JPWO2012014273A1 - 情報処理システム、無停電電源システムおよび処理割り当て制御方法 - Google Patents

情報処理システム、無停電電源システムおよび処理割り当て制御方法 Download PDF

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Abstract

タスクを分散して処理する複数の情報処理装置と、複数の情報処理装置に対応して設けられ、対応する情報処理装置に直流電力を供給する複数の電源装置と、複数の情報処理装置に対応して設けられ、対応する電源装置からの直流電力をバックアップする複数の蓄電装置と、を備えた情報処理システムにおいて、複数の蓄電装置の充電状態に応じて、タスクを複数の情報処理装置に割り当てる演算部を設け、複数の直流機器の電力消費を管理することにより電源装置の出力容量を大きくすることなく蓄電装置の充電電力の確保を可能とする。

Description

本発明は、無停電電源システムにより電源が供給される情報処理システム、無停電電源システムおよび処理割り当て制御方法に関する。
入力電源が断になった場合でも、一定時間、接続されている機器に対して、停電することなく電力を供給し続ける無停電電源装置(システム)が広く使用されている。
例えば、コンピュータシステムは、商用電源から電力供給を受けるのが一般的である。コンピュータシステムは、瞬時でも電源が断になると大規模な故障を生じるため、接続している商用電源が断になった時にでも、瞬時電圧低下や停電がコンピュータシステムに対して起こらないように、無停電電源システムが使用される。コンピュータシステムのほかにも、瞬時でも電源が断になると大規模な故障を生じるものには、病院、プラントなどの施設、およびそのような施設で使用される医療機器、制御機器、センサなど、各種存在する。このような施設および機器は、無停電電源システムを備えるのが一般的である。以下、インターネットデータセンター(IDC)を例として説明を行うが、以下の説明は、これに限定されるものではない。インターネットデータセンター(IDC)は、複数のプロセッサユニットを有し、処理を並列に実行するコンピュータシステムを有する。
無停電電源システムは、電力を蓄え、電力供給が断になった時に、蓄えた電力を機器に供給することにより、機器への電力供給を維持する。電力を蓄えるには、二次電池や電気二重層キャパシタなどを使用するが、いずれも直流電力であることが必要である。以下、二次電池や電気二重層キャパシタなどをまとめて二次電池と称する。さらに、無停電電源装置全体を、UPS(Uninterruptible Power Supply)と呼ぶ場合もあるが、電力を蓄える部分をUPSと呼ぶ場合もある。以下の説明では、電力を蓄える蓄電装置をUPSと称する。
無停電電源システムには、交流(AC)給電のものと直流(DC)給電のものがある。施設全体の電源を無停電電源システムにする場合には、施設内での配電などを考慮して交流給電の無停電電源システムが使用される。しかし、施設全体の電源を無停電電源システムにする場合、システムの容量および重要が非常に大きくなる。例えば、インターネットデータセンター(IDC)全体の電源を無停電電源システムにする場合、1階分のフロアーに無停電電源システムを設け、その隣接階にコンピュータシステムを設けるということが行われている。
交流給電の無停電電源システムは、交流(AC)の商用電力を、一旦直流(DC)電力に変換し、DC電力の出力にUPSを接続する。そして、DC電力の出力は、AC電力に変換されて、AC電力の形で各部に供給される。AC電力が供給される機器(プロセッサユニット)は直流で動作するため、供給されたAC電力は、再度DC電力に変換されて機器(プロセッサユニット)に供給される。したがって、インターネットデータセンター(IDC)で交流給電の無停電電源システムを使用する場合には、AC/DC変換、DC/AC変換およびAC/DC変換の3回の変換が行われることになる。そのため、AC給電は、変換に伴う電力ロスが大きく、低効率であるという問題があった。また、UPSが大型であるという問題もあった。
ここでは、交流(AC)電力が供給される機器を交流機器と称し、直流(DC)電力が供給され、直流(DC)電力で動作する機器を直流機器と称する。なお、内部に直流系統部を有する交流機器は、外部から交流電力が供給され、交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器を内部に有する。交流機器の内部に設けられた直流系統部を直流機器と称する場合がある。
インターネットデータセンター(IDC)の省電力化・環境負荷低減に向けて、直流給電や電力負荷平準化に関する技術開発が進められている。
直流給電は、AC商用電力をDC電力に変換し、DC電力の出力にUPSを接続し、DC電力を機器(プロセッサユニット)に供給する。この場合のUPSをDC−UPSと称する。この場合には、変換は1回であり、変換に伴う電力ロスを低減できるので省電力化が図れる。しかし、AC電力からDC電力への変換器から各直流機器に直流電力を供給するため、電圧降下や配電に伴う電力ロスが問題である。
一方、電力負荷平準化とは、環境負荷は低いが出力制御が難しい再生エネルギー・原子力由来の系統電力を機器の消費電力変動とマッチングさせるため、大容量の蓄電装置を併設して系統・消費電力の変動を蓄電装置の充放電により補償・抑制する技術である。
これらの直流給電や電力負荷平準化技術を実現するため、交流機器内部の直流系統部に蓄電装置を設置する直流給電型の無停電電源装置(DC−UPS)がある。DC−UPSは、交流機器に設けられたAC/DC変換器からの直流電力で充電され、DC−UPSからの放電電力は直流電力として変換なしに機器内の直流系統部に供給される。この給電方式によれば、IDC全体への給電を直流化せずに、大型情報機器内部で直流給電が実現でき、省電力化が可能となる。また、この給電方式によれば、DC−UPSは、二次電池と充放電制御回路のみを有するのみで、DC/AC変換回路が不要となり、その分の空きスペースに蓄電装置を増設することによって大型情報機器のバックアップ及び電力負荷平準化が可能な電力容量のUPSを実現することが可能となる。
上記のように、AC給電の場合、施設に供給されるAC電力は、一旦交流給電型の無停電電源装置(AC−UPS)を媒介して交流機器に供給され、交流機器内部(内蔵電源ユニット)でAC/DC変換される。DC電力は、さらに機器駆動電圧に対応したDC/DC変換によって所望の電圧のDC電力に変換された後、機器内部の直流系統部に供給される。
一方、DC給電の場合、施設に供給されるAC電力は、交流機器に直接供給され、交流機器内部(内蔵電源ユニット)でAC/DC変換された直流電力を引き出してDC−UPSに接続される。DC−UPSの直流出力は、DC/DC変換部に供給されて、機器内部の駆動電圧に対応した所望の電圧のDC電力に変換された後、機器内部の直流系統部に供給される。
特開2000−293923 特開2000−014043
UPSは、バックアップ機能の目的から、蓄電装置が常時満充電の状態にあることが要求される。もし何らかの障害により蓄電装置が満充電の状態でなくなった時には、速やかに満充電の状態に復帰することが必要である。
UPSの充電電力は、AC−UPSでは充分な電力供給力を持つ構内向け交流電力を使用するのに対し、DC−UPSでは内蔵電源ユニットの最大出力容量から機器の消費電力を減じた余剰電力を使用することになる。しかし、交流機器に元来備えられる内蔵電源ユニットの最大出力容量は内蔵される直流機器(直流系統部)の最大消費電力に適合するように設計されているため、内蔵直流機器が最大消費電力で動作しているときには余剰電力は殆ど生じない。このような内蔵電源ユニットのDC出力を利用するようにDC−UPSを設置するとDC−UPSへの充電電力は直流機器の動作状態(=電力消費)に大きく依存することとなる。そのため、DC−UPSの充電時間が安定化せず機器のバックアップ機能や電力負荷平準化機能の実現が難しくなる。
また、DC−UPSへの充電電力を充分確保するために最大出力容量をアップした新規な内蔵電源ユニットを適用する場合においても、最大出力容量の向上はユニットの大型化を伴うため機器の互換性が損なわれることとなる。
このように、省電力化および電力負荷平準化を図る上で、内蔵電源ユニットを大型化せずにDC−UPSが十分なバックアップ機能を達成できることが望まれていた。
発明の一観点によれば、複数の情報処理装置と、複数の情報処理装置のいずれかに直流電力を供給する複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置に直流電力を供給する複数の電源装置と、複数の蓄電装置のいずれかの充電状態と、電装置から直流電力を供給される情報処理装置で処理するタスク量とに応じて、情報処理装置で処理するタスクを蓄電装置から直流電力を供給されていない情報処理装置に割り当てる演算部と、を備えた情報処理システムが提供される。
発明の別の観点によれば、協働して処理を実行する複数の直流機器に対応して設けられ、対応する直流機器に直流電力を供給する複数の電源装置と、複数の直流機器に対応して設けられ、対応する電源装置からの直流電力をバックアップする複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置の充電状態に応じて、処理を複数の直流機器に割り当てる制御部と、を備えた無停電電源システムが提供される。
発明のさらに別の観点によれば、対応する複数の電源装置から直流電力が供給され、直流電力が対応する複数の蓄電装置によりそれぞれバックアップされる複数の直流機器に、協働して実行する処理を割り当てる処理割り当て制御方法であって、複数の蓄電装置の充電状態に応じて、処理を複数の直流機器に割り当てる処理割り当て制御方法が提供される。
発明の観点によれば、充電状態の不十分な蓄電装置に対応する情報処理装置(直流機器)には、少ないタスク(負荷)量を割り当てるように制御するため、情報処理装置(直流機器)における消費電力が少なくなる。したがって、内蔵電源ユニットの最大出力容量から機器の消費電力を減じた余剰電力を大きくでき、充電状態の不十分な蓄電装置を短時間で満充電状態にすることが可能である。
図1は、実施例のインターネットデータセンター(IDC)を形成する交流機器の構成を示す図である。 図2は、実施例の交流機器の外観図である。 図3は、実施例の交流機器における演算部として動作する直流機器の制御を示すフローチャートである。 図4は、実施例の交流機器において、3系統のDC−UPSの蓄電装置がすべて満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態で安定的な動作を行っている場合の動作例を示す。 図5は、実施例の交流機器において、1系統の蓄電装置の充電容量が低下し、他の2系統の蓄電装置の充電容量は満充電状態にある場合の、直流機器へのタスク(負荷)の振り分けを示す図である。 図6は、実施例の交流機器において、全系統の蓄電装置の充電容量が低下した場合の、直流機器へのタスク(負荷)の振り分けを示す図である。
以下、インターネットデータセンター(IDC)を例として説明を行うが、以下の説明は、これに限定されるものではない。
図1は、実施例のインターネットデータセンター(IDC)を形成する交流機器1の構成を示す図である。1台の交流機器1でIDCを形成しても、複数台の交流機器1でIDCを形成してもよい。
図1に示すように、交流機器1は、n系統の電源装置(ユニット)10−1〜10−nおよびDC−UPS20−1〜20−nの組と、複数の直流機器と、を有する。複数の直流機器は、n系統の電源ユニット10−1〜10−nに対応したn系統の組に分かれ、各系統の直流機器の組は、m個の直流機器を有する。ここでは、直流機器30−i−jは、n系統のうちのi番目の組に属するj番目の直流機器を示す。
電源ユニット10−1〜10−nには、交流装置1に外部から供給される交流(AC)入力が供給される。AC入力は、例えば商用AC電力である。各電源ユニット10は、AC/DC変換器11と、第1DC電源線12と、電力消費監視部13と、第2DC電源線14と、m個のDC−DC変換器15−1〜15−mと、を有する。AC/DC変換器11は、AC商用電力を所定の電圧のDC電力に変換する。例えば、AC商用電力の電圧はAC200Vであり、DC電力の所定の電圧は400Vである。しかし、これに限定されず、AC100Vでもよく、所定の電圧が40Vなどでもよい。DC電源線12は、AC/DC変換器11の出力線であり、電力消費監視部13に接続される。電力消費監視部13は、第1DC電源線12を通して供給される電力を監視する。第2DC電源線14は、電力消費監視部1とDC−DC変換器15−1〜15−mの間を接続し、途中でm本に分岐する。DC−DC変換器15−1〜15−mは、第2DC電源線14を介して供給される所定の電圧のDC電力を、対応する直流機器で必要とする電圧の直流電力に変換する。DC−DC変換器15−1〜15−mは、異なる電圧を出力する場合も、同じ電圧を出力する場合もあり得る。DC−DC変換器15−1〜15−mの出力には、出力線16−1−1〜16−1−m、…16−n−1〜16−n−mが接続される。直流機器30−i−jは、対応する出力線16−i−jに接続され、DC電力が供給される。
各DC−UPS20は、対応する電源ユニット10の第1DC電源線12に接続される充放電回路21と、充放電回路21を介して充電および放電を行う蓄電装置24と、を有する。充放電回路21は、充電電力制御部22と、充電容量監視部23と、を有する。蓄電装置24は、二次電池などで構成される。
各直流機器30は、プロセッサユニットである。複数の直流機器30は、バス40で相互に接続され、処理(タスク)を分散して並列に実行するマルチプロセッサ構成のコンピュータシステムを形成する。実施例では、複数の直流機器30のうちの1個の直流機器(ここでは、直流機器30−1−1を、全体の制御を行う演算部として利用する。直流機器(演算部)30−1−1は、タスクの一部を実行すると共に、タスクの各直流機器への割り当てなどのコンピュータシステム全体の処理を行い、さらに電源ユニット10−1〜10−nおよびDC−UPS20−1〜20−nの監視も行う。そのため、直流機器(演算部)30−1−1は、通信線41を介して各電源ユニットの電力消費監視部13の電力消費の測定結果、および通信線42を介して各DC−UPSの充電容量監視部23の充電容量の測定結果を収集可能である。直流機器(演算部)30−1−1は、収集したn系統分の電力消費の測定結果および充電容量の測定結果に基づいて各系統の必要充電条件を演算し、各系統の充電電力制御部22に充電条件を設定する。なお、演算部を、直流機器の一部で実現するのではなく、別のプロセッサユニットで実現するようにしてもよい。
図2は、実施例の交流機器1の外観図である。交流機器1は、複数のガイドが形成された筐体(フレーム)2を有し、直流機器30を搭載した演算ボード3、および電源ユニット10およびDC−UPS20を搭載した電源ボード4が、ガイドに沿って挿入される。挿入された演算ボード3および電源ボード4は、裏面に設けられたコネクタ(図示せず)を介して相互に接続される。ここでは、2枚の演算ボード3と1枚の電源ボード4が組みを形成し、仕様に応じて搭載する演算ボード3と電源ボード4の組数が任意に設定できる。必要であれば、図2に示すような交流機器1が複数は位置され、相互に接続される。
図3は、実施例の交流機器1における演算部として動作する直流機器30−1−1の制御を示すフローチャートである。
ステップS11では、各系統の電力消費監視部13は、それぞれの系統の電力消費Wnを監視し、通信により直流機器(演算部)30−1−1に測定結果を送信する。
ステップS12では、各系統の充電容量監視部23は、DC−UPS内部の蓄電装置24の充電容量を監視し、通信により直流機器(演算部)30−1−1に測定結果を送信する。すべての蓄電装置24が満充電状態であるとの測定結果であれば、ステップS11に戻り、引き続き電力消費および充電容量の監視を継続し、一部の蓄電装置24が満充電状態でないとの測定結果であれば、ステップS13に進む。
ステップS13では、直流機器(演算部)30−1−1は、充電が必要な系統の最大充電電力Wcとその系統の電力消費Wnを比較し、Wc>WnであればステップS17に進み、Wc<WnであればステップS14に進む。
ステップS14では、直流機器(演算部)30−1−1は、充電が必要な系統以外のDC−UPSおよび電源回路に接続される直流機器に、タスクを振り分けるコマンドを送信し、充電が必要な系統の電力消費を低減させる。
ステップS15では、充電が必要な系統の電力消費監視部13は、電力消費Wnを監視し、電力消費Wnとこの系統の電源ユニットの最大出力容量Wcの差分である余剰電力Woを演算し、最大充電電力Wcと比較する。Wc<Woの場合にはステップS17に進み、Wc>Woの場合にはステップS16に進む。
ステップS16では、充電電力制御部22は、余剰電力Woで蓄電装置24を充電するように制御する。
ステップS17では、充電電力制御部22は、最大充電電力Wcで蓄電装置24を充電するように制御する。
ステップS18では、充電容量監視部23は、充電中に蓄電装置の充電状態を監視し、満充電であれば充電を終了し、満充電に到達していなければ直流系統の電力消費Wn、充電容量を基に充電条件を調整すべくステップS11に戻る。
図4から図6は、実施例における充電動作を説明する図であり、ここでは、3系統の電源装置10およびDC−UPS20の組が設けられている場合を例として説明する。この例では、電源ユニット10の最大出力容量を9、 直流機器の最大電力消費を8とした。
図4は、3系統のDC−UPS20の蓄電装置24がすべて満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態(電力消費2)で安定的な動作を行っている場合の動作例を示す。蓄電装置24が満充電状態であれば、電源ユニット10は直流機器30の電力消費2のみを供給する。
図5の(A)は、1系統の蓄電装置24−1は充電容量が低下し、且つ直流機器30−1の電力消費が大きい状態(電力消費8)で、他の2系統の蓄電装置24−2、24−2は充電容量が満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態(電力消費2)の例を示す。この場合、電源ユニット10−1は直流機器への電力供給を優先的に行うため、電源ユニット10−1は最大出力容量9の電力を供給しているが、蓄電装置24−1への充電電力は余剰電力の1しか供給できない状態である。このような状況では蓄電装置24−1の充電容量回復には時間がかかることになる。
図5の(B)は、本実施例により、図5の(A)の状態から変化した状態を示す。本実施例によれば、直流機器(演算部)30−1−1は、蓄電装置24−1の充電容量の低下を検出すると、対応する直流機器30−1の実行するタスクを他の直流機器30−2および30−3に割り当てた後、直流機器30−1の実行するタスクを低減する。図5の(B)では、直流機器30−1の実行するタスクは8から0に減少され、直流機器30−2および30−3の実行するタスクは2から6に増加される。さらに、蓄電装置24−1への充電電力を9に増加させ、電源ユニット10−1の最大出力容量9の全てを蓄電装置24−1の充電電力とする。
図6の(A)は、3系統の蓄電装置24−1〜24−3のすべての充電容量が低下した状態で、且つ直流機器30−1の電力消費が大きく(電力消費8)、直流機器30−2および30−3の電力消費が比較的小さい(電力消費2)状態である。直流機器への電力供給が優先されるため、電力消費の小さい系統では充電電力7で蓄電装置24−2および24−3の充電が可能であるのに対し、電力消費が大きい系統では充電電力1のみで蓄電装置24−1の充電が行われ、3系統の電源のバックアップ能力に差が現れることとなる。
図6の(B)は、本実施例により、図6の(A)の状態から変化した状態を示す。本実施例によれば、直流機器(演算部)30−1−1は、蓄電装置24−1〜24−3の充電容量の低下を検出すると、タスクの大きい直流機器30−1のタスクを、他の直流機器30−2および20−3割り振って均等化する。その後、全ての蓄電装置24−1〜24−3への充電電力を均等化し、3系統の電源のバックアップ能力を均等化する。
以上説明したように、本実施例によれば、複数の直流機器の電力消費を監視することで各機器のAC/DC変換回路の余剰電力を監視し、演算部によって電力消費を一部の直流機器に集約・分散させる。これにより、ある直流機器に対応したDC−UPS内部の蓄電装置の充電容量が低下したときには、対応する直流機器の負荷(タスク)を演算部によって異なる直流機器に割り振ることによってこの直流機器に対応した電源装置の余剰電力を増加させ、DC−UPSへの充電電力を充分確保することが可能となる。また、多くの直流機器に対応した蓄電装置の充電容量が低下したときには、演算部によって負荷を複数の直流機器に均等に割り振ることで各直流機器に対応した電源部の余剰電力を増加させ、蓄電装置への充電電力を確保することが可能となる。更に、直流機器が仮想化資源を複数の物理サーバに割り当てることが可能なコンピュータであるとき、仮想化資源を各機器内蔵の蓄電装置の充電状態を基に割り当てることによって上記の効果を得ることが可能である。
以上説明したように、実施例では、複数の直流機器の電力消費を管理することにより電源ユニットの出力容量を大きくすることなくDC−UPSの充電電力の確保が可能となる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1 交流機器
10−1〜10−n 電源ユニット
13 電力消費監視部
20−1〜20−n DC−UPS
21 充放電回路
22 充電電力制御部
23 充電容量監視部
24 蓄電装置
30−1−1〜30−n−m 直流機器
本発明は、無停電電源システムにより電源が供給される情報処理システム、無停電電源システムおよび処理割り当て制御方法に関する。
入力電源が断になった場合でも、一定時間、接続されている機器に対して、停電することなく電力を供給し続ける無停電電源装置(システム)が広く使用されている。
例えば、コンピュータシステムは、商用電源から電力供給を受けるのが一般的である。コンピュータシステムは、瞬時でも電源が断になると大規模な故障を生じるため、接続している商用電源が断になった時にでも、瞬時電圧低下や停電がコンピュータシステムに対して起こらないように、無停電電源システムが使用される。コンピュータシステムのほかにも、瞬時でも電源が断になると大規模な故障を生じるものには、病院、プラントなどの施設、およびそのような施設で使用される医療機器、制御機器、センサなど、各種存在する。このような施設および機器は、無停電電源システムを備えるのが一般的である。以下、インターネットデータセンター(IDC)を例として説明を行うが、以下の説明は、これに限定されるものではない。インターネットデータセンター(IDC)は、複数のプロセッサユニットを有し、処理を並列に実行するコンピュータシステムを有する。
無停電電源システムは、電力を蓄え、電力供給が断になった時に、蓄えた電力を機器に供給することにより、機器への電力供給を維持する。電力を蓄えるには、二次電池や電気二重層キャパシタなどを使用するが、いずれも直流電力であることが必要である。以下、二次電池や電気二重層キャパシタなどをまとめて二次電池と称する。さらに、無停電電源装置全体を、UPS(Uninterruptible Power Supply)と呼ぶ場合もあるが、電力を蓄える部分をUPSと呼ぶ場合もある。以下の説明では、電力を蓄える蓄電装置をUPSと称する。
無停電電源システムには、交流(AC)給電のものと直流(DC)給電のものがある。施設全体の電源を無停電電源システムにする場合には、施設内での配電などを考慮して交流給電の無停電電源システムが使用される。しかし、施設全体の電源を無停電電源システムにする場合、システムの容量および重が非常に大きくなる。例えば、インターネットデータセンター(IDC)全体の電源を無停電電源システムにする場合、1階分のフロアーに無停電電源システムを設け、その隣接階にコンピュータシステムを設けるということが行われている。
交流給電の無停電電源システムは、交流(AC)の商用電力を、一旦直流(DC)電力に変換し、DC電力の出力にUPSを接続する。そして、DC電力の出力は、AC電力に変換されて、AC電力の形で各部に供給される。AC電力が供給される機器(プロセッサユニット)は直流で動作するため、供給されたAC電力は、再度DC電力に変換されて機器(プロセッサユニット)に供給される。したがって、インターネットデータセンター(IDC)で交流給電の無停電電源システムを使用する場合には、AC/DC変換、DC/AC変換およびAC/DC変換の3回の変換が行われることになる。そのため、AC給電は、変換に伴う電力ロスが大きく、低効率であるという問題があった。また、UPSが大型であるという問題もあった。
ここでは、交流(AC)電力が供給される機器を交流機器と称し、直流(DC)電力が供給され、直流(DC)電力で動作する機器を直流機器と称する。なお、内部に直流系統部を有する交流機器は、外部から交流電力が供給され、交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器を内部に有する。交流機器の内部に設けられた直流系統部を直流機器と称する場合がある。
インターネットデータセンター(IDC)の省電力化・環境負荷低減に向けて、直流給電や電力負荷平準化に関する技術開発が進められている。
直流給電は、AC商用電力をDC電力に変換し、DC電力の出力にUPSを接続し、DC電力を機器(プロセッサユニット)に供給する。この場合のUPSをDC−UPSと称する。この場合には、変換は1回であり、変換に伴う電力ロスを低減できるので省電力化が図れる。しかし、AC電力からDC電力への変換器から各直流機器に直流電力を供給するため、電圧降下や配電に伴う電力ロスが問題である。
一方、電力負荷平準化とは、環境負荷は低いが出力制御が難しい再生エネルギー・原子力由来の系統電力を機器の消費電力変動とマッチングさせるため、大容量の蓄電装置を併設して系統・消費電力の変動を蓄電装置の充放電により補償・抑制する技術である。
これらの直流給電や電力負荷平準化技術を実現するため、交流機器内部の直流系統部に蓄電装置を設置する直流給電型の無停電電源装置(DC−UPS)がある。DC−UPSは、交流機器に設けられたAC/DC変換器からの直流電力で充電され、DC−UPSからの放電電力は直流電力として変換なしに機器内の直流系統部に供給される。この給電方式によれば、IDC全体への給電を直流化せずに、大型情報機器内部で直流給電が実現でき、省電力化が可能となる。また、この給電方式によれば、DC−UPSは、二次電池と充放電制御回路のみを有するのみで、DC/AC変換回路が不要となり、その分の空きスペースに蓄電装置を増設することによって大型情報機器のバックアップ及び電力負荷平準化が可能な電力容量のUPSを実現することが可能となる。
上記のように、AC給電の場合、施設に供給されるAC電力は、一旦交流給電型の無停電電源装置(AC−UPS)を媒介して交流機器に供給され、交流機器内部(内蔵電源ユニット)でAC/DC変換される。DC電力は、さらに機器駆動電圧に対応したDC/DC変換によって所望の電圧のDC電力に変換された後、機器内部の直流系統部に供給される。
一方、DC給電の場合、施設に供給されるAC電力は、交流機器に直接供給され、交流機器内部(内蔵電源ユニット)でAC/DC変換された直流電力を引き出してDC−UPSに接続される。DC−UPSの直流出力は、DC/DC変換部に供給されて、機器内部の駆動電圧に対応した所望の電圧のDC電力に変換された後、機器内部の直流系統部に供給される。
特開2000−293923号公報 特開2000−014043号公報
UPSは、バックアップ機能の目的から、蓄電装置が常時満充電の状態にあることが要求される。もし何らかの障害により蓄電装置が満充電の状態でなくなった時には、速やかに満充電の状態に復帰することが必要である。
UPSの充電電力は、AC−UPSでは充分な電力供給力を持つ構内向け交流電力を使用するのに対し、DC−UPSでは内蔵電源ユニットの最大出力容量から機器の消費電力を減じた余剰電力を使用することになる。しかし、交流機器に元来備えられる内蔵電源ユニットの最大出力容量は内蔵される直流機器(直流系統部)の最大消費電力に適合するように設計されているため、内蔵直流機器が最大消費電力で動作しているときには余剰電力は殆ど生じない。このような内蔵電源ユニットのDC出力を利用するようにDC−UPSを設置するとDC−UPSへの充電電力は直流機器の動作状態(=電力消費)に大きく依存することとなる。そのため、DC−UPSの充電時間が安定化せず機器のバックアップ機能や電力負荷平準化機能の実現が難しくなる。
また、DC−UPSへの充電電力を充分確保するために最大出力容量をアップした新規な内蔵電源ユニットを適用する場合においても、最大出力容量の向上はユニットの大型化を伴うため機器の互換性が損なわれることとなる。
このように、省電力化および電力負荷平準化を図る上で、内蔵電源ユニットを大型化せずにDC−UPSが十分なバックアップ機能を達成できることが望まれていた。
発明の一観点によれば、複数の情報処理装置と、複数の情報処理装置のいずれかに直流電力を供給する複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置に直流電力を供給する複数の電源装置と、複数の蓄電装置のいずれかの充電状態と、電装置から直流電力を供給される情報処理装置で処理するタスク量とに応じて、情報処理装置で処理するタスクを蓄電装置から直流電力を供給されていない情報処理装置に割り当てる演算部と、を備えた情報処理システムが提供される。
発明の別の観点によれば、協働して処理を実行する複数の直流機器に対応して設けられ、対応する直流機器に直流電力を供給する複数の電源装置と、複数の直流機器に対応して設けられ、対応する電源装置からの直流電力をバックアップする複数の蓄電装置と、複数の蓄電装置の充電状態に応じて、処理を複数の直流機器に割り当てる制御部と、を備えた無停電電源システムが提供される。
発明のさらに別の観点によれば、対応する複数の電源装置から直流電力が供給され、直流電力が対応する複数の蓄電装置によりそれぞれバックアップされる複数の直流機器に、協働して実行する処理を割り当てる処理割り当て制御方法であって、複数の蓄電装置の充電状態に応じて、処理を複数の直流機器に割り当てる処理割り当て制御方法が提供される。
発明の観点によれば、充電状態の不十分な蓄電装置に対応する情報処理装置(直流機器)には、少ないタスク(負荷)量を割り当てるように制御するため、情報処理装置(直流機器)における消費電力が少なくなる。したがって、内蔵電源ユニットの最大出力容量から機器の消費電力を減じた余剰電力を大きくでき、充電状態の不十分な蓄電装置を短時間で満充電状態にすることが可能である。
図1は、実施例のインターネットデータセンター(IDC)を形成する交流機器の構成を示す図である。 図2は、実施例の交流機器の外観図である。 図3は、実施例の交流機器における演算部として動作する直流機器の制御を示すフローチャートである。 図4は、実施例の交流機器において、3系統のDC−UPSの蓄電装置がすべて満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態で安定的な動作を行っている場合の動作例を示す。 図5は、実施例の交流機器において、1系統の蓄電装置の充電容量が低下し、他の2系統の蓄電装置の充電容量は満充電状態にある場合の、直流機器へのタスク(負荷)の振り分けを示す図である。 図6は、実施例の交流機器において、全系統の蓄電装置の充電容量が低下した場合の、直流機器へのタスク(負荷)の振り分けを示す図である。
以下、インターネットデータセンター(IDC)を例として説明を行うが、以下の説明は、これに限定されるものではない。
図1は、実施例のインターネットデータセンター(IDC)を形成する交流機器1の構成を示す図である。1台の交流機器1でIDCを形成しても、複数台の交流機器1でIDCを形成してもよい。
図1に示すように、交流機器1は、n系統の電源装置(ユニット)10−1〜10−nおよびDC−UPS20−1〜20−nの組と、複数の直流機器と、を有する。複数の直流機器は、n系統の電源ユニット10−1〜10−nに対応したn系統の組に分かれ、各系統の直流機器の組は、m個の直流機器を有する。ここでは、直流機器30−i−jは、n系統のうちのi番目の組に属するj番目の直流機器を示す。
電源ユニット10−1〜10−nには、交流装置1に外部から供給される交流(AC)入力が供給される。AC入力は、例えば商用AC電力である。各電源ユニット10は、AC/DC変換器11と、第1DC電源線12と、電力消費監視部13と、第2DC電源線14と、m個のDC−DC変換器15−1〜15−mと、を有する。AC/DC変換器11は、AC商用電力を所定の電圧のDC電力に変換する。例えば、AC商用電力の電圧はAC200Vであり、DC電力の所定の電圧は400Vである。しかし、これに限定されず、AC100Vでもよく、所定の電圧が40Vなどでもよい。第1DC電源線12は、AC/DC変換器11の出力線であり、電力消費監視部13に接続される。電力消費監視部13は、第1DC電源線12を通して供給される電力を監視する。第2DC電源線14は、電力消費監視部1とDC−DC変換器15−1〜15−mの間を接続し、途中でm本に分岐する。DC−DC変換器15−1〜15−mは、第2DC電源線14を介して供給される所定の電圧のDC電力を、対応する直流機器で必要とする電圧の直流電力に変換する。DC−DC変換器15−1〜15−mは、異なる電圧を出力する場合も、同じ電圧を出力する場合もあり得る。DC−DC変換器15−1〜15−mの出力には、出力線16−1−1〜16−1−m、…16−n−1〜16−n−mが接続される。直流機器30−i−jは、対応する出力線16−i−jに接続され、DC電力が供給される。
各DC−UPS20は、対応する電源ユニット10の第1DC電源線12に接続される充放電回路21と、充放電回路21を介して充電および放電を行う蓄電装置24と、を有する。充放電回路21は、充電電力制御部22と、充電容量監視部23と、を有する。蓄電装置24は、二次電池などで構成される。
各直流機器30は、プロセッサユニットである。複数の直流機器30は、バス40で相互に接続され、処理(タスク)を分散して並列に実行するマルチプロセッサ構成のコンピュータシステムを形成する。実施例では、複数の直流機器30のうちの1個の直流機器(ここでは、直流機器30−1−1を、全体の制御を行う演算部として利用する。直流機器(演算部)30−1−1は、タスクの一部を実行すると共に、タスクの各直流機器への割り当てなどのコンピュータシステム全体の処理を行い、さらに電源ユニット10−1〜10−nおよびDC−UPS20−1〜20−nの監視も行う。そのため、直流機器(演算部)30−1−1は、通信線41を介して各電源ユニットの電力消費監視部13の電力消費の測定結果、および通信線42を介して各DC−UPSの充電容量監視部23の充電容量の測定結果を収集可能である。直流機器(演算部)30−1−1は、収集したn系統分の電力消費の測定結果および充電容量の測定結果に基づいて各系統の必要充電条件を演算し、各系統の充電電力制御部22に充電条件を設定する。なお、演算部を、直流機器の一部で実現するのではなく、別のプロセッサユニットで実現するようにしてもよい。
図2は、実施例の交流機器1の外観図である。交流機器1は、複数のガイドが形成された筐体(フレーム)2を有し、直流機器30を搭載した演算ボード3、および電源ユニット10およびDC−UPS20を搭載した電源ボード4が、ガイドに沿って挿入される。挿入された演算ボード3および電源ボード4は、裏面に設けられたコネクタ(図示せず)を介して相互に接続される。ここでは、2枚の演算ボード3と1枚の電源ボード4が組みを形成し、仕様に応じて搭載する演算ボード3と電源ボード4の組数が任意に設定できる。必要であれば、図2に示すような交流機器1が複数置され、相互に接続される。
図3は、実施例の交流機器1における演算部として動作する直流機器30−1−1の制御を示すフローチャートである。
ステップS11では、各系統の電力消費監視部13は、それぞれの系統の電力消費Wnを監視し、通信により直流機器(演算部)30−1−1に測定結果を送信する。
ステップS12では、各系統の充電容量監視部23は、DC−UPS内部の蓄電装置24の充電容量を監視し、通信により直流機器(演算部)30−1−1に測定結果を送信する。すべての蓄電装置24が満充電状態であるとの測定結果であれば、ステップS11に戻り、引き続き電力消費および充電容量の監視を継続し、一部の蓄電装置24が満充電状態でないとの測定結果であれば、ステップS13に進む。
ステップS13では、直流機器(演算部)30−1−1は、充電が必要な系統の最大充電電力Wcとその系統の電力消費Wnを比較し、Wc>WnであればステップS17に進み、Wc<WnであればステップS14に進む。
ステップS14では、直流機器(演算部)30−1−1は、充電が必要な系統以外のDC−UPSおよび電源回路に接続される直流機器に、タスクを振り分けるコマンドを送信し、充電が必要な系統の電力消費を低減させる。
ステップS15では、充電が必要な系統の電力消費監視部13は、電力消費Wnを監視し、電力消費Wnとこの系統の電源ユニットの最大出力容量Wcの差分である余剰電力Woを演算し、最大充電電力Wcと比較する。Wc<Woの場合にはステップS17に進み、Wc>Woの場合にはステップS16に進む。
ステップS16では、充電電力制御部22は、余剰電力Woで蓄電装置24を充電するように制御する。
ステップS17では、充電電力制御部22は、最大充電電力Wcで蓄電装置24を充電するように制御する。
ステップS18では、充電容量監視部23は、充電中に蓄電装置の充電状態を監視し、満充電であれば充電を終了し、満充電に到達していなければ直流系統の電力消費Wn、充電容量を基に充電条件を調整すべくステップS11に戻る。
図4から図6は、実施例における充電動作を説明する図であり、ここでは、3系統の電源装置10およびDC−UPS20の組が設けられている場合を例として説明する。この例では、電源ユニット10の最大出力容量を9、 直流機器の最大電力消費を8とした。
図4は、3系統のDC−UPS20の蓄電装置24がすべて満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態(電力消費2)で安定的な動作を行っている場合の動作例を示す。蓄電装置24が満充電状態であれば、電源ユニット10は直流機器30の電力消費2のみを供給する。
図5の(A)は、1系統の蓄電装置24−1は充電容量が低下し、且つ直流機器30−1の電力消費が大きい状態(電力消費8)で、他の2系統の蓄電装置24−2、24−は充電容量が満充電状態にあり、且つ電力消費が小さい状態(電力消費2)の例を示す。この場合、電源ユニット10−1は直流機器への電力供給を優先的に行うため、電源ユニット10−1は最大出力容量9の電力を供給しているが、蓄電装置24−1への充電電力は余剰電力の1しか供給できない状態である。このような状況では蓄電装置24−1の充電容量回復には時間がかかることになる。
図5の(B)は、本実施例により、図5の(A)の状態から変化した状態を示す。本実施例によれば、直流機器(演算部)30−1−1は、蓄電装置24−1の充電容量の低下を検出すると、対応する直流機器30−1の実行するタスクを他の直流機器30−2および30−3に割り当てた後、直流機器30−1の実行するタスクを低減する。図5の(B)では、直流機器30−1の実行するタスクは8から0に減少され、直流機器30−2および30−3の実行するタスクは2から6に増加される。さらに、蓄電装置24−1への充電電力を9に増加させ、電源ユニット10−1の最大出力容量9の全てを蓄電装置24−1の充電電力とする。
図6の(A)は、3系統の蓄電装置24−1〜24−3のすべての充電容量が低下した状態で、且つ直流機器30−1の電力消費が大きく(電力消費8)、直流機器30−2および30−3の電力消費が比較的小さい(電力消費2)状態である。直流機器への電力供給が優先されるため、電力消費の小さい系統では充電電力7で蓄電装置24−2および24−3の充電が可能であるのに対し、電力消費が大きい系統では充電電力1のみで蓄電装置24−1の充電が行われ、3系統の電源のバックアップ能力に差が現れることとなる。
図6の(B)は、本実施例により、図6の(A)の状態から変化した状態を示す。本実施例によれば、直流機器(演算部)30−1−1は、蓄電装置24−1〜24−3の充電容量の低下を検出すると、タスクの大きい直流機器30−1のタスクを、他の直流機器30−2および0−3割り振って均等化する。その後、全ての蓄電装置24−1〜24−3への充電電力を均等化し、3系統の電源のバックアップ能力を均等化する。
以上説明したように、本実施例によれば、複数の直流機器の電力消費を監視することで各機器のAC/DC変換回路の余剰電力を監視し、演算部によって電力消費を一部の直流機器に集約・分散させる。これにより、ある直流機器に対応したDC−UPS内部の蓄電装置の充電容量が低下したときには、対応する直流機器の負荷(タスク)を演算部によって異なる直流機器に割り振ることによってこの直流機器に対応した電源装置の余剰電力を増加させ、DC−UPSへの充電電力を充分確保することが可能となる。また、多くの直流機器に対応した蓄電装置の充電容量が低下したときには、演算部によって負荷を複数の直流機器に均等に割り振ることで各直流機器に対応した電源部の余剰電力を増加させ、蓄電装置への充電電力を確保することが可能となる。更に、直流機器が仮想化資源を複数の物理サーバに割り当てることが可能なコンピュータであるとき、仮想化資源を各機器内蔵の蓄電装置の充電状態を基に割り当てることによって上記の効果を得ることが可能である。
以上説明したように、実施例では、複数の直流機器の電力消費を管理することにより電源ユニットの出力容量を大きくすることなくDC−UPSの充電電力の確保が可能となる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1 交流機器
10−1〜10−n 電源ユニット
13 電力消費監視部
20−1〜20−n DC−UPS
21 充放電回路
22 充電電力制御部
23 充電容量監視部
24 蓄電装置
30−1−1〜30−n−m 直流機器

Claims (10)

  1. 複数の情報処理装置と、
    前記複数の情報処理装置のいずれかに直流電力を供給する複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置に直流電力を供給する複数の電源装置と、
    前記複数の蓄電装置のいずれかの充電状態と、該蓄電装置から直流電力を供給される前記情報処理装置で処理するタスク量とに応じて、前記情報処理装置で処理するタスクを該蓄電装置から直流電力を供給されていない情報処理装置に割り当てる演算部と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. タスクを分散して処理する複数の情報処理装置と、
    前記複数の情報処理装置に対応して設けられ、対応する前記情報処理装置に直流電力を供給する複数の電源装置と、
    前記複数の情報処理装置に対応して設けられ、対応する前記電源装置からの直流電力をバックアップする複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置の充電状態に応じて、前記タスクを前記複数の情報処理装置に割り当てる演算部と、を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  3. 当該情報処理システムは、外部から交流電力が供給される交流機器であり、
    前記複数の電源装置は、それぞれ前記交流電力を直流電力に変換する交流−直流変換器を備える請求項1または2記載の情報処理システム。
  4. 前記電源装置は、対応する前記情報処理装置の消費電力を監視する電力消費監視部を備え、
    前記蓄電装置は、前記電源装置からの直流電力の蓄積を制御する充電電力制御部と、充電容量を監視する充電容量監視部と、を備え、
    前記演算部は、前記電力消費監視部の検出する前記情報処理装置の消費電力および前記充電容量監視部との検出する前記充電容量を収集する請求項1から3のいずれか記載の情報処理システム。
  5. 前記複数の情報処理装置は、複数のサーバを有するコンピュータを形成し、仮想化資源が前記複数のサーバに割り当てられる請求項1から4のいずれか記載の情報処理システム。
  6. 前記演算部は、前記複数の情報処理装置の1つにより形成される請求項1から5のいずれか記載の情報処理システム。
  7. 前記演算部は、他の前記蓄電装置より前記充電状態が低い前記蓄電装置に対応する前記情報処理装置には、他の前記情報処理装置より少ない量の前記タスクを割り当てる請求項1から6のいずれか記載の情報処理システム。
  8. 協働して処理を実行する複数の直流機器に対応して設けられ、対応する前記直流機器に直流電力を供給する複数の電源装置と、
    前記複数の直流機器に対応して設けられ、対応する前記電源装置からの直流電力をバックアップする複数の蓄電装置と、
    前記複数の蓄電装置の充電状態に応じて、前記処理を前記複数の直流機器に割り当てる制御部と、を備えたことを特徴とする無停電電源システム。
  9. 前記複数の直流機器および当該無停電電源システムは、外部から交流電力が供給される交流機器を形成し、
    前記複数の電源装置は、それぞれ前記交流電力を直流電力に変換する交流−直流変換器を備える請求項8記載の無停電電源システム。
  10. 対応する複数の電源装置から直流電力が供給され、前記直流電力が対応する複数の蓄電装置によりそれぞれバックアップされる複数の直流機器に、協働して実行する処理を割り当てる処理割り当て制御方法であって、
    前記複数の蓄電装置の充電状態に応じて、前記処理を、前記複数の直流機器に割り当てることを特徴とする処理割り当て制御方法。
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