JPWO2011037218A1 - 無線伝送装置、無線伝送方法及びプログラム - Google Patents

無線伝送装置、無線伝送方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

トラフィック量算出部は、伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出する。また、トラフィック量分析部は、直近の所定の時間内にトラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する。そして、変調方式設定部は、算出した平均トラフィック量に基づいて変調部が用いる変調方式を変更する。また、送信部は、変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で伝送信号の送信を行う。

Description

本発明は、無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置、無線伝送方法及びプログラムに関する。
本願は、2009年9月28日に、日本に出願された特願2009−222271号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、PDH(Plesiochronous Digital Hierarchy)信号や、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)信号などの、連続信号列を扱う無線伝送装置は、連続信号を途切れなく伝送するため、連続的に無線送受信を行っている。しかし、近年では、連続信号列を扱うネットワーク網から、イーサネット(登録商標)信号などの不連続信号列を扱うネットワーク網への移行が拡大しており、それに伴い、従来の連続信号列を扱う無線伝送装置によって不連続信号の伝送を行う用途が増えている。
連続信号列を扱う無線伝送装置を用いて不連続信号列を伝送する場合、当該無線伝送装置は、連続的に無線送受信を行うため、伝送信号の有無に関わらず、常に無線送受信を行っている。つまり、トラフィック量の増減に関わらず、常に一定の電力を消費することとなる。
この問題を解決するため、トラフィック量に基づいて無線送信電力を制御することで無線伝送装置の消費電力を低減する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、無線伝送装置が、トラフィック量に応じた無線伝送容量を満たす変調方式のうち、伝送速度が最も低い変調方式を選択する技術が開示されている。ここで、伝送速度が低い変調方式とは、すなわち変調の多値数が小さい変調方式であり、変調の多値数が小さいほど無線伝送路のビット誤り率が低い。つまり、伝送速度が低い変調方式を用いることで、小さい送信電力でもビット誤り率の低い伝送を実現することができる。
特開2006−165939号公報
しかしながら、上述したトラフィック量に連動した適応変調制御方式では、伝送信号の瞬時変動に対して適応変調制御が追従してしまう。このため、トラフィック量を平均化すると多くの帯域を必要としない状況においても瞬間的には大きな無線伝送容量が必要と判断され、無線伝送容量の拡張制御が実施されることで送信電力の増加につながり、充分な消費電力抑制効果が得られない場合があった。
本発明は、例えば、以下の側面を有する。
第1の側面は無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置であって、伝送信号を取得する伝送信号取得部と、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録する伝送信号登録部と、前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する変調部と、前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信する送信部と、所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出するトラフィック量算出部と、前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する平均トラフィック量算出部と、前記平均トラフィック量算出部が算出した平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する変調方式設定部と、を備える。
第2の側面は、無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置を用いた無線伝送方法であって、伝送信号取得部は、伝送信号を取得し、伝送信号登録部は、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録し、変調部は、前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調し、送信部は、前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信し、トラフィック量算出部は、所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出し、平均トラフィック量算出部は、前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出し、変調方式設定部は、前記平均トラフィック量算出部が算出した平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する。
第3の側面は、無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置を、伝送信号を取得する伝送信号取得部、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録する伝送信号登録部、前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する変調部、前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信する送信部、所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出するトラフィック量算出部、前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する平均トラフィック量算出部、前記平均トラフィック量算出部が算出した平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する変調方式設定部として機能させるためのプログラムである。
上記の側面によれば、直近の所定の時間内におけるトラフィック量の平均である平均トラフィック量に基づいて送信電力の制御を行うため、一時的なトラフィック量の変動による送信電力の増加を防ぐことができる。これにより、適切な送信電力量の制御を行うことができる。
一実施形態による無線伝送装置の構成を示す概略ブロック図である。 優先処理部の構成を示す概略ブロック図である。 トラフィック量分析部の構成を示す概略ブロック図である。 トラフィック量分析部の関係記憶部が記憶する情報を示す図である。 トラフィック量分析部の所要帯域判定部による無線伝送容量の決定方法を示す図である。 無線伝送装置の動作を示すフローチャートである。 無線伝送装置が変調方式及び送信電力量を設定する処理を行う際の動作を示すフローチャートである。 無線伝送装置の具体的な動作例を示す図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態について詳しく説明する。
図1は、一実施形態による無線伝送装置の構成を示す概略ブロック図である。
無線伝送装置1は、伝送信号取得部11、優先処理部12、変調部13、送信部14、トラフィック量算出部15、トラフィック量分析部16、変調方式設定部17、受信部18を備える。また、無線伝送装置1は、サーキュレータ2を介することでアンテナ3による送受信の切り替えを行っている。
伝送信号取得部11は、他の装置から有線伝送路を介して伝送信号を取得し、優先処理部12及びトラフィック量算出部15に出力する。
優先処理部12は、伝送信号に格納されている自身の送信優先度を示す優先度情報に基づいて、送信優先度が高い伝送信号から優先的に変調部13に出力する。
変調部13は、変調方式設定部17が決定した変調方式で、優先処理部12が出力する伝送信号を無線信号に多重する。
送信部14は、変調方式設定部17が決定した送信電力量で、変調部13が生成した無線送信信号を、サーキュレータ2及びアンテナ3を介して送信する。
トラフィック量算出部15は、伝送信号取得部11が取得した伝送信号から、当該伝送信号によって発生するトラフィック量を算出する。
トラフィック量分析部16は、トラフィック量算出部15が算出したトラフィック量に基づいて、伝送信号の送信に必要な無線伝送容量による伝送を行うための変調方式及び送信電力量を決定する。
変調方式設定部17は、トラフィック量分析部16が決定した変調方式及び送信電力量を変調部13及び送信部14に設定する。
受信部18は、アンテナ3が捕捉した無線信号を、サーキュレータ2を介して受信する。
図2は、優先処理部の構成を示す概略ブロック図である。
優先処理部12は、優先度判定部121(伝送信号登録部)、送信バッファ部122、取り出し部123を備える。送信バッファ部122は、記憶領域として高優先度記憶領域122−1と低優先度記憶領域122−2とを有する。
優先度判定部121は、伝送信号取得部11から出力された伝送信号の優先度情報に基づき、当該伝送信号の送信優先度の高低を判定する。そして、優先度判定部121は、送信優先度が高い場合には、当該伝送信号を高優先度記憶領域122−1に登録し、送信優先度が低い場合には、当該伝送信号を低優先度記憶領域122−2に登録する。なお、ここでは、送信優先度は、「高」「低」の何れかを示すものとする。
取り出し部123は、送信バッファ部122から最初に登録された伝送信号を取り出し、変調部13に出力する。このとき、高優先度記憶領域122−1に伝送信号が格納されている場合、取り出し部123は、高優先度記憶領域122−1に最初に登録された伝送信号を取り出す。他方、高優先度記憶領域122−1に伝送信号が格納されていない場合、取り出し部123は、低優先度記憶領域122−2に最初に登録された伝送信号を取り出す。なお、ここで、「取り出す」とは、記憶領域から情報を読み出し、当該読み出した情報を記憶領域から削除する処理のことを指す。また、以降「取り出す」という文言は同様の意味として用いる。
図3は、トラフィック量分析部の構成を示す概略ブロック図である。
トラフィック量分析部16は、平均トラフィック量算出部161、積算トラフィック量算出部162、所要帯域判定部163(最大許容トラフィック量読出部、最小許容トラフィック量読出部、第1の変調方式設定部、第2の変調方式設定部、第3の変調方式設定部、第4の変調方式設定部)、関係記憶部164を備える。
平均トラフィック量算出部161は、トラフィック量算出部15が、直近の所定の時間内に算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する。
積算トラフィック量算出部162は、トラフィック量算出部15が算出したトラフィック量に基づいて、現在の無線伝送容量を超えるトラフィック量の積算値を算出する。
所要帯域判定部163は、トラフィック量、平均トラフィック量、積算トラフィック量に基づいて、変調方式及び送信電力量を決定する。
関係記憶部164は、無線伝送容量と、当該無線伝送容量での伝送を行うための変調方式と、当該変調方式で送信できるトラフィック量を示す許容トラフィック量と、当該変調方式による送信に必要な送信電力量とを関連付けて記憶する。また、許容トラフィック量としては、関連付けられた変調方式で送信できるトラフィック量の最大値を示す上限値(最大許容トラフィック量)と、当該変調方式の次に上限値が大きい変調方式に関連付けられたトラフィック量の上限値を示す下限値(最小許容トラフィック量)とを記憶する。
図4は、トラフィック量分析部の関係記憶部が記憶する情報を示す図である。
図4に示すように、関係記憶部164は、無線伝送容量と、変調方式と、許容トラフィック量の上限値及び下限値と、送信電力量とを関連付けて記憶する。なお、無線伝送容量が大きいほど、変調方式の多値数、許容トラフィック量、送信電力量の値は大きくなる。
図4に示す例では、無線伝送容量は、c1が最も小さく、c3が最も大きい。そのため、c2の許容トラフィック量の下限値は、他の変調方式に関連付けられた、th2より小さい許容トラフィック量の上限値のうち、最も大きいものであるth1となっている。同様に、c2の許容トラフィック量の上限値th2は、c3の許容トラフィック量の下限値th2と同じ値である。
ここで、関係記憶部164に格納されている無線伝送容量であって、ある無線伝送容量Aより大きい無線伝送容量のうち最も小さい無線伝送容量のことを、「無線伝送容量Aより1ステップ大きい無線伝送容量」と呼ぶ。つまり、図4に示す無線伝送容量c2は、無線伝送容量c1より1ステップ大きい無線伝送容量である。
また、関係記憶部164に格納されている無線伝送容量であって、ある無線伝送容量Aより小さい無線伝送容量のうち最も大きい無線伝送容量のことを、「無線伝送容量Aより1ステップ小さい無線伝送容量」と呼ぶ。つまり、図4に示す無線伝送容量c2は、無線伝送容量c3より1ステップ小さい無線伝送容量である。
図5は、トラフィック量分析部の所要帯域判定部による無線伝送容量の決定方法を示す図である。
所要帯域判定部163は、トラフィック量算出部15が算出するトラフィック量、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量の双方が、変調部13が現在用いている変調方式に関連付けられた許容トラフィック量の上限値を超える場合に、無線伝送容量を、現在の無線伝送容量より1ステップ大きい無線伝送容量に決定する。
また、所要帯域判定部163は、トラフィック量算出部15が算出するトラフィック量、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量の何れか一方が、変調部13が現在用いている変調方式に関連付けられた許容トラフィック量の下限値を下回る場合に、無線伝送容量を、現在の無線伝送容量より1ステップ小さい無線伝送容量に決定する。
また、所要帯域判定部163は、トラフィック量分析部16の積算トラフィック量算出部162が算出する積算トラフィック量が、優先処理部12の送信バッファ部122に蓄積できる容量を超える場合に、無線伝送容量を、現在の無線伝送容量より1ステップ大きい無線伝送容量に決定する。
但し、積算トラフィック量に基づいて変調方式を変更した場合、平均トラフィック量が、所要帯域判定部163が読み出した許容トラフィック量の下限値以上となるまでは、平均トラフィック量が、変調部13が現在用いている変調方式に関連付けられた下限値を下回ったとしても、無線伝送容量を変更しない。なお、トラフィック量が下限値を下回った場合には、無線伝送容量の変更を行う。
そして、本実施形態によれば、伝送信号取得部11は、伝送信号を取得し、優先処理部12の送信バッファ部122に当該伝送信号を登録し、変調部13は、送信バッファ部122が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調し、送信部14は、変調部13が変調した伝送信号を、変調部13が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信する。
一方、トラフィック量算出部15は、所定の単位時間毎に、伝送信号取得部11が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出し、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161は、トラフィック量算出部15がトラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内にトラフィック量算出部15が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する。そして、トラフィック量分析部16の所要帯域判定部163は、平均トラフィック量算出部161が算出した平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する。
これにより、無線伝送装置1は、適切な送信電力量の制御を行うことができる。
次に、本実施形態による無線伝送装置1の動作を説明する。
図6は、無線伝送装置の動作を示すフローチャートである。
無線伝送装置1に、優先伝送路を介してパケット化された伝送信号が出力されると、伝送信号取得部11は、当該伝送信号を取得する(ステップS1)。次に、優先処理部12の優先度判定部121は、取得した伝送信号の送信優先度が高いか否かを判定する(ステップS2)。このとき、送信優先度の判定は、例えばIEEE802.1Qで規定されるPCP(Priority Code Point)が示す値が4以上である場合に優先度が高いと判定し、3以下である場合に優先度が低いと判定するようにすると良い。
優先度判定部121は、伝送信号の送信優先度が高いと判定した場合(ステップS2:YES)、当該伝送信号のパケットデータを、送信バッファ部122の高優先度記憶領域122−1に登録する(ステップS3)。他方、優先度判定部121は、伝送信号の送信優先度が低いと判定した場合(ステップS2:NO)、当該伝送信号のパケットデータを、送信バッファ部122の低優先度記憶領域122−2に登録する(ステップS4)。
ステップS3またはS4によって、優先度判定部121が伝送信号のパケットデータを送信バッファ部122に登録すると、トラフィック量算出部15は、ステップS1で伝送信号取得部11が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出する(ステップS5)。ここで、トラフィック量の算出とは、所定の単位時間内に伝送信号取得部11が取得した伝送信号の総量を示すものである。なお、上述したステップS1〜S4の処理は、ステップS1で伝送信号を取得する毎に実行され、ステップS5以降の処理は、上述した単位時間毎に実行される。
トラフィック量算出部15が単位時間におけるトラフィック量を算出すると、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161は、直近の所定の時間内にトラフィック量算出部15が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する(ステップS6)。
ここで、具体的な例を用いて平均トラフィック量の算出方法を説明する。所定の時間が10単位時間である場合、平均トラフィック量算出部161は、内部メモリに、サイズ10のキューを記憶させておく。平均トラフィック量算出部161は、トラフィック量算出部15がトラフィック量を算出すると、キューに最初に格納されたトラフィック量を取り出し、新たに算出されたトラフィック量をキューに登録する。そして、当該キューが格納する10個のトラフィック量の平均を平均トラフィック量として算出する。このような処理を行うことで、平均トラフィック量を算出することができる。
ステップS6で平均トラフィック量算出部161が平均トラフィック量を算出すると、所要帯域判定部163は、図5に示す決定方法に基づいて無線伝送容量を決定し、変調方式設定部17は、当該無線伝送容量に対応する変調方式及び送信電力量を設定する処理を行う(ステップS7)。変調方式及び送信電力量を設定する処理の詳細については、後述する。
所要帯域判定部163及び変調方式設定部17が変調方式及び送信電力量を設定すると、優先処理部12の取り出し部123は、送信バッファ部122の高優先度記憶領域122−1に伝送信号が格納されているか否かを判定する(ステップS8)。
取り出し部123は、高優先度記憶領域122−1に伝送信号が格納されていると判定すると、(ステップS8:YES)、高優先度記憶領域122−1から伝送信号を取り出す(ステップS9)。他方、取り出し部123は、高優先度記憶領域122−1に伝送信号が格納されていないと判定すると、(ステップS8:NO)、低優先度記憶領域122−2から伝送信号を読み出す(ステップS10)。つまり、取り出し部123は、伝送信号が格納されている記憶領域のうち、送信優先度が高い伝送信号を記憶する記憶領域から順に伝送信号を取り出す。
なお、ステップS8〜S10の処理で、取り出し部123は、ステップS7で設定した変調方式で送信できる量、すなわち許容トラフィック量の上限値以下となる量の伝送信号を取得する。そのため、無線伝送装置1は、トラフィック量が、変調部13が現在用いている変調方式の許容トラフィック量の上限値を超える場合に、送信バッファ部122に一時的に伝送信号を蓄積させ、送信優先度が高い伝送信号から優先的に送信する。
ステップS8〜S10で取り出し部123が伝送信号を取り出すと、変調部13は、当該取り出した伝送信号を、ステップS7で設定した変調方式で変調する(ステップS11)。次に、送信部14は、変調した伝送信号を、ステップS7で設定した送信電力量によって送信する(ステップS12)。
次に、ステップS7による変調方式及び送信電力量を設定する処理の動作を説明する。
図7は、無線伝送装置が変調方式及び送信電力量を設定する処理を行う際の動作を示すフローチャートである。
ステップS6でトラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が平均トラフィック量を算出すると、所要帯域判定部163は、関係記憶部164から、現在の無線伝送容量に対応する許容トラフィック量(上限値、下限値)を読み出す(ステップS701)。なお、現在の無線伝送容量は、前回の処理時のステップS7の動作によって、所要帯域判定部163の内部メモリに登録されている。
次に、積算トラフィック量算出部162は、内部メモリに現在格納されている積算トラフィック量に、トラフィック量算出部15が算出したトラフィック量を加算し、所要帯域判定部163が取得した許容トラフィック量の上限値を減算した値を算出し、内部メモリに格納する積算トラフィック量を、当該算出した値に書き換える(ステップS702)。ここで算出される積算トラフィック量は、送信バッファ部122に蓄積される伝送信号のデータ量を示すこととなる。
ここで、積算トラフィック量が送信バッファ部122に蓄積される伝送信号のデータ量を示す理由を説明する。
まず、積算トラフィック量算出部162は、内部メモリに格納されている積算トラフィック量に、トラフィック量算出部15が算出したトラフィック量を加算する。なお、積算トラフィック量の初期値は0である。これにより、上述したステップS1〜S4の処理で伝送信号が蓄積された、現在の送信バッファ部122のデータ量が算出される。次に、積算トラフィック量算出部162は、現在の送信バッファ部122のデータ量を示す値から、所要帯域判定部163が取得した許容トラフィック量の上限値を減算する。これにより、現在の変調方式に基づいて、上述したステップS8〜S10の処理で伝送信号が取り出された後の送信バッファ部122のデータ量が算出されることとなる。
積算トラフィック量算出部162は、ステップS702で積算トラフィック量を書き換えると、当該積算トラフィック量が0未満であるか否かを判定する(ステップS703)。積算トラフィック量が0未満である場合(ステップS703:YES)、積算トラフィック量算出部162は、積算トラフィック量を0に書き換える(ステップS704)。
つまり、ステップS702による書き換え前の積算トラフィック量とトラフィック量15が算出したトラフィック量との和が、許容トラフィック量の上限値未満である場合、ステップS702で算出される積算トラフィック量は0未満の値となる。しかし実際には、送信バッファ部122に蓄積される積算トラフィック量が負の値となることは無いため、ステップS704の処理により、積算トラフィック量を0に補正している。
ステップS702〜S704の処理により、積算トラフィック量算出部162が積算トラフィック量を書き換えると、所要帯域判定部163は、トラフィック量算出部15が算出するトラフィック量、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量の双方が、ステップS701で読み出した許容トラフィック量の上限値を超えるか否かを判定する(ステップS705)。
所要帯域判定部163は、トラフィック量、平均トラフィック量の少なくとも一方が、許容トラフィック量の上限値を超えないと判定した場合(ステップS705:NO)、トラフィック量算出部15が算出するトラフィック量が、ステップS701で読み出した許容トラフィック量の下限値を下回るか否かを判定する(ステップS706)。
所要帯域判定部163は、トラフィック量が許容トラフィック量の下限値を下回っていないと判定した場合(ステップS706:NO)、平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量が、ステップS701で読み出した許容トラフィック量の下限値を下回るか否かを判定する(ステップS707)。
所要帯域判定部163は、平均トラフィック量が下限値を下回ると判定した場合(ステップS707:YES)、内部メモリに格納され、以前の処理で積算トラフィック量に基づく変調方式の変更が成されたか否かを示す積算フラグが、ONを示しているか否かを判定する(ステップS708)。なお、積算フラグの初期値はOFFである。
他方、ステップS707で、平均トラフィック量が下限値を下回らないと判定した場合(ステップS707:NO)、所要帯域判定部163は、内部メモリに格納する積算フラグをOFFに書き換える(ステップS709)。
ステップS708で所要帯域判定部163が、積算フラグがONであると判定した場合(ステップS708:YES)、または、ステップS709で所要帯域判定部163が積算フラグをOFFに書き換えた場合、所要帯域判定部163は、積算トラフィック量算出部162が内部メモリに格納する積算トラフィック量が、送信バッファ部122の容量を超える値であるか否かを判定する(ステップS710)。
所要帯域判定部163は、積算トラフィック量が送信バッファ部122の容量を超える値であると判定した場合(ステップS710:YES)、内部メモリに格納する積算フラグをONに書き換える(ステップS711)。
他方、所要帯域判定部163は、積算トラフィック量が送信バッファ部122の容量を超える値ではないと判定した場合(ステップS710:NO)、無線伝送容量を変化させずに処理を終了する。
ここで、ステップS705で所要帯域判定部163が、トラフィック量、平均トラフィック量の双方が、許容トラフィック量の上限値を超えると判定した場合(ステップS705:YES)、または、ステップS711で所要帯域判定部163が積算フラグをONにした場合、所要帯域判定部163は、無線伝送容量を、現在の無線伝送容量より1ステップ大きい無線伝送容量に決定する(ステップS712)。
他方、ステップS706で、トラフィック量が許容トラフィック量の下限値を下回る判定した場合(ステップS706:YES)、または、ステップS708で所要帯域判定部163が、積算フラグがOFFであると判定した場合(ステップS708:NO)、所要帯域判定部163は、無線伝送容量を、現在の無線伝送容量より1ステップ小さい無線伝送容量に決定する(ステップS713)。
なお、ステップS712、S713で無線伝送容量を変えた場合、所要帯域判定部163は、内部メモリに格納する無線伝送容量を、ステップS712、S713で決定した無線伝送容量に書き換える。
所要帯域判定部163は、ステップS712、S713で無線伝送容量を決定すると、関係記憶部164から、決定した無線伝送容量に関連付けられた変調方式及び送信電力量を読み出す(ステップS714)。次に、変調方式設定部17は、変調部13が用いる変調方式を、所要帯域判定部163が読み出した変調方式に設定する(ステップS715)。また、変調方式設定部17は、送信部14の送信電力量を、所要帯域判定部163が読み出した送信電力量に設定する(ステップS716)。
これにより、図5に示す条件に基づいて無線伝送容量を決定し、変調方式及び送信電力量を設定することができる。
ここで、図5に示す条件に基づいて無線伝送容量を決定することで、適切な送信電力量の制御を行うことができる理由を説明する。
まず、本実施形態では、トラフィック量、平均トラフィック量の双方が許容トラフィック量の上限値を超える場合に、無線伝送容量を現在の無線伝送容量より1ステップ大きい無線伝送容量に決定している。つまり、トラフィック量のみが許容トラフィック量の上限値を超えたとしても、無線伝送容量を変化させない。これにより、一時的なトラフィック量の増加に追従して送信電力量が増加することを防ぎ、送信電力量を小さい値に抑えることができる。
また、本実施形態では、トラフィック量、平均トラフィック量の何れか一方が許容トラフィック量の下限値を下回る場合に、無線伝送容量を現在の無線伝送容量より1ステップ小さい無線伝送容量に決定している。これにより、トラフィック量の減少に追従して送信電力量を減少させるため、送信電力量を小さい値に抑えることができる。
また、本実施形態では、積算トラフィック量が、送信バッファ部122に蓄積できる容量を超える場合に、無線伝送容量を1ステップ大きい無線伝送容量に決定している。これにより、優先処理部12の取り出し部123が取り出す伝送信号の量を増やすことができるため、送信バッファ部122が伝送信号を蓄積できなくなった場合に、取り出し部123が速やかに送信バッファ部122に格納された伝送信号を取り出すことができる。
なお、本実施形態では、積算トラフィック量に基づいて変調方式を変更した場合、平均トラフィック量が、所要帯域判定部163が読み出した許容トラフィック量の下限値以上となるまでは、平均トラフィック量が許容トラフィック量の下限値を下回ったとしても無線伝送容量を変更しない。積算トラフィック量に基づいて変調方式を変更した直後は、平均トラフィック量が、所要帯域判定部163が読み出した許容トラフィック量の下限値未満となる。そのため、所要帯域判定部163が読み出した許容トラフィック量の下限値以上となるまで無線伝送容量を変更しないことで、積算トラフィック量に基づいて変調方式を変更した直後に、元の無線伝送容量に戻ってしまうことを防ぐことができる。
次に、具体的な例を用いて、本実施形態による無線伝送容量の制御動作を説明する。
図8は、無線伝送装置の具体的な動作例を示す図である。
図8(a)は、無線伝送装置1に流入するトラフィック量及び平均トラフィック量の遷移を示すグラフである。ここで、横軸は時間を示し、縦軸はトラフィック量を示している。
以下、図8(a)に示すようなトラフィック量のデータが供給された場合における無線伝送装置1の動作を説明する。
まず、無線伝送装置1は、時刻t0から時刻t1まで、図5に示す無線伝送容量c1によって伝送信号の送信を行っている。即ち、変調部13は、変調方式m1を用いて変調を行い、送信部14は、無線送信電力p1を用いて送信を行う。また、時刻t0から時刻t1までは、単位時間毎に伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c1の許容トラフィック量以下となる。そのため、取り出し部123は、ステップS8〜S19の処理において、単位時間毎に送信バッファ部122に格納された伝送信号を全て取り出すこととなる。
時刻t1になると、伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c1の許容トラフィック量の上限値th1を超える。そのため、取り出し部123は、ステップS8〜S10の処理において、変調方式m1で送信できる量の伝送信号を取得することとなり、送信バッファ部122には、許容トラフィック量の上限値th1を超える量の伝送信号が蓄積されることとなる。図8(a)に示す網掛け部47は、送信バッファ部122に蓄積される伝送信号の量を示している。
時刻t2になると、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量が、無線伝送容量c1の許容トラフィック量の上限値th1を超える。即ち、トラフィック量、平均トラフィック量の双方が上限値を超えることとなるため、ステップS705及びS712の処理により、所要帯域判定部163は、無線伝送容量をc1より1ステップ大きいc2に決定する。したがって、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm2に設定し、送信部14の無線送信電力をp2に設定する。また、これにより、単位時間毎に伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量は、無線伝送容量c2の許容トラフィック量以下となる。そのため、ステップS8〜S19の処理において取り出し部123が送信バッファ部122から取り出す伝送信号の量が増加し、時刻t2以降、送信バッファ部122に蓄積された伝送信号の量は減少する。
時刻t3になると、伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c2の許容トラフィック量の下限値th1を下回る。そのため、ステップS707、S713の処理により、所要帯域判定部163は、無線伝送容量をc2より1ステップ小さいc1に決定する。したがって、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm1に設定し、送信部14の無線送信電力をp1に設定する。
時刻t4になると、伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c1の許容トラフィック量の上限値th1を超える。即ち、トラフィック量、平均トラフィック量の双方が上限値を超えることとなるため、ステップS705及びS712の処理により、所要帯域判定部163は、無線伝送容量をc1より1ステップ大きいc2に決定する。したがって、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm2に設定し、送信部14の無線送信電力をp2に設定する。
時刻t5になると、伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c2の許容トラフィック量の上限値th2を超える。そのため、取り出し部123は、ステップS8〜S10の処理において、変調方式m2で送信できる量の伝送信号を取得することとなり、送信バッファ部122には、許容トラフィック量の上限値th2を超える量の伝送信号が蓄積されることとなる。図8(a)に示す網掛け部48は、送信バッファ部122に蓄積される伝送信号の量を示している。
時刻t6になると、送信バッファ部122に蓄積される伝送データの量が、送信バッファ部122の容量を超える。即ち、トラフィック量分析部16の積算トラフィック量算出部162が算出する積算トラフィック量が、送信バッファ部122の容量を超えることとなる。そのため、ステップS710及びS712の処理により、所要帯域判定部163は、無線伝送容量をc2より1ステップ大きいc3に決定する。したがって、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm3に設定し、送信部14の無線送信電力をp3に設定する。また、これにより、単位時間毎に伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量は、無線伝送容量c2の許容トラフィック量以下となる。そのため、ステップS8〜S19の処理において取り出し部123が送信バッファ部122から取り出す伝送信号の量が増加し、時刻t6以降、送信バッファ部122に蓄積された伝送信号の量は減少する。
また、このとき、ステップS711の処理により、所要帯域判定部163は、内部メモリに格納する積算フラグをONに書き換える。これにより、平均トラフィック量が無線伝送容量c3の許容トラフィック量の下限値th2を下回る時刻t6〜t7の間、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm3からm2に変更しない。
時刻t7になると、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が算出する平均トラフィック量が、無線伝送容量c3の許容トラフィック量の下限値th2を超える。そのため、ステップS709の処理により、所要帯域判定部163は、内部メモリに格納する積算フラグをOFFに書き換える。
時刻t8になると、伝送信号取得部11が取得する伝送信号のトラフィック量が、無線伝送容量c3の許容トラフィック量の下限値th2を下回る。このとき、積算フラグがOFFになっているため、ステップS707、S713の処理により、所要帯域判定部163は、無線伝送容量をc3より1ステップ小さいc2に決定する。したがって、変調方式設定部17は、変調部13の変調方式をm2に設定し、送信部14の無線送信電力をp2に設定する。
図8(b)は、本実施形態による無線伝送装置1の送信電力量の遷移を示すグラフである。ここで、横軸は時間を示し、縦軸は送信電力量を示している。
上述した動作を行うことで、無線伝送装置1は、図8(b)に示すように送信電力量を制御する。
図8(c)は、従来の送信電力の制御方法に基づく送信電力量の遷移を示すグラフである。ここで、横軸は時間を示し、縦軸は送信電力量を示している。
なお、従来の送信電力の制御方法とは、平均トラフィック量の算出を行わず、トラフィック量が許容トラフィック量の上限値を超えた場合に無線伝送容量を1ステップ大きい値に決定し、トラフィック量が許容トラフィック量の下限値を超えた場合に無線伝送容量を1ステップ小さい値に決定する方法である。
このような従来の制御方法に基づいて処理を行うと、まず、時刻t1で、トラフィック量が許容トラフィック量の上限値th1を超えるため、無線伝送容量をc2に決定する。次に、時刻t3で、トラフィック量が許容トラフィック量の下限値th1を下回るため、無線伝送容量をc1に決定する。次に、時刻t4で、トラフィック量が許容トラフィック量の上限値th1を超えるため、無線伝送容量をc2に決定する。また、時刻t5で、トラフィック量が許容トラフィック量の上限値th3を超えるため、無線伝送容量をc3に決定する。そして、時刻t8で、トラフィック量が許容トラフィック量の下限値th2を下回るため、無線伝送容量をc2に決定する。
そのため、本実施形態による無線伝送装置1の送信電力量と、従来の制御方法に基づく送信電力量とを比較すると、図8(c)の網掛け部に示すように、時刻t1〜t2、時刻t5〜t6において、本実施形態による無線伝送装置1の送信電力量のほうが、従来の制御方法に基づく送信電力量より少なくなる。つまり、本実施形態による無線伝送装置1は、従来の制御方法と比較して、より適切な送信電力量の制御を行うことができることが分かる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、トラフィック量分析部16の平均トラフィック量算出部161が送信優先度の高低に関わらず全ての伝送信号の平均トラフィック量を算出し、所要帯域判定部163が当該平均トラフィック量に基づいて無線伝送容量の決定を行う場合を説明したが、これに限られない。例えば、平均トラフィック量算出部161は、送信優先度が高い伝送信号のみの平均トラフィック量を算出し、所要帯域判定部163が当該平均トラフィック量に基づいて無線伝送容量の決定を行うようにしても良い。これにより、少なくとも送信優先度が高い伝送信号に滞りが発生しない範囲で必要最低限の無線伝送容量を確保することができる。
なお、本実施形態では、優先処理部12の優先度判定部121が、送信優先度が高いか低いかを判定し、当該判定に基づいて送信バッファ部122の高優先度記憶領域122−1または低優先度記憶領域122−2の何れに登録するかを決定する場合を説明したが、これに限られない。
例えば、送信優先度を3段階以上に分類し、優先度判定部121が、送信優先度に対応する記憶領域に伝送信号を登録するようにしても良い。この場合、取り出し部123は、伝送信号が格納されている送信バッファ部122の記憶領域のうち、最も送信優先度が高い伝送信号を記憶する記憶領域から、最初に登録された伝送信号を取り出す。
また、例えば取り出し部123が、送信優先度に関わらず、送信バッファ部122に最初に登録された伝送信号を取り出すようにしても良い。
なお、本実施形態では、所要帯域判定部163が、積算トラフィック量が送信バッファ部122の容量を超える値であると判定した場合に積算フラグをONに書き換える例を説明したが、これに限られず、例えば、積算トラフィック量が送信バッファ部122の容量の90%を超える値であると判定した場合に積算フラグをONに書き換えるなど、他の閾値を超えた場合に積算フラグをONに書き換えても良い。
また、本実施形態では、ステップS707で、トラフィック量分析部16の所要帯域判定部163が、平均トラフィック量が下限値を下回った場合にのみ、積算フラグをOFFにする例を説明したが、これに限られない。例えば、所要帯域判定部163は、平均トラフィック量が下限値を下回った場合に加え、積算トラフィック量が0になった場合、または積算トラフィック量が所定の閾値を下回った場合に、積算フラグをOFFしても良い。また、この場合、所要帯域判定部163は、積算フラグをOFFにするのと同時に、無線伝送容量を1ステップ小さい無線伝送容量に決定しても良い。
また、本実施形態では、トラフィック量分析部16の積算トラフィック量算出部162が、トラフィック量と許容トラフィック量の上限値とに基づいて、送信バッファ部122に蓄積される伝送信号のデータ量を示す積算トラフィック量を算出する場合を説明したが、これに限られず、例えば、積算トラフィック量算出部162が、送信バッファ部122を監視し、送信バッファ部122が記憶するデータ量を積算トラフィック量として出力しても良い。
また、本実施形態では、トラフィック量分析部の関係記憶部164が、許容トラフィック量の下限値を記憶し、所要帯域判定部163が当該下限値に基づいて無線伝送容量を決定する場合を説明したが、これに限られず、例えば、関係記憶部164は、許容トラフィック量の上限値を記憶し、下限値を記憶していなくても良い。この場合、所要帯域判定部163は、関係記憶部164から、他の変調方式に関連付けられた許容トラフィック量の上限値であり、現在の無線伝送容量に対応付けられた許容トラフィック量の上限値より小さい1つまたは複数の最大許容トラフィック量のうち最も大きいものを許容トラフィック量の下限値として読み出し、当該下限値に基づいて無線伝送容量を決定することで、同様の処理を行うことができる。
上述の無線伝送装置1は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な登録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な登録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに登録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記実施形態により、適切な送信電力量の制御を行う無線伝送装置、無線伝送方法及びプログラムを提供することができる。
本発明は、例えば、適切な送信電力量の制御を行う無線伝送装置に適用が可能である。
1…無線伝送装置
2…サーキュレータ
3…アンテナ
11…伝送信号取得部
12…優先処理部
13…変調部
14…送信部
15…トラフィック量算出部
16…トラフィック量分析部
17…変調方式設定部
18…受信部
121…優先度判定部
122…送信バッファ部
122−1…高優先度記憶領域
122−2…低優先度記憶領域
123…取り出し部
161…平均トラフィック量算出部
162…積算トラフィック量算出部
163…所要帯域判定部
164…関係記憶部

Claims (10)

  1. 無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置であって、
    伝送信号を取得する伝送信号取得部と、
    前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録する伝送信号登録部と、
    前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する変調部と、
    前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信する送信部と、
    所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出するトラフィック量算出部と、
    前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する平均トラフィック量算出部と、
    前記平均トラフィック量算出部が算出した平均トラフィック量に基づいて前記変調部が用いる変調方式を変更する変調方式設定部と、
    を備えることを特徴とする無線伝送装置。
  2. 前記変調方式設定部は、
    無線伝送容量が異なる複数の変調方式と、当該変調方式で送信できるトラフィック量の最大値を示す最大許容トラフィック量とを関連付けて記憶する関係記憶部から、前記変調部が現在用いている変調方式に関連付けられた最大許容トラフィック量を読み出す最大許容トラフィック量読出部と、
    前記平均トラフィック量が、前記最大許容トラフィック量読出部が読み出した最大許容トラフィック量以上である場合に、前記変調部の変調方式を、前記関係記憶部が記憶する、前記変調部が現在用いている変調方式より無線伝送容量が大きい1つまたは複数の変調方式のうち最も無線伝送容量が小さいものに変更する第1の変調方式設定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線伝送装置。
  3. 前記変調方式設定部は、
    前記関係記憶部から、他の変調方式に関連付けられた最大許容トラフィック量であり、前記最大許容トラフィック量読出部が読み出した最大許容トラフィック量より小さい1つまたは複数の最大許容トラフィック量のうち最も大きいものを最小許容トラフィック量として読み出す最小許容トラフィック量読出部と、
    前記平均トラフィック量が、前記最小許容トラフィック量読出部が読み出した最小許容トラフィック量未満である場合に、前記変調部の変調方式を、前記関係記憶部が記憶する、前記変調部が現在用いている変調方式より無線伝送容量が小さい1つまたは複数の変調方式のうち最も無線伝送容量が大きいものに変更する第2の変調方式設定部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の無線伝送装置。
  4. 前記変調方式設定部は、
    前記トラフィック量が、前記最小許容トラフィック量読出部が読み出した最小許容トラフィック量未満である場合に、前記変調部の変調方式を、前記関係記憶部が記憶する、前記変調部が現在用いている変調方式より無線伝送容量が小さい1つまたは複数の変調方式のうち最も無線伝送容量が大きいものに変更する第3の変調方式設定部
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の無線伝送装置。
  5. 前記変調方式設定部は、
    前記送信バッファ部の格納容量が所定の閾値以上となった場合に、前記変調部の変調方式を、前記関係記憶部が記憶する、前記変調部が現在用いている変調方式より無線伝送容量が大きい1つまたは複数の変調方式のうち最も無線伝送容量が小さいものに変更する第4の変調方式設定部
    を備えることを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項に記載の無線伝送装置。
  6. 前記第2の変調方式設定部は、当該第4の変調方式設定部が変調方式を変更した後、前記平均トラフィック量が、前記最小許容トラフィック量読出部が読み出した最小許容トラフィック量以上となるまで変調方式の変更を行わない、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線伝送装置。
  7. 前記伝送信号は、自身の送信優先度を示す優先度情報を有し、
    前記送信バッファ部は、前記送信優先度に対応付けられた複数の記憶領域を有し、
    前記伝送信号登録部は、取得した伝送信号の優先度情報が示す送信優先度に対応する前記送信バッファ部の記憶領域に当該伝送信号を登録し、
    前記変調部は、伝送信号が格納されている前記送信バッファ部の記憶領域のうち、最も送信優先度が高い伝送信号を記憶する記憶領域から、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線伝送装置。
  8. 無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置を用いた無線伝送方法であって、
    伝送信号取得部は、伝送信号を取得し、
    伝送信号登録部は、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録し、
    変調部は、前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調し、
    送信部は、前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信し、
    トラフィック量算出部は、所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出し、
    平均トラフィック量算出部は、前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量を算出する度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出し、
    変調方式設定部は、前記平均トラフィック量算出部が算出した平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する
    ことを特徴とする無線伝送方法。
  9. 無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体に格納されたコンピュータプログラムであって、
    伝送信号を取得する伝送信号取得命令と、
    前記伝送信号取得命令によって取得した伝送信号を送信バッファ部に登録する伝送信号登録命令と、
    前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する変調命令と、
    前記変調命令によって変調された伝送信号を、前記変調命令によって用いられる変調方式に対応する送信電力量で送信する送信命令と、
    所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得命令によって取得された伝送信号によって発生するトラフィック量を算出するトラフィック量算出命令と、
    前記トラフィック量算出命令によって前記トラフィック量が算出される度に、直近の所定の時間内に前記トラフィック量算出命令によって算出されたトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する平均トラフィック量算出命令と、
    前記平均トラフィック量算出命令によって算出された平均トラフィック量に基づいて変調方式を変更する変調方式設定命令と
    を具備するコンピュータプログラム。
  10. 無線伝送路による伝送信号の送信を行う無線伝送装置であって、
    伝送信号を取得する伝送信号取得部と、
    前記伝送信号取得部が取得した伝送信号を送信バッファ部に登録する伝送信号登録部と、
    前記送信バッファ部が格納する伝送信号のうち、最初に登録された伝送信号を取り出し、当該伝送信号を変調する変調部と、
    前記変調部が変調した伝送信号を、前記変調部が用いる変調方式に対応する送信電力量で送信する送信部と、
    所定の単位時間毎に、前記伝送信号取得部が取得した伝送信号によって発生するトラフィック量を算出するトラフィック量算出部と、
    前記トラフィック量算出部が前記トラフィック量に基づいて、前記変調部が用いる変調方式を決定するトラフィック量分析部と、
    前記トラフィック量分析部が決定した変調方式に基づいて前記変調部が用いる変調方式を変更する変調方式設定部と、を備え
    前記トラフィック量分析部は、
    前記トラフィック量算出部が直近の所定の時間内に算出したトラフィック量の平均である平均トラフィック量を算出する平均トラフィック量算出部と、
    前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量に基づいて、現在の無線伝送容量を超えるトラフィック量の積算値を算出する積算トラフィック量算出部と、
    無線伝送容量と、当該無線伝送容量での伝送を行うための変調方式と、当該変調方式で送信できるトラフィック量を示す許容トラフィック量と、当該変調方式による送信に必要な送信電力量とを関連付けて記憶する関係記憶部と、
    前記関係記憶部を参照し、前記トラフィック量算出部が算出したトラフィック量、前記平均トラフィック量、及び前記積算トラフィック量に基づいて、変調方式及び送信電力量を決定する所要帯域判定部と、を備える
    ことを特徴とする無線伝送装置。
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