JPWO2009130912A1 - データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム - Google Patents

データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009130912A1
JPWO2009130912A1 JP2010509088A JP2010509088A JPWO2009130912A1 JP WO2009130912 A1 JPWO2009130912 A1 JP WO2009130912A1 JP 2010509088 A JP2010509088 A JP 2010509088A JP 2010509088 A JP2010509088 A JP 2010509088A JP WO2009130912 A1 JPWO2009130912 A1 JP WO2009130912A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manager
data
processing history
processing
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010509088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5445450B2 (ja
Inventor
伸也 宮川
伸也 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2010509088A priority Critical patent/JP5445450B2/ja
Publication of JPWO2009130912A1 publication Critical patent/JPWO2009130912A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5445450B2 publication Critical patent/JP5445450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/24Querying
    • G06F16/245Query processing
    • G06F16/2455Query execution
    • G06F16/24553Query execution of query operations
    • G06F16/24554Unary operations; Data partitioning operations
    • G06F16/24556Aggregation; Duplicate elimination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

データ利用状況追跡システム100は、データを生成して送信する端末装置1と、端末装置から送信されたデータを受け付けるマネージャ装置2と、を含み、マネージャ装置2は、処理履歴記憶部25と、端末装置1から受け付けたデータを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を処理履歴記憶部25に登録させる処理部22と、処理履歴記憶部25に登録されている処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を端末装置1から受け付けて、受け付けた処理履歴参照要求によって指定される処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置1の種別に応じた集計項目に関する集計結果を該端末装置1へ応答する参照部23と、を備える。

Description

本発明は、データの提供者が、ネットワークを介してサーバなどに提供したデータの利用状況を確認することができるデータ利用状況追跡システムおよびデータ利用状況追跡方法に関する。また、上記データ利用状況追跡システムに組み込まれるマネージャ装置、エージェント装置及び記憶媒体に関する。
近年、利用者の端末装置からサーバに対してプライバシデータなどのデータを提供し、提供したデータに基づいたサービスを受けるということが行われるようになってきている。ここで言うプライバシデータとは、個人を特定したり、特徴付けたりするデータのことであり、氏名、生年月日、電話番号、現在の位置情報、購買情報などがある。プライバシデータなどを提供することにより、利用者は、個人に特化したサービスの提供を受けることができる。
ところで、利用者は、プライバシデータなどのデータを提供する場合、それがどのように利用されるのか、不安を抱きながら提供する場合が多い。このような不安を減らす方法として、例えば、データがどのように利用されたのかを提供者が確認できる仕組みを設けることが考えられる。
この種の技術として、特許文献1には次のように記載されている。特許文献1に記載されているシステムは、デジタルコンテンツを提供する送信装置と、デジタルコンテンツを使用する受信装置と、送信装置からデジタルコンテンツを受け取り、受信装置に送信するサーバとを備えている。受信装置は、デジタルコンテンツが操作されると、その操作内容などを示す処理履歴を、自装置内に設けられているローカルデータベースに登録する。このローカルデータベースに登録された処理履歴は、随時サーバへ送られる。サーバは、受信装置から送られてきた処理履歴を、自装置内に設けられているセンタデータベースに登録する。送信装置の利用者(デジタルコンテンツの提供者)は、サーバに接続し、センタデータベースに登録されている処理履歴の集計結果を参照することができる。
特表2004−517377号公報
上述した特許文献1に記載されている技術によれば、送信装置の利用者(デジタルコンテンツの提供者)は、自身が提供したデータがどのように利用されたのかを確認することができる。
しかし、特許文献1に記載されている技術は、集計結果を参照する送信装置(端末装置)の種別を考慮していないため、次のような問題が生じる。
端末装置としては、様々なものが存在する。例えば、表示領域のサイズが大きなものも存在すれば、小さなものも存在する。また、表示処理速度が速いものも存在すれば、遅いものも存在する。特許文献1では、このような端末装置の種別を考慮せずに、各端末装置に同じ集計方法で集計した集計結果(集計項目数が同じ集計結果)を送信している。
例えば、集計項目数が多い詳細な集計結果を端末装置へ送信するようにした場合は、表示領域の小さい端末装置においては、スクロールなどの操作を行わなければ、集計結果をすべて参照することができない。また、表示処理速度が遅い端末装置においては、集計結果が全て表示されるまでに時間がかかってしまう。これに対して、集計項目数が少ない簡易な集計結果を端末装置へ送信するようにすれば、上記したような問題は生じないが、表示領域の大きい端末装置や表示処理速度の速い端末装置においては、表示領域のサイズや表示処理速度に余裕があるにも関わらず、詳細な集計結果を参照することができないという問題が生じる。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、データを提供した利用者が、自身が利用する端末装置の種別に応じた処理履歴の集計結果を参照できるようにすることにある。
本発明にかかる第1のデータ利用状況追跡システムは、
データを生成して送信する端末装置と、
前記端末装置から送信された前記データを受け付けるマネージャ装置と、を含み、
前記マネージャ装置は、
マネージャ側処理履歴記憶手段と、
前記端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、
前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備える。
本発明にかかる第1のマネージャ装置は、
マネージャ側処理履歴記憶手段と、
データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、
前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備えている。
本発明にかかる第1のエージェント装置は、
マネージャ側処理履歴記憶手段と、データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備えるマネージャ装置と通信可能に接続し、
エージェント側処理履歴記憶手段と、
前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録させるエージェント側処理手段と、
前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ装置へ送信する処理履歴送信手段と、を備えている。
本発明にかかる第1のデータ利用状況追跡方法は、
マネージャ用コンピュータが、データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶手段に登録するマネージャ側処理ステップと、
前記マネージャ用コンピュータが、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照ステップと、
を含む。
本発明にかかる第1の記憶媒体は、
コンピュータが読み出し可能な記憶媒体であって、
データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶手段に登録するマネージャ側処理と、
前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照処理と、
を前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶する。
本発明によれば、データを提供した利用者が、自身が利用する端末装置の種別に応じた処理履歴の集計結果を参照することができるという効果を得ることができる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 処理部22の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴送信部33の処理例を示すフローチャートである。 参照部23の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 処理履歴記憶部35の内容例を示す図である。 エージェント装置3から送られてきた処理履歴を登録した後の処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 簡易集計方法による集計結果の一例を示す図である。 詳細集計方法による集計結果の一例を示す図である。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 解析部26の処理例を示すフローチャートである。 参照部23aの処理例を示すフローチャートである。 集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域の内容例を示す図である。 集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域の内容例を示す図である。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 参照部23bの処理例を示すフローチャートである。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第4の実施の形態の構成例を示すフローチャートである。 処理部22cの処理例を示すフローチャートである。 管理部28の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 データ記憶部29の内容例を示す図である。 データ消去後のデータ記憶部29の内容例を示す図である。 処理履歴記憶部35の内容例を示す図である。 データ記憶部37の内容例を示す図である。 データ消去後のデータ記憶部37の内容例を示す図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔本発明の第1の実施の形態〕
図1を参照すると、本発明にかかるデータ利用状況追跡システム100の第1の実施の形態は、端末装置1と、マネージャ装置2と、エージェント装置3とから構成され、それらはネットワーク(図示省略)を介して相互に接続されている。なお、図1では、エージェント装置3を1台しか図示していないが、複数台であっても構わない。
〔端末装置1の構成〕
端末装置1は、データの提供者が利用するものであり、携帯電話機などの携帯端末やパーソナルコンピュータ(PC)によって実現される。端末装置1は、キー入力部などの入力部11とLCDなどの表示部12とを備えており、入力部11から入力されたデータなどをマネージャ装置2へ送信し、マネージャ装置2から送られてきたデータなどを表示部12に表示する機能を有する。
〔マネージャ装置2の構成〕
マネージャ装置2は、端末装置1の利用者に対して所定のサービスを提供するWebサーバなどであり、コンピュータによって実現される。マネージャ装置2は、プログラム制御により動作する処理装置21と、情報を記憶するディスク装置などの記憶装置24とを含んでいる。
記憶装置24には、処理履歴記憶部25が設けられている。処理履歴記憶部25には、端末装置1から送られてきたデータに対して処理装置21が行った処理の処理内容および上記データを特定するデータ特定情報を含んだ処理履歴が登録される。処理内容には、処理を行った処理装置の装置名、処理の種別(参照、加工、保存、秘匿、送信など)、処理日時などが含まれる。データ特定情報には、データID、データの種別(個人情報、位置情報、購買情報など)、データの提供者を特定する提供者IDなどが含まれる。
処理装置21は、処理部22と、参照部23とを備えている。処理部22および参照部23は、処理装置21がディスク、半導体メモリなどに記録されているプログラムを読み取り、それを実行することにより実現される。
処理部22は、端末装置1から送られてきたデータに対して所定の処理を行い、処理内容とデータ特定情報とを含む処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する機能や、エージェント装置3から送られてきた処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する機能を有する。
参照部23は、端末装置1から送られてきた処理履歴参照要求を受け付ける。上記処理履歴参照要求は、処理履歴記憶部25に登録されている処理履歴の一部または全部を指定している。また、参照部23は、上記処理履歴参照要求によって指定されている処理履歴を処理履歴記憶部25から検索する機能や、検索した処理履歴を端末装置1の種別に応じた集計方法で集計し、集計結果を端末装置1へ応答する機能を有している。なお、本実施の形態では、端末装置1の種別が携帯端末以外の場合は、予め定められている全ての集計項目についての集計結果を得ることができる詳細集計方法を利用し、端末装置1の種別が携帯端末である場合には、上記全ての集計項目の内の一部の集計項目についての集計結果を得ることができる簡易集計方法を利用して集計を行う。このようにするのは、携帯端末の表示領域のサイズは、他の種別の端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ)の表示領域のサイズよりも小さく、一度に表示できる集計項目数が少ないからである。
〔エージェント装置3の構成〕
エージェント装置3は、端末装置1の利用者に対してサービスを提供する、マネージャ装置2配下のWebサーバであり、コンピュータによって実現される。エージェント装置3は、プログラム制御により動作する処理装置31と、情報を記憶するディスク装置などの記憶装置34とを含んでいる。
記憶装置34には、処理履歴記憶部35が設けられている。処理履歴記憶部35には、マネージャ装置2を経由して端末装置1から送られてきたデータに対して処理装置31が実施した処理の処理内容と、上記データを特定するデータ特定情報とを含む履歴情報が登録される。
処理装置31は、処理部32と、処理履歴送信部33とを備えている。処理部32および処理履歴送信部33は、処理装置31がディスク、半導体メモリなどに記録されているプログラムを読み込み、それを実行することにより実現される。
処理部32は、マネージャ装置2を経由して端末装置1から送られてきたデータに対して所定の処理を行い、その処理内容と上記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を処理履歴記憶部35に登録する機能を有する。
処理履歴送信部33は、所定のタイミング(例えば、一定時間毎)で、処理履歴記憶部35に格納されている処理履歴の内、未送信の処理履歴をマネージャ装置2に送信する機能を有する。
〔第1の実施の形態の動作の説明〕
次に、各図を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
端末装置1の利用者が、サービスの提供を受けるために入力部11から入力したデータは、ネットワークを介してマネージャ装置2へ送信される。なお、上記データには、プライバシデータ、プライバシデータの種別(位置情報、購買情報など)および利用者に付与されている提供者IDが含まれているとする。
マネージャ装置2は、端末装置1から送られてきたデータを処理部22で受け付け(図2のステップA1)、受け付けたデータに対して所定の処理を行う(ステップA2)。例えば、データの復号化(開示)、保存、暗号化、送信などの処理を行う。また、ステップA2では、受け付けたデータを特定するデータIDを生成する処理も行う。
ステップA2の処理が終了すると、処理部22は、上記データに対して行った処理の処理内容と、上記データ特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する(ステップA3)。なお、ステップA2において、例えば、j種類の処理が行われたとすると、j個の処理履歴が処理履歴記憶部25に登録されることになる。
また、上記したステップA2において、処理部22が上記データをエージェント装置3へ送信する処理を行ったとすると、エージェント装置3内の処理部32が処理部22と同様の処理を行い(ステップA1〜A3)、処理履歴を処理履歴記憶部35に登録する。
一方、エージェント装置3内の処理履歴送信部33は、一定時間待機すると(図3のステップB1)、処理履歴記憶部35に登録されている処理履歴の内、待機開始直後から待機終了直前までの間に登録された処理履歴を検索し(ステップB2)、検索した処理履歴をマネージャ装置2へ送信する(ステップB3)。その後、処理履歴送信部33は、再び一定時間の待ち状態となる(ステップB1)。
マネージャ装置2は、エージェント装置3から送られてきた処理履歴を処理部22で受け付け、処理部22は、受け付けた処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する。
以上の処理により、端末装置1の利用者が提供したデータに対してマネージャ装置2およびエージェント装置3が行った処理の処理履歴がマネージャ装置2内の処理履歴記憶部25に登録される。
端末装置1の利用者(データをマネージャ装置2に提供した提供者)は、自身が提供したデータの利用状況を確認したい場合、入力部11から処理履歴参照要求を入力する。この処理履歴参照要求には、端末装置1が携帯端末であるか否かを示す端末種別情報と、提供者IDとが含まれている。なお、利用者が処理履歴参照要求を送信する端末装置1は、データの送信時に使用した端末装置と同じものである必要はない。
マネージャ装置2は、端末装置1から送られてきた処理履歴参照要求を参照部23で受け付ける(図4のステップC1)。参照部23は、受け付けた処理履歴参照要求中の提供者IDをキーにして処理履歴記憶部25を検索することにより、端末装置1の利用者が提供したデータに関する処理履歴を取得する(ステップC2)。
その後、参照部23は、処理履歴参照要求中の端末種別情報に基づいて、要求元の端末装置1が、表示部12のサイズが比較的小さい携帯端末なのか、それとも表示部12のサイズが比較的大きいPCなどの他の種別の端末なのかを判定する(ステップC3)。
そして、携帯端末であると判定した場合は、集計項目数が少ない簡易な集計結果(表示部12に一度に表示でききる程度)を得ることができる簡易集計方法により、ステップC2で検索した処理履歴を集計する(ステップC3がYES、C4)。簡易集計方法としては、種々の方法を採用することができ、例えば、特定の処理種別の処理が、過去一定期間の間に、どの処理装置においてそれぞれ何回行われたかを集計する集計方法を採用することができる。なお、簡易集計方法はこれに限られるものではなく、携帯端末の表示部に一度に表示することができる集計結果を得られるものであれば、他の集計方法を採用しても良い。
これに対して、携帯端末ではないと判定した場合は、集計項目数が多い詳細な集計結果を得ることができる詳細集計方法により、ステップC2で検索した処理履歴を集計する(ステップC3がNO、C5)。詳細集計方法としては種々の方法を採用することができ、例えば、全ての処理種別の処理について、その処理が過去一定期間の間に、各処理装置においてそれぞれ何回実施されたのかを集計する集計方法を採用することができる。なお、詳細集計方法はこれに限られるものではなく、簡易集計方法よりも集計項目数が多い詳細な集計結果を得ることができるものであれば、他の集計方法を採用しても良い。
その後、参照部23は、ステップC4或いはステップC5で集計した集計結果を表示するための画面を生成し、生成した画面を要求元の端末装置1へ送信する(ステップC6)。
なお、処理履歴参照要求に、検索条件として提供者ID以外の項目を更に含ませるようにしても構わない。例えば、データの種別や、期間などを含ませるようにしても構わない。
〔第1の実施の形態の動作の具体例〕
次に、具体例を挙げて本実施の形態の動作について説明する。今、端末装置1からマネージャ装置2に対して、暗号化(秘匿)された次の3つのデータD1〜D3が順次送信されたとする。
・プライバシデータ「エリア1」、プライバシデータの種別「位置情報」、提供者ID「提供者A」を含むデータD1
・プライバシデータ「エリア2」、プライバシデータの種別「位置情報」、提供者ID「提供者A」を含むデータD2
・プライバシデータ「エリア3」、プライバシデータの種別「位置情報」、提供者ID「提供者A」を含むデータD3
なお、エリア1、エリア2などといった位置情報は、利用者が入力部11を用いて能動的に入力したものであっても、GPSなどによる計測結果であっても良い。
マネージャ装置2内の処理部22は、端末装置1から送られてきたデータD1〜D3それぞれについて、図2のフローチャートに示す処理を行う。データD1を受け付けると(図2のステップA1)、予め定められている処理をデータD1に対して実施する(ステップA2)。この具体例では、データD1に対して復号化(開示)を行った後、データベース(図示省略)に保存し、更に、復号したデータを再び暗号化してエージェント装置3へ送信する処理を行うとする。その後、処理部22は、データD1に関する処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する(ステップA3)。処理部22は、データD2、D3についても同様の処理を行う。図5に処理履歴記憶部25に登録された、データD1〜D3に関する処理履歴の例を示す。本具体例では、処理履歴には、データ特定情報としてデータID、データの種別および提供者IDが含まれ、処理内容として処理種別と、処理を実施した処理装置名と、処理日時とが含まれている。
一方、エージェント装置3内の処理部32は、マネージャ装置2から送られてきたデータD1〜D3それぞれについて図2のフローチャートに示す処理を行う。処理部32は、データD1を受信すると、それを復号化する(図2のステップA1、A2)。その後、処理部32は、データD1に関する処理履歴を処理履歴記憶部35に登録する(ステップA3)。処理部32は、データD2、D3についても同様の処理を行う。図6に処理履歴記憶部35に登録された、データD1〜D3に関する処理履歴の例を示す。
また、エージェント装置3内の処理履歴送信部33は、一定時間毎に、未送信の処理履歴を処理履歴記憶部35から検索してマネージャ装置2へ送信する(図3のステップB1〜B3)。
マネージャ装置2内の処理部22は、エージェント装置3から送られてきたデータD1〜D3に対する処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する。この結果、処理履歴記憶部25の内容は図7に示すものとなる。なお、図7において領域71に登録されている処理履歴はマネージャ装置2が行った処理に関するものであり、領域72に登録されている処理履歴はエージェント装置3が行った処理に関するものである。
端末装置1の利用者は、自身が提供したデータD1〜D3の利用状況を確認したい場合、入力部11から処理履歴参照要求を入力する。この要求には、提供者ID「提供者A」と端末種別情報(本具体例では、携帯端末を示すものとする)とが含まれている。
マネージャ装置2内の参照部23は、端末装置1からの処理履歴参照要求を受け付けると、それに含まれている提供者ID「提供者A」をキーにして処理履歴記憶部25を検索する(図4のステップC1、C2)。この例の場合、図7の領域71、72に登録されている処理履歴が検索される。
その後、参照部23は、処理履歴参照要求中の端末種別情報が携帯端末を示しているので、簡易集計方法を使用してステップC2で検索した処理履歴を集計し(ステップC3がYES、C4)、集計結果を表示するための画面を生成して端末装置1へ送信する(ステップC6)。今、簡易集計方法が、処理種別「開示」の処理が、過去1ヶ月間に、どの処理装置において何回行われたかを集計するものであるとすると、2つの集計項目についての集計結果を含んだ図8に示すような画面が生成され、端末装置1へ送られる。端末装置1では、マネージャ装置2から送られてきた集計結果を示す画面を表示部12に表示する。
なお、処理履歴参照要求中の端末種別情報が携帯端末でないことを示している場合には、ステップC2で検索した処理履歴を詳細集計方法によって集計し(ステップC3がNO、C5)、集計結果の表示画面を生成して端末装置1へ送信する。今、詳細集計方法が、全ての処理種別の処理について、その処理が過去1ヶ月間に、各処理装置においてそれぞれ何回実施されたのかを集計するものであるとすると、6個の集計項目についての集計結果を含んだ図9に示すような画面が生成され、端末装置1へ送信される。
〔第1の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、データを提供した利用者が、自身が利用する端末装置1の種別に応じた処理履歴の集計結果を参照することができるという効果を得ることができる。その理由は、端末装置1の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を端末装置1へ送信するようにしているからである。
また、本実施の形態によれば、異なる種別の端末装置を利用するだけで、その端末装置の種別に応じた集計結果を参照することができるという効果を得ることができる。例えば、出先において携帯端末を利用して簡易集計結果を参照した利用者が、詳細集計結果も参照したいと思った場合は、自宅などのパーソナルコンピュータから処理履歴参照要求を送信するだけで(集計項目の指定操作などのような面倒な操作を行う必要はない)、詳細集計結果を参照することが可能になる。
〔本発明の第2の実施の形態〕
次に、本発明にかかるデータ利用状況追跡システム100の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、端末装置からの処理履歴参照要求に対するレスポンス時間を短縮するため、マネージャ装置において端末装置に返すべき集計結果を予め作成しておくことを特徴とする。
〔第2の実施の形態の構成の説明〕
図10を参照すると、本実施の形態にかかるデータ利用状況追跡システム100は、マネージャ装置2の代わりにマネージャ装置2aを備えている点で、図1に示した第1の実施の形態のデータ利用状況追跡システム100と相違している。
マネージャ装置2aは、処理装置21および記憶装置24の代わりにそれぞれ処理装置21aおよび記憶装置24aを備えている点で、図1に示したマネージャ装置2と相違している。
記憶装置24aは、集計結果記憶部27を備えている点で、図1に示した記憶装置24と相違している。集計結果記憶部27は、簡易集計結果記憶領域と、詳細集計結果記憶領域とに分割されている。
処理装置21aは、参照部23の代わりに参照部23aを備えている点および解析部26が追加されている点で、図1に示した処理装置21と相違している。なお、処理部22、参照部23aおよび解析部26は、処理装置21aが、半導体メモリなどの記録媒体に記録されているプログラムを読み込み、それを実行することにより実現される。
解析部26は、次のような機能を有する。
・一定時間t毎に、処理履歴記憶部25に登録されている処理履歴の内の、現時点から過去一定期間T(T>t)の間に登録された処理履歴を対象にして、それらを提供者IDが同じもの同士のグループにグループ分けする機能。
・各グループ毎に、そのグループに属する処理履歴を、簡易集計方法と詳細集計方法との2つの集計方法を用いて集計する機能。ここで、簡易集計方法は、携帯端末に対する集計方法であり、特定の処理種別の処理が、どの処理装置においてそれぞれ何回実行されたのかを集計する集計方法を採用することができる。また、詳細集計方法は、携帯端末以外の端末装置に対する集計方法であり、全ての処理種別の処理について、各処理装置においてそれぞれ何回実行されたのかを集計する集計方法を採用することができる。従って、簡易集計方法による集計結果には、詳細集計方法による集計結果中の集計項目の内の一部が含まれる。なお、集計結果には、それがどの提供者についてのものなのかを表すために提供者IDが含まれる。
・各簡易集計結果毎に、その簡易集計結果と同じ提供者IDを含む簡易集計結果が既に集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域に登録されているか否かを調べ、登録されている場合は今回の簡易集計結果に置き換え、登録されていない場合は、今回の簡易集計結果を追加登録する機能。
・各詳細集計結果毎に、その詳細集計結果と同じ提供者IDを含む詳細集計結果が既に集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域に登録されているか否かを調べ、登録されている場合は今回の詳細集計結果に置き換え、登録されていない場合は、今回の詳細集計結果を追加登録する機能。
参照部23aは、端末装置1から処理履歴参照要求が送られてきたとき、集計結果記憶部27から該当する集計結果を検索し、要求元の端末装置1に応答する機能を有する。
〔第2の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、ここでは、第1の実施の形態との相違点についてのみ説明する。
マネージャ装置2a内の解析部26は、図11のフローチャートに示すように、一定時間tだけ待機した後(ステップD1)、処理履歴記憶部25に登録されている処理履歴の内の、現時点から過去一定期間T(T>t)の間に登録された処理履歴を対象にして、それらを提供者IDが同じもの同士のグループにグループ分けする(ステップD2)。
その後、解析部26は、グループ毎に、そのグループに属する処理履歴を対象にして簡易集計処理を行う(ステップD3)。より具体的には、処理対象にしているグループに属している処理履歴を、簡易集計方法を用いて集計し、簡易集計結果を得る。その後、上記簡易集計結果と同じ提供者IDを含む簡易集計結果が集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域に登録されているか否かを調べる。そして、登録されている場合は、既に登録されている簡易集計結果を今回の簡易集計結果で置き換え、登録されていない場合は、今回の簡易集計結果を追加登録する。
その後、解析部26は、グループ毎に、そのグループに属する処理履歴を対象にして詳細集計処理を行う(ステップD4)。より具体的には、処理対象にしているグループに属している処理履歴を、詳細集計方法を用いて集計し、詳細集計結果を得る。その後、上記詳細集計結果と同じ提供者IDを含む詳細集計結果が集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域に登録されているか否かを調べる。そして、登録されている場合は、既に登録されている詳細集計結果を今回の詳細集計結果で置き換え、登録されていない場合は、今回の詳細集計結果を追加登録する。
以上の処理により、集計結果記憶部27には、各提供者の、過去一定期間T分の簡易集計結果と詳細集計結果とが登録されることになる。
参照部23aは、端末装置1から処理履歴参照要求を受け付けると(図12のステップE1)、それに含まれている端末種別情報に基づいて要求元の端末装置が携帯端末であるか否かを判定する(ステップE2)。第1の実施の形態の参照部23は、処理履歴参照要求を受け付けると、処理履歴記憶部25を検索し、検索した処理履歴に対して集計処理を行ったが、本実施の形態の参照部23aは、処理履歴記憶部25に対する検索処理や、集計処理は行わない。
要求元の端末装置1が携帯端末であると判定した場合は(ステップE2がYES)、参照部23aは、処理履歴参照要求中の提供者IDと同一の提供者IDを含んだ簡易集計結果を集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域から検索し(ステップE3)、検索した簡易集計結果を表示するための画面を生成して端末装置1へ送信する(ステップE5)。
これに対して、要求元の端末装置1が携帯端末装置以外であると判定した場合は(ステップE2がYES)、処理履歴参照要求中の提供者IDと同一の提供者IDを含んだ詳細集計結果を集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域から検索し(ステップE4)、検索した詳細集計結果を表示するための画面を生成して端末装置1へ送信する(ステップE5)。
〔第2の実施の形態の動作の具体例〕
先ず、処理履歴記憶部25の内容が図7に示すものである場合を例に挙げて解析部26の動作を説明する。解析部26は一定時間t待機した後(図11のステップD1)、処理履歴記憶部25に登録されている処理履歴の内の、現時点から過去一定期間T(T>t)の間に登録された処理履歴を対象にして、それらを提供者IDが同じもの同士のグループにグループ分けする(ステップD2)。この例の場合、領域71、72に登録されている処理履歴は、全て提供者IDが「提供者A」となっているので、1つのグループにまとめられる。
その後、解析部26は、提供者Aのグループに属する処理履歴を対象にして簡易集計処理を行う(ステップD3)。これにより、集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域に、図13に示す簡易集計結果131が追加登録或いは上書きされる。
その後、解析部26は、提供者Aのグループに属する処理履歴を対象にして詳細集計処理を行う(ステップD4)。これにより、集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域に、図14に示す詳細集計結果141が追加登録或いは上書きされる。
集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域および詳細集計結果記憶領域の内容がそれぞれ図13および図14に示す内容であるときに、端末装置1から処理履歴参照要求が送られて来ると、端末装置1が携帯端末の場合(図12のステップE2がYES)は、処理履歴参照要求中の提供者IDをキーにして集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域を検索し、検索した簡易集計結果を表示するための画面(例えば、図8に示す画面)を作成し、端末装置1へ送信する(ステップE5)。これに対して、端末装置1が携帯端末でない場合(ステップE2がNO)は、提供者IDをキーにして詳細集計結果記憶領域を検索し、検索した詳細集計結果を表示するための画面(例えば、図9に示す画面)を作成し、端末装置1へ送信する(ステップE5)。
〔第2の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、端末装置1からの処理履歴参照要求に対するレスポンス時間を短くすることができるという効果を得ることができる。その理由は、マネージャ装置2aにおいて、端末装置1へ返すべき処理履歴の集計結果を予め作成しておくからである。
〔本発明の第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、マネージャ装置における記憶領域の圧迫およびマネージャ装置の負荷増大を防止するため、処理履歴をマネージャ装置と各エージェント装置とに分散して格納すると共に、処理履歴に対する検索処理および集計処理をマネージャ装置および各エージェント装置で分散して行うようにしたことを特徴とする。
図15を参照すると、本実施の形態のデータ利用状況追跡システム100は、マネージャ装置2およびエージェント装置3の代わりに、それぞれマネージャ装置2bおよびエージェント装置3bを備えている点で、図1に示した第1の実施の形態のデータ利用状況追跡システム100と相違している。
マネージャ装置2bは、処理装置21の代わりに処理装置21bを備えている点で第1の実施の形態のマネージャ装置2と相違し、エージェント装置3bは、処理装置31の代わりに処理装置31bを備えている点で第1の実施の形態のエージェント装置3と相違している。
マネージャ装置2b内の処理装置21bは、参照部23の代わりに参照部23bを備えている点が第1の実施の形態の処理装置21と相違している。
参照部23bは、次のような機能を有する。
・端末装置1から送られてきた処理履歴参照要求を受け付け、上記要求によって指定されているデータに関する処理履歴を処理履歴記憶部25から検索する機能。
・検索した処理履歴を端末装置1の種別に応じた集計方法(第1の実施の形態で説明した簡易集計方法あるいは詳細集計方法)で集計する機能。
・処理履歴記憶部25を参照し、処理履歴参照要求によって指定されているデータの送信先(転送先)としたエージェント装置を求め、そのエージェント装置に対して処理履歴参照要求を送信する機能。
・自機で集計した集計結果と、エージェント装置から送られてきた集計結果とを統合し、統合結果を要求元の端末装置1へ応答する機能。
エージェント装置3b内の処理装置31bは、処理履歴送信部33の代わりに参照部36を備えている点で、第1の実施の形態の処理装置31と相違している。
参照部36は、マネージャ装置2bあるいは他のエージェント装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴を処理履歴記憶部35から検索し、検索した処理履歴を端末装置1の種別に応じた集計方法(第1の実施の形態で説明した簡易集計方法あるいは詳細集計方法)で集計し、集計結果を端末装置1へ返信する機能を有している。更に、参照部36は、処理履歴参照要求によって指定されているデータを他のエージェント装置に送信している場合は、上記他のエージェント装置に対して上記処理履歴参照要求を送信する機能も有している。
〔第3の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、ここでは、第1の実施の形態との相違部分についてのみ説明する。
マネージャ装置2b内の参照部23bは、端末装置1から処理履歴参照要求が送られてくると、前述した図4のステップC1〜C5と同様の処理を行い、要求元の端末装置1の種別に応じた集計結果を得る(図16のステップF1〜F5)。その後、処理履歴記憶部25を参照し、処理履歴参照要求中の提供者IDによって特定されるデータの送信先のエージェント装置を特定し、そのエージェント装置に対して端末装置1から送られてきた処理履歴参照要求を送信する(ステップF6、F7)。但し、ステップF6において、データの送信先を特定できなかった場合は、ステップF7はスキップする。
今、例えば、参照部23bがエージェント装置3bに対して処理履歴参照要求を送信したとすると、エージェント装置3b内の参照部36が、前述した図16のステップF1〜F7と同様の処理を行い、その後、集計結果をマネージャ装置2bへ送信する。
マネージャ装置2b内の参照部23bは、エージェント装置3bから集計結果が送られてくると、この集計結果とステップF4あるいはステップF5における集計結果とを結合する(ステップF8)。その後、参照部23bは、統合した集計結果を表示するための画面を生成し、要求元の端末装置1へ送信する(ステップF9)。
〔第3の実施の形態の動作の具体例〕
次に、具体例を挙げて本実施の形態の動作について説明する。今、例えば、第1の実施の形態の動作の具体例と同様に、端末装置1からデータD1〜D3が順次マネージャ装置2bへ送信され、マネージャ装置2b内の処理部22によりデータD1〜D3に対して「開示」「保存」「秘匿」「エージェント装置3bへのデータの送信」が行われたとする。このような処理が行われることにより、マネージャ装置2b内の処理履歴記憶部25の内容は前述した図5に示すものとなる。図5から分かるように、データの送信先は、処理種別が「送信(AGT1)」の処理履歴に含まれている。なお、本具体例では、エージェント装置3bの処理装置名が「AGT1」であるとする。
一方、エージェント装置3b内の処理部32は、マネージャ装置2bからデータD1〜D3が送られてくると、それらに対して予め定められている処理(受信、開示)を行い、処理履歴を処理履歴記憶部35に登録する。これにより、処理履歴記憶部35の内容は、図6に示すものとなる。
その後、端末装置1の利用者が提供者ID「提供者A」を含んだ処理履歴参照要求をマネージャ装置2bへ送信したとする。マネージャ装置2b内の参照部23bは、提供者ID「提供者A」をキーにして処理履歴記憶部25を検索して該当する処理履歴を取得し、端末装置1が携帯端末である場合は簡易集計処理を行い、それ以外である場合は詳細集計処理を行う(図16のステップF1〜F5)。今、例えば、端末装置1が携帯端末であり、集計結果として提供者ID「提供者A」、種別「位置情報」、処理装置「MGR」、期間「2008/2」、回数(開示処理の回数)「3」を含む簡易集計結果が得られたとする。
その後、参照部23bは、処理履歴記憶部25を参照し、処理種別が「送信(AGT1)」となっている処理履歴に基づいて、データの送信先の処理装置名が「AGT1」であることを特定する(図16のステップF6)。
次いで、参照部23bは、データの送信先であるエージェント装置3bに対して端末装置1から送られてきた処理履歴参照要求を送信する(ステップF7)。これにより、エージェント装置3b内の参照部36は、処理履歴記憶部35に登録されている提供者IDが「提供者A」となっている処理履歴に対して簡易集計処理を行う。これにより、例えば、提供者ID「提供者A」、種別「位置情報」、処理装置「MGR」、期間「2008/2」、回数(開示処理の回数)「3」を含む簡易集計結果が得られたとする。その後、マネージャ装置3b内の参照部36は、データの送信先を特定する処理を行う(ステップF6)。しかし、図6に示すように、処理履歴記憶部35には、処理種別が「送信」になっている、「提供者A」に関する処理履歴が登録されていないので、他のエージェント装置に「提供者A」のデータを送信していないことを知り、マネージャ装置2bへ上記した簡易集計結果を送信する。
マネージャ装置2b内の参照部23bは、ステップF4における簡易集計結果とエージェント装置3bから送られてきた簡易集計結果とを統合し、図8に示すような統合結果を表示する画面を生成して要求元の端末装置1へ送信する(ステップF8、F9)。
〔第3の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、マネージャ装置2bの処理履歴記憶部25に登録される処理履歴のデータ量を削減することができると共に、マネージャ装置2bの負荷を低減する効果を得ることができる。その理由は、処理履歴をマネージャ装置2bと各エージェント装置3bとに分散して格納すると共に、処理履歴に対する集計処理をマネージャ装置2bと各エージェント装置3bで分散して行うようにしているからである。
〔本発明の第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、データの提供者自身が、マネージャ装置に提供したデータやエージェント装置に転送されたデータを消去したり変更したりできるようにするため、データの保存場所およびデータの転送先を管理するようにしたことを特徴とする。
図17を参照すると、本実施の形態にかかるデータ利用状況追跡システム100は、マネージャ装置2およびエージェント装置3の代わりにそれぞれマネージャ装置2cおよびエージェント装置3cを備えている点で、図1に示した第1の実施の形態のデータ利用状況追跡システム100と相違している。
マネージャ装置2cは、処理装置21および記憶装置24の代わりに処理装置21cおよび記憶装置24cを備えている点で、第1の実施の形態のマネージャ装置2と相違している。
処理装置21cは、処理部22の代わりに処理部22cを備えている点、および管理部28が追加されている点で、第1の実施の形態の処理装置21と相違している。
処理部22cは、データの保存処理を行った場合、その保存場所情報を含む処理履歴を処理履歴記憶部25に登録する点と、データ記憶部29にデータを格納する点が処理装置22と相違している。
管理部28は、端末装置1からのデータ変更・消去要求を受け付け、この要求によって指定されているデータを変更もしくは消去する機能を有する。更に、処理履歴記憶部25を参照して上記データの送信先を特定し、その送信先に対して上記データ変更・消去要求を送信する機能を有する。
記憶装置24cには、処理部22cがデータを保存するために使用するデータ記憶部29が追加されている。
エージェント装置3cは、処理装置31および記憶装置34の代わりにそれぞれ処理装置31cおよび記憶装置34cを備えている点が第1の実施の形態におけるエージェント装置3と相違している。
処理装置31cは、管理部38が追加されている点および処理部32の代わりに処理部32cを備えている点が第1の実施の形態の処理装置31と相違している。管理部38および処理部32cは、それぞれ管理部28および処理部22cと同様の機能を有する。
記憶装置34cには、処理部32cがデータを保存するために使用するデータ記憶部37が追加されている。
〔第4の実施の形態の動作の説明〕
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、ここでは、第1の実施の形態との相違部分についてのみ説明する。
図18を参照すると、本実施の形態の処理部22cは、ステップG1〜G4の処理を行う。ここで、ステップG1、G2で行う処理は、それぞれ図2のステップA1、A2で行う処理と同様の処理なので、説明を省略する。第1の実施の形態では、処理部22がデータを保存する場合、保存したデータの保存場所については言及していない。本実施の形態では、処理部22cがデータを保存処理した場合、そのデータをデータ記憶部29に登録する(ステップG3)。更に、処理部22cは、処理履歴記憶部25に処理履歴を登録する際、データの保存場所情報も含んだ処理履歴を登録する(ステップG4)。
端末装置1の利用者は、自身がマネージャ装置2cに提供したデータを変更したり消去する場合、入力部11からデータ変更・消去要求を入力する。この要求は、ネットワークを介してマネージャ装置2cへ送信される。なお、データ変更・消去要求には、データの変更を要求するものなのか、データの消去を要求するものなのかを示す要求種別情報と、上記利用者に付与されている提供者IDとが含まれる。更に、データの変更を要求するものである場合には、変更後のデータも含まれる。
さらに、図19を参照すると、マネージャ装置2cでは、データ変更・消去要求を管理部28で受け付け(ステップH1)、管理部28は、処理履歴記憶部25を参照して、対象データがデータ記憶部29に登録されているか否かを判定する(ステップH2)。この判定は、例えば、上記要求中の提供者IDと同一の提供者IDを含み、且つ処理種別が「保存」となっている処理履歴が登録されているか否かに基づいて行う。
そして、登録されている場合は、処理履歴記憶部25を参照して対象データの保存場所を取得し、対象データを変更もしくは消去する(ステップH2がYES、H3)。その後、管理部28は、処理履歴記憶部25を参照して、対象データの送信先(配付先)のエージェント装置を特定し、その装置に対してデータ変更・消去要求を送信する(ステップH4、H5)。
これに対して登録されていない場合(ステップH2がNO)は、ステップH3をスキップしてステップH4の処理を行う。
今、例えば、対象データの送信先としてエージェント装置3cを特定し、エージェント装置3cに対してデータ変更・消去要求を送信したとすると、この要求は、エージェント装置3c内の管理部38で受け付けられる。管理部38は、データ変更・消去要求を受け付けると、管理部28と同様の処理を行う。
〔第4の実施の形態の動作の具体例〕
今、例えば、第1の実施の形態の動作の具体例と同様に、端末装置1からデータD1〜D3が順次マネージャ装置2cへ送信され、マネージャ装置2c内の処理部22cによりデータD1〜D3に対して「開示」「保存」「秘匿」「エージェント装置3cへのデータの送信」が行われたとする。保存処理が行われることにより、図20に示すようにデータ記憶部29の保存場所PKEY1、PKEY2、PKEY3にデータD1〜D3が登録され、更に、データの保存場所情報を含んだ処理履歴が処理履歴記憶部25に登録される(図18のステップG1〜G4)。以上の処理により、処理履歴記憶部25には、図21に示すような処理履歴が登録される。図20の例では、データD1〜D3の保存場所情報は、データ種別の列に「保存(PKEY1)」「保存(PKEY2)」「保存(PKEY3)」として登録されている。
また、ステップG2において、データD1〜D3をエージェント装置3cに送信する処理が行われたとすると、エージェント装置3c内の処理部32cも、処理部22cと同様の処理を行う(図18のステップG1〜G4)。これにより、データ記憶部37には、図24に示すように、保存場所PKEYe1、PKEYe2、PKEYe3にデータD1〜D3が登録される。また、処理履歴記憶部35には、図23に示すような処理履歴が登録される。図23の例では、データD1〜D3の保存場所情報は、データ種別の列に「保存(PKEYe1)」「保存(PKEYe2)」「保存(PKEYe3)」として登録されている。
その後、データD1〜D3を提供した端末装置1の利用者が、自身が提供したデータを全て消去するために、入力部11からデータ変更・消去要求を入力したとする。このデータ変更・消去要求は、ネットワークを介してマネージャ装置2cへ送信される。なお、上記要求には要求種別「消去」、提供者ID「提供者A」が含まれている。
マネージャ装置2c内の管理部28は、データ変更・消去要求を受け付けると、図20に示した処理履歴記憶部25から「提供者A」が提供したデータD1〜D3の保存場所を特定し、それらをデータ記憶部29から消去する(図19のステップH1〜H3)。具体的には、図20に示す処理履歴記憶部25から、提供者IDが「提供者A」で、且つ処理種別が「保存」となっている処理履歴を検索し、検索した処理履歴の処理種別の項に設定されている保存場所情報PKEY1、PKEY2、PKEY3に基づいて、該当するデータD1〜D3を図22に示すようにデータ記憶部29から消去する。
その後、管理部28は、処理履歴記憶部25から、データD1〜D3の送信先のエージェント装置を特定し、そのエージェント装置に対してデータ変更・消去要求を送信する(図19のステップH4、H5)。具体的には、図20に示す処理履歴記憶部25から提供者IDが「提供者A」で、且つ処理種別が「送信」となっている処理履歴を検索し、検索した処理履歴に処理種別の項に設定されている送信先「AGT1」によって示されるエージェント装置にデータ変更・消去要求を送信する。
今、例えば、エージェント装置3cにデータ更新・消去要求を送信したとすると、エージェント装置3c内の管理部38は、図23に示す処理履歴記憶部35からデータD1〜D3の保存場所(PKEYe1、PKEYe2、PKEYe3)を特定し、図25に示すように該当するデータD1〜D3を消去する(図19のH1〜H3)。その後、管理部38は、処理履歴記憶部35を参照して、データD1〜D3の送信先を特定する処理を行う(ステップH4)。この例の場合、図23に示す処理履歴記憶部35には、提供者IDが「提供者A」で、且つ処理種別が「送信」の処理履歴が格納されていないので、管理部38は処理を終了する。
〔第4の実施の形態の効果〕
本実施の形態によれば、データの提供者自身が、マネージャ装置2cに提供したデータやエージェント装置3cに転送されたデータを消去したり変更することができるという効果を得ることができる。その理由は、データ記憶部29に保存されているデータの内、端末装置1から送られてきたデータ変更・消去要求によって変更もしくは消去が要求されているデータを変更もしくは消去し、上記データ変更・消去要求によって変更もしくは消去が要求されているデータを送信しているエージェント装置に対して上記データ変更・消去要求を送信する管理部28を備えているからである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一つの構成要素として形成されていること、一つの構成要素が複数の構成要素で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
さらに、本発明は以下の態様を含む。
(1)本発明にかかる第1のデータ利用状況追跡システムは、
マネージャ側処理履歴記憶部と、
端末装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録するマネージャ側処理手段と、
前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴の内の、端末装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴の集計結果であって、前記端末装置の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を前記端末装置へ送信するマネージャ側参照手段とを備えたマネージャ装置を含む。
(2)本発明にかかる第1のマネージャ装置は、
マネージャ側処理履歴記憶部と、
端末装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録するマネージャ側処理手段と、
前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴の内の、端末装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴の集計結果であって、前記端末装置の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を前記端末装置へ送信するマネージャ側参照手段とを備えている。
(3)本発明にかかる第1のエージェント装置は、
エージェント装置と、
マネージャ装置であって、マネージャ側処理履歴記憶部、端末装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録する処理、前記データを前記エージェント装置へ送信する処理、および前記エージェント装置から送られてきた処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録する処理を行うマネージャ側処理手段、および前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴の内の、端末装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴の集計結果であって、前記端末装置の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を前記端末装置へ送信するマネージャ側参照手段を備えたマネージャ装置と、から構成されるデータ利用状況追跡システムの構成要素であるエージェント装置であって、
エージェント側処理履歴記憶部と、
前記マネージャ装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶部に登録するエージェント側処理手段と、
前記エージェント側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴を前記マネージャ装置へ送信する処理履歴送信手段を備えている。
(4)本発明にかかる第1のデータ利用状況追跡方法は、
マネージャ用コンピュータが、端末装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶部に登録するマネージャ側処理ステップと、
前記マネージャ用コンピュータが、前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴の内の、端末装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴の集計結果であって、前記端末装置の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を前記端末装置へ送信するマネージャ側参照ステップとを含む。
(5)本発明にかかる第1のプログラムは、
マネージャ側処理履歴記憶部を備えたコンピュータをマネージャ装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
端末装置から送られてきたデータを処理し、その処理内容と前記データを特定するデータ特定情報とを含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録するマネージャ側処理手段、
前記マネージャ側処理履歴記憶部に登録されている処理履歴の内の、端末装置から送られてきた処理履歴参照要求によって指定されているデータに関する処理履歴の集計結果であって、前記端末装置の種別に応じた数の集計項目を有する集計結果を前記端末装置へ送信するマネージャ側参照手段として機能させる。
本発明は、利用者から送られてきたプライバシデータに基づいて、個人に特化したサービスを提供するWebサーバなどに利用すると好適である。
この出願は、2008年4月25日に出願された日本出願特願2008−115261を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、データの提供者が、ネットワークを介してサーバなどに提供したデータの利用状況を確認することができるデータ利用状況追跡システムおよびデータ利用状況追跡方法に関する。また、上記データ利用状況追跡システムに組み込まれるマネージャ装置、エージェント装置及びプログラムに関する。
本発明にかかる第1のプログラム
ータを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶手段に登録するマネージャ側処理と、
前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照処理と、
を前記コンピュータに実行させる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 処理部22の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴送信部33の処理例を示すフローチャートである。 参照部23の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 処理履歴記憶部35の内容例を示す図である。 エージェント装置3から送られてきた処理履歴を登録した後の処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 簡易集計方法による集計結果の一例を示す図である。 詳細集計方法による集計結果の一例を示す図である。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 解析部26の処理例を示すフローチャートである。 参照部23aの処理例を示すフローチャートである。 集計結果記憶部27の簡易集計結果記憶領域の内容例を示す図である。 集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域の内容例を示す図である。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 参照部23bの処理例を示すフローチャートである。 本発明にかかるデータ利用状況追跡システムの第4の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 処理部22cの処理例を示すフローチャートである。 管理部28の処理例を示すフローチャートである。 処理履歴記憶部25の内容例を示す図である。 データ記憶部29の内容例を示す図である。 データ消去後のデータ記憶部29の内容例を示す図である。 処理履歴記憶部35の内容例を示す図である。 データ記憶部37の内容例を示す図である。 データ消去後のデータ記憶部37の内容例を示す図である。
これに対して、要求元の端末装置1が携帯端末装置以外であると判定した場合は(ステップE2がNO)、処理履歴参照要求中の提供者IDと同一の提供者IDを含んだ詳細集計結果を集計結果記憶部27の詳細集計結果記憶領域から検索し(ステップE4)、検索した詳細集計結果を表示するための画面を生成して端末装置1へ送信する(ステップE5)。

Claims (31)

  1. データを生成して送信する端末装置と、
    前記端末装置から送信された前記データを受け付けるマネージャ装置と、を含み、
    前記マネージャ装置は、
    マネージャ側処理履歴記憶手段と、
    前記端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、
    前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備えることを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  2. 請求項1に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    エージェント側処理履歴記憶手段と、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録させるエージェント側処理手段と、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ装置へ送信する処理履歴送信手段と、を備えたエージェント装置を含み、且つ、
    前記マネージャ側処理手段は、前記端末装置から受け付けた前記データを前記エージェント装置へ送信し、前記エージェント装置から受け付けた前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させることを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  3. 請求項1または2に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記マネージャ側参照手段は、
    前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  4. 請求項1または2に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記マネージャ装置は、
    集計結果記憶手段と、
    前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を前記集計結果記憶手段に登録させる解析手段と、を備え、且つ、
    前記マネージャ側参照手段は、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、受け付けた前記処理履歴参照要求と該端末装置の種別とに基づいて前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  5. 請求項4に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記解析手段は、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の前記集計項目について集計して得られた前記集計結果を含む詳細集計結果群と、前記詳細集計結果における前記集計項目の一部について該処理履歴を集計して得られた前記集計結果を含む簡易集計結果群と、をそれぞれ前記集計結果記憶手段に登録させて、
    前記マネージャ側参照手段は、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該端末装置の種別に応じて前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群のいずれかを選択して、選択された前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群から該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴に関する前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を当該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  6. 請求項1に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    エージェント側処理履歴記憶手段と、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む前記処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録するエージェント側処理手段と、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記マネージャ装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を集計して得られる前記集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた集計項目に関する前記集計結果を前記マネージャ装置へ応答するエージェント側参照手段と、を備えたエージェント装置を含み、且つ、
    前記マネージャ装置は、
    前記端末装置から前記データを受け付けたとき、前記マネージャ側処理手段により該データを前記エージェント装置へ送信するとともに、前記マネージャ側処理手段により該データを処理し、前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させ、
    前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、前記マネージャ側処理手段により前記エージェント装置へ該処理履歴参照要求を送信するとともに、前記マネージャ側参照手段により該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた前記集計項目について集計し、
    前記エージェント装置から前記集計結果を受け付けたとき、受け付けた前記集計結果と前記マネージャ側参照手段により集計した前記集計結果とを統合して該処理履歴参照要求を送信した前記端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  7. 請求項1に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記マネージャ装置は、
    前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ記憶手段と、
    前記マネージャ側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去するマネージャ側管理手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  8. 請求項2に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記マネージャ装置は、
    前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ記憶手段と、
    前記マネージャ側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去し、変更もしくは消去が要求された前記データが送信された前記エージェント装置に対して前記データ変更・消去要求を送信するマネージャ側管理手段と、を備え、
    前記エージェント装置は、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを保存するエージェント側データ記憶手段と、
    前記エージェント側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記マネージャ装置から受け付けた前記データ変更・消去要求によって変更もしくは消去が要求されているデータを変更もしくは消去するエージェント側管理手段と、を備えることを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記端末装置の種別は、該端末装置の表示領域のサイズによって決まることを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  10. 請求項9記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記表示領域のサイズが比較的大きい前記端末装置に応答する前記集計結果は、前記表示領域のサイズが比較的小さい前記端末装置に応答する前記集計結果より多い前記集計項目について集計して得られることを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  11. 請求項1乃至10の何れか1項に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記端末装置の種別として、携帯端末と、それ以外の端末装置とが存在することを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  12. 請求項1乃至11の何れか1項に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記集計項目は、処理種別と、前記処理種別の処理の過去一定期間における実行回数とを含むことを特徴とするデータ利用状況追跡システム。
  13. マネージャ側処理履歴記憶手段と、
    データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、
    前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、
    を備えることを特徴とするマネージャ装置。
  14. 請求項13に記載のマネージャ装置において、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を登録させ、登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ装置へ送信するエージェント装置と通信可能に接続し、
    前記マネージャ側処理手段は、前記端末装置から受け付けた前記データを前記エージェント装置へ送信し、前記エージェント装置から受け付けた前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させることを特徴とするマネージャ装置。
  15. 請求項13または14に記載のマネージャ装置において、
    前記マネージャ側参照手段は、
    前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするマネージャ装置。
  16. 請求項13または14に記載のマネージャ装置において、
    前記マネージャ装置は、
    集計結果記憶手段と、
    前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を前記集計結果記憶手段に登録させる解析手段と、を備え、且つ、
    前記マネージャ側参照手段は、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、受け付けた前記処理履歴参照要求と該端末装置の種別とに基づいて前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするマネージャ装置。
  17. 請求項16に記載のマネージャ装置において、
    前記解析手段は、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の前記集計項目について集計して得られた前記集計結果を含む詳細集計結果群と、前記詳細集計結果における前記集計項目の一部について該処理履歴を集計して得られた前記集計結果を含む簡易集計結果群と、をそれぞれ前記集計結果記憶手段に登録させて、
    前記マネージャ側参照手段は、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該端末装置の種別に応じて前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群のいずれかを選択して、選択された前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群から該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴に関する前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を当該端末装置へ応答することを特徴とするマネージャ装置。
  18. 請求項13に記載のマネージャ装置において、
    エージェント側処理履歴記憶手段と、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む前記処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録するエージェント側処理手段と、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記マネージャ装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を集計して得られる前記集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた集計項目に関する前記集計結果を前記マネージャ装置へ応答するエージェント側参照手段と、を備えたエージェント装置と通信可能に接続し、
    前記端末装置から前記データを受け付けたとき、前記マネージャ側処理手段により該データを前記エージェント装置へ送信するとともに、前記マネージャ側処理手段により該データを処理し、前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させ、
    前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、前記マネージャ側処理手段により前記エージェント装置へ該処理履歴参照要求を送信するとともに、前記マネージャ側参照手段により該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた前記集計項目について集計し、
    前記エージェント装置から前記集計結果を受け付けたとき、受け付けた前記集計結果と前記マネージャ側参照手段により集計した前記集計結果とを統合して該処理履歴参照要求を送信した前記端末装置へ応答することを特徴とするマネージャ装置。
  19. 請求項13に記載のマネージャ装置において、
    前記マネージャ装置は、
    前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ記憶手段と、
    前記マネージャ側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去するマネージャ側管理手段と、
    を備えたことを特徴とするマネージャ装置。
  20. 請求項14に記載のマネージャ装置において、
    前記マネージャ装置は、
    前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ記憶手段と、
    前記マネージャ側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去し、変更もしくは消去が要求された前記データが送信された前記エージェント装置に対して前記データ変更・消去要求を送信するマネージャ側管理手段と、を備え、
    前記エージェント装置は、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを保存するエージェント側データ記憶手段と、
    前記エージェント側データ記憶手段に保存されている前記データの内、前記マネージャ装置から受け付けた前記データ変更・消去要求によって変更もしくは消去が要求されているデータを変更もしくは消去するエージェント側管理手段と、を備えることを特徴とするマネージャ装置。
  21. マネージャ側処理履歴記憶手段と、データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備えるマネージャ装置と通信可能に接続し、
    エージェント側処理履歴記憶手段と、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録させるエージェント側処理手段と、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ装置へ送信する処理履歴送信手段と、を備えることを特徴とするエージェント装置。
  22. マネージャ用コンピュータが、データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶手段に登録するマネージャ側処理ステップと、
    前記マネージャ用コンピュータが、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  23. 請求項22に記載のデータ利用状況追跡方法おいて、
    エージェント用コンピュータが、前記マネージャ用コンピュータから受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をエージェント側処理履歴記憶手段に登録させるエージェント側処理ステップと、
    前記エージェント用コンピュータが、前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ用コンピュータへ送信する処理履歴送信ステップと、を含み、且つ、
    前記マネージャ側処理ステップでは、前記端末装置から送られてきたデータを前記エージェント用コンピュータへ送信し、前記エージェント用コンピュータから送られてきた処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させることを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  24. 請求項22または23に記載のデータ利用状況追跡方法において、
    前記マネージャ側参照ステップでは、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  25. 請求項22または23に記載のデータ利用状況追跡方法において、
    前記マネージャ用コンピュータが、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の集計項目について集計して、集計して得られた前記集計結果を集計結果記憶手段に登録させる解析ステップを含み、且つ、
    前記マネージャ側参照ステップでは、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、受け付けた前記処理履歴参照要求と該端末装置の種別とに基づいて前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  26. 請求項25に記載のデータ利用状況追跡方法において、
    前記解析ステップは、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴を複数の前記集計項目について集計して得られた前記集計結果を含む詳細集計結果群と、前記詳細集計結果における前記集計項目の一部について該処理履歴を集計して得られた前記集計結果を含む簡易集計結果群と、をそれぞれ前記集計結果記憶手段に登録させて、
    前記マネージャ側参照ステップは、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、該端末装置の種別に応じて前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群のいずれかを選択して、選択された前記詳細集計結果群または前記簡易集計結果群から該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴に関する前記集計結果を検索し、検索された前記集計結果を当該端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  27. 請求項22に記載のデータ利用状況追跡方法において、
    前記マネージャ用コンピュータから受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む前記処理履歴をエージェント側処理履歴記憶手段に登録するエージェント側処理ステップと、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記マネージャ用コンピュータから受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を集計して得られる前記集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた集計項目に関する前記集計結果を前記マネージャ用コンピュータへ応答するエージェント側参照ステップと、を含み、且つ、
    前記マネージャ側処理ステップでは、前記端末装置から前記データを受け付けたとき、該データを前記エージェント用コンピュータへ送信するとともに、該データを処理し、前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させ、
    前記マネージャ側参照ステップでは、前記端末装置から前記処理履歴参照要求を受け付けたとき、前記エージェント用コンピュータへ該処理履歴参照要求を送信するとともに、該処理履歴参照要求によって指定されている前記処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段から検索し、検索された該処理履歴を該端末装置の種別に応じた集計項目について集計し、
    前記マネージャ側処理ステップでは、前記エージェント用コンピュータから前記集計結果を受け付けたとき、受け付けた前記集計結果と集計した前記集計結果とを統合して該処理履歴参照要求を送信した前記端末装置へ応答することを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  28. 請求項22に記載のデータ利用状況追跡方法において、
    前記マネージャ用コンピュータは、
    前記マネージャ用コンピュータが、前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ保存ステップと、
    前記マネージャ用コンピュータが、保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去するマネージャ側管理ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  29. 請求項23に記載のデータ利用状況追跡システムにおいて、
    前記マネージャ用コンピュータが、前記端末装置から受け付けた前記データを保存するマネージャ側データ保存ステップと、
    前記マネージャ用コンピュータが、保存されている前記データの内、前記端末装置から受け付けたデータ変更・消去要求によって要求された前記データを変更もしくは消去し、変更もしくは消去が要求された前記データが送信された前記エージェント用コンピュータに対して前記データ変更・消去要求を送信するマネージャ側管理ステップと、
    前記エージェント用コンピュータが、前記マネージャ装置から受け付けた前記データを保存するエージェント側データ保存ステップと、
    前記エージェント用コンピュータが、保存されている前記データの内、前記マネージャ用コンピュータから受け付けた前記データ変更・消去要求によって変更もしくは消去が要求されているデータを変更もしくは消去するエージェント側管理ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ利用状況追跡方法。
  30. コンピュータが読み出し可能な記憶媒体であって、
    データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴をマネージャ側処理履歴記憶手段に登録するマネージャ側処理と、
    前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照処理と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
  31. マネージャ側処理履歴記憶手段と、データを生成して送信する端末装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録させるマネージャ側処理手段と、前記マネージャ側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を指定する処理履歴参照要求を前記端末装置から受け付けて、受け付けた前記処理履歴参照要求によって指定される前記処理履歴を複数の集計項目について集計して得られる集計結果のうち、該端末装置の種別に応じた前記集計項目に関する前記集計結果を該端末装置へ応答するマネージャ側参照手段と、を備えるマネージャ装置と通信可能に接続するコンピュータが、読み出し可能な記憶媒体であって、
    前記マネージャ装置から受け付けた前記データを処理し、該データの処理内容を含む処理履歴を前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録させるエージェント側処理と、
    前記エージェント側処理履歴記憶手段に登録されている前記処理履歴の一部または全部を前記マネージャ装置へ送信する処理履歴送信処理と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
JP2010509088A 2008-04-25 2009-04-24 データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム Active JP5445450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010509088A JP5445450B2 (ja) 2008-04-25 2009-04-24 データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115261 2008-04-25
JP2008115261 2008-04-25
JP2010509088A JP5445450B2 (ja) 2008-04-25 2009-04-24 データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム
PCT/JP2009/001879 WO2009130912A1 (ja) 2008-04-25 2009-04-24 データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009130912A1 true JPWO2009130912A1 (ja) 2011-08-11
JP5445450B2 JP5445450B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=41216653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010509088A Active JP5445450B2 (ja) 2008-04-25 2009-04-24 データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8656010B2 (ja)
EP (1) EP2273447A4 (ja)
JP (1) JP5445450B2 (ja)
WO (1) WO2009130912A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8265009B2 (en) * 2009-10-22 2012-09-11 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for selecting tracking areas and reducing tracking area updates
US8417236B2 (en) 2009-10-22 2013-04-09 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for classifying user equipment and selecting tracking areas
US8594014B2 (en) * 2009-10-22 2013-11-26 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for selecting tracking areas and reducing paging
US9872269B2 (en) * 2009-10-22 2018-01-16 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for reduced latency tracking area selection
US8358593B2 (en) 2009-10-22 2013-01-22 Cisco Technology, Inc. Systems and methods for selecting serving gateways to service user equipment
JP6044148B2 (ja) * 2011-08-03 2016-12-14 株式会社リコー 通信制御装置、情報管理システム、情報管理装置、通信制御プログラム、及び情報管理プログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3674170B2 (ja) 1996-07-24 2005-07-20 カシオ計算機株式会社 データ表示装置およびデータ表示方法
US7630986B1 (en) * 1999-10-27 2009-12-08 Pinpoint, Incorporated Secure data interchange
AU7593601A (en) 2000-07-14 2002-01-30 Atabok Inc Controlling and managing digital assets
US20020083163A1 (en) * 2000-10-26 2002-06-27 Metilinx Multi-platform optimization model
WO2002093436A1 (en) * 2001-05-11 2002-11-21 Swisscom Mobile Ag Method for transmitting an anonymous request from a consumer to a content or service provider through a telecommunication network
US20030200305A1 (en) * 2002-04-23 2003-10-23 Tarby Linda Spilo System and method for collecting metrics from a remote computer system
US20040073533A1 (en) * 2002-10-11 2004-04-15 Boleslaw Mynarski Internet traffic tracking and reporting system
US20060095787A1 (en) * 2004-11-01 2006-05-04 Aaron Jeffrey A Communication networks and methods and computer program products for tracking network activity thereon and facilitating limited use of the collected information by external parties
JP5036140B2 (ja) * 2005-06-10 2012-09-26 日本電気株式会社 個人情報流通管理システム、個人情報流通管理方法、個人情報提供プログラム及び個人情報利用プログラム
JP2008065695A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Fujifilm Corp コンテンツ送信装置及びコンテンツ送信方法
EP2115937A4 (en) * 2006-12-08 2011-12-21 Lipso Systemes Inc SYSTEM AND METHOD FOR OPTIMIZING MEDIA OBJECTS

Also Published As

Publication number Publication date
EP2273447A1 (en) 2011-01-12
US8656010B2 (en) 2014-02-18
WO2009130912A1 (ja) 2009-10-29
JP5445450B2 (ja) 2014-03-19
US20110035492A1 (en) 2011-02-10
EP2273447A4 (en) 2013-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7103315B2 (en) Selective media capture via a communication device
US8359389B1 (en) Monitoring application program resource consumption
TWI584619B (zh) 網路聚合器
EP2174434B1 (en) Unwired enterprise platform
JP5445450B2 (ja) データ利用状況追跡システム、マネージャ装置、エージェント装置、データ利用状況追跡方法及びプログラム
US20130104024A1 (en) Optimization of web page content including video
US8904274B2 (en) In-situ mobile application suggestions and multi-application updates through context specific analytics
US20100071039A1 (en) Image sharing server, system, method, and recording medium
US20210200782A1 (en) Creating and Performing Transforms for Indexed Data on a Continuous Basis
CN100392652C (zh) 检索系统和检索方法
US20060015410A1 (en) Information registering method, information managing apparatus and advertisement displaying system
KR101307578B1 (ko) 검색 기능이 부여된 대표전화 정보제공시스템 및 그 방법
JPWO2010018637A1 (ja) 業務フロー分散処理システム及び方法
WO2007034585A1 (ja) アクセスログ記録システム及びアクセスログ記録方法
WO2006075898A1 (en) Method and system for managing various kinds of keywords by interworking the keywords depending on user authentication
JP5803649B2 (ja) 情報処理システムおよびその制御方法、プログラム、集計サーバ、携帯端末
JP5348280B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法、プログラム
WO2015129246A1 (ja) 情報管理装置、情報共有システム、制御方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN102111433A (zh) 信息处理装置、信息处理方法、以及计算机程序
JP2006235820A (ja) ブックマーク情報の配信技術
KR20080026917A (ko) 웹페이지 공유 시스템 및 그 방법
JP2007304717A (ja) 通信管理装置、通信管理方法、および通信管理プログラム
US20240256294A1 (en) Program management system, program management method, and information storage medium
US20080294642A1 (en) Remote service system and method for functionally constrained data processing devices
JP2007122677A (ja) 広告報酬還元型ネットワーク検索エンジンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5445450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150