JPWO2010050277A1 - 容量可変素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

特性が互いに異なる複数種類のナノ材料からなるナノ材料層と、ナノ材料層の少なくとも一部と電気的に接続された第1の導電層と、絶縁膜を介してナノ材料層及び第1の導電層と対向する第2の導電層とを備える。

Description

本発明は、シリコン以外の材料を使用した容量可変素子及びその製造方法に関する。
容量可変素子(バラクタ)は、外部の電圧によって容量値を変化させることができる素子である。例えば、電圧制御発振器、位相同期回路、周波数シンセサイザ、アンテナの周波数制御等の回路に用いられ、携帯端末等の情報通信機器に不可欠の部品である。
一方、電子部品(配線、トランジスタ)をプラスチック基板上などに印刷プロセスによって形成する技術開発が現在盛んに行われており、容量可変素子についても、塗布、印刷プロセスによって作り込む技術が期待されている。
現在の容量可変素子は、主としてシリコン半導体によって製造されており、製造プロセスとしては、リソグラフィー、高温処理、真空雰囲気が不可欠であり、塗布、印刷プロセスによって製造することは出来ない。
そこで、容量可変素子を塗布、印刷プロセスによって製造するため、以下に示すようなシリコン以外の材料を使用した容量可変素子の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、ナノワイヤをNPN型とし、P型とN型との間に電圧をかけることにより、空乏層の厚みを変化させて容量値を変化させる容量可変素子について記載されている。
また、非特許文献1には、MEMSによるバラクタであり、カーボンナノチューブを縦方向に並べ、その間に電圧をかけ、静電力によるたわみから容量を変化させる技術が記載されている。また、非特許文献2には、カーボンナノチューブを利用した容量素子、非特許文献3には、有機材料ペンタセンを用いた容量可変素子がそれぞれ記載されている。
また、特許文献2には、対向する一対の電極のうち少なくとも一方の電極を、官能基が結合された複数のカーボンナノチューブの前記官能基間が化学結合で相互に架橋された網目構造を構成するカーボンナノチューブ構造体により構成するコンデンサが記載されている。
米国特許第7115971号明細書 特開2005−123428号公報
しかしながら、特許文献1、非特許文献1及び非特許文献2に示されている構造はいずれも、ナノワイヤやカーボンナノチューブの一本一本を位置や方向を制御して製造する必要があり、製造が容易でないという問題点がある。特に、塗布・印刷プロセスにおいては、製造が困難である。
また、非特許文献3に示されている構造は、ペンタセンを材料として用い、蒸着法が一般的な製造方法であるため、塗布・印刷プロセスには適さないという問題点がある。さらに、ペンタセンを用いた容量可変素子は、動作周波数が100Hz程度の低周波であり、容量可変素子の主たる応用としてのMHzからGHz帯の高周波回路に使用できないという問題点がある。
また、特許文献2に示されているものでは、バイアスに対する容量値の変化を大きくしたり、制御を行うことができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、バイアスに対する容量値の変化を大きくしたり、制御を行うことが可能な容量可変素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明における容量可変素子は、
特性が互いに異なる複数種類のナノ材料からなるナノ材料層と、
前記ナノ材料層の少なくとも一部と電気的に接続された第1の導電層と、
絶縁膜を介して前記ナノ材料層及び前記第1の導電層と対向する第2の導電層と、を有する。
また、上記目的を達成するために本発明における容量可変素子の製造方法は、
基板上に金属ナノ粒子を含むインクを塗布する第1のインク塗布ステップと、
焼成処理を行い、金属を析出させて第1の導電層を形成する第1の導電層形成ステップと、
前記第1の導電層形成ステップにて形成した第1の導電層上の少なくとも一部の領域に絶縁膜を形成する絶縁膜形成ステップと、
前記絶縁膜形成ステップにて形成した絶縁膜上にナノ材料を含むインクを塗布し、特性が互いに異なる複数種類のナノ材料からなるナノ材料層を形成するナノ材料層形成ステップと、
前記ナノ材料層形成ステップにて形成したナノ材料層の少なくとも一部の領域上に金属ナノ粒子を含むインクを塗布する第2のインク塗布ステップと、
焼成処理を行い、金属を析出させナノ材料層と電気的に接続された第2の導電層を形成する第2の導電層形成ステップと、を有する。
本発明により、特性が互いに異なる複数種類のナノ材料から構成することで、バイアスに対する容量値の変化を大きくしたり、制御を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態における容量可変素子の平面図である。 図1aにおけるA−A’断面図である。 図1a及び図1bに示した容量可変素子の製造方法を説明するための図である。 図1a及び図1bに示した容量可変素子の製造方法を説明するための図である。 図1a及び図1bに示した容量可変素子の製造方法を説明するための図である。 図1a及び図1bに示した容量可変素子の製造方法を説明するための図である。 図1a及び図1bに示した容量可変素子の第1の電極と第2の電極との間に直流バイアスを印加しながら1MHzの交流電圧によって容量値を測定した際のデータを示す図である。 本発明の第2の実施形態における容量可変素子の断面図である。 本発明の第3の実施形態における容量可変素子の断面図である。 CNT層が1種類の場合の等価回路を示す図である。 図5に示した容量可変素子の等価回路を示す図である。 図6a及び図6bに示した回路にバイアスが加わった場合の容量値の変化を示す図である。 バイアスが一定の場合における容量の周波数応答を示す図である。 本発明の第4の実施形態における容量可変素子の断面図である。 CNT層が1種類の場合の等価回路を示す図である。 図9に示した容量可変素子の等価回路を示す図である。 図10a及び図10bに示した回路にバイアスが加わった場合の容量値の変化を示す図である。 本発明の第5の実施形態における容量可変素子の断面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1aは、本発明の第1の実施形態における容量可変素子の平面図であり、図1bは、図1aにおけるA−A’断面図である。
図1bに示すように、本実施形態における容量可変素子は、ポリイミド基板101と、金属ナノ材料などで構成される第1の導電層である第1の電極102と、ポリイミド絶縁膜103と、ナノ材料層であるカーボンナノチューブ(CNT)層104と、金属ナノ材料などで構成される第2の導電層である第2の電極105と、からなる。
ポリイミド基板101の上に、ナノ銀から形成された第1の電極102が設けられ、厚さ約500nmのポリイミド絶縁膜103を介して、CNT層104が設けられ、同じくナノ銀から形成された第2の電極105がCNT層104と電気的に接続されている。
CNT層104は、直径の平均が約1nm、長さの平均が約0.5μmの多数の単層CNTが網目状につながったマット層であり、3分の1が金属性CNT、3分の2が半導体性CNTで構成される。
図2a〜図2dは、図1a及び図1bに示した容量可変素子の製造方法を説明するための図である。
まず、図2aに示すように、ポリイミド基板201上にナノ銀インクを塗布し、200℃の焼成処理を行って銀を折出させ、第1の電極202を形成する。
次に、図2bに示すように、ポリイミドを含む有機溶媒を第1の電極202上に塗布し、200℃の焼成処理を行い、約500nmのポリイミド絶縁膜203を形成する。
次に、図2cに示すように、CNTを有機溶媒中に分散させた溶液をポリイミド絶縁膜203上に塗布し、溶媒を気化させることでCNT層204を形成する。
次に、図2dに示すように、ナノ銀インクを塗布し、200℃の焼成処理を行うことで銀を折出させ、CNT層204に接続された第2の電極205を形成する。
図3は、図1a及び図1bに示した容量可変素子の第1の電極102と第2の電極105との間に直流バイアスを印加しながら1MHzの交流電圧によって容量値を測定した際のデータを示す図である。なお、図3において、横軸は直流バイアス、縦軸は容量値の変化分を示している。
図3に示すように、本実施形態における容量可変素子は、印加バイアスによって容量値を変化させることができる。また、CNT層104のうち3分の1が金属性CNTであるため、CNT層の層抵抗が低減され、高周波動作が可能となる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態における容量可変素子の断面図である。
図4に示すように、本実施形態における容量可変素子は、図1a及び図1bに示したものと同様に、ポリイミド基板401と、第1の電極402と、ポリイミド絶縁膜403と、CNT層404と、第2の電極405と、からなる。
図1a及び図1bに示した容量可変素子との相違点は、第2の電極405がCNT層404を全て覆っていることである。本構成によれば、容量の変化分は相対的に小さくなるが、CNT層404の低抵抗化が図られ、より高い周波数での動作が可能となる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態における容量可変素子の断面図である。
図5に示すように、本実施形態における容量可変素子は、ポリイミド基板501と、第1の電極502と、ポリイミド絶縁膜503と、第1のCNT層5041と、第2のCNT層5042と、第3のCNT層5043と、第2の電極505と、からなる。
本実施形態では、CNT層が、第1のCNT層5041と、第2のCNT層5042と、第3のCNT層5043と、の3層構造の多層膜からなる。
第1のCNT層5041は、半導体性CNTのみで構成され、第2のCNT層5042は、金属性CNTが3分の1含まれる構成、第3のCNT層5043は、金属性CNTが3分の2含まれる構成となっている。
このように、CNT層を3層構造にすることにより、電界が強く、絶縁膜に最も近い第1のCNT層5041が100%の半導体性となり、容量値の絶対値と容量値の変化を最大にすることができる。また、第2のCNT層5042及び第3のCNT層5043の存在によってCNT層の抵抗が低くなるため、より高い周波数での動作が可能となる。
図6aは、CNT層が1種類の場合の等価回路を示す図であり、図6bは、図5に示した容量可変素子の等価回路を示す図である。また、図7は、図6a及び図6bに示した回路にバイアスが加わった場合の容量値の変化を示す図である。なお、図7に示す曲線aは、CNT層が1種類の場合の容量値変化を示し、図7に示す曲線bは、CNT層が異なる3層の場合の容量値変化を示している。
図7に示すように、本実施形態のようにCNT層を3層構造とした場合、CNT層が1種類の場合に比べて、容量値の絶対値が大きいだけでなく、バイアスの変化量に対する容量値の変化量も大きくなる。
また、図8は、バイアスが一定の場合における容量の周波数応答を示す図である。なお、図8に示す曲線aは、CNT層が1種類の場合の容量値変化を示し、図8に示す曲線bは、CNT層が3層の場合の容量値変化を示している。
図8に示すように、CNT層が1種類の場合には、周波数の増加とともに急速に容量値が減少してしまうのに対し、CNT層が3層で、上部電極に近いほど金属性のCNTが含まれる構造は、寄生抵抗を下げるため、周波数が増加しても容量値の低下が少ない。
このように、容量値の絶対値、バイアスの変化量に対する容量値の変化量の増加は、本可変容量素子の応用範囲を広げ、さまざまな回路に適用できるという効果がある。また、高い周波数にも対応することで、より高速な回路に適用可能となる効果もある。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態における容量可変素子の断面図である。
図9に示すように、本実施形態における容量可変素子は、ポリイミド基板601と、第1の電極602と、ポリイミド絶縁膜603と、第1のCNT層6041と、第2のCNT層6042と、第3のCNT層6043と、第2の電極605と、からなる。
本実施形態では、CNT層が、第1のCNT層6041と、第2のCNT層6042と、第3のCNT層6043と、の3つのCNT層が同一の面上の領域にそれぞれ配置されて構成されている。
第1のCNT層6041は、直径の平均が約1nm、第2のCNT層6042は、約1.5nm、第3のCNT層6043は、約2nmの半導体性単層CNTで構成されている。
ところで、半導体性CNTは直径が大きいほど、バンドギャップが狭くなるという性質があり、容量可変素子の場合、容量値が変化するバイアス値(閾値)が低くなる。すなわち、第1のCNT層6041の閾値が最も高く、次に第2のCNT層6042、最も閾値が低いのが第3のCNT層6043となる。
したがって、本実施形態における構造では、閾値の異なる可変容量が並列接続された特性が得られるため、より広いバイアス範囲で容量値を変化させることができる。このように、特性の異なるCNT層の領域を複数設けることにより、バイアス対容量の特性をコントロールすることができる。
図10aは、CNT層が1種類の場合の等価回路を示す図であり、図10bは、図9に示した容量可変素子の等価回路を示す図である。なお、図10aに示す等価回路では、すべての可変容量は同じ閾値を持っており、図10bに示す等価回路では、それぞれの可変容量はそれぞれ異なる閾値を有している。また、図11は、図10a及び図10bに示した回路にバイアスが加わった場合の容量値の変化を示す図である。なお、図11に示す曲線aは、CNT層が1種類の場合の容量値変化を示し、図11に示す曲線bは、CNT層を3種の異なる領域で構成した場合の容量値変化を示している。
図11に示すように、CNTが一種類の場合は、容量値が大きく変化するバイアス値が1つ現れるのに対し、3種類のCNTが3領域に分布している場合は、それぞれのCNT層の閾値に対応して、容量値が大きく変化するバイアス値が3つ(B1,B2,B3)が存在する。その結果として、広い範囲のバイアス値で容量値を変化させることができるが、これは、本可変容量素子の応用範囲を広げ、さまざまな回路に適用できるという効果があることを意味する。
(第5の実施形態)
図12は、本発明の第5の実施形態における容量可変素子の断面図である。
図12に示すように、本実施形態における容量可変素子は、ポリイミド基板701と、第1の電極702と、ポリイミド絶縁膜703と、第1のCNT層7041と、第2のナノ材料層である第2のCNT層7042と、第2の電極605と、からなる。
第1のCNT層7041と第2のCNT層7042との間には、ポリイミド絶縁膜703が存在し、その間で容量が形成されている。なお、第1の電極702と第2の電極704は、第1のCNT層7041と第2のCNT層7042にそれぞれ接続されている。本構成のように、CNT層間で容量を形成することで、同じバイアス変化量で容量の変化値を大きくすることが可能となる。
上述した実施形態によれば、ナノ材料としてカーボンナノチューブその他の材料を用いることにより、非特許文献1にも示されているように、材料の物性によって、印加する電圧に対して容量が変化する素子を得ることができる。
また、ナノ材料層が、ナノ材料(例えば複数のカーボンナノチューブ)がランダムなネットワークを形成したマット層であるため、製造が容易であり、塗布・印刷プロセスとの整合性が良好である。特に、電極の形成にも金属ナノ粒子を使用することにより、全ての製造工程において、塗布・印刷プロセスを使用して容量可変素子の製造が可能となる。
なお、上述した実施形態における容量可変素子は、塗布・印刷プロセスによって製造可能なため、従来の半導体製造に必要であった、リソグラフィー工程、高温処理、真空雰囲気での処理等が不要となり、大幅な製造エネルギー、製造コストの削減が図れる。また、さまざまな材質や形状の基板、例えばフレキシブルプラスチック基板上等にも高周波動作可能な容量可変素子を形成できるため、設計の自由度が飛躍的に向上するだけでなく、情報通信機器、携帯端末等の小型化、薄型化に寄与する。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
この出願は、2008年10月31日に出願された日本出願特願2008−282263を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明の活用例としては、プラスチック製フレキシブル基板上の高周波回路(電圧制御発信器、位相同期回路、周波数シンセサイザ、アンテナの周波数制御等の回路)への応用が考えられる。

Claims (17)

  1. 特性が互いに異なる複数種類のナノ材料からなるナノ材料層と、
    前記ナノ材料層の少なくとも一部と電気的に接続された第1の導電層と、
    絶縁膜を介して前記ナノ材料層及び前記第1の導電層と対向する第2の導電層と、を有する容量可変素子。
  2. 請求項1に記載の容量可変素子において、
    前記ナノ材料層は、前記複数種類のナノ材料が層状に形成された多層膜である容量可変素子。
  3. 請求項2に記載の容量可変素子において、
    前記多層膜は、前記絶縁膜に接する層が100%の半導体性カーボンナノチューブであり、前記第1の導電層に近づくにしたがって金属性カーボンナノチューブの含有率が高くなる容量可変素子。
  4. 請求項1に記載の容量可変素子において、
    前記ナノ材料層は、前記複数種類のナノ材料が同一面上に並べて形成されている記載の容量可変素子。
  5. 請求項4に記載の容量可変素子において、
    前記並べて形成されたナノ材料層は、少なくとも2種類以上のバンドギャップを有する半導体性カーボンナノチューブからなる容量可変素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の容量可変素子において、
    前記ナノ材料は、金属性カーボンナノチューブ、半導体性カーボンナノチューブのいずれか、またはこれらの混合物である容量可変素子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の容量可変素子において、
    前記第1の導電層及び前記第2の導電層は、金属ナノ粒子から形成される金属電極である容量可変素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の容量可変素子において、
    前記第1の導電層は、前記ナノ材料層を全て覆っている容量可変素子。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の容量可変素子において、
    前記絶縁膜を介して、前記ナノ材料層及び前記第1の導電層と対向して設けられ、前記第2の導電層の少なくとも一部と電気的に接続された1種類以上のナノ材料からなる第2のナノ材料層を有する容量可変素子。
  10. 基板上に金属ナノ粒子を含むインクを塗布する第1のインク塗布ステップと、
    焼成処理を行い、金属を析出させて第1の導電層を形成する第1の導電層形成ステップと、
    前記第1の導電層形成ステップにて形成した第1の導電層上の少なくとも一部の領域に絶縁膜を形成する絶縁膜形成ステップと、
    前記絶縁膜形成ステップにて形成した絶縁膜上にナノ材料を含むインクを塗布し、特性が互いに異なる複数種類のナノ材料からなるナノ材料層を形成するナノ材料層形成ステップと、
    前記ナノ材料層形成ステップにて形成したナノ材料層の少なくとも一部の領域上に金属ナノ粒子を含むインクを塗布する第2のインク塗布ステップと、
    焼成処理を行い、金属を析出させナノ材料層と電気的に接続された第2の導電層を形成する第2の導電層形成ステップと、を有する容量可変素子の製造方法。
  11. 請求項10に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記ナノ材料層形成ステップは、前記複数種類のナノ材料を層状に形成する容量可変素子の製造方法。
  12. 請求項11に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記ナノ材料層形成ステップは、絶縁膜に接する層に100%の半導体性カーボンナノチューブの層を形成し、形成順にしたがって金属性カーボンナノチューブの含有率の高いカーボンナノチューブ層を形成していく容量可変素子の製造方法。
  13. 請求項10に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記ナノ材料層形成ステップは、前記複数種類のナノ材料を同一面上に並べて形成する容量可変素子の製造方法。
  14. 請求項13に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記並べて形成されたナノ材料層は、少なくとも2種類以上のバンドギャップを有する半導体性カーボンナノチューブからなる容量可変素子の製造方法。
  15. 請求項10乃至14のいずれか1項に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記ナノ材料は、金属性カーボンナノチューブ、半導体性カーボンナノチューブのいずれか、またはこれらの混合物である容量可変素子の製造方法。
  16. 請求項10乃至15のいずれか1項に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記第1の導電層及び前記第2の導電層は、金属ナノ粒子から形成される金属電極である容量可変素子の製造方法。
  17. 請求項10乃至16のいずれか1項に記載の容量可変素子の製造方法において、
    前記第2のインク塗布ステップは、前記ナノ材料層を全て覆うように金属ナノ粒子を含むインクを塗布する容量可変素子の製造方法。
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JP2011107704A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Xerox Corp 誘導加熱部材、融着部材、画像レンダリング装置

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