JPWO2009119114A1 - シンクライアントシステムおよびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
アプリケーション実行中にクライアント実行方式か画面転送方式かを動的に変更可能とすると共に、クライアント端末およびサーバ装置の機能制約を越えたアプリケーション実行を可能とするシンクライアントシステムを提供する。クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションによるクライアント端末およびサーバ装置間の入出力制御をあらかじめ規定したポリシー情報に従って制御することを特徴とする。
Description
本発明は、アプリケーションの分散処理技術に関し、特にシンクライアントシステムにおいて、クライアント端末上でアプリケーションを実行するクライアント実行方式と、サーバ上でアプリケーションを実行しその画面出力をクライアント端末に転送する画面転送方式の2つの方式を動的に変更可能とするシンクライアントシステムおよびその方法に関する。
本発明に関する現時点での技術水準をより十分に説明する目的で、本願で引用され或いは特定される特許、特許出願、特許公報、科学論文等の全てを、ここに、参照することでそれらの全ての説明を組入れる。
シンクライアントシステムにおけるアプリケーション実行方式として、サーバ装置上に配置されたアプリケーションを必要に応じてクライアント端末上にダウンロードし実行するクライアント実行方式と、サーバ装置上でアプリケーションを実行し、その画面出力をクライアント端末に送信、表示する画面転送方式がある。画面転送方式においてはクライアント端末からのキーボードやマウス等の入力情報をサーバ装置上のアプリケーションに送付することでアプリケーションがクライアント端末上で実行されているような操作性を実現する。
たとえば、特許文献1や2にはクライアント実行方式が記載され、特許文献3や4には画面転送方式が開示されている。
第1の問題点は、特許文献1,2に記載される従来のシンクライアントシステムでは、アプリケーションの実行方式をアプリケーション実行中に変更できないことである。その理由は、クライアント実行方式と画面転送方式を動的に切り替える方法について何ら考慮されていないためである。第2の問題点は、クライアント実行方式においては、アプリケーションの実行がクライアント端末の機能の範囲に制約されるという点である。その理由は、アプリケーションからの機能呼び出しがクライアント端末に対して実行されるためである。第3の問題点は、特許文献3,4に記載の画面転送方式においては、アプリケーションの実行がサーバ装置の機能の範囲に制約されるという点である。その理由は、アプリケーションからの機能呼び出しがキーボードやマウス操作以外に関しては、サーバ装置に対して実行されるためである。
そこで、本発明の目的は、アプリケーション実行中にクライアント実行方式か画面転送方式かを動的に変更可能とすると共に、クライアント端末およびサーバ装置の機能制約を越えたアプリケーション実行を可能とするシンクライアントシステムを提供することである。
上記の課題を解決すべく本発明に係るシンクライアントシステム制御方法は、クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーション実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報に従って、前記クライアント端末及び前記サーバ装置間のアプリケーション実行方式を制御する。クライアント実行方式および画面転送方式で実行するアプリケーションの入出力をどのように処理するかをあらかじめ入出力制御ポリシー情報に記述する。アプリケーションをクライアント端末およびサーバ装置上で動作させ、各アプリケーションの入力および出力を現在の実行方式に応じた入出力制御ポリシー情報に従って制御する。実行方式の変更要求が発生した際に、変更後の実行形式に応じた入出力制御ポリシー情報に従って両アプリケーションの入出力を制御することで、アプリケーションの実行方式の動的変更および端末の機能制約を越えたアプリケーション実行を可能にする。
ここで、端末としては、シンククライアント端末であるコンピュータ端末に適用することの他に、携帯電話端末やPDAなどの携帯型コンピュータに適用することも可能である。
また、その場合に、入出力装置として、キーボード、マウス、通信、ファイルの入出力の他に、携帯電話におけるGPS機能や音楽再生機能、カメラ機能などサーバ搭載しない機能にも適用することができる。
また、本発明に係るシンクライアントシステムは、クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムにおいて、前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションにより実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報を記憶することを特徴とする。
第1の効果は、アプリケーションの実行途中にクライアント実行方式から画面転送方式に、また画面転送方式からクライアント実行方式に変更できる点である。その理由は、あらかじめクライアント端末およびサーバ装置上でアプリケーションを実行し、入出力制御ポリシー情報に従って各アプリケーションの入出力を制御することで、両アプリケーションの状態を実行方式の動的変更に対応できるようにするためである。第2の効果は、クライアント実行方式においてクライアント端末の機能に制約されずにアプリケーションを実行できる点である。その理由は、入出力制御ポリシー情報に従って、アプリケーションの一部の機能をサーバ装置上で実行できるためである。第3の効果は、画面転送方式においてサーバ装置の機能に制約されずにアプリケーションを実行できる点である。その理由は、入出力ポリシー情報に従って、アプリケーションの一部の機能をクライアント端末上で実行できるためである。
100 クライアント端末
101 アプリケーション実行制御装置
102 入出力検出制御装置
103 ファイル入出力装置
104 通信装置
105 入力装置
106 表示装置
200 サーバ装置
201 アプリケーション実行制御装置
202 入出力検出制御装置
203 ファイル入出力装置
204 通信装置
205 アプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部
208 ストレージ検出装置
210 バッテリ容量検出装置
101 アプリケーション実行制御装置
102 入出力検出制御装置
103 ファイル入出力装置
104 通信装置
105 入力装置
106 表示装置
200 サーバ装置
201 アプリケーション実行制御装置
202 入出力検出制御装置
203 ファイル入出力装置
204 通信装置
205 アプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部
208 ストレージ検出装置
210 バッテリ容量検出装置
以下、本発明の実施の形態について複数の実施例を用いて以下に説明する。
本発明の実施例は、ネットワークで接続されたクライアント端末およびサーバ装置から構成される。図1を参照するとクライアント端末100は、アプリケーションのダウンロード、実行を制御するアプリケーション実行制御装置101と、アプリケーションの入出力を検出し、ポリシー情報に従った制御を行う入出力検出制御装置102と、ファイルに対する読書きを行うファイル入出力装置103と、サーバ装置や他のコンピュータ等とネットワーク通信を行う通信装置104と、キーボードやマウス等の入力装置105と、ディスプレイ等の表示装置106を備える。ここで、サーバ装置で動作するアプリケーションとクライアント端末100で動作させるアプリケーションは、同一同バージョンであり、かつAPI関数も同一で対応OSも同一であるアプリケーションであることが望ましい。異なるOS間に分かれた場合は、同一OSにおける仮想マシン上で動作させてもよい。
図2を参照すると、サーバ装置200は、クライアント端末へのアプリケーションのダウンロードやサーバ装置上で実行するアプリケーションの実行を制御するアプリケーション実行制御装置201と、クライアント端末と同様の機能を有する入出力検出制御装置202、ファイル入出力装置203、通信装置204と、アプリケーション及びそのアプリケーションの入出力方法を規定するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載された入出力制御ポリシー情報を記憶するアプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部205を備える。
入出力制御ポリシー情報は、表1および表2を参照すると、クライアント方式でアプリケーションを実行する際に適用するポリシー情報と、画面転送方式による実行時に適用するポリシー情報から構成される。各ポリシー情報には、クライアントおよびサーバで実行される各々のアプリケーションに対して、キーボードやマウス、通信、ファイルといった様々な入出力装置において発生する入出力イベントをどのように処理するかを記載する。例えば、表1に示すポリシー情報は、クライアント実行方式において、クライアント端末上で実行されるアプリケーション(以降クライアントアプリと称する)に対して通信イベントが発生した際は、入力および出力共にクライアント端末側で処理することを意味し、同じタイミングにおいてサーバ装置上で実行されるアプリケーション(以降サーバアプリと称する)への通信入力はクライアント端末上のアプリケーションに対する通信入力をその入力とし、出力は行わないことを表す。同様にファイルに関しては、クライアントアプリはクライアント端末に対してファイルの入出力を行い、サーバアプリはサーバ装置に対してファイル入出力を行うことを表す。次に本発明を実施するための最良の形態の動作について詳細に説明する。
まず始めに図1、図2、図3を用いて説明する。本発明に係るシンクライアントシステムにより、シンクライアント制御方法のポリシー情報変更による実行方式変更のフローチャートを図3に示す。左側にクライアント端末100のフローを示し、右側にサーバ装置200のフローを示す。
あらかじめサーバ装置200のアプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部205にはアプリケーションと表1、表2で示す入出力制御ポリシー情報を保存しておくものとする(ステップB1)。
まずは、クライアント実行方式が選択された場合であり、クライアント端末100がサーバ装置200と通信しながら、クライアント実行アプリケーションを実行し(ルーチンSA)、続いて、クライアント実行入出力制御(ステップSC)を開始する。一方、サーバ装置200もまた、クライアント実行アプリケーションを実行し(ルーチンSB)、続いて、クライアント実行入出力制御(ステップSD)を開始する。
ここで、クライアント端末100の入力装置105より、実行方式変更指示入力がなされる(ステップA1)。
すると、クライアント端末100がサーバ装置200と通信しながら、方式変更制御(ルーチンSE)を実行し、続いて画面転送方式入出力制御が実行される(ルーチンSG)。同様に、サーバ装置200は方式変更制御(ルーチンSF)を実行し、続いて画面転送方式入出力制御が実行される(ルーチンSH)。
続いて図4を用いて、クライアント実行方式でアプリケーションを実行する際のクライアント端末およびサーバ装置の動作すなわち、ルーチンSA、SBについて詳細に説明する。
ルーチンSAでは、クライアント端末100を操作するユーザが入力装置105を通してクライアント方式でのアプリケーション実行を要求すると(ステップSA2)、その要求は入出力検出制御装置102を経由してアプリケーション実行制御装置101に通知される。アプリケーション実行制御装置101はその要求を受け取ると、入出力検出制御装置102を経由して通信装置104に対して、サーバ装置200に対してアプリケーションと入出力制御ポリシー情報のダウンロードを要求する(ステップSA4)。
ルーチンSBでは、サーバ装置200のアプリケーション実行制御装置201が通信装置204、入出力検出制御装置202を経由して、クライアント端末100からのダウンロード要求を受け取ると(ステップSB2),アプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部に保存されたアプリケーションおよびポリシー情報をクライアント端末100に対して送信する(ステップSB4)。
クライアント端末100の入出力検出制御装置102は通信装置104を経由してアプリケーションとポリシー情報を受け取ると、ポリシー情報をファイル入出力装置に記憶させた後(ステップSA6)、アプリケーションをアプリケーション実行制御装置101に送付する。アプリケーション実行制御装置101はサーバ装置200に対してアプリケーションの起動を要求した後(ステップSA8)、アプリケーションの起動を開始する(ステップSA10)。
サーバ装置200のアプリケーション実行制御装置201はクライアント端末100からのアプリケーション起動要求を受け取ると(ステップSB6)、アプリケーション入出力制御ポリシー記憶部からアプリケーションを取り出し実行を開始する(ステップSB8)。
次に図1、図2、図5、表1、表2を用いて、クライアント端末100およびサーバ装置200でアプリケーションを実行中に入出力制御ポリシー情報に従って各アプリケーションの入力および出力を制御する方法すなわち、ルーチンSCとルーチンSDについて説明する。ルーチンSCにおいて、クライアント端末100上で実行されるクライアントアプリがファイルからの読込みを行おうとすると、入出力検出制御装置102がそれを検出する(ステップSC2)。入出力検出制御装置102は表1で示す入出力制御ポリシー情報を参照し、クライアントアプリはクライアント端末100に対して、サーバアプリはサーバ装置200に対してファイル読込みを行うというポリシー情報に従って、ファイル入出力装置103に対してファイルの読込みを要求する(ステップSC4)。ここで、入出力制御ポリシー情報の読込方法は2種類存在する。第一の方法は、OSにおけるシステムコールでAPI関数をフックして、ポリシー情報に従って入出力させて関数をもどす方法である。この場合、OS側で処理を行うため、アプリケーションソフトについてなんら変更することなく採用できる点で導入が容易となる。
一方、第二の方法は各入出力に関するAPI関数に、ポリシー読み込み機能を持たせた関数を作成する方法である。この場合、対応させるアプリケーションのソースコードにおいて、入出力に関わるAPI関数について全てポリシー読み込み機能を持たせた関数に置き換えるため、アプリケーションでの変更が必要となるがOS上の変更を最小限とすることができる。
なお、ここで、OSにおけるAPI関数について述べたが、API関数であれば、OSに限定されるものではなく、アプリケーションにおけるAPIやミドルウェアのAPIに活用することができ、例えば、Android(商標)、携帯電話用のOSであるMoap(商標)、プログラミング言語であるJAVA(登録商標)、アプリケーションであるインターネット・エクスプローラのIE API(商標)、OSのAPIであるWINDOWS(登録商標) API(商標)、UNIX(登録商標) API(商標)、LINUX API(商標)に適用することができる。また、ミドルウェアとしては、仮想マシンに適用することができる。サーバ装置200においても同様に、ルーチンSDでは、入出力検出制御装置202がファイルの読込みを検出すると(ステップSD2)、ポリシー情報の記述に従って、ファイル入出力装置203からファイルの読込みを実行する(ステップSD4)。次に入出力検出制御装置102がネットワークからのデータの読取り要求を検出すると(ステップSC6)、ポリシー情報に従って、通信装置104からデータの読込みを実行しクライアントアプリに送付するとともに(ステップSC8)、サーバ装置200に対して読込んだデータを送信する(ステップSC10)。サーバ装置200の入出力検出制御装置はサーバアプリがネットワークからのデータ読取り要求を検出すると(ステップSD6)、ポリシー情報に従ってクライアント端末100からのデータの受信を待ち、データを受信すると(ステップSD8)、そのデータをサーバアプリに返却する(ステップSD10)。
以降、入出力検出制御装置102および入出力検出制御装置202がアプリケーションからの入出力要求を検出するたびに上記と同様にポリシー情報に従った入出力制御を実施する。
次に、図6に示すようにユーザがアプリケーション実行方式を画面転送方式に変更するよう入力装置105に入力すると、ルーチンSEにおいて、入出力検出制御装置102はその要求をサーバ装置200の入出力検出制御装置202に送信し(ステップSE2)、その後入出力要求検出後の参照ポリシー情報を表2の画面転送方式におけるポリシー情報に変更する(ステップSE4)。入出力検出制御装置202は、ルーチンSFに示すように画面転送方式への変更通知を受信すると(ステップSF2)、同様に適用ポリシー情報を変更する(ステップSF4)。以降、入出力検出制御装置102および入出力検出制御装置202がアプリケーションからの入出力要求を検出するたびに変更されたポリシー情報に従った入出力制御を繰り返す。
さらに、画面転送方式となると、ルーチンSGとして、クライアント端末100の操作内容がサーバ装置200に対して送信され(SG2)、続いて、ルーチンSHにおいて、キーボードなどの入力装置による操作内容が受信される(SH2)。クライアント端末100においてもアプリケーション処理はなされるが画面は一切生成しない(SG4)。サーバ装置200は、アプリケーションを実行し、アプリケーション処理(SH4)がなされる。さらに、そのアプリケーション処理の結果を画面情報として生成する(SH6)。さらに、その画面情報送信は、(SH8)であり、通信装置が画面情報を受信して、入出力検出制御装置102が画面情報を画面情報表示部SG8に表示する。
続いて、本発明の実施例2について図8と図9を用いて説明する。
図8は、本発明の第二の実施例を説明するためのシンクライアントシステムのクライアント端末200のブロック図であり、図9は本発明の第二の実施例を説明するためのシンクライアントシステムにおけるシンクライアントシステム制御方法のフローチャートである。
図8と、図2との差異は、入出力検出制御装置202にストレージ検出装置208が接続されることである。ストレージ検出装置208は、クライアント端末100のストレージ残量を検出する装置である。例えば、クライアント端末100の残ストレージ量が一定の値を下回るか否かを検出する装置である。
一方、図9は、あらかじめサーバ装置200のアプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部205にはアプリケーションと表1、表2で示す入出力制御ポリシー情報を保存しておくものとする(ステップSB12)。
次に、ストレージ検出装置208が、クライアント端末100のストレージ量を検出する。ここで、クライアント端末100の空きストレージが100KBを上回った場合は、クライアント実行が可能となる(ルーチンSA14)。従って、クライアントと同一のアプリケーションであるサーバアプリケーション実行ルーチンSA18が開始される。このとき、サーバ端末200も、クライアント実行アプリケーション実行ルーチンSB18が開始される。ここで、ルーチンSA14,SA18は、実施例1におけるSA,SBおよび後続するSC,SDに相当するルーチンである。
一方、クライアント端末100の空きストレージが100KBを下回った場合は、クライアント実行が不可能となる(ステップSA16)。クライアント端末100と、サーバ装置200のいずれでも、方式変更制御SA16とSB20が開始される。ここで、ルーチンSA16,SA20は、実施例1におけるSE,SFおよび後続するSG,SHに相当するルーチンである。
続いて、本発明の実施例3について図10と図11を用いて説明する。
図10は、本発明の第三の実施例を説明するためのシンクライアントシステムのクライアント端末200のブロック図であり、図11は本発明の第三の実施例を説明するためのシンクライアントシステムにおけるシンクライアントシステム制御方法のフローチャートである。
図10と、図2との差異は、入出力検出制御装置202にバッテリ容量検出装置210が接続されることである。バッテリ容量検出装置210は、クライアント端末100のバッテリ容量を検出する装置である。例えば、クライアント端末100の残バッテリ容量が一定の値を下回るか否かを検出する装置である。
一方、図11は、あらかじめサーバ装置200のアプリケーション/入出力制御ポリシー記憶部205にはアプリケーションと表1、表2で示す入出力制御ポリシー情報を保存しておくものとする(ステップSB22)。
次に、バッテリ容量検出装置210が、クライアント端末100のバッテリ容量を検出する。ここで、クライアント端末100のバッテリ容量がフル充電の3分の1を上回った場合は、クライアント実行が可能となる(ステップSA22)。従って、クライアント実行アプリケーション実行ルーチンSA24が開始される。このとき、サーバ端末200も、クライアントアプリケーションと同一のサーバアプリケーション実行ルーチンSB28が開始される。ここで、ルーチンSA24,SA28は、実施例1におけるSA,SBおよび後続するSC,SDに相当するルーチンである。
一方、クライアント端末100のバッテリ容量がフル充電の3分の1を下回った場合は、クライアント実行が不可能となる(ステップSA22)。クライアント端末100と、サーバ装置200のいずれでも、方式変更制御SA26とSB30が開始される。ここで、ルーチンSA26,SA30は、実施例1におけるSE,SFおよび後続するSG,SHに相当するルーチンである。
[発明の他の実施の形態]
表1、表2の入出力制御ポリシー情報を参照すると、入出力イベントとしてイベントの種類を記載しているが、それ以外に、特定のファイル名や通信先ホスト名(あるいはIPアドレス)を記載し、ファイル単位や通信先ホスト単位で入出力を制御することも可能である。この場合、図5のステップSC2やステップSC6において、入出力制御装置102はアプリケーションからのファイルや通信への入出力要求がどのファイルあるいはどのホストに対して行われているかを調べた後に、ポリシー情報に従った制御を実行するよう構成することもできる。
表1、表2の入出力制御ポリシー情報を参照すると、入出力イベントとしてイベントの種類を記載しているが、それ以外に、特定のファイル名や通信先ホスト名(あるいはIPアドレス)を記載し、ファイル単位や通信先ホスト単位で入出力を制御することも可能である。この場合、図5のステップSC2やステップSC6において、入出力制御装置102はアプリケーションからのファイルや通信への入出力要求がどのファイルあるいはどのホストに対して行われているかを調べた後に、ポリシー情報に従った制御を実行するよう構成することもできる。
本発明は、アプリケーションの分散処理技術に関し、特にシンクライアントシステムにおいて、クライアント端末上でアプリケーションを実行するクライアント実行方式と、サーバ上でアプリケーションを実行しその画面出力をクライアント端末に転送する画面転送方式の2つの方式を動的に変更可能とするシンクライアントシステムおよびその方法に関するものであれば、あらゆるものに適用することが可能であり、その利用の可能性において何ら限定するものではない。
幾つかの好適な実施の形態及び実施例に関連付けして本発明を説明したが、これら実施の形態及び実施例は単に実例を挙げて発明を説明するためのものであって、限定することを意味するものではないことが理解できる。本明細書を読んだ後であれば、当業者にとって等価な構成要素や技術による数多くの変更および置換が容易であることが明白であるが、このような変更および置換は、添付の請求項の真の範囲及び精神に該当するものであることは明白である。
Claims (18)
- クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、
前記シンクライアントシステム上でそれぞれ起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報に従って、前記クライアント端末及び前記サーバ装置間のアプリケーション実行方式を制御することを特徴とするシンクライアントシステム制御方法。 - 前記ポリシー情報は、クライアント実行方式および画面転送方式毎に、クライアントアプリケーションと前記クライアントアプリケーションと同一であってサーバに搭載されるサーバアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されていることを特徴とする請求項1記載のシンクライアントシステム制御方法。
- 前記シンクライアントシステムは、クライアント実行方式および画面転送方式のいずれかで前記クライアントアプリケーションと前記サーバアプリケーションを起動して各アプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針であるポリシー情報に従って制御する工程と、アプリケーション実行中に他方式の実行方式への変更要求を受け付けると前記他方式のポリシー情報に従って実行を制御する工程を含む請求項2記載のシンクライアントシステム制御方法。
- 前記ポリシー情報は、アプリケーションの入力および出力毎に、アプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一つに記載のシンクライアント制御方法。
- 前記ポリシー情報は、アプリケーションの入出力のイベントの種類毎に、制御方法が記載されていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一つに記載のシンクライアント制御方法。
- 実行方式の変更を適用ポリシー情報の変更によって実現することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一つに記載のシンクライアント制御方法。
- 入出力制御ポリシー情報のイベントの種類として、様々な条件を記載できることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一つに記載のシンクライアント制御方法。
- クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムにおいて
前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報を記憶することを特徴とするシンクライアントシステム。 - 前記ポリシー情報は、クライアント実行方式および画面転送方式毎に、アプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されていることを特徴とする請求項8記載のシンクライアントシステム。
- 前記シンクライアントシステムは、クライアント実行方式および画面転送方式のいずれかでクライアントアプリケーションと前記クライアントアプリケーションと同一であってサーバに搭載されるサーバアプリケーションを起動して各アプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針であるポリシー情報に従って制御し、アプリケーション実行中に他方式の実行方式への変更要求を受け付けると前記他方式のポリシー情報に従って実行を制御する請求項9記載のシンクライアントシステム。
- 前記ポリシー情報は、アプリケーションの入力および出力毎に、制御方法が記載されていることを特徴とする請求項8乃至10いずれか一つに記載のシンクライアントシステム。
- 前記ポリシー情報は、アプリケーションの入出力のイベントの種類毎に、制御方法が記載されていることを特徴とする請求項8乃至11いずれか一つに記載のシンクライアントシステム。
- 実行方式の変更を適用ポリシー情報の変更によって実現することを特徴とする請求項8乃至12いずれか一つに記載のシンクライアントシステム。
- 入出力制御ポリシー情報のイベントの種類として、様々な条件を記載できることを特徴とする請求項8乃至13いずれか一つに記載のシンクライアントシステム。
- クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、
前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報を記憶することを特徴とするクライアント端末。 - クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、
前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報を記憶することを特徴とするサーバ装置。 - クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、
前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報に従って、前記クライアント端末及び前記サーバ装置間のアプリケーション実行方式を制御することを特徴とするクライアント端末用プログラム。 - クライアント端末およびサーバ装置を備えるシンクライアントシステムを用いて、
前記シンクライアントシステム上で起動するアプリケーションを実行するためのアプリケーション実行方針が記載されたポリシー情報に従って、前記クライアント端末及び前記サーバ装置間のアプリケーション実行方式を制御することを特徴とするサーバ装置用プログラム。
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