JPWO2009093714A1 - 符号化方法、復号化方法、それらの装置、及びそれらのプログラムと記録媒体 - Google Patents

符号化方法、復号化方法、それらの装置、及びそれらのプログラムと記録媒体 Download PDF

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Abstract

誤差の少ない符号化方法を提供する。この発明による符号化方法は、入力信号から求めた正規化値を、ベクトル量子化する際の入出力から求めた誤差分で補正した後に量子化する。そのために、フレーム毎に求めた入力信号の正規化値に基づいて入力信号を正規化する正規化段階と、正規化されたフレームを予め定められた規則に基づいて分割入力信号系列に分割する分割段階と、分割入力信号系列をベクトル量子化してベクトル量子化インデックスを生成するベクトル量子化段階と、入力信号の正規化値をベクトル量子化段階の入出力から求めた誤差分で補正する正規化値補正段階とを有する。

Description

この発明は、音声や音楽などの音響信号や画像信号等のディジタル信号を符号化する方法、復号化方法、それらの装置、及びそれらのプログラムと記録媒体に関する。
従来から、例えば音声信号を高能率で符号化する方法として、入力された原音サンプルの列をフレームと呼ばれる5〜50ms程度の一定区間毎の入力信号系列に分割し、そのフレーム毎の入力信号系列に対する正規化値を求め、各フレームの入力信号系列中のサンプル値をその正規化値で正規化して得た正規化入力信号系列を予め定められた規則に基づいて分割した後に、ベクトル量子化する方法が知られている。
その符号化方法による符号化装置を図27に、復号化装置を図28に示して動作を簡単に説明する。符号化装置は、正規化値生成部101と、正規化部102と、分割部103と、ベクトル量子化部104と、正規化値量子化部105とを備える。正規化値生成部101は、複数サンプルから成るフレーム単位毎に原音サンプルがまとめられた入力信号系列X={Xn; n=0, …, N-1}が入力される。ただし、Nはフレームあたりのサンプル数である。入力信号系列Xは時間領域のサンプル列であってもよいし、そのようなサンプル列をフレーム毎に周波数領域に変換して得られたスペクトルによるサンプル列であってもよい。正規化値生成部101は入力信号系列X中のサンプルのパワーの平均値の平方根を正規化値Gとして出力する。正規化値量子化部105は、正規化値生成部101で求められた正規化値Gを量子化し、正規化値量子化インデクスIGとして出力する。正規化部102で正規化値量子化インデックスIGを復号して得られた復号化正規化値G'を用いる場合は、各正規化値量子化部105は復号化正規化値G'も出力する。
正規化部102は、入力信号系列Xと正規化値生成部101で求められた正規化値G又は正規化値量子化部105で求められた復号化正規化値G'を入力として、入力信号系列X内の各サンプル値(振幅値)を正規化値G又は復号化正規化値G'で割り算する、若しくはその逆数を乗ずることで、入力信号系列を正規化して正規化入力信号系列x={xn; n=0, …, N-1}として出力する。分割部103は、正規化部102からの出力である正規化入力信号系列xを、予め定められた規則に基づいて、M個の分割入力信号系列ui (i=0,…,M-1, Mは1以上の整数)に分割して出力する。M=1の場合は分割を行わず、x=u0となるため、分割部103は省略されることもある。
ベクトル量子化部104は、分割部103の出力である分割入力信号系列のそれぞれについてベクトル量子化し、ベクトル量子化インデックスkiを出力する。なお、ベクトル量子化部104は例えば2以上の有限個のインデックスにそれぞれ予め決めた代表ベクトル値を対応付けたベクトル符号帳104Tを有しており、ベクトル量子化部104は与えられた分割入力信号系列uiとの間で最も距離尺度が小さい代表ベクトル値に対応するインデックスkiをベクトル量子化インデックスとして出力する。
復号化装置は、ベクトル復号化部111と、再構成部112と、正規化値復号化部113と、逆正規化部114を備える。ベクトル復号化部111は符号化装置のベクトル量子化部104と同じベクトル符号帳111Tを有しており、符号化装置から与えられる各ベクトル量子化インデックスkiに対応する代表ベクトル値をベクトル符号帳111Tから読み取ることにより、kiを復号化し、分割出力信号系列viとして出力する。再構成部112は、ベクトル復号化部111からの1フレーム分の分割出力信号系列viを用いて、符号化装置の分割部103におけるxとuiとの関係とyとviとの関係を同じとするための予め定められた規則に基づいて正規化出力信号系列yを再構成する。正規化値復号化部113は、符号化装置から送信される正規化値量子化インデックスIGを復号化して復号化正規化値G'を出力する。逆正規化部114は、再構成された正規化値出力信号系列yと、復号化正規化値G'を入力として出力信号系列yに復号化正規化値G'を乗算することで逆正規化し、出力信号系列Yとして出力する。
上記した符号化装置と復号化装置による従来の符号化法は、入力信号をフレーム毎に予め正規化することにより、フレーム間で異なる入力信号系列の振幅値の分散を小さくすることができ、ベクトル量子化の効率を向上させることが可能になる。例えば特許文献1では、フレーム毎の周波数領域信号を正規化し、その結果をベクトル量子化することが示されている。
また、非特許文献1には、CELP符号化において時間領域入力信号の各フレームをサブフレームに分割し、それらのサブフレームの一連のパワーをベクトル量子化することが示されている。
特開平7-261800号公報(段落[0016]〜[0021]) 三樹聡等、「ピッチ同期雑音励振源を持つCELP符号化(PSI-CELP)」、電子情報通信学会論文誌、Vol.J77-A, No.3, pp.314-324, 1994年3月。
しかし、上記した従来法では、正規化値生成部101で得られた正規化値が、入力信号のみに基づいて求められる。従って、このような符号化装置において正規化入力信号系列を分割した分割入力信号系列をベクトル量子化して求めたベクトル量子化インデックスと、入力信号のみから求めた正規化値とを復号化装置において用いても符号化装置の入力信号に対する復号化装置の出力信号の誤差量を表す信号対雑音比(Signal to Noise Ratio以下「SNR」と称する)を向上させた誤差の少ない出力信号を復号化できる保証はない。つまり、誤差の少ない符号化ができるとは限らない。
この発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、誤差の少ない符号化方法、復号化方法、それらの装置、及びそれらのプログラムと記録媒体を提供することを目的とする。
この発明の第1の観点による符号化方法は、
複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化段階と、
上記正規化入力信号系列を量子化して信号量子化インデックスを生成する信号量子化段階と、
入力信号の系列と、信号量子化インデックスに対応する信号系列を、補正係数で補正した正規化値で逆正規化して得られる信号系列と、の距離尺度が最小となる補正係数を生成する補正係数生成段階と、
上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化段階と、
少なくとも上記信号量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力段階と、
を含む。
この発明の第2の観点による符号化方法は、
複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化段階と、
上記正規化入力信号系列をフレーム毎に予め定められた規則に基づいて分割して分割入力信号系列を生成する分割段階と、
上記分割入力信号系列をベクトル量子化してベクトル量子化インデックスを生成するベクトル量子化段階と、
上記ベクトル量子化インデックスに対応した信号系列を分割出力信号系列として生成する復号化段階と、
上記分割入力信号系列と上記分割出力信号系列の内積値の総和を第1補正係数とし、上記分割出力信号系列のベクトルの2乗和の総和を第2補正係数としたとき、上記第1補正係数を上記第2補正係数で除算したものを上記補正係数として生成する補正係数生成段階と、
上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化段階と、
少なくとも上記ベクトル量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力段階と、
を含む符号化方法。
この発明による復号化方法は、
入力された正規化値量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化値を生成する正規化値復号過程と、
入力された信号量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化出力信号系列を生成するベクトル復号化過程と、
入力された補正係数量子化インデックスを復号化してフレーム毎の補正係数を生成する補正係数復号化過程と、
上記正規化値を上記補正係数で補正し、補正された正規化値を生成する正規化値補正過程と、
上記正規化出力信号系列を上記補正された正規化値で逆正規化してフレーム毎の出力信号を生成する逆正規化過程と、
を含む。
この発明の符号化方法復号化方法及び装置によれば、符号化においてベクトル量子化インデックスを生成する際の入出力の関係から符号化誤差を最小化するように、フレーム毎に求めた入力信号の正規化値を補正することでSNRを向上させた誤差の少ない符号化及び復号化が実現できる。
この発明による符号化装置の第1実施例の機能構成例を示す図。 図1の符号化装置の動作フローを示す図。 図1における分割部103の動作例を示す図。 この発明による符号化装置の第2実施例の機能構成例を示す図。 図4の符号化装置の動作フローを示す図。 この発明による符号化装置の第3実施例の機能構成例を示す図。 図6の符号化装置の動作フローを示す図。 この発明による符号化装置の第4実施例の機能構成例を示す図。 図8の符号化装置の動作フローを示す図。 この発明による符号化装置の第5実施例の機能構成例を示す図。 図10の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す図。 この発明による符号化装置の第6実施例の機能構成例を示す図。 この発明による符号化装置の第7実施例の機能構成例を示す図。 この発明による符号化装置の第8実施例の機能構成例を示す図。 この発明による符号化装置の第9実施例の機能構成例を示す図。 図15の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す図。 この発明による符号化装置の第10実施例の機能構成例を示す図。 図17の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す図。 この発明による符号化装置の第11実施例の機能構成例を示す図。 この発明による符号化装置の第12実施例の機能構成例を示す図。 この発明による符号化装置の第13実施例の機能構成例を示す図。 図21の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す図。 この発明による符号化装置の第14実施例の機能構成例を示す図。 図23の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す図。 シミュレーションを行った実験装置の概略的な機能構成を示す図。 シミュレーション結果を示す図。 従来の符号化装置の機能構成例を示す図。 従来の復号化装置の機能構成例を示す図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔発明の基本的な考え〕
実施例の説明の前に、この発明の符号化方法の基本的な考えを説明する。上記した正規化値生成部101で生成する正規化値Gを、例えば式(1)のように定義する。
Figure 2009093714
X={Xn; n=0, …, N-1}
ここでXはフレーム毎の入力信号サンプルX0, …, XN-1の列であり、Nはフレーム当たりのサンプル数である。よって式(1)で定義される正規化値Gは、フレーム毎の入力信号のパワーの平均値の平方根である。また、説明を簡単にする目的でここでは分割段階がない場合で説明する。正規化値Gで除算されて正規化された正規化入力信号系列をx={xn; n=0, …, N-1}、復号化装置における復号化後の正規化出力信号系列をy={yn; n=0, …, N-1}と表わす。
各フレームにおける正規化前の入力信号系列X=Gxと、復号化装置における逆正規化後の出力信号系列Y=Gyとの間の距離尺度を表す誤差dを求めると式(2)となる。
Figure 2009093714
ここでtは転置を意味する。
一方、この発明の符号化方法は、この誤差dが最小となるように復号化装置に与える正規化値Gを補正係数γで補正し、補正した正規化値G*=γGを復号化装置に与える、あるいは補正係数γを正規化出力信号系列yに乗ずることで誤差を最小化した出力信号系列を得る考えである。従って、この発明による符号化方法の各フレームでの符号化装置の入力信号系列と復号化装置の出力信号系列との間の距離尺度を表す誤差d'は次式(3)で表わせる。
Figure 2009093714
上記誤差d'を最小にするγは、次式(4)を満たすγを求めることで得られる。
Figure 2009093714
G=0の場合を除きγは次式(5)で表わせる。
Figure 2009093714
式(3)に式(5)のγを代入すると、この発明による誤差d'は、次式(6)のように変形できる。
Figure 2009093714
ここで従来法による符号化誤差dと、この発明による符号化誤差d'の大きさを比較する目的で、両者の差を計算すると次式(7)で表わせる。
Figure 2009093714
式(7)によればy=0の場合を除き、常にd−d'≧0である。つまり、従来法による符号化誤差dよりもこの発明による符号化誤差d'の方が小さいか等しい。従って、補正された正規化値G*を考慮した符号化、復号化をすることでSNRを向上させた誤差の少ない符号化、復号化が実現できる。
〔第1実施例〕
図1にこの発明による符号化方法を用いた符号化装置10の第1実施例の機能構成例を示し、その動作フローを図2に示す。本装置の各部は複数サンプルによるフレーム毎に動作する。フレーム毎の入力信号は時間領域の信号であっても、周波数領域の信号であってもよいが、以降の説明では入力信号が周波数領域信号の場合で説明する。符号化装置は、正規化値生成部101と、正規化部102と、分割部103と、ベクトル量子化部104と、正規化値量子化部105と、正規化値補正部20とを備える。符号化装置は、図27に示した従来法による符号化装置の構成に正規化値補正部20を追加した構成である。図27と同じ記号を付してある処理部は、図27と同じ動作をする。この実施例の符号化装置は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現してもよい。
正規化値生成部101は、入力信号系列X中の各入力信号サンプルのパワーの平均値の平方根を正規化値Gとして出力する。または、各入力信号サンプルのパワーの平均値でなくとも、例えば絶対値の平均を正規化値Gとしてもよい。または、フレーム当たりの入力信号の標準偏差を正規化値としてもよい。
正規化部102は、入力信号系列Xをサンプル毎に正規化値Gで割り算した正規化入力信号系列x={xn;n=0, …, N-1}を出力する(ステップS102)。分割部103は、正規化入力信号系列xを分割して分割入力信号系列u={ui,j; i=0,…, M-1; j=0,…,h(i)}、ただしh(i)はi番目の分割入力信号系列のサンプル数、を出力する(ステップS103)。この例では、正規化入力信号系列xは周波数領域の信号であり、1フレームの正規化入力信号系列xが例えば周波数の低い順に配列された16個のスペクトルサンプルx0, …, x15で構成されるものと仮定する。この場合、xn=xi+jMと表すと、分割部103は正規化入力信号系列xn(n=0, …, N-1)を次式(8)に示す関係で分割する。
Figure 2009093714
h(i)は第i番目の分割入力信号系列uiのサンプル数を表すが、この例では各分割入力信号系列の数が同じになるように分割を行っており、h(i)=N/Mである。ここで分割数MをM=4とした場合の1フレームの正規化入力信号系列xと、分割入力信号系列uの例を図3に示す。16個の周波数スペクトルで構成される1フレームの正規化入力信号系列xを、4サンプル置きに4つの分割入力信号系列にする。つまり、i=0の場合である最初の分割は正規化入力信号系列xnの低周波数側から4個飛びの周波数スペクトルのx0,x4,x8,x12が選択され1つの分割入力信号系列とされる。i=1の場合である2つ目の分割入力信号系列はx1,x5,x9,x13が選択されたものとされる。
ベクトル量子化部104は、2以上の有限個のインデックスに対し、それぞれ予め決めた代表ベクトルを対応付けたベクトル符号帳104Tを有しており、量子化対象の入力ベクトルである分割入力信号系列uiとの間の距離尺度が最小となる代表ベクトルに対応するインデックスkiをベクトル量子化インデックスとして出力する。具体的には、分割入力信号系列uiの各サンプルui,jと代表ベクトルwiの各サンプルwi,j間の距離尺度として例えば次式
Figure 2009093714
で表される誤差diが最小となるwiに対応付けられたベクトル量子化インデックスkiを求めることができ、kiに対応する代表ベクトルwiが分割出力信号系列viとなる。図3の例では、4つのサンプルui,j(j=0,…,3)を要素とするベクトルである分割入力信号系列uiをベクトル符号帳104Tを参照してベクトル量子化し、ベクトル量子化インデックスkiを出力する(ステップS104)。従って、この例ではフレーム毎に4個のベクトル量子化インデックスk0, k1, k2, k3が出力されることになる。なお、ここではベクトル量子化を例として説明しているが、分割入力信号系列uiに対応する分割出力信号系列viを得るためのインデックスを生成する信号量子化処理であれば、分割入力信号系列uiは各サンプルをスカラ量子化して対応するインデックスを出力する等のベクトル量子化でない処理を行ってもよい。即ち、ベクトル量子化部104は一般化すると信号量子化部であるといえる。
正規化値補正部20は、分割部103の出力する分割入力信号系列uと、ベクトル量子化部104が出力するベクトル量子化インデックスkiを入力として誤差が最小になるように正規化値Gを補正する(ステップS20)。正規化値Gを補正するための補正係数γは、フレーム内の全分割入力信号系列uに正規化値Gを乗じたものに対する、ベクトル量子化インデックスkiを復号化して得た全分割出力信号系列vに補正された正規化値G*を乗じたものの誤差が最小になるように上記した式(5)に示した考えに基づいて生成される。そして、正規化値生成部101が出力する正規化値Gをその補正係数γで補正して出力する。正規化値量子化部105は、補正された正規化値G*を量子化して正規化量子化インデックスIG'として出力する(ステップS105)。
以上述べた符号化装置10によれば、正規化値補正部20においてベクトル量子化インデックスkiに対応する分割出力信号系列vに補正された正規化値G*を乗じたものと、分割入力信号系列uに正規化値Gを乗じたものの誤差が最小になるように正規化値Gを補正するので、符号化誤差の少ない符号化が行える。
正規化値補正部20を更に詳しく説明する。正規化値補正部20は、ベクトル復号化部21と、補正係数生成部22と、補正演算部23とで構成される。
ベクトル復号化部21は符号化装置におけるベクトル符号帳104Tと同じベクトル符号帳111Tを有しており、ベクトル符号帳111Tを参照してベクトル量子化インデックスkiに対応する分割出力信号系列(代表ベクトル)vを復号化して出力する。図3に例示するように4個のベクトル量子化インデックスk0〜k3から、4個の分割入力信号系列u0〜u3に対応した分割出力信号系列v0〜v3を復号化する。
補正係数生成部22は、分割入力信号系列uと、分割出力信号系列vを入力として式(10)に示す計算式で正規化値補正係数γを計算する(ステップS22)。
Figure 2009093714
ここでui,jは分割入力信号系列uiの各サンプル{ui,j;i=0, …, M-1;j=0, …, h(i)-1}、vi,jは分割出力信号系列viの各サンプル{vi,j;i=0, …, M-1;j=0, …、h(i)-1}であり、添え字のiは分割信号系列の番号、Mは分割数、添え字のjは分割信号系列中のサンプル番号、h(i)はi番目の分割信号系列に含まれるサンプル数を表わす。
式(10)は、上記した入力信号系列X=Gxと出力信号系列Y=Gyの各フレームにおける誤差dを最小化する正規化値補正係数を求める式(5)と同じ意味である。
補正演算部23は、補正係数生成部22が出力する正規化値補正係数γを正規化値生成部101が出力する正規化値Gに乗算したものを補正された正規化値G*とすることで正規化値を補正する(ステップS23)。補正された正規化値G'は、正規化値量子化部105で量子化され、正規化値量子化インデックスIG'としてM個のベクトル量子化インデックスki(i=0, …, M-1)と共に図示しない復号化装置に出力される。
このように、この発明の符号化装置では、正規化された入力信号と対応する信号、この実施例では分割入力信号系列uiとベクトル量子化に対応した信号、この実施例ではベクトル量子化結果を復号化して得られた分割出力信号系列viとに基づいて式(10)で表されるように符号化すべき入力信号と復号化された出力信号間の距離尺度が最小となる正規化値補正係数γを計算する。その正規化値補正係数γにより正規化値Gを補正して補正された正規化値G*を量子化し、その量子化インデックスIG'をベクトル量子化インデックスkiと共に出力するか、あるいは後述の実施例のように、補正しない正規化値Gと補正係数γをそれぞれ量子化してそれぞれの量子化インデックスIG, Iγをベクトル量子化インデックスkiと共に出力する。従って、従来より誤差の少ない符号化が可能となる。
図1の符号化装置に対応する復号化装置の構成は、図28に示した従来法における復号化装置110と全く同じものでよい。ただし、従来法における補正されていない正規化値Gに対応する復号化正規化値G'の代わりに補正された正規化値量子化インデックスIG'を正規化値復号化部113で復号化して得られる補正された正規化値G*が用いられることで、復号化装置110においてSNRの良い復号化が行える。
なお、第1実施例によれば、補正係数生成部22が、分割された分割入力信号系列uと、それをそのまま復号化した分割出力信号系列vから正規化値補正係数γを求めるので、分割入力信号系列を分割前の信号系列に再構成する必要がない。従って、再構成する方法よりも計算量も削減できる。
〔第2実施例〕
図1で説明した符号化装置におけるベクトル量子化部104は、
前記式(9)を展開した次式(11)
Figure 2009093714
に着目すると、右辺の第3項目のwi,jの2乗和(即ちベクトルの2乗和)は分割入力信号系列uiとは関係なく、ベクトル符号帳104Tに格納された全ての代表ベクトルに対し予め全要素の2乗和を計算してベクトル符号帳104Tに保持しておくことができる。また、第1項目の分割入力信号系列uiの2乗和は与えられた固定値である。従って、ベクトル量子化部104において、分割入力信号系列uiに対する誤差diが最小となる代表ベクトルwiを探索する時に式(11)のベクトルの内積を表す第2項とベクトルの2乗和を表す第3項との和が最小となる代表ベクトルwiを探せばよい。このようにして誤差diが最小となるwiが分割出力信号系列viとして決定された時の第2項(係数-2は除く)と第3項を次式
Figure 2009093714
の値として保存しておき、式(10)の補正係数γの計算に使用すれば図1におけるベクトル復号化部21は不要となり、それだけ計算量を削減できる。
第2実施例はこのような考えに基づくものであり、その符号化装置の機能構成を図4に示し、その動作フローを図5に示す。この実施例の構成は図1の実施例において、ベクトル復号化部21を除去し、ベクトル量子化部104からベクトル量子化インデックスkiが決定された時の式(11)の第2項と第3項をそれぞれ式(12a),(12b)で表されるM個のPiとM個のQiとして補正係数生成部22に与える。補正係数生成部22は補正係数γを次式
Figure 2009093714
により計算する。その他の動作は図1と同様であり、説明を省略する。
図5の動作フローは図2における正規化値補正ステップS20内のベクトル復号化過程S21を除去し、ベクトル量子化段階S104で分割入力信号系列uiに対するベクトル量子化インデックスが決定されたときの式(11)の第2項と第3項をそれぞれ上記Pi, Qi (i=0,…, M-1)として保持し、補正係数生成過程S22で式(10)の代わりに式(13)により補正係数γを計算する。その他の動作は図2と同様である。
なお、この第2実施例で説明したベクトル復号化を行わないで補正係数を生成する構成は以降説明の他の実施例にも適用できる。図4の符号化装置に対応する復号化装置としては、図28に示した従来の復号化装置をそのまま使用することができる。
〔第3実施例〕
図6にこの発明による符号化方法を用いた符号化装置の第3実施例の機能構成を示し、その動作フローを図7に示す。この実施例においては図1の第1実施例における補正係数生成部22は、第1補正係数生成部22aと第2補正係数生成部22bとで構成される。また、この第3実施例においては、図1の第1実施例における補正演算部23が第1補正部23aと第2補正部23bとで構成される。その他の構成は図1の符号化装置と同様である。
第1補正係数生成部22aは、分割部103の出力する分割入力信号系列uと、ベクトル復号化部21の出力する分割出力信号系列vを入力として、i=0,…,M-1でのそれぞれの内積値の総和を式(14)に示す第1補正係数β1として生成する(ステップS22a)。
Figure 2009093714
式(14)は、上記した式(10)の分子と同じである。
第2補正係数生成部22bは、ベクトル復号化部21の出力する分割出力信号系列vを入力として、i=0,…,M-1のそれぞれの分割出力信号系列の全サンプルの2乗和の総和を式(15)に示す第2補正係数βとして生成する(ステップS22b)。
Figure 2009093714
式(15)は、上記した式(10)の分母と同じである。
第1補正部23aは、正規化値生成部101が出力する入力信号から求めた正規化値Gに第1補正係数β1を乗算し、β1Gを出力する(ステップS23a)。第2補正部23bは、第1補正部23aで第1補正係数を乗算した正規化値β1Gを、第2補正係数β2で除算し、補正した正規化値G*として出力する(ステップS23b)。なお、第2補正部23bが、正規化値を第2補正係数β2で除算した後に、第1補正部23aがその値に第1補正係数β1を乗算してもよい。つまり、ステップS23aとステップS23bの処理は順序を逆転してもよい。
このような図6に示した構成の符号化装置でも図1及び図4に示した符号化装置と同じようにSNRの良い符号化が行える。図6の符号化装置に対応する復号化装置としては、図28に示した従来の復号化装置をそのまま使用することができる。
〔第4実施例〕
図8にこの発明による符号化方法を用いた符号化装置の第4実施例の機能構成を示し、その動作フローを図9に示す。符号化装置の正規化値補正部20は、ベクトル復号化部21と、再構成部61と、補正係数生成部62と、補正演算部23とで構成される。他の構成は上記した図1、図4及び図6の符号化装置と同じである。 再構成部61は、ベクトル復号化部21からの複数の分割出力信号系列vを入力として、予め定められた規則に基づいて正規化出力信号系列y={yn; n=0,…,N-1}を再構成する(ステップS61)。例えば、図3に示した4個置きに分割された分割出力信号系列v0〜v3を、正規化入力信号系列x0〜x15と同じ順番に並べ替える。つまり分割部103と逆の動作を行って正規化出力信号系列yを再構成する。
補正係数生成部62は、正規化入力信号系列xと正規化出力信号系列yとを入力として式(16)に示す計算式で補正係数γを生成する(ステップS62)。
Figure 2009093714
ここで{xn;n=0,…, N-1}は正規化入力信号系列、{yn;n=0,…, N-1}は正規化出力信号系列、添え字のnは正規化信号系列中のサンプル番号、Nは正規化信号系列に含まれるサンプル数、つまりフレーム長を表わす。
このような図8に示した構成の符号化装置でも図1、4及び6に示した符号化装置と同じようにSNRの良い符号化が行える。図8に示した符号化装置に対応する復号化装置としては、図28に示した従来の復号化装置をそのまま使用することができる。
〔第5実施例〕
上述の各符号化装置では正規化値Gを補正係数γ、又は第1補正係数β1と第2補正係数β2で補正して補正された正規化値G*の量子化インデックスIG'を出力したが、以下の各実施例で示すように正規化値Gを補正せずそのまま量子化して量子化インデックスを出力すると共に、補正係数γの量子化インデックスも出力し、復号化側において復号化正規化値G'を補正係数γ'で補正するようにしてもよい。
図10はそのような符号化装置の実施例の機能構成を示す。この第5実施例は図1の実施例において、補正演算部23を除去して正規化値Gをそのまま正規化値量子化部105に与え、また補正係数量子化部106を設け、補正係数生成部22で生成された補正係数γを補正係数量子化部106で量子化する構成となっている。正規化値量子化部105は与えられた正規化値Gを量子化し、正規化値量子化インデックスIGを出力する。補正係数量子化部106は与えられた補正係数γを量子化し、補正係数量子化インデックスIγを出力する。この符号化装置により生成されたインデックスk、IG, Iγは復号化装置に与えられる。
図11は図10の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この復号化装置は図28の従来構成に補正係数復号化部115と正規化値補正部116が追加されたものとなっている。補正係数復号化部115は与えられた補正係数量子化インデックスIγを復号化して復号補正係数γ'を生成し、正規化値補正部116に与える。正規化値補正部116は復号化正規化値G'に復号補正係数γ'を乗算して補正された復号化正規化値G*'を生成し、逆正規化部114に与える。逆正規化部114は再構成部112により再構成された正規化出力信号系列yに補正された復号化正規化値G*'を乗算することにより出力信号Yを生成する。その他の動作は図28の場合と同様である。
なお、図11では復号された復号化正規化値G'と復号された復号補正係数γ'の積である補正された復号化正規化値G*'=γ'G'を、再構成された出力信号系列yに乗算する場合を示したが、補正された復号化正規化値G*'をベクトル復号化部111の出力viに乗算し、その乗算結果を再構成部112に入力してもよい。あるいは、復号補正係数γ'と復号化正規化値G'の一方をviに乗算して再構成部112に与え、他方を再構成部112の出力に乗算して出力信号Yとしてもよい。このことは他の復号化装置についても当てはまる。
〔第6実施例〕
図12は符号化装置の第6実施例の機能構成を示す。この実施例は図10の実施例に図6における補正係数の計算手法を適用したものであり、図10における補正係数生成部22の代わりに第1補正係数生成部22Aと、第2補正係数生成部22Bと、除算部22Cとが設けられている。第1及び第2補正係数生成部22A,22Bは図6の場合と同様に、式(14)により第1補正係数β1及び第2補正係数β2をそれぞれ計算する。除算部22Cは第1補正係数β1を第2補正係数β2で除算することにより補正係数γを生成し、補正係数量子化部106に与える。その他の動作は図10の場合と同様である。また、図12の符号化装置により出力されたインデックスk、IG, Iγは図11の復号化装置によって復号化することができる。
〔第7実施例〕
図13は符号化装置の第7実施例の機能構成を示す。図12の実施例では第1及び第2補正係数β12から補正係数γを求め、その補正係数γを量子化し、その補正係数量子化インデックスIγを出力する場合を示したが、図13の実施例では第1及び第2補正係数γ1, γ2から直接補正係数量子化インデックスIγを求める。
ところで、補正係数量子化インデックスIγに対応する量子化補正係数γ'は式(3)で示す誤差d'が最小となるように決めるが、式(3)を次式のように書き直すことができる。
Figure 2009093714
分割入力信号系列uiに対するベクトル量子化結果である分割出力信号系列viが得られていれば、式(17)の誤差d'が最小となるようにγ'を決めるには次式
Figure 2009093714
が最小となるγ'を決めればよい。即ち、式(18)が最小となるように量子化補正係数γ'を決めればよい。式(18)は式(14), (15)を使って次式のように書き直すことができる。
Figure 2009093714
図13の符号化装置の構成は図12の構成において、除算部22Cを除去し、補正係数量子化部106の代わりに補正係数量子化部106aが設けられたのもである。補正係数量子化部106aには予め決めた複数の量子化補正係数γ'をそれぞれインデックスIγと対応つけて保持している補正係数符号帳106Taが設けられている。第1及び第2補正係数生成部22A,22Bからの第1及び第2補正係数β1, β2を補正係数量子化部106aに与える。補正係数量子化部106aは式(19)の誤差d"が最小となる量子化補正係数γ'を補正係数符号帳106Taから探索して決め、その補正係数量子化インデックスIγを出力する。その他の動作は図12と同様である。図13の符号化装置に対応する復号化装置としては図11の復号化装置を使用することができる。
〔第8実施例〕
図14は図13の符号化装置の変形実施例であり、図13におけるベクトル復号化部21、第1及び第2補正係数生成部22A,22Bの代わりに図4で説明した補正係数生成部22が設けられ、ベクトル量子化部104において分割入力信号系列uiをベクトル量子化する際に計算された式(12a), (12b)の値Pi, Qiを補正係数生成部22に与える。補正係数生成部22は、Pi, Qiから第1及び第2補正係数β1, β2を次式
Figure 2009093714
により計算し、補正係数量子化部106aに与える。その他の動作は図13の場合と同様である。図14の符号化装置に対応する復号化装置としては、図11の復号化装置を使用することができる。
〔第9実施例〕
図15は符号化装置の第9実施例の機能構成を示す。この実施例は図12において除算部22Cと補正係数量子化部106の代わりに第1及び第2補正係数量子化部106A,106Bが設けられている。第1及び第2補正係数量子化部106A,106Bはそれぞれ第1及び第2補正係数生成部22A,22Bから与えられた第1及び第2補正係数β1, β2を量子化し、それらの第1及び第2補正係数量子化インデックスIβ1, Iβ2を出力する。その他の動作は図12の場合と同様である。
図16は図15の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この構成は図11の復号化装置において補正係数復号化部115の代わりに第1補正係数復号化部115Aと第2補正係数復号化部115Bと、除算部115Cとが設けられている。符号化装置から与えられた第1及び第2補正係数量子化インデックスIβ1とIβ2はそれぞれ第1及び第2補正係数復号化部115A,115Bで復号化されて第1及び第2の復号補正係数β'1, β'2が出力される。除算部115Cはβ'1をβ'2で除算することで復号補正係数γ'を生成し、正規化値補正部116に与える。正規化値補正部116と逆正規化部114の演算は、全体で結果的にviの各サンプルにβ'1G'/β'2が乗算されものがYの各サンプルynとして得られるようにすればどのような演算順序でもよい。その他の動作は図11の場合と同様である。
〔第10実施例〕
前述の各実施例では符号化装置に置いてフレーム毎に補正係数γ又は第1及び第2補正係数β1, β2を決め、従って、復号化装置においてはフレーム毎に正規化値の補正を行う例を示した。この第10実施例の符号化装置では、分割入力信号系列ui毎に補正係数γiを決め、復号化装置において分割出力信号系列vi毎にその分割出力信号系列viに対し対応する補正係数γiを乗算することにより正規化による誤差を小さくする。
図17は符号化装置の第10実施例の機能構成を示し、これは図10における補正係数生成部22と補正係数量子化部106をそれぞれ補正係数列生成部22aと補正係数列量子化部106bに置き換えたものである。補正係数列生成部22aは分割入力信号系列uiとそれに対応する分割出力信号系列viとからそれぞれ分割毎補正係数γi(i=0,…, M-1)を次式
Figure 2009093714
から計算する。従って、1フレームをM分割した場合、M個の分割毎補正係数γi(i=0,, M-1)が得られることになる。得られた分割毎補正係数列γiは補正係数列量子化部106bでそれぞれスカラー量子化して分割毎補正係数ごとの量量子化インデックスIγi(i=0,…, M-1)を出力するか、又は補正係数列γiをベクトル量子化し、補正係数ベクトル量子化インデックスIγを出力する。後者の場合、補正係数列量子化部106bは補正係数代表ベクトルγ'をインデックスIγと対応付けた補正係数列符号帳106Tbを有しており、次式
Figure 2009093714
で表される誤差εが最小となる補正係数代表ベクトルγ'iを補正係数列符号帳106Tbから探索し、対応するインデックスIγを出力する。
図18は図17の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この復号化装置は図28の復号化装置に対し補正係数列復号化部115bを設け、更にベクトル復号化部111と再構成部112の間に分割出力系列補正部117を設けた構成となっている。補正係数列復号化部115bは入力された補正係数列量子化インデックスIγi又は補正係数ベクトル量子化インデックスIγを復号化して復号補正係数γ'iの列を生成し、分割出力系列補正部117に与える。ただし、図17の符号化装置の補正係数列量子化部106bがベクトル量子化を行う場合は、それに使用する補正係数列符号帳106Tbと同じ補正係数列符号帳115Tbが補正係数列復号化部115aに設けられている。分割出力系列補正部117は各分割出力信号系列viに対し対応する復号補正係数γiをそれぞれ乗算し、乗算結果を再構成部112に与える。その他の動作は図28の場合と同様である。
〔第11実施例〕
図19は符号化装置の第11実施例の機能構成を示す。この実施例では、図17の実施例における補正係数列生成部22aを除去し、補正係数列量子化部106bの代わりに補正係数列量子化部106cを使って分割入力信号系列xi,jとそれに対応する分割出力信号系列viから直接誤差を最小にする量子化補正係数γ'iの列に対応する補正係数ベクトル量子化インデックスIγを補正係数列符号帳106Tcを参照して求める。即ち、補正係数列量子化部106cの補正係数列符号帳106Tcには複数の補正係数代表ベクトルがそれぞれ補正係数ベクトル量子化インデックスIγに対応して保持されており、補正係数列量子化部106cは与えられた分割入力信号系列uiとそれに対応する分割出力信号系列viから次式(22)
Figure 2009093714
で表される誤差εが最小となる量子化補正係数γ'iの列に対応する補正係数ベクトル量子化インデックスIγを、補正係数列符号帳106Tcを参照して決める。実際には、この場合も式(22)の代わりに次式
Figure 2009093714
が最小となるγ'iの列に対応する補正係数ベクトル量子化インデックスIγを補正係数列符号帳106Tcから探索すればよい。この他の動作は図17の場合と同様である。図19の符号化装置に対応する復号化装置としては図18の復号化装置を使用することができる。
〔第12実施例〕
図20は符号化装置の第12実施例の機能構成を示す。図20の実施例は図19の符号化装置の変形実施例である。式(12a), (12b)を使って式(23)を変形すると次式
Figure 2009093714
のように表すことができる。Pi, Qiは図4を参照して説明したように、ベクトル量子化部104において分割入力信号系列uiのベクトル量子化時に計算されている。そこで、この実施例では、ベクトル復号化部21を用いず、ベクトル量子化部104からPi, Qiを補正係数列量子化部106dに与え、図18の場合と同じ補正係数列符号帳106Tcを使って式(24)の誤差ε'が最小となる量子化補正係数γ'iの列に対応する補正係数ベクトル量子化インデックスIγを出力する。その他の動作は図19の場合と同様であり、また対応する復号化装置として図18の復号化装置において補正係数列符号帳115Tbとして図20における補正係数列符号帳106Tcと同じものを使用すればよい。
〔第13実施例〕
図17,19,20の符号化装置では分割信号系列毎に補正係数γiを求め、その量子化インデックスを出力し、図18の復号化装置では、分割出力信号系列viそれぞれに対し補正係数による補正を行う場合を示した。それに対し、この第13実施例では、分割入力信号系列ui毎に分割入力正規化値giを生成し、それによって分割入力信号系列uiをそれぞれ正規化し、その正規化による誤差を最小にするように補正係数の列を生成する。
図21は符号化装置の第13実施例の機能構成を示し、前述の各実施例の符号化装置と同様に正規化値生成部101、正規化部102、分割部103、ベクトル量子化部104、正規化値量子化部105が設けられている。この実施例では更に、分割部103とベクトル量子化部104との間に分割入力正規化部109が設けられ、その分割入力正規化部109に与える分割入力正規化値giを生成する分割入力正規化値生成部108と、補正係数γiの列を生成する補正係数列生成部22aと、正規化値補正部23'と、補正正規化値量子化部105'とが設けられている。
分割入力正規化値生成部108は分割入力信号系列uiから例えば次式
Figure 2009093714
により分割入力正規化値giを計算する。分割入力正規化部109は分割入力信号系uiの各サンプルを分割入力正規化値giで除算して得られるサンプルの列を正規化分割入力信号系列u'として出力する。補正係数列生成部22aは正規化分割入力信号系列u'iとベクトル復号化部21からの正規化分割出力信号系列v'iとから補正係数γiの列を生成する。この補正係数γiの列計算方法は、例えば図17で説明した式(20)による計算方法を使うことができる。ただし、ui, viの代わりにu'i, v'iを使用する。
正規化値補正部23'は分割入力正規化値giを補正係数γiの列とそれぞれ乗算したものを補正分割入力正規化値g* iとしてを生成する。補正正規化値量子化部105'は図17における補正係数列量子化部106bと同様の手法で補正分割入力正規化値g* iを量子化し、対応する補正正規化値量子化インデックスIg*iを出力する。
図22は図21の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この構成は図28の復号化装置において、ベクトル復号化部111と再構成部112との間に分割出力系列逆正規化部119を設け、更に、補正正規化値復号化部113’を追加した構成となっている。補正正規化値復号化部113’は入力された補正正規化値量子化インデックスIg*iを復号化して復号補正正規化値g*'iを出力する。補正正規化値復号化部119は分割出力信号系列viに復号補正正規化値g*'iを乗算するし、その結果を再構成部112に与える。その他の動作は図28と同様である。
〔第14実施例〕
図23は符号化装置の第14実施例の機能構成を示す。この実施例は図21の実施例において、分割入力正規化値giの補正を行わず、分割入力正規化値giと補正係数γiの列をそれぞれ量子化してそれらのインデックスを出力するようにしたものである。従って、図21における正規化値補正部23'と補正正規化値量子化部105'の代わりに分割入力正規化値量子化部105"と補正係数列量子化部106'が設けられている。分割入力正規化値量子化部105"は分割入力正規化値giを量子化し、その量子化インデックスIgiを出力する。補正係数列量子化部106'は複数の補正係数代表ベクトルを、それぞれ補正係数量子化インデックスに対応させて保持する補正係数列符号帳106Tc’を有しており、その符号帳を参照して補正係数γiの列を量子化し、対応するインデックスIγiを出力する。その他の動作は図21の場合と同様である。
図24は図23の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この構成は図22の構成における補正正規化値復号化部113’の代わりに分割入力正規化値復号化部113”と、補正係数列復号化部115’と、分割正規化値補正部116’とが設けられる。分割入力正規化値復号化部113”は入力されたインデックスIgiを復号化して復号分割入力正規化値g'iを出力する。補正係数列復号化部115’は符号化装置における補正係数列符号帳106Tc’と同じ補正係数列符号帳115Tc’を有しており、入力されたインデックスIγiを符号帳115Tc’を参照して復号して復号補正係数γ'iの列を出力する。分割正規化値補正部116’は復号補正係数γ'iの列を復号分割入力正規化値g'iに乗算して補正分割入力正規化値g*'iを出力し、分割出力系列逆正規化部119に与える。その他の動作は図22の場合と同様である。
以上の実施例で説明したように、この発明は正規化値の補正を符号化装置又は復号化装置で行うことを特徴としている。このため符号化装置で正規化値の補正を行うシステムでの符号化装置では、補正された正規化値を正規化値量子化部で量子化する構成を採用しており、復号化装置で正規化値の補正を行うシステムでの符号化装置では、正規化値を正規化値量子化部又は正規化値量子化部と分割入力正規化値量子化部で量子化すると共に補正係数を補正係数量子化部又は補正係数列量子化部で量子化する構成を採用している。即ち、正規化値量子化部、分割入力正規化値量子化部、補正係数量子化部、補正係数列量子化部を総称して正規化情報量子化部ということができ、また、正規化値、分割入力正規化値、補正係数のことを正規化情報ということができる。
〔シミュレーション結果〕
この発明の符号化方法によるSNRを評価した。シミュレーションに用いた実験装置80の概略的な構成を図25に示す。実験装置80は符号化装置81と復号化装置82とで構成される。
符号化装置81は、入力信号を帯域分割器81aで低域信号と高域信号に2分割した後に、低域信号を時間領域で符号化(低域符号器81b)し、高域信号を周波数領域で符号化(高域符号器81c)する。図1に示したこの発明による符号化方法を高域符号器81cに適用した。復号化装置82は、低域符号と高域符号をそれぞれ図28の従来法で復号化した後に帯域合成して出力する。
この実験装置80に、57秒の音声信号を16kHzサンプリングで離散値とした入力信号を与え、復号化後のSNRを従来法と比較した。その結果を図26に示す。縦軸はSNRを(dB)で表わし、横軸は符号化方法である。この発明の符号化方法のSNRが11.9dBと、従来法の11.3dBよりも0.6dB向上することが確認できた。
なお、帯域を2分割したのは実験上の都合による。この発明の符号化方法を適用するに当たって、帯域制限をする必要性はない。また、上記した例では、この発明による符号化装置を周波数領域で動作する例で説明を行ったが、その例に限定されない。この発明の符号化方法及び装置は、時間領域における信号の符号化にも適用することが可能である。その場合、分割部103を例えばフィルタバンク等で構成することになるが、この発明の技術思想をそのまま適用することが可能である。
また、この発明の方法及び装置は上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記方法及び装置において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
上述した符号化装置及び復号化装置の各実施例における各構成部は、その処理を例えばDSP(digital signal processor)のような専用のプロセサにより実施してもよい。また、上記装置における構成部の処理をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、各装置における処理手段がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
また、各手段は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
正規化値生成部101は、入力信号系列X中の各入力信号サンプルのパワーの平均値の平方根を正規化値Gとして出力する。または、各入力信号サンプルのパワーの平均値の平方根でなくとも、例えば絶対値の平均を正規化値Gとしてもよい。または、フレーム当たりの入力信号の標準偏差を正規化値としてもよい。
補正演算部23は、補正係数生成部22が出力する正規化値補正係数γを正規化値生成部101が出力する正規化値Gに乗算したものを補正された正規化値G*とすることで正規化値を補正する(ステップS23)。補正された正規化値 * は、正規化値量子化部105で量子化され、正規化値量子化インデックスIG'としてM個のベクトル量子化インデックスki(i=0, …, M-1)と共に図示しない復号化装置に出力される。
図16は図15の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この構成は図11の復号化装置において補正係数復号化部115の代わりに第1補正係数復号化部115Aと第2補正係数復号化部115Bと、除算部115Cとが設けられている。符号化装置から与えられた第1及び第2補正係数量子化インデックスIβ1とIβ2はそれぞれ第1及び第2補正係数復号化部115A,115Bで復号化されて第1及び第2の復号補正係数β'1, β'2が出力される。除算部115Cはβ'1をβ'2で除算することで復号補正係数γ'を生成し、正規化値補正部116に与える。正規化値補正部116と逆正規化部114の演算は、全体で結果的にyの各サンプルにβ'1G'/β'2が乗算されものがYの各サンプルとして得られるようにすればどのような演算順序でもよい。その他の動作は図11の場合と同様である。
〔第10実施例〕
前述の各実施例では符号化装置に置いてフレーム毎に補正係数γ又は第1及び第2補正係数β1, β2を決め、従って、復号化装置においてはフレーム毎に正規化値の補正を行う例を示した。この第10実施例の符号化装置では、分割入力信号系列ui毎に補正係数γiを決め、復号化装置において分割出力信号系列vi毎にその分割出力信号系列viに対し対応する補正係数γ' i を乗算することにより正規化による誤差を小さくする。
から計算する。従って、1フレームをM分割した場合、M個の分割毎補正係数γi(i=0,, M-1)が得られることになる。得られた分割毎補正係数列γiは補正係数列量子化部106bでそれぞれスカラー量子化して分割毎補正係数ごとの量子化インデックスIγi(i=0,…, M-1)を出力するか、又は補正係数列γiをベクトル量子化し、補正係数ベクトル量子化インデックスIγを出力する。後者の場合、補正係数列量子化部106bは補正係数代表ベクトルγ'をインデックスIγと対応付けた補正係数列符号帳106Tbを有しており、次式
図18は図17の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この復号化装置は図28の復号化装置に対し補正係数列復号化部115bを設け、更にベクトル復号化部111と再構成部112の間に分割出力系列補正部117を設けた構成となっている。補正係数列復号化部115bは入力された補正係数列量子化インデックスIγi又は補正係数ベクトル量子化インデックスIγを復号化して復号補正係数γ'iの列を生成し、分割出力系列補正部117に与える。ただし、図17の符号化装置の補正係数列量子化部106bがベクトル量子化を行う場合は、それに使用する補正係数列符号帳106Tbと同じ補正係数列符号帳115Tbが補正係数列復号化部115に設けられている。分割出力系列補正部117は各分割出力信号系列viに対し対応する復号補正係数γiをそれぞれ乗算し、乗算結果を再構成部112に与える。その他の動作は図28の場合と同様である。
のように表すことができる。Pi, Qiは図4を参照して説明したように、ベクトル量子化部104において分割入力信号系列uiのベクトル量子化時に計算されている。そこで、この実施例では、ベクトル復号化部21を用いず、ベクトル量子化部104からPi, Qiを補正係数列量子化部106dに与え、図19の場合と同じ補正係数列符号帳106Tcを使って式(24)の誤差ε'が最小となる量子化補正係数γ'iの列に対応する補正係数ベクトル量子化インデックスIγを出力する。その他の動作は図19の場合と同様であり、また対応する復号化装置として図18の復号化装置において補正係数列符号帳115Tbとして図20における補正係数列符号帳106Tcと同じものを使用すればよい。
により分割入力正規化値giを計算する。分割入力正規化部109は分割入力信号系uiの各サンプルを分割入力正規化値giで除算して得られるサンプルの列を正規化分割入力信号系列u' i として出力する。補正係数列生成部22aは正規化分割入力信号系列u'iとベクトル復号化部21からの正規化分割出力信号系列v'iとから補正係数γiの列を生成する。この補正係数γiの列計算方法は、例えば図17で説明した式(20)による計算方法を使うことができる。ただし、ui, viの代わりにu'i, v'iを使用する。
図22は図21の符号化装置に対応する復号化装置の機能構成を示す。この構成は図28の復号化装置において、ベクトル復号化部111と再構成部112との間に分割出力系列逆正規化部119を設け、更に、補正正規化値復号化部113’を追加した構成となっている。補正正規化値復号化部113’は入力された補正正規化値量子化インデックスIg*iを復号化して復号補正正規化値g*'iを出力する。分割出力系列逆正規化部119は分割出力信号系列viに復号補正正規化値g*'iを乗算するし、その結果を再構成部112に与える。その他の動作は図28と同様である。

Claims (24)

  1. 複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化段階と、
    上記正規化入力信号系列を量子化して信号量子化インデックスを生成する信号量子化段階と、
    入力信号の系列と、信号量子化インデックスに対応する信号系列を、補正係数で補正した正規化値で逆正規化して得られる信号系列と、の距離尺度が最小となる補正係数を生成する補正係数生成段階と、
    上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化段階と、
    少なくとも上記信号量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力段階と、
    を含む符号化方法。
  2. 請求項1に記載の符号化方法において、
    更に、上記信号量子化インデックスに対応した信号系列を正規化出力信号系列として生成する復号化段階を含み、
    上記補正係数生成段階は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値を第1補正係数とし、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和を第2補正係数としたとき、上記第1補正係数を上記第2補正係数で除算したものを上記補正係数として生成するものである。
  3. 請求項1に記載の符号化方法において、
    更に、上記信号量子化インデックスに対応した信号系列を正規化出力信号系列として生成する復号化段階を含み、
    上記補正係数生成段階は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値を第1の上記補正係数として生成する第1補正係数生成過程と、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和を第2の上記補正係数として生成する第2補正係数生成過程とを含み、
    更に、上記正規化値に上記第1の補正係数を乗じ上記第2の補正係数で除したものを上記補正された正規化値として生成する補正演算段階を含む。
  4. 請求項1に記載の符号化方法において、
    上記補正係数生成段階は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値γ1と、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和γ2とを上記補正係数として生成する過程を含み、
    上記正規化情報量子化段階は、予め決めた複数の代表補正係数をそれぞれ補正係数量子化インデックスに対応させて保持する補正係数符号帳を参照し、次式
    d"=-2γ'γ1+γ'2γ2
    で表される距離尺度d"が最小となる量子化補正係数γ'に対応する補正係数量子化インデックスを探索し出力する補正係数量子化過程を含む。
  5. 請求項1記載の符号化方法において、
    上記信号量子化段階は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索する過程を含み、
    上記補正係数生成段階は、上記信号量子化段階で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を上記2乗和で除算したものを上記補正係数として生成するものである。
  6. 請求項1記載の符号化方法において、
    上記信号量子化段階は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索する過程を含み、
    上記補正係数生成段階は、上記信号量子化段階で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を第1の上記補正係数、上記2乗和を第2の上記補正係数として得るものであり、
    更に、上記正規化値に上記第1の補正係数を乗じ上記第2の補正係数で除したものを上記補正された正規化値として生成する補正演算段階を含む。
  7. 請求項1記載の符号化方法において、上記信号量子化段階は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索する過程を含み、
    上記補正係数量子化段階は、上記ベクトル量子化段階で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を第1係数γ1、上記2乗和を第2係数γ2とする組を上記補正係数として得るものであり、
    上記正規化情報量子化段階は、予め決めた複数の量子化補正係数をそれぞれ補正係数量子化インデックスに対応させて保持する補正係数符号帳を参照し、次式
    d"=-2γ'γ1+γ'2γ2
    で表される距離尺度d"が最小となる量子化補正係数γ'に対応する補正係数量子化インデックスを探索し出力する補正係数量子化過程を含む。
  8. 請求項1乃至7のいずれか記載の符号化方法において、更に、上記正規化入力信号系列をフレーム毎に予め定められた規則に基づいて分割した分割入力信号系列を生成する分割段階を含み、生成した分割入力信号系列を上記正規化入力信号系列として信号量子化段階以降を行う。
  9. 複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化段階と、
    上記正規化入力信号系列をフレーム毎に予め定められた規則に基づいて分割して分割入力信号系列を生成する分割段階と、
    上記分割入力信号系列をベクトル量子化してベクトル量子化インデックスを生成するベクトル量子化段階と、
    上記ベクトル量子化インデックスに対応した信号系列を分割出力信号系列として生成する復号化段階と、
    F上記分割入力信号系列と上記分割出力信号系列の内積値の総和を第1補正係数とし、上記分割出力信号系列のベクトルの2乗和の総和を第2補正係数としたとき、上記第1補正係数を上記第2補正係数で除算したものを上記補正係数として生成する補正係数生成段階と、
    上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化段階と、
    少なくとも上記ベクトル量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力段階と、
    を含む符号化方法。
  10. 複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化部と、
    上記正規化入力信号系列を量子化して信号量子化インデックスを生成する信号量子化部と、
    入力信号の系列と、信号量子化インデックスに対応する信号系列を、補正係数で補正した正規化値で逆正規化して得られる信号系列と、の距離尺度が最小となる補正係数を生成する補正係数生成部と、
    上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化部と、
    少なくとも上記信号量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力部と、
    を含む符号化装置。
  11. 請求項10に記載の符号化装置において、
    更に、上記信号量子化インデックスに対応した信号系列を正規化出力信号系列として生成する復号化部を含み、
    上記補正係数生成部は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値を第1補正係数とし、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和を第2補正係数としたとき、上記第1補正係数を上記第2補正係数で除算したものを上記補正係数として生成するように構成されている。
  12. 請求項10に記載の符号化装置において、
    更に、上記信号量子化インデックスに対応した信号系列を正規化出力信号系列として生成する復号化部を含み、
    上記補正係数生成部は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値を第1の上記補正係数として生成する第1補正係数生成部と、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和を第2の上記補正係数として生成する第2補正係数生成部とを含み、
    更に、上記正規化値に上記第1の補正係数を乗じ上記第2の補正係数で除したものを上記補正された正規化値として生成する補正演算部を含む。
  13. 請求項10に記載の符号化装置において、
    上記補正係数生成部は、上記正規化入力信号系列と上記正規化出力信号系列の内積値γ1と、上記正規化出力信号系列のベクトルの2乗和の総和γ2とを上記補正係数として生成するように構成されており、
    上記正規化情報量子化部は、予め決めた複数の代表補正係数をそれぞれ補正係数量子化インデックスに対応させて保持する補正係数符号帳を参照し、次式
    d"=-2γ'γ1+γ'2γ2
    で表される距離尺度d"が最小となる量子化補正係数γ'に対応する補正係数量子化インデックスを探索し出力する補正係数量子化部を含む。
  14. 請求項10記載の符号化装置において、
    上記信号量子化部は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索するように構成されており、
    上記補正係数生成部は、上記信号量子化段階で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を上記2乗和で除算したものを上記補正係数として生成するように構成されている。
  15. 請求項10記載の符号化装置において、
    上記信号量子化部は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索するように構成されており、
    上記補正係数生成部は、上記信号量子化部で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を第1の上記補正係数、上記2乗和を第2の上記補正係数として得るように構成されており、
    更に、上記正規化値に上記第1の補正係数を乗じ上記第2の補正係数で除したものを上記補正された正規化値として生成する補正演算部が設けられている。
  16. 請求項10記載の符号化装置において、上記信号量子化部は、予め作成された複数の代表ベクトルをそれぞれベクトル量子化インデックスに対応させて保持するベクトル符号帳を参照して、上記正規化入力信号系列と上記ベクトル符号帳の代表ベクトルとの内積と、上記ベクトル符号帳の代表ベクトルの2乗和とを使って求める距離尺度が最小となる代表ベクトルを探索するように構成されており、
    上記補正係数量子化部は、上記ベクトル量子化段階で上記距離尺度を最小としたときの上記内積を第1係数γ1、上記2乗和を第2係数γ2とする組を上記補正係数として得るように構成されており、
    上記正規化情報量子化部は、予め決めた複数の量子化補正係数をそれぞれ補正係数量子化インデックスに対応させて保持する補正係数符号帳を参照し、次式
    d"=-2γ'γ1+γ'2γ2
    で表される距離尺度d"が最小となる量子化補正係数γ'に対応する補正係数量子化インデックスを探索し出力する補正係数量子化部を含む。
  17. 請求項10乃至16のいずれか記載の符号化装置において、更に、上記正規化入力信号系列をフレーム毎に予め定められた規則に基づいて分割した分割入力信号系列を生成する分割部を含み、生成した分割入力信号系列を上記正規化入力信号系列として出力する。
  18. 複数の入力信号サンプルから成るフレーム毎に、フレーム内の入力信号から求めた上記入力信号に対する正規化値により上記フレーム内の入力信号を正規化したサンプルの系列である正規化入力信号系列を求める正規化部と、
    上記正規化入力信号系列をフレーム毎に予め定められた規則に基づいて分割して分割入力信号系列を生成する分割部と、
    上記分割入力信号系列をベクトル量子化してベクトル量子化インデックスを生成するベクトル量子化部と、
    上記ベクトル量子化インデックスに対応した信号系列を分割出力信号系列として生成する復号化部と、
    上記分割入力信号系列と上記分割出力信号系列の内積値の総和を第1補正係数とし、上記分割出力信号系列のベクトルの2乗和の総和を第2補正係数としたとき、上記第1補正係数を上記第2補正係数で除算したものを上記補正係数として生成する補正係数生成部と、
    上記補正係数と正規化値を、又は上記補正係数で補正された正規化値を、量子化して正規化情報量子化インデックスを生成する正規化情報量子化部と、
    少なくとも上記ベクトル量子化インデックスと上記正規化情報量子化インデックスとを含む符号を出力する符号出力部と、
    を含む符号化装置。
  19. 入力された正規化値量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化値を生成する正規化値復号過程と、
    入力された信号量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化出力信号系列を生成するベクトル復号化過程と、
    入力された補正係数量子化インデックスを復号化してフレーム毎の補正係数を生成する補正係数復号化過程と、
    上記正規化値を上記補正係数で補正し、補正された正規化値を生成する正規化値補正過程と、
    上記正規化出力信号系列を上記補正された正規化値で逆正規化してフレーム毎の出力信号を生成する逆正規化過程と、
    を含む復号化方法。
  20. 請求項19の復号化方法において、
    上記信号復号化過程は、
    入力された信号量子化インデックスを復号化してフレーム毎に複数の分割出力信号系列を生成するものであり、
    更に、上記複数の分割出力信号系列中のサンプルを予め定めた規則に基づいて並べたものを上記正規化出力信号系列とする再構成過程を含む。
  21. 入力された正規化値量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化値を生成する正規化値復号部と、
    入力された信号量子化インデックスを復号化してフレーム毎の正規化出力信号系列を生成するベクトル復号化部と、
    入力された補正係数量子化インデックスを復号化してフレーム毎の補正係数を生成する補正係数復号化部と、
    上記正規化値を上記補正係数で補正し、補正された正規化値を生成する正規化値補正部と、
    上記正規化出力信号系列を上記補正された正規化値で逆正規化してフレーム毎の出力信号を生成する逆正規化部と、
    を含む復号化装置。
  22. 請求項21の復号化装置において、更に、出力信号系列を予め決めた規則に基づいて上記正規化出力信号系列に再構成する再構成部を含む。
  23. 請求項10、18,21の何れかに記載した装置としてコンピュータを機能させるための装置プログラム。
  24. 請求項23に記載した何れかの装置プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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