JPWO2009122526A1 - シンクライアントの実現方法、そのためのクライアント端末およびサーバ - Google Patents

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Abstract

端末が置かれている環境に最適な実現方式によってシンクライアントを低コストで実現する。端末(10)に設けられた端末環境検出部(24)において端末(10)が置かれている環境を検出する。ブート方式決定部(42)は、検出された環境およびポリシー記憶部(44)に記憶されているポリシーに従って、ファイルサーバ(14)に格納されているネットブート用OSイメージ(52)を端末(10)にダウンロードしてネットブート型のシンクライアントを実現するか、実行環境サーバ(16)にロードして画面転送型のシンクライアントを実現するかを決定する。

Description

本発明はシンクライアントシステムの実現方法、そのためのクライアント端末およびサーバに関する。
クライアント側の計算機環境の管理をサーバ側で集中的に行うことを容易にし、計算機等の紛失などによる秘密情報の漏洩を防ぐ等の目的のため、クライアント側に外部記憶装置を持たないなど簡素な機器構成を有した計算機等を用いたシンクライアントシステムの導入が広まっている。
シンクライアントシステムの実現方式としては、クライアント側の基本ソフトやアプリケーションソフト等を実行する環境(以下、単に実行環境と略記する)やデータ等をサーバ側に用意して必要な処理をサーバ側の計算機(以下、単にサーバと略記する)で実行し、クライアント側の端末となる計算機(以下、クライアント端末と称する)側ではサーバから転送される画面の表示とサーバへ向けたデータ等の入力のみを行う画面転送型と、クライアント側の実行環境をクライアント端末の起動時にサーバからダウンロードして起動するネットブート型の二方式に大別される。いずれの方式においても、ユーザが作成・変更するデータファイルはサーバ側に保存される。それぞれの方式にはそれぞれ次のような長所・短所を有する。
画面転送型の長所は、クライアント端末に要求される機能が低く、一部の携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの利用も可能であることである。また短所は、画面データの転送・入力の送信の際のネットワーク遅延により、特にグラフィックを多用するアプリケーションにおいてレスポンスが低下することと、実行環境のために大規模なサーバが必要なことである。
ネットブート型の長所は、利用時のパフォーマンスがハードディスクを有する既存の計算機環境に近いことである。短所は起動時に比較的大きなネットワーク帯域を必要とすることである。携帯電話端末、PDAなどの異種のハードウェア、異種OS等への対応も比較的困難である。
一般に、インターネット接続サービス事業者などの他者が運用するネットワーク等(以下、単に社外ネットワークと称する)にクライアント端末を接続して、利用者が属する社内ネットワークを外部から利用(以下、モバイル利用)する時は画面転送型が適しており、ローカルエリアネットワーク、すなわち利用者が属する社内ネットワークにクライアント端末を接続して利用(以下、社内利用)する際はネットブート型が適しているとされている。しかしながら、従来は、どちらか一方の方式を選んだ場合、モバイル利用または社内利用のどちらかに不都合が生じていた。また、モバイル利用または社内利用の目的に併せて上記の2方式をユーザが選択し得るように、それぞれ異なるシステムを用意した場合は、端末・サーバ・ソフトウェアライセンスのコスト増加を招くとともに、利用者側は異なる計算機環境を使い分ける不便さが生じていた。
特許3397166 特開昭63−244157
したがって、本発明の目的は、クライアント端末が置かれている環境に最適な実現方式によるシンクライアントを低コストで実現することにある。
本発明によれば、クライアント端末において、クライアント端末が置かれている利用環境を検出し、検出された利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントを画面転送型で実現するか、ネットブート型で実現するかを決定し、画面転送型のとき、クライアント端末への入力をサーバへ転送し、かつ、該入力に応じた該サーバの実行結果をサーバからクライアント端末へ転送し、ネットブート型のとき、クライアント端末においてクライアント端末からの入力に応じた実行結果を出力するためのプログラムをサーバからクライアント端末へ転送すること、を具備するシンクライアントの実現方法が提供される。
この方法は、クライアント端末からの入力に応じた実行結果を出力するためのプログラムをブートイメージの形でユーザ毎にサーバに格納することをさらに具備し、前記プログラムをサーバからクライアント端末へ転送することは、クライアント端末を使用するユーザについて格納されているブートイメージをサーバからクライアント端末へ転送することを含み、画面転送型のとき、クライアント端末を使用するユーザについて格納されているブートイメージをサーバ内の実行環境へ転送することをさらに具備することが好適である。
クライアント端末が置かれている利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、それぞれ一長一短のある画面転送型とネットブート型のいずれかが選択されるので、端末が置かれている利用環境に最適なシンクライアントの実現方式を自動的に選択することができる。また、画面転送型の実行環境をすべてのクライアント端末のために用意する必要がないので、低コストである。
さらに、双方の実現方式で使用するブートイメージを共通にすることにより、利用者からみればどちらの場合でも同じ実行環境を利用することができるので利用者の利便性が向上する。
本発明の実施形態に係るシンクライアントシステムの構成の第1の例を示す図である。 図1のサーバ14,16,18と端末10に含まれるソフトウェアモジュールとそれらの間の関係を示すブロック図である。 図2の構成において、ネットブート型が選択される場合のシーケンス図である。 図2の構成において、画面転送型が選択される場合のシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るシンクライアントシステムの構成の第2の例を示す図である。 図5のサーバ14,16と端末10′に含まれるソフトウェアモジュールとそれらの間の関係を示すブロック図である。 図6の構成において、ネットブート型が選択される場合のシーケンス図である。 図6の構成において、画面転送型が選択される場合のシーケンス図である。
図1は本発明の一実施形態に係るシンクライアントシステムの構成の一例を示す。
図1において、ハードディスクなどの外部記憶装置を有しない端末(シンクライアント)10が、社内LAN、携帯電話網、インターネットなどのネットワーク12を介して、ファイルサーバ14、実行環境サーバ16、およびブート制御用サーバ18に接続されている。ファイルサーバ14は、各利用者の計算機環境のブートイメージを格納する。実行環境サーバ16は、画面転送型のシンクライアントを実現するために、ユーザの計算機環境をサーバ側で実現する。ブート制御用サーバ18は、端末10が置かれている環境に基づいて、画面転送型とするかネットブート型とするか、すなわち、ファイルサーバ14内のブートイメージを実行環境サーバ16にロードするか端末10にロードするかを決定し、その結果を実行環境サーバ16または端末10へ通知する、ブート制御モジュール20を有する。ここで、ブート制御モジュール20は、物理的にはファイルサーバ14や実行環境サーバ16上で動作することも可能であり、その場合はブート制御用サーバ18を独立に設置する必要はない。さらに、ファイルサーバ14および実行環境サーバ16を物理的に1台のサーバで実現することもあり得る。
図2は、図1に示したサーバ14,16,18と端末10に含まれる、ソフトウェアモジュールとそれらの間の関係を示している。
端末10は、起動時に最初に動作するBIOS(Basic Input/Output System)22を持つ。端末環境検出部24はBIOS22から呼び出され、端末10が置かれている環境(以下、利用環境と称する)を検出する。利用環境は、例えば社内/外、ネットワーク帯域、端末仕様・種類などを含む。社内外判定部26、ネットワーク帯域測定部28、端末仕様保存部30は、利用環境検出部24によって利用される利用環境のそれぞれを検出するモジュールである。利用環境送信部32は、検出された利用環境をブート制御モジュール20へと送信する。ブート指示受信部34は、ブート制御モジュール20からブート指示を受信する。ブートローダ36は、ブート指示に従い、端末10中に記憶された画面転送クライアント向けOS(オペレーティングシステム)イメージ38を起動するか、またはファイルサーバ14と通信しネットブート用のOSイメージ52をダウンロードし起動する。このOSイメージとはOSがコンピュータにインストールされた時またはOSに加えてユーザが使用するアプリケーションプログラムがインストールされた時の記憶装置の内容のそのままのコピーである。
ブート制御モジュール20の利用環境受信部40は、端末10の利用環境送信部32から利用環境を受信する。ブート方式決定部42は、検出された利用環境に応じてブート方式を決定するためのポリシーが格納されたポリシー記憶部44を参照して、ポリシーに従いブート方式を決定する。ブート指示送信部46はブート方式決定部42が決定したブート方式の指示を端末10または実行環境サーバ16に通知する。
実行環境サーバ16のブート指示受信部48は、ブート制御モジュール20のブート指示送信部46からのブート方式の指示を受信し、ブートローダ50はファイルサーバ14に格納されたネットブート用のOSイメージをダウンロードし記憶する。実行環境サーバ16はさらに入出力送信部54を持ち、起動された実行環境が出力する画面のデータを端末10に送信するとともに端末10からの入力を受け付ける。
ファイルサーバ14は、端末10や実行環境サーバ16からのリクエストを受け付けて、ネットブート用のOSイメージ52を送信するOSイメージ送信部56を持つ。
次に、図2と共に、図3および図4のシーケンス図を参照して、本実施例において端末10が起動される際の処理の流れを説明する。
1)端末10の電源を入れると、端末10内に記録されたBIOSプログラム22が起動する(図3、図4:ステップ1000)。
2)BIOSプログラム22は、利用環境検出部24を起動する。利用環境検出部24は、社内外判定部26、ネットワーク帯域測定部28、端末仕様保存部30を利用し、利用環境を検出する(ステップ1002)。
より詳細には、社内外判定部26は、IPアドレスの自動取得プロトコルであるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を利用し、DHCPサーバ(図示せず)に接続する。DHCPサーバは、IPアドレスなどの情報に加え、サーバの認証情報を社内外判定部26に送信する。社内外判定部26は、あらかじめ登録された社内ネットワークの認証情報と、DHCPサーバから得た認証情報を利用し、DHCPサーバが社内のものであるかどうか判定することで、どのネットワークに接続しているか、社内ネットワークへ接続しているかどうかを判定する。
ネットワーク帯域測定部28は、社内外判定部26の判定結果に基づき、端末10が接続しているネットワークに応じて、ネットワーク帯域測定部28に登録された帯域測定用のサーバ(図示せず)を決定してそれにあらためて接続し、帯域測定のためのダミーデータを送信する。帯域測定用のサーバとのデータのやり取りの所要時間を測定し、ネットワーク帯域の算出を行う。
端末仕様保存部30については、端末仕様があらかじめ端末仕様保存部30に登録される。端末仕様は、機種名・種類(ノートPC、PDA、携帯電話など)に加え、社用登録された端末かまたは私用端末かといった情報も含み得る。一般に、私用端末の場合、セキュリティがより高い画面転送型が適する。
3)端末環境送信部32は、検出された環境をブート制御モジュール20にネットワーク12を介して送信する(ステップ1004)。
4)ブート制御モジュール20の利用環境受信部40は端末によって検出された利用環境を受信する。ポリシー記憶部44には検出された利用環境に応じてブート方式を決定するポリシーが予め登録されている。ブート方式決定部42は、検出された利用環境およびポリシー記憶部44に登録されているポリシーに従い、ブート方式(ネットブートか画面転送か)を決定する(ステップ1006)。
以下は、ポリシーの一例として、社内かつ登録済みノートPC、または、社外でも帯域が5Mbps以上のネットワークに接続された登録済みノートPCの際にネットブートを行い、それ以外は画面転送式とするポリシーの記述例である。
IF((ネットワーク種類=社内)AND(端末種類=ノートPC)AND(端末登録=YES))
OR((ネットワーク種類=社外)AND(ネットワーク帯域>5Mbps)AND(端末種類=ノートPC)AND(端末登録=YES))
THEN ネットブート ELSE 画面転送
図3のステップ1008以降はネットブートが選択された場合のシーケンス、図4のステップ1018以降は画面転送が選択された場合のシーケンスを示す。図3の、ネットブートと決定された場合において、
5)ブート制御モジュール20のブート指示送信部46は、端末10に対してネットブートの指示を行い、ブートイメージをダウンロードすべきファイルサーバのURLを送信する(ステップ1008)。
6)端末10のブート指示受信部34がネットブート指示を受け取ると、ブートローダ36が、指示されたURLのファイルサーバ14に対して、HTTPプロトコルを用いてブートイメージをリクエストする(ステップ1010)。ファイルサーバ14は、ダイジェスト認証やSSL認証などの、HTTP上で一般に使われる認証方式を利用して、端末10の認証を行う。
7)ファイルサーバ14のOSイメージ送信部56は、端末10からのリクエストを受けて、利用者・端末ごとに記憶されたネットブート用OSイメージ52を端末に送信する(ステップ1012)。
8)端末10のブートローダ36は、ダウンロードしたOSイメージを利用してOSを起動する(ステップ1014)。
図4の、画面転送が選択された場合において、
9)ブート制御モジュール20のブート指示送信部46は実行環境サーバ16に対し、ネットブートの指示を行い、ブートイメージをダウンロードすべきファイルサーバのURLを送信する(ステップ1018)。
10)実行環境サーバ16のブート指示受信部48がブート指示を受け取ると、ブートローダ50が指示されたURLのファイルサーバ14に対して、HTTPプロトコルを用いてブートイメージをリクエストする(ステップ1020)。ファイルサーバ14は、ダイジェスト認証やSSL認証などの、HTTP上で一般に使われる認証方式を利用して、実行環境サーバ16の認証を行う。
11)ファイルサーバ14のOSイメージ送信部56は、実行環境サーバ16からのリクエストを受けて、利用者ごとに記憶されたネットブート用OSイメージ52を実行環境サーバ16に送信する(ステップ1022)。
12)実行環境サーバ16のブートローダ50は、ダウンロードしたOSイメージを利用してOSを起動する(ステップ1024)。
13)一方、ブート制御モジュール20のブート指示送信部46は端末10に対し、画面転送クライアント用OSブートの指示を行う(ステップ1026)。
14)端末10のブート指示受信部34が画面転送クライアント用OSブートの指示を受け取ると、ブートローダ36が端末10内に記憶された画面転送クライアント用OS38を起動する(ステップ1028)。
15)続いて端末20上で画面転送クライアント58を立ち上げ、実行環境サーバ16の入出力送受信部54に接続する(ステップ1030)。
図5は、本発明の実施形態に係るシンクライアントシステムの構成の第2の例を示す。
図5に示す例では、ブート方式を決定し指示するブート制御モジュール16が端末10′内に設けられるため、ブート制御用サーバを設置する必要はない。他の物理構成は図1の例と同様である。
図6は、図5に示したサーバ14,16と端末10′に含まれる、ソフトウェアモジュールとそれぞれの関係を示している。図2と同一の機能を有するモジュール16は同一の参照番号が付されている。
端末10′は、起動時に最初に動作するBIOS22を持つ。利用環境検出部24はBIOS22から呼び出され、端末が置かれている利用環境を検出する。社内外判定部26、ネットワーク帯域測定部28、端末仕様保存部30は、利用環境検出部24によって利用される利用環境をそれぞれ検出するモジュールである。利用環境検出部24は、検出された利用環境をブート方式決定部42′へと通知する。ブート方式決定部42′は、ブート方式を決定するためのポリシーが格納されたポリシー記憶部44を参照して、ポリシーに従いブート方式を決定し、ブートローダ36またはブート指示送信部46′にブート指示を与える。ブートローダ36は、ブート指示に従い、端末10′中に記憶された画面転送クライアント向けOSイメージ38を起動するか、またはファイルサーバ14と通信しネットブート用のOSイメージ52をダウンロードし起動する。ブート指示送信部46′は実行環境サーバ16と通信しブート指示を送信する。
実行環境サーバ16に関しては、ブート指示受信部48が、端末10′のブート制御モジュールのブート指示送信部46′からブート方式の指示を受信する。それ以外は前述の第1の例と同様の構成である。
ファイルサーバ14は第1の例におけるファイルサーバ14と同様の構成である。
次に、図5および図6に示す例において端末が起動される際の処理の流れを図7、図8のシーケンス図を参照して説明する。
1)端末10′の電源を入れると、端末10′内に記録されたBIOSプログラム22が起動する(図7、図8:ステップ1100)。
2)BIOSプログラム22は、利用環境検出部24を起動する。利用環境検出部24は、社内外判定部26、ネットワーク帯域測定部、端末仕様保存部30を利用し、利用環境を検出する(図7、図8:ステップ1102)。それぞれの動作は前述の第1の例に述べたものと同様である。
3)あらかじめ利用者によってポリシー記憶部40に登録された、利用環境に応じてブート方式を決定するポリシーに従い、ブート方式決定部42′がブート方式(ネットブートか画面転送か)を決定する(ステップ1104)。ポリシーの記述や動作に関しては第1の例と同様である。
図7の、ネットブートが選択された場合において、
4)端末10′のブート指示方式決定部42′はブートローダ36に対し、ネットブートの指示を行い、ブートイメージをダウンロードすべきファイルサーバのURLを指定する(ステップ1106)。
5)ブートローダ36が指示されたURLのファイルサーバに対して、HTTPプロトコルを用いてブートイメージをリクエストする(ステップ1106)。ファイルサーバ14は、ダイジェスト認証やSSL認証などの、HTTP上で一般に使われる認証方式を利用して、端末10′の認証を行う。
6)ファイルサーバ14のOSイメージ送信部56は、端末10′からのリクエストを受けて、利用者・端末ごとに記憶されたネットブート用OSイメージ52を端末に送信する(ステップ1108)。
7)端末のブートローダ36は、ダウンロードしたOSイメージを利用してOSを起動する(ステップ1110)。
図8の、画面転送が選択された場合において、
8)端末10′のブート指示送信部46′は実行環境サーバ16に対し、ネットブートの指示を行い、ブートイメージをダウンロードすべきファイルサーバのURLを送信する(ステップ1112)。
9)実行環境サーバ16のブート指示受信部48がブート指示を受け取ると、ブートローダ50が指示されたURLのファイルサーバ14に対して、HTTPプロトコルを用いてブートイメージを、リクエストする(ステップ1114)。ファイルサーバ14は、ダイジェスト認証やSSL認証などの、HTTP上で一般に使われる認証方式を利用して、実行環境サーバ16の認証を行う。
10)ファイルサーバ14のOSイメージ送信部56は、実行環境サーバ16からのリクエストを受けて、利用者ごとに記憶されたネットブート用OSイメージ52を実行環境サーバ16に送信する(ステップ1116)。
11)実行環境サーバ16のブートローダ50は、ダウンロードしたOSイメージを利用してOSを起動する(ステップ1118)。
12)一方、端末10′のブート方式決定部42′はブートローダ36に対し、画面転送クライアント用OSブートの指示を行う。
13)端末10′のブートローダ36が端末10′内に記憶された画面転送クライアント用OS38を起動する(ステップ1120)。
14)続いて端末10′上で画面転送クライアント58を立ち上げ、実行環境サーバ16の入出力送受信部54に接続する(ステップ1122)。
前述の第1の例ではポリシーの記憶およびそれに基づく決定がサーバ側(ブート制御用サーバ)で一括して管理されるが、第2の例においては、端末側で管理されるので利用者側の自由度が高い。
本発明の実施形態によれば、端末を社外に持ち出した時など、モバイル時には画面転送方式で起動するため、起動時にネットワークにかける負荷がネットブート方式と比較し格段に低下する。また、起動時の負荷が大きな問題とはならない、社内LAN内などの環境化では、ネットブート方式で起動するので、操作に遅延が発生する画面転送方式と比較し良好な操作性が実現される。さらに、画面転送型では社内機含め全ての端末分の実行環境サーバが必要であるが、本実施形態では、モバイル環境に持ち出されて利用される端末分の実行環境サーバを用意すればよく、サーバ側のコストが削減される。
モバイル向けと社内向けそれぞれに、画面転送方式とネットブート方式の別々のクライアントシステムを導入する場合と比較し、システム全体のコストが削減されるとともに、利用者にとっては、双方の場合で共通の実行環境を利用できるため、別々の環境を使い分ける必要がある既存技術と比較し、利便性が向上する。

Claims (8)

  1. クライアント端末において、クライアント端末が置かれている利用環境を検出し、
    検出された利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントを画面転送型で実現するか、ネットブート型で実現するかを決定し、
    画面転送型のとき、クライアント端末への入力をサーバへ転送し、かつ、該入力に応じた該サーバの実行結果をサーバからクライアント端末へ転送し、
    ネットブート型のとき、クライアント端末においてクライアント端末からの入力に応じた実行結果を出力するためのプログラムをサーバからクライアント端末へ転送すること、を具備するシンクライアントの実現方法。
  2. クライアント端末からの入力に応じた実行結果を出力するためのプログラムをブートイメージの形でユーザ毎にサーバに格納することをさらに具備し、
    前記プログラムをサーバからクライアント端末へ転送することは、クライアント端末を使用するユーザについて格納されているブートイメージをサーバからクライアント端末へ転送することを含み、
    画面転送型のとき、クライアント端末を使用するユーザについて格納されているブートイメージをサーバ内の実行環境へ転送することをさらに具備する請求項1記載の方法。
  3. 前記利用環境は、クライアント端末がどのネットワークに接続されているか、クライアント端末が利用可能な通信帯域、およびクライアント端末の仕様の少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
  4. 自装置が置かれている利用環境を検出する検出手段と、
    検出手段が検出した前記利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントを画面転送型で実現することが決定されるとき、クライアント端末への入力をサーバへ送信し、かつ、該入力に応じた該サーバの実行結果をサーバから受信する送受信手段と、
    検出手段が検出した前記利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントをネットブート型で実現することが決定されるとき、入力に応じた実行結果を出力するためのプログラムをサーバからダウンロードするダウンロード手段とを具備するクライアント端末。
  5. 前記検出手段が検出した利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントを画面転送型で実現するか、ネットブート型で実現するかを決定する手段をさらに具備する請求項4記載のクライアント端末。
  6. 前記利用環境は、クライアント端末がどのネットワークに接続されているか、クライアント端末が利用可能な通信帯域、およびクライアント端末の仕様の少なくとも1つを含む請求項4記載のクライアント端末。
  7. ネットブート型のシンクライアントを実現するときクライアント端末へダウンロードするブートイメージを記憶する記憶手段と、
    画面転送型のシンクライアントを実現するとき、該記憶手段に記憶されるネットブート用のブートイメージをロードして画面転送型のシンクライアントのための実行環境をクライアント端末に提供する実行環境手段とを具備するサーバ。
  8. クライアント端末において検出された、クライアント端末が置かれた利用環境および予め定められたポリシーに基づいて、シンクライアントを画面転送型で実現するか、ネットブート型で実現するかを決定する手段をさらに具備する請求項7記載のサーバ。
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