JPWO2009125590A1 - 携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法 Download PDF

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Abstract

利用者に手間をかけることなく、簡素な構成で、情報の選択を可能にすることができる情報配信システム。携帯端末装置(100)は、情報配信装置(200)との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側通信部(101)を備え、制御部(102)は、端末側通信部(101)による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、端末側通信部(101)による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置(200)に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。一方、情報配信装置(200)の操作認識部(202)は、端末側通信部(201)により受信された通信内容から利用者の操作を認識する。情報選択部(203)は、その認識結果に基づいて、情報読出部(204)が情報蓄積部205から読み出す配信情報を選択し、端末側通信部(201)は、選択された配信情報を携帯端末装置100に送信する。

Description

本発明は、無線技術を用いて情報の配信を行う携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法に関する。
近年、携帯電話端末などの移動体通信端末において、音声通信などの通信機能の他に、様々な無線機能(例えば、赤外線通信やFeliCa(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ワンセグなど)を同時に搭載することにより、多機能化が進んでいる。
また、キャリア以外のローカルネットワークにアクセスできるシステムとしてWLAN(Wireless Local Area Network)やBluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)などが使用される。WLANは、WLAN機能を持つ携帯ノート型パソコン、及び、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯情報端末に幅広く用いられている。より低い消費電力が要求される携帯電話機では、上記したBluetooth(登録商標)やUWBなどの小電力近距離双方向無線通信方式が注目されている。
従来、赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの近距離無線インターフェースは、主に、携帯端末と周辺機器間の通信などに使用されていた。しかし、近年、クーポン券や店舗情報などの、近距離無線インターフェースを通じての配信が活発化しており、また、通信速度も向上してきている。
特許文献1には、近距離無線インターフェースを活用し、情報の配信を受ける広告情報提供システムが記載されている。
図1は、特許文献1に記載の情報発信装置の動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、ステップS1では、情報発信装置の受信部は、携帯機器からのアクセス要求信号を受信する。
ステップS2では、情報発信装置の情報処理部は、情報アクセスの発生を判定し、情報アクセスが発生した場合は、ステップS3に進み、情報アクセスが発生しなかった場合は本フローを終了する。
ステップS3では、上記情報処理部は、クロック回路及びセンサからの出力情報に基づいて、現時点での日付、時刻及び温度の各情報を取得する。
ステップS4では、上記情報処理部は、上記ステップS3で取得した日時情報及び温度情報に基づいて、送信情報(広告を識別するためのコード情報)を選択する。
ステップS5では、情報発信装置の送信部は、上記ステップS4で選択した広告情報を発信する。
これにより、利用者は、上記情報発信装置に携帯機器を近づけるだけで送信情報を得ることが可能であり、また、日付、時刻及び温度に基づいた情報を得ることができる。
特開2002−72942号公報
しかしながら、このような従来の近距離無線インターフェースにより情報の配信を受ける携帯端末装置にあっては、利用状況によって異なる情報を提供してはもらえるものの、利用者には配信される情報の選択の余地はなく、利用者が求める多様な情報を選択することができない。
これに対して、利用者にメニューを提供することにより、情報を選択させるということが考えられる。しかし、例えば、携帯端末装置にメニューを表示し、利用者に選択させる方法を採る場合には、以下の不具合がある。一般に、携帯機器は、持ち歩くのに都合よく作られている半面、操作性が制限される場合が多い。屋外で行動中にちょっとした操作だけで情報を得たいと思っている利用者にとってみれば、操作性が制限される携帯機器において所定の操作をするのは不便である。また、メニュー表示用の専用の入出力装置を設ければ操作性は向上するものの、この入出力装置が必要となりコストが高くなるばかりか、小さい筐体にこのような入出力装置を設置するスペースを確保することが難しい。
本発明の目的は、利用者に手間をかけることなく、簡素な構成で、情報の選択を可能にすることができる情報配信装置、携帯端末、情報配信システム及び情報配信方法を提供することである。
本発明の携帯端末装置は、情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、を備える構成を採る。
本発明の携帯端末装置は、情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を認識し、認識した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する操作認識手段と、直近の前記情報配信装置からの情報の取得時間を記録する直近取得時間履歴記録手段と、直近の前記情報配信装置との通信間隔を算出する通信間隔算出手段と、直近の前記情報配信装置と通信を開始した開始時間を記録する直近開始時間履歴記録手段と、直近の前記情報配信装置との通信の継続時間を算出する継続時間算出手段と、を備え、前記操作認識手段は、前記情報の取得時間、前記通信間隔、前記通信の開始時間及び前記継続時間に基づいて、利用者の操作を認識する、構成を採る。
本発明の情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記携帯端末装置からの要求に従って、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信システムは、携帯端末装置と、前記携帯端末装置からの要求に対して情報を配信する情報配信装置とを備える情報配信システムであって、前記携帯端末装置は、前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側近距離無線通信手段と、前記端末側近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記端末側近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記端末側近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、を備え、前記情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う配信側近距離無線通信手段と、前記配信側近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記配信側近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信方法は、携帯端末装置の要求に対して情報配信装置から情報を配信する情報配信方法であって、前記携帯端末装置側では、前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、前記近距離無線通信により受信した情報を表示するステップと、前記近距離無線通信による通信感度に基づいて利用者の操作を判定するステップと、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御するステップと、を有し、前記情報配信装置側では、配信情報を蓄積するステップと、前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、前記近距離無線通信により受信した通信内容から利用者の操作を認識するステップと、前記認識結果に基づいて、蓄積された配信情報を選択するステップと、選択した配信情報を前記携帯端末装置に送信するステップと、を有するようにした。
本発明によれば、利用者が行いやすい動作を、携帯端末装置又は情報提供装置において操作として認識することにより、近距離無線を用いた情報配信において利用者による情報の閲覧及び選択が容易になるという効果がある。例えば、利用者のかざす/離す/かざし続けるといった操作から、どのような処理を要求しているかを認識することができ、情報概要の閲覧と取得したい情報の選択とを容易に行うことができる。したがって、利用者に手間をかけることなく、かつ、情報配信装置は安価な構成で、情報の選択を可能にすることができる。
従来の情報発信装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近情報配信履歴記録部に記録された直近情報配信履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近取得時間履歴記録部に記録された直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近開始時間履歴記録部に記録された直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の端末側直近取得時間履歴記録部に記録された端末側直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の端末側直近開始時間履歴記録部に記録された端末側直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、携帯端末装置として、近距離無線通信機能を搭載する携帯電話機を用いた例である。
図2において、情報配信システムは、近距離無線通信機能を備える携帯端末装置100と、近距離無線通信機能により携帯端末装置100に情報を配信する情報配信装置200とから構成される。
携帯端末装置100は、端末側通信部101、制御部102、表示部103及び記憶部104を備えて構成される。
情報配信装置200は、配信側通信部201、操作認識部202、情報選択部203、情報読出部204、情報蓄積部205、直近情報配信履歴記録部206、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を備えて構成される。操作認識部202、情報選択部203、情報読出部204、通信間隔算出部207及び継続時間算出部209は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、CPUは、制御プログラムや固定データなどを記憶するROM(Read-Only Memory)や、CPUの作業用記憶領域であるRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリ(いずれも図示略)を使用して、装置全体の制御を行うとともに、後述する図6の処理を実行する。
携帯端末装置100には、1)携帯電話機/PHS(Personal Handy-Phone System)、2)携帯情報端末(以下、PDA(Personal Digital Assistants)という)などの携帯端末、3)ノート型パソコン、さらには、4)携帯ゲーム機、なども含まれる。携帯端末装置100を携帯電話機に適用した場合、携帯電話機としての本来の機能部、例えば、基地局とキャリア通信を行うためのアンテナや無線通信部などは図示を省略している。
端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201との間で指向性を有する近距離無線通信を行う。具体的には、端末側通信部101は、無線通信として、赤外線及びミリ波UWBといった指向性のあるものや、比較的狭い範囲に通信範囲を限定できる非接触通信などを用いる。非接触通信としては、例えば、IrDA(Infrared Data Association)及びFeliCa(登録商標)ICがある。Bluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などの小電力近距離双方向無線通信方式は、情報配信装置200との間で極端な指向性を持たないため、本実施の形態の近距離無線通信機能には適さない。すなわち、本実施の形態の近距離無線通信機能は、利用者が携帯端末装置100をかざす/離すなどの動作により通信感度が変化することを利用し、制御部102がこの通信感度に基づいて利用者の操作を判定することを特徴とする。一般に、携帯端末装置100に搭載されるBluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などは、様々な通信環境において通信が途切れないように指向性を持たない構成となっている。但し、本モード利用時に、アンテナの切替えや適当な遮蔽対応などを採ることにより指向性を持たせることは可能であり、この場合は、Bluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などを用いることができる。
制御部102は、CPUなどにより構成され、CPUは、制御プログラムや固定データなどを記憶するROMや、CPUの作業用記憶領域であるRAMなどの半導体メモリ(いずれも図示略)を使用して、装置全体の制御を行うとともに、後述する図6の処理を実行する。
制御部102は、端末側通信部101による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。
表示部103は、ドットマトリクス構成のカラー表示可能なLCDディスプレイや、EL(Electro Luminescence)、白色LEDバックライト、各ドライバなどで構成され、端末側通信部101により受信した情報をカラー表示する。
記憶部104は、半導体メモリやハードディスクなどからなり、端末側通信部101により受信した情報を記憶する。
ここで、携帯端末装置100を構成する各部分は、いわゆる携帯電話機を構成するデバイスと共有可能であり、携帯端末装置100を携帯電話機/PHS又はPDAなどの携帯情報端末の一形態として実現することも可能である。また、携帯端末装置100が、携帯電話機などの携帯端末に組み込まれた形態をとる場合には、制御部102は、システムCPUの資源を利用して本情報取得処理を実行する。また、記憶部104は、例えば、電源バックアップにより書き込まれた情報を保持するSRAM(Static RAM)カードや電源バックアップが不要なフラッシュメモリなどからなるSDカード又はコンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)であってもよい。
一方、情報配信装置200は、様々な場所に設置された、いわば近距離無線通信のためのアクセスポイント/ホットスポットであり、制御部をパソコンのCPUとメモリを用いるソフトウェアプログラムにより実現することも可能である。また、情報配信装置200は、商用のコンテンツ情報を配信するサーバであってもよい。
情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100の端末側通信部101との間で近距離無線通信を行う。配信側通信部201は、情報配信装置200の端末側通信部101と同様に、赤外線及びミリ波UWBといった指向性のあるものや、比較的狭い範囲に通信範囲を限定できる非接触通信などを用いる。配信側通信部201は、情報読出部204から受けとった情報を送信し、また、携帯端末装置100から受信した情報を操作認識部202に渡す。
操作認識部202は、配信側通信部201、通信間隔算出部207及び継続時間算出部209から受けとるデータに基づいて、利用者の操作の認識を行う。利用者の操作の認識とは、情報配信装置200に対して、利用者が携帯端末装置100をかざす/離すなどの動作により通信感度を変化させ、配信側通信部201による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を指示する操作を認識することをいう。
情報選択部203は、操作認識部202の結果と、直近情報配信履歴記録部206に記録された直近情報配信履歴とに基づいて、送信する情報を選択する。
情報読出部204は、情報選択部203の指定により、情報蓄積部205に蓄積された情報を読み出す。
情報蓄積部205は、各情報について情報概要と当該情報とを関連づけて蓄積しており、そのペアには情報IDが割り当てられている。ここで、「各情報」とは、ちらしや映像、配信する情報、コンテンツなどの各種情報を指す。また、「情報概要」とは、対応する情報の概要、又は、情報を選択する判断に使うための概要である。例えば、各情報が「ちらし」であれば、情報概要はその「見出し」である。また、各情報が「映像」であれば、情報概要はそのダイジェストの静止画である。
直近情報配信履歴記録部206は、携帯端末装置100に対して最後に送信した情報を直近情報配信履歴として記録する。
通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208の直近情報配信履歴を用いて、通信間隔を算出する。
直近取得時間履歴記録部208は、携帯端末装置100に対して情報概要を最後に送信した時間を直近取得時間履歴として記録する。
継続時間算出部209は、直近開始時間履歴記録部210の直近開始時間履歴を用いて、通信を継続している時間を算出する。
直近開始時間履歴記録部210は、携帯端末装置100に対して最後に通信を開始した時間を直近開始時間履歴として記録する。
図3は、直近情報配信履歴記録部206に記録された直近情報配信履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図3において、直近情報配信履歴206Aは、端末IDと情報IDの組から構成されるテーブルデータであり、端末IDが示す携帯端末装置に対して、最後に送信した情報概要の情報IDを記録したものである。例えば、図3の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置に対して最後に送信した情報概要の情報IDが「12」であることを示している。各情報と情報概要のペアには、上記の情報IDが割り当てられており、各情報のうち「ちらし」が「12」で、「映像」が「13」であるとすると、図3の最初の行は、最後に送ったのが「ちらし」であることを表している。
図4は、直近取得時間履歴記録部208に記録された直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図4において、直近取得時間履歴208Aは、端末IDとその端末IDに対応する携帯端末装置が最後に情報概要を取得した時間とを記録したものである。例えば、図4の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置が最後に情報概要を取得した時間が、「2008/12/31 10:00:04」であることを示している。
図5は、直近開始時間履歴記録部210に記録された直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図5において、直近開始時間履歴210Aは、端末IDとその端末IDに対応する携帯端末装置が最後に通信を開始した時間とを記録したものである。例えば、図5の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置が最後に通信を開始した時間が、「2008/12/31 9:59:59」であることを示している。
以下、上述のように構成された携帯端末装置100及び情報配信装置200の動作を説明する。
図6は、携帯端末装置100及び情報配信装置200の動作を示すフローチャートである。図中、符号「S101〜S106」は、携帯端末装置100側の動作を示し、符号「S201〜S211」は、情報配信装置200側の動作を示す。また、番号「151〜155」は、携帯端末装置100と情報配信装置200間の信号の送受信を示している。図6のフローチャートは、携帯端末装置100の制御部102及び情報配信装置200の図示しないCPUなどからなる制御部により実行される。
まず、利用者が携帯端末装置100を情報配信装置200に近づけ、通信を開始すると、情報の取得が始まる。
ステップS101では、携帯端末装置100は、情報配信装置200に対して情報概要を要求する。具体的には、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201に対して近距離無線通信により情報概要を要求する(番号151参照)。
情報配信装置200は、どの携帯端末とも通信していないときは、要求待ち状態にある(ステップS201)。
ステップS101で携帯端末装置100が情報概要の要求を送信すると、ステップS202で、情報配信装置200は、情報概要の要求を受信し、直近開始時間履歴記録部210を更新する。具体的には、情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100の端末側通信部101からの情報概要要求を受信する。そして、直近開始時間履歴記録部210は、配信側通信部201が近距離無線通信により情報概要要求を受信した時間(つまり、携帯端末装置100が最後に通信を開始した時間)に基づいて、直近開始時間履歴210Aを更新する。
ステップS203では、情報配信装置200の通信間隔算出部207は、携帯端末装置100が直近に情報概要を得ているか否かを判定する。具体的には、通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208の直近取得時間履歴と現在時刻とから通信間隔を算出し、この通信間隔を閾値と比較して、通信間隔が閾値以上であれば、情報概要の取得が直近ではないと判定する。この閾値はあらかじめ固定されていてもよいし、状況に応じて変化させてもよい。また、通信間隔算出部207は、履歴が存在していない場合、直近に情報概要を得たことはなかったものと判定する。例えば、図4において、端末IDが「E」である端末が、通信を開始し、通信間隔を算出する時の時刻が「2008/12/31 14:00:15」であったとすると、通信間隔は10秒である。閾値が30秒であった場合、通信間隔算出部207は、携帯端末装置100が直近に情報概要を得ていたと判定する。
上記ステップS203で直近に情報概要を送信していると判定されると、ステップS204で、操作認識部202は、次の情報概要が要求されたものと認識し、直近に配信した情報概要の次の情報概要を選択するとともに、直近情報配信履歴記録部206を更新する。次の情報概要の選択は、例えば、情報IDを1だけ増やすことで選択できる。情報IDが削除などで連番にならない場合は、次に存在しているものを探す。現在存在している情報IDの最大値を超えた場合には最初に戻る。
上記ステップS203で直近に情報概要を送信していないと判定されると、ステップS205で、情報選択部203は、送信する情報概要として最初の情報概要を選択し、直近情報配信履歴記録部206を更新する。
ステップS206では、情報配信装置200は、上記ステップS204又はS205で選択した情報概要を携帯端末装置100に送信する(番号152参照)。具体的には、情報読出部204は、選択された情報概要を読み出し、配信側通信部201は、情報読出部204が読み出した情報概要を携帯端末装置100に送信するとともに、通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208を更新する。
ステップS102では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200から近距離無線通信により送信された情報概要を受信する。
ステップS103では、表示部103は、上記ステップS102で受信した情報概要を表示する。
以上のフロー実行中に、利用者が適当な動作(アクション)を行うことにより、情報概要取得について異なる経過を選択することができ、利用者にとって所望の結果を得ることができる。
ここで、本実施の形態において「アクション」とは、利用者の様々な行動を総称しており、典型的には、利用者が携帯端末装置100を振るなどの「ジェスチャ」を意味する。また、利用者のアクション(ジェスチャ)は、情報配信装置200の端末側通信部101と情報配信装置200の配信側通信部201とが、近距離通信で、かつ指向性を持つことを利用している。すなわち、本実施の形態では、端末側通信部101と配信側通信部201間で通信が確立した後、利用者が、近距離又は指向性を保持する/保持しないようなアクション(ジェスチャ)を行うことにより、利用者のアクション(ジェスチャ)を、情報概要の取得や選択、終了、継続などに反映させる。これは、センサ自体が不要であることによるコスト低減、並びに、既存のシステムの変更がないことによるコスト低減及び導入(実施)の容易性の点で優れている。なお、利用者のアクション(ジェスチャ)は、携帯端末装置100の内部に加速度センサや位置センサなどのセンサを設置し、このセンサにより検出してもよい。
(1)利用者が、受信した情報概要に興味を示さず、その他の情報概要を受けとる意志もない場合は、情報概要の取得不要のためのアクションをとり(例えば、その場を立ち去る、又は無視して携帯端末装置100が有する他の機能を実行するなど)、情報取得は、終了する。
(2)利用者が、受信した情報概要に興味を示さなかったが、その他の情報概要を受けとる意志がある場合は、情報概要の取得のためのアクションをとる。例えば、利用者は、一度携帯端末装置100を情報配信装置200から離して情報取得を終了し、通信を切断し(ステップS104のNO)、もう一度携帯端末装置100を情報配信装置200にかざして通信を再度開始する。このように、利用者は、携帯端末装置100を離してかざしなおすだけで、情報概要を次々と見ていくことができる。
(3)利用者が、表示部103に表示された情報概要に興味を示した場合は、そのまま携帯端末装置100を情報配信装置200にかざし続けることにより、通信を継続する(ステップS104のYES)。
ステップS105では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200に通信継続通知を送信する(番号153参照)。
ステップS106では、端末側通信部101は、情報配信装置200から情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果として、情報を受信した場合は、情報取得を終了し、情報を受信しなかった場合は、上記ステップS104に戻る。
上記ステップS105の通信継続通知の送信は、所定間隔で実行される。この間隔は、情報配信装置200との間であらかじめ取り決められた値である。
一方、情報配信装置200は、上記ステップS206で選択した情報概要を携帯端末装置100に送信すると(番号152参照)、ステップS207で、通信継続の判定を行う。この判定の結果として、通信継続でない場合は、上記ステップS201に戻って、要求待ちとなり、通信継続の場合は、ステップS208に進む。
ステップS208では、情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100からの通信継続通知を受信する。この通信継続通知は、上記ステップS105で携帯端末装置100が情報配信装置200に送信(番号153参照)した信号である。
上述したように、上記ステップS105の通信継続通知の送信は、所定間隔で実行される。この間隔は、情報配信装置200との間であらかじめ取り決められている。情報配信装置200は、この間隔を過ぎても通信継続通知を受けとらなかった場合には、通信が継続されなかったと判定する(ステップS207のNO)。
上記ステップS105で携帯端末装置100が通信継続通知を送信すると、上記ステップS208で、情報配信装置200は、通信継続通知を受信する。
ステップS209では、情報配信装置200の継続時間算出部209は、通信を継続している時間を算出し、算出した通信継続時間が一定時間以上か否かを判定する。継続時間算出部209は、通信継続時間の算出には、直近開始時間履歴記録部210に記録された直近開始時間履歴を用いる。通信継続時間の閾値は、あらかじめ固定されている値でもよいし、情報概要ごとに定められた値を用いてもよい。
通信継続時間が一定時間以上でない場合には、ステップS210で配信側通信部201は、通信継続了解を携帯端末装置100に送信し(番号154参照)、上記ステップS207に戻って、通信継続の判定を続ける。
上記ステップS209で継続時間算出部209が一定時間以上の通信の継続を確認した場合は、ステップS211に進む。
ステップS211では、操作認識部202は、直前に送信した情報概要に対応する情報の送信が要求されたものと認識し、情報選択部203は、直近に配信した情報概要に対応する情報を選択する。さらに、情報読出部204は、情報選択部203により選択された情報を読み出し、配信側通信部201は、情報読出部204が読み出した情報を携帯端末装置100に送信する(番号155参照)。そして、情報配信装置200は、上記ステップS201の要求待ちに戻る。
ステップS106では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200から情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果として、情報を受信した場合は、情報取得を終了し、情報を受信しなかった場合は、上記ステップS104に戻る。すなわち、携帯端末装置100は、情報配信装置200から、直近に配信した情報概要に対応する情報に基づいて選択された情報を受けとると、情報取得を終了することになる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、携帯端末装置100は、情報配信装置200との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側通信部101を備え、制御部102は、端末側通信部101による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。一方、情報配信装置200は、携帯端末装置100との間で指向性を有する近距離無線通信を行う配信側通信部201を備え、操作認識部202は、配信側通信部201により受信した通信内容から利用者の操作を認識する。そして、情報選択部203は、その認識結果に基づいて、情報読出部204が情報蓄積部205から読み出す配信情報を選択し、配信側通信部201は、選択されて読み出された配信情報を携帯端末装置100に送信する。
これにより、利用者は、携帯端末装置100を、情報配信装置200にかざす/離すなどの操作だけで、所望の情報概要を閲覧することができる。さらに、利用者は、携帯端末装置100を情報配信装置200にかざし続けることにより、表示された情報概要に対応する情報を継続して取得することができる。また、利用者は、表示された情報概要が不要の場合は、手に持つ携帯端末装置100をねじる(手首を返す)などの動作により、情報配信装置200から、情報配信装置200が用意している次の情報概要を取得することができる。同様に、利用者は、情報配信の享受を停止又は中断したいときは、携帯端末装置100を情報配信装置200から遠く離す動作を行えばよい。
また、本実施の形態では、利用者が、情報配信装置200の前に立ち、情報概要を閲覧して、情報を得るまでの間、情報配信装置200が、携帯端末装置100を識別できればよく、その後、情報配信装置200は、その携帯端末装置100を忘れてもよい。このため、端末IDは一時的なものでもよく、端末IDをその都度、発行するようにすれば、端末IDによって、端末を特定されたくない利用者も安心して利用することが可能になる。
また、各履歴はすべての端末について全部取っておく必要はなく、情報を取得した後や、一定時間以上経過した後などに削除してもよい。情報配信装置200にとっては、履歴を保存しておく負担や、多くの履歴から必要な情報を探す負担などが減り、利用者にとっては、履歴がいつまでも残ってしまうことを心配しなくてよくなる。
また、利用者の操作の認識方法は、上述したものに限らず、他の方法により操作を認識するようにしてもよい。例えば、通信間隔の判定を直近かそうでないかだけでなく、「非常に短い」、「短い」、「長い」などの多段階にして、かざして離すを、例えば、二回連続「短い」間隔で行ったときには、異なる操作として認識し、処理を変えることも可能である。
また、近距離無線通信用のアンテナを複数備えることにより、左→右、上→下といった動作を認識できるようにしてもよい。この方法により、次の情報概要ではなく前の情報概要に戻ったり、ジャンルごと飛ばすといった操作が可能になる。
また、別途近接センサや距離センサなどを備えて、距離の短さや近づいたことなどを検知することにより、情報閲覧を行うようにしてもよい。この場合、長めにかざしたことを検知してから無線の電力を供給することにより、消費電力を抑えた情報提供システムを構築することができる。
(実施の形態2)
通信感度は、結局、通信が可能か又は圏外のため不可能かという情報になる。実施の形態1では、ユーザの操作は情報配信装置200が判定している。携帯端末装置100は、繋がったら情報概要要求を出し、その後も繋がっていたら継続要求を出すことになる。
実施の形態2では、ユーザの操作は携帯端末装置が判定し、情報配信装置に処理を要求する。実施の形態2の携帯端末装置は、繋がったら前の通信との通信間隔も計算し、また、繋がり続けている継続時間も算出する。実施の形態2は、実施の形態1の上記判定の部分が、情報配信装置から携帯端末装置に移った態様となる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図である。図7において、図2と同一構成部分には、同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、情報配信システムは、近距離無線通信機能を備える携帯端末装置300と、近距離無線通信機能により携帯端末装置300に情報を配信する情報配信装置400とから構成される。
携帯端末装置300は、端末側通信部101、表示部103、記憶部104、端末側操作認識部301、端末側通信間隔算出部302、端末側直近取得時間履歴記録部303、端末側継続時間算出部304及び端末側直近開始時間履歴記録部305を備えて構成される。
情報配信装置400は、配信側通信部201、情報選択部203、情報読出部204、情報蓄積部205及び直近情報配信履歴記録部206を備えて構成される。
携帯端末装置300は、図2の携帯端末装置100に、さらに端末側操作認識部301、端末側通信間隔算出部302、端末側直近取得時間履歴記録部303、端末側継続時間算出部304及び端末側直近開始時間履歴記録部305が付加された構成である。また、情報配信装置400は、図2の情報配信装置200から、操作認識部202、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を取り去った構成である。
端末側操作認識部301は、端末側通信部101、端末側通信間隔算出部302及び端末側継続時間算出部304から受けとるデータに基づいて、利用者の操作の認識を行う。
端末側通信間隔算出部302は、端末側直近取得時間履歴記録部303の端末側直近情報配信履歴を用いて、通信間隔を算出する。
端末側直近取得時間履歴記録部303は、情報配信装置400から最後に情報概要を受信した時間を端末側直近取得時間履歴として記録する。
端末側継続時間算出部304は、端末側直近開始時間履歴記録部305の端末側直近開始時間履歴を用いて、通信を継続している時間を算出する。
端末側直近開始時間履歴記録部305は、情報配信装置400に対して最後に通信を開始した時間を端末側直近開始時間履歴として記録する。
図8は、端末側直近取得時間履歴記録部303に記録された端末側直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図8において、端末側直近取得時間履歴303Aは、装置IDとその装置IDに対応する情報配信装置から最後に情報概要を取得した時間とを記録する。例えば、図8の最初の行は、装置IDが「a」である情報配信装置から最後に情報概要を取得した時間が、「2008/12/31 10:00:04」であることを示している。
図9は、端末側直近開始時間履歴記録部305に記録された端末側直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図9において、端末側直近開始時間履歴305Aは、装置IDとその装置IDに対応する情報配信装置と最後に通信を開始した時間とを記録する。例えば、図9の最初の行は、装置IDが「a」である情報配信装置と最後に通信を開始した時間が、「2008/12/31 9:59:59」であることを示している。
以下、上述のように構成された携帯端末装置300及び情報配信装置400の動作を説明する。
図10は、携帯端末装置300及び情報配信装置400の動作を示すフローチャートである。図中、符号「S301〜S309」は、携帯端末装置300側の動作を示し、符号「S401〜S408」は、情報配信装置400側の動作を示す。また、番号「351〜355」は、携帯端末装置300と情報配信装置400間の信号の送受信を示している。図10のフローチャートは、携帯端末装置300及び情報配信装置400の、図示しないCPUなどからなる制御部により実行される。
まず、利用者が携帯端末装置300を情報配信装置400に近づけ、通信を開始すると、情報の取得が始まる。
ステップS301では、携帯端末装置300は、直近に情報概要を得ているか否かを判定する。具体的な例は、実施の形態1と同様である。
上記ステップS301の判定の結果として、直近に情報概要を得ている場合は、ステップS302で、携帯端末装置300は、次の情報概要を要求し、また、直近に情報概要を得ていない場合は、ステップS303で、携帯端末装置300は、単に情報概要を要求する。ここで「単に」とは、「次の」という指定がなく、いわば「最初の」という意味である。具体的には、携帯端末装置300の端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201に対して近距離無線通信により情報概要を要求する(番号351、352参照)。
情報配信装置200は、どの携帯端末とも通信していないときは、要求待ち状態にある(ステップS401)。
携帯端末装置300が要求を送信すると、ステップS402で、情報配信装置400は、情報概要の要求を受信する。この要求の受信には、携帯端末装置300からの、情報概要の要求(番号351参照)と、次の情報概要の要求(番号352参照)と、通信圏内で一定時間経過後の情報の要求(番号354参照)とがある。
ステップS403では、情報配信装置400は、情報の要求か否かを判定する。
上記ステップS403の判定の結果として、情報の要求でない場合は、ステップS404に進み、情報の要求の場合は、ステップS408に進む。最初は、情報の要求ではなく、情報概要の要求であるので、ステップS404に進むことになる。
ステップS404では、情報配信装置400は、携帯端末装置300が次の情報概要を要求しているか否かを判定する。
上記ステップS404の判定の結果として、携帯端末装置300が次の情報概要を要求している場合は、ステップS405で、情報配信装置400は、直近に配信した次の情報概要を選択して、ステップS407に進む。また、上記ステップS404の判定の結果として、携帯端末装置300が次の情報概要を要求していない場合は、ステップS406で、情報配信装置400は、最初の情報概要を選択して、ステップS407に進む。
ステップS407では、情報配信装置400は、上記ステップS405で選択された直近に配信した次の情報概要、又は、上記ステップS406で選択された最初の情報概要の、いずれか選択された情報概要を携帯端末装置300に送信して(番号353参照)、上記ステップS401に戻る。
上記ステップS403の判定の結果として、情報の要求の場合は、ステップS408で、情報配信装置400は、直前に送信した情報概要に対応する情報を送信(番号355参照)して、上記ステップS401に戻る。
一方、携帯端末装置300は、以下の処理を継続する。
ステップS304では、携帯端末装置300は、情報概要を受信する。
ステップS305では、携帯端末装置300は、上記ステップS304で受信した情報概要を表示する。
ステップS306では、携帯端末装置300は、通信圏内か否かを判定し、通信圏外である場合は情報取得を終了する。また、通信圏内である場合は、ステップS307で、携帯端末装置300は、通信継続時間が一定時間以上か否かを判定する。
上記ステップS306の判定の結果として、通信継続時間が一定時間を経過していない場合は、携帯端末装置300は、上記ステップS306に戻って、通信圏内の判定を続ける。
また、上記ステップS306の判定の結果として、通信継続時間が一定時間を経過した場合は、ステップS308で、携帯端末装置300は、情報配信装置400に対して情報を要求する(番号354参照)。
ステップS309では、携帯端末装置300は、情報配信装置400から情報を受信(番号355参照)して、本情報取得処理を終了する。
このように、本実施の形態では、携帯端末装置300は、さらに、直近の情報配信装置400からの情報の取得時間を記録する端末側直近取得時間履歴記録部303と、直近の情報配信装置400との通信間隔を算出する端末側通信間隔算出部302と、直近の情報配信装置400と通信を開始した開始時間を記録する端末側直近取得時間履歴記録部303と、直近の情報配信装置400との通信の継続時間を算出する端末側継続時間算出部304とを備え、端末側操作認識部301は、情報の取得時間、通信間隔、並びに通信の開始時間及び継続時間に基づいてユーザの操作を認識し、認識したユーザの操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置400に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。
これにより、実施の形態1と同様に、利用者は、携帯端末装置300を、情報配信装置400にかざす/離すなどの操作だけで、所望の情報概要を閲覧することができる。また、利用者は、携帯端末装置300を情報配信装置400にかざし続けることにより、表示された情報概要に対応する情報を継続して取得することができる。
また、本実施の形態では、情報配信装置400は、図2の情報配信装置200から、操作認識部202、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を取り去った構成であるため、情報配信装置400は、汎用のシステムにより構成することができる。このため、あらゆる端末に対して情報を提供することが可能になる。すなわち、本情報配信システムは、端末の種別やバージョンなどに依存することなく、該当する端末に情報を配信することが可能になる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記各実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話機を用いた例について説明しているが、携帯電話機に限らず、PDAなどの携帯情報端末や、近距離無線通信機能を搭載するポータブル音響・映像機器、ポータブルゲーム機、パーソナルコンピュータ、これらを融合した装置などに適用可能である。
また、本実施の形態では、携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、装置については携帯端末など、方法については情報表示方法などであってもよいことは勿論である。
さらに、上記携帯端末装置及び情報配信装置を構成する各回路部(例えば、記憶部など)の種類や数、接続方法などは、前述した実施の形態に限られない。
また、以上説明した携帯端末装置及び情報配信装置は、電子回路のほか、この携帯端末装置及び情報配信装置を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
2008年4月8日出願の特願2008−100596の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法は、近距離無線を用いて、例えば、店頭などに情報配信装置を置いて情報配信を行う際に、利用者が、自分の端末を近づけたり離したりかざし続けたりといった操作により、外出先で荷物を持っていたりする場合などでも容易に情報概要の閲覧及び情報の取得を行うことができ、情報配信の方法として有用である。また、近距離無線通信機能付き携帯電話機などの携帯端末装置、及び携帯用電子機器の用途に有用である。また、制御プログラムとして携帯電話機などの電子機器に組み込むことも可能である。
100、300 携帯端末装置
101 端末側通信部
102 制御部
103 表示部
104 記憶部
200、400 情報配信装置
201 配信側通信部
202 操作認識部
203 情報選択部
204 情報読出部
205 情報蓄積部
206 直近情報配信履歴記録部
207 通信間隔算出部
208 直近取得時間履歴記録部
209 継続時間算出部
210 直近開始時間履歴記録部
301 端末側操作認識部
302 端末側通信間隔算出部
303 端末側直近取得時間履歴記録部
304 端末側継続時間算出部
305 端末側直近開始時間履歴記録部
本発明は、無線技術を用いて情報の配信を行う携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法に関する。
近年、携帯電話端末などの移動体通信端末において、音声通信などの通信機能の他に、様々な無線機能(例えば、赤外線通信やFeliCa(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ワンセグなど)を同時に搭載することにより、多機能化が進んでいる。
また、キャリア以外のローカルネットワークにアクセスできるシステムとしてWLAN(Wireless Local Area Network)やBluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)などが使用される。WLANは、WLAN機能を持つ携帯ノート型パソコン、及び、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯情報端末に幅広く用いられている。より低い消費電力が要求される携帯電話機では、上記したBluetooth(登録商標)やUWBなどの小電力近距離双方向無線通信方式が注目されている。
従来、赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの近距離無線インターフェースは、主に、携帯端末と周辺機器間の通信などに使用されていた。しかし、近年、クーポン券や店舗情報などの、近距離無線インターフェースを通じての配信が活発化しており、また、通信速度も向上してきている。
特許文献1には、近距離無線インターフェースを活用し、情報の配信を受ける広告情報提供システムが記載されている。
図1は、特許文献1に記載の情報発信装置の動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、ステップS1では、情報発信装置の受信部は、携帯機器からのアクセス要求信号を受信する。
ステップS2では、情報発信装置の情報処理部は、情報アクセスの発生を判定し、情報アクセスが発生した場合は、ステップS3に進み、情報アクセスが発生しなかった場合は本フローを終了する。
ステップS3では、上記情報処理部は、クロック回路及びセンサからの出力情報に基づいて、現時点での日付、時刻及び温度の各情報を取得する。
ステップS4では、上記情報処理部は、上記ステップS3で取得した日時情報及び温度情報に基づいて、送信情報(広告を識別するためのコード情報)を選択する。
ステップS5では、情報発信装置の送信部は、上記ステップS4で選択した広告情報を発信する。
これにより、利用者は、上記情報発信装置に携帯機器を近づけるだけで送信情報を得ることが可能であり、また、日付、時刻及び温度に基づいた情報を得ることができる。
特開2002−72942号公報
しかしながら、このような従来の近距離無線インターフェースにより情報の配信を受ける携帯端末装置にあっては、利用状況によって異なる情報を提供してはもらえるものの、利用者には配信される情報の選択の余地はなく、利用者が求める多様な情報を選択することができない。
これに対して、利用者にメニューを提供することにより、情報を選択させるということが考えられる。しかし、例えば、携帯端末装置にメニューを表示し、利用者に選択させる方法を採る場合には、以下の不具合がある。一般に、携帯機器は、持ち歩くのに都合よく作られている半面、操作性が制限される場合が多い。屋外で行動中にちょっとした操作だけで情報を得たいと思っている利用者にとってみれば、操作性が制限される携帯機器において所定の操作をするのは不便である。また、メニュー表示用の専用の入出力装置を設ければ操作性は向上するものの、この入出力装置が必要となりコストが高くなるばかりか、小さい筐体にこのような入出力装置を設置するスペースを確保することが難しい。
本発明の目的は、利用者に手間をかけることなく、簡素な構成で、情報の選択を可能にすることができる情報配信装置、携帯端末、情報配信システム及び情報配信方法を提供することである。
本発明の携帯端末装置は、情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、を備える構成を採る。
本発明の携帯端末装置は、情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を認識し、認識した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する操作認識手段と、直近の前記情報配信装置からの情報の取得時間を記録する直近取得時間履歴記録手段と、直近の前記情報配信装置との通信間隔を算出する通信間隔算出手段と、直近の前記情報配信装置と通信を開始した開始時間を記録する直近開始時間履歴記録手段と、直近の前記情報配信装置との通信の継続時間を算出する継続時間算出手段と、を備え、前記操作認識手段は、前記情報の取得時間、前記通信間隔、前記通信の開始時間及び前記継続時間に基づいて、利用者の操作を認識する、構成を採る。
本発明の情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、携帯端末装置との間で
指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記携帯端末装置からの要求に従って、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信システムは、携帯端末装置と、前記携帯端末装置からの要求に対して情報を配信する情報配信装置とを備える情報配信システムであって、前記携帯端末装置は、前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側近距離無線通信手段と、前記端末側近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、前記端末側近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記端末側近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、を備え、前記情報配信装置は、配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う配信側近距離無線通信手段と、前記配信側近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、前記配信側近距離無線通信手段は、前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、構成を採る。
本発明の情報配信方法は、携帯端末装置の要求に対して情報配信装置から情報を配信する情報配信方法であって、前記携帯端末装置側では、前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、前記近距離無線通信により受信した情報を表示するステップと、前記近距離無線通信による通信感度に基づいて利用者の操作を判定するステップと、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御するステップと、を有し、前記情報配信装置側では、配信情報を蓄積するステップと、前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、前記近距離無線通信により受信した通信内容から利用者の操作を認識するステップと、前記認識結果に基づいて、蓄積された配信情報を選択するステップと、選択した配信情報を前記携帯端末装置に送信するステップと、を有するようにした。
本発明によれば、利用者が行いやすい動作を、携帯端末装置又は情報提供装置において操作として認識することにより、近距離無線を用いた情報配信において利用者による情報の閲覧及び選択が容易になるという効果がある。例えば、利用者のかざす/離す/かざし続けるといった操作から、どのような処理を要求しているかを認識することができ、情報概要の閲覧と取得したい情報の選択とを容易に行うことができる。したがって、利用者に手間をかけることなく、かつ、情報配信装置は安価な構成で、情報の選択を可能にすることができる。
従来の情報発信装置の動作を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近情報配信履歴記録部に記録された直近情報配信履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近取得時間履歴記録部に記録された直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の直近開始時間履歴記録部に記録された直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の端末側直近取得時間履歴記録部に記録された端末側直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の端末側直近開始時間履歴記録部に記録された端末側直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図 実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の動作を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図2は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、携帯端末装置として、近距離無線通信機能を搭載する携帯電話機を用いた例である。
図2において、情報配信システムは、近距離無線通信機能を備える携帯端末装置100と、近距離無線通信機能により携帯端末装置100に情報を配信する情報配信装置200とから構成される。
携帯端末装置100は、端末側通信部101、制御部102、表示部103及び記憶部104を備えて構成される。
情報配信装置200は、配信側通信部201、操作認識部202、情報選択部203、情報読出部204、情報蓄積部205、直近情報配信履歴記録部206、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を備えて構成される。操作認識部202、情報選択部203、情報読出部204、通信間隔算出部207及び継続時間算出部209は、CPU(Central Processing Unit)などにより構成され、CPUは、制御プログラムや固定データなどを記憶するROM(Read-Only Memory)や、CPUの作業用記憶領域であるRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリ(いずれも図示略)を使用して、装置全体の制御を行うとともに、後述する図6の処理を実行する。
携帯端末装置100には、1)携帯電話機/PHS(Personal Handy-Phone System)、2)携帯情報端末(以下、PDA(Personal Digital Assistants)という)などの携帯端末、3)ノート型パソコン、さらには、4)携帯ゲーム機、なども含まれる。携帯端末装置100を携帯電話機に適用した場合、携帯電話機としての本来の機能部、例えば、基地局とキャリア通信を行うためのアンテナや無線通信部などは図示を省略している。
端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201との間で指向性を有する近距離無線通信を行う。具体的には、端末側通信部101は、無線通信として、赤外線及びミリ波UWBといった指向性のあるものや、比較的狭い範囲に通信範囲を限定できる非接触通信などを用いる。非接触通信としては、例えば、IrDA(Infrared Data Association)及びFeliCa(登録商標)ICがある。Bluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などの小電力近距離双方向無線通信方式は、情報配信装置200との間で極端な指向性を持たないため、本実施の形態の近距離無線通信機能には適さない。すなわち、本実施の形態の近距離無線通信機能は、利用者が携帯端末装置100をかざす/離すなどの動作により通信感度が変化することを利用し、制御部102がこの通信感度に基
づいて利用者の操作を判定することを特徴とする。一般に、携帯端末装置100に搭載されるBluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などは、様々な通信環境において通信が途切れないように指向性を持たない構成となっている。但し、本モード利用時に、アンテナの切替えや適当な遮蔽対応などを採ることにより指向性を持たせることは可能であり、この場合は、Bluetooth(登録商標)やUWB(ミリ波UWBでない)などを用いることができる。
制御部102は、CPUなどにより構成され、CPUは、制御プログラムや固定データなどを記憶するROMや、CPUの作業用記憶領域であるRAMなどの半導体メモリ(いずれも図示略)を使用して、装置全体の制御を行うとともに、後述する図6の処理を実行する。
制御部102は、端末側通信部101による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。
表示部103は、ドットマトリクス構成のカラー表示可能なLCDディスプレイや、EL(Electro Luminescence)、白色LEDバックライト、各ドライバなどで構成され、端末側通信部101により受信した情報をカラー表示する。
記憶部104は、半導体メモリやハードディスクなどからなり、端末側通信部101により受信した情報を記憶する。
ここで、携帯端末装置100を構成する各部分は、いわゆる携帯電話機を構成するデバイスと共有可能であり、携帯端末装置100を携帯電話機/PHS又はPDAなどの携帯情報端末の一形態として実現することも可能である。また、携帯端末装置100が、携帯電話機などの携帯端末に組み込まれた形態をとる場合には、制御部102は、システムCPUの資源を利用して本情報取得処理を実行する。また、記憶部104は、例えば、電源バックアップにより書き込まれた情報を保持するSRAM(Static RAM)カードや電源バックアップが不要なフラッシュメモリなどからなるSDカード又はコンパクトフラッシュ(登録商標)(CF)であってもよい。
一方、情報配信装置200は、様々な場所に設置された、いわば近距離無線通信のためのアクセスポイント/ホットスポットであり、制御部をパソコンのCPUとメモリを用いるソフトウェアプログラムにより実現することも可能である。また、情報配信装置200は、商用のコンテンツ情報を配信するサーバであってもよい。
情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100の端末側通信部101との間で近距離無線通信を行う。配信側通信部201は、情報配信装置200の端末側通信部101と同様に、赤外線及びミリ波UWBといった指向性のあるものや、比較的狭い範囲に通信範囲を限定できる非接触通信などを用いる。配信側通信部201は、情報読出部204から受けとった情報を送信し、また、携帯端末装置100から受信した情報を操作認識部202に渡す。
操作認識部202は、配信側通信部201、通信間隔算出部207及び継続時間算出部209から受けとるデータに基づいて、利用者の操作の認識を行う。利用者の操作の認識とは、情報配信装置200に対して、利用者が携帯端末装置100をかざす/離すなどの動作により通信感度を変化させ、配信側通信部201による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を指示する操作を認識することをいう。
情報選択部203は、操作認識部202の結果と、直近情報配信履歴記録部206に記録された直近情報配信履歴とに基づいて、送信する情報を選択する。
情報読出部204は、情報選択部203の指定により、情報蓄積部205に蓄積された情報を読み出す。
情報蓄積部205は、各情報について情報概要と当該情報とを関連づけて蓄積しており、そのペアには情報IDが割り当てられている。ここで、「各情報」とは、ちらしや映像、配信する情報、コンテンツなどの各種情報を指す。また、「情報概要」とは、対応する情報の概要、又は、情報を選択する判断に使うための概要である。例えば、各情報が「ちらし」であれば、情報概要はその「見出し」である。また、各情報が「映像」であれば、情報概要はそのダイジェストの静止画である。
直近情報配信履歴記録部206は、携帯端末装置100に対して最後に送信した情報を直近情報配信履歴として記録する。
通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208の直近情報配信履歴を用いて、通信間隔を算出する。
直近取得時間履歴記録部208は、携帯端末装置100に対して情報概要を最後に送信した時間を直近取得時間履歴として記録する。
継続時間算出部209は、直近開始時間履歴記録部210の直近開始時間履歴を用いて、通信を継続している時間を算出する。
直近開始時間履歴記録部210は、携帯端末装置100に対して最後に通信を開始した時間を直近開始時間履歴として記録する。
図3は、直近情報配信履歴記録部206に記録された直近情報配信履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図3において、直近情報配信履歴206Aは、端末IDと情報IDの組から構成されるテーブルデータであり、端末IDが示す携帯端末装置に対して、最後に送信した情報概要の情報IDを記録したものである。例えば、図3の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置に対して最後に送信した情報概要の情報IDが「12」であることを示している。各情報と情報概要のペアには、上記の情報IDが割り当てられており、各情報のうち「ちらし」が「12」で、「映像」が「13」であるとすると、図3の最初の行は、最後に送ったのが「ちらし」であることを表している。
図4は、直近取得時間履歴記録部208に記録された直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図4において、直近取得時間履歴208Aは、端末IDとその端末IDに対応する携帯端末装置が最後に情報概要を取得した時間とを記録したものである。例えば、図4の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置が最後に情報概要を取得した時間が、「2008/12/31 10:00:04」であることを示している。
図5は、直近開始時間履歴記録部210に記録された直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図5において、直近開始時間履歴210Aは、端末IDとその端末IDに対応する携帯端末装置が最後に通信を開始した時間とを記録したものである。例えば、図5の最初の行は、端末IDが「A」である携帯端末装置が最後に通信を開始した時間が、「2008/12/31 9:59:59」であることを示している。
以下、上述のように構成された携帯端末装置100及び情報配信装置200の動作を説明する。
図6は、携帯端末装置100及び情報配信装置200の動作を示すフローチャートである。図中、符号「S101〜S106」は、携帯端末装置100側の動作を示し、符号「S201〜S211」は、情報配信装置200側の動作を示す。また、番号「151〜155」は、携帯端末装置100と情報配信装置200間の信号の送受信を示している。図6のフローチャートは、携帯端末装置100の制御部102及び情報配信装置200の図示しないCPUなどからなる制御部により実行される。
まず、利用者が携帯端末装置100を情報配信装置200に近づけ、通信を開始すると、情報の取得が始まる。
ステップS101では、携帯端末装置100は、情報配信装置200に対して情報概要を要求する。具体的には、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201に対して近距離無線通信により情報概要を要求する(番号151参照)。
情報配信装置200は、どの携帯端末とも通信していないときは、要求待ち状態にある(ステップS201)。
ステップS101で携帯端末装置100が情報概要の要求を送信すると、ステップS202で、情報配信装置200は、情報概要の要求を受信し、直近開始時間履歴記録部210を更新する。具体的には、情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100の端末側通信部101からの情報概要要求を受信する。そして、直近開始時間履歴記録部210は、配信側通信部201が近距離無線通信により情報概要要求を受信した時間(つまり、携帯端末装置100が最後に通信を開始した時間)に基づいて、直近開始時間履歴210Aを更新する。
ステップS203では、情報配信装置200の通信間隔算出部207は、携帯端末装置100が直近に情報概要を得ているか否かを判定する。具体的には、通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208の直近取得時間履歴と現在時刻とから通信間隔を算出し、この通信間隔を閾値と比較して、通信間隔が閾値以上であれば、情報概要の取得が直近ではないと判定する。この閾値はあらかじめ固定されていてもよいし、状況に応じて変化させてもよい。また、通信間隔算出部207は、履歴が存在していない場合、直近に情報概要を得たことはなかったものと判定する。例えば、図4において、端末IDが「E」である端末が、通信を開始し、通信間隔を算出する時の時刻が「2008/12/31
14:00:15」であったとすると、通信間隔は10秒である。閾値が30秒であった場合、通信間隔算出部207は、携帯端末装置100が直近に情報概要を得ていたと判定する。
上記ステップS203で直近に情報概要を送信していると判定されると、ステップS204で、操作認識部202は、次の情報概要が要求されたものと認識し、直近に配信した情報概要の次の情報概要を選択するとともに、直近情報配信履歴記録部206を更新する
。次の情報概要の選択は、例えば、情報IDを1だけ増やすことで選択できる。情報IDが削除などで連番にならない場合は、次に存在しているものを探す。現在存在している情報IDの最大値を超えた場合には最初に戻る。
上記ステップS203で直近に情報概要を送信していないと判定されると、ステップS205で、情報選択部203は、送信する情報概要として最初の情報概要を選択し、直近情報配信履歴記録部206を更新する。
ステップS206では、情報配信装置200は、上記ステップS204又はS205で選択した情報概要を携帯端末装置100に送信する(番号152参照)。具体的には、情報読出部204は、選択された情報概要を読み出し、配信側通信部201は、情報読出部204が読み出した情報概要を携帯端末装置100に送信するとともに、通信間隔算出部207は、直近取得時間履歴記録部208を更新する。
ステップS102では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200から近距離無線通信により送信された情報概要を受信する。
ステップS103では、表示部103は、上記ステップS102で受信した情報概要を表示する。
以上のフロー実行中に、利用者が適当な動作(アクション)を行うことにより、情報概要取得について異なる経過を選択することができ、利用者にとって所望の結果を得ることができる。
ここで、本実施の形態において「アクション」とは、利用者の様々な行動を総称しており、典型的には、利用者が携帯端末装置100を振るなどの「ジェスチャ」を意味する。また、利用者のアクション(ジェスチャ)は、情報配信装置200の端末側通信部101と情報配信装置200の配信側通信部201とが、近距離通信で、かつ指向性を持つことを利用している。すなわち、本実施の形態では、端末側通信部101と配信側通信部201間で通信が確立した後、利用者が、近距離又は指向性を保持する/保持しないようなアクション(ジェスチャ)を行うことにより、利用者のアクション(ジェスチャ)を、情報概要の取得や選択、終了、継続などに反映させる。これは、センサ自体が不要であることによるコスト低減、並びに、既存のシステムの変更がないことによるコスト低減及び導入(実施)の容易性の点で優れている。なお、利用者のアクション(ジェスチャ)は、携帯端末装置100の内部に加速度センサや位置センサなどのセンサを設置し、このセンサにより検出してもよい。
(1)利用者が、受信した情報概要に興味を示さず、その他の情報概要を受けとる意志もない場合は、情報概要の取得不要のためのアクションをとり(例えば、その場を立ち去る、又は無視して携帯端末装置100が有する他の機能を実行するなど)、情報取得は、終了する。
(2)利用者が、受信した情報概要に興味を示さなかったが、その他の情報概要を受けとる意志がある場合は、情報概要の取得のためのアクションをとる。例えば、利用者は、一度携帯端末装置100を情報配信装置200から離して情報取得を終了し、通信を切断し(ステップS104のNO)、もう一度携帯端末装置100を情報配信装置200にかざして通信を再度開始する。このように、利用者は、携帯端末装置100を離してかざしなおすだけで、情報概要を次々と見ていくことができる。
(3)利用者が、表示部103に表示された情報概要に興味を示した場合は、そのまま
携帯端末装置100を情報配信装置200にかざし続けることにより、通信を継続する(ステップS104のYES)。
ステップS105では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200に通信継続通知を送信する(番号153参照)。
ステップS106では、端末側通信部101は、情報配信装置200から情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果として、情報を受信した場合は、情報取得を終了し、情報を受信しなかった場合は、上記ステップS104に戻る。
上記ステップS105の通信継続通知の送信は、所定間隔で実行される。この間隔は、情報配信装置200との間であらかじめ取り決められた値である。
一方、情報配信装置200は、上記ステップS206で選択した情報概要を携帯端末装置100に送信すると(番号152参照)、ステップS207で、通信継続の判定を行う。この判定の結果として、通信継続でない場合は、上記ステップS201に戻って、要求待ちとなり、通信継続の場合は、ステップS208に進む。
ステップS208では、情報配信装置200の配信側通信部201は、携帯端末装置100からの通信継続通知を受信する。この通信継続通知は、上記ステップS105で携帯端末装置100が情報配信装置200に送信(番号153参照)した信号である。
上述したように、上記ステップS105の通信継続通知の送信は、所定間隔で実行される。この間隔は、情報配信装置200との間であらかじめ取り決められている。情報配信装置200は、この間隔を過ぎても通信継続通知を受けとらなかった場合には、通信が継続されなかったと判定する(ステップS207のNO)。
上記ステップS105で携帯端末装置100が通信継続通知を送信すると、上記ステップS208で、情報配信装置200は、通信継続通知を受信する。
ステップS209では、情報配信装置200の継続時間算出部209は、通信を継続している時間を算出し、算出した通信継続時間が一定時間以上か否かを判定する。継続時間算出部209は、通信継続時間の算出には、直近開始時間履歴記録部210に記録された直近開始時間履歴を用いる。通信継続時間の閾値は、あらかじめ固定されている値でもよいし、情報概要ごとに定められた値を用いてもよい。
通信継続時間が一定時間以上でない場合には、ステップS210で配信側通信部201は、通信継続了解を携帯端末装置100に送信し(番号154参照)、上記ステップS207に戻って、通信継続の判定を続ける。
上記ステップS209で継続時間算出部209が一定時間以上の通信の継続を確認した場合は、ステップS211に進む。
ステップS211では、操作認識部202は、直前に送信した情報概要に対応する情報の送信が要求されたものと認識し、情報選択部203は、直近に配信した情報概要に対応する情報を選択する。さらに、情報読出部204は、情報選択部203により選択された情報を読み出し、配信側通信部201は、情報読出部204が読み出した情報を携帯端末装置100に送信する(番号155参照)。そして、情報配信装置200は、上記ステップS201の要求待ちに戻る。
ステップS106では、携帯端末装置100の端末側通信部101は、情報配信装置200から情報を受信したか否かを判定する。この判定の結果として、情報を受信した場合は、情報取得を終了し、情報を受信しなかった場合は、上記ステップS104に戻る。すなわち、携帯端末装置100は、情報配信装置200から、直近に配信した情報概要に対応する情報に基づいて選択された情報を受けとると、情報取得を終了することになる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、携帯端末装置100は、情報配信装置200との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側通信部101を備え、制御部102は、端末側通信部101による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置200に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。一方、情報配信装置200は、携帯端末装置100との間で指向性を有する近距離無線通信を行う配信側通信部201を備え、操作認識部202は、配信側通信部201により受信した通信内容から利用者の操作を認識する。そして、情報選択部203は、その認識結果に基づいて、情報読出部204が情報蓄積部205から読み出す配信情報を選択し、配信側通信部201は、選択されて読み出された配信情報を携帯端末装置100に送信する。
これにより、利用者は、携帯端末装置100を、情報配信装置200にかざす/離すなどの操作だけで、所望の情報概要を閲覧することができる。さらに、利用者は、携帯端末装置100を情報配信装置200にかざし続けることにより、表示された情報概要に対応する情報を継続して取得することができる。また、利用者は、表示された情報概要が不要の場合は、手に持つ携帯端末装置100をねじる(手首を返す)などの動作により、情報配信装置200から、情報配信装置200が用意している次の情報概要を取得することができる。同様に、利用者は、情報配信の享受を停止又は中断したいときは、携帯端末装置100を情報配信装置200から遠く離す動作を行えばよい。
また、本実施の形態では、利用者が、情報配信装置200の前に立ち、情報概要を閲覧して、情報を得るまでの間、情報配信装置200が、携帯端末装置100を識別できればよく、その後、情報配信装置200は、その携帯端末装置100を忘れてもよい。このため、端末IDは一時的なものでもよく、端末IDをその都度、発行するようにすれば、端末IDによって、端末を特定されたくない利用者も安心して利用することが可能になる。
また、各履歴はすべての端末について全部取っておく必要はなく、情報を取得した後や、一定時間以上経過した後などに削除してもよい。情報配信装置200にとっては、履歴を保存しておく負担や、多くの履歴から必要な情報を探す負担などが減り、利用者にとっては、履歴がいつまでも残ってしまうことを心配しなくてよくなる。
また、利用者の操作の認識方法は、上述したものに限らず、他の方法により操作を認識するようにしてもよい。例えば、通信間隔の判定を直近かそうでないかだけでなく、「非常に短い」、「短い」、「長い」などの多段階にして、かざして離すを、例えば、二回連続「短い」間隔で行ったときには、異なる操作として認識し、処理を変えることも可能である。
また、近距離無線通信用のアンテナを複数備えることにより、左→右、上→下といった動作を認識できるようにしてもよい。この方法により、次の情報概要ではなく前の情報概要に戻ったり、ジャンルごと飛ばすといった操作が可能になる。
また、別途近接センサや距離センサなどを備えて、距離の短さや近づいたことなどを検知することにより、情報閲覧を行うようにしてもよい。この場合、長めにかざしたことを検知してから無線の電力を供給することにより、消費電力を抑えた情報提供システムを構
築することができる。
(実施の形態2)
通信感度は、結局、通信が可能か又は圏外のため不可能かという情報になる。実施の形態1では、ユーザの操作は情報配信装置200が判定している。携帯端末装置100は、繋がったら情報概要要求を出し、その後も繋がっていたら継続要求を出すことになる。
実施の形態2では、ユーザの操作は携帯端末装置が判定し、情報配信装置に処理を要求する。実施の形態2の携帯端末装置は、繋がったら前の通信との通信間隔も計算し、また、繋がり続けている継続時間も算出する。実施の形態2は、実施の形態1の上記判定の部分が、情報配信装置から携帯端末装置に移った態様となる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置及び情報配信装置の構成を示すブロック図である。図7において、図2と同一構成部分には、同一番号を付して重複箇所の説明を省略する。
図7において、情報配信システムは、近距離無線通信機能を備える携帯端末装置300と、近距離無線通信機能により携帯端末装置300に情報を配信する情報配信装置400とから構成される。
携帯端末装置300は、端末側通信部101、表示部103、記憶部104、端末側操作認識部301、端末側通信間隔算出部302、端末側直近取得時間履歴記録部303、端末側継続時間算出部304及び端末側直近開始時間履歴記録部305を備えて構成される。
情報配信装置400は、配信側通信部201、情報選択部203、情報読出部204、情報蓄積部205及び直近情報配信履歴記録部206を備えて構成される。
携帯端末装置300は、図2の携帯端末装置100に、さらに端末側操作認識部301、端末側通信間隔算出部302、端末側直近取得時間履歴記録部303、端末側継続時間算出部304及び端末側直近開始時間履歴記録部305が付加された構成である。また、情報配信装置400は、図2の情報配信装置200から、操作認識部202、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を取り去った構成である。
端末側操作認識部301は、端末側通信部101、端末側通信間隔算出部302及び端末側継続時間算出部304から受けとるデータに基づいて、利用者の操作の認識を行う。
端末側通信間隔算出部302は、端末側直近取得時間履歴記録部303の端末側直近情報配信履歴を用いて、通信間隔を算出する。
端末側直近取得時間履歴記録部303は、情報配信装置400から最後に情報概要を受信した時間を端末側直近取得時間履歴として記録する。
端末側継続時間算出部304は、端末側直近開始時間履歴記録部305の端末側直近開始時間履歴を用いて、通信を継続している時間を算出する。
端末側直近開始時間履歴記録部305は、情報配信装置400に対して最後に通信を開始した時間を端末側直近開始時間履歴として記録する。
図8は、端末側直近取得時間履歴記録部303に記録された端末側直近取得時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図8において、端末側直近取得時間履歴303Aは、装置IDとその装置IDに対応する情報配信装置から最後に情報概要を取得した時間とを記録する。例えば、図8の最初の行は、装置IDが「a」である情報配信装置から最後に情報概要を取得した時間が、「2008/12/31 10:00:04」であることを示している。
図9は、端末側直近開始時間履歴記録部305に記録された端末側直近開始時間履歴のデータ構造の一例を示す図である。
図9において、端末側直近開始時間履歴305Aは、装置IDとその装置IDに対応する情報配信装置と最後に通信を開始した時間とを記録する。例えば、図9の最初の行は、装置IDが「a」である情報配信装置と最後に通信を開始した時間が、「2008/12/31 9:59:59」であることを示している。
以下、上述のように構成された携帯端末装置300及び情報配信装置400の動作を説明する。
図10は、携帯端末装置300及び情報配信装置400の動作を示すフローチャートである。図中、符号「S301〜S309」は、携帯端末装置300側の動作を示し、符号「S401〜S408」は、情報配信装置400側の動作を示す。また、番号「351〜355」は、携帯端末装置300と情報配信装置400間の信号の送受信を示している。図10のフローチャートは、携帯端末装置300及び情報配信装置400の、図示しないCPUなどからなる制御部により実行される。
まず、利用者が携帯端末装置300を情報配信装置400に近づけ、通信を開始すると、情報の取得が始まる。
ステップS301では、携帯端末装置300は、直近に情報概要を得ているか否かを判定する。具体的な例は、実施の形態1と同様である。
上記ステップS301の判定の結果として、直近に情報概要を得ている場合は、ステップS302で、携帯端末装置300は、次の情報概要を要求し、また、直近に情報概要を得ていない場合は、ステップS303で、携帯端末装置300は、単に情報概要を要求する。ここで「単に」とは、「次の」という指定がなく、いわば「最初の」という意味である。具体的には、携帯端末装置300の端末側通信部101は、情報配信装置200の配信側通信部201に対して近距離無線通信により情報概要を要求する(番号351、352参照)。
情報配信装置200は、どの携帯端末とも通信していないときは、要求待ち状態にある(ステップS401)。
携帯端末装置300が要求を送信すると、ステップS402で、情報配信装置400は、情報概要の要求を受信する。この要求の受信には、携帯端末装置300からの、情報概要の要求(番号351参照)と、次の情報概要の要求(番号352参照)と、通信圏内で一定時間経過後の情報の要求(番号354参照)とがある。
ステップS403では、情報配信装置400は、情報の要求か否かを判定する。
上記ステップS403の判定の結果として、情報の要求でない場合は、ステップS404に進み、情報の要求の場合は、ステップS408に進む。最初は、情報の要求ではなく、情報概要の要求であるので、ステップS404に進むことになる。
ステップS404では、情報配信装置400は、携帯端末装置300が次の情報概要を要求しているか否かを判定する。
上記ステップS404の判定の結果として、携帯端末装置300が次の情報概要を要求している場合は、ステップS405で、情報配信装置400は、直近に配信した次の情報概要を選択して、ステップS407に進む。また、上記ステップS404の判定の結果として、携帯端末装置300が次の情報概要を要求していない場合は、ステップS406で、情報配信装置400は、最初の情報概要を選択して、ステップS407に進む。
ステップS407では、情報配信装置400は、上記ステップS405で選択された直近に配信した次の情報概要、又は、上記ステップS406で選択された最初の情報概要の、いずれか選択された情報概要を携帯端末装置300に送信して(番号353参照)、上記ステップS401に戻る。
上記ステップS403の判定の結果として、情報の要求の場合は、ステップS408で、情報配信装置400は、直前に送信した情報概要に対応する情報を送信(番号355参照)して、上記ステップS401に戻る。
一方、携帯端末装置300は、以下の処理を継続する。
ステップS304では、携帯端末装置300は、情報概要を受信する。
ステップS305では、携帯端末装置300は、上記ステップS304で受信した情報概要を表示する。
ステップS306では、携帯端末装置300は、通信圏内か否かを判定し、通信圏外である場合は情報取得を終了する。また、通信圏内である場合は、ステップS307で、携帯端末装置300は、通信継続時間が一定時間以上か否かを判定する。
上記ステップS306の判定の結果として、通信継続時間が一定時間を経過していない場合は、携帯端末装置300は、上記ステップS306に戻って、通信圏内の判定を続ける。
また、上記ステップS306の判定の結果として、通信継続時間が一定時間を経過した場合は、ステップS308で、携帯端末装置300は、情報配信装置400に対して情報を要求する(番号354参照)。
ステップS309では、携帯端末装置300は、情報配信装置400から情報を受信(番号355参照)して、本情報取得処理を終了する。
このように、本実施の形態では、携帯端末装置300は、さらに、直近の情報配信装置400からの情報の取得時間を記録する端末側直近取得時間履歴記録部303と、直近の情報配信装置400との通信間隔を算出する端末側通信間隔算出部302と、直近の情報配信装置400と通信を開始した開始時間を記録する端末側直近取得時間履歴記録部303と、直近の情報配信装置400との通信の継続時間を算出する端末側継続時間算出部304とを備え、端末側操作認識部301は、情報の取得時間、通信間隔、並びに通信の開
始時間及び継続時間に基づいてユーザの操作を認識し、認識したユーザの操作情報に基づいて、端末側通信部101による情報取得の継続及びその終了、並びに情報配信装置400に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する。
これにより、実施の形態1と同様に、利用者は、携帯端末装置300を、情報配信装置400にかざす/離すなどの操作だけで、所望の情報概要を閲覧することができる。また、利用者は、携帯端末装置300を情報配信装置400にかざし続けることにより、表示された情報概要に対応する情報を継続して取得することができる。
また、本実施の形態では、情報配信装置400は、図2の情報配信装置200から、操作認識部202、通信間隔算出部207、直近取得時間履歴記録部208、継続時間算出部209及び直近開始時間履歴記録部210を取り去った構成であるため、情報配信装置400は、汎用のシステムにより構成することができる。このため、あらゆる端末に対して情報を提供することが可能になる。すなわち、本情報配信システムは、端末の種別やバージョンなどに依存することなく、該当する端末に情報を配信することが可能になる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記各実施の形態では、携帯端末装置として携帯電話機を用いた例について説明しているが、携帯電話機に限らず、PDAなどの携帯情報端末や、近距離無線通信機能を搭載するポータブル音響・映像機器、ポータブルゲーム機、パーソナルコンピュータ、これらを融合した装置などに適用可能である。
また、本実施の形態では、携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、装置については携帯端末など、方法については情報表示方法などであってもよいことは勿論である。
さらに、上記携帯端末装置及び情報配信装置を構成する各回路部(例えば、記憶部など)の種類や数、接続方法などは、前述した実施の形態に限られない。
また、以上説明した携帯端末装置及び情報配信装置は、電子回路のほか、この携帯端末装置及び情報配信装置を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
2008年4月8日出願の特願2008−100596の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係る携帯端末装置、情報配信装置、情報配信システム及び情報配信方法は、近距離無線を用いて、例えば、店頭などに情報配信装置を置いて情報配信を行う際に、利用者が、自分の端末を近づけたり離したりかざし続けたりといった操作により、外出先で荷物を持っていたりする場合などでも容易に情報概要の閲覧及び情報の取得を行うことができ、情報配信の方法として有用である。また、近距離無線通信機能付き携帯電話機などの携帯端末装置、及び携帯用電子機器の用途に有用である。また、制御プログラムとして携帯電話機などの電子機器に組み込むことも可能である。
100、300 携帯端末装置
101 端末側通信部
102 制御部
103 表示部
104 記憶部
200、400 情報配信装置
201 配信側通信部
202 操作認識部
203 情報選択部
204 情報読出部
205 情報蓄積部
206 直近情報配信履歴記録部
207 通信間隔算出部
208 直近取得時間履歴記録部
209 継続時間算出部
210 直近開始時間履歴記録部
301 端末側操作認識部
302 端末側通信間隔算出部
303 端末側直近取得時間履歴記録部
304 端末側継続時間算出部
305 端末側直近開始時間履歴記録部

Claims (12)

  1. 情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、
    前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、
    を備える携帯端末装置。
  2. 情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、
    前記近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を認識し、認識した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する操作認識手段と、
    直近の前記情報配信装置からの情報の取得時間を記録する直近取得時間履歴記録手段と、
    直近の前記情報配信装置との通信間隔を算出する通信間隔算出手段と、
    直近の前記情報配信装置と通信を開始した開始時間を記録する直近開始時間履歴記録手段と、
    直近の前記情報配信装置との通信の継続時間を算出する継続時間算出手段と、を備え、
    前記操作認識手段は、
    前記情報の取得時間、前記通信間隔、前記通信の開始時間及び前記継続時間に基づいて、利用者の操作を認識する、
    携帯端末装置。
  3. 配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、
    携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、
    前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、
    前記近距離無線通信手段は、
    前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、
    情報配信装置。
  4. 配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、
    携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    前記携帯端末装置からの要求に従って、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、
    前記近距離無線通信手段は、
    前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、
    情報配信装置。
  5. 前記情報選択手段は、
    前記操作認識手段が、利用者の操作が利用者による次の情報要求操作であると認識したとき、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報のうち、直近に配信された情報の次の情報を選択する、
    請求項3記載の情報配信装置。
  6. 前記携帯端末装置に対して最後に送信した直近情報配信履歴を記録する直近情報配信履歴記録手段、をさらに備え、
    前記情報選択手段は、
    前記操作認識手段が、利用者の操作が利用者による情報継続要求操作であると認識したとき、前記直近情報配信履歴記録手段に記録された情報を選択する、
    請求項3記載の情報配信装置。
  7. 直近の前記携帯端末装置からの情報の取得時間を記録する直近取得時間履歴記録手段と、
    直近の前記携帯端末装置との通信間隔を算出する通信間隔算出手段と、をさらに備え、
    前記操作認識手段は、
    前記情報の取得時間及び前記通信間隔に基づいて、利用者の操作を認識する、
    請求項3記載の情報配信装置。
  8. 直近の前記携帯端末装置と通信を開始した開始時間を記録する直近開始時間履歴記録手段と、
    直近の前記携帯端末装置との通信の継続時間を算出する継続時間算出手段と、をさらに備え、
    前記操作認識手段は、
    前記通信の開始時間及び前記継続時間に基づいて、利用者の操作を認識する、
    請求項3記載の情報配信装置。
  9. 前記情報選択手段は、
    前記近距離無線通信手段により受信された通信内容が、利用者による次の情報要求操作であるとき、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報のうち、直近に配信された情報の次の情報を選択する、
    請求項4記載の情報配信装置。
  10. 前記携帯端末装置に対して最後に送信した直近情報配信履歴を記録する直近情報配信履歴記録手段、をさらに備え、
    前記情報選択手段は、
    前記近距離無線通信手段により受信された通信内容が、利用者による情報継続要求操作であるとき、前記直近情報配信履歴記録手段に記録された情報を選択する、
    請求項4記載の情報配信装置。
  11. 携帯端末装置と、前記携帯端末装置からの要求に対して情報を配信する情報配信装置とを備える情報配信システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う端末側近距離無線通信手段と、
    前記端末側近距離無線通信手段により受信された情報を表示する表示手段と、
    前記端末側近距離無線通信手段による通信感度に基づいて利用者の操作を判定し、判定した利用者の操作情報に基づいて、前記端末側近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御する制御手段と、を備え、
    前記情報配信装置は、
    配信情報を蓄積する情報蓄積手段と、
    前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行う配信側近距離無線通信手段と、
    前記配信側近距離無線通信手段により受信された通信内容から利用者の操作を認識する操作認識手段と、
    前記操作認識手段による認識結果に基づいて、前記情報蓄積手段に蓄積された配信情報を選択する情報選択手段と、を備え、
    前記配信側近距離無線通信手段は、
    前記情報選択手段により選択された配信情報を前記携帯端末装置に送信する、
    情報配信システム。
  12. 携帯端末装置の要求に対して情報配信装置から情報を配信する情報配信方法であって、
    前記携帯端末装置側では、
    前記情報配信装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、
    前記近距離無線通信により受信した情報を表示するステップと、
    前記近距離無線通信による通信感度に基づいて利用者の操作を判定するステップと、
    判定した利用者の操作情報に基づいて、前記近距離無線通信手段による情報取得の継続及びその終了、並びに前記情報配信装置に対する新たな情報取得の要求の発行を制御するステップと、を有し、
    前記情報配信装置側では、
    配信情報を蓄積するステップと、
    前記携帯端末装置との間で指向性を有する近距離無線通信を行うステップと、
    前記近距離無線通信により受信した通信内容から利用者の操作を認識するステップと、
    前記認識結果に基づいて、蓄積された配信情報を選択するステップと、
    選択した配信情報を前記携帯端末装置に送信するステップと、
    を有する情報配信方法。
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