JPWO2012127757A1 - 履歴収集装置、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラム - Google Patents

履歴収集装置、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

推薦装置10は、特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、推薦後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、紐付け情報として記憶する紐付け情報記憶部11と、外部からのデータが紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致する場合に、その紐付け情報が推薦条件および期待条件のいずれであるかを判定する判定部12と、推薦条件である場合に、データとそれに合致した推薦条件の識別子とを含む推薦履歴を作成する履歴作成部13と、期待条件である場合に、データに合致した期待条件に紐付けられた推薦条件の識別子を含む推薦履歴を特定し、これに推薦が成功したことを示す情報を付与する、履歴更新部14と、を備えている。

Description

本発明は、ユーザからの情報の入力に基づいて、ユーザに最適な情報を推薦する、推薦装置、これに利用される履歴収集装置、履歴収集方法、およびこれらを実現するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年、インターネット上では、膨大な数のコンテンツが提供されるようになっているため、ユーザにとっては、自分が必要とするコンテンツを探し出してくることが困難となっている。このため、膨大な数のコンテンツの中から、ユーザに適したコンテンツを特定し、それを推薦する技術が提案されている。
例えば、従来からの履歴を活用した推薦装置の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された推薦装置では、まず、コンテンツ推薦の状況にかかわる情報が収集される。コンテンツ推薦の状況にかかわる情報としては、ユーザの識別子、状態、嗜好情報、特徴、ユーザ周囲の情報、及び推薦の成否を特定する情報が挙げられる。
また、コンテンツ推薦の状況にかかわる情報としては、日時及び季節等の時間情報、コンテンツの取得場所及び利用場所等の位置情報、ユーザと一緒にコンテンツを利用する人の個人情報(年齢や性別等)、コンテンツを利用する人の気分といった人情報等も挙げられる。
そして、当該推薦装置は、コンテンツ推薦の状況にかかわる情報に関する確率変数、及びその他の情報に関する確率変数からなるベイジアンネットワークを利用して、特定ユーザに対する各コンテンツの適合性を検証し、ユーザに推薦するコンテンツを決定する。
特開2007?58398号公報
ところで、特許文献1に開示された推薦装置は、コンテンツ推薦の状況に関わる情報を収集するが、実際には、このような情報、とりわけ、推薦の成否を特定する情報を収集することは、困難である。よって、特許文献1に開示された従来の推薦装置では、コンテンツの推薦を行うことは極めて難しいと考えられる。以下に、理由を具体的に説明する。
[第1の理由]
まず、特許文献1に開示された推薦装置では、コンテンツの推薦を受け取った後、ユーザは、ユーザの識別子、状態、嗜好情報、特徴、ユーザ周囲の情報、及び推薦の成否を特定する情報を、意識的に入力する必要がある。以降において、「ユーザの識別子、状態、嗜好情報、特徴、及びユーザ周囲の情報」を「コンテキスト」と表記する。
そして、特許文献1に開示された推薦装置において、推薦を行ったときのユーザのコンテキストおよびその推薦の成否を特定する情報は、推薦精度を向上させるための重要な情報である。以降において、この推薦装置が推薦を行ったときのユーザのコンテキストおよびその推薦の成否情報をまとめて「推薦履歴」と表記する。また、特許文献1に開示された推薦装置では、このような推薦履歴を収集するために、ユーザに対してアンケートといった意識的なフィードバックを要求する。
しかしながら、この意識的なフィードバックは、ユーザにとって負担であり、推薦履歴収集の妨げとなる。例えば、携帯端末を使った広告サービスの例を挙げる。この広告サービスで、特許文献1に開示された推薦装置がユーザの携帯端末に、ユーザのコンテキストにあったお店を表示(お店の推薦を)したとする。推薦装置は、この推薦に対する成否を特定する情報を得るために、ユーザの携帯端末に「このお店に行きますか?」という表示を行い、ユーザに回答要求するが、この回答要求に必ずしもユーザが答えるとは限らない。しかも、成否情報を入力する回数が多くなればなるほど回答を面倒に思うユーザは、増加し、推薦履歴の収集は却って困難になる。
[第2の理由」
また、特許文献1に開示された推薦装置では、いつユーザが推薦に基づいて行動を行うかを推測できないため、ユーザにフィードバックを要求する適切なタイミングを決めることが難しく、この点からも、「コンテンツ推薦の状況に関わる情報」を収集するのは困難となる。
つまり、フィードバックを要求するタイミングが悪いと、実際に取った行動とは異なる回答がなされるケースもある。例えば、ユーザが、推薦されたお店に行くつもりで、特許文献1に開示された推薦装置に対して、「行く」と回答したにも関わらず、何らかの理由により行けなくなったというようなケースである。逆に、ユーザが、行かないつもりだったので行かないと回答したにも関わらず、ユーザの気が変わった、または他に店を探したがなかったのでそこに行くことにした等の理由で、行くことになったというケースもあり得る。
このような間違った回答は、適切なタイミングでフィードバックを求めることによってある程度回避することは可能であるが、特許文献1に開示された推薦装置では、その適切なタイミングを推測することができないため、上述の通りとなる。
[発明の目的]
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、ユーザからの明示的なフィードバックなしに、推薦の成否を特定する情報を収集し得る、推薦装置、履歴収集装置、履歴収集方法、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における履歴収集装置は、第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、履歴作成部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、履歴更新部と、
を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における推薦装置は、ユーザに対して情報の推薦を行うための推薦装置であって、
特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成する、履歴作成部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、履歴更新部と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第1の履歴収集方法は、(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第2の履歴収集方法は、ユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための方法であって、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第1のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、
(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を実行させる、命令を含むプログラムを記録していることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第2のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータによって、ユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
前記コンピュータに、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を実行させる、命令を含むプログラムを記録していることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ユーザからの明示的なフィードバックなしに、推薦の成否を特定する情報を収集することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における推薦装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1において紐付け情報記憶部が記憶している紐付け情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1において入力されるコンテキストの一例を示す図であり、図4(a)および図4(b)は、それぞれ異なる例を示している。 図5は、本発明の実施の形態1において履歴作成部が作成する推薦履歴の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1において履歴更新部によって更新された推薦履歴の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の実施の形態1における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。 図9は、本発明の実施の形態2における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。 図10は、本発明の実施の形態3における推薦装置の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態3における推薦装置の推薦失効処理を示すフロー図である。 図12は、本発明の実施の形態4における推薦装置の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態4において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。 図14は、本発明の実施の形態4における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。 図15は、本発明の実施の形態4における推薦装置の推薦失効処理を示すフロー図である。 図16は、本発明の実施の形態5において用いられる推薦得点テーブルの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態5において履歴作成部が作成する推薦履歴の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態5において履歴更新部によって更新された推薦履歴の一例を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態5における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。 図20は、本発明の実施の形態6における推薦装置の構成を示すブロック図である。 図21は、本発明の実施の形態6において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。 図22は、本発明の実施の形態6における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。 図23は、本発明の実施の形態6における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。 図24は、本発明の実施の形態7において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。 図25は、本発明の実施の形態7における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。 図26は、本発明の実施の形態7における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。 図27は、本発明の実施の形態1〜7における推薦装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図1〜図8を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態1における推薦装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における推薦装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す本実施の形態1における推薦装置10は、ユーザに対して情報の推薦を行う装置である。図1に示すように、推薦装置10は、主に、紐付け情報記憶部11と、判定部12と、履歴作成部13と、履歴更新部14とを備えている。
紐付け情報記憶部11は、特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する。
判定部12は、まず、外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが紐付け情報と合致するかどうかを判定する。そして、判定部12は、合致すると判定する場合は、更に、合致した紐付け情報が推薦条件および期待条件のいずれであるかを判定する。
履歴作成部13は、判定部12によって、データに合致した紐付け情報が推薦条件であると判定された場合に、受け付けたデータと、データに合致した推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成する。
履歴更新部14は、判定部12によって、データに合致した紐付け情報が期待条件であると判定された場合に、データに合致した期待条件に紐付けられた推薦条件の識別子を含む推薦履歴を特定する。そして、履歴更新部14は、特定した推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する。
このように、本実施の形態1における推薦装置10では、外部からのデータの入力を受け付けるだけで、推薦履歴が作成される。また、本実施の形態1における推薦装置10では、推薦が成功し、期待される状態となった場合は、外部からのデータが期待条件に合致することとなり、それに合わせて、推薦履歴が更新される。
つまり、本実施の形態1によれば、ユーザは、推薦条件または期待条件に合致するデータを送るだけで良く、推薦装置10は、ユーザからの明示的なフィードバックなしに、推薦の成否を特定する情報を収集することができる。また、この結果、本実施の形態1における推薦装置10は、ユーザに対して明示的なフィードバック要求をする必要がなく、フィードバックのタイミングを推測する必要もない。
また、本実施の形態1において、推薦装置10は、履歴の収集のみを行う履歴収集装置であっても良い。そして、この場合は、推薦条件および期待条件以外の2つの条件が、紐付けられて紐付け情報記憶部11に記憶されていても良い。但し、2つの条件のうち、一方を第1の条件、他方を第2の条件とすると、第2の条件は、第1の条件に沿って生じた結果に関するものである必要がある。
また、この場合は、履歴作成部13は、データに合致した紐付け情報が第1の条件であるときに、このデータと、データに合致した第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する。そして、履歴更新部14は、データに合致した紐付け情報が第2の条件であるときに、この第2の条件に紐付けられた第1の条件の識別子を含む履歴を特定し、特定した履歴を更新する。
ここで、図1に加えて、図2〜図6を用いて、本実施の形態1における推薦装置10の構成について更に具体的に説明する。図1に示すように、本実施の形態1においては、推薦装置10は、更に、推薦実行部15と、履歴記憶部16とを備えている。これらについては後述する。
本実施の形態1において、判定部11が入力を受け付けるデータは、入力者の識別子、入力者に関係する情報、入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含むデータであり、以下「コンテキスト」と表記する。具体的には、コンテキストは、入力者の識別子、状態、属性、ユーザ周囲の情報(気温、天気といった環境に関する情報等)を含む情報であり、複数の属性名と属性値との組データで構成されている。
紐付け情報記憶部11は、本実施の形態1では、推薦条件と、推薦情報と、期待条件とで構成されたシナリオを受信する。また、紐付け情報記憶部11は、推薦条件、推薦情報、及び期待条件を互いに紐付けて、推薦条件を検索キーとする推薦条件と推薦情報との組、及び期待条件を検索キーとする期待条件と推薦条件との組を作成し、各組を紐付け情報として記憶する。
「推薦条件」は、本実施の形態では、当該推薦装置10がユーザに対して推薦を行うための条件であり、推薦を受けるユーザのコンテキストに基づいて記述される。「推薦情報」は、推薦条件を満たすユーザに対して行われる推薦の内容を特定する情報である。具体的には、推薦情報は、当該推薦装置10がユーザに推薦を行う際に必要な情報であり、例えば、推薦情報としては、特定の推薦またはサービスを実行するための識別子、プログラムの名称等が挙げられる。「期待条件」は、本実施の形態では、コンテキストに基づいて記述される。期待条件の例としては、例えば、あるユーザに特定の内容が推薦されたことによって、当該ユーザが決められたデータを送信することが期待されるのであれば、当該ユーザの識別子、当該のユーザの現在地の位置情報、等が挙げられる。
ここで、本実施の形態1で用いられる、推薦条件、推薦情報、および期待条件の一例を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。
図2に示すシナリオ「s_wcr_locATolocB」は、場所locAから場所locBへの散歩を推薦するためのシナリオである。図2に示すように、シナリオ「s_wcr_locATolocB」は、「s_wcr_locATolocaB_trigger」という識別子で示される推薦条件と、「walking_course_recommendation course_locA_to_locB」という識別子で示される推薦情報と、「s_wcr_locATolocB_expect」という識別子で示される期待条件と、を含んでいる。図2の例では、推薦条件および期待条件は、それぞれ、識別子と、ユーザのコンテキストで記述した条件式とを含んでいる。
例えば、図2に示すシナリオの推薦条件「s_wcr_locATolocB_trigger」は、条件式として「location=locA」と「age=50-60」とを有し、これら条件式は、場所locAにいる50〜60歳の人を指す。同様に、期待条件「s_wcr_locATolocB_expect」は、条件式として「location=locB」を有し、この条件式は場所locBにいる人を指す。
図3は、本発明の実施の形態1において紐付け情報記憶部が記憶している紐付け情報の一例を示す図である。図3において行Aは、図2に示したシナリオの、推薦条件と推薦情報との紐付け情報である。この紐付け情報は、location=locA & age=50-60という条件に関連するコンテキストが入力されると、ユーザに対して、推薦情報「walking_course_recommendation course_locA_to_locbB」が示す推薦を実行すればよいことを示している。
図3において行Bは、図2に示したシナリオの、期待条件と推薦条件との紐付け情報である。この紐付け情報は、推薦情報「s_wcr_locATolocB_trigger」に対して、locBにいる人からの反応を期待していることを示しており、location=locBという条件に関連するコンテキストが入力された場合は、locBにいる人が反応し、推薦が成功したことを意味する。
判定部12は、本実施の形態1では、外部からのユーザのコンテキストの入力を受け付け、受け付けたコンテキストと合致する条件を検索キーにもつ紐付け情報を、紐付け情報記憶部11より取得する。また、判定部12は、取得した紐付け情報が、推薦条件と推薦情報との組だった場合は、履歴作成部13に、紐付け情報とユーザのコンテキストとを送る。一方、判定部12は、取得した組み付け情報が、期待条件と推薦条件との組だった場合は、履歴更新部14に、紐付け情報とユーザのコンテキストとを送る。
また、本実施の形態1においては、判定部12は、受け付けたコンテキストが紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたコンテキストの一部が紐付け情報に含まれる場合、受け付けたコンテキストと紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、つまり、本実施の形態では、判定部12は、検索キーがコンテキストと完全一致する紐付け情報に限らず、検索キーがコンテキストと部分一致する紐付け情報、または検索キーがコンテキストと近似等の一定の関係にある紐付け情報を取得することもできる。
図4は、本発明の実施の形態1において入力されるコンテキストの一例を示す図であり、図4(a)および図4(b)は、それぞれ異なる例を示している。例えば、図4(a)に示すコンテキストは、識別子がUser_1である人の状態情報であり、User_1の現在地がlocA、年齢が55歳、性別が男、歩いた歩数が1000、健康状態が良いことを示している。
この場合において、判定部12は、図4(a)に示すコンテキストと図3に示す紐付け情報の検索キーとを比較し、関連する紐付け情報を取得する。具体的は、コンテキストが図4(a)に示すコンテキストであるため、判定部12は、紐付け情報記憶部11に記憶されている紐付け情報(図3参照)から、図3中の行Aに示す紐付け情報を取得する。このとき、取得された紐付け情報は、推薦条件と推薦情報とであるため、受信したコンテキストと紐付け情報とを履歴作成部13に送る。
履歴作成部13は、本実施の形態では、判定部12から、ユーザのコンテキストと紐付け情報とを受け取ると、推薦履歴を作成する。推薦履歴は、ユーザのコンテキストと、紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子と、推薦の成否情報とを含む。更に、履歴作成部13は、作成した推薦履歴を履歴記憶部16に記憶させる。また、履歴作成部13は、受け取った紐付け情報に含まれる推薦情報を、推薦実行部15に送る。これにより、推薦実行部15は、ユーザに対して、受け取った推薦情報に基づいて推薦を実行する。
図5は、本発明の実施の形態1において履歴作成部が作成する推薦履歴の一例を示す図である。図5において、推薦履歴は、推薦条件の識別子と共にユーザのコンテキストを含んでいる。例えば、行Aの推薦履歴では、ユーザのコンテキストとして、識別子User_1の人、場所がlocA、年齢が55歳、性別が男、歩いた歩数が1000、健康状態が良い、推薦の成否情報が未成功(No)、推薦を実行した時刻が2011/01/27 10:11:21、という情報が示されている。なお、推薦の成否情報は、推薦履歴の作成時においては「未成功」を示す値とされている。
また、履歴更新部14は、本実施の形態1では、ユーザのコンテキストと紐付け情報とを受け取ると、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴の中から、コンテキストに含まれる識別子と紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子とを持つ推薦履歴を特定する。そして、履歴更新部14は、特定した推薦履歴における推薦の成否情報を、「成功」を示す値とする。
図6は、本発明の実施の形態1において履歴更新部によって更新された推薦履歴の一例を示す図である。例えば、図5に示す推薦履歴が履歴記憶部16に記憶されているとする。そして、履歴更新部14が、判定部12から、図4(b)に示すコンテキストと、図3の行Bに示す紐付け情報とを受け取るとする。この場合、履歴更新部14は、コンテキストに含まれる識別子User_1と紐付け情報に含まれる推薦条件「wcr_locATolocB_trriger」とを含む、推薦履歴における推薦の成否情報を「成功」を示す値とする(図6中の行A参照)。
(装置動作)
次に、本発明の実施の形態1における推薦装置10の動作について図7および図8を用いて説明する。本実施の形態1においては、推薦装置10の動作は、大きく分けて、シナリオを登録する登録処理と、コンテキストを受信して推薦履歴を作成または更新するコンテキスト処理とに分けられる。以下の説明では、処理毎に順に説明する。
また、本実施の形態1では、推薦装置10を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態1における履歴収集方法の説明は、以下の推薦装置10の動作説明に代える。なお、以下の説明では、適宜図1〜図6を参酌する。
[登録処理]
最初に、図7を用いて、本実施の形態1における登録処理について説明する。図7は、本発明の実施の形態1における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。
図7に示すように、先ず、紐付け情報記憶部11は、シナリオを受信する(ステップS101S)。次に、紐付け情報記憶部11は、シナリオから推薦条件と推薦情報とを取得し、推薦条件を検索キーとする推薦条件と推薦情報との組を作成し、これを紐付け情報として記憶する(ステップS102S)。続いて、紐付け情報記憶部11は、シナリオから期待条件と推薦条件とを取得し、期待条件を検索キーとする期待条件と推薦条件との組も、紐付け情報として記憶する(ステップS103S)。
その後、紐付け情報記憶部11は、処理を終了する。これにより、登録フローが終了する。以上が、登録処理時における推薦装置10の動作である。以上のステップS101S〜S103Sを実行することにより、紐付け情報が紐付け情報記憶部11に記憶される。
[コンテキスト処理]
次に、図8を用いてコンテキスト処理について説明する。図8は、本発明の実施の形態1における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。
図8に示すように、まず、判定部12は、ユーザのコンテキストを受信する(ステップS101E)。続いて、判定部12は、コンテキストと、紐付け情報記憶部11に記憶されている紐付け情報とを比較し、コンテキストと合致する検索キーを持つ紐付け情報を取得する(ステップS102E)。
次に、判定部12は、コンテキストと合致する紐付け情報が存在しているかどうかを判定する(ステップS103E)。ステップS103Eの判定の結果、コンテキストと合致する紐付け情報があった場合は、判定部12は、ステップS104Eに進み、コンテキストと合致する紐付け情報がなかった場合は、判定部12は、コンテキスト処理フローを終了する。
ステップS104Eでは、判定部12は、合致した紐付け情報が、推薦条件と推薦情報との組であるかどうかを判定する。ステップS104Eの判定の結果、推薦条件と推薦情報との組であった場合は、判定部12は、履歴作成部13にコンテキストと紐付け情報とを送る。これにより、処理は、ステップS105Eに進む。
一方、ステップS104Eの判定の結果、推薦条件と推薦情報との組でなかった場合(期待条件と推薦条件との組である場合)は、判定部12は、履歴更新部14にコンテキストと紐付け情報とを送る。これにより、処理は、S108Eに進む。
ステップS105Eでは、履歴作成部13は、紐付け情報から推薦情報を取得し、取得した推薦情報を推薦実行部15に送る。次に、推薦実行部15は、ユーザに対して推薦情報で示される行為を実行する(ステップS106E)。例えば、推薦実行部15は、推薦情報が示す行為の内容を画面上に表示させ、ユーザに通知する。
続いて、履歴作成部13は、推薦履歴を作成し、これを履歴記憶部16に記憶させる(ステップS107E)。その後、コンテキスト処理フローは終了する。この場合、作成された推薦履歴の推薦の成否情報は、「未成功」を示す値とされる(図6参照)。
ステップS108Eでは、履歴更新部14は、紐付け情報から推薦条件を取得する。そして、履歴更新部14は、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴のうち、コンテキストに含まれる識別子と紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子とを持つ推薦履歴を検索する(S109E)。
次に、履歴更新部14は、ステップS109Eの検索により合致する推薦履歴が取得できたかどうかを判定する(ステップS110E)。ステップS110Eの判定の結果、取得できた場合は、処理はステップS111Eに進み、取得できなかった場合は、処理は終了する。
ステップS111Eでは、履歴更新部14は、S110Eにて取得した推薦履歴の推薦の成否情報を「成功」を示す値に更新し、コンテキスト処理フローを終了する。以上が、コンテキスト処理フローの動作である。
以上のように、本実施の形態1では、ユーザからのコンテキストの入力を受け付けるのみで、ユーザに推薦すべき内容の特定、及び推薦された内容に対してユーザが期待する行動を取ったかどうかの判定が行われる。本実施の形態1によれば、ユーザのコンテキストのみから推薦履歴を収集でき、ユーザからの明示的なフィードバックは必要なくなる。また、フィードバック自体を必要としなくなるためシステムがフィードバックのタイミングを取得できないという問題が発生することはない。
また、本発明の実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップS101S〜S103S、図8に示すステップS101E〜S111Eを実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1における推薦装置10と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部12、履歴作成部13、履歴更新部14、推薦実行部15として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部11としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部16としても機能する。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図9を参照しながら説明する。本実施の形態2において、推薦装置は、その構成においては、実施の形態1において図1に示した推薦装置10と同様であるが、履歴作成部における動作の点で、推薦装置10と異なっている。
本実施の形態2では、コンテキスト処理において、履歴作成部は、同じユーザの同じ推薦条件のデータをまとめることができる。以下に、具体的に説明する。
本実施の形態2におけるコンテキスト処理について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態2における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。なお、本実施の形態2においても、推薦装置を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態2における履歴収集方法の説明も、以下の推薦装置の動作説明に代える。
図9に示すように、本実施の形態2では、実施の形態1において図8に示したステップS107Eの代わりに、ステップS207E−1〜S207E−4が実行される。それ以外のステップは、実施の形態1において図8に示したコンテキスト処理と同様である。以下に、ステップS207E−1〜S207E−4について説明する。
図9に示すように、ステップS101−E〜S104Eが実行され、ステップS104Eにおいて、判定部12が、合致した紐付け情報が、推薦条件と推薦情報との組であると判断するとする。そして、ステップS105E〜S106Eが実行されると、ステップS207E−1が実行される。
ステップS207E−1では、履歴作成部13は、推薦履歴を作成する。なお、推薦履歴の作成処理自体は、ステップS107Eと同様に行なわれる。また、ステップS207E−1でも、作成された推薦履歴の推薦の成否情報は「未成功」を示す値とされる(図6参照)。
次に、履歴作成部13は、ステップS207E−1で作成した推薦履歴と、ユーザ識別子及び推薦条件の一致する推薦履歴が、既に履歴記憶部16に記憶されてないかどうかを判定する(ステップS207E−2)。ステップS207E−2の判定の結果、記憶されている場合は、処理はステップS207E−3に進み、記憶されていない場合は、処理はステップS207E−4に進む。
ステップS207E−3では、履歴作成部13は、既に履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴と、ステップS207E−1で作成した推薦履歴とを統合する。その後、コンテキスト処理は終了する。ステップS207−Eにおいて、統合は、既に履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴を、ステップS207E−1で作成した新たな推薦履歴で上書きすることによって行なっても良いし、既に履歴記憶部16に記憶されている古い推薦履歴を残すことによって行なっても良い。
S207E−4では、履歴作成部13は、ステップS207E−1で作成した推薦履歴を、新たに推薦履歴記憶部16に記憶させる。その後、コンテキスト処理は終了する。
また、本発明の実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップS101S〜S103S、図9に示すステップS101E〜S106E、S207E−1〜S207E−4、S108E〜S111Eを実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2における推薦装置と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部、履歴作成部、履歴更新部、推薦実行部として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部としても機能する。
以上のように、本実施の形態2によれば、同じユーザに同じ推薦がなされた場合に、推薦履歴を統合することができ、推薦履歴の記憶に必要な記憶容量を節約することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図10及び図11を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態3における推薦装置の構成について図10を用いて説明する。図10は、本発明の実施の形態3における推薦装置の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施の形態3における推薦装置20は、図1に示した実施の形態1における推薦装置10の構成に加え、推薦失効判定部21を備えている。また、本実施の形態3では、推薦履歴には、必ず推薦履歴が作成された時刻が含まれているものとする。
推薦失効判定部21は、まず、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、推薦の成否情報が「未成功」を示す値となっている、推薦履歴を特定する。そして、推薦失効判定部21は、特定した推薦履歴に対して、推薦の成否情報を「失敗」を示す値に変更する。
また、この場合、履歴更新部14は、推薦の成否情報が「失敗」を示す値となった推薦履歴を、成否情報の更新の対象外とする。
例えば、推薦失効判定部21において、期間として「1時間」が設定されているとする。この場合、推薦失効判定部21は、推薦の成否情報が「未成功」を示す値となっている、推薦履歴のうち、作成されて1時間が経過したものについては、成否情報を「失敗」を示す値に更新する。このような処理は、推薦装置20が、失敗とされた推薦については、ユーザに対して効果がなかったと判定している、ことに相当する。
(装置動作)
次に、本発明の実施の形態3における推薦装置20の動作について図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態3における推薦装置の推薦失効処理を示すフロー図である。本実施の形態3においても、推薦装置20を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態3における履歴収集方法の説明も、以下の推薦装置20の動作説明に代える。なお、以下の説明では、適宜図10を参酌する。
図11に示すように、まず、推薦失効判定部21は、履歴記憶部16が記憶する推薦履歴のうち、推薦の成否情報が「未成功」を示す値となっている推薦履歴を1つ取得する(ステップS301)。
次に、推薦失効判定部21は、ステップS301で取得した推薦履歴から、推薦履歴の作成時刻を取得し、設定期間が経過しているかどうかを判定する(ステップS302)。ステップS302の判定の結果、設定期間が経過している場合は、処理はステップS303に進み、設定期間が経過していない場合は、処理はステップS304に進む。
ステップS303では、推薦失効判定部21は、設定期間が経過している推薦履歴の推薦の成否情報を「失敗」を示す値に更新し、その後、ステップS304を実行する。
ステップS304では、推薦失効判定部21は、履歴記憶部16に記憶されている全ての推薦履歴に対して処理を行ったかどうかを判定する。ステップS304の判定の結果、全ての推薦履歴に対して処理を行っている場合は、推薦失効判定部21は、動作を終了する。一方、ステップS304の判定の結果、全ての推薦履歴に対して処理を行っていない場合は、推薦失効判定部21は、再度ステップS301を実行する。
また、本実施の形態3においても、推薦装置20は、実施の形態1に示した推薦装置10と同様に、シナリオを登録する登録処理と、コンテキスト処理とを実行する。このうち、シナリオ登録処理は、図7に示した実施の形態1における各処理と同様である。よって、本実施の形態3におけるシナリオ登録処理については、説明を省略する。
一方、コンテキスト処理においては、本実施の形態3は、一部のステップが実施の形態1と異なっている。具体的には、図8に示した実施の形態1におけるコンテキスト処理のステップS110Eの代わりに、履歴更新部14が以下の処理(ステップS310E)を実行する。
ステップS310Eでは、履歴更新部14は、ステップS110Eと同様に、ステップS109Eの検索により合致する推薦履歴が取得できたかどうかを判定し、加えて、取得できた推薦履歴の推薦の成否情報が「失敗」を示す値でないかどうかも判定する。
ステップS310Eの判定の結果、推薦履歴を取得でき、且つ、成否情報が「失敗」を示す値でない場合には、処理は、ステップS111E(図8参照)に進み、取得できなかった場合、または、取得できたが成否情報が「失敗」を示す値である場合は、処理は終了する。
また、本発明の実施の形態3におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップS101S〜S103S、図8に示すステップS101E〜S109E、S310E(図8において図示せず)、S111E、図11に示すステップS301〜S304を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態3における推薦装置20と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部12、履歴作成部13、履歴更新部14、推薦実行部15、推薦失効判定部21として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部11としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部16としても機能する。
以上のように、本実施の形態3によれば、推薦の有効期間が設定されるので、推薦装置20は、自動的に推薦の失敗を判定することができるようになる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図12〜図14を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態4における推薦装置の構成について図12を用いて説明する。図12は、本発明の実施の形態4における推薦装置の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施の形態4における推薦装置30も、図10に示した実施の形態3における推薦装置20と同様に、推薦失効判定部32を備えている。但し、本実施の形態4で用いられる推薦失効判定部32は、機能の点で、実施の形態3において図10に示した推薦失効判定部21と異なっている。また、本実施の形態4で用いられる紐付け情報記憶部31も、機能の点で、実施の形態1における図1及び実施の形態3における図10に示した紐付け情報記憶部11と異なっている。
以下、実施の形態1および3との相違点を中心に説明する。なお、これらの相違点を除き、本実施の形態4における推薦装置30は、実施の形態1における推薦装置10及び実施の形態3における推薦装置20と同様に構成されている。
まず、本実施の形態4では、図13に示すように、紐付け情報記憶部31が受信するシナリオの期待条件には、それが紐付けられる推薦条件の推薦に対する有効期間が含まれている。図13は、本発明の実施の形態4において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。
具体的には、図13に示すシナリオの期待条件には、有効期間として7200秒が設定されている。この場合、推薦を受けたユーザの状態が7200秒以内にlocation=locBとなることが期待されている。
そして、本実施の形態において、推薦失効判定部31は、期待条件と有効期間との組を失効期間情報として複数保持し、保持している失効期間情報に基づいて、推薦履歴が失効しているかどうかを判定する。
(装置動作)
次に、本発明の実施の形態4における推薦装置30の動作について図14及び図15を用いて説明する。本実施の形態4における「登録処理」は、実施の形態1と異なっている。また、本実施の形態4における「推薦失効処理」は、実施の形態3と異なっている。よって、以下に、実施の形態4における「登録処理」と「推薦失効処理」とについて説明する。なお、本実施の形態4における「コンテキスト処理」は、実施の形態3と同様であるので、説明を省略する。
また、本実施の形態4においても、推薦装置30を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態4における履歴収集方法の説明も、以下の推薦装置30の動作説明に代える。なお、以下の説明では、適宜図13を参酌する。
[登録処理]
最初に、図14を用いて、本実施の形態4における登録処理について説明する。図14は、本発明の実施の形態4における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。
図14に示すように、まず、紐付け情報記憶部31は、ステップS101S〜S103Sを実行する。これらのステップは、図7に示したステップS101S〜S103Sと同様のステップである。
その後、紐付け情報記憶部31は、期待条件から識別子と有効期間との組を取得し、これらを失効期間情報として推薦失効判定部31に送る。そして、推薦失効判定部32は、送られてきた失効期間情報を登録する(ステップS404S)。
[推薦失効処理]
次に、図15を用いて、本実施の形態4における推薦失効処理について説明する。図15は、本発明の実施の形態4における推薦装置の推薦失効処理を示すフロー図である。
図15に示すように、まず、推薦失効判定部31は、履歴記憶部16に記憶する推薦履歴のうち、推薦の成否情報が「未成功」を示す値となっている推薦履歴を1つ取得する(ステップS401)。
次に、推薦失効判定部31は、ステップS401で取得した推薦履歴から、推薦条件の識別子を取得し、取得した推薦条件が紐付けられている期待条件を特定し、そして、特定した期待条件の識別子に基づいて、対応する失効期間情報を取得する(ステップS402)。
次に、推薦失効判定部31は、ステップS401で取得した推薦履歴から推薦履歴の作成時刻を取得し、そして、当該推薦履歴が作成されてから、ステップS402で取得した失効期間情報が示す有効期間が経過しているかどうかを判定する(ステップS403)。ステップS403の判定の結果、有効期間が経過している場合は、処理はステップS404に進み、有効期間が経過していない場合は、処理はステップS405に進む。
ステップS404では、推薦失効判定部31は、有効期間が経過している推薦履歴の推薦の成否情報を「失敗」を示す値(図6参照)に更新し、その後、ステップS405を実行する。
ステップS405では、推薦失効判定部31は、履歴作成部16に記憶されている全ての推薦履歴に対して処理を行ったかどうかを判定する。ステップS405の判定の結果、全ての推薦履歴に対して処理を行っている場合は、推薦失効判定部32は、動作を終了する。一方、ステップS405の判定の結果、全ての推薦履歴に対して処理を行っていない場合は、推薦失効判定部32は、再度ステップS401を実行する。
また、本発明の実施の形態4におけるプログラムは、コンピュータに、図14に示すステップS101S〜S404S、図8に示すステップS101E〜S109E、S310E(図8において図示せず)、S111E、図15に示すステップS401〜S405を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態4における推薦装置30と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部12、履歴作成部13、履歴更新部14、推薦実行部15、推薦失効判定部32として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部31としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部16としても機能する。
以上のように、本実施の形態4によれば、シナリオ毎に推薦の有効期間を定めることができるので、推薦装置30は、より厳密に推薦の失敗を判定することができるようになる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図16〜図19を参照しながら説明する。本実施の形態5において、推薦装置は、その構成においては、実施の形態1において図1に示した推薦装置10と同様であるが、履歴更新部における動作の点で、推薦装置10と異なっている。
本実施の形態5では、履歴更新部は、推薦成功までの時間と対応する得点とを規定する推薦得点テーブルを保持し、これを用いて処理を行う。履歴更新部は、まず、図1に示した履歴更新部14と同様に、ユーザのコンテキストと紐付け情報とを受け取り、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴の中から、コンテキストに含まれる識別子と紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子とを持つ推薦履歴を特定する。
次に、履歴更新部は、特定した推薦履歴について、作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間を推薦得点テーブルに当てはめて、得点を求め、求めた得点を、特定した推薦履歴の成否情報に付加する。つまり、本実施の形態5では、推薦が成功したことを示す情報として、得点が用いられる。なお、履歴更新部は、推薦得点テーブルへの当てはめ以外の方法で得点を設定することもできる。例えば、履歴更新部は、予め設定された計算式を用いて得点を設定することもできる。
ここで、推薦得点テーブルの具体例と得点が負荷された推薦履歴の具体例とについて、図16及び図17を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態5において用いられる推薦得点テーブルの一例を示す図である。図17は、本発明の実施の形態5において履歴作成部が作成する推薦履歴の一例を示す図である。図18は、本発明の実施の形態5において履歴更新部によって更新された推薦履歴の一例を示す図である。
図16に示すように、本実施の形態5において、推薦得点テーブルは、推薦成功までの時間毎に、対応する得点を規定している。図16の例では、期待条件の成立時に、推薦からの経過時間(推薦履歴の作成時刻から現時刻までの時間)が3600秒以内であれば、1点となり、3601秒以上43200秒以内であれば0.3点となる。
また、図17に示す推薦履歴が、履歴記憶部16に記憶されており、この場合において、履歴更新部が、図4(b)に示すコンテキストと、図3の行Bに示す紐付け情報とを「2011/01/27 12:11:21」に受信したとする。この場合、履歴更新部は、コンテキストに含まれる識別子User_1と紐付け情報に含まれる推薦条件「wcr_locATolocB_trriger」を含む、推薦履歴の推薦の成否情報に、経過時間7200秒に対応する0.3を付加する(図17及び図18中の行A参照)。なお、図17及び図18に示すように、本実施の形態5では履歴作成部が作成する推薦履歴において、成否情報である「未成功」を示す値は「0」に設定されている。
本実施の形態5におけるコンテキスト処理について図19を用いて説明する。図19は、本発明の実施の形態5における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。本実施の形態5においても、推薦装置を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態5における履歴収集方法の説明も、以下の推薦装置の動作説明に代える。なお、本実施の形態5において、シナリオを登録する登録処理は、実施の形態1の場合と同様である。
図19に示すように、本実施の形態5では、実施の形態1において図8に示したステップS111Eの代わりに、ステップS511E−1〜S511E−2が実行される。それ以外のステップは、実施の形態1において図8に示したコンテキスト処理と同様である。以下に、ステップS511E−1〜S511E−2について説明する。
図19に示すように、履歴更新部は、合致する推薦履歴が取得できたかどうかの判定(ステップS110E)で、合致する推薦条件が取得できたと判定する。そして、履歴更新部は、現在の時刻とステップS110Eにて取得した推薦履歴の作成時刻との差を算出し、算出した値を推薦得点テーブルに当てはめて、対応する得点を判定する(ステップS511E−1)。
次に、履歴更新部は、ステップS110Eにて取得した推薦履歴の成否情報に、ステップS511E−1で取得した得点を付加し(ステップS511E−2)、コンテキスト処理を終了する。
また、本発明の実施の形態5におけるプログラムは、コンピュータに、図7に示すステップS101S〜S103S、図19に示すステップS101E〜S110E、S511E−1〜S511E−2を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態5における推薦装置と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部、履歴作成部、履歴更新部、推薦実行部として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部としても機能する。
以上のように、本実施の形態6によれば、ユーザからの明示的なフィードバックなしに推薦履歴を収集できることに加え、推薦成功までの経過時間に応じて成功評価を行うことが実現できる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図20〜図22を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態6における推薦装置の構成について図20を用いて説明する。図20は、本発明の実施の形態6における推薦装置の構成を示すブロック図である。
図20に示すように、本実施の形態6における推薦装置40は、実施の形態1において図1に示した推薦装置10と同様の構成を備えているが、紐付け情報記憶部41及び履歴更新部42における動作の点で、推薦装置10と異なっている。以下、相違点を中心に説明する。
まず、本実施の形態6では、紐付け情報記憶部41が受信するシナリオの期待条件に、推薦成功までの時間と対応する得点とを規定する推薦得点テーブルが含まれている。紐付け情報記憶部41は、推薦特定テーブルを含む期待条件、推薦条件、推薦情報を用いて、紐付け情報を作成し、これらを記憶する。また、本実施の形態6では、紐付け情報記憶部41は、推薦特定テーブルを含む期待条件を、履歴更新部42に出力する機能も備えている。
図21は、本発明の実施の形態6において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。図21に示すように、本実施の形態6では、期待条件は、推薦得点テーブルを含んでいる。具体的には、図21に示す期待条件「s_wcr_locATolocB_expect」は、ユーザの状態がlocation=locBとなったときに推薦成功とする条件である。そして、この条件に含まれる推薦得点テーブルによれば、成功時の得点は、推薦が行われてからの経過時間(推薦履歴の作成時刻と現時点の時刻との差)が、3600秒以内であれば1点となり、3601秒以上43200秒以内であれば0.3点となる。
また、本実施の形態6では、履歴更新部42は、紐付け情報記憶部41から出力された、推薦得点テーブルを含む期待条件を複数保持する。履歴更新部42は、まず、図1に示した履歴更新部14と同様に、ユーザのコンテキストと紐付け情報とを受け取り、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴の中から、コンテキストに含まれる識別子と紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子とを持つ推薦履歴を特定する。
次に、履歴更新部42は、特定した推薦履歴について、作成されてから現在までの時間を求める。そして、履歴更新部42は、保持している推薦得点テーブルの中から、受け取った紐付け情報の期待条件に対応する推薦得点テーブルを特定し、これに求めた時間を当てはめて、得点を求める。更に、履歴更新部42は、求めた得点を、特定した推薦履歴の成否情報に付加する。
(装置動作)
次に、本発明の実施の形態6における推薦装置40の動作について図22及び図23を用いて説明する。本実施の形態6では、「登録処理」及び「コンテキスト処理」は、実施の形態1と異なっており、以下、各処理について説明する。
また、本実施の形態6においても、推薦装置40を動作させることによって、履歴収集方法が実施される。よって、本実施の形態6における履歴収集方法の説明も、以下の推薦装置40の動作説明に代える。なお、以下の説明では、適宜図20及び図21を参酌する。
[登録処理]
最初に、図22を用いて、本実施の形態6における登録処理について説明する。図22は、本発明の実施の形態6における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。
図22に示すように、まず、紐付け情報記憶部41は、ステップS101S〜S103Sを実行する。これらのステップは、図7に示したステップS101S〜S103Sと同様のステップである。
その後、紐付け情報記憶部41は、受信したシナリオから、推薦得点テーブルを含む期待条件を取得し、取得した期待条件を履歴更新部42に送る。そして、履歴更新部42は、送られてきた期待条件を登録する(S604S)。これにより、登録処理は終了する。
[コンテキスト処理]
次に、図23を用いて、本実施の形態6におけるコンテキスト処理について説明する。図23は、本発明の実施の形態6における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。
図23に示すように、本実施の形態6では、実施の形態1において図8に示したステップS111Eの代わりに、ステップS611E−1〜S611E−3が実行される。それ以外のステップは、実施の形態1において図8に示したコンテキスト処理と同様である。以下に、ステップS611E−1〜S611E−3について説明する。
図23に示すように、履歴更新部42は、合致する推薦履歴が取得できたかどうかの判定(ステップS110E)で、合致する推薦条件が取得できたと判定する。そして、履歴更新部42は、登録している期待条件の推薦得点テーブルの中から、紐付け情報に含まれる期待条件に対応する推薦得点テーブルを取得する(ステップS611E−1)。
次に、履歴更新部42は、現在の時刻とステップS110Eにて取得した推薦履歴の作成時刻との差を算出し、算出した値を、ステップS611E−1で取得した推薦得点テーブルに当てはめて、対応する得点を判定する(ステップS611E−2)。
次に、履歴更新部は、ステップS110Eにて取得した推薦履歴の推薦の成否情報に、ステップS611E−2で取得した得点を付加し(ステップS611E−3)、コンテキスト処理を終了する。なお、本実施の形態6において、履歴作成部13が作成する推薦履歴において、成否情報である「未成功」を示す値は「0」に設定される。
また、本発明の実施の形態6におけるプログラムは、コンピュータに、図22に示すステップS101S〜S604S、図23に示すステップS101E〜S110E、S611E−1〜S611E−3を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態6における推薦装置40と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部12、履歴作成部13、履歴更新部42、推薦実行部15として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部41としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部16としても機能する。
以上のように、本実施の形態6によれば、ユーザからの明示的なフィードバックなしに推薦履歴を収集できることに加え、シナリオ別に推薦成功までの経過時間に応じて成功評価を行うことが実現できる。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7における、推薦装置、履歴収集方法、およびプログラムについて、図24〜図26を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態7における推薦装置の構成について説明する。本実施の形態7における推薦装置は、実施の形態1において図1に示した推薦装置10と同様の構成を備えているが、紐付け情報記憶部及び履歴更新部における動作の点で、推薦装置10と異なっている。以下、相違点を中心に説明する。
まず、本実施の形態7では、紐付け情報記憶部41が受信するシナリオの期待条件には、推薦得点が含まれている。推薦得点は、期待条件が規定する「期待される状態」となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点である。また、本実施の形態では、期待条件は、1つに限られず、2以上が含まれる場合もある。
ここで、図24を用いて、本実施の形態7で用いられるシナリオの例について説明する。図24は、本発明の実施の形態7において紐付け情報記憶部が受信するシナリオ(推薦条件、推薦情報、期待条件)の一例を示す図である。
図24に示すシナリオは、推薦得点付の期待条件を2つ含んでいる。具体的には、期待条件1「s_wcr_locATolocB_expect_1」は、ユーザの状態が「location=locB」となったときに推薦成功とし、成功時の得点は1点とする。また、期待条件2「s_wcr_locATolocB_expect_2」は、ユーザの状態が「location=locC」となったときに推薦成功とし、成功時の得点は0.3とする。
つまり、図24の例では、シナリオはユーザ状態が「location=locB」となることを期待しているが、ユーザ状態が「location=locC」となった場合にも、一部成功したと判断する。そして、ユーザ状態が「location=locC」となった場合には、ユーザ状態が「location=locB」となった場合よりも、少ない得点が付与される。
また、本実施の形態7では、履歴更新部は、ユーザのコンテキストと紐付け情報とを受け取ると、履歴記憶部16に記憶されている推薦履歴の中から、コンテキストに含まれる識別子と紐付け情報に含まれる推薦条件の識別子とを持つ推薦履歴を特定する。そして、履歴更新部は、特定した推薦履歴における推薦の成否情報に、紐付け情報に含まれる期待条件に対応する得点を付加する。
(装置動作)
次に、本発明の実施の形態7における推薦装置の動作について図25及び図26を用いて説明する。本実施の形態7では、「登録処理」及び「コンテキスト処理」は、実施の形態1と異なっており、以下、各処理について説明する。
[登録処理]
最初に、図25を用いて、本実施の形態7における登録処理について説明する。図25は、本発明の実施の形態7における推薦装置の登録処理における動作を示すフロー図である。
図25に示すように、まず、紐付け情報記憶部は、ステップS101S〜S102Sを実行する。これらのステップは、図7に示したステップS101S〜S102Sと同様のステップである。次に、本実施の形態7では、紐付け情報記憶部は、ステップS103Sの代わりに、ステップS703S−1〜S703S−3を実行する。
具体的には、紐付け情報記憶部は、シナリオから未処理の得点付の期待条件を1つ取得する(ステップS703S−1)。次に、紐付け情報記憶部は、シナリオから推薦条件を取得し、S703S−1で取得した期待条件を検索キーとする、この期待条件と推薦条件との組を、紐付け情報として記憶する(ステップS703S−2)。
次に、紐付け情報記憶部は、すべての得点付の期待条件について処理を終えたかどうかを判定する(ステップS703S−3)。ステップS703S−3の判定の結果、終えていない場合は、紐付け情報記憶部は、再度、ステップS703S−1を実行する。一方、ステップS703S−3の判定の結果、終えている場合は、紐付け情報記憶部は、登録処理を終了する。
[コンテキスト処理]
次に、図26を用いて、本実施の形態7におけるコンテキスト処理について説明する。図26は、本発明の実施の形態7における推薦装置のコンテキスト処理における動作を示すフロー図である。
図26に示すように、本実施の形態7では、実施の形態1において図8に示したステップS111Eの代わりに、ステップS711E−1〜S711E−2が実行される。それ以外のステップは、実施の形態1において図8に示したコンテキスト処理と同様である。以下に、ステップS711E−1〜S711E−2について説明する。
図23に示すように、履歴更新部は、合致する推薦履歴が取得できたかどうかの判定(ステップS110E)で、合致する推薦条件が取得できたと判定する。そして、履歴更新部は、紐付け情報に含まれる得点付の期待条件から得点を取得する(ステップS711E−1)。
次に、履歴更新部は、S110Eにて取得した推薦履歴の推薦の成否情報に、ステップS711E−1で取得した得点を付加し(ステップS711E−2)、コンテキスト処理を終了する。なお、本実施の形態7において、履歴作成部で作成する推薦履歴において、成否情報である「未成功」を示す値は「0」に設定される。
また、本発明の実施の形態7におけるプログラムは、コンピュータに、図25に示すステップS101S〜S703S−3S、図26に示すステップS101E〜S110E、S711E−1〜S711E−2を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態7における推薦装置と履歴収集方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、判定部、履歴作成部、履歴更新部、推薦実行部として機能し、処理を行なう。また、CPUは、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置と共に、紐付け情報記憶部としても機能し、処理を行なう。記憶装置は、履歴記憶部としても機能する。
以上のように、本実施の形態7によれば、ユーザからの明示的なフィードバックなしに推薦履歴を収集できることに加え、シナリオ別に、推薦の成功の段階毎に評価をおこなうことが実現できる。
ここで、実施の形態1〜7におけるプログラムを実行することによって、推薦装置を実現するコンピュータについて図27を用いて説明する。図27は、本発明の実施の形態1〜7における推薦装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図27に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash)及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記27)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、履歴作成部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、履歴更新部と、
を備えていることを特徴とする履歴収集装置。
(付記2)
ユーザに対して情報の推薦を行うための推薦装置であって、
特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成する、履歴作成部と、
前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、履歴更新部と、
を備えていることを特徴とする推薦装置。
(付記3)
前記データが、入力者の識別子、前記入力者に関係する情報、前記入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含み、
前記判定部が、受け付けたデータが前記紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたデータの一部が前記紐付け情報に含まれる場合、又は受け付けたデータと前記紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、付記2に記載の推薦装置。
(付記4)
前記履歴作成部によって作成された推薦履歴を記憶する、履歴記憶部を更に備え、
前記履歴作成部が、前記推薦履歴を作成した後、作成した推薦履歴と一致する推薦履歴が前記履歴記憶部によって記憶されているかどうかを判定し、一致する推薦履歴が前記履歴記憶部によって記憶されている場合に、
前記履歴記憶部によって記憶されている一致する推薦履歴を前記作成した推薦履歴によって上書きする、または、前記作成した推薦履歴を削除する、付記2または3に記載の推薦装置。
(付記5)
前記更新作成部によって作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、推薦失効判定部を、更に備え、
前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記6)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
当該推薦装置が、更に推薦失敗判定部を備え、
前記推薦失敗判定部は、
前記更新作成部によって作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与し、
前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記7)
前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記8)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦について、前記推薦の推薦履歴が作成されてからの経過時間毎に得点を登録しているテーブルを含んでおり、
前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、前記テーブルを用いて、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記9)
前記期待条件が、当該期待条件が規定する、期待される状態となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点を含み、
前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報として、前記データに合致した前記期待条件が含む前記得点を付加する、
付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記10)
(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を有することを特徴とする履歴収集方法。
(付記11)
ユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための方法であって、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を有することを特徴とする履歴収集方法。
(付記12)
前記データが、入力者の識別子、前記入力者に関係する情報、前記入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含み、
前記(b)のステップで、受け付けたデータが前記紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたデータの一部が前記紐付け情報に含まれる場合、又は受け付けたデータと前記紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、付記11に記載の履歴収集方法。
(付記13)
(e)前記(c)のステップで作成された推薦履歴を記憶する、ステップを、更に有し、
前記(c)のステップで、前記推薦履歴を作成した後、作成した推薦履歴と一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されているかどうかを判定し、一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されている場合に、
前記(e)のステップで記憶されている一致する推薦履歴を前記作成した推薦履歴によって上書きする、または、前記作成した推薦履歴を削除する、付記11または12に記載の履歴収集方法。
(付記14)
(f)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に有し、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記11〜13のいずれかに記載の履歴収集方法。
(付記15)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
(g)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に有し、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記11〜13のいずれかに記載の履歴収集方法。
(付記16)
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記11〜13のいずれかに記載の履歴収集方法。
(付記17)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦について、前記推薦の推薦履歴が作成されてからの経過時間毎に得点を登録しているテーブルを含んでおり、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、前記テーブルを用いて、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記11〜13のいずれかに記載の履歴収集方法。
(付記18)
前記期待条件が、当該期待条件が規定する、期待される状態となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点を含み、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報として、前記データに合致した前記期待条件が含む前記得点を付加する、
付記11〜13のいずれかに記載の履歴収集方法。
(付記19)
コンピュータに、
(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を実行させる、命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記20)
コンピュータによってユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための、プログラムを記録した記録媒体であって、
前記コンピュータに、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を実行させる、命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記21)
前記データが、入力者の識別子、前記入力者に関係する情報、前記入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含み、
前記(b)のステップで、受け付けたデータが前記紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたデータの一部が前記紐付け情報に含まれる場合、又は受け付けたデータと前記紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、付記20にコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記22)
(e)前記(c)のステップで作成された推薦履歴を記憶する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(c)のステップで、前記推薦履歴を作成した後、作成した推薦履歴と一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されているかどうかを判定し、一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されている場合に、
前記(e)のステップで記憶されている一致する推薦履歴を前記作成した推薦履歴によって上書きする、または、前記作成した推薦履歴を削除する、付記20または21に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記23)
(f)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記20〜22のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記24)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
(g)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記20〜22のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記25)
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記20〜22のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記26)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦について、前記推薦の推薦履歴が作成されてからの経過時間毎に得点を登録しているテーブルを含んでおり、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、前記テーブルを用いて、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記20〜22のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記27)
前記期待条件が、当該期待条件が規定する、期待される状態となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点を含み、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報として、前記データに合致した前記期待条件が含む前記得点を付加する、
付記20〜22のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2011年3月22日に出願された日本出願特願2011−61984を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、広告配信システム、制御システム、通知システム、エキスパートシステム、ナビシステム等、推薦システムが利用される各種システムに有用である。また、本発明は、グルーピング処理、ストリーム処理、ルールマッチング処理といった、入力された評価対象情報に対して高速に実行される処理、を実行するシステムのグループ及びルールの評価、最適化に適用できる。
10 推薦装置
11 紐付け情報記憶部
12 判定部
13 履歴作成部
14 履歴更新部
15 推薦実行部
16 履歴記憶部
20 推薦装置
21 推薦失効判定部
30 推薦装置
31 紐付け情報記憶部
32 推薦失効判定部
40 推薦装置
41 紐付け情報記憶部
42 履歴作成部
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス
本発明は、ユーザからの情報の入力に基づいて、ユーザに最適な情報を推薦する、推薦装置、これに利用される履歴収集装置、履歴収集方法、およびこれらを実現するプログラムに関する。
[発明の目的]
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、ユーザからの明示的なフィードバックなしに、推薦の成否を特定する情報を収集し得る、推薦装置、履歴収集装置、履歴収集方法、およびプログラムを提供することにある。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第1のプログラムは、コンピュータに、
(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における第2のプログラムは、コンピュータによって、ユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を実行させる、ことを特徴とする。
(付記5)
前記履歴作成部によって作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、推薦失効判定部を、更に備え、
前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記6)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
当該推薦装置が、更に推薦失敗判定部を備え、
前記推薦失敗判定部は、
前記履歴作成部によって作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与し、
前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
(付記19)
コンピュータに、
(a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記20)
コンピュータによってユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための、プログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
(b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
(c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
(d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記21)
前記データが、入力者の識別子、前記入力者に関係する情報、前記入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含み、
前記(b)のステップで、受け付けたデータが前記紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたデータの一部が前記紐付け情報に含まれる場合、又は受け付けたデータと前記紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、付記20にプログラム
(付記22)
(e)前記(c)のステップで作成された推薦履歴を記憶する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(c)のステップで、前記推薦履歴を作成した後、作成した推薦履歴と一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されているかどうかを判定し、一致する推薦履歴が前記(e)のステップで記憶されている場合に、
前記(e)のステップで記憶されている一致する推薦履歴を前記作成した推薦履歴によって上書きする、または、前記作成した推薦履歴を削除する、付記20または21に記載のプログラム
(付記23)
(f)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記20〜22のいずれかに記載のプログラム
(付記24)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
(g)前記(c)のステップで作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、ステップを、更に前記コンピュータに実行させ、
前記(d)のステップで、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、付記20〜22のいずれかに記載のプログラム
(付記25)
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記20〜22のいずれかに記載のプログラム
(付記26)
前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦について、前記推薦の推薦履歴が作成されてからの経過時間毎に得点を登録しているテーブルを含んでおり、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、前記テーブルを用いて、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
付記20〜22のいずれかに記載のプログラム
(付記27)
前記期待条件が、当該期待条件が規定する、期待される状態となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点を含み、
前記(d)のステップで、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報として、前記データに合致した前記期待条件が含む前記得点を付加する、
付記20〜22のいずれかに記載のプログラム

Claims (13)

  1. 第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
    外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
    前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、履歴作成部と、
    前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、履歴更新部と、
    を備えていることを特徴とする履歴収集装置。
  2. ユーザに対して情報の推薦を行うための推薦装置であって、
    特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、紐付け情報記憶部と、
    外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、判定部と、
    前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成する、履歴作成部と、
    前記判定部によって、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、履歴更新部と、
    を備えていることを特徴とする推薦装置。
  3. 前記データが、入力者の識別子、前記入力者に関係する情報、前記入力者の環境に関係する情報、のうち少なくとも一つを含み、
    前記判定部が、受け付けたデータが前記紐付け情報と完全に一致する場合、受け付けたデータの一部が前記紐付け情報に含まれる場合、又は受け付けたデータと前記紐付け情報とが設定された関係にある場合に、合致すると判定する、請求項2に記載の推薦装置。
  4. 前記履歴作成部によって作成された推薦履歴を記憶する、履歴記憶部を更に備え、
    前記履歴作成部が、前記推薦履歴を作成した後、作成した推薦履歴と一致する推薦履歴が前記履歴記憶部によって記憶されているかどうかを判定し、一致する推薦履歴が前記履歴記憶部によって記憶されている場合に、
    前記履歴記憶部によって記憶されている一致する推薦履歴を前記作成した推薦履歴によって上書きする、または、前記作成した推薦履歴を削除する、請求項2または3に記載の推薦装置。
  5. 前記更新作成部によって作成された推薦履歴のうち、作成されてから設定期間が経過し、且つ、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない、推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与する、推薦失効判定部を、更に備え、
    前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、請求項2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
  6. 前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦に対する有効期間を含んでおり、
    当該推薦装置が、更に推薦失敗判定部を備え、
    前記推薦失敗判定部は、
    前記更新作成部によって作成された推薦履歴のうち、前記推薦が成功したことを示す情報が付与されていない推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴が含む前記推薦条件に基づいて、対応する前記有効期間を特定し、
    特定した前記推薦履歴が作成されてから、特定した前記有効期間が経過しているかどうかを判定し、特定した前記有効期間が経過していると判定する場合に、特定した前記推薦履歴に対して、推薦が失敗であることを示す情報を付与し、
    前記履歴更新部が、推薦が失敗であることを示す情報が付与された推薦履歴を、特定対象から除外する、請求項2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
  7. 前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
    請求項2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
  8. 前記期待条件が、それが紐付けられる前記推薦条件の推薦について、前記推薦の推薦履歴が作成されてからの経過時間毎に得点を登録しているテーブルを含んでおり、
    前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴について、それが作成されてから現在までの時間を求め、前記テーブルを用いて、求めた時間に応じた得点を設定し、そして、推薦が成功したことを示す情報として、設定した前記得点を付与する、
    請求項2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
  9. 前記期待条件が、当該期待条件が規定する、期待される状態となったときに、当該期待条件が紐付けられた推薦条件の推薦履歴に付与される得点を含み、
    前記履歴更新部が、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報として、前記データに合致した前記期待条件が含む前記得点を付加する、
    請求項2〜4のいずれかに記載の推薦装置。
  10. (a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
    (b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
    (d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
    を有することを特徴とする履歴収集方法。
  11. ユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための方法であって、
    (a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
    (b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
    (d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
    を有することを特徴とする履歴収集方法。
  12. コンピュータに、
    (a)第1の条件と、前記第1の条件に沿って生じた結果に関する第2の条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
    (b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記第1の条件および前記第2の条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第1の条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記第1の条件の識別子と、を含む履歴を作成する、ステップと、
    (d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記第2の条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記第2の条件に紐付けられた前記第1の条件の識別子を含む前記履歴を特定し、特定した前記履歴を更新する、ステップと、
    を実行させる、命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. コンピュータによってユーザに対する情報の推薦に必要な履歴を収集するための、プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータに、
    (a)特定の内容を推薦するかどうかの判断の元となる推薦条件と、前記特定の内容が推薦された後に期待される状態を規定した期待条件とを紐付け、これらを紐付け情報として記憶する、ステップと、
    (b)外部からのデータの入力を受け付け、受け付けたデータが前記紐付け情報と合致するかどうかを判定し、合致すると判定する場合に、更に、合致した前記紐付け情報が前記推薦条件および前記期待条件のいずれであるかを判定する、ステップと、
    (c)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記推薦条件であると判定された場合に、受け付けた前記データと、前記データに合致した前記推薦条件の識別子と、を含む推薦履歴を作成するステップと、
    (d)前記(b)のステップで、前記データに合致した前記紐付け情報が前記期待条件であると判定された場合に、前記データに合致した前記期待条件に紐付けられた前記推薦条件の識別子を含む前記推薦履歴を特定し、特定した前記推薦履歴に、推薦が成功したことを示す情報を付与する、ステップと、
    を実行させる、命令を含むプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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