JPWO2010008076A1 - プラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置 Download PDF

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Abstract

チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入可能とする。プラズマ処理装置用電力導入端子10は、プラズマ処理装置30のチャンバ室31へ電力を導入する棒状導電体11と、チャンバ室31を構成するチャンバ壁32を貫通する貫通穴33からチャンバ室31へ突出させて配置され棒状導電体11を保持する碍子13とを備える。碍子13は、棒状導電体11の先端TS側から基端BS側にかけて配置され棒状導電体11を被覆する複数の山部13mおよび複数の谷部13vを備え、基端BS側で貫通穴33に対応させて配置される基端側谷部13vbは、先端TS側でチャンバ室31に配置される先端側谷部13vtに比較して放電発生を抑制する構成(例えば、絶縁性樹脂部15を備える構成)とされている。

Description

本発明は、プラズマ処理装置へ電力を導入するプラズマ処理装置用電力導入端子、およびプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置に関する。
半導体装置の製造方法として、精細化、薄膜化などの観点からプラズマを用いたプラズマ成膜工程、あるいはプラズマエッチング工程が採用されている。プラズマによる成膜工程/エッチング工程を実行する装置としてプラズマ処理装置がある。また、プラズマ処理装置では、プラズマを発生させるための高電圧下で電流(電力)を導入する電流導入端子(電力導入端子)を備えている。
従来のプラズマ処理装置、電流導入端子の例としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された電流導入端子(プラズマ処理装置)では、フランジと電流導入端子との間にシールドカバーを設けて電界を緩和してフランジと電流導入端子との間での放電を抑制する構造とされている。
特許文献1に記載された電流導入端子(プラズマ処理装置)でのシールドカバーは構造が複雑であり、メンテナンスが複雑となり生産性が低下するという問題があった。また、さらに高電圧とした場合の絶縁耐圧を確保するために、さらにシールドカバーを大きくする必要があるなどの問題があった。
また、最近の半導体装置では、プラズマ処理を施す対象としてのウエハ、あるいは処理基板が大型化し、プラズマ処理装置も大型化してきている。したがって、チャンバ室内へ導入する電力も大きくする必要があることから、高電圧化が進んでいる。
なお、プラズマ処理装置(碍子)を記載した文献として、例えば、特許文献2、特許文献3がある。
特開2001−76896号公報 実開昭62−132167号公報 特開2006−120926号公報
プラズマ処理装置用電力導入端子およびフランジをチャンバ壁の内側に配置した場合、高電圧化または処理基板の大型化に伴い、チャンバ室内で他の構成部材を配置するための空間が狭くなることが問題となってきた。
対策として、チャンバ壁を貫通する貫通穴にプラズマ処理装置用電力導入端子を配置し、プラズマ処理装置用電力導入端子をチャンバ室内へ突出させることにより、プラズマ処理装置用電力導入端子のチャンバ室内への突出部分を小さくすることができる。
しかしながら、高電圧化に伴い、プラズマ処理装置用電力導入端子の先端ではなく、先端以外の場所で放電を生じる現象が発生するようになり、電力導入効率の低下をもたらしている。つまり、プラズマ処理装置用電力導入端子と周囲(例えばプラズマ処理装置用電力導入端子をチャンバ室へ配置するためにチャンバ壁に貫通された貫通穴)との間での絶縁破壊(放電現象)が生じようになり、チャンバ室の内部へ供給する電力が低減し、電力の導入効率を低下させる原因となっている。
放電現象について検討した結果、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電が起こりやすいことがわかった。その理由としては、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)の間の距離が長いことにあると考えられる。プラズマ処理時、チャンバ壁(貫通穴)と碍子の間は、真空となっており、放電現象が起こりやすい。特に、碍子(基端側谷部)は、他の部分に比べてチャンバ壁(貫通穴)との距離が長いため、放電現象が起こりやすいと考えられる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部を、先端側でチャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とすることにより、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子を提供することを目的とする。
また、本発明は、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部を、先端側でチャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とすることにより、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていることによって特徴付けられる。
この構成により、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子とすることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、前記基端側谷部は、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部によって被覆されていてもよい。
この構成により、基端側谷部を絶縁性樹脂部で充填するという簡単な構造で、貫通穴に対応する基端側谷部での電界強度を原因とする放電を容易に解消することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、前記絶縁性樹脂部は、隣接する前記山部を被覆するように延在する構成であってもよい。
この構成により、基端側谷部の作用を抑制して基端側谷部での放電をより確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴から前記先端側の方へ突出させるように形成されていてもよい。
この構成により、基端側谷部とチャンバ壁との間での電界強度を抑制することができるので、基端側谷部での放電をさらに確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、前記絶縁性樹脂部は、フッ素系樹脂で形成されていることが好ましい。
この構成により、容易かつ高精度に絶縁性樹脂部を形成することが可能となり、また、チャンバ室での反応への影響を生じない絶縁性樹脂部とすることが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、前記絶縁性樹脂部に隣接されており、前記硝子の先端部分を覆う被覆部材が備えられている構成としてもよい。
この構成により、貫通穴に対応する基端側谷部のみならず、先端側谷部での電界強度を原因とする放電を確実に防止でき、異常放電対策としてさらに効果的である。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、前記チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていることによって特徴付けられる。
この構成により、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置とすることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記基端側谷部は、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部によって被覆されていてもよい。
この構成により、基端側谷部を絶縁性樹脂部で充填するという簡単な構造で、貫通穴に対応する基端側谷部での電界強度を原因とする放電を容易に解消することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、隣接する前記山部を被覆するように延在させてもよい。
この構成により、基端側谷部の作用を抑制して基端側谷部での放電をより確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴に当接するように配置されていてもよい。
この構成により、貫通穴と基端側谷部との間での間隙を絶縁性樹脂部で被覆することから、貫通穴と基端側谷部との間での放電をより確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴から前記先端側の方へ突出させていてもよい。
この構成により、基端側谷部とチャンバ壁との間での電界強度を抑制することができるので、基板側谷部での放電をさらに確実に防止することが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、前記棒状導電体の軸方向に沿って分割された被覆型部材を備えていてもよい。
この構成により、絶縁性樹脂部を容易かつ高精度に碍子の基端側に取り付けることが可能となり、プラズマ処理装置用電力導入端子をチャンバ壁に容易かつ高精度に取り付けることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、分割された前記被覆型部材を内包して相互に結合させる枠体部を備えていてもよい。
この構成により、分割された被覆型部材を容易に結合させて絶縁性樹脂部を構成することが可能となるので、プラズマ処理装置用電力導入端子を容易かつ高精度にチャンバ壁(フランジ)に取り付けることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部は、フッ素系樹脂で形成されていることが好ましい。
この構成により、容易かつ高精度に絶縁性樹脂部を形成することが可能となり、また、チャンバ室での反応への影響を生じない絶縁性樹脂部とすることが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記絶縁性樹脂部に隣接されており、前記硝子の先端部分を覆う被覆部材が備えられている構成としてもよい。
この構成により、貫通穴に対応する基端側谷部のみならず、先端側谷部での電界強度を原因とする放電を確実に防止でき、異常放電対策としてさらに効果的である。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記プラズマ処理装置用電力導入端子は、前記貫通穴に対応させて取り付けられたフランジを介して前記貫通穴に固定されていてもよい。
この構成により、プラズマ処理装置用電力導入端子を高精度に位置決めし、チャンバ壁に確実に取り付けることが可能となる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記フランジのチャンバ室に臨む内向面は、前記チャンバ壁の外壁面よりチャンバ室の側に配置されていてもよい。
この構成により、貫通穴に対応する基端側谷部の個数を抑制することが可能となることから、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置とすることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記チャンバ室に相互に対向して配置されプラズマ放電を発生させる第1電極および第2電極を備え、前記第1電極は、前記プラズマ処理装置用電力導入端子に接続されて高周波電力を供給され、ガス導入路を介して反応ガスを供給される構成としてあり、前記第2電極は、接地され、被処理基板を支持する構成とされていてもよい。
この構成により、被処理基板に対する均質なプラズマ処理を効率良く施すことが可能となり、生産性の高いプラズマ処理装置とすることができる。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、前記第1電極および前記第2電極は、複数組とされて並列配置され、前記第1電極の側面と前記プラズマ処理用電力導入端子とは、隣り合うように配置され接続されていてもよい。
この構成により、チャンバ室内の空間的な制約を緩和することが可能となり、生産性を向上させたプラズマ処理装置とすることができる。
本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子によれば、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、碍子は、棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、先端側でチャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とすることから、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子とすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、碍子は、棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、先端側でチャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とすることから、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置とすることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態2に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する説明図であり、(A)は断面図であり、(B)は絶縁性樹脂部を分解して示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態4に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態5に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態6に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態7に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する説明図であり、(A)は断面図であり、(B)は硝子カバーを外側から見た斜視図であり、(C)は硝子被覆部材を内側から見た斜視図であり、(D)はカバー固定リングの斜視図である。 本発明の実施の形態8に係るプラズマ処理装置を透視した状態を概念的に示す透視側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。なお、棒状導電体11に対するハッチングは省略している(以下、同様である。)。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10は、プラズマ処理装置30のチャンバ室31へ電力を導入する棒状導電体11と、チャンバ室31を構成するチャンバ壁32を貫通する貫通穴33からチャンバ室31へ突出させて配置され棒状導電体11を保持する碍子13とを備える。碍子13の基端BS側は、チャンバ壁32を貫通する貫通穴33に対応させて配置されている。したがって、プラズマ処理装置用電力導入端子10のチャンバ室31側への突出部分を小さくすることができる。
碍子13は、棒状導電体11の先端TS側から基端BS側にかけて配置され棒状導電体11を被覆する複数の山部13mおよび複数の谷部13vを備え、基端BS側で貫通穴33に対応させて配置される基端側谷部13vbは、先端TS側でチャンバ室31に配置される先端側谷部13vtに比較して放電発生を抑制する構成とされている。
この構成により、高電圧で電力を導入する場合、例えば、20kV(DC)以上または2kV(Vpp:AC)以上の場合であっても、チャンバ壁32(貫通穴33)と碍子13(基端側谷部13vb)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体11からチャンバ室31へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子10とすることができる。
なお、棒状導電体11は、留め金12によって碍子13に固定されている。棒状導電体11は、例えば銅製であり、留め金12は、ステンレス鋼である。また、棒状導電体11は、留め金12へロウ付けされている。また、碍子13は、セラミックで形成されている。
本実施の形態では、具体的な放電発生を抑制する構成は、次のとおりとされている。
基端側谷部13vbは、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部15によって被覆されている。したがって、基端側谷部13vbを絶縁性樹脂部15で被覆するという簡単な構造で、貫通穴33に対応する基端側谷部13vbでの電界強度を原因とする放電を容易に解消することが可能となる。
また、絶縁性樹脂部15は、基端側谷部13vbに隣接する山部13mを被覆するように延在させてある。したがって、基端側谷部13vbの作用を抑制して基端側谷部13vbでの放電をより確実に防止することが可能となる。
また、絶縁性樹脂部15は、貫通穴33から先端TS側の方へ突出させるように形成されている。つまり、プラズマ処理装置30では、絶縁性樹脂部15は、貫通穴33から先端TS側の方へ突出させてある。したがって、基端側谷部13vbとチャンバ壁32との間での電界強度を抑制することができるので、基端側谷部13vbでの放電をさらに確実に防止することが可能となる。
なお、突出距離Disは、貫通穴33と碍子13との間での放電が生じない程度として予め設定することが可能である。
絶縁性樹脂部15は、フッ素系樹脂で形成されている。したがって、容易かつ高精度に絶縁性樹脂部15を形成することが可能となり、また、チャンバ室31での反応への影響を生じない絶縁性樹脂部15とすることが可能となる。
なお、フッ素系樹脂としては、例えば、ポリフッ化エチレン(ポリテトラフルオロエチレン)が好ましい。ポリフッ化エチレンは、200℃以上の耐熱性、化学的安定性、高い絶縁性(高い絶縁耐圧)、耐フッ素性を有することから、プラズマ処理装置30へ適用した場合でも、十分に機能させることができ、被処理物に対して影響を及ぼす恐れがないことから生産性のよいプラズマ処理装置用電力導入端子10(プラズマ処理装置30)とすることができる。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置30は、チャンバ壁32で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室31、並びに、チャンバ室31へ電力を導入する棒状導電体11と、チャンバ壁32を貫通する貫通穴33からチャンバ室31へ突出させて配置され棒状導電体11を保持する碍子13とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子10を備える。
また、上述したとおり、碍子13は、棒状導電体11の先端TS側から基端BS側にかけて配置され棒状導電体11を被覆する複数の山部13mおよび複数の谷部13vを備え、基端BS側で貫通穴33に対応させて配置される基端側谷部13vbは、先端TS側でチャンバ室31に配置される先端側谷部13vtに比較して放電発生を抑制する構成とされている。
したがって、高電圧で電力を導入する場合に、チャンバ壁32(貫通穴33)と碍子13(基端側谷部13vb)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体11からチャンバ室31へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置30とすることができる。
なお、チャンバ壁32は、ステンレススチールまたはアルミニウムなどで構成され、接地されている。
絶縁性樹脂部15は、貫通穴33に当接するように配置されている。つまり、絶縁性樹脂部15は、プラズマ処理装置用電力導入端子10(碍子13)と貫通穴33との間隙を充填するスペーサとして配置されている。したがって、貫通穴33と基端側谷部13vbとの間での間隙を絶縁性樹脂部15で被覆することから、貫通穴33と基端側谷部13vbとの間での放電をより確実に防止することが可能となる。
また、絶縁性樹脂部15は、上述したとおり、貫通穴33から先端TS側の方へ突出させてある。したがって、基端側谷部13vbとチャンバ壁32との間での電界強度を抑制することができるので、基端側谷部13vbでの放電をさらに確実に防止することが可能となる。
プラズマ処理装置用電力導入端子10は、貫通穴33に対応させて取り付けられたフランジ35を介して貫通穴33に固定されている。したがって、プラズマ処理装置用電力導入端子10を高精度に位置決めし、チャンバ壁32に確実に取り付けることが可能となる。なお、フランジ35は、例えば、ステンレス鋼(あるいはアルミニウム)によって形成され、チャンバ壁32に固定治具(不図示)によって固定されている。
<実施の形態2>
図2に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する説明図であり、(A)は断面図であり、(B)は絶縁性樹脂部を分解して示す分解斜視図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30では、絶縁性樹脂部15は、実施の形態1と同様、隣接する山部13mを被覆するように延在させてある。また、絶縁性樹脂部15は、貫通穴33に当接するように配置されている。
なお、本実施の形態に係る絶縁性樹脂部15は、実施の形態1の絶縁性樹脂部15と異なり、棒状導電体11の軸方向に沿って分割された被覆型部材17を備える。したがって、絶縁性樹脂部15を容易かつ高精度に碍子13の基端BS側に取り付けることが可能となり、プラズマ処理装置用電力導入端子10をチャンバ壁32に容易かつ高精度に取り付けることができる。
つまり、被覆型部材17の外径を貫通穴33の内径に合わせることによってプラズマ処理装置用電力導入端子10を容易に貫通穴33に固定することが可能となる。
被覆型部材17は、互いに合体して、プラズマ処理装置用電力導入端子10に対して絶縁性樹脂部15を構成するようにされている。つまり、外周は、貫通穴33に対応する形状とされ、内側は碍子13の山部13mおよび谷部13v(基端側谷部13vb)に対応する形状とされている。なお、本実施の形態では、次に説明するとおり、被覆型部材17の外周に枠体部18をさらに配置している。
また、本実施の形態に係る絶縁性樹脂部15は、分割された被覆型部材17を内包して相互に結合させる枠体部18を備える。したがって、分割された被覆型部材17を容易に結合させて絶縁性樹脂部15を構成することが可能となるので、プラズマ処理装置用電力導入端子10を容易かつ高精度にチャンバ壁32(フランジ35)に取り付けることができる。
被覆型部材17と枠体部18とを組み合わせることによって、被覆型部材17の境界を貫通穴33に露出することがなくなることから、放電をさらに抑制することが可能となる。
なお、枠体部18の外周は、貫通穴33の内周に整合させてある。したがって、容易かつ高精度に絶縁性樹脂部15(被覆型部材17および枠体部18)を貫通穴33に整合させて、フランジ35に取り付けることが可能となる。
被覆型部材17の外周を円柱状とし、枠体部18の内周を円筒状とすることによって、被覆型部材17と枠体部18との整合を高精度に実現することが可能となる。したがって、被覆型部材17および枠体部18を容易かつ高精度に組み立てることが可能となる。また、被覆型部材17は、分割されていることから、碍子13の山部13mおよび谷部13vに対応する内周側の加工が容易となり、碍子13に対する整合を高精度に実現することが可能となる。
本実施の形態に係る絶縁性樹脂部15は、実施の形態1と同様にフッ素系樹脂で形成されている。したがって、被覆型部材17および枠体部18の加工を容易かつ高精度に行なうことが可能となる。
<実施の形態3>
図3に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1および実施の形態2に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図3は、本発明の実施の形態3に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30では、基端側谷部13vbは、実施の形態1と同様、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部15によって被覆されている。なお、実施の形態1では、貫通穴33を完全に被覆した状態としたが、本実施の形態では、絶縁性樹脂部15は、山部13mと谷部13vtとの間の例えば半分程度以上を被覆する形態とされている。
したがって、基端側谷部13vbを絶縁性樹脂部15で被覆するという簡単な構造で、貫通穴33に対応する基端側谷部13vbでの電界強度を原因とする放電を容易に解消することが可能となる。
つまり、絶縁性樹脂部15の形状は、プラズマ処理装置用電力導入端子10に印加される印加電圧の大きさ(貫通穴33での放電の発生状況)に応じて適宜設定することが可能である。
<実施の形態4>
図4に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態3に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図4は、本発明の実施の形態4に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置30では、フランジ35の形状が実施の形態1ないし実施の形態3の場合と異なる形状とされている。
つまり、本実施の形態では、フランジ35のチャンバ室31に臨む内向面35fは、チャンバ壁32の外壁面32sよりチャンバ室31の側に配置されている。
したがって、貫通穴33に対応する基端側谷部13vbの数(範囲)を抑制することが可能となることから、チャンバ壁32(貫通穴33)と碍子13(基端側谷部13vb)との間での放電を抑制することが可能となるので、棒状導電体11からチャンバ室31へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置30とすることができる。
<実施の形態5>
図5に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態4に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図5は、本発明の実施の形態5に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30では、プラズマ処理装置用電力導入端子10の谷部13vの形状を実施の形態1ないし実施の形態3の場合に対して異ならせてある。
つまり、本実施の形態では、基端側谷部13vbは、先端側谷部13vtより浅く形成されている。
したがって、プラズマ処理装置用電力導入端子10では、基端側谷部13vbを先端側谷部13vtより浅くするという簡単な構造で、貫通穴33に対応する基端側谷部13vbでの電界強度を原因とする放電を容易に防止することが可能となる。
また、プラズマ処理装置30では、基端側谷部13vbを先端側谷部13vtより浅くして貫通穴33との間隙を縮小するという簡単な構造で、貫通穴33に対応する基端側谷部13vbでの電界強度を原因とする放電を容易に防止することが可能となる。
<実施の形態6>
図6に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態5に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図6は、本発明の実施の形態6に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する断面図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30では、プラズマ処理装置用電力導入端子10の谷部13vの形状を実施の形態5の場合に対してさらに異ならせてある。
つまり、本実施の形態では、基端側谷部13vbは、山部13mと同一の高さとされている。したがって、基端側谷部13vbを解消して基端BS側(貫通穴33)での放電をより確実に防止することが可能となる。
なお、本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10では、碍子10の沿面距離が短くなるが、供給される電圧に対応するために沿面距離を長くする必要がある場合は、基端BS側での碍子13の長さを延長することで対応が可能である。つまり、基端側谷部13vb(基端BS側の山部13m)での長さを棒状導電体11の長さ方向で長くすることによって対応が可能である。
<実施の形態7>
図7に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態2及び実施の形態4に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
本発明の実施の形態7に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置を説明する説明図であり、(A)は断面図であり、(B)は硝子カバーを外側から見た斜視図であり、(C)は硝子カバーを内側から見た斜視図であり、(D)はカバー固定リングの斜視図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置用電力導入端子10およびプラズマ処理装置30では、硝子13の先端部分を覆う硝子被覆部材130が備えられており、この硝子被覆部材130の外周は円柱状とされている。また、この硝子被覆部材130の外周を、カバー固定リング132を挟んだ状態で硝子カバー131が嵌め込まれている。この硝子カバー131は、硝子被覆部材130に隣接する被覆型部材17(15)の外周を覆う硝子カバー固定部材170に密接した状態で固定支持されている。
本発明の実施の形態7では、硝子被覆部材130及び硝子カバー固定部材170はそれぞれ分割された構成であり、組み立て性を考慮した構造とされている。本実施の形態では、硝子被覆部材130は2分割されており、図7(C)には分割された一方の割り部分が示されている。組み立ての際には、予め硝子被覆部材130の割り部分をそれぞれ硝子13の先端部分に設け、硝子カバー131を硝子カバー固定部材170に密接した状態で固定しておき、最後にカバー固定リング132を硝子被覆部材130外周と硝子カバー131内周の間に通す。この方法による組み立ては、取り付け作業の効率を上げることができる点で有益である。
なお、本実施の形態では、硝子被覆部材130及び硝子カバー固定部材170はそれぞれ分割された構成としたが、こうした構造に限定されない。例えば、一体的な構造であってもよく、この場合は、一つのパーツが各部品を構成するので、部品点数が少なくてすむ。
本発明の実施の形態7における硝子被覆部材130、硝子カバー131、カバー固定リング132の材質はテフロン(登録商標)とされている。
<実施の形態8>
図8に基づいて、本実施の形態に係るプラズマ処理装置について説明する。なお、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態6に係るプラズマ処理装置用電力導入端子およびプラズマ処理装置と同様であるので、符号を援用し、主に異なる事項について説明する。
図8は、本発明の実施の形態8に係るプラズマ処理装置を透視した状態を概念的に示す透視側面図である。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置30は、チャンバ室31に相互に対向して配置されプラズマ放電を発生させる第1電極37および第2電極38を備える。第1電極37は、プラズマ処理装置用電力導入端子10に接続されて高周波電源Eから高周波電力を供給され、ガス導入路37gを介して反応ガス供給源Gから反応ガスを供給される構成とされている。第2電極38は、接地され、被処理基板Subを支持する構成とされている。したがって、被処理基板Subに対する均質なプラズマ処理を効率良く施すことが可能となり、生産性の高いプラズマ処理装置30とすることができる。
第1電極37は、プラズマ処理装置用電力導入端子10を介して高周波電源Eから供給された高周波電力と、ガス導入路37gから第1電極37の内部に形成された空洞(不図示)に供給された反応ガスとに基づいてプラズマPFを発生させ、第1電極37の表面に形成された貫通孔(不図示。空洞からの貫通孔)を介してプラズマPFを第2電極38に向けて供給する。
つまり、被処理基板Subの表面に向けてプラズマPFが供給され、被処理基板Subの表面に対するプラズマ処理が施される。第2電極38は、被処理基板Subをプラズマ処理に適した温度状態に設定するためのヒータ38hを備える。また、チャンバ室31は、プラズマPFを発生させるために必要な真空度を確保するための排気系(不図示)を備える。なお、チャンバ壁32は接地されている(不図示)。
本実施の形態では、第1電極37への電力供給部(接続部)を電極側面に設けており、第1電極37の側面とプラズマ処理用電力導入端子10は、隣り合うように配置されている。したがって、プラズマ処理用電力導入端子10がチャンバ室31内に大きく突出していると、第1電極37を配置するための空間的な制約が大きくなってしまう。
本実施の形態では、プラズマ処理用電力導入端子10(碍子13)の基端BS側は、チャンバ壁32を貫通する貫通穴33に配置され、チャンバ室31へ突出している。したがって、プラズマ処理用電力導入端子10のチャンバ室31への突出が小さくなり、チャンバ室31内の空間的な制約を緩和することができ、生産性を向上させることが可能となる。
なお、水平方向に配置された第1電極37および第2電極38を垂直方向に、複数組配置することが可能であり、複数組を配置することによってさらに生産性を向上させることが可能となる。本実施の形態では、2組配置した場合を例示する。本実施の形態では、第1電極37への電力供給部(接続部)および第2電極28への接地部(接続部)をそれぞれ電極側面に設けているので、垂直方向で複数組を容易に並列配置することができる。
本実施の形態では、第1電極37および第2電極38は、水平方向に配置された場合を示すが、第1電極37および第2電極38を垂直方向に立てて並列配置することも可能である。第1電極37および第2電極38を垂直方向に立てて配置した場合は、被処理基板Subも第2電極38と同様に垂直方向に配置(支持)されることから、被処理基板Subが大きく、水平方向での保持が困難なときに有効となる。
<実施の形態9>
本実施の形態の構成は、実施の形態8(図8)と同様であり、適宜符号を援用し、成膜用のプラズマ処理装置とした場合について説明する。
チャンバ室31は、密封可能であり、チャンバ壁32は、例えば、アルミニウムやステンレス鋼などの金属材料で構成されている。また、チャンバ壁32は接地されている(不図示)。
第1電極37は、ステンレス鋼やアルミニウム合金などで作製される。第1電極37の寸法は、成膜対象としての基板Subの寸法に合わせて適当な値に設定される。例えば、基板Subの寸法が900〜1200mm×400〜900mmである場合、第1電極37の寸法は、1000〜1500mm×600〜1000mmと設計される。
第1電極37は、内部が空洞であると共に、対となる第2電極38に対向するプラズマ放電面には多数の貫通穴が穴明け加工により明けられている。この穴明け加工は、直径0.1mm〜2mmの円形穴を数mm〜数cmピッチで行なうのが望ましい。
また、第1電極37の一端面には、ガス導入路37gとしてのガス導入管が接続されている。反応ガス供給源Gとガス導入路37gとは接続パイプにて接続されており、反応ガスがガス導入路37gから第1電極37の内部へ供給され、多数の貫通穴から基板Subの表面に向かって噴出するように構成されている。なお、原料ガスとしては、例えば、H2で希釈したSiH4(モノシラン)ガスが使用される。
第2電極38は、内部にヒータ38hを有し、上面に基板Subが配置される。したがって、プラズマ放電下の成膜時に基板Subを加熱することができる。なお、基板Subは、シリコン基板やガラス基板などが一般的であるが、特にこれらに限定されるものではない。
また、第2電極38は、ステンレス鋼、アルミニウム合金、カーボンなどの、導電性および耐熱性を備えた材料で製作されている。
第2電極38の寸法は、薄膜を形成するための基板Subの寸法に合わせて適当な値に決定され、第1電極37と同じ寸法で設計されることができる。
第2電極38に内蔵されたヒータ38hは、第2電極38を室温〜300℃に加熱制御するものであり、例えば、アルミニウム合金中にシースヒータなどの密閉型加熱装置と熱電対などの密閉型温度センサとを内蔵したものを用いることができる。
高周波電源Eはプラズマ励起電源であり、例えば、AC1.00MHz〜60MHzの周波数で10W〜100kWの電力、具体的には、13.56MHz〜60MHzで10W〜10kWの電力を第1電極37に供給する。
このように構成された成膜用プラズマ処理装置(プラズマ処理装置30)において、膜原料である反応ガスを所定の流量および圧力で第1電極37に供給し、第1電極37に高周波電力を供給することで、第1電極37と第2電極38との間にグロー放電領域(プラズマ放電領域:プラズマPF)を発生させ、基板Sub上に非晶質の膜または結晶性の膜を形成することができる。原料ガスとして例えば、H2で希釈したSiH4ガスを使用して、膜厚300nmのシリコン薄膜を膜厚分布±10%以内で堆積させることができる。
本発明は、、チャンバ壁と碍子との間における異常放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子及びプラズマ処理装置を提供することができ、半導体製造分野における高電圧化あるいは処理基板の大型化に有益である。
10 プラズマ処理装置用電力導入端子
11 棒状導電体
12 留め金
13 碍子
13m 山部
13v 谷部
13vb 基端側谷部
13vt 先端側谷部
15 絶縁性樹脂部
17 被覆型部材
18 枠体部
30 プラズマ処理装置
31 チャンバ室
32 チャンバ壁
32s 外壁面
33 貫通穴
35 フランジ
35f 内向面
37 第1電極
37g ガス導入路
38 第2電極
130 硝子被覆部材
131 硝子カバー
132 カバー固定リング
BS 基端
Dis 突出距離
E 高周波電源
G 反応ガス供給源
PF プラズマ
Sub 被処理基板
TS 先端
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部を、放電発生を抑制する構成とすることにより、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子を提供することを目的とする。
また、本発明は、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部を、放電発生を抑制する構成とすることにより、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子は、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、放電発生を抑制する構成とされていることによって特徴付けられる。前記碍子の前記基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていてもよい。
また、本発明に係るプラズマ処理装置は、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、前記チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、放電発生を抑制する構成とされていることによって特徴付けられる。前記碍子の前記基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていてもよい。
本発明に係るプラズマ処理装置用電力導入端子によれば、プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、碍子は、棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、放電発生を抑制する構成とすることから、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置用電力導入端子とすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係るプラズマ処理装置によれば、チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、チャンバ壁を貫通する貫通穴からチャンバ室へ突出させて配置され棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、碍子は、棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、基端側で貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、放電発生を抑制する構成とすることから、チャンバ壁(貫通穴)と碍子(基端側谷部)との間での放電を抑制し、棒状導電体からチャンバ室へ電力を効率的に導入できるプラズマ処理装置とすることができるという効果を奏する。

Claims (19)

  1. プラズマ処理装置のチャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ室を構成するチャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを備えるプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、
    前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記基端側谷部は、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部によって被覆されていることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  3. 請求項2に記載のプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記絶縁性樹脂部は、隣接する前記山部を被覆するように延在させてあることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  4. 請求項2または請求項3に記載のプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴から前記先端側の方へ突出させるように形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記絶縁性樹脂部は、フッ素系樹脂で形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  6. 請求項2に記載のプラズマ処理装置用電力導入端子であって、
    前記絶縁性樹脂部に隣接されており、前記硝子の先端部分を覆う被覆部材が備えられていることを特徴とするプラズマ処理装置用電力導入端子。
  7. チャンバ壁で構成されプラズマ処理を施すチャンバ室、並びに、前記チャンバ室へ電力を導入する棒状導電体と、前記チャンバ壁を貫通する貫通穴から前記チャンバ室へ突出させて配置され前記棒状導電体を保持する碍子とを有するプラズマ処理装置用電力導入端子を備えるプラズマ処理装置であって、
    前記碍子は、前記棒状導電体の先端側から基端側にかけて配置され前記棒状導電体を被覆する複数の山部および複数の谷部を備え、
    前記基端側で前記貫通穴に対応させて配置される基端側谷部は、前記先端側で前記チャンバ室に配置される先端側谷部に比較して放電発生を抑制する構成とされていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 請求項7に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記基端側谷部は、絶縁性樹脂で形成された絶縁性樹脂部によって被覆されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 請求項8に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、隣接する前記山部を被覆するように延在させてあることを特徴とするプラズマ処理装置。
  10. 請求項9に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴に当接するように配置されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、前記貫通穴から前記先端側の方へ突出させてあることを特徴とするプラズマ処理装置。
  12. 請求項9ないし請求項11のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、前記棒状導電体の軸方向に沿って分割された被覆型部材を備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
  13. 請求項12に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、分割された前記被覆型部材を内包して相互に結合させる枠体部を備えることを特徴とするプラズマ処理装置。
  14. 請求項9ないし請求項13のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部は、フッ素系樹脂で形成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  15. 請求項8に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記絶縁性樹脂部に隣接されており、前記硝子の先端部分を覆う被覆部材が備えられていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  16. 請求項7ないし請求項15のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記プラズマ処理装置用電力導入端子は、前記貫通穴に対応させて取り付けられたフランジを介して前記貫通穴に固定されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  17. 請求項16に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記フランジのチャンバ室に臨む内向面は、前記チャンバ壁の外壁面よりチャンバ室の側に配置されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  18. 請求項7ないし請求項17のいずれか一つに記載のプラズマ処理装置であって、
    前記チャンバ室に相互に対向して配置されプラズマ放電を発生させる第1電極および第2電極を備え、
    前記第1電極は、前記プラズマ処理装置用電力導入端子に接続されて高周波電力を供給され、ガス導入路を介して反応ガスを供給される構成としてあり、
    前記第2電極は、接地され、被処理基板を支持する構成とされていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  19. 請求項18に記載のプラズマ処理装置であって、
    前記第1電極および前記第2電極は、複数組とされて並列配置され、
    前記第1電極の側面と前記プラズマ処理用電力導入端子とは、隣り合うように配置され接続されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
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