JPWO2010079613A1 - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

光電変換膜に生成された正孔と電子供給源アレイから上記光電変換膜に供給された電子とが結合することによって流れる光電変換膜電流を検出する光電変換膜電流検出器と、上記画素領域の各々に電子を供給する画素期間に対応して各々が上記光電変換膜電流を順次時間積分して積分信号を生成する複数の積分器と、上記画素期間ごとに上記複数の積分器の積分信号をサンプリングして画像信号を生成するサンプリング手段と、を有している。

Description

本発明は、電子供給源が配列された電子供給源アレイと光電変換膜とを有する撮像素子、及び当該撮像素子を駆動する駆動回路からなる撮像装置に関する。
電界を印加することによって電子を引き出す電子放出源をマトリクス状に配置した電子放出源アレイと、光電変換膜とを備えた撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。冷陰極型電子放出源としては、例えば、HEED(high-efficiency electron emission device)(例えば、非特許文献1)やスピント型の冷陰極アレイがある。また、カーボンナノチューブ等のタイプがある。HEEDは、低電圧駆動が可能であり、構造がシンプルであるという特長を有し、撮像デバイスへの応用研究が進められている。また、他の電子供給素子アレイとしては、スイッチングトランジスタで構成され、コレクタあるいはドレイン電極が光電変換膜の画素領域部分に接続されたスイッチングトランジスタ・アレイがある。
また、光電変換膜としては、例えば、HARP(High-gain Avalanche Rushing amorphous Photoconductor) 光電変換膜がある。
例えば、冷陰極型電子放出素子アレイを用いた撮像装置においては、冷陰極型電子放出素子の各々がそれぞれの駆動期間に光電変換膜の対応する画素領域へ電子ビーム放出(電子ビーム照射)を行う。そして、その光電変換膜の画素領域に入射光の光量に応じて蓄積されている正孔を中和し、その中和電流を光電変換膜の電極を通じて取り出すことで光電変換膜の当該画素領域の画像信号を検出する。なお、スイッチングトランジスタ・アレイにおいては、電子ビーム照射の代わりに光電変換膜への電流注入によって画像信号の検出がなされる。
従来技術においては、例えば、図1に示すように、光電変換膜電流検出器101によって光電変換膜の電極(HARP電極)から中和電流(HARP電流)を取り出し、これを電圧値に変換した後、ローパスフィルタ(LPF)102を通すことによって画像信号成分を抽出するように構成されていた。この方法は回路が簡便であるというのが最大の利点である。
図2に示すように、画素(PX(j),PX(j+1))ごとに放出電子量(HEED放出電流)にばらつきがある場合、放出電子量の少ない画素(PX(j))では波高値が低く時間幅(T(j))が長くなり、放出電子量の多い画素(PX(j+1))では波高値が高く時間幅(T(j+1))が短くなる。HARP電流の積分値Ih(k)×T(k)=Qpx(k)、(k=j,j+1)は光電変換膜の対応画素の蓄積正孔量であるので、LPF102を通した後のDC(直流)成分は、各電子放出素子に放出電子量のばらつきがあっても当該画素の画像信号になっている。
しかしながら、図2に示すように、各電子放出素子に放出電子量のばらつきがある場合、光電変換膜(HARP)電流波形のパルス幅及び高さは異なるため、LPF102を通した後の波形は変則的な変調がかかった状態となる。すなわち、HARP電流パルスが均一な場合とは異なり、LPF102の帯域内に当該変則的変調に起因する周波数成分が生じることとなる。従って、各電子放出素子に放出電子量のばらつきがあると画像信号のノイズとなって現れ、信号雑音比(S/N)の低下、画質の劣化を生じさせるという問題があった。
さらに、撮像装置の高精細度化の要請も高まってきており、高速に動作が可能で、かつS/Nの高い高画質・高性能な撮像装置を実現することが望まれている。また、単位時間当たりのフレーム数を通常の場合の数倍以上のフレーム数として撮影する高速撮影(スローモーション撮影)が可能な撮像装置の実現も望まれている。このような高速撮像においては、上記した画像信号のノイズは一層大きくなるため、重大な悪影響を及ぼす。しかしながら、これまで、このようなノイズを有効に低減することが可能な高速撮像装置は実現されていなかった。
特開平6−176704号公報 パイオニアR&D誌、Vol.17, No.2, 2007,pp.61-69
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高速動作においてもS/Nが高く、高画質撮像が可能な高速撮像装置を提供することが一例として挙げられる。
本発明の撮像装置は、光入射によって正孔を生成する光電変換膜と、複数の電子供給源がマトリクス状に配置された電子供給源アレイと、電子供給源アレイを走査して光電変換膜の複数の画素領域に電子を順次供給する走査ドライバと、を備えた撮像装置であって、
上記光電変換膜に生成された正孔と上記電子供給源アレイから上記光電変換膜に供給された電子とが結合することによって流れる光電変換膜電流を検出する光電変換膜電流検出器と、
上記画素領域の各々に電子を供給する画素期間に対応して各々が上記光電変換膜電流を順次時間積分して積分信号を生成する複数の積分器と、
上記画素期間ごとに上記複数の積分器の積分信号をサンプリングして画像信号を生成するサンプリング手段と、を有している。
従来の光電変換膜の電極から中和電流を取り出し、ローパスフィルタ(LPF)によって画像信号成分を抽出する構成を示すブロック図である。 図1に示す従来技術において、電子放出素子に放出電子量のばらつきがある場合、LPFの帯域内に変則的変調に起因するノイズが生じることを示す図である。 HEED冷陰極HARP撮像素子の構成を模式的に示す断面図である。 HEED冷陰極アレイ、HEED冷陰極アレイを駆動するY走査ドライバ及びX走査ドライバ、装置全体を制御するコントローラの構成を示すブロック図である。 アクティブ駆動型HEED冷陰極アレイの構造を説明する図であって、画素部分を模式的に示す部分断面図である。 実施例1の撮像装置の構成を模式的に示す図である。 図6に示す画像信号検出部の構成を示すブロック図である。 図7に示す画像信号検出部の各構成要素の出力信号波形を模式的に示す図である。 HARP光電変換膜の各画素領域への入射光量が等しく、HEED冷陰極アレイ素子からの放出電子量が異なる場合における第1積分器の動作を模式的に示す図である。 本発明の実施例2である画像信号検出部の構成を示すブロック図である。 図10に示す画像信号検出部の各構成要素の出力信号波形を模式的に示す図である。 本発明の実施例3である、通常撮像モード(1倍速)撮像動作を行う場合の、画像信号検出部の出力信号波形を模式的に示す図である。 積分器の回路構成の一例を示す回路図である。 積分器の回路構成の他の例を示す回路図である。 積分器の回路構成の他の例を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。なお、同一又は等価な構成要素には同一の参照符を付している。
図3は、HEED冷陰極HARP撮像素子10の構成を模式的に示す断面図である。HEED冷陰極HARP撮像素子(以下、冷陰極撮像素子ともいう。)10は、アクティブ駆動型HEED(High-efficiency Electron Emission Device)冷陰極アレイとHARP(High-gain Avalanche Rushing amorphous Photoconductor) 光電変換膜とを組み合わせた撮像素子である。より詳細には、冷陰極撮像素子10は、HARP光電変換膜11と、HEED冷陰極アレイチップ24と、HARP光電変換膜11及びHEED冷陰極アレイ20間に配されたメッシュ電極(中間電極)15を有している。後述するように、HEED冷陰極アレイチップ24には、アクティブ駆動型HEED冷陰極アレイ(以下、単に、HEED冷陰極アレイという。)20と、Y走査ドライバ22及びX走査ドライバ23(図示しない)とが一体に形成されている。なお、光電変換膜としてHARP構造の光電変換膜を用い、また、冷陰極アレイとしてHEED構造の冷陰極アレイを用いた場合について説明するが、これらは例示に過ぎず他の構成の光電変換膜及び冷陰極アレイや電子供給源を用いてもよい。
図に示すように、HARP光電変換膜11は透光性導電膜12上に形成され、透光性導電膜12は透光性基板13上に形成されている。HARP光電変換膜11は、アモルファス・セレン(Se)を主成分として構成されているが、他の材料、例えば、シリコン(Si)や、酸化鉛(PbO)、セレン化カドミウム(CdSe)、砒化ガリウム(GaAs)等の化合物半導体などを用いることもできる。透光性導電膜12は、酸化スズ(SnO2)膜、ITO(酸化インジウムスズ)膜などで形成することができる。透光性導電膜12には、後述するように、ガラスハウジング10Aに設けられた接続端子(入出力端子)T1を介して所定の正電圧(以下、HARP電位又はHARP電圧ともいう。)が印加される。
透光性基板13は、冷陰極撮像素子10が撮像する波長の光を透過する材料で形成されていればよい。例えば、可視光による撮像を行う場合には可視光を透過するガラス等の材料で形成され、紫外光による撮像の場合には紫外光を透過するサファイア、石英ガラス等の材料で形成されている。また、X線による撮像の場合には、X線を透過する材料、例えば、ベリリウム(Be)、シリコン(Si)、窒化ホウ素(BN)、酸化アルミニウム(Al23)等で形成されていればよい。
メッシュ電極15には、複数の開口が設けられており、公知の金属材料、合金、半導体材料等で形成されている。メッシュ電極15には接続端子T5を介して所定の正電圧(以下、メッシュ電圧又はメッシュ電位ともいう。)が印加される。メッシュ電極は、電子加速及び余剰電子回収のために設けられる中間電極である。
HEED冷陰極アレイ20については、後に詳述するが、HEEDを駆動するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタのゲート電極はX走査ドライバ23(水平走査回路)に接続され、ソース電極(S)はY走査ドライバ22(垂直走査回路)に接続され、点順次走査がなされる。Y走査ドライバ22及びX走査ドライバ23はHEED冷陰極アレイチップ24上にHEED冷陰極アレイ20と一体に、1チップとして構成され、ガラスハウジング10A内に設けられている(図示しない)。HEED冷陰極アレイチップ24の駆動に必要な信号や電圧などはガラスハウジング10Aに設けられた接続端子(入出力端子)T2,T3,T4を介して供給される。
これらの全ての構成要素はフリットガラスまたはインジウムメタルによってシールされたガラスハウジング10A内に真空封入されている。
図4は、HEED冷陰極アレイ20及びHEED冷陰極アレイ20を駆動するY走査ドライバ22、X走査ドライバ23、装置全体を制御するコントローラ25の構成を示すブロック図である。Y走査ドライバ22及びX走査ドライバ23はHEED冷陰極アレイチップ24として1チップとして構成されている。なお、コントローラ25や、後述するその他の回路が当該チップ上に設けられていてもよい。
HEED冷陰極アレイ20は、図4に模式的に示すように,Siウェハ上に形成した駆動回路LSI上にHEED冷陰極アレイを直接積層して一体化したアクティブ駆動型電界放出アレイ(FEA:Field Emitter Array)として構成され、点順次スキャンがなされる撮像動作の高速駆動(例えば、1画素の駆動パルス幅が数10ns以下)に対応することができる。HEED冷陰極アレイ20は、Y方向(垂直方向)及びX方向(水平方向)にそれぞれnライン及びmラインの走査駆動線(以下、単に、走査ラインという。)に接続されたn行及びm列(画素数はn×m)からなるマトリクス配列の複数の画素から構成されている。例えば、640×480画素(VGA規格)の高精細HEED冷陰極アレイとして構成されている。なお、例えば、NTSC規格では30フレーム/秒であり、640×480画素(VGA規格)の撮像装置においては、一般的に画素期間の長さは数10ns(ナノ秒)程度、例えば80nsである。
Y走査ドライバ22及びX走査ドライバ23はコントローラ25からの垂直同期信号(V-Sync)、水平同期信号(H-Sync)、クロック信号(CLK)等の制御信号に基づいて点順次走査及び画素の駆動を行う。すなわち、Y方向に走査ライン(Yj,j=1,2,..,n)を順次走査し、ある1つの走査ライン(Ykとする)の選択時にX方向に走査ライン(Xi,i=1,2,..,m)を順次走査して当該走査ライン(Yk)上の各画素を選択駆動することによって点順次走査を実行する。
図5は、アクティブ駆動型HEED冷陰極アレイ20の構造を説明する図であって、画素部分を拡大して模式的に示す部分断面図である。HEED冷陰極アレイ20は、MOSトランジスタアレイからなる駆動回路40と、駆動回路40を駆動制御するY走査ドライバ22及びX走査ドライバ23とを形成した後、駆動回路40の上部にHEED部31が形成されている。
図5に示すように、HEED部31は、下部電極33、シリコン(Si)層34、酸化シリコン(SiOx)層35、例えばタングステン(W)からなる上部電極36、炭素(C)層37の積層構造からなるMIS(Metal Insulator Semiconductor) 型の冷陰極電子放出源である。HEED冷陰極アレイ20の上部電極36は全画素共通になっており、下部電極33およびSi層34を分割して各画素を電気的に分離している。
HEED部31の下部電極33は、駆動回路40のMOSトランジスタのドレイン電極Dにビアホールを介して接続されている。また、前述のように、MOSトランジスタのゲート電極Gとソース電極SはX走査ドライバ23及びY走査ドライバ22に接続されている。そして、電子を放出させる画素のスイッチングはMOSトランジスタのドレイン電位、すなわち、HEED部31の各画素の下部電極33の電位を制御することによって行われる。
また、HEED冷陰極アレイ20の画素数は、例えば、640×480 画素(VGA)であり、1画素のサイズは20×20μm2である。1画素の表面部には、電子放出のための開口部であるエミッションサイトESが設けられている。例えば、1画素の8×8μm2の領域には、直径DEが約1μmであるエミッションサイトES(1μmφ)が3×3 個形成されている。1つのエミッションサイトESからは、例えば、数マイクロアンペア(μA)の電子流が放出される(放出電流密度は、約4A/cm2)。なお、本実施例において示す数値は単なる例示に過ぎず、撮像素子が用いられる装置、撮像素子の解像度、感度等に応じて、適宜変更して適用することが可能である。
[撮像装置の構成及び動作]
図6は、本実施例の撮像装置50の構成を模式的に示す図である。撮像装置50には、画像信号検出部51と、Y走査ドライバ22、X走査ドライバ23及び画像信号検出部51を制御するコントローラ25とが設けられている。
また、図6に示すように、透光性導電膜12には外部電源回路が接続され、所定の正電圧(HARP電圧)VharpがHARP光電変換膜11に印加されるとともに、キャパシタC1を介してHARP電流が画像信号検出部51に供給されるように構成されている。また、メッシュ電極15には所定の正電圧(メッシュ電圧又はMESH電圧)Vmeshが印加されるように構成されている。また、HEED部31の上部電極36には所定の正電圧(HEED駆動電圧)Vdが印加されるように構成されている。なお、これらの電圧値を例示すると、Vharp=1.5kV、Vmesh=470V、Vd=23Vであるが、これらの値に限定されるものではない。
次に、撮像装置50の動作について説明する。外部からの光が透光性導電膜12を経てHARP光電変換膜11に入射すると、透光性導電膜12近傍の膜内部に入射光量に応じた電子・正孔対が生成される。このうち正孔は透光性導電膜12を介してHARP光電変換膜11に印加された強い電界によって加速され、HARP光電変換膜11を構成する原子と次々衝突して新たな電子・正孔対を生み出す。このように、アバランシェ増倍された正孔がHARP光電変換膜11のHEED冷陰極アレイ20に対向する側(透光性導電膜12の反対側)に蓄積され、入射光像に対応した正孔パターンが形成される。その正孔パターンとHEED冷陰極アレイ20から放出された電子とが結合する際の電流が入射光像に応じたHARP電流信号として出力される。
コントローラ25には、撮像速度の設定値が入力される。コントローラ25は、当該撮像速度設定値に基づいて、撮像速度指定信号を含む制御信号を生成してY走査ドライバ22、X走査ドライバ23、画像信号検出部51に供給する。
なお、Y走査ドライバ22、X走査ドライバ23、画像信号検出部51及びコントローラ25を含む撮像装置50の各構成要素はクロック信号(CLK)に基づいて(同期して)動作し、ここで説明する各構成要素の制御、各種信号の検出、ドライバ駆動、信号処理等の種々の動作がなされる。
図7は、実施例1である画像信号検出部51の構成を示すブロック図である。画像信号検出部51は、HARP信号検出器53、第1積分器55A、第2積分器55B及びサンプル・ホールド回路56から構成されている。上記したように、画像信号検出部51のこれらの構成要素は、コントローラ25の制御及びクロック信号(CLK)に基づいて動作する。
図8は、画像信号検出部51の各構成要素の出力信号波形を模式的に示している。なお、理解の容易さ及び説明の簡便さのため、第1〜第5の画素PX(j)(j=1〜5)について示している。また、当該画素の期間(画素期間)についても同じ記号を用い、画素期間PX(j)と称して説明する。
HARP信号検出器53はHARP光電変換膜11に設けられたキャパシタC1に接続され、クロック信号(CLK)に基づいて、画素ごとにHARP電流信号を検出する。図8は、HEED冷陰極アレイ20の当該画素PX(j)に対応する素子からの放出電子量が等しい場合について示している。すなわち、画素PX(j)(j=1〜5)におけるHARP電流値(パルス波高)Ih(j)は全て等しく、HARP電流(中和電流)の継続期間(以下、HARP電流期間という。)T(j)は各画素領域PX(j)への入射光量に応じて異なっている。例えば、図に示している場合では、PX(2)の入射光量はPX(1)の入射光量よりも大きく、HARP電流期間はT(1)<T(2) である。
図7及び図8に示すように、第1積分器55Aは、奇数番目の画素期間PX(j)=PX(2k-1)(kは自然数)についてHARP電流の積分を行う。また、第2積分器55Bは、偶数番目の画素期間PX(j)=PX(2k)についてHARP電流の積分を行う。すなわち、第1積分器55A及び第2積分器55Bは、それぞれが画素期間について交互に時間積分を行う。
第1積分器55A及び第2積分器55Bは、例えば、オペアンプを用いて構成することができる。あるいは、電流吸い込み及びキャパシタ充電による回路等を用いることができる。
図13は、第1積分器55A及び第2積分器55Bの回路構成の一例を示す回路図である。すなわち、例えば、第1積分器55Aは、オペアンプ61と、キャパシタCとから構成されている。オペアンプ61の非反転入力(+)は接地(GND)され、反転入力(−)と出力とはキャパシタCを介して接続されている。また、オペアンプ61の出力はサンプル・ホールド(S/H)回路56に接続されている。オペアンプ61の反転入力(−)はHARP信号検出器53に接続され、HARP電流信号が供給される。従って、HARP信号検出器53からのHARP電流信号は第1積分器55Aにより積分され、当該積分値がサンプル・ホールド回路56に供給される。また、オペアンプ61の入力側、すなわち反転入力(−)及びHARP信号検出器53間に直列に抵抗器が設けられていてもよい。
なお、第1積分器55Aには、キャパシタCの電荷を放電するリセット回路(図示しない)が設けられている。また、第2積分器55Bも同様な構成を有している。
上記したように、第1積分器55A及び第2積分器55Bを含む画像信号検出部51の各構成要素はコントローラ25の制御により動作する。そして、後に詳述するように、コントローラ25の制御により積分器の積分値は所定のタイミングでリセットされる。
図14及び図15は、第1積分器55A及び第2積分器55Bの他の例を示している。図14は、バイポーラトランジスタ62及びキャパシタCを用いたエミッタ吸い込み型の積分器である。すなわち、バイポーラトランジスタ62のエミッタにHARP信号検出器53からのHARP電流信号が供給される。また、キャパシタCの一端に接続されたコレクタがサンプル・ホールド回路56に接続され、HARP電流信号の積分値がサンプル・ホールド回路56に供給される。なお、キャパシタCの他端は電源(電圧V)に接続され、又は接地(GND)されている。
また、図15は、電界効果型トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)63及びキャパシタCを用いたソース吸い込み型の積分器である。すなわち、FET63のソースにHARP信号検出器53からのHARP電流信号が供給される。また、キャパシタCに接続されたドレインがサンプル・ホールド回路56に接続され、HARP電流信号の積分値がサンプル・ホールド回路56に供給される。
なお、第1積分器55A及び第2積分器55Bの構成はこれらに限らない。HARP電流信号の積分を行い、当該積分値を出力する構成のものであればよい。
より具体的には、図8に示すように、第1積分器55Aは奇数番目の画素期間PX(1) についてHARP電流の積分を行う。サンプル・ホールド回路56は、当該奇数番目の画素期間に後続する画素期間(偶数番目の画素期間)PX(2)においてHARP電流の積分波形のサンプリングを行って(サンプリング期間SA)、当該サンプリング値をホールドする。そして、サンプリングが終了した後、当該後続画素期間PX(2)において第1積分器55A(積分値)がリセットされる(リセット期間RT)。なお、当該積分器のリセット動作はリセット手段として機能するコントローラ25の制御によって行われる。そして、当該リセット手段は、第1積分器55Aの次の積分実行画素期間である次の奇数番目の画素期間PX(3)の開始時まで第1積分器55Aをリセットし、画素期間PX(3)の開始時から積分動作が開始されるように制御する。なお、当該リセット動作はサンプリングが終了した後であって、第1積分器55Aの次の積分実行画素期間の開始時から新たに時間積分を行うことができるようになされていればよい。
同様に、第2積分器55Bは、図8に示すように、偶数番目の画素期間PX(2) についてHARP電流の積分を行い、サンプル・ホールド回路56は、当該偶数番目の画素期間に後続する画素期間(奇数番目の画素期間)PX(3)においてHARP電流の積分波形のサンプリングを行って(サンプリング期間)、当該サンプリング値をホールドする。そして、サンプリングが終了した後、コントローラ25の制御によって当該後続画素期間PX(3)において積分値がリセットされる。そして、コントローラ25は、次の偶数番目の画素期間PX(4)の開始時から第2積分器55Bの積分動作が開始されるように制御する。画素期間PX(3),PX(4)、・・・についても同様な積分及びサンプル・ホールド動作がなされる。そして、サンプル・ホールド回路56は上記した積分信号のサンプリング値G(1),G(2),G(3),G(4),・・・を画像信号SVとして出力する(図8)。従って、画像信号検出部51は、HARP光電変換膜11の画素領域への入射光量に応じた正確な画像信号を生成することができる。
図9は、HARP光電変換膜11の各画素領域への入射光量が等しく、HEED冷陰極アレイ20の素子からの放出電子量が異なる場合における第1積分器55Aの動作について示している。なお、理解の容易さ及び説明の簡便さのため、奇数番目の画素期間PX(1),PX(3),PX(5),...のうち、画素期間PX(1),PX(3)についてのみ示している。すなわち、図9に示す場合、HEED放出電子量(放出電流)E(1) <E(3) である場合における第1積分器55Aの動作について示している。このとき、HARP電流値(パルス波高)はIh(1)<Ih(3) となるが、HARP電流期間はT(1)>T(3)である。
第1積分器55Aは、奇数番目の画素期間PX(1),PX(3) についてHARP電流の積分を行う。各画素領域に蓄積された正孔の中和が完了した後、HARP電流の積分値はIh(1)×T(1)=Ih(3)×T(3)となる。すなわち、これらの期間T(1)、T(3)の経過後にそれぞれの積分値は、入射光量に応じた一定値G(1)=G(3)になる。
サンプル・ホールド回路56は、奇数番目の画素期間PX(1),PX(3) に後続する画素期間PX(2),PX(4)における所定のサンプリング期間SAにおいてHARP電流の積分波形のサンプリングを行って(サンプリングパルスSP)、当該サンプリング値をホールドする。そして、サンプリングが終了した後、当該後続画素期間PX(2),PX(4)において積分値がリセットされる(リセットパルスRP)。
つまり、積分が完了して一定になった後にサンプリングを行うようにしている。すなわち、放出電子によって画素領域に蓄積された正孔の中和が完了した後にサンプリングを行うようにしているので、HEED冷陰極アレイ素子からの放出電子量(すなわち、HARP電流期間)が異なる場合であっても、入射光量に応じた正確な積分値(G(k):画素値)を得ることができる。そして、サンプル・ホールド回路56はその画素値G(k) (k=1,3,5,…)をそれぞれホールドする。
第2積分器55B及びサンプル・ホールド回路56が、偶数番目の画素期間PX(2),PX(4),PX(6),...について行う積分動作及びサンプル・ホールド動作についても同様である。
なお、図9を参照して、各画素領域への入射光量が等しく放出電子量が異なる場合について説明したが、上記した説明から理解されるように、各画素領域への入射光量が異なり、かつ、HEED冷陰極アレイ20の素子からの放出電子量が異なる場合についても入射光量に応じた正確な積分値を得ることができ、放出電子量のばらつきに起因するノイズが生じない点も同様である。
従って、HEED冷陰極アレイ素子からの放出電子量(すなわち、HARP電流期間)が異なる場合であっても、画像信号検出部51は、HARP光電変換膜11の画素領域への入射光量に応じた正確な画像信号を生成することができる。また、積分器55を用いているので、放出電子量のばらつきに起因するノイズは生じない。
さらに本発明によれば、複数の積分器を設け、各積分器が順次対応する画素期間について積分器を行うように構成しているので各画素期間を従来よりも短くしても、S/Nが高く、高画質撮像が可能な撮像装置を提供することができる。換言すれば、画素期間を短く(例えば、1/2)することによって1秒当たりのフレーム数を大きく(例えば、2倍)にすることができ、高S/Nで高画質撮像、高速撮像(スローモーション撮影)が可能な撮像装置を提供することができる。あるいは、画素期間を短く(例えば、1/2)することによって高解像度の(例えば、2倍の)、高S/N撮像が可能な高精細度撮像装置を提供することができる。
図10は、本発明の実施例2である画像信号検出部51の構成を示すブロック図である。画像信号検出部51は、HARP信号検出器53、第1積分器、第2積分器〜第N積分器55-1,55-2,〜55-N及びサンプル・ホールド回路56から構成されている。上記した実施例1においては、奇数番目及び偶数番目の画素期間について積分を行う第1積分器55A及び第2積分器55Bを設ける場合について説明したが、本実施例にいては、N個(Nは3以上の整数)の積分器が設けられている。なお、第1積分器、第2積分器〜第N積分器55-1,55-2,〜55-Nの各々は、上記した実施例1と同様、オペアンプを用いた積分回路、電流吸い込み及びキャパシタ充電による積分回路等を用いることができる。また、上記したように、画像信号検出部51のこれらの構成要素は、コントローラ25の制御及びクロック信号(CLK)に基づいて動作する。
図11は、画像信号検出部51の各構成要素の出力信号波形を模式的に示している。なお、理解の容易さ及び説明の簡便さのため、画像信号検出部51が4つの積分器(N=4)、すなわち第1〜第4積分器55-1〜55-4からなる場合を例に、また、第1〜第7の画素PX(j)(j=1〜7)について示している。
第1〜第4積分器55-1〜55-4は、それぞれ画素期間PX(4k-3) ,PX(4k-2) ,PX(4k-1) ,PX(4k) (kは自然数)についてHARP電流の積分を行う。より具体的には、第1積分器55-1は、画素期間PX(1),PX(5),PX(9),...についてHARP電流の積分を行う。まず、第1積分器55-1により画素期間PX(1)についての積分波形(第1積分波形という。)が得られる。サンプル・ホールド回路56は、当該画素期間PX(1)に後続する画素期間PX(2)においてHARP電流の積分波形のサンプリングを行って(サンプリング期間SA)、当該サンプリング値(G(1))をホールドする。そして、サンプリングが終了した後、当該後続画素期間PX(2)において積分値がリセットされる(リセット期間RT)。
なお、当該積分器のリセット動作はリセット手段として機能するコントローラ25の制御によって行われる。そして、当該リセット手段は、第1積分器55-1の次の積分実行画素期間である画素期間PX(5)の開始時から積分動作が開始されるように第1積分器55-1はリセットされる。
第2積分器55-2は、画素期間PX(2)についてHARP電流の積分を行う。サンプル・ホールド回路56は、画素期間PX(2)に後続する画素期間PX(3)においてHARP電流の積分波形のサンプリングを行って、当該サンプリング値(G(2))をホールドする。また、リセット手段による第2積分器55-2(積分波形)のリセット動作は上記した第1積分器55-1の場合と同様であり、第2積分器55-2の次の積分実行画素期間である画素期間PX(6)の開始時から第2積分器55-2の積分動作が開始されるように第2積分器55-2はリセットされる。
同様に、第3積分器55-3及び第4積分器55-4により画素期間PX(3),PX(4)についてHARP電流の積分が行われる。そして、サンプル・ホールド回路56によってこれらに後続する画素期間PX(4),PX(5)において当該第3及び第4積分波形のサンプリングがなされ、サンプリング値G(3),G(4)が得られる。かかる積分及びサンプリング・ホールド動作が繰り返され、サンプル・ホールド回路56からサンプリング値G(1),G(2),G(3),G(4),...からなる信号が画像信号SVとして出力される(図11)。
従って、かかる構成によれば、3以上の各積分器が順次対応する画素期間について積分器を行うように構成しているので各画素期間を上記した実施例の場合よりもさらに短くすることができる。すなわち、さらに画素期間を短くすることができ、1秒当たりのフレーム数を多くすることができ、高S/Nで高速撮像(スローモーション撮影)が可能な撮像装置を提供することができる。あるいは、画素期間を短くすることによってより高解像度の高S/N撮像が可能な高精細度撮像装置を提供することができる。このように本実施例においては、実施例1の場合よりもさらに高精細度の撮像装置に適用することができる。
本発明は、撮像速度を可変とできる速度可変高速撮像モードに適用することも可能である。画像信号検出部51の構成は実施例2の場合と同様である。この場合、コントローラ25は、設定された撮像速度設定に基づいて、Y走査ドライバ22、X走査ドライバ23及び画像信号検出部51を制御する。
より詳細には、コントローラ25は、撮像速度設定が2倍速撮像モードの場合には、第1積分器〜第N積分器55-1〜55-Nのうちの2つ(例えば、第1積分器及び第2積分器55-1,55-2とする)を指定し、上記した実施例1の場合と同様な動作を行うよう制御する。この場合、画素期間PX(j)を通常撮像モード(1倍速)撮像動作を行う場合の、例えば1/2であるようにY走査ドライバ22及びX走査ドライバ23を制御する。さらに、当該2つの積分器である第1積分器及び第2積分器55-1,55-2の積分動作及びサンプル・ホールド回路56のサンプリング及びホールド動作の各タイミングを指定する。また、4倍速撮像モードの場合には、例えば、第1積分器〜第4積分器55-1〜55-4を指定し、同様な積分動作及びサンプリング及びホールド動作を行い、画像信号SVを出力するようにすればよい。
図12は、通常撮像モード(1倍速)撮像動作を行う場合の、画像信号検出部51の各構成要素の出力信号波形を模式的に示している。すなわち、コントローラ25は、撮像速度設定が通常撮像モード(1倍速)の場合、1の積分器(例えば、第1積分器55-1とする。)を指定し、Y走査ドライバ22、X走査ドライバ23及び画像信号検出部51の各構成要素を制御する。なお、理解の容易さ及び説明の簡便さのため、第1〜第3の画素PX(1)〜PX(3)について示している。
当該1の積分器である第1積分器55-1は、画素期間PX(j)(jは自然数)についてHARP電流の積分を行う。サンプル・ホールド回路56は、当該画素期間PX(j)の各々内において、積分波形が一定値になった後、すなわち、各画素領域に蓄積された正孔の中和が完了した後、HARP電流の積分波形のサンプリングを行う(サンプリング期間SA)。そして、サンプル・ホールド回路56は、当該サンプリング値をホールドする。そして、サンプリングが終了した後、リセット手段として機能するコントローラ25は、当該画素期間に後続する画素期間PX(j+1)の開始時から積分動作が開始されるように第1積分器55-1をリセットする。
かかる場合においても、HEED冷陰極アレイ素子からの放出電子量(すなわち、HARP電流期間)が異なる場合であっても、画像信号検出部51は、HARP光電変換膜11の画素領域への入射光量に応じた正確な画像信号を生成することができる。また、積分器を用いているので、放出電子量のばらつきに起因するノイズは生じない。従って、S/Nが高く、高画質撮像が可能である。
このように、一般には、同様にしてK倍速撮像モード(K=1,2,3,...,N)の撮像を行うことが可能である。すなわち、本実施例によれば、このような速度可変撮像モードにおいても、上記した実施例と同様に、高精細度の高速撮像装置を提供することができる。また、放出電子量のばらつきがあっても画像信号にノイズが生じることのない、原理的に信号雑音比(S/N)が高く、高画質の画像信号を生成することができる。
なお、上記実施例は適宜組み合わせて適用することができる。また、上記実施例においては、冷陰極アレイとしてHEED冷陰極アレイを用い、光電変換膜としてHARP光電変換膜を用いた場合を例に説明したが、種々の冷陰極アレイ、電子供給源、光電変換膜を用いた撮像装置に適用することができる。また上記実施例において示した材料、数値等は例示に過ぎない。

Claims (5)

  1. 光入射によって正孔を生成する光電変換膜と、複数の電子供給源がマトリクス状に配置された電子供給源アレイと、前記電子供給源アレイを走査して前記光電変換膜の複数の画素領域に電子を順次供給する走査ドライバと、を備えた撮像装置であって、
    前記光電変換膜に生成された正孔と前記電子供給源アレイから前記光電変換膜に供給された電子とが結合することによって流れる光電変換膜電流を検出する光電変換膜電流検出器と、
    前記画素領域の各々に電子を供給する画素期間に対応して各々が前記光電変換膜電流を順次時間積分して積分信号を生成する複数の積分器と、
    前記画素期間ごとに前記複数の積分器の積分信号をサンプリングして画像信号を生成するサンプリング手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記積分信号のサンプリングの終了後において、前記複数の積分器の各々が時間積分を行う次の画素期間の開始時点まで前記複数の積分器をリセットするリセット手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記リセット手段は、前記複数の積分器の各々が時間積分を行う画素期間に後続する画素期間において前記複数の積分器の各々をリセットすることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の積分器は、それぞれが前記画素期間について交互に時間積分をなす2つの積分器からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の撮像装置。
  5. 受信した設定撮像速度に応じて前記複数の積分器のうち前記光電変換膜電流を順次時間積分する積分器を選択するとともに、前記設定撮像速度に応じて前記走査ドライバ、前記複数の積分器及び前記サンプリング手段を制御するコントローラを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の撮像装置。
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