JPWO2011080843A1 - 高低圧流路切換装置 - Google Patents

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Abstract

この流路切換装置においては、第4ポート(130)から高圧の液圧が導入され、プランジャ(200)が軸方向に押圧されて軸方向に移動する。これにより、第1ポート(170)と第2ポート(190)とが遮断され、第3ポート(150)と第4ポート(130)とが連通する状態に移行する。第1ポート(170)と第2ポート(190)との遮断は、第1プランジャ(210)の弾性変形領域(211)の半径が拡大するように変形する。その結果、第1円筒領域(127)の第1管路(A1)の内壁と、プランジャ(200)の弾性変形領域(211)の外周面との間に生じる隙間が弾性変形領域(211)の拡大により埋められ、流路が遮断される。この構成を採用する流路切換装置により、プランジャ(200)の移動量が最小限に抑えられることから、摺動に用いられるシリコーンオイルの減少や劣化、プランジャ(200)の劣化を抑制し、また、造影剤の圧力を徐々に高めながら患者に導入することが可能となる。

Description

この発明は、患者に流体を注入する際に用いられる流路の切り換えを行なうために用いられる高低圧流路切換装置に関する。
近年、人体の機能を検査する装置としてさまざまなものが開発されている。その中の1つに、人体の循環器の機能を診断するための循環器X線診断装置がある。この循環器X線診断装置においては、造影剤のような流体を、インジェクタ装置等を用いて患者に圧力注入する。このような装置およびシステムが、特表2001−520905号公報(特許文献1)または特開2007−222656号公報(特許文献2)に開示されている。
図20および図21に、特許文献1に開示される高低圧流路切換装置を示す。まず、図20を参照して、この高低圧流路切換装置1000は、筒状本体1100を有する。筒状本体1100の胴部には、患者1700に連結される第1ポート1150と、血圧変換装置(BPT)1900に連結される第2ポート1190と、先端部に設けられ、造影剤注入装置が連結される第3ポート1170とを有している。
また、筒状本体1100の内部には、プランジャ1200と、プランジャ1200の位置を調節するためのコイルバネ1300、およびガイドバー1400が設けられている。プランジャ1200は、プランジャ筒状本体1210と、このプランジャ筒状本体1210から所定の間隔を隔てて配置されたピストン1230と、プランジャ筒状本体1210とピストン1230とを固定し、ガイドバー1400に連通するスペースバー1220とを有する。
上記構成からなる高低圧流路切換装置1000において、第3ポート1170から高圧の造影剤が注入されていない状態では、患者1700の血圧が、流路1750、筒状本体1100内の領域1100A、および流路1910を通じて、血圧変換装置(BPT)1900により測定される。なお、流路1750、筒状本体1100内の領域1100A、および流路1910内は、生理食塩水が満たされている。
次に、第3ポート1170から高圧の造影剤が注入される状態では、コイルバネ1300の付勢力に対抗してプランジャ筒状本体1210およびピストン1230が、領域1100Aを保持した状態のまま移動する。これにより、流路1750と流路1910とが遮断される一方、第3ポート1170と流路1750とが連通して、患者1700に造影剤が導入される。この状態では、血圧変換装置(BPT)1900による血圧測定は行なえない。
上記構成からなる高低圧流路切換装置1000においては、第1ポート1150の第3ポート1170または第2ポート1190への切り換えを、プランジャ筒状本体1210の移動(通過)により行なっているために、プランジャ筒状本体1210の移動量が大きくなる。そのため、摺動に用いられるシリコーンオイルの減少や劣化、プランジャ筒状本体1210の劣化が促進されることになる。
また、第3ポート1170では、血管造影剤用注入装置からの流路が開通状態になるには(約80psi=約56250kgf/m=約551600Pa)必要であり、この開通状態になった時に造影剤がいきなり患者1700の血管に導入された場合には、患者1700の血管にダメージを及ぼすおそれもある。
また、この高低圧流路切換装置1000は、血管造影剤用注入装置を用いることが前提であるため、手動の場合にこの高低圧流路切換装置1000を用いることができない。
特表2001−520905号公報 特開2007−222656号公報
この発明が解決しようとする課題は、高低圧流路切換装置に用いられる内部構成部品の摺動ストロークが長いために、当該内部構成部品の劣化が促進する点、患者の血管にダメージを与えるおそれがある点、手動で患者に流体を注入することができない点にある。したがって、本発明の目的は、高低圧流路切換装置の内部構成部品の寿命を延ばすとともに、患者の血管にダメージを与えることなく、血管造影剤用注入装置だけでなく手動でも患者に流体を注入することができる構成を備える、高低圧流路切換装置を提供することである。
この発明に基づいた高低圧流路切換装置においては、軸方向に延び第1の内径を有する第1管路、および軸方向に延びるとともに上記第1管路に連通し、上記第1の内径よりも大きい内径を有する第2管路を有する筒状本体と、上記第1管路の側部に連通する第1ポートと、上記第1管路の側部に連通する第2ポートと、上記第2管路の側部に連通する第3ポートと、上記第2管路の先端部に連通する第4ポートと、上記第1管路および上記第2管路の内部に緩く軸方向に圧縮された状態で収容され、上記第1ポートおよび上記第2ポートを含む上記第1管路の第1領域と、上記第3ポートおよび上記第4ポートを含む上記第2管路の第2領域とを液密的に分離するプランジャとを備えている。
また、上記プランジャは、上記第4ポートから高圧の液圧が加わらない低圧の場合には、上記第1ポートと上記第2ポートとが連通し、上記第3ポートと上記第4ポートとが遮断される第1状態が選択され、上記第4ポートから高圧の液圧が加わる場合には、上記プランジャが軸方向に押圧されて軸方向に移動することで、上記第1状態から、上記第1ポートと上記第2ポートとが遮断され、上記第3ポートと上記第4ポートとが遮断される第2状態に移行し、さらに、上記第1ポートと上記第2ポートとが遮断され、上記第3ポートと上記第4ポートとが連通する第3状態に移行する。
上記高低圧流路切換装置においては、上記プランジャは、上記第1管路に位置する第1プランジャ、上記第2管路に位置する第2プランジャ、および上記第1プランジャおよび上記第2プランジャを連結するプランジャ連結軸を含み、上記第1プランジャは、上記第1状態においては、上記第1ポートと上記第2ポートとを連通させるため、上記第1管路の内壁との間に隙間が生じるように、上記第1管路の内径よりも小さい外径寸法を有し、上記第2状態および上記第3状態においては、上記プランジャが軸方向から押圧されることにより、半径方向に拡径することで上記第1管路の内壁との間の隙間が埋められることで、上記第1ポートと上記第2ポートとが遮断される弾性変形領域を有する。
上記高低圧流路切換装置においては、上記筒状本体は、上記第1管路の端部位置に設けられ、外部に通じる第1連通孔と、上記第1管路側の上記第2管路において、上記第2プランジャの移動によっても閉ざされない位置に設けられ、外部に通じる第2連通孔と、上記第2管路の内壁において、上記第3ポートに連通し、上記第2プランジャの移動範囲に沿って設けられる溝部とを有する。
上記高低圧流路切換装置のいずれかにおいては、上記第1ポートと上記第3ポートとは連通している。
上記高低圧流路切換装置のいずれかにおいては、上記第1ポートおよび上記第3ポートは患者側に連結され、上記第2ポートは、血圧変換装置に連結され、上記第4ポートは、造影剤注入装置に連結される。
この発明に基づいた高低圧流路切換装置によれば、内部構成部品の寿命を延ばすとともに、患者の血管にダメージを与えることなく、血管造影剤用注入装置だけでなく手動でも患者に流体を注入することができる構成を備える、高低圧流路切換装置を提供することか可能となる。
実施の形態1における高低圧流路切換装置を有する造影剤注入ラインを示す全体模式図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置の構成を示す全体斜視図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置に採用される筒状本体の構成を示す断面図である。 図4中のV−V線矢視断面図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置に採用されるプランジャの分解図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置に採用されるプランジャの組立図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置に採用されるプランジャの詳細構造を示す図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置の構成を示す断面図である。 図9中のX−X線矢視断面図である。 図1に示す造影剤注入ラインにおける第1状態を示す図である。 図11中のXII−XII線矢視断面図である。 図1に示す造影剤注入ラインにおける第2状態を示す図である。 図13中のXIV−XIV線矢視断面図である。 図1に示す造影剤注入ラインにおける第3状態を示す図である。 実施の形態1における高低圧流路切換装置を有する他の造影剤注入ラインを示す全体模式図である。 実施の形態2における高低圧流路切換装置の構成を示す全体断面図である。 実施の形態2における高低圧流路切換装置の構成を示す全体分解断面図である。 実施の形態2における高低圧流路切換装置を用いた、造影剤注入ラインにおける第3状態を示す図である。 背景技術における高低圧流路切換装置を示す第1の図である。 背景技術における高低圧流路切換装置を示す第2の図である。
以下に、本発明に基づいた高低圧流路切換装置の各実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、本発明の適用事例として医療現場における造影剤注入ラインに、本発明に基づいた高低圧流路切換装置を適用した場合について説明しているが、医療現場における他の同様の構成を必要とする流路の切換に用いることも可能である。また、造影剤に限定されず、ニトログリセリン、アセチルコリン等の導入にも用いることができる。
なお、以下に説明する各実施の形態において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。また、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。
(実施の形態1)
まず、図1を参照して、実施の形態1における高低圧流路切換装置100を有する造影剤注入ラインについて説明する。図1は、本実施の形態における高低圧流路切換装置100を有する造影剤注入ラインを示す全体模式図である。本実施の形態における高低圧流路切換装置100は、筒状本体110を有し、この筒状本体110には、第1ポート170、第2ポート190、第3ポート150、および第4ポート130が設けられている。
第4ポート130には、流路530を通じて、インジェクタヘッド500に装着され、内部に造影剤を有するシリンジ510が連結されている。第3ポート150には、流路750を通じて、患者700に装着されたカテーテル760が連結されている。流路750の途中領域には分岐管770が設けられ、流路730を通じて、第1ポート170が連結されている。第2ポート190には、流路910を通じて、血圧測定装置(BPT)900が連結されている。
この造影剤注入ラインにおいて、第4ポート130に対して造影剤の導入が行なわれず、圧力が加わっていない状態においては、第3ポート150と第4ポート130とは遮断された状態であり、Bラインは閉じている。一方、第1ポート170と第2ポート190とは連通した状態であり、Aラインは開放した状態である。その結果、血圧測定装置(BPT)900により患者700の血圧が測定される。なお、流路750、筒状本体110内の所定領域、および流路910内には、生理食塩水が満たされている。
一方、第4ポート130に対して造影剤の導入が行なわれる状態では、高低圧流路切換装置10に高圧の液圧が加えられた状態となる。その結果、第3ポート150と第4ポート130とは連通した状態であり、Bラインは開放する。一方、第1ポート170と第2ポート190とは遮断された状態であり、Aラインは閉じている。その結果、血圧測定装置(BPT)900により患者700の血圧は測定されず、Bラインを通じて患者700に造影剤が導入される。
(高低圧流路切換装置100)
次に、図2および図3を参照して、高低圧流路切換装置100の概略構成について説明する。図2は、高低圧流路切換装置100の構成を示す全体斜視図であり、図3は、高低圧流路切換装置100の構成を示す分解斜視図である。上記したように、高低圧流路切換装置100は、筒状本体110を有し、この筒状本体110には、第1ポート170、第2ポート190、第3ポート150、および第4ポート130が設けられている。
筒状本体110は、一端側が開放した円筒部122と、円筒部122の開放端側に装着されるキャップ121とを有する。円筒部122の胴体部分に第1ポート170、第2ポート190、および第3ポート150が設けられ、キャップ121の先端部側に第4ポート130が設けられる。キャップ121には、円筒部122に装着した際の第3ポート150との干渉を避けるための切欠部123が設けられている。また、円筒部122とキャップ121との装着状態における液密性を確保するためにOリング270が嵌め入れられている。
筒状本体110の内部には、プランジャ200が挿入されている。プランジャ200は、第1プランジャ210、第2プランジャ250、および第1プランジャ210と第2プランジャ250とを連結するためのプランジャ連結軸230を有している。
(筒状本体110の詳細構造)
次に、図4および図5を参照して、筒状本体110の詳細構造について説明する。図4は、高低圧流路切換装置100に採用される筒状本体110の構成を示す断面図であり、図5は、図4中のV−V線矢視断面図である。筒状本体110は上記したように、一端側が開放した円筒部122と、円筒部122の開放端側に装着されるキャップ121とを有する。
円筒部122には、軸方向に延び第1の内径(W1)を有する第1管路A1が設けられる第1円筒領域127と、軸方向に延びるとともに第1管路A1に連通し、第1の内径(W1)よりも大きい内径(W2)を有する第2管路A2が設けられる第2円筒領域125とを有する。筒状本体110は、樹脂成型品で構成され、また、透明部材が用いられている。
第1円筒領域127の側部には、第1管路A1に連通する第1ポート170と、この第1ポート170に対して略180度対向する位置に第2ポート190とが設けられている。第2円筒領域125の側部の先端部側には、第2管路A2に連通する第3ポート150が設けられている。キャップ121には、第2管路A2の先端部に連通する第4ポート130が設けられている。
また、筒状本体110の第1円筒領域127には、第1管路A1の端部位置に外部に通じる微細開口径の第1連通孔127aが設けられている。また、筒状本体110の第2円筒領域125には、第1管路A1側に、後述の第2プランジャ250の移動によっても閉ざされない位置に、外部に通じる第2連通孔125bが2ヶ所設けられている。
また、図5にも良くあらわれるように、第2管路A2の内壁において、第3ポート150に連通し、後述の第2プランジャ250の移動範囲に沿って溝部125aが設けられている。
(プランジャ200の詳細構造)
次に、図6から図8を参照して、プランジャ200の詳細構造について説明する。図6は、プランジャ200の分解図であり、図7は、プランジャ200の組立図であり、図8は、プランジャの詳細構造を示す図であるり、(A)は圧縮前の状態、(B)は圧縮後の状態を示す図である。
プランジャ200は、第1管路A1に位置する第1プランジャ210、第2管路A2に位置する第2プランジャ250、および第1プランジャ210および第2プランジャ250を連結するプランジャ連結軸230を含む。
(第1プランジャ210)
第1プランジャ210は、弾性変形領域211と本体部212とを有し、弾性変形領域211の先端側には、ドーム型の先端領域214が設けられている。先端領域214の弾性変形領域211との境界部分は、第1管路A1の内面に接してシール性を高めるために弾性変形領域211の最大径(φD2)よりも大きい径(φD1)に成形されている。
また、先端領域214と弾性変形領域211との境界部分213、および、本体部212の端部215についても、第1管路A1の内面に接してシール性を高めるために弾性変形領域211の最大径(φD2)よりも大きい径(φD1)に成形されている。本実施の形態においては、φD1は約5mm程度、φD2は約4mm程度である。
弾性変形領域211は軸方向に圧縮荷重加わった場合に、半径方向に向けて拡径しやすくするために、外面が湾曲状に形成されている。また、第1プランジャ210の端部215には、プランジャ連結軸230を連結するための連結口212aが形成されている。
(第2プランジャ250)
第2プランジャ250は、第1本体部251および第2本体部252とを有し、第1本体部251の端部、第1本体部251と第2本体部252との境界部253、および第2本体部252の端部255には、第2管路A2の内面に接してシール性を高めるために第1本体部251および第2本体部252の最大径(φD6)よりも大きい径(φD5)に成形されている。また、端部255には、円錐型領域256が形成されている。本実施の形態においては、φD5は約10mm程度、φD6は約9mm程度である。
第2プランジャ250の最大径(φD6)は、弾性変形領域211の最大径(φD2)の約2倍程度に設定されている。その結果、第2プランジャ250の断面積と、弾性変形領域211断面積との比は、約1:4となる。その結果、パスカルの原理に基づき、第2プランジャ250が受ける押圧力に対して弾性変形領域211が受ける押圧力は、4倍の押圧力となる。
第2プランジャ250の端部254には、プランジャ連結軸230を連結するための連結口251aが形成されている。
第1プランジャ210および第2プランジャ250の素材としては、天然ゴム、エラストマ、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)シリコーン、ニトリル、ポリイソプレン等のような弾力のある材料が用いられる。
(プランジャ連結軸230)
プランジャ連結軸230は樹脂成形品からなり、円柱形状の胴体部231を有している。胴体部231の第1プランジャ210側には、胴体部231の直径(φD3)よりも大きいフランジ部232が形成されている。胴体部231の直径(φD3)は約4mm程度である。
このフランジ部232の外径は、第1プランジャ210の端部215の外径と略同じ寸法に設けられている。端部215とフランジ部232とを同じ外径とすることで、プランジャ連結軸230から第1プランジャ210に対して軸方向の圧力が加わった場合の端部215の変形を抑制することができる。
プランジャ連結軸230の第1プランジャ210側の先端部分には、第1プランジャ210に設けられた連結口212aに嵌め入れられる第1連結部233が設けられている。
胴体部231の第2プランジャ250側には、円錐型の第2連結部234が設けられている。第2連結部234の最大直径(φD4)は、約7mm程度である。この第2連結部234は、第2プランジャ250に設けられた連結口251aに嵌め入れられる。また、第2連結部234のフランジ部232側には鍔部235が設けられている。
図7に示す状態は、上記第1プランジャ210、第2プランジャ250、およびプランジャ連結軸230を連結させたプランジャ200としての完成状態である。プランジャ200の全長はL2となる。一方、図4に示した、筒状本体110の内部の第1管路A1の長さL11と第2管路A2の長さL12との長さからなる管路の全長L1よりも、プランジャ200の全長L2の方が、若干長くなるように設けられている。これにより、プランジャ200を筒状本体110の内部に収容した状態では、プランジャ200は緩く軸方向に圧縮された状態となる。
図8(A),(B)に示すように、プランジャ200に軸方向に圧縮力(F)が加わった場合には、第2プランジャ250は軸方向に圧縮され変形することになる。この場合、プランジャ連結軸230の第2連結部234の形状として円錐型の形状を採用していることにより、第2連結部234の傾斜面に沿って、第2プランジャ250はその端面が鍔部235に支持されながら半径方向への拡大が促される。その結果、第2プランジャ250におけるシール性をより高めることが可能となる。
(流路切換動作)
次に、上記構成を備える高低圧流路切換装置100における流路切換動作について、図9から図15を参照して説明する。なお、図9は、高低圧流路切換装置100の構成を示す断面図であり、図10は、図9中のX−X線矢視断面図であり、図11は、図1に示す造影剤注入ラインにおける第1状態を示す図であり、図12は、図11中のXII−XII線矢視断面図であり、図13は、図1に示す造影剤注入ラインにおける第2状態を示す図、図14は図13中のXIV−XIV線矢視断面図、図15は図1に示す造影剤注入ラインにおける第3状態を示す図である。
図9は、筒状本体110の第1管路A1および第2管路A2内に、プランジャ200を組み入れた状態を示す図であり、高低圧流路切換装置100が完成した図である。上記したように、プランジャ200を筒状本体110の内部に収容した状態では、プランジャ200は緩く軸方向に圧縮された状態となる。このとき、図10に示すように、第1円筒領域127の第1管路A1の内壁と、プランジャ200の弾性変形領域211の外周面との間には隙間R1が生じている。
次に、図11を参照して、図1に示す造影剤注入ラインに採用された状態における高低圧流路切換装置100について説明する。図11において、第4ポート130には、流路530を通じて、インジェクタヘッド500に装着されている。第3ポート150には、流路750を通じて、患者700に装着されたカテーテルが連結されている。流路750の途中領域には分岐管770が設けられ、流路730を通じて、第1ポート170が連結されている。第2ポート190には、流路910を通じて、血圧変換装置(BPT)900が連結されている。
(第1状態)
図11に示す状態は、第4ポート130に対して造影剤の導入が行なわれていないため、第4ポート130から高圧の液圧が加わっていない状態である。この状態では、プランジャ200の第2プランジャ250により、第3ポート150と第4ポート130とは遮断され、第1ポート170と第2ポート190とは、図12に示すように、第1円筒領域127の第1管路A1の内壁と、プランジャ200の弾性変形領域211の外周面との間に生じる隙間R1により連通する第1状態となる。なお、説明において、約30psi(=約21090kgf/m=約206900Pa)以下の状態を低圧状態とし、約30psiを超える状態を高圧状態とする。
この第1状態では、ラインAが通じていることから、血圧変換装置(BPT)900により患者700の血圧が測定される。なお、流路750、筒状本体110内の所定領域、および流路910内には、血圧変換装置(BPT)900に連結された流路920から生理食塩水が導入される。
(第2状態)
次に、図13および図14を参照して、第4ポート130から造影剤の導入が行なわれる場合について説明する。第4ポート130から高圧の液圧が加わる場合には、プランジャ200が軸方向に押圧されて軸方向に移動することで、図13に示すように、上記第1状態から、第1ポート170と第2ポート190とが遮断され、第3ポート150と第4ポート130とが遮断される第2状態に移行する。この状態では、血圧変換装置(BPT)900により患者700の血圧は測定されず、また、インジェクタヘッド500から、患者700に対して造影剤も導入されない。第2円筒領域125に設けられる第2連通孔125bは、第2プランジャ250が移動する際の空気抜き孔となる。
第1ポート170と第2ポート190との遮断は、図14に示すように、プランジャ200が軸方向に押圧されて軸方向に移動することで、第1プランジャ210の弾性変形領域211の半径が拡大するように変形する。その結果、第1円筒領域127の第1管路A1の内壁と、プランジャ200の弾性変形領域211の外周面との間に生じる隙間R1が弾性変形領域211の拡大により埋められ、流路が遮断されることになる。第3ポート150と第4ポート130とは、第2プランジャ250により遮断されている。
(第3状態)
次に、図15を参照して、第4ポート130から造影剤の導入が引続き行なわれる場合について説明する。第4ポート130から高圧の液圧が引続き加わる場合には、プランジャ200が軸方向に押圧されて軸方向にさらに移動する。これにより、図15に示すように、上記第2状態から、第1ポート170と第2ポート190とが遮断され、第3ポート150と第4ポート130とが連通する第3状態に移行する。この状態では、血圧変換装置(BPT)900により患者700の血圧は測定されず、インジェクタヘッド500から、患者700に対して、Bラインを通じて造影剤が導入される。
第1ポート170と第2ポート190との遮断は、図14に示す状態と同じである。また、分岐管770を介して第3ポート150と第1ポート170とが連通している。その結果、第4ポート130から高圧は、第1ポート170から弾性変形領域211に伝わり、弾性変形領域211を第2ポート190側に押し付ける力として作用する。その結果、さらに、第1ポート170と第2ポート190とが遮断される状態になる。
また、第3ポート150と第4ポート130との連通においては、第2プランジャ250が第3ポート150を開放する距離だけ移動すれば良い。
なお、上記第2状態から第3状態において、造影剤の導入は、約30psi(=約21090kgf/m=約206900Pa)の状態から除々に必要圧力に増加される。装置の最大圧力は1200psi(=約843800kgf/m=約8274000Pa)である。
(造影剤の導入終了工程)
Bラインを通じて造影剤の導入が終了すると、第4ポート130からの造影剤の圧力が高圧が除々に低下し、プランジャ200がもとの状態に復元する。その結果、図15示す第3状態から、図13に示す第2状態を経て、図11に示す第1状態に戻ることになる。なお、図13から図11に戻る過程において、第2プランジャ250の円錐型領域256が第3ポート150を通過したあとは、液体は溝部125aを通じて第3ポート150から押し出されて、図11に示す位置に第2プランジャ250は復元する。
(作用・効果)
以上、本実施の形態における流路切換装置100においては、プランジャ200は、第4ポート130から高圧の液圧が加わらない低圧の場合には、第1ポート170と第2ポート190とが連通し、第3ポート130と第4ポート130とが遮断される第1状態が選択され、第4ポート130から除々に高圧の液圧が加わる場合には、プランジャ200が軸方向に押圧されて軸方向に移動することで、第1状態から、第1ポート170と第2ポート190とが遮断され、第3ポート130と第4ポート130とが遮断される第2状態に移行し、さらに、第1ポート170と第2ポート190とが遮断され、第3ポート150と第4ポート130とが連通する第3状態に移行する。
このとき、第1ポート170と第2ポート190との遮断は、プランジャ200の弾性変形領域211における半径方向への拡大により実現していることから、プランジャ200の軸方向への大きな移動を不要としている。また、第3ポート150と第4ポート130とを連通する第3状態に移行する場合においても、第2プランジャ250が第3ポート150を開放する距離だけ移動すれば良い。
その結果、プランジャ200の移動量が最小限に抑えられることから、摺動に用いられるシリコーンオイルの減少や劣化、プランジャ200の劣化を抑制することが可能となる。
また、本実施の形態における流路切換装置100は、上記したように、第2プランジャ250の断面積と、弾性変形領域211断面積との比を、約1:4としている。これにより、約30psi程度の圧力から第2プランジャ250の移動を可能としつつ、第1プランジャ210による第1ポート170と第2ポート190との遮断を可能としている。これにより、徐々に造影剤の圧力を高めながら患者700の血管に造影剤の導入ができることから、患者700の血管へのダメージを低減させることが可能となる。
なお、上記実施の形態においては、本実施の形態における流路切換装置100の第4ポート130に、図1に示したようにインジェクタヘッド500を連結する場合について説明しているが、この場合に限られず、たとえば、図16に示すように、手動のシリンジ810および切換コック820を備える一体型の切換バルブ800を、第4ポート130に連結してもかまわない。
これは、本実施の形態における流路切換装置100は、上記したように、第2プランジャ250の断面積と、弾性変形領域211断面積との比を、約1:4としていることから、パスカルの原理に基づき、第2プランジャ250が受ける押圧力が4倍の押圧力して弾性変形領域211に伝達されるからである。
(実施の形態2)
次に、図17から図19を参照して、実施の形態2における高低圧流路切換装置100Aについて説明する。高低圧流路切換装置100Aが用いられる造影剤注入ラインは、上記実施の形態1の場合と同じである。実施の形態1における高低圧流路切換装置100と同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
図17を参照して、この高低圧流路切換装置100Aは、筒状本体110Aを有し、この筒状本体110Aには、実施の形態1における高低圧流路切換装置100と同様に、第1ポート170、第2ポート190、第3ポート150、および第4ポート130が設けられている。なお、本実施の形態における高低圧流路切換装置100Aにおいては、筒状本体110Aに一体的に設けられた連結管路730Aにより、連通状態が実現され、実施の形態1における分岐管770の使用を不要としている。
図18を参照して、筒状本体110Aは、第1管路A1が設けられる第1円筒領域127Aと、第2管路A2が設けられる第2円筒領域125Aとを有し、第1円筒領域127Aと第2円筒領域125Aとは、中央部において分離可能に設けられている。第1円筒領域127Aには、実施の形態1におけるキャップ121に相当する領域が一体的に成型されている。また、第1円筒領域127Aおよび第2円筒領域125Aの内部構造も、実施の形態1の第1円筒領域127および第2円筒領域125と同じである。また、材料も、樹脂成型品で構成され、透明部材が用いられている。
筒状本体110Aの内部に挿入されるプランジャ200は、実施の形態1で用いたプランジャ200と同じである。
再び、図17を参照して、図17に示す状態は、プランジャ200を筒状本体110Aの内部に収容した状態で、プランジャ200は緩く軸方向に圧縮された状態で収容される。
上記構成を備える高低圧流路切換装置100Aにおける流路切換動作は、実施の形態1の図9から図15と同じであり、図11に示す第1状態と、図13に示す第2状態、および、図15に示す第3状態により、流路切換動作が実現される。図19に高低圧流路切換装置100Aにおける第3状態を示す。
以上、本実施の形態における流路切換装置100Aにおいても、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,100A 流路切換装置、110,110A 筒状本体、121 キャップ、122 円筒部、123 切欠部、125,125A 第2円筒領域、125a 溝部、125b 第2連通孔、127,127A 第1円筒領域、127a 第1連通孔、130 第4ポート、150 第3ポート、170 第1ポート、190 第2ポート、200 プランジャ、210 第1プランジャ、211 弾性変形領域、212 本体部、212a 連結口、213 境界部分、215 端部、214 先端領域、230 プランジャ連結軸、231 胴体部、232 フランジ部、233 第1連結部、235 鍔部、250 第2プランジャ、251 第1本体部、251a 連結口、252 第2本体部、253 境界部、255 端部、256 円錐型領域、270 Oリング、500 インジェクタヘッド、510 シリンジ、530,730,750,910,920 流路、700 患者、760 カテーテル、770 分岐管、800 切換バルブ、810 シリンジ、820 切換コック、900 血圧変換装置(BPT)、A1 第1管路、A2 第2管路。

Claims (5)

  1. 軸方向に延び第1の内径(W1)を有する第1管路(A1)、および軸方向に延びるとともに前記第1管路(A1)に連通し、前記第1の内径(W1)よりも大きい内径を有する第2管路(A2)を有する筒状本体(110)と、
    前記第1管路(A1)の側部に連通する第1ポート(170)と、
    前記第1管路(A1)の側部に連通する第2ポート(190)と、
    前記第2管路(A2)の側部に連通する第3ポート(150)と、
    前記第2管路(A2)の先端部に連通する第4ポート(130)と、
    前記第1管路(A1)および前記第2管路(A2)の内部に緩く軸方向に圧縮された状態で収容され、前記第1ポート(170)および前記第2ポート(190)を含む前記第1管路(A1)の第1領域(A11)と、前記第3ポート(150)および前記第4ポート(130)を含む前記第2管路(A2)の第2領域(A21)とを液密的に分離するプランジャ(200)と、を備え、
    前記プランジャ(200)は、
    前記第4ポート(130)から高圧の液圧が加わらない低圧の場合には、前記第1ポート(170)と前記第2ポート(190)とが連通し、前記第3ポート(150)と前記第4ポート(130)とが遮断される第1状態が選択され、
    前記第4ポート(130)から高圧の液圧が加わる場合には、前記プランジャ(200)が軸方向に押圧されて軸方向に移動することで、前記第1状態から、前記第1ポート(170)と前記第2ポート(190)とが遮断され、前記第3ポート(150)と前記第4ポート(130)とが遮断される第2状態に移行し、さらに、前記第1ポート(170)と前記第2ポート(190)とが遮断され、前記第3ポート(150)と前記第4ポート(130)とが連通する第3状態に移行する、流路切換装置。
  2. 前記プランジャ(200)は、
    前記第1管路(A1)に位置する第1プランジャ(210)、前記第2管路(A2)に位置する第2プランジャ(250)、および前記第1プランジャ(210)および前記第2プランジャ(250)を連結するプランジャ連結軸(230)を含み、
    前記第1プランジャ(210)は、前記第1状態においては、前記第1ポート(170)と前記第2ポート(190)とを連通させるため、前記第1管路(A1)の内壁との間に隙間(R1)が生じるように、前記第1管路(A1)の内径よりも小さい外径寸法を有し、前記第2状態および前記第3状態においては、前記プランジャ(200)が軸方向から押圧されることにより、半径方向に拡径することで前記第1管路(A1)の内壁との間の隙間(R1)が埋められることで、前記第1ポート(170)と前記第2ポート(190)とが遮断される弾性変形領域(211)を有する、請求の範囲第1項に記載の流路切換装置。
  3. 前記筒状本体(110)は、
    前記第1管路(A1)の端部位置に設けられ、外部に通じる第1連通孔(127a)と、
    前記第1管路(A1)側の前記第2管路(A2)において、前記第2プランジャ(250)の移動によっても閉ざされない位置に設けられ、外部に通じる第2連通孔(127a)と、
    前記第2管路(A1)の内壁において、前記第3ポート(150)に連通し、前記第2プランジャ(250)の移動範囲に沿って設けられる溝部(125a)と、を有する請求の範囲第2項に記載の流路切換装置。
  4. 前記第1ポート(170)と前記第3ポート(150)とは連通している、請求の範囲第1項に記載の流路切換装置。
  5. 前記第1ポート(170)および前記第3ポート(150)は患者(700)側に連結され、
    前記第2ポート(190)は、血圧変換装置(900)に連結され、
    前記第4ポート(130)は、造影剤注入装置(500、800)に連結される、請求の範囲第1項に記載の流路切換装置。
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