JPWO2011039823A1 - プラント診断装置 - Google Patents

プラント診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011039823A1
JPWO2011039823A1 JP2011533967A JP2011533967A JPWO2011039823A1 JP WO2011039823 A1 JPWO2011039823 A1 JP WO2011039823A1 JP 2011533967 A JP2011533967 A JP 2011533967A JP 2011533967 A JP2011533967 A JP 2011533967A JP WO2011039823 A1 JPWO2011039823 A1 JP WO2011039823A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
database
category
data
diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011533967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5199478B2 (ja
Inventor
孝朗 関合
孝朗 関合
徹 江口
徹 江口
尚弘 楠見
尚弘 楠見
嘉成 堀
嘉成 堀
深井 雅之
雅之 深井
清水 悟
悟 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2011039823A1 publication Critical patent/JPWO2011039823A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5199478B2 publication Critical patent/JP5199478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0218Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterised by the fault detection method dealing with either existing or incipient faults
    • G05B23/0221Preprocessing measurements, e.g. data collection rate adjustment; Standardization of measurements; Time series or signal analysis, e.g. frequency analysis or wavelets; Trustworthiness of measurements; Indexes therefor; Measurements using easily measured parameters to estimate parameters difficult to measure; Virtual sensor creation; De-noising; Sensor fusion; Unconventional preprocessing inherently present in specific fault detection methods like PCA-based methods

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

本発明の目的は、オペレータの操作履歴情報に基づいて、診断に使用するデータ項目を選定する診断装置を提供することにある。このために、プラントの計測信号と、オペレータが外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号とを入力し、画像表示装置にプラントの状態を表示情報として表示するプラント診断装置において、プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、オペレータが外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号を記憶する操作履歴データベースと、プラントの異常発生時に、オペレータが前記外部入力装置を用いて行なった操作により画像表示装置に表示された表示情報の中から、プラントの診断に使用するデータ項目を抽出する学習手段とを有する。

Description

本発明は、プラントの異常を検出するプラント診断装置に関するものである。
プラントの診断装置は、プラントに異常な過渡事象や事故等が生じた際に、プラントからの計測データを基に、その異常や事故の発生を検知する。
特許文献1には、適応共鳴理論(Adaptive Resonance Theory:ART)を用いた診断装置が開示されている。ARTでは、多次元のデータを、その類似度に応じてカテゴリーに分類する機能を持つ。特許文献1の技術では、まず、ARTを用いて、正常時の計測データを複数のカテゴリーに分類する。次に、現在の計測データをARTでカテゴリーに分類し、このカテゴリーが正常時に生成された複数のカテゴリーとは異なる場合に、異常と診断する。
特開2005−165375号公報
一般に、プラントにはセンサーが多数取り付けられている。プラントの規模が大きくなると、センサーの数は数千にもなる場合がある。数千もの計測データをリアルタイムにカテゴリーに分類するには、膨大な計算コストがかかるため、通常はいくつかのデータを選んで診断に使用する。
しかし、プラントには固有の特性があるため、診断に使用するデータ項目を全て事前に選定することは難しい。また、診断に使用するデータ項目の選定によっては、異常発生後も選定した計測値が変化せずに警報が発生しない可能性がある。
また、プラントの運転状態が正常であっても、過去に経験したことがない計測値がARTに入力されると新規カテゴリーが発生して警報が発生する可能性がある。正常状態で警報が発生することは望ましいことではない。
このように、異常であるにも関わらず警報がされない、あるいは正常であるにも関わらず警報が出てしまうといった問題を解決するには、「診断に使用するデータ項目を全て事前に選定」しておくことが有効ではあるが、実際問題としては有効なデータ項目あるいはその組み合わせを如何にして得るかという点で問題がある。
この点、プラントのオペレータは長年の経験を通じて多くの有効な知見を体得しているはずであるが、意識下にあるこれらの知見をどのようにして顕在化させ、「診断に使用するデータ項目」として抽出するかという点で問題が残る。
以上のことから、本発明の目的は、診断に使用するデータ項目を事前に適切に選定し、さらには正常状態で警報が発生することを抑制することが可能なプラント診断装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の診断装置は以下の特徴を持つ。
本発明においては、プラントの計測信号と、オペレータが外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号とを入力し、画像表示装置にプラントの状態を表示情報として表示するプラント診断装置において、プラント診断装置は、プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、オペレータが前記外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号を記憶する操作履歴データベースと、プラントの異常発生時に、オペレータが前記外部入力装置を用いて行なった操作により画像表示装置に表示された表示情報の中から、プラントの診断に使用するデータ項目を抽出する学習手段を有する。
また、プラント診断装置の学習手段は、プラントの異常発生時に、画像表示装置に表示された表示画面の表示時間から、当該画面に表示されている表示情報の重み付けを行ないプラントの診断に使用するデータ項目を抽出する処理データ項目決定部を備えてもよい。
また、プラント診断装置は、抽出されたデータ項目を前記画像表示装置に表示し、プラント診断の監視項目に追加することの判別に供してもよい。
また、プラント診断装置はプラントの制御ロジックを保存する制御ロジックデータベースと、設計情報を保存する設計情報データベースを備えており、これらのデータベースの保存情報が画像表示装置に表示情報として表示されてもよい。
本発明においては、プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、計測信号データベースからプラントの状態を診断するのに使用する診断信号を抽出する処理データ抽出手段と、処理データ抽出手段で抽出した診断信号を保存する基準信号データベースと、基準信号データベースに保存されているデータをカテゴリーに分類する分類手段と、分類手段で分類した結果を保存する分類結果データベースと、処理データ抽出手段で抽出した最新の診断信号が、分類結果データベースに保存されているカテゴリーに属さない場合に新しいカテゴリーを発生させて分類する診断手段と、診断手段での分類結果を保存する診断結果データベースと、診断結果データベースと分類結果データベースに保存されているカテゴリーの情報を用いて、ある一定期間内における新規カテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超えた時に警報を発生させる警報発生手段を備えたプラント診断装置において、マウス、キーボードから成る外部入力装置からの外部入力信号を保存する操作履歴データベースと、操作履歴データベースに保存されている操作履歴情報に基づいて、処理データ抽出手段で抽出するデータ項目を決定する処理データ項目決定部を有する学習手段を備えた。
本発明においては、プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、計測信号データベースからプラントの状態を診断するのに使用する基準信号を抽出する処理データ抽出手段と、処理データ抽出手段で抽出した基準信号を保存する基準信号データベースと、基準信号データベースに保存されているデータをカテゴリーに分類する分類手段と、分類手段で分類した結果を保存する分類結果データベースと、処理データ抽出手段で抽出した最新の診断信号が、分類結果データベースに保存されているカテゴリーに属さない場合に新しいカテゴリーを発生させて分類する診断手段と、診断手段での分類結果を保存する診断結果データベースと、診断結果データベースと前記分類結果データベースに保存されているカテゴリーの属性を正常か異常かに定義し、カテゴリーの属性を保存するカテゴリー属性データベースと、診断結果データベース、分類結果データベース、カテゴリー属性データベースに保存されている情報を用いて、ある一定期間内における異常属性のカテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超えた時に警報を発生させる警報発生手段を備えたプラント診断装置において、マウス、キーボードから成る外部入力装置からの外部入力信号を保存する操作履歴データベースと、操作履歴データベースに保存されている操作履歴情報に基づいて、処理データ抽出手段で抽出するデータ項目を決定する処理データ項目決定部と、カテゴリーの属性を正常か異常に決定するカテゴリー属性決定部の少なくとも1つの決定部を有する学習手段を備えた。
また、プラント診断装置は、プラントを制御するための制御ロジック情報が保存されている制御ロジックデータベースと、プラントの設計情報が保存されている設計情報データベースを備え、学習手段では制御ロジックデータベースに保存されている制御ロジック情報と、設計情報データベースに保存されている設計情報も合わせて処理してもよい。
また、プラント診断装置は、診断装置内のデータベースに保存されている情報を表示する画像表示装置を有し、操作履歴データベースには、少なくとも操作を実施した時刻と、画像表示装置に表示されている画面の関係が保存されているのがよい。
またプラント診断装置は、処理データ項目決定部では、少なくとも画像表示装置に表示された画面に関係するデータ項目と画面が表示されていた期間に基づいて、データ項目の重要度を計算し、重要度が高いデータ項目を抽出する機能を有し、処理データ抽出手段では、処理データ項目決定手段で抽出した重要度が高いデータ項目のデータを計測信号データベースから抽出するのがよい。
またプラント診断装置は、処理データ項目決定部では、少なくとも画像表示装置に表示された画面に関係するデータ項目と画面が表示されていた期間に基づいて、データ項目の重要度を計算し、重要度が高いデータ項目を抽出する機能を有し、処理データ項目決定手段で抽出した重要度が高いデータ項目のデータを画像表示装置上に表示し、外部入力装置からの操作でデータ項目を追加、削除してデータ項目を決定し、処理データ抽出手段では、外部入力装置からの操作で決定したデータ項目のデータを計測信号データベースから抽出してもよい。
またプラント診断装置は、カテゴリー属性決定部では、カテゴリー毎に画面が表示されていた期間の割合のデータを保持し、表示されていた期間の割合のデータの類似性に基づいて、カテゴリーの属性を異常から正常に変更する機能を有し、警報発生手段では異常の属性を持つカテゴリーの発生割合が一定値を超えた時に警報を発生させるのがよい。
またプラント診断装置において、カテゴリー属性決定部ではカテゴリー毎に画面が表示されていた期間の割合のデータを保持し、表示されていた期間の割合のデータの類似性に基づいて、カテゴリーの属性を異常から正常に変更する機能と、画像表示装置上に表示されたカテゴリーの属性を前記外部入力装置からの入力された外部入力信号に基づいて修正する機能を持つのがよい。
診断に使用するデータ項目を事前に適切に設定でき、診断性能が向上する。また、不必要な警報の発生を抑制できる。
本発明の診断装置を示すブロック図である。 診断装置の正常状態学習モードにおける基本動作を説明するフローチャート図である。 診断装置の診断モードにおける基本動作を説明するフローチャート図である。 分類手段500、及び診断手段600の一実施例を説明するブロック図である。 図4での分類結果の一例を説明する図である。 計測信号データベース、基準信号データベース、分類結果データベースに保存されるデータの態様を説明する図である。 本発明の適用されるプラントとして火力発電プラントを示す図である。 図7のプラントから入手した計測信号が異常発生により変化したときの一例を横軸に時間経過をとって示す図である。 異常時に警報が発生しない事例示す図である。 異常時に警報が発生する事例示す図である。 正常時に警報が発生する事例示す図である。 学習手段800の動作を説明するフローチャート図である。 プラント100のオペレータが画像表示装置950に表示させる画面の例を示す図である。 操作履歴データベース350に保存されるデータの態様として時刻と画面表示タイミングを示す図である。 操作履歴データベース350に保存されるデータの態様として表示時間とデータ項目を示す図である。 処理データ項目決定部810の動作結果を示す図である。 ステップS1220で画像表示装置950に表示されるデータ項目追加画面の例を示す図である。 データ項目が追加される前の分類手段500、及び診断手段600を説明する図である。 データ項目をARTモジュールを1つ追加したときの分類手段500、及び診断手段600を説明する図である。 1つのARTモジュールに入力するデータ項目を2から4に変更したときの分類手段500、及び診断手段600を説明する図である。 カテゴリー属性データベース830に保存されるデータの態様とステップS1240で画像表示装置に表示されるカテゴリー属性修正画面の例を説明する図面である。 カテゴリー属性を修正した結果の動作例を説明する図である。
本発明の診断装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明のプラント診断装置を示すブロック図であり、プラント100をプラント診断装置200で診断する。
診断装置200には、演算装置として処理データ抽出手段400、分類手段500、診断手段600、警報発生手段700、学習手段800を備えている。
また、診断装置200には、データベースとして計測信号データベース310、基準信号データベース320、分類結果データベース330、診断結果データベース340、操作履歴データベース350、制御ロジックデータベース360、設計情報データベース370、カテゴリー属性データベース380を備えている。
これらのデータベースは種々の目的のために用意されているが、特に「診断に使用するデータ項目を事前に適切に設定」するために、操作履歴データベース350が設けられている。つまり、本発明では異常発生時のオペレータの行動(画像表示装置950に向かって行なうキーボード910やマウス920を用いた各種操作)は、オペレータの長年の知見を反映したものではないかという前提に立っている。従って、このときの操作履歴を操作履歴データベース350に蓄え、解析することで診断に使用するデータ項目を得る。
また、診断装置200は、外部とのインターフェイスとして外部入力インターフェイス210、外部出力インターフェイス220を備えている。
そして、診断装置200には、外部入力インターフェイス210を介して、プラント100から該プラントの各種状態量を計測した計測信号1、及びキーボード910、マウス920で構成される外部入力装置900の操作で作成される外部入力信号2を入力する。また、診断装置200から、外部出力インターフェイス220を介して、画像表示データ14を画像表示装置950に出力する。
外部入力インターフェイス210を介して入力された計測信号3は、計測信号データベース310に保存される。
処理データ抽出手段400では、計測信号データベース310に保存されている計測信号5から診断に使用する診断信号6を抽出し、基準信号データベース320に保存する。
分類手段500は、基準信号7をカテゴリーに分類する。分類結果8は、分類結果データベース330に保存する。分類手段500の処理内容は、図4を用いて後述する。
診断手段600では、処理データ抽出手段400で抽出した最新の診断信号6が、分類結果データベース330に属する場合は、診断信号6をそのカテゴリーに分類する。一方、処理データ抽出手段400で抽出した最新の診断信号6が、分類結果データベース330に保存されているカテゴリーに属さない場合に新しいカテゴリーを発生させて、診断信号6を分類する。診断手段600で作成した分類結果である診断結果10は、診断結果データベース340に保存する。診断手段600の処理内容は、図4を用いて後述する。
カテゴリー属性データベース380には、分類結果データベース330、診断結果データベース340に保存されているカテゴリーの属性が保存されている。カテゴリーの属性は、正常と異常がある。分類結果データベース330に保存されているカテゴリーの属性は正常である。また、診断結果データベース340に保存されているカテゴリーの内、診断手段600で発生した新規カテゴリーの初期属性は異常である。これらのカテゴリーの属性は、学習手段800を用いて修正できる。学習手段800における、この修正方法については、図12を用いて後述する。
警報発生手段700では、診断結果データベース340に保存されている診断結果11と、分類結果データベース330に保存されている分類結果12、カテゴリー属性データベース380に保存されているカテゴリー属性情報25、計測信号データベース310に保存されている最新の時刻の計測信号4を用いて、警報を発生させるかどうかを判定する。
警報発生手段700は、以下の3種類の警報を発生する判定基準を持ち、これらを任意に組み合わせて警報を発生するかどうかを決定する。(例えば、条件1と条件2が両方とも成立した時に警報を発生させる、条件1と条件2のいずれかが成立した時に警報を発生させる、など)
条件1:最新の時刻の計測信号4が、定められた範囲(閾値)を逸脱する。
条件2:ある一定期間内における新規カテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超える。
条件3:ある一定期間内における異常属性のカテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超える。
警報発生手段700で警報を発生させる判定に決定した場合、警報発生手段700は警報信号13を外部出力インターフェイス220に送信する。警報信号13は、外部出力インターフェイス220にて画像表示情報14に変換され、画像表示装置950に表示される。
また、外部入力信号20は、操作履歴データベース350に保存する。
学習手段800は、処理データ項目決定部810、カテゴリー属性決定部820で構成される。尚、本実施例では、学習手段800に処理データ項目決定部810、カテゴリー属性決定部820の2つが含まれているが、いずれか一方のみを含むようにしてもよい。
処理データ項目決定部810では、少なくとも操作履歴データベース350に保存されている情報を用いて、処理データ抽出手段400で抽出するデータ項目を決定する。この処理データ項目情報24は、処理データ抽出手段400に送信される。
また、カテゴリー属性決定部820では、少なくとも操作履歴データベース350に保存されている情報を用いて、カテゴリーの属性を正常か異常に決定する。カテゴリー属性情報30はカテゴリー属性データベース380に保存される。
尚、処理データ項目決定部810、及びカテゴリー属性決定部820は、必要に応じてプラント100の制御ロジックが保存されている制御ロジックデータベース360、及びプラント100の設計情報が保存されている設計情報データベース370、分類結果データベース330、診断結果データベース340の情報を用いることもできる。
また、計測信号データベース310、基準信号データベース320、分類結果データベース330、診断結果データベース340、操作履歴データベース350、制御ロジックデータベース360、設計情報データベース370に保存されている診断装置情報50は、画像表示装置950に表示できる。また、これらの情報は、必要に応じて外部入力装置900を用いて修正することもできる。
尚、本実施例では、処理データ抽出手段400、分類手段500、診断手段600、警報発生手段700、学習手段800、計測信号データベース310、基準信号データベース320、分類結果データベース330、診断結果データベース340、操作履歴データベース350、制御ロジックデータベース360、設計情報データベース370、カテゴリー属性データベース380が全て診断装置200の内部にあるが、これらの一部を診断装置200の外部に配置し、データのみを通信するようにしてもよい。
また、本実施例では診断対象とするプラントは1つであるが、診断装置200で複数のプラントを診断することもできる。
図2と図3は、診断装置200の基本動作を説明するフローチャート図である。診断装置200では、基準信号データベース320に保存されている情報を基に正常時のデータをカテゴリーに分類する正常状態学習モードと、プラント100の状態を診断する診断モードの2つの基本動作を持つ。正常状態学習モード、および診断モードは、計測信号のサンプリング周期、もしくは予めオペレータが設定した周期ごとに、それぞれ独立に動作させる。なお、図2は正常状態学習モード、図3は診断モードの動作を説明するフローチャート図である。
このうち正常状態学習モードでは、図2に示すように、ステップS1000、S1010を組み合わせて実行する。まず、ステップS1000では、処理データ抽出手段400を動作させ、計測信号データベース310の計測信号5から、診断信号6を抽出する。診断信号6は基準信号データベース320に保存する。基準信号データベース320に保存されるデータは、オペレータがプラントの運転状態を正常と判定した期間のデータである。
次に、ステップS1010では、分類手段500を動作させ、基準信号データベース320に保存されている基準信号7を分類し、分類結果8を分類結果データベース330に保存する。
診断モードでは、図3に示すように、ステップS1100、S1110、S1120、S1130を組み合わせて実行する。
まず、ステップS1000では、プラント100からの計測信号1を、外部入力インターフェイス210を介して診断装置200に取り込み、計測信号3を計測信号データベース310に保存する。次に処理データ抽出手段400を動作させ、計測信号データベース310から計測信号5を抽出し、時刻が最新の診断信号6を診断手段600に送信する。
ステップS1010では、診断手段600を動作させ、診断結果10を診断結果データベース340に送信する。
ステップS1020では、警報発生手段700を動作させ、警報発生の可否を判定する。ステップS1020で警報発生可とした場合はステップS1030に進み、警報発生否の場合はステップS1000に戻る。
ステップS1030では、警報発生手段700が出力した警報信号13を、外部出力インターフェイス220で画像表示情報14に変換し、画像表示装置950に出力する。これにより、プラントオペレータに警報を通知する。
図4は、分類手段500、及び診断手段600の一実施例を説明するブロック図である。ここでは、分類手段500、及び診断手段600に適応共鳴理論(Adaptive Resonance Theory:ART)を適用した時について述べるが、他のクラスタリング手法(ベクトル量子化等)を用いることもできる。
分類手段500と診断手段600は、図4に示すデータ前処理装置610とARTモジュール620で構成されるフローチャートをそれぞれ実行する。データ前処理装置610では、運転データをARTモジュール620の入力データに変換する。以下にそのステップについて説明する。
まず、計測項目毎に最大値及び最小値を計算する。計算した最大値及び最小値を用いてデータを正規化する。
正規化の方法についてプラントのプロセス量xiを例に説明する。xiのデータ数がN個でn番目の計測値をxi(n)とする。また、N個のデータの中の最大値及び最小値をそれぞれMax_i、Min_iとすると、正規化したデータNxi(n)は(1)式で求められる。
Nxi(n)=α+(1−α)×(xi(n)−Min_i)/(Max_i−Min_i) …(1)
ここで、α(0≦α<0.5)の定数であり、(1)式によりデータは[α、1−α]の範囲に正規化される。次に、正規化したデータの補数を計算し、入力データに加える。
正規化データNxi(n)の補数CNxi(n)を(2)式で計算する。
CNxi(n)=1−Nxi(n) …(2)
次に、データNxi(n)及びCNxi(n)からなるデータを入力データとしてARTモジュール620に入力する。以上が、データ前処理装置610における運転データのARTモジュール620への入力データ変換処理である。
ARTモジュール620では、入力データを複数のカテゴリーに分類する。ARTモジュール620は、F0レイヤー621、F1レイヤー622、F2レイヤー623、メモリー624、及び選択サブシステム625を備え、これらは相互に結合している。F1レイヤー622とF2レイヤー623は重み係数を介して結合しており、重み係数は入力データが分類されるカテゴリーのプロトタイプ(原型)を表している。
次に、ARTモジュール620のアルゴリズムについて説明する。ARTモジュール620に入力データが入力された場合のアルゴリズムの概要は、次の処理1ないし処理5のようになる。
処理1:F0レイヤー621により入力ベクトルを正規化し、また、ノイズを除去する。
処理2:F1レイヤー622に入力された入力データと重み係数との比較により、ふさわしいカテゴリーの候補を選択する。
処理3:選択サブシステム625で選択したカテゴリーの妥当性がパラメータρとの比により評価される。妥当と判断されれば、入力データはそのカテゴリーに分類され、処理4に進む。妥当と判断されなければ、そのカテゴリーはリセットされ、他のカテゴリーからふさわしいカテゴリーの候補を選択する(処理2の処理を繰り返す)。パラメータρの値を大きくするとカテゴリーの分類が細かくなり、ρを小さくすると分類が粗くなる。このパラメータρを、ビジランス(vigilance)パラメータと呼ぶ。
処理4:処理2で、全ての既存のカテゴリーがリセットされると、新規カテゴリーと判断され、新規カテゴリーのプロトタイプを表す新しい重み係数を生成する。
処理5:入力データがカテゴリーJに分類されると、カテゴリーJに対応する重み係数WJ(new)は過去の重み係数WJ(old)と入力データp(または、入力データから派生したデータ)から(3)式で更新する。
WJ(new)=Kw・p+(1−Kw)・WJ(old) …(3)
ここで、Kwは学習率パラメータであり、入力ベクトルを新しい重み係数に反映させる度合いを決定する。
ARTモジュール620のデータ分類アルゴリズムの特徴は処理4の処理にある。処理4により、記憶しているパターンと異なる入力データが入力された場合、記憶しているパターンは変更せず新しいパターンを記憶することができる。このため、過去に学習したパターンを記憶しながら、新たなパターンを記憶することが可能となる。
このように、入力データとして予め与えた運転データを与えると、ARTモジュール620は与えられたパターンを学習する。したがって、学習済みのARTモジュール620に新たな入力データが入力されると、上記アルゴリズムにより、過去のどのパターンに近いかを判定できる。また、過去に経験したことのないパターンであれば、新しいカテゴリーに分類される。
図5は、分類結果の一例を説明する図である。図5では、計測データの2項目を表示したものであり、2次元のグラフで表記した。計測データは、ARTモジュール620によって、複数のカテゴリー630(図5中の円)に分割される。
図6は、計測信号データベース310、基準信号データベース320、分類結果データベース330に保存されるデータの態様を説明する図である。この図6は、図1の画像表示装置950に表示するときの、表示画面と考えてよい。従って、図6の例えば計測信号データベース310において、縦横の画面上のスクロール301によって、より広範囲のデータをスクロール表示することができる。また、基準信号データベース320において、基準のタブ302を選択することで、この基準に分類された項目のみを纏めて表示することができる。尚、診断結果データベース340と分類結果データベース330に保存されるデータの態様は同じである。また、これらのデータベースのデータは、図6、さらには後述する図13、図14、図15、図16、図20に示すような各種の形態に加工されて表示情報に変換され、画像表示装置に表示される。
図6上段は、計測信号データベース310に保存されるデータの態様を説明する図面である。図6上段に示すように、計測信号データベース310には、プラント100で計測した複数のデータ項目(項目A,B,C他)の値が、サンプリング周期(縦軸の時刻)毎に保存される。
図6中段は、基準信号データベース320に保存されるデータの態様を説明する図面である。図1の処理データ抽出手段400では、プラント100の診断に使用するデータ群を、図6上段の計測信号データベース310から抽出する。例えば、図6中段では、基準信号のデータ群が3つ (「基準1」「基準2」「基準3」) あり、基準のタブ302として「基準1」を選択した時のデータ群は項目A、項目C、項目Dで構成されていることを意味する。
このように、計測信号データベース310には、全データ項目の計測値が1つのデータ群として時系列的に保存されているのに対して、基準信号データベース320には基準に従って選択され、限られたデータ項目の計測値が、複数のデータ群として時系列的に保存される。
図6下段は、分類結果データベース330に保存されるデータの態様を説明する図面である。分類結果データベース330には、時刻と、その時刻におけるデータが分類されたカテゴリー番号の関係(図6下段左)、及びカテゴリー番号と重み係数の関係(図6下段右)が保存される。分類結果データベース330には、基準信号データベース320に保存されているデータ群毎の分類結果が保存される。
図7は、本発明の適用されるプラントとして火力発電プラントを示している。図7に示すように、火力発電プラント100は、ガスタービン発電機110、制御装置120、データ送信装置130からなる。ガスタービン発電機110は、発電機111、圧縮機112、燃焼器113、タービン114で構成される。圧縮機112で生成した圧縮空気を燃焼器113に送り、燃料と混合して燃焼器113で燃焼する。燃焼により発生した高圧ガスにより、タービン114が回転し、発電機111で発電する。
制御装置120では、電力需要に応じてガスタービン発電機110の出力を制御する。また、制御装置110は、ガスタービン発電機110に設置されたセンサー(図示せず)で計測した運転データ102を入力している。運転データ102は、吸気温度、燃料投入量、タービン排ガス温度、タービン回転数、発電機発電量、タービン軸振動などの状態量で、サンプリング周期毎に計測している。また、大気温度などの気象情報も計測している。制御装置120では、これらの運転データ102を用いて、ガスタービン発電機110を制御するための制御信号101を算出する。信号データ送信装置130は、制御装置120で計測した運転データ102、及び制御装置120で算出した制御信号101で構成される計測信号1を、診断装置200に送信する。
図8に、図7のプラントから入手した計測信号が異常発生により変化したときの一例を横軸に時間経過をとって示している。図8に示すように、診断装置200内の診断手段600には、例えば項目Aとして発電機出力、及び項目Bとして大気温度の計測信号が入力される。この例では、当初項目AとBはほぼ一定値で安定しているが、その後時刻t1で項目Aが減少し、次いで項目Bが増加したのち減少し、最終的に両項目ともに増加するような変動をしたものとする。
係る計測信号の変化のときに、図2の正常状態学習モードにおいて、基準データを分類手段500に入力してカテゴリーに分類した結果、図8の時刻t1に至る前の状態では項目AとBのカテゴリー分類は、1番から4番のカテゴリーに分類された(基準時カテゴリー)とする。
その後、現在の計測データを診断手段600で逐次カテゴリーに分類すると、図8の異常発生より前の時間帯では、計測信号4はカテゴリー番号1〜4のいずれかに属し、異常発生後は、正常時にはないカテゴリー(新規カテゴリー5,6,7)に属する。
図8において、ある一定期間で発生する新規カテゴリー数の移動平均で計算する新規カテゴリーの発生割合は、異常発生後から上昇する。警報発生手段700では、新規カテゴリーの発生割合が予め設定された閾値を超えると警報を発生する。
図8の例のように、異常発生に伴って診断に使用したデータ項目の計測値が変化して警報を発生できれば、警報で異常発生をオペレータに伝えることが可能となる。また、異常発生前のカテゴリーは全て基準時のカテゴリーに分類されているため、本例では正常状態で警報は発生しない。
一般に、プラントにはセンサーが多数取り付けられており、計測データの項目数は数千にもなる場合がある。数千ものデータ項目をリアルタイムにカテゴリーに分類するには、膨大な計算コストがかかるため、通常はいくつかのデータ項目を選んで診断に使用する。
しかし、プラントには固有の特性があるため、診断に使用するデータ項目を全て事前に選定することは難しい。また、診断に使用するデータ項目の選定によっては、異常発生後も選定した計測値が変化せずに警報が発生しない可能性がある。
また、プラントの運転状態が正常であっても、過去に経験したことがない計測値がARTに入力されると新規カテゴリーが発生して警報が発生する可能性がある。正常状態で警報が発生することは望ましいことではない。
以上のことから、通常発生しうるいくつかの事象について説明をすると、図9に示した異常時に警報が発生しない事例、図10に示した異常時に警報が発生する事例、図11に示した正常時に警報が発生する事例が想定される。
本発明の診断装置200には、異常時に警報が発生しないこと、及び正常時に警報が発生することを防ぐため、学習手段800が搭載されている。学習手段800の動作については、後で図12を用いて説明する。
図9は、項目A、及び項目Bのデータを診断した時の結果であり、図10は図9と同じ時刻で入力した項目C、及び項目Dのデータを診断した時の結果である。また、図9、図10共に、正常時の基準カテゴリーの番号は1とする。
図9では、異常発生後も項目A、及び項目B共に計測値が変らない。そのため、診断手段600で計測値を分類しても、異常発生の前後で分類されるカテゴリーは同じとなる。この場合、警報発生手段700では警報を発生しない。
図10は、図9と同じ時間帯における項目C、及び項目Dの計測値を診断した結果である。項目C、及び項目Dの計測値は、異常発生後に大きく変化しており、新規カテゴリー(カテゴリー番号2〜4)が生成され、警報も生成される。
このように、異常発生時に警報を発生させるためには、診断に使用するデータ項目を適切に選定する必要がある。項目A及び項目Bには異常の影響が現れないが、項目C及び項目Dには顕著に現れるといった関係を利用して、何を診断に使用するかを選定する必要がある。本発明の学習手段800内の処理データ項目決定部810には、計測信号データベース310に保存されているデータ項目から、診断に使用するデータ項目を選定する機能を持つ。
図11は、正常時に警報が発生する事例を説明する図面である。図11では、正常時の基準カテゴリーの番号は1とし、プラント状態は正常とする。図11に示すように、項目Eのデータが微小に変化し診断手段600で計測値を分類した結果、新規カテゴリー(カテゴリー番号2)が生成された。その結果、正常状態であっても警報が発生する。
プラントの異常をオペレータに通知するための警報が、正常時に発生することは望ましくない。従って、2番のカテゴリーが発生しても警報が発生しないようにする必要がある。本発明のカテゴリー属性決定部820では、カテゴリーの属性を異常と正常に区別する機能を持つ。
以下では、処理データ項目決定部810、及びカテゴリー属性決定部820で構成される学習手段800の動作内容を述べる。
図12は、学習手段800の動作を説明するフローチャート図である。図12に示すように、本フローチャートはステップS1200、S1210、S1220、S1230、S1240、S1250を組み合わせて実行する。ただし、説明の前提として、図1の操作履歴データベース350には、プラント100のオペレータが外部入力装置900を用いて操作した結果(例えば、画像表示装置950に表示された画面の情報、制御パラメータの調整など)が保存されている。
なお、図12のフローチャートをいつどういうタイミングで起動し、使用するかであるが、これは現実に異常が発生していまだ事態が収集していない段階で行なうのではなく、その後に安定した状態であのときの異常が何であったのかを見直すときに実行するのが良い。
まず、ステップS1200では、学習手段800は操作履歴データベース350から、操作履歴情報21を取得する。
ステップS1210では学習手段800を構成する図1の処理データ項目決定部810、カテゴリー属性決定部820を動作させる。処理データ項目決定部810では、処理データ抽出手段400で抽出するデータ項目を決定する。また、カテゴリー属性決定部820では、カテゴリーの属性を決定する。
ステップS1220では、処理データ項目決定部810で決定したデータ項目を画像表示装置950に表示する。プラント100のオペレータは、表示されたデータ項目を確認し、データ項目を追加するかどうか決定する。データ項目を追加する場合はステップS1230に進み、処理データ抽出手段400で抽出するデータ項目を追加する。データ項目を追加しない場合はステップS1240に進む。
ステップS1240では、カテゴリー属性決定部820で決定したカテゴリー属性を画像表示装置950に表示する。プラント100のオペレータは、表示されたカテゴリー属性を確認し、カテゴリー属性データベース380に保存されているカテゴリー属性を変更するかどうか決定する。カテゴリー属性を変更する場合はステップS1240に進み、カテゴリー属性を変更する。カテゴリー属性を変更しない場合は、終了となる。
尚、本実施例ではステップS1220、S1240でオペレータにデータ項目追加の可否、及びカテゴリー属性変更の可否を問い合わせるようにしているが、これを省き、自動的にデータ項目の追加、及びカテゴリー属性の変更が実行されるようにしてもよい。また、ステップS1220、S1230か、ステップS1240、S1250のいずれかを本フローチャートから除外し、処理データ項目決定部810かカテゴリー属性決定部820のいずれか1つだけ動作させるようにしてもよい。
以下、プラント100のオペレータが画像表示装置950に表示させる画面の例を図13、操作履歴データベース350に保存されるデータの態様を図14、処理データ項目決定部810の動作を図15、ステップS1220で画像表示装置950に表示されるデータ項目追加画面の例を図16、ステップS1230でデータ項目が追加された時の分類手段500、及び診断手段600の変化を図17から図19、カテゴリー属性データベース830に保存されるデータの態様とステップS1240で画像表示装置に表示されるカテゴリー属性修正画面の例を図20、カテゴリー属性を修正した結果の動作例を図21で説明する。
図13は、プラント100のオペレータが画像表示装置950に表示させる画面の例であり、同図上段は、図1の計測信号データベース310に保存されている情報を用いて画像表示装置950に表示情報として表示させた時の画面の例である。計測信号データベース310には、図6上段で述べたように時刻とデータ項目の計測値の関係が保存されている。この情報が、本例では図13上段項目AとBのように横軸を時間軸としたトレンドグラフとして表示されている。この画面から、各計測信号の経時変化が視覚確認できる。
図13中段は、図1の制御ロジックデータベース360に保存されている情報を画像表示装置950に表示情報として表示させた時の画面の例である。制御ロジックデータベース360には、図7の制御装置120において、運転データ102から制御信号101を計算するためのロジック図が保存されている。図13中段にはプラント制御に広く使われている比例・積分制御のロジック図の例を示してある。この画面では、運転データ1として項目Cをとり、設定値との誤差を比例積分演算して制御信号1(項目D)とする運転データと制御信号の関係が視覚確認できる。
図13下段は、図1の設計情報データベース370に保存されている情報を画像表示装置950に表示情報として表示させた時の画面の例である。設計情報データベース370には、図7のガスタービン発電機110の設計情報が保存されており、例えば流体の経路とセンサーの配置位置(T:温度センサー、P:圧力センサー)の関係を示す系統図が保存されている。
プラント100のオペレータは、正常時には図13に示した情報を図1の画像表示装置950に表示させ、プラント100の運転状態を常時監視している。
しかるに異常発生時には、オペレータは、異常の原因を特定し、更には異常を収束して安定化させるべく、異常に関係すると思われるトレンドグラフ、制御ロジック図、系統図等を、キーボード910、マウス920を用いて適宜選択し、表示させながら対応を図ったはずである。
従って、このときのオペレータによる画像表示装置950の操作は、オペレータの意識下の知見に基づいたものになっていたはずである。目の前に展開されている異常状態なら、オペレータがその経験上気になる他のプロセス量などとの関係がどうなっているかを逐次追いかけながら確認していったはずである。こういったものの中には、未だ明確に認識されていない「診断に使用するデータ項目」が含まれている可能性が高いと思われる。
本発明の処理データ項目決定部810では、オペレータが画像表示装置950に表示させた情報を基に、異常に関係するデータ項目を決定する。また、操作履歴データベース350には、正常時、及び異常時にオペレータが画像表示装置950に表示させた画面の情報が保存されている。カテゴリー属性決定部では、この情報を基に、カテゴリーの属性が正常か異常かを判定する。
図14は、操作履歴データベース350に保存されるデータの態様を説明する図面である。同図(a)に示すように、図1の操作履歴データベース350には時刻と画面が表示されたタイミング(表示ON)と、消去されたタイミング(表示OFF)の情報が関連づけされて保存されている。例えば、画面1は7月1日の10:00から同日の11:30までの間、表示が行なわれていた。画面2は同日の10:13から10:45までの間表示が行なわれていた。
また、同図(b)に示すように、画面毎に表示時間と、表示された画面に関係するデータ項目の情報が保存されている。表示時間は、図14(a)に示すように、表示OFFの時刻から表示ONの時刻を減算することで求めることができる。画面1では関係するデータ項目としてAとBが、1時間30分表示されていた。また画面2では関係するデータ項目としてCとDが、32分間表示されていた。
なお、関連するデータ項目は、図13に示す図面上に表示されるデータ項目である。例えば、図13の画面950に表示された関係するデータ項目は、上段画面のトレンドグラフでは項目AとB、図13中段の制御ロジックに関係するデータ項目は項目CとD、図13下段の系統図に関係するデータ項目は項目E、F、G、H、I、Jである。
尚、本実施例では、画面が表示されたタイミングと消去されたタイミングを操作履歴データベース350に保存するようにしたが、マウスをクリックした回数、設定値の値を確認した回数など、外部入力装置900を用いた操作に関する情報を全て保存してもよい。
また、プラント100を複数人のオペレータで操作する場合、オペレータ毎にIDを付与し、操作履歴データベース350にはオペレータ毎の操作内容を保存するようにしても良い。
図15は、処理データ項目決定部810の動作結果を説明する図面である。処理データ項目決定部では、操作履歴データベース350に保存されている情報を用いて、ある一定期間のデータ項目の重要度を計算する。
データ項目の重要度は、例えば次の(4)式で計算する。
S = α×T …(4)
ここで、Sはデータ項目の重要度、αは重み係数、Tはデータ項目に関係する画面の表示時間である。また、次の(5)式を用いてデータ項目の重要度を計算してもよい。
S = α×T+β×C …(5)
ここで、βは重み係数、Cはデータ項目に関係する画面でマウスがクリックされた回数である。
かかる演算の結果、図15では項目AとBの重要度をそれぞれ54,43とし、項目CとDの重要度を32とした。データ項目決定部810では、「重要度の高いデータ項目が異常発生を検知するのに有効なデータ項目である」と判断し、重要度の高い順に一定数(例えば10個)のデータ項目を抽出する。
図16は、ステップS1220で画像表示装置950に表示されるデータ項目追加画面の例を説明する図面である。図16上段では、処理データ項目決定部810で抽出したデータ項目を重要度の高い順に表示し、オペレータに診断に使用するデータに追加するかどうか確認する。
具体的には画面950のゾーンZ1に2009年7月1日0時0分のポンプ異常に関連した報告である旨を表示し、ゾーン2に趣旨説明「上記異常と同類の異常を検知するため、下記データ項目を追加することをお勧めします。」を行なう。ゾーン3には、データ項目がその名称と共に表示され、かつ処理データ項目決定部810で計算したデータ項目の重要度を併せて表記する。オペレータは、これらの表示なりデータを見ながら、追加する場合は、チェックボックス1223のチェックマークを確認して「追加する」ボタン1221をクリックし、追加しない場合は「キャンセル」ボタン1222をクリックする。
また、図16上段の画面上において、処理データ項目決定部810で抽出したデータ項目を削除すること、及びデータ項目を追加することもできる。データ項目を削除したい時は、チェックボックス1223からチェックマークをはずす。また、データ項目を追加する場合はボタン1224をクリックして、計測信号データベース310に保存されている任意のデータ項目を追加できる。
図16下段は処理データ項目決定部810を用いずに、診断に使用するデータ項目を全て手動で設定する際の画面である。プラント100から計測するデータ項目の数は、プラントの規模によって異なるが、大規模なプラントとなると数千ものデータ項目がある。これらのデータ項目の中から、診断に使用するデータ項目を1つ1つ選定するには、多大な時間を要する。本発明の処理データ項目決定部810を用いることで、診断に使用するデータ項目を選定する時間を短縮できる。
図17から図19は、図12のステップS1230でデータ項目が追加された時の分類手段500、及び診断手段600の変化を説明する図面である。図17はデータ項目が追加される前の分類手段500、及び診断手段600を説明する図である。入力データ数は2である。本実施例では、ステップS1230でデータ項目が2つ追加され、入力データ数が4になった時の分類手段500、及び診断手段600の変化を説明する。
図18では、ARTモジュールを1つ追加し、このARTモジュールに追加された2つの入力データを入力してカテゴリーを作成する。図19では、1つのARTモジュールに入力するデータ項目を2から4に変更する。
このように、本発明ではARTモジュールを追加して診断に使用するデータ項目を追加する方式、及び1つのARTモジュールに入力するデータ項目を増やして診断に使用するデータ項目を追加する方式のいずれかを用いる。
図20は、カテゴリー属性データベース830に保存されるデータの態様とステップS1240で画像表示装置に表示されるカテゴリー属性修正画面の例を説明する図面である。
図20上段に示すように、カテゴリー属性データベース830には、カテゴリー番号(1から6)、カテゴリー属性(正常、異常)、画面表示時間割合(%)の関係がデータ項目A、B、Cとともに保存されている。
前述の通り、診断手段600を動作させた時に発生した新規カテゴリーの初期属性が異常である。カテゴリー属性決定部820は、画面表示時間割合の情報を基に、カテゴリー属性が異常のカテゴリーを正常のカテゴリーに変更する機能を持つ。カテゴリー属性決定部820では、以下の(6)式を用いて、正常カテゴリーと異常カテゴリーの類似度を計算する。この類似度が閾値以下の場合、カテゴリーの属性を異常から正常に修正する。
SI=(TA1−TA2)+(TB1−TB2)+(TC1−TC2) …(6)
ここで、SIは類似度、TA1は正常カテゴリーが発生している時における画面1の表示時間、TA2は異常カテゴリーが発生している時における画面1の表示時間、TB1は正常カテゴリーが発生している時における画面2の表示時間、TB2は異常カテゴリーが発生している時における画面2の表示時間、TC1は正常カテゴリーが発生している時における画面3の表示時間、TC2は異常カテゴリーが発生している時における画面3の表示時間である。
図11で述べたように、属性が異常のカテゴリーが発生している場合でも、プラントの運転状態が正常である場合がある。この場合、オペレータは警報が発生しても異常とは判断せず、従って画像表示装置950に表示されている画面はカテゴリー属性が正常の時と同じである。そこで、カテゴリーの属性を異常から正常に修正することで、不要な警報が発生し続けることを抑制できる。
図20下段の表示は、ステップS1240で画像表示装置に表示されるカテゴリー属性修正画面の例を説明する図面である。画面上にはこの画面での要望事項「下記カテゴリーを正常カテゴリーに追加します。よろしいですか?」が表示され、図11のときの計測信号と共にこのときのカテゴリー番号が表示される。図の例では、カテゴリー番号2に分類された3点の情報をカテゴリー1に修正することの是非を確認している。オペレータは、修正する場合は、「はい」ボタン1241をクリックし、修正しない場合は「いいえ」ボタン1243をクリックする。
図21は、カテゴリー属性を修正した結果の動作例を説明する図面である。時刻t1では、新規カテゴリー(カテゴリー番号2)が発生し、警報が発生した。その後、カテゴリー属性決定部820を動作させ、カテゴリー番号2の属性を正常に変化させた。その結果、時刻t2では警報が発生しない。時刻t3では、属性を正常に分類しなおしたカテゴリー2以上のカテゴリー3に相当する事象が発生した。このため、時刻t3において警報が発令された。
また、警報発生手段700では、カテゴリー情報に基づいて警報を発生させる機能に加え、計測値が閾値を超えると警報を発生させる機能を持つ。計測値が閾値を超えると警報を発生させる機能とカテゴリー情報に基づいて警報を発生させる機能を連携させ、時刻t2で警報が発生しないようにすることもできる。
以上述べたように、本発明の学習手段800は、オペレータの操作履歴情報に基づいて、診断に使用するデータ項目の選定、及び警報発生の条件決定を自動的に実施する。これにより、診断精度の向上、及び不要な警報を除外することが可能となる。
正常時の誤報をなくし、異常時に確実に警報することができるので、プラントの診断装置としての信頼度を高くできることから各種プラントに広く適用することができる。
100 プラント
200 診断装置
210 外部入力インターフェイス
220 外部出力インターフェイス
310 計測信号データベース
320 基準信号データベース
330 分類結果データベース
340 診断結果データベース
350 操作履歴データベース
360 制御ロジックデータベース
370 設計情報データベース
380 カテゴリー属性データベース
400 処理データ抽出手段
500 分類手段
600 診断手段
700 警報発生手段
800 学習手段
810 処理データ項目決定部
820 カテゴリー属性決定部
900 外部入力装置
910 キーボード
920 マウス
950 画像表示装置

Claims (12)

  1. プラントの計測信号と、オペレータが外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号とを入力し、画像表示装置にプラントの状態を表示情報として表示するプラント診断装置において、
    プラント診断装置は、前記プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、
    オペレータが前記外部入力装置を用いて操作を行なったときの操作信号を記憶する操作履歴データベースと、
    前記プラントの異常発生時に、オペレータが前記外部入力装置を用いて行なった操作により前記画像表示装置に表示された表示情報の中から、プラントの診断に使用するデータ項目を抽出する学習手段と、
    を有することを特徴とするプラント診断装置。
  2. 第1項記載のプラント診断装置において、
    前記学習手段は、前記プラントの異常発生時に、前記画像表示装置に表示された表示画面の表示時間から、当該画面に表示されている表示情報の重み付けを行ないプラントの診断に使用するデータ項目を抽出する処理データ項目決定部を備えることを特徴とするプラント診断装置。
  3. 第1項あるいは第2項記載のプラント診断装置において、
    前記抽出されたデータ項目を前記画像表示装置に表示し、プラント診断の監視項目に追加することの判別に供することを特徴とするプラント診断装置。
  4. 第1項乃至第3項のいずれかに記載のプラント診断装置において、
    プラント診断装置は、前記プラントの制御ロジックを保存する制御ロジックデータベースと、設計情報を保存する設計情報データベースを備えており、これらのデータベースの保存情報が前記画像表示装置に表示情報として表示されることを特徴とするプラント診断装置。
  5. プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、
    該計測信号データベースからプラントの状態を診断するのに使用する診断信号を抽出する処理データ抽出手段と、該処理データ抽出手段で抽出した診断信号を保存する基準信号データベースと、該基準信号データベースに保存されているデータをカテゴリーに分類する分類手段と、該分類手段で分類した結果を保存する分類結果データベースと、前記処理データ抽出手段で抽出した最新の診断信号が、前記分類結果データベースに保存されているカテゴリーに属さない場合に新しいカテゴリーを発生させて分類する診断手段と、該診断手段での分類結果を保存する診断結果データベースと、該診断結果データベースと前記分類結果データベースに保存されているカテゴリーの情報を用いて、ある一定期間内における新規カテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超えた時に警報を発生させる警報発生手段を備えたプラント診断装置において、
    マウス、キーボードから成る外部入力装置からの外部入力信号を保存する操作履歴データベースと、該操作履歴データベースに保存されている操作履歴情報に基づいて、前記処理データ抽出手段で抽出するデータ項目を決定する処理データ項目決定部を有する学習手段を備えたことを特徴とするプラント診断装置。
  6. プラントの計測信号を保存する計測信号データベースと、該計測信号データベースからプラントの状態を診断するのに使用する基準信号を抽出する処理データ抽出手段と、該処理データ抽出手段で抽出した基準信号を保存する基準信号データベースと、該基準信号データベースに保存されているデータをカテゴリーに分類する分類手段と、該分類手段で分類した結果を保存する分類結果データベースと、前記処理データ抽出手段で抽出した最新の診断信号が、前記分類結果データベースに保存されているカテゴリーに属さない場合に新しいカテゴリーを発生させて分類する診断手段と、該診断手段での分類結果を保存する診断結果データベースと、該診断結果データベースと前記分類結果データベースに保存されているカテゴリーの属性を正常か異常かに定義し、前記カテゴリーの属性を保存するカテゴリー属性データベースと、前記診断結果データベース、前記分類結果データベース、前記カテゴリー属性データベースに保存されている情報を用いて、ある一定期間内における異常属性のカテゴリーの生成頻度が、一定値(閾値)を超えた時に警報を発生させる警報発生手段を備えたプラント診断装置において、
    マウス、キーボードから成る外部入力装置からの外部入力信号を保存する操作履歴データベースと、該操作履歴データベースに保存されている操作履歴情報に基づいて、前記処理データ抽出手段で抽出するデータ項目を決定する処理データ項目決定部と、カテゴリーの属性を正常か異常に決定するカテゴリー属性決定部の少なくとも1つの決定部を有する学習手段を備えたことを特徴とするプラント診断装置。
  7. 請求項5あるいは請求項6に記載されたプラント診断装置において、
    前記プラントを制御するための制御ロジック情報が保存されている制御ロジックデータベースと、前記プラントの設計情報が保存されている設計情報データベースを備え、前記学習手段では前記制御ロジックデータベースに保存されている制御ロジック情報と、前記設計情報データベースに保存されている設計情報も合わせて処理することを特徴とするプラント診断装置。
  8. 請求項5あるいは請求項6に記載されたプラント診断装置において、
    前記診断装置内のデータベースに保存されている情報を表示する画像表示装置を有し、前記操作履歴データベースには、少なくとも操作を実施した時刻と、前記画像表示装置に表示されている画面の関係が保存されていることを特徴としたプラント診断装置。
  9. 請求項7に記載されたプラント診断装置において、
    前記処理データ項目決定部では、少なくとも前記画像表示装置に表示された画面に関係するデータ項目と画面が表示されていた期間に基づいて、データ項目の重要度を計算し、重要度が高いデータ項目を抽出する機能を有し、前記処理データ抽出手段では、処理データ項目決定手段で抽出した重要度が高いデータ項目のデータを計測信号データベースから抽出することを特徴としたプラント診断装置。
  10. 請求項7に記載されたプラント診断装置において、
    前記処理データ項目決定部では、少なくとも前記画像表示装置に表示された画面に関係するデータ項目と画面が表示されていた期間に基づいて、データ項目の重要度を計算し、重要度が高いデータ項目を抽出する機能を有し、前記処理データ項目決定手段で抽出した重要度が高いデータ項目のデータを画像表示装置上に表示し、前記外部入力装置からの操作でデータ項目を追加、削除してデータ項目を決定し、前記処理データ抽出手段では、前記外部入力装置からの操作で決定したデータ項目のデータを計測信号データベースから抽出することを特徴としたプラント診断装置。
  11. 請求項7に記載されたプラント診断装置において、
    前記カテゴリー属性決定部では、カテゴリー毎に画面が表示されていた期間の割合のデータを保持し、表示されていた期間の割合のデータの類似性に基づいて、カテゴリーの属性を異常から正常に変更する機能を有し、前記警報発生手段では異常の属性を持つカテゴリーの発生割合が一定値を超えた時に警報を発生させることを特徴としたプラント診断装置。
  12. 請求項7に記載されたプラント診断装置において、
    前記カテゴリー属性決定部ではカテゴリー毎に画面が表示されていた期間の割合のデータを保持し、表示されていた期間の割合のデータの類似性に基づいて、カテゴリーの属性を異常から正常に変更する機能と、画像表示装置上に表示されたカテゴリーの属性を前記外部入力装置からの入力された外部入力信号に基づいて修正する機能を持つことを特徴としたプラント診断装置。
JP2011533967A 2009-10-02 2009-10-02 プラント診断装置 Active JP5199478B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/005123 WO2011039823A1 (ja) 2009-10-02 2009-10-02 プラント診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011039823A1 true JPWO2011039823A1 (ja) 2013-02-21
JP5199478B2 JP5199478B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=43825680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011533967A Active JP5199478B2 (ja) 2009-10-02 2009-10-02 プラント診断装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5199478B2 (ja)
CN (1) CN102576227B (ja)
IN (1) IN2012DN02779A (ja)
WO (1) WO2011039823A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103454515B (zh) * 2012-05-31 2017-06-23 Ge医疗系统环球技术有限公司 图形化自诊断系统和方法
JP6078019B2 (ja) * 2014-04-02 2017-02-08 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 設備監視装置及びプログラム
JP6685124B2 (ja) * 2015-12-22 2020-04-22 株式会社日立製作所 診断装置及び診断方法
JP6620056B2 (ja) * 2016-03-31 2019-12-11 三菱日立パワーシステムズ株式会社 機器の異常診断方法及び機器の異常診断装置
JP6591937B2 (ja) * 2016-06-29 2019-10-16 株式会社日立製作所 運用保守知識情報の策定支援システムおよび策定支援方法
JP2018106432A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社日立製作所 オンライン監視装置、及びオンライン監視方法
JP6842299B2 (ja) * 2016-12-28 2021-03-17 三菱パワー株式会社 診断装置、診断方法及びプログラム
WO2018235807A1 (ja) * 2017-06-19 2018-12-27 Jfeスチール株式会社 プロセスの異常状態診断装置および異常状態診断方法
US10838413B2 (en) * 2017-10-02 2020-11-17 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Systems and methods for multi-site performance monitoring of process control systems
JP6861653B2 (ja) * 2018-01-10 2021-04-21 三菱電機株式会社 監視制御支援装置
JP7180985B2 (ja) * 2018-03-01 2022-11-30 株式会社日立製作所 診断装置および診断方法
US11433539B2 (en) 2018-07-31 2022-09-06 Nissan Motor Co., Ltd. Abnormality determination device and abnormality determination method
WO2020027207A1 (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 異常検出方法、情報処理装置及び異常検出システム
JP7184636B2 (ja) * 2018-12-27 2022-12-06 三菱重工業株式会社 データ選別装置及び方法、ならびに監視診断装置
CN109885951A (zh) * 2019-02-28 2019-06-14 中科云创(厦门)科技有限公司 设备故障诊断方法及装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004206583A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Nisshin Flour Milling Inc 学習型異常通知装置及びその方法
JP4676149B2 (ja) * 2004-03-10 2011-04-27 株式会社日立製作所 データ分類装置
JP4922597B2 (ja) * 2005-10-27 2012-04-25 株式会社日立製作所 燃料電池システムの診断方法および診断装置
JP4641537B2 (ja) * 2007-08-08 2011-03-02 株式会社日立製作所 データ分類方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
IN2012DN02779A (ja) 2015-09-18
JP5199478B2 (ja) 2013-05-15
CN102576227A (zh) 2012-07-11
WO2011039823A1 (ja) 2011-04-07
CN102576227B (zh) 2014-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199478B2 (ja) プラント診断装置
JP5544418B2 (ja) プラントの診断装置、診断方法、及び診断プログラム
JP5097739B2 (ja) プラントの異常診断装置及び異常診断方法
JP5292477B2 (ja) 診断装置及び診断方法
CN102999038B (zh) 发电设备的诊断装置、以及发电设备的诊断方法
US10557719B2 (en) Gas turbine sensor failure detection utilizing a sparse coding methodology
JP5129725B2 (ja) 装置異常診断方法及びシステム
CN104756029B (zh) 一种监控设备的部件组的系统
JP5150590B2 (ja) 異常診断装置及び異常診断方法
WO2012073289A1 (ja) プラントの診断装置及びプラントの診断方法
CN107111309B (zh) 利用监督式学习方法的燃气涡轮机故障预测
EP3477412B1 (en) System fault isolation and ambiguity resolution
US20110178963A1 (en) system for the detection of rare data situations in processes
JP6088131B2 (ja) タービン性能診断システム及び方法
JP7108417B2 (ja) 異常検知システム
CN107710089B (zh) 工厂设备诊断装置以及工厂设备诊断方法
WO2022038804A1 (ja) 診断装置及びパラメータ調整方法
JP4430384B2 (ja) 設備の診断装置及び診断方法
CN109308484A (zh) 航空发动机多类故障最小风险诊断方法及装置
JP6685124B2 (ja) 診断装置及び診断方法
WO2019003703A1 (ja) 診断装置及び診断方法
King et al. Probabilistic approach to the condition monitoring of aerospace engines
JP2018055391A (ja) セキュリティ診断装置およびセキュリティ診断方法
CN111108455A (zh) 数据分类装置
Roemer et al. Engine Health Monitoring System for Gas Turbine Engines

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5199478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150