JPWO2012144199A1 - 固体撮像装置および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

画素混合モードにおける補正用データの精度低下を抑制した固体撮像装置を提供する。
本発明に係る固体撮像装置は、撮像部(402)と、行選択回路(403)と、列回路部(120)と、選択すべき画素行を指定するための行アドレス信号を行選択回路(403)に供給する制御部(409)と、を備え、撮像部(402)は、複数の第1画素(411a)が配置された有効部(416)と、複数の第2画素(411b)が配置された周辺部(417)とを有し、制御部(409)は、行アドレス信号の出力順を調整する出力順調整部(409a)を有し、出力順調整部(409a)は、第1行選択シーケンスと、第2行選択シーケンスとを、単位行あたりの出力行番号の順序および組み合わせが等しくなるように、行アドレス信号の出力順を調整して生成し、制御部(409)は、第1行選択シーケンスおよび第2行選択シーケンスを行選択回路(403)に供給する。

Description

本発明は、入射された光を光電変換する画素が半導体基板上に2次元に配置された固体撮像装置および撮像装置に関し、特に、高画質な画素混合画像を得ることができる固体撮像装置および撮像装置を実現することを目的とする。
MOS型イメージセンサは高速、高感度など優れた特徴があり、MOS型イメージセンサを搭載したデジタル一眼レフカメラ(DSLR:Digital Single−Lens Reflex Camera)の市場は近年急速に拡大している。また、最近は静止画撮影機能だけでなく、ハイビジョン動画記録機能を搭載したDSLRも増えてきている。これは静止画撮影用の全画素読み出しモードだけでなく、動画撮影用の画素混合モードも高画質であることがMOS型イメージセンサで必要になっていることを意味する。
図23は、特許文献1に記載されている従来の固体撮像装置の全体構成を示す図である。同図に示す固体撮像装置は、撮像部200、画素202、画素読み出し回路250から構成される。
図23に示すように、画素202は、フォトダイオード211、リセットトランジスタ214、増幅トランジスタ215、選択トランジスタ216とを備えている。また、画素読み出し回路250は、電流源253、グランド接続トランジスタ254、負荷トランジスタ255、電源接続トランジスタ256とを備えている。また、画素信号の出力配線として、第1垂直配線221、第2垂直配線222と、出力端子として第1画素出力257、第2画素出力258とを備えている。
従来の固体撮像装置の動作を説明する。駆動モードは全画素読み出しモードと画素混合モードの2種類である。
全画素読み出しモードではグランド接続トランジスタ254をオフ、電源接続トランジスタ256をオンに設定する。画素の増幅トランジスタ215の選択トランジスタ側のソース・ドレイン端子には第1垂直配線221を介して電流源253が、反対側のソース・ドレイン端子には第2垂直配線222を介して電源が接続される。この構成では画素202の増幅トランジスタ215と電流源253でソースフォロアアンプとして機能し、第1画素出力257から画素信号を読み出す。1行ずつ順次選択トランジスタ216をオンにして画素信号を読み出せば、全ての画素202の信号が読み出される。
一方、画素混合モードでは、グランド接続トランジスタ254をオン、電源接続トランジスタ256をオフに設定する。画素202の増幅トランジスタ215の選択トランジスタ216側のソース・ドレイン端子には第1垂直配線221を介してグランドが、反対側のソース・ドレイン端子には第2垂直配線222を介して負荷トランジスタ255が接続される。この構成では画素202の増幅トランジスタ215と負荷トランジスタ255でソース接地アンプとして機能し、2行の選択トランジスタ216を同時にオンすれば、上下2画素の混合信号が第2画素出力258から得られる。2行ずつ順次選択トランジスタ216をオンにして画素信号を読み出せば、撮像部200全体の混合信号が読み出される。
なお、撮像部200はカメラにおいて画像情報として使われる有効部とその周辺に配置された遮光画素などの周辺部からなるが、それぞれの駆動モードの動作は有効部と周辺部で同一である。
米国特許第7091466号明細書
一般にDSLR向けのような大きなセンサでは、各列の読み出し回路のオフセット電圧にばらつきが存在する。これは基準レベルとなる暗出力において水平方向にオフセット成分の変動が現れることを意味し、画像の水平シェーディングとなり画質の低下につながる。
この水平シェーディングの対策としては、撮像部の周辺部に配置された遮光画素の出力信号により補正用データを生成し、後段のデジタル信号処理プロセッサで補正を行うという方法がある。
しかし、従来技術の固体撮像装置は、画素混合モードでは補正用データを作成するための画素信号が出力される画素行数が全画素読み出しモードに比べ大幅に少なくなる。画素読み出し信号には電源のゆれ、デバイス固有ノイズなどによるランダムノイズが含まれるため、補正用の行数が少なくなることは補正用データの精度低下につながり、画質が低下するという課題が発生する。
また、補正用行数の低減を補う手段として物理的に行数を増加させるという手段もあるが、これは回路の寄生容量の増加につながり消費電力の観点より望ましくない。
かかる課題を鑑み、本発明は、画素混合モードにおける補正用データの精度低下を抑制した固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一形態における固体撮像装置は、2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、水平方向に配列された前記画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、選択された前記画素行から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、選択すべき画素行を指定する行アドレス信号を前記行選択回路に供給する制御部とを備え、前記複数の画素は、受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、受光量によらず一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、前記撮像部は、前記複数の第1画素が配置された有効部と、前記複数の第2画素が前記有効部の周辺に配置された周辺部とを有し、少なくとも1つの前記駆動モードにおいて、前記制御部は、前記有効部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、前記周辺部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、前記第1行選択シーケンスと前記第2行選択シーケンスとにおいて同時に指定される画素行数、または、各画素行が指定される回数が異なるように生成して、前記行選択回路に供給する。
この構成によれば、有効部の画素信号と周辺部の画素信号が出力されるときに、それぞれのシーケンスで行が選択されるので、画像の形成に使用される有効部の画素信号と補正用データの生成に使用される周辺部の画素信号が、それぞれに適したシーケンスで出力される。また、固体撮像装置の駆動モードが、有効部の画素信号を混合して出力する画素混合モードであっても、周辺部の画素信号を有効部の画素信号の混合に合わせて混合して減らすことなく出力でき、補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
ここで、前記制御部は、前記第1行選択シーケンスにおいて単一の行読み出し期間に指定される画素行の数が、前記第2行選択シーケンスにおいて単一の行読み出し期間に指定される画素行の数より多くなるように、前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成するようにしてもよい。
また、前記制御部は、1フレーム期間において、前記第1行選択シーケンスにより各画素行が指定される回数が、前記第2行選択シーケンスにより各画素行が指定される回数より少なくなるように、前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成するようにしてもよい。
この構成によれば、周辺部において、混合される画素行の数が少なく、または、各画素行が指定される回数が多くなるので、固体撮像装置の駆動モードが、有効部の画素信号を混合して出力する画素混合モードであっても、補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
ここで、前記制御部は、前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、前記第2行選択シーケンスでは、1の画素行を単一の行読み出し期間に指定するようにしてもよい。
この構成によれば、有効部の画素信号の読み出しでは、2行以上の画素信号が混合して出力され、周辺部の画素信号の読み出しでは、1行ずつ画素信号が出力されるので、補正用データの生成に使用される周辺部の画素信号が混合されることなく出力される。これにより、画素混合モードにおける補正用データの数が減少することなく、補正用データの精度低下を抑制することができる。
また、前記制御部は、前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、前記第2行選択シーケンスでは、前記第1行選択シーケンスで指定される画素行の数と異なる2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定するようにしてもよい。
また、前記制御部は、前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、前記第2行選択シーケンスでは、第N画素行(Nは1以上の整数)を単一の行読み出し期間に第M画素行(Mは1以上の整数、かつ、M≠N)と共に指定し、1フレーム期間において、第N画素行をMの値を変更して複数回指定するようにしてもよい。
この構成によれば、有効部および周辺部の画素信号の読み出しにおいて、第N画素行と第M画素行の画素信号が混合して出力されるので、読み出し回数を減少して効率よく画素信号を得ることができる。また、周辺部の画素信号の読み出しでは、第N画素行と第M画素行の画素信号が異なる組み合わせで複数回混合して出力されるため、画素混合モードであっても、補正用データの生成に使用される周辺部の画素信号の数を減らすことなく、補正用データの精度低下を抑制することができる。
また、前記複数回は、2回であるようにしてもよい。
この構成によれば、周辺部の画素信号の読み出しでは、第N画素行と第M画素行の画素信号が混合されるとともに、各画素が2回ずつ指定されるので、周辺部の画素信号を1行ずつ読み出した場合と同数の画素信号を得ることができる。したがって、駆動モードの差に関係なく、画素混合モードの場合であっても画素混合を行わないモードのときと比べて出力にオフセットが発生する懸念がなく、補正用データを高精度で作成することができる。また、画素混合を行わないモードのときと回路の寄生成分の大きさが同等であり、消費電力を増加することなく画素混合モードにおける補正用データの精度低下を抑制することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の一形態における固体撮像装置は、2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、水平方向に配列された前記画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、選択された前記画素行から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、選択すべき画素行を指定するための行アドレス信号を前記行選択回路に供給する制御部と、を備え、前記複数の画素は、受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、受光量によらず一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、前記撮像部は、前記複数の第1画素が配置された有効部と、前記複数の第2画素が前記有効部の周辺に配置された周辺部とを有し、少なくとも1つの前記駆動モードにおいて、前記制御部は、前記行アドレス信号の出力順を調整する出力順調整部を有し、前記出力順調整部は、前記有効部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、前記周辺部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、前記第1行選択シーケンスと前記第2行選択シーケンスとにおいて単位行あたりの出力行番号の順序および組み合わせが等しくなるように、前記行アドレス信号の出力順を調整して生成し、前記制御部は、前記行アドレス信号の出力順を調整された第1行選択シーケンスおよび第2行選択シーケンスを前記行選択回路に供給する。
この構成によれば、間引き率の高い間引き混合モードであっても、出力順調整部を経て制御部から出力される行選択シーケンスを周辺部に適用すれば、周辺部において有効部より多くの単位行あたりの出力行が確保でき、なおかつ単位行番号の組み合わせと出力順を有効部と等しくできるため、水平シェーディング用補正データや周辺部のデータを使用したクランプ補正動作用データを十分得ることができる。これは各補正用データを高精度で作成できることを意味し、高画質な画素混合モードや間引きモード、および間引き混合モードが実現可能である。
また、前記出力順調整部は、前記第1行選択シーケンスにおいて、「単位行の画素行数」に対する「単位行あたりの行読み出し期間に指定される画素行」の割合が、前記第2行選択シーケンスにおいて、「単位行の画素行数」に対する「単位行あたりの行読み出し期間に指定される画素行」の割合より小さくなるように、前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成するようにしてもよい。
この構成によれば、有効部よりも周辺部のほうが単位行あたりの出力行が多くなるので、クランプ補正動作用データを十分得ることができる。これは各補正用データを高精度で作成できることを意味し、高画質な画素混合モードや間引きモード、および間引き混合モードが実現可能である。
また、前記単位行数は4であるようにしてもよい。
また、前記単位行数は2であるようにしてもよい。
また、前記第2画素は、遮光された遮光画素または基準電圧を出力する基準電圧出力画素を含むようにしてもよい。
この構成によれば、第2画素から出力される画素信号を精度よく一定の値にすることができる。
また、前記周辺部は、前記有効部よりも前記撮像部の周辺側に配置されるようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の一形態における撮像装置は、固体撮像装置と、前記固体撮像装置から出力された前記有効部の画素信号に対し補正処理を行うデジタル信号処理部と、前記固体撮像装置から出力された前記周辺部の画素信号、および、前記周辺部の画素信号を用いて生成された補正用データを保持する記憶部とを備える。
この構成によれば、画素混合モードにおける補正用データの精度低下を抑制した撮像装置を提供することができる。
本発明にかかる固体撮像装置によれば、画素混合モードにおける補正用データの精度低下を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 図2は、図1における画素の構成を示す図である。 図3は、図1における列回路部の構成を示す図である。 図4は、図1におけるマルチプレクサおよび列選択回路の構成を示す図である。 図5は、図1における行選択回路の構成を示す図である。 図6は、全画素読み出しモードにおける、有効部の画素信号の読み出しの動作を示すタイミングチャートである。 図7は、垂直2画素水平2画素混合読み出しモードにおける、有効部の画素信号の読み出しの動作を示すタイミングチャートである。 図8は、全画素読み出しモードにおける行選択シーケンスを示す図であり、(a)は画素部の各行の行番号を示す図、(b)は各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示す図である。 図9は、垂直2画素水平2画素混合読み出しモードにおける行選択シーケンスを示す図であり、(a)は画素部の各行の行番号を示す図、(b)は各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示す図である。 図10は、本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置の垂直2画素水平2画素混合読み出しモードにおける行選択シーケンスを示す図であり、(a)は画素部の各行の行番号を示す図、(b)は各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示す図である。 図11は、本発明の第3の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 図12は、図11におけるカラムADCの構成を示す図である。 図13は、カラムADCの動作を示すタイミングチャートである。 図14は、本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 図15は、図14における画素の構成を示す図である。 図16は、図14における行選択回路の詳細を示す図である。 図17は、全画素読み出しモードにおける、有効部の読み出し動作を示すタイミングチャートである。 図18は、垂直3/5行画素間引き混合モードにおける、有効部の画素信号の読み出しの動作を示すタイミングチャートである。 図19は、垂直3/5行画素間引き混合モードにおける有効部の行選択シーケンスを示す図であり、(a)は画素部の有効部の各行の行番号を示す図、(b)は各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示す図である。 図20は、垂直3/5行画素間引き混合モードにおける周辺部の行選択シーケンスを示す図であり、(a)は画素部の周辺部の各行の行番号を示す図、(b)は各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示す図である。 図21は、本発明の第5の実施形態における撮像装置の構成を示す図である。 図22は、図21における撮像装置の撮像動作のフローチャートである。 図23は、従来技術における固体撮像装置の構成を示す図である。
以下、本発明にかかる画像撮像装置の実施形態について、デジタルスチルカメラを例にとり、図面を参照しながら説明する。なお、本発明について、以下の実施形態および添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明がこれらに限定されることを意図しない。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる画像撮像装置の構成について説明する。本実施形態では、2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、水平方向に配列された画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、選択された画素行から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、選択すべき画素行を指定する行アドレス信号を行選択回路に供給する制御部とを備え、複数の画素は、受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、受光量によらず一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、撮像部は、複数の第1画素が配置された有効部と、複数の第2画素が前記有効部の周辺に配置された周辺部とを有し、少なくとも1つの駆動モードにおいて、制御部は、有効部に対応する画素行を指定する行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、周辺部に対応する画素行を指定する行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、第1行選択シーケンスと第2行選択シーケンスとにおいて同時に指定される画素行数、または、各画素行が指定される回数が異なるように生成して、行選択回路に供給する固体撮像装置について説明する。これにより、固体撮像装置の駆動モードが有効部の画素信号を混合して出力する画素混合モードであっても、周辺部の画素信号を有効部の画素信号の混合に合わせて混合して減らすことなく出力でき、補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置1の全体構成を示す図である。
固体撮像装置1は、複数の画素11a、11bが2次元状に配置された撮像部2と、行選択回路3と、画素電流源回路4と、クランプ回路5と、サンプルホールド(S/H)回路6と、マルチプレクサ(MUX)7と、列選択回路8と、制御部9と、出力アンプ10と、垂直信号線19と、水平共通信号線39とを備えている。
撮像部2は、水平方向に配列された画素11a、11bにより画素行を構成し、有効部16と周辺部17とを備えている。有効部16には、入射された光を光電変換し、受光量に応じた画素信号を出力する画素11aが、2次元状に配列されている。また、周辺部17は有効部16に隣接して設けられ、周辺部17には、一定の画素信号を出力する画素11bが配列されている。ここで、画素11bは、あらかじめ遮光された遮光画素である。なお、画素11bは、遮光画素に限らず、一定の基準電圧を出力する基準電圧出力画素であればよい。画素11aおよび画素11bが本発明における第1画素および第2画素に相当する。
図1では、一例として6×4の2次元状に配列された24画素の例を示しているが、実際の総画素数は数百万個以上である。なお、周辺部17は、同図に示した位置に限らず、例えば有効部16よりも撮像部2の周辺側に、例えば有効部16を囲むように配置されてもよい。
行選択回路3は、撮像部2に配置された画素11a、画素11bの画素行毎に制御線SEL[n]、RST[n]、TRAN[n](n=1、2、…)の3本の制御線を備え、各画素11a、画素11bを画素行単位で選択して、ラインセレクト(行選択)、リセット(初期化)、リード(読み出し)を制御する。
また、画素電流源回路4は、アレイ状に各列に画素電流源回路の基本単位4aを備え、画素11a、画素11bから出力された画素信号をクランプ回路5に供給するための電流を生成する。クランプ回路5は、アレイ状に各列にクランプ回路の基本単位5aを備え、垂直信号線19を介して画素電流源回路4から出力された画素信号から、画素11a、画素11bで発生する固定パターンノイズ成分を除去する。サンプルホールド回路6は、アレイ状に各列にサンプルホールド回路の基本単位6aを備え、クランプ回路5から出力された画素信号を保持する。なお、画素電流源回路4、クランプ回路5、サンプルホールド回路6により、列回路部20が構成される。
また、マルチプレクサ7は、サンプルホールド回路6と出力アンプ10との接続を切り替える。列選択回路8は、列選択信号線40を備え、マルチプレクサ7の列を順次選択する。出力アンプ10は、マルチプレクサ7から水平共通信号線39を介してサンプルホールド回路6の出力信号を受け取り、増幅して出力する。
また、制御部9は、固体撮像装置1を駆動する駆動モード、および、読み出しを行う撮像部2の領域に応じて、画素を画素行単位で選択する行アドレス信号ADRを行選択回路3に供給する。具体的には、有効部16に対応する行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、周辺部17に対応する行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、第1行選択シーケンスと第2行選択シーケンスにおいて同時に指定される画素行数、または、各行が指定される回数が異なるように生成して行選択回路3に供給する。
図2は、撮像部2の有効部16に配置された画素11aの詳細を示す回路図である。画素11aは、入射した光を光電変換し電荷を出力するフォトダイオード(PD)21と、フォトダイオード21により発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電圧信号として出力するフローティングディフュージョン(FD)23と、フローティングディフュージョン23の示す電圧が初期電圧(ここではVDD)になるようにリセットするリセットトランジスタ(リセットTr)24と、フォトダイオード21により出力される電荷をフローティングディフュージョン23に供給する転送トランジスタ(転送Tr)22と、フローティングディフュージョン23の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する増幅トランジスタ(増幅Tr)25と、行選択回路3から行選択信号を受けたときに増幅トランジスタ25の出力を垂直信号線19に供給する選択トランジスタ(選択Tr)26と、リセットトランジスタ24および増幅トランジスタ25のソースまたはドレインに電源電圧を供給する電源線27とを含む。なお、画素11bについても画素11aと同様の構成である。
選択トランジスタ26、リセットトランジスタ24、転送トランジスタ22の各ゲートには、それぞれ制御線SEL[n]、RST[n]、TRAN[n](n=1、2、・・・)が接続され、行選択回路3によりラインセレクトのための行選択信号、リセットのための画素リセット信号、リードのための電荷転送信号が与えられ、各動作の制御が行われる。
なお、有効部16の画素11aと周辺部17の画素11bでは、画素回路構成は同じであるが、周辺部17の画素11bは、フォトダイオード21があらかじめ遮光された遮光画素である。その結果、画素11bからは、常に暗状態の出力信号が得られる。これにより、画素11bは、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを垂直信号線19に出力する。
また、図2に示した画素11aは単位セルであり、フォトダイオード21、転送トランジスタ22、フローティングディフュージョン23、リセットトランジスタ24および増幅トランジスタ25をそれぞれ有する構造、いわゆる1画素1セル構造を有している。ここで、画素11aは、単位セル内に複数のフォトダイオード21を含み、さらに、フローティングディフュージョン23、リセットトランジスタ24および増幅トランジスタ25のいずれか、あるいは、全てを単位セル内で共有する構造、いわゆる多画素1セル構造を有しても構わない。
また、図2に示した画素11aは、半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート、配線と同じ面側に形成される構造を用いることができる。さらに、画素11aがトランジスタのゲート、配線と裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いることができる。なお、画素11bについても、画素11aと同様である。
図3は、画素電流源回路4、クランプ回路5、サンプルホールド回路6からなる本発明の第1の実施形態における列回路部20の詳細を示す図である。列回路部20の機能は、撮像部2から出力されるリセット電圧とリード電圧との差分により示される画素信号を一時保持した後に、マルチプレクサ7に出力することである。
詳細には、図3に示すように、画素電流源回路4の基本単位4aは、画素11a、画素11bからの画素信号読み出し時に増幅トランジスタ25に電流を供給する電流源トランジスタ30と、電流源トランジスタ30のゲートに電流源バイアス電位を供給するためのバイアス端子31とを備えている。
また、図3に示すように、クランプ回路5の基本単位5aは、画素電流源回路4から出力された画素信号を入力するサンプリングトランジスタ32と、入力された画素信号からリセット信号とリード信号の差分により示される画素信号を求めるクランプ容量33(容量値Ccl)と、該クランプ容量33の反対側の端子電位をクランプ電位(VCL)に設定するためのクランプ電圧入力端子35と、クランプ容量33とクランプ電圧入力端子35との接続を切り替えるクランプトランジスタ34とを備えている。
また、サンプルホールド回路6は、各列にサンプルホールド回路の基本単位6aを有している。サンプルホールド回路の基本単位6aは、クランプ回路5から出力された画素信号を入力するS/H容量入力トランジスタ36と、画素信号を一時保持するS/H容量37(容量値Csh)とを含み、S/H容量入力トランジスタ36のゲートにS/H容量入力信号が供給されると、クランプ回路5から出力された画素信号がS/H容量37に保持される。
図4はマルチプレクサ7、列選択回路8、出力アンプ10の詳細を示す図である。
図4に示すように、マルチプレクサ7は、各列にマルチプレクサの基本単位7aを有している。マルチプレクサの基本単位7aは、列選択トランジスタ38を備え、それぞれの列選択トランジスタ38は水平共通信号線39に接続されている。つまり、S/H回路6の各S/H容量37と水平共通信号線39の間には列選択トランジスタ38が配置されている。また、列選択トランジスタ38のゲートには、列選択回路8から列選択信号H[k](k=1、2、・・・)が供給される。
このような構成により、列選択トランジスタ38は、ゲートに供給される列選択信号H[k]に応じて、列毎にS/H容量37に保持された画素信号を順次、水平共通信号線39に出力する。水平共通信号線39を介して出力アンプ10に供給された信号は、増幅された後にチップに形成された固体撮像装置1の外部に出力される。
図5は、行選択回路3の詳細を示す図である。図5に示すように、行選択回路3は、アドレスデコーダ41と、各行毎に配置された行選択用論理回路42から構成される。アドレスデコーダ41は、制御部9から供給される行アドレス信号に応じて、対応する行の行選択用論理回路42にHi(High)レベルの信号を出力する。同時に、制御部9から、対応する行選択用論理回路42のフリップフロップ(FF)43のライトイネーブル信号WEを入力すると、当該フリップフロップ43にはHiレベルの信号が設定され、その行は選択状態になる。
次に、選択状態になった行の行選択用論理回路42に画素制御用のパルス信号であるSEL_s、トランジスタ制御信号TRAN_s、リセット信号RST_sを入力すると、行選択用論理回路42のANDゲート44により、制御線SEL[n]、TRAN[n]、RST[n](n=1、2、・・・)を介して、選択された行の画素11aにそれぞれ行選択信号、画素リセット信号および電荷転送信号のパルスが供給される。画素11a(または画素11b)の駆動が完了したら、各フリップフロップ43の値をLo(Low)レベルの信号にリセットし、行選択を解除する。
次に、本実施形態にかかる固体撮像装置1には、駆動モードとしてカメラスチル撮影に使える全画素読み出しモードと動画記録機能に使える画素混合モードを備えることを特徴としており、それぞれのモードに関し、撮像部2の有効部16の信号読み出し動作を説明する。
図6は、全画素読み出しモードにおける有効部16の読み出し動作において、撮像部2と列回路部20に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
図6に示すタイミングt1においては、制御線SEL[1]に供給される行選択信号はHiレベルであり、画素行の1行目が選択されている。また、制御線TRAN[1]に供給される電荷転送信号はLoレベル、制御線RST[1]に供給される画素リセット信号はHiレベルである。つまり、選択された1行目では、各画素11a(または画素11b)の転送トランジスタ22がオフでリセットトランジスタ24はオンであり、フローティングディフュージョン23の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では、制御線TRAN[1]および制御線RST[1]に供給される電荷転送信号および画素リセット信号がLoレベルである。つまり、転送トランジスタ22およびリセットトランジスタ24がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、制御線SEL[1]に供給される行選択信号はHiレベル、つまり、選択トランジスタ26はオンのため、増幅トランジスタ25のしきい電圧をVthとすると、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線19に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。
さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthは、垂直信号線19を介して、クランプ回路5のクランプ容量33の一方の端子に出力される。一方、図6に示すように、クランプ信号(クランプトランジスタ34のゲート信号)と、サンプリング信号(S/H容量入力トランジスタ36のゲート)は共にHiレベル、つまり、クランプトランジスタ34およびS/H容量入力トランジスタ36はオンであるので、クランプ容量33の他方の端子ならびにS/H容量37の電位は、クランプ電位VCLに設定される。
タイミングt3では、制御線TRAN[1]に供給される電荷転送信号がHiレベル、つまり、転送トランジスタ22がオンとなるため、フォトダイオード21に蓄積された電荷がフローティングディフュージョン23に転送され、VfdrstであったFD電位Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧Vfdsigだけ低下し、Vfdrst−Vfdsigとなる。
タイミングt4では、制御線TRAN[1]に供給される電荷転送信号がLoレベル、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベル、つまり、転送トランジスタ22がオフで選択トランジスタ26がオンであり、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線19に出力される。これによりクランプ容量33の入力電圧は、Vfdsigだけ変化する。
さらに、クランプ信号はLoレベルであり、クランプトランジスタ34はオフなので、クランプ容量33(容量値:Ccl)の他方の端子の電位、すなわち、S/H容量37(容量値:Csh)の電位は、Vfdsig×Ccl/(Ccl+Csh)だけ変化する。この電位変化は、垂直信号線19におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号である。
また、タイミングt5では、サンプリング信号がLoレベルとなり、この画素信号がS/H容量37に蓄積される。以上により、1行分の画素信号がサンプルホールド回路6に保持されることになる。
次に、タイミングt11では、列選択回路8の1列目の列選択信号H[1]がHiレベルとなり、マルチプレクサ7の1列目の列選択トランジスタ38がオンとなる。これにより、1列目のS/H容量37の信号が水平共通信号線39に出力され、出力アンプ10を介して外部に出力される。
同様に、タイミングt12では、2列目の列選択信号H[2]がHiレベルとなり、マルチプレクサ7の2列目の列選択トランジスタ38がオンとなる。これにより、2列目のS/H容量37の信号が水平共通信号線39に出力され、出力アンプ10を介して外部に出力される。
同様に、順次列選択回路8の各列の列選択信号をHiレベルにすれば、各列のS/H容量37の信号が順次出力される。
以上より、1行分の画素信号が順次出力される。さらに、図6に示した動作を、選択する行をn=1からn=nまで順に変更して撮像部2の有効部16の行数だけ繰り返せば、1画面分(1フレーム)の画像について有効部16全体の信号が読み出されることになる。
図7は、画素混合モードの一例として、垂直2画素水平2画素混合モードにおける有効部16の読み出し動作において、撮像部2と列回路部20に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
図7に示すタイミングt1においては、制御線SEL[1]、SEL[2]に供給される行選択信号がHiレベルで1行目と2行目が選択されている。また、制御線TRAN[1]、TRAN[2]に供給される電荷転送信号がLoレベル、制御線RST[1]、RST[2]に供給される画素リセット信号がHiレベル、つまり、1行目と2行目の転送トランジスタ22がオフでリセットトランジスタ24はオンであり、フローティングディフュージョン23の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。ここで、2つの行に同時に行選択信号、電荷転送信号、画素リセット信号を供給するには、行選択回路3のアドレスデコーダ41にそれぞれの行アドレス信号を順次供給し、行選択用論理回路42のフリップフロップ43に選択状態を順次設定すれば可能になる。
タイミングt2では、制御線TRAN[1]およびTRAN[2]、制御線RST[1]およびRST[2]に供給される電荷転送信号および画素リセット信号がLoレベル、つまり、1行目と2行目の転送トランジスタ22、リセットトランジスタ24がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、制御線SEL[1]、SEL[2]に供給される行選択信号はHiレベル、つまり、1行目と2行目の選択トランジスタ26はオンのため、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線19に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。
さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthは、垂直信号線19を介して、クランプ回路5のクランプ容量33の一方の端子に出力される。一方、図7に示すように、クランプ信号(クランプトランジスタ34のゲート信号)と、サンプリング信号(S/H容量入力トランジスタ36のゲート信号)は共にHiレベル、つまり、クランプトランジスタ34およびS/H容量入力トランジスタ36はオンであるので、クランプ容量33の他方の端子ならびにS/H容量37の電位は、クランプ電位VCLに設定される。
タイミングt3では、制御線TRAN[1]、TRAN[2]に供給される電荷転送信号がHiレベル、つまり、1行目と2行目の転送トランジスタ22がオンとなるため、1行目および2行目のフォトダイオード21に蓄積された電荷がフローティングディフュージョン23に転送され、それぞれのFD電位Vfd1およびVfd2は、これらの信号電荷量に応じた電圧Vfdsig1およびVfdsig2だけ低下し、Vfdrst−Vfdsig1およびVfdrst−Vfdsig2となる。
タイミングt4では、制御線TRAN[1]、TRAN[2]に供給される電荷転送信号がLoレベル、制御線SEL[1]、SEL[2]に供給される行選択信号がHiレベル、つまり、転送トランジスタ22がオフで選択トランジスタ26がオンであり、Vfdsig1およびVfdsig2の平均をVfdsigとしたときに、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線19に出力される。このリード信号は1行目および2行目の混合信号に相当する。この垂直信号線19の電位変化により、クランプ容量33の入力もVfdsigだけ変化する。
さらに、クランプトランジスタ34はオフなので、クランプ容量33の他方の端子の電位、すなわち、S/H容量37の電位は、Vfdsig×Ccl/(Ccl+Csh)だけ変化する。この電位変化は、垂直信号線19におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち1行目と2行目の平均化された画素信号(垂直画素混合信号)である。
また、タイミングt5では、制御線SEL[1]、SEL[2]に供給される行選択信号とサンプリング信号がLoレベルとなり、選択された1行目と2行目の垂直混合画素信号がS/H容量37に蓄積される。
次に、タイミングt11では、サンプリング信号がLoレベル、列選択回路8の1列目と2列目の列選択信号H[1]、H[2]がHiレベルとなり、マルチプレクサ7の1列目と2列目の列選択トランジスタ38がオンとなる。これにより、1列目のS/H容量37と2列目のS/H容量37の平均化された画素信号(水平画素混合信号)が水平共通信号線39に出力され、出力アンプ10を介して外部に出力される。つまり、1行目、2行目の1列目、2列目の画素の画素信号が混合された垂直2画素水平2画素混合信号が出力される。
同様に、タイミングt12では、3列目と4列目の列選択信号H[3]、H[4]がHiレベルとなり、マルチプレクサ7の3列目と4列目の列選択トランジスタ38がオンとなる。これにより、3列目のS/H容量37と4列目のS/H容量37の水平画素混合信号が水平共通信号線39に出力され、出力アンプ10を介して1行目、2行目の3列目、4列目の画素の画素信号が混合された垂直2画素水平2画素混合信号が外部に出力される。
同様に、順次列選択回路8の各列の列選択信号をHiレベルにすれば、各列のS/H容量37の信号が順次出力される。
以上より、垂直2画素水平2画素混合された画素信号が順次出力される。さらに、図7に示した動作を、選択する行をn=1からn=nまで順に変更して有効部16の行数/2だけ繰り返せば、1画面分(1フレーム)の画像について有効部16全体の信号が読み出されることになる。
ところで、列回路部20のクランプ電位VCLは水平方向に分布があり、結果として各列の基準電位が列毎に異なることになる。これは、出力画像の基準となる暗状態出力に水平方向の不均一が発生することを意味し、画像において水平シェーディングが発生することになる。
これに対し、常に暗状態の出力が得られる周辺部17の画素11bの画素信号を読み出し、この情報を用いて後段で補正すれば水平シェーディングをおさえることができる。
次に、本実施形態にかかる固体撮像装置1が有する上記した2つの駆動モードに対し、それぞれの行選択動作を説明する。
図8は、全画素読み出しモードにおいて、制御部9から行選択回路3に供給される行アドレス信号の供給タイミングを示した行選択シーケンスである。同図では、16行の撮像部2を例として、1画面分の画素信号を出力する1フレーム期間についての行選択シーケンスを示している。同図(a)は、有効部16および周辺部17に対応する画素行の行番号を示している。行番号1から10までは周辺部17、行番号11から16までは有効部16の行を示している。また、同図(b)は、同図(a)に示した行番号を有する各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示しており、行番号11から16に対応したシーケンスが第1行選択シーケンス、行番号1から10に対応したシーケンスが第2行選択シーケンスである。また、1の行アドレス信号が出力される期間を行読み出し期間としている。行アドレス信号以外の信号は図6と同様であるため、ここでは説明を省略する。
全画素読み出しモードでは、図8(b)に示すように、1フレーム期間において、第1行選択シーケンスおよび第2行選択シーケンスのいずれも、単一の行読み出し期間に1の行アドレス信号が出力されるシーケンス、つまり、1画素行ずつ順に指定する行アドレス信号を含むシーケンスが構成される。これらの行選択シーケンスに従って、行選択回路3は、有効部16の画素11aを行番号11から16まで1行ずつ順に選択し、周辺部17でも有効部16と同様に、周辺部17の画素11bを行番号1から10まで1行ずつ順に選択する。これにより、周辺部17の物理的な行数と同じ行数の画素信号、つまり、補正用データが得られる。
一方、図9は、画素混合モードの一例である垂直2画素水平2画素混合モードにおいて、制御部9から行選択回路3に供給される行アドレス信号の供給タイミングを示した行選択シーケンスである。同図では、図8と同様に、1画面分の画素信号を出力する1フレーム期間についての行選択シーケンスを示している。同図(a)は、図8(a)と同様に、有効部16および周辺部17に対応する画素行の行番号を示している。行番号1から10までは周辺部17、行番号11から16までは有効部16の行を示している。また、同図(b)は、同図(a)に示した行番号を有する各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示しており、行番号11から16に対応したシーケンスが第1行選択シーケンス、行番号1から10に対応したシーケンスが第2行選択シーケンスである。行アドレス信号以外の信号は図7と同様であるため、ここでは説明を省略する。
垂直2画素水平2画素混合モードでは、図9(b)に示すように、第1行選択シーケンスでは、単一の行読み出し期間に異なる2の行アドレス信号が出力されるシーケンス、つまり、2画素行ずつ順に指定する行アドレス信号を含むシーケンスが構成される。また、第2行選択シーケンスでは、1の画素行が単一の行読み出し期間に指定されるシーケンス、つまり、1行ずつ順に指定する行アドレス信号を含むシーケンスが構成される。したがって、第1行選択シーケンスと第2行選択シーケンスでは、同時に指定される画素行の行数が異なっている。これらの行選択シーケンスに従って、行選択回路3は、有効部16では行番号11から16まで同時に2行ずつ選択し、周辺部17では行番号1から10まで1行ずつ選択する。これにより、本モードでも、周辺部17の物理的な画素行数と同じ行数の画素信号、つまり、補正用データが得られる。これは、画素混合モードでも全画素読み出しモードと同様に、大きな行数の補正用データが得られ、水平シェーディング補正データを高精度で作成できることを意味している。
このように、本実施形態によると、有効部16の画素信号を混合する画素混合モードであっても、周辺部17の画素信号を有効部16の画素信号の混合に合わせて混合することなく出力でき、周辺部17から得られる補正用データの数を減らすことがなく、補正用データの精度低下を抑制して、高画質な画素混合モードが実現可能になる。また、本実施形態では、周辺部17の画素行の行数は従来と同等であり、回路の寄生成分の大きさも同等である。これは、低消費電力に画素混合モードの高画質化が実現できることを意味する。
なお、画素混合モードでは、上記したように垂直2画素水平2画素の画素信号の混合に限らず、画素信号を混合する画素数を変更してもよい。
また、有効部16と周辺部17では、画素信号が混合される行数や画素数を同数にする必要はなく、異なる行数や画素数にしてもよい。例えば、第1行選択シーケンスでは同時に3以上の行を選択するシーケンス、第2行選択シーケンスでは同時に2以上の行を選択するシーケンスを構成して、有効部16では3行の画素信号を混合し、周辺部17では2行の画素信号を混合して出力してもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態に示した画素混合モードの一例である垂直2画素水平2画素混合モードにおいて、2以上の画素行が単一の行読み出し期間に指定され、第N画素行(Nは1以上の整数)は、単一の行読み出し期間に第M画素行(Mは1以上の整数、かつ、M≠N)と共に指定され、1フレーム期間においてMの値を変更して複数回指定される点である。固体撮像装置の回路構成、有効部の読み出し動作、全画素読み出しモードでの周辺部の読み出し動作は、第1の実施形態と同じである。
図10は、垂直2画素水平2画素混合モードにおいて、制御部9から行選択回路3に供給される行アドレス信号の供給タイミングを示した行選択シーケンスである。同図では、図8と同様に、16行の撮像部2を例として、1画面分の画素信号を出力する1フレーム期間についての行選択シーケンスを示している。同図(a)は、有効部16および周辺部17に対応する第N画素行(Nは1以上の整数)、第M画素行(Mは1以上、かつ、M≠N)の行番号N、Mを示している。行番号1から10までは周辺部17、行番号11から16までは有効部16の画素行を示している。また、同図(b)は、同図(a)に示した行番号を有する各行に供給される行アドレス信号のシーケンスを示しており、行番号11から16に対応したシーケンスが第1行選択シーケンス、行番号1から10に対応したシーケンスが第2行選択シーケンスである。
図10(b)に示すように、この行選択シーケンスにより、周辺部17では、第1画素行(N=1)は、単一の行読み出し期間に第2画素行(M=2)と共に指定される。つまり、行番号1と行番号2が同時に選択される。続いて、行番号3と4、行番号5と6、行番号7と8がそれぞれ選択される。
次に、同一の1フレーム期間において、異なる単一の行読み出し期間に、第1画素行(N=1)は、第6画素行(M=6)と共に指定される。つまり、行番号1と6が同時に選択される。ここで、行番号1の選択は2回目だが、1回目の行番号1の選択では行番号2が同時に選択されていたのに対し、2回目の行番号1の選択では行番号6が同時に選択され、組み合わせる行が1回目と異なっている。同様に、行番号2と7、行番号3と8、行番号4と9、行番号5と10がそれぞれ選択される。この結果、行数が10行の周辺部17において、2つの行を同時に指定した場合でも、補正用データとして10行分の画素信号が得られることになる。
その後、第1の実施形態の図9に示した行選択シーケンスと同様に、第1行選択シーケンスに応じて、行番号11と12、行番号13と14、行番号15と16がそれぞれ順に選択され、有効部16の画素信号が読み出される。この結果、第1行選択シーケンスでは各行が指定される回数は1回、第2行選択シーケンスでは各行が指定される回数は2回となり、周辺部17では周辺部17の画素信号を1行ずつ読み出した場合と同数の画素信号を得ることができる。
このようなシーケンスにより、水平シェーディングに対する補正用データを高精度で作成でき、高画質な混合モードが実現可能になる。また、有効部16の読み出しと周辺部17の読み出しにおいて同時に指定される行数は同じであり、駆動モードの差により両者の出力にオフセットが発生する懸念がなく、後段の補正処理がより容易になるという利点もある。
なお、本実施形態では2画素行の画素信号を混合するとともに2回ずつ指定しているが、混合する画素行の数および回数は変更してもよい。例えば、3画素行の画素信号を混合するとともに、3回ずつ指定してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態に示したマルチプレクサ、列選択回路に代えて、カラムADC、デジタル混合器を備える点である。
図11は、本発明の第3の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。同図に示すように、本実施形態における固体撮像装置101は、撮像部102と、行選択回路103と、画素電流源回路104と、クランプ回路105と、サンプルホールド(S/H)回路106と、カラムADC144と、デジタル混合器145と、制御部109と、垂直信号線119とを備えている。なお、画素電流源回路104と、クランプ回路105と、サンプルホールド回路106とにより、列回路部120が構成される。また、同図において出力部(出力アンプ)は図示を省略している。
カラムADC144は、列方向にカラムADC144の基本単位144aがアレイ状にならび、サンプルホールド回路106に保持された行単位のアナログ画素信号をデジタル信号に変換する。
デジタル混合器145は、列方向にデジタル混合器の基本単位(図示せず)がアレイ状にならび、カラムADC144の出力データの混合を行う。
撮像部102、画素電流源回路104、クランプ回路105、サンプルホールド回路106、行選択回路103、制御部109の構成は第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。なお、撮像部102は、受光量に応じた画素信号を出力する画素111aが2次元状に配列された有効部116と、遮光画素であり常に暗状態の出力が得られる画素111bを有する周辺部117を備えている。ここで、画素111aおよび画素111bがそれぞれ本発明における第1画素および第2画素に相当する。
図12は、カラムADC144の構成を示す図である。カラムADC144は、カラムADC入力端子146と、コンパレータ147と、ランプ波形生成回路148と、ラッチ149と、カウンタ150とを備えている。各垂直信号線119には、カラムADC144の基本単位144aが配置されている。
カラムADC入力端子146に入力されたサンプルホールド回路106からの画素信号は、コンパレータ147に入力される。
コンパレータ147は、ランプ波形生成回路148により生成されたランプ波形と画素信号の比較を行い、ランプ波形が画素信号よりも低いときにHiレベルのラッチ信号を出力する。
ラッチ149は、AD変換後のデジタル値のビット数に応じた基本単位を有し、各基本単位にはカウンタ150の出力が入力され、コンパレータ147からのラッチ信号がHiレベルからLoレベルに切り替わったときにそれを書き込む。カウンタ150は、ランプ波形に同期してカウントアップを行う。
デジタル混合器145は、それぞれの列においてカラムADC144の基本単位144aでAD変換された複数列の画素信号を混合する。これにより、複数行および複数列の画素信号が混合されたデジタル値の混合画素信号が生成される。
次に、カラムADC144のAD変換動作について、図13のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、図13に示すタイミングt0で、カラムADC144のカラムADC入力端子146に画素信号を入力し、ランプ波形生成回路148から出力されるランプ波形を画素信号の最小値に、カウンタ150のカウンタ値を0に設定する。ここで、同図に示すように、ランプ波形は画素信号より低いレベルなので、コンパレータ147から出力されるラッチ信号はHiレベルである。
次に、タイミングt1で、ランプ波形のレベルは上昇し始める。上昇の傾きはタイミングt3で画素信号の最大値に達するように設定する。カウンタ150のカウンタ値もランプ波形の上昇に同期させてカウントアップさせる。
タイミングt2では、ランプ波形が画素信号より大きくなるので、ラッチ信号がLoレベルに切り替わり、そのときのカウンタ値がラッチ149に書き込まれる。例えば、図13に示す場合には、カウンタ値として4が書き込まれる。先に述べたように、ランプ波形の上昇とカウンタ150のカウントアップは同期しているので、ラッチ149に書き込まれたカウンタ値(デジタル値)は画素信号の大きさに対応した値になっている。
以上の動作は各列に設けられたカラムADC144の基本単位144aで並列に行われており、1行分のアナログ画素信号が並列にAD変換され、デジタル信号が各列のラッチ149に保持される。
本実施形態における固体撮像装置101は、駆動モードとして静止画撮影用の全画素読み出しモードと動画撮影用の画素混合モードとを備えている。次に、それぞれの駆動モードに関し、有効部116の信号読み出し動作を説明する。
全画素読み出しモードでは、第1の実施形態と同様に、まず、撮像部102から1行分の画素信号を読み出し、サンプルホールド回路106に保持する。次に、カラムADC144で当該1行分の画素信号をAD変換する。最後に、図11には記載されていない出力部を介して、これらのデジタル信号を順次チップ外部に出力する。以上の動作を有効部116の行数だけ繰り返せば撮像部102全体の画素111aから画素信号が出力される。
画素混合モードでも、第1の実施形態と同様に、まず、撮像部102で2行を同時選択して2行分の画素111bの画素信号を読み出し、垂直信号線119で混合された2行分の混合画素信号をサンプルホールド回路106に保持する。次に、カラムADC144で混合画素信号をAD変換する。
続いて、デジタル混合器145で2列分の画素信号(デジタル値)の混合を行う。最後に、図12には記載されていない出力部を介して、これらの混合画素信号が順次チップ外部に出力される。以上の動作を有効部116の画素行数/2だけ繰り返せば、撮像部102全体の画素信号が出力される。
ところで、列回路部120のクランプ電位は水平方向に分布があり、結果として各列の基準電位が列毎に異なることになる。これは、出力画像の基準となる暗状態出力に水平方向の不均一が発生することを意味し、画像において水平シェーディングが発生することになる。
これに対し、常に暗状態の出力が得られる周辺部117(画素111b)の画素信号を読み出し、この情報を用いて後段で補正すれば水平シェーディングをおさえることができる。
本固体撮像装置101が有する上記した2つの駆動モードに対し、それぞれの周辺部117の読み出し動作を説明する。
全画素読み出しモードでは、第1の実施形態における図8に示したように、周辺部117でも有効部116と同様に、画素信号を読み出す画素111bを行番号1から順次選択する。これにより、周辺部117の物理的な行数と同じ行数の補正用データが得られる。
一方、垂直2画素水平2画素混合モードでは、第1の実施形態における図9に示したように、有効部116では同時に2つの行を選択するが、周辺部117では行番号1から1行ずつ選択する。これにより、本モードでも、周辺部117の物理的な行数と同じ行数の画素信号、つまり、補正用データが得られる。これは、画素混合モードでも全画素読み出しモードと同様に、大きな行数の補正用データが得られ、水平シェーディング補正データを高精度で作成できることを意味し、高画質な画素混合モードが実現可能になる。
なお、水平シェーディングの補正は固体撮像装置内にデジタル信号処理回路を内蔵して実行してもよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態に示した制御部が出力順調整部を有することと、第1の実施形態に示したマルチプレクサ、列選択回路に代えて、カラムADC、デジタル混合器を備えることと、第1の実施形態内で言及した、画素411aおよび画素411bが垂直4画素1セル構造(単位行数は4)であることと、駆動モードが垂直3/5行間引き混合モードであることである。
図14は、本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。
まず、本実施形態にかかる画像撮像装置の構成について説明する。本実施形態では、2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、水平方向に配列された画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、選択された画素から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、出力順調整部を有し、単一の行読み出し期間中、選択すべき画素行を指定する行アドレス信号を、出力順を調整したうえで行選択回路に供給する制御部とを備え、複数の画素は、受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、撮像部は、複数の第1画素が配置された有効部と、複数の第2画素が配置された周辺部とを有し、少なくとも1つの駆動モードにおいて、制御部は、有効部に対応する行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、周辺部に対応する行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、第1行選択シーケンスと第2行選択シーケンスにおいて、単位行あたりの出力行番号順や組み合わせが等しくなるように行アドレス信号を生成して、行選択回路に供給する固体撮像装置について説明する。これにより、固体撮像装置の駆動モードが有効部の画素信号を間引き混合をして出力する画素間引き混合モードであっても、周辺部の画素信号を有効部の画素信号の間引き混合に合わせて減らすことなく出力できるだけでなく、多画素1セル構造特有の単位行内の出力オフセットばらつきによる補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
固体撮像装置401は、複数の画素411a、411bが2次元状に配置された撮像部402と、行選択回路403と、画素電流源回路104と、クランプ回路105と、サンプルホールド(S/H)回路106と、カラムADC144と、デジタル混合器145と、制御部409と、垂直信号線119とを備えている。なお、画素電流源回路104と、クランプ回路105と、サンプルホールド回路106とにより、列回路部120が構成される。
カラムADC144は、列方向にカラムADC144の基本単位(図12参照)がアレイ状にならび、サンプルホールド回路106に保持された行単位のアナログ画素信号をデジタル信号に変換する。
デジタル混合器145は、列方向にデジタル混合器の基本単位(図示せず)がアレイ状にならび、カラムADC144の出力データの混合を行う。
撮像部402は、水平方向に配列された画素411a、411bにより画素行を構成し、有効部416と周辺部417とを備えている。有効部416には、入射された光を光電変換し、受光量に応じた画素信号を出力する画素411aが、2次元状に配列されている。また、周辺部417は有効部416に隣接して設けられ、周辺部417には、一定の画素信号を出力する画素411bが配列されている。ここで、画素411bは、あらかじめ遮光された遮光画素である。なお、画素411bは、遮光画素に限らず、一定の基準電圧を出力する基準電圧出力画素であればよい。画素411aおよび画素411bが本発明における第1画素および第2画素に相当する。
図14では、一例として周辺部16×4、有効部20×4の計36×4の2次元状に配列された画素について説明する。実際の総画素数は数百万個以上である。なお、周辺部417は、同図に示した位置に限らず、例えば有効部416よりも撮像部2の周辺側に、例えば有効部416を囲むように配置されてもよい。
行選択回路403は、撮像部402に配置された画素411a、画素411bの画素行毎に制御線TRAN[n](n=1、2、…)、単位画素行毎に制御線SEL[m]、RST[m](m=(n−1)/4+1、m=1、2、…)の3本の制御線を備え、各画素411a、画素411bを画素行単位で選択して、ラインセレクト(行選択)、リセット(初期化)、リード(読み出し)を制御する。
また、制御部409は、固体撮像装置401を駆動する駆動モード、および、読み出しを行う撮像部402の領域に応じて、画素411a、411bを画素行単位で選択する行アドレス信号ADRを行選択回路403に供給する。具体的には、有効部416に対応する行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、周辺部417に対応する行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、第1行選択シーケンスと第2行選択シーケンスにおいて、単位行あたりの出力行番号順や組み合わせが等しくなるように行アドレスを生成して行選択回路403に供給する。
画素電流源回路104、クランプ回路105、サンプルホールド回路106の構成は第1の実施形態と同様であり、カラムADC144、デジタル混合器145の構成は第3の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図15は、撮像部402の有効部416に配置された画素411aの詳細を示す回路図である。画素411aは、単位セル内に4つのフォトダイオード21−1〜21−4を含み、さらに、フローティングディフュージョン23−1〜23−4の一部、リセットトランジスタ24および増幅トランジスタ25を単位セル内で共有する構造、いわゆる垂直4画素1セル構造である。詳細には、図15に示すように、入射した光を光電変換し電荷を出力するフォトダイオード(PD)21−1〜21−4と、フォトダイオード21−1〜21−4により発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電圧信号として出力するフローティングディフュージョン(FD)23−1〜23−4と、フローティングディフュージョン23−1〜23−4の示す電圧が初期電圧(ここではVDD)になるようにリセットするリセットトランジスタ(リセットTr)24と、フォトダイオード21−1〜21−4により出力される電荷をフローティングディフュージョン23−1〜23−4に供給する転送トランジスタ(転送Tr)22−1〜22−4と、フローティングディフュージョン23−1〜23−4の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する増幅トランジスタ(増幅Tr)25と、行選択回路403から行選択信号を受けたときに増幅トランジスタ25の出力を垂直信号線119に供給する選択トランジスタ(選択Tr)26と、リセットトランジスタ24および増幅トランジスタ25のソースまたはドレインに電源電圧を供給する電源線27とを含む。なお、画素411bについても画素411aと同様の構成である。
選択トランジスタ26、リセットトランジスタ24、転送トランジスタ22−1〜22−4の各ゲートには、それぞれ制御線SEL[m]、RST[m](m=(n−1)/4+1 m=1、2、・・・)、TRAN[n](n=1、2、・・・)が接続され、行選択回路403によりラインセレクトのための行選択信号、リセットのための画素リセット信号、リードのための電荷転送信号が与えられ、各動作の制御が行われる。
なお、有効部416の画素411aと周辺部417の画素411bでは、画素回路構成は同じであるが、周辺部417の画素411bは、フォトダイオード21−1〜21−4があらかじめ遮光された遮光画素である。その結果、画素411bからは、常に暗状態の出力信号が得られる。これにより、画素411bは、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを垂直信号線119に出力する。
また、図15に示した画素411aは、半導体基板の表面、すなわち、トランジスタのゲート、配線と同じ面側に形成される構造を用いることができる。さらに、画素411aがトランジスタのゲート、配線と裏面側に形成される、いわゆる、裏面照射型イメージセンサ(裏面照射型固体撮像装置)の構造を用いることができる。なお、画素411bについても、画素411aと同様である。
図16は、行選択回路403の詳細を示す図である。図16に示すように、行選択回路403は、アドレスデコーダ441と、各行毎に配置された行選択用論理回路442から構成される。アドレスデコーダ441は、制御部409から供給される行アドレス信号に応じて、対応する行の行選択用論理回路442にHi(High)レベルの信号を出力する。同時に、制御部409から、対応する行選択用論理回路442のフリップフロップ(FF)443のライトイネーブル信号WEを入力すると、当該フリップフロップ443にはHiレベルの信号が設定され、その行は選択状態になる。
次に、選択状態になった行の行選択用論理回路442に画素制御用のパルス信号であるSEL_s、トランジスタ制御信号TRAN_s、リセット信号RST_sを入力すると、行選択用論理回路442のANDゲート444により、制御線SEL[m]、RST[m](m=(n−1)/4+1 m=1、2、・・・)、TRAN[n](n=1、2、・・・)を介して、選択された行の画素411aにそれぞれ行選択信号、画素リセット信号および電荷転送信号のパルスが供給される。画素411a(または画素411b)の駆動が完了したら、各フリップフロップ443の値をLo(Low)レベルの信号にリセットし、行選択を解除する。
本実施形態における固体撮像装置401は、駆動モードとして静止画撮影用の全画素読み出しモードと動画撮影用の画素間引き混合モード(3/5行画素間引き混合モード)とを備えている。次に、それぞれの駆動モードに関し、有効部416の信号読み出し動作を説明する。
図17は、全画素読み出しモードにおける有効部416の読み出し動作において、撮像部402と列回路部120に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
全画素読み出しモードでは、第1の実施形態と同様に、まず、撮像部402から1行分の画素信号を読み出し、サンプルホールド回路106に保持する。次に、カラムADC144で当該1行分の画素信号をAD変換する。最後に、図14には記載されていない出力部を介して、これらのデジタル信号を順次チップ外部に出力する。
詳細には、図17に示すように、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[1]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−1がオンになり、フォトダイオード21−1により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−1に転送される。
続けて、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[2]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−2がオンになり、フォトダイオード21−2により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−2に転送される。
さらに、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[3]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−3がオンになり、フォトダイオード21−3により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−3に転送される。
同様に、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[4]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−4がオンになり、フォトダイオード21−4により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−4に転送される。
また、上記した各フォトダイオード21−1〜21−4により発生した電荷の転送に合わせて、図17に示すクランプ信号、サンプリング信号、コンパレータリセット、カウンタリセット、AD変換の制御信号が、それぞれのタイミングでHiとなり、図14には記載されていない出力部を介して、デジタル信号が順次チップ外部に出力される。
1行目の画素411aにおけるフォトダイオード21−1〜21−4の電荷の読出しが終了すると、次に、制御線SEL[2]に供給される行選択信号がHiレベルとなり2行目が選択される。また、制御線RST[2]、制御線TRAN[5]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、2行目の画素411aの転送トランジスタ22−1がオンになり、フォトダイオード21−1により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−1に転送される。また、同様に、フォトダイオード21−2〜21−4の電荷の読出しが行われ、図14には記載されていない出力部を介して、デジタル信号が順次チップ外部に出力される。
以上の動作を有効部416の行数だけ繰り返せば撮像部402全体の画素411aから画素信号が出力される。
図18は、本実施形態の垂直3/5行画素間引き混合モードにおける有効部416の読み出し動作において、撮像部402と列回路部120に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
本実施形態の垂直3/5行画素間引き混合モードでは、まず、撮像部402で1行目を選択して画素411a内1行分の画素信号を読み出し、サンプルホールド回路106に保持する。次に、カラムADC144で混合画素信号をAD変換する。次に、混合対象となる行番号3行目を選択し1行目に引き続き、カラムADC144でAD変換する。この時コンパレータをリセットすることとカウンタのリセットを行わないことでカウンタが1行目のカウントに引き続いてカウントアップされるためADCでの混合動作が行われる。これを行番号5行目についても繰り返せば、5行のうちの3行の画素信号を混合する、3/5行画素間引き混合モードにおける3行分の画素信号の混合が行われる。
詳細には、図18に示すように、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[1]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−1がオンになり、フォトダイオード21−1により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−1に転送される。
続いて、制御線SEL[1]に供給される行選択信号がHiレベルとなり1行目が選択される。また、制御線RST[1]、制御線TRAN[3]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、1行目の画素411aの転送トランジスタ22−3がオンになり、フォトダイオード21−3により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−3に転送される。
さらに、制御線SEL[2]に供給される行選択信号がHiレベルとなり2行目が選択される。また、制御線RST[2]、制御線TRAN[5]に供給される画素リセット信号、電荷転送信号がHiレベルとなり、2行目の画素411aの転送トランジスタ22−1がオンになり、フォトダイオード21−1により発生した電荷がフローティングディフュージョン23−1に転送される。
また、上記した1行目のフォトダイオード21−1、21−3、2行目のフォトダイオード21−1により発生した電荷の転送に合わせて、図18に示すクランプ信号、サンプリング信号、コンパレータリセットの制御信号が、それぞれのタイミングでHiとなる。ここで、全画素読出しモードの場合と異なり、カウンタリセットの制御信号は、1行目のフォトダイオード21−3、2行目のフォトダイオード21−1からの電荷転送時にはHiとならず、カウンタのリセットは行われない。これにより、1行目のフォトダイオード21−3、2行目のフォトダイオード21−1からの電荷転送時には、カウンタが1行目のフォトダイオード21−1からの電荷転送時のカウントに引き続いてカウントアップされるため、カラムADC144において、1行目のフォトダイオード21−1、21−3、2行目のフォトダイオード21−1により発生した電荷の混合動作が行われる。
最後に、図14には記載されていない出力部を介して、これらの混合画素信号が順次チップ外部に出力される。以上の動作を、有効部416の画素行数/3だけ繰り返せば、撮像部402全体の画素信号が出力される。
ところで、列回路部120のクランプ電位は水平方向に分布があり、結果として各列の基準電位が列毎に異なることになる。これは、出力画像の基準となる暗状態出力に水平方向の不均一が発生することを意味し、画像において水平シェーディングが発生することになる。
これに対し、常に暗状態の出力が得られる周辺部417(画素411b)の画素信号を読み出し、この情報を用いて後段で補正すれば水平シェーディングをおさえることができる。
また、図15に示すように、有効部416に配置された画素411aは、フローティングディフュージョン(FD)23−1〜23−4が互いに接続され共有する構成となっている。フローティングディフュージョン23−1〜23−4の寄生容量はレイアウトの都合上単位行周期(本実施形態では4行周期)のばらつきを持つため、各行の信号出力には4行周期の出力オフセット成分のばらつきが発生してしまう。これは、周辺部417に配置された画素411bでも同様であるため、有効部416と周辺部417の単位行内の読み出し順番、および混合時の組み合わせが異なった場合、周辺部417の出力を使用したクランプ補正動作では単位行周期の出力オフセット成分を相殺できないため、不十分なクランプ補正動作となり画質劣化の要因となる。
これに対し、本発明の第4の実施形態では、制御部409は出力順調整部409aを有している。出力順調整部409aは、有効部416に対応する行アドレスを含む第1行選択シーケンスと周辺部417に対応する行アドレスを含む第2行選択シーケンスにおいて、単位行あたりの出力行番号順や混合時の組み合わせが等しくなるように、行アドレス信号を生成して行選択回路に供給を行う。これにより、フローティングディフュージョン23−1〜23−4の寄生容量が単位行周期(本実施形態では4行周期)のばらつきを持つために生じる画質劣化を抑制することができる。
次に、本固体撮像装置401が有する上記した2つの駆動モードによる、それぞれの周辺部417における画素信号の読み出し動作を説明する。
全画素読み出しモードでは、第1の実施形態における図8に示したように、周辺部417でも有効部416と同様に、画素信号を読み出す画素411bを行番号1から順次選択する。これにより、周辺部417の物理的な行数と同じ行数の補正用データが得られる。
一方、垂直3/5行画素間引き混合モードでは、図19に示すように、有効部416では行番号13、15、17の画素信号を読み出して混合、次に行番号18、20、22の画素信号を読み出して混合、というように5行中3行を読み出して混合出力する。この時の単位行番号は、(1、3、1)、(2、4、2)、(3、1、3)、(4、2、4)、という組み合わせと出力順となっている。
周辺部417では、図20に示すように、行番号1、3、5を読み出して混合、次に行番号2、4、6を読み出して混合、というように有効部416の読み出し行選択シーケンスと異なっているが、単位行番号は(1、3、1)、(2、4、2)、(3、1、3)、(4、2、4)という組み合わせと出力順となっており、有効部416の単位行番号の組み合わせと出力順と等しくなっていることがわかる。
なお、図19および図20における「単位行番号」は、各画素411aにおけるフォトダイオード21−1〜21−4それぞれに対応する行の番号を示し、「行番号」は、有効部416全体を通してのフォトダイオードそれぞれに対応する行の番号を示している。また、(1、3、1)、(2、4、2)、(3、1、3)、(4、2、4)という4組の組み合わせの単位行の画素信号を読み出す期間を、「単位行あたりの行読出し期間」という。この期間は、図19(b)および図20(b)に示すシーケンスの全期間に相当する。
また、周辺部417のほうが有効部416より多くの行にアクセスして、より多くの単位行あたりの出力行を確保する駆動となっている。つまり、図19、20に示すように、有効部416では行番号13、15、17(単位行番号1、3、1)にアクセスした後、行番号17に続く行番号18、20、22(単位行番号2、4、2)にアクセスしている。これに対し、周辺部417では、行番号1、3、5(単位行番号1、3、1)にアクセスした後、まだアクセスしていない行番号2、4、6(単位行番号2、4、2)にアクセスしている。このような行選択シーケンスにより、有効部416では10行中6行にアクセスして3行ずつ2組の出力行を確保しているのに対し、周辺部417では6行中6行にアクセスして3行ずつ2組の出力行を確保している。
これにより、間引き率の高い間引き混合モードであっても、本構成内の制御部409から、出力順調整部409aを経て出力される第1の行選択シーケンスおよび第2の行選択シーケンスを適用すれば、第1の行選択シーケンスにおいて単位行あたりの行読出し期間(例えば、図19における行番号13行〜32行の読出し期間)に指定される画素行の割合(12/20)が、第2行選択シーケンスにおいて単位行あたりの行読出し期間(例えば、図20における行番号1行〜4行の読出し期間)に指定される画素行の割合(12/12)より小さくなる。つまり、周辺部417において有効部416より多くの単位行あたりの出力行が確保でき、なおかつ単位行番号の組み合わせと出力順とを有効部416と等しくできるため、水平シェーディング用補正データや周辺部のデータを使用したクランプ補正動作用データを十分得ることができる。これは各補正用データを高精度で作成できることを意味し、本実施形態に示した固体撮像装置によると、高画質な画素混合モードや間引きモード、および間引き混合モードを実現することが可能である。
なお、本実施形態では、図15に示したように垂直4画素1セル構造の画素411aについて記載しているが、垂直N画素×水平M画素1セル(N、M=1以上の整数)構造であってもよい。例えば、単位行数を2とする垂直2画素×水平2画素1セル構造が考えられる。この場合は、FDを4画素の中央におくことによりFDのサイズを縮小でき、FD容量が低減できる。これは画素信号読み出し時のゲインを大きくできるので、読み出し動作の低ノイズ化に有利である。
また、これまで複数画素で画素内回路を共有することにより1セルを構成する場合を示したが、フォトダイオード構造が異なる複数画素を1つのセルに有する構成であってもよい。例えば、フォトダイオードのサイズが異なる4画素を1つのセルにすることが考えられる。フォトダイオードサイズが異なるとリーク成分が異なり画素毎に出力オフセットが異なる。したがって、サイズが異なるフォトダイオードから出力された画素信号を後段で混合すれば、1セルから出力される画素信号のダイナミックレンジの拡大に有効である。このような複数の画素で構成されるセルに対して上記のように画素間引き混合モードを実現すれば、出力オフセットばらつきによる補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図21は、本発明の第5の実施形態における撮像装置(カメラ)の全体構成を示す図である。
図21に示すように、本実施形態における撮像装置151は、第1の実施形態に記載した固体撮像装置1と、アナログフロントエンド(AFE)152と、デジタル信号処理プロセッサ(DSP)153と、メモリ154とを備えている。なお、固体撮像装置は、第1の実施形態に記載した固体撮像装置1に限らず、例えば、第4の実施形態に記載した固体撮像装置101であってもよいし、その他の実施形態に示した固体撮像装置であってもよい。
アナログフロントエンド152は、固体撮像装置1から出力された有効部16および周辺部17の画素信号(アナログ信号)をデジタル画像信号処理装置で扱うことができるよう、デジタル信号に処理する。
デジタル信号処理プロセッサ153は、デジタル信号に処理された有効部16の画素信号を、メモリ154に記憶されている補正用データによって補正する。
メモリ154は、固体撮像装置1から出力された周辺部17の画素信号、つまり、新たに補正用データを生成するための周辺部データと、周辺部17の画素信号を用いて生成された補正用データを記憶する。
本撮像装置151は、カメラスチル撮影に使える全画素読み出しモードと、動画記録機能に使える画素混合モードにより駆動される。
図22に、本撮像装置151における全画素読み出しモードの動作を説明するフローチャートを示す。
ステップ1では、図1に示した周辺部17に配置された画素11bから周辺部データを1行読み出す(ST1)。このとき、固体撮像装置1の撮像部2に対しては、1行のみ選択して読み出しを行う。
ステップ2では、ステップ1で検出された周辺部データとメモリ154に保持されている補正用データの値を用いて、新しい補正用データを作成する(ST2)。
ステップ3では、周辺部17の読み出しが完了したか否かを判断し、否の場合はステップ1に戻る(ST3)。以上、ステップ1とステップ2を周辺部17全体に対して行えば、周辺部17の各列の出力の平均からなる補正用データが得られる。この補正用データは、暗状態の水平シェーディングデータに相当する。この補正用データは、メモリ154に保持される。
次に、ステップ4では、有効部16の1行分の読み出しを行う(ST4)。このとき、固体撮像装置1の撮像部2に対しては1行のみ選択し読み出しを行う。
ステップ5では、ステップ4で得られたデータからメモリ154に保持されている補正データを減算することにより、水平シェーディングの補正を行う(ST5)。
ステップ6では、有効部16の読み出しが完了したか否かを判断し、否の場合はステップ4に戻る(ST6)。
以上、ステップ4とステップ5を有効部16全体に対して行えば、有効部16全体に対し水平シェーディングが補正された高画質な画像が得られる。
次に、画素混合モードの動作を説明する。画素混合モードの動作を説明するフローチャートは、図22に記載した全画素読み出しモードと同様である。
ステップ1では、図1に示した周辺部17に配置された画素11bから周辺部データを1行ずつ読み出す。このとき、固体撮像装置1の撮像部2に対しては、1行のみ選択し読み出しを行う(ST1)。
ステップ2では、ステップ1で検出された周辺部データとメモリ154に保持されている補正用データの値を用いて、新しい補正用データを作成する(ST2)。
ステップ3では、周辺部17の読み出しが完了したか否かを判断し、否の場合はステップ1に戻る(ST3)。以上、ステップ1とステップ2を周辺部17全体に対して行えば、周辺部17の各列の出力の平均からなる補正用データが得られる。この補正用データは、暗状態の水平シェーディングデータに相当する。この補正用データは、メモリ154に保持される。
次に、ステップ4では、有効部16の2行分の読み出しを行う(ST4)。このとき、固体撮像装置1の撮像部2に対しては2行を同時に選択し読み出しを行う。信号読み出し時の垂直、水平信号の混合動作により、固体撮像装置1からは画素混合信号が出力される。
ステップ5では、ステップ4で得られたデータからメモリ154に保持されている補正データを減算することにより、水平シェーディングの補正を行う(ST5)。
ステップ6では、有効部16の読み出しが完了したか否かを判断し、否の場合はステップ4に戻る(ST6)。
以上、ステップ4とステップ5を有効部16全体に対して行えば、有効部16全体に対し水平シェーディングが補正された高画質な混合画像が得られる。このときの補正用データも、全画素読み出しモードと同等の多数の周辺部データから生成されることになり、高精度な補正が可能である。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形を行ってもよい。
例えば、有効部、周辺部に配置される画素は、上記した個数や配置に限らず、適宜変更してもよい。
また、周辺部の画素は、あらかじめ遮光された遮光画素に限らず、一定の基準電圧を出力する画素であればよい。
また、画素混合モードにおける有効部および周辺部の画素信号の読み出しは、上記した実施形態に示した読み出し方法に限らず、その他の方法であってもよい。例えば、垂直2画素水平2画素の画素信号を混合した垂直2画素水平2画素混合モードに限らず、その他の混合モードとしてもよい。また、画素信号を混合して読み出す行の組み合わせは、上記した実施形態に限らずどのような組み合わせであってもよい。
また、画素間引き混合モードでは、上記したように垂直3/5行間引き混合の画素信号の混合数や間引き数に限らず、混合数や間引き数を変更してもよい。
また、水平シェーディングの補正やクランプ補正動作は固体撮像装置内にデジタル信号処理回路を内蔵して実行してもよい。
また、駆動モードは上記した画素間引き混合モードに限らず、画素混合モード、間引きモードに変更してもよい。
また、画素間引き混合モードでは、垂直4画素1セル構造の画素について記載しているが、垂直N画素×水平M画素1セル(N、M=1以上の整数)構造であってもよい。例えば、垂直2画素×水平2画素1セル構造が考えられる。この場合は、FDを4画素の中央におくことによりFDのサイズを縮小でき、FD容量が低減できる。これは画素信号読み出し時のゲインを大きくできるので、読み出し動作の低ノイズ化に有利である。
また、これまで複数画素で画素内回路を共有することにより1セルを構成する場合を示したが、フォトダイオード構造が異なる複数画素を1つのセルに有する構成であってもよい。例えば、フォトダイオードのサイズが異なる4画素を1つのセルにすることが考えられる。フォトダイオードサイズが異なるとリーク成分が異なり画素毎に出力オフセットが異なる。したがって、サイズが異なるフォトダイオードから出力された画素信号を後段で混合すれば、1セルから出力される画素信号のダイナミックレンジの拡大に有効である。このような複数の画素で構成されるセルに対して上記のように画素間引き混合モードを実現すれば、出力オフセットばらつきによる補正用データの精度低下を抑制することが可能である。
また、本発明にかかる固体撮像装置、撮像装置の構成は、上記した実施形態に限らず、どのような構成であってもよい。例えば、画素電流源回路、クランプ回路、サンプルホールド回路、マルチプレクサ、列選択回路、カラムADC、デジタル混合器の構成やこれらの組み合わせを変更した構成であってもよい。
また、本発明にかかる固体撮像装置には、上記実施形態における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施形態や、実施形態に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明にかかる固体撮像装置を備えた各種デバイスなども本発明に含まれる。例えば、本発明にかかる固体撮像装置を備えたムービーカメラも本発明に含まれる。
本発明にかかる固体撮像装置は、デジタル一眼レフカメラ、高級コンパクトカメラなど高画質、高機能が求められる撮像機器向けイメージセンサとして有用である。
1、101、401 固体撮像装置
2、102、200、402 撮像部
3、103、403 行選択回路
9、109、409 制御部
11a、111a、411a 画素(第1画素)
11b、111b、411b 画素(第2画素)
16、116、416 有効部
17、117、417 周辺部
120 列回路部
151 撮像装置
153 デジタル信号処理プロセッサ(デジタル信号処理部)
154 メモリ(記憶部)
409a 出力順調整部

Claims (14)

  1. 複数の駆動モードにより駆動される固体撮像装置において、
    2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、
    水平方向に配列された前記画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、
    選択された前記画素行から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、
    選択すべき画素行を指定する行アドレス信号を前記行選択回路に供給する制御部とを備え、
    前記複数の画素は、
    受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、
    受光量によらず一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、
    前記撮像部は、
    前記複数の第1画素が配置された有効部と、
    前記複数の第2画素が前記有効部の周辺に配置された周辺部とを有し、
    少なくとも1つの前記駆動モードにおいて、
    前記制御部は、
    前記有効部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、前記周辺部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、前記第1行選択シーケンスと前記第2行選択シーケンスとにおいて同時に指定される画素行数、または、各画素行が指定される回数が異なるように生成して、前記行選択回路に供給する
    固体撮像装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1行選択シーケンスにおいて単一の行読み出し期間に指定される画素行の数が、
    前記第2行選択シーケンスにおいて単一の行読み出し期間に指定される画素行の数より多くなるように、前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記制御部は、1フレーム期間において、
    前記第1行選択シーケンスにより各画素行が指定される回数が、前記第2行選択シーケンスにより各画素行が指定される回数より少なくなるように、前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、
    前記第2行選択シーケンスでは、1の画素行を単一の行読み出し期間に指定する
    請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、
    前記第2行選択シーケンスでは、前記第1行選択シーケンスで指定される画素行の数と異なる2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定する
    請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  6. 前記制御部は、
    前記第1行選択シーケンスでは、2以上の画素行を単一の行読み出し期間に指定し、
    前記第2行選択シーケンスでは、第N画素行(Nは1以上の整数)を単一の行読み出し期間に第M画素行(Mは1以上の整数、かつ、M≠N)と共に指定し、1フレーム期間において、第N画素行をMの値を変更して複数回指定する
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  7. 前記複数回は、2回である
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 複数の駆動モードにより駆動される固体撮像装置において、
    2次元状に配列された複数の画素を有する撮像部と、
    水平方向に配列された前記画素により構成される画素行を選択する行選択回路と、
    選択された前記画素行から出力される画素信号を一時保持する列回路部と、
    選択すべき画素行を指定するための行アドレス信号を前記行選択回路に供給する制御部と、を備え、
    前記複数の画素は、
    受光量に応じた画素信号を出力する複数の第1画素と、
    受光量によらず一定の画素信号を出力する複数の第2画素とを含み、
    前記撮像部は、
    前記複数の第1画素が配置された有効部と、
    前記複数の第2画素が前記有効部の周辺に配置された周辺部とを有し、
    少なくとも1つの前記駆動モードにおいて、
    前記制御部は、
    前記行アドレス信号の出力順を調整する出力順調整部を有し、
    前記出力順調整部は、
    前記有効部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第1行選択シーケンスと、前記周辺部に対応する画素行を指定する前記行アドレス信号を含む第2行選択シーケンスとを、前記第1行選択シーケンスと前記第2行選択シーケンスにおいて単位行あたりの出力行番号の順序および組み合わせが等しくなるように、前記行アドレス信号の出力順を調整して生成し、
    前記制御部は、
    前記行アドレス信号の出力順を調整された第1行選択シーケンスおよび第2行選択シーケンスを前記行選択回路に供給する
    固体撮像装置。
  9. 前記出力順調整部は、
    前記第1行選択シーケンスにおいて、「単位行の画素行数」に対する「単位行あたりの行読み出し期間に指定される画素行」の割合が、
    前記第2行選択シーケンスにおいて、「単位行の画素行数」に対する「単位行あたりの行読み出し期間に指定される画素行」の割合より小さくなるように、
    前記第1行選択シーケンスおよび前記第2行選択シーケンスを生成する
    請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記単位行数は4である
    請求項8または9に記載の固体撮像装置。
  11. 前記単位行数は2である
    請求項8または9に記載の固体撮像装置。
  12. 前記第2画素は、遮光された遮光画素または基準電圧を出力する基準電圧出力画素を含む
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記周辺部は、前記有効部よりも前記撮像部の周辺側に配置される
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力された前記有効部の画素信号に対し補正処理を行うデジタル信号処理部と、
    前記固体撮像装置から出力された前記周辺部の画素信号、および、前記周辺部の画素信号を用いて生成された補正用データを保持する記憶部とを備える
    撮像装置。

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