JPWO2011148858A1 - コンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、記録媒体、サーバ装置、コンテンツ提供方法及びコンテンツ提供プログラム - Google Patents

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Abstract

表示領域の状態を変えることなく、部分的に隠れた表示領域内の隠れていない可視領域を利用して効果的にコンテンツを表示する。画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段と、何れかの表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段と、部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段と、取得されたコンテンツを部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段と、を備える。

Description

本発明は、複数の表示領域を用いたシステムにおいて、表示領域にコンテンツを表示するコンテンツ表示装置の技術分野に関する。
従来、表示領域としてのウインドウを画面に複数配置することを可能とし、ウインドウ毎に画面表示を行うウインドウシステムが知られている。このウインドウシステムにより、画面に複数のウインドウが配置されることで、ユーザは同時に複数の内容を見ることができる。
ユーザのウインドウ操作によって複数のウインドウの表示位置が重なった場合、その重なった範囲においては、何れかのウインドウの内容のみが表示される。どのウインドウが表示されるかは、各ウインドウの表示の優先順位に基づいて決定される。この優先順位の最も高いウインドウがアクティブウインドウである。また、各ウインドウの優先順位は、ユーザのウインドウ操作によって変化する。複数のウインドウが重なると、重なった範囲において表示されるウインドウ以外のウインドウは、他のウインドウによって完全に隠れて画面に表示されなくなるか、または、部分的に隠れることになる。このようなとき、ユーザの関心は、アクティブウインドウを初めとして、他のウインドウによっては隠れていないウインドウに対して主に向けられている。そのため、部分的に隠れた(部分的に不可視となった)ウインドウ内の隠れていない範囲(以下、「可視領域」という)に、ウインドウの内容が表示されてはいても、その可視領域の内容に対して、ユーザの関心はあまり向けられてはいない。つまり、部分的に隠れたウインドウの可視領域は、ユーザにとってあまり意味のない領域となっている場合があった。
ウインドウ同士の重なりに関する技術として、特許文献1には、各ウインドウの表示サイズ及び表示位置を変更する技術が記載されている。具体的に、この技術の閲覧装置は、画面に表示されたオブジェクトをユーザが複数選択すると、選択されたオブジェクトそれぞれの表示位置に、コンテンツを表示するウインドウを初期配置する。その後、閲覧装置は、ウインドウ同士の重なり具合がコンテンツの同時閲覧が可能な範囲で、各ウインドウの表示サイズを拡大するとともに、各ウインドウの表示位置を変更する。
特開2005−258879号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、本来はユーザの操作によって決められる表示サイズ、表示位置及び重なり具合といったウインドウの状態が、ユーザの意思とは関係のない事情で変更されるという煩わしさがある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、表示領域の状態を変えることなく、部分的に隠れた表示領域内の隠れていない可視領域を利用して効果的にコンテンツを表示することができるコンテンツ表示装置、コンテンツ表示方法、コンテンツ表示プログラム、記録媒体、サーバ装置、コンテンツ提供方法及びコンテンツ提供プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段と、何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段と、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段と、前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、部分的に隠れた表示領域に表示されたコンテンツの特徴部分が可視領域内に位置するので、その特徴部分がユーザから見えることになる。そのため、表示されたコンテンツがユーザの関心を引くことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンテンツ表示装置において、前記取得手段は、前記部分的に隠れた表示領域のサイズに表示サイズを合わせた場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得し、前記表示手段は、前記取得されたコンテンツの表示サイズを前記部分的に隠れた表示領域のサイズに合わせて表示することを特徴とする。
この発明によれば、部分的に隠れた表示領域にコンテンツの表示サイズが合わせられることで、可視領域内においてコンテンツが見える範囲を広くすることができる。そのため、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコンテンツ表示装置において、前記取得手段は、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、当該特徴部分の表示面積が最大となるコンテンツを取得することを特徴とする。
この発明によれば、可視領域内に特徴部分が最も大きく見えるコンテンツが表示されるので、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1に記載のコンテンツ表示装置において、前記取得手段は、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、アクティブな前記表示領域の表示内容に関連するコンテンツを取得することを特徴とする。
この発明によれば、アクティブな表示領域の表示内容と関連するコンテンツの特徴部分が見えるので、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項5に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置におけるコンテンツ表示方法であって、画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定ステップと、何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定ステップと、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得ステップと、前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に含まれるコンピュータを、画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段、何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段、及び、前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段、として機能させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に含まれるコンピュータを、画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段、何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段、及び、前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段、として機能させるコンテンツ表示プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段と、画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段と、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて、前記記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを選択する選択手段と、前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、サーバ装置からコンテンツを受信したコンテンツ表示装置により、受信されたコンテンツが、部分的に隠れた表示領域に表示されることで、コンテンツの特徴部分が可視領域内に位置するので、コンテンツの特徴部分がユーザから見えることになる。そのため、表示されたコンテンツがユーザの関心を引くことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のコンテンツ表示装置において、前記記憶手段は、コンテンツに対して前記特徴部分が占める範囲を示す前記特徴情報を記憶し、前記受信手段は、前記部分的に隠れた表示領域に対して前記可視領域が占める範囲を示す前記可視領域情報を受信し、前記選択手段は、前記部分的に隠れた表示領域のサイズに表示サイズを合わせて前記コンテンツが表示された場合に前記特徴部分が前記表示領域に対して占める範囲を特定し、当該範囲が前記可視領域に含まれるコンテンツを選択することを特徴とする。
この発明によれば、サーバ装置からコンテンツを受信したコンテンツ表示装置により、部分的に隠れた表示領域に表示サイズを合わせてコンテンツが表示されることで、コンテンツの特徴部分が見えるとともに、可視領域内においてコンテンツが見える範囲を広くすることができる。そのため、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載のサーバ装置において、前記記憶手段は、コンテンツに対して前記特徴部分が占める範囲を示す前記特徴情報を記憶し、前記選択手段は、前記特徴情報に基づいて、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、当該特徴部分の表示面積が最大となるコンテンツを選択することを特徴とする。
この発明によれば、可視領域内に特徴部分が最も大きく見えるコンテンツが表示されることで、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項11に記載の発明は、請求項8乃至10の何れか1項に記載のサーバ装置において、前記受信手段は、前記可視領域情報と、アクティブな前記表示領域の表示内容を特定するための特定情報と、を前記コンテンツ表示装置から受信し、前記選択手段は、前記特定情報に基づいて、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、前記アクティブな表示領域の表示内容に関連するコンテンツを選択することを特徴とする。
この発明によれば、アクティブな表示領域の表示内容と関連するコンテンツの特徴部分が見えるので、よりユーザの関心を引くことができる。
請求項12に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置におけるコンテンツ提供方法であって、画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信ステップと、コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択ステップと、前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段、コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択手段、及び、前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段、として機能させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段、コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択手段、及び、前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段、として機能させるコンテンツ提供プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、コンテンツの特徴部分が可視領域内に位置することにより、その特徴部分がユーザから見えるので、表示領域の状態を変えることなく、可視領域を効果的に利用してユーザの関心を引くコンテンツを表示することができる。
一実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、一実施形態において、画面表示例を示す図である。 (a)は、一実施形態において、可視領域適合コンテンツの抽出例を示す図であり、(b)は、画面表示例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 (a)は、コンテンツDB121に登録される情報の内容の一例を示す図であり、(b)は、Webページ情報DB122に登録される情報の内容の一例を示す図である。 一実施形態に係るユーザ端末2の概要構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部30における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部30における特定ブラウザウインドウ処理の処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部17における処理の処理例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.情報提供システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報提供システムSの構成及び概要機能について、図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報提供システムSは、情報提供サーバ1と、複数のユーザ端末2と、を含んで構成されている。そして、情報提供サーバ1と各ユーザ端末2とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
情報提供サーバ1(サーバ装置の一例)は、例えば、各種の情報やサービス等を提供する情報提供サイトを運営するために設置されたWebサーバである。この情報提供サーバ1は、ユーザ端末2からのHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエストに応じてWebページ等のコンテンツをユーザ端末2に送信するようになっている。
ユーザ端末2(コンテンツ表示装置の一例)には、ウインドウシステムが組み込まれている。ユーザ端末2は、画面に配置されたウインドウ毎に画面表示を行うようになっている。また、ユーザ端末2は、Webブラウザを起動することにより、情報提供サーバ1から受信したWebページ等のコンテンツを、Webブラウザのウインドウに表示するようになっている。なお、Webブラウザのウインドウを、「ブラウザウインドウ」と称する。
ウインドウシステムにおいては、画面に配置された複数のウインドウ同士が重なると、何れかのウインドウが他のウインドウによって部分的に隠れる場合がある。つまり、ウインドウ同士が重なった範囲についてはウインドウの内容が不可視となる。このときに、ユーザ端末2は、部分的に隠れたウインドウの可視領域にコンテンツとしての特徴部分が合うコンテンツを、このウインドウに表示する。コンテンツの特徴部分は、例えば、コンテンツの内容を良く表している部分であったり、ユーザの関心や興味を引く部分であったりする。ここで、特徴部分が可視領域に合うコンテンツを、「可視領域適合コンテンツ」と称する。
図2(a)、図2(b)及び図3(b)は、画面表示例を示す図である。また、図3(a)は、可視領域適合コンテンツの抽出例を示す図である。図2(a)に示すように、ユーザ端末2の画面には、ウインドウW1及びウインドウW2が、互いに重なることなく表示されている。ウインドウW1はクライアント領域C1を有している。また、ウインドウW2はクライアント領域C2を有している。各ウインドウ及びクライアント領域の形状は、矩形となっている。なお、ウインドウの領域のうち、クライアント領域を除く領域は、非クライアント領域である。ウインドウW2は、ブラウザウインドウである。ウインドウW2のクライアント領域C2には、Webページが表示されている。一方、ウインドウW1は、ブラウザウインドウであっても良いし、Webブラウザ以外のアプリケーションプログラムのウインドウであっても良い。なお、ウインドウ及びクライアント領域は、本発明における表示領域の一例である。
ここで、ユーザがウインドウW1を操作することにより、ウインドウW1を移動させる。すると、図2(b)に示すように、ウインドウW1の表示位置とウインドウW2の表示位置が一部重なって、ウインドウW2のクライアント領域C2の一部が隠れた状態となる。図2(b)に示す斜線で塗り潰されている領域、すなわち、クライアント領域C2のうち隠れていない領域Vが、可視領域である。このとき、ユーザ端末2は、可視領域Vに合う可視領域適合コンテンツを取得するため、情報提供サーバ1にコンテンツリクエストを送信する。
情報提供サーバ1は、図3(a)に示すコンテンツDB(データベース)121を備えている。コンテンツDB121には、複数のコンテンツが登録されている。コンテンツDB121に登録されているコンテンツは、例えば、画像データである。ただし、コンテンツは、例えば、動画データ、テキストデータ、Webページ、電子文書等であっても良いし、複数種類のデータが混在したものであっても良い。また、コンテンツの表示イメージが示す内容(表示内容)は、例えば、商品やサービスの広告、商品やサービスの購入を推奨するレコメンド情報、その他の通知等である。各コンテンツの表示イメージ中には、それぞれ特徴部分が含まれている。情報提供サーバ1は、コンテンツリクエストを受信すると、コンテンツDB121に登録されているコンテンツの中から、可視領域適合コンテンツを選択する。具体的に、情報提供サーバ1は、コンテンツの表示サイズをウインドウW2のクライアント領域C2のサイズに合わせて、コンテンツをクライアント領域C2に表示した場合に、例えば図3(a)に示すように、特徴部分101が可視領域Vに含まれるように位置するコンテンツ100を、可視領域適合コンテンツとして選択する。そして、情報提供サーバ1は、コンテンツ100をユーザ端末2に送信する。
ユーザ端末2は、コンテンツ100を受信すると、コンテンツ100を、クライアント領域C2に合うようにリサイズ(サイズ変更)して、クライアント領域C2に表示する。すると、図3(b)に示すように、クライアント領域C2の可視領域Vには、コンテンツ100の表示イメージのうち少なくとも特徴部分101が表示される。そのため、ユーザは、例えば、コンテンツ100に関心を持ったりするので、可視領域Vの表示内容がユーザにとって有用な内容となる。このようにして、可視領域Vが効果的に利用される。また、ウインドウW1の移動により、ウインドウW1はアクティブウインドウとなっている。アクティブウインドウがブラウザウインドウである場合、コンテンツ100として、アクティブウインドウに表示されているWebページの内容に関連するコンテンツが表示される場合がある。アクティブウインドウの内容と関連する内容が可視領域Vに表示されることで、コンテンツ100が、よりユーザの関心を引くことになる。
クライアント領域C2にコンテンツ100が表示されると、ウインドウW2の、例えば非クライアント領域に、表示ボタン102が表示される。ユーザが、この表示ボタン102を選択すると、ウインドウW2がアクティブとなり、コンテンツ100の全体が画面に表示される。このように、ユーザがコンテンツ100に興味を持った場合には、表示ボタン100の選択により、ユーザはコンテンツ100全体を見ることができる。また、クライアント領域C2に表示されているコンテンツ100には、ハイパーリンクが埋め込まれている。ユーザが、コンテンツ100に埋め込まれているハイパーリンクを選択すると、クライアント領域C2には、コンテンツ100の表示内容に関連するWebページが表示される。例えば、コンテンツ100が広告用のコンテンツであった場合、広告対象の商品やサービスの詳細が表示されたWebページや、広告対象の商品を購入するためのWebページ、或いは、広告主のWebページが表示されるようにしても良い。このように、コンテンツ100全体を見たユーザが、更に興味を持った場合には、例えば、コンテンツ100の表示内容に関連する情報を更に得ることができる。
一方、ユーザが、ウインドウW2の領域のうち、表示ボタン102を除いて隠れていない部分(可視領域Vを含む)を選択する。すると、ウインドウW2がアクティブとなり、クライアント領域C2には、コンテンツ100の表示前の表示内容、すなわち、図2(a)に示すクライアント領域C2に表示されていたWebページが再表示される。このように、コンテンツ100が表示された後も、ユーザは、自分の意思で表示させていたWebページを再度見ることができる。
[2.情報提供サーバの構成及び機能]
次に、情報提供サーバ1の構成及び機能について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図5(a)は、コンテンツDB121に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図5(b)は、Webページ情報DB122に登録される情報の内容の一例を示す図である。
図4に示すように、情報提供サーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース部13と、システム制御部17と、を備えている。そして、システム制御部17と入出力インターフェース部13とは、システムバス18を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWに接続して、ユーザ端末2等との通信状態を制御するようになっている。記憶部12(記憶手段の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されるようにしても良いし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。入出力インターフェース部13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部17との間のインターフェース処理を行うようになっている。
記憶部12には、コンテンツDB121及びWebページ情報DB122が構築されている。
コンテンツDB121には、可視領域適合コンテンツの候補となるコンテンツが、コンテンツに関する情報とともに複数登録されている。図5(a)に示すように、コンテンツDB121には、コンテンツID、コンテンツ、原表示サイズ、特徴情報、リサイズ許容範囲情報、及びキーワードが、コンテンツ毎に登録されている。コンテンツIDは、コンテンツを識別するための識別情報である。コンテンツDB121に登録されているコンテンツは、その一部分が特徴部分となっている。また、コンテンツDB121に登録されているコンテンツは、例えば、Webブラウザのアクティブウインドウ内に表示可能なコンテンツである。このとき、コンテンツの全体が画面に表示される。また、コンテンツDB121に登録されているコンテンツは、その全体が表示されるだけではなく、その特徴部分が表示される可視領域適合コンテンツとして流用可能なコンテンツである。原表示サイズは、リサイズする前のコンテンツのオリジナルの表示サイズである。原表示サイズは、コンテンツの縦横のピクセル数を示す。なお、実際にはコンテンツ自体のヘッダ領域に原表示サイズが設定されている。特徴情報は、コンテンツの特徴部分を特定する情報である。例えば、特徴部分の領域が多角形の領域として表現される場合、特徴情報には、例えば、特徴部分の各頂点の座標と、特徴部分の各辺による各頂点の接続関係を示す情報とが含まれている。これらの座標は、コンテンツの左上端を原点とするコンテンツ内における位置を示す座標である。なお、コンテンツの特徴部分が点(1つのピクセル)であっても良く、この場合、特徴情報には、この点の座標が含まれている。特徴情報は、例えば、XML等により記述された情報である。原表示サイズと特徴情報とで、コンテンツDB121に登録されているコンテンツ全体に対して特徴部分の占める範囲が示される。リサイズ許容範囲情報は、クライアント領域に合わせてコンテンツをリサイズする際におけるリサイズの許容範囲を示す。このリサイズ許容範囲情報には、縦のピクセル数の下限値及び上限値、並びに、横のピクセル数の下限値及び上限値が含まれている。この下限値は、例えば、コンテンツの縮小表示によりコンテンツの表示内容が見難くならない程度に設定される。また、上限値は、例えば、コンテンツの拡大表示によりコンテンツの画質が粗くならない程度に設定される。なお、リサイズ許容範囲情報には、下限値または上限値の何れか一方のみが含まれていても良い。キーワードは、コンテンツの表示内容を示す語句、または、コンテンツの表示内容に関連する語句である。キーワードは、コンテンツ1つにつき、1つ以上登録されている。
コンテンツからの特徴部分の抽出方法としては、種々の方法が考えられる。例えば、コンテンツに対して文字認識処理を行って特徴語を抽出し、コンテンツ内において特徴語が抽出された表示範囲を特徴部分とする方法を用いても良い。または、SIFT(登録商標:Scale Invariant Feature Transform)やSURF(Speeded-Up Robust Features)を用いても良い。または、コンテンツから色相や彩度や明度や物体の輪郭線をエッジとして抽出し、コンテンツ内のエッジの集中度に基づいて、特徴部分を抽出しても良い。または、視覚的な注意を集める強度を示す顕著度に基づいて、特徴部分を抽出しても良い。なお、これらの方法は、公知であるため、詳細な説明は省略する。特徴部分の抽出は、例えば、コンテンツDB121へのコンテンツの登録時に、情報提供サーバ1が行っても良い。或いは、情報提供サーバ1とは別個の情報処理装置において、予め特徴部分が抽出されても良い。
Webページ情報DB122には、アクティブウインドウに表示されているWebページの内容と関連する可視領域適合コンテンツを表示させるための情報が登録されている。図5(b)に示すように、Webページ情報DB122には、WebページのURL(特定情報の一例)及びキーワードが、Webページ毎に登録されている。キーワードは、Webページの表示内容を示す語句、または、Webページの表示内容に関連する語句である。キーワードは、Webページ1つにつき、1つ以上登録されている。キーワードは、例えば、Webページを構成するHTML文書やXML文書に対して形態素解析等を行うことにより抽出することができる。また例えば、Webページが商品の情報を掲載するページである場合には、商品の名称、商品が属するカテゴリの名称等をキーワードとしても良い。なお、Webページ情報DB122には、例えば、情報提供サイトのWebページに関する情報のみが登録されていても良いし、情報提供サイト以外のサイトのWebページに関する情報も登録されていても良い。
更に、記憶部12には、情報提供サイトのWebページを構成するHTML文書、XML文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。
また更に、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、ユーザ端末2からのコンテンツリクエストに応じて可視領域適合コンテンツを送信するためのサーバ用プログラム(コンテンツ提供プログラムの一例)等が記憶されている。なお、上記サーバ用プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部17は、CPU(Central Processing Unit)14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16等により構成されている。そして、システム制御部17は、CPU14が、ROM15や記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、受信手段、選択手段及び送信手段として機能するようになっている。
[3.ユーザ端末の構成及び機能等]
次に、ユーザ端末2の構成及び機能等について、図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態に係るユーザ端末2の概要構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、ユーザ端末2は、操作部21と、表示部22と、通信部23と、ドライブ部24と、記憶部25と、入出力インターフェース部26と、システム制御部30と、を備えている。そして、システム制御部30と入出力インターフェース部26とは、システムバス31を介して接続されている。
操作部21は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、ユーザからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部30に出力するようになっている。表示部22は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。通信部23は、ネットワークNW等に接続して、情報提供サーバ1等との通信状態を制御するようになっている。ドライブ部24は、例えば、DVD等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するようになっている。記憶部25は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。入出力インターフェース部26は、操作部21〜記憶部25とシステム制御部30との間のインターフェース処理を行うようになっている。
記憶部25には、オペレーティングシステム(ウインドウシステムを含む)、Webブラウザを初めとする各種アプリケーションプログラムが記憶されている。ウインドウシステムには、ウインドウを管理するシステムソフトウェアであるウインドウマネージャが含まれている。Webブラウザには、可視領域適合コンテンツを表示するためのプログラムが含まれている。このWebブラウザは、例えば、情報提供サーバ1等のサーバ装置からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、ディスクDKに記録されてドライブ部24を介して読み込まれるようにしても良い。
システム制御部30は、CPU27、ROM28、RAM29等により構成されている。そして、システム制御部30は、CPU27が、Webブラウザ等の各種プログラムを読み出し実行することにより、判定手段、特定手段、取得手段及び表示手段として機能するようになっている。
Webブラウザを起動した制御部30は、ウインドウ同士の重なりを判定するため、画面に表示されている各ウインドウの情報を取得する。各ウインドウの状態は、ウインドウに関して発生するイベントによって変化し得る。このようなイベントの種類としては、例えば、ウインドウのオープン(新規ウインドウの表示)、ウインドウのクローズ(ウインドウの消去)、アクティブウインドウの変更、ウインドウの移動、リサイズ、表示ボタンの選択等がある。システム制御部30は、このような特定のイベントが発生する度に、ウインドウの情報を取得する。なお、ウインドウに関する特定のイベントを、「特定イベント」と称する。特定イベントは、例えば、ウインドウマネージャからWebブラウザに通知する形態で、Webブラウザを起動中のシステム制御部30が認識することができる。特定イベントの通知の際にウインドウマネージャから渡される情報としては、例えば、特定イベントの種類、特定イベントが発生したウインドウのウインドウ識別子等がある。ウインドウ識別子は、ウインドウが新しくオープンされる度にウインドウマネージャによって付与される固有の情報である。
取得対象となるウインドウの情報としては、例えば、ウインドウ識別子、ウインドウが割り当てられたアプリケーションプログラムの識別情報、ウインドウの位置情報、クライアント領域の位置情報、表示優先順位等がある。これらの情報は、例えば、ウインドウシステムにより提供されるAPI(Application Program Interface)を通じて取得することができる。
アプリケーションプログラムの識別情報は、例えば、アプリケーションプログラムのファイル名であったり、アプリケーションプログラムの名称であったりする。ウインドウの位置情報は、例えば、ウインドウの左上端のスクリーン座標(画面の左上端を原点として画面上における位置を示す座標)及びウインドウサイズ(ウインドウの縦横のピクセル数)である。クライアント領域の位置情報は、例えば、クライアント領域の左上端のスクリーン座標及びクライアント領域のサイズ(クライアント領域の縦横のピクセル数)である。
表示優先順位は、複数のウインドウの表示位置が重なった場合に、重なった範囲についてどのウインドウを表示するかを決定するために用いられる優先順位である。表示位置が重なっている複数のウインドウのうち最も表示優先順位が高いウインドウが、重なった範囲において優先的に表示される。表示優先順位が第1位であるウインドウが、アクティブウインドウである。アクティブウインドウは、ユーザによる文字等の入力や操作の対象となる。一方、アクティブウインドウ以外のウインドウが、非アクティブウインドウとなる。各ウインドウの表示優先順位は、ユーザの操作によって随時変化する。
各ウインドウの表示優先順位を取得するためのAPIが提供されていない場合、システム制御部30は、通知された特定イベントの種類に応じて、各ウインドウの表示優先順位を判断する。具体的に、ウインドウがオープンした場合、オープンしたウインドウがアクティブとなる。そのため、システム制御部30は、オープンしたウインドウの表示優先順位を第1位とし、画面に表示されていた他のウインドウの表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り下げる。Webブラウザの起動時には、ブラウザウインドウが1つオープンされる。従って、システム制御部30は、オープンしたブラウザウインドウの表示優先順位を第1位とする。このとき、ブラウザウインドウ以外のウインドウが複数オープンしている場合、これらのウインドウの正確な表示優先順位をWebブラウザ側で知ることができない。その場合、システム制御部30は、これらのウインドウに対して、第2位以下の優先順位を適当に割り当てる。ウインドウがクローズした場合、システム制御部30は、クローズしたウインドウよりも表示優先順位が低かったウインドウについて、表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り上げる。アクティブウインドウが変更された場合、システム制御部30は、アクティブになったウインドウの表示優先順位を第1位とし、このウインドウがアクティブになる前の表示優先順位よりも表示優先順位が高かったウインドウについて、表示優先順位をそれぞれ1ずつ繰り下げる。ウインドウが移動またはリサイズされた場合、移動またはリサイズされたウインドウがアクティブになるため、アクティブウインドウが変更された場合と同様となる。また、表示ボタンが選択されたウインドウもアクティブになる。なお、ウインドウシステムの仕様や、個々のアプリケーションプログラムの仕様によっては、特定イベントが発生したときの表示優先順位の変化の態様が異なる場合がある。その場合には、それぞれの仕様に合わせて、表示優先順位が判断されるようにWebブラウザを構成すれば良い。
システム制御部30は、ウインドウの情報を管理するためのウインドウ管理テーブルをRAM29に生成する。ウインドウ管理テーブルには、ウインドウ識別子、アプリケーションプログラムの識別情報、ウインドウの位置情報、クライアント領域の位置情報及び表示優先順位が、ウインドウ管理情報としてウインドウ毎に設定される。Webブラウザに対して割り当てられたウインドウのウインドウ管理情報には、上述した情報の他、可視領域の位置情報及びコンテンツ表示状態情報が設定される。可視領域の位置情報は、可視領域として特定される多角形の領域の各頂点のクライアント座標(クライアント領域の左上端を原点としてクライアント領域上における位置を示す座標)を示す。クライアント領域のサイズと可視領域の位置情報とで、クライアント領域に対して可視領域の占める範囲が示される。コンテンツ表示状態情報は、クライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されているか否かを示す。可視領域適合コンテンツが表示されている場合、コンテンツ表示状態情報に「表示」が設定され、可視領域適合コンテンツが表示されていない場合、コンテンツ表示状態情報に「非表示」が設定される。
なお、システム制御部30は、例えば、ユーザ操作等に基づいて情報提供サーバ1にリクエストを送信することにより、コンテンツDB121に登録されている任意のコンテンツを情報提供サーバ1から受信して、受信したコンテンツ全体をアクティブウインドウ内に表示させても良い。
[4.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図7乃至図9を用いて説明する。
[4−1.ユーザ端末の動作]
ユーザ操作によってWebブラウザが起動されると、ユーザ端末2のシステム制御部30は、ブラウザウインドウを1つオープンする。そして、システム制御部30は、各ウインドウの情報を取得して、ウインドウ管理テーブルを生成する。このとき、システム制御部30は、ブラウザウインドウの表示優先順位を第1位に設定する。
その後、ユーザ操作に基づいて、システム制御部30は、新しいウインドウをオープンしたり、既存のウインドウをクローズしたり、移動やリサイズを行ったりする。システム制御部30は、ブラウザウインドウをオープンすると、オープンしたブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報に「非表示」を設定する。また、ユーザがWebページのURLを指定すると、システム制御部30は、Webページのリクエストを、情報提供サーバ1等のWebサーバに送信し、Webサーバから受信したWebページを、Webブラウザの対象となるウインドウに表示させる。
図7は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部30における処理例を示すフローチャートである。図7に示す処理は、Webブラウザが起動されている状態で、特定イベントがWebブラウザに通知される度に実行される。
先ず、特定イベントが通知されると、システム制御部30は、特定イベントの種類及び特定イベントが発生したウインドウのウインドウ識別子を取得する(ステップS11)。次いで、システム制御部30は、新たなウインドウ管理テーブルを生成する(ステップS12)。この新たなウインドウ管理テーブルを、「新ウインドウ管理テーブル」と称し、前回の特定イベント通知時に生成されたウインドウ管理テーブルを、「旧ウインドウ管理テーブル」と称する。なお、今回の特定イベントの通知が、Webブラウザが起動されてから最初の通知である場合には、Webブラウザの起動時に生成されたウインドウ管理テーブルを、旧ウインドウ管理テーブルとする。
次いで、システム制御部30は、各ウインドウのウインドウ識別子、アプリケーションプログラムの識別情報、ウインドウの位置情報及びクライアント領域の位置情報を取得し、これらの情報を新ウインドウ管理テーブルに設定する(ステップS13)。
次いで、システム制御部30は、各ウインドウの表示優先順位を取得する(ステップS14)。具体的に、システム制御部30は、ステップS11において取得した特定イベントの種類及びウインドウ識別子、新ウインドウ管理テーブルに設定されている各ウインドウのウインドウ識別子、旧ウインドウ管理テーブルに設定されている各ウインドウのウインドウ識別子及び表示優先順位に基づいて、現時点での各ウインドウの表示優先順位を判断する。次いで、システム制御部30は、新ウインドウ管理テーブルに各ウインドウの表示優先順位を設定する。
次いで、システム制御部30は、新ウインドウ管理テーブルに設定されているアプリケーションプログラムの識別情報に基づいて、ブラウザウインドウを1つ特定する(ステップS15)。次いで、システム制御部30は、後述する特定ブラウザウインドウ処理を実行する(ステップS16)。特定ブラウザウインドウ処理では、特定されたブラウザウインドウが部分的に隠れている場合、このブラウザウインドウに可視領域適合コンテンツが表示される。
次いで、システム制御部30は、全てのブラウザウインドウを特定したか否かを判定する(ステップS17)。このとき、システム制御部30は、特定していないブラウザウインドウが存在する場合には(ステップS17:NO)、次のブラウザウインドウを特定して(ステップS18)、特定ブラウザウインドウ処理を実行する(ステップS16)。一方、システム制御部30は、Webブラウザの全てのウインドウを特定した場合には(ステップS17:YES)、旧ウインドウ管理テーブルをRAM29から削除して(ステップS19)、図7に示す処理を終了させる。
図8は、本実施形態に係るユーザ端末2のシステム制御部30における特定ブラウザウインドウ処理の処理例を示すフローチャートである。
先ず、システム制御部30は、ステップS11において取得した特定イベントの種類及びウインドウ識別子に基づいて、特定したブラウザウインドウに表示された表示ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS31)。ブラウザウインドウに表示ボタンが表示されている場合には、このブラウザウインドウのクライアント領域には、可視領域適合コンテンツが表示されている。また、表示ボタンが選択された場合、システム制御部30は、ウインドウマネージャの実行により、表示ボタンが表示されているブラウザウインドウをアクティブにする。そこで、システム制御部30は、表示ボタンが選択された場合には(ステップS31:YES)、特定したブラウザウインドウがアクティブになった後も、可視領域適合コンテンツをそのまま表示する(ステップS32)。また、システム制御部30は、表示ボタンを消去する。また、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定する。そして、システム制御部30は、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。
ステップS31において、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウに表示された表示ボタンが選択されなかった場合には(ステップS31:NO)、特定したブラウザウインドウがアクティブにされたか否かを判定する(ステップS33)。このとき、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウがアクティブにされた場合には(ステップS33:YES)、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されているか否かを判定する(ステップS34)。具体的に、システム制御部30は、旧ウインドウ管理テーブルから、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報を取得する。そして、システム制御部30は、取得したコンテンツ表示状態情報が「表示」である場合には、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されていると判定する(ステップS34:YES)。この場合、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域の表示内容を、可視領域適合コンテンツの表示前の表示内容に復帰させる(ステップS35)。表示内容を復帰する方法としては、例えば、Webブラウザの閲覧履歴機能を用いても良い。また、システム制御部30は、表示ボタンを消去する。また、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「非表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定する。そして、システム制御部30は、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。一方、システム制御部30は、取得したコンテンツ表示状態情報が「非表示」である場合には、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されていないと判定する(ステップS34:NO)。この場合、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「非表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定して、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。
ステップS33において、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウがアクティブにされていない場合には(ステップS33:NO)、判定手段として、特定したブラウザウインドウのクライアント領域が他のウインドウによって一部隠れているか否かを判定する(ステップS36)。具体的に、システム制御部30は、新ウインドウ管理テーブルから、特定したブラウザウインドウの表示優先順位を取得する。次いで、システム制御部30は、新ウインドウ管理テーブルに設定されている各ウインドウの表示優先順位に基づいて、特定したブラウザウインドウの表示優先順位よりも表示優先順位が高いウインドウを抽出する。次いで、システム制御部30は、抽出したウインドウの位置情報と、特定したブラウザウインドウのクライアント領域の位置情報とに基づいて、特定したブラウザウインドウのクライアント領域と他のウインドウとの重なり具合を判断する。このとき、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域が他のウインドウの領域に完全に含まれている場合、または、特定したブラウザウインドウのクライアント領域が、他のウインドウの領域と全く重なっていない場合には、特定したブラウザウインドウのクライアント領域は一部隠れていないと判定する(ステップS36:NO)。この場合、システム制御部30は、旧ウインドウ管理テーブルから、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報を取得する。次いで、システム制御部30は、取得したコンテンツ表示状態情報を、特定したブラウザウインドウの現在のコンテンツ表示状態情報として、新ウインドウ管理テーブルに設定する。そして、システム制御部30は、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。
一方、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域の一部のみが他のウインドウの領域と重なる場合には、特定したブラウザウインドウのクライアント領域は一部隠れていると判定する(ステップS36:YES)。この場合、システム制御部30は、特定手段として、特定したブラウザウインドウのクライアント領域のうち隠れていない範囲の位置情報を取得することにより、可視領域を特定する(ステップS37)。そして、システム制御部30は、取得した可視領域の位置情報を、新ウインドウ管理テーブルに設定する。
次いで、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に、可視領域適合コンテンツが表示されているか否かを判定する(ステップS38)。具体的な判定方法は、ステップS34と同様である。システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されていない場合には(ステップS38:NO)、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「非表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定する。そして、システム制御部30は、ステップS40に移行する。
一方、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に可視領域適合コンテンツが表示されている場合には(ステップS38:YES)、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定する。次いで、システム制御部30は、可視領域の位置情報に変化があるか否かを判定する(ステップS39)。具体的に、システム制御部30は、新ウインドウ管理テーブルと旧ウインドウ管理テーブルから、それぞれ可視領域の位置情報を取得し、取得した位置情報同士を比較する。そして、システム制御部30は、可視領域の位置情報に変化がない場合には(ステップS39:NO)、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。一方、システム制御部30は、可視領域の位置情報に変化がある場合には(ステップS39:YES)、ステップS40に移行する。
ステップS40において、システム制御部30は、現在のアクティブウインドウにWebページが表示されているか否かを判定する。このとき、システム制御部30は、現在のアクティブウインドウにWebページが表示されていない場合には(ステップS40:NO)、情報提供サーバ1にコンテンツリクエストを送信する(ステップS41)。このとき、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域のサイズ及び可視領域の位置情報を、コンテンツリクエストに設定する。
一方、システム制御部30は、現在のアクティブウインドウにWebページが表示されている場合には(ステップS40:YES)、アクティブウインドウに表示されているWebページのURLを取得して(ステップS42)、情報提供サーバ1にコンテンツリクエストを送信する(ステップS43)。このとき、システム制御部30は、特定したブラウザウインドウのクライアント領域のサイズ、可視領域の位置情報及び取得したURLを、コンテンツリクエストに設定する。
システム制御部30は、ステップS41またはS43においてコンテンツリクエストを送信した後、取得手段として、情報提供サーバ1からレスポンスを受信する(ステップS44)。すると、システム制御部30は、受信したレスポンスに可視領域適合コンテンツが設定されているか否かを判定する(ステップS45)。このとき、システム制御部30は、受信したレスポンスに可視領域適合コンテンツが設定されていない場合には(ステップS45:NO)、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。
一方、システム制御部30は、受信したレスポンスに可視領域適合コンテンツが設定されている場合には(ステップS45:YES)、表示手段として、レスポンスに設定されている可視領域適合コンテンツを、特定したブラウザウインドウのクライアント領域に表示する(ステップS46)。具体的に、システム制御部30は、可視領域適合コンテンツの表示イメージを示すビットマップイメージを、RAM29に展開する。次いで、システム制御部30は、ビットマップイメージの縦横のピクセル数が、クライアント領域の縦横のピクセル数と一致するように、ビットマップイメージの変換を行う。これにより、コンテンツの表示サイズがクライアント領域のサイズに一致する。次いで、システム制御部30は、変換したビットマップイメージを、RAM29におけるクライアント領域の画面出力用のバッファにコピーする。これにより、システム制御部30は、バッファにコピーされたビットマップイメージのうち、可視領域の範囲内にあるビットマップイメージを表示部22に出力する。その結果、例えば図3(b)に示すように、可視領域適合コンテンツの特徴部分が画面に表示される。システム制御部30は、可視領域適合コンテンツの表示が完了すると、特定したブラウザウインドウのコンテンツ表示状態情報として、「表示」を新ウインドウ管理テーブルに設定する。また、システム制御部30は、特定ブラウザウインドウに表示ボタンを表示する。そして、システム制御部30は、特定ブラウザウインドウ処理を終了させる。
[4−2.情報提供サーバ1の動作]
図9は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部17における処理の処理例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、情報提供サーバ1が、ユーザ端末2からコンテンツリクエストを受信したときに実行される。
先ず、システム制御部17は、コンテンツDB121に登録されているコンテンツからコンテンツを1つ特定し(ステップS51)、特定したコンテンツの情報をコンテンツDB121から取得する。次いで、システム制御部17は、クライアント領域のサイズが、特定したコンテンツのリサイズの許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS52)。受信手段として受信したコンテンツリクエストに設定されているクライアント領域のサイズが示す縦のピクセル数及び横のピクセル数を、hc及びwcとする。また、特定されたコンテンツのリサイズ許容範囲情報が示す縦のピクセル数の下限値及び上限値、並びに、横のピクセル数の下限値及び上限値を、h1及びh2、並びに、w1及びw2とする。このとき、h1≦hc≦h2、且つ、w1≦wc≦w2、が満たされる場合、システム制御部17は、クライアント領域のサイズが、特定したコンテンツのリサイズの許容範囲内であると判定する(ステップS52:YES)。この場合、システム制御部17は、ステップS53に移行する。一方、システム制御部17は、クライアント領域のサイズが、特定したコンテンツのリサイズの許容範囲内ではないと判定した場合には(ステップS52:NO)、ステップS57に移行する。
ステップS53において、システム制御部17は、特定したコンテンツの特徴情報によって示される特徴部分を特定する各頂点の座標を、クライアント領域のサイズに合わせて変換する。座標変換前の頂点の座標を、(x1,y1)とし、座標変換後の頂点の座標を、(x2,y2)とする。また、特定したコンテンツの原表示サイズが示す縦のピクセル数及び横のピクセル数を、ho及びwoとする。この場合において、システム制御部17は、各頂点の座標につき、x2=(wc÷wo)×x1、及び、y2=(hc÷ho)×y1、を計算する。
次いで、システム制御部17は、座標変換後の特徴部分が、可視領域内に位置しているか否かを判定する(ステップS54)。具体的に、システム制御部17は、コンテンツリクエストに設定されている可視領域の位置情報と、座標変換された特徴情報とに基づいて、座標変換後の特徴部分の範囲が可視領域に含まれているか否かを判定する。このとき、システム制御部17は、特徴部分の範囲が可視領域に含まれていない場合には、座標変換後の特徴部分が、可視領域内に位置していないと判定する(ステップS54:NO)。この場合、システム制御部17は、ステップS57に移行する。
一方、システム制御部17は、特徴部分の範囲が可視領域に含まれている場合には、座標変換後の特徴部分が、可視領域内に位置していると判定する(ステップS54:YES)。この場合、システム制御部17は、選択手段として、特定したコンテンツを、可視領域適合コンテンツの候補の1つとして、一次候補群に追加する(ステップS55)。次いで、システム制御部17は、座標変換後の特徴部分の表示面積を計算して(ステップS56)、ステップステップS57に移行する。
ステップS57において、システム制御部17は、コンテンツDB121に登録されているコンテンツを全て特定したか否かを判定する。このとき、システム制御部17は、特定していないコンテンツが存在する場合には(ステップS57:NO)、コンテンツDB121に登録されているコンテンツから次のコンテンツを特定し(ステップS58)、特定したコンテンツの情報をコンテンツDB121から取得する。そして、システム制御部17は、ステップS52に移行する。
一方、システム制御部17は、コンテンツDB121に登録されているコンテンツを全て特定した場合には(ステップS57:YES)、一次候補群としてコンテンツが1つ以上抽出されたか否かを判定する(ステップS59)。このとき、システム制御部17は、コンテンツが1つも抽出されなかった場合には(ステップS59:NO)、コンテンツリクエストを送信してきたユーザ端末2に対して、コンテンツを含まないレスポンスを送信する(ステップS60)。そして、システム制御部17は、図9に示す処理を終了させる。
一方、システム制御部17は、一次候補群としてコンテンツが1つ以上抽出された場合には(ステップS59:YES)、コンテンツリクエストにWebページのURLが設定されているか否かを判定する(ステップS61)。このとき、システム制御部17は、コンテンツリクエストにWebページのURLが設定されていない場合には(ステップS61:NO)、一次候補群を、可視領域適合コンテンツの最終候補群とする(ステップS62)。
一方、システム制御部17は、コンテンツリクエストにWebページのURLが設定されている場合には(ステップS61:YES)、WebページのURLに対応するキーワードがWebページ情報DB122に登録されているか否かを判定する(ステップS63)。このとき、システム制御部17は、WebページのURLに対応するキーワードが登録されていない場合には(ステップS63:NO)、一次候補群を、可視領域適合コンテンツの最終候補群とする(ステップS62)。
一方、システム制御部17は、WebページのURLに対応するキーワードが登録されている場合には(ステップS63:YES)、選択手段として、一次候補群のコンテンツの中から、コンテンツDB121に登録されているキーワードが、WebページのURLに対応するキーワードと一致するコンテンツを、最終候補群として抽出する(ステップS64)。次いで、システム制御部17は、最終候補群としてコンテンツが1つ以上抽出されたか否かを判定する(ステップS65)。このとき、システム制御部17は、コンテンツが1つも抽出されなかった場合には(ステップS65:NO)、一次候補群を、可視領域適合コンテンツの最終候補群とする(ステップS62)。
システム制御部17は、最終候補群としてコンテンツが1つ以上抽出された場合(ステップS65:YES)、または、一次候補群を最終候補群とした場合には(ステップS62)、選択手段として、最終候補群のコンテンツのうち、座標変換後の特徴部分の表示面積が最大のコンテンツを、可視領域適合コンテンツとして選択する(ステップS66)。次いで、システム制御部17は、送信手段として、コンテンツリクエストを送信してきたユーザ端末2に対して、選択した可視領域適合コンテンツを設定したレスポンスを送信して(ステップS67)、図9に示す処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザ端末2が、画面に配置されたウインドウ同士が重なることにより何れかのウインドウが部分的に隠れたか否かを判定し、何れかのウインドウが部分的に隠れたと判定した場合には、部分的に隠れたウインドウの可視領域を特定して、可視領域の位置情報を設定したコンテンツリクエストを情報提供サーバ1に送信する。コンテンツリクエストを受信した情報提供サーバ1が、コンテンツリクエストに含まれる可視領域の位置情報と、コンテンツDB121に登録されている特徴情報とに基づいて、コンテンツDB121に登録されているコンテンツのうち、部分的に隠れたウインドウに表示された場合に特徴部分が可視領域内に位置するコンテンツを、可視領域適合コンテンツとして選択し、可視領域適合コンテンツをユーザ端末2に送信する。可視領域適合コンテンツを受信したユーザ端末2が、可視領域適合コンテンツを、部分的に隠れたウインドウに表示する。従って、コンテンツの特徴部分が可視領域内に位置することにより、その特徴部分がユーザから見えるので、表示領域の状態を変えることなく、可視領域を効果的に利用してユーザの関心を引くコンテンツを表示することができる。
また、ユーザ端末2が、部分的に隠れたウインドウのクライアント領域のサイズと可視領域の位置情報とを設定したコンテンツリクエストを情報提供サーバ1に送信し、情報提供サーバ1が、クライアント領域のサイズ、可視領域の位置情報、特徴情報及びコンテンツの原表示サイズに基づいて、部分的に隠れたウインドウのクライアント領域のサイズに表示サイズを合わせてコンテンツが表示された場合に特徴部分が可視領域内に位置するコンテンツを可視領域適合コンテンツとして選択する。そして、ユーザ端末2が、情報提供サーバ1から受信した可視領域適合コンテンツの表示サイズを、部分的に隠れたウインドウのクライアント領域のサイズに合わせて可視領域適合コンテンツを表示する。従って、可視領域内においてコンテンツが見える範囲を広くすることができる。
また、情報提供サーバ1が、可視領域に特徴部分が位置するコンテンツのうち、特徴部分の表示面積が最大となるコンテンツを、可視領域適合コンテンツとして選択する。そして、ユーザ端末2が、情報提供サーバ1から受信した、特徴面積が最大となる可視領域適合コンテンツを表示する。従って、可視領域内に特徴部分が最も大きく見えるコンテンツが表示されるので、よりユーザの関心を引くことができる。
また、ユーザ端末2が、アクティブウインドウに表示されているWebページのURLを含むコンテンツリクエストを情報提供サーバ1に送信し、情報提供サーバ1が、コンテンツリクエストに含まれるURLに基づいて、可視領域に特徴部分が位置するコンテンツのうち、アクティブウインドウに表示されているWebページの表示内容と関連するコンテンツを、可視領域適合コンテンツとして選択する。そして、ユーザ端末2が、情報提供サーバ1から受信した、アクティブウインドウの表示内容に関連する可視領域適合コンテンツを表示する。従って、アクティブウインドウの表示内容と関連するコンテンツの特徴部分が見えるので、よりユーザの関心を引くことができる。
また、ユーザ端末2が、可視領域適合コンテンツが表示されているウインドウが、表示ボタンが選択される以外の方法でアクティブになった場合には、このウインドウの表示内容を、可視領域適合コンテンツの表示前の表示内容に復帰させる。従って、可視領域適合コンテンツの表示前にウインドウに表示されていた内容を、ユーザが必要としたときに再表示することができる。
また、ユーザ端末2が、可視領域適合コンテンツが表示されているウインドウ内の表示ボタンが選択されたことを検出した場合には、このウインドウをアクティブにして可視領域適合コンテンツの全体を画面に表示させる。従って、ユーザが可視領域適合コンテンツに関心を持った場合には、可視領域適合コンテンツ全体を表示することができる。
また、情報提供サーバ1が、コンテンツDB121に登録されたリサイズ許容範囲情報に基づいて、部分的に隠れたウインドウのクライアント領域のサイズが、リサイズの許容範囲内であるコンテンツを可視領域適合コンテンツとして選択する。従って、コンテンツの縮小表示によりコンテンツの表示内容が見難くなったり、コンテンツの拡大表示によりコンテンツの画質が粗くなったりすることを防止することができる。
なお、上記実施形態においては、リサイズ許容範囲情報として、コンテンツの縦横のピクセル数が設定されていた。しかしながら、リサイズ許容範囲情報として、拡大率の下限値及び上限値の少なくとも何れか一方が設定されていても良い。この場合、情報提供サーバ1は、クライアント領域のサイズに合わせてコンテンツをリサイズした場合の拡大率が、リサイズ許容範囲情報に示す範囲内にあるコンテンツを選択する。また、この場合、コンテンツ毎にリサイズ許容範囲情報がデータベースに登録されていなくても良く、全コンテンツで共通したリサイズ許容範囲情報が、情報提供サーバ1の記憶部12に記憶されていても良い。
また、上記実施形態においては、可視領域適合コンテンツの表示サイズがクライアント領域のサイズに一致するようになっていた。しかしながら、可視領域内に特徴部分が位置するのであれば、可視領域適合コンテンツの表示サイズが、クライアント領域のサイズよりも多少小さくても良い。この場合において、可視領域適合コンテンツの表示サイズの下限は、例えば、可視領域適合コンテンツが可視領域に入りきらず、コンテンツの一部分が他のウインドウによって隠れる程度とする。
また、ウインドウのサイズ及びクライアント領域のサイズが固定であり、コンテンツDB121には、クライアント領域のサイズと表示サイズが一致するコンテンツが登録されているのであれば、ユーザ端末2は、可視領域コンテンツを表示するときにリサイズを行わなくても良い。この場合、ユーザ端末2は、コンテンツリクエストを送信するとき、コンテンツリクエストにクライアント領域のサイズを含めなくても良い。また、情報提供サーバ1は、ユーザ端末2から受信したコンテンツリクエストに含まれる可視領域の位置情報と、コンテンツDB121に登録されている特徴情報とに基づいて、可視領域に特徴部分が位置するコンテンツを抽出する。
また、上記実施形態においては、クライアント領域のサイズがリサイズの許容範囲内であるコンテンツが、可視領域適合コンテンツとして選択されるようにしていたが、リサイズの許容範囲に係わらず可視領域適合コンテンツを選択するように構成しても良い。また、上記実施形態においては、可視領域内に特徴部分が位置するコンテンツのうち、特徴部分の表示面積が最大のコンテンツが可視領域適合コンテンツとして選択されるようにしていたが、特徴部分の表示面積に係わらず可視領域適合コンテンツを選択するように構成しても良い。また、可視領域内に特徴部分が位置するコンテンツが複数抽出された場合には、これらの中からランダムに可視領域適合コンテンツが選択されるようにしても良い。
また、上記実施形態において、アクティブウインドウの表示内容を特定する特定情報を、WebページのURLに適用していたが、他の情報に適用しても良い。例えば、アクティブウインドウに表示されているWebページが、例えば、商品、サービス、Webページ等の検索結果一覧を示すWebページである場合には、検索に用いられたキーワードや検索条件を特定情報とし、この情報をユーザ端末2が情報提供サーバに送信しても良い。
また、情報提供サーバ1において、可視領域適合コンテンツを選択する場合、ユーザの個人情報に基づいて可視領域適合コンテンツを選択しても良い。例えば、ユーザの年齢、性別、居住地域等のユーザの属性情報を情報提供サーバ1の記憶部12に記憶させておき、この属性情報に基づいて、可視領域適合コンテンツが選択されるようにしても良い。また、例えば、情報提供サイトまたは所定のWebサイトにおけるユーザによる商品やサービスの購入履歴を情報提供サーバ1の記憶部12に記憶させておき、この購入履歴に基づいてコンテンツが選択されるようにしても良い。この場合において、例えば、ユーザが購入した商品のジャンルと同じジャンルまたは関連するジャンルの商品の広告等のコンテンツが選択されるようにする。また、ユーザによるWebページの閲覧履歴やサービスの利用履歴等を情報提供サーバ1の記憶部12に記憶させておき、この閲覧履歴や利用履歴等に基づいてコンテンツが選択されるようにしても良い。何れの場合も、ユーザ端末2に表示させる可視領域適合コンテンツをパーソナライズすることができる。なお、このようなユーザの個人情報と、コンテンツリクエストを送信してきたユーザ端末2を利用しているユーザとの対応付けは、例えば、公知のログイン認証により可能である。
また、上記実施形態においては、ウインドウが部分的に隠れたときに、可視領域適合コンテンツが情報提供サーバ1からユーザ端末2に送信されるようになっていた。しかしながら、予め情報提供サーバ1が複数のコンテンツをユーザ端末2に送信して、ユーザ端末2が予め記憶部25にコンテンツを記憶しておいても良い。そして、ウインドウが部分的に隠れたときに、ユーザ端末2が、記憶部25に記憶されたコンテンツの中から可視領域適合コンテンツとなるコンテンツを取得して表示しても良い。
また、上記実施形態においては、Webページの送信とコンテンツの送信とを1台のサーバ装置が行っていたが、夫々の処理を別々のサーバ装置に行わせても良い。
また、上記実施形態においては、可視領域適合コンテンツの表示を、Webブラウザにより実現していたが、例えば、ウインドウマネージャにより実現しても良い。また、上記実施形態においては、可視領域適合コンテンツの表示対象とするウインドウを、ブラウザウインドウのみとしていたが、あらゆるアプリケーションプログラムのウインドウを対象としても良い。また、本発明における表示領域を、画面の背景領域にも適用し、画面の背景領域が、ウインドウによって部分的に隠れた場合に、画面の背景領域内の隠れていない可視領域を特定し、可視領域に特徴部分が位置するコンテンツが背景領域に表示されるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、アクティブウインドウがブラウザウインドウである場合にのみ、アクティブウインドウの表示内容に関連する可視領域適合コンテンツが表示されるようにしていた。しかしながら、アクティブウインドウがWebブラウザ以外のアプリケーションプログラムのウインドウである場合にも、アクティブウインドウの表示内容に関連する可視領域適合コンテンツが表示されるようにしても良い。
1 情報提供サーバ
2 ユーザ端末
11 通信部
12 記憶部
13 入出力インターフェース部
14 CPU
15 ROM
16 RAM
17 システム制御部
18 システムバス
121 コンテンツDB
122 Webページ情報DB
21 操作部
22 表示部
23 通信部
24 ドライブ部
25 記憶部
26 入出力インターフェース部
27 CPU
28 ROM
29 RAM
30 システム制御部
31 システムバス
NW ネットワーク
S 情報提供システム

Claims (14)

  1. 画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段と、
    何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段と、
    前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段と、
    前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ表示装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ表示装置において、
    前記取得手段は、前記部分的に隠れた表示領域のサイズに表示サイズを合わせた場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得し、
    前記表示手段は、前記取得されたコンテンツの表示サイズを前記部分的に隠れた表示領域のサイズに合わせて表示することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンテンツ表示装置において、
    前記取得手段は、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、当該特徴部分の表示面積が最大となるコンテンツを取得することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1に記載のコンテンツ表示装置において、
    前記取得手段は、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、アクティブな前記表示領域の表示内容に関連するコンテンツを取得することを特徴とするコンテンツ表示装置。
  5. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置におけるコンテンツ表示方法であって、
    画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定ステップと、
    何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定ステップと、
    前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得ステップと、
    前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ表示方法。
  6. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に含まれるコンピュータを、
    画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段、
    何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段、
    前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段、及び、
    前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ表示プログラム。
  7. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に含まれるコンピュータを、
    画面に配置された表示領域同士が重なることにより何れかの前記表示領域が部分的に隠れたか否かを判定する判定手段、
    何れかの前記表示領域が部分的に隠れたと判定された場合には、部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域を特定する特定手段、
    前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合にコンテンツとしての特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを取得する取得手段、及び、
    前記取得されたコンテンツを前記部分的に隠れた表示領域に表示する表示手段、
    として機能させるコンテンツ表示プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
  8. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置であって、
    コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段と、
    画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段と、
    前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて、前記記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを選択する選択手段と、
    前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  9. 請求項8に記載のコンテンツ表示装置において、
    前記記憶手段は、コンテンツに対して前記特徴部分が占める範囲を示す前記特徴情報を記憶し、
    前記受信手段は、前記部分的に隠れた表示領域に対して前記可視領域が占める範囲を示す前記可視領域情報を受信し、
    前記選択手段は、前記部分的に隠れた表示領域のサイズに表示サイズを合わせて前記コンテンツが表示された場合に前記特徴部分が前記表示領域に対して占める範囲を特定し、当該範囲が前記可視領域に含まれるコンテンツを選択することを特徴とするサーバ装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載のサーバ装置において、
    前記記憶手段は、コンテンツに対して前記特徴部分が占める範囲を示す前記特徴情報を記憶し、
    前記選択手段は、前記特徴情報に基づいて、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、当該特徴部分の表示面積が最大となるコンテンツを選択することを特徴とするサーバ装置。
  11. 請求項8乃至10の何れか1項に記載のサーバ装置において、
    前記受信手段は、前記可視領域情報と、アクティブな前記表示領域の表示内容を特定するための特定情報と、を前記コンテンツ表示装置から受信し、
    前記選択手段は、前記特定情報に基づいて、前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツのうち、前記アクティブな表示領域の表示内容に関連するコンテンツを選択することを特徴とするサーバ装置。
  12. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置におけるコンテンツ提供方法であって、
    画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信ステップと、
    コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択ステップと、
    前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
  13. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
    画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段、
    コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択手段、及び、
    前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
  14. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置がネットワークを介して接続可能なサーバ装置に含まれるコンピュータを、
    画面に配置された表示領域同士が重なることで部分的に隠れた前記表示領域に含まれる可視領域に関する情報として、前記コンテンツ表示装置から送信された可視領域情報を受信する受信手段、
    コンテンツと、当該コンテンツの特徴部分に関する特徴情報と、を対応付けて複数記憶する記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、前記部分的に隠れた表示領域に表示された場合に前記特徴部分が前記可視領域内に位置するコンテンツを、前記特徴情報及び前記可視領域情報に基づいて選択する選択手段、及び、
    前記選択されたコンテンツを、前記部分的に隠れた表示領域に表示されるコンテンツとして前記コンテンツ表示装置に送信する送信手段、
    として機能させるコンテンツ提供プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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