JPWO2009096406A1 - 中継装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Abstract

中継装置が、複数の端末装置から通知されたチャネル品質情報の情報量を圧縮して、制御局装置へ通知することにより、周波数利用効率を向上させる。複数のサブチャネルを用いて制御局装置と端末装置とが無線通信を行なう通信システムに適用され、制御局装置と端末装置との通信を中継する中継装置400であって、端末装置からサブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を受信する受信部402と、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成する圧縮部405と、生成された通知情報を制御局装置へ送信する送信部406と、を備える。

Description

本発明は、制御局装置と端末装置との無線通信を中継する中継装置、通信システムおよび通信方法に関する。
次世代の移動通信では、利用周波数帯域の広帯域化に伴い、搬送波周波数が上がることが予想される。搬送波周波数が上がると電波の伝搬損が増加してしまうため、セルサイズが縮小してしまう。従来と同様のカバレッジとするためには、基地局装置を増設する必要があるが、コストが増大してしまう。そこで、基地局装置と移動局装置の間に中継装置を設置するシステムが検討されている。移動局装置は、遠方に存在する基地局装置ではなく、中継装置と通信を行なえばよいため、大幅な送信電力の削減が可能となる。
非特許文献1には、中継装置を利用した適応変調技術に適したシステムが提案されている。非特許文献1について、図19を用いて説明する。移動局装置m1は、基地局装置190からの伝搬状況が良好なので、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの高効率なデータ変調によって通信を行なう。移動局装置m2は、基地局装置190からの伝搬状況が悪く、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)が適用されるとする。しかし、中継装置191からの伝搬状況は良好なので、中継装置191からの中継パスを選択することにより、16QAMなどのより高効率なデータ変調を用いて通信が可能となる。
長谷川亮、Raiz Esmailzadeh、Hoang Nam Nguyen、中川正雄、"固定再生中継装置を用いた適応変調技術に適するマルチホップシステムの検討、"信学技法、RCS2004−210
下りリンクにおいて適応変調やスケジューリングを行なうには、図20に示すように、各移動局装置mが、受信のチャネル品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)を、上りリンクを用いて基地局装置190に通知する必要がある。上りリンクにおいても中継装置191a、191bを利用して通信を行なう場合、各移動局装置mがCQIを中継装置191a、191bに通知し、さらに中継装置191a、191bは、同じCQIを基地局装置へ通知しなければならないため、オーバーヘッドが増加してしまうという問題がある。通知するCQIの情報量の増大は、周波数利用効率の劣化につながってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、中継装置が、複数の端末装置から通知されたチャネル品質情報の情報量を圧縮して、制御局装置へ通知することにより、周波数利用効率を向上させることができる中継装置、通信システムおよび通信方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の中継装置は、複数のサブチャネルを用いて制御局装置と端末装置とが無線通信を行なう通信システムに適用され、制御局装置と端末装置との通信を中継する中継装置であって、前記端末装置からサブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を受信する受信部と、前記受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して前記制御局装置へ通知する通知情報を生成する圧縮部と、前記生成された通知情報を前記制御局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
(2)また、本発明の中継装置において、前記受信部は、複数の端末装置からチャネル品質情報を受信し、前記圧縮部は、受信した複数のチャネル品質情報のうち、一部を選択して通知情報を生成することを特徴としている。
このように、受信した複数のチャネル品質情報のうち、一部を選択して通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
(3)また、本発明の中継装置において、前記圧縮部は、受信品質が良好な順序でチャネル品質情報を選択することを特徴としている。
このように、受信品質が良好な順序でチャネル品質情報を選択するので、伝搬路状態の良好なチャネルを優先的に選択すると共に、情報量の削減を図ることが可能となる。
(4)また、本発明の中継装置において、前記圧縮部は、各サブチャネルから受信品質が最も良好なチャネル品質情報を優先的に一つずつ選択することを特徴としている。
このように、各サブチャネルから受信品質が最も良好なチャネル品質情報を優先的に一つずつ選択するので、選択するチャネル品質情報の個数をサブチャネル間で概ね一定に保持することが可能となる。
(5)また、本発明の中継装置において、前記圧縮部は、各端末装置について選択したチャネル品質情報の個数の差が、所定の値よりも小さくなるようにチャネル品質情報を選択することを特徴としている。
このように、各端末装置について選択したチャネル品質情報の個数の差が、所定の値よりも小さくなるようにチャネル品質情報を選択するので、各ユーザに対して割り当てるチャネル数を概ね一定に保持することが可能となる。
(6)また、本発明の中継装置において、前記端末装置の移動速度情報を取得する移動速度検出部を更に備え、前記圧縮部は、前記取得した移動速度が小さい端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することを特徴としている。
このように、移動速度が小さい端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することにより、通信状況の良好なチャネルを優先的に選択すると共に、情報量の削減を図ることが可能となる。
(7)また、本発明の中継装置において、前記端末装置の下りリンクにおけるQoS(Quality of Service)レベル情報を取得するQoSレベル情報取得部を更に備え、前記圧縮部は、前記取得したQoSレベルが高い端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することを特徴としている。
このように、QoSレベルが高い端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することにより、通信状況の良好なチャネルを優先的に選択すると共に、情報量の削減を図ることが可能となる。
(8)また、本発明の中継装置において、前記受信部は、前記端末装置から、複数チャネルのチャネル品質情報を受信し、前記圧縮部は、複数チャネルのチャネル品質情報を少なくとも一つのグループにグループ化し、前記グループに属するチャネル品質情報からグループ品質情報を生成し、少なくとも一つのグループ品質情報を選択して通知情報を生成することを特徴としている。
このように、端末装置が通知してきたチャネル品質情報をすべて制御局装置に通知するのではなく、チャネル品質情報をグループ化することによって、情報量を削減してから制御局装置へチャネル品質情報を通知情報として通知するため、中継装置から制御局装置へのチャネル品質情報の情報量を削減することができる。
(9)また、本発明の中継装置において、前記受信部は、前記端末装置から、サブチャネル毎の受信品質を直交変換することによって得られた直交変換受信品質情報を受信し、前記圧縮部は、前記直交変換受信品質情報の一部を選択して通知情報を生成することを特徴としている。
このように、端末装置が通知してきたチャネル品質情報をすべて制御局装置に通知するのではなく、中継装置においてDCTのポイント数を削減し、情報量を削減してから制御局装置へチャネル品質情報を通知情報として通知するため、中継装置から制御局装置へのチャネル品質情報の情報量を削減することができる。
(10)また、本発明の中継装置において、前記圧縮部は、前記チャネル品質情報を表す量子化ビット数を減少させて前記通知情報を生成することを特徴としている。
このように、端末装置が通知してきたチャネル品質情報をすべて制御局装置に通知するのではなく、中継装置において量子化ビット数を削減し、情報量を削減してから制御局装置へチャネル品質情報を通知情報として通知するため、中継装置から制御局装置へのチャネル品質情報の情報量を削減することができる。
(11)また、本発明の通信システムは、複数のサブチャネルを用いて、制御局装置と端末装置とが中継装置を介して無線通信を行なう通信システムであって、前記端末装置は、サブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を前記中継装置に対して送信し、前記中継装置は、前記端末装置から受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して通知情報を生成し、生成した通知情報を前記制御局装置へ送信し、前記制御局装置は、前記中継装置から前記通知情報を受信することを特徴としている。
このように、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
(12)また、本発明の通信システムは、請求項1から請求項10のいずれかに記載の中継装置と、サブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を前記中継装置に対して送信する少なくとも一つの端末装置と、前記中継装置から情報量が圧縮されたチャネル品質情報を受信する制御局装置と、から構成されることを特徴としている。
このように、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
(13)また、本発明の通信方法は、複数のサブチャネルを用いて制御局装置と端末装置とが無線通信を行なう通信システムに適用され、制御局装置と端末装置との通信を中継する中継装置の通信方法であって、受信部において、前記端末装置からサブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を受信するステップと、圧縮部において、前記受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して前記制御局装置へ通知する通知情報を生成するステップと、送信部において、前記生成された通知情報を前記制御局装置へ送信するステップと、を少なくとも含む。
このように、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
本発明によれば、受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して制御局装置へ通知する通知情報を生成するので、中継装置が制御局装置へ通知する情報量を削減することができる。削減したリソースを情報データの通信に用いることによって、周波数利用効率を向上させることが可能となる。
リソースの使用状況を示す図である。 移動局装置の概略構成を示すブロック図である。 CQI生成部の概略構成を示すブロック図である。 中継装置の概略構成を示すブロック図である。 各移動局装置が通知したCQIと、中継装置において各移動局装置のCQIが多重されている様子を示す図である。 CQIの情報量を削減する様子を示す図である。 CQIの情報量を削減する様子を示す図である。 CQIの情報量を削減する様子を示す図である。 基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 基地局装置がスケジューリングを行なう際に使用するテーブルを示す図である。 グルーピングを行なう前とグルーピングを行なった後の受信品質とチャネルとの関係を示す図である。 CQI生成部の概略構成を示す図である。 64サブチャネルの受信品質に対してDCTを行なった結果を示す図である。 64ポイントのサンプル値を32ポイントに削減した結果を示す図である。 IDCTを行なった結果を示す図である。 DCTの結果の16ポイントを選んだ結果を示す図である。 IDCTを行なった結果を示す図である。 移動局装置が中継装置に対して通知するCQIの量子化ビット数と、中継装置で量子化されたCQIのビット数を示す図である。 従来の通信システムを示す図である。 従来の通信システムにおいて、CQIを通知する様子を示す図である。
符号の説明
190 基地局装置
191 中継装置
191a、191b 中継装置
200 移動局装置
201 符号化部
202 マッピング部
203 多重部
204 CQI生成部
204a サブキャリア品質測定部
204b サブチャネル品質測定部
204c Top−M選択部
204d DCT部
204e サンプル数変更部
205 無線送信部
206 アンテナ
207 無線受信部
208 分離部
209 チャネル推定部
210 チャネル補償部
211 デマッピング部
212 復号部
400 中継装置
401 アンテナ
402 無線受信部
403 分離部
404 多重部
405 CQI圧縮部
406 無線送信部
407 検出部
900 基地局装置
901 アンテナ
902 無線受信部
903 分離部
904 チャネル推定部
905 チャネル補償部
906 デマッピング部
907 復号部
908 スケジューリング部
909 符号化部
910 マッピング部
911 多重部
912 無線送信部
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、中継装置が、複数の移動局装置から通知されたCQI(Channel Quality Indicator)の情報量を削減し、情報量が削減されたCQIを基地局装置へ通知する。中継装置が基地局装置へ通知するCQIの情報量を削減することによって、中継装置が基地局装置にCQIを通知するためのリソースを削減することができる。なお、実施形態においては、制御局装置は基地局装置に該当し、端末装置は移動局装置に該当するものとするが、本発明は、これに限定されるわけではない。例えば、制御局装置は無線LANにおけるアクセスポイントであっても良く、端末装置は無線LANにおけるコンピュータであっても良い。また、ユーザが使用する移動局装置のことを単にユーザと呼称する場合もある。
(第1の実施形態)
図1は、リソースの使用状況を示す図である。図1に示すように、CQIの情報量を削減した場合、削減したリソースを情報データの通信のためのリソースに用いれば、従来に対して周波数利用効率を向上させることができる。
図2は、本実施形態に係る移動局装置の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、この移動局装置200は、符号化部201、マッピング部202、多重部203、CQI生成部204、無線送信部205、アンテナ206、無線受信部207、分離部208、チャネル推定部209、チャネル補償部210、デマッピング部211、復号部212を備える。移動局装置200の情報データは、符号化部201へ入力される。符号化部201は、誤り訂正符号化を行ない、結果をマッピング部202へ出力する。マッピング部202は、符号化部201の出力ビット系列に対して、QPSKや16QAM等のディジタル変調を行ない、所定のサブキャリアへの割り当てを行なって、結果を多重部203へ出力する。多重部203は、マッピング部202の出力と、後述するCQI生成部204が出力するCQI、パイロット信号等の多重化を行なう。多重部203で多重化された信号は、無線送信部205へ出力される。無線送信部205は、ベースバンドのディジタル信号からアナログ信号波形を生成し、アンテナ206を用いて無線送信を行なう。
次に、移動局装置200における受信処理について説明する。アンテナ206で受信された信号は、無線受信部207においてベースバンドのディジタル信号に変換される。無線受信部207の出力は、分離部208へ入力される。分離部208は、受信パイロット信号をチャネル推定部209に出力し、受信データ部をチャネル補償部210に出力し、スケジューリングの制御情報をデマッピング部211と復号部212へ出力する。チャネル推定部209は、分離部208で分離された受信パイロット信号を用いて、各周波数におけるチャネルを推定する。チャネル推定値は、CQI生成部204とチャネル補償部210に入力される。
チャネル補償部210は、分離部208で分離された受信データ信号のチャネル補償を行ない、デマッピング部211へ出力する。デマッピング部211は、分離部208で分離されたスケジューリングの制御情報を基に、チャネル補償部210から入力されたデータ信号をビット系列に分解し、復号部212へ出力する。復号部212は、分離部208で分離されたスケジューリングの制御情報を基に、誤り訂正復号を行ない、情報データを出力する。
図3は、図2に示すCQI生成部204の概略構成を示すブロック図である。CQI生成部204は、図3に示すように、サブキャリア品質測定部204a、サブチャネル品質測定部204b、およびTop−M選択部204cを備える。図2に示すチャネル推定部209が出力したチャネル推定値は、サブキャリア品質測定部204aに入力される。サブキャリア品質測定部204aは、入力されたチャネル推定値を用いて、SNR(Signal-to-Noise power Ratio)、CNR(Carrier-to-Noise power Ratio)やMCS(Modulation and Coding Scheme)等の通信品質を示す値を算出する。
サブキャリア品質測定部204aで測定したサブキャリア毎の通信品質は、サブチャネル品質測定部204bに入力される。サブチャネル品質測定部204bは、サブキャリア毎の通信品質を基にサブチャネル毎の品質を求め、Top−M選択部204cへ出力する。なお、サブチャネルは1つ以上のサブキャリアの集合である。また、サブチャネルの品質の決定法は、サブチャネル内の平均化でもよいし、最大あるいは最小の品質等、どのようなものであってもよい。Top−M選択部204cは、サブチャネル毎の通信品質から上位M個(Mは1以上の整数)のサブチャネルの通信品質を選択し、CQIとして多重部203へ出力する。
次に、中継装置について説明する。図4は、中継装置の概略構成を示すブロック図である。図4に示すように、中継装置400は、アンテナ401(送信用および受信用)、無線受信部402、分離部403、多重部404、CQI圧縮部405、無線送信部406および検出部407を備える。中継装置400は、各移動局装置が送信した信号をアンテナ401で受信する。受信した信号は、無線受信部402に入力される。無線受信部402は、アナログ波形をディジタル信号に変換する。ディジタル信号は分離部403へ入力される。分離部403は、受信信号を、CQIとCQI以外の信号に分離し、CQIをCQI圧縮部405へ出力し、CQI以外の信号を多重部404へ出力する。
図5は、各移動局装置が通知したCQIと、中継装置において各移動局装置のCQIが多重されている様子を示す図である。図5において、横軸はCQIチャネル番号、縦軸は受信品質を示す。CQI圧縮部405は、中継装置400において受信したM×U個のCQI(Uは中継装置にCQIを通知したユーザ数であり、1以上の整数)を、M’個のCQIに削減する。
この情報量の削減方法としては、上位M’個を選択し、基地局装置へ通知する方法がある。図6から図8は、CQIの情報量を削減する様子を示す図である。例えば、図6では、M’=6とし、3ユーザのそれぞれ3個の合計9個のCQIのうち、斜線で示す受信品質の上位6個を選択する。図6で選択されるCQIは、ユーザ3のサブチャネル5、ユーザ3のサブチャネル3、ユーザ2のサブチャネル3、ユーザ2のサブチャネル2、ユーザ1のサブチャネル6、ユーザ3のサブチャネル6の順序となる。
また、別のCQIの情報量の削減方法として、中継装置は、最も状態の良いCQIから順に選択していくが、各サブチャネルにおいて複数のサブチャネルを選択することを回避する削減方法がある。例えば、図7では、ユーザ3のサブチャネル5、ユーザ3のサブチャネル3の順序でCQI選択する。次に、CQIの値が高いのは、ユーザ2のサブチャネル3であるが、既にサブチャネル3は選択されているため、この場合は選択せず、ユーザ2のサブチャネル2、ユーザ1のサブチャネル6、ユーザ2のサブチャネル1を選択する。最後に、選択したCQIの数が、M’個より少ない場合には、先程選択しなかったサブチャネルの中で最も品質がよいサブチャネル(ユーザ2のサブチャネル3)を選択する。
また、別のCQIの情報量の削減方法として、中継装置は、最も状態の良いCQIから順に選択していくが、各サブチャネルにおいて複数のサブチャネルを選択することを回避すると共に、各移動局装置について選択したチャネル品質情報の個数の差が、所定の値よりも小さくなるようにCQIを選択することによって情報量を削減方法がある。例えば、図8では、図7と同様に、ユーザ3のサブチャネル5、ユーザ3のサブチャネル3、ユーザ2のサブチャネル2、ユーザ1のサブチャネル6、ユーザ2のサブチャネル1のCQIを選択する。ここで、選択の過程においてユーザ2のサブチャネル3やユーザ1のサブチャネル5のように、それまでにCQIを選択したサブチャネルである場合は、そのサブチャネルを飛ばし、ユーザ2のサブチャネル2、ユーザ2のサブチャネル1を優先的に選択する。最後に、選択したCQIの数が、M’個より少ない場合には、各移動局装置のCQIの数が等しくなるようにCQIを選択する。例えば、図8の場合、以前選択したサブチャネルを回避してサブチャネルを選択した場合、ユーザ1は、サブチャネル6しか選択されないこととなるため、ユーザ1のサブチャネル5を選択することによって、すべてのユーザに対して同数のCQIを選択するようにする。
中継装置400のCQI圧縮部405が、上記のような様々な削減方法で各移動局装置のCQI情報を圧縮することによって、中継装置から基地局装置へのCQI情報量を削減することができる。なお、検出部407は、移動局装置の移動速度情報を検出する移動速度検出部、または移動局装置の下りリンクにおけるQoS(Quality of Service)レベル情報を取得するQoSレベル情報取得部を構成する。そして、CQIを削減する際に、移動局装置の移動速度、またはQoS等を考慮してCQIを削減してもよい。例えば、移動速度を考慮する場合は、移動速度の遅い移動局装置のCQIを優先的に選択したり、QoSの高いユーザのCQIを優先的に選択したりすればよい。CQIの情報量削減方法は、上記のようにCQIの情報量を削減することができるものであればどのような方法であってもよい。
図4において、CQI圧縮部405で圧縮されたCQIは、多重部404へ入力される。多重部404は、分離部403から入力されたCQI以外の信号と、CQI圧縮部405で得られたM’個のCQIの多重化が行なわれる。多重部404の出力は、無線送信部406へ入力される。無線送信部406は、アナログの送信波形を生成し、アンテナ401を用いて無線信号を送信する。
このように、中継装置400は、複数の移動局装置が通知してきたすべてのCQIを基地局装置に通知せず、CQIを削減してから基地局装置へCQIを通知するため、中継装置から基地局装置へのCQIの情報量を削減することができる。
次に、基地局装置について説明する。図9は、本実施形態に係る基地局装置の概略構成を示すブロック図である。基地局装置900は、アンテナ901、無線受信部902、分離部903、チャネル推定部904、チャネル補償部905、デマッピング部906、復号部907、スケジューリング部908、符号化部909、マッピング部910、多重部911、無線送信部912を備える。
アンテナ901で受信されたアナログ信号は、無線受信部902においてベースバンドのディジタル信号に変換されて、分離部903に出力される。分離部903は、入力された受信信号からパイロット信号を分離してチャネル推定部904に出力する。また、分離部903は、入力された受信信号からデータ信号を分離してチャネル補償部905に出力する。また、分離部903は、入力された受信信号から各移動局装置のCQIを分離してスケジューリング部908に出力する。
チャネル推定部904は、入力された受信パイロット信号を用いてチャネル推定値を求める。求めたチャネル推定値をチャネル補償部905に出力する。チャネル補償部905は、入力された受信データ信号と、チャネル推定部904から入力されるチャネル推定値とを用いて、データ信号がチャネルで受けた歪みを補償する。チャネル補償部905の出力は、デマッピング部906へ入力され、デマッピング部906で移動局装置が行なった変調に基づいてビットへの分解が行なわれる。デマッピング部906の出力は、復号部907へ入力され、移動局装置が行なった誤り訂正符号化に基づいて誤り訂正復号が行なわれ、情報データを得る。
一方、スケジューリング部908は、各移動局装置から通知されたCQI情報を基に、下りリンクにおける各移動局装置のリソース(周波数、時間)割り当て、変調方式、および符号化率等を決定する。例えば、図10に示すように、他の中継装置からユーザ4〜6のCQIが基地局装置へ通知されたとすると、基地局装置900は、図10のようなテーブルからスケジューリングを行なう。「Max−CIR」でスケジューリングを行なった場合、サブチャネル1はユーザ4、サブチャネル2はユーザ2、サブチャネル3および4はユーザ6、サブチャネル5はユーザ3、サブチャネル6はユーザ1とスケジューリングされる。図10では、「Max−CIR」の例を示したが、スケジューリング部908は、各サブチャネルのCQIの値と、別途通知される全サブチャネルの平均値あるいは通知されたCQIの平均値の差が最大となるユーザにリソースを割り当てる、「Proportional Fairness」によってスケジューリングを行なってもよい。
スケジューリング部908は、上記のようにリソースを割り当て、割り当てられたリソースにおける通信品質から、符号化率および変調方式を決定する。スケジューリング部908が決定した制御情報(リソース割り当て、符号化率および変調方式)は、符号化部909、マッピング部910および多重部911に入力される。
基地局装置から各移動局装置への下りリンク情報データは、符号化部909へ入力される。符号化部909は、スケジューリング部908から通知される制御情報(符号化率)に基づいて符号化を行ない、符号化ビットをマッピング部910へ出力する。マッピング部910は、符号化ビットをスケジューリング部908から通知される制御情報(リソース割り当ておよび変調方式)によってマッピングを行ない、多重部911へ出力する。多重部911は、マッピング部910の出力のほか、パイロット信号、スケジューリング部908から入力される制御情報の多重化を行なう。多重部911で多重化された信号は、無線送信部912へ出力され、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換された後、アンテナ901から送信される。
このように、第1の実施形態に係る通信システムによれば、複数の移動局装置が中継装置にCQIを通知し、中継装置は、移動局装置が通知したCQIを削減して基地局装置に通知するため、中継装置から基地局装置へのCQI情報量を削減することができる。CQIを削減することで得られるリソースをデータに割りあてることによって、周波数利用効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、中継装置において、中継装置にCQIを通知した少なくとも1つの移動局装置のCQIを、中継装置がCQI情報を削減し、少ない情報量のCQIを基地局装置へ通知する。移動局装置は、第1の実施形態と同様に、図2に示す構成を採る。すなわち、移動局装置200は、符号化部201、マッピング部202、多重部203、CQI生成部204、無線送信部205、アンテナ206、無線受信部207、分離部208、チャネル推定部209、チャネル補償部210、デマッピング部211、復号部212を備え、第1の実施形態と同様に機能する。
また、中継装置は、第1の実施形態と同様に、図4に示す構成を採る。すなわち、中継装置400は、アンテナ401(送信用および受信用)、無線受信部402、分離部403、多重部404、CQI圧縮部405、および無線送信部406を備える。ここで、CQI圧縮部405は、各移動局装置から受信したM×U個のCQI(Uは中継装置にCQIを通知したユーザ数であり、1以上の整数)を削減する。
本実施形態では、CQI圧縮部405におけるCQI圧縮方法として、グルーピングを用いる。例えば、図11の上側の図のように、移動局装置がCQIを通知し、中継装置400のCQI圧縮部405に入力された場合について説明する。なお、図11の上側の図では、全帯域のCQIが通知されている場合について示しているが、一部のみが通知されている場合であってもよい。CQI圧縮部405は、サブチャネル(サブチャネルは1以上のサブキャリアの集合)をグループ化し、CQIを削減する。グループ化後の品質の決定方法は、サブチャネル内の平均化でもよいし、最大あるいは最小の品質等、どのようなものであってもよい。
図11の下側の図に示すように、同図の上側の図のサブチャネル毎の受信品質を、4つのサブチャネルをグループ化することでCQIを削減している。なお、グループ化は1つ以上のサブチャネルを合成するものであるため、すべてのサブチャネルを1つにグループ化してもよい。さらに、グループ化するサブチャネル数は、移動局装置によって異なってもよい。なお、サブチャネルをグループ化は、移動局装置のサブチャネルの受信品質や、周波数選択性の強さ、移動局装置の移動速度、QoS等を基準に行なわれる。例えば、移動速度を考慮する場合は、移動速度の速い移動局装置のCQIを優先的にグループ化したり、QoSの低いユーザのCQIを優先的にグループ化したりすればよい。
CQI圧縮部405で圧縮されたCQIは、多重部404へ入力される。多重部404は、分離部403から入力されたCQI以外の信号と、CQI圧縮部405で得られたグループ化後のCQIの多重化を行なう。多重部404の出力は、無線送信部406へ入力される。無線送信部406は、アナログの送信波形を生成し、アンテナ401を用いて無線信号を送信する。
このように、中継装置は、複数の移動局装置が中継装置に通知したサブチャネルのCQIをすべて基地局装置に通知するのではなく、中継装置においてサブチャネルのCQIをグループ化することによって、CQIを削減してから基地局装置へCQIを通知するため、中継装置から基地局装置へのCQIの情報量を削減することができる。
次に、基地局装置について説明する。基地局装置は、第1の実施形態と同様に、図9に示す構成を採る。すなわち、基地局装置900は、アンテナ901、無線受信部902、分離部903、チャネル推定部904、チャネル補償部905、デマッピング部906、復号部907、スケジューリング部908、符号化部909、マッピング部910、多重部911、無線送信部912を備える。スケジューリング部908は、各移動局装置から通知されたCQI情報を基に、「Max−CIR」や「Proportional Fairness」のようなスケジューリング方法によって、下りリンクにおける各移動局装置のリソース(周波数、時間)を割り当てる。さらにスケジューリング部908は、割り当てられたリソースにおける通信品質から、符号化率および変調方式を決定する。スケジューリング部908が決定した制御情報(リソース割り当て、符号化率および変調方式)は、符号化部909、マッピング部910および多重部911に入力される。
このように、第2の実施形態によれば、複数の移動局装置は中継装置にサブチャネル毎のCQIを通知し、中継装置は、移動局装置が通知したサブチャネル毎のCQIをグループ化することでCQIを削減して基地局装置に通知するため、中継装置から基地局装置へのCQI情報量を削減することができる。CQIを削減することで得られるリソースをデータに割りあてることによって、周波数利用効率を向上させることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、中継装置が複数の移動局装置のCQIを受信し、複数の移動局装置のCQI情報を削減し、少ない情報量のCQIを基地局装置へ通知する。移動局装置は、第1の実施形態と同様に、図2に示す構成を採る。すなわち、移動局装置200は、符号化部201、マッピング部202、多重部203、CQI生成部204、無線送信部205、アンテナ206、無線受信部207、分離部208、チャネル推定部209、チャネル補償部210、デマッピング部211、復号部212を備える。第3の実施形態では、CQI生成部204の構成のみが第1の実施形態と異なる。
図12は、本実施形態に係る移動局装置のCQI生成部204の概略構成を示す図である。図12に示すように、第3の実施形態に係るCQI生成部204は、サブキャリア品質測定部204a、サブチャネル品質測定部204b、DCT(Discrete Cosine Transform)204d部、サンプル数変更部204eを備える。図2に示すチャネル推定部209から入力されたチャネル推定値がサブキャリア品質測定部204aに入力される。サブキャリア品質測定部204aは、チャネル推定値からサブキャリア毎の受信品質を測定し、サブチャネル品質測定部204bに出力する。
サブチャネル品質測定部204bは、入力されたサブキャリア毎の品質からサブチャネル毎の受信品質を測定し、DCT部204dへ出力する。なお、サブチャネルは1以上のサブキャリアから構成される。また、サブチャネル品質の決定方法は、サブチャネル内の平均化でもよいし、最大あるいは最小の品質等、どのようなものであってもよい。
DCT部204dは、得られたサブチャネル毎の受信品質に対して、DCTを行なう。ここで、64サブチャネルの受信品質に対してDCTを行なったものを図13に示す。図13において、横軸はサンプル番号、縦軸はサンプル値を示している。DCT部204dは、このようにDCTすることで得られた64ポイントのサンプル値を、サンプル数変更部204eへ出力する。サンプル数変更部204eは、入力された64ポイントのサンプル値からサンプル値を変更し、CQIとして出力する。例えば、図14に示すように、64ポイントのサンプル値を32ポイントに削減し、CQIとする。
次に、中継装置について説明する。第3の実施形態に係る中継装置は、第1の実施形態と同様に、図4に示す構成を採る。すなわち、中継装置400は、アンテナ401(送信用および受信用)、無線受信部402、分離部403、多重部404、CQI圧縮部405、および無線送信部406を備え、第1の実施形態と同様に機能する。
本実施形態では、CQI圧縮部405における削減方法として、DCTのポイント数を削減する。CQI圧縮部405は、通知された各ユーザのCQIの中から、サブチャネルの受信品質や、周波数選択性の強さ、移動局装置の移動速度、QoS等を基準に、DCTのポイント数を削減するCQIを決定する。例えば、移動局装置が32ポイントのサンプル値をCQIとして通知した場合、中継装置においてIDCT(Inverse Discrete Cosine Transform)を行なうと、図15に示す実線のような受信品質を得ることができる。本実施形態では、CQI圧縮部405において、DCTのポイント数を削減して基地局装置へ通知する。
図16は、DCTの結果の16ポイントを選んだ結果を示す図であり、図16のIDCT結果は、図17に示す実線のようになる。ポイント数を変更する移動局装置の選択は、移動速度の速い移動局装置のDCTのポイント数を優先的に削減したり、QoSの低い移動局装置のDCTのポイント数を優先的に削減したりすればよい。
CQI圧縮部405で削減されたCQIは、多重部404へ入力される。多重部404は、分離部403から入力されたCQI以外の信号と、CQI圧縮部405で得られたDCTポイント数削減後のCQIの多重化を行なう。多重部404の出力は、無線送信部406へ出力される。無線送信部406は、アナログの送信波形を生成し、アンテナ401を用いて無線信号を送信する。
このように、第3の実施形態に係る中継装置は、複数の移動局装置が中継装置に通知したサブチャネルのCQIをすべて基地局装置に通知するのではなく、中継装置においてDCTのポイント数を削減した後、基地局装置へCQIを通知するため、中継装置から基地局装置へのCQIの情報量を削減することができる。
次に、基地局装置について説明する。基地局装置は、第1の実施形態と同様に、図9に示す構成を採る。すなわち、基地局装置900は、アンテナ901、無線受信部902、分離部903、チャネル推定部904、チャネル補償部905、デマッピング部906、復号部907、スケジューリング部908、符号化部909、マッピング部910、多重部911、無線送信部912を備える。
スケジューリング部908は、各移動局装置から通知されたCQI情報をIDCTすることによって、サブチャネル毎の受信品質を復元し、得られた各ユーザのサブチャネル毎の受信品質を用いて、「Max−CIR」や「Proportional Fairness」のようなスケジューリング方法によって、下りリンクにおける各移動局装置のリソース(周波数、時間)を割り当てる。さらに、スケジューリング部908は、割り当てられたリソースにおける通信品質から、符号化率および変調方式を決定する。スケジューリング部908が決定した制御情報(リソース割り当て、符号化率および変調方式)は、符号化部909、マッピング部910および多重部911に入力される。
このように、第3の実施形態によれば、複数の移動局装置が中継装置にDCT後のCQIを通知し、中継装置は、移動局装置が通知したCQIにおいて、DCTのポイント数を削減して基地局装置に通知するため、中継装置から基地局装置へのCQI情報量を削減することができる。CQIを削減することで得られるリソースをデータに割りあてることによって、周波数利用効率を向上させることができる。
(第4の実施形態)
本実施形態では、中継装置において、中継装置にCQIを通知した複数の移動局装置のCQIを、中継装置がCQI情報を削減し、少ない情報量のCQIを基地局装置へ通知する。
移動局装置は、第1の実施形態と同様に、図2に示す構成を採る。すなわち、移動局装置200は、符号化部201、マッピング部202、多重部203、CQI生成部204、無線送信部205、アンテナ206、無線受信部207、分離部208、チャネル推定部209、チャネル補償部210、デマッピング部211、復号部212を備える。第3の実施形態では、CQI生成部204の機能のみが第1の実施形態と異なる。
CQI生成部204は、図3に示すように、サブキャリア品質測定部204a、サブチャネル品質測定部204b、Top−M選択部204cを備える。図2に示すチャネル推定部209からのチャネル推定値がサブキャリア品質測定部204aに入力される。サブキャリア品質測定部204aは、チャネル推定値を用いて、SNR、CNRやMCS等の通信品質を示す値を算出する。サブキャリア品質測定部204aで測定したサブキャリア毎の通信品質は、サブチャネル品質測定部204bに入力される。サブチャネル品質測定部204bは、サブキャリア毎の通信品質を基にサブチャネル毎の品質を求め、量子化を行ない、Top−M選択部204cへ出力する。なお、サブチャネルは1以上のサブキャリアから構成される。また、サブチャネルの品質の決定方法は、サブチャネル内の平均化でもよいし、最大あるいは最小の品質等、どのようなものであってもよい。Top−M選択部204cは、サブチャネル毎の通信品質から上位M個(Mは1以上の整数)のサブチャネルの通信品質を選択し、CQIとして多重部へ出力する。
次に、中継装置について説明する。本実施形態に係る中継装置は、第1の実施形態と同様に、図4に示す構成を採る。すなわち、中継装置400は、アンテナ401(送信用および受信用)、無線受信部402、分離部403、多重部404、CQI圧縮部405、および無線送信部406を備える。
本実施形態では、CQI圧縮部405における削減方法として、サブチャネルの受信品質の量子化ビット数を削減する。CQI圧縮部405は、通知された各ユーザのCQIの中から、サブチャネルの受信品質や、周波数選択性の強さ、移動局装置の移動速度、QoS等を基準に、量子化ビット数を削減するCQIを決定する。例えば、図18の左側の図のように、移動局装置が、4ビットで量子化された受信品質をCQIとして通知した場合、中継装置は、図18の右側の図のように、2ビットに改めて量子化を行なう。ここで、移動速度の速い移動局装置のCQIの量子化ビット数を優先的に削減したり、QoSの低いユーザのCQIを優先的に削減したりすればよい。
CQI圧縮部405で削減されたCQIは、多重部404へ入力される。多重部404は、分離部403から入力されたCQI以外の信号と、CQI圧縮部405で得られた量子化ビット数削減後のCQIの多重化が行なわれる。多重部404の出力は、無線送信部406へ入力される。無線送信部406は、アナログの送信波形を生成し、アンテナ401を用いて無線信号を送信する。
このように、第3の実施形態に係る中継装置は、複数の移動局装置が中継装置に通知したサブチャネルのCQIをすべて基地局装置に通知するのではなく、中継装置において量子化ビット数を削減した後、基地局装置へCQIを通知するため、中継装置から基地局装置へのCQIの情報量を削減することができる。
次に、基地局装置について説明する。本実施形態に係る基地局装置は、第1の実施形態と同様に、図9に示す構成を採る。すなわち、基地局装置900は、アンテナ901、無線受信部902、分離部903、チャネル推定部904、チャネル補償部905、デマッピング部906、復号部907、スケジューリング部908、符号化部909、マッピング部910、多重部911、無線送信部912を備える。
スケジューリング部908は、各移動局装置から通知されたCQI情報を用いて、得られた各ユーザのサブチャネル毎の受信品質を用いて、「Max−CIR」や「Proportional Fairness」のようなスケジューリング方法によって、下りリンクにおける各移動局装置のリソース(周波数、時間)を割り当てる。さらにスケジューリング部908は、割り当てられたリソースにおける通信品質から、符号化率および変調方式を決定する。スケジューリング部が決定した制御情報(リソース割り当て、符号化率および変調方式)は、符号化部909、マッピング部910および多重部911に入力される。
このように、第4の実施形態によれば、複数の移動局装置は、中継装置にCQIを通知し、中継装置は、移動局装置が通知したCQIの量子化ビット数を削減して基地局装置に通知するため、中継装置から基地局装置へのCQI情報量を削減することができる。CQIを削減することで得られるリソースをデータに割りあてることによって、周波数利用効率を向上させることができる。

Claims (13)

  1. 複数のサブチャネルを用いて制御局装置と端末装置とが無線通信を行なう通信システムに適用され、制御局装置と端末装置との通信を中継する中継装置であって、
    前記端末装置からサブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を受信する受信部と、
    前記受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して前記制御局装置へ通知する通知情報を生成する圧縮部と、
    前記生成された通知情報を前記制御局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする中継装置。
  2. 前記受信部は、複数の端末装置からチャネル品質情報を受信し、
    前記圧縮部は、受信した複数のチャネル品質情報のうち、一部を選択して通知情報を生成することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  3. 前記圧縮部は、受信品質が良好な順序でチャネル品質情報を選択することを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  4. 前記圧縮部は、各サブチャネルから受信品質が最も良好なチャネル品質情報を優先的に一つずつ選択することを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  5. 前記圧縮部は、各端末装置について選択したチャネル品質情報の個数の差が、所定の値よりも小さくなるようにチャネル品質情報を選択することを特徴とする請求項4記載の中継装置。
  6. 前記端末装置の移動速度情報を取得する移動速度検出部を更に備え、
    前記圧縮部は、前記取得した移動速度が小さい端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  7. 前記端末装置の下りリンクにおけるQoSレベル情報を取得するQoSレベル情報取得部を更に備え、
    前記圧縮部は、前記取得したQoSレベルが高い端末装置のチャネル品質情報を優先的に選択することを特徴とする請求項2記載の中継装置。
  8. 前記受信部は、前記端末装置から、複数チャネルのチャネル品質情報を受信し、
    前記圧縮部は、複数チャネルのチャネル品質情報を少なくとも一つのグループにグループ化し、前記グループに属するチャネル品質情報からグループ品質情報を生成し、少なくとも一つのグループ品質情報を選択して通知情報を生成することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  9. 前記受信部は、前記端末装置から、サブチャネル毎の受信品質を直交変換することによって得られた直交変換受信品質情報を受信し、
    前記圧縮部は、前記直交変換受信品質情報の一部を選択して通知情報を生成することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  10. 前記圧縮部は、前記チャネル品質情報を表す量子化ビット数を減少させて前記通知情報を生成することを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  11. 複数のサブチャネルを用いて、制御局装置と端末装置とが中継装置を介して無線通信を行なう通信システムであって、
    前記端末装置は、サブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を前記中継装置に対して送信し、
    前記中継装置は、前記端末装置から受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して通知情報を生成し、生成した通知情報を前記制御局装置へ送信し、
    前記制御局装置は、前記中継装置から前記通知情報を受信することを特徴とする通信システム。
  12. 請求項1から請求項10のいずれかに記載の中継装置と、
    サブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を前記中継装置に対して送信する少なくとも一つの端末装置と、
    前記中継装置から情報量が圧縮されたチャネル品質情報を受信する制御局装置と、から構成されることを特徴とする通信システム。
  13. 複数のサブチャネルを用いて制御局装置と端末装置とが無線通信を行なう通信システムに適用され、制御局装置と端末装置との通信を中継する中継装置の通信方法であって、
    受信部において、前記端末装置からサブチャネルの受信品質を示すチャネル品質情報を受信するステップと、
    圧縮部において、前記受信したチャネル品質情報の情報量を圧縮して前記制御局装置へ通知する通知情報を生成するステップと、
    送信部において、前記生成された通知情報を前記制御局装置へ送信するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする通信方法。
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