JPWO2012032620A1 - コンピュータシステムの管理方法及び管理装置 - Google Patents

コンピュータシステムの管理方法及び管理装置 Download PDF

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Abstract

ホストコンピュータに割り当てるためのボリューム等を適切に選択し、作業効率を低減すること。管理サーバ10は、ユーザから入力される情報に基づいて前提条件(例えば、ユーザID、ホストID、業務ラベルID)を入力すると、前提条件に対応する検索条件セットを特定し、ユーザに推奨する。ユーザは推奨された検索条件をそのままで、または一部を変更して、使用することができる。管理サーバは、ストレージシステムに指示を与えて、検索されたボリューム等をホストに割り当てさせる。

Description

本発明は、コンピュータシステムの管理方法及び管理装置に関する。
企業等で管理されるデータの量は、日々増大する。システム管理者等のユーザは、ホストコンピュータに、そのホストコンピュータが必要とするサイズの論理ボリュームを割り当てる。しかし、コンピュータシステムの構成は複雑であり、ホストコンピュータに適した論理ボリュームを見つけ出して、そのホストコンピュータに割り当てるのは手間がかかり、使い勝手が悪い。
そこで、アプリケーションプログラム毎の要求特性及び期待されるディスク性能等をポリシとして予め定義しておき、定義されたポリシのうちユーザにより選択されたポリシに合致する論理ボリュームを、ホストコンピュータに割り当てる論理ボリュームとして決定するようにした技術が提案されている(特許文献1)。
特開2004−334561号公報
前記文献に記載の従来技術は、検索条件をポリシとして保存することにより、過去に使用した検索条件を再利用し易くしている。このようにして従来技術では、ユーザの入力作業の軽減を図っている。
しかし、従来技術では、検索条件の組合せの数だけポリシを定義して保存する必要があるため、システムの運用期間が長くなればなるほど、多数のポリシが生成される。従って、多数のポリシを管理するための作業が必要となり、ユーザの負担が増加する。さらに、ポリシの数が増大するほど、ポリシ群の中から適切なポリシを選択することは難しくなるため、ユーザの使い勝手が低い。
そこで、本発明の目的は、ユーザの使い勝手を向上できるようにしたコンピュータシステムの管理方法及び管理装置を提供することにある。本発明の他の目的は、ユーザの操作履歴に基づいて、記憶領域の検索に使用する情報をユーザに推奨することにより、ユーザの使い勝手を向上できるようにしたコンピュータシステムの管理方法及び管理装置を提供することにある。本発明の更なる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決するための一つの観点では、一つ以上のホストコンピュータと、ホストコンピュータにより使用されるデータを記憶する一つ以上のストレージシステムと、管理装置とを含むコンピュータシステムを管理するための方法であって、管理装置は、(A)ストレージシステムの有する複数の記憶領域の中からホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための前提条件として、少なくとも、ホストコンピュータを識別するためのホスト識別情報と必要な記憶サイズを受信し、(B)さらに、複数の記憶領域の中からホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための検索条件を一つ以上受信し、(C)前提条件と検索条件とに基づいて、ストレージシステムの有する複数の記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、(D)検出された候補をユーザに提示し、(E)提示された候補のうち、ユーザにより選択された記憶領域を識別するための記憶領域識別情報を受信し、(F)記憶領域識別情報を指定してストレージシステムに通知することにより、記憶領域識別情報により特定される記憶領域をホストコンピュータに割り当てるようにストレージシステムに指示し、(G)検索条件に基づいて、検索条件に関する優先度を管理するための優先度管理情報を更新し、(H)前提条件を再び受信した場合は、優先度管理情報に管理されている優先度に基づいて、一つ以上の検索条件を含む一つ以上の検索条件セットを、ユーザに推奨する推奨検索条件セットとして作成し、(I)推奨検索条件セットに含まれる検索条件に基づいて、ストレージシステムの有する各記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、(J)検出された候補と推奨検索条件セットに含まれる検索条件とを対応付けて、推奨検索条件セット毎に提示する。
さらに、管理装置は、(K)提示される推奨検索条件セットのうち、ユーザにより選択された推奨検索条件セットに基づいて、優先度管理情報で管理される優先度を更新してもよい。
本発明は、コンピュータシステムを管理する管理装置により実行されるコンピュータシステムとして構成することもできる。そのコンピュータプログラムは、記録媒体に固定して配布したり、通信ネットワークを介して配信することができる。
図1は、本発明の実施形態の概要を示す説明図である。 図2は、コンピュータシステムの全体概要を示す。 図3は、管理サーバの構成を示すブロック図である。 図4は、ストレージシステムの構成を示すブロック図である。 図5は、ストレージシステムの構成情報の例を示すテーブルである。 図6は、ストレージシステムと論理ボリュームとの対応関係を示すテーブルである。 図7は、通信ポートとホストグループの対応関係を示すテーブルである。 図8は、論理ボリュームと通信ポートの対応関係を示すテーブルである。 図9は、推奨情報管理領域の構成及び関係を模式的に示す図である。 図10は、ユーザを管理するためのテーブルである。 図11は、業務アプリケーションプログラムの種別を示すラベルを管理するためのテーブルである。 図12は、ホストコンピュータを管理するためのテーブルである。 図13は、検索のための前提条件の組合せと条件タイプ識別子との関係を示す条件タイプ検出テーブルである。 図14は、条件タイプを管理するためのテーブルである。 図15は、検索条件毎の優先度を管理するためのテーブルである。 図16は、ユーザ情報及びアクセス制御情報を登録するための処理を示すフローチャートである。 図17は、ユーザ情報を登録する画面の例である。 図18は、アクセス制御情報を登録する画面の例である。 図19は、推奨情報を提供する処理を示すフローチャートである。 図20は、ホスト情報を登録する画面の例である。 図21は、ボリュームをホストに割り当てさせるための情報(前提条件)を入力する画面例である。 図22は、推奨情報を提供する画面の例である。 図23は、推奨情報を検出する処理を示すフローチャートである。 図24は、優先度を取得する処理を示すフローチャートである。 図25は、推奨情報管理領域を更新させる処理を示すフローチャートである。 図26は、優先度を算出する処理を示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。最初に、図1を参照して本発明の概要を説明し、次に、図2以降を参照して実施例について説明する。図1は、本発明の理解及び実施に必要な程度で記載されている。本発明の範囲は、図1に記載の構成に限定されない。図1に記載されていない特徴は、後述の実施例で明らかにされる。
図1に示すように、コンピュータシステムは、少なくとも一つの管理サーバ10と、少なくとも一つのホストコンピュータ20と、少なくとも一つのストレージシステム30とを含む。管理サーバ10は、管理用通信ネットワークCN1を介して、ホストコンピュータ20及びストレージシステム30に接続される。ホストコンピュータ20とストレージシステム30とは、データ送受信用のI/O(Input/Output)ネットワークCN2を介して接続される。
先にホストコンピュータ20及びストレージシステム30を説明し、次に管理サーバ10を説明する。ホストコンピュータ20は、例えば、いわゆるオープン系サーバコンピュータ、または、メインフレームコンピュータのようなコンピュータとして構成される。ホストコンピュータ20がメインフレームコンピュータの場合、例えば、FICON(Fibre Connection:登録商標)、ESCON(Enterprise System Connection:登録商標)、ACONARC(Advanced Connection Architecture:登録商標)、FIBARC(Fibre Connection
Architecture:登録商標)等の通信プロトコルに従って、データ通信が行われる。ホストコンピュータ20がサーバコンピュータの場合は、例えば、FCP(Fibre Channel Protocol)、iSCSI(internet Small Computer System Interface)等の通信プロトコルに従って、データ通信が行われる。
ホストコンピュータ20は、例えば、顧客管理ソフトウェア、商品管理ソフトウェア、売上げ管理ソフトウェア、電子メール管理ソフトウェア、文書作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、画像処理ソフトウェア、画像配信ソフトウェア等のようなアプリケーションプログラム21を少なくとも一つ備えている。アプリケーションプログラム21は、割り当てられた論理ボリュームにアクセスして、データを読み書きする。
ストレージシステム30は、コントローラ31と、複数の記憶装置32と、RAIDグループ33とを備える。コントローラ31は、ホストコンピュータ20からのコマンドに従って、論理ボリューム34(図2参照)にデータを読み書きする。さらに、コントローラ31は、管理サーバ10からの指示に従って、ストレージシステム30の構成を変更させる。
記憶装置32は、データを記憶するための装置である。記憶装置としては、例えば、ハードディスクデバイス、半導体メモリデバイス、光ディスクデバイス、光磁気ディスクデバイス、磁気テープデバイス、フレキシブルディスクデバイス等のデータを読み書き可能な種々のデバイスを利用可能である。
記憶装置としてハードディスクデバイスを用いる場合、例えば、FC(Fibre Channel)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、SATAディスク、ATA(AT Attachment)ディスク、SAS(Serial Attached SCSI)ディスク等を用いることができる。また、例えば、フラッシュメモリ(SSD)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、MRAM(MagnetoresistiveRandom Access
Memory)、相変化メモリ(Ovonic Unified Memory)、RRAM(Resistance RAM)」等の種々の記憶装置を用いることもできる。さらに、例えば、フラッシュメモリデバイスとハードディスクドライブのように、種類の異なる記憶装置を混在させる構成でもよい。
RAIDグループ33は、例えば、RAID1,5,6のようなRAIDレベル毎のグループを示す。RAIDグループ33は、少なくとも一つの記憶装置32を含む。
「管理装置」としての管理サーバ10は、後述のように、検索のための前提条件をユーザから受信すると、その前提条件に応じた検索条件を含む推奨検索条件セットを作成し、推奨検索条件セットに合致する論理ボリュームまたはRAIDグループを候補として、ユーザに提示する。管理サーバ10は、ユーザの選択に基づいてストレージシステム30に指示を与え、さらに、ユーザの選択に基づいて、検索条件に関連付けられる優先度を更新する。なお、通信パスを、候補としてユーザに提示してもよい。
管理サーバ10の構成の例を説明する。管理サーバ10は、例えば、前提条件取得部11と、検索条件セット取得部12と、検索部13と、構成情報管理部14と、検索結果出力部15と、検索条件セット修正部16と、割当て指示部17と、検索条件セット更新部18と、検索条件セット管理テーブル19とを備える。
前提条件取得部11は、検索の前提となる条件をユーザから取得する。前提条件としては、例えば、ユーザを識別する情報(ユーザ名)、ホストコンピュータ20上で動作するアプリケーションプログラム21の種類を識別する情報(業務ラベル名)、ホストコンピュータ20を識別する情報(ホスト名)を挙げることができる。
検索条件セット取得部12は、前提条件に応じた検索条件セットを、検索条件セット管理テーブル19から取得する。検索条件セットは、少なくとも一つの検索条件を含むセットである。検索条件セットは、ユーザに推奨される検索条件のセットであり、「推奨検索条件セット」に該当する。
検索条件は、条件タイプと条件値とを含む。条件タイプとしては、例えば、ストレージシステムのモデル名、ディスクタイプ、回転数、RAIDレベル、ボリュームタイプ、パス等を挙げることができる。条件値は、条件タイプ毎に異なる。
例えば、条件タイプ「ストレージシステムのモデル名」の場合、条件値として、モデル1、モデル2のような値が設定される。条件タイプ「ディスクタイプ」の場合、条件値として、FC、SCSI、SATA、ATA、SAS、SSD(Flash Solid State Drive)のような値が設定される。条件タイプ「回転数」の場合、条件値として、10000回転、15000回転のような値が設定される。条件タイプ「RAIDレベル」の場合、条件値として、RAID1、RAID5、RAID6のような値が設定される。
さらに、条件値には、「=」、「≠」、「含む」、「除く」のような条件式を設定することもできる。例えば、「=FC」は、FCディスクを指定する。「≠FC」は、FC以外の他の種類のディスクを指定する。「FCを含む」は、FCディスクを含む他の種類のディスクを指定する。
検索部13は、検索条件セットに基づいて構成情報管理部14により管理される構成情報を検索する。構成情報とは、ストレージシステム30の構成を示す情報である。検索部13は、ホストコンピュータ20に割り当てる、論理ボリュームまたはRAIDグループ33の候補を少なくとも一つ抽出する。
ホストコンピュータ20に割り当てる「記憶領域」としては、論理ボリュームまたはRAIDグループ33に限らない。例えば、プールのような単位をホストコンピュータ20に割当てる構成でもよい。そのプールは、いわゆるシンプロビジョニング技術に使用される。シンプロビジョニング技術では、見せかけのサイズを有する仮想ボリュームをホストコンピュータ20に提供し、ホストコンピュータ20からのライトアクセスに応じて仮想ボリュームに割り当てる実記憶領域を増加させる。仮想ボリュームに割り当てられる実記憶領域は、プール内の論理ボリュームの中から選択される。以下、ホストコンピュータ20に割り当てられる記憶領域としての、論理ボリュームまたはRAIDグループ33(あるいはプール)を「ボリューム等」と呼ぶ場合がある。
検索部13による検索の結果は、検索結果出力部15を介して出力される。検索結果出力部15は、例えば、管理サーバ10に接続される操作端末40(図2参照)の画面に、検索結果を表示させる。
検索結果は、例えば、各検索条件セット毎の表示部を含む。各表示部には、検索条件セットを構成する検索条件に関する情報と、その検索条件セットを用いた検索の結果を示す情報とが含まれる。検索条件に関する情報には、条件タイプと条件値が含まれる。検索条件に関する情報の少なくとも一部は、ユーザが修正可能な形態で提供される。検索結果を示す情報は、ホストコンピュータ20に割り当てるボリューム等を特定するための情報を含む。
ユーザが、推奨された検索条件セットの一部または全部の修正を希望する場合、検索条件セット修正部16により検索条件セットの一部または全部が修正され、検索部13により再検索される。
ユーザは、各検索条件セット毎の表示部を見比べて、ホストコンピュータ20に割り当てるボリューム等を決定し、管理サーバ10に割当ての実行を指示する。ユーザの指示を受けた割当て指示部17は、ユーザにより選択されたボリューム等をユーザにより指定されたホストコンピュータ20に割り当てるようにとの指示を、ストレージシステム30のコントローラ31に送信する。コントローラ31は、割当て指示部17からの指示に従って、指定されたボリューム等を指定されたホストコンピュータ20が使用できるように、ストレージシステム30の構成を変更する。
検索条件セット更新部18は、ストレージシステム30への割当て指示が正常に終了すると、検索条件セット管理テーブル19の内容を更新する。検索条件セット管理テーブル19は、ユーザから入力される前提条件と、過去に使用された検索条件セットとが対応付けられて記憶されている。過去に使用された検索条件セットを構成する各検索条件には、使用頻度を示す優先度がそれぞれ設定されている。優先度が高いほど、その検索条件セットの使用頻度が大きいことを意味する。
検索条件セット更新部18は、検索条件セット管理テーブル19に記憶されている各検索条件のうち、ユーザにより選択された検索条件に関連付けられている優先度を高く設定する。これに対し、検索条件セット更新部18は、検索条件セット管理テーブル19に記憶されている各検索条件のうち、ユーザにより選択されなかった検索条件の優先度を低く設定する。
なお、検索条件セット更新部18は、ユーザにより選択された検索条件が検索条件セット管理テーブル19に登録されていない場合、その検索条件を検索条件セット管理テーブル19に追加する。
このように構成される本実施形態では、ユーザが、検索を行うための前提条件を管理サーバ10に入力するだけで、その前提条件に対応する検索条件セットが少なくとも一つ管理サーバ10からユーザに推奨される。ユーザは、推奨された検索条件セットをそのまま使用したり、または、推奨された検索条件セットを一部修正して使用したりすることができる。従って、ユーザは、検索条件セットの全てを指定する必要がなく、前提条件を入力するだけで、適切なボリューム等を選択することができる。これにより、ユーザの利便性が向上する。
本実施形態では、ユーザがコンピュータシステムを使用する期間が長くなるほど、そのユーザの検索履歴が検索条件セット管理テーブル19に蓄積されていく。従って、ユーザに推奨される検索条件セット及び検索結果である候補の精度を高めることができる。
後述の実施例では、コンピュータシステムを初めて使用するユーザ、または、使用期間の短いユーザのために、ユーザに推奨する検索条件セットの抽出範囲を広げる。
図2は、本実施例に係るコンピュータシステムの全体を示す。図1で述べたように、少なくとも一つの管理サーバ10は、LAN(Local Area Network)のような管理用通信ネットワークCN1を介して、少なくとも一つのホストコンピュータ20と、少なくとも一つのストレージシステム30と、少なくとも一つの操作端末40とに接続されている。ホストコンピュータ20とストレージシステム30とは、SAN(Storage Area Network)のようなI/O用の通信ネットワークCN2を介して接続されている。以下、ホストコンピュータ20とストレージシステム30と操作端末40とは、それぞれ複数存在するものとして述べる。
管理サーバ10は、図2に示すように、コントローラ31と、記憶装置32と、RAIDグループ33と、論理ボリューム34と、通信ポート(以下、ポートと呼ぶ)35とを備える。
論理ボリューム34は、RAIDグループ33として仮想化された物理的記憶領域を用いて作成される。一つのRAIDグループ33に複数の論理ボリューム34を設けることができる。論理ボリューム34は、通信ポート35を介して所定のホストコンピュータ20に対応付けられる。換言すれば、各ホストコンピュータ20は、自分に割り当てられた論理ボリューム34にのみアクセスすることができ、自分に割り当てられていない論理ボリューム34にアクセスすることはできない。
後述の図18に示すように、管理サーバ10で管理されている、論理ボリューム34に関する情報及びホストコンピュータ20に関する情報のうち、ユーザがアクセス可能な論理ボリュームとホストコンピュータとをリスト化した情報を、アクセスコントロールリスト(ACL)と呼ぶ。
図3は、管理サーバ10のブロック図である。管理サーバ10は、複数のコンピュータから構成することもできるし、図3に示すように、一つのコンピュータとして構成することもできる。
管理サーバ10は、例えば、マイクロプロセッサ(CPU)101と、メモリ102と、通信インターフェース(LAN_I/F)103とを備える。
マイクロプロセッサ101は、メモリ102に記憶されたコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより、後述の機能を実現する。メモリ102には、各種の管理情報1000と、構成情報管理プログラム1100と、推奨情報管理プログラム1200とが記憶されている。なお、図3では、便宜上一つのメモリ102を示すが、複数のメモリから構成されてもよい。
メモリ102には、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の半導体メモリのほかに、例えば、ハードディスクデバイスまたはフラッシュメモリデバイスのような補助記憶装置も含むことができる。
管理サーバ10は、管理用通信ネットワークCN1を介して各操作端末40に接続されている。各操作端末40は、例えば、マイクロプロセッサと、メモリと、通信インターフェースと、キーボード等の情報入力装置と、ディスプレイ等の情報出力装置を備えるコンピュータ端末として構成される。ユーザは、そのユーザが使用権限を有する操作端末40を用いて、管理サーバ10にボリューム割当てを指示することができる。
図3では、ユーザと情報交換を行うための操作端末40と、ボリューム等の検索及びボリューム等の割当てを行う管理サーバ10とを別々のコンピュータとして構成する場合を例に挙げる。これに限らず、管理サーバ10にユーザインターフェースを設けて、ユーザと情報交換する構成としてもよい。
ユーザは、例えば、キーボードスイッチ、ポインティングデバイス、タッチパネル、音声入力装置等を用いて、管理サーバ10に情報(情報には指示も含む)を入力できる。ユーザは、例えば、ディスプレイ、プリンタ、音声出力装置等を用いて、管理サーバ10からの情報を確認することができる。
メモリ102に記憶される管理情報1000は、例えば、ストレージシステムの構成情報1010と、ストレージシステムと論理ボリューム(LU)の対応関係を示す情報1020と、ポートとホストグループの対応関係を示す情報1030と、論理ボリュームとポートの対応関係を示す情報1040と、推奨情報管理領域1050とを含む。各情報の詳細は後述する。
構成情報管理プログラム1100は、各管理情報(構成情報でもある)1010,1020,1030,1040を管理するためのコンピュータプログラムである。
推奨情報管理プログラム1200は、推奨情報管理領域1050に記憶される情報を管理し、ユーザの検索を支援して適切なボリューム等を推奨するためのコンピュータプログラムである。
図4は、ストレージシステム30のブロック図である。ストレージシステム30は、例えば、少なくとも一つのコントローラ31と、少なくとも一つの記憶装置32とを備えている。コントローラ31は、ストレージシステム30の動作を制御する。上述の通り、複数の記憶装置32をグループ化して、RAIDグループ33が構成される。RAIDグループ33の有する物理的記憶領域を用いて、論理ボリューム34が形成される。
コントローラ31は、例えば、ホストコンピュータ20と通信するための第1通信制御回路と、各記憶装置32と通信するための第2通信制御回路と、データ及び制御情報等を記憶するためのメモリと、マイクロプロセッサなどを備える(いずれも不図示)。コントローラ31を複数設けて冗長構成を形成することにより、いずれか一方のコントローラが故障した場合でも、他方のコントローラ31がストレージシステム30の動作を制御することができる。
コントローラ31は、例えば、ストレージシステムの構成情報3000と、I/O処理プログラム3100と、ボリューム作成プログラム3200と、ボリューム割当てプログラム3300とを保持する。
ストレージシステムの構成情報3000は、ストレージシステム30の構成を管理する情報である。I/O処理プログラム3100は、ホストコンピュータ20から発行されるリードコマンド及びライトコマンドを処理し、その処理結果をホストコンピュータ20に返すコンピュータプログラムである。
ボリューム作成プログラム3200は、管理サーバ10からの指示に応じて、論理ボリューム34を作成するためのコンピュータプログラムである。
ボリューム割当てプログラム3300は、管理サーバ10からの指示に応じて、指定された論理ボリューム34を指定されたホストコンピュータ20に割り当てるためのコンピュータプログラムである。
図5は、ストレージシステムの構成情報1010の例を示す。管理サーバ10は、定期的にまたは不定期に、コンピュータシステム内の各ストレージシステム30から構成情報を取得して記憶する。なお、以下の説明において、ID、識別情報、識別子、名前は、置換可能である。
ストレージシステム構成情報1010は、例えば、ストレージID欄1011と、RAIDグループID欄1012と、RAIDレベル1013と、ディスクタイプ欄1014と、RPM欄1015とを対応付けて管理する。
ストレージID欄1011には、ストレージシステム30を識別するための情報(ID)が記憶される。RAIDグループID欄1012には、各ストレージシステム内に設けられているRAIDグループ33を識別するための情報(ID)が記憶される。RAIDレベル欄1013には、RAIDグループ33のRAIDレベルが記憶される。ディスクタイプ欄1014には、RAIDグループ33を構成する記憶装置32のタイプが記憶される。RPM(Rotation Per Minute)欄1015には、記憶装置32の回転速度、つまり、データへのアクセス速度が記憶される。
図6は、ストレージシステムと論理ボリュームとの対応関係を示す情報1020の例である。ストレージシステム−論理ボリューム対応関係情報1020は、例えば、ストレージID欄1021と、ボリュームID欄1022と、RAIDグループID欄1023とを対応付けて管理する。ボリュームID欄1022には、各論理ボリューム34を識別するための情報(ID)が記憶される。管理サーバ10は、情報1020を用いることにより、どのストレージシステムにどの論理ボリュームが設けられているか等を把握することができる。
図7は、ポートとホストグループの対応関係を示す情報1030の例である。ポート−ホストグループ対応関係情報1030は、例えば、ホストグループID欄1031と、ポートID欄1032と、ホストWWN欄1033とを対応付けて管理する。
ホストグループID欄1031には、ホストグループを識別するための情報(ID)が記憶される。一つのホストグループに複数のホストコンピュータ20を関連付けることにより、複数のホストコンピュータ20をグループ管理することができる。ポートID欄1032には、各ポート35を識別するための情報(ID)が記憶される。ホストWWN欄1033には、ポート35に対応付けられるホストコンピュータ20のWWN(World Wide Name)が記憶される。管理サーバ10は、情報1030を用いることにより、どの通信ポート35にどのホストコンピュータ20が対応付けられているか等を把握することができる。
図8は、論理ボリュームとポートとの対応関係を示す情報1040の例である。論理ボリューム−ポート対応関係情報1040は、例えば、ストレージID欄1041と、ボリュームID欄1042と、LUN欄1043と、ポートID欄1044とを対応付けて管理する。LUN欄1043には、LUN(Logical Unit Number)が記憶される。管理サーバ10は、情報1040を用いることにより、各ストレージシステム30の各ポート35に、どの論理ボリューム34が対応付けられているか等を把握することができる。
図9は、推奨情報管理領域1050の構成等を模式的に示す。図9には、ユーザから入力される前提条件に基づいて検索条件セットを取得する様子が示されている。
ユーザは、ホストコンピュータ20にボリューム等を割り当てようとする場合、操作端末40を介して管理サーバ10に、前提条件を入力する。その前提条件として、本実施例では、ユーザ名(ユーザID)、業務ラベル名(業務ラベルID)、ホスト名(ホストID)を用いる。つまり、ユーザは、ホストコンピュータ20に論理ボリューム等を割り当てようとする場合、割り当てようとするユーザ名と、アプリケーションプログラム21の種類と、ホストコンピュータ名とを指定するだけでよい。なお、都合上、図中では「業務ラベル」を「ラベル」と省略する場合がある。
条件タイプ検出テーブル1054は、前提条件を構成する各項目(ユーザ名、業務ラベル名、ホスト名)の組合せ毎に、条件タイプIDが対応付けられる。従って、ユーザが前提条件を入力すると、その前提条件に対応する条件タイプIDが決定される。
決定された条件タイプIDに基づいて、条件タイプ管理テーブル1055を使用することにより、その条件タイプIDに対応する検索条件セットを少なくとも一つ取得することができる。条件タイプ管理テーブル1055は、条件タイプID毎に、複数の検索条件の組合せを管理している。
条件タイプ管理テーブル1055では、各検索条件毎に優先度管理テーブル1056が対応付けられている。優先度管理テーブル1056は、検索条件に設定する値(条件値)とその条件値の優先度とを管理する。例えば、検索条件「ディスクタイプ」に、条件値「=FC」かつ優先度「0.7」と、条件値「=SSD」かつ優先度「0.6」の2組の条件値及び優先度が対応付けられる場合もある。一つの検索条件に複数の条件値が対応付けられている場合、最も優先度の高い条件値を選択することができる。
なお、図1に示す検索条件セット管理テーブル19は、推奨情報管理領域1050に記憶されている少なくとも一つの情報に対応する。例えば、検索条件セット管理テーブル19は、推奨情報管理テーブル1054と、条件タイプ管理テーブル1055と、優先度管理テーブル1056に対応すると考えることができる。
図10は、ユーザを管理するテーブル1051を示す。ユーザ管理テーブル1051は、例えば、ユーザID欄1051Aと、ユーザ名欄1051Bと、認証情報欄1051Cと、ACL欄1051Dとを対応付けて管理する。
ユーザID欄1051Aには、各ユーザを識別する情報(ID)が記憶される。ユーザ名欄1051Bには、各ユーザの名称が記憶される。認証情報欄1051Cには、ユーザが操作端末40を用いて管理サーバ10にログインするために使用される、パスワード等の認証情報が記憶される。パスワードに代えて、または、パスワードと共に、生体情報を用いてもよい。
ACL欄1051Dには、ユーザが利用できるボリュームに関する情報が記憶される。ACL欄に「NULL」が設定されている場合は、アクセス制限が設定されていないことを意味する。ACL欄に論理ボリューム及びホストIDが設定されている場合、ユーザは、設定された論理ボリューム及びホストコンピュータにのみ、アクセス可能であることを意味する。
図11は、業務ラベルを管理するためのテーブル1052を示す。業務ラベル管理テーブル1052は、例えば、ラベルID欄1052Aと、ラベル名欄1052Bとを対応付けて管理する。業務ラベルとは、アプリケーションプログラム21のタイプを示す情報である。従って、業務ラベルを「業務タイプ」と呼び変えることもできる。
ラベルID欄1052Aには、各アプリケーションプログラム21の種類を示すラベルを識別するための情報(ID)が記憶される。ラベル名欄1052Bには、業務ラベルの名称(アプリケーションプログラム21の種類を示す名称)が記憶される。業務ラベル名には、例えば、「データベース」、「ウェブ」、「ファイル」、「ERP」、「電子メール」、「初期値」のような値が設定される。
ERP(Enterprise Resource Planning package)とは、基幹業務を統合的に管理するためのパッケージソフトウェアである。アプリケーションプログラム21の種類が不明な場合には、初期値が設定される。
図12は、ホストコンピュータ20を管理するためのテーブル1053を示す。ホスト管理テーブル1053は、例えば、ホストID欄1053Aと、ホスト名欄1053Bと、IPアドレス欄1053Cと、オペレーティングシステムタイプ欄1053Dと、クラスタ欄1053Eとを対応付けて管理する。
ホストID欄1053Aには、各ホストコンピュータ20を識別する情報(ID)が記憶される。ホスト名欄1053Bには、ホストコンピュータ20の名称が記憶される。IPアドレス欄1053Cには、ホストコンピュータ20のIP(Internet Protocol)アドレスが記憶される。オペレーティングシステムタイプ欄1053Dには、ホストコンピュータ20で稼働するオペレーティングシステムのタイプが記憶される。クラスタ欄1053Eには、ホストコンピュータがクラスタに属する場合、そのクラスタを識別するための情報が記憶される。
図13は、条件タイプを検出するためのテーブル1054を示す。条件タイプ検出テーブル1054は、例えば、ユーザID欄1054Aと、ホストID欄1054Bと、ラベルID欄1054Cと、条件タイプID欄1054Dとを対応付けて管理する。
つまり、条件タイプ検出テーブル1054は、前提条件と検索条件セットとを対応付けるためのテーブルである。条件タイプ検出テーブル1054を用いることにより、前提条件(1054A,1054B,1054Cの各欄の値)に基づいて、その前提条件に対応付けられている条件タイプID(1054D欄の値)を検出できる。
図14は、条件タイプを管理するためのテーブル1055を示す。条件タイプ管理テーブル1055は、例えば、条件タイプID欄1055Aと、ストレージタイプへのポインタ欄1055Bと、ディスクタイプへのポインタ欄1055Cと、RPMへのポインタ欄1055Dと、ボリュームタイプへのポインタ欄1055Eと、RAIDレベルへのポインタ欄1055Fと、通信パスへのポインタ欄1055Hとを対応付けて管理する。
条件タイプID欄1055Aには、条件タイプを識別するための情報(ID)が記憶される。ストレージタイプへのポインタ欄1055Bには、一つの検索条件としてのストレージタイプの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。ディスクタイプへのポインタ欄1055Cには、一つの検索条件としてのディスクタイプの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。
同様に、RPMへのポインタ欄1055Dには、一つの検索条件としてのRPMの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。ボリュームタイプへのポインタ欄1055Eには、一つの検索条件としてのボリュームタイプの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。RAIDレベルへのポインタ欄1055Fには、一つの検索条件としてのRAIDレベルの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。通信パスへのポインタ欄1055Hには、一つの検出条件としての通信パスの条件値及び優先度を優先度管理テーブル1056から取得するためのポインタが記憶される。
つまり、条件タイプ管理テーブル1055は、条件タイプID毎に、検索条件セットの具体的構成を特定するためのテーブルである。
図15は、優先度を管理するためのテーブル1056を示す。優先度管理テーブル1056は、例えば、ポインタ欄1056Aと、値欄1056Bと、優先度欄1056Cと、関連ポインタ欄1056Dとを対応付けて管理する。
ポインタ欄1056Aには、各検索条件に対応するポインタが記憶される。値欄1056Bには、各検索条件に設定される値(条件値)が記憶される。優先度欄1056Cには、条件値の優先度が記憶される。関連ポインタ欄1056Dには、その検索条件に関連する他のポインタが記憶される。
具体的に説明する。図中では、ストレージタイプへのポインタを「STP」と、ディスクタイプへのポインタを「DTP」と、RPMへのポインタを「RPMP」と、ボリュームタイプへのポインタを「VTP」と、RAIDレベルへのポインタを「RAIDP」と、通信パスへのポインタを「PP」と、表示している。
検索条件「ストレージタイプ」の取りうる値としては、例えば、R700,R600,DF800等のモデル名を挙げることができる。検索条件「ディスクタイプ」の取りうる値としては、例えば、FC,SSD,SATA,ANY等を挙げることができる。ANYとは、ディスクタイプを問わず、いずれのディスクタイプでもよいことを意味する。検索条件「RPM」の取りうる値としては、例えば、15000,10000,7200等を挙げることができる。なお、検索条件「RPM」を検索条件「データ転送速度」に変える場合、データ転送速度が取りうる値として、例えば、6Gbps、3Gbps等を挙げることができる。なお、上述の通り、条件値には、「=」、「≠」、「含む」、「含まない」のような条件式を設定することができる。
検索条件「ボリュームタイプ」の取りうる値としては、例えば、LDEV、RAIDグループ、プール等を挙げることができる。LDEVとは、ストレージシステム30の有する論理ボリュームを意味する。条件値としてLDEVが指定された場合、ホストコンピュータ20には、作成済みの論理ボリューム34が割り当てられる。条件値としてRAIDグループが指定された場合、ホストコンピュータ20にはRAIDグループ33が割り当てられる。ユーザは、割り当てられたRAIDグループ33の領域を利用して論理ボリューム34を作成し、その論理ボリューム34をホストコンピュータ20に割り当てることができる。条件値としてプールが指定された場合、ホストコンピュータ20には、シンプロビジョニング技術を用いる仮想ボリュームが割り当てられる。
検索条件「RAIDレベル」の取りうる値としては、例えば、RAID1,RAID5,RAID6等を挙げることができる。検索条件「通信パス」の取りうる値としては、1、2、または3以上の値を挙げることができる。条件値に1が指定された場合、ホストコンピュータ20と論理ボリュームとは1本の通信パスで接続される。条件値に2が指定された場合、ホストコンピュータ20と論理ボリュームとは2本の通信パスで接続される。いずれか一方の通信パスに障害が生じた場合でも、ホストコンピュータ20は、他方の正常な通信パスを用いて論理ボリュームにアクセスすることができる。
次に、管理サーバ10を用いた管理方法(ボリューム等の割当て支援方法)の例を説明する。以下に述べる各処理は、メモリに記憶された各プログラムをマイクロプロセッサが読み込んで実行することにより実現される。従って、以下の各処理の主語は、プログラムであってもよいし、マイクロプロセッサであってもよい。あるいは、以下の各処理の主語をコントローラまたはサーバとして、説明することもできる。本実施例では、便宜上、管理サーバを主語として各プログラムの動作を説明する。
なお、各プログラムの全部または一部を専用ハードウェア回路として実現する構成でもよい。各プログラムは、プログラムを配布するためのプログラム配布サーバを介して、管理サーバにインストールさせることができる。さらに、記録媒体に固定された各プログラムを、管理サーバに読み込ませてインストールさせてもよい。
図16は、ユーザ情報及びアクセス制御情報(ACL情報)を管理サーバ10に登録するための処理を示す。図17は、ユーザ情報を登録するための画面例を示す。図18は、ACL情報を登録するための画面例を示す。
ユーザは、操作端末40を用いて管理サーバ10にアクセスし、図17に示すユーザ情報登録画面G10を開く。図17に示すように、ユーザは、自分の名前をユーザ名入力部GP10に入力し、さらに、パスワードをパスワード入力部GP11に入力する。入力内容に間違いが無い場合、ユーザは、登録ボタンGP12を操作する。ユーザ情報の登録を取り消す場合、ユーザは、取消ボタンGP13を操作する。
管理サーバ10は、登録ボタンGP12の操作に基づいて、ユーザ情報を登録するか否かを判定する(S10)。ユーザ情報を登録する場合(S10:YES)、管理サーバ10は、ユーザ情報登録画面G10に入力されたユーザ名及びパスワードを、図10に示すユーザ管理テーブル1051に登録する(S11)。
ユーザ情報の登録が完了すると、ACL情報の登録に移る。ユーザ名及びパスワードが既に登録されている場合は、ユーザ情報の登録に関するステップをスキップして、ACL情報の登録に移ることができる。
図18は、ACL情報を登録するための画面G20である。ACL情報登録画面G20は、例えば、ユーザを指定するユーザ指定部GP20と、論理ボリュームを選択するボリューム選択部GP21と、ホストコンピュータを選択するホスト選択部GP22と、登録ボタンGP23及び取消ボタンGP24を含む。
ボリューム選択部GP21は、論理ボリュームを一覧表示するボリューム表示部GP25と、ボリューム表示部GP25で選択された論理ボリューム34を、ACL情報に追加するためのボタンGP26とを含む。
ホスト選択部GP22は、ホストコンピュータを一覧表示するホスト表示部GP27と、ホスト表示部GP27で選択されたホストコンピュータ20を、ACL情報に追加するためのボタンGP28とを含む。
即ち、ユーザは、登録画面G20を用いて、ホストコンピュータ20と、そのホストコンピュータ20にアクセスを許可する論理ボリューム34との組合せを指定する。
図16に戻る。管理サーバ10は、登録画面G20の登録ボタンGP23の操作に基づいて、ACL情報を登録するか否かを判定する(S12)。ACL情報を登録する場合(S23:YES)、管理サーバ10は、登録画面G20に入力された内容をユーザ情報管理テーブル1051のACL欄1051Dに記憶させる。ACL情報の登録を完了した場合、または、ACL情報を登録しない場合(S23:NO)、本処理を終了する。
図19は、ユーザに推奨情報を提供するための処理を示す。本処理では、以下に述べるように、ユーザがホストコンピュータ20にボリューム等の割当てを希望する場合に、ユーザから入力される比較的僅かな前提条件に基づいて一つまたは複数の検索条件セットを取得する。本処理では、それらの検索条件セットに従ってボリューム等を選び出し、それらの選び出されたボリューム等をユーザに提示して、最終的な選択を求める。さらに、本処理では、ユーザによる最終的な選択内容に基づいて、各検索条件の優先度を更新し、次の機会に備える。
適切なボリューム等の割当てを希望するユーザは、操作端末40を用いて管理サーバ10にアクセスし、ユーザ名及びパスワードを入力する。管理サーバ10は、ユーザから入力されたユーザ名及びパスワードに基づいて、ユーザ認証を行う(S20)。ユーザ認証に失敗した場合は、操作端末40にエラーメッセージを送信する。
ユーザ認証に成功すると、管理サーバ10は、ホスト情報を登録するか否かを判定する(S21)。例えば、コンピュータシステムに新たなホストコンピュータ20が追加されたような場合に、ユーザは、その新ホストコンピュータについての情報を管理サーバ10に登録する。
図20は、ホスト情報を登録するための画面G30を示す。ホスト情報登録画面G30は、例えば、IPアドレス入力部GP30と、オペレーティングシステムタイプ入力部GP31と、ユーザID入力部GP32と、パスワード入力部GP33と、登録ボタンGP34と、取消ボタンGP35等を備えることができる。ホスト名を入力する箇所を設けてもよい。
IPアドレス入力部GP30には、登録対象のホストコンピュータ20に設定されているIPアドレスが入力される。オペレーティングシステムタイム入力部GP31には、登録対象のホストコンピュータ20に搭載されているオペレーティングシステムのタイプが入力される。ユーザID入力部GP32には、登録対象のホストコンピュータ20を管理するユーザのIDが入力される。パスワード入力部GP33には、そのユーザが管理サーバ10にログインするためのパスワードが入力される。
ユーザが、画面G30に必要な情報を入力して登録ボタンGP34を押すと、ホスト情報の登録が管理サーバ10に要求される。
管理サーバ10は、ホスト情報の登録が要求されると(S21:YES)、画面G30を介してユーザから入力された情報(IPアドレス、オペレーティングシステムタイプ等)を、図12に示すホスト管理テーブル1053に登録する(S22)。
管理サーバ10は、ホストコンピュータ20にボリューム等を割当てるための情報を、ユーザから取得する(S23)。
ボリューム等を割り当てるための情報は、ユーザからリアルタイムに入力される必要はない。ボリューム等を割当てるための情報を、所定の記憶領域に事前に記憶させ、ユーザがボリューム割当ての実行を管理サーバ10に指示した場合に、その情報を管理サーバ10のマイクロプロセッサが読み込んで処理する構成でもよい。
図21は、ボリューム等を割り当てるための情報を入力する画面G40を示す。画面G40には、ログインユーザ名表示部GP40と、ホスト名入力部GP41と、業務ラベル名入力部GP42と、ボリュームサイズ入力部GP43と、ボリューム数入力部GP44と、検索ボタンGP45と、取消ボタンGP46とを含む。
ログインユーザ名表示部GP40には、ボリューム等の割当てを希望するユーザを特定するためのユーザ名が表示される。表示されたユーザ名は、前提条件に含まれる。ホスト名入力部GP41には、ボリューム等が割り当てられるホストコンピュータを特定するためのホスト名が入力される。入力されたホスト名は、前提条件に含まれる。業務ラベル指定部GP42には、ボリューム等を使用する予定のアプリケーションプログラム21のタイプを特定するための業務ラベル名が入力される。入力された業務ラベル名は、前提条件に含まれる。
ボリュームサイズ入力部GP43には、ホストコンピュータに割り当てるボリューム等のサイズが入力される。通常の場合、入力されるボリュームサイズは、論理ボリューム34の最大サイズ以下であるため、ボリュームサイズは前提条件に含める必要はない。しかし、ボリュームサイズを前提条件に含める構成でもよい。
ボリューム数入力部GP44には、ホストコンピュータに割り当てるボリューム等の数が入力される。ボリューム数は、検索のための前提条件に含める必要はない。ボリューム数は、検索結果を一定数に収めるために使用される。例えば、10個のボリュームが必要な場合、検索された10個以上のボリュームの中から上位10個のボリュームがユーザに提示される。
管理サーバ10は、ユーザから入力される前提条件(ユーザ名、ホスト名、業務ラベル名)に基づいて、ユーザにボリューム等を推奨するための推奨情報を取得し(S24)、その推奨情報を操作端末40に送信して表示させる(S25)。推奨情報を取得するステップS24の詳細は、図23で後述する。次に、推奨情報の提供例について、図22を参照して説明する。
図22は、推奨情報をユーザに提供する画面G50である。管理サーバ10は、ユーザから入力される一つの前提条件に基づいて、複数の検索条件セットを選択し、各検索条件セットに基づいて検索した結果をユーザに提供することができる。従って、画面G50には、各検索条件セットに対応する推奨情報が複数含まれる場合がある。
画面G50には、推奨情報を表示するための推奨部GP51が複数(図22では3つ)表示されている。各推奨部GP51は、例えば、検索に使用された検索条件セットを表示する検索条件表示部GP52と、検索されたボリューム等を表示するボリューム検索結果表示部GP53と、通信パスの検索結果を示すパス検索結果表示部GP54と、割当てを指示するボタンGP55とを含む。
検索条件表示部GP52は、検索条件セットを表示する。検索条件セットは、複数の検索条件を含むことができる。各検索条件は、条件タイプと、条件値とを備える。図25の例では、検索条件に、例えば、「を含む」、「を除く」、「一致」、「以上」、「以下」のような条件式も含まれている。条件式は、例えば、ユーザによる変更が可能である。条件値(図25の例では、R600、FC、10000、RAID5)も、ユーザが変更できるようになっている。ユーザが、検索条件セットの全部または一部を変更して検索ボタンGP55を押すと、その変更された検索条件セットに基づいて再検索される。
ユーザは、例えば、プルダウンメニューの中から、所望の条件式または条件値を選択することができる。あるいは、ユーザは、所望の条件式または条件値を直接入力できる構成でもよい。ユーザが管理サーバ10に何らかの情報を入力する場合、上述のプルダウンメニューを用いる方法、または、所望の数値または文字を直接入力する方法のいずれも採用することができる。
ボリューム検索結果表示部GP53には、検索条件表示部GP52に表示された検索条件セットに合致するボリューム等が表示される。ボリュームタイプの条件値としてRAIDグループが設定された場合、ボリューム検索結果表示部GP53には、検索条件セットに合致するRAIDグループのIDが表示される。同様に、ボリュームタイプの条件値としてプールが設定された場合、ボリューム検索結果表示部GP53には、検索条件セットに合致するプールのIDが表示される。
なお、アクセス制御情報が設定されている場合、ボリューム等を割り当てようとするホストコンピュータがアクセス可能なボリューム等だけが、ボリューム検索結果表示部GP53に表示される。
検索されたボリュームの数が、ユーザにより指定されたボリューム数を上回っている場合、ユーザの指定するボリューム数以上のボリュームが表示部GP53に表示される。検索された全てのボリュームを表示させる構成でもよい。または、検索された全てのボリュームのうち、ユーザの指定するボリューム数だけ所定の基準で選択して、表示させる構成でもよい。
図19に戻る。管理サーバ10は、推奨情報をユーザに提供した後(S25)、検索ボタンGP56の操作に基づいて、再検索するか否かを判定する(S26)。ユーザは、推奨情報の作成に使用された検索条件セットの少なくとも一部を変更して、再検索を指示することができる。
再検索が要求された場合(S26:YES)、管理サーバ10は、修正された検索条件セットに基づいて再検索する(S27)。管理サーバ10は、再検索の結果に基づいて推奨情報を作り直し、ユーザに提供する(S25)。
ユーザが推奨情報の内容に満足した場合、ユーザは、割当てボタンGP55を押す。割当てボタンGP55が押されると、再検索は行われず(S26:NO)、管理サーバ10からストレージシステム30にボリュームの割当てが指示される(S28)。その指示には、ホストコンピュータを特定する情報と、そのホストコンピュータに割り当てるボリューム等を特定する情報とが少なくとも含まれる。ストレージシステム30は、管理サーバ10からの指示を受領すると、指定されたボリューム等を指定されたホストコンピュータが使用できるように、ストレージシステムの構成を変更する。ストレージシステムの構成変更は、管理サーバ10に通知される。
管理サーバ10は、ボリューム等の割当てが完了したことを確認すると、推奨情報管理領域1050の記憶内容を更新する(S29)。推奨情報管理領域1050の更新方法については、図25で後述する。
図23は、推奨情報を取得する処理を示すフローチャートである。図23のフローチャートは、図19中のS24の詳細を示す。
管理サーバ10は、ユーザから入力された情報(ユーザ名、ホスト名、業務ラベル名)に基づいて、ユーザIDとホストID及び業務ラベルIDを取得する(S30)。管理サーバ10は、以下に述べる4つの場合の優先度(C1)−(C4)を、それぞれ算出する(S31)。
(C1)対象となるホストコンピュータに関する優先度
(C2)対象となるホストコンピュータとクラスタを構成する他のホストコンピュータに関する優先度
(C3)ユーザの指定するユーザ及び業務ラベルだけが一致する場合の優先度
(C4)ユーザの指定する業務ラベルだけが一致する場合の優先度
C1の場合、ユーザの指定する前提条件(ユーザ名、ホスト名及び業務ラベル名)をそのまま使用して検索条件セットを取得し、その検索条件セットによる検索結果から優先度を取得する。
C2の場合、ユーザの指定するユーザ名及び業務ラベル名と、ユーザの指定するホストとクラスタを構成する他のホストの名称とから、前提条件を構成する。即ち、ユーザの指定する前提条件のうちホスト名を、指定されたホストコンピュータとクラスタを構成する他のホストコンピュータの名前に変更する。ホスト名の変更された前提条件に基づいて検索条件セットを取得し、その検索条件セットによる検索結果から優先度を取得する。
C3の場合、ユーザにより指定される業務ラベル名及びユーザ名が一致し、ホスト名は問わない前提条件が用いられる。即ち、ユーザ名及び業務ラベルだけがユーザの指定内容と一致し、ホスト名だけ異なる複数の前提条件が生成される。ユーザの管理下にあるホストコンピュータのうち、業務ラベルの一致するアプリケーションプログラムを搭載したホストコンピュータの数だけ、前提条件が生成される。それら前提条件のそれぞれについて検索条件セットが取得され、それぞれの検索条件セットによる検索結果から優先度が算出される。
C4の場合、ユーザにより指定される業務ラベル名だけが一致し、ユーザ名及びホスト名は問わない複数の前提条件が用いられる。つまり、業務ラベル名のみ一致し、ユーザ名及びホスト名が異なる複数の前提条件に基づいて検索条件セットがそれぞれ取得され、それらの検索結果から優先度がそれぞれ算出される。
このように、本実施例では、あるユーザがボリューム等の割当てを希望する場合、そのユーザの指定する前提条件をそのまま使用して優先度を求める場合(C1)と、ユーザの指定する前提条件を管理サーバ10が変更して、優先度を算出するための範囲を広げる場合(C2,C3,C4)とがある。さらに、後者の場合、優先度を算出するための範囲は、段階的に広がるように設定されている(C2<C3<C4)。なお、C2,C3,C4の全ての場合においてそれぞれの優先度が算出されるとは限らない。例えば、クラスタを構成しないホストコンピュータの場合、C2の優先度は算出されない。
複数の場合で優先度の算出をするため、ユーザの経験が少なく、推奨情報管理領域1050に十分な操作履歴が蓄積されていなくても、他のホストに関して作成された検索条件セットまたは他のユーザに関して作成された検索条件セットを利用できる。これにより、通常の場合、ユーザから指定される前提条件に対応する推奨情報を少なくとも一つは作成することができる。
管理サーバ10は、S31で算出された4種類の優先度に重み付けし、重み付け後の値に基づいて、ユーザに推奨する順番を決定する(S32)。
ここで、C1の場合の優先度を第1の場合の優先度PC1、C2の場合の優先度を第2の場合の優先度PC2、C3の場合の優先度を第3の場合の優先度PC3、C4の場合の優先度を第4の場合の優先度PC4とする。PC1に乗じる重み係数をα1、PC2に乗じる重み係数をα2、PC3に乗じる重み係数をα3、PC4に乗じる重み係数をα4とする。α1>α2>α3>α4>0である。α1の値は1に設定してもよい。
S32では、PC1*α1、PC2*α2、PC3*α3、PC4*α4をそれぞれ算出し、優先度の大きい順番に並べる。PC2、PC3、PC4は、それぞれ複数存在する可能性がある。C2,C3,C4の各場合で取得されたそれぞれの優先度に、重み係数を乗じる。
管理サーバ10は、各検索条件毎に、S32で決定された推奨順位の高い順に、検索条件セットを並び替える(S33)。管理サーバ10は、並び替えられた検索条件セットに基づいてボリューム等を検索し、推奨情報を提供する(S34)。
図22に示すように、ユーザには、「おすすめ1」−「おすすめ3」と名付けられた複数の推奨部GP51が提供される。図22に示す例では、推奨順位の高い推奨部GP51ほど、画面の上部に配置される。これに限らず、推奨順位の高い推奨部GP51ほど、画面の右側または左側、あるいは下側に配置する構成でもよい。さらに、各推奨部GP51をそれぞれ個別のウインドウで表示する場合、各ウインドウが重なったときには、推奨順位の高い推奨部GP51ほど上側に位置するように構成してもよい。
図24は、優先度を取得(算出)するための処理を示すフローチャートである。本処理は、図23中のS31の詳細を示す。
上述した各場合C1−C4における優先度PC1−PC4は、図24に示す処理に従って求めることができる。ここでは、ユーザの入力した前提条件をそのまま使用する場合(C1)の優先度PC1を求める方法を主に説明する。
C2の優先度PC2を求める場合は、ホストIDを本来の対象ホストコンピュータのIDから、対象ホストコンピュータとクラスタを構成する他のホストコンピュータのIDに変えて、図24の処理を実行すればよい。
C3の優先度PC3を求める場合は、同一ユーザにより管理されているホストコンピュータであって、かつ、指定された業務ラベルと同一の業務ラベルを有するアプリケーションプログラムが搭載されたホストコンピュータのIDを使用する。そのようなホストコンピュータが複数存在する場合、各ホストコンピュータ毎にそれぞれ図24の処理を実行し、それにより得られた各優先度の中から最大の優先度を一つ選択する。
C4の優先度PC4を求める場合は、コンピュータシステムに含まれる全ホストコンピュータのうち、指定された業務ラベルIDと同一の業務ラベルIDを有するアプリケーションプログラムが搭載されたホストコンピュータのIDを使用する。PC3の場合と同様に、複数のホストコンピュータが存在する場合は、各ホストコンピュータ毎に優先度を求め、その中から最大の優先度を一つ選択する。
PC1の算出方法を述べる。管理サーバ10は、ユーザID、ホストID及び業務ラベルIDに基づいて、図14に示す条件タイプ検出テーブル1054を検索し、条件タイプIDを取得する(S40)。管理サーバ10は、条件タイプIDに基づいて条件タイプ管理テーブル1055を検索し、検索条件セットを一つ取得する(S41)。
管理サーバ10は、S41において、前提条件に対応する検索条件セットを取得できたか否かを判定する(S42)。検索条件セットを取得できなかった場合(S42:NO)、本処理は終了する。
検索条件セットを取得できた場合(S42:YES)、管理サーバ10は、各条件値及びその優先度を、図15に示す優先度管理テーブル1056から取得する(S43)。さらに、管理サーバ10は、その条件値に他の条件値が関連付けられているかを判定する(S44)。即ち、管理サーバ10は、ある検索条件セットに、優先度の異なる複数の条件値が関連付けられているか否かを判定する。
関連する他の条件値が有る場合(S44:YES)、管理サーバ10は、関連する他の条件値及びその優先度を取得する(S45)。管理サーバ10は、ある検索条件について、それに関連する全ての条件値及び優先度を取得すると(S44:NO)、本処理を終了する。
例えば、検索条件「ディスクタイプ」に最初に対応付けられている条件値が「=FC」であり、その優先度が0.8である場合、管理サーバ10は、その情報(条件値「=FC」、優先度0.8)を取得する。
最初の条件値「=FC」にさらに他の条件値「=SSD」が関連付けられており、その優先度が0.7である場合、管理サーバ10は、その関連する情報(条件値「=SSD」、優先度0.7)を取得する。管理サーバ10は、検索条件セットに含まれる各検索条件毎に、その検索条件に関連付けられている全ての条件値及び優先度の組合せを取得する。
図25は、推奨情報を更新する処理を示すフローチャートである。本処理は、図19中のS29の詳細を示す。
管理サーバ10は、ユーザIDと、ホストID及び業務ラベルIDを取得し(S50)、その前提条件(ユーザID、ホストID、業務ラベルID)に対応する検索条件セットを特定する。管理サーバ10は、検索条件セットを構成する各検索条件毎に、条件値及び優先度を取得する(S51)。
管理サーバ10は、ユーザにより選択された各検索条件の優先度に基づいて、新たな優先度を算出する(S52)。つまり、ユーザが最終的に選択した検索条件セットの各優先度に従って、その検索条件セットに含まれる各優先度を改めて算出する。詳細は図26で後述するが、最近使用された条件値ほど優先度が高くなり、使用されない条件値の優先度は次第に低下するように、検索条件セットに含まれる優先度が算出される。
管理サーバ10は、優先度管理テーブル1056に記憶されている優先度のうち、新たな値が算出された優先度を、その新たな値に書き換える(S53)。さらに、管理サーバ10は、ユーザが今まで使用されていない新しい検索条件を選択した場合、その検索条件を優先度管理テーブル1056に追加する(S53)。
最後に、管理サーバ10は、優先度管理テーブル1056に登録されている各優先度のうち、所定値を下回る優先度のレコードを削除する(S54)。これにより、使用頻度の少ない検索条件を、優先度管理テーブル1056から取り除くことができる。この結果、優先度管理テーブル1056のサイズが増加するのを抑制でき、管理サーバ10のメモリ資源を有効に使用できる。
図26は、優先度を算出する処理を示すフローチャートである。本処理は、図25中のS52の詳細を示す。
管理サーバ10は、ユーザの選択した検索条件が、図25のS50で特定された検索条件セットの中に存在するか否かを判定する(S60)。つまり、ユーザの入力した前提条件に対応する検索条件セットの中に存在していたか否かを判定する。ユーザの選択した検索条件が、前提条件に対応する検索条件セットの中に存在している場合(S60:YES)、管理サーバ10は、所定の各優先度について、S62,S63,S64の各ステップを実行する(S61)。
即ち、優先度管理テーブル1056に記憶されている全ての優先度を更新するのではなく、前提条件に対応する条件タイプから辿ることのできる検索条件セットだけを更新するようになっている。
所定の各優先度とは、優先度管理テーブル1056に記憶されている全ての優先度のうち、前提条件に一致する検索条件セットの優先度であって、前提条件に対応付けられた条件タイプに基づいて辿ることができる検索条件セットの優先度である。
管理サーバ10は、優先度管理テーブル1056から所定の優先度に関するレコードを対象レコード一つ取り出し、対象レコードの内容がユーザにより選択された検索条件と一致するか否かを判定する(S62)。
対象レコードの内容がユーザの選択した検索条件に一致する場合、管理サーバ10は、対象レコード内の優先度Prの値を大きくするように更新する(S63)。例えば、管理サーバ10は、ユーザにより使用された検索条件の優先度Prを、Pr←R+γ*Prとして算出することにより、Prの値を増加させる。ここで、例えば、Rは1に設定され(R=1)、割引率γは0以上1以下の範囲で設定される(0≦γ≦1)。従って、ユーザによって使用された検索条件の優先度は、使用されるたびに増加し、高い推奨順位でユーザに提示される。
これに対し、対象レコードの内容がユーザの選択した検索条件と一致しない場合(S62:NO)、管理サーバ10は、対象レコード内の優先度Prの値を小さくするように更新する(S64)。
例えば、管理サーバ10は、ユーザに選択されなかった検索条件の優先度Prを、Pr←γ*Prとして算出することにより、Prの値を減少させる。従って、ユーザに使用されなかった検索条件の優先度は次第に減少し、低い推奨順位でユーザに提示される。やがて、優先度Prが所定値を下回ると、そのレコードは優先度管理テーブル1056から除去される。
ユーザにより選択された検索条件が優先度管理テーブル1056に登録されていない場合(S60)、管理サーバ10は、所定の各優先度についてS66のステップを実行する(S65)。
管理サーバ10は、対象レコード内の優先度PrをS64と同一の演算式に従って、減少させる(S66)。
最後に、管理サーバ10は、ユーザの選択した新たな検索条件についての優先度Prを、Pr←Rとして算出する(S67)。Rは、例えば1に設定される。
このように、新たな検索条件をユーザが使用した場合、新たな検索条件に対応する既存の各検索条件の優先度は低く設定され(S66)、新たな検索条件の優先度が最も大きくなるように算出される(S67)。
以上詳述した通り、本実施例では、ユーザが、検索を行うための前提条件を管理サーバ10に入力するだけで、前提条件に対応する検索条件セットがユーザに提示される。ユーザは、提示された検索条件セットをそのまま使用してもよく、または、提示された検索条件の少なくとも一部を変更して使用してもよい。
このように本実施例では、ユーザの入力する前提条件と操作履歴とを利用して検索条件セットを提供するため、ユーザの入力する情報の量を少なくすることができ、ホストコンピュータにボリューム等を割り当てる作業の効率を高めることができる。本実施例では、従来技術のように、日々増大する一方のポリシを管理する必要がなく、ユーザの管理作業の負担を軽減することができる。前提条件とは、例えば、ユーザの操作履歴を利用して少なくとも一つの検索条件セットを取得するために必要な条件、と表現可能である。
さらに、本実施例では、ユーザの使用頻度に応じて検索条件の優先度を変更し、優先度に基づいてユーザに提供する場合の推奨順位を決定する。これにより、本実施例では、ユーザにより使用される検索条件ほど高い順位でユーザに提供することができ、ユーザは、よく使用する検索条件を速やかに見つけることができる。
本実施例では、ユーザに使用されない検索条件の優先度を低く設定し、所定値を下回った場合には優先度管理テーブル1056から消去する。従って、管理サーバ10の有するメモリ資源を効率的に使用できる。
本実施例では、ユーザの操作履歴を単純に時系列で記録するのではなく、同一種類のレコードは一つだけ保存する。既存のレコードの優先度は、ユーザの使用状態に応じて変化する。従って、優先度管理テーブル1056のサイズが増加するのを抑制し、メモリ資源を効率的に使用できる。
本実施例では、C1−C4の複数の場合の優先度をそれぞれ算出して重み付けし、優先度の大小に従ってユーザに推奨する順位を決定する。従って、コンピュータシステムの管理経験の少ないユーザであっても、他のユーザの操作履歴を利用して適切なボリューム等を選択することができる。これにより、ユーザの利便性が向上する。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
10:管理サーバ、20:ホストコンピュータ、21:アプリケーションプログラム、30:ストレージシステム、32:記憶装置、33:RAIDグループ、34:論理ボリューム

Claims (14)

  1. 一つ以上のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータにより使用されるデータを記憶する一つ以上のストレージシステムと、管理装置とを含むコンピュータシステムを管理するための方法であって、
    前記管理装置は、
    (A)前記ストレージシステムの有する複数の記憶領域の中から前記ホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための前提条件として、少なくとも、前記ホストコンピュータを識別するためのホスト識別情報と必要な記憶サイズを受信し、
    (B)さらに、前記複数の記憶領域の中から前記ホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための検索条件を一つ以上受信し、
    (C)前記前提条件と前記検索条件とに基づいて、前記ストレージシステムの有する複数の記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、
    (D)検出された前記候補をユーザに提示し、
    (E)提示された前記候補のうち、ユーザにより選択された記憶領域を識別するための記憶領域識別情報を受信し、
    (F)前記記憶領域識別情報を指定して前記ストレージシステムに通知することにより、前記記憶領域識別情報により特定される記憶領域を前記ホストコンピュータに割り当てるように前記ストレージシステムに指示し、
    (G)前記検索条件に基づいて、前記検索条件に関する優先度を管理するための優先度管理情報を更新し、
    (H)前記前提条件を再び受信した場合は、前記優先度管理情報に管理されている前記優先度に基づいて、一つ以上の検索条件を含む一つ以上の検索条件セットを、ユーザに推奨する推奨検索条件セットとして作成し、
    (I)前記推奨検索条件セットに含まれる前記検索条件に基づいて、前記ストレージシステムの有する前記各記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、
    (J)検出された前記候補と前記推奨検索条件セットに含まれる前記検索条件とを対応付けて、前記推奨検索条件セット毎に提示する、
    コンピュータシステムの管理方法。
  2. (K)提示される前記推奨検索条件セットのうち、ユーザにより選択された推奨検索条件セットに基づいて、前記優先度管理情報で管理される優先度を更新する、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  3. 前記ホストコンピュータには、それぞれ異なるホスト識別情報により特定される、第1ホストコンピュータ及び第2ホストコンピュータが含まれており、
    前記優先度管理情報で管理される前記優先度のうち所定の優先度には、前記第1ホストコンピュータに関する値と、前記第2ホストコンピュータに関する値とが含まれる、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  4. 前記管理装置は、前記ホストコンピュータ上で実行される業務プログラムを識別するための業務プログラム識別情報を用いて、前記ホストコンピュータ上で実行される第1業務プログラムと第2業務プログラムとを管理し、
    前記優先度管理情報で管理される前記優先度のうち所定の優先度には、前記第1業務プログラムに関する値と、前記第2業務プログラムに関する値とが含まれる、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  5. 前記管理装置は、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報を用いて、第1ユーザと第2ユーザとを管理し、
    前記優先度管理情報で管理される前記優先度のうち所定の優先度には、前記第1ユーザに関する値と、前記第2ユーザに関する値とが含まれる、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  6. 前記優先度管理情報で管理されている前記優先度のうち、所定値未満の優先度を有するレコードを削除する、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  7. 前記(H)で受信される前記前提条件に、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報、または、前記ホストコンピュータ上で実行される業務プログラムを識別するための業務プログラム識別情報の少なくともいずれか一つが含まれている場合、
    前記管理装置は、
    前記優先度管理情報により管理されている優先度のうち、前記ホスト識別情報と、前記ユーザ識別情報または前記業務プログラム識別情報のうちいずれか一方とが一致する優先度と、前記ユーザ識別情報または前記業務プログラム識別情報のうちいずれか一方が一致する優先度と、それぞれ取得し、
    取得された前記各優先度のうち最も高い値を有する優先度に対応する、一つ以上の検索条件を含む一つ以上の検索条件セットを最も推奨順位の高い前記推奨検索条件セットとしてユーザに提示する、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  8. 前記(H)で受信される前記前提条件に、各ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、前記ホストコンピュータ上で実行される業務プログラムを識別するための業務プログラム識別情報とが含まれている場合、
    前記管理装置は、
    前記優先度管理情報により管理されている優先度のうち、前記ホスト識別情報と前記ユーザ識別情報及び前記業務プログラム識別情報が一致する優先度と、前記ユーザ識別情報と前記業務プログラム識別情報が一致する他の優先度と、前記業務プログラム識別情報だけが一致するさらに他の優先度とを、それぞれ取得し、
    取得された前記各優先度のうち最も高い値を有する優先度に対応する、一つ以上の検索条件を含む一つ以上の検索条件セットを最も推奨順位の高い前記推奨検索条件セットとしてユーザに提示する、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  9. 前記優先度管理情報は、検索条件毎に優先度を管理しており、
    前記(G)では、ユーザにより選択された前記記憶領域に対応する検索条件に関する優先度が前記優先度管理情報に登録されているか否かを判定し、登録されていない場合は、その検索条件の優先度を算出して前記優先度管理情報に登録させる、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  10. 前記(J)において、前記推奨検索条件セットに含まれる前記検索条件は、ユーザにより修正可能である、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  11. 前記記憶領域は、論理ボリューム、または、RAID(Redundant Array of Independent Disks)グループの少なくともいずれか一方である、
    請求項1に記載のコンピュータシステムの管理方法。
  12. 一つ以上のホストコンピュータと、前記ホストコンピュータにより使用されるデータを記憶する一つ以上のストレージシステムとに接続される管理装置であって、
    前記ホストコンピュータ及び前記ストレージシステムと通信する通信インターフェースと、
    所定のコンピュータプログラムを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された前記所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行するマイクロプロセッサとを備え、
    前記マイクロプロセッサは、
    (A)前記ストレージシステムの有する複数の記憶領域の中から前記ホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための前提条件として、少なくとも、前記ホストコンピュータを識別するためのホスト識別情報と必要な記憶サイズを受信し、
    (B)さらに、前記複数の記憶領域の中から前記ホストコンピュータに割り当てる一つ以上の記憶領域を検索するための検索条件を一つ以上受信し、
    (C)前記前提条件と前記検索条件とに基づいて、前記ストレージシステムの有する複数の記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、
    (D)検出された前記候補をユーザに提示し、
    (E)提示された前記候補のうち、ユーザにより選択された記憶領域を識別するための記憶領域識別情報を受信し、
    (F)前記記憶領域識別情報を指定して前記ストレージシステムに通知することにより、前記記憶領域識別情報により特定される記憶領域を前記ホストコンピュータに割り当てるように前記ストレージシステムに指示し、
    (G)前記検索条件に基づいて、前記検索条件に関する優先度を管理するための優先度管理情報を更新し、
    (H)前記前提条件を再び受信した場合は、前記優先度管理情報に管理されている前記優先度に基づいて、一つ以上の検索条件を含む一つ以上の検索条件セットを、ユーザに推奨する推奨検索条件セットとして作成し、
    (I)前記推奨検索条件セットに含まれる前記検索条件に基づいて、前記ストレージシステムの有する前記各記憶領域のうち一つ以上の記憶領域を候補として検出し、
    (J)検出された前記候補と前記推奨検索条件セットに含まれる前記検索条件とを対応付けて、前記推奨検索条件セット毎に提示する、
    管理装置。
  13. (K)提示される前記推奨検索条件セットのうち、ユーザにより選択された推奨検索条件セットに基づいて、前記優先度管理情報で管理される優先度を更新する、
    請求項12に記載の管理装置。
  14. 前記ホストコンピュータには、それぞれ異なるホスト識別情報により特定される、第1ホストコンピュータ及び第2ホストコンピュータが含まれており、
    前記優先度管理情報で管理される前記優先度のうち所定の優先度には、前記第1ホストコンピュータに関する値と、前記第2ホストコンピュータに関する値とが含まれる、
    請求項13に記載の管理装置。
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