する復元部と、
を有することを特徴とする画像復元装置。(図4、図19) - 予測符号化方式を利用した画像圧縮処理を行うコンピュータのためのプログラムであって、
圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、
予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、前記圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定し、
前記圧縮対象ラインの各予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を生成し、
前記ロスレス圧縮を適用すると判定した場合、前記圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮して、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号を生成する
処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - 前記コンピュータは、前記ライン判定部が前記ロッシー圧縮を適用すると判定した場合、前記圧縮対象ライン内の圧縮対象画素ブロックに含まれる予測対象画素の第1の画素値と、該圧縮対象画素ブロックに含まれる該予測対象画素の周辺に存在する画素の第2の画素値との比較結果に基づいて、該圧縮対象画素ブロックに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する処理をさらに実行し、前記圧縮符号を生成する処理は、前記圧縮対象画素ブロックに対して前記ロスレス圧縮を適用すると判定した場合、該圧縮対象画素ブロックの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮し、前記圧縮対象画素ブロックに対して前記ロッシー圧縮を適用すると判定した場合、該圧縮対象画素ブロックの各予測対象画素の予測誤差を該ロッシー圧縮により圧縮して、該圧縮対象画素ブロックに対する圧縮符号を生成することを特徴とする請求項7記載のプログラム。
- 前記圧縮対象ラインに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する処理は、前記圧縮対象ラインの各予測対象画素の画素値を格納するラインバッファに入力される画素値を用いて該圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、前記圧縮対象画素ブロックに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する処理は、該ラインバッファから出力される画素値を用いて前記比較結果を生成することを特徴とする請求項8記載のプログラム。
- 前記圧縮対象ラインに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する処理は、前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素に対する予測誤差、前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素の第3の画素値と周辺に存在する画素の第4の画素値との差分の分散値、又は前記圧縮対象ライン内の各予測対象画素に対するフィルタリング結果に基づいて、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記圧縮対象画素ブロックに対して前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定する処理は、前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対する予測誤差、前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対する前記第1の画素値と前記第2の画素値との差分の分散値、又は前記圧縮対象画素ブロック内の各予測対象画素に対するフィルタリング結果に基づいて、前記比較結果を生成することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のプログラム。
- 予測符号化方式を利用した画像復元処理を行うコンピュータのためのプログラムであって、
圧縮対象画像内の予測対象画素の画素値を予測して予測誤差を生成し、該圧縮対象画像内の圧縮対象ラインに対する圧縮符号の符号量を予測し、予測した符号量と1つ以上の圧縮済みラインに対する圧縮符号の符号量とに基づいて、該圧縮対象ラインに対してロスレス圧縮又はロッシー圧縮のいずれを適用するかを判定し、該ロスレス圧縮を適用すると判定した場合に、該圧縮対象ラインの各予測対象画素の予測誤差を該ロスレス圧縮により圧縮することで生成された、該圧縮対象ラインに対する圧縮符号と、該ロスレス圧縮又は該ロッシー圧縮のいずれを適用するかの判定結果を示す圧縮情報とを受信し、
前記圧縮情報が前記ロスレス圧縮又は前記ロッシー圧縮のいずれを示すかを判定し、
前記圧縮情報が前記ロスレス圧縮を示す場合に、前記圧縮対象ラインに対する圧縮符号からロスレス復元により前記圧縮対象ラインの画像を復元する
処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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