JPWO2010023804A1 - データ処理装置、データ処理方法並びにデータ処理プログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法並びにデータ処理プログラムが格納された記録媒体 Download PDF

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Abstract

状態遷移制御にかかる時間を減少させたデータ処理装置を提供する。本発明にかかるデータ処理装置は、現在の状態から他の状態への遷移が可能であるような状態遷移を持つデータ処理装置であって、データの演算処理を行う演算部20と、演算部20の演算に対する状態遷移制御を実行する状態管理部101を有する制御部10とを備えている。状態管理部101は、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、状態の遷移が確定的であると判定した場合は、演算部20における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するものである。

Description

本発明は、データ処理装置、データ処理方法並びにデータ処理プログラムに関し、特に所定の処理を実行する回路の変更が可能な再構成デバイスから成るデータ処理装置に関する。
情報処理装置は、その利用範囲が広がり、より高度な演算処理あるいは画像や動画のように大量のデータを高速に処理する能力が要求されている。このような要求を満たすための手法として、ホストプロセッサとは別に特定の演算や処理を専用に実行するDSP(Digital Signal Processor)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備え、CPU等のホストプロセッサの処理負荷を軽減することによって情報処理装置としての処理能力を向上させた構成が知られている。
しかしながら、近年の情報処理装置は、これら画像、動画、音声、音楽等のマルチメディアデータに対して様々な規格の圧縮/伸長処理や演算処理等が必要になり、またインターネット等のネットワークを介して各種データを送受信するための通信処理にも様々なプロトコルが用いられるようになってきている。さらに、ネットワーク上で送受信される情報の安全性が問題となっているため、情報セキュリティのための暗号化処理やそれを解読するための復号処理等も必要となる。そのため、これらの処理に合わせて多数のDSPやASIC等を設けていたのでは、情報処理装置の回路規模やコストが膨大なものとなってしまう。
そこで、情報処理装置にFPGA(Field Programmable Gate Array)やCPLD(Complex Programmable Logic Device)あるいはDRP(Dynamically Reconfigurable Processor)等の再構成デバイスから成るデータ処理装置を備え、必要に応じてデータ処理装置内のプログラムを書き換えて処理を実行させることにより、情報処理装置のスループットを向上させると共に、コストを低減しつつ様々な処理要求への対応を可能にした構成が知られている。
再構成デバイスは、内部にプログラム(オブジェクトコード)を格納するための内部メモリを備え、CPU等の制御により外部メモリに格納されたオブジェクトコードを内部メモリへロードし、ロードしたオブジェクトコードにしたがって内部に回路を構成し、入力されたデータに対して該回路により処理を実行する。
なお、DRPについては、例えば特許文献1〜6や非特許文献1にその詳細が記載されている。DRPは、演算処理を実行する演算部と、演算部の動作を制御する制御部とを備えた構成を有している。演算部は、小規模の複数の演算器とそれらの接続を切り替える相互接続部とを備え、各演算器及び相互接続部に対する命令コードを切り換えることによって各種の処理を実現する。
DRPで実行可能な処理には様々な種類があり、例えば処理の途中でメモリから他のデータを読み出し、それらのデータを用いて処理を続行する場合もある。DRPは、内部メモリを備えているが、その記憶容量は限定されていることが多い。したがって、DRPによる処理では、処理途中で大きな記憶容量を必要とするテーブルやデータを参照する際に、それらが格納されたメモリへアクセスする必要がある。そのための処理方法については、例えば特許文献7や特許文献8に記載されている。
上述したデータ処理装置では、処理対象となるデータに応じて生成された1つ以上の構成情報から成るオブジェクトコードに基づき処理を実行する場合、データ処理装置に格納された構成情報の位置を直接指定しつつ、処理を実行する手法が採られている。
ここで、構成情報とは、ある時点における演算器に対する演算命令、相互接続部における各演算器の接続関係を示す情報、イベント信号とそれに対応して次に選択すべき構成情報の関係を示す情報等を備えた、データ処理装置内に仮想的に回路を構成するために必要な情報である。オブジェクトコードは、所望の処理を実行するために必要な構成情報の集まりを指す。
しかしながら、このような方法では、データ処置装置に複数のオブジェクトコードを搭載すると、それらのオブジェクトコードが備える構成情報の格納位置が重なる場合は、それらが重ならないようにオブジェクトコードを合成し直す必要がある。
また、データ処理装置に複数のオブジェクトコード、あるいは大規模なオブジェクトコードを搭載した結果、データ処理装置で保持可能な構成情報数を超えると、データ処理装置では、動作の停止、保持しているオブジェクトコードの入れ替え、再始動等の一連の処理を実行する必要がある。この動作のために外部にMPU等の処理装置が必要となる。その際、従来のデータ処理装置では、オブジェクトコードの合成時に決定した場所にしか構成情報を搭載できないため、同じ機能のコードから成る構成情報であっても、違う場所に搭載する場合は同じ機能のコードから成る構成情報を複数用意する必要がある。その場合、構成情報の共有化ができないため、データ処置装置で同じ構成情報を複数保持したり、同じ構成情報を再度書き換える等の処理が発生したりするため、処理が遅くなる問題があった。
本件の発明者等は、上記したような問題点を解決し、構成情報の格納先の制限を無くすと共に構成情報の共有化が可能なデータ処理装置を提供することを目的とした発明提案を行った(特願2006−103987号)。
この先願にかかる発明では、制御部に加え補助制御部を設けて制御構造を階層化し、補助制御部での動作時は従来のデータ処理装置に比べて高速な動作が可能であるとした。
しかし、実際にアプリケーションを合成してオブジェクトコードを作成し、動作を検証した結果、制御部による遷移制御が多いアプリケーションも存在した。この場合、本来の実行時間に対し、制御部による遷移制御が占める時間が大きく動作所要時間が大幅に増加する。
特開2000−138579号公報 特開2000−224025号公報 特開2000−232354号公報 特開2000−232162号公報 特開2003−076668号公報 特開2003−099409号公報 特開2005−222141号公報 特開2005−222142号公報
Hideharu Amano, Akiya Jouraku, Kenichiro Anjo, "A Dynamically Adaptive Hardware on Dynamically Reconfigurable Processor", IEICE Transactions, Vol. E86-B, No.12, pp. 3385-3391, 2003.
背景技術として説明したように、制御構造を階層化した状態遷移制御可能なデータ処理装置は処理が遅くなるという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題である状態遷移制御にかかる時間を減少させたデータ処理装置を提供することにある。
本発明にかかるデータ処理装置は、現在の状態から他の状態への遷移が可能であるような状態遷移を持つデータ処理装置であって、データの演算処理を行う演算部と、前記演算部の演算に対する状態遷移制御を実行する状態管理部を有する制御部とを備え、前記状態管理部は、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算部における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するものである。
本発明により、状態遷移制御にかかる時間を減少させたデータ処理装置を提供することができる。
本発明のデータ処理装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置で処理するオブジェクトコードの一例を示す状態遷移図である。 本発明のデータ処理装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第8の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第9の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第10の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明のデータ処理装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。 図12に示したデータ処理装置で用いる制御部の状態管理部で保持する状態遷移表の一例を示す模式図である。 従来のデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 図12に示したデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 従来のデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 図12に示したデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 図12に示したデータ処理装置で処理性能が従来に比べ2倍となる状態遷移図の部分例を示す模式図である。 本発明のデータ処理装置の第2実施例の構成を示すブロック図である。 図16に示したデータ処理装置で用いる制御部の状態管理部で保持する状態遷移表の一例を示す模式図である。 図16に示したデータ処理装置で用いる補助制御部の状態管理部で保持する状態遷移表の一例を示す模式図である。 従来のデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 図16に示したデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 本発明のデータ処理装置の第3実施例の構成を示すブロック図である。 図20に示したデータ処理装置で用いる制御部の状態管理部で保持する状態遷移表の一例を示す模式図である。 図20に示したデータ処理装置で用いる補助制御部の状態管理部で保持する状態遷移表の一例を示す模式図である。 従来のデータ処理装置、及び本発明の実施例1、実施例2で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。 図20に示したデータ処理装置で処理を行ったときのサイクル毎の動作例を示す模式図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明のデータ処理装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態にかかるデータ処理装置は、制御部10、演算部20及び構成情報記憶部30を備えている。
制御部10は、主として演算部20の制御を実行するものであり、状態管理部101を備えている。状態管理部101は、構成情報に含まれる現在の動作状態及び次に遷移する状態の候補群(遷移先候補群)と、演算部20からのイベント信号とにより、次の動作状態で使用する構成情報の実番号を決定し、該実番号を構成情報記憶部30に通知する。実番号は、構成情報記憶部30において構成情報が格納された位置を示す位置情報である。
演算部20は、構成情報記憶部30において状態管理部101によって決定された実番号により指定された構成情報にしたがって演算処理を実行し、演算結果をイベント信号として、制御部10の状態管理部101に通知する。
なお、上記各構成要素は、それぞれ図1に示す機能単位で独立して備える必要はない。任意の構成要素が他の構成要素に含まれていてもよく、任意の構成要素が複数の部品で構成されていてもよい。例えば、構成情報記憶部30を演算部20内に備える構成であってもよい。また、本実施の形態のように、必ずしも後述する実施の形態にある補助制御部と構成番号変換部とを有している必要はない。
本実施形態のデータ処理装置における状態管理部101は、オブジェクトコードの合成時に抽出された確定的な遷移に関する情報(確定的遷移情報)を保持している。
状態管理部101は、構成情報記憶部30に実番号を通知した後に、確定的な遷移に関する情報によって状態の遷移が確定的であると判断した場合には、演算部20から演算の終了後に発行されるイベント信号を受ける前に状態遷移制御を開始して、次に遷移する状態の実番号を決定し、イベント信号を受けた際には決定済みの実番号を構成情報記憶部30に通知する。これにより、状態管理部101がイベント信号を受けてから状態遷移制御を開始する場合よりも早く状態遷移をすることができ、状態遷移制御にかかる時間を減少させることができる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明のデータ処理装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態にかかるデータ処理装置は、制御部1と演算部2を有する。
制御部1は、状態管理部11、構成番号変換部12及び構成書換部13を備えている。演算部2は、相互接続部22により接続される複数の演算器21、補助制御部23及び構成情報記憶部24を備えている。
状態管理部11は、状態遷移表に従って、構成情報に含まれる現在の動作状態及び次に遷移する状態の候補群(遷移先候補群)と、演算部2からのイベント信号に基づいて、次の動作状態で使用する構成情報の論理番号を決定し、該論理番号を構成番号変換部12へ通知する。
論理番号はオブジェクトコードに含まれる各構成情報の相互関係の情報を示す。この構成情報が実際に構成情報記憶部24に保存された位置が実番号によって特定される。
構成番号変換部12は、変換表に従って、状態管理部11から通知された構成情報の論理番号を、構成情報記憶部24に保存された構成情報に対応する実番号に変換し、該実番号を補助制御部23及び状態管理部11へそれぞれ送信する。
構成書換部13は、データ処理装置の初動時に構成情報記憶部24に構成情報を、状態管理部11と補助制御部の状態管理部231に状態遷移表を、構成番号変換部12に変換表を書き込む。
また、構成番号変換部12から構成書換部13に書き換え要求が発行されると、構成書換部13は構成情報記憶部24に保存された構成情報のうち、現時点で不要な構成情報を書き換え要求時に指定された構成情報を構成情報記憶部24に出力することにより書き換える。また、構成書換部13は、構成番号変換部12の論理番号から実番号への変換処理に必要な変換情報である変換表を更新する。このとき、不要な構成情報の選択には、例えばLeast Recently Used(LRU)法等の周知の方法を用いればよい。
構成書換部13は、基本的に書き換え要求に対して要求された構成情報を1つだけ書き換えるが、要求された構成情報と共にそれ以降に使用する構成情報も併せて書き換えてもよい。
演算器21は、順次遷移する複数の動作状態毎に構成情報記憶部24から指定される構成情報にしたがって演算処理を実行する。
相互接続部22は、構成情報記憶部24から通知された構成情報に基づき複数の演算器21の接続関係を切り換える。
補助制御部23は、状態管理部231、実番号レジスタ232、内部状態番号レジスタ233を備える。状態管理部231は内部状態の管理を行い、内部状態レジスタ233を更新する。実番号レジスタ232は、現在の構成情報の実番号を保持し、構成情報記憶部24に対し構成情報の指定をする。内部状態番号レジスタ233は、現在の内部状態番号を保持し、演算器21および相互接続部22に対し内部状態を指定する。状態管理部231が管理する範囲外への状態遷移となるイベント信号が補助制御部23に通知された場合には、補助制御部23はイベント信号を制御部1の状態管理部11に発行する。
なお、上記各構成要素は、それぞれ図2に示す機能単位で独立して備える必要はない。任意の構成要素が他の構成要素に含まれていてもよく、任意の構成要素が複数の部品で構成されていてもよい。例えば、構成情報記憶部24を分割し、分割後の構成情報記憶部24を、演算器21及び相互接続部22内にそれぞれ備える構成であってもよい。また、上記各構成要素は、その全てを1つの装置内に備える必要はない。例えば、構成書換部13を、外部に備える他の装置やMPU等で実現してもよい。
構成情報には、ある時点における演算器21に対する演算命令、相互接続部22における各演算器21の接続関係を示す情報、イベント信号とそれに対応して次に選択すべき構成情報の論理番号の関係を示す情報を含んでいる。
演算器21は、いわゆる算術演算器(ALU)等を1つだけ備えた構成、複数種類の演算器やレジスタ等の記憶素子を組み合わせた構成も含まれる。
状態管理部11は、現在の状態とイベント信号とに基づき次に遷移すべき状態を決定することができればどのような構成であってもよい。状態管理部11は、例えば各状態間の遷移関係を示す対応表を備えた構成が考えられる。
また、構成番号変換部12は、状態管理部11から指定された構成情報の論理番号を実番号に変換できればどのような構成であってもよく、例えば論理番号と実番号の対応関係を示す対応表を備えた構成、あるいは論理番号と実番号の相対値を基準に論理番号から実番号へ変換する機構を備えた構成等が考えられる。ここでは、構成番号変換部12が実施する論理番号から実番号へ変換するための処理で必要な上記対応表や相対値等を変換情報と総称する。
以上の各構成要素に対する要件は、第2の実施の形態だけでなく、以下に記載する第3の実施の形態〜第10の実施の形態でも共通である。
また、本実施の形態における状態管理部11は、オブジェクトコードの合成時に抽出された確定的な遷移に関する情報として、遷移が確定的である論理番号への滞在サイクル数がオブジェクトコードの合成時に判明している場合の滞在サイクル数を保持している。
状態管理部11は、遷移が確定的である論理番号への滞在サイクル数が保持されている場合には、この論理番号を構成番号変換部12に送出してから滞在サイクル数の経過後に、この論理番号からの遷移先の論理番号を構成番号変換部12に送出する。また、状態管理部11は、構成番号変換部12から実番号が送出されるのにあわせて開始内部状態番号を補助制御部23に送出する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、状態管理部11が確定的な遷移に関する情報を備え、遷移が確定的である論理番号に続いて、遷移先の論理番号を適切なタイミングで構成番号変換部13に送出することとなる。これにより、状態管理部11は、演算部2からの現在の状態に関する演算の終了後に発行されるイベント信号を受ける前に、確定的な遷移を開始することができ、状態遷移制御にかかる時間を減少させることが可能である。この効果は遷移が確定的である論理番号に1サイクルしか滞在しない場合に顕著である。例えば、図3の論理番号1は1サイクルしか滞在しないことがオブジェクトコードの合成時に確定しているため、論理番号1への遷移を発行した次のサイクルで、演算部2からのイベント信号を待たずに論理番号2への遷移を開始することで、待ち無しでその実番号を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図4は本発明のデータ処理装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態にかかるデータ処理装置は、遷移が確定的である論理番号への滞在サイクル数がオブジェクトコードの合成時に判明している場合の滞在サイクル数を保持している部分が状態管理部11ではなく演算部2である点で第2の実施の形態と異なっている。
補助制御部23は、内部状態の管理を行う。また、内部にオブジェクトコードの合成時に決められた、遷移が確定的である論理番号への滞在サイクル数が合成時に判明している場合の滞在サイクル数と、制御部1での制御に必要なサイクル数から求めた、状態管理部11にイベント信号を先行発行すべき時期を保持している。そのうちに、次論理番号への遷移が確定的となると、確定的遷移情報に基づき、実際に演算部2における現在の状態に関する演算が終了するよりも前の適切な時にイベント信号を状態管理部11に発行する。
状態管理部11は、背景技術として説明した先願にかかる発明と同様の動作をする。異なるのは、遷移が確定的である場合に状態遷移制御を開始するのが前記先願にかかる発明よりも前倒しであることである。このとき、次状態の構成情報が構成情報記憶部24に存在し、論理番号に対応する実番号を取得できれば、補助制御部23は現在の論理番号での演算終了時に次論理番号に対応する実番号を受け取り、演算部2は待ち無しで次の論理番号に遷移して演算を継続できる。次状態の構成情報が構成情報記憶部24に存在しない場合は、補助制御部23は現在の論理番号での演算終了時に演算器21および相互接続部22を停止させ、構成書換部13による書き換えを待つ。このタイミングは、イベント信号を状態管理部に対して発行するタイミングからの差分として確定的遷移情報に含めるか、あるいは、演算器21および相互接続部22からのイベント信号として実現する。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第2の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
なお、本実施の形態においては、イベント信号を状態管理部11に先行発行することが重要であり、先行発行のための情報の格納場所は限定されない。先行発行の時期の情報は、補助制御部23内に格納する情報としてではなく、相互接続部22により接続される複数の演算器21を動作させるための情報として持たせても良い。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、演算部2からイベント信号を状態管理部11に先行発行することで、演算部2での現在の状態に関する演算の終了を待たずに状態遷移制御を開始することができ、状態遷移制御にかかる時間を減少させることが可能である。この効果は図3に示す論理番号2のような、論理番号内で分岐はするが、他の論理番号への遷移をする状態での遷移は確定的であり、分岐後は固定サイクルの動作後に別の論理番号に遷移する場合に顕著である。演算部2は、2−1から2−2もしくは2−3に遷移するときにイベント信号を状態管理部11に先行発行することで、待ち無しで遷移先の実番号を得ることができる。
なお、同一論理番号の範囲における状態をグループとする。他の論理番号への状態遷移は、グループ間の状態遷移となり、同一論理番号内での分岐による状態遷移は、グループ内の状態遷移となる。
(第4の実施の形態)
図5は本発明のデータ処理装置の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態にかかるデータ処理装置は、第2の実施の形態のデータ処理装置と第3の実施の形態のデータ処理装置を組み合わせたものとなっている。すなわち、確定的な遷移に関する情報が、制御部1の状態管理部11と演算部2の状態管理部231に分けて格納されている。ある論理番号からの遷移先が1つであれば、その情報を状態管理部11に保持する。ある論理番号からの遷移先が2つ以上であるが、論理番号内での状態遷移により遷移先が確定できる場合は、その情報を演算部2に保持する。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第2の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第2の実施の形態および第3の実施の形態の構成を併せ持つことで、両方の効果を得ることができ、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。
(第5の実施の形態)
図6は本発明のデータ処理装置の第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第5の実施の形態にかかるデータ処理装置は、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233を2つと、そのセレクタ234、235を備えた点で第2の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。
本実施の形態のデータ処理装置が備える状態管理部11は、現在の状態にかかる論理番号からの遷移が確定的である場合には、該論理番号を構成番号変換部12に送出した次のサイクルに、該論理番号からの遷移先の論理番号を構成番号変換部12に送出する。また、開始内部状態番号を補助制御部23に送出する。構成番号変換部12は、遷移先の論理番号を実番号に変換する。
これらの遷移先の実番号および開始内部状態番号は、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面に書き込まれる。
のちに、状態管理部231が演算器21および相互接続部22からのイベント信号に基づいて、補助制御部23が管理する範囲を超えたと判断した場合には、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面への書き込みの有無を調べ、書き込み済みであれば、セレクタ234、235を切り替えることで次の実番号への遷移を行う。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第2の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第2の実施の形態のデータ処理装置においては、遷移が確定的である状態への滞在サイクル数を事前に確定して状態管理部11に保持し、遷移先の実番号および開始内部状態番号の補助制御部23への送出タイミングを計る必要があったところを、ある論理番号からの遷移先の論理番号およびその開始内部状態番号が確定していれば、滞在サイクル数が事前に決定できない場合でも、事前に実番号の変換を行い開始内部状態番号とともに補助制御部23に通知しておくことにより、演算部2は必要な時にセレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。この効果は図3に示す論理番号3のような、該論理番号内でループを持ち、可変サイクルの動作後に特定の論理番号に遷移する場合に顕著である。あらかじめ遷移先である論理番号に対応する実番号を得ておくことで、待ち無しで該実番号を使用できる。
(第6の実施の形態)
図7は本発明のデータ処理装置の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第6の実施の形態にかかるデータ処理装置は、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233を2つと、そのセレクタ234、235を備えた点で第3の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。
補助制御部23は、内部状態の管理を行う。また、補助制御部23は、内部にオブジェクトコードの合成時に決められた、次論理番号が確定する時点でイベント信号を状態管理部11に送出するための確定的遷移情報を保持している。そのうちに、次論理番号が確定すると、確定的遷移情報に基づき、状態管理部231は、実際に遷移するよりも前の適切な時にイベント信号を状態管理部11に発行する。
本実施の形態のデータ処理装置が備える状態管理部11は、遷移先の論理番号を構成番号変換部12に送出する。また、開始内部状態番号を補助制御部23に送出する。
これらの遷移先の実番号および開始内部状態番号は実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面に書き込まれる。
のちに、状態管理部231が演算器21および相互接続部22からのイベント信号に基づいて、補助制御部23が管理する範囲を超えたと判断した場合には、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面への書き込みの有無を調べ、書き込み済みであれば、セレクタ234、235を切り替えることで次の実番号への遷移を行う。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第2の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第3の実施の形態のデータ処理装置においては、遷移が確定的である状態への滞在サイクル数を事前に確定して状態管理部231に保持し、イベント信号の送出タイミングを計る必要があったところを、ある論理番号からの遷移先の論理番号が確定した時点でイベント信号を状態管理部11に送出し、構成番号変換部12によって遷移先の論理番号から実番号への変換を行い補助制御部23に通知しておくことができる。また、演算部2は必要な時にセレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。この効果は図3に示す論理番号4のような、該論理番号内で分岐はするが、他の論理番号への遷移をする状態での遷移は確定的であり、かつループを持ち、可変サイクルの動作後に次の論理番号に遷移する場合に顕著である。あらかじめ遷移先である論理番号に対応する実番号を得ておくことで、待ち無しで実番号を使用できる。
(第7の実施の形態)
図8は本発明のデータ処理装置の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第7の実施の形態にかかるデータ処理装置は、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233を2つと、そのセレクタ234、235を備えた点で第4の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。言い換えれば、第5の実施の形態と第6の実施の形態とを組み合わせたものとなっている。
論理番号の遷移時に次論理番号および開始内部状態番号が確定するのであれば、その時点で状態管理部11が遷移先の論理番号を構成番号変換部12に発行することで、また、内部状態番号の遷移時に次論理番号および開始内部状態番号が確定するのであれば、補助制御部23の状態管理部231が遷移先に対応したイベント信号を状態管理部11に発行することで、遷移先の論理番号を決定し、そこから構成番号変換部12によって論理番号を実番号に変換し、開始内部状態番号とともに実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面に書き込んでおく。
のちに、状態管理部231が演算器21および相互接続部22からのイベント信号に基づいて、補助制御部23が管理する範囲を超えたと判断した場合には、実番号レジスタ232および内部状態番号レジスタ233の裏面への書き込みの有無を調べ、書き込み済みであれば、セレクタ234、235を切り替えることで次の実番号への遷移を行う。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第2の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第4の実施の形態のデータ処理装置においては、状態への滞在サイクル数を事前に確定して状態管理部11および状態管理部231に保持し、遷移先の論理番号の送出タイミングおよびイベント信号の送出タイミングを計る必要があったところを、ある論理番号からの遷移先の論理番号が確定した時点で遷移先の論理番号またはイベント信号を送出し、実番号への変換を行い補助制御部23に通知しておくことができる。また、演算部2は必要な時にセレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。
(第8の実施の形態)
図9は本発明のデータ処理装置の第8の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第8の実施の形態にかかるデータ処理装置は、内部状態番号レジスタ233と状態管理部11との間に次内部状態番号セット236を備えた点で第5の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。
本実施の形態のデータ処理装置が備える状態管理部11は、現在の論理番号からの遷移が確定的である場合には、次の論理番号における開始内部状態番号候補群を次内部状態番号セット236に送信する。
状態管理部231は、次の実番号を実番号レジスタ232に、次の開始内部状態番号候補群を次内部状態番号セット236に受け取っている状態で、現在の論理番号での演算の終了を表すイベント信号を演算器21および相互接続部22から受け取った場合には、該イベント信号に基づいて次内部状態番号セット236の開始内部状態番号候補群より開始内部状態番号を選択し、内部状態番号レジスタ233に書き込みつつ、セレクタ234および235を切り替え、実番号レジスタ232と内部状態番号レジスタ233の出力より次実番号および開始内部状態番号を取得し、これらを用いて演算器21および相互接続部22における演算を継続させる。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第5の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第5の実施の形態のデータ処理装置と比較して、ある論理番号からの遷移先の論理番号が確定していれば、開始内部状態番号が確定できなくとも、事前に論理番号の変換を行い開始内部状態番号候補群とともに補助制御部23に通知しておくことにより、演算部2は必要な時に次内部状態番号セット236から開始内部状態番号を選択し、セレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。
(第9の実施の形態)
図10は本発明のデータ処理装置の第9の実施の形態の構成を示すブロック図である。
第9の実施の形態にかかるデータ処理装置は、内部状態番号レジスタ233と状態管理部11との間に次内部状態番号セット236を備えた点で第6の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。
本実施の形態のデータ処理装置が備える状態管理部231は、次の論理番号が確定した時点でイベント信号を状態管理部11に送信する。このとき、次の論理番号における開始内部状態番号が確定できない状態であって良い。
状態管理部11は、イベント信号を状態管理部231から受け取ると、次の論理番号を決定する。この、次の論理番号における開始内部状態番号を決定せずに、開始内部状態番号候補群を次内部状態番号セット236に送信する。
状態管理部231は、次の実番号を実番号レジスタ232に、次の内部状態番号セットを次内部状態番号セット236に受け取っている状態で、現在の論理番号での演算の終了を表すイベント信号を演算器21および相互接続部22から受け取った場合には、該イベント信号により次内部状態番号セット236の開始内部状態番号の候補より開始内部状態番号を選択し、内部状態番号レジスタ233に書き込みつつ、セレクタ234および235を切り替え、実番号レジスタ232と内部状態番号レジスタ233の出力より次構成番号および開始内部状態番号を取得し、これらを用いて演算器21および相互接続部22における演算を継続させる。
その他の制御部1及び演算部2の構成及び動作は第6の実施の形態で説明したデータ処理装置において対応する構成及びその動作と同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第6の実施の形態のデータ処理装置と比較して、ある論理番号からの遷移先の論理番号が確定していれば、開始内部状態番号が確定できなくとも、事前に論理番号の変換を行い開始内部状態番号候補群とともに補助制御部23に通知しておくことにより、演算部2は必要な時に次内部状態番号セット236から開始名部状態番号を選択し、セレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。この効果は図3に示す論理番号5のような、他の論理番号への遷移をする状態での遷移は確定的であり、かつループを持ち、可変サイクルの動作後に次の論理番号に遷移する場合に顕著である。あらかじめ遷移先である論理番号に対応する実番号を得ておくことで、待ち無しで実番号を使用できる。
(第10の実施の形態)
図11は本発明のデータ処理装置の第10の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第10の実施の形態にかかるデータ処理装置は、内部番号レジスタ233と状態管理部11との間に次内部状態番号セット236を備えた点で第7の実施の形態のデータ処理装置と異なっている。
制御部1及び演算部2の構成及び動作は第5の実施の形態に対する第8の実施の形態、および第6の実施の形態に対する第9の実施の形態をあわせたものと対応する構成及びその動作は同様であるため、その説明は省略する。
本実施の形態のデータ処理装置によれば、第7の実施の形態のデータ処理装置と比較して、ある論理番号からの遷移先の論理番号が確定していれば、開始内部状態番号が確定できなくとも、事前に論理番号の変換を行い開始内部状態番号候補群とともに通知しておくことにより、演算部2は必要な時に次内部状態番号セット236から開始内部状態番号を選択し、セレクタ234および235を切り替えるのみで待ち無しに次の論理番号に遷移して演算を継続できる。このため、状態遷移制御にかかる時間もより改善する。
次に本発明のデータ処理装置の実施例について図面を用いて説明する。
(第1実施例)
第1実施例は背景技術として説明した先願にかかる発明であるデータ処理装置に記載のデータ処理装置に本発明の第2の実施の形態を適用した例である。
図12は本発明のデータ処理装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例は、前記先願にかかる発明(先願発明)のデータ処理装置における状態遷移管理部(STC)3にのみ変更を加え、演算部4には変更を加えていない。
本実施例の演算部4は、レジスタファイル(RFU)、ALU、データ処理演算器(DMU)を備えた複数のプロセッサエレメント41(PE)を有し、各プロセッサエレメントが配線及びスイッチ(SW)により相互に接続される構成である。このような構成では、RFU、FFU、ALU及びDMU等を備える各プロセッサエレメント41が、第2の実施の形態で示した演算器となる。なお、演算部4は、上記プロセッサエレメント41に限らず、例えばロジックアレイを用いて形成してもよい。
補助制御部(MSTC)43は、状態遷移管理部(STC)3と同様に状態管理部431を備えており、論理番号内に留まる場合の内部状態の管理を行う。また、現在の実番号と内部状態番号を保持するために、実番号レジスタ432と、内部状態番号レジスタ433を備えている。
また、本実施例の制御部は、状態管理部31、構成番号変換部32、構成書換部33を備えたDRPの状態遷移管理部(STC)3に相当する。本実施例では、上記プロセッサエレメント41群、補助制御部43及び状態遷移管理部3の組をタイルと称す。
本実施例では、状態管理部31に、確定的遷移情報を保持している。
本実施例では、各プロセッサエレメント41及び状態遷移管理部(STC)3内に分割して配置されたメモリ(以下、構成情報メモリと称す)が構成情報記憶部となる。
また、本実施例では、外部にオブジェクトコードが格納された外部メモリ(記憶手段)6を備え、構成書換部33を用いて該外部メモリ6からオブジェクトコードを取得できるものとする。
以下、図3で示す状態遷移図に従って処理を実行する場合を例にして本実施例のデータ処理装置の動作について説明する。
本実施例では、データ処理装置(DRP)が備える命令メモリに論理番号0と1の構成情報が保持されているものとする。このときの状態管理部31の有する状態遷移表を図13に示す。
論理番号0の構成情報は実番号0に、論理番号1の構成情報は実番号1に書き込まれている。
状態管理部31における各実番号の確定的遷移情報に0が書き込まれている場合、該当する論理番号への滞在サイクル数もしくは遷移先の論理番号が合成時に決定できなかったことを意味しており、この場合には、動作は先願発明と変わらない。
状態管理部31における各実番号の確定的遷移情報に0以外が書き込まれている場合、該当する論理番号への滞在サイクル数および遷移先論理番号がオブジェクトコードの合成時に決定できたことを意味し、その数値が滞在サイクル数を示している。図13においては、実番号1に書き込まれている論理番号1においては、1サイクルの滞在後に次論理番号に遷移することを意味している。
以下、1サイクル目において、論理番号「0」の構成情報に含まれる内部状態番号「1」(状態0−1)の処理を実行している状態からの動作を考える。
このとき、演算部4の各プロセッサエレメント41に現状態の構成情報が通知され、各プロセッサエレメント41の動作とスイッチの接続関係が決定する。その結果、各プロセッサエレメント41で所定の演算が実行される。
演算結果がイベント信号として補助制御部43の状態管理部431に通知されると、状態管理部431はそのイベント信号に対応する状態遷移表に基づき次の状態への遷移を制御する。ここでは、状態管理部431では制御できない大規模な状態遷移であるため、状態管理部431は、プロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号を発行する。プロセッサエレメント41のレジスタはこの信号により、内容更新を受け付けなくなる。また、外部ポートからのデータ入力動作も停止する。
補助制御部43は、WEキャンセル信号の発行と同時に状態管理部31にイベント信号を送出する。
2サイクル目において、状態管理部31は、補助制御部43からイベント信号を受け取ると、状態遷移表にしたがって、現在の実番号「0」とイベント信号Aとに基づき次の状態の論理番号「1」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。また、次の状態の開始内部状態番号「1」を決定する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「1」を実番号に変換する。ここでは、すでに構成情報メモリで保持されているため変換に成功する。得られた実番号「1」を実番号レジスタ432及び状態管理部31へ送信する。また、このときに開始内部状態番号を内部状態番号レジスタ433に送信する。
補助制御部43は、構成情報の実番号「1」と開始内部状態番号「1」とを実番号レジスタ432及び内部状態番号レジスタ433に受け取ると、プロセッサエレメント41群に対して次の状態の構成情報を指定する。そして、WEキャンセルの発行を停止し、プロセッサエレメント41群に動作を再開させる。
3サイクル目において、状態管理部31は、実番号「1」を受け取ると、該当番号の確定的遷移情報を取得する。ここでは「1」が取得できるため、現在の実番号「1」の演算部4での実行は1サイクルで終了すること、およびその次の遷移先は決まっていることがわかる。遷移先はイベント信号Aに対応する状態2−1である。
本実施例では、3サイクル目で、状態管理部31は確定的遷移情報に基づき、次の状態の論理番号「2」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「2」を実番号に変換する。ここでは、次の状態の構成情報が構成情報メモリに保持されていないため、変換表には対応する実番号が無く、実番号への変換に失敗する。その場合、構成番号変換部32は構成書換部33に対して論理番号「2」の構成情報の書き換えを要求する。
これと同時に、演算部4では状態1−1の処理を実行する。演算結果がイベント信号として補助制御部43に通知されると、補助制御部43はそのイベント信号に対応する状態遷移表に基づき次の状態への遷移を制御する。ここでは、補助制御部43では制御できない大規模な状態遷移であるため、補助制御部43は、プロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号を発行する。プロセッサエレメント41のレジスタはこの信号により、内容更新を受け付けなくなる。また、外部ポートからのデータ入力動作も停止する。
補助制御部43は、WEキャンセル信号の発行と同時に状態管理部31にイベント信号を送出する。状態管理部31は、補助制御部43からイベント信号を受け取るが、すでに確定的遷移情報により次状態の論理番号2を構成番号変換部32へ送出済みであるので、その事後確認に留まり、構成番号変換部32への通知は行わない。
先願発明(日本特許出願2006−103987)であれば、演算部4での実行は3サイクル目において行い、イベント信号を送出する。STCは4サイクル目に動作する。この違いを図14A〜14Dに示す。横軸にサイクルをとり、何サイクル目かを横軸の上に示している。先願発明(日本特許出願2006−103987)であれば、図14Aに示すように、2サイクル目に変換により得た実番号1により3サイクル目に演算部が動作し、そのイベント信号により、4サイクル目にSTCが次論理番号2の変換を試みている。本実施例は図14Bに示すように、2サイクル目に変換により得た実番号1を直接3サイクル目でSTCが確定的遷移情報とあわせて使用している。これにより1サイクルの短縮を実現し、状態遷移制御にかかる時間を減少させている。
なお、本例では遷移先の構成情報が書き込まれておらず、書き換えに100サイクルかかるとしている。そのため、図14Aでは書き換え後の状態2−1の動作が先願発明では105サイクル目、本実施例では104サイクル目となっている。
遷移先の構成情報が書き込まれている場合には、この書き換えの部分がなくなるだけであり、状態2−1の動作が先願発明では図14Cに示すように5サイクル目、本実施例では図14Dに示すように4サイクル目となり、本実施例が1サイクル有利となる点には変わりない。
特に、図15のように、1論理番号に1内部状態であり、内部状態での自己ループはなく、複数の論理番号のループとなっているような場合には、本実施例により性能が2倍となる。
(第2実施例)
第2実施例は前記先願にかかる発明データ処理装置に本発明の第6の実施の形態を適用した例である。
図16は本発明のデータ処理装置の第6実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例は、前記先願にかかる発明のデータ処理装置における演算部4にのみ変更を加え、状態遷移管理部(STC)3には変更を加えていない。
本実施例の演算部4は、レジスタファイル(RFU)、ALU、データ処理演算器(DMU)を備えた複数のプロセッサエレメント41(PE)を有し、各プロセッサエレメントが配線及びスイッチ(SW)により相互に接続される構成である。このような構成では、RFU、FFU、ALU及びDMU等を備える各プロセッサエレメント41が、第6の実施の形態で示した演算器となる。なお、演算部4は、上記プロセッサエレメント41に限らず、例えばロジックアレイを用いて形成してもよい。
補助制御部(MSTC)43は、状態遷移管理部(STC)3と同様に状態管理部431を備えており、論理番号内に留まる場合の内部状態の管理を行う。
また、本実施例の制御部は、状態管理部31、構成番号変換部32、構成書換部33を備えたDRPの状態遷移管理部(STC)3に相当する。本実施例では、上記プロセッサエレメント41群、補助制御部43及び状態遷移管理部3の組をタイルと称す。
本実施例では、補助制御部43の状態管理部431に、確定的遷移情報を保持している。また、現在の実番号と内部状態番号を保持するために、実番号レジスタ432と、内部状態番号レジスタ433を備えている。これらはエントリを2つ持ち、セレクタ434および435での切り替えが可能である。以下、セレクタによって選択されている側のレジスタを表面、そうでない側のレジスタを裏面と呼ぶ。
本実施例では、各プロセッサエレメント41及び状態遷移管理部(STC)3内に分割して配置されたメモリ(以下、構成情報メモリと称す)が構成情報記憶部となる。
また、本実施例では、外部にオブジェクトコードが格納された外部メモリ(記憶手段)6を備え、構成書換部33を用いて該外部メモリ6からオブジェクトコードを取得できるものとする。
状態管理部31で持つ状態遷移表の例を図17に、補助制御部43の状態管理部431で持つ状態遷移表の例を図18に示す。
これらの図では、実番号6に対応する遷移先の各番号が記されていないが、これは図3の状態遷移図でも規定していないため、何かしらの情報が書き込まれている。「−」で示す、何も書き込まれていない部分とは状態が異なる。
以下、図3で示す状態遷移図に従って処理を実行する場合を例にして本実施例のデータ処理装置の動作について説明する。
本実施例では、データ処理装置(DRP)が備える命令メモリに論理番号0から6までの構成情報が保持されているものとする。このときの状態管理部31の有する状態遷移表を図17に示す。
ここでは、論理番号0の構成情報は実番号0に書き込まれ、論理番号1の構成情報は実番号1に書き込まれ…と、論理番号と実番号が一致しているとする。実際には、構成番号変換部32によって対応付けられるため、如何様に書き込まれていてもよい。
状態管理部431にイベント信号が通知された場合、現在の実番号との組に対する次内部状態番号が記されている場合、状態管理部431はこの次内部状態番号を内部状態番号レジスタ433の表面に書き込むことで状態遷移させる。現在の実番号との組に対する次内部状態番号が記されていない場合には、状態管理部431は、プロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号を発行し、イベント信号をSTC3に通知する。
状態管理部431における各実番号とイベント信号の組に対する確定的遷移情報に1が書き込まれている場合、該当する内部状態遷移において、次の論理番号が確定できることを意味している。このイベント信号を内部遷移に使用しつつ、同時に状態管理部31に通知することで、STC3は次論理番号に対応する実番号の準備を行う。
状態管理部431における各実番号とイベント信号の組に対する確定的遷移情報に0が書き込まれている場合、該当する内部状態遷移のみを取り扱う。
また、図18にはイベント信号AからEのみが記されているが、状態管理部431はプロセッサエレメント41群から特別なイベント信号Zを通知された場合には、状態遷移を行わずにプロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号発行のみを行う。そして、STC3から実番号及び内部状態番号の通知を受けるまで停止し、通知により次論理番号上での動作を開始する。また、イベント信号Zの確定的遷移情報は必ず0である。
以下、1サイクル目において、論理番号「2」の構成情報に含まれる内部状態番号「1」(状態2−1)の処理を実行している状態からの動作を考える。
このとき、演算部4の各プロセッサエレメント41に現状態の構成情報が通知され、各プロセッサエレメント41の動作とスイッチの接続関係が決定する。その結果、各プロセッサエレメント41で所定の演算が実行される。
演算結果がイベント信号Aとして状態管理部431に通知されると、状態管理部431は状態遷移表に基づきイベント信号Aに対応する次の状態への遷移を制御する。ここでは、状態は2−1から2−2へ遷移するイベント信号であったとすると、状態管理部431で制御可能な小規模な状態遷移であるため、状態遷移表には該当部分に次の内部状態番号2が記されている。状態管理部431は内部状態番号レジスタ433の表側に内部状態番号「2」を書き込み、プロセッサエレメント41群に指定する。
ここで、状態管理部431は、確定的遷移情報により、内部状態番号レジスタ433に書き込むと同時に、STC3に対してもイベント信号Aを通知する。
2サイクル目には、STC3と演算部4が同時に動作する。STC3では、状態管理部31が補助制御部43からイベント信号Aを受け取ると、状態遷移表にしたがって、現在の実番号「2」とイベント信号Aとに基づき次の状態の論理番号「3」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。また、次の状態の開始内部状態番号「1」を決定する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「3」を実番号に変換する。ここでは、すでに構成情報メモリで保持されているため変換に成功する。得られた実番号「3」を実番号レジスタ432の裏面、及び状態管理部31へ送信する。また、このときに状態管理部31は、開始内部状態番号を内部状態番号レジスタ433に送信する。
演算部4は状態2−2で動作し、補助制御部43は、プロセッサエレメント41群から演算結果としてイベント信号Zを通知される。イベント信号Zは現論理番号での動作を終了しプロセッサエレメント41群の動作を停止させSTCからの通知を待つ意味を持つが、同時にSTCから構成情報の実番号「3」と内部番号「1」とを実番号レジスタ432及び内部状態番号レジスタ433の裏側に受け取っているため、プロセッサエレメント41群の動作は停止させずに、セレクタ434および435を切り替え、構成情報の実番号「3」と内部番号「1」とを表側とする。
3サイクル目には、演算部4は、構成情報の実番号「3」と内部番号「1」、すなわち状態3−1の演算を実行する。
演算結果がイベント信号Aとして状態管理部431に通知されると、状態管理部431は状態遷移表に基づきイベント信号Aに対応する次の状態への遷移を制御する。ここでは、状態は3−1から3−2へ遷移するイベント信号であり、状態管理部431で制御可能な小規模な状態遷移であるため、状態遷移表には該当部分に次の内部番号2が記されている。状態管理部431は内部状態番号レジスタ433の表側に内部状態番号「2」を書き込み、プロセッサエレメント41群に指定する。
ここで、状態管理部431は、確定的遷移情報により、内部状態番号レジスタ433に書き込むと同時に、STC3に対してもイベント信号Aを通知する。
4サイクル目には、STC3と演算部4が同時に動作する。STC3では、状態管理部31が補助制御部43からイベント信号Aを受け取ると、状態遷移表にしたがって、現在の実番号「3」とイベント信号Aとに基づき次の状態の論理番号「6」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。また、次の状態の開始内部状態番号「1」を決定する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「6」を実番号に変換する。ここでは、すでに構成情報メモリで保持されているため変換に成功する。得られた実番号「6」を実番号レジスタ432の裏面、及び状態管理部31へ送信する。また、このときに開始内部状態番号を内部状態番号レジスタ433に送信する。
演算部4は状態3−2で動作する。ここでは、状態3−2に2サイクル留まるとする。このサイクルでは、内部状態を遷移させるためのイベント信号は発行されない。
5サイクル目も、演算部4は状態3−2で動作し、補助制御部43は、プロセッサエレメント41群から演算結果としてイベント信号Zを通知される。イベント信号Zは現論理番号での動作を終了しプロセッサエレメント41群の動作を停止させSTCからの通知を待つ意味を持つが、すでにSTCから構成情報の実番号「6」と内部番号「1」とを実番号レジスタ432及び内部状態番号レジスタ433の裏側に受け取っているため、プロセッサエレメント41群の動作は停止させずに、セレクタ434および435を切り替え、構成情報の実番号「6」と内部状態番号「1」とを表側とする。
6サイクル目には、状態6−1の演算を実行する。以後、同様に状態遷移表に従い動作していく。
以上の動作例には示さなかったが、論理番号3,4からの論理番号6,7,8への遷移も同様に演算と制御の並行実行が可能であり、先願発明と比較してサイクル数を削減できる。ただし、論理番号5からの遷移は遷移先の論理番号は確定できても、開始内部状態番号が確定できないため、本実施例では先願に発明と同様に演算部を1サイクル停止させてSTCによる制御を行う必要がある。
先願発明であれば、図19Aに示すように2サイクル目の演算結果によりイベント信号Aが状態管理部431を通じて状態管理部31に通知され、3サイクル目に次論理番号3から実番号3を得て、4サイクル目に演算部で状態3−1の動作をする。というように、異なる状態への遷移時にSTC3による制御が1サイクル必要であったが、本実施例では、図19Bに示すように、このSTC3による制御が可能なときには、制御を演算部4の動作と並行して行えるように、遷移先が確定した時点で演算部4からのイベント信号をSTCに送出し、また実番号を待ち合わせる仕組みを補助制御部43に備えることで実行に必要なサイクル数を削減し、状態遷移制御にかかる時間を減少させている。
(第3実施例)
第3実施例は前記先願にかかる発明のデータ処理装置に本発明の第10の実施の形態を適用した例である。
図20は本発明のデータ処理装置の第10実施例の構成を示すブロック図である。
本実施例は、前記先願にかかる発明のデータ処理装置における状態遷移管理部(STC)3および演算部4の両方に変更を加えている。
本実施例の演算部4は、レジスタファイル(RFU)、ALU、データ処理演算器(DMU)を備えた複数のプロセッサエレメント41(PE)を有し、各プロセッサエレメントが配線及びスイッチ(SW)により相互に接続される構成である。このような構成では、RFU、FFU、ALU及びDMU等を備える各プロセッサエレメント41が、第10の実施の形態で示した演算器となる。なお、演算部4は、上記プロセッサエレメント41に限らず、例えばロジックアレイを用いて形成してもよい。
補助制御部(MSTC)43は、状態遷移管理部(STC)3と同様に状態管理部431を備えており、論理番号内に留まる場合の内部状態の管理を行う。
また、本実施例の制御部は、状態管理部31、構成番号変換部32、構成書換部33を備えたDRPの状態遷移管理部(STC)3に相当する。本実施例では、上記プロセッサエレメント41群、補助制御部43及び状態遷移管理部3の組をタイルと称す。
本実施例では、状態管理部31および補助制御部43の状態管理部431に、確定的遷移情報を保持している。また、現在の実番号と内部状態番号を保持するために、実番号レジスタ432と、内部状態番号レジスタ433を備えている。これらはエントリを2つ持ち、セレクタ434および435での切り替えが可能である。以下、セレクタによって選択されている側のレジスタを表面、そうでない側のレジスタを裏面と呼ぶ。
また、状態管理部31と内部状態番号レジスタ433との間に次内部状態番号セット436を設ける。これにより、確定的遷移を行う場合に論理番号を事前に確定できても、その開始内部状態番号は実際に遷移するときまで確定できない場合にも、演算部4の停止なしに論理番号を遷移させることを可能とする。
本実施例では、各プロセッサエレメント41及び状態遷移管理部(STC)3内に分割して配置されたメモリ(以下、構成情報メモリと称す)が構成情報記憶部となる。
また、本実施例では、外部にオブジェクトコードが格納された外部メモリ(記憶手段)6を備え、構成書換部33を用いて該外部メモリ6からオブジェクトコードを取得できるものとする。
状態管理部31で持つ状態遷移表の例を図21に、補助制御部の状態管理部431で持つ状態遷移表の例を図22に示す。
これらの図では、実番号2に対応する遷移先の各番号が記されていないが、これは図3の状態遷移図でも規定していないため、何かしらの情報が書き込まれている。実番号3以降の「−」で示す、何も書き込まれていない部分とは状態が異なる。
以下、図3で示す状態遷移図に従って処理を実行する場合を例にして本実施例のデータ処理装置の動作について説明する。
本実施例では、データ処理装置(DRP)が備える命令メモリに論理番号2,5,9の構成情報が保持されているものとする。このときの状態管理部31の様子を図21に示す。
ここでは、論理番号2の構成情報は実番号0に書き込まれ、論理番号5の構成情報は実番号1に書き込まれ、論理番号9の構成情報は実番号2に書き込まれているとする。これらは、構成番号変換部32によって対応付けられており、論理番号から書き込まれている実番号を検索することができる。
本実施例では、論理番号1のように、ある論理番号に1サイクルのみ留まり、かつ遷移先が確定的である場合に、その確定的遷移情報を状態管理部31に持たせる。それ以外の確定的遷移情報は補助制御部43の状態遷移部431に持たせる。
状態管理部31における各実番号の確定的遷移情報に1が書き込まれている場合、該当する論理番号への滞在サイクル数が1であり、かつ遷移先論理番号がオブジェクトコードの合成時に決定できたことを意味する。
状態管理部431にイベント信号が通知された場合、現在の実番号との組に対する次内部状態番号が記されている場合、状態管理部431はこの次内部状態番号を内部状態番号レジスタ433の表面に書き込むことで状態遷移させる。現在の実番号との組に対する次内部状態番号が記されていない場合には、状態管理部431は、プロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号を発行し、イベント信号をSTC3に通知する。
状態管理部431における各実番号とイベント信号の組に対する確定的遷移情報に1が書き込まれている場合、該当する内部状態遷移において、次の論理番号が確定できることを意味している。このイベント信号を内部遷移に使用しつつ、同時に状態管理部31に通知することで、STC3は次論理番号に対応する実番号の準備を行う。
状態管理部431における各実番号とイベント信号の組に対する確定的遷移情報に0が書き込まれている場合、該当する内部状態遷移のみを取り扱う。
また、図22にはイベント信号AからEのみが記されているが、状態管理部431はプロセッサエレメント41群から特別なイベント信号Zを通知された場合には、状態遷移を行わずにプロセッサエレメント41群に動作を停止させるためのWEキャンセル信号発行のみを行う。そして、STC3からの通知を受けるまで停止し、通知により次論理番号上での動作を開始する。また、イベント信号Zの確定的遷移情報は必ず0である。
以下、1サイクル目において、論理番号「2」の構成情報に含まれる内部状態番号「1」(状態2−1)の処理を実行している状態からの動作を考える。
このとき、演算部4の各プロセッサエレメント41に現状態の構成情報が通知され、各プロセッサエレメント41の動作とスイッチの接続関係が決定する。その結果、各プロセッサエレメント41で所定の演算が実行される。
演算結果がイベント信号Cとして状態管理部431に通知されると、状態管理部431は状態遷移表に基づきイベント信号Cに対応する次の状態への遷移を制御する。ここでは、状態は2−1から2−4へ遷移するイベント信号であったとすると、状態管理部431で制御可能な小規模な状態遷移であるため、状態遷移図には該当部分に次の内部状態番号4が記されている。状態管理部431は内部状態番号レジスタ433の表側に内部状態番号「4」を書き込み、プロセッサエレメント41群に指定する。
ここで、状態管理部431は、確定的遷移情報により、内部状態番号レジスタ433に書き込むと同時に、STC3に対してもイベント信号Cを通知する。
2サイクル目には、STC3と演算部4が同時に動作する。STC3では、状態管理部31が補助制御部43からイベント信号Cを受け取ると、状態遷移表にしたがって、現在の実番号「0」とイベント信号Cとに基づき次の状態の論理番号「5」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。また、次の状態の開始内部状態番号「1」を決定する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「5」を実番号に変換する。ここでは、すでに構成情報メモリで保持されているため変換に成功する。得られた実番号「1」を実番号レジスタ432の裏面、及び状態管理部31へ送信する。また、このときに開始内部状態番号を内部状態番号レジスタ433に送信する。
演算部4は状態2−4で動作し、補助制御部43は、プロセッサエレメント41群から演算結果としてイベント信号Zを通知される。イベント信号Zは現在の論理番号での動作を終了しプロセッサエレメント41群の動作を停止させSTCからの通知を待つ意味を持つが、同時にSTCから構成情報の実番号「1」と内部状態番号「1」とを実番号レジスタ432及び内部状態番号レジスタ433の裏側に受け取っているため、プロセッサエレメント41群の動作は停止させずに、セレクタ434および435を切り替え、構成情報の実番号「1」と内部状態番号「1」とを表側とする。
3サイクル目には、演算部4は、構成情報の実番号「1」と内部状態番号「1」、すなわち状態5−1の演算を実行する。
演算結果がイベント信号Cとして状態管理部431に通知されると、状態管理部431は状態遷移表に基づきイベント信号Cに対応する次の状態への遷移を制御する。ここでは、状態は5−1から5−2へ遷移するイベント信号であり、状態管理部431で制御可能な小規模な状態遷移であるため、状態遷移表には該当部分に次の内部状態番号2が記されている。状態管理部431は内部状態番号レジスタ433の表側に内部状態番号「2」を書き込み、プロセッサエレメント41群に指定する。
ここで、状態管理部431は、確定的遷移情報により、内部状態番号レジスタ433に書き込むと同時に、STC3に対してもイベント信号Cを通知する。
4サイクル目には、STC3と演算部4が同時に動作する。STC3では、状態管理部31が補助制御部43からイベント信号Cを受け取ると、状態遷移表にしたがって、現在の実番号「1」とイベント信号Cとに基づき次の状態の論理番号「9」を決定し、構成番号変換部32へ通知する。
また、次の状態の開始内部状態番号についてはxとなっているが、これはこの時点では決定できないので実際の遷移時に補助制御部43の状態管理部431において選択する意味である。そのため、ここでは開始内部状態番号の組として{1,2,x,x,x}を用意する。
構成番号変換部32は、変換表を用いて論理番号「9」を実番号に変換する。ここでは、すでに構成情報メモリで保持されているため変換に成功する。得られた実番号「2」を実番号レジスタ432の裏面、及び状態管理部31へ送信する。また、このときに次内部状態番号セット436に開始内部状態番号の組として{1,2,x,x,x}を書き込む。
演算部4は、状態5−2で動作する。ここでは、状態5−2に2サイクル留まるとする。このサイクルでは、内部状態を遷移させるためのイベント信号は発行されない。
5サイクル目も、演算部4は状態5−2で動作し、補助制御部43は、プロセッサエレメント41群から演算結果としてイベント信号Aを通知される。イベント信号Aは、図22によれば、Zが記されている。これは、イベント信号Zと同様に現在の論理番号での演算を終了する意味を持つ。ここでイベント信号Zを用いないのは、イベント信号の種別により、次内部状態番号セット436から次内部状態番号を選択する必要があるためである。現在、次内部状態番号セット436には{1,2,x,x,x}が書き込まれており、イベント信号Aに対応する次内部状態番号は1であるため、これを内部状態番号レジスタ433の裏側に書き込む。すでに実番号「2」を実番号レジスタ432の裏面に受け取っているため、プロセッサエレメント41群の動作は停止させずに、セレクタ434および435を切り替え、構成情報の実番号「9」と内部状態番号「1」とを表側とする。
6サイクル目には、状態9−1の演算を実行する。以後、同様に状態遷移表に従い動作していく。
前記先願にかかる発明、および実施例1、実施例2であれば、図23Aに示すように6サイクル目の演算結果によりイベント信号Cが状態管理部431を通じて状態管理部31に通知され、7サイクル目に次論理番号9から実番号2を得ておき、8サイクル目に演算部で状態9−1の動作をする。というように、異なる状態への遷移時にSTC3による制御が1サイクル必要であった。本実施例では、図23Bに示すように、遷移先論理番号が確定した3サイクル目で演算部からのイベント信号をSTCに送出し、実番号を得ておき待ち合わせ、次内部状態番号セットを得ておきこれから開始内部状態番号を選択する仕組みを補助制御部43に備えることで、実行に必要なサイクル数を削減し、状態遷移制御にかかる時間を減少させている。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の通信媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。また、記憶媒体には、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等が含まれる。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、マイクロ波回線等の無線通信媒体等が含まれる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2008年8月25日に出願された日本出願特願2008−215764を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、データ処理装置、データ処理方法並びにデータ処理プログラムに利用することができる。
1、10 制御部
2、4、20 演算部
3 状態遷移管理部 6 外部メモリ
11、31、101、231、431 状態管理部
12、32 構成番号変換部
13、33 構成書換部
21 演算器
22 相互接続部
23、43 補助制御部
24、30 構成情報記憶部
41 プロセッサエレメント
232、432 実番号レジスタ
233、433 内部状態番号レジスタ
234、235、434、435 セレクタ
236、436 次内部状態番号セット

Claims (12)

  1. データの演算処理を行う演算手段と、
    前記演算手段の演算に対する状態遷移制御を実行する状態管理手段を有する制御手段とを備え、
    前記状態管理手段は、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するデータ処理装置。
  2. データの演算処理を行う演算手段と、
    グループ間の状態遷移を制御する第1の状態管理手段を有する制御手段と、
    前記第1の状態管理手段において制御可能な状態の遷移よりも規模の小さい状態遷移であるグループ内の状態遷移を制御する第2の状態管理手段を有する補助制御手段とを備え、
    前記第1の状態管理手段は、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、グループ間の状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するデータ処理装置。
  3. 前記第2の状態管理手段は、前記確定的遷移情報を用いて、グループ間の状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、当該現在の状態に関する演算結果を前記制御手段に出力する請求項2記載のデータ処理装置。
  4. データの演算処理を行う演算手段と、
    グループ間の状態遷移を制御する第1の状態管理手段を有する制御手段と、
    前記第1の状態管理手段において制御可能な状態の遷移よりも規模の小さい状態遷移であるグループ内の状態遷移を制御する第2の状態管理手段を有する補助制御手段とを備え、
    前記第2の状態管理手段は、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、グループ間の状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、当該現在の状態に関する演算結果を前記制御手段に出力するデータ処理装置。
  5. 前記第2の状態管理手段は、次状態の構成情報が構成情報記憶手段に存在しない場合に、所定の時間の経過後に、前記演算手段での動作を停止させる請求項3又は4記載のデータ処理装置。
  6. 前記第1の状態管理手段は、グループ間の状態の遷移が確定的であると判断した時点から、滞在サイクル数によって決定した所定の時間の経過後に、前記状態遷移制御を開始する請求項2又は3記載のデータ処理装置。
  7. 前記第2の状態管理手段は、グループ間の状態の遷移が確定的であると判断した時点から、滞在サイクル数によって決定した所定の時間の経過後に、前記現在の状態に関する演算結果を前記制御手段に出力する請求項3又は4記載のデータ処理装置。
  8. 前記第2の状態管理手段は、遷移先グループに関する情報を記憶する記憶手段を用いて、前記演算手段における現在の状態に関する演算の終了後に、状態遷移制御を完了させる請求項2ないし5記載のデータ処理装置。
  9. 前記制御手段は、遷移先グループに対応する実番号と共に、開始内部状態番号も併せて設定する請求項2ないし8記載のデータ処理装置。
  10. 前記第2の状態管理手段は、遷移先グループ内の開始内部状態候補群を記憶する記憶手段を用いて、前記演算手段おける現在の状態に関する演算の終了後に、開始内部状態番号を確定する請求項8記載のデータ処理装置。
  11. データの演算処理を行う演算ステップと、
    前記演算ステップの演算に対する状態遷移制御を実行する状態管理ステップとを備え、
    前記状態管理ステップは、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するステップを有するデータ処理方法。
  12. データの演算処理を行う演算ステップと、
    前記演算ステップの演算に対する状態遷移制御を実行する状態管理ステップとを備え、
    前記状態管理ステップは、確定的な遷移状態を示す確定的遷移情報を用いて、状態の遷移が確定的であると判定した場合は、前記演算手段における現在の状態に関する演算が終了する前に、次の状態に関する状態遷移制御を開始するステップを有するコンピュータに実行させるデータ処理プログラムが格納された記録媒体。
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