JPWO2012073625A1 - 溶融ガラスの検査装置 - Google Patents

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稔 池野田
静則 金子
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周作 宇崎
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Abstract

本発明は、溶融ガラスをドレイン管によって流下させ、該流下中の溶融ガラスを検査する溶融ガラスの検査装置であって、前記流下中の溶融ガラスを所定の撮像間隔で間欠的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された溶融ガラスの画像を二値化処理する画像処理手段と、前記画像処理手段によって二値化処理された画像に基づき前記溶融ガラスに内在する欠点を検出して計数する欠点検出計数手段と、前記欠点検出計数手段によって計数された前記欠点の計数結果を時系列的に表示する欠点表示手段と、を備えた溶融ガラスの検査装置に関する。

Description

本発明は、溶融ガラスの検査装置に関する。
FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板の製法として、フロート法及びオーバーフローダウンドロー法等による製法が知られている。これらの製法によるガラス製造装置は、溶解槽、成形装置、徐冷炉、及び切断装置から構成されている。
特許文献1に開示されたガラス製造装置は、溶解槽、攪拌ポット、パイプフィーダー、成形用ポット等から構成されている。また、攪拌ポットには、攪拌ポット内の溶融ガラスを攪拌するスターラーが配置されるとともに、攪拌ポットの底部には、攪拌ポットの底部に溜まった溶融ガラスを排出するドレイン管が設けられている。このガラス製造装置によれば、溶解槽でガラス原料を溶融して溶融ガラスとし、この溶融ガラスを溶解槽から攪拌ポットに流入させる。そして、攪拌ポット内でスターラーにより溶融ガラスを撹拌することで溶融ガラスの均質性を上げ、その後、温度調整をしながら溶融ガラスを、パイプフィーダーを介して成形用ポットに流入させる。
ところで、このようなガラス製造装置では、ドレイン管から常時排出(流下)されている溶融ガラスを採取して、現在製造されている溶融ガラスの性状を検査することが行われている。
検査項目は、溶融ガラスに内在する泡などの欠点、及びドレイン管から排出される溶融ガラスの流量(質量)である。
欠点検査に関しては、微量の溶融ガラスを採取し、これを目視又はルーペを使用して泡の数を計数し、溶融ガラスの単位質量当たりの個数に換算することで評価している。前記欠点検査は、作業者によって数時間毎に実施され、1回の検査に費やす時間は数十分である。
一方、溶融ガラスの流量測定は、数秒間に流下した溶融ガラスを採取して、その流量を測定し、これを単位時間(24時間)当たりの流量に換算している。前記流量測定は、作業者によって数時間毎に実施され、1回の測定に費やす時間は数分である。溶融ガラスはドレイン管から常時抜き取られているため、抜き取られる溶融ガラスの流量を把握できる。抜き取られる溶融ガラスの流量を把握し、当該溶融ガラスの流量と成形されたガラス板の体積との総量によって、溶解槽から流れ出る溶融ガラスの流量の経時変化(CHANGE over time)を把握できる。
日本国特開2007−161566号公報
前述の如く、従来の溶融ガラスの検査は作業者が実施しており、またその検査間隔も数時間なので、欠点数と流量の細かな変動を把握することができないという欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、省人化及び欠点数情報集計時間の短縮ができるとともに、検査時間の間隔を短縮することにより欠点数の細かな変動を把握できる溶融ガラスの検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、溶融ガラスをドレイン管によって流下させ、該流下中の溶融ガラスを検査する溶融ガラスの検査装置であって、前記流下中の溶融ガラスを所定の撮像間隔で間欠的に撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を二値化処理する画像処理手段と、前記画像処理手段によって二値化処理された画像に基づき前記溶融ガラスに内在する欠点を検出して計数する欠点検出計数手段と、前記欠点検出計数手段によって計数された前記欠点の計数結果を時系列的に表示する欠点表示手段と、を備えた溶融ガラスの検査装置を提供する。
本発明によれば、まず、ドレイン管から流下中の溶融ガラスを撮像手段によって所定の撮像間隔で間欠的に撮像する。前記撮像間隔は、前記溶融ガラスに内在する欠点数の細かい変動を把握するために1秒以下であることが好ましい。次に、撮像手段で撮像された画像を画像処理手段によって二値化処理する。前記二値化処理された画像において、泡などの欠点は白画像、溶融ガラスは黒画像として識別される。次いで、前記二値化処理された画像に基づいて、欠点検出計数手段が溶融ガラスに内在する欠点を検出して計数する。すなわち、欠点検出計数手段は、前記二値化処理された画像において、欠点である白画像を検出して、白画像の個数を欠点の個数として計数する。そして、欠点検出計数手段で計数された欠点の計数結果を、欠点表示手段で時系列的に表示する。
したがって、本発明によれば、ドレイン管から流下する溶融ガラスの検査に撮像手段を用いることにより省人化できる。また、画像処理手段及び欠点検出計数手段によって、欠点数情報集計時間の短縮できる。更に、検査時間の間隔を短縮できるため、欠点数の細かな変動を把握できる。この時、欠点の計数結果が欠点表示手段に時系列的に表示されるので、前記計数結果を可視化でき、よって、欠点数の細かな変動を容易に把握できる。
本発明は、前記画像処理手段によって二値化処理された複数の画像のうち、任意の画像及び当該画像に時間的に隣接する画像の2画像に基づいて前記欠点の移動量を算出する移動量算出手段と、前記移動量算出手段で得られた前記欠点の移動量を前記撮像間隔で除算することにより前記流下中の溶融ガラスの流速を算出する流速算出手段と、前記流速算出手段で得られた前記流速に、前記流下中の溶融ガラスの流下方向に対して直交する方向の溶融ガラスの断面積と前記流下中の溶融ガラスの比重とを乗算することにより前記流下中の溶融ガラスの単位時間当たりの流量を算出する流量算出手段と、前記流量算出手段によって算出された前記流量を時系列的に表示する流量表示手段と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、まず、移動量算出手段が、画像処理手段によって二値化処理された画像のうち、任意の画像及び当該画像に時間的に隣接する画像の2画像に基づいて欠点の移動量を算出する。次に、流速算出手段が、前記欠点の移動量を撮像間隔で除算して、ドレイン管から流下中の溶融ガラスの流速を算出する。次いで、流量算出手段が、前記流速に、前記流下中の溶融ガラスの流下方向の断面積と溶融ガラスの比重とを乗算して、前記流下中の溶融ガラスの単位時間当たりの流量を算出する。そして、流量表示手段が、前記流下中の溶融ガラスの流量を時系列的に表示する。これにより、本発明は、ドレイン管から流下している溶融ガラスの流量の情報集計時間を短縮できるので、流量の細かな変動を把握できる。
本発明は、前記欠点検出計数手段で計数された前記欠点の個数、及び前記流量算出手段で算出された前記流量に基づき、前記流下中の溶融ガラスの単位流量当たりの前記欠点の個数を算出する欠点個数算出手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、欠点個数算出手段によって、ドレイン管から流下している溶融ガラスの単位流量当たりの欠点の個数を算出することができる。よって、現在製造されている溶融ガラスの品質をリアルタイムに確認することができる。
本発明は、前記撮像手段によって撮像された溶融ガラスの画像に基づき、前記流下中の溶融ガラスの輝度を計測する輝度計測手段と、前記輝度計測手段によって計測された前記輝度を時系列的に表示する輝度表示手段と、を備えることが好ましい。
本発明によれば、輝度計測手段が、撮像手段によって撮像された画像に基づいてドレイン管から流下している溶融ガラスの輝度を計測する。そして、輝度表示手段が、溶融ガラスの輝度を時系列的に表示する。これにより、ドレイン管から流下している溶融ガラスの輝度の変動をリアルタイムに確認することができる。
本発明は、前記流下中の溶融ガラスは、溶解槽で製造された溶融ガラスの一部であることが好ましい。
本発明のドレイン管は、溶解槽と成形装置との間に設けられている溶融ガラスの搬送管の底部及び溶解槽の底部の少なくともいずか一方に設けられているものであり、溶解槽で製造された溶融ガラスは、このドレイン管から常時抜き出され、本発明の溶融ガラスの検査装置によって検査される。
以上説明したように本発明の溶融ガラスの検査装置によれば、省人化及び欠点数の情報集計時間を短縮できるとともに、検査時間の間隔を短縮できるので、欠点数の細かな変動を把握できる。
図1は、フロート法のガラス製造装置の概略断面図である。 図2は、電子カメラの撮像間隔を示したタイミングチャートである。 図3Aは、モニタに時系列的に表示された欠点の個数を示したグラフである。 図3Bは、モニタに時系列的に表示された流量を示したグラフである。 図3Cは、モニタに時系列的に表示された輝度を示したグラフである。 図4(A)および4(B)は、溶融ガラスの流量を算出するために用いた泡の移動画像を示した説明図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る溶融ガラスの検査装置の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、フロート法のガラス製造装置12の概略断面図である。ガラス製造装置12は、溶解槽14及び成形装置であるバス16を備えており、溶解槽14とバス16とは、溶融ガラスを搬送する搬送管18を介して連結されている。よって、溶解槽14によって製造された溶融ガラスGは、搬送管18を通過してバス16に供給される。なお、溶解槽14とバス16との間に、溶融ガラスに内在する泡を脱泡して、溶融ガラスを清澄する清澄槽を配置してもよい。
溶解槽14は、燃料を燃焼して得られる火炎の熱を利用して、又は電熱を利用して得られる高温、例えば、無アルカリガラスの場合は約1500℃以上の高温でガラス原料を溶融して、溶融ガラスGを製造する。溶解槽14で製造された溶融ガラスGは、溶解槽14の下流側壁面20に開口された払出口22を介して搬送管18に払い出しされる。
ガラス板は、次の方法により製造される。
まず、ガラス原料を、溶解槽14に連続的に投入し、ガラス原料の物性に応じた温度で加熱して溶解し、対流により循環させる。このように溶融ガラスGを溶解槽14内で循環させることによって、溶融ガラスGの脱泡効率を上げることができる。また、溶解槽14では、溶融ガラスGに含まれる泡を溶融ガラスGの表面に浮上させて脱泡させるため、払出口22は、下流側壁面20の底部24の近傍に開口され、泡を含む溶融ガラスGを搬送管18に極力流出させないようにしている。
バス16には溶融錫26が溜められており、バス16の上流側の溶融錫26の表面に溶融ガラスGが供給される。バス16の上流側の溶融錫26に供給された溶融ガラスGは、溶融錫26の表面上で広がりながら板状となって所定の板厚に成形される。板状に成形された溶融ガラスGは、バス16の下流側に引っ張られながら、バス16の下流側から徐冷炉(不図示)に搬入され、ここで常温まで冷却される。冷却された帯状の板ガラスは、徐冷炉の後段に配置された切断装置によって切断されて所望の大きさの無アルカリガラス板となる。以上が無アルカリガラス板の製造方法である。
搬送管18の底部には、ドレイン管28が鉛直方向に連結されている。このドレイン管28は、直管の排出管30とオリフィス32とから構成されている。このドレイン管28からは、搬送管18を通過する溶融ガラスGの一部が常時抜き取られる。すなわち、溶融ガラスGの一部は、ドレイン管28のオリフィス32から常時流下されている。
実施の形態の溶融ガラスの検査装置10は、ドレイン管28から流下中の溶融ガラスG1を検査する装置である。この検査装置10は、電子カメラ(撮像手段)34、画像処理部(画像処理手段)36、演算部(欠点検出計数手段、移動量算出手段、流速算出手段、流量算出手段、欠点個数算出手段、輝度計測手段)38、及びモニタ(欠点表示手段、流量表示手段、輝度表示手段)40を備えている。
電子カメラ34は、ドレイン管28から流下中の溶融ガラスG1を所定の撮像間隔で間欠的に撮像する。図2は、電子カメラ34の撮像間隔を示したタイミングチャートである。図2に示すように、撮像タイミングのトリガは、Trg1、Trg2で設定されており、Trg1からTrg2のトリガ設定T1が35msecに、Trg1から次のTrg1までのトリガ設定T2(1周期)が1000msecにそれぞれ設定されている。また、電子カメラ34のシャッター速度は、1/1500secに設定されている。したがって、電子カメラ34は、1秒間において2枚の溶融ガラスG1の画像を取り込むように設定されている。なお、トリガ設定T2は、1周期を1秒としたこの設定に限定されるものではないが、欠点数の細かい変動を把握するためには、1周期を1秒以内とすることが好ましい。また、Trg1からTrg2のトリガ設定T1も35msecに限定されるものではない。後述するように、溶融ガラスG1とともに自由落下する泡(欠点)の移動量は、前記Trg1、Trg2のタイミングで撮像された2枚の画像から算出する。そのため、撮像間隔は、電子カメラ34の視野幅、解像度なども考慮して、泡の移動量を算出し易い間隔に設定することが好ましい。
更に、電子カメラ34は、溶融ガラスG1の流下方向に対して角度θとなるように傾斜して配置されていることが好ましい。溶融ガラスG1に内在する泡は、溶融ガラスG1の流れに追従して、流下方向に延びて、細長い形状に変形し易い。後述する二値化処理において、溶融ガラスG1に内在する細長い形状の泡は識別され難い。電子カメラ34の設置方向が溶融ガラスG1の流下方向に対して傾斜している場合、細長い形状の泡でも、後述する二値化処理において、泡を容易に識別できる。
更に、電子カメラ34は、冷却装置(不図示)によって冷却されていることが好ましい。ガラス製造装置12の周辺は高温のため、その温度によって電子カメラ34が破損する恐れがある。したがって、電子カメラ34が冷却装置によって冷却されることで、高温による破損を防止できる。
画像処理部36は、電子カメラ34で撮像された溶融ガラスG1の画像を取り込むと、前記画像を直ちに二値化処理する。二値化処理された画像において、泡などの欠点は白画像、溶融ガラスは黒画像として識別される。次いで、画像処理部36で二値化処理された画像に基づいて、演算部38が溶融ガラスG1に内在する欠点を検出して計数する。すなわち、演算部38は、二値化処理された画像のうち、欠点画像である白画像を検出して、白画像の個数を欠点の個数として計数する。そして、演算部38で計数された欠点の計数結果が、モニタ40に図3Aの如く時系列的に表示される。
図3Aは、モニタ40に時系列的に表示された欠点の個数Nを示したグラフである。図3Aのグラフの縦軸は欠点の個数Nであり、横軸は経過時間tを示している。
図3Aによれば、欠点個数を示した2本のグラフA、Bが示されている。2本のグラフA、Bが示されている理由は、演算部38が白画像の大きさを検出し、所定のサイズ毎に分けて欠点個数を表示しているためである。欠点のサイズを細かく区別した場合には3本以上のグラフとなり、また、欠点総数のみを表示する場合には1本のグラフとなる。
したがって、実施の形態の溶融ガラスの検査装置10によれば、電子カメラ34を用いることにより省人化できる。また、画像処理部36及び演算部38によって、欠点数情報集計時間を短縮できる。更に、検査時間の間隔を短縮することができるので、欠点数の細かな変動を把握できる。この時、欠点の計数結果がモニタ40に時系列的に表示されるので、その計数結果を可視化でき、よって、欠点数の細かな変動を容易に把握できる。
一方、演算部38は、前述した欠点計数機能の他、溶融ガラスG1の流量も演算する機能を有している。図4(A)および4(B)は、溶融ガラスG1の流量を算出するために用いた泡の移動画像を示した説明図である。
すなわち、演算部38は、画像処理部36によって二値化処理された画像のうち、図4(A)および4(B)で示した任意の画像及び当該画像に時間的に隣接する画像の2画像に基づいて泡Bの移動量(落下量)Sを算出する。図4(A)は、図2のTrg1のタイミングで撮像された溶融ガラスG1の画像であり、図4(B)は、図2のTrg2のタイミングで撮像された溶融ガラスG1の画像である。
次に、演算部38は、泡Bの移動量Sを撮像間隔(35msec)で除算して、ドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の流速Vを算出する。次いで、演算部38は、前記流速Vに、ドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の流下方向に対して直交する方向の溶融ガラスG1の断面積とドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の比重とを乗算して、ドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の単位時間(24時間)当たりの溶融ガラスG1の流量(ton/day)を算出する。
そして、演算部38は、演算部38で算出された流量結果を、モニタ40に時系列的で表示する。図3Bは、モニタ40に時系列的に表示された流量Fを示したグラフである。図3Bのグラフの縦軸は流量Fであり、横軸は経過時間tを示している。
これにより、実施の形態の溶融ガラスの検査装置10は、溶融ガラスG1の流量の情報集計時間を短縮できるので、流量の細かな変動を把握できる。
なお、演算に使用する溶融ガラスG1の断面積とは、図4の画像で示された溶融ガラスG1の最大半径r1と最小半径r2とから算出される平均断面積である。
更に、演算部38は、演算部38で計数された泡の個数、および演算部38で算出された溶融ガラスG1の流量に基づき、ドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の単位流量当たりの泡の個数を算出する。これにより、溶解槽14で現在製造されている溶融ガラスGの品質をリアルタイムに確認することができる。
更に、演算部38は、電子カメラ34によって撮像された溶融ガラスG1の画像に基づき、ドレイン管28から流下する溶融ガラスG1の輝度を計測することができる。そして、演算部38は、演算部38で計測された輝度を、モニタ40に時系列的で表示する。
図3Cは、モニタ40に時系列的に表示された輝度Lを示したグラフである。図3Cのグラフの縦軸は輝度Lであり、横軸は経過時間tを示している。これにより、溶融ガラスG1の輝度の変動をリアルタイムに確認することができる。
ここで、電子カメラ34は、照明装置を使用することなく溶融ガラスG1を撮像しているので、溶融ガラスG1の輝度を正確に計測することができる。溶融ガラスG1の輝度が変化すれば、溶融ガラスG1の品質の変化、又は、電子カメラの状態の変化を把握できる。したがって、輝度の変化に応じて、ガラス製造装置の操業条件を変更したり、電子カメラの点検をする目安にしたりすることができる。
なお、実施の形態では、バス16を使用したガラス製造装置12を例示したが、これに限定されるものではなく、他の製法、例えば、リドロー法、スロットダウンドロー法、オーバーフローダウンドロー法、及び引上げ法等のガラス製造装置にも適用できる。
本発明を詳細に、また特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の範囲と精神を逸脱することなく、様々な修正や変更を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
本出願は、2010年12月1日出願の日本特許出願2010−268061に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
G…溶融ガラス、G1…溶融ガラス、10…検査装置、12…ガラス製造装置、14…溶解槽、16…バス、18…搬送管、20…下流側壁面、22…払出口、24…底部、26…溶融錫、28…ドレイン管、30…排出管、32…オリフィス、34…電子カメラ、36…画像処理部、38…演算部、40…モニタ

Claims (5)

  1. 溶融ガラスをドレイン管によって流下させ、該流下中の溶融ガラスを検査する溶融ガラスの検査装置であって、
    前記流下中の溶融ガラスを所定の撮像間隔で間欠的に撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された溶融ガラスの画像を二値化処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって二値化処理された画像に基づき前記溶融ガラスに内在する欠点を検出して計数する欠点検出計数手段と、
    前記欠点検出計数手段によって計数された前記欠点の計数結果を時系列的に表示する欠点表示手段と、
    を備えた溶融ガラスの検査装置。
  2. 前記画像処理手段によって二値化処理された複数の画像のうち、任意の画像及び当該画像に時間的に隣接する画像の2画像に基づいて前記欠点の移動量を算出する移動量算出手段と、
    前記移動量算出手段で得られた前記欠点の移動量を前記撮像間隔で除算することにより前記流下中の溶融ガラスの流速を算出する流速算出手段と、
    前記流速算出手段で得られた前記流速に、前記流下中の溶融ガラスの流下方向に対して直交する方向の溶融ガラスの断面積と前記流下中の溶融ガラスの比重とを乗算することにより前記流下中の溶融ガラスの単位時間当たりの流量を算出する流量算出手段と、
    前記流量算出手段によって算出された前記流量を時系列的に表示する流量表示手段と、
    を備えた請求項1に記載の溶融ガラスの検査装置。
  3. 前記欠点検出計数手段で計数された前記欠点の個数、及び前記流量算出手段で算出された前記流量に基づき、前記流下中の溶融ガラスの単位流量当たりの前記欠点の個数を算出する欠点個数算出手段を備えた請求項2に記載の溶融ガラスの検査装置。
  4. 前記撮像手段によって撮像された溶融ガラスの画像に基づき、前記流下中の溶融ガラスの輝度を計測する輝度計測手段と、
    前記輝度計測手段によって計測された前記輝度を時系列的に表示する輝度表示手段と、
    を備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶融ガラスの検査装置。
  5. 前記流下中の溶融ガラスは、溶解槽で製造された溶融ガラスの一部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶融ガラスの検査装置。
JP2012546744A 2010-12-01 2011-10-27 溶融ガラスの検査装置 Pending JPWO2012073625A1 (ja)

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