JPWO2011004452A1 - 油分分離方法および油分分離装置 - Google Patents

油分分離方法および油分分離装置 Download PDF

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Abstract

水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことができるようにする。含油性物質Aに高温高圧の水蒸気Bを噴射して含油性物質Aに含まれている油分aを気化させて分離する。泥濘状とされた含油性物質Aが供給される含油性物質供給パイプ3と、高温高圧の水蒸気Bが供給される水蒸気供給パイプ4とを備え、含油性物質供給パイプ3の供給端口3aと水蒸気供給パイプ4の供給端口4aとを対向させた。

Description

本発明は、各種スラッジ等からなる含油性物質に含まれている油分を再利用するために分離する油分分離に係る技術分野に属する。
最近、含油性物質の廃棄(投棄、焼却処理)による環境汚染が社会問題化している。また、枯渇が予想される石油の効率的利用の観点から、廃棄されていた含油性物質に含まれている油分を再利用することが社会的要請になっている。
一般に、油分の再利用に商業ベース面で適する含油性物質としては、産出された原油から発生する原油スラッジ、原油タンカーの船底に沈殿したタンカースラッジ、備蓄石油タンクの底に沈殿したタンクスラッジ等が挙げられている。これ等のスラッジは、含油研磨等の機械加工で生じた金属固形分を含むスラッジ等よりもはるかに取扱いが容易で量的に集中して得られるという特徴がある。
含油性物質に含まれている油分を再利用するには、油分を変質させることなく含油性物質に含まれている固形分等から分離することが必要になる。油分の分離については、含油性物質から油分を気化させて分離する技術が確立されている。ただし、気化された油分が引火しやすく、引火を防止する設備、工程等が必要となるため、簡単には実施することができないものである。このため、含油性物質から油分を気化させる際に油分への引火のおそれを消失させる技術の開発が要望されている。
従来、含油性物質から油分を気化させる際に油分への引火のおそれを消失させる技術としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1には、含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を超音速で噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離技術が記載されている。
特許文献1に係る油分分離技術は、含油性物質を過熱水蒸気で瞬時に分解して油分を気化させることで、引火のおそれを消失させるものである。
特開2001−149722号公報
特許文献1に係る油分分離技術では、処理槽に投入された含油性物質に過熱水蒸気を噴射することから、処理槽の内部の広範囲の部分で含油性物質の分解が不均等に進行するため、油分の分離が効率的に行われないという問題点がある。
また、特許文献1に係る油分分離装置では、オイルスラッジに超音速で加熱水蒸気が噴射されるために、スラッジ部分が飛散して処理槽の壁面に衝突したり、噴射ノズルに衝突などして損傷を与える可能性があることが判明した。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、加熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことのできる油分分離方法と、この油分分離方法を実施するに好適な油分分離装置とを提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る油分分離方法では、含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離方法において、泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とを互いに相対する方向から供給して衝突させることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、供給しやすい性状の泥濘状とされた含油性物質と加熱水蒸気とが相対する方向から供給されて衝突されることで、含油性物質、加熱水蒸気の衝突点付近の狭く限定された部分で含油性物質の分解が集中的に進行する。
また、本発明に係る油分分離方法では、含油性物質、加熱水蒸気が衝突されて生成された衝突生成物質に含油性物質、加熱水蒸気の供給の相対方向に延びる直線を中心とした遠心力が付加されることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、含油性物質、加熱水蒸気の衝突で生成された衝突生成物質(気化した油分、粉形分、固形分等)に遠心力が付加され、気化した油分、粉形分に渦流が形成されるとともに、固形分が気化した油分、粉形分から遠心分離される。
また、本発明に係る油分分離装置では、含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離装置において、泥濘状とされた含油性物質が供給される含油性物質供給パイプと、高温高圧の過熱水蒸気が供給される加熱水蒸気供給パイプとを備え、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口とを対向させたことを特徴とする手段を採用する。
この手段では、含油性物質供給パイプから供給しやすい性状の泥濘状とされた含油性物質が供給され、含油性物質供給パイプから加熱水蒸気が供給され、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口と対向されることで、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口との間の狭く限定された部分で含油性物質、水蒸気が衝突して含油性物質の分解が集中的に進行する。
また、本発明に係る油分分離装置では、逆円錐台形の処理槽と、処理槽を中心軸を中心として回転させる駆動部とを備え、含油性物質供給パイプは処理槽の中心軸の下方から処理槽の内部に配設され、加熱水蒸気供給パイプは処理槽の中心軸の上方から処理槽の内部に配設されていることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、含油性物質供給パイプ、加熱水蒸気供給パイプの周囲が駆動部で回転される処理槽で囲まれることで、含油性物質、加熱水蒸気の衝突で生成された衝突生成物質(気化した油分、粉形分、固形分等)に遠心力が付加され、気化した油分、粉形分に渦流が形成されるとともに、固形分が気化した油分、粉形分から遠心分離される。
また、本発明に係る油分分離装置では、処理槽の上部に被せられる蓋体を備え、蓋体は中心に気化した油分が排出される油分排出口が接続され油分排出口に向けて傾斜したドーム部が設けられていることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、処理槽の上部に被せられる蓋体の中心に向けて傾斜したドーム部が設けられることで、渦流が形成されるが、接続されて気化した油分、粉形分がスムースに蓋体の中心に接続された油分排出口に集合される。
また、本発明に係る油分分離装置では、処理槽の上部の周囲に含油性物質から油分が気化して残った固形分が集合される樋形の固形分集合部が備えられていることを特徴とする手段を採用する。
この手段では、処理槽の上部の周囲に固形分集合部が備えられることで、気化した油分、粉形分から遠心分離された固形分が固形分集合部に集合される。
本発明に係る油分分離方法は、泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とが相対する方向から供給されて衝突されることで、含油性物質、加熱水蒸気の衝突点付近の狭く限定された部分で含油性物質の分解が集中的に進行するため、加熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことができる効果がある。
本発明に係る油分分離装置は、含油性物質供給パイプから泥濘状とされた含油性物質が供給され、加熱水蒸気供給パイプから加熱水蒸気が供給され、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口と対向されることで、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口との間の狭く限定された部分で含油性物質、加熱水蒸気が衝突して含油性物質の分解が集中的に進行するため、含油性物質供給パイプ、加熱水蒸気供給パイプの配管を構成するだけで、加熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことができる効果がある。
本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例の装置構成の断面図である。 図1の横断面図である。 図1を含む油分の回収のための全体のシステムの構成図である。 図1の油分の分離作業のフローチャートである。 本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第2例の装置構成の断面図である。 本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第3例の装置構成の断面図である。
1 処理槽
2 蓋体
2a 固形分集合部
2b ドーム部
3 含油性物質供給パイプ
3a 供給端口
30 加温手段
4 加熱水蒸気供給パイプ
4a 供給端口
5 駆動部
A 含油性物質
B 加熱水蒸気
a 油分
b 固形分
L 中心軸
以下、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例を示すものである。
第1例では、前述の原油スラッジ、タンカースラッジ、タンクスラッジ等の含油性物質Aからの油分aの分離に好適なものを示してある。
第1例は、図1、図2に示すように、処理槽1、蓋体2、含油性物質供給パイプ3、加熱水蒸気供給パイプ4の各部を主要部として装置構成されている。
処理槽1は、逆円錐台形(すり鉢形)に形成され、図示しない支持台に中心軸Lを中心に回転可能に設置されている。処理槽1の外周面には、モータ等の駆動部5からチェーンを介して駆動力の伝達を受けるギア6が取付けられている。なお、駆動部5、ギア6の駆動伝達については、チェーンに代えて中継ギアとすることもできるし、ギア6をベルト車としてチェーンに代えてベルトとすることもできる。
蓋体2は、逆皿形に形成され、処理槽1の上部にシール性を有する回転受体7を介して処理槽1に密閉構造で被せられ固定的に設置されている。蓋体2の下部は、処理槽1の外周面の上部にまで延びて処理槽1の外周面との間に樋形の空間を形成している。この空間は、含油性物質Aから分離された固形分bが集合される固形分集合部2aとなる。固形分集合部2aには、固形分bが排出される固形分排出パイプ8が接続されている。蓋体2の上部は、処理槽1の中心軸Lの延長線上に向けて傾斜し湾曲状に隆起したドーム部2bが形成されている。ドーム部2bには、含油性物質Aから分離された油分a(粉形分も含まれる)が排出される油分排出パイプ9が接続されている。
固形分排出パイプ8には、図3に示すように、固形分・粉形分回収機100が接続されている。
油分排出パイプ9には、図3に示すように、重力式、衝突式等で油分aと粉形分とを分離するサイクロン200を介して油分回収機300が接続されている。サイクロン200には、さらに前述の固形分・粉形分回収機100が接続されている。
含油性物質供給パイプ3は、含油性物質Aを処理槽1の内部に供給するもので、軸線が処理槽1の中心軸Lに一致され処理槽1の下方から底壁を貫通して処理槽1の内部にある程度の高さまで突出するように配管されている。従って、含油性物質供給パイプ3の供給端口3aは、処理槽1の内部で上方を向いている。含油性物質供給パイプ3と貫通する処理槽1の底壁との間には、シール性を有する回転受体10が介装されている。
含油性物質供給パイプ3には、図3に示すように、スラッジポンプ400を介して含油性物質Aが貯溜されたスラッジタンク500が接続されている。スラッジポンプ400は、含油性物質供給パイプ3の供給端口3aから含油性物質Aを吐出させるもので、必要に応じて含油性物質Aを吐出可能な性状である泥濘状にするための撹拌機構、加熱機構が付設される。
また、含油性物質供給パイプ3は、スラッジポンプ400から処理槽1に至るまでの外周に加温手段30により被覆することができる。加温手段30は、約60℃〜90℃程度加温できるヒータや温水などが用いられ、含油性物質の粘度が低下される状態で供給される。
加熱水蒸気供給パイプ4は、加熱水蒸気Bを処理槽1の内部に供給するもので、軸線が処理槽1の中心軸Lに一致され処理槽1の上方から蓋体2に接続された油分排出パイプ9を貫通して処理槽1の内部にある程度の深さまで突出するように配管されている。従って、加熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aは、処理槽1の内部で下方を向き含油性物質供給パイプ3の供給端口3aと少しの間隔を介して対向されている。なお、加熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aには、必要に応じてノズルが取付けられる。
加熱水蒸気供給パイプ4には、図3に示すように、加熱水蒸気Bを加熱する熱交換器600を介して加熱水蒸気Bを発生させるボイラ700が接続されている。過熱水蒸気Bについては、熱交換器600で200℃〜500℃に加熱される。
第1例の装置構成によると、処理槽1を回転駆動し、含油性物質Aを含油性物質供給パイプ3から供給し水蒸気Bを蒸気供給パイプ4から供給して油分分離作業が実行される。図4には、 油分分離作業のフローが示されている。
即ち、泥濘状とされた含油性物質Aが含油性物質供給パイプ3の供給端口3aから吐出されるとともに、高温、高圧の過熱水蒸気からなる水蒸気Bが過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aから噴射される。そして、吐出された含油性物質Aと噴射された加熱水蒸気Bとは、処理槽1の内部で相対する方向から衝突されることになる。
この結果、含油性物質Aが過熱水蒸気Bによって瞬時に分解され、固形分bから油分a(粉形分を含む)が気化され分離される。この瞬時の含油性物質Aの分解によると、前述の特許文献1に係る油分分離技術のように、気化した油分aへの引火が有効に防止される。なお、処理槽1の内部が高温、高圧化した場合には、必要に応じて冷却等の防爆手段が実施される。
このとき、含油性物質Aの分解が含油性物質A、加熱水蒸気Bの衝突点付近の狭く限定された部分で集中的に進行する。即ち、前述の特許文献1に係る油分分離技術のように、含油性物質Aの分解が処理槽1の内部の広範囲の部分で不均等に進行するようなことがない。従って、油分aの分離が効率的に行われることになる。
含油性物質A、加熱水蒸気Bの衝突で生成された衝突生成物質(油分a、固形分b)は、回転駆動される処理槽1によって遠心力が付加される。
遠心力が付加された油分aは、処理槽1の内部で渦流を形成して上昇し、蓋体2のドーム部2bの傾斜で油分排出パイプ9に案内されて、油分排出パイプ9から排出される。
遠心力が付加された固形分bは、処理槽1の内部で側壁に沿って螺旋状に上昇し、蓋体2の固形分集合部2aに集合されて、固形分排出パイプ8から排出される。
従って、油分a、固形分bの分離が確実、効率的に行われる。
図5は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第2例を示すものである。
第2例は、水蒸気供給パイプ4の供給端口4aの先端側にパンチングプレート等からなる拡散部材11が取付けられている。
第2例によると、加熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aから噴射される加熱水蒸気Bを拡散部材11である程度拡散させることができる。なお、加熱水蒸気Bの噴射量、噴射圧力によるが、加熱水蒸気Bがある程度拡散されても、含油性物質Aの分解が含油性物質A、加熱水蒸気Bの衝突点付近の狭く限定された部分で集中的に進行することの妨げになることはない。
図6は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第3例を示すものである。
第3例は、処理槽1の側壁に沿って側壁と間隔を介してパンチングプレート等からなるガイド板12が設けられている。
第3例によると、固形分bの大きさ等によって付加された遠心力が不均等であっても、固形分bの停滞、脱落をガイド板12で阻止することで、固形分bの全体の処理槽1の側壁に沿った螺旋状の上昇を確実にすることができる。
前述の本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例について、以下のような寸法、数値設定を行って良好な結果を得ている。
処理槽1は、上部直径が1.5mで下部直径が0.3mで高さが1mの処理量1mとした。処理槽1の回転は、500rpm〜5000rpmとした。
加熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aの口径は、2mm〜16mmとした。
含油性物質供給パイプ3の供給端口3aと加熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aとの間隔は、30mm〜150mmとした。
含油性物質Aは、タンクスラッジとして70℃〜80℃で供給した。
本発明に係る油分分離方法および油分分離装置は、原油スラッジ、タンカースラッジ、タンクスラッジ等の外に各種スラッジからなる含油性物質について適用することが可能である。
【0002】
れている。
[0007]
特許文献1に係る油分分離技術は、含油性物質を過熱水蒸気で瞬時に分解して油分を気化させることで、引火のおそれを消失させるものである。
先行技術文献
特許文献
[0008]
特許文献1:特開2001−149722号公報
発明の開示
発明が解決しようとする課題
[0009]
特許文献1に係る油分分離技術では、処理槽に投入された含油性物質に過熱水蒸気を噴射することから、処理槽の内部の広範囲の部分で含油性物質の分解が不均等に進行するため、油分の分離が効率的に行われないという問題点がある。
[0010]
また、特許文献1に係る油分分離装置では、オイルスラッジに超音速で過熱水蒸気が噴射されるために、スラッジ部分が飛散して処理槽の壁面に衝突したり、噴射ノズルに衝突などして損傷を与える可能性があることが判明した。
[0011]
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、過熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことのできる油分分離方法と、この油分分離方法を実施するに好適な油分分離装置とを提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0012]
前述の課題を解決するため、本発明に係る油分分離方法では、含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離方法において、泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とを互いに相対する方向から供給して衝突させることを特徴とする手段を採用する。
[0013]
この手段では、供給しやすい性状の泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とが相対する方向から供給されて衝突されることで、含油性物質、過熱水
【0003】
蒸気の衝突点付近の狭く限定された部分で含油性物質の分解が集中的に進行する。
[0014]
また、本発明に係る油分分離方法では、含油性物質、過熱水蒸気が衝突されて生成された衝突生成物質に含油性物質、過熱水蒸気の供給の相対方向に延びる直線を中心とした遠心力が付加されることを特徴とする手段を採用する。
[0015]
この手段では、含油性物質、過熱水蒸気の衝突で生成された衝突生成物質(気化した油分、粉形分、固形分等)に遠心力が付加され、気化した油分、粉形分に渦流が形成されるとともに、固形分が気化した油分、粉形分から遠心分離される。
[0016]
また、本発明に係る油分分離装置では、含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離装置において、泥濘状とされた含油性物質が供給される含油性物質供給パイプと、高温高圧の過熱水蒸気が供給される過熱水蒸気供給パイプとを備え、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口とを対向させたことを特徴とする手段を採用する。
[0017]
この手段では、含油性物質供給パイプから供給しやすい性状の泥濘状とされた含油性物質が供給され、含油性物質供給パイプから過熱水蒸気が供給され、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口と対向されることで、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口との間の狭く限定された部分で含油性物質、水蒸気が衝突して含油性物質の分解が集中的に進行する。
[0018]
また、本発明に係る油分分離装置では、逆円錐台形の処理槽と、処理槽を中心軸を中心として回転させる駆動部とを備え、含油性物質供給パイプは処理槽の中心軸の下方から処理槽の内部に配設され、過熱水蒸気供給パイプは処理槽の中心軸の上方から処理槽の内部に配設されていることを特徴とする手段を採用する。
【0004】
[0019]
この手段では、含油性物質供給パイプ、過熱水蒸気供給パイプの周囲が駆動部で回転される処理槽で囲まれることで、含油性物質、過熱水蒸気の衝突で生成された衝突生成物質(気化した油分、粉形分、固形分等)に遠心力が付加され、気化した油分、粉形分に渦流が形成されるとともに、固形分が気化した油分、粉形分から遠心分離される。
[0020]
また、本発明に係る油分分離装置では、処理槽の上部に被せられる蓋体を備え、蓋体は中心に気化した油分が排出される油分排出口が接続され油分排出口に向けて傾斜したドーム部が設けられていることを特徴とする手段を採用する。
[0021]
この手段では、処理槽の上部に被せられる蓋体の中心に向けて傾斜したドーム部が設けられることで、渦流が形成されるが、接続されて気化した油分、粉形分がスムースに蓋体の中心に接続された油分排出口に集合される。
[0022]
また、本発明に係る油分分離装置では、処理槽の上部の周囲に含油性物質から油分が気化して残った固形分が集合される樋形の固形分集合部が備えられていることを特徴とする手段を採用する。
[0023]
この手段では、処理槽の上部の周囲に固形分集合部が備えられることで、気化した油分、粉形分から遠心分離された固形分が固形分集合部に集合される。
発明の効果
[0024]
本発明に係る油分分離方法は、泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とが相対する方向から供給されて衝突されることで、含油性物質、過熱水蒸気の衝突点付近の狭く限定された部分で含油性物質の分解が集中的に進行するため、過熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことができる効果がある。
[0025]
本発明に係る油分分離装置は、含油性物質供給パイプから泥濘状とされた含油性物質が供給され、過熱水蒸気供給パイプから過熱水蒸気が供給され、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口と対向されることで、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの
【0005】
供給端口との間の狭く限定された部分で含油性物質、過熱水蒸気が衝突して含油性物質の分解が集中的に進行するため、含油性物質供給パイプ、過熱水蒸気供給パイプの配管を構成するだけで、過熱水蒸気を噴射して含油性物質からの油分の分離を効率的に行うことができる効果がある。
図面の簡単な説明
[0026]
[図1]本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例の装置構成の断面図である。
[図2]図1の横断面図である。
[図3]図1を含む油分の回収のための全体のシステムの構成図である。
[図4]図1の油分の分離作業のフローチャートである。
[図5]本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第2例の装置構成の断面図である。
[図6]本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第3例の装置構成の断面図である。
符号の説明
[0027]
1 処理槽
2 蓋体
2a 固形分集合部
2b ドーム部
3 含油性物質供給パイプ
3a 供給端口
30 加温手段
4 過熱水蒸気供給パイプ
4a 供給端口
5 駆動部
A 含油性物質
B 過熱水蒸気
a 油分
【0006】
b 固形分
L 中心軸
発明を実施するための最良の形態
[0028]
以下、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
[0029]
図1〜図4は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例を示すものである。
[0030]
第1例では、前述の原油スラッジ、タンカースラッジ、タンクスラッジ等の含油性物質Aからの油分aの分離に好適なものを示してある。
[0031]
第1例は、図1、図2に示すように、処理槽1、蓋体2、含油性物質供給パイプ3、過熱水蒸気供給パイプ4の各部を主要部として装置構成されている。
[0032]
処理槽1は、逆円錐台形(すり鉢形)に形成され、図示しない支持台に中心軸Lを中心に回転可能に設置されている。処理槽1の外周面には、モータ等の駆動部5からチェーンを介して駆動力の伝達を受けるギア6が取付けられている。なお、駆動部5、ギア6の駆動伝達については、チェーンに代えて中継ギアとすることもできるし、ギア6をベルト車としてチェーンに代えてベルトとすることもできる。
[0033]
蓋体2は、逆皿形に形成され、処理槽1の上部にシール性を有する回転受体7を介して処理槽1に密閉構造で被せられ固定的に設置されている。蓋体2の下部は、処理槽1の外周面の上部にまで延びて処理槽1の外周面との間に樋形の空間を形成している。この空間は、含油性物質Aから分離された固形分bが集合される固形分集合部2aとなる。固形分集合部2aには、固形分bが排出される固形分排出パイプ8が接続されている。蓋体2の上部は、処理槽1の中心軸Lの延長線上に向けて傾斜し湾曲状に隆起したドーム部2bが形成されている。ドーム部2bには、含油性物質Aから分離された油分a(粉形分も含まれる)が排出される油分排出パイプ9が接続されている。
[0034]
固形分排出パイプ8には、図3に示すように、固形分・粉形分回収機10
【0007】
0が接続されている。
[0035]
油分排出パイプ9には、図3に示すように、重力式、衝突式等で油分aと粉形分とを分離するサイクロン200を介して油分回収機300が接続されている。サイクロン200には、さらに前述の固形分・粉形分回収機100が接続されている。
[0036]
含油性物質供給パイプ3は、含油性物質Aを処理槽1の内部に供給するもので、軸線が処理槽1の中心軸Lに一致され処理槽1の下方から底壁を貫通して処理槽1の内部にある程度の高さまで突出するように配管されている。従って、含油性物質供給パイプ3の供給端口3aは、処理槽1の内部で上方を向いている。含油性物質供給パイプ3と貫通する処理槽1の底壁との間には、シール性を有する回転受体10が介装されている。
[0037]
含油性物質供給パイプ3には、図3に示すように、スラッジポンプ400を介して含油性物質Aが貯溜されたスラッジタンク500が接続されている。スラッジポンプ400は、含油性物質供給パイプ3の供給端口3aから含油性物質Aを吐出させるもので、必要に応じて含油性物質Aを吐出可能な性状である泥濘状にするための撹拌機構、加熱機構が付設される。
また、含油性物質供給パイプ3は、スラッジポンプ400から処理槽1に至るまでの外周に加温手段30により被覆することができる。加温手段30は、約60℃〜90℃程度加温できるヒータや温水などが用いられ、含油性物質の粘度が低下される状態で供給される。
[0038]
過熱水蒸気供給パイプ4は、過熱水蒸気Bを処理槽1の内部に供給するもので、軸線が処理槽1の中心軸Lに一致され処理槽1の上方から蓋体2に接続された油分排出パイプ9を貫通して処理槽1の内部にある程度の深さまで突出するように配管されている。従って、過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aは、処理槽1の内部で下方を向き含油性物質供給パイプ3の供給端口3aと少しの間隔を介して対向されている。なお、過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aには、必要に応じてノズルが取付けられる。
[0039]
過熱水蒸気供給パイプ4には、図3に示すように、過熱水蒸気Bを加熱す
【0008】
る熱交換器600を介して過熱水蒸気Bを発生させるボイラ700が接続されている。過熱水蒸気Bについては、熱交換器600で200℃〜500℃に加熱される。
[0040]
第1例の装置構成によると、処理槽1を回転駆動し、含油性物質Aを含油性物質供給パイプ3から供給し水蒸気Bを蒸気供給パイプ4から供給して油分分離作業が実行される。図4には、油分分離作業のフローが示されている。
[0041]
即ち、泥濘状とされた含油性物質Aが含油性物質供給パイプ3の供給端口3aから吐出されるとともに、高温、高圧の過熱水蒸気からなる水蒸気Bが過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aから噴射される。そして、吐出された含油性物質Aと噴射された過熱水蒸気Bとは、処理槽1の内部で相対する方向から衝突されることになる。
[0042]
この結果、含油性物質Aが過熱水蒸気Bによって瞬時に分解され、固形分bから油分a(粉形分を含む)が気化され分離される。この瞬時の含油性物質Aの分解によると、前述の特許文献1に係る油分分離技術のように、気化した油分aへの引火が有効に防止される。なお、処理槽1の内部が高温、高圧化した場合には、必要に応じて冷却等の防爆手段が実施される。
[0043]
このとき、含油性物質Aの分解が含油性物質A、過熱水蒸気Bの衝突点付近の狭く限定された部分で集中的に進行する。即ち、前述の特許文献1に係る油分分離技術のように、含油性物質Aの分解が処理槽1の内部の広範囲の部分で不均等に進行するようなことがない。従って、油分aの分離が効率的に行われることになる。
[0044]
含油性物質A、過熱水蒸気Bの衝突で生成された衝突生成物質(油分a、固形分b)は、回転駆動される処理槽1によって遠心力が付加される。
[0045]
遠心力が付加された油分aは、処理槽1の内部で渦流を形成して上昇し、蓋体2のドーム部2bの傾斜で油分排出パイプ9に案内されて、油分排出パイプ9から排出される。
[0046]
遠心力が付加された固形分bは、処理槽1の内部で側壁に沿って螺旋状に
【0009】
上昇し、蓋体2の固形分集合部2aに集合されて、固形分排出パイプ8から排出される。
[0047]
従って、油分a、固形分bの分離が確実、効率的に行われる。
[0048]
図5は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第2例を示すものである。
[0049]
第2例は、水蒸気供給パイプ4の供給端口4aの先端側にパンチングプレート等からなる拡散部材11が取付けられている。
[0050]
第2例によると、過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aから噴射される過熱水蒸気Bを拡散部材11である程度拡散させることができる。なお、過熱水蒸気Bの噴射量、噴射圧力によるが、過熱水蒸気Bがある程度拡散されても、含油性物質Aの分解が含油性物質A、過熱水蒸気Bの衝突点付近の狭く限定された部分で集中的に進行することの妨げになることはない。
[0051]
図6は、本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第3例を示すものである。
[0052]
第3例は、処理槽1の側壁に沿って側壁と間隔を介してパンチングプレート等からなるガイド板12が設けられている。
[0053]
第3例によると、固形分bの大きさ等によって付加された遠心力が不均等であっても、固形分bの停滞、脱落をガイド板12で阻止することで、固形分bの全体の処理槽1の側壁に沿った螺旋状の上昇を確実にすることができる。
実施例
[0054]
前述の本発明に係る油分分離方法および油分分離装置を実施するための形態の第1例について、以下のような寸法、数値設定を行って良好な結果を得ている。
[0055]
処理槽1は、上部直径が1.5mで下部直径が0.3mで高さが1mの処理量1mとした。処理槽1の回転は、500rpm〜5000rpmとした。
[0056]
過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aの口径は、2mm〜16mmとし
【0010】
た。
[0057]
含油性物質供給パイプ3の供給端口3aと過熱水蒸気供給パイプ4の供給端口4aとの間隔は、30mm〜150mmとした。
[0058]
含油性物質Aは、タンクスラッジとして70℃〜80℃で供給した。
産業上の利用可能性
[0059]
本発明に係る油分分離方法および油分分離装置は、原油スラッジ、タンカースラッジ、タンクスラッジ等の外に各種スラッジからなる含油性物質について適用することが可能である。

Claims (6)

  1. 含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離方法において、泥濘状とされた含油性物質と過熱水蒸気とを互いに相対する方向から供給して衝突させることを特徴とする油分分離方法。
  2. 請求項1に記載の油分分離方法において、含油性物質,加熱水蒸気が衝突されて生成された衝突生成物質に含油性物質,加熱水蒸気の供給の相対方向に延びる直線を中心とした遠心力が付加されることを特徴とする油分分離方法。
  3. 含油性物質に高温高圧の過熱水蒸気を噴射して含油性物質に含まれている油分を気化させて分離する油分分離装置において、泥濘状とされた含油性物質が供給される含油性物質供給パイプと、高温高圧の過熱水蒸気が供給される加熱水蒸気供給パイプとを備え、含油性物質供給パイプの供給端口と過熱水蒸気供給パイプの供給端口とを対向させたことを特徴とする油分分離装置。
  4. 請求項3に記載の油分分離装置において、逆円錐台形の処理槽と、処理槽を中心軸を中心として回転させる駆動部とを備え、含油性物質供給パイプは処理槽の中心軸の下方から処理槽の内部に配設され、加熱水蒸気供給パイプは処理槽の中心軸の上方から処理槽の内部に配設されていることを特徴とする油分分離装置。
  5. 請求項4に記載の油分分離装置において、処理槽の上部に被せられる蓋体を備え、蓋体は中心に気化した油分が排出される油分排出パイプが接続され油分排出パイプに向けて傾斜したドーム部が設けられていることを特徴とする油分分離装置。
  6. 請求項4または5に記載の油分分離装置において、処理槽の上部の周囲に含油性物質から油分が気化して残った固形分が集合される樋形の固形分集合部が備えられていることを特徴とする油分分離装置。
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