JPWO2010113737A1 - El素子、並びにそれを用いた照明装置、ディスプレイ装置 - Google Patents

El素子、並びにそれを用いた照明装置、ディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光取り出し効率と輝度が高く、均一な照明を行える。【解決手段】透明基板15Bの一方の面に陽極17と陰極16に挟まれた発光媒体層18を備えたEL素子11を設けた。透光性基板15BのEL素子11と反対側の面に光学シート12を固定する。光学シート12は基材層19のEL素子と反対側の面に屈折率nの単位凸部20を複数配置した。単位凸部20は底面から離間して底面と平行で底面から最も離れた断面を頂部とした半楕円体形状である。単位凸部20の底面における直径をDiとし、底面から頂部までの高さをTiとし、単位凸部20のアスペクト比ARi=Ti/Diとした。複数の単位凸部のアスペクト比ARiの平均値をARaとした場合に、0.4≦ARa≦0.6…(1)及び1.44≦n≦1.7…(2)の関係を満たしている。【選択図】図1

Description

本発明は液晶用バックライト、液晶表示装置、照明装置、電飾、サイン用光源等の表示装置等に用いられるEL素子(エレクトロ・ルミネッセンス素子)と、このEL素子を用いた照明装置、液晶用バックライト及び表示装置に関する。
一般に、EL素子は、透光性基板上に、正孔注入層、正孔輸送層、インターレイヤー層、発光層、電子輸送層、電子注入層を陽極と陰極とで挟んだ構造を有する。EL素子は、上述の構造における陽極と陰極に直流電圧を印加し、発光層に電子および正孔を注入して再結合させることにより励起子を生成し、この励起子の失活する際の光の放出を利用して発光に至る。
従来、これらEL素子において、発光層から射出した光線が、発光面側の透光性基板から射出する際、一部の光線が観察側の透光性基板の表面において全反射してしまい、外部に取り出す光量が損失するという問題があった。
この場合、外部に取り出す光量の光取り出し効率は、一般的には20%程度と言われている。そのため、高輝度の表示や照明が必要となればなるほど投入電力を大きくする必要があった。この場合、素子に大電流が流れることから素子の負荷が増大し、輝度低下や低寿命化を招来し、素子自体の信頼性が低下する。
そこで、EL素子から外部に発する光量の光取り出し効率を向上させる目的でEL素子の発光面側に設けた透光性基板の観察者側表面に微細な凹凸を形成することで、従来、透光性基板の表面で全反射してしまって光の損失となってしまう光を外部に取り出すようにした発明が提案されている。このような透光性基板の観察者側の表面に形成する微細な凹凸として、例えばプリズム状のレンズが配置されている。
しかし、プリズム状のレンズを用いた透光性基板は、発光層から射出される光の射出方向により輝度分布が異なり、全体として均一な照明とはならない。
そこで、特許文献1に記載された透光性基板では、例えば図38に示すように、透光性基板100における光出射側の面に複数のマイクロレンズエレメント101を平面的に配列したマイクロレンズアレイ102を設けることで、光取り出し効率をより均等にして均一な照明を得るようにしている。
特開2002−260845号公報
しかしながら、上述した従来技術によるELパネルでは、EL素子からの光取り出し効率は十分に高くはなかった。EL素子の光取り出し効率には、凹凸形状やその配置が密接に関わっており、光取り出し効率を向上させるためにはこれらのパラメータを最適化する必要があるためである。
また、有機ELを、照明用途で使用する場合は、上述の光の外部取り出し効率と他に、意匠性も重要な要素となる。
有機EL素子に意匠性を施す場合、一般的に光源を和紙や、柄が付いたアクリル板で覆って意匠性を施す方法がよく採用されている。しかし、このような方法では、光源を和紙や、柄が付いたアクリル板で覆ってしまうため、和紙やアクリル板で光の吸収が生じ、光の損失が発生し、結果として光の利用効率が低下してしまう。
そのため、光の利用効率を低下させずに、意匠性を付与する方法が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光取り出し効率が高く、観察方向において急激な輝度の変化がなく照明光源として適したELパネル、そしてこのようなELパネルを備えた照明装置、液晶用バックライト及び表示装置を提供することを目的とする。
さらに、光の外部取り出し効率の向上、及び光の利用効率を低下させずに、意匠性を与する、EL素子ならびにそれを用いた照明装置、ディスプレイ装置及び液晶ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、本発明によるELパネルは、透光性基板と、透光性基板の一方の面に設けられていて陽極と陰極に挟まれた発光媒体層を備えたEL素子と、透光性基板に対してEL素子と反対側の面に設けられた光学シートとを備えたELパネルであって、光学シートはEL素子と反対側の面に屈折率nの単位凸部が複数配置されており、これら単位凸部は当該単位凸部の底面から頂部に向かうに従って単位凸部の底面と平行な断面の断面積が小さくなり底面から最も離れた断面を頂部とし、単位凸部の底面における直径をDiとし、底面から頂部までの長さを単位凸部の高さTiとし、単位凸部のアスペクト比ARi=Ti/Diとして、複数の単位凸部のアスペクト比ARiの平均値をARaとした場合に、
0.4≦ARa≦0.6 …(1)及び
1.44≦n≦1.7 …(2)
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、EL素子からの光射出方向に設けた光学シートの射出面に例えばマイクロレンズまたはプリズムレンズをなす単位凸部を複数配設し、単位凸部におけるアスペクト比の平均値ARaを(1)式の範囲に設定すると共に単位凸部の屈折率を(2)式の範囲に設定したことで、光取り出し量を増大させると共に輝度を向上させることができる。特に、単位凸部におけるアスペクト比の平均値ARaを(1)式の範囲に設定したことで、アスペクト比ARaが0.1から増えていくに従って光取り出し量は増えていくが、0.4以上では光取り出し量はほぼ同一であるから、アスペクト比ARaは0.4以上で十分に光が取り出せ、また、相対輝度はアスペクト比ARaが高くなるほど高くなるが、アスペクト比ARaが0.6より高くなると輝度は上昇しないから、単位凸部のアスペクト比ARaは0.6以下とした。
また、単位凸部の屈折率nを(2)式の範囲に設定したことで、単位凸部の屈折率nが1.44から1.7の範囲であれば、光取り出し量は最大値を含むと共にその95%以内の光取り出し量を得られる。一方、単位凸部の屈折率nが1.44未満であると、光学シートの入射面で全反射する光が増え、光取り出し量が低下する。また、屈折率nが1.7より高い場合には、光学シートの光入射面で反射する光が増えるため、やはり光取り出し量が低下する。
また、本発明によるELパネルは、隣接する2つの単位凸部の頂部間の距離をB12とし、隣接する2つの単位凸部の底面の直径をそれぞれDi、D(i+1)としたときに、
Di+D(i+1)≦B12 …(3)
を満たすと共に、任意の単位凸部の頂部と当該頂部から最も近い距離にある他の2つの単位凸部の頂部とを結んで形成される仮想的な鋭角三角形における最も短い辺をE1とし、最も長い辺をE2としたときに、
1≦E2/E1≦2 …(4)
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によるELパネルによれば、(3)式により、隣接する単位凸部同士が重なり合わないように配置することで、単位凸部から射出する光を取り出せない領域が生じないから光取り出し量や輝度の低下を抑制できる。
また、隣接する3つの単位凸部同士で(3)式を満足するように配置構成することで、単位凸部における光取り出し量と輝度の各最大値を含むと共に、光取り出し量と輝度の各最大値からの変動をそれぞれ1%以内に抑制できるため、(3)式と(4)式の範囲内に単位凸部同士の位置関係を設定することで、十分高い光取り出し量と輝度を保持することができる。
また、単位凸部の底面が円形状であってもよい。
単位凸部の底面を円形にすることで、複数の単位凸部を緊密に配設して光学シートにおける単位凸部の設置面積を大きくできて、光取り出し量と輝度の増大に寄与する。
また、本発明の光学シートは、光制御意匠シートであり、前記光制御意匠シートは前記EL素子と反対側の面に互いに間隔を空けて複数配置された単位凸部と、前記単位凸部同士の間を埋めるように隙間無く複数配列され、各々が該単位凸部より高さの低いレンズを構成する凹凸部とを有しており、前記単位凸部の配列が意匠パターンを形成し、かつ前記凹凸部の配列が略一定の規則的な配列パターンを形成することを特徴とするELパネルである。
光の外部取り出し効率を向上させる単位凸部にて、意匠パターンを施し、単位凸部同士の間を光の外部取り出し効率を向上させる凹凸部で隙間無く配置することで、光の利用効率を低下させずに、意匠性を付与することが可能となる。
また、本発明の光制御意匠シートは、前記発光媒体層から発光した光が前記単位凸部にて制御されて出射した第1出射光とし、前記発光層から発光した光が前記凹凸部にて制御されて出射した第2出射光としたとき、前記第1出射光と前記第2出射光とを比較して、前記第1出射光と前記第2出射光の出射方向、輝度分布の何れか少なくとも1つが異なることを特徴とするELパネルである。
光の外部取り出し効率を向上させる単位凸部の出射光である第1出射光と、光の外部取り出し効率を向上させる凹凸部の出射光である第2出射光との出射方向、あるいは輝度分布の違いで意匠性を施すことで光の利用効率を低下させずに、意匠性を付与することが可能となる。
また、前記単位凸部の斜面と前記底面とのなす傾斜角度において、前記単位凸部の一方の端部の前記傾斜角度と、前記単位凸部の他方の端部の前記傾斜角度とが異なっていてもよい。
傾斜角度を異ならせることで、観察位置を変えることで、異なる視覚効果を付与することが可能となり意匠性を持たせることが可能となる。
また前記凹凸部は、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の前記凸状のレンズまたはプリズム形状が、前記単位凸部の間を互いに平行に配列されていることが好ましい。
また前記凹凸部が、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の前記凸状のレンズまたはプリズム形状が、前記単位凸部の間を互いに交差するように配列されていることが好ましい。
また前記凹凸部が、底部が多角形の多角凸レンズ部、あるいは底部が多角形の多角凹レンズ部が隙間無く配置されていることが好ましい。
また、前記意匠パターンが、前記単位凸部の単位面積当りの配置数で表される密度の差によって形成されることが好ましい。
また、本発明による照明装置によれば、上述したELパネルを用いることで、従来の照明装置より高い光取り出し量と輝度を得られる。
同様に、本発明による液晶用バックライトによれば、上述したELパネルを備えたことで、従来のものよりも高い光取り出し量と輝度を得られる。
また、本発明による液晶表示装置は、上述した液晶用バックライトと液晶表示素子を備えたことで、光取り出し量が高く高輝度の液晶表示画像を得られる。
また、本発明による表示装置によれば、上述したELパネルが画素駆動されることで、光取り出し量が高く高輝度の表示装置を得られる。
本発明によるELパネルによれば、EL素子からの光射出方向に設けた光学シートの射出面に単位凸部を複数配設し、単位凸部におけるアスペクト比の平均値ARaを(1)式の範囲に設定すると共に単位凸部の屈折率を(2)式の範囲に設定したから、光の取り出し効率を高めて、光取り出し量を増大させると共に輝度を向上させることができる。
特に、単位凸部におけるアスペクト比の平均値ARaを(1)式の範囲に設定したことで、アスペクト比ARaを0.4以上とすることで、最大の光取り出し量を得られて十分に光が取り出せ、しかも、アスペクト比ARaを0.6以下とすることで、コストと占有体積を最小限に抑えて高い輝度を得られる。また、単位凸部の屈折率nを(2)式で規定した1.44から1.7の範囲に設定することで、光取り出し量は最大値を含むと共にその95%以内の光取り出し量を得られる。
さらに、光の外部取り出し効率を向上させる単位凸部にて、意匠パターンを施し、単位凸部同士の間を光の外部取り出し効率を向上させる凹凸部で隙間無く配置することで、光の利用効率を低下させずに、意匠性を付与することが可能となる。
また、光の外部取り出し効率を向上させる単位凸部の出射光である第1出射光と、光の外部取り出し効率を向上させる凹凸部の出射光である第2出射光との出射方向、あるいは輝度分布の違いで意匠性を施すことで光の利用効率を低下させずに、意匠性を付与することが可能となる。
さらに本発明のEL素子を組み込んだ照明装置、ディスプレイ装置及び液晶ディスプレイ装置を用いることで、高い光取り出し量と高輝度で、かつ、光の利用効率を低下させずに、意匠性を有する照明装置、ディスプレイ装置及び液晶ディスプレイ装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるELパネルの構成を示す縦断面図である。 図1に示すEL素子における発光媒体層の構成を示す図である。 図1に示すELパネルに用いた光学シートに関するものであり、(a)は光 学シートに設けた単位凸部の第一参考例を示す要部斜視図、(b)は(a)に示す単 位凸部による輝度分布を示す図である。 (a)は光学シートにおける第二参考例による単位凸部の要部斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 (a)は光学シートにおける第三参考例による単位凸部の要部斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 (a)は光学シートにおける第四参考例による単位凸部の要部斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 (a)は光学シートにおける第五参考例による単位凸部の要部斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 (a)は光学シートにおける第六参考例による単位凸部の要部斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 (a)は本発明の実施形態による光学シートにおける単位凸部の斜視図、(b)はその輝度分布を示す図である。 本発明の実施形態による光学シートにおいて、屈折率を変化させたときの 単位凸部のアスペクト比に応じた光取り出し量の比率を示す図である。 本発明の実施形態による光学シートにおいて、屈折率を変化させたときの 単位凸部のアスペクト比に応じた相対輝度を示す図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は本実施の形態による光学シートにおけ る単位凸部の配置構成を示す平面図である。 (a)、(b)、(c)は本実施形態による光学シートにおける単位凸部 の配置構成の一例を示す図である。 光学シートにおける単位凸部の配置構成の比較例を示す図である。 単位凸部の配置構成の比較例を示す図である。 実施形態による光学シートの単位凸部の配置構成例において、近接する3 つの単位凸部の頂部間を結ぶ鋭角三角形の最も短い辺と最も長い辺を示す図である。 (a)は隣接する3つの単位凸部の頂部を結ぶ鋭角三角形の最も短い辺と 最も長い辺の比E2/E1を変化させたときの光取り出し量を示す図、(b)は同じ く相対輝度を示す図である。 (a)は本発明の実施の形態における光学シートの単位凸部を示す図、( b)は(a)で示す単位凸部をレーザー顕微鏡で観察測定した図である。 本実施の形態による光学シートの単位凸部の形状及び配置の他の第一例を 示す平面図である。 本発明の第2の実施形態による光学シートの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による光学シートの他例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による光学シートの他例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による光学シートの他例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による光学シートの他例を示す図である。 本発明の凹凸部の一例を示す説明図 本発明の凹凸部の他例を示す説明図 本発明の光制御意匠シートの他の実施形態を示す説明図 本発明の光制御意匠シートの他の実施形態を示す説明図 本発明の光制御意匠シートの他の実施形態を示す説明図 本発明の単位凸部が構成する意匠パターンの他の実施形態を示す説明図 本発明の単位凸部が構成する意匠パターンの他の実施形態を示す説明図 本発明の単位凸部が構成する意匠パターンの他の実施形態を示す説明図 本発明の単位凸部が構成する意匠パターンの他の実施形態を示す説明図 本発明の単位凸部が構成する意匠パターンの他の実施形態を示す説明図 本発明の光制御意匠シートの意匠性を示す説明図 本発明の光制御意匠シートの配光分布を示す説明図 (a)、(b)、(c)は実施形態による光学シートの変形例による縦断面を示す図である。 従来の光学シートにおけるマイクロレンズエレメントを示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態によるELパネルについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態によるELパネル10の構成を示す縦断面図である。
図1に示すELパネル10は、EL素子11の光取り出し方向の面である発光面11aに光学シート12が粘着層13を介して一体に固定されている。
このELパネル10におけるEL素子11は、基板15Aと透光性基板である透明基板15Bとの間に、陰極16及び陽極17に挟まれた発光媒体層18が形成されている。基板15Aに隣接して陰極16が設けられ、透光基板15Bに隣接して陽極17が設けられている。
ここで、EL素子11は光を発光させる機能を有する素子であり、陽極17と陰極16に電圧を印加させることにより発光媒体層18から光が射出される。この射出光h1は陽極17を透過し、さらに透明基板1B及び粘着層13を透過した後、光学シート12の入射面12aに入射する。
光学シート12はシート状の基材層19とその出射面12bに所定間隔で形成された複数の単位凸部20とで形成されている。単位凸部20は例えば光学シート12のマイクロレンズを構成するものであり、平面視で略円形に形成され且つ側面視で略1/2の楕円形をなす略半楕円体形状、好ましくは半回転楕円体形状とされている。
そのため、光学シート12の入射面12aから入射した射出光h1の一部は、基材層19を透過して出射面12bに形成された多数の単位凸部20で集光・拡散されてそれぞれ光h1aとして射出される。光学シート12の出射面12bにおける単位凸部20が形成されていない領域12baでは射出光h1はそのまま透過する。また一部の射出光h1は、単位凸部20上の出射面である最表面20Aで反射する光h1bとなる。
図2に示す発光媒体層18は陰極16と陽極17との間に設けられており、好ましくは発光層21と正孔輸送層22を含む構成からなる。さらに必要に応じて上述の発光媒体層18に電子注入層(図示せず)、電荷ブロック層(図示せず)、電子輸送層として機能する層(図示せず)を設けても良い。
陽極17と発光層21の間に積層されるものは正孔注入層(図示せず)、電子ブロック層(図示せず)、正孔輸送層22であり、発光層21と陰極16の間に形成されるものは正孔ブロック層(図示せず)、電子注入層(図示せず)、電子輸送層(図示せず)である。これらは複数層積層しても良く、また一つの層が二以上の機能を有するようにしても良い。
電子注入層、電子ブロック層、電子輸送層は後述するようにそれぞれ材料に合わせて積層方法を適宜選択することができるが、特に無機物からなる材料を選択することで、熱安定性や耐性に優れたより安定したEL素子11を得ることが出来る。
EL素子11から射出した光h1を集光・拡散・透過させる光学シート12について更に説明する。
EL素子11から発する光の輝度分布は、光学シート12の最表面20Aを形成する単位凸部20の形状及び配置に依存する。図1に示すELパネル10では光学シート12に設けた単位凸部20について略半楕円体形状としたが、単位凸部20はこのような形状に限定されるものではない。
単位凸部20の好適な形状について次に説明する。
まず、図3(a)に示す光学シート12は、第一参考例として、基材層19の出射面12bに略半楕円体形状の単位凸部20とは別の形状を有する単位凸部23を所定間隔で配列したものである。図3(a)に示す単位凸部23は多角形柱状、例えば正六角形柱状を形成している。この単位凸部23から射出する射出光は図3(b)に示す輝度分布310を有している。
すなわち、図3(a)において、ELパネル10の単位凸部23の正六角形からなる頂面23aの法線(中心軸線)方向Nに対する射出光h1aの出射角度θが同じであっても、図3(b)に示すように射出光h1aの射出方向によって輝度の高い方向314や輝度の低い方向316ができてしまい、観察する方向の角度によって輝度が急激に変化してしまう。これは単位凸部23の法線Nに対する射出光h1aの角度θが同じでも、単位凸部23が六角柱形状であるために頂面23aを透過する射出光h1aと頂面23aを外れる射出光h1aとが生じるからである。
そのため、図4(a)に第二参考例として示すように、単位凸部24は、その底面24cが円形状であることが望ましい。単位凸部24の底面24cが円形である場合、図4(b)に示す射出光h1aの輝度分布310に示すように法線Nに対して同じ角度θで射出する光であれば均等な輝度が得られる。
また、図4(a)に示すように、光学シート12の出射面12bに形成される単位凸部24の形状を円柱とした場合、図4(b)に示す輝度分布310が得られる。この場合、単位凸部24の側面24bからELパネル10の垂直方向に射出光h1aが多く射出するため好ましい。一方で、頂部24aから射出する射出光h1aは水平方向に射出してしまい、光の損失が生じる。
一方、図5(a)に第三参考例として示すように、単位凸部25の形状として、底面25cの円形を維持しつつ先細となる円錐形状を採用した場合、図5(a)に示す単位凸部25の側面25bから光h1aは射出するが、図5(b)に示すようにELパネル10の垂直方向だけではなく水平方向にも射出光h1が多く出射してしまい、単位凸部25の中心領域の輝度がその外側に比較して落ち込む盆地状の輝度分布310を呈するため、光の損失が生じる。
さらに、図6(a)に第四参考例として示すように、単位凸部26の形状として円錐台形状を採用した場合、単位凸部26の頂面26aの周囲に形成された側面26bから出射する射出光h1aは垂直に近い角度で射出し、頂面26aから射出された光h1aは垂直方向に多く射出するが、水平方向にはあまり射出されない。そのため、単位凸部26から出射する射出光h1aは図6(b)に示すように垂直方向への射出を増加させた輝度分布310とすることができる。
しかし、このような円錐台形状の単位凸部26であっても、図6(b)に示す輝度分布310では周辺部で輝度が急激に変化する角度が残ってしまう。
そこで、第五参考例として示す単位凸部27の形状として、図7(a)に示すような滑らかな曲面からなるほぼ半球形状の凸曲面形状とした場合、単位凸部27を出射する射出光h1aの垂直方向の輝度分布は、図7(b)に示すように観察する角度によって輝度が急激に変化することのない全体になだらかな輝度分布が得られる。このような輝度分布がより好ましい。
但し、このような単位凸部27の形状も、図7(a)に示すような凸曲面であれば、どのような傾斜曲面でも良いというわけではない。即ち、単位凸部27の底面27cの直径をDiとし、単位凸部27の底面27cから頂点27aまでの高さをTiとしたとき、アスペクト比ARiは次式(5)で得られる。
ARi=Ti/Di …(5)
(5)式による単位凸部27のアスペクト比ARiが例えば0.4より小さい場合、図8(a)に示すような高さTiが直径Diの1/2よりかなり小さい凸曲面形状の単位凸部28が得られる。この単位凸部28は、単位凸部28に入射した射出光h1のうち透過する射出光h1aは比較的少なく全反射する光h1bが多くなる。そのため、図8(b)に示すように、単位凸部28から出射する射出光h1aの輝度分布のピーク値が小さくなり全体に光取り出し量が減ってしまい、輝度が低下するという不具合が生じ、好ましくない。
一方、図9(a)に示すように単位凸部20が略半楕円体形状をなし、(5)式で示すアスペクト比ARiが例えば0.4以上をなす十分に大きいものでは、単位凸部20に入射した射出光h1のうち全反射する光h1bが少なく、しかも図9(b)に示すように、中央の頂部(中心軸線N上)20aで輝度が十分に高く且つ周辺に向かうに従って輝度が急激に変化することなく緩やかに低下する輝度分布を呈する。このような単位凸部20であれば、EL素子9を出射する射出光h1から十分な光を取り出すことができるため好ましい。
従って、図9に示す光学シート12の単位凸部20は略半楕円体のレンズ形状であることが好ましい。
次に単位凸部20の屈折率nについて説明する。
光学シート12に設けた単位凸部20の屈折率nが低すぎる場合には、光学シート12の入射面12aで全反射する光h1が増え、光学シート12の光出射面12bに到達する光が減少するため光取り出し量が低下する。
一方、屈折率nが高すぎる場合には、光学シート12と透光基板15Bとを接続する境界において、光学シート12の光入射面12aで反射する光が増え、光学シート12の光出射面12bに到達する光が減少するため光取り出し量が低下する。
次に、単位凸部20の屈折率n及びアスペクト比ARiと単位凸部20からの光取り出し量との関係について図10により説明する。なお、図10,図17を含む本明細書において、光取り出し量は、単位凸部20を設けない平坦な光学シート12の単位凸部20を設置すべき部分の光取り出し量を基準とした、単位凸部20の光取り出し量との比で表している。
図10において、単位凸部20のアスペクト比ARiを0.1〜0.7まで0.1間隔で設定し、横軸に単位凸部20の屈折率nをとり、縦軸に光学シート12からの光取り出し量(の比)をとることで、単位凸部20の屈折率nと光取り出し量との関係を示す。図10に示すグラフによれば、アスペクト比ARiが0.1から増えていくに従って光取り出し量は増えていくが、アスペクト比ARiが0.4以上では光取り出し量はほぼ同一であり、増大しない。そのため、アスペクト比ARiは0.4以上であれば、十分に光が取り出せることを確認できる。
また、図11は、単位凸部20の屈折率n及びアスペクト比ARiと単位凸部20の相対輝度との関係を示している。なお、図11、図17を含む本明細書において、相対輝度は、単位凸部20を設けない平坦な光学シート12の単位凸部20を設置すべき部分の輝度を基準とした、単位凸部20の輝度との比で表している。
相対輝度はアスペクト比ARiが高くなるほど高くなるが、アスペクト比ARiが0.6より高くなると輝度はそれ以上、上昇しない。そのため、単位凸部20のアスペクト比ARiはコストと占有体積の抑制を考慮して0.6以下であることが好ましい。よって、次式(1)を満足することが好ましい。
0.4≦ARa≦0.6 …(1)
また、図10において、単位凸部20は屈折率nが1.58のときに光取り出し量が最大となる。しかも、単位凸部20の屈折率nが1.44から1.7の範囲であれば、光取り出し量は最大値の95%以上となるため、単位凸部20の屈折率nは、次式(2)を満足することが好ましい。
1.44≦n≦1.7 …(2)
なお、基材層19は単位凸部20と同一材質で同一屈折率nを有することが好ましい。
次に、単位凸部20の好ましい配置構成について説明する。
光学シート12における単位凸部20の配列パターンとしては、例えば図12(a)に示すような格子状配列を採用してもよい。図12(a)では略四角形シート状の基材層19上に微細な間隙を開けて複数の単位凸部20が格子状に配列されている。
また、このような単位凸部20の配列構成に代えて、図12(b)に示すようなハニカム状配列、図12(c)に示すような周期的なストライプ状(列状)配列、或いは図12(d)に示すようにランダムな配列構成を採用してもよい。
基材層19の平面上での単位凸部20の配列が周期的であれば、単位凸部20の配列密
度を高めやすく光取り出し量を高めることができる。
一方、基材層19上での単位凸部20の配列態様が非周期的であれば、モアレを生じない。例えば、ELパネル10に画素パターンを設けた場合、単位凸部20の配列パターンと、ELパネル10の画素パターンとの干渉で発生するモアレを防ぐことが可能となるので、より好ましい。
なお、上述の光学シート12を備えたELパネル10を照明用途で用いる場合、意匠性
を加味するために光学シート12上の単位凸部20の配置を粗密にすることにより適宜な
ロゴ、マークや模様等を形成できる。例えば、図13(a)または(b)に示すように単
位凸部20を配列すればT字状のロゴやXを含むマーク等を得られる。また、図13(c
)のように単位凸部20を配列すれば、適宜の模様等の形状となるように配置させること
ができる。
但し、図14に示すように、光学シート12の基材層19上で、隣接する単位凸部20、20が部分的に重なり合うような配置構成を採用した場合、隣接する単位凸部20、20同士の接合側部20sから光が十分に射出しないため、結果として単位凸部20から出射する射出光h1aの輝度が低くなってしまう。
そのため、隣接する単位凸部20、20の各底面20cにおける直径をDi、D(i+1)とし、しかも隣接する2つの単位凸部20、20の頂部20a、20a間の距離をB12としたとき、次式(3)を満たす配置とすることが望ましい。これにより、隣接する単位凸部20、20が重なり合わないように配置することができる(図16参照)。
Di/2+D(i+1)/2≦B12 …(3)
但し、上述の単位凸部20の基材層19への配置について、図15に示すように、基材層19の例えば対角線上の対向する角部近傍に複数の単位凸部20をそれぞれ配設した場合では、単位凸部20の配置に極端な偏りがあるため輝度に偏りができてしまい、光を取り出せない領域ができてしまう。このような単位凸部20の配置構成では、結果的に全体の輝度及び光取り出し量が低下してしまい好ましくない。
そこで、図16に示すように、単位凸部20による光取り出し量と配列の偏りとの関係を調べるために、互いに隣接する3つの単位凸部20を任意に選択し、各単位凸部20の頂点20a(頂部)を結ぶことにより形成される鋭角三角形Sを仮想的に形成した。これらの頂点20aを結ぶ鋭角三角形Sの最も短い辺(間隔)を短辺E1とし、最も長い辺(間隔)を長辺E2としたときにE2/E1の値を指標として光取り出し量と相対輝度の変化の検討を行った。但し、ELパネル10の輝度分布はランバート光源面による輝度分布とした。
その結果、図17(a)のように長辺E2が短辺E1の2倍以下であれば、光取出し量が最も大きく且つ光取り出し量の変化が1%以内となる。
また、図17(b)のように輝度に関しても、長辺E2と短辺E1の比が2倍以下であれば、相対輝度は最大相対輝度を含むと共に最大相対輝度の1%以内の変動に収まることがわかった。そのため長辺E2が短辺E1の2倍以下であることが好ましい。なお、辺E1、E2の長さの定義からE1≦E2である。そのため、次式(4)が成り立つ。
1≦E2/E1≦2 …(4)
そのため、上述のように単位凸部20を配置することにより、十分な光取り出し量と輝度を得ることができるため、好ましい。
ところで、光学シート12を製作する場合、例えば四角形フィルム形状の基材層19の出射面12bに所定間隔で、例えば同一形状且つ同一寸法に設計した単位凸部20を配列形成したとしても、各単位凸部20は成型時の誤差を含んでおり、更に例えばエッチングによって単位凸部20の金型を形成した場合、そのエッチング時間やエッチング温度等によって単位凸部20の寸法や形状は微細に変動してしまう。また、単位凸部20の配置は製作時にあまり変動を生じないが、粒子を分散させて製作する場合には設計値から変動することがある。
そのため、設計に基づいて製作した光学シート12において、単位凸部20の形状と配置に関してレーザー顕微鏡による三次元形状計測によって測定した。
図18(a)、(b)は、レーザー顕微鏡による計測によって得られた光学シート12における任意の単位凸部20の三次元形状である。この三次元形状より、単位凸部20の底面20cにおける境界B0を得る。単位凸部20の底面20cが略円形形状である場合、境界B0にフィッティングした円をその単位凸部20の底面20cとすることができる(ステップ1)。
計測によって得られた底面20cの面積Siから次の式(6)によって単位凸部20の直径Diを求める。
Di=√(4Si/π) …(6)
次に、単位凸部20の頂点20aを底面20cよりもっとも離れた中心点(頂部)とし、底面20cから頂点20aまでの距離によって単位凸部20の高さTiを求め、アスペクト比ARi=Ti/Diを求める。
また、隣接する2つの単位凸部20、20の各底面20cの直径D1、D2と、これら2つの頂点20a、20aa間の距離B12を求め、(3)式を満たすかどうかを計算する。さらに図16において、上述した2つの単位凸部20、20に隣接する他の単位凸部20の頂点20aを頂部として3つの頂点20aを結ぶ仮想的な鋭角三角形より、最も短い辺(間隔)をE1、最も長い辺(間隔)をE2とし、(4)式を満たすか否かを計算する(ステップ2)。
そして、光学シート12における複数の単位凸部20の観察領域の間を移動してはステップ1からステップ2までの処理を繰り返し、ステップ2で求めた(3)式及び(4)式を満たす各単位凸部20の直径Di、高さTi、アスペクト比ARiについて、計測した単位凸部20の合計が10個以上30個以下になるまで求める。そして、これらのデータから、単位凸部20のアスペクト比ARiの平均値ARaを求める(ステップ3)。
また、単位凸部20の屈折率nをJIS K7142プラスチック−屈折率の求め方のB法により求める(ステップ4)。
上述のステップ1から4により、光学シート12について上述した単位凸部20の形状と配置の条件である下記の(1)式〜(4)式を満たすか否かを判断する。
0.4≦ARa≦0.6 …(1)
1.44≦n≦1.7 …(2)
Di/2+D(i+1)/2≦B12 …(3)
1≦E2/E1≦2 …(4)
これら各単位凸部20について、(1)式〜(4)式を満たせば、その光学シート12は上述した高い光取り出し量と高輝度とを得られた本発明の実施形態による単位凸部20を備えた光学シート12であるといえる。
なお、上述した(1)式〜(4)式を満たす単位凸部20の形状及び配置は同一のものである必要はなく、図19に示すような異なる寸法または形状の単位凸部20を配置してもよく、その際も上述の(1)式〜(4)式を適用できる。特に、図19のように、直径Di寸法の大きい単位凸部20の隙間に、直径Di寸法の小さな単位凸部20を配置してもよい。
この場合、各単位凸部20の最表面20Aで反射してEL素子11側に戻る反射光h1bを削減できる。そのため、結果として最表面20Aから射出する射出光h1aを増やすことができるためより好ましい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態として、図20に示すように、単位凸部20、20間の単位凸部20が形成されていない領域12baに凹凸部30を設けてもよい。凹凸部30を形成することで、上述した図19に示す寸法の大きい単位凸部20の隙間に寸法の小さい単位凸部20を配設した構成と同様に、単位凸部20の最表面20Aで反射する光h1bを削減できる。
その結果として最表面20Aから射出する光h1aを増やすことができるためより好ましい。また凹凸部30は、隙間なく単位凸部20以外の領域12baに配置することにより、反射光h1bを低減することができる。これにより、より多くの光を取り出すことができる。
図20に一例を示すように、例えばシート状の透光性の基材層19の一方の面、即ち照射方向Fの面(この面を表面という)8aに例えば単位凸部20として略半球形状のマイクロレンズが一部の領域に分散して複数個形成されている。単位凸部20の隙間を埋めるように例えば一次元方向に延在する略柱状の凸部材として、例えば断面三角形柱状のプリズムレンズが凹凸部30として表面8a全域に同一方向に複数本配列して形成されており、単位凸部20のマイクロレンズは凹凸部30のプリズムレンズの一部に重なって形成される。
図20において、単位凸部20は、基材層19の表面8aに接する径をPMとし、基材層19の表面8aを基準とした高さをTMとする。また、凹凸部30は表面8aに接触する底部の幅をPLとし、表面8aから頂部までの高さをTMとし、頂角をθTとする。
単位凸部20は、マイクロレンズ形状をなしており、複数等間隔をあけて規則的に、又は、不等間隔を空けて不規則に配列されている。この単位凸部20の形状としては、略半円球形状、略楕円球形状のものが挙げられる。
また単位凸部20に入射した光B1を効率よく偏向して、ELパネル10の光の外部取り出し効率を向上するために、高さTMと径(幅)PMとのアスペクト比TM/PMが40%以上であることが望ましい。これは、高さTMと径(幅)PMとのアスペクト比TM/PMが40%以上とすることで、光B1を照射方向Fに偏向するために、第1凹凸部40の斜面の傾斜角度が、十分な大きさになることができるため好ましい。
また、単位凸部20の基材層19の片面に沿った幅のうち最も長い幅である最長直径PMは、20μm以上300μm以内に設定される。最長直径PMが20μm未満では、第1凹凸部40で回折光が発生し、単位凸部20に入射した光B1を照射方向Fに偏向する効率が低下してしまうため好ましくない。最長直径PMが300μmを超える場合は、単位凸部20の形状を賦型する際に、単位凸部20に入射した光B1を偏向するのに充分なアスペクト比を得るための充分な単位凸部20の高さTMを賦型することが困難となるため好ましくない。
隣接する単位凸部20の中心同士の距離は、50μm以上5000μm以下が好ましい。
そして、このように配列された単位凸部20の間を埋めるようにして凹凸部30を複数設ける。なお、単位凸部20はそれぞれが隣り合う単位凸部20同士で互いに接したものでないのに対し、凹凸部30は単位凸部20の間に複数が互いに接した状態で配列されている。
図20(b)に示すように、単位凸部20の一方の傾斜角度θm1と、単位凸部20の他方の傾斜角度θm2の値が異なることが好ましい。
このように傾斜角度を異ならせることで、視点S1と、視点S2のように観察位置を変えることで、異なる視覚効果を付与することが可能となり意匠性を持たせることが可能となる。
例えば、図20(b)に示すように、傾斜角度θm2を傾斜角度θm1より大きくすることで、図20(c)に示すように非対称な配光分布を発生させ、視点S1と、視点S2での視覚効果を異ならせることが可能となる。この場合、傾斜角度θm2が傾斜角度θm1より大きくなるため、視野方向の変化に対する輝度の変化の割合が大きくなる。この場合の視覚効果として、観察位置を変化した場合の、単位凸部20の輝度の変化が、視点S1と、視点S2で異なるという視覚効果を付与することが可能となる。
また傾斜角度θm2あるいは傾斜角度θm1と、凹凸部30の傾斜角度との差を異ならせることで、視点方向を変えた場合の輝度の変化度合いを変化させることが可能である。
凹凸部30は、図20及び図21(a)に示すように、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の凸状のレンズまたはプリズム形状が、単位凸部20の間を互いに平行に配列されているものが好ましい。
また、凹凸部30は、例えば図21(b)に示すように、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の凸状のレンズまたはプリズム形状が、単位凸部20の間を互いに交差するように配列してもよい。
このようにすることで、凹凸部30が照射方向Fに出射する光の配光分布を2次元方向に調整することが可能となる。そのため、凹凸部30を任意の形状にすることで、凹凸部30の出射光を対称な配光分布にしたり、あるいは、非対称な配光分布にしたりすることで、意匠性の付与が可能である。
上述のような凹凸部30の形状は、図22(a)に示すように、所定のピッチで形成された凸状の第1のプリズム61と、該第1のプリズム61と略直交する方向に形成された凸状の第2のプリズム62を有している。
プリズムが一方向に並んだプリズムシートは、プリズムの斜面により、凹凸部30に入射した光h1をレンズの配列している方向に配光分布を制御することが可能である。そのため、凹凸部に一方向に並んだプリズムを用いた場合、1次元的に配光分布の調整が可能となる。しかし、ELパネル10を照明用途して用いる場合は、少なくとも2次元的に配光分布を調整する必要がある。その理由として、例えば照明装置の設置場所によっては、ある特定方向は、照射する必要がなく、広い配光分布ではなく正面方向の輝度向上を要求することがある。あるいは、凹凸部40に入射した光h1は非対称な配光分布になる場合で、かつ照明装置から出射される光の配光分布が、対称な配光分布であることが要求される場合、照明装置から出射される光の配光分布を1次元方向のみの調整で対称な配光分布にすることは困難であるため、2次元方向の調整が可能な本発明の構成が好ましい。
また、本発明の構成のように、プリズムが略直行して配列したクロスプリズムでは、光を2次元的に広げるために、新たにレンズシートを追加することなく、適切な配光分布に調整することが可能となり、照明装置の軽量化、薄型化、低コスト化を図ることも可能である。
特に、図1の発光媒体層18から出射される光は、配光分布が広いブロードな指向性を有する光である。そのため、凹凸部30は、上述の広い配光分布を、照射方向Fに偏向するように設計することが好ましい。
また、第1のプリズム61、及び第2のプリズム62の斜面は、直線形状であることが好ましい。直線形状であることで、凹凸部30に入射した光B1を略同一方向に偏向することが可能となるため、任意の方向に光を集光することが可能となる。
また、第1のプリズム61、及び第2のプリズム62の形状は同じでも良いし、異なっていても良い。
あるいは、図23(a)に示すように、凹凸部30は、所定のピッチで形成された凸状の第1のシリンドリカルレンズ61と、該第1のシリンドリカルレンズ61と略直交する方向に形成された凸状の第2のシリンドリカルレンズ62を有する形状にしてもよい。
シリンドリカルレンズが一方向に並んだレンチキュラーレンズシートは、レンズの曲面により、凹凸部30に入射した光h1をレンズの配列している方向に配光分布を制御することが可能である。そのため、凹凸部30にレンチキュラーレンズシートを用いた場合、1次元的に配光分布の調整が可能となる。しかし、照明用途して用いる場合は、少なくとも2次元的に配光分布を調整する必要がある。その理由として、例えば照明装置の設置場所によっては、ある特定方向は、照射する必要がなく、広い配光分布ではなく正面方向の輝度向上を要求することがある。あるいは、凹凸部30に入射した光h1は非対称な配光分布になる場合で、かつ照明装置から出射される光の配光分布が、対称な配光分布であることが要求される場合、1次元方向のみの調整では困難であるため、2次元方向の調整が可能な本発明の構成が好ましい。
また、本発明の構成のように、シリンドリカルレンズが略直行して配列したクロスレンチキュラーレンズシートでは、光を2次元的に広げるために、新たにレンズシートを追加することなく、適切な配光分布に調整することが可能となり、照明装置の軽量化、薄型化、低コスト化を図ることも可能である。
特に、発光層から出射される光は、配光分布が広いブロードな指向性を有する光である。そのため、凹凸部は、上述の広い配光分布を、照射方向Fに偏向するように設計することが好ましい。
第1シリンドリカルレンズ61、及び第2のシリンドリカルレンズ62の断面形状は、完全な半円形(球面レンズ)ではなく、半楕円形(楕円面レンズ)、放物線形(放物面レンズ)などの、いわゆる非半円形(いわゆる2次の非球面形状)のもの、さらには、2次以降の項を有する高次非球面形状のものなどが好ましい。
非球面形状のレンズを用いることで、レンズ側面に適切な傾きをもった領域の面積を調節することができ、完全な半円形レンズに比べ、より出射する光線を調整することができる。
また、第1のシリンドリカルレンズ61、第2のシリンドリカルレンズ62の形状は同じでも良いし、異なっていても良い。
また、凹凸部30は、例えば図24〜図29に示すように、基材層19の片面に隙間無く配置された底辺が多角形である多角錐凸レンズ、あるいは多角錐凹レンズでもよい。
隙間なく配置することで、凹凸部30に入射した光h1の偏向に付与しない凹凸部30間の平坦部をほぼ無くすことが可能となるため、よりELパネル10の光の外部取り出し効率を高めることが可能となる。また、隙間無く配置することで、平坦部による微細構造が形成されないため、光の回折現象による色ムラの発生を防止することが可能となる。
隙間なく配置する方法としては、凹凸部30の分割面9を正六角形(図25(a))、正方形(図25(b))、正三角形(図25(c))にすることで、分割面9の形状を略同一にして配置することが可能となる。分割面9の形状を略同一にすることで、凹凸部30の寸法、形状を略同一にすることが可能となるため、明るさの面内ムラが生じないELパネル10を作成することが可能となるため、明るさの面内ムラが生じないELパネル10が要求される場合は、好ましい。
特に分割面9を正六角形にした場合、分割面9同士の連結部の形状が直線状ではなく、より複雑なジクザグ形状にすることができるため、ELパネル10に画素パターンを設けた場合、分割面9同士の連結部の形状と、ELパネル10の画素パターン間との干渉で発生するモアレを防ぐことが可能となるので、より好ましい。
また図26に示すように、分割面9を異なる多角形を組み合わせて隙間なく配置してもよい。
図27〜29は、凹凸部30を多角錐凸レンズ、あるいは多角錐凹レンズにした場合の一例を示した図である。
図27は、凹凸部30を、分割面9が四角形の四角錐凸レンズ形状として隙間無く配置したものである。
ELパネル10から出射する光の配光分布を対称にする要求がある場合は、分割面9を略正方形にし、四角錐凸レンズ52の4つある斜面の傾斜角度を略同一とすることが好ましい。
ELパネル10から出射する光の配光分布を非対称にする要求がある場合は、分割面9を長辺と短辺を有する長方形とした四角錐凸レンズにしてもよい。分割面9を長方形とすることで、短辺方向の四角錐凸レンズ52の傾斜角度と、長辺方向の四角錐凸レンズ52の傾斜角度とが異なるため、ELパネル10から出射する光の配光分布を長辺方向と短辺方向とで非対称にすることが可能となる。
図28では、凹凸部30は分割された底数の頂点52を有する略四角錐凹レンズ形状である。四角錐凹レンズは、稜線51でそれぞれが区切られており、各々の四角錐凹レンズが4個の頂点52を持つようにしている。ただし、溝の形成の仕方はこれに限られず、様々な方向に延在する、様々な深さ、ピッチ、開き角の溝51を設けることができる。
上述のように、略々四角錐凹レンズ形状の頂部に2本の溝51を直交する構成にすることで、配光分布の調整が可能となる。特に出射角度が、60度以上である広角度に出射する光の調整が可能となる。四角錐凹レンズの形状(深さ、傾斜角度)を調整することで、広角度に出射する光の増減が可能となる。これは、広角度に出射する光の多くは、四角錐凹レンズの底部近傍から出射する光線であるためである。
図29は、凹凸部30を、分割面が四角形の四角錐凹レンズ形状として隙間無く配置したものである。この四角錐凹レンズ形状の凹凸部30は、凹凸部30に入射した光h1を照射方向Fに出射するように取り出すためのものである。なお、凹凸部30において、四角錐凹レンズ形状が、図27に示す凹凸部30の最も高い位置の形状が点である四角錐凸レンズ形状より、凹凸部30の最も高い位置の形状が線であるので耐擦性が向上するため、より好ましい。
ELパネル10から出射する光の配光分布を対称にする要求がある場合は、分割面を略正方形にし、四角錐凹レンズの4つある斜面の傾斜角度を略同一とすることが好ましい。
ELパネル10から出射する光の配光分布を非対称にする要求がある場合は、分割面を長辺と短辺を有する長方形とした四角錐凹レンズ54にしてもよい。分割面を長方形とすることで、短辺方向の四角錐凹レンズ54の傾斜角度と、長辺方向の四角錐凹レンズの傾斜角度とが異なるため、ELパネル10から出射する光の配光分布を長辺方向と短辺方向とで非対称にすることが可能となる。
凹凸部30がプリズムレンズ又は四角錐形状をなす場合、その先端頂部をカットして平坦状にしたり、又は丸みをつけて曲面状にしたものであってもよい。さらに、プリズム形状をなす2つの側面又は四角錐形状をなす4つの斜面を、凸曲面状又は凹曲面状に湾曲させたものであってもよい。上述のように、凸曲面状又は凹曲面状に湾曲させることで、斜面を直線上にした場合と比較して、凹凸部30に入射した光h1を広範囲な角度で偏向することが可能となる。凹凸部30に入射した光h1が、視野方向に対する角度を変えた場合に色味が変化する色ズレの課題が生じた場合、凸曲面状又は凹曲面状に湾曲させ発光層2からの光を広範囲な角度で偏向することで、発光層2の光の色味を視野方向に対する角度に依存しないように均一化できるため、好ましい。
また、単位凸部20における凹凸部30と接する外周エッジの形状が少なくとも一部蛇行するように配置したり、単位凸部20と凹凸部30との界面が凹凸部30の谷部に位置するのみならず、頂部や側面に位置しているものであってもよい。上述のような構成にすることで、各単位凸部20からの出射光の配光分布を個々に変化を与えることが可能となるため、意匠性を付与することが可能となる。
凹凸部30の基材層19の片面に沿った幅PL、即ち、プリズムレンズの場合は断面三角形の底辺の幅、シリンドリカルレンズの場合は断面半楕円形状の直線部の幅、四角錐形状の場合は底面の一辺の幅は、凹凸部30で回折光が発生しにくく、照射方向から視認されにくいように20μm以上、200μm以内に設定される。
さらにまた、凹凸部30の表面にキズがつきにくいよう、凹凸部30の高さTLは単位凸部20の高さTMよりも低く形成されており、その高さの差が5μm以上となるように、それぞれの高さTL、TMが設定されている。
なお、所望の特性を達成するために、単位凸部20と凹凸部30の形状や、単位凸部20と凹凸部30の基材層19に対する比率(面積率)は、適宜調整することが可能である。
そして、本実施形態の光制御意匠シート7においては、上述のように、単位凸部20の幅PMが20μm以上200μm以下に設定され、凹凸部30の幅PLが20μm以上200μmに設定されているが、この範囲において、凹凸部30の幅PLに対する単位凸部に対する単位凸部20の幅PMの比が1.1〜10の範囲になるように両者の幅PM、PLが設定されている。
上記幅の比が1.1未満の場合、単位凸部20を凹凸部30がほぼ覆うことから、単位凸部20を凹凸部30の目視による識別が困難となるため、単位凸部20による意匠性パターンの識別が出来なくなるため、好ましくない。一方、上記幅の比が10を超える場合、単位凸部20が視認されやすくなるが、凹凸部30が過度に微細構造となってしまうため、凹凸部30にて回折光が増加し、光の利用効率が低下する。この点、本実施形態の光学部品30においては、上記幅の比が1.1〜10の範囲に設定されているため単位凸部20による意匠パターンが視認され、かつ凹凸部30の回折による光の利用効率の低減を防ぐことが可能となる。
光制御意匠シート7は、図12〜図13、あるいは図30〜図34に示すように、単位凸部20で意匠パターンを設けることが可能となる。
単位凸部20の意匠パターンとして、図12(a)に示すような格子状配列を採用してもよい。図12(a)では略四角形シート状の基材層19上に微細な間隙を開けて複数の単位凸部20が格子状に配列されている。
また、このような単位凸部20の配列構成に代えて、図12(b)に示すようなハニカム状配列、図12(c)に示すような周期的なストライプ状(列状)配列、或いは図12(d)に示すようにランダムな配列構成を採用してもよい。
基材層19の平面上での単位凸部20の配列が周期的であれば、単位凸部20の配列密
度を高めやすく光取り出し量を高めることができる。
一方、基材層19上での単位凸部20の配列態様が非周期的であれば、モアレを生じない。例えば、ELパネル10に画素パターンを設けた場合、単位凸部20の配列パターンと、ELパネル10の画素パターンとの干渉で発生するモアレを防ぐことが可能となるので、より好ましい。
また単位凸部20の意匠パターンとして、図30(a)に示すように、単位凸部20を略半球形状と略楕円球形状が混在したものであってもよい。単位凸部20に略楕円半球形状が含まれる場合は、当該楕円の長軸を同じ向きに配向させる割合を制御することで、所望の輝度分布を得ることができる。例えば、図30(a)に示すように、略楕円半球形状の長軸が向いている方向の配光分布は、略楕円半球形状の短軸が向いている方向に比べ、広い配光分布になる傾向にある。これは楕円形状の傾斜率の差に基づくものである。これにより、出射する光の配光分布が非対称なELパネル10を作成することが可能となる。
さらに、図30(b)に示すように、単位凸部20の傾斜角度などの形状が相似しており、大きさがことなるものを、配列してもよい。
また図31〜図34のように、単位凸部20によって、特定の文字、マーク、絵柄、模様などの意匠パターンを形成してもよい。
図31は、単位凸部20の有無によって意匠パターンを形成した例である。
単位凸部20の有る領域X1と、単位凸部20が無い領域Y1にて、文字「T」の意匠パターンを形成している。
上述のような方法で、意匠パターンを形成した場合、コントラストが大きい意匠パターンを形成することが可能となるため、意匠パターンを目立ちやすくする場合には好ましい。
図32は、単位凸部20の密度差によって意匠パターンを形成した例である。
単位凸部20の密度が大きい領域X2と、単位凸部20の密度が小さい領域Y2にて、文字「T」の意匠パターンを形成している。
上述のような方法で、意匠パターンを形成した場合、任意の密度差によって、意匠パターンのコントラストを任意に調整することが可能となる。また、コントラストが小さい意匠パターンを形成することが可能となるため、淡い意匠パターンを形成する場合には、好ましい。
図33は、単位凸部20の形状違いによって意匠パターンを形成した例である。
単位凸部20を半円球形状で形成した領域X3と、単位凸部20を半楕円球形状で形成した領域Y3にて、文字「T」の意匠パターンを形成している。
上述のような方法で、意匠パターンを形成した場合、単位凸部20の形状違いによる単位凸部20から出射される配光分布の差によって、意匠パターンを形成する。配光分布の差によって、意匠パターンを形成すると、特に視野方向に対する角度を変更した場合に、意匠パターンを強調することが可能となるため、観察位置によって異なる意匠パターンを形成する場合に好ましい。
図34は、単位凸部20のサイズ違いによって意匠パターンを形成した例である。単位凸部20を相対的に小さいサイズで形成した領域X4と、単位凸部20を相対的に大きいサイズで形成した領域Y4にて、文字「T」の意匠パターンを形成している。
上述のような方法で、意匠パターンを形成した場合、単位凸部20の有無、あるいは単位凸部20の形状違いで意匠パターンを形成する方法と比較して、単位凸部20の傾斜角度を略同一として、相似形状にすることでELパネル10の面内での配光分布のムラを低減し、かつ意匠パターンを形成することが可能となる。さらに、領域X4と、領域Y4との単位凸部20との高さに差が発生するので、意匠パターンを視覚だけでなく、触覚でも確認することが可能となるため、好ましい。
また、ELパネル10の意匠性は、図35に示すように単位凸部20と凹凸部30の配光分布の差で付与することも可能である。
例えば、単位凸部20に略半円球形状のマイクロレンズ形状を、凹凸部30にプリズム形状を採用した場合の視覚効果を図35(a)〜(c)に示している。また発光媒体層18から発光した光が単位凸部20にて制御されて出射した第1出射光と、発光媒体層18から発光した光が凹凸部30にて制御されて出射した第2出射光との配光分布図を図36に示す。
ELパネル10を正面方向から観察した場合(配光分布図36での領域S10)、第1出射光が第2出射光より輝度が小さいため、単位凸部20の領域X5が、凹凸部30の領域Y5よりも暗く視認され、文字「T」が視認される(図35(a))。
視野方向に対する角度を大きくし、斜め方向から観察した場合(配光分布図36での領域S11)、第1出射光と第2出射光との輝度の大きさが逆転し、第2出射光が第1出射光より輝度が小さくなるため、凹凸部30の領域Y5が、単位凸部20の領域X5よりも暗く視認され、明暗が反転した文字「T」が視認される(図35(b))。
さらに、視野方向に対する角度を大きくすると(配光分布図36での領域S12)、第1出射光と第2出射光との輝度の大きさが再度、逆転し、第1出射光が第2出射光より輝度が小さくなる。これは凹凸部30のプリズム形状によって発生する視野方向に対する角度が大きい場合で発生する光のピーク、サイドローブを観察者が視認するためである。
このため、単位凸部20の領域X5が、凹凸部30の領域Y5よりも暗く視認され、文字「T」が視認される(図35(c))。
図35、図36に示す方法で、意匠性を付与すると、視野方向に対する角度で異なる意匠パターンを視認することが可能となり、好ましい。
また、凹凸部30の縦断面形状としては、図37(a)に示すように頂部が丸みをおびているものや、同図(b)に示すように頂部が非対称な段差を形成した二段頂部形状のものや、同図(c)に示すように頂部断面を形成する一方または両方の斜面が凸曲面または凹曲面を形成したもの等を任意に採用できる。
図20〜図37に示す場合でも、上述した(1)式〜(4)式で特定した配置の条件から外れると、単位凸部20から射出される光と単位凸部20以外の領域12baから射出される光との差により光取り出し量のムラができてしまうため、上述の配置の条件を満たすことが好ましい。
次に、上述した光学シート12の形成材料について説明する。
光学シート12の形成材料として、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、アクリルニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルポリスチレン共重合体、メラミン樹脂、チオウレタン樹脂、エピスルフィド樹脂などを用いることができる。
また光学シート12に設けた基材層19として脆性の低い樹脂を用いることが望ましい。基材層19の材料として、(a―)PETまたは、ポリカーボネート、(ポリ)ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、(ポリ)エチレン樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル(ポリ)スチレン樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。
基材層19の厚みは、基材層19がもつ剛性にもよるが、50〜300μmのものが、加工性等の取扱い面から見て好ましい。
また、単位凸部20や凹凸部30が基材層19と強固に接着しなかったり、寒熱、吸脱湿等の外的影響で接着力が低下したりするときは、単位凸部20あるいは、凹凸部30と基材層19との間に、両材料に対して接着性の高いプライマ層を設けてもよいし、単位凸部20あるいは、凹凸部30にプライマ層の作用を付加してもよい。
あるいは、コロナ放電処理等の易接着処理を施してもよい。
単位凸部20として紫外線硬化樹脂を用いてもよい。光学シート12の製造に際して、基材層19にラインスピード1m/minから30m/minのスピードで紫外線硬化樹脂を型に押し付けながら、単位凸部20を形成することができる。ここで、ラインスピード1m/minより低速で紫外線硬化樹脂を型に押し付けると、型に押し付ける前に空気
中の酸素や水分とアクリル樹脂が反応してしまい、うまく成型できなくなってしまう。一方、ラインスピード30m/minより高速で紫外線硬化樹脂を型に押し付けると、気泡の噛み込みが発生してしまう不具合が発生する。
基材層19に紫外線硬化樹脂製の単位凸部20を押し付けて成型した後、500mJ/m2から、3000mJ/m2の紫外線を照射して硬化することによって、光学シート12を製造することができる。単位凸部20の成型に用いるアクリル樹脂として、単官能のアクリル樹脂と多官能のアクリル樹脂を適時混合することによって、表面の強化性能と光取り出し機能との効果を両立させることができる。
また帯電防止剤として、 導電性微粒子のアンチモン含有酸化スズ(以下、ATO)や、スズ含有酸化インジウム(ITO)等の超微粒子を分散させてもよい。帯電防止剤を分散することで、光学シート12の防汚性を向上することが可能となる。
上述の型の作製方法としては、まず、銅メッキを施した金型にカーボンブラックを樹脂に分散させたラッカーをスプレー方式で約5μm塗布した後、1060nm波長の赤外線レーザーを照射し、ラッカーを昇華させる。その後、塩化鉄クロム酸溶液に金型をつけ、深さ方向と幅方向を等方状に銅を腐食させ、単位凸部20に対応する部分が作製される。次に、この金型に対して各種レンズ形状を有するダイヤモンドバイトを用いて、断面形状が三角形状を切削し凹凸部30に対応する部分を作製する。
この様な型を用いて、押出し成型や射出成型、UV成型法などで成型することができる。この際、単位凸部20、凹凸部30及び基材層19を別体として成型してもよいし、一体品として成型してもよい。また単位凸部20、凹凸部30及び基材層19を成型する場合には、内部にフィラーなど拡散剤を分散させ、成型することもできる。
単位凸部20は、樹脂フィルムにエンボス加工により作製することができる。このときの賦形率は70%以上あればよく、好ましくは85%以上であると光学特性にほとんど差異を生じないレベルである場合が多い。このときのエンボスの圧力条件は、通常線圧5〜500kg/cmであり、好ましくは5〜300kg/cm、より好ましくは10〜150kg/cmである。線圧が5kg/cmより小さい場合には、賦形率が70%未満であり、微細な単位凸部20を十分に賦形できない。
線圧が10kg/cmより大きい場合には85%以上の賦形率が得られるため、より好ましい。一方、500kg/cmの線圧では機械への負荷が大きすぎて実用的でない。また、線圧が300kg/cm以下であれば、フィルム幅が1mを超えても機械への負荷が大きすぎない。線圧が150kg/cmあれば賦形率は99%〜100%得られ、それ以上賦形率を上げることができない。
また、単位凸部20のアスペクト比ARiが、0.6より大きい場合には、型から光学シート12を剥離する際に単位凸部20に欠けが生じてしまう。そのため、上記(1)式で示すように、単位凸部20のアスペクト比は、0.6以下が好ましい。
次に図1に示すELパネル10について、光学シート12以外の構成要素の材料について各々具体的に説明をする。
EL素子11の基板15Aは、ガラス、金属、樹脂等の板形状のものから構成される。
次に基板15Aの発光媒体層18側の面には陰極15Bが配設されている。陰極15Bは電気伝導性を有する層であり、発光媒体層18に電圧を印加するものである。陰極15Bを構成する材料はアルミニウム板や基板15Aにアルミニウムを蒸着したものを用いる。また、陰極15Bに用いる電気伝導性を有する材料として、上述のアルミニウムに限らず、金、銀、銅などの各種金属や導電性を有するカーボンなども用いることができる。
次に、透明基板15Bは、発光媒体層18から射出される光を透過させる機能を有する。
透明基板15Bの材料として、種々のガラス材料を用いることができる他に、PMMA、ポリカーボネート、ポリスチレン等のプラスチック材料を用いることもできる。ここで、特に好ましいのはシクロオレフィン系のポリマーであり、このポリマー材料は樹脂の加
工性、耐熱性、耐水性、光学透光性等の特性が優れており好適である。
また、透明基板15Bは、発光媒体層18から出射する光をできるだけ透過させるため、全光線透過率を50%以上とする材料で形成することが好ましい。
粘着層13は透明基板15Bの光出射面側に設けられ、光学シート12と透明基板15Bを固定するものである。
ここで、粘着層13を構成する粘・接着剤として、例えばアクリル系、ウレタン系、ゴム系、シリコーン系の粘・接着剤が挙げられる。いずれの場合も高温のバックライト内で使用されるため、100℃で貯蔵弾性率G’が1.0E+04(Pa)以上であることが望ましい。また均一な光を射出するために粘着層13の中に透明の微粒子、例えばビーズ等を混ぜても良い。さらに、粘・接着剤として両面テープを用いても良い。
発光媒体層18は図2に示す構成を有しており、陰極16と陽極17の間に好ましくは発光層21と正孔輸送層22を含んでいる。
さらに必要に応じて発光媒体層18に図示しない電子注入層、電荷ブロック層、電子輸送層として機能する層を設けても良い。発光層21と陽極17との間に積層されるものは図示しない正孔注入層、電子ブロック層、そして正孔輸送層22である。発光層21と陰極16の間に形成されるものは図示しない正孔ブロック層、電子注入層、電子輸送層である。
そして、正孔輸送層22を構成する正孔輸送材料としては、ポリアニリン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリビニルカルバゾール(PVK)誘導体、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(PEDOT)などが挙げられるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。これらの材料は溶媒に溶解または分散させ、スピンコート法、突出コート法、ディップコート法を用いて一括塗布することが出来る。また、凸版印刷法を用いることで均一で成膜不良のないラインパターンを画素ピッチで得ることが出来る。
また、正孔輸送材料として無機材料を用いる場合、無機材料としてはクロム(Cr)、タングステン(W)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)などの酸化物、窒化物、酸窒化物を、真空蒸着法を用いて形成することができる。この際、任意のシャドーマスクを用いることで一括形成若しくはラインパターンを得ることができる。無機物からなる正孔輸送層を設けることで、熱安定性や耐性に優れたより安定したEL素子11を得ることが出来る。
また、陽極17と発光層21の間に、正孔輸送層22として形成後に正孔注入および電子ブロック機能を有するインターレイヤ(図示せず)を形成することができる。インターレイヤに用いる材料としては、ポリビニルカルバゾール若しくはその誘導体、側鎖若しくは主鎖に芳香族アミンを有するポリアリーレン誘導体、アリールアミン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体などの、芳香族アミンを含むポリマーなどが挙げられるが、本発明ではこれらに限定されない。
上述したインターレイヤの材料は溶媒に溶解または分散させ、スピンコーター等を用いた各種塗布方法や凸版印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法等の印刷法を用いて形成される。
また、インターレイヤ材料として無機材料を用いる場合、無機材料としてはクロム(Cr)、タングステン(W)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)などの酸化物、窒化物、酸窒化物を真空蒸着法を用いて形成することができる。この際、任意のシャドーマスクを用いることで一括形成若しくはラインパターンを得ることができる。無機物からなるインターレイヤを設けることで、熱安定性や耐性に優れたより安定したEL素子11を得ることが出来る。
発光層21は、白色発光層、或いは青色、赤色、黄色、緑色などの単色発光層とすることもある。
ここで、発光層21を白色発光層とする場合には、陽極17/発光媒体層18/陰極16からなる構成を、例えばITO/CuPc(銅フタロシアニン)/α−NPDにルブレン1%ドープ/ジナクチルアントラセンにペリレン1%ドープ/Alq3/フッ化リチウム/陰極16としてAlという構成とすればよい。
発光層21は、インターレイヤ形成後に形成する。発光層21は電流を流すことにより発光する層であり、発光層21を形成する有機発光材料は、例えばクマリン系、ペリレン系、ピラン系、アンスロン系、ポルフィレン系、キナクリドン系、N,N’−ジアルキル置換キナクリドン系、ナフタルイミド系、N,N’−ジアリール置換ピロロピロール系、イリジウム錯体系などの発光性色素をポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルカルバゾール等の高分子中に分散させたものや、ポリアリーレン系、ポリアリーレンビニレン系やポリフルオレン系の高分子材料が挙げられるが、本発明ではこれらに限定されない。
これらの有機発光材料は溶媒に溶解または安定に分散させて有機発光インキとなる。有機発光材料を溶解または分散する溶媒としては、トルエン、キシレン、アセトン、アニソール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどの単独またはこれらの混合溶媒が上げられる。中でもトルエン、キシレン、アニソールといった芳香族有機溶媒が有機発光材料の溶解性の面から好適である。また、有機発光インキには必要に応じて、界面活性剤、酸化防止剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤等が添加されてもよい。
上述した高分子材料に加え、9,10−ジアリールアントラセン誘導体、ピレン、コロネン、ペリレン、ルブレン、1,1,4,4−テトラフェニルブタジエン、トリス(8−キノラート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノラート)アルミニウム錯体、ビス(8−キノラート)亜鉛錯体、トリス(4−メチル−5−トリフルオロメチル−8−キノラート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−5−シアノ−8−キノラート)アルミニウム錯体、ビス(2−メチル−5−トリフルオロメチル−8−キノリノラート)[4−(4−シアノフェニル)フェノラート]アルミニウム錯体、ビス(2−メチル−5−シアノー8−キノリノラート)[4−(4−シアノフェニル)フェノラート]アルミニウム錯体、トリス(8−キノリノラート)スカンジウム錯体、ビス[8−(パラ−トシル)アミノキノリン]亜鉛錯体及びカドミウム錯体、1,2,3,4−テトラフェニルシクロペンタジエン、ポリ−2,5−ジヘプチルオキシ−パラ−フェニレンビニレンなどの低分子系発光材料を使用できる。
発光媒体層18の形成方法として、材料に応じて真空蒸着法、CVD法などのドライコーティング法や、インクジェット印刷法、凸版印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などのウェットコーティング法など既存の成膜法を用いることができる。
(光学シート12の作製方法)
次に光学シート12の作製方法について、比較例1〜3及び実施例1〜3について説明する。
(比較例1)
光学用2軸延伸易接着PETフィルム(膜厚125μm)からなる基材層19上に、光学シート12における単位凸部20のパターンを形成させるウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂(日本化薬社製ウレタンアクリレート樹脂(屈折率n=1.51))を塗布する。そして、アスペクト比ARa=0.3で底部20cの直径Diが100μmのマイクロレンズを単位凸部20として形成するシリンダー金型を使用して、紫外線硬化型樹脂が塗布されたPETフィルムを搬送しながら紫外線をPETフィルム側から露光する。これにより、紫外線硬化型樹脂が硬化した。硬化後、PETフィルムから金型を離型することにより、直径が100μmの単位凸部20群を有する光学シート12を作製できた。
しかし、ELパネル10のEL素子11にこの光学シート12を貼り合せて測定を行ったところ十分な光取り出し量が得られなかった。
(比較例2)
光学用2軸延伸易接着PETフィルム(膜厚125μm)からなる基材層19上に、光学シート12における単位凸部20のパターンを形成させるウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂(日本化薬社製ウレタンアクリレート樹脂(屈折率n=1.51))を塗布する。そして、アスペクト比ARa=0.7で直径が100μmのマイクロレンズを単位凸部20として形成するシリンダー金型を使用して、紫外線硬化型樹脂が塗布されたPETフィルムを搬送しながら紫外線をPETフィルム側から露光する。これにより、紫外線硬化型樹脂が単位凸部20として硬化した。
硬化後、PETフィルムから金型を離型しようとしたが、単位凸部20をなすプリズムレンズに欠けが生じてしまい、離型できなかった。
(比較例3)
熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300℃に加熱し、ロールに沿わせ延伸しながら厚さ0.3mmのフィルムを成形して基材層19とした。このポリカーボネート樹脂製のフィルムに、アスペクト比ARa=0.6の凹型の単位凸部形状で成型される単位凸部20の頂点20aと、同様に成型される隣接した他の2つの単位凸部20の頂点20aとにより仮想的に形成される鋭角三角形の最も短い辺を短辺E1とし、最も長い辺を長辺E2としたときに、長辺E2が短辺E1の15倍となるような配置でシリンダーにエッチングにより加工されたシリンダー金型を使用し、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(シリンダー金型温度は120℃)して、複数の単位凸部20が成形されたフィルムを光学シート12として得た。
これにより直径が50μmの単位凸部20を有する光学シート12を作製できたが、十分な光取り出し量が得られなかった。
(実施例1)
光学用2軸延伸易接着PETフィルム(膜厚125μm)からなる基材層19上に、光学シート12における単位凸部20のパターンを形成させるためのウレタンアクリレートを主成分とする紫外線硬化型樹脂(日本化薬社製ウレタンアクリレート樹脂(屈折率n=1.51))を塗布し、光学シート12の形状のアスペクト比ARa=0.5で直径Diが100μmのマイクロレンズからなる単位凸部20が形成されたシリンダー金型を使用して紫外線硬化型樹脂が塗布されたフィルムを搬送しながら紫外線をPETフィルム側から露光することにより、紫外線硬化型樹脂を単位凸部20として硬化させた。
硬化後、PETフィルムから金型を離型することにより、直径が100μmの単位凸部20群を有する光学シート12を作製できた。
(実施例2)
熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300℃に加熱し、ロールに沿わせ延伸しながら厚さ0.3mmのフィルムを基材層19として成形した後に、アスペクト比ARa=0.6の凹型の単位凸部形状がシリンダーにエッチングにより加工されたシリンダー金型を使用し、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(シリンダー金型温度は120℃)し、単位凸部20のパターンが成形されたフィルムを光学シート12として得た。
これにより直径が50μmの単位凸部20を有する光学シート12を作製できた。
(実施例3)
熱可塑性樹脂であるポリカーボネート樹脂を約300℃に加熱し、ロールに沿わせ延伸しながら厚さ0.3mmのフィルムを成形して基材層19とした後に、アスペクト比ARa=0.4の凹型の単位凸部形状で成型される単位凸部20の頂点U1と、同様に成型される隣接した他の2つの単位凸部20の頂点20aとにより仮想的に形成される鋭角三角形の最も短い辺を短辺E1とし、最も長い辺を長辺E2としたときに、長辺E2が短辺E1の1.5倍となるような配置でシリンダーにエッチングにより加工されたシリンダー金型を使用し、加熱されたフィルムを加圧しながら冷却(シリンダー金型温度は120℃)し、単位凸部20のパターンが成形されたフィルムを光学シート12として得た。
これにより直径Diが100μmの単位凸部20を有する光学シート12を作製でき、十分な光取り出し量が得られた。
以上説明したように、本実施の形態によるELパネル10によれば、(1)式、(2)式、(3)式及び(4)式を満たす領域を有する光学シート12を用いることにより、光取り出し効率の向上を図ることができる。また、本実施形態によるELパネル10が画素駆動されることで、言い換えると、ELパネル10の発光構造体を、画素構造を有するものとすることによりディスプレイ装置を構成することができ、そのように構成したディスプレイ装置も本発明の範囲に含まれる。
なお、本発明による光学シート12は必ずしも(1)式〜(4)式の全てを満たす必要はなく、少なくとも(1)式と(2)式を満足すれば、高い光取り出し量と高輝度とを得られる。
また、本発明に係るELパネル10は優れた光取り出し効率を有するため、ディスプレイ装置以外の他の様々な用途にも好適に用い得るものである。例えば、本発明に係るELパネル10は、表示装置や照明装置、液晶表示装置、更に液晶表示装置のための液晶用バックライトとしても好適に用い得ることができ、いずれも本発明の範囲に含まれる。液晶表示装置は液晶用バックライトに液晶表示素子を備えた構成であってもよい。
10 ELパネル
11 EL素子
12 光学シート
15A 基板
15B 透明基板
16 陰極
17 陽極
18 発光媒体層
20 単位凸部
20a 頂点(頂部)
20c 底面
21 発光層
h1、h1a 射出光
h1b 反射光

Claims (12)

  1. 透光性基板と、
    前記透光性基板の一方の面に設けられていて陽極と陰極に挟まれた発光媒体層を備えたEL素子と、
    前記透光性基板に対してEL素子と反対側の面に設けられた光学シートとを備えたELパネルであって、
    前記光学シートは前記EL素子と反対側の面に屈折率nの単位凸部が複数配置されており、該単位凸部は当該単位凸部の底面から頂部に向かうに従って前記単位凸部の底面と平行な断面の断面積が小さくなり底面から最も離れた断面を前記頂部とし、
    前記単位凸部の底面における直径をDiとし、底面から頂部までの長さを前記単位凸部の高さTiとし、前記単位凸部のアスペクト比ARi=Ti/Diとして、複数の単位凸部のアスペクト比ARiの平均値をARaとした場合に、
    0.4≦ARa≦0.6 …(1)及び
    1.44≦n≦1.7 …(2)
    の関係を満たすことを特徴とするELパネル。
  2. 請求項1に記載されたELパネルであって、
    隣接する2つの前記単位凸部の頂部間の距離をB12とし、前記隣接する2つの単位凸部の底面の直径をそれぞれDi、D(i+1)としたときに、
    Di/2+D(i+1)/2≦B12 …(3)
    を満たすと共に、
    任意の前記単位凸部の頂部と当該頂部から最も近い距離にある他の2つの前記単位凸部の頂部とを結んで形成される鋭角三角形における最も短い辺をE1とし、最も長い辺をE2としたときに、
    1≦E2/E1≦2 …(4)
    の関係を満たすことを特徴とするELパネル。
  3. 前記単位凸部の底面が円形状、あるいは方形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたELパネル。
  4. 透光性基板と、
    前記透光性基板の一方の面に設けられていて陽極と陰極に挟まれた発光媒体層を備えたEL素子と、
    前記透光性基板に対してEL素子と反対側の面に設けられた光学シートとを備えたELパネルであって、
    前記光学シートは、光制御意匠シートであり、
    前記光制御意匠シートは前記EL素子と反対側の面に互いに間隔を空けて複数配置された単位凸部と、
    前記単位凸部同士の間を埋めるように隙間無く複数配列され、各々が該単位凸部より高さの低いレンズを構成する凹凸部とを有しており、
    前記単位凸部の配列が意匠パターンを形成し、かつ前記凹凸部の配列が略一定の規則的な配列パターンを形成することを特徴とするELパネル。
  5. 透光性基板と、
    前記透光性基板の一方の面に設けられていて陽極と陰極に挟まれた発光媒体層を備えたEL素子と、
    前記透光性基板に対してEL素子と反対側の面に設けられた光学シートとを備えたELパネルであって、
    前記光学シートは、光制御意匠シートであり、
    前記光制御意匠シートは前記EL素子と反対側の面に互いに間隔を空けて複数配置された単位凸部と、
    前記単位凸部同士の間を埋めるように隙間無く複数配列され、各々が該単位凸部より高さの低いレンズを構成する凹凸部とを有しており、
    前記発光媒体層から発光した光が前記単位凸部にて制御されて出射した第1出射光とし、
    前記発光層から発光した光が前記凹凸部にて制御されて出射した第2出射光としたとき、
    前記第1出射光と前記第2出射光とを比較して、前記第1出射光と前記第2出射光の出射
    方向、輝度分布の何れか少なくとも1つが異なることを特徴とするELパネル。
  6. 前記単位凸部の斜面と前記底面とのなす傾斜角度において、前記単位凸部の一方の端部の前記傾斜角度と、前記単位凸部の他方の端部の前記傾斜角度とが異なることを特徴とする請求項4および請求項5に記載のELパネル。
  7. 前記凹凸部は、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の前記凸状のレンズまたはプリズム形状が、前記単位凸部の間を互いに平行に配列されていることを特徴とする請求項4および請求項5に記載のELパネル。
  8. 前記凹凸部が、断面が凸状のレンズまたはプリズム形状を形成し、かつ一方向に延在する帯状を呈し、当該帯状の前記凸状のレンズまたはプリズム形状が、前記単位凸部の間を互いに交差するように配列されていることを特徴とする請求項4および請求項5に記載のELパネル。
  9. 前記凹凸部が、底部が多角形の多角凸レンズ部、あるいは底部が多角形の多角凹レンズ部が隙間無く配置されている請求項4および請求項5に記載のELパネル。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載されたELパネルを用いることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項9に記載された照明装置と液晶表示素子を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  12. 請求項1から請求項3のいずれかに記載されたELパネルが画素駆動されることを特徴とする表示装置。
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