JP5066392B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子放出源をマトリクス状に配置した電子放出源アレイと光電変換膜とを具え、映像信号出力期間及び帰線消去期間に電子放出源アレイから電子を放出する撮像装置に関する。
従来より、素子を加熱することなく電界によって電子を引き出す電子放出源をマトリクス状に配置した電子放出源アレイと光電変換膜とを具える撮像装置が提案されている。この電子放出源アレイは、複数のSpindt型電子放出源をマトリクス状に配列したアレイであり、真空空間を隔てて光電変換膜と対向するように保持されている。このような撮像装置では、外部から光が入射することで光電変換膜に生成されて蓄積(以下、「生成・蓄積」と略す)された正孔をSpindt型電子放出源アレイから順次放出される電子で読み出すことにより、時系列の映像信号を得ている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この撮像装置では、高輝度光が光電変換膜の一部に入射すると、その光電変換膜の部分の電子走査側に多量の正孔が蓄積され、その部分の電位が局所的に上昇する。このため、電子放出源アレイから順次、放出される電子のうち、高輝度光が入射した光電変換膜部の周辺に向けて放出される電子は、電位の格段に高い高輝度光入射部分に向けて軌道が曲げられ(以下、ベンディングという)、そこに蓄積された正孔の一部を読み出す。その結果、出力映像では、高輝度な被写体が実際より膨らんで見える現象(以下、ブルーミングという)が生じ、解像度等の画質の劣化を招く。
また、高輝度光が光電変換膜の一部に入射し、その部分に多量の正孔が生成・蓄積されると、電子放出源アレイから放出される電子での1回の走査では、生成・蓄積された正孔をすべて読み出すことができず、著しい容量性の残像が発生する。
さらに、高輝度光が光電変換膜に入射すると、光電変換膜の電子走査側に多量の正孔が蓄積されるため、光電変換膜に印加された実効的な電界が低下し、光電変換膜中には多量の光生成電荷(電子と正孔)がトラップされる。電子放出源アレイから順次、放出される電子によって光電変換膜が走査されて膜内の電界が上昇すると、トラップされた光生成電荷は解放され、この光生成電荷のうち、正孔は、光電変換膜の電子走査側に蓄積される。その結果、トラップされた正孔が次の走査で読み出され、著しい光導電性の残像を生じる。
このような問題を解消するために、映像信号出力期間に水平走査ライン上の画素信号を読み出した後も、それに続く映像信号出力期間外の過蓄積電荷掃き出し期間に、電子放出源アレイから電子を放出する平面撮像素子が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この平面撮像素子では、過蓄積電荷掃き出し期間に、次の水平走査ラインのゲート電極に電圧を印加し、カソード電極の電位を基準走査面電位より高く設定することにより、映像信号出力期間に読み出せる以上の蓄積電荷を予め取り除くことで、高輝度な被写体を撮影した場合に生じる白つぶれやスミア、解像度の劣化等を防止している。
特開平6−176704号公報 特開2004−134144号公報
高輝度な被写体を撮影した場合に生じる白つぶれやスミア、解像度の劣化等を防止するため、特許文献2には、映像信号出力期間に続く映像信号出力期間外の過蓄積電荷掃き出し期間に、その直後に映像信号が出力される水平走査ラインのゲート電極に電圧を印加し、カソード電極の電位を基準走査面電位より高く設定することにより、映像信号出力期間に読み出せる以上の蓄積電荷を予め取り除く平面撮像素子が開示されている。
しかし、特許文献2に記載の撮像素子では、過剰な蓄積電荷を取り除くために用いる電子量は、1フィールド乃至1フレームの期間中で1回の過蓄積電荷掃き出し期間に放出される電子量に限定されるため、撮影条件によっては、その効果は十分ではない。特に、光学レンズの絞りを開いた夜間の撮影等において、街路灯や車のヘッドライト等の高輝度光が光電変換膜に入射した場合には、光電変換膜には通常の数百倍から千倍の量の正孔が生成・蓄積されるため、1回の過蓄積電荷掃き出し期間だけでは光電変換膜に生成・蓄積された過剰な正孔をすべて取り除くことができずに、ブルーミングによる解像度の劣化や容量性残像の発生による画質劣化を生じる。
また、特許文献2に記載の撮像素子では、過蓄積電荷掃き出し期間に、次に映像信号が出力される水平走査ライン(第1の水平走査ライン)の光電変換膜に蓄積された過剰な正孔を除去することから、第1の水平走査ラインに隣接し、第1の水平走査ラインの次に映像信号が出力される水平走査ライン(第2の水平走査ライン)に多量の正孔が蓄積されている場合には、過蓄積電荷掃き出し期間に続く映像信号出力期間に、第1の水平走査ラインの電子放出源から映像信号を得るために順次放出される電子は、より電位の高い第2の水平走査ラインに対応する位置の光電変換膜部分に曲げられ、そこに蓄積された正孔の一部を読み出す。その結果、ブルーミングが発生し、解像度の劣化を招くという問題が生じる。
さらに、特許文献2に記載の撮像素子では、高輝度光が光電変換膜に入射した際の膜内電界の低下に起因した光導電性残像の発生を防止することができず、特に、高輝度な移動体を撮影した場合には画面上に移動体の軌跡が残り、著しい画質劣化が生じる。
そこで、本発明は、高輝度光が入射した際のブルーミングの発生による解像度の劣化や、容量性及び光導電性の残像の発生を防止することのできる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面の撮像装置は、電子放出源がマトリクス状に配置される電子放出源アレイと、前記電子放出源アレイに対向保持される光電変換膜とを具え、映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインを所定順序で選択し、当該選択された水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出して映像信号を出力する撮像装置において、前記1又は複数の水平走査ラインが選択される前記映像信号出力期間の直前の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択されていない1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させる。
また、前記1又は複数の水平走査ラインが選択される前記映像信号出力期間の直前の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させてもよい。
また、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインでは、前記映像信号出力期間の直後から前記1又は複数の水平走査ラインが次に選択される映像信号出力期間の直前までの間の複数の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させてもよい。
また、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインでは、前記映像信号出力期間の直後から前記1又は複数の水平走査ラインが次に選択される映像信号出力期間の直前までの間の帰線消去期間に、帰線消去期間毎に、又は、1又は複数の帰線消去期間おきに、前記1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させてもよい。
また、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源と、前記映像信号出力期間と異なる映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源とで、電子を放出させる複数の帰線消去期間が同じであってもよい。
また、これに代えて、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源と、前記映像信号出力期間と異なる映像信号出力期間に選択される水平走査ラインに含まれる電子放出源とで、電子を放出させる複数の帰線消去期間のうち、少なくとも1つの帰線消去期間が異なってもよい。
また、前記電子放出源アレイは、電子放出するための第1電極と、前記第1電極との間に電位差を形成するための第2電極とを具え、前記第1電極と前記第2電極との間に電位差を形成することにより、前記第1電極から電子が放出されるように構成されてもよい。
また、この場合に、帰線消去期間に前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差が、前記映像信号出力期間に前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差よりも大きく設定されてもよい。
また、これらの場合に、前記第1電極又は前記第2電極のうちの少なくともいずれか一方に、前記映像信号出力期間に印加する電圧とは異なる電圧を帰線消去期間に印加してもよい。
また、前記光電変換膜に、前記映像信号出力期間に印加する電圧とは異なる電圧を帰線消去期間に印加してもよい。
また、前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間に前記光電変換膜に電子を放出する電子放出源を含む水平走査ライン、又は、前記帰線消去期間に前記光電変換膜に電子を放出する水平走査ラインに含まれる電子放出源が選択されてもよい。
また、前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、前記水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に電子を放出させる帰線消去期間の数が設定されてもよい。
また、前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間において前記水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に電子を放出する時間が設定されてもよい。
また、前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間において前記水平走査ラインに含まれる電子放出源の前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差が設定されてもよい。
本発明によれば、高輝度光が入射した場合でも、ブルーミングの発生による解像度の劣化や、容量性及び光導電性の残像の発生を防止することができ、良好な画質を得ることができる。
以下、本発明の撮像装置を適用した実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の撮像装置を概略的に示す断面図である。本実施の形態の撮像装置は、光学レンズ100、撮像素子200、信号増幅・処理回路300、駆動回路400、制御回路500、及び電源600を具える。
光学レンズ100及び撮像素子200は、光学レンズ100を通過した光が撮像素子200の光電変換膜に垂直に入射し、焦点を結ぶように配置される。
信号増幅・処理回路300は、撮像素子200から出力される映像信号を増幅・処理する。
駆動回路400は、水平駆動回路410や垂直駆動回路420等から構成され、撮像素子200を動作させるために必要なパルス電圧等を生成、供給する。
制御回路500は、クロック信号や同期信号等を生成し、駆動回路400及び信号増幅・処理回路300に供給する。
電源600は、撮像素子200、信号増幅・処理回路300、駆動回路400及び制御回路500に給電する。
図2は、実施の形態1の撮像装置に含まれる撮像素子200の構成を示す図であり、(a)は撮像素子200を概略的に示す斜視部分断面図、(b)は撮像素子200の要部を拡大して示す断面図である。
本実施の形態における撮像素子200は、透光性基板210、透光性導電膜220、光電変換膜230、メッシュ状電極240、及びSpindt型の電子放出源アレイ250を具える。
透光性導電膜220は、透光性基板210の上に形成され、光電変換膜230は、透光性導電膜220の上に形成される。また、Spindt型の電子放出源アレイ250は、光電変換膜230と真空空間を隔てて対向するように保持されており、複数の開口を有するメッシュ状電極240は、光電変換膜230と電子放出源アレイ250との間に配設される。
図2(a)では簡略化のために省略するが、実際の撮像素子200には、電子放出源アレイ250、光電変換膜230、及びメッシュ状電極240を所定間隔で対向保持する機構や、撮像素子200の駆動に必要なパルス電圧やDC電圧等を供給する電極や、電子放出源アレイ250と光電変換膜230との間を真空に保持するための真空容器等が含まれる。
また、Spindt型の電子放出源アレイ250から放出される電子群を光電変換膜230上に集束させる機能を撮像素子200が有しない場合は、撮像素子200の外部に永久磁石又はソレノイドコイルを含む磁界集束系が具えられる。
透光性基板210は、例えば、撮像素子200が可視光を撮像する撮像素子である場合はガラスで構成すればよく、また、紫外光を撮像する撮像素子である場合はサファイア又は石英ガラスで構成すればよい。また、X線を撮像する撮像素子である場合は、ベリリウム(Be)、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、窒化ホウ素(BN)又は酸化アルミニウム(Al)等で構成すればよく、撮像する光の波長に応じて材料を選択すればよい。
透光性導電膜220は、例えば、酸化スズ(SnO)膜、ITO膜、又はアルミニウム(Al)等の金属薄膜材料で構成することができる。この透光性導電膜220には、外部回路610が接続されており、この外部回路610に含まれる電源611によって電圧が印加される。この外部回路610は、図1に示す信号増幅・処理回路300及び電源600の一部として実現される。
光電変換膜230を作製するための材料としては、セレン(Se)、シリコン(Si)、等の半導体材料や、酸化鉛(PbO)、三硫化アンチモン(Sb2S3)、セレン化カドミウム(CdSe)、テルル化カドミウム(CdTe)、砒化ガリウム(GaAs)、テルル化亜鉛(ZnTe)等の化合物半導体材料を用いることができる。
これらの材料のうち、セレン(Se)やシリコン(Si)等の半導体材料を用いて作製した非晶質半導体膜では、膜に高電界を印加することで、膜内で光生成電荷のアバランシェ倍増が生じて感度を飛躍的に向上させることができる。
メッシュ状電極240は、複数の開口が設けられていればよく、公知の金属材料、合金材料、又は半導体材料等によって構成される。また、このメッシュ状電極240には、電源620が接続されており、後述する電子放出源アレイ250のゲート電極に印加される電圧よりも高い電圧が印加される。電源620は、図1に示す電源600の一部として実現される。
電子放出源アレイ250は、高融点金属を陰極に用いたSpindt型電子放出源、シリコン(Si)を陰極に用いたシリコンコーン型電子放出源、又は、ポーラスシリコンや酸化シリコン等を電極で挟んだ平面型電子放出源等の公知の電子放出源からなるマトリクスアレイによって構成される。
また、電子放出源アレイの駆動形式には様々な形式のものがあるが、電子放出源アレイ250としては、外部の駆動回路から供給されるパルス電圧によって駆動されるパッシブ電子放出源アレイ、駆動回路が内蔵された駆動回路内蔵パッシブ電子放出源アレイ、電子放出源アレイの各単位領域にトランジスタを内蔵したアクティブ電子放出源アレイ、又は、駆動回路を内蔵し、電子放出源アレイの各単位領域にトランジスタを内蔵した駆動回路内蔵アクティブ電子放出源アレイのいずれを用いることもできる。
本実施の形態では、電子放出源アレイ250としてSpindt型パッシブ電子放出源アレイを用いる場合について説明する。以下、特に断らない限り、電子放出源アレイ250と記した場合は、Spindt型パッシブ電子放出源アレイ250を示すこととする。
なお、電子放出源アレイ250に駆動回路400が内蔵されている場合には、図1に示す外部の駆動回路400は用いず、制御回路500から撮像素子200にクロック信号や同期信号等を直接供給する。また、電源600から駆動に必要な電力を撮像素子200に直接供給する。
図2(a)に示すように、本実施の形態の電子放出源アレイ250は、基板251、陰極電極252、陰極253、絶縁層254、及びゲート電極255を具える。
基板251は、ガラス、シリコン(Si)、石英、セラミックス、又は樹脂等で構成される。この基板251の上には、陰極電極252、絶縁層254、及びゲート電極255が順次形成されている。
陰極電極252は、図2(a)中に示す垂直走査方向と長手方向が平行なストライプ状の電極であり、ゲート電極255は、同じく水平走査方向と長手方向が平行なストライプ状の電極である。このように、陰極電極252とゲート電極255とが互いに直交する方向に延在することにより、X−Yマトリクスが形成される。
ここでは、陰極電極252とゲート電極255が交差して区画される領域を「単位領域」と称し、以下、符号256を用いて表す。また、各ゲート電極255のストライプ状の領域に含まれる複数の単位領域256が水平走査方向に並んで構成されるラインを水平走査ラインと称し、符号257で表す。
各単位領域256内には、図2(b)に示すように、絶縁層254及びゲート電極255を貫通し、陰極電極252の表面に達する細孔が形成され、この細孔内で陰極電極252から突出するように陰極253が配設される。
この陰極253は、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、又はタングステン(W)等の融点の高い金属材料によって作製される。通常、各単位領域256に複数の細孔を設け、各細孔に陰極253を一つずつ配設する。図2(a)には、各単位領域256に9つの細孔が形成され、9つの陰極253が配設される形態を示す。
ここでは、各単位領域256内に形成された電子放出制御が可能な最小単位数(9つ)の陰極253を「エレメント」と称する。
また、陰極電極252には、水平方向の走査を行うために、水平駆動回路410からパルス電圧が印加され、ゲート電極255には、垂直方向の走査を行うために、垂直駆動回路420のゲート電圧制御回路424からパルス電圧が印加される。この詳細については、図3を用いて後述する。
なお、図2には示さないが、単位領域256内に、陰極253から放出される電子群を光電変換膜230の上に集束させるために、陰極253を囲むようにゲート電極255上に絶縁物を介して集束電極を形成してもよい。
このような撮像素子200内において、透光性基板210の上面側から入射する光は、透光性基板210及び透光性導電膜220を透過し、光電変換膜230に到達する。この透過光により、光電変換膜230内に電子・正孔対が生じる。
外部回路610に含まれる電源611によって、陰極253に印加される電圧より高い電圧が透光性導電膜220に印加されると、光電変換膜230内の正孔が、光電変換膜230の中を電子放出源アレイ250の側に向けて(光電変換膜230の厚さ方向を電子放出源アレイ250の側に向けて)移動し、光電変換膜230の電子放出源アレイ250側に蓄積される。
また、電子放出源アレイ250には駆動回路400からパルス電圧が印加される。
図3は、本実施の形態の撮像装置に含まれる電子放出源アレイ250の駆動系を平面視で概略的に示す図である。
以下では、後述する電子放出源アレイ250に印加するパルス電圧についての説明の便宜上、陰極電極252を陰極電極LHとして表す場合もある。陰極電極LHは、実際には水平走査方向に多数あるが、図3には、その一部であるLH(N−2)〜LH(N+2)を示す。ここで、Nは任意の整数である。
また、同様に、ゲート電極255をゲート電極LVとして表す場合もある。ゲート電極LVは、実際には撮像素子200の垂直走査方向に多数あるが、図3には、その一部であるLV(J−2)〜LV(J+2)を示す。ここで、Jは任意の整数である。
さらに、同様に、水平走査ライン257を水平走査ラインSHLとして表す場合もある。水平走査ラインSHLは、実際には垂直走査方向にゲート電極LVと同じ数だけあるが、図3には、その一部である水平走査ラインSHL(J−2)〜SHL(J+2)を示す。ここで、Jは任意の整数である。
図3に示すように、電子放出源アレイ250には、水平方向及び垂直方向の走査を行うための水平駆動回路410及び垂直駆動回路420が接続されている。
水平駆動回路410は、水平アドレス回路411、水平バッファ回路412、及び水平電圧制御回路413を含む。
水平アドレス回路411は、図1に示す電源600によって給電されるとともに、制御回路500から伝送されるクロック信号や同期信号を受け取り、各陰極電極LHに配設される水平バッファ回路412を選択して駆動する。
水平バッファ回路412は、水平アドレス回路411によって駆動される一対のトランジスタを含み、水平アドレス回路411によって選択される陰極電極LHにパルス電圧を供給する。
水平電圧制御回路413は、水平アドレス回路411によって制御され、水平バッファ回路412を介して陰極電極LHに供給するパルス電圧の値を制御する。
このような水平駆動回路410において、水平アドレス回路411で生成され、出力されるパルス電圧によって水平バッファ回路412が駆動制御される。この水平バッファ回路412の駆動により、水平電圧制御回路413から給電される電圧Vh1とVh2(Vh1>Vh2)とからなるパルス電圧(振幅:Vh1−Vh2)が陰極電極LHに供給される。このように、水平方向の走査は、水平駆動回路410から陰極電極LHにパルス電圧を印加することによって行われる。
また、垂直駆動回路420は、垂直アドレス回路421、垂直バッファ回路422、及び垂直電圧制御回路423を含む。
この垂直駆動回路420は、電子放出源アレイ250のゲート電極LVに接続されてパルス電圧をゲート電極LVに供給すること以外は、水平駆動回路410と構成が同一であり、垂直アドレス回路421、垂直バッファ回路422、及び垂直電圧制御回路423の機能及び動作も、ゲート電極LVを走査対象とすること以外は、水平アドレス回路411、水平バッファ回路412、及び水平電圧制御回路413と同一である。
このような垂直駆動回路420において、垂直アドレス回路421で生成、出力されたパルス電圧によって垂直バッファ回路422が駆動制御される。この垂直バッファ回路422の駆動により、垂直電圧制御回路423から給電される電圧Vv1とVv2(Vv1>Vv2)とで構成されるパルス電圧(振幅:Vv1−Vv2)がゲート電極LVに供給される。このように、垂直方向の走査は、垂直駆動回路420からゲート電極LVにパルス電圧が印加されることによって行われる。
なお、図3には、それぞれ複数ある陰極電極LH及びゲート電極LVのいずれかを選択して順次パルス電圧を供給することにより、水平方向の走査を陰極電極LHで行い、垂直方向の走査をゲート電極LVで行う構成を示すが、これに代えて、垂直方向の走査を陰極電極LHで行い、水平方向の走査をゲート電極LVで行うように構成してもよい。
図4は、図3に示す駆動系を有する撮像装置において、電子放出源アレイ250のゲート電極LVに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図4では、垂直電圧制御回路423から電子放出源アレイ250の各ゲート電極LVに給電されるパルス電圧に含まれる電圧Vv1及び電圧Vv2は、それぞれ、Vv1がVx(Vx>0V)、Vv2が接地電位(0V)に設定されている。
図5は、図3に示す駆動系を有する撮像装置において、電子放出源アレイ250の陰極電極LHに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図5では、水平電圧制御回路413から電子放出源アレイ250の各陰極電極LHに給電されるパルス電圧に含まれる電圧Vh1及び電圧Vh2は、それぞれ、Vh1がVx又はVa(Vx>Va>0V)、Vh2が接地電位(0V)、若しくは、Vh1がVx、Vh2がVa又は接地電位に設定されている。
また、図4及び図5において、Thは水平走査における映像信号出力期間を表し、Thbは水平帰線消去期間を表す。
図4及び図5に示すパルス電圧を電子放出源アレイ250に印加することにより、電圧Vxが印加されるゲート電極LVと、電圧0V又は電圧Vaが印加される陰極電極LHとの交差部に位置する単位領域256に含まれる陰極253、すなわち、電圧Vxが印加されるゲート電極LVと、電圧0V又は電圧Vaが印加される陰極電極LHとの交差部に位置するエレメントから、電子が放出される。
これにより、水平走査における映像信号出力期間Thでは、図3に示す1本の水平走査ライン257に含まれる各エレメントから、順次電子が放出される。このような動作がそれぞれの水平走査ライン257毎に、順次繰り返されることにより、電子放出源アレイ250の水平方向及び垂直方向における走査が実現される。
図2に示す電子放出源アレイ250の各エレメントから、水平走査における映像信号出力期間Thに順次放出される電子は、ゲート電極255に印加される電圧(Vx)よりも高い電圧が印加されるメッシュ状電極240によって光電変換膜230側に引き出される。なお、各エレメントから放出された電子群が光電変換膜230に到達した際に、光電変換膜230上での電子群のスポットサイズによって決まる領域を「画素」と称する。
そして、電子放出源アレイ250から放出される電子と光電変換膜230に蓄積される正孔とが再結合する際に、透光性導電膜220を介して外部回路610に流れる電流を出力信号として取り出し、この出力信号を信号増幅・処理回路300で増幅、処理することで、入射光像に対応した映像信号が得られる。
なお、光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位は、水平走査における映像信号出力期間Thに光電変換膜230に蓄積された正孔が電子放出源アレイ250から放出された電子によってすべて読み出されると、水平走査における映像信号出力期間Thでの電子放出時の陰極253の電位(すなわち、0V)にリセットされる。その後、光電変換膜230に光が入射すると、光電変換膜230の電子放出源アレイ250側に光によって生成された正孔が蓄積され、その部分の電位が上昇する。
一方、図4に示すように、すべてのゲート電極LVには、水平帰線消去期間Thb毎に、電圧Vxが印加される。また、図5に示すように、すべての陰極電極LHには、水平帰線消去期間Thb毎に、電圧Va(Vx>Va>0V)が印加される。このため、水平帰線消去期間Thb毎に、すべての水平走査ライン257に含まれる電子放出源(すなわち、すべての単位領域256内の陰極253)から電子が放出される。
電位Vaに保持された陰極253から水平帰線消去期間Thb毎に放出される電子は、高輝度光によって光電変換膜230に多量の正孔が生成、蓄積され、当該光電変換膜部分の電位がVa以上になると、その部分の電位がVaに下がるまで、そこに蓄積された正孔を除去する。このため、高輝度光が入射した光電変換膜230の部分に蓄積した過剰な正孔のみを選択的に取り除くことができる。
以上では、図5に示すように、水平帰線消去期間Thb毎に陰極電極LHに電圧Vaを印加することで、光電変換膜230に生成・蓄積された過剰な正孔のみを除去する例を示したが、これに代えて、水平帰線消去期間Thb毎に陰極電極LHに0Vを印加し、図2(a)に示す電源611を制御して、映像信号出力期間Thに光電変換膜230に印加する電圧より低い電圧を水平帰線消去期間Thb毎に光電変換膜230に印加してもよい。
図6は、任意の水平走査ライン257に対応する光電変換膜230に高輝度光が入射する場合における当該光電変換膜の電子放出源アレイ250側の電位の変化を示す図である。
ここで、水平帰線消去期間Thbに陰極電極252に印加する電圧Vaを、映像信号出力時に水平走査ライン257に含まれる各エレメントから放出される電子で読み出すことのできる最大の正孔の量によって決まる光電変換膜の電子放出源アレイ250側の電位(Vt)より低く設定することで、高輝度光が入射しても、映像信号出力時には光電変換膜230に蓄積されたすべての正孔を読み出すことができる。これにより、容量性残像の発生を防止することができる。
なお、映像信号出力期間Thに、水平走査ライン257の各エレメントから放出される電子の内、対向する光電変換膜に到達する電子の総量と、当該光電変換膜に到達する電子によって読み出せる最大の正孔の量とは等しくなることから、電位Vtは、映像信号出力期間Thに水平走査ライン257の各エレメントから放出される電子の内、光電変換膜に到達する電子の総数によって決まる電荷量を、当該水平走査ライン257に対応する光電変換膜部分の静電容量で割ること(電荷量/静電容量)で、求められる。また、映像信号出力期間Thに水平走査ライン257の各エレメントから放出される電子の内、光電変換膜に到達する電子の総数は、ゲート電極LVに印加される電圧Vxと陰極電極LHに印加される電圧0Vによって決まる1エレメントからの単位時間当たりの放出電子量と、映像信号出力期間Thと、メッシュ状電極240の開口率との積によって決まる。
また、本実施の形態では、1フィールドの期間と1フレームの期間とは等しい(期間Tfで表す)が、これらの期間が異なる場合でも、1フィールド又は1フレームの期間にわたって高輝度光が入射して光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位が上昇しても、水平帰線消去期間Thb毎に光電変換膜230の電位がVaまで下げられるため、期間Tfを通して光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位上昇を抑制することができる。これにより、光導電性残像の発生を防止することができる。
さらに、高輝度光が入射しても、すべての水平走査ライン257において、水平帰線消去期間Thb毎に光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位上昇が抑制されるため、電子のベンディングによるブルーミングの発生を防止することができ、良好な解像度を得ることができる。
以上では、各水平帰線消去期間Thbの全期間にわたって、ゲート電極LVに電圧Vxを印加する例を示したが、これに代えて、図7に示すように、各水平帰線消去期間Thbのうちの一部の期間にのみ電圧Vxをゲート電極LVに印加するように構成してもよい。
また、各水平帰線消去期間Thbにゲート電極LVに断続的にパルス状の電圧Vxを印加するように構成してもよい。
これにより、各水平帰線消去期間Thb内において連続して電子が放出される期間を短縮することができ、電子放出源アレイ250の負担を軽減しつつ、高輝度光が光電変換膜に入射した際の残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
また、図8に示すように、水平帰線消去期間Thbのうちの一部の期間にのみ電圧Vaを陰極電極LHに印加すること、又は、水平帰線消去期間Thbに断続的にパルス状の電圧Vaを陰極電極LHに印加することによっても、上述のゲート電極へのパルス電圧印加時と同様の動作を実現でき、これにより、同様の効果を得ることができる。
一方、本実施の形態では、水平帰線消去期間Thbに、ゲート電極LVに電圧Vxが印加されるとともに、陰極電極LHに電圧Va(Vx>Va>0V)が印加されることから、水平帰線消去期間Thbには、ゲート電極LV(255)と陰極253との間に(Vx−Va)の電圧が印加される。一方、映像信号出力時には、ゲート電極LV(255)と陰極253との間に、水平帰線消去期間Thbに印加される電圧よりも大きな電圧Vxが印加される。
これにより、水平帰線消去期間Thbに各エレメントから放出される単位時間当たりの電子放出量は、映像信号出力時に各エレメントから放出される単位時間当たりの電子放出量より少なくなる。
そこで、垂直電圧制御回路423から各ゲート電極LVに給電される電圧を水平走査における映像信号出力期間Thと水平帰線消去期間Thbとで変化させて、図9に示すように、水平帰線消去期間Thbにゲート電極LVに、水平走査における映像信号出力期間Thに印加される電圧Vxとは異なる電圧Vbを印加し、この電圧Vbを(Vb−Va)>Vxの関係を満たすように設定してもよい。
これにより、水平帰線消去期間Thbに各エレメントから放出される単位時間当たりの電子放出量を、水平走査における映像信号出力期間Thに各エレメントから放出される単位時間当たりの電子放出量よりも多くすることができ、輝度のより高い光が光電変換膜230に入射した場合においても、残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
また、以上では、図4に示すように、水平帰線消去期間Thb毎にすべてのゲート電極LVに電圧Vxを印加する形態について説明したが、水平帰線消去期間Thb毎に必ずしもすべてのゲート電極LVに電圧Vxを印加しなくともよい。
例えば、図10に示すように、電圧Vxを印加した映像信号出力期間Thの直後に電圧を印加しない1つの水平帰線消去期間Thbを挟み、その後は、1つの水平帰線消去期間Thbおきに各ゲート電極LVに電圧Vxを印加するように構成してもよい。
上述の駆動手法では、図4に示す水平帰線消去期間Thb毎にすべてのゲート電極LVに電圧Vxを印加する場合に比べて、光電変換膜230に高輝度光が入射した場合における1フィールド又は1フレームの期間内での光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位上昇分は若干多くなるが、その一方で、電子放出源アレイ250の負担を軽減することができ、電子放出源アレイ250の信頼性や寿命を確保しつつ、残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
なお、図10では、電圧Vxを印加しない1つの水平帰線消去期間Thbを挟んで、1つの水平帰線消去期間Thbおきに各ゲート電極LVに電圧Vxを印加した例を示したが、これに代えて、電圧Vxを印加しない1つの水平帰線消去期間Thbを挟んで、複数の水平帰線消去期間Thbに電圧Vxを印加してもよい。
また、図11及び図12に示すように、電圧Vxを印加しない複数の水平帰線消去期間Thbを挟んで、1又は複数の水平帰線消去期間Thbにゲート電極LVに電圧Vxを印加し、かつ、垂直走査に伴って電圧Vxが印加される水平帰線消去期間Thbをシフトさせてもよい。ゲート電極LVを印加する水平帰線消去期間Thbの組み合わせは、図11及び図12に示すように、1つの水平帰線消去期間Thb、又は、複数の水平帰線消去期間Thbを組み合わせてもよい。
上述の駆動手法では、図10に示すパルス電圧印加時に比べて、高輝度光が光電変換膜230に入射した場合における1フィールド又は1フレームの期間内での光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位の上昇分はさらに多くなるが、その一方で、電子放出源アレイ250の負担を図10に示すパルス電圧印加時よりもさらに軽減することができ、電子放出源アレイの信頼性や寿命を確保しつつ、解像度や残像の劣化を防止することができる。
なお、図11及び図12では、電圧Vxが印加される映像信号出力期間Thの直前の水平帰線消去期間Thbと、この水平帰線消去期間Thbのさらに直前の水平帰線消去期間Thbに各ゲート電極LVに電圧Vxを印加することにより、任意の水平走査ライン257から映像信号が出力される直前の水平帰線消去期間Thbに、当該水平帰線消去期間Thbの直後及びその次に映像信号が出力される2つの水平走査ライン257に対応する位置の光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を同時に除去することができる。
これにより、電子のベンディングによるブルーミングの発生、すなわち、解像度の劣化を防止することができる。
さらに、図13に示すように、電圧Vxが印加された映像信号出力期間Thの後の複数の水平帰線消去期間Thbにはゲート電極LVに電圧Vxを印加せずに、その後、次に映像信号出力期間Thに電圧Vxが印加されるまでの期間に存在する複数の水平帰線消去期間Thbにゲート電極LVに電圧Vxを印加するように構成してもよい。
これは、図6に示すように、映像信号出力期間Thにゲート電極LVに電圧Vxを印加して、映像信号が出力された時点では、光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位は0Vにリセットされており、高輝度光が光電変換膜230に入射しても光電変換膜230の電子放出源アレイ250側に多量な正孔が蓄積され、光電変換膜230の電子放出源アレイ250側の電位が上昇するには一定の時間がかかることを勘案したものである。
これにより、電子放出源アレイ250の負担を軽減しつつ、光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を効率的に除去することができ、高輝度光が光電変換膜230に入射した場合の残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
なお、上述の図10、図11、図12及び図13に示すパルス電圧をゲート電極LVに印加する際には、陰極電極LHには図5に示すパルス電圧が印加される。
また、上述の形態において、飛び越し走査を行うようにしてもよい。例えば、陰極電極LHには図5に示すパルス電圧を印加し、かつ、ゲート電極LVには、奇数フィールドで図14に示すパルス電圧を印加するとともに、偶数フィールドで図15に示すパルス電圧を印加することにより、通常のインターレース比2:1の飛び越し走査を実現することができ、このような飛び越し走査においても、高輝度光が光電変換膜230に入射した場合の残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
また、上述の飛び越し走査に代えて、陰極電極LHには図5に示すパルス電圧を印加し、かつ、ゲート電極LVには、奇数フィールドで図16に示すパルス電圧を印加するとともに、偶数フィールドで図17に示すパルス電圧を印加することにより、2つの水平走査ライン257からの映像信号を加算して同時に読み出し、かつ、奇数フィールドと偶数フィールドとで隣り合う2つの水平走査ライン257の組み合わせを変える飛び越し走査を実現することができ、このような飛び越し走査においても、高輝度光が光電変換膜230に入射した場合の残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
[実施の形態2]
図18は、実施の形態2の撮像装置を概略的に示す断面図である。本実施の形態の撮像装置は、メモリ部700を具える点が実施の形態1の撮像装置と異なる。また、メモリ部700を具えることにより、撮像素子200の構成及び駆動方法にも実施の形態1とは異なる点がある。以下、相違点を中心に説明する。なお、実施の形態1の撮像装置と同一の要素には、同一符号を付し、その説明を省略する。
メモリ部700は、信号増幅・処理回路300から出力される映像信号を記録・保存するメモリであり、例えば、周知の揮発性メモリ、又は不揮発性メモリで構成される。
制御回路500Aは、メモリ部700に記録・保存される映像信号を読み出し、この映像信号の信号レベル(以下、振幅値と称す)を基に電子放出源アレイ制御信号を生成し、駆動回路400に供給する。
駆動回路400は、水平駆動回路410A及び垂直駆動回路420Aを含み、制御回路500Aから供給されたクロック信号や同期信号、電子放出源アレイ制御信号等を基に、撮像素子200を動作させるために必要なパルス電圧等を生成、供給する。
なお、図18には、映像信号の記録、保存、及び読み出しにメモリ部700を用いる形態を示すが、このメモリ部700の代わりに周知の映像遅延回路を用いてもよい。
図19は、実施の形態2の撮像装置に含まれる撮像素子200の構成を概略的に示す斜視部分断面図である。また、図20は、実施の形態2の撮像装置に含まれる撮像素子200の要部の構成を拡大して概略的に示す図である。
本実施の形態では、撮像素子200の電子放出源アレイとして、外部の駆動回路410から供給されるパルス電圧等によって駆動され、かつ、各単位領域256に対応する基板251Aの領域にトランジスタ258a及び258bを内蔵したSpindt型アクティブ電子放出源アレイ250Aを用いる。
なお、電子放出源アレイの駆動形式には様々な形式のものがあるが、電子放出源アレイ250Aとしては、外部の駆動回路から供給されるパルス電圧によって駆動されるパッシブ電子放出源アレイ、駆動回路が内蔵された駆動回路内蔵パッシブ電子放出源アレイ、電子放出源アレイの各単位領域にトランジスタを内蔵したアクティブ電子放出源アレイ、又は、駆動回路を内蔵し、電子放出源アレイの各単位領域にトランジスタを内蔵した駆動回路内蔵アクティブ電子放出源アレイのいずれを用いることもできる。
また、電子放出源アレイにも様々な形式のものがあるが、高融点金属を陰極に用いたSpindt型電子放出源、シリコン(Si)を陰極に用いたシリコンコーン型電子放出源、又は、ポーラスシリコンや酸化シリコン等を電極で挟んだ平面型電子放出源等の公知の電子放出源からなるマトリクスアレイのいずれを用いることもできる。
本実施の形態では、電子放出源アレイ250AとしてSpindt型アクティブ電子放出源アレイを用いる場合について説明する。このSpindt型アクティブ電子放出源アレイ250Aは、基板251A、単位領域分離陰極電極252A、及びゲート電極255Aの構成が異なる他は、基本的に実施の形態1の電子放出源アレイ250と同一である。以下、特に断らない限り、電子放出源アレイ250Aと記した場合は、Spindt型アクティブ電子放出源アレイ250Aを示すこととする。
電子放出源アレイ250Aの基板251Aは、シリコン(Si)やガリウム砒素(GaAs)等の公知の半導体によって構成され、内部に各単位領域256に対応する複数のトランジスタ258a及び258bを含むX−Yマトリクスアレイが形成される。
この基板251Aの上に形成される単位領域分離陰極電極252Aは、隣り合う他の単位領域分離陰極電極と所定間隔を隔てて絶縁分離され、トランジスタ258aに電気的に接続される。
本実施の形態では、単位領域分離陰極電極252Aで区画される領域を「単位領域」256と称する。各単位領域256内にゲート電極255A及び絶縁層254を貫通し、単位領域分離陰極電極252Aの表面に達する細孔を形成し、この細孔内に単位領域分離陰極電極252Aから突出する陰極253を設ける。この単位領域256内に形成された電子放出制御が可能な最小単位数の電子放出源を「エレメント」と称する。
また、ゲート電極255Aはすべての単位領域256で共通である。
図21は、本実施の形態の撮像装置に含まれる電子放出源アレイ250Aの駆動系を平面視で概略的に示す図である。
以下では、後述する電子放出源アレイ250Aに印加するパルス電圧についての説明の便宜上、垂直走査制御ライン430を垂直走査制御ラインLvとして表す場合もある。垂直走査制御ラインLvは、実際には撮像素子200の垂直走査方向に多数あるが、図21には、その一部であるLv(J−2)〜Lv(J+2)を示す。ここで、Jは任意の整数である。
また、同様に、水平走査制御ライン440を水平走査制御ラインLhとして表す場合もある。水平走査制御ラインLhは、実際には水平走査方向に多数あるが、図21には、その一部であるLh(N−2)〜Lh(N+2)を示す。ここで、Nは任意の整数である。
さらに、同様に、水平走査ライン257を水平走査ラインSHLとして表す場合もある。水平走査ラインSHLは、実際には垂直走査方向に垂直走査制御ラインLvと同じ数だけあるが、図21には、その一部である水平走査ラインSHL(J−2)〜SHL(J+2)を示す。ここで、Jは任意の整数である。
電子放出源アレイ250Aの垂直方向の走査は、垂直駆動回路420A内の垂直アドレス回路421Aから、垂直走査制御ラインLvに電圧V1と電圧V2(V2>Vl)からなるパルス電圧を印加し、各単位領域256内のトランジスタ258aを制御することで行う。垂直走査制御ライン430に電圧V2が印加されると、トランジスタ258aがオンになる。
また、電子放出源アレイ250Aの水平方向の走査は、水平駆動回路410A内の水平アドレス回路411Aから、水平走査制御ラインLhに電圧V1と電圧V2(V2>V1)からなるパルス電圧を印加し、各単位領域256内のトランジスタ258bを制御することで行う。水平走査制御ライン440に電圧V2が印加されると、トランジスタ258bがオンになる。
また、水平駆動回路410Aは、各単位領域256内のトランジスタ258bに接続された陰極電圧制御ライン705に電圧を供給するための陰極電圧制御回路414を有する。各単位領域256内のトランジスタ258a及びトランジスタ258bが共にオンにされたときに、陰極電圧制御回路414から陰極電圧制御ライン705を介して単位領域分離陰極電極252A及び陰極253に電圧が印加される。一方、ゲート電極255Aには垂直駆動回路420A内のゲート電圧制御回路424から電圧が供給される。
電子放出源アレイ250Aでは、各単位領域256内のトランジスタ258a及びトランジスタ258bが共にオンになったときに、各単位領域256内の陰極253から、ゲート電圧制御回路424からゲート電極255Aに印加される電圧と陰極電圧制御回路414から陰極253に印加される電圧とによって決まる量の電子が放出される。
垂直駆動回路420A内の垂直アドレス回路421Aは、制御回路500Aから供給される「出力映像信号の振幅値を基にした電子放出源アレイ制御信号」等を用いて、水平帰線消去期間Thbに電圧V2を印加する垂直走査制御ライン430を選択する。
同様に、垂直アドレス回路421Aは、制御回路500Aから供給される「出力映像信号の振幅値を基にした電子放出源アレイ制御信号」等を用いて、垂直走査制御ライン430に電圧V2を印加する水平帰線消去期間Thbの回数や、水平帰線消去期間Thb内での各垂直走査制御ライン430への電圧V2の印加時間又は印加パルスの回数等を制御する。
一方、水平駆動回路410A内の水平アドレス回路414は、制御回路500Aから供給される「出力映像信号の振幅値を基にした電子放出源アレイ制御信号」等を用いて、水平帰線消去期間Thbに電圧V2を印加する水平走査制御ライン440を選択する等の制御を行う。
なお、図21には、垂直方向の走査をトランジスタ258aの制御で行い、水平方向の走査をトランジスタ258bの制御で行う形態を示すが、これに代えて、垂直方向の走査をトランジスタ258bの制御で行い、水平方向の走査をトランジスタ258aの制御で行うように構成してもよい。
図22は、映像信号が出力されるタイミングが異なる2つの水平走査ラインSHL(J−1)及びSHL(J+1)に含まれる各単位領域256内の陰極253から順次放出される電子により、各単位領域256に対向する光電変換膜230に蓄積された正孔が読み出されることによって得られる出力映像信号の振幅値を示す図である。
図22では、出力映像信号の振幅値が高いほど、その部分に該当する光電変換膜230に輝度のより高い光(光量のより多い光)が入射しているとみなすことができる。
ここで、出力映像信号の振幅値に、「映像信号出力期間Thに各単位領域256に含まれる陰極253から放出された電子で読み出せる出力映像信号の最大振幅値」以下の閾値を設定する。
図22(a)に示すように、水平走査ラインSHL(J−1)より得られる出力映像信号の振幅値が閾値を超えると、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる各単位領域256の陰極253から水平帰線消去期間Thbに電子を放出し、対向する光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を除去するようにする。
一方、水平走査ラインSHL(J+1)より得られる出力映像信号の振幅値が閾値よりも低い場合は、水平走査ラインSHL(J+1)に含まれる各単位領域256の陰極253から水平帰線消去期間Thbに電子が放出されないようにする。
このような閾値を用いた制御を行うことにより、高輝度光が入射した光電変換膜230の部分に蓄積した過剰な正孔のみを選択的に除去することができ、これにより、電子放出源アレイ250Aの負荷を軽減しつつ、残像の発生や解像度の劣化を防止することができる。
図23は、上述の駆動手法を実現するために、垂直走査制御ラインLvに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図24は、上述の駆動手法を実現するために、水平走査制御ラインLhに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図25は、陰極電圧制御ライン450に印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図26は、ゲート電極255に印加する電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図23、図24、図25及び図26に示すパルス電圧及び電圧を印加することにより、映像信号出力期間Thでは、垂直走査制御ラインLvに電圧V2が印加され、かつ、水平走査制御ラインLhに電圧V2が印加されると、垂直走査制御ラインLvと水平走査制御ラインLhとの交点に位置する単位領域256内のトランジスタ258a及びトランジスタ258bがオンになり、当該単位領域256に含まれる陰極253には電圧0Vが印加され、ゲート電極255Aに印加されている電圧Vxとの電位差により、単位領域256に含まれる陰極253から電子が放出され、映像信号が生成される。
また、水平帰線消去期間Thbにおいては、出力映像信号の振幅値が閾値を超えた水平走査ラインSHL(J−1)では、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる各単位領域256に接続された垂直走査制御ラインLv(J−1)に電圧V2が印加され、かつ、すべての水平走査制御ラインLhに電圧V2が印加されることから、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる各単位領域256内のトランジスタ258a及びトランジスタ258bがオンになる。
これにより、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる各単位領域256内の陰極253には電圧Vaが印加され、ゲート電極255Aに印加されている電圧Vxとの電位差により、水平走査ラインSHL(J−1)257に含まれる各単位領域256の陰極253、すなわち、水平走査ラインSHL(J−1)257に含まれる各エレメントから電子が放出される。
一方、出力映像信号の振幅値が閾値よりも低い水平走査ラインSHL(J+1)では、図23に示すように、水平帰線消去期間Thbには、水平走査ラインSHL(J+1)に含まれる各単位領域256に接続された垂直走査制御ラインLv(J+1)に電圧V2が印加されないため、垂直走査制御ラインLv(J+1)に含まれる各単位領域256内の陰極253からは電子は放出されない。
なお、上述の駆動手法では、Va又は閾値は、光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔が除去されるときの出力映像信号の最大振幅値が閾値以上になるように設定される。
また、上述の駆動手法では、図25に示すように水平帰線消去期間Thb毎に陰極電圧制御ライン450に電圧Vaを印加して、光電変換膜230に生成・蓄積された過剰な正孔のみを除去する例を示したが、これに代えて、水平帰線消去期間Thb毎に陰極電圧制御ライン450に0Vを印加し、図19に示す電源611を制御して、映像信号出力期間Thに光電変換膜230に印加する電圧より低い電圧を水平帰線消去期間Thb毎に光電変換膜230に印加するように構成してもよい。
また、図27に示すように、水平帰線消去期間Thbにゲート電極255に印加する電圧Vbの値を、映像信号出力期間Thにゲート電極255に印加する値Vxよりも高い値にすることにより、水平帰線消去期間Thbに放出される電子量を増大させてもよい。
さらに、上述の動作では、出力された映像信号に基づいて、光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を水平帰線消去期間Thbに放出される電子によって除去するため、制御に遅れが生じ、例えば、移動している高輝度発光体を撮影した場合には残像の発生や解像度の劣化を生じるおそれがある。
そこで、図28に示すように、出力映像信号の振幅値が閾値よりも低い水平走査ラインSHL(J+1)についても、水平走査ラインSHL(J+1)に対応する垂直走査制御ラインLv(J+1)に、出力映像信号の振幅値が閾値を超えた垂直走査制御ラインLv(J−1)に電圧V2を印加する水平帰線消去期間Thbの回数よりも少ない回数の水平帰線消去期間Thbに電圧V2を印加し、出力映像信号の振幅値が閾値よりも低い水平走査ラインSHL(J+1)に含まれる各エレメントからも電子を放出させるように構成してもよい。
これにより、出力映像信号を基にした制御の遅れにも対応することができ、電子放出源アレイ250Aへの負荷を軽減しつつ、高輝度光が入射した場合の解像度の劣化や残像の発生等を防止することができる。
なお、図28では、出力映像信号の振幅値が閾値よりも低い水平走査ラインSHL(J+1)について、水平走査ラインSHL(J+1)に対応する垂直走査制御ラインLv(J+1)に電圧V2を印加する水平帰線消去期間Thbの回数を減ずる形態について説明したが、これに代えて、図29に示すように、水平帰線消去期間Thbにおいて垂直走査制御ラインLv(J+1)に電圧V2を印加する時間を短縮してもよい。
あるいは、図30に示すように、水平帰線消去期間Thbに断続的にパルス状の電圧V2を印加して、水平帰線消去期間Thbに垂直走査制御ラインLv(J+1)に印加するパルスの回数を減じ、電圧V2を印加する時間を短縮してもよい。
図29及び図30に示す駆動手法によっても、図28の駆動手法の場合と同様に、出力映像信号を基にした制御の遅れにも対応することができ、電子放出源アレイ250Aへの負荷を軽減しつつ、高輝度光が入射した場合の解像度の劣化や残像の発生等を防止することができる。
また、電子放出源アレイ250Aとして、実施の形態1で説明したパッシブ電子放出源アレイ250や、駆動回路内蔵パッシブ電子放出源アレイを用いた場合は、水平走査ライン257に対応してゲート電極255が絶縁分離されていることから、1フィールド又は1フレームの期間に、各水平走査ライン257に含まれる各エレメントから電子が放出される水平帰線消去期間Thbの回数及び水平帰線消去期間Thbにおける電子放出時間が同じ場合においても、出力映像信号の振幅値が閾値を超える水平走査ライン257については水平帰線消去期間Thbにゲート電極255に印加する電圧を高く設定し、また、出力映像信号の振幅値が閾値より低い水平走査ライン257については水平帰線消去期間Thbにゲート電極255に印加する電圧を低く設定することにより、出力映像信号の振幅値に応じて、水平帰線消去期間Thbに各水平走査ライン257に含まれる各エレメントから放出される電子量を制御することができる。
これにより、出力映像信号を基にした制御の遅れにも対応することができ、電子放出源アレイ250Aへの負荷を軽減しつつ、高輝度光が入射した場合の解像度の劣化や残像の発生等を防止することができる。
図31は、図22に示す出力映像信号の振幅値を用いて、実施の形態2における駆動手法によって光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔が除去された後の出力映像信号の振幅値を示す図である。
出力映像信号の振幅値が閾値を超えた単位領域256に対応する光電変換膜230からは、過剰な正孔が除去されるため、当該単位領域256より得られる出力映像信号の振幅値は、図31(a)に示すように、水平帰線消去期間Thbに当該単位領域256に含まれる陰極253に印加される電圧Vaで決まる値まで低下する。
しかし、陰極253に印加される電圧Vaで決まる出力映像信号の振幅値は閾値より高いため、引き続き、水平帰線消去期間Thbには電子が放出され、例えば、図31(b)に示すように、入射光量が減って出力映像信号の振幅値が閾値より低くなるまで、この動作が継続される。
図32は、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる各単位領域256内の陰極253から順次、放出される電子により、各単位領域256に対向する光電変換膜230に蓄積された正孔が読み出されるときの出力映像信号の振幅値を示す図である。
図32では、水平走査ラインSHL(J−1)に含まれる単位領域256のうち、一部の単位領域256(水平走査制御ラインLh(N−1)〜Lh(N+1)に接続される単位領域)に対応する出力映像信号の振幅値が閾値を超えている。
そのため、水平帰線消去期間Thbに、出力映像信号の振幅値が閾値を超える単位領域256のみから電子を放出させて、当該単位領域に対向する光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を除去することにより、電子放出源アレイの負担をさらに軽減しつつ、解像度の劣化や残像の発生を防止することができる。
図33は、上述の駆動手法を実現するために、水平走査制御ラインLhに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図34は、上述の駆動手法を実現するために、水平走査ラインSHL(J−1)に対応する垂直走査制御ラインLv(J−1)に印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
図33に示すように、出力映像信号の振幅値が閾値を超えた単位領域256に接続された水平走査制御ラインLh(N−1)〜Lh(N+1)には、水平帰線消去期間Thb毎に電圧V2を印加し、その他の水平走査制御ラインには電圧V1を印加する。また、このときに、図34に示すように、垂直走査制御ラインLv(J−1)には、水平帰線消去期間Thb毎に電圧V2を印加する。
これにより、出力映像信号の振幅値が閾値を超えたエレメントのみから水平帰線消去期間Thbに電子が放出され、対向する光電変換膜230に蓄積された過剰な正孔を除去することができる。
なお、以上で説明した実施の形態1及び実施の形態2の撮像装置では、垂直帰線消去期間について言及していないが、垂直帰線消去期間の一部の期間を水平帰線消去期間とみなすことにより、同様に実施でき、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の撮像装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
実施の形態1の撮像装置を概略的に示す断面図である。 実施の形態1の撮像装置に含まれる撮像素子の構成を示す図であり、(a)は撮像素子200を概略的に示す斜視部分断面図、(b)は撮像素子の要部を拡大して示す断面図である。 実施の形態1の撮像装置に含まれる電子放出源アレイの駆動系を平面視で概略的に示す図である。 図3に示す駆動系を有する撮像装置において、電子放出源アレイのゲート電極LVに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 図3に示す駆動系を有する撮像装置において、電子放出源アレイの陰極電極LHに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 任意の水平走査ラインに対応する位置の光電変換膜に高輝度光が入射した場合における光電変換膜の電子放出源アレイ側の電位の変化を示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置の陰極電極LHに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態1の撮像装置のゲート電極LVに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置を概略的に示す断面図である。 実施の形態2の撮像装置に含まれる撮像素子の構成を概略的に示す斜視部分断面図である。 実施の形態2の撮像装置に含まれる撮像素子の要部の構成を拡大して概略的に示す図である。 実施の形態2の撮像装置に含まれる電子放出源アレイの駆動系を平面視で概略的に示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、映像信号が出力されるタイミングが異なる2つの水平走査ラインに含まれる各単位領域内の陰極から順次放出される電子により、対向する光電変換膜に蓄積された正孔が読み出されることによって得られる出力映像信号の振幅値を示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、垂直走査制御ラインLvに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、水平走査制御ラインLhに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、陰極電圧制御ラインに印加するパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、ゲート電極に印加する電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置のゲート電極に印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置の垂直走査制御ラインLvに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置の垂直走査制御ラインLvに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置の垂直走査制御ラインLvに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 図22に示す出力映像信号の振幅値を用いて、光電変換膜に蓄積された過剰な正孔が除去された後の出力映像信号の振幅値を示す図である。 実施の形態2の撮像装置において、水平走査ラインに含まれる各単位領域内に陰極から順次放出される電子により、対向する光電変換膜に蓄積された正孔が読み出されることによって得られる出力映像信号の振幅値を示す図である。 実施の形態2の撮像装置の水平走査制御ラインLhに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。 実施の形態2の撮像装置の垂直走査制御ラインLvに印加する他のパルス電圧の振幅及びタイミングを示す図である。
符号の説明
100 光学レンズ
200 撮像素子
210 透光性基板
220 透光性導電膜
230 光電変換膜
240 メッシュ状電極
250 250A 電子放出源アレイ
251 251A 基板
252 陰極電極
252A 単位領域分離陰極電極
253 陰極
254 絶縁層
255 255A ゲート電極
256 単位領域
257 水平走査ライン
258a 258b トランジスタ
300 信号増幅・処理回路
400 駆動回路
410 410A 水平駆動回路
411 411A 水平アドレス回路
412 水平バッファ回路
413 水平電圧制御回路
414 陰極電圧制御回路
420 420A 垂直駆動回路
421 421A 垂直アドレス回路
422 垂直バッファ回路
423 垂直電圧制御回路
424 ゲート電圧制御回路
430 垂直走査制御ライン
440 水平走査制御ライン
500 500A 制御回路
600 611 620 電源
610 外部回路
700 メモリ部
705 陰極電圧制御ライン

Claims (14)

  1. 電子放出源がマトリクス状に配置される電子放出源アレイと、前記電子放出源アレイに対向保持される光電変換膜とを具え、映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインを所定順序で選択し、当該選択された水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出して映像信号を出力する撮像装置において、
    前記1又は複数の水平走査ラインが選択される前記映像信号出力期間の直前の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択されていない1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させる、撮像装置。
  2. 前記1又は複数の水平走査ラインが選択される前記映像信号出力期間の直前の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させる、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインでは、前記映像信号出力期間の直後から前記1又は複数の水平走査ラインが次に選択される映像信号出力期間の直前までの間の複数の帰線消去期間に、前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させる、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインでは、前記映像信号出力期間の直後から前記1又は複数の水平走査ラインが次に選択される映像信号出力期間の直前までの間の帰線消去期間に、帰線消去期間毎に、又は、1又は複数の帰線消去期間おきに、前記1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に向けて電子を放出させる、請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源と、前記映像信号出力期間と異なる映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源とで、電子を放出させる複数の帰線消去期間が同じである、請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記映像信号出力期間に選択される1又は複数の水平走査ラインに含まれる電子放出源と、前記映像信号出力期間と異なる映像信号出力期間に選択される水平走査ラインに含まれる電子放出源とで、電子を放出させる複数の帰線消去期間のうち、少なくとも1つの帰線消去期間が異なる、請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記電子放出源アレイは、電子放出するための第1電極と、前記第1電極との間に電位差を形成するための第2電極とを具え、前記第1電極と前記第2電極との間に電位差を形成することにより、前記第1電極から電子が放出されるように構成される、請求項1乃至6のいずれかの項に記載の撮像装置。
  8. 帰線消去期間に前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差が、前記映像信号出力期間に前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差よりも大きく設定される、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記第1電極又は前記第2電極のうちの少なくともいずれか一方に、前記映像信号出力期間に印加する電圧とは異なる電圧を帰線消去期間に印加する、請求項7又は8に記載の撮像装置。
  10. 前記光電変換膜に、前記映像信号出力期間に印加する電圧とは異なる電圧を帰線消去期間に印加する、請求項1乃至9のいずれかの項に記載の撮像装置。
  11. 前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間に前記光電変換膜に電子を放出する電子放出源を含む水平走査ライン、又は、前記帰線消去期間に前記光電変換膜に電子を放出する水平走査ラインに含まれる電子放出源が選択される、請求項1乃至10のいずれかの項に記載の撮像装置。
  12. 前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、前記水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に電子を放出させる帰線消去期間の数が設定される、請求項1乃至11のいずれかの項に記載の撮像装置。
  13. 前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間において前記水平走査ラインに含まれる電子放出源から前記光電変換膜に電子を放出する時間が設定される、請求項1乃至12のいずれかの項に記載の撮像装置。
  14. 前記映像信号出力期間毎に1又は複数の水平走査ラインから出力される映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出手段をさらに備え、当該信号レベル検出手段によって検出される映像信号の信号レベルに応じて、帰線消去期間において前記水平走査ラインに含まれる電子放出源の前記第1電極と前記第2電極との間に形成される電位差が設定される、請求項1乃至13のいずれかの項に記載の撮像装置。
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