JPWO2010109591A1 - 基地局装置、移動端末、通信システムおよびその制御方法 - Google Patents

基地局装置、移動端末、通信システムおよびその制御方法 Download PDF

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Abstract

本基地局装置および通信システムは、移動端末10と通信を行なう基地局装置30であって、基地局制御装置50の指示に基づき前記移動端末10のハンドオーバを行なうハンドオーバ処理部65と、前記移動端末10の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置50に前記移動端末10のハンドオーバを要求する制御部38と、を具備する。本基地局装置および通信システムによれば、ハンドオーバを適切に行なうことができる。

Description

本発明は、基地局装置、移動端末、通信システムおよびその制御方法に関する。
近年、携帯電話等の移動端末と基地局装置とが互いに無線通信を行なう移動通信システムが用いられている。基地局は各々通信可能な通信エリアを有している。移動端末が現在通信を行っている基地局の通信エリアから他の基地局の通信エリアに移動する場合、現在通信を行っている基地局から他の基地局にハンドオーバを行なう。基地局の通信エリア内に複数のセクタが存在する場合は、同じ基地局内のセクタ間でハンドオーバを行なうこともある。また、異なる周波数の複数のキャリアが設定されている場合、周波数間でハンドオーバを行なうこともある。
ハンドオーバは、移動端末が複数の基地局やセクタの共通チャネルの受信電力を測定し、受信電力を比較することにより行なう。特許文献1および2には、ハンドオーバの制御に移動端末の移動速度を利用することが記載されている。
特開2005−223753号公報 特開2005−311626号公報
しかしながら、ハンドオーバの制御に移動端末の移動速度を用いるだけでは、ハンドオーバが適切に行なわれないことがある。
本発明の1つの側面では、基地局装置、移動端末、通信システムおよびその制御方法は、ハンドオーバを適切に行なうことを目的とする。
例えば、移動端末と通信を行なう基地局装置であって、基地局制御装置の指示に基づき前記移動端末のハンドオーバを行なうハンドオーバ処理部と、前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求する制御部と、を具備する基地局装置を用いる。
また、例えば、移動端末と、前記移動端末と通信を行なう基地局装置と、前記基地局装置に前記移動端末のハンドオーバを指示する基地局制御装置と、を具備し、前記基地局装置は、前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求する制御部を備える通信システムを用いる。
また、例えば、基地局装置と通信を行なう移動端末であって、基地局制御装置からの前記移動端末の移動速度および移動方向に基づく指示に対応しハンドオーバを行なうハンドオーバ処理部を具備する移動端末を用いる。
また、例えば、移動端末と、前記移動端末と通信を行なう基地局装置と、前記基地局装置に前記移動端末のハンドオーバを指示する基地局制御装置と、を具備する通信システムの制御方法であって、前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求することを特徴とする通信システムの制御方法を用いる。
本基地局装置、移動端末、通信システムおよびその制御方法によれば、ハンドオーバを適切に行なうことができる。
図1は、実施例1の通信システムを示す図である。 図2は、通信セクタとキャリアの関係を示す図である。 図3は、基地局の配置を示す図である。 図4は、経路L1に沿った各基地局および各セクタを示す図である。 図5は、基地局内ハンドオーバの処理の例を示す図である。 図6は、基地局間ハンドオーバの処理の例を示す図である。 図7は、異周波ハンドオーバの処理の例を示す図である。 図8は、実施例1の移動端末のブロック図である。 図9は、実施例1の基地局装置のブロック図である。 図10は、実施例1の基地局制御装置のブロック図である。 図11は、実施例1における移動端末の処理を示すフローチャートである。 図12は、実施例1における基地局装置を設定する際の処理を示すフローチャートである。 図13は、実施例1における基地局装置の動作を示すフローチャートである。 図14は、実施例1における基地局制御装置の動作を示すフローチャートである。 図15は、実施例2の移動端末のブロック図である 図16は、実施例2の基地局装置のブロック図である。 図17は、実施例2における移動端末の処理を示すフローチャートである。 図18は、実施例2における基地局装置を設定する際の処理を示すフローチャートである。 図19は、実施例2における基地局装置の処理を示すフローチャートである。 図20は、実施例3の基地局装置のブロック図である。 図21は、実施例3において基地局装置を設定する際の処理を示すフローチャートである。 図22は、実施例3における基地局装置の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照に実施例を説明する。
図1は、実施例1が用いられる通信システムの例を示す図である。図1のように、通信システム100は移動端末10、基地局装置30および基地局制御装置50を備えている。移動端末10と基地局装置30とは無線通信を行なう。基地局制御装置50は複数の基地局装置30を制御する。基地局装置30が例えば指向性アンテナを用いる場合、基地局装置30の通信エリアは複数のセクタS1〜S3に分割される。
図2は、通信セクタとキャリアの関係を示す図である。図2のように、各セクタS1〜S3内では、通信周波数帯の異なる複数のキャリアC1〜C4が設定されている。各セクタの各キャリア毎にセルが設定される。図2の基地局装置30の通信エリアの例では、セル1〜12が設定されている。移動端末10が基地局装置30と通信を行う際は、移動端末10はセル1〜12のいずれかに属している。
図3は、基地局の配置を示す図である。図3のように、基地局BTS01〜BTS25が配置されている。各基地局BTS01〜BTS25の通信エリアは、それぞれ6つのセクタA〜Fに分割されている。破線より左上の領域A1では、基地局にはキャリアC1〜C4が設定されている。一方、破線より右下の領域A2では、基地局にはキャリアC1〜C3が設定され、キャリアC4は設定されていない。例えば、キャリアC1〜C3では、上りの最大速度が384kbps(3GPP(Third Generation Partnership Project)規格のRel.5)のサービスが提供されている。複数のキャリアに同じサービスが提供されているのは、回線容量を増やすためである。
試験的に新サービスを提供する際に、複数のキャリアのうち一部のキャリアを新サービス用として用いることがある。例えば、キャリアC4では、上りの最大速度が5.7Mbpsのサービス(例えば、3GPP規格のRel.6)のサービスが提供されている。このように、Rel.5が提供されている地域に試験的にRel.6のサービスを提供する場合、図3のように、Rel.6サービスが提供されている領域A1と、されていない領域A2とが接することが考えられる。
図3において、地点P1から地点P2に移動端末10が経路L1に沿って移動する場合について説明する。図4は、経路L1に沿った各基地局および各セクタを示す図である。移動端末10は、基地局BTS01のセクタFから基地局BTS10のセクタBに移動する。基地局BTS01のセクタFから基地局BTS09のセクタBまでは領域A1に含まれる。領域A1では、キャリアC1〜C3にRel.5、キャリアC4にRel.6が設定されている。基地局BTS03のセクタEから基地局BTS10のセクタBまでは領域A2に含まれる。領域A2では、キャリアC1〜C3にRel.5が設定され、キャリアC4は用いられていない。
基地局BTS09のセクタBは、キャリアC4で提供されるサービスの端(キャリアの切れ目)のセクタである。そこで、基地局BTS09のセクタBのキャリアC4のようなセルをキャリア端セルという。経路L1に沿って移動端末が移動する場合、キャリア端では他のキャリア(異なる周波数)にハンドオーバすることとなる。一方、その他のセルは、キャリアの切れ目には存在していない。このようなセルを非キャリア端セルという。経路L1に沿って移動端末が移動する場合、非キャリア端ではキャリアのハンドオーバはしなくともよい。
表1は各セルのサービス、キャリア端セルか非キャリア端セルか、1つ前のセルからセルが切り替わる際のハンドオーバの種類を示している。セルを表す記号“BTSxx−yy−z”は、xxが基地局番号、yyがセクタ記号、zがキャリア番号を示している。サービスの項目は、提供されるサービスがRel.5かRel.6かを示している。ハンドオーバの項目は、ハンドオーバが基地局内のセクタ間のハンドオーバ(基地局内ハンドオーバ)か、基地局間のハンドオーバ(基地局間ハンドオーバ)か、異なる周波数間のハンドオーバ(異周波ハンドオーバ)か、を示している。
Figure 2010109591
表1より、セルBTS01−F−4からBTS09−A−4までは非キャリア端であり、キャリアC4のまま基地局内ハンドオーバまたは基地局間ハンドオーバが行なわれる。セルBTS09−B−4はキャリア端である。このため、次のセクタにはキャリアC4を用いたRel.6のサービスは提供されていない。そこで、同じ基地局BTS09のセクタB内で、セルBTS09−B−4からセルBTS09−B−1への異周波ハンドオーバが行なわれる。その後、セルBTS09−B−1からBTS10−B−1までは、キャリアC1のまま基地局内ハンドオーバまたは基地局間ハンドオーバが行なわれる。
なお、セルBTS01−F−4からBTS09−B−4までであっても幅輳(混雑)具合を起因とした異周波ハンドオーバを行なう場合もある。
次に、ハンドオーバの例について説明する。図5は、HS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)を用いた基地局内ハンドオーバの処理の例を示す図である。図5において、基地局制御装置50は、D−RNC(Drift Radio Network Controller)50aとS−RNC(Serving Radio Network Controller)50bとを備えている。D−RNC50aは、ハンドオーバの際にリソース機能を主に司り、S−RNCは、呼制御を主に司る。基地局装置30aは、移動端末10が通信している基地局装置である。RRC(Radio Resource Control)、RNSAP(Radio Network Subsystem Application Part)およびNBAP(NodeB Application Part)は通信プロトコルを示している。
図5のように、まず、S−RNC50bがD−RNC50aにハンドオーバ(HO)準備指示を行なう(ステップS208)。D−RNC50aは、基地局装置30aにHO準備指示を行なう(ステップS210)。基地局装置30aは、HO準備が完了するとD−RNC50aにHO準備完了を報告する(ステップS212)。D−RNC50aは、S−DNC50bにHO準備完了を報告する(ステップS218)。以上により、HO準備が完了する。
S−RNC50bは、D−RNC50aにHO実施指示を行なう(ステップS220)。D−RNC50aは基地局装置30aにHO実施指示を行なう(ステップS222)。S−RNC50bは、移動端末10にHO処理指示を行なう(ステップS226)。移動端末10は、HO処理が完了するとS−RNC50bにHO処理完了報告を行なう(ステップS228)。以上により、HOの実施が完了する。このように、基地局内ハンドオーバは、8メッセージで完了する。
図6は、HS−DSCHを用いた基地局間ハンドオーバの処理の例を示す図である。図6において、基地局装置30bはハンドオーバを行なう目標の基地局装置である。図6のように、D−RNC50aは、ステップS212の後に基地局装置30bにHO準備指示を行なう(ステップS214)。基地局装置30bは、HO準備が完了するとD−RNC50aにHO準備完了報告を行なう(ステップS216)。また、D−RNC50aは、ステップS222の後に基地局装置30bにHO実施指示を行なう(ステップS224)。その他のステップは図5と同じであり説明を省略する。
以上のように、基地局間ハンドオーバでは、D−RNC50aが基地局装置30bにもHO準備指示および実施指示を行なうため、メッセージ数は11となる。
図7は、HS−DSCHを用いた異周波ハンドオーバの処理の例を示す図である。図7のように、S−RNC50bは、D−RNC50aに設定指示を行なう(ステップS200)。D−RNC50aは、基地局装置30bにHO設定指示を行なう(ステップS202)。基地局装置30bは、設定が完了するとD−RNC50aに設定完了報告を行なう(ステップS204)。D−RNC50aは、S−RNC50bに設定完了を報告する(ステップS206)。以上により、基地局装置30bのキャリアC1にハンドオーバを行なうための設定処理が終了する。
ステップS228の後、S−RNC50bは、D−RNC50aに切断指示を行なう(ステップS230)。D−RNC50aは、基地局装置30aに切断指示を行なう(ステップS232)。基地局装置30aは、切断が完了するとD−RNC50aに切断完了報告を行なう(ステップS234)。D−RNC50aは、S−RNC50bに切断完了を報告する(ステップS206)。以上により、基地局装置30aのキャリアC4の切断処理が終了する。その他のステップは図6と同じであり説明を省略する。
以上のように、異周波ハンドオーバでは、基地局装置30bの設定と、基地局装置30aの切断を行なうため。メッセージ数は19となる。
表2は、基地局内ハンドオーバ、基地局間ハンドオーバおよび異周波ハンドオーバのメッセージ数および処理時間の例を示している。基地局内ハンドオーバは、メッセージ数が8のため処理時間も1.6秒と短い。基地局間ハンドオーバは、メッセージ数が11であり処理時間は2.2秒となる。異周波ハンドオーバは、メッセージ数が19と多く、処理時間は3.8秒となる。さらに、異なる周波数へハンドオーバするためのセルが存在するかのサーチを行なうと処理時間は8.4秒となってしまう。
Figure 2010109591
このように、ハンドオーバの処理時間が長い場合、高速で移動端末10が移動していると、適切にハンドオーバが出来ない場合がある。例えば、図3において経路L1に沿って移動端末10が移動した場合、キャリア端セルBTS09−B−4で適切に異周波ハンドオーバが行なわれないと通信断が発生してしまう。リアルタイム性を要求される品質クラスのデータ通信の場合、通信断は品質劣化につながる。例えば、キャリア端セルのカバー範囲が450m、移動端末の移動速度が200km/h(55m/s)の場合、移動端末10がこのセルを通過する時間は、8.1秒である。このようにハンドオーバする前に移動端末10がセルを通過した場合、複数の基地局またはセクタの共通チャネルの受信電力を比較しハンドオーバを行なうのでは移動端末がセル内を通過する間にハンドオーバを行なうことができない。実施例1では、上記課題を解決し適切にハンドオーバを行なう。
図8は、実施例1の移動端末10のブロック図である。図8のように、移動端末10は、Codec部11、クロック12、CFN(Connection Flam No.)カウンタ13、装置制御部14、送受信部15、電力測定部16、検出部17および信号終端部18を備える。送受信部15は、基地局装置30との信号または情報の送受信を行なう。Codec部11は基地局装置30から受信した信号のコードのデコードを行なう。クロック12は、同期をとるためのクロックを発生させる。CFNカウンタ13は、基地局装置30および基地局制御装置50とフレームを同期させるためフレーム数を計数する。装置制御部14は、各部を制御する。例えば、基地局装置30の指示によりハンドオーバを行なう。例えば、装置制御部14(ハンドオーバ処理部)は、後述する基地局制御装置50からの移動端末10の移動速度および移動方向に基づく指示に対応しハンドオーバを行なう。電力測定部16は、受信したCPICH(Common Pilot Channel)の電力を測定する。測定された電力に関する情報は送受信部15を介し基地局装置30に出力される。検出部17は、例えばGPS(Global Positioning System)を用い移動端末10の移動速度および移動方向を検出する。検出された移動速度に関する情報および移動方向に関する情報は送受信部15を介し基地局装置30に送信される。信号終端部18は、基地局装置30および基地局制御装置50から受信した信号を認識し、各信号に応じた処理を行なう。
図9は、実施例1の基地局装置30のブロック図である。図9のように、基地局装置30は、送受信部31、32、BB(Base Band)信号処理部33、クロック36、局データメモリ37および制御部38を備える。送受信部31は、移動端末10との信号または情報の送受信を行なう。送受信部32は基地局制御装置50との信号または情報の送受信を行なう。BB信号処理部33はベースバンドでの信号を処理する。例えば、移動端末10から受信したCPICH電力に関する情報を処理し、基地局制御装置50に出力する。また、各移動端末10の処理の内容を管理する。さらに、BB信号処理部33は、ハンドオーバ処理部65、情報処理部34およびCFNカウンタ35を含む。ハンドオーバ処理部65は、基地局制御装置50の指示に基づき移動端末10のハンドオーバを行なう。情報処理部34は、移動端末10から受信した移動端末10の移動速度に関する情報および移動方向に関する情報を処理し、制御部38に出力する。CFNカウンタ35は、フレームを同期させるためフレーム数を計数する。クロック36はクロックを生成する。
局データメモリ37は、基地局装置30の各種データを保持するメモリである。制御部38は呼処理の制御を行なう。制御部38は、個別管理部39および信号終端部43を備える。個別管理部39は、各セルを個別に管理する。さらに、個別管理部39は、キャリア端情報メモリ40、許容移動速度メモリ41およびハンドオーバ判定部42を含む。キャリア端情報メモリ40には、各セルがキャリア端セルか非キャリア端セルかを示すキャリア端情報が記憶されている。許容移動速度メモリ41には、各セル毎に許容移動速度が記憶されている。ハンドオーバ判定部42は、キャリア端情報、許容移動速度、移動速度に関する情報および移動方向に関する情報に基づき基地局制御装置50にハンドオーバを要求するか否かを判定する。信号終端部43は、移動端末10および基地局制御装置50から受信した信号を認識し、各信号に応じた処理を行なう。
図10は、実施例1の基地局制御装置50のブロック図である。図10のように、基地局装置30は、基地局IF(インターフェース)51、移動交換機IF52、処理部53、クロック56、メイン制御部57、フレームクロック同期部58、信号終端部59およびハンドオーバ管理部60を備える。基地局IF51は、基地局装置30との信号の入出力を行なう。移動交換機IFは、移動交換機70との信号の入出力を行なう。処理部53は、移動端末10および基地局装置30の処理の内容を管理する。また、移動交換機70からの網側の処理の内容を管理する。さらに、処理部53は、フレーム数を計数するCFNカウンタ55を含む。クロック56はクロックを生成する。メイン制御部57は、各部を制御する。フレームクロック同期部58は、移動端末10および基地局装置30とフレームを同期させる。信号終端部59は、移動端末10、基地局装置30および移動交換機70から受信した信号を認識し、各信号に応じた処理を行なう。
ハンドオーバ管理部60はハンドオーバを管理する。例えば、基地局装置30から受信した移動端末10のCPICH電力に基づき、移動端末10および基地局装置30にハンドオーバを指示する。さらに、ハンドオーバ管理部60は、ハンドオーバ要求処理部61を含む。ハンドオーバ要求処理部61は、基地局装置30から受信したハンドオーバ要求に応じ、移動端末10および基地局装置30にハンドオーバを指示する。
図11は、実施例1における移動端末10の処理を示すフローチャートである。図11のように、電力測定部16は、各基地局装置から受信したCPICHの電力を測定する(ステップS10)。装置制御部14は、CPICH電力に関する情報を基地局装置30を介し基地局制御装置50に送信する(ステップS12)。検出部17は、移動端末10の移動速度および移動方向を検出する(ステップS14)。装置制御部14は、移動速度に関する情報および移動方向に関する情報を基地局装置30に送信する(ステップS16)。装置制御部14は、基地局制御装置50からハンドオーバ処理指示を受信する(ステップS18)。装置制御部14は、ハンドオーバを実施する(ステップS20)。装置制御部14は、基地局制御装置50にハンドオーバ処理完了を送信する(ステップS22)。その後終了し、ステップS10に戻る。ステップS10およびS12と、ステップS14およびS16とは、逆の順番でもよく、並列に行なってもよい。
図12は、実施例1における基地局装置30を設定する際の処理を示すフローチャートである。なお、基地局装置30の設定は、基地局装置30を建設した場合、ファイル等を変更した場合に行なってもよい。また、定期的に行なってもよい。図12のように、制御部38は、各セルのキャリア端情報をキャリア端情報メモリ40に格納する(ステップS30)。制御部38は、各セルのカバー範囲、ハンドオーバ処理時間を取得する(ステップS32)。ここで、セルのカバー範囲とは例えばセルの直径であり、また例えば移動端末10がセルを通過する平均距離である。制御部38は、各セルのカバー範囲およびハンドオーバ処理時間より許容移動速度を算出する(ステップS34)。許容移動速度は、これ以上移動端末の移動速度が速い場合、移動端末10がセル内でハンドオーバできない速度とすることができる。例えば、
許容移動速度=カバー範囲/ハンドオーバ処理時間
とする。
例えば、カバー範囲として450m、ハンドオーバ処理時間として8.4秒の場合、
許容移動速度=0.450km/8.3s/3600
=193 km/h
と許容移動速度を算出する。制御部38は、算出した許容移動速度を許容移動速度メモリ41に記憶させる(ステップS36)。その後、終了する。
図13は、実施例1における基地局装置30の動作を示すフローチャートである。図13のように、ハンドオーバ処理部65は、基地局制御装置50からハンドオーバ準備指示を受信したか判定する(ステップS40)。Noの場合、情報処理部34は、移動端末10から移動速度に関する情報および移動方向に関する情報を受信する(ステップS42)。情報処理部34は、移動速度に関する情報および移動方向に関する情報を制御部38のハンドオーバ判定部42に転送する(ステップS44)。ハンドオーバ判定部42は、ハンドオーバ実行を判定する(ステップS46)。例えば、移動端末10の移動速度が許容移動速度より大きく、移動方向が基地局装置30から遠ざかっており、かつキャリア端セルの場合、ハンドオーバ判定部42は、Yesと判定する。Yesの場合、ハンドオーバ判定部42は、基地局制御装置50にハンドオーバ実行要求を送信する(ステップS48)。ステップS46においてNoの場合、ステップS42に戻る。
ステップS40においてYesの場合、ハンドオーバ処理部65は、ハンドオーバの準備を行なう(ステップS50)。ハンドオーバ処理部65は、基地局制御装置50にハンドオーバ準備完了を送信する(ステップS52)。ハンドオーバ処理部65は、基地局制御装置50からハンドオーバ実施指示を受信する(ステップS54)。ハンドオーバ処理部65はハンドオーバを実施する(ステップS56)。その後終了しステップS40に戻る。
図14は、基地局制御装置50の動作を示すフローチャートである。図14のように、ハンドオーバ要求処理部61は、基地局装置30からハンドオーバ実行要求を受信したか判定する(ステップS60)。Yesの場合、ステップS66に進む。Noの場合、ハンドオーバ管理部60は、各ハンドオーバ処理対象の移動端末10から各セルのCPICH受信電力に関する情報を受信する(ステップS62)。ハンドオーバ管理部60は、ハンドオーバ実施するかを判断する(ステップS64)。ハンドオーバ管理部60は、例えば移動端末10の現在のセルよりCPICH受信電力が大きいアクティブなセルが存在した場合、Yesと判定する。Yesの場合ステップS66に進む。Noの場合ステップS60に戻る。
ステップS60またはステップS64においてYesの場合、ハンドオーバ管理部60は、基地局装置30にハンドオーバ準備指示を送信する(ステップS66)。ハンドオーバ管理部60は、基地局装置30からハンドオーバ準備完了を受信する(ステップS68)。ハンドオーバ管理部60は、基地局装置30にハンドオーバ実施指示を送信する(ステップS70)。ハンドオーバ管理部60は、移動端末10にハンドオーバ処理指示を送信する(ステップS72)。ハンドオーバ管理部60は、移動端末10からハンドオーバ処理完了を受信する(ステップS74)。その後終了しステップS60に戻る。
実施例1によれば、図13のステップS46およびS48のように、基地局装置30のハンドオーバ処理部65が移動端末10の移動速度および移動方向に基づき、基地局制御装置50に移動端末10のハンドオーバを要求する。このように、移動端末10の移動速度に加え移動方向によりハンドオーバを要求するか判断することにより、移動端末10が通信断しそうな場合、適切にハンドオーバを行なうことができる。
また、実施例1のように、制御部38は、移動端末10より受信した移動端末10の移動速度および移動方向に関する情報に基づきハンドオーバを要求することができる。
さらに、実施例1では、制御部38は、移動速度が所定値(許容移動速度)以上であり、かつ移動方向が基地局装置30から遠ざかる方向の場合、ハンドオーバを要求する。このように、移動速度が許容移動速度以上の場合、通信断を起こしやすい。また、移動端末10が基地局装置30から遠ざかる方向の場合、基地局装置30のカバー範囲外へ向かっており、通信断をより起こしやすい。実施例1では、このような場合もより適切にハンドオーバを行なうことができる。
図11のステップS16において、装置制御部14が基地局装置30に送信する移動方向に関する情報は、例えば基地局装置30に近づいていれば「+」、遠ざかっていれば「−」とすることもできる。移動速度に関する情報は、例えば基地局装置30に近づくまたは遠ざかる方向の移動速度の成分とすることもできる。これにより、より簡単な情報の送信とすることができる。
図12のステップS34のように、制御部38は、移動端末10が属するセルのカバー範囲とハンドオーバに要する時間とに基づき、所定値(許容移動速度)を算出することもできる。例えば、許容移動速度は、セルのカバー範囲/ハンドオーバ処理時間とすることができる。これにより、移動端末10がセル内を通過する時間内にハンドオーバを行なうことができる。余裕を持たせるため、許容移動速度として、カバー範囲/ハンドオーバ処理時間に所定値を減じることができる。また、カバー範囲/ハンドオーバ処理時間に、所定計数を乗じてもよい。
また、図13のステップS46において、制御部38は、移動端末の移動方向が例えば図3の領域A1に向う方向かで判定することもできる。
図3のように、移動端末10が属するセルBTS09−B−4は、移動端末10との通信周波数が提供されている領域A1の末端のセルである。この場合、次のセルでは、現在移動端末10と通信を行っている周波数が用いられていない。よって、異周波ハンドオーバが行われないと通信断となってしまう。そこで、このような場合、制御部38は、異なる周波数への異周波ハンドオーバを行なうことが好ましい。
基地局内ハンドオーバや基地局間ハンドオーバであっても、移動端末10が高速で移動している場合、ハンドオーバのタイミングが遅いと通信断となる可能性がある。よって、基地局装置30の制御部38がハンドオーバ要求するハンドオーバは、基地局内ハンドオーバや基地局間ハンドオーバであってもよい。
実施例2は、基地局装置30が移動端末10の移動速度および移動方向を検出する例である。図15は、実施例2の移動端末10のブロック図である。図15のように、実施例2の移動端末10は検知部を有していない。その他の構成は実施例1の図8と同じであり説明を省略する。
図16は、実施例2の基地局装置30のブロック図である。図16のように、実施例2の基地局装置30のBB信号処理部33は、情報処理部の代わりに周波数検出部44を備えている。周波数検出部44は、移動端末10からの上りの電波の周波数を検出する。制御部38は、許容移動速度メモリの代わりに許容周波数ズレメモリ45を備えている。許容周波数ズレメモリ45には、各セル毎に許容周波数ズレが記憶されている。ハンドオーバ判定部42は、キャリア端情報、許容周波数ズレに基づき基地局制御装置50にハンドオーバを要求するか否かを判定する。その他の構成は実施例1の図9と同じであり説明を省略する。
実施例2の基地局制御装置50の構成は実施例1の図10と同じであり説明を省略する。
図17は、実施例2における移動端末10の処理を示すフローチャートである。図17のように、実施例2では、実施例1の図11に比べステップS14およびS16がない。その他のステップは実施例1の図11と同じであり説明を省略する。
図18は、実施例2における基地局装置30を設定する際の処理を示すフローチャートである。図18のように、制御部38は、各セルのキャリア端情報をキャリア端情報メモリ40に格納する(ステップS30)。制御部38は、各セルのカバー範囲、ハンドオーバ処理時間および上り中心周波数を取得する(ステップS80)。制御部38は、各セルのカバー範囲およびハンドオーバ処理時間より許容移動速度を算出する(ステップS34)。許容移動速度の算出方法は例えば実施例1と同じである。制御部38は、許容移動速度および上り中心周波数から許容周波数ズレを算出する(ステップS84)。制御部38は、算出した許容周波数ズレを許容周波数ズレメモリ45に記憶させる(ステップS86)。その後、終了する。
図19は、実施例2における基地局装置30の処理を示すフローチャートである。図19のように、ステップS40においてNoの場合、周波数検出部44は、移動端末10からの上りの電波の周波数を検出する(ステップS92)。周波数検出部44は、ハンドオーバ判定部42に上りの周波数を転送する(ステップS94)。ハンドオーバ判定部42は、ハンドオーバを実行するか判定する(ステップS46)。例えば、ハンドオーバ判定部42は、周波数検出部44が検出した上り周波数の上り中心周波数からの周波数ズレが許容周波数ズレより大きく、かつ移動端末10がキャリア端セルに属している場合、ハンドオーバ実行と判定する。Yesの場合、ステップS48に進み、Noの場合、ステップS90に戻る。その他のステップは実施例1の図13と同じであり説明を省略する。
実施例2の基地局制御装置50の処理は実施例2の図14と同じであり、説明を省略する。
実施例2では、制御部38がドップラーシフトを用いて移動速度と移動方向を算出している。ドップラー効果によりシフトした電波の周波数f´は以下で表される。
f´=f×(V−V0)/(V-Vs)
ここで、fはシフト前の周波数、Vは電波伝搬速度、V0は基地局装置30の速度、Vsは移動端末10の移動速度(遠ざかる場合は負、近づく場合は正)である。
基地局装置30の速度V0は0、Vは光速Cであるから
f´=f×(C/(C−Vs))
となり、移動端末10が基地局装置30に近づくと周波数は高くなり、遠ざかると周波数は低くなる。
実施例1の許容移動速度での周波数ズレを許容周波数ズレとすると、周波数ズレf´−fが、許容周波数ズレより大きい場合、実施例1の移動速度が許容移動速度より大きい場合に相当する。例えば、電波の中心周波数fが800MHzの場合、実施例1の許容移動速度193Km/hに相当する周波数f´は、
f´=800×10×(3×10/(3×10−(−193))
=799999485.3Hz
である。
よって、
許容周波数ズレ=799999485.3−800000000
=−514.7 Hz
となる。
図19のステップS46において、制御部38は、周波数ズレが−514.7Hzよりずれているかを判定する。ここで、周波数ズレの符号により、移動端末10の移動方向が基地局装置30に近づく方向か遠ざかる方向かを判定することができる。
実施例2によれば、図19のステップS90、S92およびS48のように、制御部38は、移動端末10より受信した電波の周波数の所定周波数(中心周波数)からのずれに基づき、基地局制御装置50に移動端末10のハンドオーバを要求する。これにより、移動端末10の検出部が不要となる。
また、実施例2では、制御部38は、電波の周波数の所定周波数(中心周波数)からのずれが所定値(許容周波数ズレ)以上であり、かつ周波数のズレ方向が移動端末10が基地局装置30から遠ざかる方向の場合、ハンドオーバを要求している。このような場合は、移動端末10の移動速度が許容移動速度以上であり、移動端末10は基地局装置30のカバー範囲外へ向かっており、通信断をより起こしやすい。実施例2では、このような場合もより適切にハンドオーバを行なうことができる。
なお、基地局装置30には、ドップラーシフトによる周波数のズレを検出し、補正する機能を有している。実施例2の周波数検出部44は、このような周波数のズレを検出する機能と兼用してもよい。
実施例3は、基地局装置30がハンドオーバの抑制を基地局制御装置に送信する例である。例えば、LTE(Long Term Evolution)通信方式では、移動端末10の移動速度に応じ、通信速度の目標が標準化されている。例えば、表3は、キャリア間の周波数幅20MHzの場合の移動端末10移動速度に対する移動端末10と基地局装置30との上りおよび下りの通信速度の目標である。表4は、キャリア間の周波数幅1.4MHzの場合の移動端末10移動速度に対する移動端末10と基地局装置30との上りおよび下りの通信速度の目標(ターゲット通信速度)である。
Figure 2010109591
Figure 2010109591
表3および表4のように、LTE通信方式では、移動端末の移動速度が速くなると、移動速度が10km/h以下の通信速度に係数を乗じターゲット通信速度を小さくする。一方、3GPP通信方式では、通信速度は、移動速度に対し一定である。このため、3GPPからLTE通信方式に異周波ハンドオーバを行なう場合、移動端末10の移動速度が速いと通信速度が低下してしまう場合がある。実施例3では、このような場合、ハンドオーバを抑制する。以下、3GPPからLTE通信方式に異周波ハンドオーバする場合を例に説明する。
図20は、実施例3の基地局装置30のブロック図である。図20のように、実施例3の基地局装置30のBB信号処理部33は、通信速度測定部49を備えている。通信速度測定部49は、移動端末10との通信速度を測定する。また、個別管理部39は、ハンドオーバ抑制判定部46およびターゲット通信速度メモリ48を備えている。ハンドオーバ抑制判定部46は対応テーブル47を有し、ハンドオーバを抑制するかを判定する。対応テーブル47は、異周波ハンドオーバを行なう先の通信号式におけるターゲット通信速度と移動端末の移動速度との対応テーブルである。例えば、対応テーブル47は表4を有している。ターゲット通信速度メモリ48は、異周波ハンドオーバ先の通信方式におけるターゲットとなる通信速度を格納するメモリである。その他の構成は、実施例1の図9と同じであり説明を省略する。また、移動端末10および基地局制御装置50の構成もそれぞれ実施例1の図8および10と同じであり説明を省略する。
図21は、実施例3において基地局装置30を設定する際の処理を示すフローチャートである。図21のように、制御部38は、ハンドオーバを行なう先(この例ではLTE方式)のターゲット通信速度情報をターゲット通信速度メモリ48に格納する(ステップS100)。ハンドオーバ抑制判定部46は、通信速度測定部49から現在の移動端末10との通信速度を取得する(ステップS102)。例えば、下りの通信速度として3.00Mbps、上りの通信速度として2.00Mbpsを取得する。
ハンドオーバ抑制判定部46は、対応テーブル47内で現在の移動端末10との通信速度より大きくかつ最小のターゲット通信速度を検索する。検索したターゲット通信速度に対応する移動端末の移動速度を許容端末速度として許容移動速度メモリ41に格納する(ステップS101)。例えば、表4において、下りの通信速度が3.00Mbpsより大きくかつ最小のターゲット通信速度は、5.25Mbpsである。これに対応する移動端末の移動速度は350km/h以下である。一方、上りの通信速度が2.00Mbpsより大きくかつ最小のターゲット通信速度は、2.89Mbpsである。これに対応する移動端末の移動速度は120km/h以下である。上り通信速度および下り通信速度とも満足する移動端末の移動速度は120km/h以下である。そこで、許容移動速度を120km/hとして許容移動速度メモリ41に格納する。なお、許容移動速度は、上りの通信速度または下りの通信速度一方が上記条件を満足する移動速度としてもよい。
図21のフローは、一定の周期または不定期に行なわれる。これにより、最新の移動端末10との通信速度に対応する許容移動速度が許容移動速度メモリ41に格納される。
図22は、実施例3における基地局装置30の処理を示すフローチャートである。図22のように、ハンドオーバ抑制判定部46は、情報処理部34から、移動端末10の移動速度を取得する(ステップS110)。ハンドオーバ抑制判定部46は、ハンドオーバを抑制するか判定する(ステップS112)。例えば、移動端末10の移動速度が許容移動速度以上であれば、ハンドオーバを抑制すると判定する。例えば、移動端末の移動速度が120km/h以上であれば、3GPPからLTE通信方式への異周波ハンドオーバを抑制する。ハンドオーバ抑制判定部46は、基地局制御装置50にハンドオーバ抑制信号を送信する(ステップS114)。基地局制御装置50のハンドオーバ管理部60はハンドオーバ抑制信号を受信するとハンドオーバを指示しない。これにより、ハンドオーバ処理部65はハンドオーバを行なわない。
実施例3によれば、ハンドオーバ処理部65は、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の移動端末10との通信速度より遅い場合、ハンドオーバを行なわない。これにより、ハンドオーバにより通信速度が遅くなることを抑制することができる。
例えば、基地局装置30の制御部38は、図13のステップS46でYesであっても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバ要求を行なわないことができる。また、ハンドオーバ処理部65は、図S15のステップS40でYesであっても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバを行なわないことができる。以上のような方法を用いても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバを行なわない構成とすることができる。
実施例1から実施例3において、基地局制御装置50は、さらに上位の装置と接続されていてもよい。また、基地局装置30と基地局制御装置50は一体の装置として形成されていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
次に、ハンドオーバの例について説明する。図5は、HS−DSCH(High Speed Downlink Shared Channel)を用いた基地局内ハンドオーバの処理の例を示す図である。図5において、基地局制御装置50は、D−RNC(Drift
Radio Network Controller)50aとS−RNC(Serving Radio Network Controller)50bとを備えている。D−RNC50aは、ハンドオーバの際にリソース機能を主に司り、S−RNC50bは、呼制御を主に司る。基地局装置30aは、移動端末10が通信している基地局装置である。RRC(Radio
Resource Control)、RNSAP(Radio Network Subsystem Application Part)およびNBAP(NodeB
Application Part)は通信プロトコルを示している。
図5のように、まず、S−RNC50bがD−RNC50aにハンドオーバ(HO)準備指示を行なう(ステップS208)。D−RNC50aは、基地局装置30aにHO準備指示を行なう(ステップS210)。基地局装置30aは、HO準備が完了するとD−RNC50aにHO準備完了を報告する(ステップS212)。D−RNC50aは、S−RNC50bにHO準備完了を報告する(ステップS218)。以上により、HO準備が完了する。
ステップS228の後、S−RNC50bは、D−RNC50aに切断指示を行なう(ステップS230)。D−RNC50aは、基地局装置30aに切断指示を行なう(ステップS232)。基地局装置30aは、切断が完了するとD−RNC50aに切断完了報告を行なう(ステップS234)。D−RNC50aは、S−RNC50bに切断完了を報告する(ステップS236)。以上により、基地局装置30aのキャリアC4の切断処理が終了する。その他のステップは図6と同じであり説明を省略する。
図8は、実施例1の移動端末10のブロック図である。図8のように、移動端末10は、Codec部11、クロック12、CFN(Connection Frame
Number)カウンタ13、装置制御部14、送受信部15、電力測定部16、検出部17および信号終端部18を備える。送受信部15は、基地局装置30との信号または情報の送受信を行なう。Codec部11は基地局装置30から受信した信号のコードのデコードを行なう。クロック12は、同期をとるためのクロックを発生させる。CFNカウンタ13は、基地局装置30および基地局制御装置50とフレームを同期させるためフレーム数を計数する。装置制御部14は、各部を制御する。例えば、基地局装置30の指示によりハンドオーバを行なう。例えば、装置制御部14(ハンドオーバ処理部)は、後述する基地局制御装置50からの移動端末10の移動速度および移動方向に基づく指示に対応しハンドオーバを行なう。電力測定部16は、受信したCPICH(Common
Pilot Channel)の電力を測定する。測定された電力に関する情報は送受信部15を介し基地局装置30に出力される。検出部17は、例えばGPS(Global
Positioning System)を用い移動端末10の移動速度および移動方向を検出する。検出された移動速度に関する情報および移動方向に関する情報は送受信部15を介し基地局装置30に送信される。信号終端部18は、基地局装置30および基地局制御装置50から受信した信号を認識し、各信号に応じた処理を行なう。
図10は、実施例1の基地局制御装置50のブロック図である。図10のように、基地局装置30は、基地局IF(インターフェース)51、移動交換機IF52、処理部53、クロック56、メイン制御部57、フレームクロック同期部58、信号終端部59およびハンドオーバ管理部60を備える。基地局IF51は、基地局制御装置50との信号の入出力を行なう。移動交換機IF52は、移動交換機70との信号の入出力を行なう。処理部53は、移動端末10および基地局装置30の処理の内容を管理する。また、移動交換機70からの網側の処理の内容を管理する。さらに、処理部53は、フレーム数を計数するCFNカウンタ55を含む。クロック56はクロックを生成する。メイン制御部57は、各部を制御する。フレームクロック同期部58は、移動端末10および基地局装置30とフレームを同期させる。信号終端部59は、移動端末10、基地局装置30および移動交換機70から受信した信号を認識し、各信号に応じた処理を行なう。
図12は、実施例1における基地局装置30を設定する際の処理を示すフローチャートである。なお、基地局装置30の設定は、基地局装置30を建設した場合、ファイル等を変更した場合に行なってもよい。また、定期的に行なってもよい。図12のように、制御部38は、各セルのキャリア端情報をキャリア端情報メモリ40に格納する(ステップS30)。制御部38は、各セルのカバー範囲、ハンドオーバ処理時間を取得する(ステップS32)。ここで、セルのカバー範囲とは例えばセルの直径であり、また例えば移動端末10がセルを通過する平均距離である。制御部38は、各セルのカバー範囲およびハンドオーバ処理時間より許容移動速度を算出する(ステップS34)。許容移動速度は、これ以上移動端末の移動速度が速い場合、移動端末10がセル内でハンドオーバできない速度とすることができる。例えば、
許容移動速度=カバー範囲/ハンドオーバ処理時間
とする。
例えば、カバー範囲として450m、ハンドオーバ処理時間として8.4秒の場合、
許容移動速度=0.450km/8.4s/3600
=193 km/h
と許容移動速度を算出する。制御部38は、算出した許容移動速度を許容移動速度メモリ41に記憶させる(ステップS36)。その後、終了する。
ハンドオーバ抑制判定部46は、対応テーブル47内で現在の移動端末10との通信速度より大きくかつ最小のターゲット通信速度を検索する。検索したターゲット通信速度に対応する移動端末の移動速度を許容端末速度として許容移動速度メモリ41に格納する(ステップS104)。例えば、表4において、下りの通信速度が3.00Mbpsより大きくかつ最小のターゲット通信速度は、5.25Mbpsである。これに対応する移動端末の移動速度は350km/h以下である。一方、上りの通信速度が2.00Mbpsより大きくかつ最小のターゲット通信速度は、2.89Mbpsである。これに対応する移動端末の移動速度は120km/h以下である。上り通信速度および下り通信速度とも満足する移動端末の移動速度は120km/h以下である。そこで、許容移動速度を120km/hとして許容移動速度メモリ41に格納する。なお、許容移動速度は、上りの通信速度または下りの通信速度一方が上記条件を満足する移動速度としてもよい。
例えば、基地局装置30の制御部38は、図13のステップS46でYesであっても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバ要求を行なわないことができる。また、ハンドオーバ処理部65は、図13のステップS40でYesであっても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバを行なわないことができる。以上のような方法を用いても、ハンドオーバ後の移動端末10の通信速度が現在の通信速度より遅い場合、ハンドオーバを行なわない構成とすることができる。

Claims (10)

  1. 移動端末と通信を行なう基地局装置であって、
    基地局制御装置の指示に基づき前記移動端末のハンドオーバを行なうハンドオーバ処理部と、
    前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求する制御部と、
    を具備することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、前記移動速度が所定値以上であり、かつ前記移動方向が前記基地局から遠ざかる方向の場合、前記ハンドオーバを要求することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、前記移動端末が属するセルのカバー範囲と前記ハンドオーバに要する時間とに基づき、前記所定値を算出することを特徴とする請求項2記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、前記移動端末より受信した前記移動端末の移動速度および移動方向に関する情報に基づき前記ハンドオーバを要求することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の基地局装置。
  5. 前記制御部は、前記移動端末より受信した電波の周波数の所定周波数からのずれに基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の基地局装置。
  6. 前記制御部は、前記移動端末の属するセルが、前記移動端末との通信周波数が提供されている領域の末端のセルの場合、異なる周波数へのハンドオーバを要求することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の基地局装置。
  7. 前記ハンドオーバ処理部は、前記ハンドオーバ後の前記移動端末の通信速度が現在の前記移動端末との通信速度より遅い場合、前記ハンドオーバを行なわないことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の基地局装置。
  8. 移動端末と、
    前記移動端末と通信を行なう基地局装置と、
    前記基地局装置に前記移動端末のハンドオーバを指示する基地局制御装置と、
    を具備し、
    前記基地局装置は、前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求する制御部を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 基地局装置と通信を行なう移動端末であって、
    基地局制御装置からの前記移動端末の移動速度および移動方向に基づく指示に対応しハンドオーバを行なうハンドオーバ処理部を具備することを特徴とする移動端末。
  10. 移動端末と、前記移動端末と通信を行なう基地局装置と、前記基地局装置に前記移動端末のハンドオーバを指示する基地局制御装置と、を具備する通信システムの制御方法であって、
    前記移動端末の移動速度および移動方向に基づき、前記基地局制御装置に前記移動端末のハンドオーバを要求するステップを備えることを特徴とする通信システムの制御方法。
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