JPWO2012120621A1 - 磁気ヘッドの位置決め駆動装置 - Google Patents

磁気ヘッドの位置決め駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012120621A1
JPWO2012120621A1 JP2013503263A JP2013503263A JPWO2012120621A1 JP WO2012120621 A1 JPWO2012120621 A1 JP WO2012120621A1 JP 2013503263 A JP2013503263 A JP 2013503263A JP 2013503263 A JP2013503263 A JP 2013503263A JP WO2012120621 A1 JPWO2012120621 A1 JP WO2012120621A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
amplifier
actuator
magnetic disk
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013503263A
Other languages
English (en)
Inventor
大槻 治明
治明 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2012120621A1 publication Critical patent/JPWO2012120621A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/486Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives with provision for mounting or arranging electrical conducting means or circuits on or along the arm assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/20Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier
    • G11B21/21Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is in operative position but stationary or permitting minor movements to follow irregularities in surface of record carrier with provision for maintaining desired spacing of head from record carrier, e.g. fluid-dynamic spacing, slider
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means

Abstract

アクチュエータによる磁気ヘッドの位置制御のための入力信号に対して、線形に位置を変位させる動作を、接続点の数を増やさずに実現する。回転する磁気ディスクと、この磁気ディスクの表面に浮上し、磁気ディスクに設けられたトラックにデータの書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記磁気ディスクの半径方向に位置決めするアクチュエータと、このアクチュエータに、入力信号に従って電力を供給して駆動操作する増幅器とからなる位置決め駆動システムにおいて、1台の増幅器を用いるのみで、入力電圧の変化に対して所要の動作範囲全体にわたって連続的な変位が得られ、フィードバック制御系に組み込んで高速かつ高精度な位置決めに好適な電熱アクチュエータの駆動系の構成を提供する。

Description

本発明は、位置決め対象の位置を検出してフィードバックし、目標位置との比較に基づいてアクチュエータを駆動して、前記位置決め対象を前記目標位置に位置決めする装置に関わり、特に、磁気ヘッドを搭載したスライダの、磁気ヘッドと極めて近接した位置に抵抗体を形成しておき、この抵抗体に通電することで生じる発熱と周囲環境への伝熱による放熱の収支を操作して、前記抵抗体近傍の部材を膨張もしくは収縮させることで、前記位置決め対象を変位させる、電熱アクチュエータの駆動系の構成に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2009−170014号公報(特許文献1)がある。この公報の段落0077〜段落0081及び図6、図7には、磁気ディスク装置で記録媒体面に対向して情報を記録再生する記録再生素子を微細に位置決めするために、記録再生素子に対してトラックの幅方向の両側に、熱膨張部材を介して一対の電熱アクチュエータを配置した磁気ヘッドスライダの構成が記載されている。また、この公報の段落0082〜段落0091及び図8には、上記一対の電熱アクチュエータとボイスコイルモータとを駆動制御して、記録再生素子を位置決めする制御系の構成が記載されている。
一方、他の背景技術として、特開2006−164414号公報(特許文献2)がある。この公報の段落0042〜段落0046及び図5〜図7には、読み取り素子及び書き込みを行う磁気ヘッド素子を、情報が記録されている磁気ディスク面に対して突出させるための2つの電熱アクチュエータの構成が記載されている。2つの抵抗体は、互いに逆の極性を有する2つのダイオードとそれぞれ直列に接続され、さらにこれら2系統の回路が並列に接続されている。抵抗体に対する電流供給は、この2ケ所の並列接続点経由で行われる。
特開2009−170014号公報 特開2006−164414号公報
特許文献1に記載されている電熱アクチュエータの駆動系では、一対の電熱アクチュエータを駆動するのに2式のドライバすなわちアンプが必要であり、各々の抵抗体に通電するための配線は4本が必要である。電熱アクチュエータの駆動を行う電気回路は固定部に有るので、微小な磁気ヘッドスライダの限られた面積の端面に4つのパッドを設けて電気的接続を行う必要がある。さらに、記録再生素子をトラック方向の内外双方向に駆動するには切替手段が必要となる。
特許文献2に記載されている電熱アクチュエータの駆動系では、電熱アクチュエータは素子の突出量を操作するために用いられており、トラック方向への位置決めを目的としたものではない。また、2つの電熱アクチュエータはそれぞれ別個の対象を駆動しており、2つのアクチュエータが協調動作して一つの対象を位置決めするものではない。
本発明の目的は、アクチュエータによる磁気ヘッドの位置制御のための入力信号に対して、線形に位置を変位させる動作を、接続点の数を増やさずに実現する機構を提供することである。
本発明は、回転する磁気ディスクと、この磁気ディスクの表面に浮上し、磁気ディスクに設けられたトラックにデータの書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記磁気ディスクの半径方向に位置決めするアクチュエータと、このアクチュエータに、入力信号に従って電力を供給して駆動操作する増幅器とからなる位置決め駆動システムにおいて、位置決め対象を搭載している部材の、前記位置決め対象の両側に、一対の抵抗体を前記部材と一体に形成し、これら抵抗体に通電することで生じる熱変位を用いて前記位置決め対象を左右双方向へ駆動する構成の位置決め装置に対して、1台の増幅器を用いるのみで、入力電圧の変化に対して所要の動作範囲全体にわたって連続的な変位を得ることができ、フィードバック制御系に組み込んで高速かつ高精度な位置決めを実現するために好適な、電熱アクチュエータの駆動系の構成を提供するものである。
前記磁気ヘッドスライダは、前記データの書き込み及び読み出しを行う記録再生素子と、この記録再生素子に対してトラック幅方向の両側に配置された、通電により発熱する一対の発熱素子と、前記記録再生素子と前記発熱素子との間に介在し、前記発熱素子の発熱及び放熱による冷却に応じて膨張収縮する部材とを含む磁気ヘッドスライダである。
一方の発熱素子と第一のダイオードを直列に接続した第一の配線と、他方の発熱素子と第二のダイオードを直列に接続した第二の配線とを、ダイオードの導通方向が互いに逆向きになるように両端を並列に接続して2つの接続点を形成する。
前記増幅器は、入力信号に従って、2つの出力端子間にプラスマイナス双方向の電圧を発生できるように入力電圧を増幅する能力を持つ増幅器である。
増幅器の2出力端子が前記2つの接続点にそれぞれ結線されて、増幅器がプラスの電圧を印加した時には一方の発熱素子が通電されて前記記録再生素子をトラック幅方向の一方の方向に変位させ、マイナス方向の電圧を印加した時には他方の発熱素子が通電されて前記方向とは逆の方向に前記記録再生素子を変位させるように構成した。
他の一例を挙げるならば、上記第一の例において、前記増幅器は、出力端子の一方がアースであり、他方の端子にプラスマイナス双方向の電圧を発生できるように入力電圧を増幅する能力を持った第一の増幅器であり、同じく出力端子の一方をアースとした第二の増幅器と、これによって駆動される、前記記録再生素子を磁気ディスクに対する浮上方向に変位させる電熱アクチュエータを備え、この電熱アクチュエータを駆動する第二の増幅器の結線のアース側と、前記第一の増幅器の結線のアース側とを共通化することで、3端子による接続でトラック幅方向と浮上方向の両アクチュエータを駆動するように構成したことを特徴とする。
さらに他の一例を挙げるならば、上記第一の例もしくは第二の例において、前記ダイオードを含む駆動回路に電流検出手段を設け、これによって検出された電流値を前記増幅器入力にフィードバックし、電流制御系を構成したことを特徴とする。
本発明によって、磁気ヘッドの両側に配置された一対の電熱アクチュエータを用いて前記磁気ヘッドを左右双方向へ駆動する構成の磁気ヘッド位置決め装置において、1台の増幅器を用いるのみで、入力電圧の変化に対して所要の動作範囲全体にわたって連続的な変位を得ることができるので、フィードバック制御系に組み込んで高速かつ高精度な位置決めを実現する磁気ヘッドの位置決め駆動系が容易に構成出来るようになり、磁気ディスク装置等、高い応答能力を持つ磁気ヘッド位置決め機構が必要な各種装置の性能向上を図ることが出来る。
ヘッドスライダの後端面の側面図及び駆動回路の接続図である。 本発明を適用した磁気ヘッド位置制御系の構成例を示すブロック図である。 ボイスコイルモータによる駆動を示す平面図である。 ヘッドサスペンションアッセンブリの構成を示す平面図である。 ヘッドスライダの後端面の側面図及び駆動回路の接続図である。 ヘッドスライダの後端面の側面図及び駆動回路の接続図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
本実施例では、磁気ディスク装置の磁気ヘッドをトラックに追従させる装置100の例を説明する。図2は、本発明を適用した磁気ヘッド位置制御系の構成例を示すブロック図である。図2において、磁気ディスク50の表面には、情報を記録しておくために、同心円状に多数のトラックが設けられているとともに、情報の読み書きを行う磁気ヘッドの位置を検出するために、サーボパターンが等角度間隔で放射状に多数設けられている。この磁気ディスク50は、スピンドルモータ90によって駆動されて、図中右側に示した矢印の方向に一定角速度で回転する。
磁気ヘッドはヘッドスタックアッセンブリ20に取り付けられており、このヘッドスタックアッセンブリ20は、磁気ヘッドを磁気ディスク50の半径方向に駆動し、トラック上に位置決めして情報の読み書きを行う。上記の磁気ディスクの回転に伴って、前記サーボパターンが磁気ヘッドのところを一定周期で通過することになり、この通過の際に磁気ヘッドがサーボ信号を読み込んで位置検出が行われる。この位置信号はコントローラ105に入力されて、磁気ヘッドの位置制御が行われる。ここで、制御の内容について述べる前に、アクチュエータの構成について説明する。
図3、図4及び図1は、上記ヘッドスタックアッセンブリ20の構成を示す図である。図3は、一段目のアクチュエータとなるボイスコイルモータによる駆動を示す平面図である。図3において、ヘッドスタックアッセンブリ20は、図中下側にボイスコイルモータ10を備えている。ボイスコイルモータ10は、永久磁石11と永久磁石12によって構成される磁界の中に置かれた円環状のコイル13に電流を流すことで、ピボット21を軸としてヘッドスタックアッセンブリ20を揺動させる。コイル13が取り付けられて、ピボット21に支持されているキャリッジ25の先端には、マウント部26が設けられていて、ヘッドサスペンションアッセンブリ30が取り付けられている。
図4は、二段目のアクチュエータを備えたヘッドサスペンションアッセンブリ30の構成を示す平面図である。図4において、ベース31の先には、一対の圧電素子32,33の一端が接続されており、これらの圧電素子の他端は支持ばね34に取り付けられている。これらの圧電素子は、図中右側の素子が伸び、左側の素子が縮むような電圧が印加されると、ヘッドサスペンションアッセンブリ30の先端は左方向に変位する。逆に、図中左側の素子が伸び、右側の素子が縮むような電圧が印加されると、ヘッドサスペンションアッセンブリ30の先端は右方向に変位する。この動作に伴って、ヘッドスライダ41も同じ方向に駆動され、トラックを横切る方向に変位する。
図1は、ほぼ直方体の形状を持つヘッドスライダ41の後端面すなわち図3、図4中の上側からヘッドスライダ41をみた側面図及び駆動回路の接続図である。図1において、ヘッドスライダ41は、極めて狭い空隙をもって磁気ディスク50の上を浮上している。ヘッドスライダ41の中央部には磁気ヘッド42が設けられており、磁気ディスク50の表面に設けられているトラックに対し、記録や再生の処理を行う。
この磁気ヘッドの横には、磁気ヘッド42を挟んで、第一の抵抗体61及びこれと対称な位置に第二の抵抗体62が、いずれも磁気ヘッドに近接して設けられている。これらの抵抗体の外側には、第一のダイオード63、第二のダイオード64が設けられており、これらのダイオードのアノードはそれぞれの側にある抵抗体の一端に接続されている。ダイオードのカソードは、それぞれ反対側の抵抗体の他端に結合され、これらの結合点はスライダ部と制御回路との電気的接続を取るための中継点である2つのパッド(端子、中継点)65、66に接続されている。
制御回路の電熱アクチュエータ駆動アンプの出力段70は、一対のトランジスタで構成され、NPN型トランジスタ71のコレクタがプラス電源に接続され、PNP型トランジスタ72のコレクタがマイナス電源に接続されるとともに、両者のベースどうし、エミッタどうしが接続されている。前記パッド66は、前記エミッタどうしの接続点に接続される。もう一方のパッド65は、アンプのアース側に接続される。前記ベースどうしの接続点は、抵抗73を介して前段の電圧駆動信号Vinが印加される。
以上の構成により、電圧駆動信号Vinが0Vからプラス方向に変化すると、NPN型トランジスタ71にベース電流が流れるようになり、このトランジスタがON状態になるので、コレクタ電流が流れるようになり、電源V+からパッド66を経由して抵抗体61及びダイオード63を通り、パッド65を経由してアース76へと電流が流れるようになる。流れる電流の大きさ(すなわち絶対値)は、電圧駆動信号Vinの大きさによって操作され、流れる電流の大きさによって抵抗体61の発熱量が操作される。この抵抗体61の発熱と、ヘッドスライダの熱伝導や空気流への熱伝達による放熱との差に応じて抵抗体61の近傍にあるヘッドスライダの材質が局部的に熱膨張すると、この材質の熱膨張による応力によって磁気ヘッド42が図中右方向に押されるので、前記磁気ヘッド42が図中右方向に駆動されて、トラックを横切る方向に変位する。
また、電圧駆動信号Vinが0Vからマイナス方向に変化すると、PNP型トランジスタ72にベース電流が流れるようになり、このトランジスタがON状態になるので、アース76からパッド65を経由して抵抗体62及びダイオード64を通り、パッド66を経由して電源V−へと電流が流れるようになる。この場合は、ダイオード64を経由して電流が流れることによる抵抗体62の発熱によって、抵抗体62の近傍にあるヘッドスライダの材質が局部的に熱膨張し、この材質の熱膨張による応力によって磁気ヘッド42が図中左方向に押されるので、前記磁気ヘッド42が図中左方向に駆動されて、トラックを横切る方向に変位する。電圧駆動信号Viの絶対値が大きくなるにつれて抵抗体の発熱量が大きくなるので、いずれの方向の変位量も、電圧駆動信号Vinの絶対値の増大につれて大きな変位量になる。すなわち、電圧駆動信号Vinがプラスの最高値からマイナスの最低値へと連続的に変化すれば、これにつれて磁気ヘッド42も可動範囲の一端から他端へと連続的に変位する。これは磁気ヘッド42の位置制御を行う際に好適な特性であり、フィードバック制御系を容易に構成することが出来る。
なお、以上の説明では駆動アンプ70の出力段はバイポーラ型トランジスタで構成されている例としたが、MOS型トランジスタで構成された例あってもよい。また、駆動アンプ70の出力段はHブリッジ回路であってもよい。
電熱アクチュエータでは抵抗体に流れる電流iの2乗もしくは抵抗体に加わる電圧Vinの2乗に比例する発熱wが発生する。抵抗体の抵抗値をRとすれば、wは次式で表わされる。
Figure 2012120621
この発熱wに応じて一次遅れ(発熱wの開始から材質が加熱膨張するまでの応答の遅れ)特性で変位Xが発生する。この間の伝達特性は、ラプラス変換して表現すれば、次式となる。但し、t=0の時に変位は0とする。
Figure 2012120621
ただし、Tθは変位応答の時定数、Kθはゲイン定数である。従って、変位Xは電流iもしくは印加電圧Vinに対して線形ではなく、電流もしくは印加電圧の2乗に対して線形に応答する。また、大きさwのステップ入力があった場合、W=w/sであるので(Wは、定数wをラプラス変換したもの)、数2をラプラス逆変換すると、変位の時間変化X(t)は、X(t)=Kθw(1−exp(-t/Tθ))となる。従って、電圧Vinを抵抗体に印加してから所定の変位に対応する応答時間はTθによって定まる。
さて、ヘッドスタックアッセンブリに設けられたこれら3つのアクチュエータは、いずれも磁気ヘッド42がトラックを横切る方向の変位を発生するが、変位量の大きさには違いがあり、図3に示す一段目のボイスコイルモータは磁気ディスク50のすべてのトラック上にヘッドを移動させ得るストロークを持つが、図4に示す二段目の圧電素子アクチュエータは数トラック分の幅を移動するストロークしかなく、更に、図1に示す三段目の熱アクチュエータはトラック幅の数割に相当するストロークしかない。一方、これらのアクチュエータを用いてフィードバックサーボ系を構成した場合の応答周波数帯域は、一段目のボイスコイルモータが1kHz程度、二段目の圧電素子アクチュエータが2kHz程度、三段目の熱アクチュエータが3kHz程度である。
図2では、各伝達関数の変数は、Z変換で示したものであるが、本文中ではラプラス変換に基づいて変数はsで記述する。
再び図2に戻って、これら3つのアクチュエータを協調動作させ、磁気ディスク50に設けられた各トラックに対し追従させるための制御系について説明する。図2において、図示しない復調回路によって、磁気ディスク50のトラックに記録されたトラック番号とそのトラック内の位置を示す情報から復調された位置信号101は、図中左下にあるA/D変換器を介してディジタルコントローラ105に取り込まれる。取り込まれた位置信号yは目標位置信号rと比較減算され、位置偏差信号e(e=r−y、目標位置信号rに対する位置信号yの差分の負帰還量)が生成される。この位置偏差信号eは、伝達関数GC3(s)を持つ三段目の制御要素113に入力されて、比例、積分、位相進み、位相遅れ等の補償演算処理が施される。即ち、伝達関数GC3(s)では、電熱アクチュエータに対して、位置偏差信号eに対する応答特性を改善するための演算が行われる。この結果は、一方では、後述する平方根特性要素121を経由してD/A変換器から出力されて、三段目の増幅器153により増幅され、前記パッド66に印加され三段目の熱アクチュエータが変位される。
他方では、三段目の変位推定要素GP3’(s)133を経て三段目の変位推定値X’が出力される。変位推定要素GP3’(s)133では、位置偏差信号eに対する変位推定値X’を、所定のモデル計算により求める演算が行われる。この三段目の変位推定要素GP3’(s)133は、D/A変換器及び三段目の増幅器153を経て三段目の熱アクチュエータが変位し、位置信号101が変化するまでの伝達関数を表現する。三段目の変位推定値X’は、二段目の制御要素GC2(s)112及び一段目の制御要素GC1(s)111に入力される偏差eにそれぞれ加算される。なお、本実施例では、変位推定に関する伝達要素(伝達関数)及び信号には「」を付した。
三段目の電熱アクチュエータは、前述のように、抵抗体に流れる電流iの2乗もしくは抵抗体に加わる電圧Vinの2乗に比例する発熱Wが発生する。従って、電流もしくは印加電圧が大きな値になるほど、同じ電流もしくは印加電圧の増加分に対して大きな変位増加分が発生する。このような特性であると、変位をフィードバックして位置制御を行う際に、変位量に応じて応答特性が変化してしまい、応答が遅くなったり不安定になったりする問題を生じる。図1に示すようにアクチュエータ及び回路が対称な構造を持っているので、前述の非線形特性は変位の方向によらず対称に発生する現象である。図2では、これに対して、プラス側の印加電圧に対して平方根特性を持つ要素121で電圧を前処理するとともに、マイナス側の印加電圧に対しては印加電圧の絶対値に平方根特性を持つ要素で前処理して−(マイナス)符号をつけた電圧を印加する平方根関数要素121を適用した例を示している。この平方根関数要素121は、次式の特性を持つ。
Figure 2012120621
ただし、uはこの平方根関数要素の入力で、フィードバック制御系が算出する操作量信号に相当する。Kはゲイン定数である。平方根関数要素121が、上述の2乗特性を打ち消す作用をするので、駆動系の特性が線形になり、変位量に応じた応答特性の変化を抑圧する効果を得る。三段目の変位推定要素133の伝達関数G’P3(s)は、数2の伝達関数、数1の抵抗体での消費電力、数3の平方根関数要素の特性から定まる電熱アクチュエータ駆動系の伝達関数を離散化処理することで求めることが出来る。
上記三段目の変位推定値X’と偏差eの和は、二段目の制御要素GC2(s)112に入力されて、比例、積分、位相進み、位相遅れ等の補償演算処理を施される。即ち、伝達関数GC2(s)では、圧電アクチュエータに対して、位置偏差信号eに対する応答特性を改善するための演算が行われる。
この結果は、一方では、正負分離要素122で、符号の正負に応じて二系統の操作量信号に分解されて各々D/A変換器から出力され、二段目の二系統の増幅器152を経て圧電素子32、33に印加され、これによって圧電アクチュエータを駆動する。他方では、二段目の変位推定要素GP2’(s)132を経て二段目の変位推定値X’が出力される。この二段目の変位推定要素GP2’(s)132は、D/A変換器及び二段目の増幅器152を経て圧電アクチュエータが変位し、ヘッドスライダに搭載された磁気ヘッドが変位して、位置信号101が変化するまでの伝達関数を表現する差分方程式モデルである。二段目の変位推定値X’は、一段目の制御要素GC1(s)111に入力される偏差eに加算される。二段目の変位推定要素132の伝達関数GP2’(s)は、例えば圧電アクチュエータに対する印加電圧と変位との関係を線形化した関係から定まる定数を用いた比例要素とすればよい。
上記三段目の変位推定値X’と二段目の変位推定値X’と偏差eとの和は、一段目の制御要素GC1(s)111に入力されて、比例、積分、位相進み、位相遅れ等の補償演算処理が施される。即ち、伝達関数GC1(s)では、ボイスコイルモータに対して、位置偏差信号eに対する応答特性を改善するための演算が行われる。この結果は、操作量信号としてD/A変換器から出力され、一段目の増幅器151を経てボイスコイルモータ10のコイルに印加され、これによってボイスコイルモータ10を駆動する。
図3に示すヘッドスタックアセンブリ20のピボット21から図4に示す圧電素子32、33までの長さをR、ピボット21を中心とする圧電素子32,33の位置の回転の変動角をθ(第一段目のアクチュエータ)、図4に示す圧電素子32,33の位置からヘッドスライダ41までの長さをr(但し、r<R)、圧電素子32,33の位置を回転の中心とし、この回転の中心とピボット21を通る線分に対するヘッドスライダ41の回転の変動角をθ(第二段目のアクチュエータ)、ヘッドスライダ41内の磁気ヘッド42の変動量をx(第三段目のアクチュエータ)とすると、第一段目のアクチュエータによる磁気ヘッド42の変動量は(R+r)θ(|(R+r)θ|<D)、第二段目のアクチュエータによる磁気ヘッド42の変動量はrθ(|rθ|<D)、三段目のアクチュエータによる磁気ヘッド42の変動量はx(|x|<D)であるから、三つのアクチュエータによる磁気ヘッド42のトラック幅方向の変動量は(R+r)θ+rθ+xとなる。但し、変動角θ、θは十分小さく、|θ|≪1、|θ|≪1とする。
本実施例では、駆動アンプは1台で済むとともに、スライダ上の電熱アクチュエータへの電気的接続に必要なパッドは2個で済むので、微小なスライダに電熱アクチュエータを実装することが容易になる効果がある。
電熱アクチュエータにおける一方の抵抗体に対して発熱wをONにして所定の位置に前記磁気ヘッドを変位させた後に発熱wをOFFにした後、一方の抵抗体に残された余熱による余分な変位が磁気ヘッドに生じた時は、図2に示すフィードバック制御系の作用により、反対側の抵抗体に対する発熱wをONにして、一方の抵抗体の余熱によって余分に変位した磁気ヘッドを押し戻す制御が行われる。
本実施例では、同じく磁気ディスク装置の磁気ヘッドをトラックに追従させる装置100の、別の実施例を説明する。実施例1と同一の機能を有する部分については説明を省略する。図5は、ヘッドスライダ41の後端面すなわち図3、図4中の上側からヘッドスライダ41をみた側面図及び駆動回路の接続図である。スライダ部分の構成及び制御回路の電熱アクチュエータ駆動アンプの出力段70は、前述の実施例1の図1と同様である。
本実施例では、パッド65と駆動アンプのアース76の間に、抵抗体61,62の抵抗値に比べて一桁以上小さな抵抗値を持つ電流検出抵抗74が設けられている。この電流検出抵抗のパッド65に接続されている側の端子の電圧は、この抵抗に流れる電流すなわち抵抗体61もしくは抵抗体62に流れる電流に比例した値となる。
一方、駆動アンプの出力段70を構成する一対のトランジスタのベースどうしの接続点には抵抗73の一端が接続され、この抵抗の他端は演算増幅器80の出力に接続されている。この演算増幅器80は、周知の反転増幅回路を形成しており、フィードバック抵抗77を備えるとともに、一方の入力抵抗75の入力端には上記のように抵抗体61もしくは抵抗体62に流れる電流に比例した電圧が印加され、もう一方の入力抵抗78の入力端には操作量信号Vinが印加される。
このように構成した回路においては、電流検出値をフィードバックしてVinと比較し、両者の偏差を増幅した値に応じて抵抗体61,62に電流を流す、電流フィードバック系が構成される。従って、流したい電流に対応した操作量信号Vinを入力すれば、上記ループ内に誤差を生むような要因が有ったとしても、フィードバックが作用してその影響を抑圧し、電流値を所望の値にすることが出来る。
この実施例において電流の方向に応じて抵抗体を切り替える作用を生むダイオード63、64は、周知の順方向電圧降下特性を持っているので、ある程度の電圧がかからないと順方向であっても電流が流れない。これが電熱アクチュエータの動作に不感帯を生じさせる要因となる場合があるが、本実施例では上記フィードバックの作用によりこの不感帯を抑圧することが可能となる。これによって、線形性の良好な駆動特性を得ることが出来る効果がある。ここで示した構成では電流制御系の制御動作は比例制御となるが、比例積分制御や位相補償を伴う制御を適用しても良い。
本実施例では、同じく磁気ディスク装置の磁気ヘッドをトラックに追従させる装置100の、トラッキング方向のトラック追従動作だけでなく、浮上方向の動作も駆動する例を説明する。図6は、ヘッドスライダ41の後端面すなわち図3、図4中の上側からヘッドスライダ41をみた側面図及び駆動回路の接続図である。既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については説明を省略する。
図6において、第三の抵抗体67が磁気ヘッド42の上方に設けられており、抵抗体導体67の一端はパッド65に接続され、駆動アンプのアース76に接続されている。抵抗体導体67の他端は第三のパッド68に接続されている。駆動アンプには、NPNトランジスタ81が設けられており、このトランジスタのコレクタ端子は正の電圧を供給するV+電源に接続されており、エミッタ端子は前記第三のパッド68に接続されている。
ベース端子には、抵抗82を介して電圧Vin2が印加される。この電圧Vin2が正の電圧であれば、電圧の大きさに応じた電流が抵抗体67に流れ、0又は負の電圧であれば電流は流れない。この電流の大きさに応じて磁気ヘッド42が変位し、磁気ヘッド42と磁気ディスク50との間隔を制御することが出来る。この間隔は、例えば、磁気ヘッドがトラック間を移動するシーク動作中はVin2が0に設定されて、上記間隔が広く保たれる。一方、磁気ヘッドが所定のトラックに追従してデータを読み書きする間は、Vin2に正の電圧が印加されて上記間隔が狭くなり、データの読み書きの信頼性が向上するように制御される。この構成では、磁気ヘッドのトラッキング方向の変位と浮上方向の変位の制御を3パッドによる接続で実現することが出来る特徴を有する。
10 ボイスコイルモータ
11 永久磁石
12 永久磁石
13 コイル
20 ヘッドスタックアッセンブリ
21 ピボット
25 キャリッジ
26 マウント部
30 ヘッドサスペンションアッセンブリ
31 ベース
32 圧電素子
33 圧電素子
34 支持ばね
41 ヘッドスライダ
42 磁気ヘッド
50 磁気ディスク
61 抵抗体
62 抵抗体
63 ダイオード
64 ダイオード
65 パッド
66 パッド
67 抵抗体
68 パッド
70 駆動アンプ
71 NPNトランジスタ
72 PNPトランジスタ
73 抵抗
74 抵抗
75 抵抗
76 アース
77 抵抗
78 抵抗
79 抵抗
80 演算増幅器
90 スピンドルモータ
100 磁気ディスク装置の磁気ヘッドをトラックに追従させる装置
101 位置信号
105 ディジタルコントローラ
111 一段目の制御要素
112 二段目の制御要素
113 三段目の制御要素
121 平方根関数要素
122 正負分離要素
132 二段目の変位推定要素
133 三段目の変位推定要素
151 一段目の増幅器
152 二段目の増幅器
153 三段目の増幅器

Claims (4)

  1. 回転する磁気ディスクと、この磁気ディスクの表面に浮上し、磁気ディスクに設けられたトラックにデータの書き込み及び読み出しを行う磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを前記磁気ディスクの半径方向に位置決めするアクチュエータと、このアクチュエータに、入力信号に従って電力を供給して駆動操作する増幅器とからなる位置決め駆動システムにおいて、
    前記磁気ヘッドスライダは、前記データの書き込み及び読み出しを行う記録再生素子と、この記録再生素子に対してトラック幅方向の両側に配置された、通電により発熱する一対の発熱素子と、前記記録再生素子と前記発熱素子との間に介在し、前記発熱素子の発熱及び放熱による冷却に応じて膨張収縮する部材とを含む磁気ヘッドスライダであり、
    一方の発熱素子と第一のダイオードを直列に接続した第一の配線と、他方の発熱素子と第二のダイオードを直列に接続した第二の配線とを、ダイオードの導通方向が互いに逆向きになるように両端を並列に接続して2つの接続点を形成し、
    前記増幅器は、入力信号に従って、2つの出力端子間にプラスマイナス双方向の電圧を発生できるように入力電圧を増幅する能力を持つ増幅器であり、
    増幅器の2出力端子が前記2つの接続点にそれぞれ結線されて、増幅器がプラスの電圧を印加した時には一方の発熱素子が通電されて前記記録再生素子をトラック幅方向の一方の方向に変位させ、マイナス方向の電圧を印加した時には他方の発熱素子が通電されて前記方向とは逆の方向に前記記録再生素子を変位させるように構成したことを特徴とする、磁気ヘッドの位置決め駆動装置。
  2. 請求項1において、前記増幅器は、出力端子の一方がアースであり、他方の端子にプラスマイナス双方向の電圧を発生できるように入力電圧を増幅する能力を持った第一の増幅器であり、同じく出力端子の一方をアースとした第二の増幅器と、これによって駆動される、前記記録再生素子を磁気ディスクに対する浮上方向に変位させる電熱アクチュエータを備え、この電熱アクチュエータを駆動する第二の増幅器の結線のアース側と、前記第一の増幅器の結線のアース側とを共通化することで、3端子による接続でトラック幅方向と浮上方向の両アクチュエータを駆動するように構成した磁気ヘッドの位置決め駆動装置。
  3. 請求項1または2において、前記ダイオードを含む駆動回路に電流検出手段を設け、これによって検出された電流値を前記増幅器入力にフィードバックし、電流制御系を構成したことを特徴とする磁気ヘッドの位置決め駆動装置。
  4. 請求項1において、前記一対の発熱素子の一方に対する通電をONにして所定の位置に前記磁気ヘッドを変位させた後に通電をOFFにした後、前記一方の発熱素子に残された余熱による余分な変位が前記磁気ヘッドに生じた時は、前記余分な変位をフィードバックすることにより、前記一対の発熱素子の他方に対する通電をONにして、前記一方の発熱素子の余熱によって余分に変位した前記磁気ヘッドを押し戻す制御を行うことを特徴とする磁気ヘッドの位置決め駆動装置。
JP2013503263A 2011-03-07 2011-03-07 磁気ヘッドの位置決め駆動装置 Pending JPWO2012120621A1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/055263 WO2012120621A1 (ja) 2011-03-07 2011-03-07 磁気ヘッドの位置決め駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2012120621A1 true JPWO2012120621A1 (ja) 2014-07-07

Family

ID=46797628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013503263A Pending JPWO2012120621A1 (ja) 2011-03-07 2011-03-07 磁気ヘッドの位置決め駆動装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8717714B2 (ja)
JP (1) JPWO2012120621A1 (ja)
KR (1) KR101510579B1 (ja)
WO (1) WO2012120621A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9659584B2 (en) * 2007-03-13 2017-05-23 Headway Technologies, Inc. Dynamic flying height read/write head with off-track contact capability at touch down in hard disk drives
US9899047B2 (en) 2013-10-10 2018-02-20 Seagate Technology Llc Bond pad sharing for powering a multiplicity of electrical components
CN105336843B (zh) * 2014-07-23 2018-10-02 清华大学 电热致动器
US9905255B1 (en) * 2016-02-01 2018-02-27 Seagate Technology Llc Bond pad sharing for powering multiple heaters of a magnetic recording head
US9905254B1 (en) * 2016-02-09 2018-02-27 Seagate Technology Llc Bond pad sharing for powering multiple components of a recording head
US11942123B1 (en) * 2023-03-01 2024-03-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Measuring VCM radial location using flex circuit shape during spiral write

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352114A (en) * 1976-10-22 1978-05-12 Hitachi Ltd Magnetic head location control circuit system
JPS5394163A (en) * 1977-01-28 1978-08-17 Hitachi Ltd Negative feedback power amplifier
JPS59218678A (ja) * 1984-05-14 1984-12-08 Hitachi Ltd 記録媒体及び該記録媒体のトラツク追従方法
JPH02116066A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置
JPH04229418A (ja) * 1990-06-04 1992-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワーキング・ツールの位置付け装置及び位置付け方法
JP2005168274A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd モータ
JP2005276284A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置およびそれに用いる磁気ヘッドスライダ
WO2008073026A1 (en) * 2006-12-15 2008-06-19 Scania Cv Ab (Publ) Bed arrangement for vehicles

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100878520B1 (ko) * 2002-03-30 2009-01-13 삼성전자주식회사 고밀도 기록용 하이브리드 기록 및 재생 헤드
JP2006164414A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置
JP5318428B2 (ja) * 2008-01-11 2013-10-16 株式会社日立製作所 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
US8107192B2 (en) * 2009-10-23 2012-01-31 Headway Technologies, Inc. Heat-assisted magnetic recording head with laser diode fixed to slider
US8289659B1 (en) * 2010-03-05 2012-10-16 Carnegie Mellon University Systems and methods for magnetic head element translation
US8634167B2 (en) * 2011-05-27 2014-01-21 HGST Netherlands B.V. Magnetic head with self compensating dual thermal fly height control

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5352114A (en) * 1976-10-22 1978-05-12 Hitachi Ltd Magnetic head location control circuit system
JPS5394163A (en) * 1977-01-28 1978-08-17 Hitachi Ltd Negative feedback power amplifier
JPS59218678A (ja) * 1984-05-14 1984-12-08 Hitachi Ltd 記録媒体及び該記録媒体のトラツク追従方法
JPH02116066A (ja) * 1988-10-24 1990-04-27 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置
JPH04229418A (ja) * 1990-06-04 1992-08-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワーキング・ツールの位置付け装置及び位置付け方法
JP2005168274A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd モータ
JP2005276284A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv 磁気ディスク装置およびそれに用いる磁気ヘッドスライダ
WO2008073026A1 (en) * 2006-12-15 2008-06-19 Scania Cv Ab (Publ) Bed arrangement for vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012120621A1 (ja) 2012-09-13
US8717714B2 (en) 2014-05-06
KR20130118378A (ko) 2013-10-29
US20130314817A1 (en) 2013-11-28
KR101510579B1 (ko) 2015-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2012120621A1 (ja) 磁気ヘッドの位置決め駆動装置
US7061706B2 (en) Circuitry for linear control of head flying height using thermal means
US8159780B2 (en) Recording head heater systems with two electrical connections
JP2011258255A (ja) 熱アシスト磁気記録装置
JP5318428B2 (ja) 磁気ヘッドスライダ及び磁気ディスク装置
JP2008090970A (ja) 発熱制御手段を備えたヘッドアンプ
US9905254B1 (en) Bond pad sharing for powering multiple components of a recording head
KR101259368B1 (ko) 하드 디스크 드라이브 전치 증폭기용 복합 출력 스테이지
JPH01303680A (ja) 情報記録再生装置
JP4877975B2 (ja) Vcmドライバと磁気ディスク制御装置
US6594104B2 (en) Magnetic disk unit including temperature sensing of IC mounted on suspension
CN112216308B (zh) 硬盘驱动器
JP4873457B2 (ja) 磁気ディスク制御装置
CN109841233B (zh) 采用多模式传感电路用于多个头部传感器元件的数据存储设备
JPH08235511A (ja) 対称的抵抗性トランスデューサバイアス回路及び方法
US8576516B2 (en) Magnetic disc apparatus including a thermal actuator as part of a two-stage actuator
US6211638B1 (en) Method and apparatus for linearizing control of a reluctance force motor
CN114203205A (zh) 磁盘装置
US7760460B2 (en) Head integrated circuit and storage apparatus including the same
JP2002186282A (ja) ボイスコイルモータ用駆動回路とその駆動方法
JP2005190654A (ja) マイクロアクチュエータを用いたヘッドアセンブリおよび記録媒体駆動装置
JP3236161B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP6608437B2 (ja) 光記録ヘッドアクチュエータのための電力増幅器
JPH04325971A (ja) 光学的情報記録再生装置のアクチュエータ駆動装置
JP2005267723A (ja) 再生回路及び再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150428