JPWO2010079715A1 - 移動通信システム、QoS制御局及び移動局 - Google Patents

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Abstract

所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、PCRF60は、UE10が通信しているフローのうち、アクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を移動局に送信し、UE10は、前記上りトラフィック切り替え要求を受信すると、前記上りトラフィック切り替え要求に含まれるフローの転送路を、前記アクセスシステム種別に切り替える。これにより、複数の無線アクセスネットワークに同時接続可能な移動局が確立したフローについて、総ての無線アクセスネットワークに改変を加える必要がなく、コアネットワーク内に設置された制御局の主導のもと、当該フローの伝送路を切り替え可能な移動通信システム等を提供することができる。

Description

本発明は、所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システム等に関する。
通信規格の標準化団体3GPPでは、次世代の移動通信システムとしてEPSが規定されている(例えば、非特許文献1参照)。EPSは、コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)と、EPCに接続される複数の無線アクセスネットワークから構成されている。さらに、無線アクセスネットワークの具体的な例として、E−UTRAN(Evolved-Universal Terrestrial Radio Access Network)やUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)のような3GPPが規定する無線アクセスネットワーク(以下、「3GPPアクセスネットワーク」と呼ぶ)だけでなく、WiMAXや無線LAN(例えば、IEEE802.11等)といった3GPPが規定していない無線アクセスネットワーク(以下、「Non−3GPPアクセスネットワーク」と呼ぶ)が想定されている。
また、それら複数の無線アクセスネットワークへ接続可能なUE(User Equipment;移動局)は、例えば、非特許文献2に規定された手続きに従って、通信相手との通信セッションを維持しながら無線アクセスネットワーク間をハンドオーバすることができる。
さらに、個々の無線アクセスネットワークは、利用する無線アクセス技術に基づいて、最大スループットやセル半径などの面で異なる特性を持っているため、その異なる特性を考慮して、複数の無線アクセスネットワークが同時利用できる環境では、アプリケーションや通信相手毎に、その通信データ(以下、フローと呼ぶ)を伝送する無線アクセスネットワークを切り替える、という新しい利用シナリオが非特許文献3に開示されている。
具体的には、フロー単位で、要求されるサービス品質(リアルタイム通信もしくは非リアルタイム通信、必要帯域など)と使用する無線アクセスネットワークの優先順位が設定されており(以下、ポリシーと呼ぶ)、より優先順位の高い無線アクセスネットワークが利用可能になった場合には、フロー単位で使用する無線アクセスネットワークを変更する。
例えば、E−UTRANと無線LANへの接続機能を備えるUEが、E−UTRANエリア内でVoIP(Voice over Internet Protocol)トラフィックとファイルダウンロードの2つのフローを確立し、その後、E−UTRANエリア内に居ながら、無線LANエリア内に移動してきた場合には、設定されたポリシーに従って、遅延やゆらぎなどの点からリアルタイム性が求められるVoIPトラフィックについてはE−UTRAN経由で通信を続け、リアルタイム性が要求されないファイルダウンロードについてはより高いスループットが期待できる無線LANに切り替えるケースなどが示されている。
3GPP TS23.401 General Packet Radio Service (GPRS) enhancements for Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN) access 3GPP TS23.402 Architecture enhancements for non-3GPP accesses 3GPP 寄書S2-088124 Multi access PDN connectivity and IP flow mobility
このフロー単位のハンドオーバでは、UEがフロー毎に無線アクセスネットワークを使い分けることができるため、移動通信システム運用者の観点から見ると、全てのトラフィックを単一の無線アクセスネットワークのみで収容する必要がなくなり、より多くのユーザトラフィックを効率よく処理できる、という利点がある。
例えば、E−UTRAに代表されるセルラー系の無線アクセス技術では、セル半径が無線LANに比べて大きいというメリットがあるが、割り当てられた周波数帯域を多くのユーザ間で共有する必要があり、最大通信レートの点で制約がある。一方、無線LANはカバレッジエリアが狭いものの、その分だけ少ないユーザ数で周波数帯域を占有でき、また、無線LANの基地局は家庭内やオフィス内などにユーザが自由に設置できる。
従って、UEがE−UTRANと無線LANの両方の無線アクセスネットワークに同時接続できるのであれば、UE内に設定されたポリシーに準じてE−UTRAN経由で確立された複数フローのうち、フローが要求するサービス品質が維持されることを条件に、特定のフローを無線LAN経由に切り替えさせることで、解放されたE−UTRANの無線リソースをE−UTRANにしか接続できない他のUEに優先的に割り当てることができる。またE−UTRAN上のトラフィックが逼迫してきた際には、一部のフローを無線LAN経由に移すことや、逆に無線LANでのトラフィックが逼迫してきた際には、一部のフローをE−UTRAN経由に移すことも考えられる。
しかしながら、非特許文献3では、上述のようにフロー単位のハンドオーバをEPSで実現するための技術的解決手段は示されていない。また、それを実現するための具体的手段は、既存システムへの円滑な導入を考慮し、非特許文献1及び非特許文献2で規定されるEPSに対する最小限の機能拡張で実現されることが求められる。
さらに、このようなフロー単位のハンドオーバにおいては、システム全体のリソース配分や輻輳状態がどのようになっているかを把握したうえで、最適な割り当て方法を判断する必要があり、その実現手段は、上記の情報を集約管理できる移動通信システム運用者の判断により、ネットワーク内装置が主導して行い、ユーザの所望するサービス品質を保ちながら、複数のアクセスネットワーク間のフロー分散を図ることにより、移動通信システム全体として、より多くのトラフィックを収容できる方法が必要である。
加えて、EPCは複数の無線アクセスシステムを収容できる構成になっており、現在想定されるE−UTRANや無線LANといった無線アクセスネットワークだけでなく、今後新たに開発される無線アクセス技術で構成される無線アクセスネットワークをも収容することが考えられる。従って、課題とするネットワーク主導のフロー単位のハンドオーバ手続きは、そういった新しい無線アクセスネットワークへの個別改変を必須とする方法ではなく、容易に適用可能な方法であることが望ましい。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、その目的は、複数の無線アクセスネットワークに同時接続可能な移動局が確立したフローについて、総ての無線アクセスネットワークに改変を加える必要がなく、コアネットワーク内に設置された制御局の主導のもと、当該フローの伝送路を切り替え可能な移動通信システム等を提供することである。
上述した課題に鑑み、本発明の移動通信システムは、所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムにおいて、前記QoS制御局は、前記移動局が通信しているフローのうち、アクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を移動局に送信する上りトラフィック切り替え要求送信手段を有し、前記移動局は、前記上りトラフィック切り替え要求を受信すると、前記上りトラフィック切り替え要求に含まれるフローの転送路を、前記アクセスシステム種別に切り替える上り転送路切り替え手段を有することを特徴とする。
また、本発明の移動通信システムにおいて、前記移動局は、前記上り転送路切り替え手段により、フローの転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替えたことを制御局に通知する通知手段を更に備え、前記制御局は、前記通知手段により移動局がフローの転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替えた通知を受けた場合には、制御局から移動局への転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替える下り転送路繰り替え手段を備えることを特徴とする。
本発明のQoS制御局は、所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムを構成するQoS制御局であって、前記移動局が通信しているフローのうち、アクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を移動局に送信する上りトラフィック切り替え要求送信手段を備えることを特徴とする。
本発明の移動局は、所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムを構成する移動局であって、QoS制御局からアクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を受信する上りトラフィック切り替え要求受信手段と、前記上りトラフィック切り替え要求を受信した場合に、前記上りトラフィック切り替え要求に含まれるフローの転送路を、前記アクセスシステム種別に切り替える上り転送路切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ネットワーク主導で移動局が確立したフローの伝送路変更が可能となり、移動局の望むサービス品質を確保しながら、複数の無線アクセスネットワーク間でのトラフィック分散ができる。
また、上記フローの伝送路変更手続きは、複数ある無線アクセスネットワークのうち一つの無線アクセスネットワークを介して行うことができるため、個々の無線アクセスシステムへの改変を最小限に抑えることができる。
第1実施形態における移動体通信システムの構成図である。 第1実施形態におけるUEの構成図である。 第1実施形態におけるP−GWの構成図である。 第1実施形態におけるS−GWの構成図である。 第1実施形態におけるGWの構成図である。 第1実施形態におけるPCRFの構成図である。 第1実施形態におけるポリシー情報のデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるバインディング情報のデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるフロー割り当てリストのデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるフロー管理リストのデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるUEのEPSアタッチシーケンス例を示す図である。 第1実施形態におけるUEの無線アクセスネットワークBへのアタッチシーケンス例を示す図である。 第1実施形態におけるUEの無線アクセスネットワークBへのアタッチシーケンス例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへのネットワーク主導の第1フロー切り替え手続きの第1処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへの第1下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへの第1下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへの第1下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへの第1フロー切り替え手続きの第2処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへのネットワーク主導の第2フロー切り替え手続きの第1処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへの第2下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへの第2下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへの第2下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を示す図である。 第1実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへの第2フロー切り替え手続きの第2処理例を示す図である。 第2実施形態におけるUEのEPSアタッチシーケンス例を示す図である。 第2実施形態における無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへの第1下りトラフィック切り替え手続きを示す図である。 第2実施形態における無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへの第2下りトラフィック切り替え手続きを示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
[1.第1実施形態]
まず、本発明を適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.1 移動通信システムの概要]
図1は、本実施形態における移動通信システム1の概略を説明するための図である。本図に示すように、移動通信システム1は、コアネットワークに無線アクセスネットワークA及び無線アクセスネットワークBが接続されている。無線アクセスネットワークAと無線アクセスネットワークBとは、異なる無線アクセスネットワークであり、本実施形態では、無線アクセスネットワークAとしてはE−UTRAN、無線アクセスネットワークBとしては無線LANを用いたNon−3GPPアクセスネットワークとして説明する。また、無線アクセスネットワークAや、無線アクセスネットワークBには、移動局としてUE10が接続されている。
なお、これらの無線アクセスネットワークの種類は、これに限らず、WiMAXや3GPP2規定の無線アクセスネットワーク等の他のアクセスネットワークであってもよいことは勿論である。
コアネットワークには、P−GW20と、S−GW30と、MME40と、GW50と、PCRF60とが配置されている。
P−GW20は、インターネットやIMS網といった外部PDN(Packet Data Network:パケット通信ネットワーク)と接続され、コアネットワークとそれらのPDNとを接続するゲートウェイ(制御局)として機能するとともに、UE10宛のフローを各無線アクセスネットワークへ振り分ける。
S−GW30は、UE10が接続しているeNB70と接続され、無線アクセスネットワークAのローカルモビリティアンカーとして機能し、P−GW20とeNB70との間でパケットを転送する。なお、P−GW20とS−GW30とは物理的に同一ノードで構成される場合もある。
MME40(Mobility Management Entity)は、シグナリングを行うエンティティであり、UE10のEPSベアラの確立手続きを主導する。EPSベアラとは、UE10とS−GW30との間で確立されるユーザIPパケットを転送する論理パスのことである。UE10は、複数のEPSベアラを確立することができ、EPSベアラ別に異なるサービス品質クラスを割り当てることができる。またUE10が確立するフローは、EPSベアラに結び付けられ、無線アクセスネットワークAを介して送受信される。
PCRF60(Policy and Charging Rules Function)は、QoS制御局としてUE10が確立したフロー毎のサービス品質レベルや課金ルールの管理を行う装置であり、S−GW30及びP−GW20に接続される。
無線アクセスネットワークAは、少なくとも1つの基地局eNB70を備え、S−GW30を介してコアネットワークに接続される。
また、無線アクセスネットワークBはゲートウェイ装置であるGW50を経由して、コアネットワークと接続される。また、コアネットワークと無線アクセスネットワークBとの間に信頼関係がある(具体的には、コアネットワーク内で提供されるUE10の認証機能の使用が許されている)場合には、GW50はPCRF60にも接続され、GW50自体も無線アクセスネットワークB内に設置される。
UE10は、eNB70経由で無線アクセスネットワークAに接続されるとともに、無線アクセスネットワークBにも同時接続でき、それぞれの無線アクセスネットワークを介してコアネットワークに接続されている。
[1.2 装置構成]
続いて、各装置構成について図を用いて簡単に説明する。なお、MME40及びeNB70は、EPSを利用した移動通信システムにおける従来の装置と同様に構成されているため、その詳細な説明を省略する。
[1.2.1 UEの構成]
図2は、移動局であるUE10の構成を示す。UE10の具体的な一例としては、複数のアクセスネットワークを介してコアネットワークに同時接続する携帯端末や、PDA等の端末が想定される。UE10は、制御部100に、LTEインタフェース110と、WLANインタフェース120と、記憶部130と、ベアラ確立処理部140と、パケット送受信部150とがバスを介して接続されている。
制御部100は、UE10を制御するための機能部である。制御部100は、記憶部130に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより処理を実現する。
LTEインタフェース110及びWLANインタフェース120は、UE10が、各無線アクセスネットワークに接続するための機能部である。LTEインタフェース110は、無線アクセスネットワークAに接続するためのインタフェースであり、WLANインタフェース120は無線アクセスネットワークBに接続するためのインタフェースとなる。また、LTEインタフェース110及びWLANインタフェース120には、それぞれ外部アンテナが接続されている。
記憶部130は、UE10の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。さらに、記憶部130には、ポリシー情報132が記憶されている。
ポリシー情報132は、フロー単位のポリシー情報が記憶されている情報であり、利用可能な無線アクセスネットワークの中から、どの無線アクセスネットワークを優先的に利用するかについて、フロー単位で優先順位と要求するサービス品質が定められている。
なお、各フローはTFT(Traffic Flow Template)と呼ばれるフローを識別するフィルター情報の集合で定義される。各フィルター情報に宛先アドレスやポート番号を指定することができるので、結果としてTFTによって特定アプリケーションのトラフィックフローや特定の通信相手とのフローを識別することができる。ここでは、フロー1はVoIPトラフィックとし、サービス品質クラスとして保証ビットレート(GBR;Guaranteed Bit Rate)かつ128kbpsを要求するものとする。また、フロー2はファイルダウンロードトラフィックとし、サービス品質クラスは非GBRを要求するものとする。
ここで、ポリシー情報132のデータ構成の一例を図7に示す。図7に示すように、ポリシー情報132は、フロー(例えば、「フロー1(TFT1)」に対応づけてサービス品質(例えば、「GBR 128kb/s」)と、アクセス種別ネットワーク(例えば、「無線アクセスネットワークA」)と、優先順位(例えば、「1」)とが記憶されている。
ベアラ確立処理部140は、無線アクセスネットワークAを介したS−GW30との通信路であるEPSベアラを確立するための処理を実行する機能部である。
パケット送受信部150は、具体的なデータ(パケット)を送受信する機能部である。上位層から受け取ったデータを、パケットとして分解し送信する。また、受信したパケットを上位層に渡す機能を実現する。
[1.2.2 P−GWの構成]
次に、本実施形態におけるP−GW20の構成について図3をもとに説明する。P−GW20は、制御部200に、送受信部210と、記憶部230と、パケット送受信部250と、PMIP処理部260とがバスを介して接続されている。
制御部200は、P−GW20を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部230に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより処理を実現する。
送受信部210は、ルータもしくはスイッチに有線接続され、パケットの送受信を行う機能部である。例えば、ネットワークの接続方式として一般的に利用されているEthernet(登録商標)などにより送受信する。
記憶部230は、P−GW20の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。さらに、記憶部230は、バインディング情報232と、フロー割り当てリスト234とを記憶する。
バインディング情報232は、P−GW20がUE10宛の通信データを受信した際に、当該通信データをUE10に転送するための伝送路を決定するために用いられるデータベースである。ここで、バインディング情報232の一例を図8に示す。
図8に示されているように、UE10のIPアドレス(以下、HoA;Home Addressと呼ぶ)と、UE10が接続している無線アクセスネットワークのアクセスシステム種別(例えば、「無線アクセスネットワークA」)と、その無線アクセスネットワークへの伝送路(例えば、「PMIPトンネル1」)とが関連付けて記録されている。
ここで、アクセスシステム種別は、UE10が接続しているアクセスネットワークを識別する識別子であり、例えば、3GPP_UTRAN、3GPP_E―UTRAN、WiMAX、WLAN、3GPP2_CDMA2000−1Xなどのように無線アクセス技術も含めて識別する。
フロー割り当てリスト234は、図9に示されているようにUE10のHoA(UE10アドレス)と、確立されているフロー(例えば、「デフォルト(TFT0)」)と、当該フローを伝送するアクセスネットワークを識別するアクセスシステム種別(例えば、「無線アクセスネットワークA」)とをUE10毎に管理する。このフロー割り当てリスト234は、P−GW20がUE10宛のフローを受信した場合に、当該フローをUE10に転送するためのアクセスネットワークを決定するために用いられる。
パケット送受信部250は、具体的なデータ(パケット)を送受信する機能部である。上位層から受け取ったデータを、パケットとして分解し送信する。また、受信したパケットを上位層に渡す機能を実現する。
PMIP処理部260は、無線アクセスネットワークA及び無線アクセスネットワークBを介してUE10と接続するために、P−GW20とS−GW30との間及びP−GW20とGW50との間で用いられる転送路(PMIPトンネルと呼ぶ)を確立するための機能部である。
[1.2.3 S−GWの構成]
次に、本実施形態におけるS−GW30の構成について図4をもとに説明する。図4はS−GW30の構成を示した図であり、制御部300に、送受信部310と、記憶部330と、ベアラ確立処理部340と、パケット送受信部350と、PMIP処理部360とがバスを介して接続されている。
制御部300は、S−GW30を制御するための機能部である。制御部300は、記憶部330に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより処理を実現する。
送受信部310は、ルータもしくはスイッチに有線接続され、パケットの送受信を行う機能部である。例えば、ネットワークの接続方式として一般的に利用されているEthernet(登録商標)などにより送受信する。
記憶部330は、S−GW30の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。
ベアラ確立処理部340は、無線アクセスネットワークAを介したUE10との通信路であるEPSベアラを確立するための処理を実行する機能部である。
パケット送受信部350は、具体的なデータ(パケット)を送受信する機能部である。上位層から受け取ったデータを、パケットとして分解し送信する。また、受信したパケットを上位層に渡す機能を実現する。
PMIP処理部360は、無線アクセスネットワークAを介してUE10がP−GW20と接続するために、P−GW20とS−GW30との間で用いられるPMIPトンネルを確立するための機能部である。
[1.2.4 GW50の構成]
次に、本実施形態におけるGW50の構成について図5をもとに説明する。図5はGW50の構成を示した図であり、制御部500に、送受信部510と、記憶部530と、パケット送受信部550と、PMIP処理部560とがバスを介して接続されている。
制御部500は、GW50を制御するための機能部である。制御部500は、記憶部530に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより処理を実現する。
送受信部510は、ルータもしくはスイッチに有線接続され、パケットの送受信を行う機能部である。例えば、ネットワークの接続方式として一般的に利用されているEthernet(登録商標)などにより送受信する。
記憶部530は、GW50の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。
パケット送受信部550は、具体的なデータ(パケット)を送受信する機能部である。上位層から受け取ったデータを、パケットとして分解し送信する。また、受信したパケットを上位層に渡す機能を実現する。
PMIP処理部560は、無線アクセスネットワークBを介してUE10がP−GW20と接続するために、P−GW20とGW50との間で用いられるPMIPトンネルを確立するための機能部である。
[1.2.5 PCRFの構成]
次に、本実施形態におけるPCRF60の構成について図6をもとに説明する。図6はPCRF60の構成を示した図であり、制御部600に、送受信部610と、記憶部630と、輻輳状態検知部670とがバスを介して接続されている。
制御部600は、PCRF60を制御するための機能部である。制御部600は、記憶部630に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより処理を実現する。
送受信部610は、ルータもしくはスイッチに有線接続され、パケットの送受信を行う機能部である。例えば、ネットワークの接続方式として一般的に利用されているEthernet(登録商標)などにより送受信する。
記憶部630は、PCRF60の各種動作に必要なプログラム、データ等を記憶する機能部である。さらに、記憶部630は、フロー管理リスト632を記憶する。
フロー管理リスト632は、UE10毎に、確立されているフローとそのフローが割り当てられているアクセスネットワークのアクセスシステム種別と、さらに当該フローの要求するサービス品質とを関連付けて記録するデータベースである。
フロー管理リスト632のデータ構成の一例を図10を用いて説明する。図に示すように、UE識別子(例えば、「UE1」)に、フロー(例えば、「デフォルト(TFT0)」)と、アクセスシステム種別(例えば、「無線アクセスネットワークA」)と、サービス品質(例えば、「非GBR」)とが対応づけて記憶されている。
[1.3 処理の説明]
次に、図1に示すネットワークにおいて、UE10が無線アクセスネットワークA及び無線アクセスネットワークBのそれぞれを介してコアネットワークに接続する手続きについて、図11を用いて説明する。
[1.3.1 無線アクセスネットワークA経由のUEアタッチ処理]
まず、UE10は無線アクセスネットワークA経由でコアネットワークに接続するために、非特許文献2に規定された従来手法に従って、アタッチ要求をeNB70経由でMME40に送る(S1002)。アタッチ要求内には加入者の識別情報(IMSI:International Mobile Subscriber Identify等)、接続先PDNを識別するAPN(Access Point Name)と、UE10の保有機能を示すUE capabilityなどが含まれる。
MME40は、従来方法に従って、アタッチ要求に含まれている加入者識別情報を取り出し、ユーザ認証及びアクセス許可の処理を行う(S1004)。そしてMME40は、接続が許可されたUE10に対して、デフォルトEPSベアラ確立のためにベアラ設定要求をS−GW30に送信する(S1006)。ベアラ設定要求には、IMSIとP−GW20のIPアドレスとAPNが含まれており、P−GW20のIPアドレスはAPNに基づいて決定される。なお、デフォルトEPSベアラは、EPSベアラの1つであるが、特定のEPSベアラに結び付けられていないフローの伝送路として用いられる。
S−GW30はベアラ設定要求を受信し、P−GW20との間でPMIPトンネルの確立手続きを開始する。PMIPトンネルは、P−GW20とS−GW30間、及びP−GW20とGW50間に移動局毎に確立される伝送路である。
具体的には、従来方法に従って、まずPCRF60との間でセッション確立を行い(S1008)、デフォルトのトラフィックTFT(以下、TFT0とする)と要求サービス品質とアクセスシステム種別を通知する。なお、デフォルトTFTは、全てのフローが合致するTFTとし、要求するサービス品質は非GBRとする。
アクセスシステム種別には、無線アクセスネットワークAが指定される。そして、PCRF60は、図10(a)に示されたように、TFT0とアクセスシステム種別とサービス品質を関連付けてフロー管理リスト632に記憶する。
さらに、S−GW30はP−GW20にバインディング更新要求を送信する(S1010)。ただし、ここで従来方法と異なり、バインディング更新要求には、IMSIから生成されるMN_NAI(Mobile Node Network Access Identifier;UEの識別子)だけでなくTFT0とアクセスシステム種別も含まれる。
P−GW20はバインディング更新要求を受信し、UEにHoAを割り当てる。そして、P−GW20は、バインディング更新応答をS−GW30に返信する(S1012)。メッセージ内には、HoAが含まれる。さらにS−GW30との間にPMIPトンネル1を確立し(S1014)、図8(a)に示されたようにバインディング情報232を作成する。また、バインディング更新要求に含まれた情報から図9(a)に示されたようにフロー割り当てリスト234を作成する。
これ以降の手続きは、従来方法でのアタッチ処理と同様である。具体的には、S−GW30は、ベアラ設定応答をMME40に送信する(S1016)。MME40はベアラ設定応答を受信し、eNB70経由でUE10にアタッチ許可を送信する(S1018)。
UE10はアタッチ許可を受信し、アタッチ完了をeNB70経由でMME40に送信する(S1020)。さらにUE10はユーザデータの送受信可能状態に遷移する。
MME40はアタッチ完了を受信し、eNB70のIPアドレスを含んだベアラ更新要求をS−GW30へ送信する(S1022)。
S−GW30はベアラ更新応答をMME40に返信する(S1024)とともに、eNB70のIPアドレスを取得し、デフォルトEPSベアラを確立する(S1026)。
以上で、UE10は無線アクセスネットワークA経由でのコアネットワークへのアタッチ処理を完了する。以後、P−GW20はHoA宛にPDNから送信された通信データを受信し、フロー割り当てリストを参照して利用する無線アクセスネットワークを決定し、バインディング情報に基づいて伝送路としてPMIP1トンネルを選択する。そして、当該通信データは、PMIPトンネル1を経由して、S−GW30まで転送され、その後デフォルトEPSベアラを用いてeNB70経由でUE10まで転送される。同様にUE10からPDN宛に送信される通信データも同じ伝送路で運ばれる。
[1.3.2 無線アクセスネットワークA経由のフロー確立処理]
続けて、UE10は2つのフロー(以下、それぞれフロー1、フロー2とする)をPDNに向けて確立する。どちらのフローについても、例えば、UE10内のポリシー情報132により、無線アクセスネットワークBよりも無線アクセスネットワークAのほうに高い優先順位が設定されているので、フロー1及びフロー2は無線アクセスネットワークA経由で確立される。
フロー1及びフロー2の確立手続きは、非特許文献2に規定された従来手法に従って行われる。具体的には、まず、それぞれのフローで要求されるサービス品質クラスが割り当てられた特定EPSベアラ(以下、特定EPSベアラ1及び特定EPSベアラ2とする)を確立し(S1030、S1050)、さらにS−GW30が各フローの情報(以下、TFT1及びTFT2とする)とサービス品質クラスと利用しているアクセスシステム種別をPCRF60に通知する(S1032、S1052)。
PCRF60は、図10(b)に示されたようにフロー管理リスト632を更新し、さらにTFT1とTFT2とが無線アクセスネットワークA経由で確立されていることをP−GW20にフロー情報通知を用いて通知する(S1033,S1053)。なお、本実施の形態では、フロー1とフロー2にそれぞれ異なる特定EPSベアラを割り当てる場合を例にとって説明するが、2つのフローの要求するサービス品質クラスが同じ場合には、1つの特定EPSベアラを共有してもよいものとする。
ここで従来手法と異なり、S−GW30はTFT1及びTFT2と、そのアクセスシステム種別とを含んだバインディング更新要求を順次P−GW20に送信する(S1034、S1054)。また、P−GW20は、バインディング更新応答をS−GW30に送信する(S1036、S1056)。
P−GW20は、通知されたフロー情報に基づき、図9(b)に示されているようにフロー割り当てリスト234を更新する。これ以後、フロー1及びフロー2は、PMIPトンネル1及び割り当てられた特定EPSベアラを経由して、UE10とPDN間で送受信される。
[1.3.3 無線アクセスネットワークB経由のUEアタッチ処理]
続けてUE10は移動と共に、WLANインタフェース120を用いて無線アクセスネットワークBを検出し、無線アクセスネットワークAとの接続を維持しながら、無線アクセスネットワークB経由で図12又は図13に示されたようにコアネットワークへの接続処理を開始する。
コアネットワークと無線アクセスネットワークB間に信頼関係がない場合には、図12に示されているように、UE10は非特許文献2に規定された無線アクセスネットワーク間ハンドオーバの手続きに従って、GW50との間で、認証・アクセス許可及び暗号化トンネル(以下、IPsecトンネルと呼ぶ)の確立処理を開始する(S1100)。また、その処理内においてUE10は、HoA及び接続しているAPNをGW50に通知する。
GW50は、通知されたAPNからP−GW20のIPアドレスを決定し、バインディング更新要求をP−GW20に送信する(S1102)。ただし、ここで従来方法と異なり、バインディング更新要求には、HoAとMN_NAIに加えて、アクセスシステム種別(ここでは無線アクセスネットワークBとする)が含まれる。
P−GW20は、バインディング更新要求を受信し、さらにアクセスシステム種別をPCRF60に通知し(アクセスシステム情報変更)、UE10が無線アクセスシステムBに接続されたことをPCRF60に通知する(S1104)。PCRF60はフロー管理リスト632を図10(c)のように更新する。
P−GW20はバインディング更新応答をGW50に送信し(S1106)、P−GW20とGW50の間で新たにPMIPトンネル2を確立するとともに(S1108)、図8(b)に示されたようにバインディング情報232を更新する。ここで、従来手法と異なるのは、UE10が無線アクセスネットワークB経由でコアネットワークへ接続した後も、バインディング情報232には、PMIPトンネル1とのバインディング情報を残し、フロー割り当てリストに基づいて確立されているフロー1及びフロー2は、依然として無線アクセスネットワークA経由で通信を行うものとする。
GW50はバインディング更新応答を受信した後、UE10との間でIPsecトンネルを確立する(S1110)。以後、IPsecトンネルとPMIPトンネル2が無線アクセスネットワークB経由の伝送路となる。
一方、コアネットワークと無線アクセスネットワークB間に信頼関係がある場合には、図13に示されているように、UE10は非特許文献2に規定された無線アクセスネットワーク間ハンドオーバの手続きに従って、GW50との間で、認証・アクセス許可処理を開始する(S1150)。また、その処理内においてUE10は、HoA及び接続しているAPNをGW50に通知する。
GW50は、従来方法に従って、まずPCRF60との間でセッション確立を行い、アクセスシステム種別をPCRF60に通知する(S1152)。これによりPCRF60はUE10が新たに無線アクセスネットワークB経由でも接続されたことを認識し、フロー管理リスト632を図10(c)のように更新する。
さらにGW50は通知されたAPNからP−GW20のIPアドレスを決定し、バインディング更新要求をP−GW20に送信する(S1154)。ただし、ここで従来方法と異なり、バインディング更新要求には、HoAとMN_NAIに加えて、アクセスシステム種別(ここでは無線アクセスネットワークBとする)が含まれる。
P−GW20は、バインディング更新要求を受信し、バインディング更新応答をGW50に送信する(S1156)。そしてP−GW20とGW50との間で新たにPMIPトンネル2を確立する(S1158)とともに、図8(b)に示されたようにバインディング情報232を更新する。ここで、従来手法と異なり、UE10が無線アクセスネットワークB経由でコアネットワークへ接続した後も、バインディング情報232には、PMIPトンネル1とのバインディング情報を残し、フロー割り当てリストに基づいて確立されているフロー1及びフロー2は、依然として無線アクセスネットワークA経由で通信を行うものとする。
GW50はバインディング更新応答を受信した後、UE10との間で無線リンクを確立し、以後、無線リンクとPMIPトンネル2が無線アクセスネットワークB経由の伝送路となる(S1160)。
以上でUE10は、無線アクセスネットワークB経由のアタッチ処理を完了し、2つの無線アクセスネットワーク経由でコアネットワークに接続される。なお、S−GW30がバインディング更新要求を送信する際に、デフォルトTFTを含めることによってフロー1及びフロー2に該当しないフローについては無線アクセスネットワークB経由で通信されるように指定することもできる。その場合には、無線アクセスネットワークB経由でのアタッチ処理が完了した後、直ちにデフォルトTFTに合致するフローの伝送路が切り替わる。
[1.3.4 フロー2の無線アクセスネットワークBへの切り替え処理]
ここで、他の多数の移動局が無線アクセスネットワークA経由でコアネットワークに接続し、結果として無線アクセスネットワークAが輻輳状態になったと仮定する。
PCRF60は、管理しているフロー管理リスト632及びS−GW30とのQoSルール設定で要求される特定EPSベアラのサービス品質クラスに基づいて無線アクセスネットワークA経由で多くのフローが発生し、輻輳状態になっていることを検知する。そして、無線アクセスネットワークA及び無線アクセスネットワークBに同時接続しているUE10が無線アクセスネットワークA経由で確立しているフローを、輻輳の発生していない無線アクセスネットワークBへ切り替える決定を行う。なお、輻輳状態であることを検知する手段として、上記の手段に限らず、例えば、移動通信システム内の他の装置からの通知により検知してもよいものとする。
切り替える対象のフローの選択基準については、例えば、当該フローの要求するサービス品質クラスが無線アクセスネットワークBにおいても利用可能である、もしくは当該フローの利用帯域が非常に大きく、そのフローを無線アクセスネットワークBに切り替えることによって、より多くの移動局が無線アクセスネットワークAで収容できると予想される、等が考えられるが、それに限らず移動通信システムの管理者の観点から、無線アクセスネットワークBへ切り替えることが最適と思われるフローを選択する方法であればよい。
以下、本実施の形態では、ファイルダウンロードトラフィックであるフロー2を無線アクセスネットワークBに切り替えるケースを例とし、次に説明する第1フロー切り替え手続きを実行する。なお、第1フロー切り替え手続きは第1上りトラフィック切り替え手続きと第1下りトラフィック切り替え手続きから構成され、以下のように複数の処理例がある。
[1.3.4.1 第1フロー切り替え手続き(第1処理例)]
図14は、第1フロー切り替えて続きの第1処理例を示す。まず、PCRF60は、輻輳を検出すると、切り替えるフローを選択する(S1200)。そして、フロー切り替え要求をS−GW30に送信する(S1202)。フロー切り替え要求には、フロー2を示すTFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(ここでは、無線アクセスネットワークBとする)が含まれる。
S−GW30は、フロー切り替え要求を受信し、以下に説明する第1上りトラフィック切り替え手続きを行う。まず、S−GW30はMME40にベアラ更新要求を送信する(S1204)。ベアラ更新要求には、TFT2と上記アクセスシステム種別が含まれる。
MME40は、ベアラ更新要求を受信し、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだセッション管理要求をeNB70経由でUE10に転送する(S1206)。
UE10は、セッション管理要求を受信し、含まれているTFT2とアクセスシステム種別を参照し、セッション管理応答をeNB70経由でMME40に送信し(S1208)、該当するフロー2の上りトラフィックを指定されたアクセスシステム種別、つまり無線アクセスネットワークB経由で送信するように変更する(S1210)。そして、MME40はベアラ更新応答をS−GW30に送信する(S1212)。
S−GW30は、ベアラ更新応答を受信することでUE10がフロー2の伝送路を無線アクセスネットワークBに切り替えたことを確認し、以上で、第1上りトラフィック切り替え手続きが完了する。次にS−GW30は以下に説明する第1下りトラフィック切り替え手続きを実行する(S1214)。以下、第1下りトラフィック切り替え手続きについて、複数の処理例を説明する。
[1.3.4.1.1 第1下りトラフィック切り替え手続き(第1処理例)]
図15は、第1下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を示す。
S−GW30は、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(つまり無線アクセスネットワークB)を含んだバインディング更新要求をP−GW20に送信する(S1300)。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(c)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をS−GW30に送信する(S1302)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP2トンネル経由でGW50に転送し、無線アクセスネットワークB経由でUE10に送信されるように変更する(S1304)。
S−GW30は、バインディング更新応答を受信し、下りトラフィックについても伝送路が切り替わったことを確認し、フロー切り替え応答をPCRF60に送信する(S1306)。PCRF60は、フロー切り替え応答を受信し、図10(d)に示されたようにフロー管理リスト632を更新する(S1308)。
なお、本処理例では、第1上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、下りトラフィック切り替え手続きを開始する場合を例に説明しているが、それとは異なり、PCRF60からのフロー切り替え要求受信(S1202)後に、まず第1下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を行い、PCRF60へのフロー切り替え応答送信を行う(S1306)前、第1上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
[1.3.4.1.2 第1下りトラフィック切り替え手続き(第2処理例)]
図16は、第1下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を示す。なお、第2処理例は、フローの切り替え先アクセスネットワークのGW50がバインディング更新要求を送信する点が第1処理例と異なる。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する(S1400)。
フロー切り替え応答を受信したPCRF60は、フロー切り替え要求をGW50に送信する(S1402)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(つまり無線アクセスネットワークB)が含まれる。
GW50は、フロー切り替え要求を受信し、P−GW20内のバインディング情報232を更新するために、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバンディング更新要求をP−GW20に送信する(S1404)。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(c)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をGW50に送信する(S1406)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP2トンネル経由でGW50に転送し、無線アクセスネットワークB経由でUE10に送信されるように変更する(S1408)。そして、GW50はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S1410)、PCRF60は、図10(d)に示されているようにフロー管理リスト632を更新する(S1412)。
なお、本処理例では、第1上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、第1下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を開始する場合を例に説明しているが、それとは異なり、まずS1200の後に、PCRF60がフロー切り替え要求をGW50に送信し(S1402)、第1下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を行った(S1410)後に、S1202を開始することにより第1上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
[1.3.4.1.3 第1下りトラフィック切り替え手続き(第3処理例)]
図17は、第1下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を示す。なお、第3処理例は、PCRF60とGW50との間で直接通信するインタフェースがないため、P−GW20経由でフローの切り替え指示をする点が第1処理例と異なる。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する(S1500)。
フロー切り替え応答を受信したPCRF60は、続けてフロー切り替え要求をP−GW20に送信する(S1502)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別が含まれる。
P−GW20は、フロー切り替え要求を受信し、GW50にバインディング更新要求を送信させるためにTFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバインディング更新指示をGW50に送信する(S1504)。
GW50は、受信したバインディング更新指示に従い、P−GW20にバインディング更新要求を送信する(S1506)。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(c)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をGW50に送信する(S1508)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP2トンネル経由でGW50に転送し、無線アクセスネットワークB経由でUE10に送信されるように変更する(S1510)。そして、フロー切り替え応答をPCRF60に送信し、フロー2の切り替えが完了したことを通知し(S1512)、PCRF60は、図10(d)に示されているようにフロー管理リスト632を更新する(S1514)。
なお、本実施例では、第1上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、第1下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を開始する場合を説明しているが、それとは異なり、まずS1200の後に、PCRF60がフロー切り替え要求をP−GW20に送信し(S1502)、第1下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を行った(S1512)後に、S1202を開始することにより第1上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
以上説明した第1下りトラフィック切り替え手続き(第1処理例〜第3処理例)の何れかを実行することにより、下りトラフィック切り替え手続きが完了し、第1フロー切り替え手続きが完了する。
[1.3.4.2 第1フロー切り替え手続き(第2処理例)]
図18は、第1フロー切り替え手続きの第2処理例を示す。本処理例は、下りトラフィック切り替え手続き中に上りトラフィック切り替え手続きが行われる点が第1処理例と異なる。
まず、PCRF60は、フロー切り替え要求をGW50に送信する(S2500)。フロー切り替え要求には、フロー2を示すTFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(ここでは、無線アクセスネットワークBとする)が含まれる。
GW50は、フロー切り替え要求を受信し、P−GW20内のバインディング情報232を更新するために、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバンディング更新要求をP−GW20に送信する(S2502)。
P−GW20は、受信したバインディング更新要求に基づいて、フロー割り当てリスト234を参照し、当該フロー2が無線アクセスネットワークA経由で確立されていることを確認し、バインディング更新指示をS−GW30に送信する(S2504)。バインディング更新指示には、TFT2とアクセスシステム種別として無線アクセスネットワークBが含まれる。
S−GW30は、バインディング更新指示を受信し、フロー2を無線アクセスネットワークB経由で送信するように、前述の第1上りトラフィック切り替え手続きを行う(S2506)。そして、バインディング更新要求をP−GW20に送信する(S2508)。ここで、バインディング更新要求には、TFT2及びアクセスシステム種別として無線アクセスネットワークBが含まれる。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(c)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答を送信する(S2510、S2512)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP2トンネル経由でGW50に転送し、無線アクセスネットワークB経由でUE10に送信されるように変更する(S2514)。そして、GW50はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S2516)、PCRF60は、図10(d)に示されているようにフロー管理リスト632を更新する(S2518)。
以上で、下りトラフィック切り替え手続きが完了し、第1フロー切り替え手続きが完了する。
これにより、フロー2は、上りトラフィック及び下りトラフィックともに無線アクセスネットワークB経由で送信されることになり、無線アクセスネットワークA上で処理されるユーザデータ量が削減される。
なお、フロー2を無線アクセスネットワークBに切り替えたことによって、特定EPSベアラ2が不要になった場合には、非特許文献2に規定された手続きに従って、PCRF60主導で特定EPSベアラ2の解放手続きを行うものとする(S1216又はS2520)。
[1.3.5 フロー2の無線アクセスネットワークAへの切り替え処理]
さらに、その後、無線アクセスネットワークB上で輻輳が発生し、ネットワーク主導で無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへのフローの切り替えを行うために、次に説明する第2フロー切り替え手続きを実行する。なお、第2フロー切り替え手続きは第2上りトラフィック切り替え手続きと第2下りトラフィック切り替え手続きから構成され、以下のように複数の処理例がある。
[1.3.5.1 第2フロー切り替え手続き(第1処理例)]
図19は、第2フロー切り替え手続きの第1処理例を示す。前述の無線アクセスネットワークAから無線アクセスネットワークBへのフローの切り替え手続きと同様に、PCRF60は移動させるフローを選択する。ここでは、フロー2が選択されたものとする(S1600)。
まず、PCRF60は、フロー切り替え要求をS−GW30に送信する(S1602)。フロー切り替え要求には、フロー2を示すTFT2及び切り替え先のアクセスシステム種別(ここでは、無線アクセスネットワークAとする)が含まれる。
S−GW30は、フロー切り替え要求を受信し、以下に説明する第2上りトラフィック切り替え手続きを行う。まず、S−GW30はUE10との間にTFT2のための特定EPSベアラ(以下、特定EPSベアラ2とする)を確立する(S1604)。なお、ここで、UE10がアイドル状態(無線アクセスネットワークA経由でユーザデータの送受信ができない状態)に遷移している場合には、従来方法に従ってネットワーク主導のサービスリクエスト(UE10へのページング処理)を開始し、UE10をアクティブ状態(無線アクセスネットワークA経由でユーザデータの送受信ができる状態)に遷移させるものとする。
特定EPSベアラ2確立後、UE10は、TFT2のフローについては、無線アクセスネットワークA経由で送信する(S1606)。以上で、第2上りトラフィック切り替え手続きが完了する。
S−GW30は、特定EPSベアラが確立されたことを確認し、さらに、P−GW20内のフロー割り当てリストを更新するために、次に説明する第2下りトラフィックの切り替え手続きを実行し、下りトラフィックについても特定EPSベアラ2に切り替えて通信する。以下、第2下りトラフィック切り替え手続きについて複数の処理例を説明する。
[1.3.5.1.1 第2下りトラフィック切り替え手続き(第1処理例)]
図20は、第2下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を示す。
まず、S−GW30は、TFT2と上記切り替え先のアクセスシステム種別を含んだバインディング更新要求をP−GW20に送信する(S1700)。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(b)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をGW50に送信する(S1702)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP1トンネル経由でS−GW30に転送し、無線アクセスネットワークA経由でUE10に送信されるように変更する(S1704)。
S−GW30は、バインディング更新応答を受信し、下りトラフィックについても伝送路が切り替わったことを確認し、フロー切り替え応答をPCRF60に送信する(S1706)。PCRF60は、フロー切り替え応答を受信し、図10(c)に示されたようにフロー管理リスト632を更新する(S1708)。なお、本処理例では、第2上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、第2下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を開始する場合を説明しているが、それとは異なり、PCRF60からのフロー切り替え要求受信(S1602)後に、まず第2下りトラフィック切り替え手続きの第1処理例を行い、PCRF60へのフロー切り替え応答送信を行う(S1706)前に、第2上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
[1.3.5.1.2 第2下りトラフィック切り替え手続き(第2処理例)]
図21は、第2下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を示す。なお、第2処理例は、フローの切り替え元アクセスネットワークのGW50がバインディング更新要求を送信する点が第1処理例と異なる。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する(S1800)。
そして、PCRF60はフロー切り替え要求をGW50に送信する(S1802)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(つまり無線アクセスネットワークA)が含まれる。
GW50は、フロー切り替え要求を受信し、P−GW20内のバインディング情報232を更新するために、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバンディング更新要求をP−GW20に送信する(S1804)。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(b)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をGW50に送信する(S1806)。それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP1トンネル経由でS−GW30に転送し、無線アクセスネットワークA経由でUE10に送信されるように変更する(S1808)。
GW50はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S1810)、PCRF60は図10(c)に示されたようにフロー管理リスト632を更新する(S1812)。なお、本処理例では、第2上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、第2下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を開始する場合を説明しているが、それとは異なり、まずPCRF60がフロー切り替え要求をGW50に送信し(S1802)、第2下りトラフィック切り替え手続きの第2処理例を行った後に、S1602を開始することにより第2上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
[1.3.5.1.3 第2下りトラフィック切り替え手続き(第3処理例)]
図22は、第2下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を示す。なお、第3処理例は、PCRF60とGW50との間で直接通信するインタフェースがないため、P−GW20経由でフローの切り替え指示をする点が第1処理例と異なる。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する(S1900)。
そして、PCRF60はフロー切り替え要求をP−GW20に送信する(S1902)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別が含まれる。
P−GW20は、フロー切り替え要求を受信し、S−GW30にバインディング更新要求を送信させるためにTFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバインディング更新指示をS−GW30に送信する(S1904)。
S−GW30は、受信したバインディング更新指示に従い、P−GW20内のバインディング情報232を更新するために、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバンディング更新要求をP−GW20に送信する(S1906)。
P−GW20は、図9(b)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、S−GW30にバインディング更新応答を送信する(S1908)。そして、それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIPトンネル1経由でS−GW30に転送し、無線アクセスネットワークA経由でUE10に送信されるように変更する(S1910)。さらに、フロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S1912)、フロー2の切り替えが完了したことを通知する。そして、PCRF60は図10(c)に示されたようにフロー管理リスト632を更新する(S1914)。
なお、本処理例では、第2上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、第2下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を開始する場合を説明しているが、それとは異なり、まずPCRF60がフロー切り替え要求をP−GW20に送信し(S1902)、第2下りトラフィック切り替え手続きの第3処理例を行った後に、S1602を開始することにより第2上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
以上の第2下りトラフィック切り替え手続きの何れかを実行することにより、下りトラフィック切り替え手続きが完了する。これにより、フロー2は、上りトラフィック及び下りトラフィックともに無線アクセスネットワークA経由で送信されることになる。以上で、第2フロー切り替え手続きの第1処理例が完了する。
[1.3.5.2 第2フロー切り替え手続き(第2処理例)]
図23は、第2フロー切り替え手続きの第2処理例を示す。本処理例は、下りトラフィック切り替え手続き中に上りトラフィック切り替え手続きが行われる点が第1の処理例と異なる。
まず、PCRF60は、フロー切り替え要求をGW50に送信する(S2600)。フロー切り替え要求には、フロー2を示すTFT2と切り替え先のアクセスシステム種別(ここでは、無線アクセスネットワークAとする)が含まれる。
GW50は、フロー切り替え要求を受信し、P−GW20内のバインディング情報232を更新するために、TFT2と上記アクセスシステム種別を含んだバンディング更新要求をP−GW20に送信する(S2602)。
P−GW20は、受信したバインディング更新要求に基づいて、フロー2の切り替え先が無線アクセスネットワークAであることを認識し、バインディング更新指示をS−GW30に送信する(S2604)。バインディング更新指示には、TFT2とアクセスシステム種別として無線アクセスネットワークAが含まれる。
S−GW30は、バインディング更新指示を受信し、フロー2を無線アクセスネットワークA経由で送信するように、前述の第2上りトラフィック切り替え手続きを行う(S2606)。そして、バインディング更新要求をP−GW20に送信する(S2608)。ここで、バインディング更新要求には、TFT2及びアクセスシステム種別として無線アクセスネットワークAが含まれる。
P−GW20は受信したバインディング更新要求に基づいて、図9(b)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、バインディング更新応答をS−GW30及びGW50に送信する(S2610、S2612)。それ以後、P−GW20はTFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIPトンネル1経由でS−GW30に転送し、無線アクセスネットワークA経由でUE10に送信されるように変更する(S2614)。そして、GW50はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S2616)、PCRF60は、図10(c)に示されているようにフロー管理リスト632を更新する(S2618)。
以上で、第2フロー切り替え手続き完了し、これにより、フロー2は、上りトラフィック及び下りトラフィックともに無線アクセスネットワークA経由で送信されることになる。
このように、本実施形態では、UE内に設定されたポリシーに準じて特定の無線アクセスネットワーク経由で確立されたフローについて、ネットワーク主導で特定フローの伝送路を切り替えることができる。本実施形態では、UE10が確立しているフローを例に説明したが、他の移動局についても同様の手続きを繰り返すことによって特定フローの伝送路を切り替えることができる。これにより、片方の無線アクセスネットワーク内で輻輳が発生した場合や無線リソースが逼迫してきた場合には、ネットワーク主導で特定フローの伝送路を他の無線アクセスネットワークへ切り替えることができ、ネットワーク資源の動的かつ効率的な配分(例えば解放された無線リソースを当該無線アクセスネットワークにしか接続できない他のUEに優先的に割り当てる)が可能となる。
結果として、ユーザの所望するサービス品質を保ちながら、移動通信システム全体で複数の無線アクセスネットワーク間のフロー分散が可能となり、より多くのトラフィックの収容が可能となる。さらに、このフロー切り替え手続きは、無線アクセスネットワークA経由の制御メッセージだけで実現でき、無線アクセスネットワークBへの改変を一切必要としないため、UE10がさらに新しい無線アクセスネットワークへの接続機能を備えたとしても、本実施形態で実現される手続きをそのまま用いることができる。
なお、本実施形態では、PCRF60内にフロー切り替え手続きを主導する装置があることを例にして述べたが、これに限らず、この制御装置はPCRF60とは独立した装置であってもよく、また、P−GW20内に搭載されていてもよい。
[2.第2実施形態]
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、ネットワーク構成及び装置構成は第1実施形態と同様であり、詳細説明は省略する。
次に、図1に示すネットワークにおいて、UE10が無線アクセスネットワークA及び無線アクセスネットワークBのそれぞれを介してコアネットワークに接続する手続きについて、図24を用いて説明する。
[2.1 処理の流れ]
[2.1.1 無線アクセスネットワークA経由のUEアタッチ処理]
まず、第1実施形態と同様に、UE10は無線アクセスネットワークA経由でコアネットワークに接続する。ここで、第1実施形態の図11と同一の処理には同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる処理を中心に説明する。第1実施形態と異なり、S−GW30がP−GW20にバインディング更新要求を送信する場合(S2000)、TFT0は含めず、IMSIから生成されるMN_NAI(Mobile Node Network Access Identifier;UE10の識別子)とアクセスシステム種別だけを含める。
P−GW20はバインディング更新要求を受信し、UE10にHoAを割り当てる。さらに、P−GW20はアクセスシステム種別をPCRF60に通知し(S2002)(アクセスシステム情報変更)、UE10が無線アクセスシステムAに接続されたことをPCRF60に通知する。
PCRF60は図10(a)に示されたフロー管理リスト632を参照し、TFT0とそれに対応するアクセスシステム種別(無線アクセスネットワークA)が含まれたフロー情報通知をP−GW20に送信する(S2004)。
そして、P−GW20は当該フロー情報通知に基づいて図9(a)に示されたようにフロー割り当てリスト234を作成した後、バインディング更新応答をS−GW30に返信する(S2006)。メッセージ内には、HoAが含まれる。これでS−GW30との間にPMIPトンネル1が確立され、図8(a)に示されたようにバインディング情報232が作成される。
これ以降のアタッチ手続きは、第1の実施形態と同様にデフォルトEPSベアラの確立を行い、無線アクセスネットワークA経由でのアタッチ処理が完了する。
[2.1.2 無線アクセスネットワークA経由のフロー確立処理]
続けて、UE10は、UE10上で動作しているアプリケーションの要求に従って、2つのフロー(以下、それぞれフロー1、フロー2とする)をPDNに向けて確立する。ここで、第1実施形態と異なる点は、P−GW20のフロー割り当てリストの更新手続きが、PCRF60からのフロー情報通知によって処理される点である。
具体的には、S−GW30がフロー確立毎にTFTを含んだバインディング更新要求をP−GW20に送信するのではなく、PCRF60がTFTとアクセスシステム種別を含むフロー情報通知をP−GW20に送信し、P−GW20がフロー割り当てリスト234を図9(b)に示されたように変更する。
[2.1.3 無線アクセスネットワークB経由のUEアタッチ処理]
続けてUE10は移動と共に、WLANインタフェース120を用いて無線アクセスネットワークBを検出し、無線アクセスネットワークAとの接続を維持しながら、無線アクセスネットワークB経由で図12又は図13に示されたようにコアネットワークへの接続処理を開始する。この手続きは、第1実施形態と同様であるために説明を省略する。
[2.1.4 フロー2の無線アクセスネットワークBへの切り替え処理]
ここで、他の多数のUEが無線アクセスネットワークA経由でコアネットワークに接続し、結果として無線アクセスネットワークAが輻輳状態になったと仮定し、第1実施形態と同様にフロー2を無線アクセスネットワークBに切り替えるケースを例に、図14及び図25を用いて第1下りトラフィック切り替え手続きについて説明する。
図14に示されているように、第1の実施形態と同様に、まずPCRF60主導でフロー2の上りトラフィックの伝送路切換えを行う。次に第1下りトラフィック切り替え手続きを行うが、ここが第1実施形態と異なるので、以下、図25を用いて説明する。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S2100)、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する。フロー切り替え応答を受信したPCRF60は、続けてフロー切り替え要求をP−GW20に送信する(S2102)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別が含まれる。
P−GW20は、フロー切り替え要求を受信し、バインディング更新指示をGW50に送信せずに、直接図9(c)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIP2トンネル経由でGW50に転送し、無線アクセスネットワークB経由でUE10に送信されるように変更する(S2104)。そして、フロー切り替え応答をPCRF60に送信し(S2106)、フロー2の切り替えが完了したことを通知し、PCRF60は、図10(d)に示されているようにフロー管理リスト632を更新する(S2108)。以上で下りトラフィック切り替え手続きが完了する。なお、本実施例では、上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、下りトラフィック切り替え手続きを開始する場合を説明しているが、それとは異なり、まずPCRF60がフロー切り替え要求をP−GW20に送信し(S2102)、下りトラフィック切り替え手続きを行った後に、S1202を開始することにより上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
[2.1.5 フロー2の無線アクセスネットワークAへの切り替え処理]
さらに、その後、無線アクセスネットワークB上で輻輳が発生し、ネットワーク主導で無線アクセスネットワークBから無線アクセスネットワークAへのフローの切り替えを行う手続きについて、図19及び図26を用いて第2下りトラフィック切り替え手続きについて説明する。
図19に示されているように、第1実施形態と同様に、まずPCRF60主導でフロー2の上りトラフィックの伝送路切換えを行う。次に第2下りトラフィック切り替え手続きを行うが、ここが第1実施形態と異なるので、以下、図26を用いて説明する。
まず、S−GW30はフロー切り替え応答をPCRF60に送信し、上りトラフィックの切り替えが完了したことを通知する(S2200)。
そして、PCRF60はフロー切り替え要求をP−GW20に送信する(S2202)。フロー切り替え要求には、TFT2と切り替え先のアクセスシステム種別が含まれる。
P−GW20は、フロー切り替え要求を受信し、バインディング更新指示をS−GW30に送信せずに、直接図9(b)に示されたようにフロー割り当てリスト234を更新し、それ以後、TFT2に該当するフローをPDNから受信した場合には、PMIPトンネル1経由でS−GW30に転送し、無線アクセスネットワークA経由でUE10に送信されるように変更する(S2204)。そして、フロー切り替え応答をPCRF60に送信し、フロー2の切り替えが完了したことを通知する(S2206)。そして、PCRF60は図10(c)に示されたようにフロー管理リスト632を更新する(S2208)。
以上で下りトラフィック切り替え手続きが完了する。これにより、フロー2は、上りトラフィック及び下りトラフィックともに無線アクセスネットワークA経由で送信されることになる。なお、本実施例では、上りトラフィック切り替え手続きを完了したのちに、下りトラフィック切り替え手続きを開始する場合を説明しているが、それとは異なり、まずPCRF60がフロー切り替え要求をP−GW20に送信し(S2202)、下りトラフィック切り替え手続きを行った後に、S1602で開始される上りトラフィック切り替え手続きを行ってもよい。
このように本実施形態が先の第1実施形態と異なる点は、P−GW20のフロー割り当てリスト234の更新がPCRF60からの指示のみで完了する点である。これにより、フロー確立や伝送路切り替えの度にP−GW20とS−GW30との間(もしくはP−GW20とGW50との間)でバインディング更新要求及びバインディング更新応答の送受信をする必要がなく、処理を簡素化することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
1 移動通信システム
10 UE
100 制御部
110 LTEインタフェース
120 WLANインタフェース
130 記憶部
132 ポリシー情報
140 ベアラ確立処理部
150 パケット送受信部
20 P−GW
200 制御部
210 送受信部
230 記憶部
232 バインディング情報
234 フロー割り当てリスト
250 パケット送受信部
260 PMIP処理部
30 S−GW
300 制御部
310 送受信部
330 記憶部
340 ベアラ確立処理部
350 パケット送受信部
360 PMIP処理部
40 MME
50 GW
500 制御部
510 送受信部
530 記憶部
550 パケット送受信部
560 PMIP処理部
60 PCRF
600 制御部
610 送受信部
630 記憶部
632 フロー管理リスト
670 輻輳状態検知部
70 eNB

Claims (4)

  1. 所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、
    制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムにおいて、
    前記QoS制御局は、
    前記移動局が通信しているフローのうち、アクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を移動局に送信する上りトラフィック切り替え要求送信手段を有し、
    前記移動局は、前記上りトラフィック切り替え要求を受信すると、前記上りトラフィック切り替え要求に含まれるフローの転送路を、前記アクセスシステム種別に切り替える上り転送路切り替え手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動局は、前記上り転送路切り替え手段により、フローの転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替えたことを制御局に通知する通知手段を更に備え、
    前記制御局は、前記通知手段により移動局がフローの転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替えた通知を受けた場合には、制御局から移動局への転送路を前記アクセスシステム種別の転送路に切り替える下り転送路繰り替え手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、
    制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムを構成するQoS制御局において、
    前記移動局が通信しているフローのうち、アクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を移動局に送信する上りトラフィック切り替え要求送信手段を備えることを特徴とするQoS制御局。
  4. 所定のQoSを保証するベアラ転送路が確立された第1アクセスネットワークと、第1アクセスネットワークと異なる転送路が確立された第2アクセスネットワークとを備え、
    制御局と、アクセスシステム種別により指定された転送路を経由して前記制御局と複数のフローの通信を行うパスが設定されている移動局と、前記QoSを制御するQoS制御局とを含む移動通信システムを構成する移動局において、
    QoS制御局からアクセスシステム種別を切り替えるフローと、該フローの切り替え先となるアクセスシステム種別との情報を含む上りトラフィック切り替え要求を受信する上りトラフィック切り替え要求受信手段と、
    前記上りトラフィック切り替え要求を受信した場合に、前記上りトラフィック切り替え要求に含まれるフローの転送路を、前記アクセスシステム種別に切り替える上り転送路切り替え手段と、
    を備えることを特徴とする移動局。
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