JPWO2011024741A1 - 屈曲部材、その製造装置および製造方法 - Google Patents

屈曲部材、その製造装置および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011024741A1
JPWO2011024741A1 JP2011528775A JP2011528775A JPWO2011024741A1 JP WO2011024741 A1 JPWO2011024741 A1 JP WO2011024741A1 JP 2011528775 A JP2011528775 A JP 2011528775A JP 2011528775 A JP2011528775 A JP 2011528775A JP WO2011024741 A1 JPWO2011024741 A1 JP WO2011024741A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending member
bending
square tube
disposed
shearing force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011528775A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5587890B2 (ja
Inventor
富澤 淳
淳 富澤
紘明 窪田
紘明 窪田
桑山 真二郎
真二郎 桑山
三郎 井上
三郎 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Pipe Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Sumitomo Pipe and Tube Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp, Sumitomo Pipe and Tube Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2011528775A priority Critical patent/JP5587890B2/ja
Publication of JPWO2011024741A1 publication Critical patent/JPWO2011024741A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5587890B2 publication Critical patent/JP5587890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/08Bending rods, profiles, or tubes by passing between rollers or through a curved die
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D11/00Bending not restricted to forms of material mentioned in only one of groups B21D5/00, B21D7/00, B21D9/00; Bending not provided for in groups B21D5/00 - B21D9/00; Twisting
    • B21D11/18Joggling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/16Auxiliary equipment, e.g. for heating or cooling of bends
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/16Auxiliary equipment, e.g. for heating or cooling of bends
    • B21D7/162Heating equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/16Auxiliary equipment, e.g. for heating or cooling of bends
    • B21D7/165Cooling equipment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/12All metal or with adjacent metals
    • Y10T428/1241Nonplanar uniform thickness or nonlinear uniform diameter [e.g., L-shape]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

例えば曲げ半径が肉厚の1〜5倍以下であるといった、微小な曲げ半径の曲がり部を有する屈曲部材と、その製造装置および製造方法とを提供する。角管16を、長手方向へ相対的に送りながら第1の位置Aに配置された第1の支持手段11により支持し、第2の位置Bに配置された加熱手段12により角管16を部分的に加熱し、第3の位置Cに配置された冷却手段13により冷却するとともに、下流の領域Dに配置されたせん断力付与手段14を、加工の際に、角管16の送り方向と、加熱手段12が加熱する角管16の長手方向における一の横断面と略平行な方向との2方向について同時に二次元または三次元で移動することにより、角管16の加熱された部分にせん断力を与えることによって、加工を行い、屈曲部材21を製造する。

Description

本発明は、屈曲部材、その製造装置および製造方法に関する。具体的には、本発明は、曲げ半径が、例えば肉厚(素材の板厚)の1〜5倍以下といったように、極めて小さい曲がり部を有する屈曲部材と、その製造装置および製造方法とに関する。
高強度、軽量かつ小型であることが、自動車や各種機械等に用いられる、屈曲した形状を有する金属製の強度部材、補強部材または構造部材に求められる。この種の屈曲部材は、これまで、プレス加工品の溶接、厚板の打ち抜き、さらには鍛造等により製造されてきた。これらの製造方法により製造される屈曲部材のさらなる軽量化および小型化は、難しい。
非特許文献1には、この種の屈曲部材をいわゆるチューブハイドロフォーミング工法により製造することが開示される。非特許文献1の28頁に、素材となる材料の開発や成形可能な形状の自由度の拡大等といった課題があることが、開示される。チューブハイドロフォーミング工法によりこの種の屈曲部材を製造するためには、今後よりいっそうの開発が必要である。
本出願人は、特許文献1により曲げ加工装置を開示した。図7は、曲げ加工装置1の概略を模式的に示す説明図である。
図7に示すように、曲げ加工装置1は、一対の支持手段3、3によりその軸方向へ移動自在に支持された鋼管2を、図示しない送り装置によって上流側から下流側へ向けて矢印方向へ送りながら、支持手段3、3の下流で以下に説明するようにして曲げ加工を行うことにより、鋼製の屈曲部材7を製造する。
支持手段3、3の下流で高周波加熱コイル4が鋼管2を部分的に焼入れが可能な温度域に急速に加熱する。高周波加熱コイル4の下流側に配置される水冷装置5が鋼管2を急速に冷却する。鋼管2を送りながら支持可能であるロール対6a、6aを少なくとも一組有する可動ローラダイス6が、その位置を三次元(場合によっては二次元)で変更して、鋼管2の高温部分2aに曲げモーメントを付与する。このため、曲げ加工装置1は、高い作業能率で屈曲部材7を製造することができる。
非特許文献2には、楕円の金属材を連続的に送るとともに送られる金属材を支持装置により移動自在に支持しながら、支持装置の下流に配置された高周波加熱装置による急速加熱と、この高周波加熱装置の直ぐ下流に配置された水冷装置による急速冷却とを行い、急冷装置の下流に配置された二次元で旋回可能なアームによりこの金属材を掴みながらアームを旋回することによって、金属材における高温部分に曲げモーメントを与えることによって、金属管をダイレス曲げ加工する技術が開示される。なお、非特許文献2により開示された技術は、特許文献1により開示された発明のように二次元または三次元に複雑に屈曲する形状に加工するものではないとともに焼入れによる高強度化を意図するものでもない。
非特許文献2には、中空の閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される金属製の長尺の扁平な素材を、その長手方向へ送りながら部分的に急速な加熱及び冷却を行うことにより、曲げ半径が一定の二次元形状に曲げ加工された屈曲部材の各部の寸法が開示されている。
本発明者等の検討結果によれば、特許文献1により開示された曲げ加工装置や非特許文献2により開示された技術は、曲げ半径が例えば金属管の直径(矩形断面の場合には曲げ方向の辺の長さ)の1〜2倍である曲がり部を有する屈曲部材を製造できる。しかし、この技術は、例えば自動車の車体構成部材や足廻り部材といった、自動車の各種部品に多用されているような、極めて小さい曲げ半径(例えば肉厚の1〜5倍以下)である曲がり部を有する屈曲部材を、低コストで量産することは困難である。
図8は、特許文献1や非特許文献2により開示された曲げ加工の前後における、被囲い材の断面の寸法変化を示す説明図である。図8に示す例は、曲げ半径R1の一回目の曲げ加工を行った後に反対方向へ曲げ半径R2の曲げ加工を行う場合を示す。
図8に示すように、幅W、高さHの矩形断面の異形管8aに曲げモーメントを与えて曲げ加工を行うと、曲げ加工後の製品である屈曲部材8bの幅は曲げ加工前の幅Wよりも微小量ΔW減少してW(=W−ΔW)となる。また、曲げ加工の内周側であるB側の高さHは、曲げ加工前の高さHに比較して微小量ΔH増加する(H=H+ΔH)のに対し、曲げ加工の外周側であるA側の高さHは曲げ加工前の高さHに比較して微小量ΔH’減少する(H=H−ΔH’)。
特許文献2にも開示されるように、中空の閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される金属製の長尺の扁平な素材8aに曲げ加工を行って屈曲部材8bを製造すると、曲げ加工を行われた部分において、断面の幅と高さが曲げ加工前の寸法から変化する。曲げ内周側にしわが発生するとともに断面形状が崩れ、これにより、屈曲部材8bの寸法精度が低下する。この寸法精度の低下の程度は、曲げ加工前の素材8aの寸法(幅W、高さH、肉厚t等)や、曲げ加工の条件(曲げ半径R、加熱幅b等)に影響される。
特許文献1により開示された曲げ加工装置や非特許文献2により開示された技術により、特に極めて小さい曲げ半径R(例えば肉厚の1〜5倍以下)の曲がり部を有する屈曲部材を製造しようとすると、曲げ加工された屈曲部材の寸法精度が大幅に低下し、優れた寸法精度を有する屈曲部材を製造できない。
非特許文献3には、冷間で鋼管の膨らみを拘束する上下の割型の内部に、SUS304製のステンレス鋼管を配置し、鋼管に内圧pを負荷し、端面を軸方向に荷重Fで押し込みながら外型をこの鋼管と直交する方向に移動することによって、鋼管の軸に対して45°の面でせん断変形を発生させ、さらに、外型の移動に伴ってその変形位置を連続的に移動させることによって、曲がり部の半径が極めて小さいクランク状に加工されたステンレス鋼管を製造する技術が開示されている。
国際公開第2006/093006号パンフレット
自動車技術 Vol.57,No.6,2003 23〜28頁 塑性と加工(日本塑性加工学会誌)第28巻第313号(1987−2 214〜221頁 異形管のダイレス曲げ 塑性と加工(日本塑性加工学会誌)第35巻第398号(1994−3 232〜237頁 パイプを半径ゼロに曲げる加工技術
非特許文献3により開示された技術は、素材であるステンレス鋼管を上下の割型の内部に配置し、このステンレス鋼管の内部に圧力を与えながら冷間で曲げ加工を行う。このため、この技術を実施するには、少なくとも、曲げ形状に応じた上下の割型と、鋼管の内部に圧力を付与するための圧力付与装置とが必要になる。このため、この技術により多種の屈曲部材を量産する場合には、製造コストの大幅な上昇は避けられない。
また、非特許文献3では、外径22.2mm、肉厚1mmおよび0.3mmのSUS304製のステンレス鋼管に対して、曲がり部の半径が極めて小さい曲げ加工を行うことができたことは確かに記載されている。しかし、冷間加工であるため、より高強度材に対して同様な曲げ加工を行うと、加工素材に割れが発生するおそれがある。
この技術では、特に980MPa以上の素材の加工は困難である。また、割れが回避されても強度の高い鋼管や肉厚が大きい鋼管は、成形に必要な加工荷重が極めて大きくなるため、加工設備が相当に大きなものにならざるを得ず、設備コストが著しく嵩む。
このため、非特許文献3により開示された発明によっても、曲げ半径が極めて小さい(例えば肉厚の1〜5倍以下)曲げ半径の曲がり部を有する屈曲部材を、低コストで量産することは困難であり、さらに高強度の素管を加工することはできない。
本発明は、曲げ半径が例えば肉厚の1〜5倍以下であるといった、微小な曲げ半径の曲がり部を有し、かつこの曲がり部の内周側にしわの発生や断面形状の崩れに起因した寸法精度の低下を全く生じない屈曲部材を、低コストで確実に提供し、これにより、例えば自動車の車体構成部材や足廻り部材といった、自動車の各種部品の設計の自由度を高めるとともに、これら各種部品のさらなる低コスト化および軽量化を図ることを目的とする。
本発明者らは、非特許文献3により開示された発明を、熱間または温間で実施することができれば、上述した課題を解決することができる、という認識に基づいて鋭意検討を重ねた。その結果、本発明者らは、図7におけるロール対6a、6aを、鋼管2の被加熱面にせん断応力を与えて加工を行うことができるように二次元または三次元で移動させることにより、曲げ半径が例えば肉厚の1〜5倍以下であるといった、微小な曲げ半径の曲がり部を有し、かつこの曲がり部の内周側にしわの発生や断面形状の崩れに起因した寸法精度の低下を生じない屈曲部材を、低コストで確実に量産できることを知見し、さらに検討を重ねて本発明を完成した。
本発明は、金属製の中空の素材を、その長手方向へ相対的に送りながら支持する第1の支持装置と、前記素材を加熱する加熱装置と、前記加熱装置により加熱された第1の部分よりも前記素材の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却(強制冷却または自然冷却)する冷却装置と、二次元または三次元の方向へ移動することによって前記第1の部分と前記第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置、例えばクランプ(例えば、離間して対向配置される一対のロールやクランプ装置等)とを備えることを特徴とする屈曲部材の製造装置である。
別の観点からは、本発明は、金属製の中空の素材を、該素材を支持する第1の支持装置に対してその長手方向へ相対的に送りながら、加熱装置によって前記素材を加熱するとともに、前記加熱装置により加熱された第1の部分よりも前記素材の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却装置により冷却し、かつ、二次元または三次元の方向へ移動することによって前記第1の部分と前記第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置を、前記二次元または三次元の方向へ移動することによって、前記素材に加工を行うことを特徴とする屈曲部材の製造方法である。この場合に、前記第1の部分と前記第2の部分との間に焼入れを行うことが望ましい。
これらの本発明では、前記第1の支持装置、前記加熱装置及び前記冷却装置は、いずれも、固定配置され、かつ前記第1の支持装置は第1の位置に配置され、前記加熱装置は前記素材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置され、前記冷却装置は前記素材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置され、さらに、前記せん断力付与装置は前記素材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の領域に配置されることが例示される。
これらの本発明では、加熱装置が、素材の長手方向における一の横断面を加熱するとともに、せん断力付与装置が、加工の際に、素材の送り方向および一の横断面と略平行な方向の2方向について同時に移動することが望ましい。
これらの本発明では、(a)素材の送り方向についてせん断力付与手装置の設置位置よりも下流の領域で、素材におけるせん断力付与装置による加工を終了した部分を支持する第2の支持装置を備えること、または(b)せん断力付与装置の位置決めが、素材をクランプ(把持または掴持)することによって行うことが望ましい。
これらの本発明では、屈曲部材が、(c)曲げ半径が極めて小さい(例えば肉厚の1〜5倍以下)曲がり部を少なくとも一つ有すること、(d)加熱および冷却された曲がり部を少なくとも一つ有すること、および(e)閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成されること(中空かつ長尺)のうちの少なくとも一つを満足することが望ましい。
さらに別の観点からは、本発明は、金属製の中空の本体を有するとともに、この本体に形成された、二次元または三次元に屈曲した曲がり部を少なくとも一つ備え、この曲がり部の曲げ半径は極めて小さい(例えば肉厚の1〜5倍以下)ことを特徴とする屈曲部材である。
この本発明では、曲がり部が、曲がり部を形成する加工の際に加熱および冷却された部分であることが望ましい。
これらの本発明では、屈曲部材が、閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成されることが望ましい。
本発明によれば、曲げ半径が例えば肉厚の1〜5倍以下であるといった、微小な曲げ半径の曲がり部を有し、かつこの曲がり部の内周側にしわの発生や断面形状の崩れに起因した寸法精度の低下を全く生じない屈曲部材を、低コストで確実に提供できる。このため、本発明によれば、例えば自動車の車体構成部材や足廻り部材といった、自動車の各種部品の設計の自由度を高めるとともに、これら各種部品のさらなる低コスト化および軽量化を図ることができる。
図1は、本発明に係る製造装置の構成例を、一部簡略化および省略するとともに透視して示す斜視図である。 図2は、本発明に係る製造装置の構成例を、模式的に示す説明図である。 図3(a)〜図3(c)は、本発明に係る製造方法を実施する状況を、経時的に示す説明図である。 図4は、本発明に係る製造装置の他の構成例を、模式的に示す説明図である。 図5は、本発明に係る製造装置のさらに他の構成例を、模式的に示す説明図である。 図6(a)及び図6(b)は、本発明に係る製造装置のさらに他の構成例を、模式的かつ経時的に示す説明図である。 図7は、特許文献1により開示された曲げ加工装置の概略を模式的に示す説明図である。 図8は、特許文献1や非特許文献2により開示された曲げ加工の前後における断面の寸法変化を例示する説明図である。
1 特許文献1により開示された曲げ加工装置
2 鋼管
3 支持装置
4 誘導加熱コイル
5 水冷装置
6 可動ローラダイス
6a ロール
7 屈曲部材
8a 異形管
8b 屈曲部材
10、10−1、10−2、10−3 本発明に係る製造装置
11 第1の支持装置
11a 貫通穴
12 加熱装置
12a 誘導加熱コイル
13 冷却装置
13 冷却水噴射ノズル
14 せん断力付与装置
15 第2の支持装置
16 角管
16a〜16d 断面形状
17a、17b ロール
18 チャック
19 エンドエフェクター
20 垂直型の多関節産業用ロボット
21 屈曲部材
21a 本体
22a、22b 曲がり部
23a、23b ロール
24 産業用ロボット
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら説明する。以降の説明では、本発明により製造される屈曲部材が、鋼製であって矩形の横断面を有する中空の部材を素材とし、自動車や各種機械に用いられる強度部材、補強部材または構造部材である場合を例にとる。
図1は、本発明に係る製造装置10の構成例を、一部簡略化および省略するとともに透視して示す斜視図である。また、図2は、この製造装置10の構成例を、模式的に示す説明図である。
図1および図2に示すように、この製造装置10は、第1の支持装置11と、加熱装置12と、冷却装置13と、せん断力付与装置14と、第2の支持装置15とを備える。
[第1の支持装置11]
図1に示すように、はじめに、角管16を、図示しない送り装置によりその長手方向へ送る。角管16は、中空の矩形の閉断面形状を有する。角管16は、長手方向へ一体に構成される鋼製の長尺の素材である。
送り装置は、角管16をその長手方向へ送る。この送り装置は、電動サーボシリンダーを用いたタイプが例示されるが、特定の型式のものに限定する必要はなく、ボールネジを用いたタイプやタイミングベルトやチェーンを用いたタイプ等といった、この種の送り装置として公知のものであれば全て等しく用いることができる。
図1に示す例では、矩形の横断面形状を有する角管16を加工素材として用いる場合を例にとる。しかし、本発明における加工素材は、角管16に限定されるものではなく、例えば矩形、楕円形、長円形、正方形さらには各種異形の横断面形状を有する中空の鋼管や鋼管以外の金属管も、加工素材として用いることができる。
角管16は、送り装置によって所定の送り速度でその軸方向(長手方向)へ送られる。角管16は、第1の位置Aにおいて第1の支持装置11により支持される。すなわち、第1の支持装置11は、送り装置によってその軸方向へ送られる角管16を、第1の位置Aにおいて移動自在に支持する。
図1、2に示す例では、第1の支持装置11としてブロックを用いた。ブロックは、角管16が隙間を有して挿通することができる貫通穴11aを有する。図示していないが、ブロックを分割し、油圧シリンダーやエアシリンダーを接続し、角管を支持する構成としてもよい。また、第1の支持装置11は、特定の型式のものには限定されず、この種の支持装置として公知のものであれば等しく用いることができる。例えば、対向して配置される一対の孔型のロールを1組もしくは2組以上並設して用いることが例示される。
角管16は、このようにして、第1の支持装置11の設置位置Aを通過して、その軸方向へ送られる。
図1に示す例では、第1の支持装置11は適当な搭載台11bに搭載および固定されて配置されているが、本発明はこの態様に限定されるものではなく、第1の支持装置11を所定の位置に固定して配置することができる手段であればよく、特定の配置形態には限定されない。例えば、第1の支持装置11は、周知慣用の産業用ロボットに装着したエンドエフェクターによって支持されるようにしてもよい。
第1の支持装置11は、以上のように構成される。
[加熱装置12]
加熱装置12は、角管16の送り方向について第1の位置Aよりも下流の第2の位置Bに固定配置される。加熱装置12は、送られる角管16の長手方向の一部における一の横断面の全周を加熱する。
図1、2に示す例では、加熱装置12として誘導加熱装置を用いる。この誘導加熱装置は、角管16を例えば高周波誘導加熱することができるコイルを有するものを用いればよく、この種の高周波加熱装置として公知のものであれば等しく用いることができる。
誘導加熱装置12の加熱コイル12aは、角管16の外表面から所定の距離だけ離れて、角管16の長手方向の一部における一の横断面の全周を被うように、配置される。
角管16の軸方向と直交する方向と平行な方向に関する、角管16に対する加熱コイル12aの距離を適宜変更することによって、送り出される角管16をその周方向へ不均一に加熱することができる。
図示していないが、角管16の送り方向に関して誘導加熱装置12の上流側に、角管16を予熱することができる予熱装置(例えば小型の高周波加熱装置)を一つ以上配置しておき、この予熱手段を誘導加熱装置12と併用して角管16を加熱することが望ましい。これにより、角管16を複数回加熱したり、あるいは、角管16の一部をその周方向へ不均一に加熱することが可能になる。
角管16は、誘導加熱装置12により部分的に急速に加熱される。
加熱装置12の設置手段は、加熱装置12を所定の位置に固定して配置することができる手段であればよく、その設置の形態は特に限定を要さない。例えば、固定台に搭載して固定することや、周知慣用の産業用ロボットに装着したエンドエフェクターによって支持すること等が例示される。
加熱装置12は、以上のように構成される。
[冷却装置13]
冷却装置13は、角管16の送り方向について第2の位置Bよりも下流の第3の位置Cに配置される。冷却装置13は、第2の位置Bで加熱された部分を急速に冷却する。角管16は、冷却装置13により冷却されることによって、加熱装置12により加熱された第1の部分と、冷却装置13により冷却された第2の部分との間の部分が、高温であって変形抵抗が大幅に低下した状態にある。
冷却装置13は、所望の冷却速度が得られるものであればよく、特定の方式の冷却装置には限定されない。一般的には、冷却水を角管16の外周面の所定の位置へ向けて噴射することによって角管16を冷却する水冷装置を用いることが望ましい。本例においても、図1および図2に示すように、多数の冷却水噴射ノズル13aを、加熱装置12の直ぐ下流側に、角管16の長手方向の一部における一の横断面を囲むように、角管16の外表面から離して配置する。そして、これらの冷却水噴射ノズル13aから冷却水を角管16の外表面へ向けて噴射する。
冷却水は、角管16が送り出される方向へ向けて斜め吹き付けることが、加熱装置12による角管16の加熱を阻害しないために、望ましい。
各冷却水噴射ノズル13aからの冷却水の噴射量を、各冷却水噴射ノズル13a毎に個別する制御すれば、角管16の一部をその周方向へ不均一に冷却することが可能になる。また、角管16の軸方向と直交する方向と平行な方向に関する、各冷却水噴射ノズル13aと、角管16との間の距離を変更して設定すれば、角管16の加熱される軸方向の領域を調整することができる。
角管16における誘導加熱装置12により加熱された部分は、水冷装置13により、急速に冷却される。
冷却装置13による水冷の開始温度および冷却速度を適宜調整することにより、角管16における急速冷却部の一部または全部を焼入れたり、あるいは焼き鈍ますことが可能になる。これにより、例えば、角管16の曲がり部の一部または全部の強度を、例えば1500MPa以上と大幅に高めることも可能である。
冷却装置13の設置手段は、冷却装置13を所定の位置に固定して配置することができる手段であればよく、特定の設置手段には限定されない。ただし、本発明に係る製造装置1により高い寸法精度を有する屈曲部材21を製造するためには、位置B〜位置C間の距離をできる限り短く設定することによって、加熱装置12により加熱された第1の部分と、冷却装置13により冷却された第2の部分との間の領域をできるだけ小さく設定することが望ましい。このためには、冷却水噴射ノズル13aを高周波加熱コイル12aに近接して配置することが望ましいことから、例えば、冷却水噴射ノズル13aを誘導加熱コイル12aの直後の位置に固定して配置することが望ましい。
高周波加熱コイル12aに給水孔を設け、高周波加熱コイル12aの冷却水を角管の冷却水として噴射することによって、位置B〜位置C間の距離を最小化することもできるし、水冷装置13と併設することもできる。
また、角管16の送り速度が遅い場合等は、水冷装置13に換えて自然冷却手段を採用することもできる。
冷却手段13は、以上のように構成される。
[せん断力付与装置14]
せん断力付与装置14は、角管16の送り方向について第3の位置Cよりも下流の領域Dに配置される。せん断力付与装置14は、角管16を位置決めしながら二次元または三次元で移動する。これにより、せん断力付与装置14は、角管16における、加熱装置12により加熱された第1の部分と、冷却装置13により冷却された第2の部分との間の領域に、せん断力を与えて角管16に加工を行う。
図1、2に示す例では、せん断力付与装置14として上下一対のロール17a、17bを用いた。上下一対のロール17a、17bは、角管16の外表面に接触することによって角管16を位置決めしながら、図1中の矢印方向へ従動回転する。
上下一対のロール17a、17bは、図示しない支持枠によって、回転自在に支持される。支持枠は、支持枠を二次元または三次元に移動自在に保持する移動機構(同じく図示しない)により保持される。
図3(a)〜図3(c)は、本発明に係る製造方法を実施する状況を、経時的に示す説明図であって、角管16を、図3(c)、図1または図2に示す、微小な曲げ半径の曲がり部を有する屈曲部材21へ加工する状況を経時的に示す。
図3(a)〜図3(c)、図1および図2に示すように、上下一対のロール17a、17bは、加工の開始時には、図3(a)に示す位置(図1における一点鎖線により示す位置)である原位置に存在する。
角管16に対する加工が開始されると、図示しない加工制御装置からの制御信号を入力された移動機構は、上述した原位置を起点として、角管16の送り方向(図3(a)〜図3(c)における左方向)、および、加熱装置12により加熱された角管16の長手方向における一の横断面と略平行な方向(図3(a)〜図3(c)における下方向)の2方向が合成された方向(図3(a)〜図3(c)における左斜め下方向)へ、図示しない支持枠により回転自在に支持された上下一対のロール17a、17bを移動させる。
これにより、上下一対のロール17a、17bは、送られる角管16の外表面に当接しながら、上述した原位置を起点として、角管16の送り方向(図3(a)〜図3(c)における左方向)、および、加熱装置12により加熱された角管16の長手方向における一の横断面と略平行な方向(図3(a)〜図3(c)における下方向)の2方向が合成された方向(図3(a)〜図3(c)における左斜め下方向)へ、図1中の黒太矢印が示すように同時に移動する(図3(b)参照)。
上下一対のロール17a、17bは、図3(c)に示す位置(または図1における実線により示す位置)まで移動して、加工が終了する。
せん断力付与装置14は以上のように構成される。
[第2の支持装置15]
第2の支持装置15は、角管16の送り方向についてせん断力付与装置14の設置位置よりも下流の領域Eにおいて、角管16における加熱された部分にせん断変形を付与する。
図1〜3に示す製造装置10による屈曲部材21の製造が進行するにつれて、一対のロール17a、17bのみでは、角管16における加熱された部分の変形は曲げ変形が主体となってしまう。そのため、もう一点を拘束することによって、図1〜3に示すようにせん断変形を与えることができる。
同時に、変形に伴いロール17a、17bを抜けた部分の重量が増加するため、その自重によってロール17a、17bを抜けた部分が、ロール17a、17bにより位置決めされた部分を支点として、変形するおそれがある。第2の支持装置15は、角管16の送り方向についてせん断力付与装置14の設置位置よりも下流の領域Eに配置される。第2の支持装置15は、角管16におけるせん断力付与装置14による曲げ加工を終了した部分を支持する。これにより、第2の支持装置15は、角管16の変形を防止して、高い寸法精度を有する屈曲部材21を製造する。
角管16の長手方向の一部における一の横断面は、加熱装置12に加熱されて変形抵抗が大幅に低下する。このため、角管16の送り方向について第3の位置Cよりも下流の領域Dにおいてせん断力付与装置14を構成する上下一対のロール17a、17bの位置を、図3(a)〜図3(c)を参照しながら説明したように三次元で移動することによって、図3(b)および図3(c)に示すように、角管16における、加熱装置12により加熱された第1の部分と、冷却装置13により冷却された第2の部分との間の領域にせん断力Wsを与えることができる。
角管16は、このせん断力Wsにより曲がり部22aを形成されて加工される。本発明では、特許文献1により開示された発明のように角管16の加熱された部分に曲げモーメントを与えるのではなく、せん断力を与える。このため、図3(c)中の拡大図にも示すように、曲げ半径rが例えば肉厚の1〜5倍であるといった、極めて小さい曲げ半径rの曲がり部22aを有する屈曲部材21を製造することができる。
本発明では、角管16は、第1の部分と第2の部分との間の領域にせん断力Wsを与えられて加工される。このため、この曲がり部22aの内周側にしわの発生や断面形状の崩れに起因した寸法精度の低下を全く生じず、図1においてハッチングにより示す四箇所16a、16b、16cおよび16dの断面形状が同一であるという極めて優れた寸法精度を有する。
本発明では、角管16の屈曲部材21への曲げ加工は、ダイレスで、かつ角管16の内部に圧力を付与することなく行われるので、低コストで確実に実施される。
せん断力付与装置14は、上下一対のロール17a、17bを、上述したように二次元または三次元で移動自在に配置することができる機構を介して、設置されればよい。そのような機構は特に限定を要さない。例えば、周知の産業用ロボットに装着したエンドエフェクターにより、ロール17a、17bの支持枠を保持するようにしてもよい。
図1〜3に示す例では、角管16におけるせん断力付与装置14による加工を終了した部分の先端の内部にチャック18を挿入して配置する。そして、第2の支持装置15は、垂直型の多関節産業用ロボット20によって構成した。多関節産業用ロボット20は、上記先端から外部に突き出たチャック18を保持するエンドエフェクター19をその手首軸に装着される。
第2の支持装置15は、角管16におけるせん断力付与手段14による加工を終了した部分の変形を防止することができるものであれば、特定のものには限定されない。
本発明に係る製造装置10は、以上のように構成される。次に、この製造装置10により、本発明に係る屈曲部材21を製造する状況を説明する。
図1〜3において、はじめに、鋼製の例えば長尺であってかつ中空の角管16を、図示しない送り装置によりその長手方向へ相対的に送りながら、第1の位置Aに配置された第1の支持装置11により支持する。
次に、加熱装置12により、送られる角管16を部分的に急速に加熱する。角管16の加熱温度は、角管12を構成する鋼のAc点以上とすることが望ましい。Ac点以上とすることにより、後続して行われる冷却時の冷却速度を適宜設定することによって屈曲部材21の曲がり部22aを焼入れことができるとともに、角管16の第1の部分と第2の部分との間の変形抵抗を、所望の小さな曲げ半径を有する加工を行うことができる程度に十分に低下することが可能になる。
角管16の送り方向について第2の位置Bよりも下流の第3の位置Cに配置された冷却装置13の冷却水噴射ノズル13aから冷却水を、角管16へ向けて噴射する。これにより、加熱された部分を第2の位置Bで冷却する。角管16の鋼種にもよるが、この冷却時の冷却速度を100℃/秒以上とすることにより曲がり部22aに焼入れを行ってその強度を高めることができる。
この冷却によって、角管16に、加熱装置12により加熱された第1の部分と、冷却装置13により冷却された第2の部分とが形成される。角管16の第1の部分と第2の部分との間は、高温状態にあってその変形抵抗が大幅に低下する。
角管16の加工予定部の先端部が、せん断力付与装置14の一対のロール17a,17bに到達した時に、ロール17a,17bを、その原位置を起点として図1〜3を参照しながら説明したように、角管16の送り方向(図3(a)〜図3(c)における左方向)、および、加熱装置12により加熱された角管16の長手方向における一の横断面と略平行な方向(図3(a)〜図3(c)における下方向)の2方向が合成された方向(図3(a)〜図3(c)における左斜め下方向)へ、図示しない支持枠により回転自在に支持された上下一対のロール17a、17bおよび第2の支持装置15を移動させる。
角管16におけるせん断力付与装置14による加工を終了した部分は、角管16の送り方向についてせん断力付与装置14の設置位置よりも下流の領域Eに配置された第2の支持装置15により支持される。このため、角管16は変形することなく、所望の形状および寸法精度を有する屈曲部材21が製造される。
このようにして、角管16の第1の部分と第2の部分との間に、せん断力が与えられ、角管16に加工が行われる。
この例では、加工時には常に第2の支持装置15によって、角管16におけるせん断力付与装置14による加工を終了した部分が支持されている。このため、角管16における一つの曲がり部22aについての加工が終了した時点で、一対のロール17a、17bのロールギャップを一旦開き、ロール17a、17bを上述した原位置へ復帰させ、角管16における次の曲がり部に対する加工に備えることができる。
また、一対のロール17a、17bによる加工を行っている際や、この原位置への復帰の際等といった、一対のロール17a、17bによる曲げ加工を行っていない際に、第2の支持装置15を2次元または3次元で移動することによって、角管16の第1の部分と第2の部分との間に曲げモーメントを付与することによって、角管16に比較的大きな曲げ半径の曲がり部も形成するようにしてもよい。
このようにして、図1中に二点鎖線で示すように、本発明により、鋼製の中空かつ長尺であって、閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される本体21aを有するとともに、この本体21aに形成された、二次元または三次元に屈曲した曲がり部22a、22bを備え、この曲がり部22a、22bの曲げ半径rが例えば肉厚の1〜5倍以下といった、極めて小さい曲げ半径rの曲がり部22aを有する屈曲部材21を製造することができる。
この屈曲部材21は、この曲がり部22a、22bの内周側にしわの発生や、長手方向の任意の位置における断面形状の崩れに起因した寸法精度の低下を全く生じず、極めて高い寸法精度を有する。
屈曲部材21は、中空の扁平閉断面形状を有することから軽量かつ小型であるとともに、上述したように冷却手段13による水冷の開始温度および冷却速度を適宜調整して引張強度を例えば1500MPa以上と大幅に高めることによって、いっそうの小型化、軽量化さらには高強度化を図ることもできる。
また、この屈曲部材21は、上述したように冷却装置13による水冷の開始温度および冷却速度を適宜調整して焼入れを行われることによって、その外表面に圧縮の残留応力が発生するため、疲労強度も向上する。
図4は、図4は、本発明に係る製造装置の他の構成例10−1を、模式的に示す説明図である。
製造装置10−1が、上述した製造装置10と相違するのは、加熱装置12を構成する誘導加熱コイル12aを角管16に対して傾斜して配置し、これに伴って、冷却装置13の冷却水噴射ノズル13a、およびせん断力付与装置14のロール17a、17bも、角管16に対して傾斜して配置する点である。
図4に示すように、誘導加熱コイル12a、冷却水噴射ノズル13a、およびロール17a、17bを、角管16に対して傾斜して配置することによって、角管16の肉厚の減少を防ぐことができる。すなわち、図4において、加工前の角管16の肉厚をtとすると、通常の加熱コイルの設定で加工を行うと、肉厚はt・cosθとなるが、誘導加熱コイル12aを傾斜させることにより加工後の肉厚をtのままとすることができ、加工後の肉厚の減少を防ぐことができる。
図5は、本発明に係る製造装置のさらに他の構成例10−2を、模式的に示す説明図である。
この製造装置10−2が、上述した製造装置10と相違するのは、一対のロール17a、17bを用いるのではなく、角管16を把持または掴持する一対のクランプ装置17c、17dを用いる点である。
この場合には、クランプ装置17c、17dが、この角管16に対する加工が終了する時まで、角管16を把持または掴持し続けることとなる。このため、製造装置10において用いた第2の支持装置15を設ける必要がない。例えば、クランプ装置17c、17dは垂直型の多関節産業用ロボットに保持されることが例示される。
以上の説明では、加工素材である角管16をその長手方向へ送るとともに、第1の支持手段11、加熱手段12および冷却手段13を、角管16の送り方向に対して固定して配置する態様を例にとったが、これに限定されるものではなく、これとは逆に、加工素材である角管16を固定して配置するとともに、第1の支持装置11、加熱装置12および冷却装置13を、角管16の長手方向に対して移動自在に配置するようにしてもよい。
図6(a)及び図6(b)は、本発明に係る製造装置のさらに他の構成例10−3を、模式的かつ経時的に示す説明図であって、図6(a)は加工前を示し、図6(b)は加工途中を示す。
この製造装置10−3では、第1の支持装置11は、2組の一対のロール23a、23bを有する。一対のロール23a、23bは、図示しない支持枠によって、回転自在に支持される。支持枠は、支持枠を二次元または三次元に移動自在に保持する産業用ロボット(同じく図示しない)により保持される。これにより、一対のロール23a、23bは、2組みのいずれとも、角管16の軸方向を含む3次元の方向へ移動自在に配置される。
また、加熱装置12の誘導加熱コイル12a、及び冷却装置13の冷却水噴射ノズル13aは、産業用ロボット24により支持される。誘導加熱コイル12aは、素材16の一対のロール23a、23bに対する相対的な送り方向(図6(a)、図6(b)の左から右へ向かう方向)に関して、冷却水噴射ノズル13aの上流側に位置するように、配置される。これにより、誘導加熱コイル12a、及び冷却水噴射ノズル13aは、角管16の軸方向を含む3次元の方向へ移動自在に配置される。
せん断力付与装置14は、角管16をクランプしながら支持しながら移動する。せん断力付与装置14は、産業用ロボット(図示しない)により支持されている油圧クランプにより構成される。これにより、せん断力付与装置14は、角管16を、軸方向を含む3次元の方向へ移動することができるように、配置される。
また、角管16は、その軸方向へ固定配置される。なお、本例とは異なり、角管16もその軸方向へ移動自在に配置されていてもよい。
このように、製造装置10−3は、素材である角管16を、その長手方向へ相対的に送りながら支持する第1の支持装置11と、角管16を加熱する加熱装置12と、加熱装置12により加熱された第1の部分よりも角管16の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却する冷却装置13と、二次元または三次元の方向へ移動することによって第1の部分と前記第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置14とを備える。
この製造装置10−3によれば、第1の支持装置11、加熱装置12、冷却装置13及びせん断力付与装置14を角管16の軸方向に移動するとともに角管16を固定することによって、角管16を、角管16を支持する第1の支持装置11に対してその長手方向へ相対的に送る。そして、加熱装置12によって素材を加熱するとともに、加熱装置12により加熱された第1の部分よりも角管16の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却装置13により冷却し、かつ、二次元または三次元の方向へ移動することによって第1の部分と第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置14を、二次元または三次元の方向へ移動することによって、角管16に加工を行う。
このようにして、角管16を固定して配置するとともに、第1の支持装置11、加熱装置12および冷却装置13を、角管16の長手方向に対して移動自在に配置することによっても、屈曲部材21を製造することが可能である。
また、図1を参照しながら説明した、屈曲部材21の本発明に係る製造工程は、極めて簡便であり、低コストで製造することが可能である。
なお、以上の説明では、純粋なせん断力による変形のみを角管16に与える場合を例にとったが、本発明はこの態様には限定されない。すなわち、従来の曲げ変形にせん断力による変形を付加することにより、従来よりも小さな曲げ変形を得られるため、せん断力による変形成分を含む加工が本発明の対象である。
屈曲部材21は、せん断力による加工時に同時に熱処理(例えば焼入れ)が行われて製造されるため、非特許文献3により開示された、冷間で剪断曲げ加工が行われその後に熱処理(例えば焼入れ)を行われて製造された屈曲部材に比較して、1500MPa以上の高強度の部分を有する屈曲部材を、部分焼き入れにより高い加工精度で製造することができる。
本発明に係る製造方法により製造される屈曲部材21は、例えば、以下に例示する用途(i)〜(vii)に対して適用可能である。
(i)例えば、フロントサイドメンバー、クロスメンバー、サイドメンバー、サスペンションメンバー、ルーフメンバー、Aピラーのレインフォース、Bピラーのレインフォース、バンパーのレインフォース等といった自動車車体の構造部材
(ii)例えば、シートフレーム、シートクロスメンバー等といった自動車の強度部材や補強部材
(iii)自動車の排気管等の排気系部品
(iv)自転車や自動二輪車のフレームやクランク
(v)電車等の車輛の補強部材、台車部品(台車枠、各種梁等)
(vi)船体等のフレーム部品、補強部材
(vii)家電製品の強度部材、補強部材または構造部材
非特許文献2にも開示されるように、中空の閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される金属製の長尺の扁平な素材8aに曲げ加工を行って屈曲部材8bを製造すると、曲げ加工を行われた部分において、断面の幅と高さが曲げ加工前の寸法から変化する。曲げ内周側にしわが発生するとともに断面形状が崩れ、これにより、屈曲部材8bの寸法精度が低下する。この寸法精度の低下の程度は、曲げ加工前の素材8aの寸法(幅W、高さH、肉厚t等)や、曲げ加工の条件(曲げ半径R、加熱幅b等)に影響される。
角管16の送り方向について第2の位置Bよりも下流の第3の位置Cに配置された冷却装置13の冷却水噴射ノズル13aから冷却水を、角管16へ向けて噴射する。これにより、加熱された部分を第3の位置Cで冷却する。角管16の鋼種にもよるが、この冷却時の冷却速度を100℃/秒以上とすることにより曲がり部22aに焼入れを行ってその強度を高めることができる。
図4は、本発明に係る製造装置の他の構成例10−1を、模式的に示す説明図である。
製造装置10−1が、上述した製造装置10と相違するのは、加熱装置12を構成する誘導加熱コイル12aを角管16に対して傾斜して配置し、これに伴って、冷却装置13の冷却水噴射ノズル13a、およびせん断力付与装置14のロール17a、17bも、角管16に対して傾斜して配置する点である。

Claims (13)

  1. 金属製の中空の素材を、その長手方向へ相対的に送りながら支持する第1の支持装置と、
    前記素材を加熱する加熱装置と、
    前記加熱装置により加熱された第1の部分よりも前記素材の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却する冷却装置と、
    二次元または三次元の方向へ移動することによって前記第1の部分と前記第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置と
    を備えることを特徴とする屈曲部材の製造装置。
  2. 前記第1の支持装置、前記加熱装置及び前記冷却装置は、いずれも、固定配置され、かつ前記第1の支持装置は第1の位置に配置され、前記加熱装置は前記素材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置され、前記冷却装置は前記素材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置され、さらに、前記せん断力付与装置は前記素材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の領域に配置される請求項1に記載された屈曲部材の製造装置。
  3. 前記加熱装置は、前記素材の長手方向における一の横断面を加熱するとともに、前記せん断力付与装置は、前記加工の際に、前記素材の送り方向および前記一の横断面と略平行な方向の2方向について同時に移動する請求項1または請求項2に記載された屈曲部材の製造装置。
  4. さらに、前記素材の送り方向について前記せん断力付与装置の設置位置よりも下流の領域で前記素材における前記せん断力付与装置による加工を終了した部分を支持する第2の支持装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造装置。
  5. 前記せん断力付与装置の位置決めは、前記素材をクランプすることによって行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造装置。
  6. 前記屈曲部材は、曲げ半径が肉厚の1〜5倍以下である曲がり部を少なくとも一つ有する請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造装置。
  7. 前記屈曲部材は、閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造装置。
  8. 金属製の中空の素材を、該素材を支持する第1の支持装置に対してその長手方向へ相対的に送りながら、加熱装置によって前記素材を加熱するとともに、前記加熱装置により加熱された第1の部分よりも前記素材の相対的な送り方向の下流側に位置する第2の部分を冷却装置により冷却し、かつ、二次元または三次元の方向へ移動することによって前記第1の部分と前記第2の部分との間にせん断力を与えるせん断力付与装置を、前記二次元または三次元の方向へ移動することによって、前記素材に加工を行うことを特徴とする屈曲部材の製造方法。
  9. 前記第1の部分と前記第2の部分との間に焼入れを行う請求項8に記載された屈曲部材の製造方法。
  10. 前記第1の支持装置、前記加熱装置及び前記冷却装置は、いずれも、固定配置され、かつ前記第1の支持装置は第1の位置に配置され、前記加熱装置は前記素材の送り方向について前記第1の位置よりも下流の第2の位置に配置され、前記冷却装置は前記素材の送り方向について前記第2の位置よりも下流の第3の位置に配置され、さらに、前記せん断力付与装置は前記素材の送り方向について前記第3の位置よりも下流の領域に配置される請求項8または9に記載された製造方法。
  11. 金属製の中空の本体を有するとともに、該本体に形成された、二次元または三次元に屈曲した曲がり部を少なくとも一つ備え、前記曲がり部の曲げ半径は肉厚の1〜5倍以下であることを特徴とする屈曲部材。
  12. 前記曲がり部は、前記曲がり部を形成する加工の際に加熱および冷却された部分である請求項11に記載された屈曲部材。
  13. 前記屈曲部材は、閉断面形状を有するとともに長手方向へ一体に構成される請求項11または請求項12に記載された屈曲部材。
JP2011528775A 2009-08-25 2010-08-23 屈曲部材、その製造装置および製造方法 Active JP5587890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011528775A JP5587890B2 (ja) 2009-08-25 2010-08-23 屈曲部材、その製造装置および製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194211 2009-08-25
JP2009194211 2009-08-25
PCT/JP2010/064145 WO2011024741A1 (ja) 2009-08-25 2010-08-23 屈曲部材、その製造装置および製造方法
JP2011528775A JP5587890B2 (ja) 2009-08-25 2010-08-23 屈曲部材、その製造装置および製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011024741A1 true JPWO2011024741A1 (ja) 2013-01-31
JP5587890B2 JP5587890B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=43627846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011528775A Active JP5587890B2 (ja) 2009-08-25 2010-08-23 屈曲部材、その製造装置および製造方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US8776568B2 (ja)
EP (1) EP2471609A4 (ja)
JP (1) JP5587890B2 (ja)
KR (1) KR101450975B1 (ja)
CN (1) CN102625736B (ja)
AU (1) AU2010287670B2 (ja)
BR (1) BR112012007880B1 (ja)
CA (1) CA2772185C (ja)
EA (1) EA201270310A1 (ja)
MX (1) MX2012002353A (ja)
WO (1) WO2011024741A1 (ja)
ZA (1) ZA201202033B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013035032A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Sankei Giken Kogyo Co Ltd 金属材の曲げ加工装置及び曲げ部材の製造方法
US20170137062A1 (en) * 2014-06-26 2017-05-18 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Structural member for automobile body
DE102015106571A1 (de) * 2015-04-28 2016-11-03 AWS Schäfer Technologie GmbH Verfahren zum Induktionsbiegeumformen eines druckfesten Rohrs mit großer Wandstärke und großem Durchmesser und Induktions-Rohrbiegevorrichtung
JP2017014549A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 Ntn株式会社 機械部品の製造方法
CN108311565B (zh) * 2018-03-13 2019-05-07 浙江大学 一种复合管径薄壁管件弯曲成形装置
AU2019222835A1 (en) * 2018-09-05 2020-03-19 Blm S.P.A. Machine for the working of tubes provided with an optical sensor for measuring the forward displacement of the tube being worked and/or the rotational displacement of the same about the longitudinal axis thereof
CN109351818A (zh) * 2018-11-14 2019-02-19 宫帅 一种建材处理加工装置
CN111485080B (zh) * 2019-01-29 2022-08-16 宝山钢铁股份有限公司 一种管件弯曲成形装置
JP7205409B2 (ja) * 2019-07-22 2023-01-17 日本製鉄株式会社 中空屈曲部品の製造方法及び中空屈曲部品
JP7238660B2 (ja) * 2019-07-22 2023-03-14 日本製鉄株式会社 中空屈曲部品の製造方法、中空屈曲部品の製造装置、及び中空屈曲部品
US20220395881A1 (en) * 2020-02-27 2022-12-15 Nippon Steel Corporation Cooling device and cooling method
CN113941654A (zh) * 2021-09-01 2022-01-18 中汽(天津)汽车装备有限公司 一种弯钩工件简易折弯胎具

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1891338A (en) * 1931-02-09 1932-12-20 Lester W Snell Method of and means for bending tubes
US2286893A (en) * 1937-08-23 1942-06-16 Pont A Mousson Fond Apparatus and method for bending pipes, bars, plates, and like pieces
US2480774A (en) * 1946-06-28 1949-08-30 Kellogg M W Co Method of bending thin walled thermoplastic bodies, including tubes
US2609859A (en) * 1948-05-19 1952-09-09 Kellogg M W Co Method and apparatus for bending pipe
US2812004A (en) * 1955-05-27 1957-11-05 Combustion Eng Separate yieldable pressure means on slide of pivoted type of pipe bender
US2835151A (en) * 1955-06-28 1958-05-20 Western Electric Co Punch and die mechanism for forming sharp corners in wave guides
US3368377A (en) * 1965-09-17 1968-02-13 Hirayama Atsuo Methods of bending electrically conductive long materials such as bar, rod, and pipe, and means therefor
US3473361A (en) * 1967-04-06 1969-10-21 Teledyne Inc Method and apparatus for bending tubing
US4062216A (en) * 1974-07-23 1977-12-13 Daiichi Koshuha Kogyo Kabushiki Kaisha Metal bending methods and apparatus
JPS5938048B2 (ja) * 1975-09-18 1984-09-13 第一高周波工業 (株) 長尺材の連続曲げ加工方法及びその装置
JPS59218222A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 Hitachi Ltd 高周波誘導加熱曲げ加工法
GB8318577D0 (en) * 1983-07-08 1983-08-10 Ibrahim I N Draw-bending apparatus
JPH0813385B2 (ja) * 1991-12-06 1996-02-14 日鋼特機株式会社 エルボ管の成形方法及びその装置
DE19717472A1 (de) * 1997-04-25 1998-10-29 Suban Ag Verfahren und Vorrichtung zum Profilbiegen mit modularen Biegestationen
JP3000017B1 (ja) * 1999-01-21 2000-01-17 株式会社三五 管素材の曲げ加工方法
JP2004124357A (ja) * 2002-08-02 2004-04-22 Kobelco Contstruction Machinery Ltd ブーム構造およびブーム部材の製造方法
JP3793762B2 (ja) * 2003-05-19 2006-07-05 有限会社オータス 金属条材曲げ加工装置及び金属条材曲げ加工方法
DE102004003681A1 (de) * 2004-01-24 2005-08-11 Klingelnberg Ag Biegevorrichtung mit Pendelwalzrollen
JP4934283B2 (ja) * 2005-03-02 2012-05-16 住友金属工業株式会社 車体補強用部材
CN101132869B (zh) * 2005-03-03 2012-10-10 住友金属工业株式会社 金属材料的弯曲加工方法、弯曲加工装置及弯曲加工设备列、以及使用它们做成的弯曲加工产品
JP4825019B2 (ja) * 2005-03-03 2011-11-30 住友金属工業株式会社 金属材の曲げ加工方法、曲げ加工装置および曲げ加工設備列、並びにそれらを用いた曲げ加工製品
JP2008120227A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Aisin Seiki Co Ltd 車両用衝撃吸収具の製造方法
US7844581B2 (en) * 2006-12-01 2010-11-30 Nec Laboratories America, Inc. Methods and systems for data management using multiple selection criteria
EA017248B1 (ru) * 2007-04-04 2012-11-30 Сумитомо Метал Индастриз, Лтд. Способ производства гнутых изделий и устройство и линия для непрерывного производства гнутых изделий
PL2517949T3 (pl) * 2007-04-04 2014-06-30 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp Element wzmacniający karoserii samochodu
JP5187497B2 (ja) * 2007-12-19 2013-04-24 マツダ株式会社 金属筒部材の熱間曲げ加工方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
EA201270310A1 (ru) 2012-07-30
WO2011024741A1 (ja) 2011-03-03
MX2012002353A (es) 2012-04-30
CA2772185A1 (en) 2011-03-03
KR101450975B1 (ko) 2014-10-15
ZA201202033B (en) 2012-11-28
EP2471609A4 (en) 2016-03-16
BR112012007880A2 (pt) 2016-03-15
AU2010287670B2 (en) 2014-04-17
AU2010287670A1 (en) 2012-03-22
CN102625736B (zh) 2015-04-01
CA2772185C (en) 2014-07-15
EP2471609A1 (en) 2012-07-04
JP5587890B2 (ja) 2014-09-10
US20130059167A1 (en) 2013-03-07
US8776568B2 (en) 2014-07-15
KR20120048691A (ko) 2012-05-15
BR112012007880B1 (pt) 2020-10-27
CN102625736A (zh) 2012-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5587890B2 (ja) 屈曲部材、その製造装置および製造方法
JP4825019B2 (ja) 金属材の曲げ加工方法、曲げ加工装置および曲げ加工設備列、並びにそれらを用いた曲げ加工製品
KR101281941B1 (ko) 굽힘가공제품의 제조 방법, 제조 장치 및 연속 제조 장치
KR100878647B1 (ko) 금속재의 굽힘 가공 방법, 굽힘 가공 장치 및 굽힘 가공 설비열, 및 그것들을 이용한 굽힘 가공제품
US8919171B2 (en) Method for three-dimensionally bending workpiece and bent product
JP5162102B2 (ja) 異形管の曲げ加工方法およびその曲げ加工装置、並びにそれらを用いた曲げ加工製品
US8833127B2 (en) Hollow member and an apparatus and method for its manufacture
JP7238660B2 (ja) 中空屈曲部品の製造方法、中空屈曲部品の製造装置、及び中空屈曲部品
US10335843B2 (en) Method for manufacturing bent member, and hot-bending apparatus for steel material
JP7205409B2 (ja) 中空屈曲部品の製造方法及び中空屈曲部品
WO2022208744A1 (ja) 中空屈曲部材の製造方法及び中空屈曲部材の製造装置
JP2023096563A (ja) 中空屈曲部品の製造装置及び中空屈曲部品の製造方法
JP7295485B2 (ja) 冷却装置及び冷却方法
JP2023140799A (ja) 冷却装置及び冷却方法
JP2011230150A (ja) 加工製品の製造方法及び製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131202

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20131202

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5587890

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250