JPWO2010010832A1 - 位置検出システム、送信装置、受信装置、位置検出方法、位置検出プログラム - Google Patents

位置検出システム、送信装置、受信装置、位置検出方法、位置検出プログラム Download PDF

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Abstract

反射波の影響を受けることなく超音波発信源から最も先に到達する直接波の伝搬時間を正確に算出することを可能にする。互いに異なる複数のM系列に基づき生成された複数の超音波信号を送信側から受信側に伝達し、受信側は複数のM系列の各モデル波形と各超音波信号の波形との間で相関処理を実行し、両波形が部分的に一致したときに現れる相関値の副次ピークを検出し、全相関処理で検出された副次ピークの小さいほうから対応する複数のM系列を決定する。送信側は、決定された複数のM系列の中から送信周期毎に異なるM系列を選択し、選択されたM系列により変調した超音波信号と電磁波信号とを受信側に送出する。受信側は、この超音波信号とモデル波形との間で相関値を算出し、算出された相関値の最初の主ピークを検出し、電磁波信号を受信した時点と主ピークの検出時点とから超音波伝搬時間を算出する。

Description

本発明は、超音波信号を用いて移動体の位置を決定する位置決定システムに関し、特に、超音波を用いて移動体の位置を正確かつ安定的に決定することを可能にする位置検出システム、送信装置、受信装置、位置検出方法、位置検出プログラムに関する。
超音波の伝搬時間により距離計測を行う装置の関連技術の一例として、超音波物体計測装置が特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載の超音波物体計測装置は、トーンバースト波発生器から発生するトーンバースト波に、周波数拡散変調器で疑似雑音信号発生器からの疑似雑音信号によって周波数拡散変調を施して送信する。
反射波を受信して周波数拡散信号復調器で復調した信号と、周波数拡散を行う場合に用いた疑似雑音信号との相互相関を相互相関器で得る。さらに相関度合検出器9で得られる相関度合から、物体での反射信号の受信の有無を判定し、さらに距離を計測する。
また、複数の疑似雑音信号を順次切り替えて区別した周波数拡散変調信号を用いて送信トーンバースト波を送出し、複数のトーンバースト波を区別判別する。
特開平7−104063号公報
柏木濶著「M系列とその応用」(1996年3月25日,昭晃堂)
超音波発信源から送信される超音波信号は、人に聞こえない可聴帯域以上の周波数が用いられるため、少なくとも20kHz以上であることが必要である。この周波数帯域の信号を十分な音圧で発生させる手段としては、小型高剛性の振動板を電磁的に振動駆動する、いわゆるスピーカーが知られている。しかしながら、小型化が困難なこと、電流駆動であるため消費電力が大きいことなどから小型の移動体に実装することは困難である。そのため、超音波発信源として電圧駆動である圧電素子が広く用いられている。
この圧電素子は、電圧駆動型であるため一般的に消費電力が小さいが、十分な音圧を確保するためには音響インピーダンスの低い共振体と組み合わせて用いられることが多い。しかしながら、共振現象を利用した場合、一定の位相・周波数・ゲインで超音波を発信できるが、それ以外の周波数での送信ゲインはかなり低く、周波数拡散変調といった広帯域の周波数特性を有する変調方式を利用することが困難である。
また、単独の圧電素子においても機械的なQが高く残留振動が長引くため、変調方式の如何を問わず変調波に正確に追従した超音波を発信することが困難である。
このような超音波の送信機に残留振動が多い送信源を用いた場合、もしくは周波数拡散変調された超音波の送受信に必要な周波数帯域に比べ送信源の帯域が不足する場合に、理想的な変調波を送信することが難しいため、非疑似雑音のため生じる副次的な相関ピークを抑制することが難しいという問題点がある。
(発明の目的)
本発明の目的は、送信機から送出される超音波を、受信機で受信しその超音波の伝搬時間を測定し、送受信機間の距離もしくは送信機の位置を検出するシステムにおいて、各測定周期で、それ以前に周期に送信された超音波の反射波の影響を低減し、最も先に到達する直接波の伝搬時間を正確に測定することができる位置検出システム、送信装置、受信装置、位置検出方法、位置検出プログラムを提供することにある。
本発明による位置検出システムは、自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を送出する送信部を含む移動体と、超音波信号を受信し、擬似ランダム信号と同じ擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、受信した超音波信号との間で相関値を求め、該超音波信号が該擬似ランダム信号モデル波形と部分的に一致したときに現れる相関値の副次ピークが小さいほうから対応する擬似ランダム信号を複数選択する受信部とを含み、送信部は、電磁波信号と、選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号とを同時に送出する手段を含み、受信部は、該超音波信号と擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形との間で相関処理を実行することにより超音波信号の到達時間を特定し、電磁波信号の到着時点と特定された到達時間とから超音波の伝搬時間を算出する手段と、算出した超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、移動体の位置を算出する手段とを含み、送信部は、送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用する。
本発明による送信装置は、送信装置から送信される超音波信号を受信装置で受信して送信装置の位置を検出する位置検出システムの送信装置であって、自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された第1の超音波信号を送出する手段と、送信タイミングを表す電磁波信号と、受信装置で選択された擬似ランダム信号に基づき変調された第2の超音波信号とを同時に送出する手段を含み、送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用する。
本発明による受信装置は、送信装置から送信される超音波信号を受信装置で受信し送信装置の位置を検出する位置検出システムの受信装置であって、送信装置から送信される自己相関性の高い擬似ランダム系列のデータにより変調された第1の超音波信号を受信し、擬似ランダム信号と同じ擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、受信した超音波信号との間で相関値を求め、該超音波信号が該擬似ランダム信号モデル波形と部分的に一致したときに現れる相関値の副次ピークが小さいほうから対応する擬似ランダム信号を複数選択する手段と、送信装置から同時に送出される電磁波信号と、受信装置で選択した擬似ランダム信号に基づき変調された第2の超音波信号を受信し、該第2の超音波信号と擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形との間で相関処理を実行することにより超音波信号の到達時間を特定し、電磁波信号の到着時点と特定された到達時間とから超音波の伝搬時間を算出する手段と、算出した超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、移動体の位置を算出する手段とを含む。
本発明による位置検出方法は、a)自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を移動体の送信部から送出するステップと、b)受信部で超音波信号を受信し、擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、該モデル波形と受信した超音波信号との間で相関処理を実行し相関波形を検出するステップと、c)異なる擬似ランダム信号について、相関波形を複数検出し、モデル波形と受信超音波信号とが部分的に一致した際に各相関波形に現れる副次ピークが小さいほうから対応する擬似ランダム信号を複数選択するステップと、d)ステップ(c)で選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号と、送信タイミングを表すトリガ信号と該擬似ランダム信号を規定するデータを含む電磁波信号とを一定送信周期毎に同時に移動体から送出するステップと、e)該電磁波信号を受信し該電磁波信号が含む擬似ランダム信号を規定するデータから擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形を生成するステップと、f)超音波信号を受信し、受信した超音波信号とステップ(e)で生成された超音波モデル波形との間で相関値を算出するステップと、g)算出した超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、移動体の位置を算出するステップとを含み、ステップ(d)は送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用する。
本発明による位置検出プログラムは、移動体に備えられた送信装置を構成するコンピュータに、自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を移動体の送信部から送出する処理を実行させ、受信装置を構成をするコンピュータに、超音波信号を受信し、擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、該モデル波形と受信した超音波信号との間で相関処理を実行し相関波形を検出する処理と、異なる擬似ランダム信号について、相関波形を複数検出し、モデル波形と受信超音波信号とが部分的に一致した際に各相関波形に現れる副次ピークが小さいほうから対応する擬似ランダム信号を複数選択する処理とを実行させ、送信装置を構成するコンピュータに、選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号と、送信タイミングを表すトリガ信号と該擬似ランダム信号を規定するデータを含む電磁波信号とを一定送信周期毎に同時に移動体から送出する処理を実行させ、受信装置を構成をするコンピュータに、該電磁波信号を受信し該電磁波信号が含む擬似ランダム信号を規定するデータから擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形を生成する処理と、超音波信号を受信し、受信した超音波信号と生成された超音波モデル波形との間で相関値を算出する処理と、算出した超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、移動体の位置を算出する処理を実行させ、送信装置からの超音波信号の送出において、送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用する。
本発明によれば、超音波信号の反射波の影響を受けることなく、超音波発信源から最も先に到達する直接波の伝搬時間を正確に算出することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態による位置検出システムの送信部と受信部の構成を示すブロック図である。 1ビット当たり1周期を割り当てた位相変調により変調された超音波M系列データの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムの受信部のメモリに格納される受信超音波波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムにおけるM系列選択モードの送信部の動作を示すフローチャートである。 超音波伝搬測定モードの送信部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムにおける受信部の動作を示すフローチャートである。 M系列選択モードにおいてM系列が「100010011010111」の場合の相関値波形を示す図である。 M系列選択モードにおいてM系列が「000100110101111」の場合の相関値波形を示す図である。 M系列選択モードにおいてM系列が「100110101111000」の場合の相関値波形を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムにおける電子ペンの位置算出方法を2次元で説明する図である。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムにおける超音波伝搬時間測定モードにおける受信部200の動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による位置検出システムにおける送信部と受信部のハードウェア構成例を示す図である。
次に、本発明による第1の実施の形態について図1乃至図11を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態による位置検出システムの構成を示すブロック図である。以下の実施の形態においては、本発明による位置検出システムを、電子ペンシステムに適用した場合を説明する。
図1において、本発明の第1の実施の形態による超音波伝搬時間測定を用いる位置検出システムは、送信部100を装着する可動物体としての電子ペン10と、電子ペン10から離れた所定の位置に設置された受信部200を備える受信装置20を備えている。本位置検出システムでは、超音波伝搬時間の測定に先立ち使用するM系列の選択(以下、M系列選択モード)を行う。
電子ペン10の送信部100は、制御回路101、M系列生成回路102、超音波駆動回路103、超音波送信機104、受信トリガ駆動回路105、受信トリガ送信機106とを備えている。
M系列生成回路102が生成するM系列は特性多項式により生成される系列であり、特性多項式と初期条件を規定することにより得られる。なお、M系列の詳細は、例えば、非特許文献1(柏木濶著「M系列とその応用」(1996年3月25日,昭晃堂))に記述されている。例えば、4次の特性多項式f(x) = x4 + x + 1により生成される系列長が15ビットであるデータ列を用いる。初期条件を変更することにより、データの並びが巡回的にシフトした15通りの異なるデータ列が得られる。
M系列選択モードにおいて、制御回路101は、予め各送信周期で決められた特性多項式に基づきM系列の初期条件を決定し、この初期条件を一定の送信周期でM系列生成回路102と受信トリガ駆動回路105に伝達する。
M系列生成手段102は、制御回路101から送られた初期条件に従って送信周期毎に異なるM系列のコード化されたビット列を生成する。
超音波駆動回路103は、M系列生成手段102で生成したこのM系列データを超音波変調用の駆動信号として超音波送信機104に供給する。
超音波送信機104は、超音波駆動回路103からの駆動信号を変調信号として超音波を変調しM系列変調された超音波信号を空間に送出する。好ましい実施例としては、超音波の変調に位相変調方式が使用される。
一方、制御回路101は、トリガパルスの生成を受信トリガ駆動回路105に指示し、続いて上述のM系列の初期条件をコード化した初期条件データを受信トリガ駆動回路105に供給する。
超音波送信機104の送信タイミングに同期して、受信トリガ送信機106は、この受信トリガ駆動回路105の出力により駆動され、受信トリガ信号を電子ペン10から空間に送出する。この受信トリガ信号は、例えば電磁波信号である赤外線信号として送出する。
後述の如くM系列選択モードにおいてはM系列が選択される。続く超音波伝搬時間測定モードにおいて、制御回路101は、M系列の特性多項式に基づきM系列選択モードにより決定された複数の初期条件の中から、送信周期毎に順番にM系列の初期条件を決定し、この初期条件をM系列生成回路102と受信トリガ駆動回路105に伝達する。
M系列生成手段102は、この初期条件に従いM系列データを生成する。超音波駆動回路103は、このM系列データを超音波変調用の駆動信号として超音波送信機104に供給する。超音波送信機104は、この駆動信号を変調信号として超音波を変調しM系列変調された超音波信号を空間に送出する。
図2に、M系列によりコード化した一例として、M系列により位相変調された変調波の波形の例を示す。ここでは、一定の周波数の超音波を15ビットのM系列「100010011010111」で位相変調された超音波信号の波形を示している。図2に示す波形は、1ビット当たり基本波(例えば40kHz)の1周期を対応させて、「0」の場合は反転位相で、「1」の場合は同相で位相変調したものであり、変調波は基本波15周期分の長さとなっている。
一方、制御回路101は、受信トリガ信号の生成を受信トリガ駆動回路105に指示し、続いて選択したM系列の初期条件データを受信トリガ駆動回路105に供給する。
超音波送信機104の送信タイミングに同期して、受信トリガ送信機106は、この受信トリガ駆動回路105の出力により駆動され受信トリガ信号を電子ペン10から空間に送出する。
受信装置20の受信部200は、1つないし複数の超音波受信機201と、超音波受信機201と対応する1つないし複数のサンプリング回路202と、受信トリガ受信機203と、検出回路204と、メモリ205及びデータ処理回路206とを備えている。
受信トリガ受信機203は、電子ペン10からの受信トリガ信号を受信し、この受信トリガ信号を電気信号に変換する。
検出回路204は、受信トリガ受信機203の出力から受信トリガ信号を検出すると、受信トリガ信号の到来時刻をメモリ205に格納し、次にM系列の初期条件データを検出しこれをメモリ205に格納する。
超音波受信機201は、電子ペン10から送信された超音波信号を受信し、この超音波信号をM系列コードの電気信号に変換する。
サンプリング回路202は、超音波受信機201の出力を一定のサンプリング間隔(ΔT)でサンプル化し、サンプル化された超音波の波形データを順次メモリ205に格納する。また、サンプリング回路202では、必要に応じて、ノイズ除去を目的にフィルタ処理を行う。
図3は、15ビットM系列のデータ列「100010011010111」により位相変調された超音波を受信した波形の例を示している。ここでは、サンプリング間隔(ΔT)を超音波の基本波周期の1/16としてメモリ205に格納された超音波の受信波形を示している。横軸は、受信トリガ信号を受信した時点を「0」とした時刻を示している。基本波の周波数が20kHzの超音波を使用した場合、超音波の基本周期は50μsecとなり、サンプリング間隔は3.125μsecとなる。メモリ205に格納された超音波の受信波形(図3)は、送信された超音波の直接波や反射波、さらにノイズが混合した合成波となる。
データ処理回路206は、メモリ205に受信トリガ信号の到来時刻を示すデータが格納されると、M系列の初期条件データを読み出し、この初期条件(必要に応じて更に特性多項式)に基づきM系列モデル波形を生成し、メモリ205に格納されている超音波受信波形との間で相関処理を行う。
M系列選択モードの時、受信トリガ信号と超音波信号が繰り返し電子ペン10から送出される。その際、送信毎に異なるM系列が使用される。データ処理回路206は、受信毎に超音波のM系列モデル波形との相関度を両者の形状が部分的に一致したとき生ずる複数の副次ピークに基づいて使用したM系列の最適度をチェックする。最大副次ピークの値が小さいM系列ほどの最適度が高く評価される。全M系列のうち最大副次ピークの値が小さい順に対応するM系列を選択する。
超音波伝搬測定モードの時、選択されたM系列に基づき生成された受信トリガ信号と超音波信号が送出され相関処理が行われる。データ処理回路206は、相関値の最初のピークを検出すると受信トリガ信号の到来時刻からこのピークを検出した時点までの経過時間、即ち電子ペン10からの受信部200に至る超音波信号の伝搬時間を算出する。
(実施の形態の動作)
次に、本発明の第1実施の形態における送信部100の制御回路101の動作を図4および図5のフローチャートを参照して説明する。また、受信部200のデータ処理回路206の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、M系列選択モードの場合について説明する。図4において、制御回路101は、互いに異なる複数のM系列から任意のM系列を選び、選んだM系列の初期条件を決定する(ステップ301)。
制御回路101は、決定した初期条件をM系列生成回路102へ供給する(ステップ302)。
また、制御回路101は、M系列の初期条件を決定すると、受信トリガ駆動回路105に対してトリガパルスの生成を受信トリガ駆動回路105に指示し、初期条件をコード化した初期条件データを供給する(ステップ303)。
M系列生成回路102は、制御回路101が設定した初期条件に基づきM系列データを生成し(ステップ304)、超音波駆動回路103に供給する。
超音波駆動回路103は、M系列生成回路102から供給されたM系列データから超音波を変調するための駆動信号(変調信号)を生成する(ステップ305)。
受信トリガ駆動回路105は、制御回路101からのトリガパルスの生成指示により受信トリガ駆動信号を生成する(ステップ306)。
ステップ303と304で両駆動信号が生成されると、受信トリガ送信機106と超音波送信機104は、受信トリガ駆動回路105と超音波駆動回路103の出力によりそれぞれ同時に駆動され、受信トリガ信号とM系列により変調された超音波信号を電子ペン10から空間に送出する(ステップ307)。
ステップ307が実行されると、制御回路101は判定ステップ308で全てのM系列初期条件をチェックしたか否かを判定する。全M系列の送信が終了していなければ、制御回路101は、ステップ301に戻り次のM系列の初期条件を設定する。
従って、全M系列の送信が終了するまで、ステップ301から307が順次実行され、異なるM系列により変調された複数の超音波信号が順次送出される。
そして、各超音波信号の送出と同時に、これらのM系列の初期条件をコード化した初期条件データとトリガパルスにより変調された複数の受信トリガ信号が順次送出される。図2に示す15ビットM系列で位相変調された超音波信号の場合、ステップ301から307の処理が15回繰り返され15種類のM系列データがチェックされる。
全M系列の送信が終了すると(ステップ308)、全M系列のうち使用するM系列を選択する(ステップ309)。
次に、超音波伝搬時間測定モードの場合について説明する。図5において、まず、制御回路101は、電子ペン10が動作を開始すると(ステップ311)、M系列選択モードで選択されたM系列に対応するM系列の初期条件の中から送信周期毎に順次1つを決定し(ステップ312)、決定した初期条件をM系列生成回路102へ供給する(ステップ313)。
また、制御回路101は、M系列初期条件を決定すると、トリガパルスとM系列初期条件データを受信トリガ駆動回路105に供給し、受信トリガ信号の生成を指示する(ステップ314)。
M系列生成回路102は、供給された初期条件に基づきM系列データを生成し(ステップ315)、超音波駆動回路103に供給する。
超音波駆動回路103は、M系列生成回路102から供給されたM系列データから超音波を変調するための駆動信号(変調信号)を生成する(ステップ316)。
また、受信トリガ駆動回路105は、受信トリガ駆動信号を生成する(ステップ317)。
ステップ316と317で両駆動信号が生成されると、受信トリガ送信機106と超音波送信機104は受信トリガ駆動回路105と超音波駆動回路103の出力によりそれぞれ同時に駆動され、受信トリガ信号とM系列により変調された超音波信号を電子ペン10から空間に送出する(ステップ318)。
ステップ318が実行されると、制御回路101は送信周期を決定するタイマーを駆動する(ステップ319)。制御回路101は次の送信時点を検出すると(ステップ320)、電子ペン10の動作が終了したか否かを判定し(ステップ321)、動作中であれば、制御回路101はステップ312に戻り、次の送信周期の開始時点で再びM系列の初期条件を決定し、上述の動作を繰り返す。
電子ペン10の動作が終了した場合、制御回路101はステップ321からステップ311に戻る。
受信部200において、データ処理回路206が図6のフローチャートによる処理を実行する前に、サンプリング回路202は、超音波受信機201が受信した超音波信号を一定のサンプリング間隔でサンプル化し、サンプル化した超音波波形データをメモリ205に格納する。一方、検出回路204は、受信トリガ受信機203が受信した受信トリガ信号からトリガ検出信号とM系列初期条件データを検出し、メモリ205に格納する。
データ処理回路206は、トリガ検出信号をメモリ205から読出すと、サンプリングカウンタの値「t」(サンプリング時刻)を「0」に設定する(ステップ401)。
M系列初期条件をメモリに格納されている初期条件に設定し(ステップ402)、この初期条件に基づき図2にあるような位相変調によるM系列モデル波形を生成する(ステップ403)。データ処理回路206は、M系列選択中であれば(ステップ404)、相関開始時点(ts)を設定し(ステップ405)、相関値算出ステップ406に進む。
ステップ406において、まずN個の受信超音波波形データがメモリ205から読み出され、ステップ403で生成されたモデル波形との間で相関計算が実行され、下記の式(1)に基づき相関値C(t)が算出されメモリに格納される。
Figure 2010010832
式1において、iは整数値でサンプリング時刻を変数であり、Nはモデル波形のサンプリング数、r(i)はサンプリング時刻iのモデル波形の値、f(i+t)はサンプリング時刻(i+t)の受信波形の値である。
相関処理開始から所定時間が経過したか否かが判定され(ステップ407)、経過していなければステップ408でサンプリング時刻tを単位量1だけ進ませステップ406に戻る。この相関計算は、所定時間が経過するまで実行されメモリ205に複数の相関値が格納される。
相関開始から所定時間が経過すると、M系列選択中であるか否かが判定され(ステップ409)、M系列選択中であれば、メモリ205に格納されている相関値から最大の相関値(一次ピーク)を検出しその発生時点を超音波到達時点 (te)として設定する(ステップ410)。
ステップ411において、データ処理回路206は、下記の式(2)に基づき相関開始時点から超音波到達時点の直前に至る期間、即ち、
Figure 2010010832
における最大の相関値を検出する。
Figure 2010010832
ここで、P(n)はあるM系列の初期条件nの超音波到達時点以前の期間(
Figure 2010010832
)の相関値C(t)の最大値を表す。例えば、この期間は到来した超音波の形状がモデル波形と部分的に一致する期間であり、この結果現れる相関値を副次ピークと称する。tsおよびteは限定するものではなく、任意に定めてもよい。検出された最大副次ピークはメモリ205に格納される。
次に、メモリ205に格納された超音波データと全相関値はステップ412で消去され、次回到来する超音波データ、トリガ検出信号、M系列初期条件データを格納するための準備をする。
データ処理回路206は、全M系列の選択を終了したか否かを判定し(ステップ413)、終了していなければステップ401に戻り、次の受信トリガ信号と超音波信号の到来を検出するためメモリ205を監視し、トリガ検出信号を読出す。
全M系列の選択が終了していれば、データ処理回路206はステップ414に進み、メモリ205に格納されている全副次ピークのなかから副次ピークの小さい順に、それに対応するM系列を使用するM系列として選択し、M系列選択モードを終了しステップ401に戻る。
本発明の他の実施の形態として、送信側の制御回路101でM系列初期条件を決定すると予め設定されている特性多項式により自動的にM系列のビット列が決定されるが、M系列のビット配列を変更せずに1ビットシフトした配列になるようにしてもよい。
図7は、上記の超音波受信波形と図2の15ビットM系列モデル波形との相関値を示し、ステップ410において最大副次ピークが矢印の点で検出されたことを示す。
図8は、図2の15ビットM系列において1ビット分シフトした15ビットM系列のデータ列、即ち「000100110101111」により位相変調した超音波を用いた場合の相関値を示し最大副次ピークが矢印の点で検出されたことを示す。
図9は、15ビットM系列のデータ列「100110101111000」により位相変調した超音波を用いた場合の相関値を示し最大副次ピークが矢印の点で検出されたことを示す。
図7から図9において、いずれもトリガパルスを受信した時点を「0」とし、サンプリング間隔は3.125μsecである。送信部100と受信部200が一定距離に保たれている限り超音波到達時点における相関値ピーク(主ピーク)は同一の時刻に現れる。
超音波信号は伝搬距離により減衰するため、受信部200で何周期前までの超音波信号を受信する可能性があるかを考慮して必要なM系列の個数を設定する必要がある。
例えば、3周期前までの超音波信号を受信する可能性がある場合、最低でも4通りの異なるM系列が得られるようにしなければならないし、1周期前までの超音波信号を受信する可能性がある場合は、最低でも2通りの異なるM系列が得られるようにしなければならない。2通りの異なるM系列を選択する場合、図7から図9では最大副次ピークが小さいM系列「000100110101111」および「100110101111000」が使用するM系列として選択される。
更に、本発明のさらに他の実施の形態として、異なる複数のM系列に対応して複数の異なる符号(またはインデックス)を割り当て、これらの符号とそれぞれを対応するM系列の初期条件と特性多項式に関連付けしたマッピングテーブルを受信部200に備えることも可能である。
M系列選択モードの時、送信部100は1つのM系列を送信する際このM系列に割り当てられた符号(インデックス)を受信トリガ信号により送信し、受信部200は前記マッピングテーブルを参照し受信した符号に関連付けされたM系列初期条件と特性多項式を読み出す。
この方法により、少ない情報量でM系列初期条件と特性多項式を受信側に伝達することができる。マッピングテーブルに対応して、異なるM系列のビット列を割り当てても構わない。
上述のように決定されたM系列の初期条件は、送信部100の制御回路101に設定され、超音波伝搬時間測定モードで使用される。従って、送信部100は設定された複数のM系列を送信周期毎に巡回的に変更し、そのM系列に基づき受信トリガ信号と超音波信号を生成し受信部200に送出する。
超音波伝搬時間測定モードにおいて、選択されたM系列の基づき生成された受信トリガ信号と超音波信号が送信部100から送出されると、データ処理回路206は、ステップ401でトリガ検出信号をメモリ205から読出し、ステップ402でM系列初期条件をメモリに格納されている初期条件に設定し、M系列モデル波形を生成する(ステップ403)。
M系列選択モードでないため、データ処理回路206は、ステップ405を飛び越しステップ406に進み、前述のように1サンプル分のM系列超音波データをメモリ205から読出し、ステップ403で生成されたM系列モデル波形との間で相関計算を実行し、式(1)に基づき相関値C(t)を算出しメモリ205に格納する。
データ処理回路206は、所定時間が経過するまでステップ406を実行し、ステップ407からステップ409に進む。ステップ409では、既にM系列選択モードを終了しているので、ステップ415からの処理が実行される。
ステップ415において、データ処理回路206は、所定時間内に算出された全相関値から副次ピークの値より大きな所定値以上の相関値を選択し、この中から先頭ピークを検出する。
先頭ピークを検出した時点のサンプリング時刻(tf)を先頭ピーク検出時点として設定し(ステップ416)、超音波伝搬時間(tf
× ΔT)算出する(ステップ417)。次に、ステップ418で全てのデータをメモリ205から消去する。
以下、上述ように測定された超音波伝播時間から移動体である電子ペン10の位置を検出するデータ処理回路206による処理の例について説明する。
図10は、電子ペン10と超音波受信機201−1、201−2との位置算出方法を2次元で示す図である。図10において、Pは電子ペン10の描画可能範囲上のx−y座標における位置座標値(x,y)、S1、S2はそれぞれ超音波受信部201−1、201−2の位置を示している。
また、d1は電子ペン10から超音波受信機201−1までの距離、d2は電子ペン10から超音波受信機201−2までの距離である。Dは超音波受信機201−1、201−2の中央をx−y座標の原点とした場合の原点からの距離である。また、αは電子ペン10と超音波受信機201−1とを結ぶ直線がx軸となす角度を示している。
ここで、超音波受信機201−1と201−2で受信した超音波信号に基づいて算出した超音波伝搬時間をそれぞれt1、t2とし、また、音速をAとする。
距離d1、d2は、d1=A×t1、d2=A×t2として算出することができる。超音波受信機201−1と201−2間の間隔長(2D)と距離d1、d2の間には、図10に示す関係が成立していることから、電子ペン10の位置(x、y)を計算により求めることができる。
また、超音波受信機を3個以上にすることで、3次元上の位置を特定することも可能である。
図11は、超音波伝搬時間測定モードにおける受信部200の動作を説明する図である。各測定周期で直接波の他に前の周期の反射波も受信しているが、副次ピークが小さいM系列超音波を使用することで、前の周期の反射波と今回の周期のM系列モデル波形との相互相関値のピークと副次ピークが重なっても直接波のピークを検知することが可能になる。
一方、M系列選択モードにおいて、受信装置20において、受信トリガ信号と超音波信号を受信する毎に、超音波信号に使用する全てのM系列モデル波形との相関値をそれぞれ求め、異なるM系列間の相互相関値をチェックする。その際、相互相関値のピークの値が小さいM系列データほど高く評価し、全M系列の相互相関値のピークが小さいほうから、その相互相関値に対するM系列の組み合わせを形成するM系列(初期条件)を、使用するM系列として割り当ててもよい。
さらに、副次ピークの小さいM系列のうち、相互相関値が低い組み合わせを選択し、使用するM系列として割り当ててもよい。
(第1の実施の形態の効果)
上述した第1の実施の形態によれば、副次ピークが小さいM系列超音波を使用することで、前の周期の反射波と今回の周期のM系列モデル波形との相互相関値のピークと副次ピークが重なっても直接波のピークを検知することが可能になるので、超音波信号の反射波の影響を受けることなく、超音波発信源から最も先に到達する直接波の伝搬時間を正確に算出することが可能となる。
ここで、電子ペン10の送信部100及び受信装置20の受信部200のハードウェア構成例について、図12を参照して説明する。
図12を参照すると、送信部100及び受信部200は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部402、電磁波信号と超音波信号の送信機と受信機として機能する通信部403、入力装置405、出力装置406及び記憶装置407と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部404、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス408を備えている。記憶装置407は、例えば、ROM(Read
Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
本実施の形態による位置検出システムは、コンピュータに、図1に示す各手段の機能を実現する位置検出プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、位置検出プログラムを、記憶装置407に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
以上、好ましい実施の形態と実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態及び実施例に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
上記各実施の形態では、本発明を電子ペンシステムに適用した場合について説明したが、ロボットシステムへ適用することが可能である。送信装置をロボットへ設置し、受信装置をある空間の天井や壁に設置することでロボットの空間内の位置を検出することができる。空間内のロボットの位置を把握することでロボットを制御し衝突回避といった用途に使用可能である。
一方、送信装置を人間等に装着し、受信装置をある空間の天井や壁に設置することで、空間内での動線検出や位置追跡といった用途にも適用することができる。
これまでは、M系列による変調について述べたが、例えばGold系列のように、自己相関性が高く、他の系列との相互相関が低い擬似ランダム信号であれば、M系列に限定するものではない。
この出願は、2008年7月25日に出願された日本出願特願2008−191880を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (42)

  1. 自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を送出する送信部を含む移動体と、
    前記超音波信号を受信し、前記擬似ランダム信号と同じ擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、受信した超音波信号との間で相関値を求め、該超音波信号が該擬似ランダム信号モデル波形と部分的に一致したときに現れる相関値の副次ピークが小さいほうから対応する前記擬似ランダム信号を複数選択する受信部とを具備し、
    前記送信部は、
    電磁波信号と、前記選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号とを同時に送出する手段を備え、
    前記受信部は、
    該超音波信号と前記擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形との間で相関処理を実行することにより前記超音波信号の到達時間を特定し、前記電磁波信号の到着時点と特定された到達時間とから超音波の伝搬時間を算出する手段と、
    算出した前記超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、前記移動体の位置を算出する手段とを備え、
    前記送信部は、送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用することを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記擬似ランダム信号が、M系列であることを特徴とする請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記送信部が、
    互いに異なる複数のM系列から選択した任意のM系列を規定するデータに基づき生成されたM系列データによって変調された超音波信号と、前記M系列を規定するデータを含む電磁波信号を送出することを特徴とする請求項2に記載の位置検出システム。
  4. 前記送信部が、
    送信タイミングとM系列を規定するデータを送信周期毎に決定し、該送信タイミングを表すトリガ信号と該M系列を規定するデータを含む電磁波信号を空間に送出する電磁波送信手段と、
    前記送信周期毎に決定されるM系列を規定するデータに基づきM系列波形を生成し、M系列波形の超音波信号を前記電磁波信号と同時に空間に送出する超音波送信手段を備え、
    前記受信部が、
    送出された前記超音波信号を受信し、M系列波形を出力する超音波受信手段と、
    受信した前記電磁波信号から前記トリガ信号と前記M系列を規定するデータを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した前記M系列を規定するデータと前記超音波受信手段が出力したM系列波形を格納する記憶回路と、
    前記記憶回路からM系列を規定するデータを読み出し、M系列モデル波形を生成し、格納されたM系列データを順次読み出し該M系列モデル波形との間で相関値を算出し、算出された相関値の最初の相関ピーク値を検出し、前記トリガ信号を受信した時点と該相関ピーク値の検出時点とから超音波伝搬時間を決定すると共に、前記超音波伝播時間と超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、前記移動体の位置を算出するデータ処理回路を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の位置検出システム。
  5. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列初期条件データであることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の位置検出システム。
  6. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列の特性多項式と初期条件データとあることを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の位置検出システム。
  7. 前記超音波信号をM系列データにより位相変調することを特徴とする請求項2から請求項6の何れかに記載の位置検出システム。
  8. 前記電磁波信号として赤外線を送信することを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の位置検出システム。
  9. 前記移動体が電子ペンであることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の位置検出システム。
  10. 前記移動体がロボットであることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の位置検出システム。
  11. 送信装置から送信される超音波信号を受信装置で受信して前記送信装置の位置を検出する位置検出システムの前記送信装置であって、
    自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された第1の超音波信号を送出する手段と、
    送信タイミングを表す電磁波信号と、前記受信装置で選択された擬似ランダム信号に基づき変調された第2の超音波信号とを同時に送出する手段を備え、
    送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用することを特徴とする送信装置。
  12. 前記擬似ランダム信号が、M系列であることを特徴とする請求項11に記載の送信装置。
  13. 互いに異なる複数のM系列から選択した任意のM系列を規定するデータに基づき生成されたM系列データによって変調された超音波信号と、前記M系列を規定するデータを含む電磁波信号を送出することを特徴とする請求項12に記載の送信装置。
  14. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列初期条件データであることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の送信装置。
  15. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列の特性多項式と初期条件データとあることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の送信装置。
  16. 前記超音波信号をM系列データにより位相変調することを特徴とする請求項12から請求項15の何れかに記載の送信装置。
  17. 前記電磁波信号として赤外線を送信することを特徴とする請求項11から請求項16の何れかに記載の送信装置。
  18. 送信装置から送信される超音波信号を受信装置で受信し前記送信装置の位置を検出する位置検出システムの前記受信装置であって、
    前記送信装置から送信される自己相関性の高い擬似ランダム系列のデータにより変調された第1の超音波信号を受信し、前記擬似ランダム信号と同じ擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、受信した超音波信号との間で相関値を求め、該超音波信号が該擬似ランダム信号モデル波形と部分的に一致したときに現れる相関値の副次ピークが小さいほうから対応する前記擬似ランダム信号を複数選択する手段と、
    前記送信装置から同時に送出される電磁波信号と、前記受信装置で選択した擬似ランダム信号に基づき変調された第2の超音波信号を受信し、該第2の超音波信号と前記擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形との間で相関処理を実行することにより前記超音波信号の到達時間を特定し、前記電磁波信号の到着時点と特定された到達時間とから超音波の伝搬時間を算出する手段と、
    算出した前記超音波伝播時間と前記超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、前記移動体の位置を算出する手段と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  19. 前記擬似ランダム信号が、M系列であることを特徴とする請求項18に記載の受信装置。
  20. 前記送信装置から、互いに異なる複数のM系列から選択した任意のM系列を規定するデータに基づき生成されたM系列データによって変調された超音波信号と、前記M系列を規定するデータを含む電磁波信号を受信することを特徴とする請求項19に記載の受信装置。
  21. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列初期条件データであることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の受信装置。
  22. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列の特性多項式と初期条件データとあることを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の受信装置。
  23. 前記超音波信号をM系列データにより位相変調することを特徴とする請求項19から請求項22の何れかに記載の受信装置。
  24. 前記電磁波信号として赤外線を送信することを特徴とする請求項18から請求項23の何れかに記載の受信装置。
  25. a)自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を移動体の送信部から送出するステップと、
    b)受信部で前記超音波信号を受信し、前記擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、該モデル波形と受信した超音波信号との間で相関処理を実行し相関波形を検出するステップと、
    c)異なる擬似ランダム信号について、前記相関波形を複数検出し、前記モデル波形と受信超音波信号とが部分的に一致した際に各相関波形に現れる副次ピークが小さいほうから対応する前記擬似ランダム信号を複数選択するステップと、
    d)前記ステップ(c)で選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号と、送信タイミングを表すトリガ信号と該擬似ランダム信号を規定するデータを含む電磁波信号とを一定送信周期毎に同時に前記移動体から送出するステップと、
    e)該電磁波信号を受信し該電磁波信号が含む擬似ランダム信号を規定するデータから前記擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形を生成するステップと、
    f)前記超音波信号を受信し、受信した超音波信号とステップ(e)で生成された前記超音波モデル波形との間で相関値を算出するステップと、
    g)算出した前記超音波伝播時間と前記超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、前記移動体の位置を算出するステップとを含み、
    ステップ(d)は送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用することを特徴とする位置検出方法。
  26. 前記擬似ランダム信号がM系列であることを特徴とする請求項25に記載の位置検出方法。
  27. 前記送信部が、
    互いに異なる複数のM系列から選択した任意のM系列を規定するデータに基づき生成されたM系列データによって変調された超音波信号と、前記M系列を規定するデータを含む電磁波信号を送出することを特徴とする請求項26に記載の位置検出方法。
  28. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列初期条件データであることを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の位置検出方法。
  29. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列の特性多項式と初期条件データとあることを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の位置検出方法。
  30. 前記超音波信号をM系列データにより位相変調することを特徴とする請求項26から請求項29の何れかに記載の位置検出方法。
  31. 前記電磁波信号として赤外線を送信することを特徴とする請求項25から請求項30の何れかに記載の位置検出方法。
  32. 前記移動体が電子ペンであることを特徴とする請求項25から請求項31の何れかに記載の位置検出方法。
  33. 前記移動体がロボットであることを特徴とする請求項25から請求項31の何れかに記載の位置検出方法。
  34. 移動体に備えられた送信装置を構成するコンピュータに、
    自己相関性の高い擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号を移動体の送信部から送出する処理を実行させ、
    受信装置を構成をするコンピュータに、
    前記超音波信号を受信し、前記擬似ランダム信号により変調された超音波のモデル波形を生成し、該モデル波形と受信した超音波信号との間で相関処理を実行し相関波形を検出する処理と、
    異なる擬似ランダム信号について、前記相関波形を複数検出し、前記モデル波形と受信超音波信号とが部分的に一致した際に各相関波形に現れる副次ピークが小さいほうから対応する前記擬似ランダム信号を複数選択する処理とを実行させ、
    前記送信装置を構成するコンピュータに、
    選択された擬似ランダム信号に基づき変調された超音波信号と、送信タイミングを表すトリガ信号と該擬似ランダム信号を規定するデータを含む電磁波信号とを一定送信周期毎に同時に前記移動体から送出する処理を実行させ、
    前記受信装置を構成をするコンピュータに、
    該電磁波信号を受信し該電磁波信号が含む擬似ランダム信号を規定するデータから前記擬似ランダム信号により変調された超音波モデル波形を生成する処理と、
    前記超音波信号を受信し、受信した超音波信号と生成された前記超音波モデル波形との間で相関値を算出する処理と、
    算出した前記超音波伝播時間と前記超音波受信手段相互の間隔長に基づいて、前記移動体の位置を算出する処理を実行させ、
    前記送信装置からの前記超音波信号の送出において、送信周期毎に異なる擬似ランダム信号を使用することを特徴とする位置検出プログラム。
  35. 前記擬似ランダム信号がM系列であることを特徴とする請求項34に記載の位置検出プログラム。
  36. 前記送信装置を構成するコンピュータが、
    互いに異なる複数のM系列から選択した任意のM系列を規定するデータに基づき生成されたM系列データによって変調された超音波信号と、前記M系列を規定するデータを含む電磁波信号を送出することを特徴とする請求項35に記載の位置検出プログラム。
  37. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列初期条件データであることを特徴とする請求項35又は請求項36に記載の位置検出プログラム。
  38. 前記電磁波信号が含むM系列を規定するデータが、M系列の特性多項式と初期条件データとあることを特徴とする請求項35又は請求項36に記載の位置検出プログラム。
  39. 前記超音波信号をM系列データにより位相変調することを特徴とする請求項35から請求項38の何れかに記載の位置検出方法。
  40. 前記電磁波信号として赤外線を送信することを特徴とする請求項34から請求項39の何れかに記載の位置検出プログラム。
  41. 前記移動体が電子ペンであることを特徴とする請求項34から請求項40の何れかに記載の位置検出プログラム。
  42. 前記移動体がロボットであることを特徴とする請求項34から請求項40の何れかに記載の位置検出プログラム。
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