JPWO2009128317A1 - 光学モジュール及び光学ユニット - Google Patents

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Abstract

光学モジュールの光源として用いられる半導体レーザは、レンズ面からの戻り光の影響を受けやすいことが知られている。従来、レンズの光軸と半導体レーザの光軸とをオフセットさせて解決していたが、非常に高精度でコストのかかる位置決め調整工程を必要としていた。そこで、本発明では、戻り光が少ないことで位置決め調整を不要とするレンズを提案し、低コストで半導体レーザの発振状態を通常特性の範囲内に抑えることが可能な光学モジュール及び光学ユニットを提供する。半導体レーザからの出射光が最初に入射する第1レンズとして、半導体レーザ側に凸面を向けた光学面を有するレンズを用いることで、光を発散させ、半導体レーザに戻る光の光強度を減少させることを特徴とする。

Description

本発明は、レーザ光源からの光を光ファイバへ結合させ、または、空間へ出射させ、または、該光に変調や波長変換などの処理を施す光学モジュール及び光学ユニットに関する。
一般に、光学モジュールの光源として用いられる半導体レーザは、戻り光の影響を受けやすいことが知られている。何らかの経路によって戻り光が半導体レーザの発振状態の活性層へ戻ると、戻り光も誘導放出を誘引するためレーザ利得を低下させ、入力電流とレーザ出力の関係や発振スペクトルの状態が通常特性の範囲から崩れるという現象が生じる。従って、半導体レーザの発振状態を通常特性の範囲内に抑えるには、戻り光の入射を極力抑制する必要があった。
半導体レーザを用いた光学モジュールについての戻り光の対策は、特許文献1に開示されているものが知られている。基板上に実装されたレーザと、光ファイバと、レーザ光を光ファイバの一方の端面の入射開口に入射させる結合光学系とを、一体に構成した光学モジュールにおいて、結合光学系を構成する光学部品のうち、レーザに最も近いレンズの光軸と、レーザ光の光軸が、一致しないように構成されている。このようにすることで、レンズからレーザへの戻り光の光強度を低減することができるので、レーザの動作を安定させ、光学モジュールの特性を安定させることができる。
特開平11−295559号公報
上記特許文献1に記載の光学モジュールでは、半導体レーザに最も近いレンズの光軸と半導体レーザの光軸とのオフセット量が大きいとレンズを出射した光に収差が発生し、オフセット量が小さいと戻り光の光強度が多くなってしまう。従って、オフセット量を所定の狭い範囲内に収める必要があり、一般的な位置決め調整工程では難しく、非常に高精度でコストのかかる位置決め調整工程を必要とする。
そこで、本発明では、半導体レーザに最も近いレンズと、半導体レーザとの位置決め調整を不要とするレンズを提供することで、低コストで半導体レーザの発振状態を通常特性の範囲内に抑えることができる光学モジュール及び光学ユニットを提供することを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.レーザ光源と、前記レーザ光源からの出射光が入射する少なくとも一つのレンズを有し、前記レーザ光源の光軸と前記レンズの光軸が凡そ一致する光学モジュールであって、前記出射光が入射するレンズの中で、前記出射光が最初に入射するレンズ(以下第1レンズと称す)は光源側に凸面を向けた光学面を有することを特徴とする光学モジュール。
2.前記レーザ光源の出射開口と、前記第1レンズの前記レーザ光源側の光学面までの距離は8mm以下であることを特徴とする前記1に記載の光学モジュール。
3.前記第1レンズの光源側の光学面の近軸曲率半径をr、前記第1レンズの焦点距離をfとしたときに次の条件式を満たすことを特徴とする前記1または2に記載の光学モジュール。
0.50<r/f<6.0 (1)
4.前記第1レンズの軸上厚をd、前記第1レンズの焦点距離をfとしたときに、次の条件式を満たすことを特徴とする前記1から3のいずれかに記載の光学モジュール。
0.40<d/f<1.3 (2)
5.前記第1レンズはコリメートレンズであることを特徴とする前記1から4のいずれかに記載の光学モジュール。
6.前記第1レンズの光源側の光学面は球面であることを特徴とする前記1から5のいずれかに記載の光学モジュール。
7.前記1から6のいずれかに記載の前記光学モジュールと、
前記光学モジュールから出射したレーザ光を結合させ、かつ出射させる導波構造と、
を有することを特徴とする光学ユニット。
本発明によれば、光学面から光源側へ反射する戻り光は発散させられ、光源の出射開口に入射する光が非常に少なくなる。従って、非常に高精度でコストのかかる位置決め調整工程を必要とせずに、戻り光が半導体レーザの発振特性に与える影響を非常に小さくすることができる。
光学モジュールの概要を表す図である。 光学モジュールの概要を表す図である。 光学ユニットの概要を表す図である。 レンズで反射した光の様子を表す図である。 レンズで反射した光の様子を表す図である。 導波構造から出射した光がレンズで反射する様子を表す図である。 半導体レーザとレンズとの距離と、戻り光の光強度の関係を示す図である。 r/fと戻り光の光強度の関係を示す図である。 r/fと戻り光の光強度の関係を示す図である。 r/fが指標として妥当であることを示す図である。 レンズで反射した光の様子を表す図である。 実施例4のレンズ形状を示す説明図である。 実施例5のレンズ形状を示す説明図である。
符号の説明
1、2、3 光学モジュール
11 半導体レーザ
12,41 レンズ
21 コリメートレンズ
13 光ファイバ
31 導波路
51、62、71 第1レンズ
61 導波構造
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。最初に第1の実施の形態について説明する。図1乃至図3に光学モジュールの例を示す。図1に示した光学モジュール1は、半導体レーザ11からの出射光をレンズ12を用いて光ファイバ13へ結合させる機能を有す。図2に示した光学モジュール2は、コリメートレンズ21を用いて半導体レーザ11からの出射光を外部の空間へコリメート光として出射させる機能を有す。図3に示した光学ユニット3は、図1に示した光学モジュールを用いて、半導体レーザ11からの出射光をレンズ12を介して導波路31に結合させ、導波路31において変調を施したり、波長変換を施した後、コリメートレンズ21を用いて外部の空間へ出射させる機能を有す。
なお、導波路とは、光の伝送方向に対して垂直方向に光を閉じ込めて伝送する機能を有する導波構造を表し、導波構造としては他に光ファイバがある。導波路を搭載したデバイスに導波路型SHG(Second Harmonic Generation)デバイスがある。
ここで、光源である半導体レーザ11から出射した発散光が最初に入射するレンズ41(第1レンズとも称す)が、図4に示すように、半導体レーザ11側に凹面の光学面を向けている場合、半導体レーザ11から出射した発散光は、その光学面にて収束するように反射される。すると半導体レーザ11の光の出射開口に多くの光が戻るので、レーザ発振の共振器中に多くの光が入射することとなり、レーザ利得媒質内にて誘導放出を誘引し、レーザ光の発振動作の不安定化を招く。レーザ光の発振動作の不安定化により、レーザの縦モードが別のモードに移行するモードホップや、単一縦モードから複数モードへの移行、さらに複数モード間の光強度の変動であるモード競合など、半導体レーザとして好ましくない状態が発生する。しかし図5に示すように、本実施の形態の光学モジュールによれば、第1レンズ51が半導体レーザ11側に凸面の光学面を向けているので、その光学面で反射した光は、半導体レーザ11から出射した発散光より大きく発散することとなる。そうすると半導体レーザ11の出射開口への戻り光の光強度が非常に小さくなり、レーザ光の発振動作への影響が軽微になる。従って、上記のようなモードホップ、モード競合など、光学モジュールにとって好ましくない状態の発生が抑えられ、発振特性の安定化されたレーザ発振が保たれることとなる。
また、半導体レーザ11からの出射光を図6に示すように、光ファイバや導波路に代表される導波構造61に入射させた場合、導波構造61を出射して第1レンズ62で反射し、再び導波構造61に入射して半導体レーザ11に戻る。従って導波構造61を経由して第1レンズ62に入射した光が戻り光となる場合にも、本実施の形態の発明は同じ効果を有することは言うまでも無い。以下の説明においては、半導体レーザからの出射光と言う場合は、上記のように導波構造を経由した半導体レーザからの出射光を含むものとする。
次に第2の実施の形態について説明する。半導体レーザから出射した発散光は、最初に入射するレンズの半導体レーザ側の光学面で反射して戻り光となるが、半導体レーザの出射開口に入射する戻り光の光強度は、反射面が平面の場合、半導体レーザとレンズの距離が大きくなるほど少なくなる。半導体レーザを用いた光学モジュールにおいては、一般に高周波数でレーザ光の光強度変調が行われるが、戻り光はレーザ光の光強度を変化させ、レーザ光の光強度の制御性を悪化させるという不具合をもたらす。レーザ光の光強度を変化させない戻り光の光強度としては、出射光強度のおよそ70dB小さい値が上限と言われる。
戻り光の光強度を減少させる手段としては、一般にレンズの光学面の表面に施す無反射コートが多用されている。無反射コートとは、入射する光の位相を半波長ずらせて反射する層をレンズの光学面に多重に形成し、各々の層で反射する反射光を打ち消し合わせ、総合的に反射光の光強度を減じるものである。無反射コートを用いると、理想的には反射光をほぼ無くすることができるが、実際には入射光は一定の波長幅をもつことや、コートの作製バラツキなどが原因し、30dB程度の反射光強度の削減が限度と言われている。すると、戻り光の光強度を70dB減少させるには、さらに40dB減少させる必要がある。一方、戻り光の光強度は半導体レーザの出射開口の形状、半導体レーザの出射開口と半導体レーザ側のレンズ面までの距離WD(WORKING DISTANCE)、レンズの光学面の面形状などに主に依存する。ここで、半導体レーザの出射開口の形状は、半導体レーザに依存せず凡そ数μm程度の幅を有す。また、レンズの半導体レーザ側の面形状は、ほぼ平面である場合が殆どである。これらの光学系の条件を考慮すると、戻り光の光強度は、WDに主に依存すると言うことができる。そこで、戻り光の光強度を40dB減少させるWDの値を計算により求めた。計算条件として、半導体レーザの出射開口から出射する光はガウシアンビームとし、出射開口の断面形状は、半径5μmの円であるとし、ガウシアンビームのビームウェスト半径は5μmであるとする。これらの値は半導体レーザを用いた光学モジュールにおいては、典型的な値である。出射光がレンズの半導体レーザ側の面で全て反射した場合に、半導体レーザの出射開口に入射する戻り光の光強度を計算する。レンズの光学面形状は前述のように平面形状であるとする。出射光の波長は1.31μmとする。計算結果を図7に示す。図7において、WDは、前述のように半導体レーザ11の出射開口と、第1レンズ71の半導体レーザ11側の光学面との距離である。縦軸は、出射光の光強度に対する戻り光の光強度の比率を対数表示したものである。この計算結果から、40dB減少させるWDは8mmであることが分かる。
従って、第1レンズの光学面が平面の場合には8mmのWDが必要であり、第1レンズの光学面が凸面の場合には、半導体レーザ11への戻り光が少なくなるので、WDは8mm以下にできると言える。以上より、第1レンズの半導体レーザ11側の光学面を凸面として無反射コートを施し、WDを8mm以下とすることで、戻り光の光強度を70dB減少させることができ、半導体レーザの発振特性を安定化することができる。
次に第3の実施の形態について説明する。戻り光が半導体レーザに与える影響を示す指標としてr/fという式を検討する。ここで、rは第1レンズの半導体レーザ側にある光学面の曲率半径である。fは第1レンズの焦点距離である。指標r/fを次の条件式(1)のような範囲で光学モジュールを作製することで、小型化を達成し、組付調整を簡単化しつつ、戻り光の影響を軽微にした光学モジュールを提供することができる。
0.50<r/f<6.0 (1)
条件式(1)の妥当性を以下に説明する。最初に指標r/fの下限値について以下に説明する。曲率半径rが小さいほど半導体レーザから出射した光はその光学面で大きく発散するので、出射開口に入射する光強度は少なくなり、レーザ発振に与える影響は少ない。しかし、曲率半径rが小さくなると球面収差の発生が大きくなるので、光学面を非球面にするなど、球面収差を抑える対応策が必要となる。しかし、光学面を非球面にして球面収差の発生を抑えようとしても限界がある。従って、第1レンズで発生する球面収差を実使用に耐えうる値に抑えるためには、曲率半径rの値は一定の値以上に大きくする必要がある。以上より曲率半径rの値には下限値があると言える。
一方、焦点距離fが大きいほど半導体レーザと第1レンズとの距離が長くなり、半導体レーザから出射した発散光が入射する第1レンズの光学面からの戻り光は、大きく広がるために出射開口に入射する光強度は少なくなることから、レーザ発振に与える影響は少なくなる。しかし、光学モジュールの小型化を考慮するとレンズの焦点距離fを大きくするのは限界があるので、焦点距離fには一定の上限値がある。以上から、r/fという指標には下限値があり、下限値以上の値を採用した場合に、レンズで発生する球面収差を抑えつつ、戻り光の影響を少なくすることができ、光学系を小型化することができる。具体的な数値としては、rの下限値として1.2、fの上限値として2.5の組合せが妥当と考えられ、指標r/fの下限値は凡そ0.5が望ましい。
次に、指標r/fの上限値について以下に説明する。焦点距離fが小さいほど半導体レーザとレンズとの距離が短くなり、光学モジュールの小型化の要請に応えることができる。しかし、小型化するに従って組付調整の難易度は増す。従って、焦点距離fの値には、下限値が存在する。また、焦点距離fが短いとレンズから半導体レーザへの戻り光強度が大きくなってしまう。一方、曲率半径rの値が大きいほど、レンズの光学面からの戻り光の光強度が大きくなることから、曲率半径rの値は所定の値より小さくする必要がある。従って曲率半径rの値には上限値が存在する。以下に計算例を示す。半導体レーザの出射開口から出射する光はガウシアンビームであるとする。断面形状が円の出射開口からガウシアンビームが出射するとし、ビームウェスト半径は2μmであるとする。出射光が第1レンズの半導体レーザ側の面で反射した場合に、半導体レーザの出射開口に入射する戻り光の光強度を計算する。なお、簡単化のために、レンズの光学面における反射率は100%であるとする。レンズの光学面形状は非球面形状であるとする。出射光の波長は1.06μm、屈折率は1.58、レンズの軸上厚は1.5mm、焦点距離fは1.5mmであるとする。以上の計算条件を計算条件1と称する。計算結果を図8に示す。ここで、指標r/fを横軸とし、出射開口に結合する戻り光の光強度について、レンズの光学面が平面であるとした場合の光強度を基準とし、その基準に対しての比率で表した戻り光の光強度Δηを縦軸とする。縦軸は対数表示とする。この結果、戻り光の光強度Δηの許容値を−1dBとする場合、指標r/fは約6となる。また、計算条件について、焦点距離fのみ1.0mmに変更して計算した結果を図9に示す。この場合にも、戻り光の光強度ηの許容値を−1dBとする場合、指標r/fは約6となる。従って、焦点距離fの大きさに関らず、戻り光の光強度Δηの許容値を−1dBとする指標r/fは約6となる。
次に、r/fという値が、戻り光の光強度が半導体レーザの出射開口に結合する量を表す指標として適格であることを説明する。そのために、指標r/fという値が一定の場合には、曲率半径rと焦点距離fの値の変更に関らず、戻り光の光強度が半導体レーザの出射開口に結合する量は一定となることを示す。計算条件として上記と同じ計算条件1を採用し、戻り光の光強度が半導体レーザの出射開口に結合する量が2dBダウンする場合(Δηが−2dBの場合)であるとして、焦点距離fと曲率半径rの関係を計算した例を図10に示す。図10から、曲率半径rと焦点距離fはほぼ正比例の関係があり、指標r/fはほぼ一定であることが分かる。従って、r/fという値が戻り光の光強度が半導体レーザの出射開口に結合する量を表す指標として適格であると言える。
次に第4の実施の形態について説明する。本光学モジュールにおいて、指標としてd/fという式を検討する。
ここで、dはレンズの軸上厚であり、fはレンズの焦点距離である。指標d/fを次の条件式(2)のような範囲で光学モジュールを作製することで、小型化を達成し、レンズの製造を簡易化し、光学モジュールの組付調整を簡易化しつつ、戻り光の影響を軽微にした光学モジュールを提供することができる。
0.40<d/f<1.3 (2)
条件式(2)の妥当性を以下に説明する。最初に指標d/fの下限値について説明する。dはレンズの軸上厚であるので、小さくすればするほど、レンズを小型化することになり、光学モジュールの小型化の要請に応えることができる。しかし、レンズの軸上厚dを小さく作製するにも製造技術上の限界がある。また、一定の焦点距離fの値を得つつ、厚みを小さくすると、レンズ全体の形状を小さくすることになり、入射光の光束径も小さくなってしまう。以上から軸上厚dには下限値が存在すると言える。
次に、焦点距離fが大きいと光学モジュールが大きくなってしまう。従って、光学モジュールの小型化の要請に応えるには焦点距離fは所定値よりも小さく設定する必要がある。よって、焦点距離fには上限値が存在すると言える。以上より、指標d/fには、光学系の小型化を達成しつつ、製造可能なレンズを採用するという観点において下限値があることとなる。具体的な数値としては、dの下限値として1、fの上限値として2.5の組合せが妥当と考えられ、指標d/fの下限値は0.4が望ましい。
次に、指標d/fの上限値について以下に説明する。ここで、焦点距離fが一定値の場合に、軸上厚dを大きくすると、半導体レーザ側のレンズの光学面が半導体レーザに近づくので、WDが小さくなる。すると、半導体レーザとレンズとの組付調整を行い難くなり、組付調整コストが高くなるので、量産性が悪くなる。従って、軸上厚dの大きさには上限値があると言える。焦点距離fについては、小さいほど半導体レーザとレンズとの距離が短くなり、光学モジュールの小型化の要請に応えることができる。しかし、小型化するに従って組付調整の難易度は増す。従って、焦点距離fの値には、下限値が存在する。以上より、指標d/fには、光学モジュールの組付調整の簡易化と小型化を考慮した上限値が存在する。具体的な数値としては、dの上限値として1.5、fの下限値として1.2の組合せが妥当と考えられ、指標d/fは凡そ1.3が望ましい。
以上のように、指標d/fを条件式(2)のような範囲で光学モジュールを作製することで、小型化を達成し、レンズの製造を簡易化し、光学モジュールの組付調整を簡易化しつつ、戻り光の影響を軽微にした光学モジュールを提供することができる。
次に第5の実施の形態について説明する。一般に本実施の形態に係る光学モジュールは、光源からの出射光をコリメートして用いる場合や、他の光学部品へ光を入射させる場合に用いられる。半導体レーザからの出射光をコリメートするには、コリメートレンズを採用する。また、半導体レーザからの出射光を他の光学部品へ入射させる場合には、1個のレンズを設計作製して用いることができるが、半導体レーザからの出射光を1個のレンズで他の光学部品に結合させる場合には、半導体レーザ、レンズ、及び他の光学部品の組付調整が難しくなる。
一方、半導体レーザからの出射光を2個のレンズで他の光学部品へ結合させる場合には、レンズの調整軸を2個のレンズに配分できるので、各軸別個に調整することができることから、各軸の調整は簡単になる。さらに、第1レンズにコリメートレンズを用いると、コリメートレンズからの出射光は平行化されているので、出射光が次に入射するレンズを光軸方向に緩い位置決め精度で配置することができる。
また、半導体レーザからの出射光の収差を除去、軽減するには、球面レンズより非球面レンズを採用することが好ましく、より多くの光学面を非球面にすることが望ましい。更に、非球面係数を大きくして光軸付近の曲率を凸に大きくすることで戻り光を低減することもできるが、この場合光軸より高いところでのレンズの光学面が急激に変化した形状となってしまうため収差の取りにくいレンズとなってしまう。このため、光源に一番近いレンズの光源側の光学面の非球面係数A4の絶対値が5以下であることが望ましい。また、光源から出射する光をレンズで導波路に集光する時、1個のレンズで収差を除去、軽減する場合、レンズの入射面と出射面の2面のみ非球面にすることとなると共に、一つのレンズで光源からの発散光を収束光にするために一つのレンズで大きな屈折パワーが必要となる。従って、各面は作製難易度の大きい面形状になりやすいとともに、面間偏芯を極力抑える必要が生じ、成型難易度が上がり、かつレンズで発生する収差を補正しきれないことで導波路への光結合効率が低下してしまう。一方、2個のレンズで収差を除去、軽減する場合、4面で収差を除去、軽減することになり、各面の収差改善機能の負担が減るので、各面は作製難易度の小さい面形状になりやすいとともに、面間偏芯の公差も比較的大きいので、成型難易度も低くなる。
一方、第1レンズの半導体レーザ側の光学面からの戻り光を軽減するには、非球面レンズより球面レンズが望ましい。非球面レンズの場合、図11に示すように、光学面の法線が半導体レーザの出射開口へ向いた形状も想定され、戻り光が増加するからである。
以上のように、第1レンズにコリメートレンズを用いることで、作製難易度を低下させるとともに、組付調整精度も緩いものとなり、量産性を向上させることができる。また、第1レンズに球面レンズを用いることで半導体レーザへの戻り光を軽減することができる。
(実施例1)
以下に第1の実施例を説明する。上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態の全てに該当する実施の形態となっている。光学系諸元については、光学系諸元データ1に示すような値を採用し、半導体レーザの波長は光通信において用いられている1.31μm、光ファイバ出射開口の光源モード半径は2μmとする。例えば、光ファイバからの出射光が第1レンズの光学面で反射して光ファイバに戻る場合が想定できる。このような場合に、コリメートレンズを設計し、近軸データ1とコーニック係数・非球面係数データ1に示す設計結果を得た。ここで、Eは10のべき乗を表しており、例えば3.0E−01は0.3を表している。かかるレンズにおける非球面形状のサグ量Z(h)は、光軸方向をX軸、光軸に垂直な方向の高さをhとするとき次の数1で表せる。但し、kをコーニック係数、A2iを非球面係数とする。
設計したレンズの軸上球面収差は、設計結果データ1に示すように1mλrmsと光通信のコリメートレンズとして実用上十分な値を得ている。
なお、レンズとして非球面レンズを用いたが、採用するレンズとしては、球面レンズ、非球面レンズのどちらでもよい。光源とレンズの光軸が凡そ一致していればレンズの光学面で反射して光ファイバの出射開口に戻り再結合する光は、レンズ形状が球面に近い光軸付近で反射する光が主な原因となるためである。レンズ出射後の光束を導波路に結合させる時などのように、レンズの屈折によりで発生する収差を低減する必要がある場合は非球面レンズの採用が好ましい。
次に各諸元については、曲率半径rは0.8mmと正の値であり、焦点距離fは1.5mmと8mm以下であり、レンズの軸上厚は1.3mmである。指標r/fは0.53、指標d/fは0.87であり、条件式(1)と条件式(2)を満たし、戻り光結合効率が−53.2dBであるところを、Δηは−10dBと戻り光が出射開口に入射する結合効率を減少させる効果を確認できた。
なお、光学系諸元データ1において、光源モード半径とは、光が出射する出射開口における光束の断面の半径を表す。具体的には、光源が半導体レーザの場合は、光源の出射開口から出射する光の光軸垂直断面内強度分布において、光強度が最大光強度から1/eの値に減衰する半径を表す。光ファイバから出射した光源の光を用いる場合には、光ファイバの出射開口から出射する光の光軸垂直断面内強度分布において、光強度が最大光強度から1/eの値に減衰する半径を表す。
光源NAとは、半導体レーザまたは光ファイバからの出射光の場合には、出射光の光強度が最大光強度から1/eの値に減衰する光線の出射角から求められるNAを表す。
戻り光結合効率ηとは、出射開口からの出射光がレンズの光学面で100%反射するとした場合に、出射開口からの出射光がレンズの光学面で反射して出射開口に戻る率を表す。
近軸データ1
面番号 曲率半径r 軸上厚d 硝材 備考
1 ∞ 1.7196 光源
2 0.80000 1.3000 BAF5 レンズ
3 3.29573 0.0000
4 ∞ 0.0000
コーニック係数・非球面係数データ1
第2面
k=0.00000E+00,A4=-4.74793E-01,A6=9.97793E-01,A8=-1.62894E+00,
A10=0.00000E+00
第3面
k=-1.90063E+02,A4=6.11252E-01,A6=-2.04715E+00,A8=1.81598E+01,
A10=-2.83363E+01
光学系諸元データ1
波長 1.31μm
光源モード半径 2μm
光源NA 0.21
レンズ焦点距離f 1.5mm
r/f 0.53
d/f 0.87
設計結果データ1
軸上球面収差(NA=0.21) 1mλrms
戻り光結合効率η -53.2dB
Δη -10dB
Δηとは、出射開口からの出射光が反射するレンズの光学面が平面であると仮定して算出した戻り光結合効率を基準とした場合に、算出された本実施例の戻り光結合効率の比率を表す。
(実施例2)
以下に第2の実施例を説明する。上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態の全てに該当する実施の形態となっている。例えば、半導体レーザからの出射光が第1レンズの光学面で反射して光ファイバに戻る場合が想定できる。光学系諸元データ2に示した光学系諸元を前提とした。光の進行方向をZ方向とした場合に、半導体レーザの出射開口のモード半径はX方向が2μm、Y方向が3μmであるとする。なお、半導体レーザでは、X方向とY方向とで光の閉じ込め効果が異なるのでモード半径もX方向とY方向とで異なってくる。光源の波長は近赤外の1.06μmとする。このような場合に、コリメートレンズを設計し、近軸データ2とコーニック係数・非球面係数データ2に示す設計結果を得た。
近軸データ2
面番号 曲率半径r 軸上厚d 硝材 備考
1 ∞ 1.2000 光源
2 0.89588 1.2000 BK7 レンズ
3 -1.36725 0.0000
4 ∞ 6.6719 集光点位置
コーニック係数・非球面係数データ2
第2面
k=0.00000E+00,A4=-2.55945E-01,A6=1.56560E-01,A8=0.00000E+00,
A10=0.00000E+00
第3面
k=-5.40704E+00,A4=-2.47221E-02,A6=4.01418E-01,A8=9.21886E-02,
A10=0.00000E+00
光学系諸元データ2
波長 1.06μm
光源モード半径(X) 2μm
光源モード半径(Y) 3μm
光源NA 0.21
レンズ焦点距離f 1.3mm
r/f 0.69
d/f 0.92
設計結果データ2
軸上球面収差(NA=0.21) 0mλrms
戻り光結合効率η -44dB
Δη -7dB
設計結果データ2に示すように、設計したレンズの軸上球面収差は解消されている。曲率半径rは約0.9mmと正の値であり、焦点距離fは1.3mmと8mm以下であり、レンズの軸上厚は1.2mmである。指標r/fは0.69、指標d/fは0.92であり、条件式(1)と条件式(2)を満たし、戻り光結合効率が−44.0dBであるところを、Δηは−7dBと戻り光が出射開口に入射する結合効率を減少させる効果を確認できた。
(実施例3)
以下に第3の実施例を説明する。上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態の全てに該当する実施の形態となっている。光学系諸元データ3に示した光学系諸元を前提とした。光源の波長は光通信において用いられている1.31μm、光ファイバ出射開口のモード半径は10μmとする。例えば光ファイバからの出射光が第1レンズの光学面で反射して光ファイバに戻る場合が想定できる。このような場合に、球面のコリメートレンズを設計し、近軸データ3とコーニック係数・非球面係数データ3に示す設計結果を得た。
設計結果データ2に示すように、設計したレンズの軸上球面収差は1mλrmsと光通信のコリメートレンズとして実用上十分な値を得ている。曲率半径rは約2.5mmと正の値であり、焦点距離fは4.7mmと8mm以下であり、レンズの軸上厚は3.0mmである。指標r/fは0.53、指標d/fは0.63であり、条件式(1)と条件式(2)を満たしている。
近軸データ3
面番号 曲率半径r 軸上厚d 硝材 備考
1 ∞ 5.1478 光源
2 2.50000 3.0000 BAF5 レンズ
3 13.00000 0.0000
4 ∞ 0.0000
光学系諸元データ3
波長 1.31μm
光源モード半径 10μm
光源NA 0.04
レンズ焦点距離f 4.7mm
r/f 0.53
d/f 0.63
設計結果データ3
軸上球面収差(NA=0.04) 1mλrms
戻り光結合効率η -34.5dB
Δη -9.7dB
設計結果データ3に示すように、戻り光結合効率が−34.5dBであるところを、Δηは−9.7dBと戻り光が出射開口に入射する結合効率を減少させる効果を確認できた。
(実施例4)
以下に第4の実施例を説明する。上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態の全てに該当する実施の形態となっている。例えば、半導体レーザからの出射光が第1レンズの光学面で反射して光ファイバに戻る場合が想定できる。光学系諸元データ4に示した光学系諸元を前提とした。近軸データ4とコーニック係数・非球面係数データ4に示す設計結果を得た。設計したレンズの形状を図12に示す。
近軸データ4
面番号 曲率半径r 軸上厚d 硝材 備考
1 ∞ 0.5523 光源
2 1.00000 1.5000 BAL35 レンズ
3 -1.01762 0.0000
4 ∞ 0.0000
コーニック係数・非球面係数データ4
第2面
k=-5.69047E-01,A4=-7.50264E-01,A6=1.88681E+00,A8=0.00000E+00,
A10=0.00000E+00
第3面
k=-1.16292E+00,A4=-2.92320E-02,A6=7.63141E-02,A8=-1.47254E-01,
A10=4.25234E-01
光学系諸元データ4
波長 1.06μm
光源モード半径 1.5μm
光源NA 0.22
レンズ焦点距離 1.2mm
r/f 0.83
d/f 1.25
設計結果データ4
軸上球面収差(NA=0.21) 0mλrms
戻り光結合効率η -42.2dB
Δη -3.4dB
設計結果データ4に示すように、設計したレンズの軸上球面収差は解消されている。曲率半径rは約1.0mmと正の値であり、焦点距離fは1.2mmと8mm以下であり、レンズの軸上厚は1.5mmである。指標r/fは0.83、指標d/fは1.25であり、条件式(1)と条件式(2)を満たしている。戻り光結合効率が−42.2dBであるところを、Δηは−3.4dBと戻り光が出射開口に入射する結合効率を減少させる効果を確認できた。指標d/fについては、条件式(2)の上限値に近い値となっており、条件式(2)の上限値の有効性を確認することができた。
(実施例5)
以下に第5の実施例を説明する。上記の第1の実施の形態から第5の実施の形態の全てに該当する実施の形態となっている。例えば、半導体レーザからの出射光が第1レンズの光学面で反射して光ファイバに戻る場合が想定できる。光学系諸元データ5に示した光学系諸元を前提とした。近軸データ5とコーニック係数・非球面係数データ5に示す設計結果を得た。設計したレンズの形状を図13に示す。
近軸データ5
面番号 曲率半径r 軸上厚d 硝材 備考
1 ∞ 2.9526 光源
2 4.03290 1.5000 BAL35 レンズ
3 -3.50000 0.0000
4 ∞ 0.0000
コーニック係数・非球面係数データ5
第2面
k=3.37771E+00,A4=-4.18685E-02,A6=2.53548E-02,A8=-3.59249E-03,
A10=0.00000E+00
第3面
k=-1.86480E+01,A4=-5.92018E-02,A6=3.45907E-02,A8=-1.14758E-02,
A10=3.01092E-03
光学系諸元データ5
波長 1.06μm
光源モード半径 1.5μm
光源NA 0.22
レンズ焦点距離 3.5mm
r/f 1.15
d/f 0.43
設計結果データ5
軸上球面収差(NA=0.21) 10mλrms
戻り光結合効率η -57.7dB
Δη -4.8dB
設計結果データ5に示すように、設計したレンズの軸上球面収差は解消されている。曲率半径rは約4.0mmと正の値であり、焦点距離fは3.5mmと8mm以下であり、レンズの軸上厚は1.5mmである。指標r/fは1.15、指標d/fは0.43であり、条件式(1)と条件式(2)を満たしている。戻り光結合効率が−57.7dBであるところを、Δηは−4.8dBと戻り光が出射開口に入射する結合効率を減少させる効果を確認できた。指標d/fについては、条件式(2)の下限値に近い値となっており、条件式(2)の下限値の有効性を確認することができた。

Claims (7)

  1. レーザ光源と、前記レーザ光源からの出射光が入射する少なくとも一つのレンズを有し、前記レーザ光源の光軸と前記レンズの光軸が凡そ一致する光学モジュールであって、前記出射光が入射するレンズの中で、前記出射光が最初に入射するレンズ(以下第1レンズと称す)は光源側に凸面を向けた光学面を有することを特徴とする光学モジュール。
  2. 前記レーザ光源の出射開口と、前記第1レンズの前記レーザ光源側の光学面までの距離は8mm以下であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の光学モジュール。
  3. 前記第1レンズの光源側の光学面の近軸曲率半径をr、前記第1レンズの焦点距離をfとしたときに次の条件式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の光学モジュール。
    0.50<r/f<6.0 (1)
  4. 前記第1レンズの軸上厚をd、前記第1レンズの焦点距離をfとしたときに、次の条件式を満たすことを特徴とする請求の範囲第1項から第3項のいずれか一項に記載の光学モジュール。
    0.40<d/f<1.3 (2)
  5. 前記第1レンズはコリメートレンズであることを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  6. 前記第1レンズの光源側の光学面は球面であることを特徴とする請求の範囲第1項から第5項のいずれか一項に記載の光学モジュール。
  7. 請求の範囲第1項から第6項のいずれか一項に記載の前記光学モジュールと、
    前記光学モジュールから出射したレーザ光を結合させ、かつ出射させる導波構造と、
    を有することを特徴とする光学ユニット。
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