JPWO2011010454A1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

コントローラ(2)は、ポータブル機器(40)をコントローラ(2)に接続するようにセレクタ(6)を制御して、ポータブル機器(40)を認証し、ポータブル機器(40)の認証に成功したとき、ポータブル機器(40)を映像音声処理デバイス回路(3)に接続するようにセレクタ(6)を制御する。

Description

本発明は、ポータブル機器などの他の機器に接続され、当該他の機器を認証し、当該他の機器からコンテンツデータなどのデータを受信する電子機器に関する。
近年、アップル・インコーポレイテッド社のiPod(登録商標)のように、ビデオデータ、音楽データ又は写真データなどの様々なコンテンツデータを再生可能なポータブル機器が普及してきている。さらに、このようなポータブル機器に接続され、ポータブル機器内のコンテンツデータを家庭内あるいは車内でも再生するための電子機器も増えてきている。このような電子機器は、接続されたポータブル機器内のコンテンツデータ又はコンテンツ情報(例えば、映像タイトル又は音楽タイトルなど)を表示するための映像表示機能と、ポータブル機器の二次電池を充電する充電機能とを備えているものが多い(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−88660号公報。
上述した電子機器において、電子機器の消費電力を削減するために、ポータブル機器との間で通信を行うと共に電子機器全体の動作を制御するためのコントローラと、ポータブル機器から受信されたコンテンツデータ又はコンテンツ情報に対して所定の処理を行って映像表示装置に出力する映像処理デバイス回路などの処理回路とは別々に設けられている機器がある。このため、例えば、ポータブル機器からのコンテンツデータ又はコンテンツ情報は、コントローラによって受信された後に処理回路に転送され、所定の処理がされた後に映像表示装置に出力される。従って、コントローラと処理回路との間の通信速度がポータブル機器と電子機器との間の通信速度よりも小さい場合、電子機器は、受信したコンテンツデータ又はコンテンツ情報を映像表示装置において高速に表示できないという課題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ポータブル機器などの他の機器からコンテンツデータ等のデータを受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、他の機器に接続された電子機器であって、
上記他の機器と通信して上記他の機器を認証する制御手段と、
上記他の機器からデータを受信する通信手段と、
上記他の機器を、上記制御手段に接続するか、もしくは上記通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段とを備え、
上記制御手段は、
上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御した後に、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証し、
上記他の機器の認証に成功したとき、上記他の機器を上記通信手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする。
上記電子機器において、上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする。
また、上記電子機器において、上記制御手段は、上記他の機器から接続を要求するコマンドを受信したときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする。
さらに、上記電子機器において、上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする。
またさらに、上記電子機器において、上記通信手段を動作させるか否かを切り換えるための第2の切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記通信手段を動作させるように上記第2の切換手段を制御する一方、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記通信手段の動作を停止するように上記第2の切換手段を制御することを特徴とする。
また、上記電子機器において、上記他の機器は二次電池を備え、
上記制御手段は、(a)上記他の機器が上記制御手段に接続されているときは、上記他の機器から上記第1の切換手段を介して上記二次電池の充電量のデータを受信し、(b)上記他の機器が上記通信手段に接続されているときは、上記通信手段によって上記第1の切換手段を介して受信された上記二次電池の充電量のデータを、上記通信手段から受信することを特徴とする。
さらに、上記電子機器において、所定の直流電圧を上記二次電池に出力するか否かを切り換える第3の切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記受信された二次電池の充電量のデータに基づいて、上記二次電池の充電量が所定のしきい値になるように、上記第3の切換手段を制御することを特徴とする。
またさらに、上記電子機器において、上記他の機器から受信されるデータは、音声データとビデオデータとの少なくとも1つを含むコンテンツデータであることを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、他の機器を制御手段に接続するか、もしくは通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段を備え、制御手段は、第1の切換手段を介して他の機器と通信して他の機器を認証し、他の機器の認証に成功したとき、他の機器を通信手段に接続するように第1の切換手段を制御する。このため、他の機器の認証に成功した後には、通信手段は制御手段を経由せずに他の機器と直接通信を行うことができる。従って、ポータブル機器等の他の機器からコンテンツデータ又はコンテンツ情報を受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係るシアターシステム装置60と、ポータブル機器40と、映像表示装置70と、スピーカ80とを示すブロック図である。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第2の部分を示すフローチャートである。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第3の部分を示すフローチャートである。 図2のステップS3の第1の充電処理を示すフローチャートである。 図2のステップS11の第2の充電処理を示すフローチャートである。 図2及び図3の機器制御処理によって実現される電源スイッチ8のオンオフ状態と、機器接続検出スイッチ9のオンオフ状態と、給電スイッチ4及び5の各切り換え状態と、セレクタ6の切り換え状態との関係を示す表である。 本発明の第2の実施形態に係る機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシアターシステム装置60と、ポータブル機器40と、映像表示装置70と、スピーカ80とを示すブロック図である。また、図2乃至図4は、図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理を示すフローチャートである。
詳細後述するように、本実施形態に係るシアターシステム装置60は、(a)ポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証するコントローラ2と、(b)ポータブル機器40からコンテンツデータ45−n(n=1,2,…,Nであり、Nは正の整数である。)を受信する映像音声処理デバイス回路3と、(c)ポータブル機器40を、コントローラ2に接続するか、もしくは映像音声処理デバイス回路3に接続するかを選択的に切り換えるセレクタ6とを備える。ここで、コントローラ2は、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御した後に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信して、ポータブル機器40を認証し、ポータブル機器40の認証に成功したとき、ポータブル機器40を映像音声処理デバイス回路3に接続するようにセレクタ6を制御することを特徴としている。
始めに、図1を参照して、ポータブル機器40の構成を説明する。ポータブル機器40は、公知の携帯型のメディアプレーヤであって、ビデオデータ、写真データ、音楽データ、及びテキストデータなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nを格納及び再生するためのユーザの端末装置として用いられる。ポータブル機器40は、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、フラッシュメモリ44と、インターフェース46と、映像処理回路47と、ディスプレイ48と、音声処理回路49と、操作部50と、バス51と、二次電池52と、入出力端子53と、電源端子54とを備えて構成される。CPU41は、バス51を介してROM42、RAM43、フラッシュメモリ44、インターフェース46、映像処理回路47、音声処理回路49、及び操作部50と接続されていてそれらを制御するほか、種々のソフトウェアの機能を実行する。さらに、CPU41は、二次電池52の充電量を検出する。なお、ポータブル機器40の動作の主体はCPU41であるが、以下においてその記載を省略する。
図1において、ROM42は、ポータブル機器40の動作に必要であってCPU41によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM43は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)などで構成され、CPU41のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、フラッシュメモリ44は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、ビデオデータ、写真データ、音楽データ、及びテキストデータなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nを格納する。
インターフェース46はUSB(Universal Serial Bus)2.0に準拠しており、入出力端子53を介してシアターシステム装置60の入出力端子11に接続され、シアターシステム装置60からの信号及びデータを受信する一方、シアターシステム装置60に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのシリアル通信に係るインターフェース処理を実行する。また、映像処理回路47は、ビデオデータ及び写真データ等のコンテンツデータ45−1〜45−N及びCPU41が実行するプログラムによって出力されるユーザインタフェースとなる画像データに対して所定の信号処理及びD/A変換処理を実行した後、ディスプレイ48に出力して表示する。ここで、ユーザインタフェースとなる画像データは、例えば、二次電池52の充電量を示す画像データ、フラッシュメモリ44に格納されたコンテンツデータ45−1〜45−Nのリストを示す画像データ、各コンテンツデータ45−1〜45−Nに含まれるコンテンツ情報(例えば、音楽のタイトルなど。)を示す画像データ、又は、ポータブル機器40の動作状態を示す画像データなどを含む。音声処理回路49は、音楽データなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nに対して所定の信号処理及びD/A変換処理を実行する。また、操作部50は、例えば再生/停止ボタン及びメニューボタンであり、ユーザがポータブル機器40を操作するための指示コマンドなどを入力するためのものである。
図1において、二次電池52は、例えばリチウムイオン蓄電池であって、ポータブル機器40の各回路41〜44、46〜49などに電力を供給する。また、二次電池52は、電源端子54と、給電端子10と、給電スイッチ4の接点aとを介してシアターシステム装置60の電源回路7に接続されており、詳細後述するように、シアターシステム装置60によって充電される。
次に、図1を参照して、シアターシステム装置60の構成を説明する。シアターシステム装置60は、制御用のマイクロコンピュータにてなるコントローラ2と、LSI(Large Scale Integration)にてなる映像音声処理デバイス回路3と、給電スイッチ4及び5と、セレクタ6と、電源回路7と、電源スイッチ8と、機器接続検出スイッチ9と、給電端子10と、入出力端子11と、映像出力端子12と、音声出力端子13とを備えて構成される電子機器である。また、シアターシステム装置60は、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置に設置されたときに、機器接続検出スイッチ9がオンされ、給電端子10と電源端子54とが互いに電気的に接続され、かつ、入出力端子11と入出力端子53とが互いに電気的に接続されるように構成されている。ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置から取り除かれたときには、機器接続検出スイッチ9はオフされる。ここで、給電スイッチ4及び5の各接点aは電源回路7に接続され、給電スイッチ4及び5の各接点bはオープンである。電源回路7は、商用電源90からの交流電圧を、コントローラ2及び映像音声処理デバイス回路3を動作させるための直流電圧V1と、ポータブル機器40の二次電池52を充電するための直流電圧V2とに変換する。直流電圧V1は、コントローラ2に出力されると共に、給電スイッチ5の接点aを介して映像音声処理デバイス回路3に出力される。また、直流電圧V2は、給電スイッチ4の接点aと、給電端子10と、電源端子54とを介して、二次電池52に出力される。さらに、セレクタ6は、ポータブル機器40を、入出力端子53及び入出力端子11を介してコントローラ2に接続するか、もしくは、映像音声処理デバイス回路3に接続するかを選択的に切り換える。
電源スイッチ8は、シアターシステム装置60をオンオフするために設けられる。ここで、シアターシステム装置60がオフされている状態とは、シアターシステム装置60が商用電源90に接続されており、かつ、電源回路7からの直流電圧V1がコントローラ2のみに出力されている状態をいう。このとき、映像音声処理デバイス回路3には直流電圧V1は供給されておらず、映像音声処理デバイス回路3は動作していない。また、シアターシステム装置60がオンされている状態とは、シアターシステム装置60が商用電源90に接続されており、かつ、電源回路7からの直流電圧V1がコントローラ2及び映像音声処理デバイス回路3に出力されている状態をいう。このとき、映像音声処理デバイス回路3には直流電圧V1が供給されており、映像音声処理デバイス回路3は動作している。また、機器接続検出スイッチ9は、ポータブル機器40が上述した所定の接続位置に設置されたときに電気的にオンするように構成されている。シアターシステム装置60が商用電源90に接続されているときには、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、電源回路7からコントローラ2に直流電圧V1が常時供給されており、コントローラ2は、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9の各オンオフ状態を検出できる。そして、詳細後述するように、コントローラ2は、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9の各オンオフ状態の検出結果に基づいて、給電スイッチ4と、給電スイッチ5と、セレクタ6との各動作を制御する。
また、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40との間でデータを送受信する通信手段であって、音声データとビデオデータとの少なくとも1つを含むコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報を、ポータブル機器40から受信する。映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力されるコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に含まれるビデオデータに対して所定の信号処理やD/A変換処理を実行した後、ディスプレイなどの映像表示装置70に出力して表示する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力されるコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に含まれる音声データに対して所定の信号処理やD/A変換処理を実行した後、スピーカ80に出力する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力される二次電池52の充電量を含むデータを、コントローラ2に出力する。
次に、図2乃至図6を参照して、コントローラ2によって実行される機器制御処理を説明する。機器制御処理は、電源回路7に商用電源90が供給され、電源回路7からコントローラ2に直流電圧V1が供給されたときに実行される。このとき、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9はオフされている。始めに、ステップS1において、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点b側に切り換え、給電スイッチ5を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換える。これにより、ポータブル機器40は電源回路7に接続されず、映像音声処理デバイス回路3は動作せず、ポータブル機器40はコントローラ2に接続される。次に、ステップS2において、機器接続検出スイッチ9がオンされた(すなわち、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置に設置された)か否かが判断され、YESのときはステップS3に進む一方、NOのときはステップS16に進む。ステップS3では、図5の第1の充電処理が実行される。
図5の第1の充電処理中には、セレクタ6はコントローラ2側に切り換えられており、ポータブル機器40はコントローラ2に接続されている。図5のステップS31において、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点a側に切り換える。そして、ステップS32において、コントローラ2は、ポータブル機器40に対して二次電池52の充電量のデータを送信することを要求するコマンドを、セレクタ6を介してポータブル機器40に送信し、これに応答してポータブル機器40から送信された二次電池52の充電量のデータを、セレクタ6を介して受信する。次に、ステップS33において、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいか否かが判断され、YESのときはステップS34に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS34において、給電スイッチ4は接点b側に切り換えられ、ステップS32に戻る。また、ステップS35において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS32に戻る。なお、コントローラ2は、ステップS32の処理を所定の周期で実行する。
図2に戻り参照すると、ステップS4において、ステップS3の第1の充電処理を実行中に、電源スイッチ8がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS5に進む。そして、ステップS5では、第1の充電処理を実行中に、機器接続検出スイッチ9がオフされた(すなわち、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置から外された)か否かが判断され、YESのときはステップS6において第1の充電処理を終了してステップS1に戻る一方、NOのときはステップS4に戻る。
ステップS7において、コントローラ2は、第1の充電処理を終了し、給電スイッチ4を接点a側に切り換え、給電スイッチ5を接点a側に切り換える。これにより、映像音声処理デバイス回路3に直流電圧V1が供給される。次にステップS8において、コントローラ2は、ポータブル機器40との間でセレクタ6を介して所定の認証処理を行い、ステップS9に進む。ここで、ステップS8において実行される認証処理は、ポータブル機器40と通信して、ポータブル機器40内のコンテンツデータ45−nを受信して再生することを機器認証するための処理である。ステップS9では、ポータブル機器40の認証に成功したか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS21に進む。そして、ステップS10において、コントローラ2はセレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換え、ステップS11において、図6の第2の充電処理を実行する。なお、ステップS10において、セレクタ6が映像音声処理デバイス回路3側に切り換えられると、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3に接続され、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介してコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報を受信し、受信したコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に基づいてビデオデータ及び音声データを生成し、ビデオデータを映像表示装置70に出力して表示すると共に、音声データをスピーカ80に出力する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40に対して二次電池52の充電量のデータを送信することを要求するコマンドを、セレクタ6を介してポータブル機器40に所定の周期で、送信し、これに応答してポータブル機器40から送信された二次電池52の充電量のデータを、セレクタ6を介して受信する。そして、受信した充電量のデータをコントローラ2に出力する。
図6の第2の充電処理中には、セレクタ6は映像音声処理デバイス回路3側に切り換えられており、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3に接続されている。図6のステップS41において、コントローラ2は、映像音声処理デバイス回路3から、二次電池52の充電量のデータを受信する。次に、ステップS43において、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいか否かが判断され、YESのときはステップS44に進む一方、NOのときはステップS45に進む。ステップS44において、給電スイッチ4は接点b側に切り換えられ、ステップS42に戻る。また、ステップS45において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS42に戻る。
図2に戻り参照すると、ステップS12において、第2の充電処理中に電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS14に進む。ステップS13において、コントローラ2は第2の充電処理を終了し、給電スイッチ5を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、ステップS3に戻る。一方、ステップS14では、第2の充電処理中に機器接続検出スイッチ9がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS15に進む一方、NOのときはステップS12に戻る。ステップS15において、コントローラ2は給電スイッチ4を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、ステップS18に進む。
ステップS16では、電源スイッチ8がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS17に進む一方、NOのときはステップS2に戻る。ステップS17において、コントローラ2は給電スイッチ5を接点a側に切り換えてステップS18に進む。ステップS18では、電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS1に戻る一方、NOのときはステップS19に進む。さらに、ステップS19では、機器接続検出スイッチ9がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS20に進む一方、NOのときはステップS18に戻る。ステップS20において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS8に戻る。
また、ステップS9において認証に失敗したときには、ステップS21において、コントローラ2は給電スイッチ4を接点b側に切り換えてステップS22に進む。ステップS22では、電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS1に戻る一方、NOのときはステップS23に進む。そして、ステップS23では、機器接続検出スイッチ9がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS18に進む一方、NOのときはステップS22に戻る。
図7は、図2及び図3の機器制御処理によって実現される電源スイッチ8のオンオフ状態と、機器接続検出スイッチ9のオンオフ状態と、給電スイッチ4及び5の各切り換え状態と、セレクタ6の切り換え状態との関係を示す表である。図7に示すように、本実施形態に係る機器制御処理によれば、ポータブル機器40がシアターシステム装置60に接続されており(すなわち、機器接続検出スイッチ9がオンされている)、かつ、電源スイッチ8がオフされているときには、給電スイッチ5は接点bに切り換えられ、セレクタ6はコントローラ2側に切り換えられる。そして、コントローラ2は第1の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量のデータをセレクタ6を介してポータブル機器40から受信し、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電する。
また、ポータブル機器40がシアターシステム装置60に接続されており(すなわち、機器接続検出スイッチ9がオンされている)、かつ、電源スイッチ8がオンされているときには、給電スイッチ5は接点a側に切り換えられ、映像音声処理デバイス回路3に直流電圧V1が供給される。また、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点a側に切り換えてポータブル機器40に給電すると共に、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、セレクタ6を介してポータブル機器40との間で認証処理を行う。そして、コントローラ2は、ポータブル機器40の認証に成功したときに、セレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換える。従って、認証に成功した後は、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3との間で通信を行い、コンテンツデータ45−n及び二次電池52の充電量のデータを映像音声処理デバイス回路3に送信する。さらに、認証に成功した後は、コントローラ2は第2の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量のデータを映像音声処理デバイス回路3から受信し、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ2は、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御した後に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証し(図2のステップS8)、ポータブル機器40の認証に成功したときに、セレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換える(図2のステップS10)ので、ポータブル機器40からのコンテンツデータ45−nは、コントローラ2を経由せずに映像音声処理デバイス回路3に送信される。従って、従来技術に比較して、受信したコンテンツデータ45−nに含まれるビデオデータを映像表示装置70に高速に表示できる。
また、コントローラ2は、シアターシステム装置60の電源スイッチ8がオンされたとき(図2のステップS4でYESの場合)に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証するので、電源スイッチ8のオン時に確実にポータブル機器40を認証できる。
さらに、コントローラ2は、シアターシステム装置60の電源スイッチ8がオフされたときに、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御する(図2のステップS1及びステップS13)ので、コントローラ2は、電源スイッチ8がオフされた後にも、ポータブル機器40との間で通信を行うことができ、例えば、二次電池52の充電量のデータをポータブル機器40から受信できる。
またさらに、シアターシステム装置60は、映像音声処理デバイス回路3を動作させるか否かを切り換えるための給電スイッチ5を備え、コントローラ2は、電源スイッチ8がオンされたときに、映像音声処理デバイス回路3を動作させるように給電スイッチ5を接点a側に切り換える一方、電源スイッチ8がオフされたときに、映像音声処理デバイス回路3の動作を停止するように給電スイッチ5を接点b側に切り換える。従って、電源スイッチ8がオフされているときには、映像音声処理デバイス回路3には給電されないので、シアターシステム装置60の消費電力を最低限に抑えることができる。
また、コントローラ2は、ポータブル機器40がコントローラ2に接続されているときは、ポータブル機器40からセレクタ6を介して二次電池52の充電量のデータを受信し、ポータブル機器40が映像音声処理デバイス回路3に接続されているときは、映像音声処理デバイス回路3によってセレクタ6を介して受信された二次電池52の充電量のデータを、映像音声処理デバイス回路3から受信するので、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、二次電池52の充電量のデータを受信して、二次電池52の充電量を監視できる。
さらに、シアターシステム装置60は、直流電圧V1を二次電池52に出力するか否かを切り換える給電スイッチ4を備え、コントローラ2は、受信された二次電池52の充電量のデータに基づいて、上記二次電池の充電量が所定のしきい値になるように、給電スイッチ4を制御するので、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電できる。
第2の実施形態.
図8は、本発明の第2の実施形態に係る機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態に係る機器制御処理の第2の部分及び第3の部分は、それぞれ、第1の実施形態に係る機器制御処理の第2の部分(図3)及び第3の部分(図4)と同一である。図8の処理は、図2の処理のステップS4をステップS4Aに置き換えたものである。ステップS4Aにおいて、コントローラ2は、第1の充電処理を実行中に電源スイッチ8がオンされ、又は、接続要求コマンドをポータブル機器40から受信したか否かを判断する。ここで、接続要求コマンドは、シアターシステム装置60への接続を要求するコマンドであって、ユーザがポータブル機器40の操作部50の再生ボタンなどを操作したときに、ポータブル機器40からシアターシステム装置60に送信される。従って、本実施形態によれば、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、ユーザがポータブル機器40の操作部50の再生ボタンなどを操作したときに映像表示装置70にビデオデータを出力して表示し、スピーカ80から音声を出力できる。
なお、上記各実施形態において、インターフェース46は、USB2.0に準拠したインターフェース回路であったが、本発明はこれに限らず、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)の集積回路であってもよい。
また、上記各実施形態において、ポータブル機器40とシアターシステム装置60とを有線接続したが、本発明はこれに限らず、無線接続してもよい。
さらに、上記各実施形態において、電源スイッチ8がオフのとき、コントローラ2は、第1の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいときには給電スイッチ4を接点b側に切り換えたが、本発明はこれに限らず、ユーザに対してポータブル機器40の接続を解除することを指示する画像データを、映像音声処理デバイス回路3を介して映像表示装置70に表示してもよい。
上記各実施形態において、シアターシステム装置60を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、ポータブル機器40等の他の機器に接続された電子機器であればよい。
以上説明したように、本発明に係る電子機器は、他の機器を制御手段に接続するか、もしくは通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段を備え、制御手段は、第1の切換手段を介して他の機器と通信して他の機器を認証し、他の機器の認証に成功したとき、他の機器を通信手段に接続するように第1の切換手段を制御する。このため、他の機器の認証に成功した後には、通信手段は制御手段を経由せずに他の機器と直接通信を行うことができる。従って、ポータブル機器等の他の機器からコンテンツデータ又はコンテンツ情報を受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を実現できる。
2…コントローラ、
3…映像音声処理デバイス回路、
4…給電スイッチ、
5…給電スイッチ、
6…セレクタ、
7…電源回路、
8…電源スイッチ、
9…機器接続検出スイッチ、
10…給電端子、
11…入出力端子、
12…映像出力端子、
13…音声出力端子、
40…ポータブル機器、
41…CPU、
42…ROM、
43…RAM、
44…フラッシュメモリ、
45−1〜45−N…コンテンツデータ、
46…インターフェース、
47…映像処理回路、
48…ディスプレイ、
49…音声処理回路、
50…操作部、
51…バス、
52…二次電池、
53…入出力端子、
54…電源端子、
60…シアターシステム装置、
70…映像表示装置、
80…スピーカ。
本発明は、ポータブル機器などの他の機器に接続され、当該他の機器を認証し、当該他の機器からコンテンツデータなどのデータを受信する電子機器に関する。
近年、アップル・インコーポレイテッド社のiPod(登録商標)のように、ビデオデータ、音楽データ又は写真データなどの様々なコンテンツデータを再生可能なポータブル機器が普及してきている。さらに、このようなポータブル機器に接続され、ポータブル機器内のコンテンツデータを家庭内あるいは車内でも再生するための電子機器も増えてきている。このような電子機器は、接続されたポータブル機器内のコンテンツデータ又はコンテンツ情報(例えば、映像タイトル又は音楽タイトルなど)を表示するための映像表示機能と、ポータブル機器の二次電池を充電する充電機能とを備えているものが多い(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−88660号公報。
上述した電子機器において、電子機器の消費電力を削減するために、ポータブル機器との間で通信を行うと共に電子機器全体の動作を制御するためのコントローラと、ポータブル機器から受信されたコンテンツデータ又はコンテンツ情報に対して所定の処理を行って映像表示装置に出力する映像処理デバイス回路などの処理回路とは別々に設けられている機器がある。このため、例えば、ポータブル機器からのコンテンツデータ又はコンテンツ情報は、コントローラによって受信された後に処理回路に転送され、所定の処理がされた後に映像表示装置に出力される。従って、コントローラと処理回路との間の通信速度がポータブル機器と電子機器との間の通信速度よりも小さい場合、電子機器は、受信したコンテンツデータ又はコンテンツ情報を映像表示装置において高速に表示できないという課題があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、ポータブル機器などの他の機器からコンテンツデータ等のデータを受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を提供することにある。
本発明に係る電子機器は、他の機器に接続された電子機器であって、
上記他の機器と通信して上記他の機器を認証する制御手段と、
上記他の機器からデータを受信する通信手段と、
上記他の機器を、上記制御手段に接続するか、もしくは上記通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段とを備え、
上記制御手段は、
上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御した後に、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証し、
上記他の機器の認証に成功したとき、上記他の機器を上記通信手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする。
上記電子機器において、上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする。
また、上記電子機器において、上記制御手段は、上記他の機器から接続を要求するコマンドを受信したときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする。
さらに、上記電子機器において、上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする。
またさらに、上記電子機器において、上記通信手段を動作させるか否かを切り換えるための第2の切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記通信手段を動作させるように上記第2の切換手段を制御する一方、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記通信手段の動作を停止するように上記第2の切換手段を制御することを特徴とする。
また、上記電子機器において、上記他の機器は二次電池を備え、
上記制御手段は、(a)上記他の機器が上記制御手段に接続されているときは、上記他の機器から上記第1の切換手段を介して上記二次電池の充電量のデータを受信し、(b)上記他の機器が上記通信手段に接続されているときは、上記通信手段によって上記第1の切換手段を介して受信された上記二次電池の充電量のデータを、上記通信手段から受信することを特徴とする。
さらに、上記電子機器において、所定の直流電圧を上記二次電池に出力するか否かを切り換える第3の切換手段をさらに備え、
上記制御手段は、上記受信された二次電池の充電量のデータに基づいて、上記二次電池の充電量が所定のしきい値になるように、上記第3の切換手段を制御することを特徴とする。
またさらに、上記電子機器において、上記他の機器から受信されるデータは、音声データとビデオデータとの少なくとも1つを含むコンテンツデータであることを特徴とする。
本発明に係る電子機器は、他の機器を制御手段に接続するか、もしくは通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段を備え、制御手段は、第1の切換手段を介して他の機器と通信して他の機器を認証し、他の機器の認証に成功したとき、他の機器を通信手段に接続するように第1の切換手段を制御する。このため、他の機器の認証に成功した後には、通信手段は制御手段を経由せずに他の機器と直接通信を行うことができる。従って、ポータブル機器等の他の機器からコンテンツデータ又はコンテンツ情報を受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を実現できる。
本発明の第1の実施形態に係るシアターシステム装置60と、ポータブル機器40と、映像表示装置70と、スピーカ80とを示すブロック図である。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第2の部分を示すフローチャートである。 図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理の第3の部分を示すフローチャートである。 図2のステップS3の第1の充電処理を示すフローチャートである。 図2のステップS11の第2の充電処理を示すフローチャートである。 図2及び図3の機器制御処理によって実現される電源スイッチ8のオンオフ状態と、機器接続検出スイッチ9のオンオフ状態と、給電スイッチ4及び5の各切り換え状態と、セレクタ6の切り換え状態との関係を示す表である。 本発明の第2の実施形態に係る機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシアターシステム装置60と、ポータブル機器40と、映像表示装置70と、スピーカ80とを示すブロック図である。また、図2乃至図4は、図1のコントローラ2によって実行される機器制御処理を示すフローチャートである。
詳細後述するように、本実施形態に係るシアターシステム装置60は、(a)ポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証するコントローラ2と、(b)ポータブル機器40からコンテンツデータ45−n(n=1,2,…,Nであり、Nは正の整数である。)を受信する映像音声処理デバイス回路3と、(c)ポータブル機器40を、コントローラ2に接続するか、もしくは映像音声処理デバイス回路3に接続するかを選択的に切り換えるセレクタ6とを備える。ここで、コントローラ2は、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御した後に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信して、ポータブル機器40を認証し、ポータブル機器40の認証に成功したとき、ポータブル機器40を映像音声処理デバイス回路3に接続するようにセレクタ6を制御することを特徴としている。
始めに、図1を参照して、ポータブル機器40の構成を説明する。ポータブル機器40は、公知の携帯型のメディアプレーヤであって、ビデオデータ、写真データ、音楽データ、及びテキストデータなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nを格納及び再生するためのユーザの端末装置として用いられる。ポータブル機器40は、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、フラッシュメモリ44と、インターフェース46と、映像処理回路47と、ディスプレイ48と、音声処理回路49と、操作部50と、バス51と、二次電池52と、入出力端子53と、電源端子54とを備えて構成される。CPU41は、バス51を介してROM42、RAM43、フラッシュメモリ44、インターフェース46、映像処理回路47、音声処理回路49、及び操作部50と接続されていてそれらを制御するほか、種々のソフトウェアの機能を実行する。さらに、CPU41は、二次電池52の充電量を検出する。なお、ポータブル機器40の動作の主体はCPU41であるが、以下においてその記載を省略する。
図1において、ROM42は、ポータブル機器40の動作に必要であってCPU41によって実行される種々のソフトウェアのプログラムを予め格納する。また、RAM43は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)などで構成され、CPU41のワーキングエリアとして使用されてプログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。さらに、フラッシュメモリ44は、記録媒体を内蔵する記憶装置であり、ビデオデータ、写真データ、音楽データ、及びテキストデータなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nを格納する。
インターフェース46はUSB(Universal Serial Bus)2.0に準拠しており、入出力端子53を介してシアターシステム装置60の入出力端子11に接続され、シアターシステム装置60からの信号及びデータを受信する一方、シアターシステム装置60に対して信号及びデータを送信して信号変換及びプロトコル変換などのシリアル通信に係るインターフェース処理を実行する。また、映像処理回路47は、ビデオデータ及び写真データ等のコンテンツデータ45−1〜45−N及びCPU41が実行するプログラムによって出力されるユーザインタフェースとなる画像データに対して所定の信号処理及びD/A変換処理を実行した後、ディスプレイ48に出力して表示する。ここで、ユーザインタフェースとなる画像データは、例えば、二次電池52の充電量を示す画像データ、フラッシュメモリ44に格納されたコンテンツデータ45−1〜45−Nのリストを示す画像データ、各コンテンツデータ45−1〜45−Nに含まれるコンテンツ情報(例えば、音楽のタイトルなど。)を示す画像データ、又は、ポータブル機器40の動作状態を示す画像データなどを含む。音声処理回路49は、音楽データなどのコンテンツデータ45−1〜45−Nに対して所定の信号処理及びD/A変換処理を実行する。また、操作部50は、例えば再生/停止ボタン及びメニューボタンであり、ユーザがポータブル機器40を操作するための指示コマンドなどを入力するためのものである。
図1において、二次電池52は、例えばリチウムイオン蓄電池であって、ポータブル機器40の各回路41〜44、46〜49などに電力を供給する。また、二次電池52は、電源端子54と、給電端子10と、給電スイッチ4の接点aとを介してシアターシステム装置60の電源回路7に接続されており、詳細後述するように、シアターシステム装置60によって充電される。
次に、図1を参照して、シアターシステム装置60の構成を説明する。シアターシステム装置60は、制御用のマイクロコンピュータにてなるコントローラ2と、LSI(Large Scale Integration)にてなる映像音声処理デバイス回路3と、給電スイッチ4及び5と、セレクタ6と、電源回路7と、電源スイッチ8と、機器接続検出スイッチ9と、給電端子10と、入出力端子11と、映像出力端子12と、音声出力端子13とを備えて構成される電子機器である。また、シアターシステム装置60は、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置に設置されたときに、機器接続検出スイッチ9がオンされ、給電端子10と電源端子54とが互いに電気的に接続され、かつ、入出力端子11と入出力端子53とが互いに電気的に接続されるように構成されている。ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置から取り除かれたときには、機器接続検出スイッチ9はオフされる。ここで、給電スイッチ4及び5の各接点aは電源回路7に接続され、給電スイッチ4及び5の各接点bはオープンである。電源回路7は、商用電源90からの交流電圧を、コントローラ2及び映像音声処理デバイス回路3を動作させるための直流電圧V1と、ポータブル機器40の二次電池52を充電するための直流電圧V2とに変換する。直流電圧V1は、コントローラ2に出力されると共に、給電スイッチ5の接点aを介して映像音声処理デバイス回路3に出力される。また、直流電圧V2は、給電スイッチ4の接点aと、給電端子10と、電源端子54とを介して、二次電池52に出力される。さらに、セレクタ6は、ポータブル機器40を、入出力端子53及び入出力端子11を介してコントローラ2に接続するか、もしくは、映像音声処理デバイス回路3に接続するかを選択的に切り換える。
電源スイッチ8は、シアターシステム装置60をオンオフするために設けられる。ここで、シアターシステム装置60がオフされている状態とは、シアターシステム装置60が商用電源90に接続されており、かつ、電源回路7からの直流電圧V1がコントローラ2のみに出力されている状態をいう。このとき、映像音声処理デバイス回路3には直流電圧V1は供給されておらず、映像音声処理デバイス回路3は動作していない。また、シアターシステム装置60がオンされている状態とは、シアターシステム装置60が商用電源90に接続されており、かつ、電源回路7からの直流電圧V1がコントローラ2及び映像音声処理デバイス回路3に出力されている状態をいう。このとき、映像音声処理デバイス回路3には直流電圧V1が供給されており、映像音声処理デバイス回路3は動作している。また、機器接続検出スイッチ9は、ポータブル機器40が上述した所定の接続位置に設置されたときに電気的にオンするように構成されている。シアターシステム装置60が商用電源90に接続されているときには、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、電源回路7からコントローラ2に直流電圧V1が常時供給されており、コントローラ2は、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9の各オンオフ状態を検出できる。そして、詳細後述するように、コントローラ2は、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9の各オンオフ状態の検出結果に基づいて、給電スイッチ4と、給電スイッチ5と、セレクタ6との各動作を制御する。
また、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40との間でデータを送受信する通信手段であって、音声データとビデオデータとの少なくとも1つを含むコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報を、ポータブル機器40から受信する。映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力されるコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に含まれるビデオデータに対して所定の信号処理やD/A変換処理を実行した後、ディスプレイなどの映像表示装置70に出力して表示する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力されるコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に含まれる音声データに対して所定の信号処理やD/A変換処理を実行した後、スピーカ80に出力する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介して入力される二次電池52の充電量を含むデータを、コントローラ2に出力する。
次に、図2乃至図6を参照して、コントローラ2によって実行される機器制御処理を説明する。機器制御処理は、電源回路7に商用電源90が供給され、電源回路7からコントローラ2に直流電圧V1が供給されたときに実行される。このとき、電源スイッチ8及び機器接続検出スイッチ9はオフされている。始めに、ステップS1において、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点b側に切り換え、給電スイッチ5を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換える。これにより、ポータブル機器40は電源回路7に接続されず、映像音声処理デバイス回路3は動作せず、ポータブル機器40はコントローラ2に接続される。次に、ステップS2において、機器接続検出スイッチ9がオンされた(すなわち、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置に設置された)か否かが判断され、YESのときはステップS3に進む一方、NOのときはステップS16に進む。ステップS3では、図5の第1の充電処理が実行される。
図5の第1の充電処理中には、セレクタ6はコントローラ2側に切り換えられており、ポータブル機器40はコントローラ2に接続されている。図5のステップS31において、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点a側に切り換える。そして、ステップS32において、コントローラ2は、ポータブル機器40に対して二次電池52の充電量のデータを送信することを要求するコマンドを、セレクタ6を介してポータブル機器40に送信し、これに応答してポータブル機器40から送信された二次電池52の充電量のデータを、セレクタ6を介して受信する。次に、ステップS33において、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいか否かが判断され、YESのときはステップS34に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS34において、給電スイッチ4は接点b側に切り換えられ、ステップS32に戻る。また、ステップS35において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS32に戻る。なお、コントローラ2は、ステップS32の処理を所定の周期で実行する。
図2に戻り参照すると、ステップS4において、ステップS3の第1の充電処理を実行中に、電源スイッチ8がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS7に進む一方、NOのときはステップS5に進む。そして、ステップS5では、第1の充電処理を実行中に、機器接続検出スイッチ9がオフされた(すなわち、ポータブル機器40がシアターシステム装置60の所定の接続位置から外された)か否かが判断され、YESのときはステップS6において第1の充電処理を終了してステップS1に戻る一方、NOのときはステップS4に戻る。
ステップS7において、コントローラ2は、第1の充電処理を終了し、給電スイッチ4を接点a側に切り換え、給電スイッチ5を接点a側に切り換える。これにより、映像音声処理デバイス回路3に直流電圧V1が供給される。次にステップS8において、コントローラ2は、ポータブル機器40との間でセレクタ6を介して所定の認証処理を行い、ステップS9に進む。ここで、ステップS8において実行される認証処理は、ポータブル機器40と通信して、ポータブル機器40内のコンテンツデータ45−nを受信して再生することを機器認証するための処理である。ステップS9では、ポータブル機器40の認証に成功したか否かが判断され、YESのときはステップS10に進む一方、NOのときはステップS21に進む。そして、ステップS10において、コントローラ2はセレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換え、ステップS11において、図6の第2の充電処理を実行する。なお、ステップS10において、セレクタ6が映像音声処理デバイス回路3側に切り換えられると、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3に接続され、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40からセレクタ6を介してコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報を受信し、受信したコンテンツデータ45−n又はコンテンツ情報に基づいてビデオデータ及び音声データを生成し、ビデオデータを映像表示装置70に出力して表示すると共に、音声データをスピーカ80に出力する。さらに、映像音声処理デバイス回路3は、ポータブル機器40に対して二次電池52の充電量のデータを送信することを要求するコマンドを、セレクタ6を介してポータブル機器40に所定の周期で、送信し、これに応答してポータブル機器40から送信された二次電池52の充電量のデータを、セレクタ6を介して受信する。そして、受信した充電量のデータをコントローラ2に出力する。
図6の第2の充電処理中には、セレクタ6は映像音声処理デバイス回路3側に切り換えられており、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3に接続されている。図6のステップS4において、コントローラ2は、映像音声処理デバイス回路3から、二次電池52の充電量のデータを受信する。次に、ステップS43において、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいか否かが判断され、YESのときはステップS44に進む一方、NOのときはステップS45に進む。ステップS44において、給電スイッチ4は接点b側に切り換えられ、ステップS42に戻る。また、ステップS45において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS42に戻る。
図2に戻り参照すると、ステップS12において、第2の充電処理中に電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS13に進む一方、NOのときはステップS14に進む。ステップS13において、コントローラ2は第2の充電処理を終了し、給電スイッチ5を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、ステップS3に戻る。一方、ステップS14では、第2の充電処理中に機器接続検出スイッチ9がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS15に進む一方、NOのときはステップS12に戻る。ステップS15において、コントローラ2は給電スイッチ4を接点b側に切り換え、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、ステップS18に進む。
ステップS16では、電源スイッチ8がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS17に進む一方、NOのときはステップS2に戻る。ステップS17において、コントローラ2は給電スイッチ5を接点a側に切り換えてステップS18に進む。ステップS18では、電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS1に戻る一方、NOのときはステップS19に進む。さらに、ステップS19では、機器接続検出スイッチ9がオンされたか否かが判断され、YESのときはステップS20に進む一方、NOのときはステップS18に戻る。ステップS20において、給電スイッチ4は接点a側に切り換えられ、ステップS8に戻る。
また、ステップS9において認証に失敗したときには、ステップS21において、コントローラ2は給電スイッチ4を接点b側に切り換えてステップS22に進む。ステップS22では、電源スイッチ8がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS1に戻る一方、NOのときはステップS23に進む。そして、ステップS23では、機器接続検出スイッチ9がオフされたか否かが判断され、YESのときはステップS18に進む一方、NOのときはステップS22に戻る。
図7は、図2及び図3の機器制御処理によって実現される電源スイッチ8のオンオフ状態と、機器接続検出スイッチ9のオンオフ状態と、給電スイッチ4及び5の各切り換え状態と、セレクタ6の切り換え状態との関係を示す表である。図7に示すように、本実施形態に係る機器制御処理によれば、ポータブル機器40がシアターシステム装置60に接続されており(すなわち、機器接続検出スイッチ9がオンされている)、かつ、電源スイッチ8がオフされているときには、給電スイッチ5は接点bに切り換えられ、セレクタ6はコントローラ2側に切り換えられる。そして、コントローラ2は第1の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量のデータをセレクタ6を介してポータブル機器40から受信し、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電する。
また、ポータブル機器40がシアターシステム装置60に接続されており(すなわち、機器接続検出スイッチ9がオンされている)、かつ、電源スイッチ8がオンされているときには、給電スイッチ5は接点a側に切り換えられ、映像音声処理デバイス回路3に直流電圧V1が供給される。また、コントローラ2は、給電スイッチ4を接点a側に切り換えてポータブル機器40に給電すると共に、セレクタ6をコントローラ2側に切り換え、セレクタ6を介してポータブル機器40との間で認証処理を行う。そして、コントローラ2は、ポータブル機器40の認証に成功したときに、セレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換える。従って、認証に成功した後は、ポータブル機器40は映像音声処理デバイス回路3との間で通信を行い、コンテンツデータ45−n及び二次電池52の充電量のデータを映像音声処理デバイス回路3に送信する。さらに、認証に成功した後は、コントローラ2は第2の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量のデータを映像音声処理デバイス回路3から受信し、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ2は、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御した後に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証し(図2のステップS8)、ポータブル機器40の認証に成功したときに、セレクタ6を映像音声処理デバイス回路3側に切り換える(図2のステップS10)ので、ポータブル機器40からのコンテンツデータ45−nは、コントローラ2を経由せずに映像音声処理デバイス回路3に送信される。従って、従来技術に比較して、受信したコンテンツデータ45−nに含まれるビデオデータを映像表示装置70に高速に表示できる。
また、コントローラ2は、シアターシステム装置60の電源スイッチ8がオンされたとき(図2のステップS4でYESの場合)に、セレクタ6を介してポータブル機器40と通信してポータブル機器40を認証するので、電源スイッチ8のオン時に確実にポータブル機器40を認証できる。
さらに、コントローラ2は、シアターシステム装置60の電源スイッチ8がオフされたときに、ポータブル機器40をコントローラ2に接続するようにセレクタ6を制御する(図2のステップS1及びステップS13)ので、コントローラ2は、電源スイッチ8がオフされた後にも、ポータブル機器40との間で通信を行うことができ、例えば、二次電池52の充電量のデータをポータブル機器40から受信できる。
またさらに、シアターシステム装置60は、映像音声処理デバイス回路3を動作させるか否かを切り換えるための給電スイッチ5を備え、コントローラ2は、電源スイッチ8がオンされたときに、映像音声処理デバイス回路3を動作させるように給電スイッチ5を接点a側に切り換える一方、電源スイッチ8がオフされたときに、映像音声処理デバイス回路3の動作を停止するように給電スイッチ5を接点b側に切り換える。従って、電源スイッチ8がオフされているときには、映像音声処理デバイス回路3には給電されないので、シアターシステム装置60の消費電力を最低限に抑えることができる。
また、コントローラ2は、ポータブル機器40がコントローラ2に接続されているときは、ポータブル機器40からセレクタ6を介して二次電池52の充電量のデータを受信し、ポータブル機器40が映像音声処理デバイス回路3に接続されているときは、映像音声処理デバイス回路3によってセレクタ6を介して受信された二次電池52の充電量のデータを、映像音声処理デバイス回路3から受信するので、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、二次電池52の充電量のデータを受信して、二次電池52の充電量を監視できる。
さらに、シアターシステム装置60は、直流電圧V1を二次電池52に出力するか否かを切り換える給電スイッチ4を備え、コントローラ2は、受信された二次電池52の充電量のデータに基づいて、上記二次電池の充電量が所定のしきい値になるように、給電スイッチ4を制御するので、充電量が実質的に所定のしきい値になるように二次電池52を充電できる。
第2の実施形態.
図8は、本発明の第2の実施形態に係る機器制御処理の第1の部分を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態に係る機器制御処理の第2の部分及び第3の部分は、それぞれ、第1の実施形態に係る機器制御処理の第2の部分(図3)及び第3の部分(図4)と同一である。図8の処理は、図2の処理のステップS4をステップS4Aに置き換えたものである。ステップS4Aにおいて、コントローラ2は、第1の充電処理を実行中に電源スイッチ8がオンされ、又は、接続要求コマンドをポータブル機器40から受信したか否かを判断する。ここで、接続要求コマンドは、シアターシステム装置60への接続を要求するコマンドであって、ユーザがポータブル機器40の操作部50の再生ボタンなどを操作したときに、ポータブル機器40からシアターシステム装置60に送信される。従って、本実施形態によれば、電源スイッチ8のオンオフ状態に関係なく、ユーザがポータブル機器40の操作部50の再生ボタンなどを操作したときに映像表示装置70にビデオデータを出力して表示し、スピーカ80から音声を出力できる。
なお、上記各実施形態において、インターフェース46は、USB2.0に準拠したインターフェース回路であったが、本発明はこれに限らず、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)の集積回路であってもよい。
また、上記各実施形態において、ポータブル機器40とシアターシステム装置60とを有線接続したが、本発明はこれに限らず、無線接続してもよい。
さらに、上記各実施形態において、電源スイッチ8がオフのとき、コントローラ2は、第1の充電処理を実行することにより、二次電池52の充電量が所定のしきい値より大きいときには給電スイッチ4を接点b側に切り換えたが、本発明はこれに限らず、ユーザに対してポータブル機器40の接続を解除することを指示する画像データを、映像音声処理デバイス回路3を介して映像表示装置70に表示してもよい。
上記各実施形態において、シアターシステム装置60を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、ポータブル機器40等の他の機器に接続された電子機器であればよい。
以上説明したように、本発明に係る電子機器は、他の機器を制御手段に接続するか、もしくは通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段を備え、制御手段は、第1の切換手段を介して他の機器と通信して他の機器を認証し、他の機器の認証に成功したとき、他の機器を通信手段に接続するように第1の切換手段を制御する。このため、他の機器の認証に成功した後には、通信手段は制御手段を経由せずに他の機器と直接通信を行うことができる。従って、ポータブル機器等の他の機器からコンテンツデータ又はコンテンツ情報を受信して、従来技術に比較して映像表示装置に高速に出力して表示できる電子機器を実現できる。
2…コントローラ、
3…映像音声処理デバイス回路、
4…給電スイッチ、
5…給電スイッチ、
6…セレクタ、
7…電源回路、
8…電源スイッチ、
9…機器接続検出スイッチ、
10…給電端子、
11…入出力端子、
12…映像出力端子、
13…音声出力端子、
40…ポータブル機器、
41…CPU、
42…ROM、
43…RAM、
44…フラッシュメモリ、
45−1〜45−N…コンテンツデータ、
46…インターフェース、
47…映像処理回路、
48…ディスプレイ、
49…音声処理回路、
50…操作部、
51…バス、
52…二次電池、
53…入出力端子、
54…電源端子、
60…シアターシステム装置、
70…映像表示装置、
80…スピーカ。

Claims (8)

  1. 他の機器に接続された電子機器であって、
    上記他の機器と通信して上記他の機器を認証する制御手段と、
    上記他の機器からデータを受信する通信手段と、
    上記他の機器を、上記制御手段に接続するか、もしくは上記通信手段に接続するかを選択的に切り換える第1の切換手段とを備え、
    上記制御手段は、
    上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御した後に、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証し、
    上記他の機器の認証に成功したとき、上記他の機器を上記通信手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする電子機器。
  2. 上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 上記制御手段は、上記他の機器から接続を要求するコマンドを受信したときに、上記第1の切換手段を介して上記他の機器と通信して、上記他の機器を認証することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記他の機器を上記制御手段に接続するように上記第1の切換手段を制御することを特徴とする請求項1から3までのうちのいずれか1つに記載の電子機器。
  5. 上記通信手段を動作させるか否かを切り換えるための第2の切換手段をさらに備え、
    上記制御手段は、上記電子機器の電源スイッチがオンされたときに、上記通信手段を動作させるように上記第2の切換手段を制御する一方、上記電子機器の電源スイッチがオフされたときに、上記通信手段の動作を停止するように上記第2の切換手段を制御することを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか1つに記載の電子機器。
  6. 上記他の機器は二次電池を備え、
    上記制御手段は、(a)上記他の機器が上記制御手段に接続されているときは、上記他の機器から上記第1の切換手段を介して上記二次電池の充電量のデータを受信し、(b)上記他の機器が上記通信手段に接続されているときは、上記通信手段によって上記第1の切換手段を介して受信された上記二次電池の充電量のデータを、上記通信手段から受信することを特徴とする請求項1から5までのうちのいずれか1つに記載の電子機器。
  7. 所定の直流電圧を上記二次電池に出力するか否かを切り換える第3の切換手段をさらに備え、
    上記制御手段は、上記受信された二次電池の充電量のデータに基づいて、上記二次電池の充電量が所定のしきい値になるように、上記第3の切換手段を制御することを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 上記他の機器から受信されるデータは、音声データとビデオデータとの少なくとも1つを含むコンテンツデータであることを特徴とする請求項1から7までのうちのいずれか1つに記載の電子機器。
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