JPWO2011071038A1 - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
複数の受光部を含む光センサにおいても、解像度低下を抑える。画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付き表示装置において、各光センサ部は、前記表示領域における画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部(18a〜18c)と、複数のセンサ用開口部(18a〜18c)それぞれの下部に設けられ、センサ用開口部(18a〜18c)から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部(D1〜D3)とを備え、複数のセンサ用開口部(18a〜18c)と複数の受光部(D1〜D3)は、少なくとも1方向に並んで配置されており、複数のセンサ用開口部(18a〜18c)のうち、外側に位置するセンサ用開口部(18a、18c)は、その下部に設けられる受光部(D1、D3)に対して内側へずれた位置に設けられる。
Description
本発明は、フォトダイオードまたはフォトトランジスタ等の光センサを有する表示装置に関する。
従来、例えば、フォトダイオード等の光検出素子を画素内に備えたことにより、外光の明るさを検出したり、ディスプレイに近接した物体の画像を取り込んだりすることが可能な、光センサ付きの表示装置が提案されている。このような光センサ付きの表示装置では、例えば、画素ごとに、受光部としての光検出素子が設けられる。このように、1画素に1つ以上の光検出素子を設けた光センサ付きの表示装置においては、ディスプレイに近接した物体を認識するために十分な電気信号を得る観点から、2以上の光検出素子を1光センサユニットとする構成が提案されている(例えば、特開2001−320547号公報、特開2004−45875号公報、特開2008−97171号公報、特開2008−262204号公報参照)。
しかしながら、2以上の光検出素子を1光センサユニットとした場合、1つの光検出素子を1光センサユニットとした場合に比べ、1光センサユニットの受光面積が増える。これにより、解像度が低下する。その結果、取り込む画像の解像度低下や、タッチ位置の誤認識を招いている。
ゆえに、本発明は、複数の受光部を含む光センサにおいても、解像度低下を抑えることを目的とする。
本発明の表示装置は、画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、各光センサ部は、前記画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部と、前記複数のセンサ用開口部それぞれの下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、前記複数のセンサ用開口部と前記複数の受光部は、少なくとも1方向に並んで配置されており、前記複数のセンサ用開口部のうち、前記表示領域の外側に位置する前記センサ用開口部は、前記センサ用開口部の下部に設けられた前記受光部に対して前記表示領域の内側へずれた位置に設けられている。
本発明の表示装置によれば、複数の受光部を含む光センサにおいても、解像度低下を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、各光センサ部は、前記画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部と、前記複数のセンサ用開口部それぞれの下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、前記複数のセンサ用開口部と前記複数の受光部は、少なくとも1方向に並んで配置されており、前記複数のセンサ用開口部のうち、前記表示領域の外側に位置する前記センサ用開口部は、前記センサ用開口部の下部に設けられた前記受光部に対して前記表示領域の内側へずれた位置に設けられている(第1の構成)。
第1の構成においては、並んで配置された複数のセンサ用開口部のうち、表示領域の外側に位置するセンサ用開口部は、当該センサ用開口部の下部に設けられた受光部に対して表示領域の内側へずれた位置に設けられている。これにより、外側の受光部が受光する、表示面からの入射光の範囲も内側へずれる。そのため、外側の受光部が受光する入射光の範囲と、中央付近の受光部が受光する入射光の範囲との重なり領域が大きくなる。すなわち、1つの光センサ部で取り込む光の範囲と、1つの光センサ部中のいずれか1つの受光部で検出される光の範囲との差分が小さくなる。その結果、不必要な光が入射するのを抑制することができ、ひいては、解像度を向上させることができる。
第2の構成は、第1の構成において、前記受光部は、前記表示領域に設けられた複数の絵素のピッチに対応するピッチで少なくとも1方向に並んで配置され、前記複数のセンサ用開口部は、前記複数の受光部のピッチより小さいピッチで並んで配置されている構成である。
第3の構成は、第1の構成において、前記センサ用開口部は、前記表示領域に設けられた複数の絵素のピッチに対応するピッチで少なくとも1方向に並んで配置され、前記受光部は、前記複数のセンサ用開口部のピッチより大きいピッチで並んで配置されている構成である。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、各光センサ部は、前記画像の表示面からの光の入射を可能にするセンサ用開口部と、前記センサ用開口部の下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、前記複数の受光部は少なくとも1方向に並んで配置されており、前記センサ用開口部における前記複数の受光部が並ぶ方向での端部は、前記複数の受光部のうち、前記1方向において最も外側に位置する前記受光部における前記表示領域の外側の端部に対して前記表示領域の内側へずれた位置にある(第4の構成)。
第4の構成においては、センサ用開口部における複数の受光部が並ぶ方向での端部は、複数の受光部のうち、1方向において最も外側に位置する受光部における表示領域の外側の端部に対して表示領域の内側へずれた位置にある。これにより、外側の受光部が受光する、表示面からの入射光の範囲も内側へずれる。そのため、1つの光センサ部で取り込む光の範囲と、1つの光センサ部中のいずれか1つの受光部で検出される光の範囲との差分が小さくなる。その結果、不必要な光が入射するのを抑制することができ、ひいては、解像度を向上させることができる。
第5の構成は、第1〜第4の構成の何れか一つにおいて、前記表示面と前記受光部との間に設けられた金属層を更に備えており、前記センサ用開口部が、前記金属層に形成されている構成である。このような構成においては、受光部により近い位置にセンサ用開口部を配置することができる。その結果、ノイズ光が受光部に入射するのを抑えることが可能となる。
第6の構成は、第1〜第5の構成の何れか一つにおいて、前記表示面とは反対側に設けられる光源と、前記受光部と前記光源との間に設けられ、前記光源の光が直接前記受光部へ到達するのを遮る遮蔽部とをさらに備えている構成である。
第7の構成は、第1〜第6の構成の何れか一つにおいて、画像表示のための光を出射する表示用光源と、前記表示用光源が出射する光の帯域とは異なるセンサ用帯域の光を出射するセンサ用光源とをさらに備え、前記センサ用開口部から前記受光部へ至る光路上に、前記センサ用帯域の光を通過させるフィルタを有する構成である。
第8の構成は、第1〜第7の構成の何れか一つにおいて、画素回路が設けられる第1の基板と、液晶層と、前記液晶層を挟んで、前記第1の基板と対向する第2の基板とを備え、前記受光部は、前記第1の基板に設けられている構成である。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、各光センサ部は、前記画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部と、前記複数のセンサ用開口部のそれぞれの下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、1つの前記光センサ部に含まれる前記複数の受光部は、前記表示面の同じ範囲の入射光を受光するように、前記複数のセンサ用開口部および前記複数の受光部が配置されている(第9の構成)。
以下、本発明のより具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本発明にかかる表示装置を液晶表示装置として実施する場合の構成例を示したものである。なお、本発明にかかる表示装置は、光センサ部を有することにより、画面に近接する物体を検知して入力操作を行うタッチパネル付き表示装置や、表示機能と撮像機能とを具備した双方向通信用表示装置等としての利用が想定される。
また、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明にかかる表示装置は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
(第1の実施形態)
最初に、図1および図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態にかかる表示装置としての光センサ内蔵型の液晶表示装置LCD(図4B、C参照)が備えるTFT基板100の構成について説明する。
最初に、図1および図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態にかかる表示装置としての光センサ内蔵型の液晶表示装置LCD(図4B、C参照)が備えるTFT基板100の構成について説明する。
[TFT基板の構成]
図1は、液晶表示装置LCDが備えるTFT基板100の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、TFT基板100は、ガラス基板上に、画素領域1、ディスプレイゲートドライバ2、ディスプレイソースドライバ3、センサカラム(column)ドライバ4、センサロウ(row)ドライバ5、バッファアンプ6、FPCコネクタ7を少なくとも備えている。また、画素領域1内に設けられた、後述する複数の光センサ部FS(図2参照)で取り込まれた画像信号を処理するための信号処理回路8が、前記FPCコネクタ7とFPC9とを介して、TFT基板100に接続されている。
図1は、液晶表示装置LCDが備えるTFT基板100の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、TFT基板100は、ガラス基板上に、画素領域1、ディスプレイゲートドライバ2、ディスプレイソースドライバ3、センサカラム(column)ドライバ4、センサロウ(row)ドライバ5、バッファアンプ6、FPCコネクタ7を少なくとも備えている。また、画素領域1内に設けられた、後述する複数の光センサ部FS(図2参照)で取り込まれた画像信号を処理するための信号処理回路8が、前記FPCコネクタ7とFPC9とを介して、TFT基板100に接続されている。
画素領域1は、画像を表示するための複数の画素を含む画素回路が形成された領域である。画素領域1が、画像を表示する表示領域となる。本実施形態では、画素回路における各画素内には、画像を取り込むための複数の光センサ部FSが設けられている。画素回路は、m本のゲート線G1〜Gmによりディスプレイゲートドライバ2と接続されている。画素回路は、3n本のソース線Sr1〜Srn、Sg1〜Sgn、Sb1〜Sbnによりディスプレイソースドライバ3と接続されている。画素回路は、m本のリセット信号線RS1〜RSmおよびm本の読み出し信号線RW1〜RWmによりセンサロウドライバ5と接続されている。画素回路は、n本のセンサ出力線SS1〜SSnによりセンサカラムドライバ4と接続されている。
なお、TFT基板100上の上記の構成部材は、半導体プロセスによってガラス基板上にモノリシックに形成することも可能である。あるいは、上記の構成部材のうちのアンプやドライバ類を、例えばCOG(Chip On Glass)技術等によってガラス基板上に実装した構成としても良い。あるいは、図1においてTFT基板100上に示した上記の構成部材の少なくとも一部が、FPC9上に実装されていてもよい。TFT基板100は、全面に対向電極21(図4B,C参照)が形成された、後述する対向基板101(図4B,C参照)と貼り合わされる。TFT基板100と対向基板との間隙に液晶材料が封入される。
TFT基板100の背面には、バックライト10が設けられる。バックライト10は、白色光(可視光)を出射する白色LED(Light Emitting Diode)11および赤外光(赤外線)を出射する赤外LED12を備える。本実施形態では、一例として、赤外LED12は、光センサ部FSの信号光帯域(センサ用帯域)の光を出射する発光体として用いられる。白色LED11は、表示のための光を出射する発光体として用いられる。なお、バックライト10の発光体は、上記例に限られない。例えば、可視光の発光体として、赤色LED、緑色LEDおよび青色LEDの組み合わせを用いることができる。また、LEDに代えて冷陰極管(CCFL:Cold Cathod Fluorescent Lamp)を用いることもできる。また、光センサ部FSの信号光帯域を可視光帯域とし、バックライト10は白色LEDのみ備える構成であってもよい。
[表示回路の構成]
図2は、TFT基板100の画素領域1における画素と光センサ部FSとの配置を示す等価回路図である。図2の例では、1つの画素が、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の絵素(サブピクセル)によって形成されている。この3絵素で構成される1つの画素内に、1つの光センサ部FSが設けられている。ここで、画素は、表示解像度の単位となる。画素領域1は、m行×n列のマトリクス状に配置された画素と、同じくm行×n列のマトリクス状に配置された光センサ部FSとを有する。なお、上述のとおり、絵素数は、m×3nである。
図2は、TFT基板100の画素領域1における画素と光センサ部FSとの配置を示す等価回路図である。図2の例では、1つの画素が、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の絵素(サブピクセル)によって形成されている。この3絵素で構成される1つの画素内に、1つの光センサ部FSが設けられている。ここで、画素は、表示解像度の単位となる。画素領域1は、m行×n列のマトリクス状に配置された画素と、同じくm行×n列のマトリクス状に配置された光センサ部FSとを有する。なお、上述のとおり、絵素数は、m×3nである。
このため、図2に示すように、画素領域1は、画素用の配線として、井桁状に配置されたゲート線Gおよびソース線Sr、Sg、Sbを有している。ゲート線Gは、ディスプレイゲートドライバ2に接続されている。ソース線Sr、Sg、Sbは、ディスプレイソースドライバ3に接続されている。なお、ゲート線Gは、画素領域1内にm行設けられている。以下、個々のゲート線Gを区別して説明する必要がある場合は、Gi(i=1〜m)のように表記する。一方、ソース線Sr、Sg、Sbは、上述のとおり、1つの画素内の3絵素にそれぞれ画像データを供給するために、1画素につき3本ずつ設けられている。ソース線Sr、Sg、Sbを個々に区別して説明する必要がある場合は、Srj,Sgj,Sbj(j=1〜n)のように表記する。
ゲート線Gとソース線Sr、Sg、Sbとの交点には、画素用のスイッチング素子として、薄膜トランジスタ(TFT)M1が設けられている。なお、図2では、赤色、緑色、青色のそれぞれの絵素に設けられている薄膜トランジスタM1を、M1r,M1g,M1bと表記している。薄膜トランジスタM1のゲート電極は、ゲート線Gに接続されている。薄膜トランジスタM1のソース電極は、ソース線Sに接続されている。薄膜トランジスタM1のドレイン電極は、図示しない画素電極に接続されている。これにより、図2に示すように、薄膜トランジスタM1のドレイン電極と対向電極(VCOM)との間に液晶容量CLCが形成される。また、ドレイン電極とTFTCOMとの間に補助容量CLSが形成されている。
図2において、1本のゲート線Giと1本のソース線Srjとの交点に接続された薄膜トランジスタM1rによって駆動される絵素には、この絵素に対応するように赤色のカラーフィルタが設けられている。そして、薄膜トランジスタM1rによって駆動される絵素は、ソース線Srjを介してディスプレイソースドライバ3から赤色の画像データが供給されることにより、赤色の絵素として機能する。また、ゲート線Giとソース線Sgjとの交点に接続された薄膜トランジスタM1gによって駆動される絵素には、この絵素に対応するように緑色のカラーフィルタが設けられている。そして、薄膜トランジスタM1gによって駆動される絵素は、ソース線Sgjを介してディスプレイソースドライバ3から緑色の画像データが供給されることにより、緑色の絵素として機能する。さらに、ゲート線Giとソース線Sbjとの交点に接続された薄膜トランジスタM1bによって駆動される絵素には、この絵素に対応するように青色のカラーフィルタが設けられている。そして、薄膜トランジスタM1bによって駆動される絵素は、ソース線Sbjを介してディスプレイソースドライバ3から青色の画像データが供給されることにより、青色の絵素として機能する。
なお、図2の例では、画素領域1において、1画素(3絵素)に1つの割合で光センサ部FSが設けられている。すなわち、1画素が1光センサユニットとなる構成である。本実施形態では、光センサ部FSは、絵素ごとに設けられた複数の受光部を備える。受光部ごとに設けられるセンサ用開口部を通じて入射する光を受光部が検出し、電気信号に変換する。なお、画素と光センサ部の配置割合は、この例のみに限定されず、任意である。例えば、1絵素につき1つの光センサ部が配置されていても良いし、複数画素に対して1つの光センサ部が配置された構成であっても良い。
[光センサ回路の構成]
光センサ部FSは、図2に示すように、受光部の一例であるフォトダイオードD1、D2、D3、キャパシタC1、およびスイッチング素子の一例であるトランジスタM2を備える。なお、図2では図示されていないが、光センサ部FSは、センサ用開口部18a、18b、18c(図4B参照)を備えている。
光センサ部FSは、図2に示すように、受光部の一例であるフォトダイオードD1、D2、D3、キャパシタC1、およびスイッチング素子の一例であるトランジスタM2を備える。なお、図2では図示されていないが、光センサ部FSは、センサ用開口部18a、18b、18c(図4B参照)を備えている。
フォトダイオードD1、D2、D3は、赤色の絵素、緑色の絵素および青色の絵素にそれぞれ対応する位置に設けられている。フォトダイオードD1、D2、D3の上部には、それぞれ、センサ用開口部18a、18b、18c(図4B参照)が設けられている。フォトダイオードD1、D2、D3は、それぞれのセンサ用開口部18a、18b、18cから入射する光を受光する。フォトダイオードD1、D2、D3は、並列に接続されている。フォトダイオードD1、D2、D3のアノードには、リセット信号を供給するリセット信号線RSが接続されている。フォトダイオードD1、D2、D3のカソードには、トランジスタM2のゲートが接続されている。
ここでは、フォトダイオードD1、D2、D3とトランジスタM2のゲートとを結ぶ配線上のノードを蓄積ノードINTと表記している。蓄積ノードINTには、さらにキャパシタC1の一方の電極が接続されている。キャパシタC1の他方の電極は、読み出し信号を供給する読み出し信号線RWに接続されている。トランジスタM2のドレインは、配線VDDに接続されている。トランジスタM2のソースは、配線OUTに接続されている。配線VDDは、定電圧VDDを光センサ部へ供給する配線である。配線OUTは、光センサ部FSの出力信号を出力する出力配線の一例である。
図2に示す回路構成においては、リセット信号線RSからリセット信号が供給され、蓄積ノードINTの電位VINTが初期化される。リセット信号供給後にフォトダイオードD1、D2、D3は逆バイアスとなる。読み出し信号線RWからキャパシタC1を介して蓄積ノードINTへ読み出し信号が供給されると、蓄積ノードINTの電位VINTが、突き上げられる。これにより、トランジスタM2が導通状態となる。その結果、蓄積ノードINTの電位VINTに応じた出力信号が配線OUTへ出力される。ここでは、リセット信号の供給が終わってから、読み出し信号の供給が開始されるまでの期間(積分期間)に、受光量に応じた電流がフォトダイオードD1、D2、D3に流れる。そして、この電流に応じた電荷がキャパシタC1から流れ出す。そのため、読み出し信号供給時には、蓄積ノードINTの電位VINTは、フォトダイオードD1、D2、D3に流れた電流に応じて変化する。蓄積ノードINTの電位VINTに応じた出力信号が、配線OUTへ出力される。その結果、出力信号は、フォトダイオードD1、D2、D3の受光量を反映したものになる。なお、センサ回路は、上記例に限られない。
図2に示す例では、ソース線Srが、センサカラムドライバ4から定電圧VDDを光センサ部FSへ供給するための配線VDDを兼ねている。また、ソース線Sgが、センサ出力用の配線OUTを兼ねている。リセット信号線RSおよび読み出し信号線RWは、センサロウドライバ5に接続されている。これらのリセット信号線RSおよび読み出し信号線RWは1行毎に設けられているので、以降、各配線を区別する必要がある場合は、RSiまたはRWi(i=1〜m)のように表記する。
センサロウドライバ5は、所定の時間間隔trowで、図2に示したリセット信号線RSiおよび読み出し信号線RWiを順次選択していく。これにより、画素領域1において信号電荷を読み出すべき光センサ部FSの行(row)が順次選択される。
なお、図2に示すように、配線OUTの端部には、トランジスタM3のドレインが接続されている。トランジスタM3は、例えば、絶縁ゲート型電界効果トランジスタとすることができる。このトランジスタM3のドレインには、出力配線SOUTが接続されている。これにより、トランジスタM3のドレインの電位VSOUTが、光センサ部FSからの出力信号としてセンサカラムドライバ4へ出力される。トランジスタM3のソースは、配線VSSに接続されている。トランジスタM3のゲートは、参照電圧配線VBを介して、参照電圧電源(図示せず)に接続されている。
[動作例]
図3は、液晶表示装置LCD1を駆動する際のタイミングチャートの一例を示す図である。図3に示す例では、垂直同期信号VSYNCは、1フレーム時間ごとにハイレベルになる。1フレーム時間は表示期間とセンシング期間に分割される。センス信号SCは、表示期間かセンシング期間かを示す信号である。センス信号SCは、表示期間ではローレベルになり、センシング期間ではハイレベルになる。
図3は、液晶表示装置LCD1を駆動する際のタイミングチャートの一例を示す図である。図3に示す例では、垂直同期信号VSYNCは、1フレーム時間ごとにハイレベルになる。1フレーム時間は表示期間とセンシング期間に分割される。センス信号SCは、表示期間かセンシング期間かを示す信号である。センス信号SCは、表示期間ではローレベルになり、センシング期間ではハイレベルになる。
表示期間では、ディスプレイソースドライバ3からソース線Sr、Sg、Sbに表示データの信号が供給される。表示期間において、ディスプレイゲートドライバ2は、ゲート線G1〜Gmの電圧を順次ハイレベルにする。ゲート線Giの電圧がハイレベルである間、ソース線Sr1〜Srn、Sg1〜Sgn、Sb1〜Sbnには、ゲート線Giに接続された3n個の絵素それぞれの階調(画素値)に対応する電圧が印加される。
センシング期間では、ソース線Sr1〜Srnには定電圧VDDが印加される。センシング期間において、センサロウドライバ5は、所定の時間間隔trowで、リセット信号線RSiおよび読み出し信号線RWiの行を順次選択していく。選択された行のリセット信号線RSiと読み出し信号線RWiには、それぞれ、リセット信号と読み出し信号が印加される。ソース線Sg1〜Sgnには、選択された行の読み出し信号線RWiに接続されたn個の光センサ部FSで検出された光量に応じた電圧が出力される。
[液晶表示装置の構造例]
図4Aは、本実施形態にかかる液晶表示装置LCDの画素領域1における1画素分の領域の上面図である。図4Bは、図4AのX2−X'2線断面図、図4Cは、図4AのY2−Y'2線断面図である。図4Bおよび図4Cに示すように、本実施形態の液晶表示装置LCDは、液晶パネル103と、バックライト10を備える。液晶パネル103は、画素回路が設けられる第1の基板(TFT基板100)と、カラーフィルタ23r、23g、23bが設けられる第2の基板(対向基板101)とが、液晶層30を挟んで対向して配置された構造を有する。すなわち、液晶パネル103は、TFT側とカラーフィルタ側の2枚のガラス基板14a、14bの間に液晶層30を挟み込んだ構造を有する。本実施形態では、液晶パネル103の2面のうち対向基板101側の面が表面になり、TFT基板100側の面が背面になる。即ち、液晶パネル103の2面のうち対向基板101側の面(表面)が、画像の表示面になる。バックライト10は、液晶パネル103の背面側に設けられている。また、液晶パネル103の背面および表面には、偏光板13a、13bがそれぞれ設けられている。
図4Aは、本実施形態にかかる液晶表示装置LCDの画素領域1における1画素分の領域の上面図である。図4Bは、図4AのX2−X'2線断面図、図4Cは、図4AのY2−Y'2線断面図である。図4Bおよび図4Cに示すように、本実施形態の液晶表示装置LCDは、液晶パネル103と、バックライト10を備える。液晶パネル103は、画素回路が設けられる第1の基板(TFT基板100)と、カラーフィルタ23r、23g、23bが設けられる第2の基板(対向基板101)とが、液晶層30を挟んで対向して配置された構造を有する。すなわち、液晶パネル103は、TFT側とカラーフィルタ側の2枚のガラス基板14a、14bの間に液晶層30を挟み込んだ構造を有する。本実施形態では、液晶パネル103の2面のうち対向基板101側の面が表面になり、TFT基板100側の面が背面になる。即ち、液晶パネル103の2面のうち対向基板101側の面(表面)が、画像の表示面になる。バックライト10は、液晶パネル103の背面側に設けられている。また、液晶パネル103の背面および表面には、偏光板13a、13bがそれぞれ設けられている。
対向基板101では、ガラス基板14bの液晶層30側の面に、カラーフィルタ23r、23g、23b、ブラックマトリクス22(遮光膜)およびセンサ用開口部18a、18b、18cを含む層が形成されている。この層を覆うように、対向電極21および配向膜20bが形成されている。
センサ用開口部18a、18b、18cは、RGBの絵素のカラーフィルタ23r、23g、23bに対応する位置にそれぞれ設けられる。センサ用開口部18a、18b、18cは、表示面から光センサ部FSが検出すべき帯域の光の入射を可能にする部分である。センサ用開口部18a、18b、18cは、センサ用帯域(信号光帯域)の光が透過できる材料で形成されている。例えば、センサ用開口部18a、18b、18cは、赤外域以外の光を吸収する赤外光透過フィルタで形成することができる。赤外光透過フィルタにより、フォトダイオードD1、D2、D3へのノイズ光の入射が抑制される。赤外光透過フィルタは、カラーフィルタ23r、23g、23bと同様の樹脂フィルタを用いることができる。例えば、アクリル樹脂やポリミイド樹脂等のベース樹脂に、顔料やカーボンを分散させたネガ型の感光性レジストで、赤外光透過フィルタやカラーフィルタを形成することができる。
TFT基板100では、ガラス基板14bに設けられた、各絵素が備えるカラーフィルタ23r、23g、23bと対応する位置に、光センサ部FSを含む画素回路が形成される。具体的には、光センサ部FSは、ガラス基板14a上に設けられたフォトダイオードD1、D2、D3を含む。光センサ部FSの受光部の一例であるフォトダイオードD1、D2、D3は、表示領域における複数の絵素が備えるカラーフィルタ23r、23g、23bのピッチに対応するピッチで1方向に並んで配置されている。フォトダイオードD1、D2、D3と、ガラス基板14aとの間には、遮光層16a、16b、16cが設けられている。遮光層16a、16b、16cは、バックライト10からの出射光が直接にフォトダイオードD1、D2、D3の動作に影響を与えることを防止するために設けられる遮蔽部の一例である。
ガラス基板14a上には、さらに、画素回路を構成する薄膜トランジスタM1、ゲート線G、ソース線S等のデータ信号線が形成される。これら薄膜トランジスタM1、ゲート線G、ソース線Sの上には、コンタクトホールを介して薄膜トランジスタM1と接続された画素電極19r、19g、19bが設けられている。画素電極19r、19g、19bは、カラーフィルタ23r、23g、23bに対向する位置に設けられている。画素電極19r、19g、19bの上には、配向膜20aが設けられている。
図4Bに示すように、各フォトダイオードD1、D2、D3上には、センサ用開口部18a、18b、18cが設けられている。センサ用開口部18a、18b、18c内は、上記の赤外線透過フィルタの他、例えば、他の波長選択フィルタやホワイトのカラーフィルタが充填される場合もある。また、カラースキャナの機能を実現するために、RGB3色のカラーフィルタがセンサ用開口部18a、18b、18cに充填される場合もある。
図4Cに示す実線矢印X1で示されるように、バックライト10から出射した赤外光は、液晶パネル表面から出て検出対象物Kで反射し、センサ用開口部18bを通ってフォトダイオードD2へ入射する。この入射光は、フォトダイオードD2にとって信号光となる。ここで、センサ用開口部18bに赤外光透過フィルタが充填されるので、センサ用開口部18bへ入射する光のうち赤外光以外の成分はカットされる。そのため、外光によるノイズ成分をカットすることができる。その結果、S/N比が向上する。
本実施形態では、センサ用開口部18a、18b、18cは、1方向に並んで配置される。1方向に並ぶセンサ用開口部18a、18b、18cのうち、外側のセンサ用開口部18a、18cは、光センサ部FS(1光センサユニット)の中心方向にシフトしている。具体的には、センサ用開口部18aの中心を通り基板100に垂直な線(中心線c1)がフォトダイオードD1の中心線k1より内側に位置するように、フォトダイオードD1とセンサ用開口部18aとが配置されている。同様に、センサ用開口部18cの中心線c3がフォトダイオードD3の中心線k3より内側に位置するように、フォトダイオードD3とセンサ用開口部18cとが配置されている。中央のフォトダイオードD2の中心線k2が上部のセンサ用開口部18bの中心線c2と同じ位置になるように、フォトダイオードD2とセンサ用開口部18bとが配置されている。
このように、外側に位置するセンサ用開口部18a、18cが、その下部に設けられている受光部(フォトダイオードD1、D3)に対して、内側へずれた位置に設けられている。これにより、1つの光センサ部FSに含まれる複数のフォトダイオードD1、D2、D3が受光する入射光の範囲と、1つの光センサ部FSのいずれか1つのフォトダイオードが受光する入射光との範囲の差分を小さくすることができる。その結果、不必要な光を除去でき、解像度の向上につながる。
図5Aおよび図5Bは、1つの光センサ部の受光領域と、1つの光センサ部に含まれる1つの受光部の受光領域を説明するための図である。図5Aは、センサ用開口部と受光部の位置をずらさずに配置した場合の、表示面におけるセンサ用開口部SK1、SK2、SK3と絵素開口部GK1、GK2、GK3の配置例を示す図である。図5Bは、外側のセンサ用開口部を受光部に対して内側にシフトして配置した場合の、表示面におけるセンサ用開口部SH1、SH2、SH3と絵素開口部GK1、GK2、GK3の配置例を示す図である。
図5Aに示す例では、センサ用開口部SK1、SK2、SK3の各々と表示面に垂直な方向に重なる位置、すなわち真下に、それぞれ、受光部(例えば、フォトダイオード)が設けられる。これらの複数の受光部が、1つの光センサユニット(光センサ部)に含まれる。すなわち、2絵素以上に対して1つの光センサユニットが設けられる。図5Aにおいて、点線DR1は、中央のセンサ用開口部SK2の下部にある受光部がセンサ用開口部SK2を介して受光する入射光の範囲を示す。すなわち、点線DR1は、1つの受光部の受光領域を示している。点線UR1は、センサ用開口部SK1、SK2、SK3の下部にそれぞれ設けられた複数の受光部が受光する入射光の範囲を示す。すなわち、点線UR1は、複数の受光部を含む、1つの光センサユニット(光センサ部)の受光領域を示している。このように、1つの光センサユニット全体の受光領域(UR1)は、1つの受光部の受光領域(DR1)より広くなっている。このように1つの光センサユニットの受光面積が増えるため、解像度が低下する。
図5Bに示す例も、2絵素以上に対して1つの光センサユニット(光センサ部)が設けられる構成である。図5Bに示す例では、1方向に並ぶセンサ用開口部SH1、SH2、SH3のうち、外側のセンサ用開口部SH1、SH3は、下部にそれぞれ設けられた受光部J1、J2に対して、内側へシフトした位置に設けられる。そのため、点線UR2で示される1つの光センサユニット全体の受光領域と、点線DR2で示される1つの受光部の受光領域とが略等しくなっている。このように、外側のセンサ用開口部SH1、SH3を中心方向にシフトさせる(複数のセンサ用開口部SH1、SH2、SH3が並ぶ方向での一端若しくは他端に位置するセンサ用開口部SH1、SH3を他端側若しくは一端側にずらす)ことで、1絵素分の受光領域面積と1光センサユニットの受光領域面積を近付け、解像度を向上させることができる。
(具体的な構成例1)
図6は、センサ用開口部と受光部の構成例を示す断面図である。図6に示す断面図は、図4AのX2−X'2線断面における、センサ用開口部18a〜18cおよび受光部(フォトダイオードD1、D2、D3)の配置の一例を示す。図6に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ:20×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・センサ用開口部ピッチ:26.5μm
・受光部-センサ用開口部間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
図6は、センサ用開口部と受光部の構成例を示す断面図である。図6に示す断面図は、図4AのX2−X'2線断面における、センサ用開口部18a〜18cおよび受光部(フォトダイオードD1、D2、D3)の配置の一例を示す。図6に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ:20×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・センサ用開口部ピッチ:26.5μm
・受光部-センサ用開口部間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
図6に示す例では、光センサ部に含まれるフォトダイオードD1、D2、D3は、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)のピッチに対応するピッチで絵素が並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。本例では、フォトダイオードD1、D2、D3のピッチと、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)のピッチが同じである。センサ用開口部18a、18b、18cのピッチ(26.5μm)は、フォトダイオードD1、D2、D3のピッチ(35μm)より小さい。フォトダイオードD2は、センサ用開口部18bの真下に位置している。これにより、外側のセンサ用開口部18a、18cは、フォトダイオードD1、D3に対して内側へシフトした位置に配置される。
なお、外側のセンサ開口部18a、18cの外側の遮光部(ブラックマトリクス22)は、センサ用開口部18a、18b、18c以外からの光がフォトダイオードD1、D2、D3に入射しない程度に外側に延びて形成されることが好ましい。すなわち、外側のセンサ用開口部18a、18cのみを内側にシフトし、遮光部(ブラックマトリクス22)の外側端部はシフトせずに固定する構成が好ましい。図6に示す例では、外側のセンサ用開口部18a、18cのさらに外側のブラックマトリクスの幅は23.5μmである。
図6中で示す点線P1は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q1は、1つの光センサ部(光センサユニット)が取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲と、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲は略同じになっている。
上記の条件で、パネル上部10μmの位置に測定対象物がある場合、パネル外部の空気の屈折率をn0=1、パネル内部の屈折率をn=1.5とすると、フォトダイオードD1、D2、D3は、約57000μm2の面積の光を受光する。
これに対して、図7は、外側のセンサ用開口部18a、18cを内側へシフトさせない場合の構成例を示す断面図である。図7に示す例では、センサ用開口部18a、18b、18cのピッチとフォトダイオードD1、D2、D3のピッチはいずれも35μmで同じである。図7に示す構成の場合、フォトダイオードD1、D2、D3は、約63000μm2の面積の光を受光する。図7中で示す点線P2は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q2は、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲より、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲が広くなっている。このように、図6に示す構成においては、図7に示す構成に比べて、約10%の不必要な光を除去でき、解像度の向上が可能になる。
(具体的な構成例2)
図8は、センサ用開口部と受光部の他の構成例を示す断面図である。図8に示す断面図は、図4AのX2−X'2線断面における、センサ用開口部18a、18b、18cおよび受光部(フォトダイオードD1、D2、D3)の配置の他の一例である。図8に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ:20×20μm
・受光部ピッチ:43.5μm
・センサ用開口部ピッチ:35μm
・受光部-センサ用開口部間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
図8は、センサ用開口部と受光部の他の構成例を示す断面図である。図8に示す断面図は、図4AのX2−X'2線断面における、センサ用開口部18a、18b、18cおよび受光部(フォトダイオードD1、D2、D3)の配置の他の一例である。図8に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ:20×20μm
・受光部ピッチ:43.5μm
・センサ用開口部ピッチ:35μm
・受光部-センサ用開口部間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
図8に示す例では、光センサ部に含まれるフォトダイオードD1、D2、D3は、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)のピッチに対応するピッチで絵素が並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。本例では、センサ用開口部18a、18b、18cのピッチと、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)のピッチが同じである。フォトダイオードD1、D2、D3のピッチ(43.5μm)は、センサ用開口部18a、18b、18cのピッチ(35μm)より大きい。フォトダイオードD2は、センサ用開口部18bの真下に位置している。これにより、外側のフォトダイオードD1、D3は、センサ用開口部18a、18cに対して中心から外側へシフトした位置に配置されている。
図8中で示す点線P3は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q3は、1つの光センサ部(光センサユニット)が取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲と、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲は略同じになっている。上記の条件で、パネル上部10μmの位置に測定対象物がある場合、パネル外部の空気の屈折率をn0=1、パネル内部の屈折率をn=1.5とすると、フォトダイオードD1、D2、D3は、約57000μm2の面積の光を受光する。図8に示す構成においては、図7に示す構成に比べて、約10%の不必要な光を除去でき、解像度の向上が可能になる。
以上、構成例1、2では、1つの光センサ部(光センサユニット)に、3つの受光部(フォトダイオード)が含まれる場合を示したが、1つの光センサ部に含まれる受光部の個数をさらに増やしてもよいし、受光部を2つにしてもよい。1光センサユニットあたりの受光部の個数を増やすと、除去できる不必要な光の量が増える傾向にある。その結果、更なる解像度の向上効果が得られる。
上記構成例では、最も外側のセンサ用開口部が受光部に対して内側にシフトする場合を示したが、シフトさせるのは、最も外側のセンサ用開口部に限らない。例えば、光センサ部の中心(複数の受光部が並ぶ方向での両端に位置する受光部の中心同士を結ぶ直線の中点)から見て外側のセンサ用開口部はすべてシフトする構成であってもよい。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態にかかる表示装置としての液晶表示装置の受光部およびセンサ用開口部の構成を示す断面図である。図9は、1つの光センサ部、すなわち、1つの光センサユニットにおける構成を示す図である。図9に示す例では、光センサ部は、1方向に並んで配置される3つの受光部(ここでは、一例としてフォトダイオードD1、D2、D3)と、その上にそれぞれ形成される3つのセンサ用開口部とを含んでいる。図9に示す構成以外の部分については、第1の実施形態の図1〜4に示す構成と同様とすることができる。
図9は、第2の実施形態にかかる表示装置としての液晶表示装置の受光部およびセンサ用開口部の構成を示す断面図である。図9は、1つの光センサ部、すなわち、1つの光センサユニットにおける構成を示す図である。図9に示す例では、光センサ部は、1方向に並んで配置される3つの受光部(ここでは、一例としてフォトダイオードD1、D2、D3)と、その上にそれぞれ形成される3つのセンサ用開口部とを含んでいる。図9に示す構成以外の部分については、第1の実施形態の図1〜4に示す構成と同様とすることができる。
図9に示すように、本実施形態では、ブラックマトリクス22と受光部D1、D2、D3との間に金属層27が設けられる。ブラックマトリクス22には、1つの光センサユニットに対して1つの開口部18が形成されている。金属層27には、センサ用開口部28a、28b、28cが設けられている。これらセンサ用開口部28a、28b、28cにより、開口が制御される。すなわち、ブラックマトリクス22の開口部18へ入射した光をさらに制限するように、開口部18より狭い範囲のセンサ用開口部28a、28b、28cが金属層27に形成されている。センサ用開口部28a、28b、28cは、フォトダイオードD1、D2、D3のそれぞれの上部に設けられる。センサ用開口部28a、28b、28cおよびフォトダイオードD1、D2、D3は、赤色、緑色および青色の絵素がそれぞれ備えるカラーフィルタ23r、23g、23b(図4A、図4B参照に図示)に対応して、これらカラーフィルタ23r、23g、23bの並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。センサ用開口部28a、28cは、それぞれの下部に設けられたダイオードD1、D3に対して内側にずれた位置に設けられる。
センサ用開口部28a、28b、28cを形成するための金属層27は、TFT基板100側に設けてられていてもよいし、対向基板101に設けられていてもよい。TFT基板100側に設けた場合は、例えば、データ信号線を、センサ用開口部を形成する金属層の少なくとも1部に兼用することができる。
このように、ブラックマトリクス22の層とフォトダイオードD1、D2、D3の間に設けられた金属層27に対して、センサ用開口部28a、28b、28cを形成することで、センサ用開口部28a、28b、28cが、フォトダイオードD1、D2、D3により近い位置に設けられる。その結果、各フォトダイオードD1、D2、D3へ斜めに入射するノイズ光の影響を抑えることができる。また、センサ開口部28a、28b、28cが形成された金属層27をTFT基板100側に設けた場合、TFT基板100と対向基板101の貼り合わせ工程の際に発生する基板100,101間のアライメントずれ(位置ずれ)の影響が無くなる。そのため、対向基板101のみにセンサ開口部を設ける場合に比べ、より精度良く入射光を制御できるというメリットがある。
図9に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ(金属層):15×15μm
・センサ用開口部サイズ(ブラックマトリクス層):20×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・センサ用開口部ピッチ:25μm
・受光部-センサ用開口部(金属層)間の距離:5μm
・受光部-センサ用開口部(ブラックマトリクス層)間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
・ブラックマトリクス層の開口部ピッチ:95μm
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ(金属層):15×15μm
・センサ用開口部サイズ(ブラックマトリクス層):20×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・センサ用開口部ピッチ:25μm
・受光部-センサ用開口部(金属層)間の距離:5μm
・受光部-センサ用開口部(ブラックマトリクス層)間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
・ブラックマトリクス層の開口部ピッチ:95μm
図9に示す例では、光センサ部に含まれるフォトダイオードD1、D2、D3は、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)(図4A、図4B参照)のピッチに対応するピッチで絵素が並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。本例では、フォトダイオードD1、D2、D3のピッチと、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)のピッチが同じである。センサ用開口部28a、28b、28cのピッチ(25μm)は、フォトダイオードD1、D2、D3のピッチ(35μm)より小さい。フォトダイオードD2は、センサ用開口部28bの真下に位置している。これにより、外側のセンサ用開口部28a、28cは、フォトダイオードD1、D3に対して内側へシフトした位置に配置されている。なお、金属層27において、外側のセンサ用開口部28a、18cのさらに外側に位置する部分は、センサ用開口部28a、28b、28c以外からの外光の入射を防げる程度に外側に延びて形成されていることが好ましい。
図9中で示す点線P4は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q4は、1つの光センサ部(光センサユニット)が取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲と、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲は略同じになっている。
上記の条件で、パネル上部10μmの位置に測定対象物がある場合、パネル外部の空気の屈折率をn0=1、パネル内部の屈折率をn=1.5とすると、フォトダイオードD1、D2、D3は、約57000μm2の面積の光を受光する。
これに対して、図10は、外側のセンサ用開口部28a、28cを内側へシフトさせない場合の構成例を示す断面図である。図10に示す例では、センサ用開口部28a、28b、28cのピッチとフォトダイオードD1、D2、D3のピッチはいずれも35μmで同じである。また、フォトダイオードD1、D2、D3のそれぞれの上部にブラックマトリクス22に形成された開口部18a、18b、18cが設けられている。これらの開口部18a、18b、18cのピッチは35μmである。図10に示す構成の場合、フォトダイオードD1、D2、D3は、約63000μm2の面積の光を受光する。図10中で示す点線P5は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q5は、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲より、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲が広くなっている。このように、図9に示す構成においては、図10に示す構成に比べて、約10%の不必要な光を除去でき、解像度の向上が可能になる。
なお、上記例では、1つの光センサ部に、3つの受光部(フォトダイオード)が含まれる場合を示したが、1つの光センサ部に含まれる受光部の個数をさらに増やしてもよいし、受光部を2つにしてもよい。
また、上記第1および第2の実施形態では、受光部およびセンサ用開口部が1つの方向に並ぶ例を示したが、受光部及びセンサ用開口部が並ぶ方向は1方向に限られない。受光部およびセンサ用開口部は、2以上の方向に並んで配置されていてもよい。この場合、それぞれの方向において、外側のセンサ用開口部が下部の受光部に対して内側にシフトする構成とすることができる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態にかかる表示装置としての液晶表示装置の受光部およびセンサ用開口部の構成を示す断面図である。図11は、1つの光センサ部、すなわち、1つの光センサユニットにおける構成を示す図である。図11に示す例では、光センサ部は、1方向に並んで配置される3つの受光部(ここでは、一例としてフォトダイオードD1、D2、D3)と、その上に形成される1つのセンサ用開口部18とを含んでいる。図11に示す構成以外の部分については、第1の実施形態の図1〜4に示す構成と同様とすることができる。
図11は、第3の実施形態にかかる表示装置としての液晶表示装置の受光部およびセンサ用開口部の構成を示す断面図である。図11は、1つの光センサ部、すなわち、1つの光センサユニットにおける構成を示す図である。図11に示す例では、光センサ部は、1方向に並んで配置される3つの受光部(ここでは、一例としてフォトダイオードD1、D2、D3)と、その上に形成される1つのセンサ用開口部18とを含んでいる。図11に示す構成以外の部分については、第1の実施形態の図1〜4に示す構成と同様とすることができる。
図11に示すように、本実施形態では、ブラックマトリクス22と受光部D1、D2、D3との間に金属層27が設けられている。ブラックマトリクス22には、1つの光センサユニットに対して1つの開口部18が形成されている。金属層27には、1つのセンサ用開口部28が設けられている。これにより、開口が制御される。すなわち、ブラックマトリクス22の開口部18へ入射した光をさらに制限するように、開口部18より狭い範囲のセンサ用開口部28が金属層27に形成されている。センサ用開口部28は、フォトダイオードD1、D2、D3の上部に設けられる。フォトダイオードD1、D2、D3は、赤色、緑色および青色の絵素がそれぞれ備えるカラーフィルタ23r、23g、23b(図4A、図4B参照に図示)に対応して、これらカラーフィルタ23r、23g、23bが並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。複数のフォトダイオードD1、D2、D3のうち、これら複数のフォトダイオードD1、D2、D3が並ぶ方向において最も外側に位置するフォトダイオードD1、D3の外側の端部D1t、D3tは、センサ用開口部28における複数のフォトダイオードD1、D2、D3が並ぶ方向での端部(以下、外側の端部とする)28tより外側に位置している。
図11に示す例では、配置の条件は、以下のようになっている。なお、下記条件は一例であり、本発明は下記条件に限定されるものではない。
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ(金属層):65×15μm
・センサ用開口部サイズ(ブラックマトリクス層):70×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・受光部-センサ用開口部(金属層)間の距離:5μm
・受光部-センサ用開口部(ブラックマトリクス層)間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
・1光センサユニット:受光部(フォトダイオード)×3個
・受光部サイズ:15×15μm
・センサ用開口部サイズ(金属層):65×15μm
・センサ用開口部サイズ(ブラックマトリクス層):70×20μm
・受光部ピッチ:35μm
・受光部-センサ用開口部(金属層)間の距離:5μm
・受光部-センサ用開口部(ブラックマトリクス層)間の距離:10μm
・受光部-パネル表面間の距離:360μm
・パネル表面-測定対象物間の距離:10μm
図11に示す例では、光センサ部に含まれるフォトダイオードD1、D2、D3は、絵素(具体的には、カラーフィルタ23r、23g、23b)(図4A、図4B参照)のピッチに対応するピッチで絵素が並ぶ方向と同じ方向に並んで配置されている。フォトダイオードD1、D2、D3のうち、これらフォトダイオードD1、D2、D3が並ぶ方向において最も外側に位置するフォトダイオードD1、D3の外側の端部D1t、D3tは、センサ用開口部28の外側の端部28tより外側に位置している。すなわち、センサ用開口部28の外側の端部28tは、外側に位置するフォトダイオードD1、D3の外側の端部D1t、D3tに対して内側へシフトしている。
上記構成により、外側のフォトダイオードD1、D3の受光範囲も内側へシフトする。そのため、外側のフォトダイオードD1、D3の受光範囲と、中央のフォトダイオードD2の受光範囲との重なり領域が大きくなる。すなわち、1つの光センサ部で取り込む光の範囲と、1つの光センサ部中のいずれか1つのフォトダイオードで検出される光の範囲との差分が小さくなる。その結果、不必要な光が入射するのを抑制することができ、ひいては、解像度を向上させることができる。
図11中で示す点線P6は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q6は、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲と、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲は略同じになっている。
上記の条件で、パネル上部10μmの位置に測定対象物がある場合、パネル外部の空気の屈折率をn0=1、パネル内部の屈折率をn=1.5とすると、フォトダイオードD1、D2、D3は、約57000μm2の面積の光を受光する。
これに対して、図12は、センサ用開口部28の外側端部28tを、フォトダイオードD1、D3の外側端部D1t、D3tの内側へシフトさせない場合の構成例を示す断面図である。図12に示す例では、センサ用開口部28の外側端部28tは、液晶パネルの厚さ方向の投影において、外側のフォトダイオードD1、D3の外側端部D1t、D3tと略同じ位置にある。図12に示す構成の場合、フォトダイオードD1、D2、D3は、約63000μm2の面積の光を受光する。図12中で示す点線P7は、各フォトダイオードD1、D2、D3が取り込む光の範囲を示したものである。また楕円Q7は、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲を示している。1つのフォトダイオードが取り込む光の範囲より、1つの光センサユニットが取り込む光の範囲が広くなっている。なお、図11に示すセンサ用開口部28の外側端部28tは、図12に示すセンサ用開口部28の外側端部28tに比べて10μm内側へシフトしている。図11に示す構成においては、図12に示す構成に比べて、約10%の不必要な光を除去でき、解像度の向上が可能になる。
上記例では、1つの光センサ部に、3つの受光部(フォトダイオードD1、D2、D3)が含まれる場合を示したが、1つの光センサ部に含まれる受光部の個数をさらに増やしてもよいし、受光部を2つにしてもよい。
また、上記例では、受光部が1つの方向に並ぶ例を示したが、受光部が並ぶ方向は1方向に限られない。受光部は、2以上の方向に並んで配置されていてもよい。この場合、それぞれの方向において、センサ用開口部の端部が、最も外側の受光部の外側端部に対して内側にシフトする構成とすることができる。
上記の第1〜第3の実施形態における受光部は、フォトダイオードに限られず、例えば、フォトトランジスタ等を光検出素子として用いることができる。また、本発明にかかる表示装置は液晶表示装置に限定されず、複数画素により画像を表示する任意の表示装置に適用可能である。
本発明は、TFT基板の画素領域内にセンサ回路を有する表示装置として、産業上利用可能である。
Claims (9)
- 画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、
各光センサ部は、
前記画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部と、
前記複数のセンサ用開口部それぞれの下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、
前記複数のセンサ用開口部と前記複数の受光部は、少なくとも1方向に並んで配置されており、
前記複数のセンサ用開口部のうち、前記表示領域の外側に位置する前記センサ用開口部は、前記センサ用開口部の下部に設けられた前記受光部に対して前記表示領域の内側へずれた位置に設けられている、表示装置。 - 前記受光部は、前記表示領域に設けられた複数の絵素のピッチに対応するピッチで少なくとも1方向に並んで配置され、
前記複数のセンサ用開口部は、前記複数の受光部のピッチより小さいピッチで並んで配置されている、請求項1に記載の表示装置。 - 前記センサ用開口部は、前記表示領域に設けられた複数の絵素のピッチに対応するピッチで少なくとも1方向に並んで配置され、
前記受光部は、前記複数のセンサ用開口部のピッチより大きいピッチで並んで配置されている、請求項1に記載の表示装置。 - 画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、
各光センサ部は、
前記画像の表示面からの光の入射を可能にするセンサ用開口部と、
前記センサ用開口部の下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、
前記複数の受光部は少なくとも1方向に並んで配置されており、
前記センサ用開口部における前記複数の受光部が並ぶ方向での端部は、前記複数の受光部のうち、前記1方向において最も外側に位置する前記受光部における前記表示領域の外側の端部に対して前記表示領域の内側へずれた位置にある、表示装置。 - 前記表示面と前記受光部との間に設けられた金属層を更に備えており、
前記センサ用開口部が、前記金属層に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記表示面とは反対側に設けられる光源と、
前記受光部と前記光源との間に設けられ、前記光源の光が直接前記受光部へ到達するのを遮る遮蔽部とをさらに備える、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 画像表示のための光を出射する表示用光源と、
前記表示用光源が出射する光の帯域とは異なるセンサ用帯域の光を出射するセンサ用光源とをさらに備え、
前記センサ用開口部から前記受光部へ至る光路上に、前記センサ用帯域の光を通過させるフィルタを有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。 - 画素回路が設けられる第1の基板と、
液晶層と、
前記液晶層を挟んで、前記第1の基板と対向する第2の基板とを備え、
前記受光部は、前記第1の基板に設けられている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。 - 画像を表示する表示領域に複数の光センサ部が設けられた光センサ付きの表示装置であって、
各光センサ部は、
前記画像の表示面からの光の入射を可能にする複数のセンサ用開口部と、
前記複数のセンサ用開口部のそれぞれの下部に設けられ、前記センサ用開口部から入射した光を受光し電気信号に変換する複数の受光部とを備え、
1つの前記光センサ部に含まれる前記複数の受光部は、前記表示面の同じ範囲の入射光を受光するように、前記複数のセンサ用開口部および前記複数の受光部が配置されている、表示装置。
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