JPWO2010016607A1 - 基地局間の協調通信方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の基地局間の協調通信方法は、サービング基地局が、ユーザ装置が上記基地局間の協調通信モードに入っているかを判断する第一ステップと、上記サービング基地局が、上記ユーザ装置に対して下りリンク制御信号を用いて配置を行う第二ステップと、上記ユーザ装置が、上記サービング基地局及び受信した配置情報が示す協調通信基地局のシステム情報、およびチャネル状態情報を取得する第三ステップと、上記ユーザ装置が、上記ユーザ装置と上記サービング基地局および上記協調通信基地局間の下りリンクチャネルのチャネル状態情報をフィードバックする第四ステップと、上記サービング基地局が、上記フィードバックされたチャネル状態情報に基づいて、リソーススケジューリングとバックグランド通信とを行う第五ステップと、上記ユーザ装置が、下りリンクリソースの分配指示を受信する第六ステップとを含んでいる。

Description

本発明は、通信技術領域において、マルチアンテナマルチ基地局間の協調通信方法及び該当方法を利用した基地局に関するものである。具体的には、セルラーシステムの下りリンクにおいて、マルチアンテナマルチ基地局の協調通信により、下りリンクデータの伝送レートを向上させる方法及び該当方法を利用した基地局に関するものである。
マルチアンテナ(MIMO:Multiple Input Multiple Output)無線通信技術は、送信端末と受信端末ともにおいて複数本のアンテナを設置し、無線通信中の空間リソースを利用して、空間多重化の効果と空間ダイバーシティの効果を得る技術である。情報理論によれば、MIMOシステムの容量は、送信アンテナ本数及び受信アンテナ本数の最小値の増加に伴い、線形的に増加することが研究により明らかにされた。図1は、MIMOシステムを模式的に示す図である。図1に示すように、送信端末と受信端末とのマルチアンテナにより構成されるマルチアンテナ無線チャネルには、空間情報が含まれている。なお、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術は、フェージング防止能力が強い特性と周波数利用率が高い特性とを有するため、マルチパス環境及びフェージング環境における高速データ通信に適用される。MIMO技術及びOFDM技術を組み合わせしたMIMO-OFDM技術は、次世代移動通信システムにおいて、中核的な技術として認識されている。
例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)組織は、移動通信技術分野の国際組織として、3G(3rd Generation)セルラーシステムの標準化に重要な役割を演じている。3GPP組織は、2004年下半期からEUTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)とEUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の設計に着手しているが、このプロジェクトはロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)とも呼ばれる。LTEシステムの下りリンクにMIMO-OFDM技術が利用されている。2008年4月、中国シンセンで3GPP組織の会議が開催され、4G(4th Generation)セルラーシステムの標準化について検討された。この会議では、「マルチアンテナマルチ基地局間協調」という概念が幅広く注目され、支持が得られた。上記概念の中核的な思想としては、複数個の基地局が同時にシングルユーザあるいはマルチユーザに通信サービスを提供し、セル境界にあるユーザへのデータ伝送レートを向上させるということである。
セルラーシステム下りリンクにおいて、三つのマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法が従来技術として知られている。
(1)集中信号に基づく方法:移動局は、自局及び分散式基地局の位置等の情報に基づいて、方向図(アンテナ指向性パターン)を選択する。方向図には、電界強度が比較的に強い複数の指向性方向がそれぞれ異なる基地局のアンテナから示されている。分散式基地局は、移動局の具体的な地理位置に基づいて適切な基地局のアンテナ指向性パターンを選択し、該当基地局のアンテナと協調通信しながら、集中操作を行い、移動局の周辺に集中電界を形成する。よって、移動局のアンテナは、比較的に電界強度が強い位置に位置することができる(特許文献1参照)。
(2)仮想MIMO技術に基づく方法:マルチ基地局の複数本のアンテナを、より多いアンテナを備えている単一基地局MIMOシステムと仮想して、比較的に高い空間多重化の効果と空間ダイバーシティの効果とを得ることができる。なお、繰り返して単一基地局のMIMOシステムを利用する構成は、マルチアンテナマルチ基地局システムを実現するための複雑度を低下させることができる(非特許文献1参照)。
(3)単一基地局の単独作動に基づく方法:マルチアンテナを備えている単一基地局は、独立的にユーザ装置(移動局)にサービスを提供し、ユーザ装置は、単一基地局からの複数のデータを積み重ねることによって、比較的に高い空間多重化の効果と空間ダイバーシティの効果とを得ることができる。該当方法は、容易に実現できるし、シグナリング支出が少ない(非特許文献2参照)。
中国特許「CN101047415」号公報、2007年5月8日
3GPP文献、R1−082501号、「Collaborative MIMO for LTE-A downlink」、Alcatel-Lucent社、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #53bis、Warsaw, Poland, June 30 - July 4, 2008 3GPP文献、R1−082497号、「Network MIMO Precoding」、Texas Instruments社、3GPP TSG RAN WG1 Meeting #53bis、Warsaw, Poland, June 30 - July 4, 2008
しかしながら、上述の方法(1)は、エネルギー的にマルチアンテナマルチ基地局間協調通信を実現しているにすぎない。また、システムの性能は、地理位置にも密接な関係があるため、上記方法(1)は応用範囲が限られている。
上述の方法(2)は、概念的な記述に偏重し、マルチアンテナマルチ基地局におけるユーザ(移動局)配置、ユーザ(移動局)フィードバック等の重要な問題については開示されていない。
上述の方法(3)は、容易に実現できる利点を有するが、完全に独立した単一基地局の動作は、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の優位性を活かせず、性能が低下しているという問題が生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルラーシステム下りリンクにおいて、複数の基地局間の協調通信方法及び基地局を提供することにある。
本発明の基地局間の協調通信方法は、セルラーシステム下りリンクにおける基地局間の協調通信方法であって、サービング基地局が、ユーザ装置が上記基地局間の協調通信モードに入っているかを判断する第一ステップと、上記サービング基地局が、上記ユーザ装置に対して下りリンク制御信号を用いて配置を行う第二ステップと、上記ユーザ装置が、上記サービング基地局及び受信した配置情報が示す協調通信基地局のシステム情報、およびチャネル状態情報を取得する第三ステップと、上記ユーザ装置が、上記ユーザ装置と上記サービング基地局および上記協調通信基地局間の下りリンクチャネルのチャネル状態情報をフィードバックする第四ステップと、上記サービング基地局が、上記フィードバックされたチャネル状態情報に基づいて、リソーススケジューリングとバックグランド通信とを行う第五ステップと、上記ユーザ装置が、下りリンクリソースの分配指示を受信する第六ステップとを含むことを特徴としている。
また、上記第一ステップにおいて、上記サービング基地局は、上記ユーザ装置の地理位置と、上記ユーザ装置のパス損失と、下りリンク通信データを記憶する送信バッファメモリにおける当該下りリンク通信データの量とのうち、少なくとも1つに基づいて、上記ユーザ装置を特定することが好ましい。
また、上記第二ステップにおいて、上記配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局のセル番号と、当該協調通信基地局から上記ユーザ装置へ送信する下りリンク通信データの伝送方式とが含まれていることが好ましい。
また、上記第二ステップにおいて、上記配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局のセル番号と当該協調通信基地局におけるアンテナの設置情報とが含まれていることが好ましい。
また、上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置が取得する上記サービング基地局および上記協調通信基地局のシステム情報には、少なくとも当該サービング基地局および協調通信基地局におけるアンテナの設置情報が含まれていることが好ましい。
また、上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、上記協調通信基地局の報知チャネルを介して当該協調通信基地局のシステム情報を取得することが好ましい。
また、上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、上記第二ステップにおいて、上記配置情報に基づいて上記協調通信基地局のシステム情報を取得することが好ましい。
また、上記第四ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記チャネル状態情報を、上記サービング基地局のみにフィードバックすることが好ましい。
また、上記第四ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記チャネル状態情報を、上記サービング基地局と上記協調通信基地局とにそれぞれにフィードバックすることが好ましい。
また、上記第五ステップにおいて、上記サービング基地局は、上記ユーザ装置から上記チャネル状態情報を受信することが好ましい。
また、上記第五ステップにおいて、上記協調通信基地局が、上記チャネル状態情報を、バックグランド通信により該当サービング基地局に送信することが好ましい。
また、上記第五ステップにおいて、上記バックグランド通信には、上記サービング基地局が上記協調通信基地局に送信するデータが含まれており、当該データには少なくとも上記リソーススケジューリングの結果と下りリンク通信データとが含まれていることが好ましい。
また、上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
また、上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報と、上記協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
また、上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局および協調通信基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局および上記協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した以下の説明で明白になるであろう。
本発明に係るセルラーシステム下りリンクにおけるマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法及び基地局は、ユーザ装置、ユーザのフィードバック、リソース分配指示等の内容が含まれており、適用範囲が広く、シグナリングが合理的で、実現が容易である等の利点を備えている。
MIMOシステムを模式的に示す図である。 マルチセルのセルラー通信システムを模式的に示す図である。 本発明の実施例に係るセルラーシステム下りリンクにおけるマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法を示すフロチャートである。 本発明の実施例の応用例1を模式的に示す図である。 本発明の実施例の応用例2を模式的に示す図である。 本発明の実施例の応用例3を模式的に示す図である。 本発明の実施例の応用例4を模式的に示す図である。 本発明の実施例に係るセルラーシステム下りリンクにおける、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法を実現する基地局を模式的に示す図である。
以下、図を参照しながら、本発明に係る好ましい実施例を詳細に説明する。なお、説明の過程において、本発明への理解が混淆することを防止するため、本発明の説明において必要としない構成及び機能に対する説明を省略する。
本発明の実現ステップを詳細かつ明確に説明するために、本発明の、LTEセルラー通信システムに適用される具体的な実施例を以下に説明する。本発明の通信システムは、サービング基地局を含む複数の基地局を介してユーザ装置(移動局)に下りリンク通信データ(下りリンクデータ)を送信するものである。また、本発明の基地局の協調通信方法は、上記通信システムにおいて、複数の基地局を協調させる方法である。上記下りリンク通信データとは、基地局から移動局(ユーザ装置)へ送信される下り方向のデータの総称である。この下りリンク通信データは、例えば、音声データ、画像データ、動画データ、テキストデータであるが、その内容は特に限定されない。なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、他の通信システムにも適用されることも可能である。
図2は、マルチセルのセルラー通信システムを模式的に示す図である。サービスカバレッジ区域は、セルラーシステムにより、隣接した無線カバレッジ区域、即ちセルに分割されている。セルは、図2に示すように、正六角形に描かれており、全体のサービス区域は、セル100〜104の繋ぎ合わせによって形成される。
基地局200〜204は、それぞれセル100〜104に関連している。基地局200〜204ごとに、一つの送信機、一つの受信機、及び一つの基地局制御ユニットが備えられているが、これは本技術分野では公知されているものである。図2に示すように、基地局200〜204は、それぞれセル100〜104のいずれかの区域に配置され、少なくとも1つの全方向性アンテナを備えている。ただし、セルラー通信システムにおけるセル分布において、基地局200〜204に対して少なくとも1つの指向性アンテナを配置し、指向性を持たせて、セル100〜104の一部区域を覆ってもよい。この一部区域は、一般にセクタ領域と称される。なお、図2に示すマルチセルを有するセルラー通信システムは、あくまでも、本発明を説明するためのものであって、本発明のセルラーシステムの実施は、上述の特定条件に限定されるべきものではない。
基地局200〜204は、図2に示すように、X2インターフェイス300〜304を介して互いに通信可能になっている。LTEシステムにおいては、基地局、無線ネットワーク制御ユニットと、コアネットワークの3層ノードネットワークの構造から2層ノード構造に略されている。その中で、基地局が、無線ネットワーク制御ユニットの機能を備えており、基地局と基地局との間で「X2」という有線インターフェイスを介して協調と通信とを行う。
図2に示すように、セル100〜104の中には数個のユーザ装置(移動局)400〜430が分布されている。ユーザ装置400〜430ごとに、一つの送信機、一つの受信機、及び一つの移動局制御ユニットが備えられているが、これは本技術分野では公知されているものである。また、ユーザ装置400〜430は、複数の基地局から送信されたデータを受信するための複数のアンテナを備えている。移動局400〜430は、それぞれ自装置にサービスを提供するサービング基地局(基地局200〜204中の一つ)を介してセルラー通信システムにアクセスする。
ユーザ装置は、いわゆる移動局装置であり、例えば携帯電話、PDA(personal digital assistant)、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機である。
なお、図2にはユーザ装置が16個しか配置されていないが、実際に配置されるユーザ装置の数は膨大である。よって、図2で描かれたユーザ装置は、本発明を説明するため模式的に示されたものである。
また、ユーザ装置400〜430は、それぞれ自装置にサービスを提供する基地局200〜204を介してセルラー通信ネットワークにアクセスするが、ユーザ装置に対して直接に通信サービスを提供する基地局は、該当ユーザ装置のサービング基地局(Serving eNodeB)と称され、他の基地局は該当ユーザ装置の非サービング基地局と称される。非サービング基地局は、サービング基地局の協調通信基地局として、サービング基地局とともにユーザに通信サービスを提供することができる。
本実施例のLTEシステムの具体的な配置に関しては、3GPP組織の文献:TS、36.213、V8.3.0、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Physical Layer Procedures」を参照する。上記文献には、7種の下りリンクデータの伝送方式が定義されている。具体的には、単一アンテナ送信(即ち、一本のアンテナを使用して信号を送信することであって、MIMOシステムの特例である。該方式によって単層のデータのみ伝送する。)、送信ダイバーシティ(即ち、MIMOシステムにおいて、信号の受信品質を向上させるため時間または/及び周波数のダイバーシティ効果を用いて信号を送信する。該方式によって単層のデータのみ伝送する。)、開ループ空間分割多重化(即ち、ユーザ装置からのチャネル状態情報をフィードバックすることを必要としない空間分割多重化である。)、閉ループ空間分割多重化(即ち、ユーザ装置からのチャネル状態情報をフィードバックすることを必要とする空間分割多重化である。)、マルチユーザMIMO(即ち、マルチユーザが同時かつ同じ周波数でMIMOシステムの下りリンク通信に参与する。)、閉ループ単層プレコーディング(即ち、MIMOシステムにおいてプレコーディング技術を用いることであって、単層のデータのみ伝送する。)、ビームフォーミング送信(即ち、MIMOシステムにおいてビームフォーミング技術を用いることであって、単層のデータのみ伝送する。)などが挙げられる。
本実施形態に関する説明において、以下のようなマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法が採用されている。即ち、ユーザ装置のサービング基地局と協調通信基地局とは、単層のデータのみ伝送することになっている。したがって、サービング基地局、協調通信基地局が選択できる下りリンクデータの伝送方式としては、単一アンテナ送信、送信ダイバーシティ、単層の開ループ空間分割多重化、閉ループ単層プレコーディング、単層のマルチユーザMIMO、ビームフォーミング等6種がある。なお、異なる基地局が、同様な単層データを送信する時、基地局の間で空間ダイバーシティ(マクロダイバーシティとも称される)が形成される。また、異なる基地局が異なる単層データを送信する時、基地局の間で空間多重化が形成される。ここで、本発明に係る具体的な実施例として、上記のような、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法を利用することが挙げられているが、本発明の実施の過程で上述特定条件に限定されるべきものではない。
図3は、本発明の実施例に係るセルラーシステム下りリンクにおけるマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法を示すフロチャートである。図3に示すように、本発明の実施例に係る方法は以下のようなステップを備えている。
ステップ500:サービング基地局は、ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかどうかを判定する(特定ステップ)。
上記サービング基地局は、ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかを判定する時に、判定要素としては、ユーザ装置の地理位置、ユーザ装置のパス損失、ユーザ装置の下りリンクデータのバッファ状態のうち、少なくとも1つを用いる。ただし、上記各パラメータは、例として挙げられたものに過ぎず、本発明において上記パラメータに限られるべきものではない。例えば、本技術分野の一般的な技術者として、必要に応じて及び未来の進歩した技術に応じて、他の適切なパラメータを選択することができる。
本実施例では、図2に示すように、マルチセルのセルラーシステムにおける基地局200のセルにおいて、ユーザ装置400〜414は、各ユーザ装置から基地局200までのパス損失の値に基づいて、複数のグループに分けられている。例えば、ユーザ装置400〜406は中心ユーザ装置に、ユーザ装置408〜414は境界ユーザ装置に分類される。
基地局202のセルにおいて、ユーザ装置416〜422は、各ユーザ装置から基地局202までのパス損失の値に基づいて、複数のグループに分けられている。例えば、ユーザ装置418〜422は中心ユーザ装置に、ユーザ装置416は境界ユーザ装置に分けられる。
基地局204のセルにおいて、ユーザ装置424〜430は、各ユーザ装置から基地局204までのパス損失の値に基づいて、複数のグループに分けられている。例えば、ユーザ装置424〜426は中心ユーザ装置に、ユーザ装置428〜430は境界ユーザ装置に分けられる。
ここで、ユーザ装置から基地局までのパス損失の値に基づいて、ユーザ装置を中心ユーザ装置と境界ユーザ装置に分けることは、あくまでも、適切なユーザ装置を選択して、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入らせる例を挙げるためであり、ユーザ装置が上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかどうかを判定する時に、必ずしも上述のグループに分ける過程を行う必要はない。
仮に、サービング基地局は、全ての境界ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っていると判定すれば、基地局202の場合には、ユーザ装置416がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っていることが分かる。ここで、上述のような、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているユーザ装置を選択することは、ただユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに切り替えた例として挙げられる。ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかどうかの判定に関して、本発明の実施の過程で上述の特定条件に限定されるべきものではない。
また、サービング基地局は、下りリンクデータの送信バッファメモリに記憶された下りリンクデータ量が閾値Kより大きい全ての境界ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っていると判定してもよい。この場合、基地局202を例として挙げれば、ユーザ装置416へ送信される下りリンクデータを記憶する送信バッファメモリにおける上記下りリンクデータ量が閾値Kより大きいと判定した場合、ユーザ装置416がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っていることになる。
ここで、上述のような、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているユーザ装置を選択することは、ただユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに切り替えた例として挙げられる。ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかどうかの判定に関して、本発明の実施の過程で上述の特定条件に限定されるべきものではない。
ステップ505:サービング基地局は下りリンク制御信号を用いて、ユーザ装置に対して協調通信基地局の配置(割り当て)を行う(第1送信ステップ)。
上記下りリンク制御信号の配置情報には、少なくとも、協調通信基地局のセル番号と下りリンクデータの伝送方式とが含まれていることが好ましい。
また、上記下りリンク制御信号の配置情報には、少なくとも、協調通信基地局のセル番号と協調通信基地局におけるアンテナの設置情報とが含まれていることが好ましい。上記アンテナの設置情報とは、例えば、サービング基地局、他の協調通信基地局が備える送信アンテナの本数である。
本実施例において、四つの応用例を用いて説明を行う。
応用例1:サービング基地局が送信する下りリンク制御信号の配置情報は、協調通信基地局のセル番号と下りリンクデータの伝送方式とを含む。図4は、その実施の様子を模式的に示す図である。図4において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティに、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式を、単層の開ループ空間分割多重化に仮定する。よって、サービング基地局202は、下りリンク制御信号600を用いて、基地局200及び基地局204のセル番号と、基地局200及び基地局204の下りリンクデータの伝送方式とを含むマルチアンテナマルチ基地局方法における配置情報をユーザ装置416に送信する。
なお、サービング基地局である基地局202の下りリンクデータの伝送方式は、下りリンク制御信号がユーザ装置416に送信されるときに当該ユーザ装置416に通知されてもよいし、予め定められていてもよいし、ユーザ装置416が基地局202のセル102に入った後の適当なタイミングで当該ユーザ装置416に通知されてもよい。
応用例2:サービング基地局が送信する下りリンク制御信号の配置情報は、協調通信基地局のセル番号と、下りリンクデータの伝送方式と、アンテナの設置情報とを含む。図5は、その実施の様子を模式的に示す図である。図5において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200は、その下りリンクデータの伝送方式が、閉ループ単層プレコーディングであり、4本の送信アンテナが配置されていることとし、協調通信基地局204は、その下りリンクデータの伝送方式がビームフォーミング送信であり、4本の送信アンテナが配置されていることとする。よって、サービング基地局202は、下りリンク制御信号620を用いて、基地局200及び基地局204のセル番号と、基地局200及び基地局204の下りリンクデータの伝送方式と、基地局200及び基地局204のアンテナの設置情報とを含む、マルチアンテナマルチ基地局方法における配置情報をユーザ装置416に送信する。
応用例3:サービング基地局が送信する下りリンク制御信号の配置情報は、協調通信基地局のセル番号とアンテナの設置情報とを含む。図6は、その実施の様子を模式的に示す図である。図6において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て閉ループ単層プレコーディングだとすれば、協調通信基地局の下りリンクデータの伝送方式をユーザ装置416に知らせる必要が無くなる。
よって、サービング基地局202は、下りリンク制御信号640を用いて、基地局200及び基地局204のセル番号と、基地局200及び基地局204のアンテナの設置情報とを含む、マルチアンテナマルチ基地局方法における配置情報をユーザ装置416に送信する。なお、協調通信基地局200及び協調通信基地局204にはそれぞれ4本の送信アンテナが配置されている。
応用例4:サービング基地局が送信する下りリンク制御信号の配置情報は、協調通信基地局のセル番号とアンテナの設置情報とを含む。図7は、その実施の様子を模式的に示す図である。図7において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て単層のマルチユーザMIMOであるとする。ユーザ装置416、410、430は、一つの、マルチユーザグループを構成する。したがって、協調通信基地局の下りリンクデータの伝送方式をユーザ装置416に知らせる必要が無くなる。よって、サービング基地局202は、下りリンク制御信号660を用いて、基地局200及び基地局204のセル番号と、基地局200及び基地局204のアンテナの設置情報とを含む、マルチアンテナマルチ基地局方法における配置情報をユーザ装置416に送信する。なお、協調通信基地局200及び協調通信基地局204にはそれぞれ4本の送信アンテナが配置されている。
ここで、上述の応用例1〜応用例4は、本発明において、サービング基地局の下りリンク制御信号の配置情報に係る実施例である。なお、本発明において、サービング基地局の下りリンク制御信号の配置情報は、上記応用例1〜例4に限られるべきものではない。
ステップ510:ユーザ装置が、サービング基地局及び受信した配置情報が示す協調通信基地局のシステム情報、およびチャネル状態情報を取得する(取得ステップ)。
上記ユーザ装置が取得した、サービング基地局及び各協調通信基地局のシステム情報には、少なくともアンテナの設置情報が含まれていることが好ましい。
上記ユーザ装置が取得した、サービング基地局及び各協調通信基地局のシステム情報は、ユーザ装置がサービング基地局の報知チャネルを介して取得したサービング基地局のシステム情報であり、ユーザ装置が各協調通信基地局の報知チャネルを介して取得した各協調通信基地局のシステム情報であることが好ましい。
上記ユーザ装置が取得した、サービング基地局及び各協調通信基地局のシステム情報は、ユーザ装置がサービング基地局の報知チャネルを介して取得したサービング基地局のシステム情報と、ユーザ装置がステップ505の下りリンク制御信号の配置情報に基づいて取得した各協調通信基地局のシステム情報であることが好ましい。
ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局のシステム情報を取得すると、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号を検出することによって、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を取得する。そして、ユーザ装置は、取得したチャネル状態情報をサービング基地局(および協調通信基地局)へ送信する。
具体的には、ユーザ装置は、下りリンク参照信号の受信状態からチャネルの状態を測定し、その測定結果を示すチャネル状態情報を生成する。また、ユーザ装置は、下りリンク参照信号の受信状態から、MIMOの空間多重数や受信可能な伝送速度などを含む好ましい送信モードを算出し、その算出結果をチャネル状態情報としてサービング基地局(および協調通信基地局)へ送信してもよい。
本実施例において、四つの応用例を用いて説明を行う。
応用例1:ユーザ装置は、アンテナの設置情報を少なくとも含むサービング基地局のシステム情報を、サービング基地局の報知チャネルを介して取得するとともに、アンテナの設置情報を少なくとも含む各協調通信基地局のシステム情報を、各協調通信基地局の報知チャネルを介して取得する。次に、ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号に基づいて、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を取得する。
図4は、その実施の様子を模式的に示す図である。図4において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティに、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式を単層の開ループ空間分割多重化に仮定する。一般的に、ユーザ装置416は、サービング基地局202の報知チャネルを介してサービング基地局のシステム情報を取得し、そのシステム情報には、基地局202に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。これは、セルラー通信の場合、必ず行うべきステップであり、ここでは詳細な説明を省略する。
図4において、ユーザ装置416は、基地局200の報知チャネル(破線602で示す)により、基地局200のシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局200に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。また、ユーザ装置416は、基地局204の報知チャネル(破線604で示す)により、基地局204のシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局204に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。
その後、ユーザ装置416は、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号を検出することにより、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報(参照信号の検出過程606で示す)を取得する。
応用例2:ユーザ装置は、サービング基地局の報知チャネルを介して、アンテナの設置情報を少なくとも含むサービング基地局のシステム情報を取得するとともに、ステップ505の下りリンク制御信号における配置情報により、アンテナの設置情報を少なくとも含む各協調通信基地局のシステム情報を取得する。
次に、ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号に基づいて、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を取得する。図5は、その実施の様子を模式的に示す図である。図5において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200は、その下りリンクデータの伝送方式が、閉ループ単層プレコーディングであり、4本の送信アンテナが配置されていることとする。協調通信基地局204は、その下りリンクデータの伝送方式がビームフォーミング送信であり、4本の送信アンテナが配置されていることとする。
一般的に、ユーザ装置416は、サービング基地局202の報知チャネルにより、サービング基地局のシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局202に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。これは、セルラー通信の場合、必ず行うべきステップであり、ここでは詳細な説明を省略する。
図5において、ユーザ装置416は、ステップ505の下りリンク制御信号の配置情報(下りリンク制御信号620に含まれている)に基づいて、基地局200と基地局204それぞれのシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局200と基地局204それぞれに4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。
その後、ユーザ装置416は、サービング基地局202と協調通信基地局200と基地局204とからの下りリンク参照信号を検出することにより、サービング基地局と各協調通信基地局のチャネル状態情報(参照信号の検出過程606で示す)を取得する。
応用例3:ユーザ装置は、サービング基地局の報知チャネルを介して、アンテナの設置情報を少なくとも含むサービング基地局のシステム情報を取得するとともに、ステップ505の下りリンク制御信号における配置情報により、アンテナの設置情報を少なくとも含む各協調通信基地局のシステム情報を取得する。
次に、ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号に基づいて、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を取得する。図6は、その実施の様子を模式的に示す図である。図6において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て閉ループ単層プレコーディングだとする。なお、協調通信基地局200と協調通信基地局204それぞれには4本の送信アンテナが配置されている。
一般的に、ユーザ装置416は、サービング基地局202の報知チャネルにより、サービング基地局のシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局202に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。これは、セルラー通信の場合、必ず行うべきステップであり、ここでは詳細な説明を省略する。
図6において、ユーザ装置416は、ステップ505の下りリンク制御信号の配置情報(下りリンク制御信号640に含まれる)に基づいて、基地局200と基地局204それぞれのシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局200と基地局204とにそれぞれ4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。
その後、ユーザ装置416は、サービング基地局202と協調通信基地局200と協調通信基地局204からの下りリンク参照信号を検出することにより、サービング基地局と各協調通信基地局のチャネル状態情報(参照信号の検出過程606で示す)を取得する。
応用例4:ユーザ装置は、サービング基地局の報知チャネルを介して、アンテナの設置情報を少なくとも含むサービング基地局のシステム情報を取得するとともに、ステップ505の下りリンク制御信号における配置情報により、アンテナの設置情報を少なくとも含む各協調通信基地局のシステム情報を取得する。
次に、ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンク参照信号に基づいて、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を取得する。図7は、その実施の様子を模式的に示す図である。図7において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て単層のマルチユーザMIMOである。ユーザ装置416、410、430は、一つの、マルチユーザグループを構成する。なお、協調通信基地局200と協調通信基地局204それぞれには4本の送信アンテナが配置されている。
一般的に、ユーザ装置416は、サービング基地局202の報知チャネルにより、サービング基地局のシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局202に4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。これは、セルラー通信の場合、必ず行うべきステップであり、ここでは詳細な説明を省略する。
図7において、ユーザ装置416は、ステップ505の下りリンク制御信号の配置情報(下りリンク制御信号660に含まれる)に基づいて、基地局200と基地局204それぞれのシステム情報を取得し、そのシステム情報は、基地局200と基地局204とにそれぞれ4本の送信アンテナが配置されていることに関する情報が少なくとも含まれている。
その後、ユーザ装置416は、サービング基地局202と協調通信基地局200と協調通信基地局204とからの下りリンク参照信号を検出することにより、サービング基地局と各協調通信基地局のチャネル状態情報(参照信号の検出過程606で示す)を取得する。
ここで、上述の応用例1〜応用例4は、本発明において、ユーザ装置がサービング基地局と各協調通信基地局のシステム情報及びチャネル状態情報を取得する実施例である。なお、本発明において、ユーザ装置がサービング基地局と各協調通信基地局のシステム情報及びチャネル状態情報を取得することは、上記応用例1〜例4に限られるべきものではない。
ステップ515:ユーザ装置が、当該ユーザ装置とサービング基地局および協調通信基地局間の下りリンクチャネルのチャネル状態情報をフィードバックする(フィードバックステップ)。
上記ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報をサービング基地局のみにフィードバックすることが好ましい。
上記ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を、サービング基地局と各協調通信基地局とのそれぞれにフィードバックすることが好ましい。
本実施例において、四つの応用例を用いて説明を行う。
応用例1:ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報を、サービング基地局のみにフィードバックする。図4は、その実施を模式的に示す図である。図4において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200及び基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングに、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティに、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式を単層の開ループ空間分割多重化に仮定する。
協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式では、ユーザ装置によりチャネル状態情報がフィードバックされる必要がない。よって、ユーザ装置416は、サービング基地局202のみにサービング基地局202のチャネル状態情報を送信すればいい(フィードバック過程700で示す)。
応用例2:ユーザ装置は、協調通信基地局のそれぞれに、サービング基地局と各協調通信基地局のチャネル状態情報をフィードバックする。図5は、その実施の様子を模式的に示す図である。図5において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティに、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングに、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式をビームフォーミング送信に仮定する。
サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式では、ユーザ装置によりチャネル状態情報がフィードバックされる必要がないため、ユーザ装置416は、協調通信基地局200及び協調通信基地局204のチャネル状態情報を協調通信基地局200と協調通信基地局204とのそれぞれに送信すればいい(フィードバック過程710、712で示す)。
応用例3:ユーザ装置は、サービング基地局及び協調通信基地局のそれぞれに、サービング基地局と各協調通信基地局のチャネル状態情報をフィードバックする。図6は、その実施の様子を模式的に示す図である。図6において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て閉ループ単層プレコーディングだとする。
サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204それぞれの下りリンクデータの伝送方式では、ユーザ装置によりチャネル状態情報がフィードバックされる必要があるため、ユーザ装置416は、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204のチャネル状態情報を、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204それぞれに送信する(フィードバック過程720、722、724で示す)。
応用例4:ユーザ装置は、サービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報をサービング基地局のみにフィードバックする。図7は、その実施の様子を模式的に示す図である。図7において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て単層のマルチユーザMIMOである。ユーザ装置416、410、430は、一つの、マルチユーザグループを構成する。
サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204それぞれの下りリンクデータの伝送方式では、ユーザ装置により下りリンクチャネルのチャネル状態情報がフィードバックされる必要があるため、ユーザ装置416は、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204それぞれのチャネル状態情報を、サービング基地局202に送信する(フィードバック過程730で示す)。
ここで、上述の応用例1〜応用例4は、本発明において、ユーザ装置がサービング基地局及び各協調通信基地局のチャネル状態情報をフィードバックする実施例である。なお、本発明において、ユーザ装置がサービング基地局及び各協調通信基地局の下りリンクチャネルのチャネル状態情報をフィードバックする様式については、上記応用例1〜応用例4の様式に限られるべきものではない。
ステップ520:サービング基地局が、サービング基地局及び各協調通信基地局からユーザ装置への下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得し、リソーススケジューリングとバックグランド通信とを行う。
上記サービング基地局は、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とするチャネル状態情報を取得することが好ましい。
各協調通信基地局は、サービング基地局がリソース分配を行うために必要とするチャネル状態情報を、バックグラント通信を介して、上記サービング基地局に送信することが好ましい。
上記バックグランド通信の中には、サービング基地局から各協調通信基地局に送信するデータが含まれており、該当データは、リソーススケジューリング結果と、下りリンク通信データとを少なくとも含むことが好ましい。
本実施例において、四つの応用例を用いて説明を行う。
応用例1:サービング基地局は、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とするチャネル状態情報を取得する。図4は、その実施の様子を模式的に示す図である。図4において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングにし、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティにし、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式を単層の開ループ空間分割多重化に仮定する。
ユーザ装置416は、サービング基地局202のチャネル状態情報をサービング基地局202に送信する(フィードバック過程700)。よって、サービング基地局202は、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とするチャネル状態情報を取得する。サービング基地局202は、リソーススケジューリングを完了すると、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)により、少なくともリソーススケジューリング結果と下りリンク通信データとを、協調通信基地局200及び協調通信基地局204に送信する。
応用例2:各協調通信基地局は、サービング基地局がリソース分配を行うために必要とするチャネル状態情報を、バックグランド通信により該当サービング基地局に送信する。図5は、その実施の様子を模式的に示す図である。図5において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティにし、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングにし、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式をビームフォーミング送信に仮定する。
ユーザ装置416は、協調通信基地局200及び協調通信基地局204のチャネル状態情報を、協調通信基地局200及び協調通信基地局204それぞれに送信する必要がある(フィードバック過程710、712)。
その後、協調通信基地局200及び協調通信基地局204は、ユーザ装置416によりフィードバックされた情報、即ちサービング基地局202がリソース分配に必要とするチャネル状態情報を、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)によって、サービング基地局202に送信する。サービング基地局202は、リソーススケジューリングを完了すると、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)により、少なくともリソーススケジューリング結果と下りリンク通信データとを協調通信基地局200と協調通信基地局204とに送信する。
応用例3:各協調通信基地局は、サービング基地局がリソース分配を行うために必要とするチャネル状態情報を、バックグランド通信によって該当サービング基地局に送信する。図6は、その実施の様子を模式的に示す図である。図6において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200及び基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て閉ループ単層プレコーディングだとする。
ユーザ装置416は、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204のチャネル状態情報を、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204それぞれに送信する(フィードバック過程720、722、724)。そして、協調通信基地局200及び協調通信基地局204は、ユーザ装置416によりフィードバックされた情報、即ちサービング基地局202がリソース分配に必要とするチャネル状態情報を、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)によって、サービング基地局202に送信する。
サービング基地局202は、リソーススケジューリングを完了すると、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)により、少なくともリソーススケジューリング結果及び下りリンク通信データを協調通信基地局200と協調通信基地局204とに送信する。
応用例4:サービング基地局はユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とするチャネル状態情報を取得する。図7は、その実施の様子を模式的に示す図である。図7において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て単層のマルチユーザMIMOである。
ユーザ装置416、410、430は、一つの、マルチユーザグループを構成する。ユーザ装置416は、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204のチャネル状態情報を、サービング基地局202に送信する必要がある(フィードバック過程730)。よって、サービング基地局202は、ユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とするチャネル状態情報を取得する。
サービング基地局202は、リソーススケジューリングを完成すると、バックグラント通信(X2インターフェイス300、304)により、少なくともリソーススケジューリング結果及び下りリンク通信データを協調通信基地局200と協調通信基地局204とに送信する。
ここで、上述の応用例1〜応用例4は、本発明において、サービング基地局が、ユーザ装置からサービング基地局及び各協調通信基地局へのチャネル状態情報を取得し、リソーススケジューリング及びバックグランド通信を行う実施例である。なお、本発明において、サービング基地局が、当該サービング基地局及び各協調通信基地局からユーザ装置への下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得し、リソーススケジューリング及びバックグランド通信を行う様式は、上記応用例1〜応用例4の様式に限られるべきものではない。
ステップ525:サービング基地局または協調通信基地局は、下りリンク無線インターフェイスを介して、ユーザ装置に下りリンクリソースの分配指示を送信する。
上記サービング基地局は、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信し、上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースブロック割り当て情報、サービング基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報が含まれていることが好ましい。
上記サービング基地局は、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信し、上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースブロック割り当て情報、サービング基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報、各協調通信基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報が含まれていることが好ましい。
上記サービング基地局及び各協調通信基地局は、それぞれ、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信し、上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースブロック割り当て情報、及び基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれていることが好ましい。
本実施例において、四つの応用例を用いて説明を行う。
応用例1:上記サービング基地局は、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信し、上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースブロック割り当て情報、及びサービング基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。図4は、その実施の様子を模式的に示す図である。図4において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。
また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングにし、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティにし、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式を単層の開ループ空間分割多重化に仮定する。また、サービング基地局と協調通信基地局とが、同じ単層のデータを送信し、基地局の間で空間ダイバーシティが形成される。
ここで、協調通信基地局が、サービング基地局が送信した信号の受信品質を高めるために補助の役割をすることは、容易に想到できる。したがって、協調通信基地局はデータのプレコーディング情報を送信していない。よって、サービング基地局202がユーザ装置416に送信する下りリンクリソースの分配指示(指示608)には、下りリンクリソースブロック割り当て情報と、サービング基地局202がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とが含まれている。
応用例2:上記サービング基地局及び各協調通信基地局は、それぞれ、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信する。上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースブロック割り当て情報、及び基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。図5は、その実施の様子を模式的に示す図である。図5において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。
また、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式を送信ダイバーシティにし、協調通信基地局200の下りリンクデータの伝送方式を閉ループ単層プレコーディングにし、協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式をビームフォーミング送信に仮定する。サービング基地局と協調通信基地局とが、同じ単層のデータを送信し、基地局の間で空間ダイバーシティが形成される。
ここで、協調通信基地局が、データのプレコーディング情報を送信することは容易に想到できる。よって、サービング基地局202、協調通信基地局200、協調通信基地局204は、それぞれ、下りリンクリソースの分配指示(指示624、指示628、指示626)をユーザ装置416に送信し、上記分配指示には、下りリンクリソース割り当て情報、及び基地局200・202・204がデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
応用例3:上記サービング基地局は、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信する。上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソース割り当て情報、サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、及び各協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。図6は、その実施の様子を模式的示す図である。図6において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。
また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て閉ループ単層プレコーディングだとする。また、サービング基地局と協調通信基地局とが、異なる単層のデータを送信し、基地局の間で空間多重化が形成される。
サービング基地局と協調通信基地局とが何れもデータのプレコーディング情報を送信することは容易に想到できる。よって、サービング基地局202がユーザ装置416に送信する分配指示(指示644)には、下りリンクリソース割り当て情報、サービング基地局202がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、及び協調通信基地局200と協調通信基地局204とがデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
応用例4:上記サービング基地局は、下りリンクリソースの分配指示をユーザ装置に送信する。上記分配指示には、少なくとも下りリンクリソースのブロック割り当て情報、サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、各協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
図7において、基地局202は、ユーザ装置416のサービング基地局とし、基地局200と基地局204は、ユーザ装置416の協調通信基地局と仮定する。また、協調通信基地局200及び協調通信基地局204の下りリンクデータの伝送方式は、サービング基地局202の下りリンクデータの伝送方式と同じであることが黙認され、全て単層のマルチユーザMIMOである。ユーザ装置416、410、430は、一つの、マルチユーザグループを構成する。サービング基地局と協調通信基地局は、シングルユーザに対して同じ単層のデータを送信し、基地局の間で空間ダイバーシティが形成される。
ここで、サービング基地局と協調通信基地局とが何れもデータのプレコーディング情報を送信することは容易に想到できる。よって、サービング基地局202がユーザ装置416に送信する、下りリンクリソースの分配指示(指示664)には、下りリンクリソースブロック割り当て情報、サービング基地局202がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、及び協調通信基地局200と協調通信基地局204とがデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
協調通信基地局200がユーザ装置410に送信する、下りリンクリソースの分配指示(指示668)には、下りリンクリソースブロック割り当て情報、協調通信基地局200がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、サービング基地局202と協調通信基地局204とがデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
また、協調通信基地局204がユーザ装置430に送信する下りリンクリソースの分配指示(指示666)には、下りリンクリソースブロック割り当て情報、協調通信基地局204がデータを送信するために必要なプレコーディング情報、及び協調通信基地局200とサービング基地局202とがデータを送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。
ここで、上述の応用例1〜応用例4は、本発明において、ユーザ装置が下りリンクリソースの分配指示を取得する実施例である。なお、本発明において、ユーザ装置が下りリンクリソースの分配指示を取得する様式は、上記応用例1〜応用例4の様式に限られるべきものではない。
その後、サービング基地局および協調通信基地局からユーザ装置へ、ユーザ装置に通知された伝送方式で下りリンクデータが送信される。ユーザ装置は、複数のアンテナによって、これらの基地局から送信される下りリンクデータをそれぞれ受信する。
図8は、本発明の実施例に係るセルラーシステム下りリンクにおける、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法を利用する基地局を模式的に示す図である。
図8に示すように、本発明の実施例に係る基地局200/202/204は、
ユーザ装置パラメータメモリ211、マルチアンテナマルチ基地局間の協調判定ユニット(特定ユニット)212、下りリンク制御信号送信ユニット(リンク制御情報送信ユニット)213、下りリンクリソースの分配(スケジューリング)指示ユニット215、リソーススケジューリングユニット214を備えている。
基地局200/202/204のユーザ装置パラメータメモリ211は、ユーザ装置に関するパラメータを記憶する。該当ユーザ装置に関するパラメータには、ユーザ装置の地理位置と、ユーザ装置のパス損失(基地局およびユーザ装置間の無線信号の空間伝搬損失)と、ユーザ装置の下りリンク通信データの送信バッファメモリ(図示なし)の状態とのうち、少なくとも1つが含まれている。ただし、ユーザ装置に関するパラメータは、上記のように限定されるものでない。なお、ユーザ装置の下りリンク通信データの送信バッファメモリの状態とは、例えば、ユーザ装置へ送信される下りリンク通信データを記憶する送信バッファメモリに記憶されている上記下りリンク通信データ量を意味する。
マルチアンテナマルチ基地局間の協調判定ユニット212は、ユーザ装置パラメータメモリ211に記憶された、ユーザ装置に関するパラメータに基づいて、ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信という動作モードに入っているかどうかを判定する。上記動作モードとは、サービング基地局を含む複数の基地局を介してユーザ装置に下りリンク通信データを送信するための基地局間協調通信モードである。換言すれば、判定ユニット212は、その時点で基地局間協調通信の下りリンク通信データの送信対象となるユーザ装置である対象ユーザ装置を特定する。なお、以下の説明では、特に断らない限り対象ユーザ装置を単にユーザ装置と称する。
そして、マルチアンテナマルチ基地局間の協調判定ユニット212は、特定したユーザ装置に対して少なくとも1つの協調通信基地局を対応付け、その対応関係を示す配置情報を生成する。ユーザ装置に対して少なくとも1つの協調通信基地局を対応付ける方法は特に限定されない。例えば、サービング基地局が属するセルに隣接する複数のセルのうち、ユーザ装置に最も近いセルから順に所定の数だけセルを選択し、選択したセルに配置された基地局を協調通信基地局とすればよい。
下りリンク制御信号送信ユニット213は、基地局200/202/204においてユーザ装置に対してマルチアンテナマルチ基地局間の協調モードの配置を行う際に使われる。
リソーススケジューリングユニット214は、ユーザ装置から送信される、リソーススケジューリングに必要な下りリンクチャネルのチャネル(伝搬路)状態情報を受信し、上記チャネル状態情報に基づいて、リソースのスケジューリングを行う。上記チャネル状態情報は、例えば、ユーザ装置が算出した好ましい送信モードを示す情報(空間多重数、ユーザ装置が受信可能な伝送速度情報など)である。
具体的には、リソーススケジューリングユニット214は、受信したチャネル状態情報を用いて、受信機であるユーザ装置でのチャネルの劣化を補償するためのプレコーディング情報を生成する。また、リソーススケジューリングユニット214は、上記チャネル状態情報から、予め定義されたアルゴリズムに従って、対象ユーザ装置に好ましい下りリンクリソースブロック割り当て情報を算出する。
また、リソーススケジューリングユニット214は、X2インターフェイスを介してバックグランド通信を行い、下りリンクリソースブロック割り当て情報と協調通信基地局から対象ユーザ装置への下りリンク通信データとを協調通信基地局に送信する。このとき各基地局200・202・204の間で、X2インターフェイスを介して通信が行われる。
下りリンクリソースの分配指示ユニット215は、対象ユーザ装置に対して、リソーススケジューリングユニット214の下りリンクリソースブロック割り当て情報に基づいて、ユーザ装置に対して下りリンクリソースの分配指示を送信する。上記分配指示には、少なくとも対象ユーザ装置に割り当てた下りリンクリソースブロック割り当て情報、サービング基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報、各協調通信基地局がデータ送信するために必要なプレコーディング情報が含まれている。上記下りリンクリソースブロック割り当て情報およびプレコーディング情報は、リソーススケジューリングユニット214が算出または生成したものである。
換言すれば、下りリンクリソースの分配指示ユニット215は、リソーススケジューリングユニット214によるリソーススケジューリングの結果に基づいて、下りリンクリソースの分配結果を含む送信関連情報を上記対象ユーザ装置に送信する。
以上のように本発明では、サービング基地局は、ユーザ装置がマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているかを判定する。もし、入っていると判定したら、サービング基地局は、下りリンク制御信号(downlink control signaling)を用いて、ユーザ装置に対して配置を行う。それから、ユーザ装置は、サービング基地局と各協調通信基地局のシステム情報及びチャネル状態情報を取得してフィードバックを行う。そして、サービング基地局は、該当サービング基地局と各協調通信基地局からユーザ装置への下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得してリソーススケジューリングとバックグランド通信を行う。最後に、ユーザ装置は、下りリンクリソースの分配指示を取得する。サービング基地局と各協調通信基地局は、マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方式を用いて、ユーザ装置にデータを送信する。
本発明は、適用範囲が広く、シグナリングが合理的で、実現が容易であるなどの利点を有する。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する請求の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
なお、本発明は以下のようにも表現できる。すなわち、本発明のマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法は、少なくとも一つのユーザ装置と、上記ユーザ装置にサービスを提供するサービング基地局と、少なくとも一つの協調通信基地局とを備えているセルラーシステム下りリンクにおけるマルチアンテナマルチ基地局間協調通信の方法であって、上記サービング基地局が、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置の有無を判定するステップと、上記サービング基地局が、下りリンク制御信号を用いて、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置に対して配置を行うステップと、上記ユーザ装置が、上記配置に基づいて、上記サービング基地局と各協調通信基地局のシステム情報、及びリソース分配に必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得するステップと、上記ユーザ装置が、上記サービング基地局がリソースの分配を行うために必要とする上記下りリンクチャネルのチャネル状態情報を、上記サービング基地局にフィードバックするステップと、上記サービング基地局が、リソースの分配に必要とする上記下りリンクチャネルのチャネル状態情報に基づいてリソーススケジューリングを行い、少なくとも、上記リソーススケジューリングの結果と下りリンク通信データとを、各上記協調通信基地局に送信するステップと、少なくとも、上記サービング基地局から上記ユーザ装置に下りリンクリソースの分配指示を送信するステップと含んでいる。
上記サービング基地局は、上記ユーザ装置の地理位置と上記ユーザ装置のパス損失と上記ユーザ装置の下りリンクデータのバッファメモリの状態とのうち、少なくとも一方に基づいて、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置の有無を判定することが好ましい。
上記下りリンク制御信号には、配置情報が含まれており、該当配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局の、セル番号と下りリンクデータの伝送方式とが含まれていることが好ましい。
上記下りリンク制御信号には、配置情報が含まれており、該当配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局の、セル番号とアンテナの設置情報とが含まれていることが好ましい。
上記ユーザ装置が取得した、上記サービング基地局及び各上記協調通信基地局のシステム情報には、少なくともアンテナの設置情報が含まれていることが好ましい。
上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、各上記協調通信基地局の報知チャネルを介して各上記協調通信基地局のシステム情報を取得することが好ましい。
上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、上記配置情報に基づいて各上記協調通信基地局のシステム情報を取得することが好ましい。
上記ユーザ装置は、リソース分配に必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を、上記サービング基地局のみにフィードバックすることが好ましい。
上記ユーザ装置は、リソース分配に必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を、上記サービング基地局と各上記協調通信基地局それぞれにフィードバックすることが好ましい。
上記サービング基地局は、上記ユーザ装置のフィードバックに基づいて、リソース分配に必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得することが好ましい。
各上記協調通信基地局は、上記サービング基地局がリソース分配を行うために必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を、バックグランド通信により該当サービング基地局に送信することが好ましい。
上記分配指示には、上記下りリンクリソース割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
上記分配指示には、上記下りリンクリソース割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するのに必要なプレコーディング情報と、各上記協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
少なくとも、上記サービング基地局から上記ユーザ装置に送信される下りリンクリソースの上述分配指示には、上記サービング基地局と各上記協調通信基地局それぞれが上記ユーザ装置に送信される下りリンクリソースの分配指示が含まれており、該当分配指示には、下りリンクリソースの割り当て情報と、上記基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることが好ましい。
本発明の基地局は、サービング基地局として、少なくとも一つの協調通信基地局とともに、セルラーシステム下りリンクにおけるマルチアンテナマルチ基地局間協調通信を実現する基地局であって、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置の有無を判定する判定ユニットと、下りリンク制御信号を用いて、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置に対して配置を行う下りリンク制御信号送信ユニットと、上記ユーザ装置によりフィードバックされた、リソース分配に必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を受信し、上記チャネル状態情報に基づいてリソーススケジューリングを行い、少なくとも上記リソーススケジューリングの結果と下りリンク通信データとを各上記協調通信基地局に送信するリソーススケジューリングユニットと、下りリンクリソースの分配指示を、上記ユーザ装置に送信する分配指示送信ユニットとを備えている。
上記判定ユニットは、上記ユーザ装置の地理位置と上記ユーザ装置のパス損失と上記ユーザ装置の下りリンクデータのバッファメモリの状態とのうち、少なくとも一方に基づいて、上記マルチアンテナマルチ基地局間協調通信の動作モードに入っているユーザ装置の有無を判定することが好ましい。
上記下りリンク制御信号には、配置情報が含まれており、該当配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局の、セル番号と下りリンクデータの伝送方式とが含まれていることが好ましい。
上記下りリンク制御信号には、配置情報が含まれており、該当配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局の、セル番号とアンテナの設置情報が含まれていることが好ましい。
上記リソーススケジューリングユニットは、上記ユーザ装置からのフィードバックに基づいて、リソース分配を行うのに必要な下りリンクチャネルのチャネル状態情報を取得することが好ましい。
各上記協調通信基地局は、上記サービング基地局がリソース分配を行うために必要とする下りリンクチャネルのチャネル状態情報を、バックグランド通信により該当サービング基地局に送信することが好ましい。
上記分配指示には、上記下りリンクリソース割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも一方が含まれていることが好ましい。
上記分配指示には、上記下りリンクリソース割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報と、各上記協調通信基地局がデータを送信するのに必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも一方が含まれていることが好ましい。
上記分配指示には、下りリンクリソース割り当て情報と、上記基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも一方が含まれていることが好ましい。
本発明は、複数の送受信アンテナを有する複数の基地局を協調通信させて下りリンク通信データを移動局へ送信するセルラーシステム下りリンクに好適に適用できる。
200 協調通信基地局
202 サービング基地局
204 協調通信基地局
212 マルチアンテナマルチ基地局間の協調判定ユニット(特定ユニット)
213 下りリンク制御信号送信ユニット(リンク制御情報送信ユニット)
214 リソーススケジューリングユニット
215 分配指示ユニット
400〜430 ユーザ装置

Claims (15)

  1. セルラーシステム下りリンクにおける基地局間の協調通信方法であって、
    サービング基地局が、ユーザ装置が上記基地局間の協調通信モードに入っているかを判断する第一ステップと、
    上記サービング基地局が、上記ユーザ装置に対して下りリンク制御信号を用いて配置を行う第二ステップと、
    上記ユーザ装置が、上記サービング基地局及び受信した配置情報が示す協調通信基地局のシステム情報、およびチャネル状態情報を取得する第三ステップと、
    上記ユーザ装置が、上記ユーザ装置と上記サービング基地局および上記協調通信基地局間の下りリンクチャネルのチャネル状態情報をフィードバックする第四ステップと、
    上記サービング基地局が、上記フィードバックされたチャネル状態情報に基づいて、リソーススケジューリングとバックグランド通信とを行う第五ステップと、
    上記ユーザ装置が、下りリンクリソースの分配指示を受信する第六ステップとを含むことを特徴とする基地局間の協調通信方法。
  2. 上記第一ステップにおいて、上記サービング基地局は、上記ユーザ装置の地理位置と、上記ユーザ装置のパス損失と、下りリンク通信データを記憶する送信バッファメモリにおける当該下りリンク通信データの量とのうち、少なくとも1つに基づいて、上記ユーザ装置を特定することを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  3. 上記第二ステップにおいて、上記配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局のセル番号と、当該協調通信基地局から上記ユーザ装置へ送信する下りリンク通信データの伝送方式とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  4. 上記第二ステップにおいて、上記配置情報には、少なくとも上記協調通信基地局のセル番号と当該協調通信基地局におけるアンテナの設置情報とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  5. 上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置が取得する上記サービング基地局および上記協調通信基地局のシステム情報には、少なくとも当該サービング基地局および協調通信基地局におけるアンテナの設置情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  6. 上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、上記協調通信基地局の報知チャネルを介して当該協調通信基地局のシステム情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の基地局間の協調通信方法。
  7. 上記第三ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局の報知チャネルを介して該当サービング基地局のシステム情報を取得し、上記第二ステップにおいて、上記配置情報に基づいて上記協調通信基地局のシステム情報を取得することを特徴とする請求項5に記載の基地局間の協調通信方法。
  8. 上記第四ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記チャネル状態情報を、上記サービング基地局のみにフィードバックすることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  9. 上記第四ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記チャネル状態情報を、上記サービング基地局と上記協調通信基地局とにそれぞれにフィードバックすることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  10. 上記第五ステップにおいて、上記サービング基地局は、上記ユーザ装置から上記チャネル状態情報を受信することを特徴とする請求項8に記載の基地局間の協調通信方法。
  11. 上記第五ステップにおいて、上記協調通信基地局が、上記チャネル状態情報を、バックグランド通信により該当サービング基地局に送信することを特徴とする請求項9に記載の基地局間の協調通信方法。
  12. 上記第五ステップにおいて、上記バックグランド通信には、上記サービング基地局が上記協調通信基地局に送信するデータが含まれており、当該データには少なくとも上記リソーススケジューリングの結果と下りリンク通信データとが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  13. 上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  14. 上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報と、上記協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
  15. 上記第六ステップにおいて、上記ユーザ装置は、上記サービング基地局および協調通信基地局から上記リソース分配指示を受信し、当該リソース分配指示には、上記下りリンクリソースの割り当て情報と、上記サービング基地局および上記協調通信基地局がデータを送信するために必要なプレコーディング情報とのうち、少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項1に記載の基地局間の協調通信方法。
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